ベルトルト「恋人のふり?」 (71)

ライナー「ああ、情報共有のために、俺たちは度々会って話す必要があるだろ?」

ベルトルト「うん。」

ライナー「だがアニと俺たちは普段は親しくない、と周囲から思われている。」

ベルトルト「そうだね。」

ライナー「それなのにこそこそ話してると、不審に思われるだろ。だから恋人ってことにして、会う理由を作るんだ。」

ベルトルト「なるほど・・・それじゃあ、僕たち三人が恋人関係になるのかい!?」

ライナー「そんなわけないだろ。お前とアニだ。」

ベルトルト「ななな何で!?」

ライナー「あのな、お前がアニに好意を持ってることぐらい、俺でなくても分かるぞ。」

ベルトルト「そんなに分かりやすかった?」

ライナー「ああ。」

ベルトルト「でも、あくまでふりだろ?僕は本当の恋人になりたいんだよ。」

ライナー「試しに付き合ってみるとかあるだろ?それと同じで、まずは形から入るんだよ。」

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ベルトルト「上手くいくのかな?」

ライナー「安心しろ、あのエレンとミカサをラブラブカップルにしたのは、この俺、恋の魔術師だぜ?」

ベルトルト「恋の・・・魔術師?」

ライナー「ネーミングは気にするな。」

ベルトルト「ああ・・・えっと、あの鈍感なエレンをミカサLOVEにしたのが、君だって言うのかい?」

ライナー「その通りだ。」

ベルトルト「もしそれが本当なら・・・上手くいくかもしれないな。」

ライナー「ああ、大船に乗った気でいろ。」

ベルトルト「分かった、頑張ってみるよ。それで、具体的にどうすればいい?」

ライナー「まずはだな・・・。」

ベルトルト「・・・というわけで、恋人のふりをしよう。」

アニ「なるほど、確かにいい考えだ。正直、コソコソしてるのも疲れてたんだよね。」

ベルトルト「じゃあ!!」

アニ「うん、付き合おう。」

ベルトルト「やった!」

アニ「?・・・そんなに嬉しいの?」

ベルトルト「ああ、いや、これからは隠れる苦労が無くなるなと思ってさ。」

アニ「そうだね、これからは怪しまれないように振舞う必要がないもんね。」

ベルトルト「・・・それと、周囲に僕らが恋人同士だってことを知らせる必要があるから、恋人の演技よろしくね。」

アニ「分かった。」

ライナー「第一段階はクリアだ、ベルトルト。」

ベルトルト「まさか僕がアニと付き合えるなんて・・・。」

ライナー「これも恋の魔術師のおかげだな。」

ベルトルト「おいおい、自画自賛かい?」

ライナー「え?・・・ははは、まあな。」

ベルトルト「明日からは周囲を気にすることなく、アニと話せるのか。」

ライナー「そして恋人のふりから、やがて本当の恋人になっていくんだ。」

ベルトルト「頑張るよ!」

翌朝

ベルトルト「おはよう、アニ。」

アニ「おはよう。」

ベルトルト「隣いいかな?」

アニ「どうぞ。」

エレン「何だベルトルトの奴、急にアニと仲良くなってるな。」

ミカサ「何でだろう。」

アルミン「もしかして二人、付き合ってるんじゃないかな。」

エレン「まじかよ!あの二人がな~!」

ミカサ「意外。」

ベルトルト「アニ、今日もすごくかわいいよ。」

アニ「ありがとう。」

エレン「うわ、すげえな、あんな言葉が平気で出てくるなんて。」

ミカサ「エレンは私には言ってくれない。」

エレン「はあ?毎日言ってるだろ?」

ミカサ「付き合いだしたころと比べると少ない。」

エレン「いや、別にいいじゃねえか。」

ミカサ「よくない。」

アルミン「まあまあミカサ、毎日言われてるだけでも幸せなことじゃないか。」

ミカサ「・・・確かにそうかもしれない。」

エレン「だろ?」

ミカサ「では今日の分を今聞きたい。」

エレン「はっ?」

ミカサ「早く、早く言わないとディープキスをする。」

エレン「ぶっ!?」

ミカサ「さあ早く、三つ数えるうちに言って。」

エレン「・・・・・・。」

ミカサ「3・・・。」

エレン「・・・・・・。」

ミカサ「2・・・。」

エレン「・・・・・・。」

ミカサ「1・・・。」

エレン「・・・・・・。」

ミカサ「・・・言わないの?」

エレン「いいから早く来いよ。」

チュー!!!!!

