善子「寒い早朝に」 (10)

よしりこ。

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善子「ふぅ…さすがに寒いわね…もう、リリーったらいきなりこんな時間に集合しろ、なんて…」

善子(空も曇ってるし、住宅は電気が消えてるし街頭しか付いてないし…)

ピコン

善子「あっ、リリーからLINE」

梨子『善子ちゃん、今どこにいる?』

善子「今家に出たばっかりですよ…っと、」

ピコン

梨子『今すぐ来れる?私も行けるようにするけど…』

善子「えっ、今すぐ?!そんな早くは来れないわよ」

ピコン

梨子『いいから!堕天使様ならこんなとこひとっ飛びでしょ?』

善子「は、はぁ?!そんなこと…もう!しょうがないわね!」

善子「堕天使遣いが荒いんだから…!!!待ってて、今すぐ行くから!!!」

~沼津駅~

善子「はあっ…はあっ…」

善子(リリーは…)

梨子「あっ、善子ちゃん!!遅い!」

善子「これでも急いできたのよ!もう、いきなり言い出すんだから…」

梨子「いきなりだったけど…といいながら準備万端で楽しそうじゃない」

善子「それは…リリーがいきなり某夢の国に行くって…今日の早朝にバスがここに来るって言ったから…」

梨子「善子ちゃんを驚かせたくって一日前になっちゃった」

善子「ってそんな急じゃなくてもいいじゃない…!焦ったわよもう!」

梨子「一応全て私が払っといたからその分は安心して、でも後で善子ちゃんの分は払ってもらうけど大丈夫?」

善子「そういうことなら大丈夫よ、貯金はいっぱいしておいたから…まぁ全部堕天使グッズに使おうと思ってたものだけど…」

梨子「夢の国に還元されるならそのお金も本望じゃない?」

善子「ばっ、何言ってるのよもう!ヨハネのお金は堕天使グッズに使われた方が喜ぶし!!」

梨子「そうかしら…まぁいいけど。私は善子ちゃんと夢の国、行けて嬉しいけどなぁ」

善子「ゆ、夢の国なんて私に似合わないけど…まぁリリーが行きたいって言うなら…まぁね?」

梨子「善子ちゃんも行きたかったくせに、だって堕天使の書の下に某夢の国ガイドブック(コンパクト版)を挟んで読んでたじゃない」

善子(げっ…バレてる…!?)

善子「そっそれはリリーの幻覚なのでは…」

梨子「善子ちゃんが居ないあいだに確認済みでーす」

善子「ううっ…そ、そうよ!!最近忙しくって行けてなかったから…」

梨子「意外だよね善子ちゃんがこういうの好きって」

善子「みんなに言ってないだけよ。高校上がってから忙しくって行けてなかったけど、今回のクリスマスシーズンだけは行きたかったのよね」

一旦中断します

善子「今年はテーマがホワイトヘルクリスマスっていうやつで珍しいテーマなの」

梨子「あー確かテレビでもやってたけど悪役の人達にスポットを置いた感じになってるって」

善子「そう!だからグッズも私好みのものがいっぱいあって…それにアトラクションも今回の仕様になるし…」

梨子(こんなに生き生きして話す善子ちゃん、久しぶりに見た)

善子「…だからリリーにも楽しめると思うけど…って…リリー?」

梨子「あぁ、ごめんちょっと考え事してて…ほら、バス来るよ」

はよ

sage忘れたごめんなさい

主です
いろいろあって続きを書き込めませんでした申し訳ありません…!
更新が亀ペースになりそうですが完結まで頑張ります
…!

~バスの中~

善子「そう言えばリリーは他の子とか誘わなくってもよかったの?」

梨子「私は元々善子ちゃんと二人っきりで行きたかったから。誰も誘わないで行く予定だったの」

善子「へえ…意外ね、千歌や曜でも誘ってるかと思ったのに」

梨子「むー…何か釈然としない言い方…まぁ結局誘ったのは善子ちゃんだけだけど、悪い?」

善子「べ、別に悪いなんてそんな…寧ろ嬉しいっていうか?」

梨子「そう、ならよかった。でも私も、もしかしたら本当は花丸ちゃんやルビィちゃんと行きたかったんじゃないかなって思ってたし…お互い様ね」

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