男鹿「世界の終わりを告げるラッパ?」 (130)

ヒルダ「うむ、吹くだけで地球が滅んでしまうという恐ろしいラッパだ」

男鹿「マジか、そんなのあるのか。 やべえなベル坊」

ベル坊「ダブッ!!」

ヒルダ「大魔王様が言うにはそれを回収して欲しいそうだ」

古市「……」

古市(朝っぱらからいきなり俺ん家にやって来たかと思ったら……)

古市(とんでもないアイテムの存在を知らされた……)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1523358553

べるぜバブ×ガヴリールドロップアウトのクロスSSです。

また、このSSにはオリジナル設定、オリジナルキャラの要素が含まれています。

古市「やべえよ男鹿!! 早く見つけようぜ!!」

古市「ヒルダさん!! それはどこにあるんですか!!?」

ヒルダ「世界の終わりを告げるラッパは……天使が持っている」

男鹿「……は?」

古市「……天使?」

男鹿「……そんな名前の奴近所にいたか?」

ヒルダ「人の名前ではない」

古市「ヒルダさん!! 天使って初耳ですよ!!?」

ヒルダ「……そういえばお前達には一回も話した事がなかったな」

ヒルダ「魔界の反対側には……天使がいる天界がある」

男鹿「マジか、天使がいるって知ってたかベル坊?」

ベル坊「ダブ?」

古市「で、でも!! どうして天使がそんなラッパを!?」

古市「そういうのって悪魔のやつらが持ってそうなイメージなんですけど……」

ヒルダ「天使は人間界を……地球を正しい道へ導く使命がある」

ヒルダ「もし人類には生きる価値がないと見なされると……すぐに消せるようにそのラッパがあるそうだ」

古市「怖くね!? なんとかしろよ悪魔!!!」

ヒルダ「それが……今まではどうしようもなかったのだ」

ヒルダ「悪魔は如何なる手を持ってしても……天界に行く事はできない。 逆も然りだ」

男鹿「マジか」

古市「……てことは……魔王はそのラッパを俺達に奪わせて天使に好き勝手させない為に……」

ヒルダ「腹いせだ」

古市「……」

古市「……は?」














魔王『あいつのラッパ奪ってきて』

ヒルダ『あいつというのは……大天使の事でしょうか』

魔王『うん、あいつのイタ電ウザいがら腹いせにあのラッパ奪って』

ヒルダ『イタ電……?』














大天使『やーい!! お前デベソー!!』



















古市「沸点ひっく!!!」

男鹿「魔王デベソなのか……」

ベル坊「ダブ?」ペチペチ

古市「お前はなんでどうでもいいところに興味持ってんだよ!! そんでベル坊!! お前デベソ分かってねえだろ!! なんでチンコ触ってんだよ!!」

男鹿「じゃあよ、その大天使って奴が持ってるラッパを奪っちまえばいいんだろ?」

男鹿「その大天使はどこにいんだよ?」

ヒルダ「大天使は天界にいるが……天界に行く必要はない」

男鹿「は? なんでだよ?」

ヒルダ「実は今年から……天界にある天使学校を首席、次席で卒業した者は人間界に行って修行をするようになった」

男鹿「ほう」

ヒルダ「そして主席で卒業した者は……あるアイテムを持っていける」

古市「!!! まさか……そのアイテムが……」

ヒルダ「そう……それこそが世界の終わりを告げるラッパだ」

古市「ヒルダさん!! その天使は今……」

ヒルダ「人間界にいる」

男鹿「なぁヒルダ、大天使ってこんなのか?」カキカキ

ベル坊「ダブ!!」

古市「筋肉ムキムキ!!?」

ヒルダ「そんなのではない」

古市「そうですよね? きっと天使ですから大人の女性……」

ヒルダ「その絵に髭が生えてるようなものだ」

古市「ムキムキなの!!? おじいちゃんなの!!?」

古市「てかヒルダさん、天界行った事ないのに大天使の顔知ってるんですか!?」

男鹿「お、そういえばそうだな」

ヒルダ「奴はしょっちゅう魔王様にテレビ電話をしてくる」

男鹿「仲良しかよ」

ベル坊「アイッ!!」

男鹿「あ、ベル坊みたいな赤ん坊もいんのか?」

ヒルダ「婚活中で年齢=彼女いない歴だ」

古市「俺の中の大天使のイメージがどんどん崩れていくんだけど!!」

古市「……!! そうだヒルダさん、その人間界にいるっていうラッパを持ってる天使はどこに……」

ヒルダ「素性はもう分かっている……」

ヒルダ「世界の終わりを告げるラッパを所有している天使の名は……」






















ガヴリール「……」カタカタカタカタ

ガヴリール「!! うっわ!! 今ので全部パーじゃん!! ざけんなよ~」

ガヴリール「……」スゥ

ヴィーネ「こらガヴ!! そんな事でラッパ吹こうとしない!!」

ヴィーネ「ほら!! 早く学校行くわよ!!」

ガヴリール「めんどい~……」

今日はここまで

くっさ

終わりのセラフかと思った

ガヴっての知らなくても読めるかな?



















男鹿「天丼ガヴリアス?」

古市「天真=ガヴリール=ホワイト!! お前ちゃんとヒルダさんの話聞けよ!!」

男鹿「そいつが持ってんのか? ラッパ」

ヒルダ「うむ、そしてガヴリールは県立舞天高校にいる」

男鹿「県立舞天高校……?」

古市「石矢魔と違って至って平和なあの高校……」

ヒルダ「奴はそこで高校生として生活を送っている」

男鹿「じゃあそこに突入してガヴリールって奴からラッパ奪っちまえばいいんだな」

ヒルダ「そしてそれを魔界に持ち帰るのだ」

ベル坊「アイッ!!」

男鹿「やる気満々だなベル坊。 おし行くか」

男鹿「……」

男鹿「舞天高校ってどこ?」

アランドロン「連れて行きますよ貴之///」

古市「俺以外も連れて行けよ」

古市「……」

古市「俺も行くの!!?」













アランドロン「着きました///」

古市「いつまで?染めてんだよ!! やめろ!!」

男鹿「本当にここにいんのか?」

ヒルダ「人間界で修行中の奴の言っている事が間違いないならな」

男鹿「奴……?」

古市「ちょっと待ってくださいヒルダさん!! それって……悪魔ですか!?」

古市「天使だけじゃなくて……人間界で修行している悪魔もいるんですか!?」

ヒルダ「うむ、この舞天高校に通っている」

男鹿「天使も悪魔も通っているのかよこの高校」

古市「あ、もしかして……ヨルダさんですか?」

ヒルダ「違う、確か名前は……」

サターニャ「なーーはっはっはっはっ!!!」

男鹿「ん?」

サターニャ「登校時間はとっくに過ぎている……堂々と遅刻したわ!!」

サターニャ「これぞ……悪魔的行為(デビルズアクション)!!」ビシッ

サターニャ「いずれ私が人類を支配するのもそう遠くないわね!!」

男鹿「……なんだあいつ」

ヒルダ「胡桃沢=サタニキア=マクドウェル、彼女の情報だ」

古市「ええ……」

サターニャ『聞いて聞いてお父様!! ガヴリールって世界の終わりを告げるラッパを持ってて……』













ヒルダ「彼女が父親に伝えた事によりガヴリールが高校に通っている事もラッパを持ってる事も……そっからなんだかんだで魔界全体に広まり魔王様も知ったのだ」

古市「肝心な所何だかんだで済ませないでくださいよ!!」

男鹿「ギャーギャー騒ぐなよ古市」

サターニャ「……」

サターニャ(何、あの人達……あの制服を見るからに他校の人よね……)

サターニャ(……っは!! もしかして……)

サターニャ(私の悪魔的行為が他校にも知れ渡って……)

サターニャ(それで私の噂を嗅ぎつけてやって来た……私のファン!!?)

サターニャ(そうよ……そうに違いないわ!! だってこっち見てるし!!!)

サターニャ(ふふふ……だったら早速あんた達を私の支配下に置いてやるわ!!)

サターニャ「丁度いいわ!! あんた達を私の……」

男鹿「おい」

サターニャ「ひっ!!!?」ビクッ

サターニャ(近くで見たらめちゃくちゃ目つき怖いじゃないこの人!!!)

男鹿「ガヴリール」

サターニャ「……へ?」

男鹿「ガヴリールってやつこの高校に通ってんのか?」

サターニャ「……な、なんでガヴリールを……?」

男鹿「いやーあそこにいる古市ってやつがよ、お前アホそーだからお前の言ってる事が信用ならねえって」

男鹿「それでいんのか? ガヴリール」

サターニャ(もしかしてこの人達……ガヴリールのファン!!?)

