穂乃果「希ちゃん協力のもと、2人が付き合ってるというたしかな証拠を手に入れました!」
海未「最近なにやら慌ただしいとは思っていましたが……そんなことしてたんですか」
ことり(見たままの2人がそのまま証拠のような……)
凛「見たい見たい見たーい! 穂乃果ちゃんはやく見せてー!」
花陽「わ、私も少し興味ある……かも」
絵里「私は生徒会の仕事に戻ってもいいかしら」
希「まぁまぁ。これくらいええやん?」
絵里「実行犯がなに言ってるのよ……」
穂乃果「それじゃあ早速見てみましょう!」
穂乃果「まずはコレ!」
http://fsm.vip2ch.com/-/sukima/sukima177395.jpg
絵里「にこと真姫……」
海未「……ですね」
凛「これだけじゃよくわかんないにゃー」
穂乃果「これはラブライブ出場のために絵里ちゃんに話をつけようとしてたときなんだけどね」
絵里「ああ、だから私の記憶にないのね」
穂乃果「絵里ちゃんがまだ私達を目の敵にして冷たかったときのことだよ」
絵里「や、やめてよ!」
海未「それで? この画像がなんの証拠になると言うんですか?」
穂乃果「これを撮ったときはまだにこちゃんが加入して間もない時期なのです!」
ことり「うん……?」
絵里「つまりどういうことなの?」
穂乃果「だから、えーっとね……希ちゃん!」
希「真姫ちゃんが会って間もない人と仲良くしてるのは珍しいって話やね」
凛「たしかに! 真姫ちゃん、最初は凛にも結構きつかったにゃー」
ことり「それは今もあんまり変わってないんじゃないかな……」
絵里「でもこれって仲良くしてるんじゃなくただツッコミを入れてるだけじゃないの?」
穂乃果「短期間でツッコミを入れるまでの仲になったってことだよ!」
海未「穂乃果や凛に対しても最初からそうだったでしょう」
穂乃果「言われてみれば……」
花陽「でも真姫ちゃん、私には最初から優しかったよ……?」
穂乃果「えっ」
凛「そういえば真姫ちゃんはよくかよちんのこと気にかけてたにゃー」
海未「実は花陽が真姫と付き合ってるんじゃないですか?」
花陽「ええっ!? そ、そんなことないよぉ~!」
穂乃果「じゃ、じゃあ気をとりなおして次の証拠です!」
海未「まだやるんですか……」
絵里「1枚目がこれだとこの先もまったく期待できないわね」
穂乃果「大丈夫! 2枚目はすごいから!」
ことり「す、すごい……!?」
絵里「穂乃果、一応言っておくけどもし変な写真だったら承知しないわよ?」
穂乃果「変な写真なんてないよ! 2枚目はコレです、じゃーん!」
http://fsm.vip2ch.com/-/sukima/sukima177397.jpg
海未「『僕らは今のなかで』のPVの一部ですね」
花陽「中庭で撮影したシーンだね」
絵里「にこの位置が1人だけおかしいって言いたいのね?」
穂乃果「さすが絵里ちゃん、鋭い!」
絵里「誰が見てもわかるわよ」
穂乃果「3年生、2年生、1年生の順で並んでるのに、にこちゃんだけ違ってるよね!」
ことり「そうだけど……でもこれってPVだから」
海未「どうしてにこをこの位置にしたのか、誰か覚えてますか?」
穂乃果「そんなの決まってるよ! にこちゃんが真姫ちゃんのとなりにいきたくて──」
凛「あ! たしかにこちゃんが1年生にしか見えないからじゃなかったっけ?」
穂乃果「……あれ?」
花陽「凛ちゃんと真姫ちゃんがにこちゃんをからかってたんだよね」
凛「うんうん! それで結局そのままにこちゃんがココに入ったんだにゃー!」
海未「ということらしいですが? 穂乃果」
穂乃果「で、でも! そこであえて真姫ちゃんのとなりを選んだってことだよ!?」
海未「花陽のとなりを選んだのかもしれないじゃないですか」
穂乃果「密着度が違うよ! どう見ても真姫ちゃんに寄り添ってるもん!」
絵里「にこと真姫だけやけにくっついてるのはたしかね」
穂乃果「だよね!? ほら、絵里ちゃんもこう言ってるよ!」
海未「べ、別に認めないとは言ってないでしょう」
穂乃果「ふっふーん! みんな納得した?」
ことり「う、うん」
凛「穂乃果ちゃん、すごいにゃ! よく発見できたね!」
穂乃果「もぉ~凛ちゃんってば。そんなに褒めないでよぉ~」
希「見つけたのはウチやけどね」
穂乃果「あ、あはは……」
穂乃果「それでは場もあたたまってきたところで3枚目にいきたいと思います! 希ちゃん!」
