輝子「LoveとLikeの境界線」 (78)

アイドルマスターシンデレラガールズのギャグSSです

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ドア「ガチャ」

P「おはようございまーす」

ちひろ「ああ、プロデューサーさんおはようございます」

P「ちひろさん今日もお早いですね」

ちひろ「早起きは得意ですから。それに居るのは私だけじゃありませんよ?」

P「?」

輝子「お、おはよう…フヒ」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1506310861

P「おう輝子か、おはよう」

P「ずいぶん早いな、というか今日オフじゃなかったか?」

輝子「き、今日は小梅ちゃんと幸子ちゃんと遊びに行く…」

輝子「それで、事務所で待ち合わせ…」

輝子「あ、あとキノコの世話もあるし…!早めに来た…!」
P「そうか…」

ちひろ「どうしたんですかPさん?目頭抑えて」

P「いや…超絶インドア美少女の輝子が友達と遊びに外に出かけるなんて…成長したなあと思いまして…」

輝子「だっ誰がび、美少女なんてやめろこんなキモイ奴に…!」

P「何で輝子はそんなに自己評価低いん?可愛いのに…」

輝子「そ、それはだって幸子ちゃんとか小梅ちゃんとか…皆可愛いし…私なんて…」

P「はいストップ。それ以上言ったら雪菜ときらりと美嘉と梨沙に頼んで超絶可愛いコーディネートしてもらう仕事入れるからな」

輝子「う、うぐぐ…」
P「ふっふっふ…これからも自分の発言には気を付けるこったなあ…」

輝子「この鬼畜プロデューサーめ…!」
輝子「な、なら私にも考えがあるぞ…」

P「なんだ言ってみるがいい…」フフ…

輝子「このエリンギはプロデューサーにはあげない…!」

P「………!?」

P「ちょおまっ…それはズルいぞ!」

輝子「プロデューサーが悪いんだ…!変な仕事入れようとするから…!」

P「輝子がくれるキノコ無かったら俺給料日まで生きていけないんだぞ!?雨と埃くらいしか食うもんねえんだぞ!?」

輝子「ヒャアッハー!!ゴチャゴチャうるせえんだよ!!そんな毎月毎月私のキノコが無かったら生きていけない程何に金使ってんだァ!?」

P「森久保…限定…オエッ」

輝子「あっごめん」

ワーワーギャーギャー
ドア「ガチャ」

小梅「お、おはようございまーす…」

幸子「おはようございます」

ちひろ「あら小梅ちゃんに幸子ちゃん。おはよう」

幸子「どうしたんですか?朝っぱらからこの騒ぎは…?」

ちひろ「いつも通り輝子ちゃんとPさんがイチャイチャしてるだけですよ」カタカタ

小梅「あの…今日輝子ちゃんと…お出かけの約束を…」

ちひろ「話は聞いてますのであの痴話喧嘩をそろそろ止めますかね…輝子ちゃーん2人が来ましたよー?」

カフェにて

輝子「まったく…Pは…!」プンスコ

幸子「本当に輝子さんはプロデューサーと仲がいいですねぇ」

輝子「ん、まあ一応親友だからな…」

小梅「ね、ねえ…もしかして輝子ちゃんってプロデューサーのことす、好きだったりするの…?」

幸子(! 小梅さん…!踏み込んだ質問をいきなり…!?)

輝子「ん、そうだなスキだぞ」

小梅「そ、そうなんだ…!」

幸子「ま、待ってください!そのスキってどちらのですか…!?」

輝子「どっちってスキに種類があるのか…?」

小梅「そ、そのいわゆるLoveとLikeどっちってやつ…!」

輝子「ラブ?ライク…?あんまりそういうのはわからないな…」

輝子「親友は親友だしスキなのは間違いないし…」

輝子「もちろん小梅ちゃんや幸子ちゃんもスキだしぼののちゃんや美玲ちゃんもスキだぞ…?」

輝子「幸子ちゃんはどうなんだ…?」

幸子「…へっ!?ボ、ボクですか!?」

輝子「幸子ちゃんはプロデューサーのことスキか?」

幸子「まあボクに対して素っ気ない態度を取ったりスカイダイビングさせたり水浸しにさせたりあの人はボクに何をさせたいのかまったく分からないですしホント乙女心が分かってないというかいやっ別に嫌いではないですしむしろ好きな方というか…あの…」