ヴィーネ「いけない!! 遅刻遅刻!!」タッタッタッ

ヴィーネ「ガヴをなんとか学校に行かせようと粘ってたらもうこんな時間だったなんて……」

ヴィーネ「あーどーしよ!! 先生に怒られるーー!!」タッタッタッ

ヴィーネ「……!!」

ヴィーネ「あれ、校門の前にいるのって……サターニャと……」










サターニャ「本当よ!! 私の言う事に間違いはないわ!!」

男鹿「よしベル坊、殴り込みだ」

ベル坊「アイッ!!」

古市「待て待て待てって!! 物事は穏便に……」

ヴィーネ「ええええええええ!!!」

男鹿「うおっ!!? 誰だ!!?」

古市「!!! 女の子……?」

ヴィーネ「ベルゼ様に……ヒルダさん!! どうしてここに!!?」

ヒルダ「……何故私と坊ちゃまの名を……?」

ヒルダ「!! もしや貴様……ヴィネットか?」

ヴィーネ「!! 私の事知ってるんですか!!?」

男鹿「なんだヒルダ、お前の知り合いか?」

ヴィーネ「うわあ……こんな所で会えるなんて……私、嬉しいです!!」

サターニャ「ちょ、ちょっと待ちなさいよヴィネット!!」

サターニャ「この赤ん坊……本当にベルゼ様なの!!?」

ヴィーネ「そうよ!! あんた悪魔のクセにベルゼ様の顔も知らないの!!?」

サターニャ「う、うるさいわね!!!」

ヴィーネ「あの……ヒルダさん、サターニャが何か失礼な事をしませんでした?」

ヒルダ「今の所はな」

サターニャ「今の所はって何よ!!」

男鹿「おいヒルダ」

古市「我々置いてきぼりなんですが」

ヒルダ「そうだな、説明しよう」

ヒルダ「人間界で修行しているのはサタニキアだけではない。 ここにいる月乃瀬=ヴィネット=エイプリルもそうだ」

ヒルダ「私も名前だけは聞いていたが会うのは初めてだ」

古市「……ヴィネットちゃんはヒルダさんの事知ってたの?」

ヴィーネ「勿論です!! 侍女悪魔養成学校を首席で卒業したヒルダさんの噂は魔界中に広まっています!!」

ヴィーネ「……!!」

ヴィーネ「あああああああああ!!! 人間の人に悪魔の事言っちゃったああああああああ!!!」

男鹿「いや、もう知ってるから」

ヴィーネ「!!? な、なんで貴方達が悪魔の事知ってるんですか!!?」

サターニャ「!! そうよ、どうして知ってるのよ!!」

男鹿「だって俺、こいつの親だから」

ベル坊「ダブ!!!」

ヴィーネ・サターニャ「!!!?」

ヴィーネ「も、もしかして貴方が……」

ヴィーネ「子連れ番長の……男鹿辰巳さんですか!!?」

男鹿「おう」

古市(やっぱ魔界中で有名になってんだな、男鹿は)

古市(!!! 待てよ……となるとまさか俺も!!?)

古市「ヴ、ヴィネットちゃん!! 俺誰だか分かる!!?」

ヴィーネ「……すいません、分からないです……」

男鹿「こいつは古市……えーと……」

男鹿「……別名モブ」

古市「嘘教えんじゃねえよ!!」

ヒルダ「別名恥将orロリコンだ」

古市「ヒルダさん!!」

ヴィーネ・サターニャ「……」ズズ

古市「ほら!!! 変な事言うから後ずさりしてるじゃないですか!! 二人とも!! ヒルダさんの言ってる事嘘だからね!!」

アランドロン「そして私が貴之の恋人です///」

古市「やめてえええええええええ!!!」

ヴィーネ「あの……ヒルダさん達はどうしてここに?」

男鹿「!! そうだ、ガヴリールだガヴリール」

ヴィーネ「えっ!? ガヴが何かしたんですか!!?」

男鹿「そいつが持ってるもんを魔王が回収しろって言うからよ。 だからそいつが通ってるっていうこの学校に来たんだ」

ヴィーネ「あの……申し訳ないのですが……」

男鹿「ん? なんだ?」

ヴィーネ「ガヴリールは今日……学校に来ません」

男鹿「は?」



















ガヴリール「課金課金」カタカタカタカタ

男鹿「家でネトゲェ?」

ヴィーネ「はい、よくある事なんです……」

ヴィーネ「ごめんなさい!! 私が不甲斐ないばかりに……」

古市「いや、ヴィネットちゃんが謝る事じゃないでしょ」

サターニャ「それで何よ、ガヴリールが持っているものって」

ヒルダ「世界の終わりを告げるラッパだ」

サターニャ「!! ああアレね。 でもどうして?」

男鹿「だーかーら。 魔王の命令だっての」

男鹿「大天使に腹立ったから腹いせに奪ってこいってよ」

ヴィーネ「凄い……あの魔王様直々に命令されるなんて……」

ヴィーネ「……!! で、でも!! そんな人の物を奪うなんて悪い事を……」

サターニャ「奪っていいのよ!! 悪魔なんだから!!」

男鹿「……お前本当に悪魔?」

ヴィーネ「あ、悪魔です!!」

ヴィーネ「でも……確かにガヴの元にラッパがあるのはまずいですね」

古市「? やっぱ人間は滅ぶべき存在とか思ってるのか?」

ヴィーネ「いや、そういうわけじゃないんですけど……」

ヴィーネ「ちょっとした事で吹こうとするんです」

男鹿「ちょっとした事……?」













ガヴリール『人混みウザ、ラッパ吹こう』















ガヴリール『バイトめんど、ラッパ吹こう』

















ガヴリール『またメンテかよ。 ラッパ吹こう』

古市「いやいやいやいやいやいやいや!!!」

古市「どんだけ短気なのガヴリール!! そこら辺の悪魔より十分悪魔だよ!!」

男鹿「ビ◯ス様かよ」

ヒルダ「確かに……そんなやつがラッパを持っていたらいつ人類が滅んでもおかしくない」

ヒルダ「一刻も早く回収せねばな」

男鹿「……」

古市(今の話を聞いてからか、男鹿も真面目な顔になってるな……)

男鹿(ヒルダとビ◯ス様って文字似てるな……)

男鹿「じゃあ行こうぜ、ガヴリールん家」

ヒルダ「ヴィネット、場所を教えてくれ」

アランドロン「教えてくれたら後は私が連れて行きます」

ヴィーネ「はいっ! 分かりました!!」

ヴィーネ(ヒルダさんとベルゼ様の役に立てる……こんなに嬉しい事はないわ!!)

サターニャ「ちょっと!! なんで私には聞かないのよ!!」

ヴィーネ「サターニャ!! ヒルダさんになんて口聞いてるの!!」

ヒルダ「私には構わん。 ただし……」



ヒルダ「坊っちゃまにそのような態度をとったらどうなるか分かっているだろうな」

サターニャ「ひいっ!!」ゾゾゾ

ヴィーネ(ヒルダさんカッコいい……とても私と同い年とは思えない///)

ヴィーネ「……で、そのアパートの上の階の一番奥にガヴがいます!!」

ヒルダ「分かった、今すぐ行こう……アランドロン」

アランドロン「畏まりました」パカァ

男鹿「行くかベル坊」

ベル坊「アイッ!!」

ヒルダ「二人とも、協力感謝する」

ヴィーネ「私にできる事があれば何でも言ってください!!」

シュウウン……

ヴィーネ「行っちゃった……」

サターニャ「全く……ガヴリールったら悪魔にも迷惑かけるなんて」

サターニャ「今度会ったら将棋で負かしてやるわ!!」

ヴィーネ「将棋なんだ……」










教室

ラフィエル「……」

ラフィエル(サターニャさん達が外で面白そうな事をやってました~……)

ラフィエル(私も授業サボって混ざればよかったです~……)












アランドロン「着きました」

男鹿「ここか」

ピンポーン

古市「……」

ヒルダ「……」

男鹿「……ん?」

ピンポンピンポンピンポンピンポーン

古市「押しすぎだから!!」

シーン……

男鹿「でねーじゃねーか」

男鹿「……はっ!! さては……ウンコ中か?」















ガヴリール「……」カタカタカタカタ

ガヴリール(このピンポンラッシュはサターニャだな、居留守使おう)

古市「学校サボってどこかに出かけたのか?」

ヒルダ「奴がサボった口実はネットゲームの筈だ。 だったら家にいないのはおかしい」

ヒルダ「……下がっていろ」

古市「ヒルダさん……?」













ガヴリール「いやーヌルゲーですなー……」カタカタカタカタ

ドゴオオオン!!!

ガヴリール「うわああああああ!!! なんだなんだ!!?」

ヒルダ「やはり居留守を使っていたか……」

ガヴリール「何堂々とドア破壊してんだよ!!?」

ガヴリール「何者だよあんたら!!」

男鹿「ラッパ」

ガヴリール「は?」

男鹿「ラッパ頂戴」

ガヴリール「……な、なんであんたら人間がラッパの事を……」

ガヴリール「……!!」

ガヴリール(やべ、私が天使ってバレたら強制送還される!!)

