リヴァイ 「女でも買いに行くか。」 エレン 「えっ!?」 (30)

以前
エルヴィン「調査兵団の予算を減らされた。」リヴァイ「マジで?」
というクソSSを書かせてもらいました。
そんな排泄物以下のSSにも関わらず、温かいレスがついてました。
調子にのってタイトルのSSを書いてみたのですが、貼っても良いですか?

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1371452797

ありがとです。
じゃあ、貼っていきます。

ネタバレ注意 色々キャラ改変してるので気になる人は注意して下さい。
また、長文・駄文です。これについてはほんとに申し訳ありません。ではどうぞ。


リヴァイ班 訓練終わり

エレン 「へ、兵長、今なんて・・・」

リヴァイ 「ん?ああ、聞こえちまったか。なら、一緒に行くか?」

エレン 「ちょ、え?お、俺、あ、あれ?」

リヴァイ 「何をそんなに混乱してるのか知らんが、行くのか?行かないのか?」

エレン 「いや、へ、兵長の言葉の意味が、よく、わかりません。」

リヴァイ 「・・・?そのまんまの言葉の意味だが。」

リヴァイ 「あ、ああ。お前、あれか。開拓地からそのまま訓練兵団に入ったんだっけか。」

リヴァイ 「だったら、こういうのも分からねぇのかもなぁ。いいか?女を買うっていうのはだな・・・」

エレン 「あ、いや!あの、兵長も・・・そういうことなさるのだなぁ、という意味、でして。」

リヴァイ 「ああ?当たり前だろ。巷じゃダセェ通り名で呼ばれてるが、俺だって普通の人間の男だ。」

リヴァイ 「ましてや独り身だ。嫁さんでも居りゃあ話は別だけどな。」

エレン (あれ?なんで俺、ペトラさん可哀想って思ったんだろ・・・)

リヴァイ 「んで?どうすんだ?ちょっとイラついてきから早くしろ。」

エレン 「いっ!?お、俺は・・・え、遠慮します・・・。」

リヴァイ 「そうか。じゃあな。」スタスタ


エレン 「あー、ビックリした。そうだよな、兵長だって男なんだよな。」

エレン 「けど、何だろ・・・納得出来ない。女より巨人じゃないのかよ、俺達、調査兵団は。」

エレン 「・・・とりあえず、風呂入って寝るか。」

旧調査兵団 宿舎

エルド 「ああ、エレン。お疲れぃ!」

エレン 「お疲れ様です、エルドさん。」

エルド 「あれ?兵長は一緒じゃないのか?」

エレン 「え?あ、ああ。兵長は・・・じ、自主練、そう!自主練するっていってました!」

エルド 「あの訓練嫌いの兵長が?珍しいな・・・。」

エレン 「そ、そうですよね〜。俺も珍しいな〜なんて。」

エルド 「なんてな、エレン。兵長、ガス抜きに行ったんだろ?」ボソボソ

エレン 「!?」

エルド 「エレン、別に隠すことはないぞ。俺達もちょくちょくご一緒させて貰ってる。」

エレン 「マジすか!?」

エルド 「ああ。でも、班員全員いなくなるのは変だろ?だからこうやって。」チラッ


ペトラ 「あ〜、やっぱ汗かいた後のお風呂はサイコーだわ!」

グンタ 「お、ペトラ。丁度いい所に。井戸で水瓶を冷やしてたんだが飲むか?」

ペトラ 「ありがと〜グンタ!気が利くね!」

グンタ 「いや〜、俺も風呂上りに飲もうと思ってたからな。」グッ


エルド 「ペトラを皆でカバーしてバレないようにしてるってわけさ。」

エレン 「よ、用意周到ですね・・・。」

エレン 「じゃ、じゃあ、さっきからオルオさんの姿が見えないのも・・・」

エルド 「おう、女にこういうのバレると後々、面倒だからな。」ニカッ

エレン (この兵団、大丈夫なのか・・・?)

エルド 「んで、お前、兵長に誘われなかったのか?」

エレン 「あ、誘われましたけど・・・断りました。」

エルド 「お、何だ。お前、恋人いるのか。羨ましいな。」

エレン 「ち、違います!俺はまだ15だし、巨人のこととか考えたらそういうのは・・・」

エルド 「真面目だねぇ、エレン君は。けど、時々、ガス抜きしないといつか破裂するぞ?」

エレン 「そ、そうなんでしょうか?」

エルド 「ああ、なら試しに明日の兵長の動きを見てみると良い。きっと驚くぞ。」

ペトラ 「あ、あれ?兵長は?」

エルド 「おっと、じゃあな!」スタスタ


ヨウ ペトラ! ヘイチョウハ ダンチョウノトコロ ダッテヨ

エエー マタ カイギ!? ココントコロ イツモジャン!!

エレン 「・・・」

エレン (ガス抜きねぇ、逆に下手になるんじゃないか?立体機動のボンベだってそうだろ。)

エレン (まあ、いいや。明日、兵長の様子を観察しよう。)


次の日  

朝食

ペトラ 「オルオ。今日、あなたが食事当番でしょ?」

オルオ 「あ、ああ。そうだな。」

ペトラ 「どうせ、また メンドクセー とか言って出来てないんでしょ?」

ペトラ 「手伝ってあげるから、ほら、さっさと作って食べよ?」

エレン 「ああ、実はもう出来てるんです。」←エレンは新人なので強制的に毎回補助に入る

ペトラ 「え?うそ!すごい!!」

ペトラ 「って、適当に作ったんじゃないの〜?」

オルオ 「あ、ああ。どうだろな。俺的には一生懸命作ったけど。」

エレン 「俺も見てましたけど、結構、ちゃんとしてたような・・?」

ペトラ 「そ、そうなの?」

ペトラ (オルオ、随分大人しい。どうしたんだろ?)