幸子「す……好きです…」カァァ…

輝子「成程…」



輝子「それはラブかライクかどっちなんだ?」

幸子「まだ聞きます!?」

幸子「こっ小梅さんはどうなんですか!?」

幸子「プロデューサーさんのこと好きなんですか!?」

小梅「ん…私?プロデューサーのこと好きだよ…?」

輝子「そうか…皆スキか…」

小梅「そうだね…幸子ちゃんもプロデューサーのこと大好きだって…」

幸子(何だか辱められている気分です…)カオマッカ

輝子「んー…私はラブとかライクとかまだよくわかんないな…」

小梅「ここは大人の人に聞いてみたりすればいいんじゃないかな…?」

小梅「やっぱり恋愛とか経験豊富だろうし…」

幸子「身近な大人の人に聞いてみるのがいいかもしれませんね」

輝子「そうだな…そうしてみる…」







輝子「…と、いうわけでラブとライクの違いってなんだ?」

P「それを俺に聞いちゃうかー」

輝子「身近な大人っていったらやっぱり親友かなって…」

P「まあそうかもしれんけど…」

P「まあ一般的に言えば異性として見てる場合の愛情をLoveというんじゃないのか?」

輝子「ううーむ…そこなんだけど…」

P「どうした?」

輝子「その…異性に向ける愛情っていうのがよくわかんないんだ…」

輝子「Pは男だろ?ならこのスキはラブになるのか?でも事務所の皆へのスキはPへのスキと変わらないと思うんだ…」

輝子「事務所の皆は女の人が多いし…これがライクならラブとの違いが全く分からないぞ…?」

P「んーそうか…じゃあこうしよう」

輝子「どうするんだ?」

P「数字はうそをつかないっていうだろ?」









P「…というわけで晶葉、なんかいい感じのロボを作ってくれ」

晶葉「いきなりラボにやってきて自分勝手だなキミは」

P「愛というものをわかりやすく教えられるロボがあれば輝子にも説明出来るだろう」

晶葉「そんなもん作れるわけないだろう…何を言ってるんだ君は」

P「作れないの?天才なのに?」

晶葉「天才でも作れん」

晶葉(私も上手く伝えられないのに教えられるわけないだろう…)

P「安心しろ晶葉の愛情はちゃんと感じているぞ」

晶葉「人の思考を読むな!!!」

酉付けます

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晶葉「それに!感情を目に見えるように分析する技術はあるにはあるがそれはまだ研究段階だ!」

晶葉「愛を測定し伝えるようにするなんて難しいもんは出来ん」

晶葉「それこそ志希に作ってもらえばいいだろう」


晶葉「媚薬という形になるだろうが」

P「それを見越してこっち来たんだよ」

P「まあまあそんなこと言って実は作ってあったりするんでしょ?」

晶葉「ない!」

P「本当に~?」

晶葉「無いモノは無い」

P「そんなこと言わないで出してくれよ~アキえも~ん」

晶葉「ええい!タヌキ型ロボットみたいに呼ぶな!」

輝子「ネコ型だけどな…」

P「頼むよ~輝子が悩んでるんだよ」

輝子「た、頼む…」

晶葉「ううむ…」







晶葉「…まああるにはあるが」

P「ヒャッホウ流石俺たちの晶葉だ!」

輝子「私たちにはできないことをやってくれるな…フヒ」

晶葉「えーっとこの辺に…あったあった」

晶葉「ちょっと調整させてくれ」カチャカチャ

輝子(なんだろうな…あれ…)

P(野球で使うスピードガンみたいだけどな…)