ベルトルト「うわ、朝っぱらから熱いな~!」

アニ「節度ってものを弁えてほしいね。」

ベルトルト「でも僕らもあれぐらい熱いって思われるように演技しないと。」ヒソヒソ

アニ「嘘、あれぐらい?」ヒソヒソ

ベルトルト「周りが引いて離れていく方が、情報交換しやすいだろ?」ヒソヒソ

アニ「そりゃそうだけど・・・。」ヒソヒソ

ベルトルト「アニ、君は最高の女性だ!壁内を探し回っても君ほどの人はいないよ!」

アニ「あ、ありがとう・・・。」

ベルトルト「ほら、アニも恋人らしい返しをして。」ヒソヒソ

アニ「うう・・・分かったよ。」ヒソヒソ

アニ「ありがとうベルトルト!私ベルトルトのお嫁さんになれるだなんて幸せ!」

ベルトルト「えっ!?」

アニ「何だよ、あんたが引いてどうするんだよ。」ヒソヒソ

ベルトルト「ごっ、ごめん・・・。」ヒソヒソ

ミーナ「・・・アニってあんな風に話すときあるんだ・・・。」

クリスタ「普段と全然違うね・・・。」

ユミル「恋人の前だと人格が変わるってのは、よくある話だからな。」

クリスタ「えっ、アニとベルトルトって付き合ってるの?」

ユミル「ああ、さっきアルミンが言ってたんだ。」

ミーナ「へえ~そうなんだ~。」

アニ「ベルトルト、例えば私たちに子供ができたら、何て名前つける?」

ベルトルト「こっ、子供だって?そんなのまだ早い・・・。」

アニ「例えばだって・・・演技しなよ演技。」ヒソヒソ

ベルトルト「ああ、うん、ごめん。」ヒソヒソ

ベルトルト(やばい、ものすごくかわいい・・・。)

ライナー(・・・まさかアニに演技の才能があったとはな。)

ミカサ「エレン、私たちも負けてられない!さあ、ここで服を脱いで!」

エレン「待てミカサ!公衆道徳を考えろ!それに今朝したばっかりだろ!」

ミカサ「私の体はまた熱く、燃え上がっている!」

アルミン「ミカサ、今は朝食中だから、後でしなよ。」

ミカサ「・・・・・・。」

アルミン「エレンは逃げたりしないよ。」

エレン「そうだぞ、後でたっぷりかわいがってやる。」

ミカサ「なら我慢しよう。」

そして、情報交換の時

ベルトルト「やあ、アニ。」

アニ「ああ。」

ベルトルト「何だよ、そっけないな。」

アニ「今は演技する必要は無いからね。」

ベルトルト「誰かに不審がられてない?」

アニ「無いと思う。ここに来るときも、ベルトルトと会うって言ったら、それ以上何も聞いてこなかったし。」

ベルトルト「そうか、僕も同じようなものだよ。」

アニ「ところで、最近の調査だけど・・・。」

ベルトルト「ああ、待ってアニ、遠目から見てもイチャイチャしてるって思われるように、手をつなごう。」

アニ「えっ、あっ、そうだね。」

ギュッ!

アニ「そんな強く握らなくてもいいよ。ふりで十分だろ?」

ベルトルト「ああ、そうか。」

アニ「それで、調査だけど・・・。」

ベルトルト「!?アニ!!」

アニ「むぐっ!」

チュー!

アニ「・・・何のつもり?」

ベルトルト「キース教官だ。」

アニ「それで何でキスをしなきゃいけないの?」

ベルトルト「教官は兵士たちの恋愛ごとについては寛容なんだ。」

アニ「それで?」

ベルトルト「行動によって対応が変わるらしくて、手をつないでるだけだと・・・。」

ベルトルト「仲がいいな、しっかり訓練して生き残れよ。」

ベルトルト「って話しかけてくるんだけど、キスをしてるとさすがに話しかけてはこないらしい。」

アニ「へえ、そうなんだ。よくそんなこと知ってるね。」

ベルトルト「まっ、まあね。」

ベルトルト(すごいよライナー、いや、恋の魔術師・・・。)

アニ「じゃあ毎回、教官に見つかりそうなときはキスしなきゃいけないのか・・・。」

ベルトルト「嫌かな?」

アニ「いや・・・疑いの目はできるかぎり排除したいから、我慢するよ。」

ベルトルト「ありがとう。」

アニ「何でお礼言うの?ベルトルトだって好きでもない人とキスしたくないだろ?」

ベルトルト「ああ、まあそうなんだけど・・・。」

アニ「もしかしてあんた・・・。」

ベルトルト「えっ?」

アニ「・・・おっと!」

チュー!

ベルトルト「!?」

アニ「ふう、危ない危ない、また教官が来たよ。」

ベルトルト「・・・・・・。」

アニ「・・・どうしたの?」

ベルトルト「アニ!!!」

アニ「きゃあ!!!」

ベルトルト「アニ!好きだ!アニ!」

ギュー!

アニ「ちょっと離れ・・・離れて!!!」

ベルトルト「はっ!」

アニ「・・・・・・あんた・・・。」

ベルトルト「ごめん、アニ。」

アニ「そうか、そういうことだったの・・・。」

ベルトルト「違うんだ、アニ。」

アニ「私の体が目的だったんだ・・・。」

ベルトルト「違う!」

アニ「じゃあ今の何?」

ベルトルト「今のは・・・。」

アニ「恋人のふり?」

ベルトルト「・・・そうだ。」

アニ「恋人なら無理やりしてもいいの?」

ベルトルト「・・・よくない。」

アニ「だよね?」

ベルトルト「・・・・・・。」

アニ「・・・そんなにしたいの?」

ベルトルト「いや、そんなことは・・・。」

アニ「別にいいよ。」

ベルトルト「え。」

アニ「憲兵団に入ったら、体張ることもあるだろうからさ。汚いおっさんより、あんたに初めてあげた方がマシだよ。」

ベルトルト「アニ、女の子がそんなことを考えていちゃ・・・。」

アニ「じゃあ何、したくないの?」

ベルトルト「・・・・・・。」

アニ「どうなの?」

ベルトルト「汚いおっさんより、僕の方がいいの?」

アニ「うん。別に誰でもいい、あんたでもいいよ。」

ベルトルト「そうか・・・。」

アニ「するの?しないの?」

ベルトルト(・・・くそ!)

