比奈「ひなお? ひななお?」奈緒「ひなななお!」菜々「虹色ドリーマーです!」 (23)

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春菜「ひなさなはるなお!」奈緒「眼鏡デビュー」
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……荒木比奈の自宅……


比奈「……くかー……」スヤスヤ

奈緒「……すぅ……すぅ……」スヤスヤ

菜々「…………んむ……」パチッ

菜々「ふああああぁ…………今、何時……スマホどこ……」ガサガサ

菜々「…………10時過ぎてる……うっわぁ、いつ寝たっけ……」

比奈「…………」スヤスヤ

奈緒「…………」スヤスヤ

菜々「…………みんな見事に寝落ちしてますねぇ……誰もベッド使ってない……」

奈緒「……すぅ……すぅ……ん、んん……?」ゴロン

奈緒「…………く、ぅああ……」ムクリ

奈緒「あ゛あ゛……体バッキバキだぁ……」パキポキ

菜々「おはようございます……」キャハァ…

奈緒「……キレが無いな」

菜々「寝起きなもので……」

奈緒「菜々さん1番早く寝たけどなぁ……。何話まで記憶にある?」

菜々「……えーっと……ご、5話……」

奈緒「アタシたちは全部観て、次何観るか考えるところまでは起きてたよ」

菜々「えっ」

菜々「やっちゃいましたねぇ……また今度借りて観ましょう、セイクリッドセブン……」

奈緒「色々と惜しいアニメだったってのが素直な感想かな。時期とか、尺とか、予算とか」

菜々「あー、噂通りなんですね……」

奈緒「でも面白かったよ。続きを匂わせる感じの引きがすごい気になるし、2期作ってほしいな」

菜々「……これいつのアニメでしたっけ?」

奈緒「2010年とか2011年あたり」

菜々「ちょっと厳しくありませんか……?」

奈緒「……まあな……」

菜々「……この話はこれ位にしておきましょうか」

奈緒「そうだな……とりあえず、飯にする?」

菜々「アルマさん滲み出てますよ」

菜々「ところで、次は何にするか決めたんですか?」

奈緒「はたらく魔王さま、アクセル・ワールド、月刊少女野崎くん、未確認で進行形あたりはレンタル候補に挙がった」

菜々「どうしてそう尽く2期待ちのものばっかり……」

奈緒「いざ2期が来てもいいように備えるっス、とはそこで寝てる比奈さんの弁」

比奈「…………んふふ……そんなたくさんのそばつゆ……」スヤスヤ

菜々「何の夢見てるんですかね……」

奈緒「加奈のそばつゆにでも襲われてんのかな」

比奈「……ふがっ」

菜々「比奈ちゃん、さすがに「ふがっ」はだめですよ」

比奈「ううん……」ムクリ

奈緒「流石に目が覚めたかな」

比奈「…………おやすみなさい」バタリ

奈緒「寝るな寝るな、もう10時だ。昼飯考えようぜ」ユサユサ

比奈「…………」ジーッ

奈緒「……なんだよ?」

比奈「……沢庵とごはんだけじゃ満足出来ないっスよ……」ボケーッ

奈緒「今何を見て沢庵思いついたか言ってみろぉ!!」ガクガク

菜々「どうどう」

比奈「おはようございまス」キリッ

菜々「はい、おはようございます」

奈緒「……そんなキメ顔作っても、髪の毛は荒れ放題だし服は皺だらけだしでダメダメだぞ」

比奈「徹夜明け、締切間際をくらぶれば、夢幻の如くなり……」

奈緒「その引用の仕方、信長が泣くぞ」

比奈「やばっ、AP溢れそうっス」

奈緒「聞けよ! 今はアプリ起動すんな!」

菜々「あっ、ナナもログインしなきゃ」

奈緒「アタシも我慢してるんだから! そういうのは後!」

比奈「で、お昼ご飯でしたっけ」

奈緒「そうそう。何かない?」

比奈「ダンボールいっぱいのカップラーメンなら」ドサッ

菜々「アニメ鑑賞会にはカップラーメンが定番になりつつありますね」

奈緒「ほんとカップラーメンだけはいくらでもあるよな……ダンボールの底が見える日は来るのか?」

比奈「つい買い溜めしちゃって……おっ、一平ちゃん発見。これにするっス」

奈緒「アタシは……よし、カレーヌードルもらうよ」

菜々「ナナは味噌味の麺職人を……」

比奈「バター要りまス?」

菜々「な、なんという悪魔の囁き! 一欠片ください!」

奈緒「迷いなしだったな」

比奈「T-faL、君に決めたっス。そして同時にヤカンをコンロにセット!」カチッ

菜々「文明の利器ですよねぇ……ナナもT-faL買おうかな……」

比奈「あるとこればっかりっスよ。もうT-faL依存症と言っても過言ではないっス」

菜々「ゴクリ……!」

奈緒「1人暮らしすることになったらこれの購入は要検討だな、うん」

比奈「オススメっスよ。ただ、この状況下では1つだけ弱点があって……」

奈緒「あー、そうだな……」

菜々「そうですね……」


シュー…カチッ


比奈「2人分のお湯を沸かしてるヤカンより先に湧いちゃうんスよねぇ」

菜々「それじゃあ……」

奈緒「恒例のじゃんけんいっとくか!」

ひなななお「「「最初はグー!」」」

奈緒「たまーに食べるカレーヌードルは美味いな。1番乗りだとより際立つ」ズルズル

比奈「菜々さん、もーちょっと待ってほしいっス……」

菜々「はい……」

奈緒「うまっ、カレーヌードルうまっ」ズルズル

菜々「これみよがしに!!」

比奈「1口……1口恵んで……」

奈緒「しょうがないなぁ……あとで一平ちゃんくれよ?」

比奈「モチのロンっスよ!」

奈緒「はい、あーん」

比奈「あーん……はふはふ」ズルズル

菜々「ナナも食べたいですー!」

奈緒「はいはい、あーん」

菜々「あーんっ、ほふほふ」ズルズル

奈緒(親鳥の気分)


ピー!


