ハルヒ「もうつまんない」キョン「安価とコンマで世界を救うぞ」 (7)

古泉「緊急事態です」

キョン「なんだ藪から棒に」

古泉「涼宮さんの精神が不安定になってしまい世界崩壊の危機です」

キョン「毎度のことながら安い世界だなぁおい」

古泉「貴方の対応も慣れてきてしまってますね」

キョン「流石にな。それで?今回はどんなことになってるんだ」

古泉「先日朝比奈さんの卒業のお話が上がったでしょう」

キョン「……ああ」

古泉「涼宮さんは表面的には、いえ、内面的にもそれを受け入れていた……しかし、心の何処かで思ってしまったのでしょう……離れたくない、と」

キョン「何時もの無意識でってやつか」

古泉「でしょうね」

キョン「あいつも成長してるはずなんだがな」

古泉「余程好きなのでしょう。このSOS団の事が」

キョン「……それは俺もだが」

古泉「おや珍しいですね。貴方がそんな事を口にするとは」

キョン「口が滑っただけだ。ええい、近寄るなうっとうしい」

古泉「ふふっ。たまには口にしないと伝わらないこともあるというものですよ。特に涼宮さんに対して言ってあげてほしいものです」

キョン「やかましい。それで世界がどうなってるんだ」

古泉「おっとそうでした。世界改編が始まっています。そして恐らく、僕達はそれを止められない」

キョン「何?」

古泉「問題はそこなんです。今はもう僕は超能力者ではないんです。力を取り上げられてしまっています……恐らく長門さんも、朝比奈さんですら」

キョン「おいおい。本当に手詰まりじゃないか」

古泉「はい。ですので、貴方に世界を託します。何時も何時も頼んでしまって心苦しいのですが……」

キョン「託されたって何をしたらいいか検討もつかんぞ」

古泉「いいえ、貴方ならきっと導いてくれるはずです……また、お会いできることを願っていますよ」

キョン「古泉……?おい!身体が!」

古泉「どうやら時間のようです……」

キョン「古泉!」

キョン「……おいおい、俺の身体も消えかかってるじゃねぇか」

キョン「どうするんだよ……馬鹿ハルヒ」


世界改編安価下1
コンマ下二桁
00-49憂鬱世界へ
50-99消失世界へ
77ボーナスステージへ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1603465882

妹「キョンくん……キョンくん!」


キョン「……なんだ、まだ寝かせて……」


妹「朝だよ!キョンくん!」


キョン「……重いぞ」


妹「重くないよ!失礼しちゃうんだからー」


キョン「……そうだ!おい妹よ今日は何月何日だ」


妹「今日は1月の7日だよ?キョンくん大丈夫?」


キョン「……用事を思い出したから学校にいってくる。ほら、降りなさい」


妹「今日は元々学校だよ?やんっ」


妹「おかーさーん。キョンくんが変になったー」


キョン(俺のもといた世界では既に2月に入ろうとしていた。つまり今は過去の世界って訳だ)


キョン「早めに学校に行って現状を把握しなければ」


しかしまぁ何だか嫌な予感が身体中をぐるぐると巡っている


そしてそんなときばかり予感ってのは的中してしまうのは何でなんだろうな


二年の自分の教室にいるってのに見知った顔が来ない


それどころか来る奴全員がこっちを見ながらクラスを確認してやがる


俺だって少しは学んでいるさ


直ぐ様教室を出て一つの確認をする


キョン「9組が……ない」


古泉がいたはずの9組がごっそりと消えていた


ああ、そうだ。俺はこの状況に覚えがある


去年の冬の悪夢だ


キョン「てことはハルヒも……いないんだろうなぁ」

俺はどうやら一年も前の世界に飛ばされちまったらしい

去年の自分のクラスに入るってのはどうにも違和感があるものだ


キョン「……落ち着け俺」


幸いまだ時間はある


ゆっくりと今の状況を整理するべきだ


まず今は三学期だ


それは妹に確認しているから間違いない


この世界が本当に去年の冬の改編された世界だとしたら時系列はどうなっているんだ?


あの世界は冬休みになる前に長門の改編プログラムによって俺は脱出してしまった


あの後彼らはどうなったのか俺は考えないようにしていた


だが、こうなってしまった以上、ここの現状把握は必須だ


まずはどうすべきだろうか


安価下1

そうだな、試しに朝倉にキスをしてみるか


……本当にいいのか?


いや、これで朝倉がどういう状態かわかる


あの時のままならナイフが飛んでくるだろうが、その時は頼むぜ長門様


……我ながら何故こんな頭のおかしい行動を取ろうとしているんだ


ハルヒの行動力が移っちまったか


よし、やるなら出会い頭だ


今か今かと朝倉が登校してくるのを待つ


そもそもちゃんと朝倉は存在しているんだろうな?


ハルヒが普通に登校してくるなんて事はないだろうか?


朝倉「おはよー」


どうやら杞憂だったようだ


よし、行くぞ


朝倉「あら、キョンくんおは……んんっ!?」


朝倉が身体をビクンと跳ねさせる


俺は離れまいと身体を押し付ける


少ししたら朝倉がバシバシと背中を叩いてくるので口を離した


朝倉「ちょ、ちょっと……え、えっと……急に何で?え?」


どうやら朝倉は混乱しているようだ


俺だって混乱してる


何ならクラスのやつらだって混乱している


朝倉に俺は何を言うべきだ


安価下1

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