ギュー!

アニ「ちょっと待って、今服脱ぐから。」

ベルトルト「あっ、うん。」

アニ「あんたもほら、脱いで。」

ベルトルト「分かった。」

アニ「じゃあここ、早く入れて。」

ベルトルト「これが・・・女の子の・・・。」

アニ「早く、時間がもったいない。」

ベルトルト「・・・ああ。」

アニ「・・・・・・。」

ベルトルト「・・・・・・。」パンパン!

アニ「・・・・・・。」

ベルトルト「・・・・・・」パンパン!

アニ「・・・気持ちいい?」

ベルトルト「ああ、気持ちいいよ。」パンパン!

アニ「・・・・・・。」

ベルトルト「ああ!」ドピュッ!

アニ「終わった?」

ベルトルト「ごめん・・・中に出し・・・。」

アニ「いいよ、今日は安全日だから。」

ベルトルト「そう・・・。」

アニ「じゃあ、早く抜いて。」

ベルトルト「ごめん。」

アニ「何で謝るの?」

ベルトルト「えっと、その・・・。」

アニ「それじゃあ、これからも引き続き恋人のふりよろしく。」

ベルトルト「えっ、いいのかい?」

アニ「任務成功のためには必要なんだろ?」

ベルトルト「・・・・・・。」

ベルトルト「・・・っていうことがあったんだ。」

ライナー「何やってんだ!」

ベルトルト「ごめん、アニに対する気持ちが爆発してしまって、つい。」

ライナー「ついじゃない!」

ベルトルト「・・・ごめん。」

ライナー「・・・もう無理だろうな。」

ベルトルト「そんな、恋の魔術師だろ?何とかしてくれよ!」

ライナー「魔術師って言っても、本当の魔法使いじゃないんだ!」

ベルトルト「・・・そうだね、諦めるよ。」

ライナー「・・・・・・。」

ベルトルト「僕はもう寝るよ、おやすみ。」

ライナー「ベルトルト・・・。」

アルミン「・・・恋の魔術師・・・か。」

ライナー「アルミン!」

アルミン「恋の魔術師の辞書に不可能という文字は無い。そうだろ、ライナー。」

ライナー「・・・・・・。」

アルミン「エレンがミカサにゾッコンになるなんて、不可能だと思っていたよ。」

アルミン「でも実現した。恋の魔術師の力でね。」

ライナー「・・・そうだな。」

アルミン「嫌われたアニの心をベルトルトへ寄せる、不可能なことかい?」

ライナー「そりゃあ、ひどいことされたら誰だって・・・。」

アルミン「君の力で、二人の仲を取り持つんだよ。君ならやれるさ。」

ライナー「・・・・・・。」

アルミン「何たって、恋の魔術師なんだからね。」

ライナー「ベルトルト。」

ベルトルト「ああライナー、いや、なかなか寝付けなくてね。」

ライナー「お前の傷を、俺が癒してやろうと思うんだ。」

ベルトルト「どうやって?」

ライナー「こっちの世界へ来い。」

ベルトルト「・・・何を言ってるんだ。」

ライナー「女なんて忘れちまえるぞ。」

ベルトルト「おかしくなったのか?」

ライナー「俺は真剣だ。ベルトルト、ケツを出せ。」

ベルトルト「・・・・・・。」

ライナー「お前の苦しみも、悲しみも、俺なら理解してやれる。」

ベルトルト「・・・そうなのかな。」

ライナー「ああ、だから・・・こっち来い。」

ベルトルト「・・・うん。」

ライナー「・・・・・・。」パンパン!

ベルトルト「・・・・・・。」

ライナー「・・・・・・。」パンパン!

ベルトルト「・・・・・・。」

ライナー「・・・・・・。」パンパン!

ベルトルト(アニも、こんな感じだったのかな。)

ライナー「ああ!」ドピュ!

ベルトルト「終わったかい?」

ライナー「すまない、中に出してしまった。」

ベルトルト「いいよ、毎日安全日だから。」

ライナー「そうか・・・。」

ベルトルト「それより、今度は役を交換しないか?」

ライナー「なんだお前、結構乗り気だな。」

ベルトルト「まあね、そっちの世界に興味がわいてきたよ。」

ライナー「ようこそ、ホモの世界へ。」

ベルトルト(これでアニのことを忘れられる。)

ある朝

ベルトルト「おはよう、アニ!」

アニ「おはよう!ベルトルト!」

ベルトルト「アニ、毎晩君と離れることになって寂しいよ!」

アニ「私も!早く結婚して、いつでも一緒にいようね!」

ベルトルト「ああ!」

ユミル「全く今日も熱いな、あの二人は。」

クリスタ「フランツとハンナよりもラブラブだよ。」

ミーナ「いいな~、私も彼氏欲しいな~。」

アニ(変だな、この前のこと、気にしなさすぎじゃないか?)