比奈「おっ、ヤカンの方もお湯湧いたみたいっスね。ちゃちゃっと作ってきまス」

比奈「一平ちゃんの辛子マヨネーズ、小さい頃は苦手だったんスけど……今やこれがないと生きられない体に」ズルズル

菜々「バター味噌ラーメンを考えた人にノーベル平和賞送りましょう。ナナのか細い貯金崩してウサミン平和賞でもいいですよ」ズルズル

奈緒「……なーなー、アタシにも1口くれるんだろー!」

比奈「はて」

奈緒「ぅおおい!!」

比奈「冗談っスよ、はいどーぞ」

奈緒「ったくもー……あむっ……うんうん、UFOもいいけどこっちもいいよなぁ」モグモグ

菜々「味噌ラーメンもどうぞ♪」

奈緒「あーん……ジャンキーだなぁ……これは太るぞ」モグモグ

菜々「休み明けはベテトレさんところ行ってきます……」

比奈「ワンチャン一緒にレッスン受けるのありっスね、この怠惰なお休みの後なら」

菜々「あ、食べ終わったらお風呂借りていいですか? シャワーだけでいいので」

奈緒「それならアタシもシャワー浴びたいな」

比奈「じゃあいっそ3人で入りまスか?」

奈緒「どうしたら「じゃあ」って繋がるんだよ」

菜々「流石に入りきりませんよ?」

比奈「こう、朝方の山手線みたいなすし詰めになれば」

奈緒「お風呂の気持ちよさは味わえそうにないからパス」


……1人ずつゆっくり入浴しました……

……入浴後……


比奈「さて……ご飯も済ませましたし、お風呂も入りましたし、アニメ観まスか? それとも気分転換にゲームでもどうっスか?」

奈緒「自堕落だなぁ……ま、虹色ドリーマーのアニメ鑑賞会と言ったらこうでないとな」ハハハ

菜々「アレやりましょうよ、カスタムロボ」

比奈「64っスかぁ……あったかなカスタムロボ……」ガサゴソ

菜々「この前はあったじゃないですか」

比奈「いや、紗南ちゃんか杏ちゃんに貸した恐れが……」ガサゴソ

奈緒「なかったらカービィやるか」

比奈「カービィなら多分……あっ!これなんてどうっスか? バンジョーとカズーイ」

ななお「「それ1人用!」」

比奈「はい、複数人がプレイ出来るカセットがこちら」

奈緒「スマブラ、マリカー、マリパ3、ディーディーコングレーシング、ディ〇ニーテトリス、星のカービィ……」

菜々「カスタムロボはありませんでしたか……残念」

奈緒「無難にマリパやるか」

比奈「そーっスね」フーッフーッ

奈緒「ふーふーするのってダメなんじゃないのか?」

比奈「錆びるとかそういう話でスよね? そういう科学的な云々より、大事なのは今までの実績っスよ」カチッ

奈緒「おっ、ついたついた」マリオパーティースリー! ハッハー!

菜々「いやー懐かしい起動画面ですねぇ」

比奈「とりあえずパーティーモードで……まあマップは決まってまスよね」

奈緒「そりゃあな」

菜々「マリパ3と言ったらあそこですよ!」


奈緒「ひえひえレイク」
菜々「あっちっち砂漠」
比奈「グルグルのもり」


ひなななお「「「……」」」

奈緒「さーいしょーはグー!」

ひなななお「「「じゃんけんぽん!!」」」



菜々「また蜃気楼ぉおおおおおお!! 何回目ですかぁあああああああああ!!」バンバン!!

比奈「ふははははははは!! 自ら選んだステージで罠にかかるとは!! すかさず2枚目頂きっス!!」

奈緒「テレサに頼んで、比奈さんからスターをっと……」テレベルー

比奈「ちょおおおおおお!?」



ヤイノヤイノギャーギャー

……翌日……


紗南「お疲れさまぁっ!?」


ひなななお「「「」」」チーン


紗南「びっくりしたぁ……ねぇ、あの3人どうしたの? 生きてるの?」

麗奈「マストレのレッスン後らしいわよ」

紗南「うわぁ悲惨……あれ? でもマストレさんのレッスンの予定なんてあったっけ?」

加奈「聞いたところによると、最初は3人揃ってベテトレさんにレッスンを頼みに行ったらしいんだけど、そこにたまたまマストレさんが居合わせたとか……」

紗南「あー……」

加奈「3人を見た瞬間にこの休日のカロリー計算をしたみたいで、「中々怠惰なオフを過ごしたようだな。いいだろう、ここは私が丹念に絞ってやる」って死の宣告を受けたらしいよ」

紗南「マストレさんの目はスキャナーか何かなの?」

麗奈「まあむくみとかで判別したんじゃない? マストレだったらシルエットの違いくらい簡単に見抜けそうだし」

紗南「なんだろう、納得しかけている自分がいる」

加奈「で、数時間みっちりレッスン受けてあの状態に」


ひなななお「「「」」」チーン


紗南「…………あたしもオフはゲームばっかりだし、ご飯には気をつけよう!」

麗奈「アンタはまずゲームやる時間を改めなさい」

紗南「無理!」

麗奈「笑顔で言うんじゃないわよ」

以上です。
虹色ドリーマーが揃って喋る日はいつ来るんでしょうか。
劇場781話がしんげき二期で放送されることを願いながら生きていこうと思います。

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