【序章・初めての始まり】


古代的なようであり近代的な場所で銀髪の少年が“何か”に語りかけていた。

「やあ。調子はどうだい？」

「オナカ、スイタ……」

少年の澄んだ声色に対し、しわがれた声が返事を返す。

「それは何よりだ。君が成長している証だからね」

「インシ、ホシイ……」

“何か”が餌となる物質を求める。

「うん。たくさん持ってくるからたくさん食べるんだよ」

少女と見まごう美貌に笑みを浮かべて少年はどこかへと行く。“何か”が育つ為の糧を求めて。

少年が辿り着いたのは本棚だった。しかし、この棚に収められた本はただの書物では無かった。少年と“何か”のいる場所から計測できないくらい遠く離れた場所へと行く為の装置でもあるのだ。

「さて、強い因子はどの物語にいるのかな？」

本棚を漁る少年。

「これで良いか。中断してる割に強い因子を持っているみたいだし」

【史上最悪のSS作者】ゴンベッサこと先原直樹、ついに謝罪

http://i.imgur.com/Kx4KYDR.jpg
あの痛いSSコピペ「で、無視...と。」の作者。

２０１３年、人気ss「涼宮ハルヒの微笑」の作者を詐称し、
売名を目論むも炎上。一言の謝罪もない、そのあまりに身勝手なナルシズムに
パー速、2chにヲチを立てられるにいたる。

以来、ヲチに逆恨みを起こし、２０１８年に至るまでの５年間、ヲチスレを毎日監視。

自分はヲチスレで自演などしていない、別人だ、などとしつこく粘着を続けてきたが、
その過程でヲチに顔写真を押さえられ、自演も暴かれ続け、晒し者にされた挙句、
とうとう謝罪に追い込まれた→ http://www65.atwiki.jp/utagyaku/

２０１１年に女子大生を手錠で監禁する事件を引き起こし、
警察により逮捕されていたことが判明している。

>>6
＞私こと先原直樹は自己の虚栄心を満たすため微笑みの盗作騒動を起こしてしまいました
＞本当の作者様並びに関係者の方々にご迷惑をおかけしました事を深くお詫びいたします

＞またヲチスレにて何年にも渡り自演活動をして参りました
＞その際にスレ住人の方々にも多大なご迷惑をおかけした事をここにお詫び申し上げます

＞私はこの度の騒動のケジメとして今後一切創作活動をせず
＞また掲示板への書き込みなどもしない事を宣言いたします

＞これで全てが許されるとは思っていませんが、私にできる精一杯の謝罪でごさいます

http://i.imgur.com/HxyPd5q.jpg

>>6
＞私が長年に渡り自演活動を続けたのはひとえに自己肯定が強かった事が理由です
＞別人のフリをしてもバレるはずがない
＞なぜなら自分は優れているのだからと思っていた事が理由です

＞これを改善するにはまず自分を見つめ直す事が必要です
＞カウンセリングに通うなども視野に入れております

＞またインターネットから遠ざかり、しっかりと自分の犯した罪と向き合っていく所存でございます

http://i.imgur.com/QWoZn87.jpg

>>6
ニコニコ大百科や涼宮ハルヒの微笑での炎上、またそれ以前の問題行為から、
２０１３年、パー速にヲチを立てられるに至ったゴンベッサであったが、
すでに１スレ目からヲチの存在を察知し、スレに常駐。
自演工作を繰り返していた。

しかし、ユカレンと呼ばれていた２００３年からすでに自演の常習犯であり、
今回も自演をすることが分かりきっていたこと、
学習能力がなく、テンプレ化した自演を繰り返すしか能がないことなどから、
彼の自演は、やってる当人を除けば、ほとんどバレバレという有様であった。

その過程で、スレ内で執拗に別人だと騒いでいるのが間違いなく本人である事を
確定させてしまうという大失態も犯している。


ドキュメント・ゴンベッサ自演確定の日
http://archive.fo/BUNiO

「うまく言えないのだけど、貴方のやり方、嫌いだわ……」


「人の気持ち……もっと考えてよ……」


どうすればよかったんだ。確かに、俺のやり方は問題を解決することではなく解消することだ。褒められたやり方ではない……

しかし、他に道があったか？


戸部の気持ちは本物だろう、何せ、葉山が何を言っても聞かなかったのだからな。

葉山がグループを思う気持ちも本物だろう、だからこそ、海老名さんからのお願いも断ることができなかった。

海老名さんの気持ち、いや願いか。グループを壊したくない…誰とも付き合わない…しかし伝えられない。…もとのままではいられなくなるから…

由比ヶ浜の気持ち、グループ内での華々しい交際が始まる。そんなのがあればあいつなら嬉しがるだろ。だからこそあいつは進んで引き受けた。

雪ノ下…初めてできた友達の頼みを受けてあげたかった。

皆それぞれ思っていることがある。皆の意見は尊重されるべき。それが綺麗なハッピーエンド……

いや、無理だろ。どうやって相反する２つの願いを結びつけるんだよ。

由比ヶ浜…お前が言いたいことはなんとなくわかる……

雪ノ下…正道をいくお前が邪道をいく俺のやり方を気にいらないのもわかる……

でもさ、二人とも俺に任したじゃないか。お前らは何かしたか？ すべて丸投げしたんじゃないのか？　確かに「戸部か海老名さんを殺せば解決！」くらいの下策だけどさ。

って、阿良々木暦じゃあるまいし「任せると決めた。頼った以上は、全権委譲だ」なんてガキにできる訳ないか。所詮俺達はできそこないの紛い物で偽物だ。仲良しこよしと共依存の区別も付かないガキ共にあんな狂った真似はできない。

「あぁ……どうすればよかったんだ……本当」

目の前にいたのは、えーっと、川……川本だっけ？　教えて、バイク川崎バイク！

「川崎だよ」

なんで俺の頭の中読んでんのこの人？　読心能力者なの？　

「てか……なんでこんなところに……」

「……さっきの、見てたから」

「ああ……」

「それに由比ヶ浜に聞いたんだ。あんたの様子がおかしいって」

「…………」

そんなにもアレは俺らしくない事だったか？

「とりあえずお疲れ様」

「そんなこと言いに来たのか……他人の告白を潰した最低野郎だぞ？」

「端から見たらね……でも本当は違うんでしょ？」

「……っ！」

まさか海老名さんの依頼を知って？

「いや、あたしは何も知らないよ」

また俺の頭の中を読んだのか！

「あたしは何も知らない、あんたは顔に出るからわかりやすい、そして…あんたはこんなこと意味もなしにやらない、それぐらいだよ、あたしがわかっていることは」

お前は忍野扇か。

「なんでこんなことしたかもわからないけど、お疲れ様、頑張ったね」

「うん、君たちがぴったりだ」

「あ？」

「え？」

いきなり何かを言われたと思ったら、目の前が光に包まれた。