鞠莉「属性っていくつ盛れるのかしら?」曜「…?」善子「どういう事?」 (32)

鞠莉「いやね、昨日ネットサーフィンしてたのよ」

曜「ふんふん」

鞠莉「それでね、たまたまかわいいアイドルのページに飛んだのよ」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1505494218

鞠莉「その子はスタイルが良くて、グラビアもやってたの

善子「へえ…」

鞠莉「それで、その子がHPで披露してたのが…」

曜「してたのが…?」



鞠莉「ナース服で車に聴診器当てる姿よ」

善子「イロモノじゃない!」

鞠莉「失礼ね!車内で伸びるスラッとした足!聴診器をボンネットに当てる慈愛の目!それの良さが分からないの!?」

善子「何1つ分からん」

曜「あはは…で、それと属性の話がどう関係するの?」

鞠莉「よくぞ聞いてくれました!」

鞠莉「基本的に物事ってのはイタズラに主張し合うもの混ぜ合わせるのは良くないわ」

鞠莉「ただし…世の中にはカツカレーしかり…奇跡のような組み合わせも存在する…」

鞠莉「だったら!私達で黄金の組み合わせを見つけましょうよ!」

善子「嫌な予感しかしない」

鞠莉「可能な限り私達で属性を盛り付けるのよ!」

鞠莉「とりあえず……どうしましょう?」

善子「ノープランかよ!」

曜「属性って…例えばどんなの?」

鞠莉「そうね…例えば曜、あなたメガネ今持ってる?」

曜「あるよ?……ハイ!」

鞠莉「ありがとう、眼鏡っ娘も立派な属性、まあオーソドックスなやつね」

鞠莉「でもこれだけじゃ車聴診器レベルの高みに行けないわ…」

曜「車聴診器は高みなの……?」

善子「ほっときなさい」


鞠莉「あとは…そうね…善子の堕天使は欠かせないわね…」

曜「あ!そうだね!」

善子「これは…属性とかじゃなくて…もっとこう…神聖なものなんだから!」

鞠莉「設定ガバガバでカワイイ、も追加ね」

善子「この…!この…!」

曜「どうどう」

善子「絶対にいつかその頭の6をEにしてやる…」

鞠莉「あと私のは…まぁ金髪を植毛すれば良いでしょ」

曜「植毛て」

鞠莉「善子に」

善子「なんでよ!」

鞠莉「いや、眼鏡と金髪は取り外し出来るけど堕天使は無理だし」

曜「金髪も無理だよ」

鞠莉「でも、だめね…まだ足りないわ…」

善子「いつまで続けるのこれ」

曜「何が足りないの?」

鞠莉「なんていうかこう…パッとしないのよ…」

曜「パッと…」

鞠莉「うーん……」

鞠莉「分かった!対比よ!」

善子「…?」

鞠莉「例えば曜、ちかっちとルビィでより『妹』ぽいのはどっち?」

曜「え…そりゃどっちかって言えば…ルビィちゃんだけど」

鞠莉「そう、それはなぜ?」

曜「なぜって…」

鞠莉「それはね、ダイヤの存在よ」

善子「ダイヤ?」

鞠莉「そう、私たちはルビィの姉であるダイヤを知っている」

鞠莉「ダイヤの存在があるからこそ、おどおどしてるルビィがより妹らしく映るってことよ」

善子「おー……おお?」

曜(これ何も考えず喋ってるなー)

鞠莉「とりあえず、逆を全部出してみましょうか」

妹←→姉
眼鏡←→コンタクト
堕天使言葉←→丁寧語
金髪←→黒髪
ナース←→女教師
車←→バイク
スク水←→ビキニ
ピアノ←→琴
かわいい←→エロっちい
みかん←→なし