ペトラ 「じゃ、じゃあ〜ちょっと味見しちゃおうかなー。」パク

ペトラ 「・・・お、おいしい!」

オルオ 「ほ、ほんとか?良かった。安心した。」

ペトラ (い、いつものオルオじゃない?というより毒気がないっていう感じ・・・?)

リヴァイエルドグンタ 「・・・」ジーッ

オルオ 「・・・ハッ! あ、い、いや、お、お前のまずい食事ばかり食べていたら」

オルオ 「兵長が体調を崩されるかも知れん。だから、俺がバランスを取らねばならんのだ!」

ペトラ 「な、何よ!せっかく褒めてあげたのに、急に何言い出すのよ!」

エレン (オ、オルオさんのメシがうまい・・だと?)

エレン (そんな、いや・・・確かに、いつもよりちょっと、少し、いや、大分手際が良かったけど・・・)

リヴァイ 「お前達、メシ時に騒ぐな。ホコリが舞う。」

ペトラオルオ 「も、申し訳ありません!」

エレン 「じゃあ、配膳しますね。」

リヴァイ 「では、イタダキマス。」

リヴァイ班 「いただきます。」

エレン 「・・・」パク

エレン (う、うまい! これがオルオさんの作ったメシか!?)

エレン (ペトラさんクラス?いや、それ以上では・・・!?)

エルドグンタ 「ニヤニヤ」

リヴァイ 「お前ら、ニヤついてると食いカスこぼすぞ。」


午前の訓練

リヴァイ 「お前達、まずは掃除と庭の草むしりからだ。」

リヴァイ班 「ハッ!」

エレン (よし、早速観察だ。)

リヴァイ 「・・・うむ、これで23回連続で根っこ毎、雑草を除去出来たな。」

エレン (何だと・・・今までの自己ベスト12回を軽く越えてきた!?)

リヴァイ 「・・・よし、雑巾掛けもまぁまぁだな。」

エレン (か、片面ほぼ真っ黒・・・だと!?)

リヴァイ 「あらかた片付いたな、お前達。もういいぞ。残りの時間は休憩にする。」

エレン (な、何よりこの早さ!スピード!圧倒的じゃないか!!)

エレン (い、いやいや。偶々だ。俺だって時々、ジャンやライナーを立体機動で抜き返す時だってあった。)

エルド 「フッフッフー、どうだ、エレン?兵長の様子は?」ボソボソ

エレン 「た、確かにいつもよりは、調子が良いみたいですね・・・。」ボソボソ

エルド 「どうだ、ガス抜きの大切さがわかったか?」ボソボソ

エレン 「ま、まだです、まだ俺は信じちゃいませんからね。」ボソボソ

ペトラ 「ん?何そこでコソコソやってるの?」

エルド 「おっと、また後でな!」スタスタ


ジツハ ホラ! コンナ デカイ クモガ イタカラヨ!

ギャー! ナンデ コッチニ モッテクルノヨ!

エレン 「・・・」

エレン (そう、大事なのは午後。巨人を倒す技術がどうなるかだ。)


午後の訓練

リヴァイ 「今日はクソメガネはこない。ということで、通常の訓練を行う。」

リヴァイ班 「ハッ!」

エレン (ここだ、ここで俺は見極める!)

リヴァイ 「まずは。馬術訓練だ。」

リヴァイ 「エレン、自分、自分の馬、相手、相手の馬。各々の呼吸を合わせて走るのが最も疲れず且つ効率的だ。」

エレン 「ハイ!」

リヴァイ 「まあ、とりあえず見て覚えろ。まずは、俺の馬と呼吸を合わせて走ってみろ。」

エレン 「了解です。」

リヴァイ 「・・・いくぞ。」

エレン (え?は、速過ぎる!!)

エレン 「くそ!!もっと速く走ってくれ!」

馬 (んな、無理言うなよ・・・ヘタクソが。)

リヴァイ 「エレン、落ち着け。自分の馬と呼吸を合わせろ。それから俺の馬に合わせるんだ。」

エレン 「ハ、ハイ!!」

エレン (・・・1回の訓練で疲れさせてしまった、もしクリスタがいたら怒られる。)チラッ

エレン (兵長の馬はまだまだ余裕そう、だな。)

リヴァイ 「仕方ない、馬が落ち着くまで、立体機動の訓練だ。」

エレン 「すみません。」


リヴァイ 「もし、お前も含む俺達の班で巨人と戦闘になった場合、連携が不可欠だ。」

リヴァイ 「お前には俺達の陣形、連携を把握・実行できるようになってもらう。」

エレン 「ハ、ハイ!!」

リヴァイ 「と、言ってもだ。いきなりは無理だろうから、まずは俺達の動きに慣れろ。」

リヴァイ 「俺とオルオ、後は残りでチームを組む。」

エレン (チーム ガス抜きか・・・)