ガヴリール「な、何の事を言っているかさっぱり分からないなー……」

ヒルダ「しらばっくれるな、世界の終わりを告げるラッパだ」

ガヴリール「!!!」

ヒルダ「私は悪魔だ」

ガヴリール「えっ!!?」

ヒルダ「そしてここにいる男達も人間だが貴様の素性は知っている」

ガヴリール「嘘!!?」

男鹿「ラッパ頂戴」

ベル坊「ダブ!!」

ガヴリール「……」

ガヴリール「成る程……大魔王が大天使様に嫌がらせされて……」

ガヴリール「怒ってあんたらに回収を命じたと……」

ヒルダ「そういう事だ」

ガヴリール「分かった。 渡す」サッ

古市「あっさり!!?」

ガヴリール「だって返したらあんたら出てってくれるんでしょ?」

男鹿「おう」

ガヴリール「私早くネトゲやりたいから。 用が済んだら出てって」

古市(こいつ本当に天使か?)

ヒルダ「そうだな……では早速魔界に持ち帰るとするか」

男鹿「あっさり終わったなー」













「渡してはダメだ!! ガヴリール!!!」

男鹿「ん?」

ガヴリール「この声……もしかして……」

パアア……

ゼルエル「そのラッパを悪魔に渡してはいけないと大天使様に言われている!!」

ガヴリール「お姉ちゃん、いつの間に!?」

男鹿「お姉ちゃん……?」

今日はここまで

ゼルエル「そのラッパは私が天界に持っていこう」

ガヴリール「え、なんで?」

男鹿「おい、どこにもいねーじゃねーか。 それになんだよこの羽」

古市(もしかして……ガヴリールにだけにしか見えないのか!?)

ゼルエル「……お前が男鹿辰巳か」

男鹿「ん?」

古市(男鹿を知ってる……?)

男鹿「……違います」

古市「いや嘘つくなよ!!」

男鹿「いや、厄介事に巻き込まれると思って」

ガヴリール「お姉ちゃん、この人知ってるの?」

ゼルエル「……ああ」

ゼルエル「男鹿辰巳。 お前の噂は天界まで広まっている」

ガヴリール「え、私知らないけど」

ゼルエル「当然だ。 お前はネトゲばっかりやっているからな」

ゼルエル「これ以上男鹿を野放しにしては……地球が危ない……大天使様がそう言っていた」

男鹿「は?」

ゼルエル「……許せ」サッ

ヒルダ「……!! 避けろ男鹿!!!」

男鹿「!!!」

ドゴオオオオオオオオオオオン!!!

古市「お……お……」

古市「男鹿あああああああああ!!!」

ガヴリール「ちょ……お姉ちゃん!! あいつめちゃくちゃ吹っ飛んだけど!!? いいの!!?」

ゼルエル「……大天使様からは許可を得ている」

ガヴリール「え……マジ?」

古市「!!! まさかベル坊も!!?」

ヒルダ「安心しろ、坊っちゃまは男鹿が吹き飛ぶ寸前に私が助けた」

ベル坊「ダブ……」

ヒルダ「……大丈夫ですよ坊っちゃま、男鹿はきっと無事です」
















男鹿「……ってぇ、だいぶ吹き飛んだ」

男鹿「……」

男鹿「……何が俺を野放しにしたら危ないだ」

タッタッタッタッ……

男鹿「ん?」

古市「男鹿ーーーーー!!! 大丈夫かーーーーーー!!!?」

男鹿「……大丈夫じゃねーわけねーだろ」

ヒルダ「アレで死んだら殺してた所だ」

男鹿「二回死ぬのかよ俺」

ベル坊「ダブッ!!」

男鹿「……大丈夫だっつってんだろベル坊」

ガヴリール「あの……なんかごめん、うちのお姉ちゃんが」

男鹿「……俺ぶっ飛ばしたの、お前の姉貴か」

ガヴリール「うん」

男鹿「……どこの姉貴もつえーな」

ガヴリール「は?」

男鹿「おい、お前の姉貴どこ行った」

ガヴリール「……ラッパ持っていって天界に帰った」

男鹿「……おし、天界行くぞ」

古市「えっ!!?」

ガヴリール「マジ!? 人間界が天界行っていいの!!?」

ヒルダ「人間が行ってはいけないというルールはないだろう」

ガヴリール「いや、そうだけどさ……」

ベル坊「ダブッ!!」

男鹿「ベル坊もやる気満々だ。 行くしかねーだろ」

男鹿「おいアランドロン。 天界まで転送してくれ」

ヒルダ「馬鹿者、できるわけないだろう」

男鹿「は?」

アランドロン「天界まで転送するという事は私自身も天界に行くという事……」

古市「……!! そっか、悪魔は天界へは行けないんだ」

男鹿「……つーか……ベル坊も行けねえって事じゃねえか」

ベル坊「ダブッ!!?」

ガヴリール「いやそのおっさん使わなくても転送アイテムがありゃ行けるだろ。 魔方陣みたいなやつ」

古市「転送アイテム……?」

ヒルダ「貴様、持ってるのか?」

ガヴリール「うん」

男鹿「おし、そいつ貸せ。 さっさと行くぞ」

ガヴリール「え~……そんな事より早くネトゲやりたいんだけど」

ラフィエル「面白い事やってますね~」

ガヴリール「全然面白くねーって……」

ガヴリール「……」

ガヴリール「!!!?」

ラフィエル「おはようございますガヴちゃん♪」

男鹿「誰だお前」

ラフィエル「ガヴちゃんのお友達です~」

ガヴリール「ラフィ、学校は?」

ラフィエル「抜け出してきました~」

男鹿「つーかいつからいたんだよ」

ラフィエル「神速通使ったんですよ~」

ヒルダ「!! 神速通……貴様天使か?」

古市「えっ!!? じゃあ……天使学校を次席で卒業した……」

ラフィエル「あれ~知ってるんですか~?」

ヒルダ「そうか……貴様が白羽=ラフィエル=エインズワースか」

古市「……」

古市(胸でかっ!!)

古市(このおっぱい……ヒルダさん並かそれ以上にあるんじゃないのか!!? これが……天使クオリティ!!!)

ガヴリール「お前今絶対キモい事考えてるだろ」

古市「は、はぁ!!? 何急に変なこと言ってんだよ!!? 考えてねーって!!」

ガヴリール「だって顔が急にキモくなったんだもん」

男鹿「確かに」

古市「お前も何ガヴリールの味方になってんだよ!!」

ラフィエル「所でガヴちゃん、何があったんですか~?」

ガヴリール「ああ、実は……」

ラフィエル「成る程~ラッパを取られたんですね~」

ラフィエル「じゃあ私も協力しちゃいます~」

古市「!!? いいのか!!? だって君から見たら悪魔サイドの俺達は敵じゃあ……」

ラフィエル「面白そうなので!!」b

古市(この子本当は悪魔じゃねえの!!?)

ラフィエル「私、転送アイテム持ってるのでそれで行きましょ~」

男鹿「マジか! サンキュー」

ガヴリール「いってら~。 私は家でネトゲの続きを……」

パァァ……

男鹿「ん?」

ゼルエル「ガヴリール……」

ガヴリール「お姉ちゃん!!」

男鹿「うお!! ラッパが浮いてる!!」

ラフィエル「成る程!! 男鹿さんは普通の人間なのでお姉さんが見えないんですね~」

古市「やっぱり……あの天使は俺達には見えないのか!?」

男鹿「おし、行く手間が省けたな……」

男鹿「……おい透明野郎!! それ返せ!! 今お前が持ってるそのラッパ!!」

ゼルエル「返せも何も元々お前のじゃないだろう」

ゼルエル「……たった今、大天使様からの命令が下った」

ガヴリール「命令?」

ゼルエル「人類を……滅ぼしてもよいそうだ」

男鹿「は!!!?」

古市「いやいやいやいやいやいや!!! ちょっと待って!!! なんで!!?」

ゼルエル「『ラッパを奪おうとする魔王の好きにさせたくないから』だそうだ」

古市「滅ぼす理由が魔王並みにひどいんだけど!!?」

ゼルエル「確かに身勝手過ぎるが……これには私も賛成だ」

ゼルエル「人類が居続ければ……ガヴリール、お前の駄天使化をこれ以上止める事ができなくなる」

ガヴリール「いや、そうなったのは人類じゃなくてネトゲの所為で……」

ゼルエル「ネトゲを作ったのは人類だろ?」

ガヴリール「いや、そうだけどさ……」

ゼルエル「兎に角今からこのラッパを吹く事にした」

ヒルダ「……」ダッ

古市「! ヒルダさん!!」

ゼルエル「……」バッ

ゴオオ!!!

ヒルダ「ぐっ!!?」

男鹿「ヒルダ!!!」

ベル坊「ダブ!!?」

ゼルエル「お前……悪魔だな。 だったら分かっているはずだ」

ゼルエル「天使の前では……悪魔の力は全て無効になると」

古市「!!!?」

古市(嘘だろ!? ヒルダさんがどんなに強くても……相手が天使だったら意味ねーって事かよ!!?)