女子寮

アニ「・・・・・・。」

ミーナ「ねえアニ、ベルトルトと一緒にいないの?」

アニ「ああ、自主練で忙しいってさ。」

ミーナ「寂しくないの?」

アニ「別に。」

ミーナ「ええ~!朝はあんなに寂しいって言ってたのに~!」

アニ(あっ、そうだった!)

アニ「いや、すっごい寂しい、早く会いたい、毎秒会いたい。」

ミーナ「そっ、そうなんだ。」

アニ「うん。」

ミーナ「何か、無理してる?」

アニ「してないよ。」

ミーナ「本当に?」

アニ「本当。」

ミーナ「・・・・・・。」

ミカサ「アニ、恋のことで悩んでいると聞いた。」

アニ「は?」

ミカサ「相談に乗ろう。」

アニ「悩んでなんかいないよ。」

ミカサ「そんなはずはない。」

アニ「誰情報だよ。」

ミカサ「秘密。」

ミーナ「話してみなよ。」

ミカサ「話すべき。」

アニ「・・・じゃあ話すけど・・・。」

ミーナ「うん。」

アニ「この前さ、ベルトルトが無理やりしようとしてきたんだ。」

ミーナ「何を?」

アニ「だから、その・・・。」

ミーナ「キス?」

アニ「いや、もっと先の・・・。」

ミーナ「ええ~!本当に!?」

ミカサ「それはひどい、同意があって初めて行為に及ぶことができる。私でさえ我慢できたのに。」

ミーナ「あれ、でも今朝はすごいラブラブだったよね?」

アニ「あ、いや、えっと、ひどいことしてきたのはそれっきりで、他には何もなくて・・・。」

ミカサ「本当に?キスはどうだった?」

アニ「キス?」

ミカサ「最初のキスは?無理やりじゃなかった。」

アニ「無理やりだった。」

ミーナ「ひどい!」

アニ「でも、それは別に嫌な気持ちにならなかったから。」

ミカサ「無理やりされるのが好きなの?」

アニ「違う。絶対違う。」

ミーナ「ムードに流されて?」

アニ「それも違う。」

ミカサ「結局どうなったの?したの?」

アニ「うん、したよ。」

ミーナ「ベルトルト最低!!」

アニ「いや、あいつは途中でやめようとしたけど、私がしてもいいよって言ったからさ。」

ミーナ「え?」

ミカサ「嫌だったんじゃないの?処女だったんじゃないの?」

アニ「別に、ベルトルトに初めてあげてもいいかなって思ったし。」

アニ「正直言うと、行為なんて誰とでもして構わないって思ってる。」

ミカサ「!?」

アニ「憲兵になったら、そんなこといくらでもやらされそうだし。」

ミーナ「アニ、自分で何言ってるか分かってる?」

アニ「分かってるよ。」

ミーナ「もっと自分の体を・・・。」

ミカサ「ミーナ、今それはいい。」

ミーナ「何で?」

ミカサ「性の価値観は人それぞれ。アニの考えも多くあるケースの中の一つに過ぎない。」

ミーナ「・・・・・・。」

ミカサ「それよりもアニ、私は悩みを聞いた。」

アニ「そうだね。」

ミカサ「でも今の話を聞く限り、悩んではいないと思える。」

アニ「どうして?」

ミカサ「誰とでもしていいと考えるなら、無理やりされたことに悩むことがある?」

アニ(本当だ、何でだろう。演技してたから、自分の中でも辻褄が合わなくなってきた。)

ミカサ「無理やり迫ってきて、怒りを覚えたんじゃない?」

アニ「そりゃね、体目的なんだと思ったら怒ったよ。」

ミカサ「それはさっきの発言と矛盾している。」

アニ「・・・確かに。」

アニ(まずいな、面倒なことになってきた。どう誤魔化そう・・・。)

ミカサ「アニは、ベルトルトのこと嫌い?」

アニ「全然。」

ミカサ「無理やりしようとしてきたのに?」

アニ「うん。無理やりってのが気に食わなかっただけで、誠実にしたいって言ってくれたらさせてあげた。」

ミカサ「・・・はあ。」

ミーナ「・・・何だあ、結局のところラブラブじゃん。」

アニ「?」

ミカサ「アニ、本当に誰とでもしていいと思ってるなら、相手がどう来ようが何とも思わない。」

ミカサ「でもあなたは誠実に言ってきてほしいといった。OK?」

アニ「OK。」

ミカサ「結論を言うと、あなたはどこにでもいるような普通の乙女で、ただベルトルトのことが好きなだけ。」

アニ「何でそういうことになるの?普通じゃないよね?」

ミカサ「いずれ分かる時が来る。」

アニ「何それ?」

その後、トイレ

アニ(全く、ミカサの奴、意味わかんないよ。私がベルトルトを好きだって?ただの演技だっての。)

アルミン「やあ、アニ。」

アニ「!?ちょっと、ここ女子トイレだよ!」

アルミン「分かってる。ちょっとアニにお願いしたいことがあってさ。」

アニ「わざわざ女子トイレに入ってきてまで?」

アルミン「うん。」

アニ「・・・言ってみなよ変態。」

アルミン「うん、じゃあ単刀直入に言うけど・・・。」

アニ(変態を否定しろよ・・・。)