リヴァイ 「俺達は、制限時間内に大将。つまり、エレンを討ち取ったら勝ちだ。」

リヴァイ 「逆にお前達は、エレンを守り切れれば勝ちってことだな。」

リヴァイ 「制限時間は、5分、いや、10分にしとくか。60秒数えるからその間に逃げとけ。」

エルドグンタペトラエレン 「ハッ!」

リヴァイ 「んじゃ、いくぞ。い〜ち、に〜、さ〜ん・・・」

エレン (結局あの後、1分で捕まってしまった。)

ペトラ 「残念だったね、エレン。」

エレン 「すみません。俺が不甲斐ないばかりに。」

ペトラ 「いや、あれは仕方ないよ。今日の兵長は何か、動きが凄かったもん。」

エレン 「そ、そんなもんですかね・・・。」

訓練終わり

エレン 「はぁー・・・」

エルド 「どうだ?ガス抜きの偉大さが分かっただろ?」ニヤニヤ

エレン 「そ、そうですね。悔しいけど、認めざるを得ないようです。」

エレン 「ずっと緊張感持ってる方が上手くなれると思ってましたよ。」

エルド 「脱力っていうのも大事ってこったな。」

エルド 「んじゃ、お前も脱力デビューしてみるか?」

エレン 「いっ!?」

エレン 「いや、お、俺はいいっすよ!」

エルド 「何だ、お前やっぱり恋人でも居るのか。」

エレン 「い、いませんけど、それでもなんかそういうのはやっちゃいけないような・・・。」

リヴァイ 「お前達、訓練は終わったんだ。さっさと帰って休め。」

エルド 「あ、兵長。今、コイツにガス抜きについて話してたんですよ。」

リヴァイ 「ガス抜き?ああ。昨日のことか。何だ、やっぱり行きたかったのか。」

エレン 「ち、違います!」

リヴァイ 「じゃあ、何だ。彼女でも・・・ん?」

リヴァイ 「あ、そういやお前、居たな。そんな素振りの奴が。」

エレン 「!?」

リヴァイ 「俺はお前を蹴っててよくは見なかったが、黒髪と金髪の女がお前を心配そうに見てたな。」

エルド 「何だよ、お前。やっぱりいるんじゃねーか。」

エレン 「ち、違います!あれは俺の親友と家族で、てか金髪の女ってアルミンは男ですよ!」

リヴァイ 「何だ、そうなのか。じゃああの黒髪の女がお前のコレか。」

エルド 「エレンも隅に置けないな〜。このぉ」

エレン (オヤジどもめぇぇ!!もうゴチャゴチャめんどくせぇ!!)

エレン 「ミカサは家族です、だから、俺に恋人はいませんよ!」

リヴァイ 「お、おう・・・。」

エレン 「いいじゃないですか、行ってやりますよ!俺だって女買えるって証明してやります!」

エルド 「あ、ああ。べ、別に無理していくことないんだぞ?」

エレン 「いいえ、行きますよ!俺だって脱力して兵長みたいに強くなるんです!」

リヴァイ 「なら、明後日行くか。」

エレン 「良いですy って明後日ですか!?」

リヴァイ 「ああ。元々、明日は誰も連れていかない日だしな。」

リヴァイ 「それに、俺はお前ほど若くねぇから1日くらい置かねぇとダメなんだわ。」

エルド 「明後日かー、本当なら俺の番だけどお前に譲ってやるよ。」

リヴァイ 「ああ?気にしなくていいぞ。金なら俺が出す。」

エルド 「いえ、兵長。それは悪いですし、何よりちょっとは先輩ぽいことしたいです。」

エレン (順番譲るだけで、先輩ぽいことになるのかよ。)

リヴァイ 「そうか。お前がそういうならそれでいい。」

リヴァイ 「じゃあ、エレン。明後日な。後悔するなよ。」

エルド 「じゃあな、良い夢見ろよ。」

エレン (・・・やっちまったぁ。)

次の日 

午前

ハンジ 「リヴァイ〜。お邪魔するよ!」

リヴァイ 「朝からうるさいのが来たな。」

ハンジ 「そりゃあ、今日のゴハン当番はペトラだからね!」

ハンジ 「ペトラのご飯はおいしいからね〜。私も早起きしちゃったよ!」

ペトラ 「ありがとうございます、ハンジ分隊長。」

エレン 「おはようございます・・・ハンジさん。」←食事当番手伝い

ハンジ 「やー!エレン!今日は実験に付き合ってもらうよ〜?」

エレン 「はい・・・宜しくお願いします。」

ハンジ 「おや〜?元気がないね〜?大丈夫?」

エレン 「はい・・・大丈夫、です。」

エレン (やばい、どうしよう。勢いであんなこと言っちゃったよ。)

エレン (今更ビビって行けません、なんて言ったら削がれそうだし。どうしよう。)

ハンジ 「まあ、いいや。じゃあ、とりあえず血液と細胞検査からさせてもらうね〜。」

エレン 「・・・はい。」

ペトラ 「じゃあ、それが終わったら朝ごはん用意しますね。」


ペトラ 「よし、それじゃあ、って兵長!」

リヴァイ 「ん?」モグモグ

ペトラ 「挨拶の前にご飯食べちゃダメですよ!」

リヴァイ 「あ?ああ。すまない。つい、な。」

ハンジ 「がっつき過ぎだよ〜?リヴァイ。」

リヴァイ 「うるせぇ。じゃ、イタダキマス」イソイソ

リヴァイ班ハンジ 「いただきま〜す!」

エレン (ペトラさんのご飯おいしいのに、食べれない。食べれる気がしない。)