ゼルエル「では吹くぞ」

ガヴリール「いや、ちょ……」

男鹿「……」バッ

ガヴリール「!!」

ゼルエル「……何度やっても同じだ」バッ

男鹿「ぐおっ!!!?」ドゴォン

ベル坊「ダブッ!!?」

ヒルダ「……アランドロン!!」

アランドロン「魔界への転送準備完了です!!」パカッ

ヒルダ「お前達!! 魔界へ避難するぞ!!」

古市「お、俺達が助かってもほかの人達は!!?」

ヒルダ「助かる術はない!! 早くしろ!!」

ラフィエル「もう終わりですね~」

ガヴリール「……」

男鹿「……ざけんじゃねえ」

ガヴリール「!!」

男鹿「やられたまんま……逃げてたまるかよ」ダッ

ゼルエル「まだ来るか……」

古市「男鹿!!!」

ベル坊「ダブッ!!」

ヒルダ「馬鹿者!! 早くこっちに来い!!」

ヒルダ「貴様が死んだら坊ちゃまがどんな思いをするか分かってるのか!!」

ゼルエル「……」スウウ

古市(ダメだ!! 間に合わ……)














ボエエエエエエエエエエエ~……

古市「……」

古市「……?」

古市「……」

古市「……滅んで……ない?」

古市「てか……何今のジャ◯アンの歌声みたいな音……」

ゼルエル「あ、あれ? おかしいな……もう一度……」

ヒルダ「!!」

ゼルエル「……」ボエエエエエエエエエエエ~……

古市「……」

古市「変な音出るだけなんだけど!!」

ゼルエル「ちょ、ちょっと大天使様に聞いてくる!!」パァァ

古市「かっこ悪!!!」

男鹿「追いかけんぞ、転送アイテム出せ」

ラフィエル「その必要はないですよ~」

古市「で、でも!! 早くしないと今度こそ人類が……」

ラフィエル「大天使様が吹こうがガヴちゃんのお姉さんが吹こうが無駄ですからね~」

ヒルダ「……どういう事だ?」

ラフィエル「だってあのラッパ……」













ラフィエル「ガヴちゃんが吹かないと意味ないですから♪」

ガヴリール「……は?」

ガヴリール「え、そうなの? マジ?」

ラフィエル「卒業する時校長言ってましたよ~? 首席の人が吹かないと機能しないようにしたって」

古市「校長が!!? 大天使じゃなくて校長にその権利あるの!!?」

ラフィエル「ガヴちゃん卒業した時分かりましたって言ってたじゃないですか~」

ガヴリール「……あの時の記憶は全部忘れた」

ヒルダ「貴様……まさかそれを知っていたからあんな状況でも余裕を見せていたというのか」

ラフィエル「そうですよ~」

古市「なんでそれを早く俺達に……」

ヒルダ「……いや、考えろ古市。 もしあの時バレていたら……」

古市「……!! そうか、ガヴリールの姉ちゃんがガヴリールに無理矢理吹かせていた……」

ガヴリール「策士だなーラフィ」

ラフィエル「それ程でも~」

男鹿「そんなん関係ねぇよ……つーかラッパとかもうどうでもいい」

男鹿「あいつとは……ちゃんと決着をつけねえと。 次は負けねえ」

ヒルダ「……男鹿」

男鹿「?」

パァン!!

男鹿「ごっ!!?」

ベル坊「ダブッ!!?」

古市「ちょ、ヒルダさん!!?」

ガヴリール「ビンタだ……」

ラフィエル「痛そうですね~」

ヒルダ「何度も言ってるぞ。 坊っちゃまの前からいなくなるなと」

ヒルダ「もしあの時ラッパの効果が発揮してたらどうなってか分かってるのか」

男鹿「……」

ベル坊「ダブ……」

男鹿「ベル坊……」

ベル坊「とーたん……」

男鹿「……」

男鹿「……わーった。 悪かったって」

男鹿「……安心しろよ、俺は死なねーからよ」

古市「……!! そういえばヒルダさん、さっきあの天使が言ってた事って……本当ですか?」

古市「天使は悪魔の力を無効にするって……」

ヒルダ「……今のを見れば分かるだろう」

古市「じゃ、じゃあ!! もしもですよ!!」

古市「今まで俺達が苦戦したジャバウォックとか……サタンとかも……」

古市「天使の前ではめちゃくちゃ弱くなるって事ですか!!?」

ヒルダ「そうだ」

古市「た、例え天使が瞬殺されそうな雑魚モブ天使でもですか!!?」

ヒルダ「そうだ」

古市「魔力を使わないで直接暴力を振るおうとした場合も!!?」

ヒルダ「勿論だ」

古市「天使ヤバッ!!」

ガヴリール「てかさ、ラッパの事内緒にしとけばお姉ちゃん達くる事ないんじゃない?」

ラフィエル「でも……バレるのは時間の問題かもしれないですね~。 校長に聞けばすぐに分かりますし」

古市「……じゃあ……またすぐ戻ってくるって事か?」

ガヴリール「めんど……」

男鹿「悪魔の攻撃が効かないとか関係ねえよ」

男鹿「別に俺には何も影響ねーんだろ」

ヒルダ「馬鹿者、あるに決まっているだろ」

ヒルダ「貴様単体の力は弱くはならないが……」

ヒルダ「ゼブルブラストなどといった坊っちゃまの力が必要な技は全て効かない」

男鹿「……」

男鹿「あれ……じゃあ今回ベル坊……お荷物?」

ベル坊「ダブッ!!?」

ヒルダ「貴様今坊っちゃまに何と言った……?」ゴゴゴゴ

男鹿「なんでもありません」

古市「つーか男鹿、お前さっきベル坊とか関係なく普通に負けてたじゃんか。 それに相手は透明だぞ?」

男鹿「……うっせー、次は負けねーつってんだろ」

ヒルダ「しかし何も策を考えないで戦っても負けるだけだぞ」

男鹿「じゃあどうしろっつーんだよ。 突っ込むしかねーだろ」

ヒルダ「……」チラッ

ガヴリール「?」

ヒルダ「ガヴリール……貴様、契約している人間はいるか?」

ガヴリール「は?」

古市「……!! ヒルダさん、まさか……」

ヒルダ「男鹿、ガヴリールと契約しろ」

男鹿「え」

ラフィエル「わぁ!! それは面白そうですね~」

古市「待ってヒルダさん!! 男鹿はもうベル坊と契約してますよね!?」

古市「悪魔と天使の二重契約なんてできるんですか!!?」

ヒルダ「可能だ……しかし体への負担は大きい」

古市「じゃあダメじゃないですか!!」

ヒルダ「……通常ならな」

古市「……へ?」

ヒルダ「今回の相手は天使だ。 つまり魔力を使おうとしても……」

古市「そうか!! 無効化されて使えないから……天使の力だけしか使えない……天使の力だけだったら体に負担がかからない!!」

ヒルダ「そういう事だ」

ヒルダ「契約する事でガヴリールは男鹿に天使力を送る事ができる」

男鹿「天使力? なんだそりゃ」

ヒルダ「魔力の天使版のようなものだ」

ヒルダ「天使力があれば奴の姿も見えるようになるだろう」

古市「おお!! それだったら羽を頼りにする必要もないですね!!」

男鹿「お前つえーのか?」

ガヴリール「強いよ、ゲームは」

男鹿「ゲームの話じゃねえよ、因みに俺はゲームで好きなのはドラクエだ」

ガヴリール「聞いてねぇよ」

ラフィエル「ガヴちゃんは運動神経全然ないですよ~」

ヒルダ「……ラフィエル、貴様は?」

ラフィエル「私もそんなにないですね~」

ヒルダ「……まぁ契約しないよりはマシだろう」

ガヴリール「……めんどくさいなー戦うとか」

ガヴリール「でも……まぁいいか、契約しても。 私も人類滅ぼすのは反対だし」

古市「!! そうか……やっぱりお前も人類を大切に……」

ガヴリール「ゲーム開発者死んだらゲームできなくなるし」

古市「動機それかよ!!」

ガヴリール「お姉ちゃんとサシだったら勝ち目ないと思ってたけど……あんたと一緒なら勝ち目あるかもな」

男鹿「あたりめーだろ」

タッタッタッタッ

古市「……!! 誰か来た!!」

ヴィーネ「ガヴーーーー!!!」

サターニャ「……ってええ!!? なんでラフィエルまでいるのよ!!?」

ラフィエル「ヴィーネさん!! サターニャさん!!」

ヒルダ「何かあったのか?」

ヴィーネ「ガヴがヒルダさんに迷惑をかけてないか心配で……」

ヴィーネ「どうしよう……授業抜け出したから先生に怒られる~……」

古市(この子実は天使じゃねえの?)