アルミン「僕の童貞をもらってくれないか?」

アニ「・・・・・・は?」

アルミン「アニは、求めてくる男には誰でも股を開くんだろ?」

アニ「・・・まあ、間違ってないけど。」

アルミン「じゃあ僕の童貞もらってよ。」

アニ「・・・それは、ちょっと。」

アルミン「何で?ベルトルトとはしたのに。」

アニ「それは、恋人だから。」

アルミン「もうそういう演技いいから。」

アニ「・・・気づいてたのか。」

アルミン「まあね、さあ、早く脱いで。」

アニ「もっと誘い方ってもんがあるだろ。」

アルミン「あ、上はいいよ。下だけでいいから。」

アニ「話聞けよ。」

アルミン「ああもう、うるさいなあ。」

アニ「何だよ?」

アルミン「君は黙って股開いてればいいんだよ。」

アニ「ああ?」

アルミン「もう、僕が脱がしてあげるよ。」

アニ「ちょっとやめて!」

アルミン「はいはい、そう言っても結局させてくれるんでしょ。」

アニ「・・・・・・。」

アルミン「優しいなあ、アニは。」

アルミン「うわ、これがアニの・・・。」

アニ「眺めてないで早く済ませてよ。」

アルミン「待ってよ、色々したいんだ。」

アニ「色々?」

チュー!

アニ「おい!どこ吸ってんだ!」

アルミン「いやあ、こうすると喜ぶってエレンから聞いてさ。」

アニ「そりゃ好きな人だからだろ!」

アルミン「そうなの?」

アニ「そもそも好きな人じゃないと、そんなとこ見せないもんだろ。」

アルミン「じゃあ今僕に恥ずかしいところ見せてるアニは、僕のこと好きってことだね。」

アニ「違う、これはお前が無理やり脱がしたから。」

アルミン「嫌なら本気で嫌がってよ。」

アニ「本気で?」

アルミン「君なら抵抗すれば何とかなるだろ?」

アニ「・・・・・・。」

アルミン「無抵抗なら、僕を受け入れると捉えるけど?」

アニ「・・・・・・。」

アルミン「いいんだね、じゃあ童貞卒業させてもらいます・・・。」

ドグワッシャア!

アルミン「」

アニ「・・・抵抗したよ。もう近寄らないで。」

女子寮

アニ「・・・・・・。」

ミーナ「どうしたの?元気ないね。」

アニ「いや、ちょっとね。」

ミカサ「何かあったなら相談に乗る。」

アニ「えっと、ミカサはさ、エレン以外に自分の恥ずかしいところ見せてもいいって思う?」

ミカサ「恥ずかしいところ?」

アニ「あの・・・股間とか・・・。」

ミカサ「絶対に嫌。」

アニ「もし見られたらどうする?」

ミカサ「叩きのめす。」

ミーナ「うわ、怖い。」

ミカサ「こう・・・ドグワッシャア!って感じで、叩き潰す。」

アニ「そう・・・。」

アニ「じゃあ、思いがけずエレンに見られたときはどう思う?」

ミカサ「そのときは責任取ってもらう。」

アニ「ごめん、愚問だったね。いや本当に。」

ミーナ「どうしてそんなこと聞くの?」

アニ「うん、私・・・ベルトルトのこと、好きなのかも。」

ミカサ「あんなラブラブで、好きじゃなかったら何?」

ミーナ「そうだよ、まさか演技してるわけじゃないでしょ?」

アニ「今までは何とも思ってなかったけど、私の中ではいつの間にか大切な存在になってたんだなあ、って思う。」

ミカサ「・・・何で今思うの?」

ミーナ「よく分かんないよ。」

アニ「うん、私も分からない。」

ミカサ「それで、これからどうしたいの?」

アニ「うんと・・・ベルトルトと親密な関係になれたらなって思ってる。」

ミーナ「今でも親密じゃない?」

ミカサ「ミーナ、あれは演技。」

アニ「気づいてたの?」

ミカサ「本当の愛を知る者には、あんな芝居は通用しない。」

アニ「はあ、参ったね。」

ミカサ「仲良くなりたいというのなら、私は協力を惜しまない。」

アニ「本当に?」

ミカサ「私がエレンを落とした、とっておきの技術を伝授しよう。」

アニ「よっ、よろしくお願いします。」

ミーナ(技術?)

そのころ、男子トイレ

ライナー「ベルトルト!」パンパン!

ベルトルト「ライナー!」

ライナー「ベルトルトー!!」パンパン!

ベルトルト「ライナーー!!」

ライナー「ベルトルトーーー!!!」パンパン!