エレン (俺はなんてバカなことを言ったんだ。もうビビって食えねぇ。)

ペトラ 「エレン?食べてないね。おいしくなかった?」

エレン 「えっ!?」

エレン 「いえ、そんなことないですけど、ちょっと食欲が・・・」ハハハ

ハンジ 「やっぱり元気ないのかな〜?まあ、それでも実験は強行しちゃうけどね〜。」

リヴァイ 「エレン、兵士たるもの、食えるときに食うんだ。無理にでもな。」

オルオ 「そうだぞ、エレン。兵長の仰る通りだ。そうしなければ戦いたい時に力が出ないからな。」

ペトラ 「で、でもこんな顔が真っ青なんて。無理しないでエレン。」

リヴァイ 「食え、エレン。食わないと俺はお前を兵士と認めん。」

リヴァイ 「何より、このメシを残すことを俺は許さん。」

エレン 「だ、大丈夫ですから。皆さんから見つめられると食べにくいです・・・。」モグモグ

グンタ (懐かしい、俺も初めて連れてって貰う前ってあんな感じだったな。)

リヴァイ 「よし、エレン。それでこそだ。」

ペトラ 「兵長、無理させたらダメなんじゃないですか?」

リヴァイ 「問題ない、このメシを食うことに意義があるんだ。」

夕食

エレン (悶々としたまま、あっという間に1日が過ぎてしまった。)

ハンジ 「っと、今日の実験は特に目ぼしい収穫はなしか。」

エレン 「すみません、なんか、役に立てず。」

ハンジ 「ん〜?君は今、存在してるだけで凄い役に立ってるよ!特に私の!」

リヴァイ 「エレンはお前の好奇心を満たすオモチャじゃねーぞ。」

エレン (良い事も言うんだよな、このオッサンは。)

ハンジ 「分かってるよ〜。ちょっとした冗談だろ〜。」

ハンジ 「あ、でもエレン。さっきの心理テストで 精神的過負荷大 っていう結果が出たんだけど」

ハンジ 「心当たりとかある?」

エレン 「えっ!?」ドキ

リヴァイエルドグンタオルオ 「!?」ギク

ペトラ 「オルオ、なんであんたが驚くのよ。」

エレン 「え、えーっと・・・」チラッ

リヴァイエルドグンタオルオ 「・・・」

エレン 「特に・・思いつきません。」

リバエルグンルオ 「ふうー・・・」

ペトラ 「オルオ、なんでアンタが安心してんのよ。」

ハンジ 「そっかー、じゃあ、これはもしかすると巨人化の副作用かも知れないね。」

ハンジ 「精神的なことだからなかなか難しいかもしれないけど、ちょっと気をつけてみてよ。」

ハンジ 「言いたいことはすぐ言う、とかね。リヴァイなら何でも聞いてくれるよ!」

リヴァイ 「俺はお前のお喋りの相手でもねぇ。」

エレン (言えねぇ、ストレスを取り除く為にストレスが掛かってるなんて・・・。)

ペトラ 「まあ、こんな環境じゃ無理もないよ。ご飯食べて元気だして。」

エレン 「はい。じゃあ、皿並べますね。」


ペトラ 「じゃあ・・・」チラッ

リヴァイ 「・・・」モグモグ

ペトラ 「兵長!?ま、またですか?」

リヴァイ 「す、すまない。ついついな。」

リヴァイ 「イタダキマス」

リヴァイ班ハンジ 「いただきまーす」

グンタ 「やっぱりペトラが食事当番の時が一番上手いな。」

ペトラ 「ありがとう。」

オルオ 「ふん、この間よりはうまくなってるじゃねーか。俺には及ばないがな。」

ペトラ 「うっせ、嫌ならアンタは食べなくていいよ!」

エルド 「ああ、おい。そんな風に怒鳴りあってると・・・」

リヴァイ 「お前ら、物を食べながら喋るな。(せっかくの料理に)ツバが飛ぶ。」

オルオペトラ 「申し訳ありません!」

エルオ 「そらみろ。」

ペトラ 「むぅ〜・・・」シュン

エレン (食べなきゃ 食べなきゃ 食べなきゃ)モグモグ

ハンジ 「ハハハ〜 楽しい食卓だね〜。」チラッ

ハンジ (やっぱりエレンの調子が悪いな、よし、団長に頼んで【薬】を調達するか。)

ハンジ 「そうと決まったら!私は帰るね。みんなお休み〜。」

エレン 「お疲れ様でした。」

リヴァイ 「もう来んなよ。」

ハンジ 「それはどうかな〜?バイバーイ、エレン。」

リヴァイ 「お前達も、メシ食ったらさっさと風呂入って寝ろよ。」

エルド 「了解しました。先、お風呂頂きます!」

エレン (あれ?兵長が先でなくて良いのか?)