晶葉「よしできたぞ!「信頼度測定装置」だ!」ババーン

輝子「おおー」パチパチ

P「晶葉といえばこのセリフ感あるよな」パチパチ

晶葉「これは対象にかざしてスイッチを入れるとその人物の体温、脈拍、呼吸、声紋などを解析してその人に関する感情を数値化する」

晶葉「パーティグッズとして作ったものだから数値にあまり信頼は出来ないが大体100ぐらいの値が出ればその人のことを信頼していると思っていい」

P「数値が高いほど信頼してくれている…ってことか?」

晶葉「うむ。例えば100を友愛とすればそれ以上の数値は…」

P「友愛ではない別の感情かもしれんと」

晶葉「そういうことだ」

晶葉「いらぬ争いを生み出すかもしれないから本当は出したくなかったが…輝子の頼みだ、致し方あるまい」

P「争い?なんだそれ」

晶葉「助手のような朴念仁には関係ない話だ」

P「晶葉が冷たい」

P「じゃあ早速輝子に使ってみよう」

輝子「ちょ、ちょっと待ってくれ…!」

P「どうした?」

輝子「いきなり私に使うのは…その…緊張する…」

輝子「その…あれだけ親友親友言ってて…100出てなかったら…どうしようって…」

晶葉「ならばテストでもしてきたらどうだ?」

輝子「て、テスト?」

晶葉「完成はしていたがテストしていないんでな、変な数値が出るかもしれない」

晶葉「私が作ったものだから故障なんてありえないと思うが事務所の皆を測定してテストしてくればいい」

晶葉「それで時間をおけば輝子も心の準備が整うだろう」

P「成程、名案だな流石天才だ」

P(ご褒美に今度かわいいどうぶつコスプレショーの仕事入れてやろう」

晶葉「はっはっはそれほどでも…今何か言わなかったか?」

晶葉「試しに私を測定してみるといい」

晶葉「正常なら100程度の数値が出るはずだ」

晶葉(さっき調整したからな)

P「100程度が出ると思っているという事は晶葉は俺の事を友人だと思ってくれているワケか」

晶葉「助手は大切な友人だからな」

P「俺はそれ以上の関係でもいいんだぜ…?(イケボ)」

晶葉「ええい!からかってないで早く測定しろ!///」

輝子「じゃあ計ってみよう…えーと…電源入らないぞ…?」

P「ん?ちょっと輝子貸してみ」

晶葉「あーそういう時はだな一度スイッチをOFFに…」

P「えーっと…」ガチャガチャガチャガチャ

晶葉「おい助手…あまり乱暴にするなよ?」

ビーーーーー!
P「うおっ!」

輝子「フヒッ!」

晶葉「!」

ポーン

P「あっ大丈夫だ電源入った」

輝子「あ、焦った…」

晶葉「助手よあまり機械を乱暴に扱ってくれるな」

P「すまんすまん、さて晶葉の親愛度を測定してみようか」

ピッ

輝子「ど、どうだ?親友…」

晶葉「まあ100程度の値が出ただろう?それが大体の友愛を表わす…」

P「212」







晶葉「…は?」

P「212だ」

輝子「100以上の数値…つ、つまり晶葉ちゃんは親友のことがスキなんだな…!」

晶葉「」

輝子「100の2倍はあるからこれはもう親友のこと大スキじゃないか…!!!」

晶葉「」














晶葉「」

すんませんちょっと忙しかったもので…再開します

―――――――――――――――
晶葉「まっまてなぜそんな高い値が!?」

P「俺に聞かれても…」

晶葉「助手には聞いてない!」

輝子「私もさっぱり…」

晶葉「輝子にも聞いてない!」

P「なんだ晶葉は俺の事好きなん?」

晶葉「五月蝿い!///」

晶葉「さっきのトラブルでセーブ機構が壊れたのか…?早く直さねばなにかヤバい事が起きる気がする…!」

晶葉「助手よ!どうやらさっきので故障してしまったようだから修理を…」

不在伝達ロボ「アイツらもう行ったで」

晶葉「助手ぅぅぅぅ!」

P「なんか面白いことになりそうだから晶葉に止められる前に片っ端から測定していこうぜ」テクテク

輝子「面白い事への嗅覚が鋭いな親友は…」テクテク

P「さて誰かに会わないものかなー」

凛「あれプロデューサー、何してるの?」バッタリ

P「お、凛か…いいところに居た ちょっと実験体に」

凛「ていうかこんなところで何してるの?サボり?」

凛「たまたま見つけたのが私だったから良かったけどちひろさんに見つかったら怒られるよ?」

凛「息抜きもいいけどお仕事してよ?」

凛「お仕事増えてきてるとはいってもまだまだ立ち止まってられないんだから」

P「お、おう…スマンな…」

輝子(り、凛ちゃん…親友に対して凄い厳しいな…親友が最初にスカウトした人だから仲良いのかと思ったけど…)

輝子(あんまり親愛度高くないのか…?)