ベルトルト「ライナーーーー!!!」

翌朝

ベルトルト「おはようアニ!」

アニ「うっ、おはよう・・・。」

ベルトルト「どうしたの元気ないね?熱でもあるのかい?顔赤いよ?」

アニ「大丈夫だ!何でもない!」

ベルトルト「ならいいんだけど、何かあったら言ってくれよ!マイハニー!!」

アニ「はっ、はにぃ!?」

ベルトルト「ちょっと、どうしたのさ、ちゃんと演技してくれよ。」ヒソヒソ

アニ「ごめん・・・。」ヒソヒソ

アニ「あなたを前にすると、顔が火照って仕方がないんだよ、まっ、まいだーりん・・・。」

ベルトルト「ああ、僕は今とても幸せだよ!こんなに素晴らしい女性と、朝食を共にできるなんて。」

アニ「そうだね、できれば寝食全部を共にしたい。」

ベルトルト「今のは感情入ってなかったよ、素のアニが言ってるみたいだった。」ヒソヒソ

アニ「嘘、私今素になってた?」ヒソヒソ

アニ(こいつ、恥ずかしいことを何度も・・・。)

アニ(でも、全然嫌な気分じゃない。)

アニ(やっぱり私、こいつのことが好きなんだな・・・。)

ベルトルト「ん?僕の顔に何かついてる?」

アニ「いや、別に、あんたのことが好きなんだなって実感してたとこ。」

ベルトルト「え?」

アニ「あっ、違うんだ。いや違わないけど。」

ベルトルト「おかしなアニだな。」

ユミル「またやってるよあのバカ夫婦。」

クリスタ「そうだね・・・。」

ユミル「いつかミュージカルでも始めるんじゃねえか?」

クリスタ「う~ん、アニが何だか変なんだよね。」

ユミル「変?どこが?」

クリスタ「何て言うか、初々しいっていうか、恋する乙女っていうか・・・。」

ユミル「そりゃ恋してるんだから、そう見えて当然だろ。」

クリスタ「そうなんだけど・・・。」

アニ「ベルトルト・・・今晩・・・いいかな?」ヒソヒソ

ベルトルト「今晩だね、了解。」ヒソヒソ

ミカサ「・・・・・・。」

エレン「どうしたミカサ、今日は大人しいな。」

アルミン「エレン、デリカシーが無いよ。」

エレン「え?あっ、そういうことか。」

ミカサ(アニ・・・頑張って。)

その夜

アニ「・・・・・・。」

ベルトルト「やあ、何か分かったのかい?」

アニ「いや、今日はその・・・。」

ベルトルト「?」

アニ「・・・しようと思って。」

ベルトルト「何を?」

アニ「だから・・・しようと思って。」

ベルトルト「ごめん、何をするのかだけが聞き取れないんだ。」

アニ「だから!するんだよ!」

ベルトルト「何を!」

アニ「んん~!」

チュー!

ベルトルト「ん!?」

アニ「はあ・・・はあ・・・。」

ベルトルト「・・・今、教官来たっけ?」

アニ「来てないよ。」

ベルトルト「だったら何で?」

アニ「・・・欲情しない?」

ベルトルト「え?」

アニ「最初にこうしてキスしたときみたいに、私に欲情して襲い掛かってこない?」

ベルトルト「そんなことはしないよ。嫌がってるのに無理やりだなんて。」

アニ「嫌がってなかったら?」

ベルトルト「・・・どういう意味?」

アニ「手を出してきてほしいって思ってたら?」

ベルトルト「・・・ごめん、状況が呑み込めてない。」

アニ「女から言わせるなよ!」

ベルトルト「何を?」

アニ「だ・か・ら!私と!・・・・・・エッチしてください。」

ベルトルト「ななな、何を言ってるんだ!そもそも君は誰にでも股を開く・・・。」

アニ「もう誰でもよくなんかない!ベルトルトでもいいんじゃない!ベルトルトがいいんだよ!」

ベルトルト「アニ・・・。」

アニ「ほら、女の子にここまで言わせたんだから、あんたもちゃんと返さないと。」

ベルトルト「・・・ごめんアニ、今の僕は女性の体に興味は無いんだ。」

アニ「・・・え?」

ベルトルト「君に拒絶されてから、僕は男に目覚めたんだ。」

アニ「・・・・・・嘘。」

ベルトルト「嘘じゃない。アニの性器よりも、ライナーの尻に欲情するようになったんだ。」

アニ「」

ベルトルト「でも、君の気持ちは嬉しい。だから、望みは叶えてあげようと思う。」

アニ「叶える?」

ベルトルト「うん。ライナーの尻を想像しながらだったら、いけると思う。」

アニ「・・・・・・。」

ベルトルト「それでもいいかな?」

アニ「・・・・・・いい。」

ベルトルト「ああ!ライナー!ライナー!」パンパン!

アニ「・・・・・・。」

ベルトルト「ライナーーー!!!!」パンパン!

アニ(何でだろう・・・好きな人に抱きしめられてるのに・・・。)

ベルトルト「ライナー!」パンパン!

アニ(好きな人と一つになれてるのに・・・。)

ベルトルト「ライナー!」パンパン!

アニ(悲しくてたまらない・・・。)

ベルトルト「うっ!!」ドピュッ!

アニ「・・・・・・。」

ベルトルト「アニ・・・えっと・・・気持ち良かったよ。」

アニ「それはよかった。」

ベルトルト「ねえアニ、今度は四つん這いになってくれないかな?」

アニ「四つん這い?何で?」

ベルトルト「いいから。」

アニ「・・・うん。」

ベルトルト(やっぱり、試さずにはいられない・・・。)

アニ「ねえ、さすがに恥ずかしいんだけど・・・痛っ!」

ベルトルト「痛かった?でもすぐに慣れるよ。」

アニ「ちょっと、そこはお尻の穴じゃん!」

ベルトルト「すごく気持ちいいんだって!」パンパン!

アニ「痛い痛い!やめて!」

ベルトルト「痛いのは最初だけで、すぐ癖になるよ!」パンパン!

