【型月×フロム】fate/Apocrypha 最後の英霊 (3)

[プロローグ]

かつて、冬木と呼ばれる街で執り行われていた、七人の魔術師と英霊たちによる「聖杯戦争」。
しかし、第二次世界大戦の混乱に乗じて“とある魔術師“が聖杯を強奪する。

数十年が経ち、その聖杯を象徴に掲げたユグドミレニア一族は、魔術協会からの離反、独立を宣言。
“魔術協会の打倒とユグドミレニアによる新たな秩序の創出”を旗印に、魔術協会への総攻撃を予告した。
怒れる魔術協会は刺客を送り込むが、ユグドミレニアが召喚したサーヴァントによって返り討ちに遭う。

――サーヴァントに対抗するにはサーヴァント。

「聖杯戦争」のシステムが変更され、七騎対七騎というかつてない規模の戦争が勃発。戦局の行方は、14騎のサーヴァントに委ねられた…。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1501453926


第0話 【旧世代兵器起動阻止】


ここは、地球上で遥か辺境の地にある地下施設。

俺は、未だ人類が到達したことのない場所に足を踏み入れていた。

と言っても、実際に足をつけてるのは俺ではなく、俺が操縦する人型機動兵器、アーマード・コア(AC)の脚部がそうしているのだが。


『侵入者感知 排除せよ』


施設の防衛システムか何かが反応したのだろうか、ACに似た正体不明の機動兵器が出現。


『排除、排除、排除、排除、排除』


パルスライフルとプラズマライフル、更にはグレネードランチャーを乱射、こちらを狙っている。


『敵特殊兵器を確認 敵の解析不能です』


自機コンピューターの解析結果を聞き流し、ロックオンサイトに敵機を定め、射撃を行う。

この戦闘が終わった後、世界は変わっていくことになる。

聖杯大戦開始の、実に3年前のことだった。

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