グンタ 「ほら、エレン。さっさと行くぞ。」

エレン 「え?あ、はい。でも・・・?」

オルオ 「良いんだ、兵長がああ仰る時は俺達が先で良いんだよ。」

エレン 「へぇー・・・」

ペトラ 「あ、兵長。まだ寝ませんか?」

リヴァイ 「ああ。」

ペトラ 「私もまだ寝ないので・・・紅茶でも飲みませんか?」

リヴァイ 「ああ、頼む。」


エレン (ああいうの 良い雰囲気 っていうんだろうか。)

エレン (それなのに、あの人は何であんなことを・・・。)

翌日 運命の日


訓練終わり

エレン (人のことを考えてる場合じゃなかった。)

エレン (今日が その日 だった。)ガクブル

リヴァイ 「エレンよ。」

エレン 「ハ、ハイ!」

リヴァイ 「そろそろ行くぞ、準備良いか?」

エレン 「は、はい・・・あの金はどんくらい持っていけば・・・」

リヴァイ 「あ?んなの気にすんな。俺が払う。」

エレン 「あ、はい・・・すみません。」


リヴァイ 「と言う訳で、今日はエレンを連れて本部へ出張らないといけない。」

リヴァイ 「俺とコイツは遅くなるからそのつもりでな。」

リヴァイ班 「ハッ!」

リヴァイ 「んじゃ、いくぞ。エレン。」

エレン 「はい。」チラッ

エルドグンタオルオ 「 b 」グッ

エレン (オッサン共のグッジョブサインうぜぇ・・・)


歓楽街

エレン 「・・・」ゲッソリ

リヴァイ 「緊張するな。見ててイライラする。」

エレン 「すみません、何せこういうの初めてなもんで。」

エレン 「あと、何でココにずっといるんですか?」

リヴァイ 「もう一人来るのを待っている。」

エレン 「・・・へぇ。」

ミケ 「すまない、待たせたな。」

エレン 「!?」

リヴァイ 「遅いぞ。スタンプ2倍の時間終わっちまうかと思ったよ。」

エレン 「え、ミケさん・・・?」

ミケ 「お前は。そうか、今日初って奴はお前か。」

リヴァイ 「じゃあ、いくぞ。」

エレン 「もう俺、頭がおかしくなってきましたよ。」

そういう感じの店

受付 「いらっしゃいませ・・・あ、これはリヴァイ様。毎度ありがとうございます。」

リヴァイ 「おう。」

受付 「今日は、何名様で?」

リヴァイ 「3人だ。こいつは初めてだから説明してやってくれ。」

エレン 「・・・どうも。」

受付 「はい、こちらの店は、お好みの嬢とお好みのシチュエーションで遊べる空間となっております。」

エレン (俺、どうしてこんなところにいるんだろう。ゴメン、ミカサ。)

エレン (なんでミカサに謝ってるんだ、俺は・・・。クソ!)

受付 「もちろん最後までもありですので、お楽しみを。」

エレン 「そうですか、それは楽しみです。(棒)」

リヴァイ 「んじゃ、俺はいつもの感じで頼むわ。」

受付 「はい、確かリヴァイ様は・・・」

受付 「部下の女性がダメなことと知りつつ一線を越える、でしたね?」

リヴァイ 「んな感じだな。」

ミケ 「俺もいつもと同じで。」

受付 「はい、ミケ様は・・・」

受付 「同期の女性がそんな素振りは全然なかったのに急に迫って来る、でしたね?」

ミケ 「あ、それと」

受付 「あー、すみません。メガネかゴーグルをオプションで付けるのでしたね。」

ミケ 「よろしく。」

受付 「そちらのお客様はどうされますか?」

エレン 「あ、お、おれは・・・。」

エレン (ミカサ、ごめん!・・・また俺はミカサに謝ってる。)

受付 「お客様?」

エレン 「あ、はい。えっと、女の人なら・・・誰でも良いです。」

受付 「そうですか・・・せめて髪色や肌色の好みなどは?」

エレン 「髪色は、黒k・・・金髪か茶髪でお願いします。」

エレン (これで髪の毛一本分くらいは、お前を守れただろうか・・・)

受付 「かしこまりました。では3名様は中の待合室でお待ち下さい。」

待合室

エレン 「・・・」

リヴァイ 「・・・」

ミケ 「・・・初めて会った時。」

エレン 「・・・え?」

リヴァイ (またあの話か)

ミケ 「初めて会った時、ニオイをかいで鼻で笑ったろ。」

エレン 「そうでしたっけ・・・。ああ、そうでしたね。(棒)」

ミケ 「あれ、本当の最初はハンジになんだ。」

エレン 「そうなんですか・・・。(上の空)」

ミケ 「初めてハンジに会った時、凄く良いニオイがしてな。」

ミケ 「それでついついニオイをね。」

エレン 「なんだ、ただの変態か。(混乱)」ボソッ

ミケ 「しまったって思ったよ、けど、ハンジが それって君の癖?面白いね って」

ミケ 「そういってくれたから助かったが、初対面の人にはそうしなくてはならなくなったんだ。」

エレン 「へぇー面白いですね。(困惑)」

受付 「待合室でお待ちの方、奥へどうぞー。」

エレン 「!?」

リヴァイ 「よし、んじゃ、お前達。後でな。」

ミケ 「またな。」

エレン個室

エレン (ミカサごめんミカサごめんミカサごめんミサカごめん、あ、間違えた。)

エレン (なんだ、これ。手と足の震えが止まらない。ミカサのことも頭から離れない。)

エレン (俺は、俺はどうすればいいんだ・・・)

嬢 「いらっしゃいませ。」

エレン 「ど、ど、どうも。」

嬢 「初めてご利用、ということで。あまり緊張なさらないで下さい。」

エレン 「お、俺・・・その。」

嬢 「とりあえず、お体、お拭きしますね。」

エレン 「うぇ!?ちょ、待って!」アーッ!