サターニャ「ふふふ……そんな事でびびってるの? 情けないわねヴィネット!!」

ガヴリール「お前今回のサボりで居残り確定だな」

サターニャ「……あっ!!! あ、ああ……」ガクガク

男鹿「お前もびびってるじゃねーか」

ヴィーネ「……ええっ!!? じゃあ……ガヴのお姉さんがラッパを吹こうと!!?」

男鹿「またこっちにやってくるってよ」

ヴィーネ「そ、そんなのはダメです!! 人間はいい人ばかりなのに……どうしてそんな事を……」

古市(悪魔の台詞じゃねえ……)

サターニャ「そうね……確かに滅ぼすのは反対よ」

古市「え? お前も?」

サターニャ「人類を支配するのは天使じゃなくて……この私よ!!」

ガヴリール「一生無理だろ」

サターニャ「は、はぁ!? なんであんたに分かるのよ!!」

ラフィエル「そうですよガヴちゃん!! サターニャさんは私でさえ倒せてない雑魚ですけど何れ支配できる器なんですよ!!」

古市「今君サターニャおもいっきりディスったよね!?」

サターニャ「よく分かってるじゃないラフィエル!!」

古市「そんでお前もディスられたのに気づいてねーのかよ!!」

ピカーーーー

男鹿「うおっ!!? 眩しっ!!」

ヒルダ「……!! あれは……」

ヴィーネ「て、天使が……沢山いる!!」

ガヴリール「まさかお姉ちゃんの部下……?」

男鹿「戻ってきやがったか」

ゼルエル「ガヴリール……」

ガヴリール「お姉ちゃん……」

男鹿「あ、見える」

古市「!!? え、もう知らないうちに契約したのか!!?」

ガヴリール「まぁお互いオッケーって言ったしそれでなったんじゃね」

ヴィーネ「適当か!!」

男鹿「……」

男鹿「あいつ女だったのか」

ガヴリール「私お姉ちゃんっつったよな?」

ゼルエル「こっちに来い。 このラッパを……お前に吹かせてやろう」

ガヴリール「そしたら滅びるからだろ? やなこった」

ゼルエル「お前ならそう言うと思ったぞ……だったら……」

ゼルエル「力尽くで攫うまでだ!!」バッ

サターニャ「ぎゃあああああああああ!!! 大軍が来たあああああああああ!!!」

男鹿「ヒルダ!! お前にベル坊預ける!! しっかり守っとけ!!」

ヒルダ「言われるまでもない」

ベル坊「ダブ……」

男鹿「ベル坊……めちゃくちゃ離れるぞ」

男鹿「けど……お前はもう……泣かねえよな?」

ベル坊「……」

ベル坊「ダブッ!!」

男鹿「おし!! よく言った!!」

男鹿「……見とけよベル坊。 ここにいる天使全員……」















男鹿「……土下座させてやんぜ!!」

ゼルエル「こっちに来い。 このラッパを……お前に吹かせてやろう」

ガヴリール「そしたら滅びるからだろ? やなこった」

ゼルエル「お前ならそう言うと思ったぞ……だったら……」

ゼルエル「力尽くで攫うまでだ!!」バッ

サターニャ「ぎゃあああああああああ!!! 大軍が来たあああああああああ!!!」

男鹿「ヒルダ!! お前にベル坊預ける!! しっかり守っとけ!!」

ヒルダ「言われるまでもない」

ベル坊「ダブ……」

男鹿「ベル坊……めちゃくちゃ離れるぞ」

男鹿「けど……お前はもう……泣かねえよな?」

ベル坊「……」

ベル坊「ダブッ!!」

男鹿「おし!! よく言った!!」

男鹿「……見とけよベル坊。 ここにいる天使全員……」















男鹿「……土下座させてやんぜ!!」

今日はここまで

最近古市とラミアのSSも投下されてたな……アニメの再放送でもあったのかな。

とりあえず乙。また書いてくれ

男鹿「行くぞガヴリール!! 俺の身体にしがみついとけ!!」

ガヴリール「おっしゃ」

男鹿「……お前ベル坊より重いな」

ガヴリール「当たり前だろ! 赤ん坊と比べるなよ!!」

ゼルエル「捕らえろ!!」

天使「うおおおおおおお!!!」

サターニャ「ほ、本当にあの大軍を一人で倒せるの!!?」

ヴィーネ「ど、どうしよう……私達はどうすれば……」

ヒルダ「この状況……私達悪魔にはどうしようもできん」

ベル坊「アイッ!!」

男鹿「おおおおおおおおらああああああああ!!!」

ドカーン!!!

天使「ぐわあああああああああ!!!」

ガヴリール「おーすご。 一掃だ」

天使「なんだこいつの強さ!!?」

天使「こいつ……化け物か!!?」

男鹿「俺が化け物……?」

男鹿「違う……俺は悪魔だ」ニタァ

古市「それブ◯リーの台詞!!」

















ゼルエル「くっ……男のクセにか弱い妹一人も攫えないのかあいつら……」

男鹿「……」

ドカッ!! バキッ!!

男鹿「つーかこいつら本当に多いな!! 全然お前の姉貴に近づけねーんだけど!!」

古市「……男鹿!!」

男鹿「あん? なんだよ?」

古市「この天使軍団は俺に任せて……お前はさっさと親玉を倒してこい!!」

男鹿「……」

ガヴリール「……お前何か変なこと企んでる?」

古市「企んでねーよ!!」

男鹿「……古市、任せるわ」

古市「おう!!」

男鹿「行くぞガヴリール」

ガヴリール「え、本当に大丈夫なの? あんな奴で?」

男鹿「……古市だから任せられるんだろーが」ダッ

ガヴリール「……」

ガヴリール「ふーん……お互い信頼してんだな」

天使「おい!! あっち行ったぞ!!」

古市「待ちな!! お前らの相手は……」

古市「石矢魔の参謀……古市貴之様が相手だ!!」

ヴィーネ「凄い……男鹿さんだけじゃなくて……古市さんも戦えるなんて」

サターニャ「ふーん……見ものね」

ヒルダ「……嫌な予感しかしないがな」

古市「……」

古市(ふっふっふっ……ここでカッコいい所を見せれば……)

古市(サターニャとヴィネットちゃんの……俺に対するロリコン疑惑を払拭できる!!)

古市(そして何より……)

ラフィエル「……」

古市(ラフィエルちゃんに……カッコいい所を見せれる!!)

ラフィエル「古市さん戦えるんですか~?」

古市「!! あ、ああ!! 勿論だ!!!」

ラフィエル「本当ですか!!? じゃあ……」

ラフィエル「私と契約しませんか~?」

古市「えっ!!!?」

ヴィーネ「ちょ、ちょっとラフィ!!?」

ラフィエル「私もガヴちゃん程じゃないですけど力になれるはずですよ~」

サターニャ「ど、どうしてこんな変な奴に肩入れするのよ!!?」

古市「お前に言われたかねーよ!!」

ラフィエル「古市さんと契約したら面白そうなので!!」b

サターニャ「いや、どこも面白くないわよ!!?」

古市「……!!」

古市(契約……)

古市(契約……)

古市(契約……?♂♀)

古市は頭が混乱していた。

古市「……オッホン!! ラフィエルちゃん!!」

ラフィエル「はい?」

古市「気持ちは嬉しいが……君は大人しくヴィネットちゃん達とそこで見ててくれ」

古市「俺は女性の味方……だから俺は少しでも君に楽をさせたいんだ」

ラフィエル「そうですか……残念ですね~」

ベル坊「……ダブ」

ヒルダ「坊ちゃまの言う通りですね、あいつ調子に乗って死にます」

古市「ベル坊絶対そんな事言ってませんよね!!?」

古市「……ラフィエルちゃん、俺の戦いぶり、最後まで見ててくれ」

ラフィエル「分かりました~」

サターニャ「古市!! カッコつけてないでさっさと倒しちゃいなさいよ!!」

古市「う、うるせーな!! 分かってるって!!」

ヴィーネ「頑張ってください古市さん!!」

古市「……」

古市(さーて……俺の秘技……披露してやるぜ)

古市(この……魔界のティッシュで!!)

古市「……」

古市「……」ゴソゴソ

古市「……あれ?」

古市「な、ない!! 魔界のティッシュがない!!」

古市「……はっ!!」

古市(そうだ……男鹿達がいきなり俺ん家にやってきたからドタバタしててそもそも持ってきてないんだ!!)

古市「……タイム!!」

ヴィーネ「へ?」

古市「アランドロン!! 俺の家まで転送……」

天使「男鹿辰巳の仲間は捕らえろと命令がでてる!!」

アランドロン「いやーーーーー!!! 助けて貴之ーーーーー!!」

古市「アホーーーーー!! 何捕まってんだーーーーーー!!」

古市「しょうがない……待ってろ!! すぐ助けてやるから!!」

天使「オラァ!!」

古市「ぐへぇ!!?」

ヴィーネ「ふ、古市さん!!」

ヒルダ「想定内だな」

サターニャ「めちゃくちゃ弱いじゃない!!」

古市「う、うるせー!! まだ本気出してねーだけだって!!」













男鹿「古市ーーーーーー!!! 全然数減ってねーぞーーーーーー!!!」













古市「!! 男鹿……」

古市「クッ……何やってんだ俺は」

古市(つーか……仮にティッシュがあったとしても……)

古市(相手が天使だから意味ねーじゃねーかああああああああああ!!!)