ゴソゴソ
ピッ


「894」


輝子「フヒッ!!??」

凛「全くプロデューサーは抜けてるんだから」

P「不徳の致すところでございます」

凛「そんなんだから洗濯とか家事も出来ないんだよ?」

凛「それじゃあ私そろそろレッスンだからいつものように籠に入れといてね?」

P「ああ…いつも悪いな」

凛「それじゃあね」

P「悪い輝子、待たせたな」

輝子「あ、あの…いつものって…なんだ…?」

P「ああ、俺家事が苦手でな?その話してから凛が洗濯してくれるっていうんだよ」

P「アイドルにそんなマネさせられないって言ったんだけど凄い気迫で言われるもんだから頼んでしまってな?」

P「でも凛って意外と洗濯上手でよ?Yシャツとか新品みたいになって帰ってくるんだよ」

輝子「お、おう…そうか…」

P「よしそれじゃあテンション上げて事務所の皆の親愛度測りに行きますか!」

輝子「ちひろさんも?」

P「ちひろさんに見つからないようにテンション上げて事務所の皆の親愛度測りに行きますか!」

輝子「あまり盛り上がりすぎたらちひろさんにバレるのでは…?」

P「ちひろさんに見つからないように適度な盛り上がりをみせるくらいのテンションで事務所の皆の親愛度測りに行きますか!」

輝子「お、おー…」









輝子「ちなみにちひろさんの親愛度どれくらいだと思う…?」

P「12」

輝子「高く見積もったな…フヒ」

P「輝子も言うようになったな」

この後登場するアイドル誰書こうか悩む…

書けるだけ書いてみようと思います

――――――――――――――――――――
柚「あっPサン!」

P「おっ柚じゃないかいい所に」

柚「ナニナニ~?Pサンまたサボリ?」

P「サボリじゃないよ」

輝子「私も一緒だ…フヒ」

柚「おっ輝子チャン!」

P「そういや輝子と柚はクリスマスのイベントで同じユニットだったな」

柚「そうだよ!」

P「桃華も入れたユニットで…えー」

P「ユニット名なんだったっけ?」

柚「えーっと…」

輝子「………………ンタ」

P「え?」

輝子「ヒャッハー!!『クレイジーサンタ』だよ忘れてんじゃねえよおおお!!!」

P「ああ…悪い…そんな感じだったっけ?」

輝子「な…何でそんな軽い感じなんだ!?」

柚「どうしたの輝子チャン?」

輝子「忘れてた怒りが沸々と蘇って来たぜぇ…!」

P「どうした輝子…俺なんかしたか?」

輝子「忘れもしねえぜあのユニット名…!」

P「5秒前まで忘れてたって言ってたじゃねえか」

輝子「いいか?これが桃華ちゃんの衣装で…」

https://i.imgur.com/zJdnwfY.jpg

柚「クリスマスツリーを衣装に落とし込むとかムチャなことしてたね」

P「当時は俺も尖ってたからなあ」

輝子「これが柚ちゃんの衣装だ…」

https://i.imgur.com/vd31vCH.jpg

P「柚がオ○フ役で出てたらア○雪の興行収入30%アップは堅かっただろうな~」

柚「そんなことないよ 50%はいってたカナ?」

P「言うねぇ~!」

輝子「それでこれが私…」

https://i.imgur.com/0zRMQYf.jpg

輝子「クレイジー部分私一人で担ってんじゃねえか!!」スパァン

P「自分がクレイジーであることは自覚してんのな」

P「自分がクレイジーであることは自覚してんのな」

輝子「そもそもサンタも私だけじゃねえか!」

輝子「私に突き刺さる好奇の目線…辛かった…!」

P「その分パフォーマンスはかなり凄かったけどな」

柚「あの時の輝子チャン凄かったね~」

P「まあまあ あの時の恨みは原木の買い付けに付き合うことで無しになったじゃないか」

P「ほらちゃっちゃと計ろうぜ」

輝子「うぐぐ…全くPは…」

P「さて柚よ折り入って頼みがあるのだが…」

柚「?」

P「そのままちょっと立っててくれる?」

柚「いーけど…?」

輝子「むー…測定…」

ピッ

「193」

輝子「おお…なかなかの数値…」

柚「?何それ?」

輝子「これはどれだけPのことがスキか数値で出てくるんだ…」

柚「!?」

柚「え!?///…えっ!?///」

輝子「ちなみに晶葉ちゃんは212だった…」

柚「あー晶葉チャンPサンのコト好きだしね…」

輝子「でも柚ちゃんも同じくらいの数値が…」

柚「わーわー!!///」

P「まあ待て晶葉は信頼度を数値化する装置だって言ってたし」

P「俺をかなり信頼してくれているってことだよな」

柚「そっそうだよっ♪ Pサンとは長い付き合いだし…相棒っていうか?」

ドンッ

輝子(おお…壁ドン…)