その頃の 旧調査兵団 本部


ペトラ 「暇ね。」

グンタ 「兵長もいないしな。」

ペトラ 「へ、兵長は関係ないでしょ!」

ペトラ 「カワイイ後輩がいなくて、暇。って言ったのよ!」

オルオ 「どうだか。」

ハンジ 「じゃーん!お邪魔翌様ー!エレン!お薬持ってきたよ!!」

ミカサ 「エレン!」

エルドグンタオルオ 「!!」

ハンジ 「ごめんねー、アルミンは技巧課に見学中で、ミカサしかってあれ?エレンは?」

ミカサ 「ハンジ分隊長、エレンがいません。」

ペトラ 「ああ、すみません。エレンなら兵長と一緒に本部へ出張に・・・」

エルヴィン 「リヴァイー、首尾はどうだ?酒を持ってきたぞ。」

エルドグンタオルオ 「!!!」

ペトラ 「あ、あれ?エルヴィン団長、今日は兵長と会議なのでは?」

エルヴィン 「いや?そんな話は聞いてないが?」

ハンジ 「なら、リヴァイとエレンがどこに行ったかミケの鼻で探してもらおう!」

ハンジ 「確か今日はこっちに来てるって言ってたし。ミケはどこかな?」

エルドグンタオルオ 「!!!!」

ペトラ 「アンタ達、何か隠してる?」

エルドグンタオルオ (サーッ)←血の気が引く音

歓楽街

ハンジ 「と、とにかく急いで探さないとね。」

ペトラ 「そんな兵長が、まさかそんな。」

ミカサ 「エレンが、そんなことするはずない。ので、私は比較的冷静。けど、内心不安。」

ハンジ 「ハハハ・・・二人とも目がマジすぎて恐いよ?」


そういう感じの店

ペトラ 「あ、あそこね!」

ミカサ 「大丈夫、エレンなら大丈夫。」ブツブツ

ハンジ 「二人とも、抑えt・・・ん?あれは。」

リヴァイ 「よう、どうだった?具合は?」

エレン 「・・・もう、当分はいいっす。」ウェップ

ミケ 「ハハハ、若いな。」

ペトラ 「・・・」

ハンジ 「うわ、実際目撃すると引くね〜。」

ミカサ 「ウソ、エレン。ウソ、イヤァァァ!!」

リヴァイミケエレン 「!?」

エレン 「ミカサ!?何でここに!」

ミケ 「ハ、ハンジ!これはその違うんだ!」

リヴァイ 「・・・」

エレン 「ミカサ、こ、これには訳が!」

ミカサ 「・・する」

エレン 「え?」

ミカサ 「汚れてしまったエレンを削いで浄化する!」

エレン 「う、うわぁ、止めろぉ、ミカサ!俺の話を聞けぇ!!!」スタタ

ミカサ 「待って、エレン。痛くしない。後から私も逝くので怖くもない。」スタタ

ハンジ 「ミケ、ん〜?私にウソついて風俗通いとはどういうことかな?」

ミケ 「あ、いや。その。」

ハンジ 「ちょっと向こうで話そうか?」

ミケ 「・・・はい。」

ミカサ 「追い詰めた、エレン!」

エレン 「ミ、ミカサ?顔は笑ってるが、目は笑ってないぞ。」

ミカサ 「大丈夫、さっきも言った。痛くしない、と。」

エレン 「お、落ち着け。ミカサ。俺は、俺は女を買ってない!」

ミカサ 「ウソをついてでもダメ、エレン。私には分かる。」

ミカサ 「エレンからはいつものニオイがしない。代わりに甘ったるい香水のようなニオイがする。」

ミカサ 「ので、エレンは女の人と寝たことになる。」

ミカサ 「それはとても汚らわしいこと。だから、浄化する。私とエレンの血で。」

エレン 「お前、言ってることがメチャクチャだし、スゲーこえぇぞ。」

ミカサ 「エレン。ずっと一緒。」スッ

エレン (ナイフか。こうなったミカサはもう手が付けられないな。)

エレン (いくぞ、覚悟を決めろ。イェーガー!)

ミカサ 「うふふ、エレン。」

エレン 「ミカサ、聞いてくれ。俺は、本当に何もしてない。」グッ

エレン (こうして、刃の部分を掴んでおけば・・・)

エレン (痛い、てか、熱い。血と一緒に体温も抜けてくみたいだ。)