希「ほいほい。3枚目はコレやね」
http://up3.viploader.net/pic2d/src/viploader2d740283.jpg
ことり「歌の練習してるときだね」
絵里「『きっと青春が聞こえる』のPVに利用したものね」
穂乃果「すっごく仲良さそうにしてるでしょ!?」
海未「もしかしたらにこは鬼の形相で真姫を睨みつけてるのかもしれませんよ」
穂乃果「真姫ちゃんがこんなに楽しげなんだからありえないよ!」
穂乃果「このときだけじゃないんだよ! にこちゃんはいつも真姫ちゃんの近くで歌の練習するの!」
海未「そうでしたっけ?」
絵里「でも練習のときの並びって大体決まってないかしら」
ことり「私はいつも穂乃果ちゃんと海未ちゃんのあいだ~」
凛「凛はかよちんのとなり!」
絵里「私も基本的に希のとなりね」
海未「穂乃果の考えでいくと凛と花陽、絵里と希も付き合ってることになりますが」
穂乃果「これだけじゃ付き合ってるって言えないけど、他にも証拠があるの! だからにこちゃんと真姫ちゃんだけなの!」
穂乃果「というわけで4枚目ぇ!」
希「ほいっ」
http://fsm.vip2ch.com/-/sukima/sukima177406.jpg
海未「……2人が並んで歩いているのはわかりますが」
花陽「えっと……」
絵里「これはいつの写真?」
穂乃果「よくぞ聞いてくれました! これはことりちゃんがアルバイトバレした日の写真です!」
凛「って言われてもよく覚えてないにゃー」
希「わかりにくいという人のために次のシーンも用意してあるよ」
http://fsm.vip2ch.com/-/sukima/sukima177407.jpg
海未「ことりが走ってますね」
ことり「たぶん、アルバイトに向かうために私だけ先に帰ったんだと思う」
絵里「そういえばそんなことあったわね。秋葉原に行ってμ'sのグッズを見つけた日よね?」
希「そうやね。ことりちゃんが走り去る横で仲良さげに部室に向かう2人を偶然カメラに収めたんよ」
絵里「希……あなた、暇なときはとりあえずカメラを回しているのね」
希「アイドルの素の姿が見られればファンも喜ぶやん?」
絵里「公開する前に絶対チェックさせなさいよ」
海未「同じ部活に所属していたら一緒に部室に来ることくらいあるでしょう」
穂乃果「チッチッチッ……海未ちゃん、それは考えが足りてないよ」
海未「穂乃果にだけは言われたくありません!」
希「まぁまぁ。海未ちゃん達がスクールアイドルをはじめた理由はなんやっけ?」
海未「廃校を阻止しようと、穂乃果が無理矢理……」
穂乃果「私の部屋でノリノリで1人ライブしてたくせに……イダッ!」
海未「なななっ、なにを言ってるんですかっ! まずなぜ穂乃果が知っているんですか!?」
穂乃果「花陽ちゃんが教えてくれたよ」
花陽「ぴぇっ!? 穂乃果ちゃぁんっ!?」
海未「は~な~よぉ……?」
希「はいはい、その話はまたあと」
海未「はぁ……続きを、希」
希「廃校の危機に陥るくらいやし、当然生徒人数は減少してるやろ?」
海未「それくらい知ってます」
希「そして今の1年生は学年1クラス……だったら真姫ちゃんは凛ちゃんと花陽ちゃんと一緒に来ればええやん?」
海未「委員の仕事でもあったんじゃないですか?」
希「かもね。けどわざわざどこかで待ち合わせしてたってことも考えられるやん?」
海未「そうでしょうか……向かう途中で偶然会っただけだと思いますが」
希「それだと夢がなさすぎるやん?」
海未「もしかしなくても希は面白がってるだけですね……」
穂乃果「もぉ……海未ちゃんだけだよ? まだ認めてないの」
海未「いえ、言わないだけで誰も認めてないと思いますが」
穂乃果「それはどうかなぁ……ねっ、ことりちゃん?」
ことり「ふぇ?」
穂乃果「次の写真はことりちゃん協力のもと撮影されたものでーすっ!」
海未「ことりも1枚噛んでいたんですか……」
ことり「わ、私はなにもしてないよ?」
穂乃果「5つ目の証拠は……コレだぁーっ!」
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絵里「カップルジュース……」
海未「なんてものを提供してるんですか、ことり……」
ことり「お似合いだと思ったから、つい……えへへ」