アニ「嫌だ!抜いて!やめて!」

ベルトルト「はっ!」

アニ「ううう・・・。」

ベルトルト「ごめん、僕はまた同じ過ちを・・・。」

アニ「変態・・・最低・・・。」

ベルトルト「ごめん・・・。」

アニ「分かった、もうあんたには求めない。」

ベルトルト「・・・・・・。」

アニ「ライナーとお幸せに・・・。」

ベルトルト「アニ・・・。」

男子寮

ライナー「何だって!アニの方から!?」

ベルトルト「うん。」

ライナー「やったじゃないか!」

ベルトルト「何言ってるんだよ、僕はもう女に興味は無いんだ。」

ライナー「何だと?」

ベルトルト「君が誘ってくれたんじゃないか。」

ライナー「この大バカ野郎!!!」

ベルトルト「なっ、何だよ急に怒鳴って!」

ライナー「女が誘ってきてんのに、恥かかせるんじゃねえよ!」

ベルトルト「そんなこと言ったって・・・。」

ライナー「いいかベルトルト、俺の尻をよく見ろ!!」

ベルトルト「そんなの、毎日見てるよ。」

ライナー「いいからよく見ろ!」

ベルトルト「・・・見た。」

ライナー「俺の尻は汗とクソにまみれた汚いケツだ。それに比べてアニのケツはどうだった?」

ベルトルト「・・・すごく・・・綺麗だった。」

ライナー「俺のと比べて、どっちが良かった?」

ベルトルト「正直・・・アニの方が良い・・・。」

ライナー「そう思うんなら、お前は男じゃなくて女が好きってことだ。」

ベルトルト「・・・そうなのか?」

ライナー「そうだ!」

ベルトルト「じゃあやっぱり僕は、アニのことが好きなのか?」

ライナー「今日のアニを見て、どう感じた?いつもとは違っていたはずだ。」

ベルトルト「そういえば、今朝はものすごく頬が赤かった・・・。」

ライナー「お前がいつもの調子で愛のメッセージを伝えていたからだ。」

ベルトルト「訓練中も、今まで以上に目が合っていた・・・。」

ライナー「お前のことが大好きだからだ!そしてお前もアニのことが気になっていたから何度も見ていたんだろう!」

ベルトルト「ああ・・・ああ・・・。」

ライナー「分かったか?」

ベルトルト「分かったよ、僕はアニが大好きだ!今すぐにでも抱きしめたいくらいに!」

ライナー「だったら今すぐ行ってこい!」

ベルトルト「でも、今アニは女子寮に・・・。」

ライナー「そんなことは些細な問題だ、気にするな!」

ベルトルト「・・・そうだね、行ってくるよ!」

ライナー「・・・行ったか。」

アルミン「・・・ふう、手間がかかるなあ。」

ライナー「悪いな。お前には頭が下がる。」

アルミン「協力を頼まれたんだ。やり遂げるまで付き合うさ。」

ライナー「ありがとうアルミン・・・いや、恋の魔術師。」

アルミン「ふう、エレンとミカサの時よりかは、楽に済むと思っていたんだけどな・・・。」

ライナー「俺が余計なことをしてしまったようだ。」

アルミン「本当だよ。誰がホモの世界に連れ込めって言ったよ。」

ライナー「すまない・・・。」

アルミン「・・・ところで、報酬の件だけど・・・。」

ライナー「ああ、そうだったな。」

アルミン「エレンとミカサは親友だから、僕が勝手にやった。」

アルミン「だけど今回は依頼されてやった。」

ライナー「分かってる。だけど今は金がない。出世払いってことにしてくれないか?」

アルミン「僕が求めてるのはお金じゃないよ、君の体さ。」

ライナー「俺の?」

アルミン「ああ、君の体を一晩自由にできる権利を僕にくれ。」

ライナー「・・・そんなことか、お安い御用だ。」

アルミン「ふふふ、それじゃあ行こうか。」

ライナー「ああ・・・。」

女子寮の浴場

アニ「うっ・・・うっ・・・。」

ミカサ「これはアニを一人にさせておいた方がよさそう・・・。」ヒソヒソ

ミーナ「そうだね。」ヒソヒソ

アニ「ううう・・・。」

ミーナ「アニ、私たち先上がるね。」

アニ「うん・・・。」

アニハドコダ!

チョットココハジョシリョウヨ!

ドコニイルンダ!

アニナラオフロバニイル。

アニ「なんだろ・・・。」

ベルトルト「アニ!」

アニ「ちょっと、ここ女子風呂だよ!」

ベルトルト「分かってる!」

アニ「あんた、本当の変態だったんだね!」

ベルトルト「そんなことはいい!君に伝えたいことがあるんだ!」

アニ「・・・何だよ。」

ベルトルト「僕は君が好きだ!」

アニ「はっ!?」

ベルトルト「これを見てくれ!」ボロン!