柚「えっ…Pサン…?」

P「残念だよ…柚…柚は俺のコト相棒だって思ってたのか…」イケボ

P「俺はもっと大切な存在だと思ってたのにな…」イケボ

柚「たっ大切…///」

P「俺の思いは柚に届いていなかったみたいだな…」イケボ

P「これから柚に俺の思いが通じるよう体の髄まで刻みこんでやるからな?覚悟しろよ…?」イケボ

柚「は、はい…よろしくおねがいしましゅ…///」

パタッ

P「さて次行くぞ~」

輝子「いやP何してんの…?」

P「いやなんか恥ずかしそうだったし」

P「忘れさせてやろうと強いショックを与えてみた」

輝子「女の敵だなPは…」

P「えっ俺35億人敵に回してるの?」

ありす「Pさんじゃないですか」

P「お、ありす」

ありす「橘です」

ありす「何してるんですか?サボリですか?」

P「なんなの俺=サボリという図式が成立してんのこの事務所?」

輝子「Pは基本サボってるしな…」

P「いやサボってるわけじゃないよ」

P「アイドルとのコミュニケーションも大事な仕事の一環ですから」

ありす「Pさんは私とお喋りするのは仕事だと思って仕方なくやってるんですか?」

P「そんなわけないじゃん」

P「ありすみたいな可愛い子だったら舌の根が乾くほど喋っても飽きないよ?」

ありす「舌の根の乾かぬ内にの誤用ですし橘ですっ!」

P「まあそうカッカしなさんなまったく可愛いなぁ結婚したい」

ありす「誰のせいだと!…今えっ?」

P「さてそんなありすにちょっと試して貰いたい事があるんだけど」

ありす「えっ今けっこ」

P「ありすちょっとそのまま立ってて」

ありす「いや…えっ?」

輝子(やはり女の敵…)

P「はい輝子測定して」

輝子「お、おう」

ピッ
「253」

P「ほう…253か」

輝子「なかなかの数値だな…」

ありす「なんの説明も無しにいったい何なんですか!?」

P「悪い悪い これは親愛度測定器つってな
どれだけ俺の事を信頼してくれてるか数値に表してくれるんだよ」

P「俺に対して厳しいありすも俺の事信頼してくれてたんだな…」

ありす」そ、それはまあ 大人として私をちゃんと導いてくれてるって思ってますし…」

輝子「ちなみに200以上出てるとプロデューサーの事がスキだということらしい…」

ありす「!?!!!?」

輝子「と、当社調べ…フヒ」

ありす「な、何なんですかその機械…!むぐ」

P「静かに、ありす」

ありす「!!??」

輝子(壁際に追い詰めて身長差を利用し覆いかぶさるように優しい壁ドン…そのまま口に指をあて黙らせた…)

輝子(ボノノちゃんから貸してもらった少女漫画の如し…)

P「ありす言ったよな…?俺に待てますかって」

ありす「そ、それは今輝子さんがいる前で言わなくても…!」

P「ありすの気持ちはよく分かってる
だから静かに待っててくれ」

P「大人の余裕ってヤツでな」

ありす「そっそんなことプロデューサーさんに言われなくても大丈夫です」

ありす「…私は大人ですから」

P「…流石ありすだ 」

ありす「~!!!!」///

輝子「おお…ほっぺたにキスとか初めて見た…」

ズキ

輝子(………?)

キューバタン

P「よし次行くぞ輝子」

ペシペシ

P「痛い痛いて え何?どした?」

輝子「女代表としてPに制裁だ…ナチュラルボーンスケコマシーめ…」

ペシペシ

P(かわいい)

