三船美優「バレンタイン反省会座談会…?」 (16)

美優「なんですかそれ…?」

留美「私たちのユニット名はバレンタイン反省会、そのバレンタイン反省会の座談会だから反省会座談会なのよ」

美優「反省会反省会のほうが響きは良かったです…」

留美「そういうこと言わない」

瞳子「ところで、今回はどういう集まりなのかしら?」

留美「いや、座談会っていう名の通り、ただの雑談で…特に何かあるってわけじゃないんだけど…」

留美「私たち3人が集まって話す内容と言えば…一つに決まってるじゃない」

美優「Pさんのことですね…」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1533142315

留美「はぁ好き…」

瞳子「私も好き…」

美優「大好き…」

留美「……………」

瞳子「……………」

美優「……………」

留美(やはり…この二人こそが私とPさんの婚姻の障害になりそうね…)

瞳子(二人には…負けないわ…)

美優(Pさんと結ばれるのは…私なんです…!)

留美「…ねえ、二人とも」

留美「その…Pさんとは…どこまで行ったの?」

美優(これは…牽制…!)

瞳子(自分がPさんと仲がいいアピールをしつつ私たちの様子を窺う高等テクニック…!)

留美「……………」

瞳子「……………」

美優「……………」

美優(留美さんがこの話題を振ってくるということは…よほど自信があるか…)

瞳子(何か自慢したくなるような出来事があったんだわ…)

美優(けど…Pさんとの想い出は私にだってあるんです…!)

瞳子(勝負…!)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


カチャッ

P「おっと、いけない」

瞳子「Pさん、ペン落としたわよ」そっ

P「あ…」

瞳子(一緒に取ろうとしたPさんの手と私の手が重なって…)

P「あ、ありがとうございます」

瞳子「い、いいのよ…むしろお礼を言うのはこっちの方だわ…/////」

P「?」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


瞳子「ということが…」

留美(くっ…やるわね…!)

美優(な、なんて羨ましい…!私もこの手でPさんの手のひらを感じたいです… !)

※上の4レス目はミスです、ごめんなさい

留美「私がこの話題を振ったのだから、まずは私から話しましょうか?」

瞳子「いいえ、私から話すわ」

美優(留美さんが最初に話す流れを敢えて割り込んだ…!?)

瞳子(先制させて留美さんのペースには持ち込ませないわ…!!)

瞳子「私は最近、Pさんと手を繋いだわ」

美優「……………!!」

留美「……………!!」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


カチャッ

P「おっと、いけない」

瞳子「Pさん、ペン落としたわよ」そっ

P「あ…」

瞳子(一緒に取ろうとしたPさんの手と私の手が重なって…)

P「あ、ありがとうございます」

瞳子「い、いいのよ…むしろお礼を言うのはこっちの方だわ…/////」

P「?」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


瞳子「ということが…」

留美(くっ…やるわね…!)

美優(な、なんて羨ましい…!私もこの手でPさんの手のひらを感じたいです… !)

美優(でも私だって負けません…!)

美優「次は私の番ですね…」

美優「私は…Pさんに…頭を撫でてもらいました…!」

瞳子「……………!!」

留美「……………!!」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


P「あれ、美優さん、頭に葉っぱがついてますよ」

美優「え?あれ?本当ですか?」さっさっ

P「俺が取ってあげますよ、じっとしててくださいね…」そっ

美優(…!Pさんの手が…私の頭に…!)

P「はい、取れました…ってあれ?美優さん?」

美優「え?あ、はい、ありがとうございます…/////」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


留美(これは予想以上ね…!)

瞳子(これから毎日頭に葉っぱをつけてようかしら…そうしたら私もPさんに…)

留美「ようやく私の番ね…!」

瞳子(よほど話したかったんだわ…いったいどんな内容が…)

留美「私は、Pさんに抱きしめられたわ!」

瞳子「……………!!」

美優「……………!!」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


P「留美さん、すっかり遅くなっちゃいましたね…」

留美「いえ、いいのよ」

留美(そのおかげでこうして二人一緒に歩いて送り届けて貰ってるんだもの…)

P「ここ、道路も狭いので車に気を付けてくださいね」

ブウウン

留美「きゃっ!」

ぎゅっ

P「って、言ったそばから!スピード出し過ぎだろ…危ないな…」

留美(あ…Pさんが…私をかばって…)

P「留美さん、大丈夫でしたか?」

留美「え、ええ…////」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


瞳子(最初に話そうとしただけあるわ…!)

美優(そんな幸運、一度でもあるかどうか…流石は留美さん…)

留美「しかし二人ともやるわね…」

美優「二人とも凄いです…」

瞳子「今日で確信したわ…Pさんと結ばれるのは…やはりここにいる三人の誰か…!)

留美「今日のところは…引き分けといったところかしら…!」

美優(本当はPさんと一緒に観葉植物を買いに行った想い出もあるんですけど…)

留美(本当はPさんと二人でバッティングセンター行った想い出もあるんだけど)

瞳子(本当はPさんと二人でペットショップに熱帯魚を見に行った想い出もあるんだけど)


美優(あれはPさんとの二人だけの大切な想い出ですから…)

留美(あれはPさんとの二人だけの大切な想い出だから…)

瞳子(あれはPさんとの二人だけの大切な想い出だから…)


美優(話さないでおきましょう…)

留美(話さないでおこうかしら…)

瞳子(話さないでおこう…)

-----------------そして---------------------

美優「…………」じー

P「美優さん、じっとこっちを見つめて、どうしたんですか?」

美優「いえ…Pさんが何か物を落とさないかと…」

P「?」

-----------------また別の日---------------------

留美(頭の上に…葉っぱを乗せたまま歩くって…普通に難しいわ…)

留美(どうやったって落ちる…!)

P「留美さん、バランス感覚でも鍛えてるんですか?」

留美「いえ…そうじゃないのよ…」

-----------------またまた別の日---------------------

P「瞳子さん、すっかり遅くなっちゃいましたね…」

瞳子(来たわ!このパターン!あとは車が通ったところをPさんに抱きとめてもらうだけ!)

・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・



P「お疲れさまでした、瞳子さん」

瞳子(全く車も人も通らなかったわ…)

美優「なかなか上手くいきません…」

留美「そうね…」

瞳子「Pさんとスキンシップ…」

美優・留美・瞳子「はぁ~……」

美優「……………」

留美「……………」

瞳子「……………」

美優「負けません…!」

留美「負けないわよ」

瞳子「負けないわ…」


☆おしまい☆

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom