【ネットハイ】俺氏「人類史上最強のリア充?爆発しろ!!」【SS】 (177)



前作


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PSVita用ソフト『ネットハイ』というマイナーゲームのSSです。

場合によっては安価を出すかも。

前作のオリキャラ・ゲーム本編のネタバレを含みます。未プレイの場合はブラウザバック推奨です。

需要?公式の目?関係ないね!



☆ネットハイ知らねーよって人向け、三行で分かるネットハイ☆

・ 世はリア充至上主義だよ。リア充が一番偉いよ!非リアはゴミだよ!

・ 非リアの俺氏が口喧嘩でリア充の嘘を暴いて爆発させるよ!

・ 三行じゃ説明無理だから製品版買ってね!体験版もあるよ!




SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1493213581





  ― 某日 ENJバトルステージ ―





      ボンボボンボン!!ドゴォォォォォン!!!






              《こんなのあんまりだろ……》三
 
 《ひでぇ……》三


                             《酷すぎワロエナイ…》三
          【ルチャマスク】 ⇒ 【抗菌マスク】
 



   《一方的じゃん…イジメかよ》三 







    「その厳ついルチャマスクは…テメェの弱さを隠す為のモンだ……化けの皮が剥がれたな……。」



レスラー「も、もう辞めてくれ!!俺様は…僕はただ、患者さん達を元気付けたかっただけなんだ!!
     悪気なんてなかったんだよ!!許してくれ!!」




        「黙れ…リア充死すべし、慈悲は無い……」




レスラー「そ、そんな……」



 



 



            「 Let's…… 」グググ・・・






         【 最強レスラー  マスク・ド・クロイツ 】







        「炎っ上おぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」バキィィィン!!




        




医者 「あ、あぁ………」ガクリ





  「くくっ…くはは!!」



 





      「くははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!」
       














            俺氏「リア充め……爆発しろ!!」









  ― 某日 俺氏の部屋 ―



俺氏 「…………ケホッ」


俺氏 (…ようやく熱が引いた……こういう時、一人暮らしだと厄介だよな。)


俺氏 (誰か居れば、看病くらいしてくれるのにな…一人で寝てるのは心細い……)


俺氏 「……」


俺氏 「……静か、だな。」



    ぐぅぅぅぅぅ…



俺氏 (…はらへった……そういや、風邪で寝込んでから碌にメシ食って無かったっけ……)


俺氏 「…おっちゃんの店、行くか……」ムク




 ― 板乃食堂 ―



俺氏 「…こんちはー。おっちゃん、ラーメン一つね……」


      ザワ…


俺氏 「…ん?」



只野 「ま、マイフレンド……」


俺氏 「…おう、只野か…お前もk」


板乃 「おうおうおうおう!!良くもまぁ抜け抜けとこの店に顔出しやがったなこんちきしょう!!
    オメェに食わせるラーメンはネェ!!おうかかァ!!塩だ塩!!塩もってこい!!非比谷の粗塩だ!!」


オバチャン「あいよ。」


俺氏 「ちょ、なんだよおっちゃん、そんな怖い顔して……」


只野 「マイフレンド、嘘だよね?キミがあんな事するなんて……」


俺氏 「お前まで…一体何の事言ってるんだよ……」


俺氏 「惚けようっつったってそうは問屋が卸さねぇぞ!!
    おうかかァ!!塩だ塩!!岩塩もってこい!!10キロの塊の奴だ!」


オバチャン「あいよ。」


俺氏 「投げつけられる!?」






只野 「何の話って……もちろんここの所のキミのバトルの事だ…特に昨日のバトル……
    あの戦い方はあんまりだよ……あんなの、いつものキミらしくない……一体どうしたんだい……」


俺氏 「だ、だから…何の話だよ。昨日なら俺、風邪引いて部屋でずっと寝てたぞ…?」


只野 「……へ?」



   「…あなた、いってること……ほんと…なの……」




只野 「ブヒ!?」


ちぃ 「あなた…ずっと、おへやに、いた、の…ちぃ…ずっと、かんびょう…してた、の……」スッ


俺氏 「ちぃちゃん…」


只野 「いや今何も無い空間から出てきたよね?一体どうなってるの!?イリュージョン!?」


俺氏 「…あぁ、そういえば、冷蔵庫の中に身に覚えの無い栄養ドリンクやおにぎりが入ってたけど…
    もしかしてちぃちゃんが?」


ちぃ 「なの。」フンス!



板乃 「け、けどよぉ…確かにあんちゃんだったぜ?あっしゃこの目で確かに見てんだ!」


只野 「ぼ、僕もさ……あれはキミだった…間違いないよ……」



俺氏 「…一体どういう事だ…?」




            「ふむ…ならば答えよう!!」



俺氏 「!」


只野 「こ、この声は……!」





         ブシュゥゥゥゥゥゥウ!!




MC 「御機嫌よう国民諸君!!本日も快晴!絶好のエンジョイバトル日和だ!!」



MC 「我が名はMC!!マスターオブセレモニーと書いてMCだ!!」



MC 「……うむ。これまで色々言っては来たが、やはりコレが一番しっくりくるな。」



只野 「え、MCちゃん!?どうしてココに!?」



俺氏 「………」



MC 「どうしてココに…?ふん、愚問だな。」



MC 「紀元前始まって以来私の目的は只一つ!!」


MC 「ENJバトルに決まっているだろう!!」



MC 「今回の貴様の対戦者はこの数日のバトルにより再びランキングトップに返り咲いたこの男!!
    昨日の残虐ファイトは未だ諸君等の記憶にも新しいだろう!!」



MC 「冷酷なるリア充絶対殺すマンにして最強のリア充!!泣く子も叫ぶ戦慄の覇王!!」




 
    MC  「 しかしてその正体とは!!貴様は一体何者だぁ!!」











              “ オレが何者かって……? ”




        “ オレは誰でもないさ……お前でもなければ貴様でもない…… ”




            “ オレは…人類史上最高にして最強のリア充…… ”




                  “ そう…… ”






                “ オレは……オレだ!!! ”




          ― 人類史上最強のリア充 RANK“KING”『俺氏』 ―
 








俺氏 「……………は?」




只野 「な!え!は!へ!ぶひぃぃぃぃ!?まままままま!マイフレンドが二人ぃ!?」


板乃 「こ、コイツぁいってぇどういう事でぃ!?あっしゃ夢でも見てんのか!?」


ちぃ 「…………なのぅ…」



MC 「……おやおやおやおやぁ?これは一体どうした事か!!
    実に奇妙奇天烈奇奇怪怪摩訶不思議焼肉定食な展開だ!!」
    

MC 「聞くところによると、この世には自分と同じ顔をした敵が3人から7人程居て
    1人見つければ更に30人は追加で現れるという!!その内の1人という事なのか!!」



俺氏 「…………」


オレ氏「…………」



板乃 「だ、駄目だ…あっしにゃあどっちがどっちだか皆目検討がつかねぇ……まるで鏡写しの生き写しでぃ……」


只野 「しいて違うところを上げるとすれば、マフラーの色が黄色って位だ…ご都合主義だね……」



俺氏 「……お前…一体誰だよ……どうして俺の真似なんて……」


オレ氏「真似…違うな……」


オレ氏「オレこそが本物だ……」


オレ氏「…俺氏はこの世にただ一人……最強のリア充であるオレこそが相応しい……」


俺氏 「………!」


オレ氏「テメェは甘いんだよ……倒した敵に止めを刺さず情けを掛け、聖人にでもなったつもりか…?
    そんな事で、この世界に蔓延る『リア充』を討ち滅ぼすことなんて出来る訳がねぇだろ……」



オレ氏「リア充は……『悪』は徹底的に倒し、駆逐し、滅せねばならない。それがオレの……」



      オレ氏「究極のヒーロー、『俺氏』の宿命だ」



オレ氏「オレと戦え……この戦いの勝利を持って、その事をテメェに知らしめてやる……」



俺氏 「……………」





俺氏 「嫌だ……」






MC 「……何?」


只野 「ま、マイフレンド!?キミはなにを言ってるんだよ!!」



俺氏 「…俺は……戦わない………もう、うんざりだ………」



俺氏 「……戦った所で何に成るんだ……互いに傷付けて…傷ついて
    毎回毎回同じことの繰り返し……キリが無いじゃないか……」クル。



MC 「…貴様。何処へ行くつもりだ……戦わぬというのなら試合放棄と見なしてアカウントを剥奪する。
    それで良いのか?」




俺氏 「……勝手にしろ。どうなろうと知ったことか……」



只野 「だ、駄目だ!!そんなの駄目だよ!!…そ、そうだ!!シルちゃん!キミも何か言ってくれ!!
    お願いだ!!マイフレンドを止めてよ!!」





俺― 「……ナビ子は……もうここには居ない……」





只野 「…………え。」



   「……俺はもう……疲れたんだよ……何もかも……」




MC 「………」




只野 「ちょ、ちょっと待って!!マイフレンド!!マイフレンドォォォォォォォォォォォォ!!」








 ― 非比谷 街外れ―




    ――――――――――――――
        俺 氏
    ――――――――――――――

      
        フォロワー   
     
     52億3750万8206人




[俺氏]――――――――――――――――――――――――――――――――――――


 俺こそが最高のリア充だ


[Noname]――――――――――――――――――――――――――――――――――――


 調子のんなハゲ


[モン太]――――――――――――――――――――――――――――――――――――


 ↑おいやめろ、お前消されるぞ。


[りりあん]――――――――――――――――――――――――――――――――――――


 ↑↑命知らずが……


[やるすけ]――――――――――――――――――――――――――――――――――――


 俺氏最高!俺氏バンザイ!!だから俺だけは助けてくだしあなんでもしますから


 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――





   (……アカウント……いつの間にかアイツに乗っ取られてたのか……)


   (そりゃそうだよな。じゃないとバトルなんて出来っこない……)


   (……まぁ、今更どうでも良い話だがな……)


   (ネットの連中は…変わりないか……今日も元気に誰かのアカウントを炎上させてる……)


   (………)



   (どこにでもいて、どこにもいない……それはつまり、居ても居なくても変らないって事だ……
    この世界、俺の代わりなんていくらでも居る……俺じゃなくてもいいんだ。)


   (……結局。俺の人生って一体なんだったんだよ……)





   「お前が……キミが側に居れば、何かが変ったのかな………」








只野 「マイフレンド!!そこに居るのかい!?」



   「……只野?どうやってここに…俺はもう、ゾンビアカウントのはずなのに……」


只野 「うわ!?ホントに居た!?…ちぃちゃんに頼んだんだ…」


ちぃ 「じーぴーえ……あいの、ちから……なの。」


   「ちぃちゃん……」



只野 「…ぶ、ぶひひ!僕達を甘く見ないでよ?僕達はそんじょそこらの連中とは訳が違うんだ!
    関心の無いものを見ようともしない連中とはね。」


ちぃ 「なの。」


   「………」


只野 「い、いやー!それにしても、まさかキミの偽者が現れるなんてね!!ホント驚きだよ!!
    でもさ!なんて言うか、こういうのって王道だよね!!」


只野 「ホラ!コッセツマンにだってこういう話あったよね?
    『全治24ヶ月!!二つのマスク!二人のグレイブバーン!!』…ね?覚えてるでしょ……?」


   「………」


只野 「命懸けで守ってきたはずの町の人が自分を信じない絶体絶命の大ピンチ!!
    あの時だって、コッセツマンは絶対に諦めなかった……」



只野 「だから…だからキミも……!「もう辞めてくれ!」



   「俺はコッセツマンじゃ…ヒーローなんかじゃない……何も出来ない、何にも成れない
    只の非リアなんだよ……」


   「だからもう……放って置いてくれ……独りにしてくれよ………」



只野 「っ……!!」



只野 「な、なんなんだよさっきから!!今日のキミはちょっと変だよ!!そんなの…そんなの……」




只野 「キミらしくないじゃないか!!」




>>12修正

× 「……只野?どうやってここに…俺はもう、ゾンビアカウントのはずなのに……」


○ 「……只野……どうやってここに…俺はもう、ゾンビアカウントのはずなのに……」





   「……俺らしいって……なんなんだよ……」




只野 「えっ?」



   「お前に俺の何が解るんだよ……俺の、本当の名前すら知らないくせに……利いた風な口きくなよ……」




   「俺なんて!!どうせ居ても居なくても何も変らない!!無価値な存在なんだ!!!」




              ぺち。




   「………え。」



ちぃ 「………の」



只野 「ち、ちぃちゃん……?」



ちぃ 「ちがうの……あなたは、あなたはいなくていいそんざい、ちがうの…」


ちぃ 「あなた…あのひ。いってくれたの…ちぃは、ちぃのままでいていいって……」


ちぃ 「…ちぃは…だから…ちぃは……」



ちぃ 「そんなあなたが…そんなこといっちゃだめなの!」



ちぃ 「ちぃは!!そんなこというあなた!!」





    ちぃ    「だいっきらいなの!!!」ポロポロ




    
            タッタッタッタッタ








只野 「ちぃちゃん!!」


   「………」




只野 「…マイフレンド……確かに僕は、キミの名前すら知らない……キミの事を語るのはお門違いかもしれない…」


只野 「でも。それでも僕は、キミの事を大切な親友だと思ってたんだ……」


只野 「そう思ってたの…僕だけだったのかい………」



   「…………」



只野 「………ごめん。僕、ちぃちゃんを追いかけなきゃ……」




            タッタッタッタッタ





   「……………」




   「追わなくて良いのか?」





   「………MC」


MC 「おい、バトルしろよ」


   「………なんの用だよ。」


MC 「ふむ。いや何。負け犬の顔でも見てやろうと思ってな。
    最も、ゾンビアカウントである貴様の顔なんぞ誰も見ることは出来んのだが。」


   「…………」


MC 「……失った物を取り戻そうともせず、ただ己の無力さに憤り、
    挙句の果てには己を心配してくれる仲間にまで当り散らす……」


MC 「何者でも無い男が全てを失い、本当に何者でもなくなった、か……」


MC 「実に滑稽。実に無様だな。」


   「…………」


MC 「これでも私は貴様を買っていたのだぞ?
    はじめは只の非リアだったお前が、いつしかKINGを倒すまでに成長したのだ。」


MC 「それをすぐ隣で見守っていれば、嫌でも情くらい湧くという物だ。
    親心…いや、駄目なペットを見守る飼い主の心境といった所か。」


   「………」


MC 「それを何だ貴様は。『たかが女一人』目の前から居なくなっただけでその腑抜けた有様は。
    MCちゃんはそんな子に育てたつもりはありませんよ!!」


   「…ッ!」


MC 「…いや。訂正しよう。『たかが女“二人”』の間違い…いや、一人で合ってるのか?」



   「うるさいな!!もう放っておいてくれよ!!」



MC 「………」


MC 「……今日の午後5時。繁華街の特設ステージにてバトルを行う。
    名も無き『非リア』の貴様と、『リア充』“俺氏”のバトルをな。」



MC 「別に今一度逃げ出しても構わんが…どうせ消えるなら潔く戦って討ち死にしろ。
    国民はそれを望んでいるのだからな。」



MC 「……話はそれだけだ。ではな。」ヒュン





   「…………」



   「…くそっ……どいつもこいつも、好き勝手言いやがって……」








            ― 人間の証明の話をしよう ―








              『個とは何ぞ…己とは何ぞ……』



        『貴様等は何を持って個とする。何を持って己を証明する。』



        『誰かが認めれば個なのか。進むべき道の先に己は居るのか……』




          『己とは。個とは…それを探すのもまた、人生だ……』






    MC 「ええい!なんか哲学的な難しい話などどうでも良い!!」



    MC 「とにかく自分を信じろ!!己の可能性を信じろ!!私が信じるお前を信じろ!!」



    MC 「人生とはポジティブシンキング!!要は楽しんだもの勝ちだ!!」



    MC 「そうして己を信じた先にこそ!明るい未来、本当の充実した人生はあるのだからな!!」




           MC 「人生に刺激と喜びを!!世界に混乱と激動を!!」




               MC 「さあ!儀式を始めよう!!」








         MC 「Let's!!エンジョォォォォォォォォォォォォォォォォイ!!!」
 










 ―― ENJバトル・特設ステージ ―






オレ氏「………」 



MC 「………」




                                 《♯しばらくお待ち下さい♯》三
      《対戦相手ドコー?》三
 
                             《放送事故?》三
              《アレ?メガネ一人だけ?》三

                           《おーい。》三

   《バトルまだ始まんないの?》三






オレ氏「…で。アイツは何処に居るんだ?」



MC 「……ちょっと待っていろ。」ヒュン




      ヒュン!    



    「ぐほ!?」ドサ



MC 「…確かに私は逃げ出しても良いと言った……
    良いとは言ったがほんとうに逃げ出す奴があるか馬鹿者がぁぁぁぁぁぁぁ!!
    そこは私の言葉を受けてもう一度立ち上がるのが物語のお約束、セオリーだろうが!!」


MC 「解ってるのか貴様!!これがラストバトル!このSSシリーズの集大成、最後の戦いなのだぞ?
    主人公が逃げ出してオチがつくか!!どんなバッドエンドだ!!読者からクレーム殺到するだろ!!」



   「う、うるせぇ…逃げて良いって言われたら全力で後ろ向きに前進するのが俺の生き方なんだよ……」





オレ氏 「………ふん。やっぱテメェじゃ駄目だな。」



    「……」



オレ氏 「テメェは『俺氏』の名に相応しく無い……」





オレ氏 「『俺氏』とは、至高にして最高の存在……」




   オレ氏 「本当のリア充。本物の『ヒーロー』にのみ許された名前なんだからな!!」







              アピール 『 俺氏 』




  ①   オレ氏    『真のリア充とは、この世の全ての富を持つ者だ』



  ②   オレ氏    『この世の全ての女はオレに憧れる』



  ③   オレ氏    『どんな逆境にも諦めず独り悠然と立ち向かい』



  ④   オレ氏    『どんな強敵にも敗れる事は無い』



  ⑤   オレ氏    『その名を聞けば誰もが畏れ!!誰もが称える!!』



  ⑥   オレ氏    『至高にして最強のヒーロー!!』



  ⑦   オレ氏    『それが『俺氏』……このオレだ!!』







   
 ゴシップ一覧




☆『俺のメガネ』

 ウェアラブル端末「MEGA‐NEXUS」
 男ゴコロをくすぐるイカしたデザイン。 だが今となっては只のメガネだ。


☆『俺のスマホ』

 持っているだけで安心できる。現代を生き抜く為の必需品。
 だが今は電源が入っていない。


☆ 『コッセツマンの缶バッジ』

  ポケットの中から出てきた、今の俺にたった一つ残された思い出の品。






さて、ここでチュートリアルです。

これから皆様方には、安価によって対戦相手の嘘を暴いて頂きます。


具体的な方法は2つ。『煽る』と『噛み付く』です。


『煽る』 は相手を挑発し、新たな発言や失言等を引き出します。

やり方は、『(相手のセリフ、又はセリフ番号)』 を 『煽る』、とご記入下さい。


『噛み付く』 は相手の発言に対し持っているゴシップソースを使って意義を申し立て、相手の嘘を暴きます。

やり方は、『(相手のセリフ、又はセリフ番号)』 に 『(ゴシップ名)』)で噛み付く、とご記入下さい。


・・・まあぶっちゃけて言えば、
逆転○判の『待った』と『意義あり!!』の関係性と思っていただいて概ね間違いありません。
ダンガン●ンパの『それは違うよ!』でも大丈夫です。


尚、安価の連続取得は極力お控え下さいますようお願いいたします。




ゴシップ一覧 >>22

やり方    >>23 



安価で炎上させよ!  安価 ↓

    


      オレ氏    『真のリア充とは、この世の全ての富を持つ者だ』









   「…………」



MC 「おい。何か言い返したらどうなんだ?」


   「…………」


MC 「貴様お得意のハッタリはどうした?」



   「…………」



MC 「…ふん。つまらん。」




再安価 ↓





      オレ氏    『この世の全ての女はオレに憧れる』








オレ氏「どうした?反論してこいよ!!」



オレ氏「それとも全てを諦めて逃げ出すか!?」



オレ氏「このオレこそが!!俺氏だと認めるか!!」





   「…………」


 

再安価 ↓






     オレ氏    『その名を聞けば誰もが畏れ!!誰もが称える!!』










MC 「…名を無くし、噛み付く牙をも抜かれたか……」


MC 「………無様。実に無様だ……」



   「…………」




再安価 ↓


修正。

>>26

   


      オレ氏    『真のリア充とは、この世の全ての富を持つ者だ』


       
                  『 ………… 』







MC 「おい。何か言い返したらどうなんだ?」


   「…………」


MC 「貴様お得意のハッタリはどうした?」



   「…………」



MC 「…ふん。つまらん。」




再安価 ↓



>>28



      オレ氏    『この世の全ての女はオレに憧れる』




                『 …………… 』






オレ氏「どうした?反論してこいよ!!」



オレ氏「それとも全てを諦めて逃げ出すか!?」



オレ氏「このオレこそが!!俺氏だと認めるか!!」





   「…………」


 

再安価 ↓





修正。

>>30




     オレ氏    『その名を聞けば誰もが畏れ!!誰もが称える!!』



                『 …………… 』
 





MC 「…名を無くし、噛み付く牙をも抜かれたか……」


MC 「………無様。実に無様だ……」



   「…………」




再安価 ↓





    オレ氏    『どんな逆境にも諦めず独り悠然と立ち向かい』




                 『 ……………  』







オレ氏「おいおーい!どうしたんだよ偽者さんよぉ!!」


オレ氏「ちょっとは抵抗してもらわねぇと張り合いがねえだろ?」


オレ氏「もっとオレに見せ場をくれよなぁ!!」



   「………」




再安価 ↓


すみません。流石に『すべて』に対しての安価だと進行に差し支えるので


『番号』と「煽る」『噛み付く』の指定は明確にお願いします。


再安価 ↓

 

          オレ氏    『それが『俺氏』……このオレだ!!』




                 『 …………… 』






MC 「…いつまでそうしているつもりだ…?」


   「…………」


MC 「………ふん。良かろう。最期の瞬間まで、気が済むまでそうしているがいい。」







  (駄目だ…心が震えねぇ……穴の開いた風船みたいに気持ちが萎んでいく……)


  (悔しいって気持ちすら浮かんでこねぇ……)




MC 「…………」





MC 「………もういい。ここまでだ。」



MC 「これ以上の茶番は国民達も、貴様自身も望んではいないだろう。
    戦う気の無い者に何を言っても無駄だったか……」




MC 「……いつもの如く追い詰められればよもやと思ったのだがな……残念…実に残念だ……」




MC 「さてさて!!グッダグダで面白味の無い展開になってしまったが気持ちを切り替えていこう!!」



MC 「画面の前の国民諸君!!貴様達が望む真のリア充!本物の『俺氏』は果たしてどちらなのか!!」




  (……これで、終わりか……)


  (だがもう…どうでもいい………)


  (こんな状況でも、何も感じねぇや……)



  (恐怖も焦りも、絶望も……)




  (………あぁ。)




  (でもどうせなら)




  (最後にもう一度だけ会いたかったな……)






       MC 「お手元のスイッチで投票したま―――」
















           『 ちょっと待ったぁぁ!!! 』









MC 「…ほぅ。」



只野 「そ、そのバトル…ちょ、ちょっと待った……」ゼェゼェ


オレ氏「………なんだ、テメェ等。」


   「只……野……?」


オレ氏「…これはオレ達のバトルだ…他人が横から口を挟むんじゃねぇよ……」


板乃 「他人じゃねぇっ!!あっし等はあんちゃんのダチ公だ!!大切なダチの危機に指咥えて黙ってられっかよ!!」


ちぃ 「……なの!」


有橋 「まーねぇ。社長、その子にはホンマ色々世話になったしね。援軍に来るのも吝かじゃ無い訳なんですよ。
    …それにな。自分を慕ってくれる子が傷付けられて平気な程、僕は人間出来てへんねや……」


佐倉 「…何より。俺はテメェのその態度が気に食わねぇ…他人の褌で相撲を取ろうってその魂胆が気に入らねぇ!!
    テメェ等纏めて、一発ぶん殴ってやらねぇと収まりがつかねぇんだよ!!」


赤武 「さ、佐倉くん…抑えて抑えて……纏めちゃ駄目です……」


峰岸 「師匠!!借りを返しにきましたよ!!今度は自分が師匠を守る番っス!!」

 

只野 「…マイフレンド。遅くなってゴメン……みんなを集めるのに時間がかかっちゃったんだ……」


   「…余計な事すんなよ。誰もそんな事、頼んでねぇだろ……」


只野 「…ああそうだ。キミの為じゃない、僕が…僕達がそうしたいからそうしたんだ!!」



只野 「みんな!!キミの事が大切だからここに来たんだよ!!それ位解れよ非リア野朗!!」


   「!」


只野 「何を言われても何も言い返さず、ただ黙って成り行きに身を任せる
    キミは…『俺氏』はそんな軟な男じゃないだろ!!殊勝な奴じゃないだろ!!」


只野 「どんなに絶望的な状況だって、靴裏にこびり付いたガムみたいに粘りに粘って、
    絶対に諦めなかった!!」



只野 「煽って!噛み付いて!!、そうやって魂を燃え上がらせて状況を『大逆転』させるんだ!!」



只野 「忘れたとは言わせない…いや!忘れたって言うならもう一度思い出させてやる!!」



只野 「キミを…『俺氏』という『非リア』を……」




        只野 「僕達がね!!!」






オレ氏「……馬鹿馬鹿しい。下らない青春ゴッコは他所でやれ……
    MC、茶番は終わりだ。とっとと投票を始めろ。」



MC 「……いや。そうも行かなくなった。」



オレ氏「……何?」



MC 「何せ、遅刻していたコイツの『パートナー』がたった今到着したのだからな。奴等にも発言する権利が有る。」



オレ氏「な、何を言っている!!バトルはもう終わりだろうがよ!!」


MC 「…どうした?そんなに焦って。よもや貴様、自信が無いのか?ここにいる連中を説き伏せる自信が。」



MC 「貴様は史上最強のリア充なのだろ?」



オレ氏「ぐっ……そんな訳ねぇだろ……」


MC 「ならば異論は有るまい!!おい貴様等、話は聴いていたな?バトルを続けるぞ!!」



   「…………」



オレ氏「……クソが……」




オレ氏「またオレの邪魔をするつもりか……Mr.……エリートぉ……!!」ギリッ




只野 「…え。」






オレ氏「…ふん。まぁいい……」


オレ氏「何人増えた所で…何も変わらない……結果は覆らない……」




オレ氏「このバトルに勝つのは……『俺氏』に相応しいのは……このオレだ!!」









              アピール 『 俺氏 』




  ①   オレ氏    『真のリア充とは、この世の全ての富を持つ者だ』



  ②   オレ氏    『この世の全ての女はオレに憧れる』



  ③   オレ氏    『どんな逆境にも諦めず独り悠然と立ち向かい』



  ④   オレ氏    『どんな強敵にも敗れる事は無い』



  ⑤   オレ氏    『その名を聞けば誰もが畏れ!!誰もが称える!!』



  ⑥   オレ氏    『至高にして最強のヒーロー!!』



  ⑦   オレ氏    『それが『俺氏』……このオレだ!!』






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   オレ氏    『真のリア充とは、この世の全ての富を持つ者だ』




            板乃 『 待ちやがれってんだ!! 』





板乃 「…あんちゃんよぉ。」



   「……おっちゃん」



板乃 「…さっきは怒鳴って悪かったな。
    あっしゃてっきり、あんちゃんが自棄おこしたもんだとばっかり思ってよ……」


板乃 「もしそうだとしたら、横っ面の一つ引っ叩いてでも止めようって思ったんだ。」




板乃 「あんちゃん見てっとなんだか放って置けなくてよぅ
    なんつぅかさ、手前が親父にでもなった気分になるんだよなぁ……」



板乃 「おう、そうでい!放って置けねぇついでに言わせてもらうがよ。
    あんちゃんさ、もうちぃとばっかし金の使い方考えた方がいいぜ?」



板乃 「宵越しの銭は持たねぇのが粋っつてもよ、いくら何でも限度があらぁな…
    勘定終わって大の男が財布の中に32円しか残ってねぇのは流石にマズいんでねぇか?」



板乃 「…でもま、そいつがあんちゃんのいい所なんだよな。」



板乃 「だってよ。あんちゃんが金を持ってねぇのは、いっつも誰かの為に使ってるからだよな。
    うちの店で誰かとメシ食って、相談にのってるからだもんな。」



板乃 「雀の涙くれぇしか金持ってねぇ癖に、お人良しっつうかなんつうか……
    だからこそ、あんちゃんの周りにはこんなに多くの笑顔が集まってんだろうな。」



板乃 「そんなあんちゃん見てっとよ。料理をはじめたばっかの頃を……
    ただ誰かの笑った顔が見たくて料理を作ってた頃の自分を……」




  板乃 「『朕』じゃねぇ、本当の『あっし』を思い出すんだ。」




板乃 「あんちゃんの懐は確かに寒ぃけどよ。そのもうちっとばかし奥ん所。」





      板乃 「“ココ”ん所はよ、きっと誰よりもあったけぇんだ。」トントン。







              アピール 『 俺氏 』




      板乃     『襤褸を着てても心は錦。あんちゃんはあんちゃんでねぇの。』



  ②   オレ氏    『この世の全ての女はオレに憧れる』



  ③   オレ氏    『どんな逆境にも諦めず独り悠然と立ち向かい』



  ④   オレ氏    『どんな強敵にも敗れる事は無い』



  ⑤   オレ氏    『その名を聞けば誰もが畏れ!!誰もが称える!!』



  ⑥   オレ氏    『至高にして最強のヒーロー!!』



  ⑦   オレ氏    『それが『俺氏』……このオレだ!!』



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    オレ氏    『この世の全ての女はオレに憧れる』




              ちぃ 『 なのっ!! 』





ちぃ 「……あなた……」


   「ちぃちゃん……」



ちぃ 「…あなた、だめだめ…なの……」


ちぃ 「おんなごころ……ぜんぜんわかって、ない……の……」


ちぃ 「……むしんけい……すけべ……おんな、たらし……さいてー……なの……」


ちぃ 「……そんなんじゃ……おんなのこ……もてない……の。」



ちぃ 「……でも………」



ちぃ 「あなた……だれよりも……ちぃのこと……わかってくれた……の……」


ちぃ 「ちぃのこと…わかろうと……してくれる…の……」


ちぃ 「ちぃ、まだまだ…おはなし…へた、だけど……あなた……みすてなかった……の……
    こどものちぃのおはなし、さいごまで…ちゃんと…きいてて……くれる……の……」


ちぃ 「…ちぃ……それが……うれしい……の……」



ちぃ 「あなたは……まいごになってふあんだったちぃ……ひとりぼっちだったちぃ……」



   ちぃ 「『わたくし』じゃない…ほんとうの『ちぃ』……みつけてくれたの……」




ちぃ 「ほんとうのちぃでいてもいいって…いってくれたの……」



ちぃ 「だからちぃ…もう…さみしくない……よ……」



ちぃ 「あなた………」





           ちぃ 「だいすき、なの!」







              アピール 『 俺氏 』




      板乃     『襤褸を着てても心は錦。あんちゃんはあんちゃんでねぇの。』



      ちぃ     『おんなのこ、もてなくても…あなたは…あなた……ちぃのだいすきな…あなたなの……』



  ③   オレ氏    『どんな逆境にも諦めず独り悠然と立ち向かい』



  ④   オレ氏    『どんな強敵にも敗れる事は無い』



  ⑤   オレ氏    『その名を聞けば誰もが畏れ!!誰もが称える!!』



  ⑥   オレ氏    『至高にして最強のヒーロー!!』



  ⑦   オレ氏    『それが『俺氏』……このオレだ!!』







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       オレ氏    『どんな逆境にも独り悠然と立ち向かい』
 


           有橋 『 はいここでポーズ画面ですっ!! 』




有橋 「もー!いつまで暗い顔してんのん?今クライマックスの盛り上がり所ですよー?」



   「社長……」



有橋 「そんな悩める若人に、人生の先輩である社長からワンポイントアドバイス!!」



有橋 「社長もね、昔ゲームセンターMIXの収録が嫌で嫌で仕方ない時があったんですわ。
    だってそうでしょ。プレッシャー半端無いもん。」



有橋 「ゲームからも、人生からも逃げ出したくなった事も何度も何度も、数え切れん位有りました」


有橋 「でもね、社長逃げませんでしたよ?えらいでしょ?
    僕の活躍を楽しみにしてる子供達の、支えてくれる社員みんなの事考えたらそんな事出来へんもん。」


有橋 「……独りで頑張って、耐えて……追い込まれて……背負ったモンに潰されそうになって。」



有橋 「気が付いたら、こんなんなってました。」


有橋 「今のキミは、そん時の社長と同じ顔してます。^T^amaの時の顔です。」



有橋 「……そんな時、ある人が僕に言ってくれたんすわ。」



有橋 「もっと周りを頼れって…迷惑かけろってね。」



有橋 「イヤー。あん時の言葉は胸に染みたわー。今の社長があるんは、そのおかげやね。
    ……だからこそ、僕はココで、あえてキミにこう言おか。」




有橋 「もっと周りを頼れ!!迷惑かけろやっ!!」




有橋 「キミが何を悩んでんのか僕にはサッパリやけどね、疲れたなら一時停止して休んだらええねん。
    電源(いのち)さえ落とさんかったら…諦めへんかったら、いつでも続きから始められるんやから。」



有橋 「休憩して背負てるモン一旦下ろして、深呼吸して周りを見渡してみたら。
    存外見えてくるモンもあるもんやよ。」




   有橋 「『^T^ama』じゃない、本当の『僕』が見えたモンみたいにね。」




          有橋 「経験者は語るってやつです。」






              アピール 『 俺氏 』




      板乃     『襤褸を着てても心は錦。あんちゃんはあんちゃんでねぇの。』



      ちぃ     『おんなのこ、もてなくても…あなたは…あなた……ちぃのだいすきな…あなたなの……』



      有橋     『にげだしたっていいじゃないか。キミはキミだもの…社長。』



  ④   オレ氏    『どんな強敵にも敗れる事は無い』



  ⑤   オレ氏    『その名を聞けば誰もが畏れ!!誰もが称える!!』



  ⑥   オレ氏    『至高にして最強のヒーロー!!』



  ⑦   オレ氏    『それが『俺氏』……このオレだ!!』







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       オレ氏    『どんな強敵にも敗れる事は無い』



             佐倉 『 黙りやがれ!!!! 』
 





佐倉 「おいテメェ…なにやってやがんだよ……あぁ?」


   「……佐倉」



佐倉 「俺に向かって啖呵切った事…忘れたとは言わせねぇぞ……」


佐倉 「勝手に人を焚き付けておいて、自分はそのまま消えようとかよぉ……」



佐倉 「そんな虫の良い話、誰が認めるかよ!!」



佐倉 「あの日のテメェは!!ビビリながら、声を震わせながらも、
    それでも真正面から俺達に向かってきただろうがよ!!」



佐倉 「テメェが誰かの為に素手喧嘩で戦える漢だったから……
    テメェが魂一つ、本気で俺にぶつかって来たからこそ、俺はもう一度歌おうと思えたんだよ!!」



佐倉 「俺が認めたテメェは何処へ行った!!」



  佐倉 「『私』じゃねぇ、本当の『俺』を認めたテメェは何処に消えちまったんだよ!!」




佐倉 「何勝手に燻ってるんだよ……何勝手に逃げようとしてんだよ…!」




      佐倉 「テメェはそんなタマじゃねぇだろうがよぉ!!!」








赤武 「……佐倉くん、最近は貴方の事ばっかり話すんですよ。」



   「赤武さん……」



赤武 「アイツ、熱かったよな…俺も負けちゃ居られねぇ、もっともっと熱くならねぇとな。って……」


赤武 「本当に…嬉しそうに……毎日毎日楽しそうに歌ってるんです……」



赤武 「私……それが何よりも嬉しくて……」



赤武 「…貴方の戦いに、私達が口を挟むのは間違っているのかも知れません。」



赤武 「ですが、それでも一つだけ言わせてください。」



赤武 「私達は何が有っても貴方の味方です……だって、誰も味方の居なかった…誰にも認められなかった私達を
    貴方は認めてくれたんですから。それ位はさせて下さい。」




    赤武 「『俺達は』…『私達は』。貴方のその声に救われたんですから。」





              アピール 『 俺氏 』




      板乃     『襤褸を着てても心は錦。あんちゃんはあんちゃんでねぇの。』



      ちぃ     『おんなのこ、もてなくても…あなたは…あなた……ちぃのだいすきな…あなたなの……』



      有橋     『にげだしたっていいじゃないか。キミはキミだもの…社長。』



      佐倉     『どんなにビビッても、どんなにぶちのめされても…それでもめげずに立ち向かってくる
              テメェはテメェだろうがよ!!』



  ⑤   オレ氏    『その名を聞けば誰もが畏れ!!誰もが称える!!』



  ⑥   オレ氏    『至高にして最強のヒーロー!!』



  ⑦   オレ氏    『それが『俺氏』……このオレだ!!』





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     オレ氏   『その名を聞けば誰もが畏れ!!誰もが称える!!』



             峰岸 『 ちょおっと待ったぁっス!! 』






峰岸 「師匠っ!!」



   「峰岸……」



峰岸 「え、えっと……自分はその、師匠とはそれほど長い付き合いじゃないんで
    皆さんみたいに語れるような事はあんまり無いっス……」



峰岸 「太めの人に師匠のピンチって聞いて、居ても立ってもいられなくて来ちゃっただけで……
    もしかしたら場違いかも知れないっスけど……何のお役にも立てないかもっスけど……」



峰岸 「でもでも!!これから先、自分はもっと師匠の事知りたいっス!!
    もっと沢山の事を師匠に教えて欲しいっス!!自分の事も沢山知って欲しいっス!!」





    峰岸 「あの日。『私』じゃない、本当の『自分』に教えてくれたみたいに!!」
   




峰岸 「だって!師匠と一緒の世界はこんなにもドキドキに溢れてて、絶対楽しいに決まってるっス!!」



峰岸 「皆さんと一緒に創る未来は!!きっときっと楽しいっス!!」



峰岸 「だから師匠!!こんな所で諦めちゃ駄目っス!!ていうかたとえ諦めてゾンビアカウントになっても、
    自分が必ず見つけ出すっス!!気合が有れば不可能は無いっス!!」






          峰岸 「これからも自分と、ずっと一緒に居て下さい!!」






              アピール 『 俺氏 』




      板乃     『襤褸を着てても心は錦。あんちゃんはあんちゃんでねぇの。』



      ちぃ     『おんなのこ、もてなくても…あなたは…あなた……ちぃのだいすきな…あなたなの……』



      有橋     『にげだしたっていいじゃないか。キミはキミだもの…社長。』



      佐倉     『どんなにビビッても、どんなにぶちのめされても…それでもめげずに立ち向かってくる
              テメェはテメェだろうがよ!!』



      峰岸     『自分の知らない師匠の事、もっともっと教えて下さいっス!!』



  ⑥   オレ氏    『至高にして最強のヒーロー!!』



  ⑦   オレ氏    『それが『俺氏』……このオレだ!!』





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          オレ氏    『至高にして最強のヒーロー!!』



               只野 『 それは違うよ!! 』





只野 「マイフレンド……」


   「……只野」


只野 「キミは…酷い奴だ……」



只野 「理不尽だし、いつも僕の事を蔑ろにするし、すぐ暴力を振るう。」



只野 「言ってる事もやってる事もメチャクチャで、そのくせ物事には消極的でいっつも無気力。
    長い者には巻かれて、弱い者には強気に出る……」



只野 「おまけに足は水虫だ。」




只野 「でもね……」



只野 「どんなにランクが上がっても、キミは全く変らなかった…ずっと僕の隣にいてくれた。」




       只野 「こんな僕と友達で居てくれたんだ。」




只野 「リア充だって嘘がバレて、周りの人間がどんどん離れて行っても、
    キミだけはいつもと変らずに僕を蔑ろにしてくれたんだ。」



只野 「その事で僕がどんなに救われたか、キミに解るかい?」




只野 「キミは、自分の事をヒーローじゃないって言ったけどさ。」




只野 「誰がなんと言おうと、キミがどう思おうと、僕にとってキミは最高のヒーローで」







            只野 「最高の親友だ。」










 
                 「………」



                   トクン
  


                「…熱い……」
 



                  ドクン




   「冷え切ってた心に…空っぽだった魂に…皆の声が染みこんでくる……ジンジンと響いてくる…」


      
                  ドクン!
  


      「腹の底から…胸の奥から……熱い何かが湧き出してくるみたいだ………」
 


 
                  ドクン!!





 
               「…………お、おぉ…」



                  「おおお」




              「おおおおおおおおおおおお!」





  





  



「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」












「やぁってやるぜぇぇええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!












         ゴシップGET!!












           『 俺 』


            俺は俺だ。 







              アピール 『 俺氏 』




      板乃     『襤褸を着てても心は錦。あんちゃんはあんちゃんでねぇの。』



      ちぃ     『おんなのこ、もてなくても…あなたは…あなた……ちぃのだいすきな…あなたなの……』



      有橋     『にげだしたっていいじゃないか。キミはキミだもの…社長。』



      佐倉     『どんなにビビッても、どんなにぶちのめされても…それでもめげずに立ち向かってくる
              テメェはテメェだろうがよ!!』



      峰岸     『自分の知らない師匠の事、もっともっと教えて下さいっス!!』



      只野     『どんなに最低でも、キミはキミだ…ボクにとっての、最高のヒーローだ!!』



  ⑦   オレ氏    『それが『俺氏』……このオレだ!!』







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       オレ氏    『それが『俺氏』……このオレだ!!』




               『 心を…燃え上がらせろ!! 』つ『俺』




                   ― 『俺氏』 ― バォォォゥ!!



              
 
                      炎   上



 



   「……………そうか。」



   「………そうだよな。」



   「……こんなの、俺らしくないよな……」



   「ちょっとした事で躓いて、すぐにヘコんで傷ついて…それでもしぶとく生きてきた。
    いつも誰かに支えられて…この醜くも美しい……残酷で、ほんの少しだけやさしい世界を……生き抜いてきたんだ。」
 


   「『俺』は…そういう奴だったよな……」









オレ氏「………」



オレ氏「………は?」




オレ氏「………何だよ………」




オレ氏「……何だよ…それ………」




オレ氏「何なんだよ!!これ!!!」




オレ氏「コレが俺氏?これがオレの憧れた最強のリア充!?」



オレ氏「こんなの……こんなの!!」






       オレ氏「只の非リアじゃねぇかよぉぉぉ!!!」












オレ氏「……なのに……なのになんでだよ……」




オレ氏「なのになんで!!テメェはこんなにも多くの奴等に慕われてるんだよぉ!!」






 オレ氏「テメェは……アンタは一体何なんだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」





        

          ― 民意先導スピーチ ―

 

            『俺は……!!』





    ① A リア充でも    B エロくて    C 最強で


    ② A 最高の      B 非リアでも無い C スケベな


    ③ A 俺は俺だ     B HENTAIだ    C リア充だ 




             スピーチするフレーズを決めろ!




当てはまるフレーズをA~Cの中から一つずつ選んでください。


安価↓1~3










  1st SPEECH 『リア充でも』 


        2nd SPEECH 『非リアでも無い』 
               
           
                3rd SPEECH 『俺は俺だ』 











   「……俺が、何者かって………?」




   「俺は誰でも無いさ……」




   「どこにでもいて、どこにもいない」




   「リア充でも無ければ非リアでもない。」




   「俺は………」







         俺氏 「 俺だ!!! 」










俺氏 「待たせたな!!」



俺氏 「俺はもう迷わない!!もう間違えない!!もう見失わない!!」




俺氏 「これが俺なんだ!!」




只野 「ま、マイフレンドぉ!!よかった…ぼんどうに…よがっだぁ……」


板乃 「へへッ…おせぇンだよ。べらぼうめぇ…」グシ!


ちぃ 「……あなた、まってたの……ちぃ、ずっとずっとまってたの……」


有橋 「うんうん。若いってええねぇ……ま、社長もまだまだ現役ですけど?」


佐倉 「…ふん。それで良いんだよ。」


赤武 「ふふ。」


峰岸 「復ッ活!!師匠!!復活ッッ!!」







MC 「…あいかわらず、鍋底にこびり付いた焦げ、タイルの水垢、黒光りする昆虫並にしぶとい男だ……」




MC 「…だが、それでいい。」




MC 「それでこそ私が…『私達』が認めた貴様というものだ。」





MC 「さて!!国民諸君!!大変長らくお待たせした!!投票の時間だ!!」



MC 「真のリア充…いや。」



MC 「真の『俺氏』に相応しいのは、果たしてどちらの男なのか……」





      MC 「お手元のスイッチで投票したまえ!!」







            俺氏   VS   オレ氏




               民意投票開始! 
  








さて、民意投票のお時間です。


ここから先は既存作と同じように、皆様には此処から下のレスで実際に、


      『俺氏』 か 『オレ氏』


へと投票して頂きます。


それにより、話の進行に若干の影響が出るやも知れません(出るとは言ってない。)
なお今回、投票の際キャラに向けてコメントを添えて頂けると……?


期間は、次回投稿までとさせて頂きます。


皆様どうぞ奮ってご参加下さい。




原作メンバーは只野以外来てないんだな

俺氏
ネットハイ買いました。
とても面白かったです、今回も期待しております。


>>102 

ちぃ 「おとなの…じじょう…?なの……」


>>103

そう言って頂けるのが書いている上で何よりの報酬です。




MC 「さて!集計結果が出たようだ。」




MC 「国民の指示を得た者は…」



MC 「本物の『俺氏』に相応しいのは……」




MC 「果たしてどちらなのか!!」




      MC 「さあ!最期の儀式を始めよう!!」




ミス。


×MC 「国民の指示を得た者は…」


○MC 「国民の支持を得た者は…」





            投票終了!


          その結果は―――!!












        俺氏 「これが・・・・・・民意だ!!」




           勝者   俺 氏










               《リア充じゃない君が好き》三

                              《やっぱりこの感じだからこその俺氏だ!》三 
《もっと熱くなれよ!!》三
                        《ここから仕切り直しかな?》三

        《ちいちゃんすきなの…》三




                     《非リアでもいい、自分らしくいればそれでいいじゃないか》三
 《今最高にアンタ輝いてるよ》三


                     《展開熱すぎぜ……!》三


            《さあ偽物を爆発させちゃえ!》三

              《今まで戦ってきた強敵(とも)たちが駆け付ける展開好きすぎる》三





       
オレ氏 「………何故だ……」




オレ氏 「何故だ…何故だ!!何故だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」



オレ氏 「オレは!!オレはアンタより優れていた!!この世の誰よりも完璧だったはずだ!!」



オレ氏 「最高にして最強!!究極のリア充だったはずだ!!!」



オレ氏 「なのに……なのに何故誰も認めねぇ!?何故誰もオレを見ようとしねぇ!!」





オレ氏 「こんな馬鹿な話が有ってたまるかよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」








俺氏 「……お前は完璧なんかじゃねぇさ。」



俺氏 「だってお前は、『俺』になろうとしたんだぜ?」



俺氏 「金も無い、女にもモテない、臆病で困難からすぐに逃げ出す…何処にでもいそうな凡百な男…
    そんな俺にだ……」



俺氏 「こんなどうしようもない、一人じゃ録に立ち上がれもしないような『非リア』になろうとしたんだ。」



俺氏 「…なんか自分で言ってて悲しくなってきたが…とにかくだ!!」



俺氏 「そんな俺になろうとした…誰かの生き方を真似するような奴が、
   『本物のリア充』なんかになれる訳がない!!」



     俺氏 「だって!!目指してる人間が『本物』じゃないんだからな!!」




オレ氏「だ、だったら…だったらどうすりゃいいんだよ!!」



俺氏 「決まってるだろ!リア充でも、非リアでも、誰の真似でも無い。」




俺氏 「お前だけの生き方を目指せばいいんだよ!!」




オレ氏「オレだけの……生き方………?」



俺氏 「ああ!そうだ!!『リア充』でも『非リア』でも、『俺氏』でも無い!」




俺氏 「本当の『お前』だ!!」




オレ氏「オレ…オレの…生き方………」



オレ氏「………………………」




オレ氏「わからない。」





オレ氏「オレは…オレは、どうすればいいんだ…?」



―レ氏「『俺氏』じゃない『オレ』は……何がしたいんだ……?」



――氏「『リア充』じゃない『オレ』は……どうなりたかったんだ……?」




     ―――「『オレ』って…一体なんなんだ……?」





   「『オレ氏』じゃない『俺』…あれ?『オレ』って何だ?『オレ』は…『オレ』はリア充で…
    いやリア充なのは『俺氏』で…でも本物の『俺氏』は『非リア』だった……」



   「あれ?あれあれあれ?オレは…どうすればいい……どうしたい…どうなりたい…どうなればいい……」




   「わからない…」



   「わからないわからないわからない解からない分からない判らないワカラナイワカラナイ分からない」






              「オレは……誰なんだ………」









俺氏 「お前が誰かって……?」




俺氏 「だったら俺が教えてやる!!忘れたっていうなら思い出させてやる!!」




俺氏 「二度と忘れないよう、その魂に刻み込んでやる!!」





俺氏 「リア充でも、非リアでも、俺氏でもない。本当のお前……」




      俺氏 『 それは―――!! 』




 安価 ↓








 



         俺氏 「 Let's!!! 」グググ・・・






         【 人類史上最強のリア充 オレ氏 】







     俺氏 「炎っ上おぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」バキィィィン!!



        
       

       



        
       

       



            
       ドゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!

















         俺氏 「これが・・・・・・お前だ!!!」








         後輩 「…………」

             
              




         
       【  コンビニの後輩   田中 一郎 】






            特 定     完 了 







少し早いですが書き駄目が尽きたので本日はここまでとさせて頂きます。
次回投稿で最終回。最期までお付き合い頂けますと幸いです。

お待たせしてしまい申し訳ありません。
再開します。



俺氏 「…なぁ。普段といい、どうしてお前はそこまで『俺氏』に拘るんだ?
    このバトルで十分判ったろうけど、俺はそんなに特別な人間じゃないぞ。」


後輩 「…そんな事ないです。『俺氏』さんは…オレにとっての憧れなんです……」


後輩 「エンジョイバトルでそこに居るエリートに負けて、全てを失ったあの日から……ずっと……」      


只野 「……そうか。ようやく思い出した……キミは…僕の前のFランク王者……『ものまね師・コッピー田中』
    ノーメイクだったから気が付かなかったよ……」


後輩 「…周りに居た連中も、オレがリア充じゃなくなった途端に掌を返したように居なくなって。
    誰も信用出来なくなって……そんな人生のどん底の中で、見たんです…」


後輩 「低ランクで誰からも無謀だって嘲笑われ、それでも諦めずに立ち向かって行く、本物のリア充…」



後輩 「『ヒーロー』の姿を」



俺氏 「…別に、お前の敵討ちとかそういうつもりじゃないぞ……」


後輩 「ええ。それはもちろん解かってます。これがオレの勝手な思いだって事は。
    それでもあの日、オレ思ったんです、この人みたいに成りたいって……」


後輩 「……オレ、初めてなんです。何かに夢中になるの…今まで生きてきて、これほど何かに必死になれるの……」


後輩 「周りに流されるままに、ただなんとなくリア充を目指してたオレに……
    空っぽだったオレに、ちゃんとしたとした目標が出来たんです。」


後輩 「でも……」



後輩 「周りから逃げる為に引っ越して、新しいバイト先で偶然俺氏さんと知り合って、
    俺氏さんがどういう人なのか知る度に…えっと……イメージが…そのぉ……」



俺氏 「………」


ちぃ 「…なのぅ」ポンポン



後輩 「それに、俺氏さんいろいろと甘くって…敵だったエリートとまで仲良くしたりして……
    でも、俺氏さんの周りにいる人は…何故かみんな幸せそうで……」


後輩 「勝手に憧れて…勝手に裏切られた気分になって……それでも羨ましくて…
    オレもそう成りたい…オレならもっと上手くやれるって…思って……ほんと。身勝手もいいとこです。」



後輩 「オレ、馬鹿みたいですよね……オレなんかが、俺氏さんみたいになれる訳無いのに……」
          


俺氏 「…………」



後輩 「…ねぇ。俺氏さん。……オレと俺氏さん、何が違うんですか……オレと俺氏さん、どこが違うんですか……」



後輩 「どうしてオレには…何も無いんですか……」




俺氏 「……たぶんきっと、違いなんて無いんだと思う。」



俺氏 「俺だって、大それた目標なんて持ってなかったし、何となく毎日を生きてきただけだったしな…」



俺氏 「ただ、俺は少しだけ運が良くて……」


俺氏 「ただ、俺の周りには、おせっかいで馬鹿な連中が多かっただけなんだ……」


俺氏 「こんな、馬鹿で非リアで本当にどうしようもない俺を、それでも見捨てようとしなかった、そんな連中が。」



俺氏 「そいつ等に巻き込まれて、振り回されて…無理難題を押し付けられて…逆にそいつ等を巻き込んで……」




俺氏 「そうやって、少しずつ出来上がったのが、今の俺なんだと思う。」




後輩 「運……運…ですか……」



後輩 「はは…そんなの……真似出来る訳ないじゃないですか……」



後輩 「それに、オレの周りには…もう誰も居ませんしね……
    こんなオレを好きになってくれる人なんていませんし…もう、オレには何も残って……」


俺氏 「は?なに言ってんだよ。」



俺氏 「『そいつ等』の中には、お前だって含まれてるんだぞ?」



後輩 「え…?」




俺氏 「空気が読めなくて、物事を自分に都合良くしか考えない。
    でも誰よりも明るくて素直で、真っ直ぐに俺の事を慕ってくれる……」



俺氏 「そんなお前を、嫌いになんてなれないだろ。」




後輩 「俺氏…さん……」


俺氏 「お前、自分には何も無いって言ったけどさ、きっとそんな事はないと思うぞ。
    まだまだ若いんだし、焦らずゆっくりと探していけばいいんだよ。」



俺氏 「誰でも無い、『本当のお前』って奴をな。」



俺氏 「相談……には乗れないだろうけど…まぁ、愚痴くらいなら何時でも聞いてやるからさ。」



俺氏 「メシ食いに行く約束、してたろ?」



後輩 「…・・・はい………はいっ!……」






   『………あぁ。そっか………』


   『オレは別に…俺氏さんに……リア充になりたかった訳じゃないんだ……』


   『ただ、誰かとこうやって話しをして…誰かに真っ直ぐに。オレを見て欲しかっただけなんだ……』


   『ただそれだけで……こんなに幸せだったんだ………』




   『俺氏さん……いいえ……『先輩』……』



   『オレやっぱり、あなたへの憧れは捨てられそうもないです。』



   『でも、あなたを目指すのは辞めにします。』



   『だって、あなたにはなれそうもないですから。』



   『オレは……オレにしか成れない……』




   『それでいいんですよね……』






 ・・・   ・・・   ・・・   ・・・



板乃 「ま、色々有ったがこれでまるッと万事解決、大団円って事だぁな!!
    うっし!景気祝いだ!!このままウチの店でパーチーとでもしゃれ込むか!!」


板乃 「今日はあっしの奢りだ!!何でも好きなモン食ってってくんな!!」


俺氏 「マジでか!!」


板乃 「マジも大本気、あっしに二言はねぇよ!!大盤振る舞いでい!!
    あんた等も、遠慮なんていらねぇかんな?」


峰岸 「うっひょー!自分、もうお腹ペコペコで…ゴチになりますっス!!」


有橋 「打ち上げは体力気にせずパーッとストレス散らさんとね。
    パーチーだけにね!パーチーだけにね!!」


赤武 「えっと…私もお邪魔していいのでしょうか……」


佐倉 「…ま、偶にはいいんじゃねぇか?」


只野 「うんうん!やっぱ平和が一番だよね!!これで全員揃ってればいう事な…」



             「「「…………」」」



只野 「あっ………」


ちぃ 「ただの…くうき、よめの……」





俺氏 「………。」



只野 「ご、ゴメンよマイフレンド……」


俺氏 「いや。いいさ、気にするな只野……」



俺氏 「アイツもこの空の下。どこかで元気にやっているはずさ。」



俺氏 「なぁ。そうだろ………?」






俺氏 「ナビ子。」





















      『 だから私はナビ子じゃなくてシルですってば!! 』








俺氏 「なっ」


只野 「ブヒ!?」



シル 「んもー!!いつになったらちゃんと名前を呼んでくれるんですか!!
    一ヶ月ぶりの再会なんですから少しは真面目にやってください!ほんっとゴミクズなんだからぁ…」ヒュン


俺氏 「お、おま…いつ戻ったんだよ!!」


シル 「ほえ?ついさっきですよ?はぁー。長旅でつかれちゃいました……
    いろんな場所に行きましたけど、やっぱマスターの狭くて汚いスマホの中が一番落ち着きますねぇ…」


俺氏 「実家かよ…それに狭くて汚いは余計だ。」



只野 「ちょちょちょ……ちょっとまってよ……」


シル 「あ、只野さんもお久しぶりです。お元気でしたか?」


只野 「あ、うん。ひさしぶじゃなくて!!」


只野 「え?えぇ?…コレどうなってるの!?僕話についていけてないんだけど!?
    シルちゃん、あの子の中に回帰っちゃったんじゃなかったの…?」


シル 「えぇ!?」


俺氏 「いや、どうしてそうなるんだよ…」


只野 「だって君、『……ナビ子は……もうここには居ない……』って意味深なセリフ残してたじゃないか!!」


俺氏 「いやそれは、ナビ子は【自分探し】の旅に出てるからスマホの中にはいないぞって意味だったんだが…」




 ※Tips【自分探し】


  リア充は人生に疲れると何かにつけて旅に出ようとする習性がある。
  だが、旅に出た先に自分がいる筈も無い。要は只の慰安旅行の言い訳である。




只野 「じぶん、さがし……?」



俺氏 「ああ。」







  ・・・   ・・・   ・・・   ・・・





 ― 一ヶ月前 非比谷・病院 ―




俺氏 「旅…ですか……?」


店長 「うん…どうやら娘は君のバトルに触発されたみたいでねぇ…
    退院したら旅に出たいって言い出したんだよ…」


店長 「親としては自立を喜ぶべきなんだろうけど、父親としては心配でねぇ……
    出来れば私も付き添って行きたいんだが、娘は一人が良いと聞かなくて……」


店長 「そこでシル。君にお願いがあるんだ。」


店長 「娘の旅に同行して、いろいろとサポートしては貰えないだろうか……」


シル 「私が…ですか……?」


店長 「うん。お前たちは元々一つの人格だった訳だし、相性としては申し分ないと思うんだ。
   お前が居れば私も安心だしね……どうかな?」


シル 「…………」



俺氏 「あ、あの………だ、だったら俺が……」



店長 「………君、仕事があるでしょ?有給全部使っちゃってたよね?」


店長 「それに何より。」




              /´口‐口`)
           _, ‐'´  \  / `ー、_
          / ' ̄`Y´ ̄`Y´ ̄`レ⌒ヽ
          { 、  ノ、    |  _,,ム,_ ノl
          'い ヾ`ー~'´ ̄__っ八 ノ

          \ヽ、   ー / ー  〉
            \`ヽ-‐'´ ̄`冖ー-/



 
         博士「私が…それを許すとでも……?」





俺氏 「ご、ゴメンなさい!!なんでもありません!!」


店長 「全く……」






シル 「…わかりました。そのお話、お受けします。」


店長 「…いいのかい?無理にとは言わないよ?」


シル 「無理なんてしていませんよ……」


シル 「だって私、あの子(わたし)の気持ち、痛いほどわかるんです。」
   


シル 「同じ『私』ですから……」



シル 「それに私自身、外の世界を見てみたいのです。」



シル 「誰の力も借りずに、自分だけの力で何かを最期までやり遂げたい……」



シル 「写真でしか見たことの無い場所へ行って…そこに居る人達に出合って……その場所の空気を感じたい。」



シル 「この街を出て。広い世界をこの目で見て。もっともっとたくさんの事を『知りたい』……」



シル 「きっとそれが……『私』が今、一番やりたい事なんです。」




俺氏 「…ナビ子……」


店長 「…そうか………だったら、私から言うべき事はもう無いね……」


店長 「……気を付けていっておいで。我が娘よ」


シル 「……はい。お父さん。」




店長 「…やれやれ。子供というのは、親の知らない間にいつの間にか大きくなって、大人になっているものなんだねぇ。」


俺氏 「…俺、頑張ったんだけどなぁ…旅行、行きたかったなぁ……」


店長 「………キミは変わらないね。」







 ・・・   ・・・   ・・・   ・・・




俺氏 「……って感じだな。」


只野 「そ、それじゃあ…君の元気がなかったのは……?」


俺氏 「病み上がりで調子が出なかっただけだ。」


只野 「あ、解かるよ。風邪なんか引くと弱気になって自分が世界で一人っきりになった気分になるよね~って」



只野 「ええええええええええええええええええええええええええええええええ!?!」



俺氏 「大きな声出すなよ……頭痛ぇ……」





只野 「き…き……」




    只野 「キエェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェ!!」









   /      `ヽ                         __
  /         i                       /;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ,
 |   ぎ  あ   |    __               / 、;;;;;;;;;;i  ヽ;ヽ
 |             !  /;;;;;;;;;;;;;ヽ    >....´ ̄ ̄`ヽ   i(`'´′  ヽ ヽ;;i
 ヽ     ぎ   > /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ  i::::::::::::::::::::::i:::::::`ーi ,    ㌧'  !;/
  ヽ       ノ  |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ ̄::::::::::::::::::::/:::::::::::::∧     ,-  !ヽ′
    > -> ´ ̄ ̄`  ̄ ̄ ´ ̄/:::::::::::::::::::::::::::::,___ii 、  ¨ヽ _ j´
     /            /::::‐‐‐-:::::::、__/      ヽ ヽ_  <
    i´                \::::::::::::::::::::::::!、 i         |ーi′\
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  ヾ=、. '^"`.ヽ,. |/^ヾ-、__/'_ ヽ        <
   ,-ヽ.  _'=-'、/ こ\\/: :-/`-、     ノ     あ
. _,-ー/|::|ヽ、' ~./-,、__~ヽ 〉'|ヽ/: : : : : :\   \

': : : : ヽ|: ヽ `>< |.  `;;-///: : : : : : : : ヽ  ノ     あ
ヽ: : : : |: :/、 /ミミ/'|  ;;. |<: : : : : : : : : / \ `)
: :ヽ: : :'-/: .ヽ /,:ヽ.|  ; |、ヽ。。o-::/     ヽ<     あ
-、: :ヽ: :<: : ヽ/ヽ;>ヽ l .|_/-、:_/>----ー--、\ヽ_

~ー-::<: :ヽ: :/;/|/  〉  )-,、 ,_/    ̄ ̄`-、  ヽ, )>、 あ
: : : : : :|:/: :.>;;(/, , }`---' > / ,-、      \ \  ヽ
: : : : : : ): : :|ー( }ヽ.ヽ.ヽ-、_,/   /~          ヽ<./
: : ://`/~:~:~: :ヽ^>-' ;;ヽヽ:l:ヽ-'/           ヽ|

.: :://: : : : : : : \`/ ヽ;ヽ/: :| /     ,-ー---   ヽ-、 ,、
ヽ:| J/: : : : : :。。/| /ヽ;;;;ヽ::|   ,-, /     _,--) ` ヽ/`/
: :ヽ: : :_,--ー/--、 |゚_,-' ヾ;;;ヾ|  ///  _,,,-ー'-ー~ ヽ
: : :`: :/: : : /_`ー /__./  ヽ、/  ='~~/__,-----`

: : /: :o /:-:-:~:~:~:~~:~:_:ヽ  .|-ヲ-'~~  /; ; ; ; ; ;`|; ; ; |
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: : : ::/: : `、ヽ: : :|: :|: : : :(/.ヽ/   /; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;/

: : : /-'~~: : :`-、: :/、_,/: :_/  /; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;/;;〉
: : / ~:~:~ニニヽ: : : :ニ: / ,.-'~/; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; /;;;;;;〈
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: -:=:~: : /   /:::::::::::::/; ; ; ミミ`; ; ; ; ; /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ; ; ヽ

:~: : : : /    /::::::::::::::::/; ; ; ; ; `--、_ / ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;--'、_
: : : : /    /::::::::::::::::::|; ; ; ; ; ; ;`--`|   /、;;;;;;;;;;;;;;;;;//;;;;;\











只野 「君ってヤツは!!全く君ってヤツはぁ!!!
    心配して損した!!僕の純情な感情の空回りを返してくれ!!」



俺氏 「あだだだだだだだだだ!!な、何すんだ只野!!」








シル 「……やれやれ。相っ変わらず騒がしい人達ですねぇ……」


シル 「……でも」



シル 「そっか……私…帰ってきたんだなぁ。……ふふっ。」





俺氏 「お、俺が何したっていうんだよぉ!!」



只野 「うるさぁい!!お前なんてもう知るかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」






        只野 「お前なんか!!爆発しろぉ!!」











        ‐ epilogue -







俺氏 「いててて…くそぅ…只野の野朗……思いっきりやりやがって……」




   「…たぶん、キミが悪いんだと思うよ?」




俺氏 「…!」





   「でも、羨ましいな……私には、ああいう風にふざけたり、心配してくれる友達、いないから……」


俺氏 「………それは、これからゆっくりと作っていけばいいんじゃないかな。
    俺に出来る事があればなんでも手伝うからさ。」


   「…そっか……うん。そうだね……あ、だったら今度、キミの友達を紹介してね。」


俺氏 「ああ。もちろんさ。馬鹿でおせっかいな連中ばっかだけど、根はいいやつらだからさ。
    きっと、キミも仲良くなれると思うよ。」


   「…そうだといいな。」




俺氏 「…旅は、どうだった……?」


   「うん。大変だったよ。…やることが全部初めての連続でね
    誰かに道を聞くだけでもドキドキして、心臓が止まっちゃうかと思った。」


俺氏 「ははっ解かるよ。」


   「シルちゃんにもいっぱい迷惑掛けちゃって……悪い事したなぁ……」


俺氏 「いいんだよ。アイツの事は気にしなくてさ。それより口うるさくて大変だったんじゃないか?」


   「むぅ。一応シルちゃんも、私なんだけどなぁ…私ってそんなに口うるさいかなぁ……」


俺氏 「あ。ご、ゴメン……」


   「…なんてね♪ふふっ。」




    「……ねぇ。キミの方はどうだったの?」


俺氏 「俺?俺は別に、変わり映えのしない毎日だったよ……バイトして、帰って寝るだけ。
    それこそ、メールに書くことだって無かったくらいだし……読んでてつまらなかっただろ?」