穂乃果「つまりことりちゃんは2人が付き合ってると思ってるんだよね?」
ことり「え? うーん、どうかなぁ……怪しいとは思うけど」
穂乃果「ふふん」
海未「してやったりみたいな顔でこっちを見ないでください」
海未「そもそも、この写真のにこは明らかに嫌がってるじゃないですか」
穂乃果「ただ驚いてるだけだよ。真姫ちゃんは目を輝かしてるし」
海未「結局このジュースはどうしたんですか?」
希「仲良く飲んでたで」
海未「ウソですよね?」
希「ウソやないよ。花陽ちゃんと凛ちゃんも見てたし。な?」
花陽「あの、えっと……はい」
凛「ホントだよ、海未ちゃん! 2人とも飲んでたにゃー!」
海未「……頭が痛くなってきました」
穂乃果「それでは用意してきた最後の証拠です! はいっ!」
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凛「抱き合ってるにゃー!」
ことり「完全にラブシーンだね……!」
絵里「こんなのいつ撮ったの?」
希「この場面はみんなも立ち会ってるで」
海未「PVでもこんなシーンはなかったと思いますが」
希「正解は……穂乃果ちゃんがμ'sをやめると言ったときのことです」
穂乃果「その節はご迷惑をおかけしまして……」
絵里「たしかこれって真姫がにこを止めてるのよね?」
希「そうやね」
絵里「じゃあラブシーンでもなんでもないじゃない」
穂乃果「恋人だからこそ真姫ちゃんがにこちゃんを止めたんだよ!」
絵里「ああ、そう……」
海未「諦めないでください、絵里!」
絵里「もう反論するのも面倒で……」
穂乃果「どう!? みんなわかってくれた!?」
希「にこっちと真姫ちゃんが付き合ってると思う人ー」
凛「はーいっ!」
ことり「どちらかと言えば……はい」
花陽「わ、私も……!」
穂乃果「海未ちゃんと絵里ちゃんは?」
海未「付き合ってるとは思えません」
絵里「2人が親しいのはわかるけど、確証はないわね」
穂乃果「2人ともホントに頑固だなぁ……」
海未「そういう問題じゃありません!」
希「じゃあ確かめてみよっか」
絵里「どうやって?」
海未「当人達に真偽を聞いたところで素直に答えてくれるとは思えませんが」
希「大丈夫。ウチに考えがある」
絵里「どんな……?」
希「とりあえず手伝ってくれる? 準備が必要なんよ。あの2人が戻ってくる前に終わらせないと」
絵里(嫌な予感しかしないわね……)
にこ「またにこがやんのぉ?」
希「にこっちが1番パソコン使い慣れてるから」
にこ「慣れてるとかの話じゃないわよ。結構めんどくさいのよ」
希「全部じゃなくていいんよ。できるとこだけで」
にこ「で、あんた達は先に帰ると」
希「そんなひどいことしないって。真姫ちゃーん?」
真姫「なに?」
希「動画の編集、手伝ってあげてくれへん?」
真姫「今日? 私だって暇じゃないのよ」
希「そこをなんとか。にこっちのためだと思って」
真姫「……わかったわよ。別ににこちゃんのためじゃないけど」
希「ってことで、真姫ちゃんが一緒に残ってくれるて」
にこ「結局あんたは帰るんじゃない!」
希「どれどれ……ちゃんと映っとるね」
花陽「本当にいいのかな、こんなこと……」
希「PV撮影の一環だと思って」
絵里「今日だけは見逃すけど、盗撮はこれっきりにしてよ」
希「まるで今までも盗撮してたみたいな言い方はさすがに傷つくよ?」
穂乃果「声は全然聞こえないね」
ことり「カメラが離れてるからしょうがないよ」
凛「いざとなればドアに耳をくっつければいいにゃー」
海未「とにかく静かにしてくださいよ。隣室なんですから。特に穂乃果と凛」
穂乃果「はーい……」
凛「差別だにゃあ……」
穂乃果「真姫ちゃんどこにいるの?」
希「本棚の近くやね。真下だからちょうど死角になってる」
ことり「真姫ちゃん、全然手伝ってないね……」
絵里「パソコンが1つしかないからしょうがないわよ」
凛「あ、真姫ちゃん出てきたにゃ」
花陽「……え、ええっ?」
穂乃果「にこちゃんの膝の上!?」
海未「普通逆でしょう……」
にこ「ちょっ……重い、重いってば!」
真姫「じゃあ半分譲って」
にこ「しょうがないわねー……」
真姫「お尻が半分浮いちゃってるんだけど」
にこ「自分の椅子持ってくればいいでしょ」
真姫「別にこれでいいわ」
にこ「ったくもー……少しは手伝ってよね。そのために残ってるんでしょ」