ミカサ 「エ、エレン?」

エレン 「香水ぽいニオイがするのは、体を拭かれたからだ。けどそれ以降は何もしてない。」

ミカサ 「エレン、血。血が!」

エレン 「浄化するんだろ?俺の血で。なら俺はこの流れる血に誓う。」

ミカサ 「あ、あぁ。ご、ごめんなさい。エレン。離して、離して!」

エレン 「・・・信じてくれるか?」

ミカサ 「信じる、信じるから。ごめんなさい。」

エレン 「そっか、すまないな。ミカサ。」パッ

ミカサ 「エレン。血が。私、どうかしてた。」

エレン 「いや、これくらいどうってことないぞ。むしろ、兵長じゃないけど良い教訓になった。」

ミカサ 「て、手当てを。」

エレン 「ああ。すまん。」

ミカサ 「・・・」

エレン 「・・・俺さ。」

エレン 「あの店に居る時、何考えてたと思う?」

ミカサ 「・・・さあ。」

エレン 「お前だよ、ミカサ。」

ミカサ 「!?」

エレン 「お前にひたすら謝ってた。」

エレン 「何でだろうなーってずっと考えてたらさ。」

エレン 「お店の女の人も不審がって、話を聞いてくれたんだ。」

エレン 「そしたらさ、それってその人のことが好きなんじゃないか、って教えてくれた。」

ミカサ 「・・・」ウルウル

エレン 「お前、ずっと俺の世話をしてくれてたもんな。」

エレン 「ミカサ、ありがとな。」

ミカサ 「・・・ェレン」ヒック

エレン 「でも、ダメなんだ。」

ミカサ 「!?」

ミカサ 「何で、何がダメなの?」

エレン 「今のままじゃあ、俺はお前を支えてやることが出来ない。」

ミカサ 「支えなくていい、私がエレンを支える。」

ミカサ 「それが家族でしょ?」

エレン 「・・・」

ミカサ 「エレン?」

エレン 「俺は、ずっとその言葉に助け、いや違うな。逃げてきたんだ。」

エレン 「俺は、お前より、弱い。ずっと、ずっと弱い。」

エレン 「何をいまさらと思うかもしれない。けど、俺は心の底から信じてなかったんだ。」

エレン 「家族だから本気を出す必要がない、俺がきっとどこかでアイツに譲ってやってるんだって。」

エレン 「お前のことが好きなんじゃないかって言われた時に、こう繋がったっていうのか?」

エレン 「その 家族 って言葉が、俺達の色んな可能性を潰していたんじゃないかって。」

エレン 「ちょっと、ミカサより弱いっていうのを認めるのが恐かったし、癪だったけど・・・」

ミカサ 「・・・ううん、それはとっても強い証拠。」

エレン 「ハハ、ありがとな。でもな、自分の弱さと向き合うなんて当り前の強さだ。」

エレン 「俺はお前を支えるって決めたから、お前の弱さとも向き合ってやらなきゃな。」

エレン 「だから、もうちょっと待ってくれ。」

エレン 「俺は俺の力だけで、お前の全てを支えてみせる。」

エレン 「そして、ミカサ。お前を俺の女にして見せるからな!!」

ミカサ 「・・・うん、待ってる、待ってるよ。エレン。」

ミカサ (ああ、温かい。この温かさはあの時によく似ている。)