天使「ゼルエル様の妹のご友人も人質として捕らえるよう命令されている」

ヴィーネ「えっ!!?」

サターニャ「ちょ、ちょっと!! 何よあんた達!!」

ヒルダ「……私は奴の友人ではないのだが」

ベル坊「アイ……」

古市「!!!」

古市「ヒルダさん!! それにベル坊まで!!」

ヒルダ「貴様ら……坊っちゃまに手を出したらどうなるか分かってるな」

古市「ヒルダさん達は関係ねーだろ!! 離せ!!」

古市(クソ……男鹿の仲間だか、ヒルダさんも捕らえるって事かよ)

古市(ティッシュなしでどうやって……)
















石矢魔学園

寧々「昨日古市にパンツ見られそうになったわ……」

由伽「キモいっすねー」

















古市「ぶえっくしょい!!」

サターニャ「こんな時にクシャミ!!?」

ヴィーネ「……!! 古市さん!! 鼻水垂れてますよ!!」

古市「!!! おわああああ!!? ボ◯ちゃんみたいになってるうううううう!!?」

古市「だ、誰か!! 誰かティッシュ!!」

サターニャ「あーもう!! しょうがないわね!!」ゴソゴソ

サターニャ「ほらティッシュ!! ちゃんと受け取りなさい!!」ブンッ

古市「おーサンキューサターニャ!!」

ヴィーネ(緊張感がまるでない……)

古市「ふー助かった……これで……」スポッ

サターニャ「……」フラッ

ヴィーネ「!! サターニャ!!!?」














『本日紹介するのはこのティッシュ!!』

『これはですね、自分以外の人にこのティッシュを鼻詰めさせるとですね……』

『なんと!! その身体を乗っ取る事ができるのです!!』

サターニャ『!! へー面白そうじゃない!!』

サターニャ『これを使えば……ガヴリールの身体を乗っ取ってイタズラし放題ね!!』

サターニャ『ああ……なんて恐ろしい事を思いついちゃったのかしら私///』
















サターニャ『ちょ、ちょっと!! 何よこれ!!』

古市「え……ちょ……サターニャ!!?」

ヒルダ「まさか……サタニキア……」

ヒルダ「古市の身体に……憑依したのか!?」

ヴィーネ「えええ!!?」

サターニャ『な、なんで私が古市の身体になってるのよ!!』

サターニャ「」

サターニャ『あ!! 私の身体!!』

サターニャ『……そっか!! あのティッシュ使ったから!!』

古市「おいサターニャ!! 俺身体勝手に動くんだけど!!」

天使「やれ!!」

古市「!! やべ!!」

ヒョイヒョイヒョイ!!

古市「!!?」

ヴィーネ「躱した!!? なんて身のこなしなの!!?」

ヒルダ「さっきとは大違いだな」

ベル坊「ダブ!!」

古市「サターニャお前……運動神経いい?」

サターニャ『ふっふっふっ……当たり前じゃない!!』

古市「……おし!! 任せたサターニャ!!」

サターニャ『なーはっはっはっ!! 任せない!!』

サターニャ『悪魔を敵に回すとどれ程恐ろしいか……教えてやるわ!!!』

古市(サターニャのこの運動神経のよさは魔力とは関係ない……だから弱くなることはない!!)

古市「うおおおおお!!!」ドドドド

天使「ぐわあああああ!!!」

ヴィーネ「古市さん凄い!!」

ヒルダ「凄いのはサタニキアだ」

ベル坊「ダブダブ」ウンウン

ヴィーネ(古市さん可哀想……)

古市「おし!! ここら辺の天使はぶっ飛ばしたぞ!!」

サターニャ「……!!」

サターニャ「あ!! 身体が元に戻った!!」

ヒルダ「丁度時間切れのようだな」

古市「ヒルダさん!! ヴィネットちゃん!! 怪我は!!?」

ヴィーネ「だ、大丈夫です!! ありがとうございます!!!」

アランドロン「貴之……お礼のチューを……///」

古市「いらねえから!!」

古市(しかしまぁこれで……)

古市(ラフィエルちゃんにカッコいい所を見せれたはずだ!!)

古市「ラフィエルちゃん……俺、輝いてたかい?」

シーン……

古市「……あれ?」

サターニャ「ラフィエルは!? ラフィエルはどこに行ったのよ!!?」

ヴィーネ「ね、ねぇ……そもそも私達が天使に捕まった時から……」

ヴィーネ「ラフィいなかったような……」

古市「は!!!?」

古市「おいお前ら!! ラフィエルちゃんをどこにやった!!」

天使「」

古市「ダメだ、気絶してる……」

ヒルダ「後ろだ古市!!」

天使軍団「うおおおおお!!!」

古市「!!!!」

古市(嘘だろ!!? まだこんなにいるのかよ!!?)

古市(ヤバい、サターニャに身体乗っ取られた後遺症なのか、身体が重い……)

古市(このままじゃやられ……)

ドゴオオオオオン!!!

天使軍団「ぐわああああああ!!!」

古市「……」

古市「……あれ? 殴られてない?」

「よう古市、面白そうな事やってるじゃねえか」

古市「!!!」

ヒルダ「!! 貴様は……」































東条「俺も混ぜろよ、その喧嘩」

今日はここまで

古市「東条先輩!! どうしてここに!!?」

東条「バイトの面接中によ、近くでギャーギャー騒いでるのが聞こえてきたんだ。 んで、喧嘩できるかもしれねえって思ってやってきた」

古市「バイトの面接……?」
















今から少し前

マスター(今日はウチで『バイトしたい』と言ってくれた子が面接しに来る日だ)

マスター(採用すれば天真くんの負担も少しは減るだろう)

カランコロン……

東条『ちわっす、面接しに来ました』

マスター『……』

マスター(でか!!?)

マスター『あ、ああ……いらっしゃい。 どうぞ奥へ』

東条『うす』

マスター『えっと……君はどうしてウチでバイトしたいのかな?』

東条『逆に聞きたいんすけど』

マスター『?』

東条『ここって喧嘩できるんすか?』

マスター『いやできないよ!!?』

東条『えっ!!? できないんすか!!? マジか……』

ワーワーギャーギャー……

マスター『!! 外が騒がしいな……』

東条『……喧嘩の匂いがする』

マスター『は?』

東条『すいません、やめます』ダッ

マスター『えっ!!? ちょっ!!?』

カランコロン……

マスター『……天真くん以上にフリーダムな子だ』














東条「……つーわけでここに来たってわけだ」

古市(どう考えても喫茶店で喧嘩はできないだろ……)

東条「んで……お前がいるって事は男鹿もいるよな?」

古市「は、はい。 あっちにいますけど……」

天使「今だ!!」

東条「!! ふん!!」

ドゴォン!!

天使「ぐっ!!?」

東条「まぁいいや……男鹿とやる前に……」

東条「こいつらで肩慣らしと行くか!!」ダッ

ヴィーネ「ヒルダさん、あの人は……」

ヒルダ「東条英虎……」

ヒルダ「石矢魔高校4大勢力、東邦神姫の一人だ」

東条「うおおおおおおお!!!!」ドドドドドドド

天使「ぐあああああああああ!!!」

サターニャ「め、めちゃくちゃ強いじゃないあいつ!! 古市とは大違いだわ!!」

古市「悪かったな弱くて!!」

東条「はっはっはっ!! 悪魔軍団と比べたらてめーらなんて可愛いもんだぜ!!」

古市「!! そうだ東条先輩!! ラフィエルちゃん見ませんでした!?」

東条「あ? 誰だそりゃ」

古市「えっと……この子達と同じ制服着てて……ロングヘアで……おっぱいがでかい子です!!」

ヴィーネ「古市さん……」ズズ

サターニャ「最低……」ズズ

ヒルダ「滅びろ」

ベル坊「ダブ……」

古市「ああああああ!! さっきの戦いで株上げたのにいいいいいいいい!!!」

ガヴリール「おい男鹿!! なんか変な奴きたぞ!!」

男鹿「!! あれは……東条じゃねーか」

東条「男鹿ーーーーーーー!!!」

男鹿「!!」

東条「よく分かんねえけどてめえは誰かを倒さなきゃいけねーんだろ!!?」

東条「だったらさっさと倒してこい!! その次は俺だからな!!」

男鹿「……言われなくてもすぐ倒すっての」ドゴォン!!

ガヴリール「けどさ、あいついてくれるのはいいけど……」

ドカ!! バキ!!

ガヴリール「それでもまだ多くね?」

男鹿「ああくそ!! うざってえ!!」ドゴッ!!

