津島善子「リリーがヨハリリもののエロ本隠し持ってた……」 (30)

善子「リリーがぁ、リリーが怖いぃ!」ガタガタ

梨子「誤解! 誤解だからぁ!」

善子「リリーに犯されるぅ!」ブルブル

梨子「やめて!」

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母「娘が母子相姦もののエロ本隠し持ってた……」 のよしりこパロです。

梨子「ご、誤解なの!」

善子「誤解?」

梨子「うん」

善子「じゃああの本、リリーのじゃないの?」

梨子「いや、それはまぁ、私のなんだけどね……」

善子「犯されるぅ! リリーに犯されるぅ!」ガタガタ

梨子「ち、違うのぉ!」

善子「あのね、やっぱりリリーも年頃だから、そういう事に興味を持つ事もあると思うの。ヨハネは全然否定しないわ」ビクビク

梨子「……うん」

善子「そういう本を読んだりしてみたくなる事も、全然悪い事だとは思わないしー……」ブルブル

梨子「……あの、よっちゃん」

善子「な、何!?」ビクゥッ

梨子「な、なんで距離とってるの?」

善子「怖いもん!犯されるもん!」ガタガタ

梨子「だからやめて!」

善子「超マニアックな方法で犯されるもん!」

梨子「そんなことしない!」

善子「普段勉強してる教室のルビィちゃんの席とかで『あんまり垂らすとルビィちゃんの机にシミ残っちゃうよ……?』とか言われながら犯されるもん!」

梨子「抜粋するのやめて! さっきの本から抜粋するのやめて!」

善子「なんかスクールアイドル特有のマニアックな言葉責めとかするつもりでしょ!」

梨子「しないよ! やめて!」

善子「『リトルデーモンがこんなに乱れたよっちゃんを見たらどう思うだろうね』とか言いながら犯すつもりでしょう!?」

梨子「だから抜粋するのやめて! 音読もやめて!」

善子「リリーがマニアックな言葉責めを身につけてるぅぅ……!」

善子「とにかく、そういうマニアックなプレイしようとしてるんでしょう……?」

梨子「違うから! そういうんじゃないから!」

善子「さ、さらにマニアックな……?」ゴクリ

梨子「違うよ! ていうかさっきよっちゃんが言ってたみたいのはよしりこものでは全然マニアックの範疇じゃないし!」

善子「……え?」

梨子「……あ」

善子「あ、あれくらいは、基本なの……?」ビクビク

梨子「なんでもない! さっきのなんでもないから! 間違いだから!」

善子「正直さっきのでもかなりエグいところ抜粋したつもりだったのに……」オロオロ

梨子「聞いてよ! さっきのは間違いだから!」

善子「もうあれくらいじゃ、満足できないのね……?」

梨子「やめて!」

善子「なんだかリリーが遠くに感じるわ……」

梨子「遠くに行ってるのはよっちゃんだよ……。物理的に距離とってるじゃない……」

善子「だ、だって犯されるかもしれないし……」

梨子「犯さないよ!」

善子「リリーなんて呼んだのがいけなかった? 仲良くなりたかっただけなのに、それ以上を望ませちゃった……?」

梨子「やめて! 重い感じにしないで!」

善子「リリーに初めてよっちゃんって呼んでもらえた時すっごく嬉しかったのに……」

梨子「聞きたくなかったよ! このタイミングでは聞きたくなかったよそれ!」

善子「リリーが魅力的な堕天使だっただけに――はっ! プレイ的な見地から言えば堕天使も興奮ポイントに……?」

梨子「やめて! 嗜好を探るのやめて!」

善子「だ、だってさっき言ったくらいはもう基本なんでしょ?」

梨子「間違いでした! さっきの無し!」

善子「とすると小悪魔とか堕天使とかそっち系に行かざるを得ないじゃない……?」