リヴァイ 「・・・」

ペトラ 「・・・」

リヴァイ 「・・・帰るぞ、ペトラ。」

ペトラ 「・・・」

リヴァイ 「ペトラ。」

ペトラ 「私」

リヴァイ 「・・・」

ペトラ 「私、兵長ってそういうことしない人だと思ってました。」

リヴァイ 「エレンにもいわれたが、それは誤解だ。俺は男だ。」

ペトラ 「そうですよね、わかってました。私も。それは。」

ペトラ 「けど、実際に目撃すると、ショックでした。」

ペトラ 「だけど、それは私の勝手なイメージで、それを兵長に押し付けちゃってましたね。」

ペトラ 「ごめんなさい。オルオ達からも聞いたんですけど。気を使わせちゃってたみたいで。」

ペトラ 「部下失格ですね。私。上官に気を使わせるなんて。」

ペトラ 「か、帰りましょうか!明日もまた訓練ですし!」ツー

ペトラ 「あ、あれ?おかしいな、なんで私、泣いてるんだろう。」

ペトラ 「兵長、私、おかしいです、だってなみ、涙がか、勝手に出て・・・」

リヴァイ 「・・・ペトラよ。」

ペトラ 「・・・はい」グスッ

リヴァイ 「俺は、お前の気持ちを知っていた。」

ペトラ 「!?」

ペトラ 「そ、そうですよね。私なんかが兵長と、つ、釣り合うわけがな、ないですもんね。」

リヴァイ 「・・・そうだな。釣り合わないな、俺とお前だと。」

ペトラ 「!? そ、そんな分かりきったこと、面と向かっていわな・・・」

リヴァイ 「俺なんかが!俺なんかが、お前とだなんて、釣り合わねぇんだよ。」

リヴァイ 「それに、俺はお前を戦士と思っている。」

リヴァイ 「だからこそ、俺はお前との関係を崩してはいけないとも思っている。」

リヴァイ 「お前を守ることにも通じるしな。」

ペトラ 「・・・どういうことですか?」

リヴァイ 「・・・俺は部下を、仲間の死を幾数知れず目にしてきた。」

リヴァイ 「やってるのは巨人だが、救えなかったのは俺だ。」

リヴァイ 「俺は、人類の中で一番巨人を討伐するという免罪符に守られちゃいるが」

リヴァイ 「恐らく、人類の中で最も、同胞を巨人に食わせてる罪人だ。」

ペトラ 「そんな!兵長はそんなことありません!罪人だなんて!」

リヴァイ 「いや、同じだよ。残された家族にとったら、俺は巨人と大差ねぇのさ。」

リヴァイ 「そんな俺がさ、お前みたいに未来ある奴と一緒に歩いていけると思うか?」

リヴァイ 「土台無理な話なんだよ、それは。俺がいくらお前を・・・ッ!!」

リヴァイ 「だったら、せめて、お前がどっかの男と所帯持って、幸せに暮らせるようになるまで」

リヴァイ 「お前達が目一杯の幸せを手にするまで、俺は・・・俺が!」

リヴァイ 「死んでいった奴らの憎しみや悲しみを背負っていかなくちゃならねぇんだ。」

リヴァイ 「もう、もうよ、残された奴らの、あんな顔見るのは俺だけで充分だろ。」

ペトラ 「へ、兵長・・・。」

リヴァイ 「それが、お前のメシを楽しみにしてるつまんねぇ男の望みだよ。」

リヴァイ 「それでも、さっきも言ったが俺も男だ。どうしても辛抱ならねぇ時もある。」

リヴァイ 「そん時はこんなところで女を買うのさ、ここなら俺が死んでも後腐れもねぇしな。」

リヴァイ 「でもまあ、すまなかったな。イメージって奴を壊しちまってよ。」

ペトラ 「・・・兵長、今から私の御無礼をお許し下さい。」

ペトラ 「兵長は、兵長はバカです!」

リヴァイ 「は?」

ペトラ 「そこまで、そこまで私の、私達のことを大事に考えられるのに」

ペトラ 「何で自分のことは大事に考えられないんですか!」

リヴァイ 「だ、だから、言ったろ。俺は仲間を食われすぎた、大事に考える必要もねぇ悪人だろうが。」

ペトラ 「そんなの関係ないです!兵長も今を生きる一人の人間です!」

ペトラ 「そんな訳の分からない理由の為に、自分を偽る必要なんてないんですよ!!」

リヴァイ 「・・・お、お前な。」

ペトラ 「私は!私は兵長が好きです!!」

リヴァイ 「!?」

ペトラ 「今、兵長とお仕事が出来てとっても幸せです!」

ペトラ 「だから、兵長も自分を大事に、自分の幸せに、正直に生きて下さい!!」

ペトラ 「お願いです、これは私の、つまらない、望みなんです・・・。」ウェーン

リヴァイ 「ペトラ・・・。」

リヴァイ 「・・・ん?どこいくんだ、ペトラ。」

ペトラ 「辞表を書きに帰るんです、上官にこんなこと言ったからにはクビですから・・・。」グスッ

リヴァイ 「辞める必要なんてねぇだろ、んなことでよ。」

リヴァイ 「こんなところ、女一人で歩いてたらあぶねぇぞ。それに・・・」

リヴァイ 「自分の幸せに正直に生きたら、こういうことになるんだが?」ダキカカエ

ペトラ 「へ、兵長!?」

リヴァイ 「・・・何も言うな。ガラじゃねぇのは分かってるからよ。」

ペトラ 「・・・はい。」ニコッ

次の日

エレン 「おはようございます、皆さん!」

エレン 「さわやかな朝ですね!て、あれ?皆さん。大丈夫ですか?」

エルドグンタオルオ 「・・・だ、大丈夫だ。」

エルドグンタオルオ (いい年こいた大人がメチャクチャ怒られたとか言えねぇよな。)

ハンジ 「やあ、エレン。元気になったようだね。若いっていいね。うんうん。」

エレン 「ど、どういう意味ですか。それは。」

ハンジ 「あ、そうだ。リヴァイ〜、今度の班分け、ミケと一緒にしないで欲しいなー。」

リヴァイ 「何でだ?」

ハンジ 「ミケってさ、なんか私でヌイてたらしいんだよねー。」

ハンジ 「そんな奴と一緒に命のやりとりなんて出来ないよ〜。」

リヴァイ 「・・・エルヴィンに伝えておく。」

リヴァイ (ミケ、かわいそうにな。)

ハンジ 「そういうリヴァイだって、そのクチでしょ〜?」

リヴァイ 「・・・何のことだ?」

ハンジ 「とぼけちゃって。あ、ペトラー!こっちこっち。」

ペトラ 「な、何でしょう。分隊長。」

ハンジ 「ペトラもさ、リヴァイの班なんてヤダーって言っちゃいなよ。」

ペトラ 「な、何故でしょうか?」

ハンジ 「昨日のこと、なんともないの?」

ペトラ 「え?き、昨日のこと・・・ですか?」カァ

ハンジ 「あれ?なんで顔が赤くなってるの?」

リヴァイ 「・・・おい、クソメガネ。黙れ。さっさとエレンでも何でも連れてけ。」

ハンジ 「リヴァイまでどうしたのさ〜?」

ハンジ 「・・・ん?ペトラ?心なしか肌つやが良いような・・・?」

ペトラ 「ブフッ!?」

リヴァイ 「おい、お前、いい加減に・・・」

ハンジ 「わ、わかったよ〜。エレン。今日は一緒に私の研究室へ行こう〜。」

エレン 「あ、はい。わかりました。」

エルド 「おっと、ちょっと待ったエレン。」

エレン 「?」

エルド 「どうだった?ガス抜きの具合は?」

エレン 「抜きに行きましたけど、別のモノが入りましたよ。」ニヤリ


終わり

以上です、もし、またここまで読んでくださった方がいましたら
ありがとうございます。
貼り付ける時に思ったんですが、エレンやリヴァイにカッコイイこと
言わせようとして完全にスベリ倒してましたね。
ほんとになんか申し訳ない気持ちでいっぱいです。

またなんかネタが思いついたら書いてもいいでしょうか?
今度こそ、今度こそは、うまく書こうと思います。

このSSまとめへのコメント

1 :  ✨リヴァイ✨   2014年12月24日 (水) 12:36:59   ID: AB3KVoKW

すみません私の中の兵長のイメージも少しこわれました(°_°) でも面白かったです ぜひまた書いてください\(^o^)/

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