ゼルエル「クッ……一向に止まりようがないな」

男鹿「!! あの野郎……遠くで高みの見物か」

ゼルエル「こうなったら……」

ゼルエル「……ガヴリール!! 吹いてくれたらネトゲの課金代全部私が払おう!!」

ガヴリール「えっ!!? マジ!!?」パッ

男鹿「アホ!! 俺から離れるなっつったろ!!」

ガシッ

天使「捕まえました!!」

ガヴリール「ああああああ!!! 離せロリコン野郎ーーーー!!!」

ゼルエル「よくやった!!」

ガヴリール「てかよく考えたら人類滅ぼすんだからネトゲもクソもなかったああああああ!!!」

男鹿「あの馬鹿……」

男鹿「おい!! ガヴリールを返せ!!」

天使「ほれパス!!」ポン

天使「あいよ!!」ポン

ガヴリール「私をボールみたいに扱うなああああああああああ!!!」

ゼルエル「そのまま私の所まで届けろ!!」

男鹿「くそ……早く追いかけねえと!!」ダッ

天使「通さん!!」

男鹿「あークソ!! うぜえ!!」

男鹿「……」チラッ

東条「オラオラオラオラ!!!」ドドドドドドド

男鹿「東条は向こうの奴らで精一杯かよ……」

男鹿「しょうがねえ……一人一人ボコして……」

天使「ぐわおおおおおおおおお!!!?」

男鹿「!!?」

サターニャ「ちょ、ちょっと何よ今の!!?」

ヴィーネ「物凄い速さで……女の人が……」

古市「ヒルダさん……あの後ろ姿って……」

ヒルダ「……まさか奴も来たとはな」

古市「……!! ていうかなんであの子といるんだ!!?」












男鹿「な、なんだ。 急に血吹き出したぞ」

天使「」バタッ

男鹿「……は!!」

男鹿「もしや俺……知らぬ間に『お前はもう死んでいる』をやってたのか?」

「私がやったのよ」

男鹿「……!!」



























邦枝「ほんと……厄介な事に巻き込まれてばかりね貴方」

男鹿「お前なんでここにいんだ?」

邦枝「舞天高校周辺で騒ぎが起こってるって情報を聞いてやってきたの」

邦枝「……貴方が学校に来ないのと関係あるかもしれないと思ってね」

男鹿「へー石矢魔と舞天って近かったんだな」

男鹿「! じゃあ大森達も来てんのか?」

邦枝「寧々達には石矢魔で何か起こるかもしれないと思って学校で待機させてるわ」

男鹿「へー」

邦枝「い、言っとくけど貴方が心配で来たとかそんなんじゃないから!!///」

男鹿「は?」

天使「……」ゾロゾロ

男鹿「げっ、まだいるのかよ!! クソ、ガヴリールからどんどん遠のいていきやがる……」

邦枝「……あそこにいる女の子を助けないといけないのね?」

男鹿「おう」

男鹿「……」

男鹿「邦枝、わりいけどこいつら頼めるか?」

邦枝「お安い御用よ」

男鹿「サンキュー」ダッ

邦枝「……さぁかかって来なさい。 貴方達の相手は私よ」

邦枝「……」




















邦枝「行くわよラフィエル!! 私に力を貸して!!」

ラフィエル「合点です葵さん!!」

少し前

古市『……ラフィエルちゃん、俺の戦いぶり、最後まで見ててくれ』















ラフィエル(というわけで逃げてきちゃいました♪)

ラフィエル(見るなって言われたら見たくなるのと同じで……見ろって言われたら見たくなくなりますよね~)

ラフィエル(それにそっちの方が古市さん的にもおいしいですし♪)

ラフィエル『……はっ!!』

ラフィエル(私の馬鹿!! このまま逃げたらサターニャさんにイタズラできないじゃないですか!!)

ラフィエル(こうしちゃいられません!! 急いで戻らないと……)

邦枝『この騒ぎは……?』

ラフィエル『!!』

ラフィエル(あら、可愛い人ですね~)

邦枝『ねぇ貴女……ここら辺で人相の悪い子連れの学生を見なかったかしら?』

ラフィエル『!! 男鹿さんの事ですか~?』

邦枝『!! 男鹿を知ってるの?』

ラフィエル(!! そうだ、折角ですし古市さんよりも……それに刀も持ってるみたいですし……)

ラフィエル『ちょっと力を貸して欲しいんですけど……いいですか~?』

邦枝『……?』

















邦枝「貴方達は……壱式で十分よ」

ババババババババ!!!

天使「ぐわあああああああああ!!!」









古市「あの速さ……もしかして……」

ヒルダ「間違いない……邦枝はラフィエルと契約した」

古市(凄い……ただでさえ速い抜刀術が……天使と契約するだけで更に速くなってる……全然見えねえ!!)














ラフィエル「凄いですね葵さん~」

邦枝「……貴女のお陰よ」

邦枝「けど驚いたわね……天使がいたなんて」

ラフィエル「私も葵さんが悪魔の存在を知ってるなんて驚きました~」

古市(東条先輩に……邦枝先輩……)

古市(……は!! もしやこの流れは……)

古市(神崎先輩と姫川先輩も来て……東邦神姫全員揃うのでは!!?)























しかし神崎と姫川が来ることはなかった!!!

神崎家

二葉「おら!! さっさと動けはじめロボ!!」

神崎「ぐおー」

二葉「ヒメザウルスをぶっ殺せー!!」

姫川「がおー」

姫川「……俺帰っていいか?」

神崎「ダメに決まってんだろ」

サターニャ「ふーん……石矢魔ってこんなに強い人がいるのね」

サターニャ「ま、私程じゃないわね」

古市「何対抗しようとしてるんだよ……」

ヴィーネ「……」

ヴィーネ(みんなが戦ってるのに……私は何もできないなんて……)

ヒルダ「今の私達にできることは男鹿の勝利を願うだけだ」

ヴィーネ「……へ?」

ヒルダ「『自分はどうして何も役に立てないんだろう』という顔をしてたぞ」

ヴィーネ「!!!」

ヒルダ「……まぁ願わなくても勝つのは分かってるがな」

ヒルダ「私は……あいつを信じてる」

ベル坊「アイッ!!」

ヴィーネ「ヒルダさん……ベルゼ様……」

ヴィーネ「……」

ヴィーネ(ガヴ……男鹿さん……勝って!!)

ヴィーネ(人類の滅亡を……阻止して!!)

天使「トス!!」ポン

ガヴリール「ぎゃん!!」

天使「トス!!」ポン

ガヴリール「がふっ!!」

天使「アターーーーーーック!!」ドカーン!!

ガヴリール「ぎゃあああああああああ!!!」

ガシッ

ゼルエル「よく私の所にきたな、ガヴリール」

ガヴリール「好きで来たんじゃないって!! あいつらが勝手に私をバレーボールにして……」

ゼルエル「さぁ、このラッパに息を吹きかけろ」

ガヴリール「!!!」

ガヴリール(やべ、下手に喋るとラッパに息が吹きかかって……地球がなくなる!!)

ガヴリール「……」シーン……

ゼルエル「ほう、少しは頭が回るみたいだな、流石は私の妹」

ガヴリール(こうなったら神速通を使って……)

ガヴリール「……!!」

ゼルエル「神速通を使おうとしたな? 無駄だ、私の天使力で阻止している」

ガヴリール(クソ!! どうすれば……)

天使「ぎゃあああああ!!!」バタッ

ガヴリール「!!」

ザザ……

男鹿「……返せよ、ガヴリール」

ガヴリール(男鹿!!)

ゼルエル「! あの大軍を抜けてきたか……貴様には頼もしい仲間がいるんだな」

ゼルエル「だが……私を倒す事はできない」

男鹿「うるせーな。 俺は勝つ」

ゼルエル「? ほう、余程自信があるのか」

男鹿「……ベル坊と約束したんだよ」

ゼルエル「?」

















男鹿「死なねーって」

今日はここまで

見てるぞ

ゼルエル「そうか、お前はベルゼバブ4世の為に戦うのか」

ゼルエル「……すまないがこっちも負ける気はない。 これも全て……」

ゼルエル「妹の為!!」

ガヴリール(私の為を思うなら今すぐ帰れ!!)

男鹿「つーかお前、ラッパとガヴリールで両手塞がってるぞ。 どうやって戦うんだよ」

ゼルエル「……」キュイイン

男鹿「げ、エネルギー弾」

ガヴリール(うちのお姉ちゃん、なんでもありだからな……)

パッ

男鹿「!! 消えた……?」

パッ

男鹿「うお!?」ヒョイ

ゼルエル「躱したか」

男鹿「お前……いつの間に背後に……瞬間移動か?」

男鹿「エネルギー弾といいもろド◯ゴンボールじゃねえか……」

ガヴリール「神足通だ男鹿!!」

男鹿「!!」

ガヴリール「行きたい所に瞬間移動できる!!」

ガヴリール「お前も私と契約したからできるはずだ!!」

ゼルエル「……こっちを向いて喋れ、ガヴリール」

ガヴリール「やだ! ラッパに息が吹きかかるじゃん!!」

男鹿「瞬間移動か……」

ゼルエル「しかし契約したばかりでお前には使いこなせないだろう……」

パッ

男鹿「あ、また消えた」

パッ

ゼルエル「!!」

男鹿「おーできたできた」

男鹿「つーか……」パッ

男鹿「これ……」パッ

男鹿「悟◯みてえだな!!」パッ

ガヴリール「すげーなお前、私より神足通使いこなしてるじゃん」

男鹿「うっはーすげー」パッパッパッ

ゼルエル「神足通で遊ぶな!!」

男鹿「……おし」

パッ

ゼルエル「!!」

パッ

男鹿「!!」

パッ

ゼルエル「!!」

パッ

男鹿「!!」

パッ

ガヴリール「お前ら真面目に戦えよ!! 神足通ばっかじゃねーか!!」

男鹿「いやーだってよ、こいつの背後に回ろうと思ったらこいつ消えるしよ」

ゼルエル「だったら……」バサッ

男鹿「お、飛んだ」

男鹿「くっそー、俺も飛べりゃーなー」

男鹿「……!!」バサッ













邦枝「!! 誰か浮いてるわ!!」

東条「豚か?」

サターニャ「!! 違うわ!! あれは……」

ヒルダ「男鹿に……天使の羽が生えた!!」

古市「全然似合わねええええええ!!!」

ヴィーネ「そっか!! ガヴと契約したから……飛べるようになったのね!!」

古市「あの悪人面に天使の羽とか合わねーだろ!!」

邦枝「!! 待って、じゃあ私も……?」

ラフィエル「勿論飛べますよ~。 加勢しますか~?」

邦枝「……いいえ、私は信じてるから」

邦枝「男鹿の……勝利を」










ゼルエル「……」ドドドドドド

男鹿「……」シュンシュンシュンシュンシュン

男鹿「……」ドドドドドド

ゼルエル「……」シュンシュンシュンシュンシュン

ガヴリール(お互いに躱しながら攻撃を当てようとしてるけど……一回も当たってない)