梨子「っていうか何でちょっと協力的なの!? さっきまで犯される! とか言ってたよね!?」

善子「さ、逆らったらもっとひどい目にあうかもだし……」

梨子「そ、そういうこと!? いや、しないから!」

善子「じゃ、じゃあ面と向かって言って……」

梨子「何を?」

善子「『私はよっちゃんを犯したいと思っていないし、思ったこともありません』って」

梨子「何その宣言!?」

善子「言ってくれなきゃ信用できない! 獣と共に同じグループ、増してやユニットにはいられないもの!」

梨子「ケモノとか言わないでぇ……」ウルウル

善子「と、とにかく言ってもらえれば、安心できる、かも……」

梨子「……うーん……」

善子「や、やっぱり虚偽の申告はできないっていうの?」ビクビク

梨子「虚偽じゃないから!」

善子「いいの! ヨハネはリリーを嘘つきにしたいわけじゃないんだから!」

梨子「その感じやめて!」

善子「リリーにその場限りの嘘をつかせるくらいなら、ヨハネはリリーの嗜好と向き合うわ! それがカンパニーってやつよ!」

梨子「言うから! 向き合う必要ないから!」

梨子「えっと、なんだっけ……? 『私は』……」

善子「『私はよっちゃんを犯したいと思っていないし』

梨子「そうだったね。『私はよっちゃんを』……。えっと――」

善子「……ど、どうかしたの?」ビクビク

梨子「あ、あのね、一応! 一応確認なんだけど……」

善子「な、何よ……?」

梨子「こ、この『犯す』の範囲って……?」

善子「!!」

梨子「い、一応だからね!!」

善子「そ、それってつまり範囲によっては……」

梨子「一応! もしかしたら意外と二人の間で基準が食い違ってるかもしれないし!」

善子「範囲によってはありえるの……?」

梨子「いや、だからね? その確認をしたいな、って」

善子「そ、そうね。リリーの基準はちょっとアレかもだし」

梨子「アレってなに!?」

梨子「えーと、じゃぁちょっとずつ確認してこ?」

善子「え、えぇ。ここでの『犯す』の範囲が広ければ広いほど、その……」

梨子「……うん」

善子「リリーがさっきの宣誓をできなくなる可能性が上がるのよね……?」

梨子「いやまぁ、多分というか絶対大丈夫だと思うけどね!!」

善子「そ、そうよね……」

梨子「えーっと、じゃあ『犯す』の基準決めスタート!」

善子「まずは『キス』!」

梨子「えッ!?」

善子「えッ!?」

梨子「ストップ! 一旦ストップ!」

善子「怖い怖い怖い怖い!!」

梨子「違うって! 普通にするじゃん! キスってするじゃん! よっちゃんも前私に『リリーのキスであなたを永遠のしもべにしてあげる』って言わせようとしてたし!」

善子「言わせようとはしたけどしないしないしない怖い怖い怖い」

梨子「私がするかどうかじゃないよ!? 一般的にだよ!? 一般的な基準として、女の子同士だったらセーフだよ!」

善子「しないわよぉ……。百合営業が流行ってるとはいえ……」

梨子「えっと、アレだよ?」

梨子「キスって唇同士の奴だよ? 『下の口同士で』とかそういうんじゃないよ?」

梨子「そのつもりで私はOKにしたんだよ?」

善子「当たり前よ……。というか今言った方がOKにだったら迷わず絶交するところだったわ……」

善子「あの、というか、キスが基準だとアウトなの? よね?」

善子「あっ、言わなくてもいいけど……」

梨子(よっちゃんに気を遣われてる……。心底屈辱的……)

善子「うーん……。というかもう、聞いちゃった方が早いわね……」

善子「ど、どこをラインにすればさっきの宣言できるの?」

梨子「……えーっと?」

善子「あ、リリーが決めてくれていいのよ。それを聞いて対処するようにするから」

梨子「……う、ん」

(五分後)