真姫「私が手出しするよりにこちゃんが1人でやった方がはやいでしょ?」
にこ「だからぁ……にこの応援とか、そういうの」
真姫「例えばどんなふうに?」
にこ「それは真姫ちゃんが考えて」
絵里「えっ……!?」
穂乃果「いいい、今! 真姫ちゃんほっぺにチューしなかった!?」
凛「してた! 絶対してた!」
海未「ふ、2人とも静かに!」
穂乃果「海未ちゃんだって顔真っ赤だよ!」
海未「な、なんのことですか!」
ことり「やっぱりこの2人……」
希「そうみたいやね」
花陽「わわっ、真姫ちゃんまた……!」
真姫「どう? やる気出た?」
にこ「……気が散るんだけど」
真姫「そういうこと言うともうしてあげないわよ」
にこ「ムードとか考えてよ」
真姫「部室でふたりきりなんだから、充分でしょ」
にこ「まぁそうだけど」
真姫「にこちゃん、肩貸して?」
にこ「しょうがないわねー……」
真姫「いい匂いする。にこちゃんの匂い」
にこ「……真姫ちゃんの髪、くすぐったい」
ことり「なんていうか……すごいね」
花陽「すごく密着してるよぉ……」
絵里「真姫がこんなに誰かに甘えるなんて……親にもしないんじゃないかしら」
凛「もう凛の知ってる真姫ちゃんじゃないにゃあ……」
海未「にこしか知らない真姫ですよ……」
希「動画の編集続ける気はないみたいやね」
穂乃果「完全にイチャつきだしちゃった……」
真姫「にこちゃんの頬、やわらかい」
にこ「んん……あんまりツンツンすんなぁ……」
真姫「にこちゃんだって私にしていいのよ?」
にこ「……別にいい」
真姫「どうして?」
にこ「だって、にこがしたいのは……」
真姫「にこちゃん?」
にこ「真姫ちゃん……いい?」
真姫「うん、にこちゃん……」
凛「な、なんかすごい見つめ合っちゃってるよっ!?」
穂乃果「これってアレだよね!? 絶対アレだよね!?」
海未「だから静かに──あっ!」
花陽「ぴゃっ!?」
ことり「わぁ……♪」
凛「あー……」
穂乃果「すご……」
絵里「……したわね」
希「せやね」
にこ「……真姫ちゃんの舌、気持ちいい」
真姫「にこちゃん……好き」
にこ「にこも」
真姫「それじゃイヤ。ちゃんと言って」
にこ「真姫ちゃんってホント甘えんぼ」
真姫「いいから、はやく」
にこ「しょうがないわねー……真姫ちゃん大好き」
真姫「もっと言って、にこちゃん」
にこ「次は真姫ちゃんの番でしょ」
真姫「にこちゃん大好き。はい、次にこちゃんよ」
にこ「もっと気持ち込めてよねぇ……好き。真姫ちゃん、好き」
ことり「わっ、またしてるぅ……しかも長い」
海未「にこは完全にされるがままですね……」
ことり「でもしっかり真姫ちゃんの背中に手を回してるよ」
花陽「真姫ちゃん……は、激しい……」
穂乃果「付き合ってる人達ってこんなに、その……き、キスするものなの? 何回も……」
絵里「わ、私に聞かないでよ! わからないわよ! 希、もういいでしょ!?」
希「んーそうやね。これ以上は趣味の悪い覗き見やし。そろそろ帰ろか」
凛「夢に見そうだにゃー……」
にこ「ん……?」
真姫「どうしたの?」
にこ「となりの部屋から物音が聞こえたような……」
真姫「まさか。みんなもう帰ってるわよ」
にこ「そうよね、気のせいよね」
真姫「っていうかにこちゃん、ちゃんと私に集中してよ」
にこ「学校だと誰に見られるかわからないから注意してんのよ」
真姫「だったらもう私の部屋行きましょ。そしたらなにも気にしないで済むわ」
にこ「あー……編集全然進んでないんだけど」
真姫「大丈夫よ、希には私から言い訳しておくから」
にこ「ホント? じゃあ……真姫ちゃんちにおジャマしちゃおっかな」
真姫「いっぱいキスマークつけちゃうからね、にこちゃん」
にこ「……お願いだから見えないとこにしてよ」
おわり
このSSまとめへのコメント
これはいいにこまき。画像みれんけど。
同じタイミングで教室でて盗撮ばれた
みたいなの欲しい(笑)
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ムラムラするにこまき。
画像見れんけど
にこまき可愛過ぎか。
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なんで声きこえてんの?
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