P「違うんだ輝子この事をちひろさんにチクられたら机に縛り付けられて仕事させられてしまう」


P「故に私にとって都合の悪い記憶は消させてもらうことにしたのだよ」


輝子「ようやく本性を表したな悪徳プロデューサーめ…!」


P「来るがよい…貴様の記憶も消させてもらうぞ…!」


輝子「トモダチ達との大切な記憶消させはしないぞ…!」


P「ショーコォ!」
輝子「さんをつけろよデコ助野郎…!」


美玲「キノコにプロデューサー何してんだ…?」


P&輝子「「お、美怜(ちゃん)」」

輝子「プロデューサー考案の「唐突にAKIRAごっこ」だ」


P「美怜もやる?やるなら大佐やって俺体が膨れ上がる鉄雄やるから」


輝子「またやるのか…?あれ後片付け大変なんだけど…」


美玲「そんなのやるかッ!」

美玲「ところでここで何してんだ?サボr」


P「サボりではないぞ」


美玲「てか後ろにありす倒れてるけど大丈夫なのか?」


P「大丈夫だ ほらこの惚けた顔を見なさい」


美玲「確かに幸せそうだけど…」

P「でもまあ丁度いい所に来てくれた輝子、測定だ」


輝子「任せてくれ」チャキッ


美玲「な、なんだそれ?」


P「うむこれは親愛度測定器、俺をどれだけ信頼してくれてるかが数値でわかるのだ」


美玲「ふ、ふーん …もしかしたら結構低かったりするかもなッ」


P「え” なんでそんなこと言うのさ」


美玲「突然メイドの格好させられたりウチが跳び箱失敗したときに舐めるようなアングルで写真撮ってたの忘れてないからなッ!」


P「それは違う!ちゃんとアイドルの魅力的な瞬間を全国のファンに届けるべくアイドルが輝く最高の瞬間をファインダーに収めたりしていただけだッ!」


美玲「嘘つけ変態ッ!実はプロデューサーの趣味だったりするんじゃないのかッ!?」


P「…」










P「チガウヨ」


美玲「なんだその間はッ!?」

P「まあなんだかんだメイドも気に入ってたじゃないか」


美玲「そッそれは…!まあそうだけど…」


美玲「で、でもあれだろッ!?ここまでその機械でいろんなアイドルの親愛度測定して来たんだろッ?」


P「そうだ みな俺の事を信頼してくれていたぞ」


美玲「本当か?こんな変態プロデューサーのどこを…」


美玲「皆表面上では慕ってくれてるけど心の中ではどう思ってるか分からないからなッ!」


輝子「おっ出たぞ…305だ 過去最高値だな(非公式記録を除く)」


輝子「なんだ美玲ちゃんもプロデューサーのことスキなんじゃないか」


美玲「ん…?」








美玲「…はぁッ!? 」

美玲「いやッ…そッ…!?」


P「美玲…」クイッ


美玲「!?」


輝子(慌てている所に顎クイ&急接近…)

輝子(自信に気を向けさせ正常な判断をできなくさせて主導権を握る…勉強になるな…)

P「なんだ…美玲もなんだかんだ俺の事信頼してくれてるんじゃないか…」


P「美玲の言う通り人は心の中では何考えてるかわからないものだな…?」


美玲「あ、あれは…!」


P「言わなくていい…美玲は素直じゃないからな…」


P「その分心と…体に直接聞かせてもらうからな…今夜は寝かさねえからな…?」


美玲「うちのこころとからだ…ぜんぶさらけだしましゅ…?」
トサッ


P「よーし三人抜きだ」


輝子(プロデューサーはどこでこんなスキルを身に着けてきたんだ…)

輝子「プロデューサー…あの…」


P「なんぞ?」


輝子「美玲ちゃんに今夜は寝かさないって…言ってたよな…?」


P「ああ言ったな」


輝子「あの…何を…す、するんだ…?」





P「UNO」


輝子「UNOか」

輝子「それにしてもプロデューサー、目的変わってきてないか?」


P「目的?」


P「ああアイドルをどれだけ落とせるか?」


輝子「信頼度測るのが目的だったろ…」


P「いやもう楽しくなっちゃってきてさ 次会うアイドルを落とせるかどうかのゲームになってきてしまった」


輝子「仮にもプロデューサーなのに…」


輝子「誰が来ても落とすのか…?」


P「ああ、今の俺ならだれでも落とせる気がするぜ…誰でもかかってきなさい」


木場「おおプロデューサー君じゃないか こんなところで何をしてるんだ?」

P「あっおはようございます木場さん…」

輝子(やるのか親友…?相手は木場さんだぞ…?)

P(男に二言はねえ…や、やってやらあ…!)