男鹿「……」ドドドド

ガヴリール(気の所為か? 男鹿の攻撃スピードの方がお姉ちゃんより速い気が……)

ゼルエル「……」ヒョイヒョイヒョイヒョイ

ガヴリール(なのに当たってない……)

ガヴリール(……!! まさか……)

ガヴリール「男鹿!」

男鹿「?」

ガヴリール「お前もしかして……私に当たるかもしれないから……」

男鹿「……」

男鹿「おう、邪魔」

ガヴリール「はっきり言いやがった!!」

ガヴリール「私だって好きで捕まってる訳じゃねーって!! お姉ちゃんが……」

男鹿「おい姉貴」

ゼルエル「?」

男鹿「ラッパとガヴリール、一旦置けよ」

ガヴリール「男鹿……?」

男鹿「そんでお互いにどデカい一発を躱さねーで当てようぜ」

ゼルエル「……」

ガヴリール「馬鹿、お姉ちゃんがそんなのに乗るわけ……」

ゼルエル「乗った」

ガヴリール「え!?」

ゼルエル「その一発で決着をつけようというのだな」

男鹿「よく分かってるじゃねーか」

ゼルエル「そうだな……私も少し躊躇っていたんだ」

ゼルエル「お前を容赦なく倒してしまう姿を妹に見せれば……教育上悪いと思ってな」

ガヴリール(いやもう存在が悪影響だよ)

男鹿「……言い訳も手加減もなしだからな」

ゼルエル「分かった」

ゼルエル「ガヴリール、ここで待ってろ」

パッ

ガヴリール「やっと開放された……」

男鹿・ゼルエル「はあああああ……」ゴゴゴゴゴゴ

男鹿「気が高まる……溢れる……」バサッバサッ










ヴィーネ「見て!! 男鹿さんの羽が大きくなってる!!」

サターニャ「なんかよく分からないけど強い一撃が来そうよ!!」

ラフィエル「男鹿さん、本当に天使みたいですね~」

古市(台詞は悪魔だけどな)

東条「おい、男鹿って今何と戦ってるんだ?」

邦枝「……あら?」

邦枝「……ねえちょっと、あの子見なかった?」

古市「『あの子』?」

邦枝「すっかり忘れてたけど……一緒についてきた筈なのにいないのよね」

邦枝「……コマちゃん」



















ゼルエル「行くぞ」

男鹿「おう」

ガヴリール「……」

ガヴリール(ん? 体に何か違和感が……)

コマちゃん「いやー透明っちゅうのも妄想が捗るわなぁ!!」ヒョコ

ガヴリール「うわあ!!?」

ガヴリール「誰だお前!!? いつの間に!!?」

コマちゃん「いやー天使っちゅうのもレベル高いわなー」

コマちゃん「あの巨乳のねーちゃんもええねんけど……やっぱ透明も乙なもんやで」

コマちゃん「……ところであんさんのパンツの色は?」

ガヴリール「話を聞け!!」

ガン!!

コマちゃん「いって!!……まーいきなり過ぎたわ。 すまんな」

ガヴリール「……」

コマちゃん「ま、ええわ。 ワイも応援に加勢するで」

男鹿「うおおおおおおおおおお!!!」ダッ

ゼルエル「はあああああああああ!!!」ダッ

男鹿(ぜってー負けねえ……)

ガヴリール(男鹿、勝ってくれ……)

















男鹿(ベル坊の為にな!!)

ガヴリール(ネトゲの為に!!)

コマちゃん「……男鹿はーーーーん!! 負けたらあかんでーーーーーーー!!!」

コマちゃん「ワイはピッチピチの女の子もっと見たいんやーーーーーーー!!!」















男鹿「! あいつは……」

ゼルエル「!!!!!!!!!!!」

男鹿「ん?」

ゼルエル「あ……あ……」

ゼルエル「ああああああああああああああああ!!! 犬うううううううううううう!!!」

コマちゃん「い、いや……ワイは犬やなくてシーサリオン……」

ゼルエル「ヤダヤダヤダヤダ!!! キモいキモいキモい!!!」

コマちゃん「キモい!!?」ガーン

ガヴリール(!! しめた!!)

ガヴリール「お姉ちゃん!! 天界に帰らないとコイツぶつけるから!!!」

ゼルエル「分かった!! 帰る!! 帰るから!!! お願いだから近づけないでえええええええええ!!!!」

パァァ……

ゼルエル「犬やだ!! 帰るうううううううう!!!」

ガシッ!!

ゼルエル「!!?」

男鹿「土下座」

ゼルエル「……へ?」

男鹿「ど・げ・ざ☆」ニタァ
















大天使「いや、この度は……」

ゼルエル「私達の身勝手で人類を滅ぼそうとしてしまい……」

天使「「「「誠に申し訳ございませんでしたあああああああああああああ!!!」」」」

男鹿「分かればよろしい」

古市(本当に土下座させやがった……)

















ガヴリール「はぁ!? 始めから殴るつもりなかったのかよ!!?」

男鹿「地面に叩きつけて顔面スレスレのパンチをすれば参ると思って」

ガヴリール「……お前案外フェミニストなんだな」

男鹿「?」

ヴィーネ「ガヴも……男鹿さんも……無事でよかった」

サターニャ「ふっふっふっ、私のお陰ね。 感謝しなさいガヴリール」

ガヴリール「しねー」

サターニャ「しなさいよ!!」

邦枝「……よくやったわねコマちゃん」

コマちゃん「ワイ……役に立ったハズやのに……全然嬉しくないんやけど……」

東条「なぁ、男鹿って何と戦ってたんだ?」

ベル坊「とーたん!!」ピョーン

男鹿「うおっ、ベル坊!!? ちょ……チンコ!! チンコ邪魔!!」

ベル坊「とーたん!!」

男鹿「……言ったろ、死なねーって」

ベル坊「……」

男鹿「……お前、泣かなかったんだってな? 偉いじゃねーか」

ベル坊「ダブ!!」

ベル坊「!! ダ、ダブ!! ダブダブ!!」

ヒルダ「男鹿、坊っちゃまが『ごはんくん』を見たいから早く帰りたいそうだ」

男鹿「! もうそんな時間か」

男鹿「じゃあ帰るか」

ベル坊「アイッ!!」

ガヴリール「……男鹿」

男鹿「!」

ガヴリール「またな」

男鹿「おう」

ヴィーネ「ヒルダさん!! 私、いつかヒルダさんみたいな素敵な悪魔になります!!」

ヒルダ「期待しているぞ」

サターニャ「古市!! 私の力が必要な時はいつでも私の所に来なさい!!」

古市「いやあ……もうないんじゃないかなぁ」

アランドロン「サターニャ様、今貴之が必要としてるのはこの私……///」

古市「ちげーよ!!」

ラフィエル「また会いましょうね葵さ~ん」

邦枝「ええ、いつかね」

東条「なぁ、男鹿って何と戦ってたんだ?」

こうして戦いの幕は閉じた。

その後、ラッパは存在したら危険という事で破棄された。

魔王と大天使も和解した。

魔王『いやーごめんね嫌がらせしてー』

大天使『こっちもごめんなー大人気なかったわー』














ガヴリール「……」カタカタカタカタ

ガヴリール「うっわ。 この『enoh』って奴弱過ぎだろ……」

ガヴリール「こりゃ舐めプでも勝てますな~」カタカタカタカタ















男鹿「なぁ、あれから天使の力全然使えねーんだけど」

ヒルダ「契約が自然消滅したんだろう。 お互いの目的が果たされたからな」

ベル坊「ダブッ!!」

男鹿「……わーってるって。 俺のパートナーはお前だけだっての」

男鹿「……まぁ悟◯みたいに飛べたり消えたりできなくなるのは残念だけどよ」

男鹿「まぁそんな力使うような事件ももう起こらねーだろ」

『速報です!! マンションで火災が発生しました!!』

男鹿「は?」

終わり

読んでくださりありがとうございました

乙ー
懐かしかった

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