まゆ「うう…Pさん…。」???「どうしましたかぁ?」 (15)

先生と会ったのは…まゆが移籍して間も無い頃でした。

公園

まゆ「Pさんともっと仲良くなるにはどうしたら良いのかしら。」キコキコ

???「どうしました?お嬢さん?」

まゆ「!」バッ

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???「驚かせて申し訳無い。怪しいものではありませんよぉ。」

???「私は小野と言います。まあ、しがない営業マンです。」

まゆ「はあ…その方がまゆに何か御用ですか?」

小野「いえね、お嬢さんが何かお悩みの様なので。」

まゆ「別に何でもありませんよ。まゆは失礼しますね。」ガタ

小野「例えば…恋の悩みとか。」

まゆ「」ピク

まゆ「ど、どうして。」

小野「分かりますよ。私もね、想っている人が居るんです。」

まゆ「あなたも?」

小野「ええ、そんな中で私と同じ匂いを感じたのでつい。」

小野「よければ、話してみませんか?」

10分後

小野「成る程ねえ。想い人の周りには魅力的な女の子が沢山、且つ本人は鈍感と来ている。」

小野「しかも中々アプローチが出来ない。ああ、ご安心ください。俺って結構、口が固いですよ?」

まゆ「え、ええ。」

小野「まゆさん、と言いましたか。良い方法が有ります。」

まゆ「え、本当ですか!?」

小野「ええ、それはね、愛する人を徹底的に知ることです。」

小野「貴女はその人の何を知っていますか?」

小野「趣味は?睡眠時間は?住所は?経験は?合鍵の形は?弱味は?やましいことは?」

まゆ「え…。」

まゆは、何も知りませんでした。

小野「いけませんねえ。私はね、想い人、後藤さんと言うんですが。この人の全てを調べました。」

小野「するとね、見つかるんですよ。自分の物にする取っ掛かりが。」

小野「この通り。」バサッ

まゆ「え、凄い、こんなことまで…。」ペラペラ

小野「明日辺り、これを基にアプローチしてみますよ。」

まゆ「まゆにも、出来るでしょうか。」

小野「あなたなら大丈夫です。俺が保証しますよ。」

まゆ「せ、先生!」

小野「いやはや、照れますねえ。」

それから先生はカメラ、盗聴機、合鍵の調べ方、色んなことを教えてくれました。

半年後

小野「うーん、やはり朝食は珈琲と焦げ目のついたジャムトーストですね。」

TRRRRR

小野「はい、小野ですが。ああ、お早うございます。」

小野「それはそれは、お渡ししたものが効いて何よりです。はい、はい、もう逃したら駄目ですよお?」

小野「ええ、それでは、お幸せに。」

ガチャ

小野「ふーっ、今日も良い天気ですねえ。」

fin

テーマは受け継がれる魂!
終わり!閉廷!

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