アニ「ちょっと、やめてよ!」

ベルトルト「君の裸を見て、僕は今すごく興奮している!」

アニ「・・・・・・え?」

ベルトルト「だから、仕切り直そう!」

アニ「・・・何を?」

ベルトルト「え・・・エッチを・・・。」

アニ「・・・・・・。」

ベルトルト「・・・・・・。」

アニ「・・・・・・。」

ベルトルト「・・・・・・。」

アニ「分かった。」

ベルトルト「本当!?」

アニ「ただし今すぐね。」

ベルトルト「今すぐ?でもここは・・・。」

アニ「大丈夫だよ、なぜか周りには誰もいないし。」

ベルトルト「そうだけど・・・。」

アニ「早く脱ぎな!こっちは欲求不満なんだ!」

ベルトルト「はっ、はい!」

ベルトルト「脱いだよ。」

アニ「今度はお尻の穴に入れるなよ。」

ベルトルト「分かってるよ!」

アニ「それじゃあ・・・えっと・・・。」

ベルトルト「?」

アニ「ベルトルトのチ、チ〇ポを私のオマ、オマ〇コに入れてください・・・。」

ベルトルト「」

アニ(やばい、めちゃくちゃ恥ずかしい!)

ベルトルト「アニ、その、どういう・・・。」

アニ(あれ、変だな?これを言えばイチコロだってミカサが言ってたのに・・・。)

ベルトルト「・・・かわいい。」

アニ「・・・そう?」

ベルトルト「うん、卑猥な言葉を恥ずかしながら言っているアニ、すごくかわいいよ。」

アニ「・・・・・・。」

ベルトルト「でもそんなこと言わなくていいからね。」

アニ「うん。」

ベルトルト「じゃあアニの言葉でもう一度言って。」

アニ「私の言葉で?」

ベルトルト「うん。」

アニ「・・・ベルトルトと・・・一つになりたい。」

ベルトルト「アニ!!」

アニ「ベルトルト!!」

チュー!

ベルトルト「アニ!大好きだ!」パンパン!

アニ「私も!大好き!」

ベルトルト「あああ!アニ!!!!」パンパン!

アニ(すごい!幸せ!超幸せ!気持ちいい!)

アニ(求め合ってするエッチがこんなにすごいなんて!)

ベルトルト「アニ、僕は今、すごく幸せだよ!!」パンパン!

アニ「うん!」

ベルトルト「君を一生離さない!」パンパン!

アニ「うん!」

ベルトルト「この先何があっても、僕らはずっと一緒だ!!」パンパン!

アニ「うん!!」

ベルトルト「アニーーー!!!」

アニ「ベルトルトーーーーー!!!!」

そのころ、男子寮の浴場

アルミン「すごいよライナー!」パンパン!

ライナー「なんだこりゃあ!最高だぜ!」

アルミン「あああ!ライナー!!」パンパン!

ライナー(すごい!やべえ!超やっべえ!反則だ!!)

ライナー(アルミンのアルミンがこんなにすごいなんて!!)

アルミン「ライナー!僕は今すごく幸せだよ!」パンパン!

ライナー「ああ!」

アルミン「今夜は君を離さない!」パンパン!

ライナー「ああ!」

アルミン「一晩中付き合ってもらうよ!!」パンパン!

ライナー「ああ!」

アルミン「ライナーーーーー!!!」パンパン!

ライナー「アルミンーーーーー!!!」

翌朝

ベルトルト「おはよう、アニ。」

アニ「おはよう。」

ベルトルト「いい朝だね。」

アニ「うん。」

ベルトルト「昨夜のアニはすごかったよ。あのテクニックはどうやって身に着けたの?」

アニ「・・・うるさい。」

ベルトルト「ねえ、教えてよ。」

アニ(ベルトルトを喜ばせたくてミカサに必死で教わった、なんて言えるか。)

ベルトルト「そうだ、アニ。」

アニ「何?」

ベルトルト「大好き。」

アニ「・・・私もだよ。」

ベルトルト「ちゃんと言葉にしてくれよ。」

アニ「・・・大好き。」

ユミル「何だ、普通のカップルみたいになったな。」

クリスタ「ああいうのがいいよね。」

ユミル「あ~あ、ミュージカル見たかったな~。」

クリスタ「もう、ユミルったら。」

ミカサ「どうやら、二人は本当の恋人同志になったようね。」

エレン「何だよ、本当の恋人って。」

ミカサ「私たちのようなカップルのこと。」

エレン「?」

アルミン「まったく・・・エレンはやっぱり鈍いな。」

ライナー「おおアルミン、おはよう。」

アルミン「おはようライナー、どうしたの?寝不足?」

ライナー「ああ、まあな。」

ライナー(こいつ、あんなに激しい夜だったってのに、疲れが見えねえ!)

アルミン「昨晩は最高だったよ、ライナー。」ヒソヒソ

ライナー「お前、あれほどのテクニックをどうやって・・・。」ヒソヒソ

アルミン「内緒だよ。」ヒソヒソ

アルミン(エレンを手に入れたくてキース教官に教えてもらった、なんて言えないよ。)

ベルトルト「ねえアニ。」

アニ「何?」

ベルトルト「今晩、どう?」

アニ「いつでもいいよ。」

ベルトルト「じゃあ、いつもの場所で。」

アニ「浴場?」

ベルトルト「違うよ。」

アルミン「ねえライナー。」

ライナー「ん?」

アルミン「今晩、どう?」

ライナー「いや、遠慮しておく。」

アルミン「じゃあいつもの場所で。」

ライナー「おい、人の話を聞いてたか?」

アルミン「さあね。」



おしまい

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