木場「何をしてるんだい?まあたまにはサボリもいいがやることはやらないといけないぞ?」

P「事務所の皆はナチュラルにサボリと決めてきますね」

輝子「親友は普段ここで何してるんだ?」

輝子「昨日はバドミントンしてたり花札してたね…」

木場「アイドルの買い物に付き合ったり太鼓の達人してたり遊んでるイメージしかないな…」

P「最近はそうだけど昔はもっと忙しかったよ」

P「道場巡りしたり絵合わせしたりクローゼットに鍵かけたり…」

木場「よくわからないが頑張ってくれていた…のか?」

輝子「クローゼットに鍵かけるのはなんか意味あるのか…?」

P「鍵かけとかないと衣装奪われるからな」

輝子「い、衣装がとられる…!?な、なぜ…?」

P「さあ?アイドル業界布不足だったんじゃない?」

P「最近の俺の一日はそうだな」

P「朝出勤して勤怠切るだろ?」

輝子「うん」

P「そんでPC起動するだろ?」

輝子「うん」

P「でPCでメーラー起動して」

輝子「うん」

P「その裏でブラウザ起動してネットサーフィン」

輝子「え?」

P「いやアイドル来るまで暇なんですよ」

木場「ま、まあ…アイドル達がいるなら送迎とか付き添いとかあるだろうしな」

P「デスクワークは暇なんですよ」

P「1時間くらいやったらやることなくなるし…」

木場「…?」

木場「いや待ってくれ企画の立案とかデザイナーやら関係各所との打ち合わせ、スケジュール管理やら色々やることあるだろう…?」

P「ですから1時間くらいでやることなくなるんですよ」

P「ちひろさんの仕事手伝ったりもしますけどね」

P「やることなくなったら暇つぶししつつ帰ってきたメールに返信するくらいで1日が終わりますね」

木場「凄いな君は…」

P「やだなあ褒めてもなんも出ませんよ~?」

P「さて輝子セットオンだ」

輝子「お、おうやるのか…」

木場「? プロデューサー君それはなんだ?」

P「これはかくかくしかじか」

木場「かくかくうまうまというわけか」

P「どうでしょう木場さん」

木場「そうだな プロデューサー君には世話になっているし低くはないと思うぞ?」

P「なるほど 自信ありというわけですか…」

輝子「じゃあ測定、するぞ…」

ピッ
「321」

木場「321…これはどうなんだ?」

輝子「木場さんはプロデューサーの事がスキ…という結果です…」

木場「ほう、確かに私は君の事を好いているしな、妥当だろう」

輝子(どうするんだ親友…相手が慌てていないと今までの手は使えないぞ…?」

P(俺に…考えがあるッ…!)

ちひろ「あっ居た!プロデューサーさん!」

輝子「!」

P「あっちひろさん…」

ちひろ「全くこんなところで油売って…書類に間違いがありましたよ!」

P「えっ…本当ですか?」

P「あー本当だ…」

ちひろ「まったく早く直してくださいね、それに」

ちひろ「まだ仕事はた・く・さ・ん残ってるんですから」

ちひろ「早くお願いしますよ?」テクテク

P「…スミマセン木場さん、かっこ悪い所をみせてしまいましたね…」

木場「君、もう仕事は終わってると言っていなかったか?」

P「いえ、実はまだ…」

木場「…はあ なぜそんな見栄を張ったんだ?」

木場「そんな事しなくても君の業務は大変なんだたまには頼ってくれてもいいんだぞ?」

P「いえ、プロデューサーが大変だなんてアイドルたちに知られたら気軽に声かけてくれなくなるじゃないですか…?」

木場「…!」

木場(確かに今まで全く業務が大変だなんて微塵も見せなかった…)

木場(プロデューサー… 君はアイドルたちとコミュニケーションを取るためにこんな事を…)