    「ううん。そんなこと無い。私、キミのメール毎日楽しみにしてたんだよ?」


    「なんていうかね。キミの書く文章ってやさしくて安心するんだ。
     知らない場所で不安だったけど、キミのメールを読む度に勇気が貰えるの。」


    「それにね、メールを通してキミっていう人をもっと良く知れた気がするんだ。」


俺氏 「ははっ。喜んでもらえて良かったよ。」


    「私の写真はどうだったかな?旅先で見つけた綺麗な景色…自分では、良く撮れてたと思うんだケド。」


俺氏 「うん。スッゲー感動した。なんていうか、キミと旅してるみたいで楽しかったよ」


    「ふふっ。よかったー。気に入って貰えてうれしいな。」


俺氏 「あ、でもさ。」


俺氏 「無地のDVDで送って来るのは辞めてほしかったかな……
    再生する度に心臓に悪い………」


    「?」






    「………ねぇ。話したい事はまだまだいっぱいあるけどさ。それよりもまず、
     言わなきゃいけない事。あるんじゃない?」



俺氏 「え?」



    「私、さっきからずっと待ってるんだけどなぁ~。
     キミに最初に言って欲しくって、お父さんに会う前にここに来たんだよ?」



俺氏 「………あ。」


    「フフッやっと気が付いてくれた?」


俺氏 「ご、御免。気が利かなくて……やっぱ俺、非リアで空気読めないな……」


    「そこはさ、これからゆっくりと成れて行こうよ……お互いにね。」


俺氏 「だね……」




俺氏 「おぉ……ヤバイ、意識したら急に緊張してきた……」


    「ねぇ~は~や~く~」



俺氏 「スーハースーハー……よし。」











               「おかえり………―――ちゃん。」



               「…ただいま!―――くん!!」















         ― 俺氏「人類史上最強のリア充?爆発しろ!!」 ―



                 ― THE END ―








以上で本作。並びにシリーズ全て完結です。
長らくのご愛顧本当にありがとうございました。

これもひとえに、皆様のお力添えのおかげと、深く感謝しております

 
皆さんのコメントや安価を見る度に励まされ、
プレッシャーに吐きそうになりつつも何とか完結まで漕ぎ着ける事が出来ました

特に、本作を読んで少しでもネットハイに興味を持っていただけた。
本編を買ったというコメントを見かける度に頬が緩み、
こんな作品で本当に良いのかと不安で吐きそうになりました。


願わくばこの作品が切欠でネットハイという良作が少しでも多くの人に知られ、
二次作品が増えれば、と思います。

というか自分以外のネットハイのSSが読みたいです。切に、切に。


長くなりましたが作者のキモい自分語りもこれにて終了です。
ココより先、何かおまけのリクエスト等ありましたらお気軽にお願いいたします(書くとは言ってない。


拙い作品に最後までお付き合いいただきありがとうございました。


読んで頂いた方。安価を取って頂いた方に最高の感謝を。、


本当にありがとうございました!!




>>142修正。

×俺氏 「ご、御免。気が利かなくて……やっぱ俺、非リアで空気読めないな……」


○俺氏 「ご、ごめん…気が利かなくて。……やっぱ俺、非リアで空気読めないな……」


乙乙!!
ホント〉〉1はネットハイの売り上げに貢献してるよな
マーベラスから謝礼貰って良いレベル

終わりとか寂しくなるわ…
ちぃちゃんのその後とか見たいなー(チラチラ

>>149



            俺氏 「」 キャッキャ 


            あの子「」 ウフフ





只野 「……どうやら上手くいってるみたいだね。」


シル 「うぅ…なんだか複雑な気分です……身内の恋愛を見ているような…なんか違うような……
    乱入して冷やかしてやりましょうかね……」


只野 「や、やめたげてよ……」




ちぃ 「………」じぃー




シル 「ヒェ」


只野 「ち、ちぃちゃん……」


シル 「ま、マズイですよ……コレ……」


只野 「下手すれば『素晴らしい船』の出番になりそうだ…なんとかしないと……」


シル 「は、はいです……」





ちぃ 「………」


シル 「あ、あのですね、ちぃちゃん……」




ちぃ 「………ふふっ」




シル 「」


只野 「あこれもう無理だ僕達だけでもにげたほうが」







ちぃ 「…あなた……しあわせそう……なの……」



只シ 「「へっ?」」



ちぃ 「あなた…あのこといっしょ…いちばん…うれしそうなの……」


ちぃ 「あなた…しあわせだと……ちぃ、うれしい……の
    ずっと…がんばってたの……むくわれて…よかった…よかったの……」



シル 「………ちぃちゃん」


只野 「…あぁ…そっか……心配なんて要らなかったんだ……ちぃちゃんだって、少しずつ大人になって……」


ちぃ 「……だから……」



ちぃ 「…ちぃは……にばんめで……いい、の………」



シル 「ほぇ?」


只野 「ブヒ?」



ちぃ 「あなた…いちばんは…あのこに…ゆずるの……だからちぃ……ら、まんに…なるの…
    ときどき…かわいがって…もらう…の」フンス!



シル 「お、大人になりすぎです!!」


只野 「ちぃちゃん!!それ以上いけない!!その道は茨道だ!!甘くて切ない失楽園への片道切符だよ!!!」




         ちぃちゃんは結構幸せなようです。










     ― ネットハイ・新章 ―
 









???『…我は。独者王(ソロモンおう)……我は孤高にして只独人の存在也』



独者王『群れる事しか出来ぬ愚かなる羊共よ……』



独者者『我が独者七十二厨の前に跪くが良い……』





シル 「うっわー。まためんどくさそうな人ががが……
    ていうか72人の仲間がいるのにただ一人の存在(笑)とか…端から破綻してませんか?」



俺氏 「ヤメロー!!ただでさえいろいろアウトなのに今更73戦とか作者の頭はもう限界なんだぞ!!」







       ~ 現れる最強の敵!! ~







俺氏 「…どうしてだよ……どうしてお前が……」



只野 「……僕は……カップルが憎い…キミ達が幸せそうに笑う姿がどうしようもなく羨ましいんだ!!」



只野 「嫉妬の力が私を変える…妬みの炎が我が身を焦がす…嫉妬の心は父心………」ゴゴゴゴゴ



只野?「…我はゲー○ィア……独者七十二廚が一厨……嫉妬と牛丼の魔人…ゲーティ○也……」



シル 「なんかもういろいろアウトです!!」









      ~ 立ち塞がるかつての仲間達!! ~








???「おいおい!!どないしたんや俺氏ハン!!アンタらしゅうもない!!」



俺氏 「お、お前は………!!」



ワイ将「ワイの名はワイ将!!このリア充世界に綺羅星の如く現れた期待のニューフェイスや!!」



俺シル「「いや誰だよ!!!」」









        ~ 新たなる出合い ~








俺氏 「ああもう!!リア充だとか非リアだとかなんかもういちいちめんどくせぇ!!」



俺氏 「こうなったらもう、俺が全部纏めて爆発炎上させてやる!!」







           ~ そして ~











    ~  俺氏の長く激しい戦いが…再び始まる…… ~










       俺氏 「リア充め!!爆発しろ!!!」













     ネットハイ・新章 ~ 独者王72廚編 ~

      



         ~  近日 開始予定  ~








































     *      *
  *     +  うそです
     n ∧_∧ n
 + (ヨ(* ´∀`)E)
      Y     Y    *






くぅ~疲れましたw これにて完結です!
実は、ネットハイの続編、ssが読みたいと思ったのが始まりでした
本当は味皇帝編以降話のネタなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw
以下、俺氏達のみんなへのメッセジをどぞ

俺氏「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと非リアなところも見えちゃったけど・・・気にすんなよな!」

シル「いやーありがとうございます!
私のかわいさは二十分に伝わりましたかね?」

只野「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいね・・・」

板乃「見てくれあんがとな!
正直、作中で言ったあっしの気持ちは本当だぜぃ!」

ちぃ「・・・ありがと、なの」フンス

では、

俺氏、シル、只野、板乃、ちぃ、ブラック「皆さんありがとうございました(なの)!」



俺氏、シル、只野、板乃、ちぃ「って、なんでブラック・YOKODUNAが!?
改めまして、ありがとうございました!」

本当の本当に終わり

ミス。

>>155

×独者者『我が独者七十二厨の前に跪くが良い……』


○独者王『我が独者七十二厨の前に跪くが良い……』


>>159

×???「おいおい!!どないしたんや俺氏ハン!!アンタらしゅうもない!!」

○???「おいおい!!どないしたんや俺氏はん!!アンタらしゅうもない!!」

乙です
トニーさん出なかったこと以外は完璧だったけどトニーさん出なかったから出るまで終わると認めないよ

>>171

トミー 「その様な名前の御方は存じ上げませんが。」

完結お疲れ様でした。前のスレにあったイメージ画像が見れなくて悲しい

>>176
そんなに大した物じゃありませんが、ご要望があるみたいなので再うpしときます。

味皇帝
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1260508.png.html

センチュリー
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1260510.png.html

^T^ama
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1260511.png.html


パスはそれぞれのキャラ名です。

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