梨子「……」

善子「……」ドキドキ

梨子「……あの、よっちゃん?」

善子「ひっ!?」ビクゥッ

梨子「そ、そこまで怯えなくてもいいんじゃない!?」

善子「ご、ごめんなさい! 驚いちゃっただけだから……。その、ごめんなさい! 犯さないで?」

梨子「そういうのやめてよぉ……」

善子「……というか、これを長考した時点で相当きてると思うんだけど」

梨子「言うから! 今すぐ言うから!」

梨子「え、えーと……」

善子「言ってくれていいわよ! ドンと!」

梨子「えーと……」

善子「もう驚かないから! 受け止める準備は出来てるから!」

梨子「えー……。多分、何をラインにしても、その、無理、というか……」

善子「へ」

梨子「あの、だって、したいし……」

善子「うわああああああやっぱり音ノ木坂学院はレズの巣窟って本当だったんだぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

梨子「ご、ごめんね!! でもしたいんだもん!!」

善子「最初ので合ってたじゃないぃぃぃ!! 最初のリアクションでむしろ正解だったじゃない!!!!」

梨子「ごめんね! 本当にごめんね! でもさっきの言葉責めとか是非やりたいの!」

善子「そんなこと聞いてないわよ!! 怖い怖い怖いぃぃぃ!!」

梨子「し、静かにして!! 犯すよッ!?」

善子「ほ、本性出してるぅぅぅぅ!!!」

善子「教室とか部室でのプレイは?」

梨子「基本」

善子「堕天使と書いて?」

梨子「アヘ顔のよっちゃん」

善子「不幸のお裾分けは?」

梨子「ご褒美」

善子「中二病は?」

梨子「正義」

善子「こわいぃぃぃ! リリーが怖いわぁぁぁ!」

梨子「う、うるさい! 下着口に詰めるよ!?」

善子「なによそれ!?」

梨子「よくあるの!」

善子「よくあるの!?」

梨子「色々装着したままライブさせたりしたい!」

善子「なんなのよ、急に!?」

梨子「ご、ごめん、もう我慢しなくていいと思ったら願望出ちゃった」

善子「怖い! そんなことを内に秘めてたとか怖い! リリーのむっつり!」

梨子「MCの時にリモコンでいじりたい!」

善子「やめて、怖いから!」

梨子「あまりの快感に屈み込んじゃうけどファンの人たちは何も知らずに声援を送る!」

善子「細かな設定とか怖い!」

梨子「うわあああ願望出るぅぅぅ!!」

善子「落ち着いて! もうやめて!」

梨子「他のメンバーに見られない部室の死角でキスしたい!」

梨子「レコーディングしてる後ろから胸揉みたい!」

梨子「一緒に千歌ちゃん家の温泉入りたい!」

善子「最後のは普通のこと言ってるはずなのに怖い!」

梨子「そういうことだから!よ、よろしくね!」

善子「何をヨロシクするの!?」

梨子「……じゃ、じゃぁ私帰るから! もう帰るから!」

善子「このタイミングで引き上げられるとより怖い! というかなにをヨロシクすればいいのよ!?」

梨子「じゃあ、ま・た・ね(意味深)」ダッ

善子「ええー……。なんで意味深な声でまたねなんて言ったのよ……。

善子「絶対明日から何か仕掛けてくるじゃない……」

善子「本当にヤダ、本当に怖い……」

善子「なんであんな本見つけちゃったんだろう……」

善子「他のみんなにはなんて言おう……。いや、言えないかぁ……。こんな悩み……」

〜〜〜〜〜

ルビィ「お姉ちゃんに辞書借りようと思ったらまだ帰ってないんだ……。勝手に入っちゃって怒られるかな……」

ルビィ「机の上に漫画……? お姉ちゃんも漫画とか読むんだ、えへへ、ちょっと読んじゃお」

ルビィ「……あれ?」

おわルビィ

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