木場「フッ…全くプロデューサー君という人は…」

P「ス、スミマセン…」

木場「確かに君の気遣いのおかげで何の気兼ねもなく君とコミュニケーションが取れるよ」

木場「でも、だ」

木場「ずっと独りでため込んでいてはいつか君は壊れてしまうぞ?」

P「…僕よりも年上のアイドルの皆さんは胸を張ってアイドルをされている」

P「僕もそのお手伝いができるよう皆さんに必死に食らいついていたのですが…」

P「木場さん…僕もたまには木場さんのような頼れる女性に甘えてもいいでしょうか…?」キュルーン

木場「~~~!!」キュンッ

木場「あ、ああ息抜きは必要だからな!」

木場「無理はしないでくれよ?なんかあったら頼ってくれ」

木場「わ、私はちょっと用事があるのでこの辺でお暇させてもらうよ…」フラッ

P「は、はい!ありがとうございました!」



P「…」

輝子「なるほど…相手が弱みを見せないなら自分が見せる…逆転の発想…」

P「なんとかやれるもんだな…我ながらプロデューサーにしておくには勿体ない演技力だったと思うぜ…」

輝子「そういえば親友…仕事は大丈夫なのか?」

P「ああ あれか…」

P「あれは嘘だ」

輝子「えっ…?」

輝子「う、嘘だったとしてもどうやってちひろさんを…?」

P「ある者に指示を出して呼んできてもらった」

輝子「そんな時間無かったはずじゃあ…」

P「サンキューなー!」

???「ニンッ!」

P「さてもう危ない橋は渡りたくないしそろそろ晶葉のもとに戻るか」

輝子「そうだな…」

晶葉ラボ

P「もう親愛度測定なんてこりごりだよ~!」

晶葉「やっと帰って来たか痴れ者め」

P「うーむ晶葉の温度感が心地よい」

晶葉「早く返してもらうぞ」

P「ちょっと待ってくれ最後に一人だけ」

晶葉「?」

晶葉「…ああそういうことか」

P「…さて輝子 もう心の準備は良いか?」

輝子「…ああ出来てる」

輝子「いろんな人のスキを見せてもらった」

輝子「どんな数字でもスキは人それぞれだ…」

輝子「だから何が出ても受け入れるよ、親友」

P「…わかった」

P「いくぞ」

輝子「…うん」

ピッ

P「…」

輝子「ッ…!」



P「…ん?」

輝子「…ど、どうした親友」

P「いや…表記がおかしいんだよ ほら」

「---」

輝子「こ、これは…」

輝子「測れるほど数値が出てなかったってことか…?」

輝子「ということは…0以下…?」



P「しょ、輝子!そんな落ち込むなって!」

輝子「いや…どんな数字が出ても受け入れるなんて言ってたけどこれはちょっと…くるものがあるな…」

輝子「親友なんて言ってたのに0以下なんて…お笑いだな…」

晶葉「ん?ちょっと見せてくれ」


カチャカチャ

晶葉「あー…やはり壊れているな」

P「壊れてる?」

晶葉「ああ 基盤の一部が焼け焦げてる」

晶葉「変な表示が出たのはそのせいだろうな」

晶葉「輝子、落ち込むことはない」

晶葉「装置は故障していて変な表示が出ていたが」

晶葉「助手、Pに対する気持ちは本物なのだろう?」

輝子「…!」

輝子「う、うん…!」

輝子「確かに私は親友の事が好きだ」

輝子「この気持ちは嘘じゃない…!」

P「輝子…」

P「よし!輝子も立ち直ったことだしファミレス行くか!」

P「近所のファミレス、キノコフェアやってるらしいぞ!」

輝子「本当か!?」

輝子「でもちひろさんの仕事手伝わなくていいのか…?」

P「大丈夫大丈夫!俺を誰だと思ってやがる」

P「未来のトップアイドルたちのプロデューサーだぞ!」

P「晶葉も行くか?」

晶葉「ああ、ちょっとこれを直してから行くよ」

晶葉「壊れたままなんて可哀想だからな」

P「晶葉、機械壊しちまって本当に申し訳ない…」

晶葉「大丈夫だよ 大事な友人の悩みを解決するのに一役買ってくれたみたいだからな」

P「ありがとうな!それじゃあ玄関前で待ち合わせな!」

ドタドタドタ…

晶葉「嵐のような奴だな…」

晶葉「さてと」

カチャカチャ
晶葉「ふむ、過負荷でショートしてしまったようだな」

晶葉「パーツを取り換えて…」

晶葉「よし修理完了だ」

晶葉「さて行くか…」



晶葉「…待てよ?」

晶葉「何故過負荷が発生したんだ?」

晶葉「故障の原因で考えられるのは助手がここで起動しようと乱暴に扱った時ぐらい…」

晶葉「その割には最後まで動いていたようだし…」

晶葉「…そういえばこの装置3桁までしか測定できなかったな」

晶葉「まさか…」

晶葉「まあいい助手と輝子が待ってるんだ、早く行かねばな」


こうして輝子と事務所の一部を巻き込んだ騒動は幕を閉じた。
ちなみに輝子がPの落としテクを身に着け女性アイドルやファンを落としていくイケメンアイドルとして一部業界を騒がせるのはまた別のお話…

というわけで終わりです
更新が安定せず読んでいただいた方はすみません
読み返したら信愛度と信頼度ごっちゃにしてたり色々甘いところがありました

ちなみに裏設定として

「好き」を知らないアイドルは「スキ」と表記される
「好き」を知ったアイドルは「好き」と表記される

Pがあやめに出した指示は
・ちひろさんにこの場所を教える
・引き出しの書類を見せる
の二つで引き出しには仕事中に出来たミスプリの書類が入っている

ちひろさんの発言は
・ちひろ「まだ(私の)仕事はた・く・さ・ん残ってるんですから」
・ちひろ「早く(手伝って下さい)お願いしますよ?」
とちひろさん自体はあそこでPが何してたかは知らない
というガバガバな裏設定がありました

ではHTML化依頼出してきます

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