善子「なんか変なの増えてない?」

鞠莉「属性を盛るのが目標だから多いほうがいいのよ」

曜「そんな話もあったね」

鞠莉「取り敢えず右側のを集めてみましょうか」

鞠莉「姉…丁寧語…黒髪…琴…」

曜「1人しかいないけど」

善子「残りが地獄」

鞠莉「ダイヤに頼んでくる!」

善子「勇者なの?」

鞠莉「ビキニ女教師の格好して素足でコンタクトを踏むところみせて…ハァハァ…ってお願いしたら流石に怒られたわ……」

善子「コンタクトの解釈おかしくない?」

曜「…どうだった?」

鞠莉「今までのよしみで半殺しの所をビンタ一発に負けてもらったわ」

善子「よくそれで済んだわね」

鞠莉「誰に頼めばいいのかしら…」

善子「人を巻き込む気しかないのね」

鞠莉「うーん…果南や梨子はドン引きされそうだし……」

曜「いや普通にみんなドン引きだよ」

鞠莉「ルビィだと…ダメね、今度こそダイヤに皆殺しよ」

善子「勝手に巻き込まないで1人でやられなさいよ」

鞠莉「とりあえずちかっちを呼んでみました!」

千歌「呼ばれました!」

善子「あなたも大概暇人ね」

千歌「で、なんで呼ばれたの?」

鞠莉「これからちかっちを改造しようと思うの!」

千歌「ヤバいところに来た気がする」


鞠莉「ちかっちを改造する専門家も呼んであるからね」

曜「…」パリパリ

千歌「まって、何の音」

曜「コンタクト」

鞠莉「逃げられたわね…」

善子「無言でコンタクトを開封する曜が怖かったのよ」

曜「え、そんなに?」





花丸「こんにちは…みんな何してるずら?」



鞠莉「あら!花丸、良いところに!」

曜(飛んで火に入る…)
善子(…夏の虫ね)

鞠莉「今暇?だったらちょっとこの梨を頭に乗せて素足で……」

花丸「ダイヤさんに言われたずら、今の鞠莉さんは変なことを要求してくるから全部断れって」

鞠莉「あちゃー…ダイヤの手が回ってたか…」

善子「それで、何しに来たのよ」

花丸「いや変なことって、何してるのかなー…って」

曜「あぁ…怖いもの見たさ…みたいな?」

鞠莉「実はね…花丸…これはスクールアイドルとして大事なことなの…」

花丸「……?」

花丸「なるほど、属性ずら…」

鞠莉「花丸だと本だったり、眼鏡…は被ってるか…」

花丸「今はコンタクトずら」

善子「今コンタクトの話だけはやめたほうがいい」

花丸「…?」

鞠莉「とりあえず素足で梨使ってジャグリングさせたけど面白くなかったわね」

善子「何やらせてるのよ」

曜「むー…難しいね」

鞠莉「もう私たちは自身に盛るしかないわね」

善子「なんでそうなるのよ」

鞠莉「原点に立ち戻りなさい!車聴診器レベルの高みに我々自身がなるのよ!」

善子「車聴診器ニッチだから!」

鞠莉「とりあえず…曜!善子のストッキング脱がして!」

曜「はいよ!」

善子「おおっ…この……やめろ!!」

鞠莉「できた!」

善子「できた!じゃないわよ!」

曜「スク水で梨を胸に詰めて素足でコンタクトの箱を開ける善子ちゃん……いいと思う…!」

善子「馬鹿じゃないの!?」

善子「大体、これのどこに需要があるのよ…」

鞠莉「いや大いにあるわ!私が保証する!」

善子「そ、そう…?」

曜「うん!そうだよ」

鞠莉「間違いなく頂点を取れると確信して……」







ダイヤ「…何をしてるんですか?」

鞠莉「あ」

ダイヤ「鞠莉さんが世迷言を言いに来たから見に来てみれば…」

鞠莉「あはは…ダイヤ…これはちょっと…」

鞠莉「そう!需要と供給っていうか…」


ダイヤ「おだまらっしゃい!」


曜「ひっ」

善子「ひいっ…」

善子「結局…バツとしてプール掃除…なんで私まで…」

曜「あはは…ごめんね?」

善子「もういいわよ…」

善子「それより…なんで鞠莉はあそこでずっと立ってるのよ」

曜「…さあ?」

善子「おーい!手伝いなさいよ!」








鞠莉「……ねえ、善子、曜…」


善子「……?」

曜「どうしたの?」


鞠莉「ナース服でプール掃除って…いいと思わない?」

おわり

偶には宣伝してみます

LINEグループ:曜ちゃんの誕生日会(8)
LINEグループ:鞠莉の誕生日会(8)
LINEグループ:ようよしまり(3)
善子「私ね、堕天使辞めようと思うの」曜「ええっ!?」鞠莉「オゥ……」
曜「誕生日おめでとう!」善子「どうも」鞠莉「誕生日と言えば顔面ケーキね」
鞠莉「3人で店を開くなら何がいい?」善子「は?」曜「へ?」
千歌「『みかん』の『み』は」
ルビィ「プリンがおいしくない」
鞠莉「いざゆけ私のスターブライト号」

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