鎮守府の花粉症事情 (49)

話の都合上より効果音の擬音あり
不定期更新

では始めます

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1492954921

提督「へぇっくし!うー・・ティッシュティッシュ・・」

古鷹「提督、はいどうぞ」つネピア

提督「あぁ・・ありがとう・・」チーン

古鷹「これでもう3箱目ですよ・・」

提督「またしてもこの季節が来るとはね・・・」

提督「これだから春は嫌いなんだ!」

古鷹「それでは、提督はどの季節が好きなんですか?」

提督「夏は暑いし冬は寒いし・・・やっぱり秋かな」チーン

古鷹「消去法でやっぱりそうなるんですね・・・・」

提督「食べ物もおいしいしね」

ガチャ

時津風「しれぇ!遊びにきたよ・・って何あの山盛りになってるの・・」

提督「やぁ時津風。残念だけど今一緒に遊ぶのは無理なんだ」ズビ

時津風「ふむふむ・・・あ、そっかぁーもうこの季節なんだねー」

提督「分かってくれてうれしいよ」ズズ

時津風「でもさ、ゴミ箱の中身がティッシュだらけってナニか怪しいよねー」ジー

提督「いや!?そんな決して怪しいことはしてないよ!」

時津風「知ってるよ」

提督「あのねぇ・・」ズビ

古鷹「提督、そろそろ時間です」

提督「ああそうか・・ちょっと巡回しないとね。この時が一番つらいなぁ・・」

時津風「じゃあ休んじゃおうよ!」

提督「それは駄目だよ 提督は巡回してみんなの様子を見なきゃね!」

古鷹「それでは行きましょうか」

時津風「時津風も行くよー」

―――――――廊下

古鷹「ずいぶん暖かくなりましたね」

提督「そうだね、良い気持ちだよ。花粉が消滅すればもっと良かったんだけどね」

時津風「花粉症かーそういえば陽炎型の一部も花粉症で苦しんでるねー」

提督「艦娘も花粉症になるんだ・・」

ブェーックシ!

時津風「あ、今のくしゃみは・・・谷風かな!」

提督「ずいぶん豪快なくしゃみだね・・・周りに飛び散ってそうだよ」

古鷹「陽炎型の一部もって言ってましたし、谷風さんのほかにもなってる人がいるんでしょうか?」

提督「その可能性はあり得るね」

時津風「じゃあみんなに会いに行こう!」

――――――陽炎型 ラウンジ

提督(ここは陽炎型が集まるラウンジだ 新しく作った部屋でもあって綺麗だ)

提督(テレビや雑誌、生活用品もある)

提督「っと・・ここに居るのは谷風 浦風 嵐 萩風 陽炎がいるね」

時津風「谷風ーまた随分うるさいくしゃみしてるねー」

谷風「おお 時津風かい!ぶぇーっくし! っとくらぁ!」

浦風「こーら谷風、ちゃんと鼻を抑えんかい」つスコッティ

谷風「ちっくしょい・・(チーン)これじゃあ満足に遠征に行けないよ・・」

陽炎「あら司令 何か用?」グシュ

提督「ちょっと鎮守府を見回りにね。・・・陽炎も花粉症かい?」

陽炎「ええそうよ・・あーもう・・目が痒い・・」

時津風「陽炎の眼が真っ赤でうさぎみたいだねー!」

陽炎「あんたはなってないからわからないだろうけど結構きついのよ・・」

嵐「ったく・・ここに来たら同じ病気持ちが二人もいるなんてな・・」ズビ

萩風「嵐、花粉症はアレルギーだよ」

嵐「まとめりゃ病気だろ・・時津風が羨ましいぜ・・」

古鷹「他の陽炎型は大丈夫なんですか?」

浦風「陽炎型はこの3人だけじゃね あとは頗る元気じゃ」

提督「うーん 艦娘も花粉症になるとはびっくりだね」ズビ

嵐「あんまり外を出歩かない方が・・・あ、やばい・・」

嵐「は・・は・・」



嵐「クチュン」

一同「え?」

嵐「うぅ・・・な、何だよみんな急に固まって」ズビ

提督「いやー・・・嵐って」

古鷹「可愛いくしゃみするんですね」

谷風「かーっ!くしゃみってのはもっと豪快にするべきだよ!」

浦風「谷風のは豪快過ぎじゃ!」

嵐「お、俺だって女なんだぜ!そ、そりゃあ・・下品なくしゃみは恥ずかしいし///」

提督(照れてる嵐も可愛い 春ってやっぱりいいかも)

陽炎「クシュン! 司令、ここに居てもくしゃみのオンパレードを聞くことになるわよ」

提督「そうだね、そろそろ出るとするよ みんなちゃんと対策はするんだよ」

時津風「みんながんばれー」

嵐「ちくしょう・・他人事みたいに言いやがって・・クチュン」

萩風「はい、ティッシュだよ」

嵐「サンキュー・・・」チーン

今日はここまでです
この時期はいつも辛いです・・・

―――――廊下

提督「うーん、もしかしたら陽炎型以外にも花粉症になってる艦娘もいるのかな?」

時津風「そういえば鬼怒も酷いって阿武隈から聞いたよー」

古鷹「鬼怒さんって今遠征の旗艦を務めてるんでしたよね?」

提督「支障がなければいいけど・・」


望月「おーいしれいかーん」

提督「やぁ望月 練習遠洋航海お疲れさま ・・・って鹿島は?」

文月「鹿島さんはくしゃみで大変だから代わりに報告してくださいだって~」

三日月「そうとうすごい顔になってました・・」

望月「まぁそのおかげである程度はサボれたからいいし」

提督「まったく・・・じゃあ報告書は貰おうかな」

望月「はいこれ、じゃあ私たちは部屋に戻るね」

提督「うん お疲れさま」

提督「あらら・・・ところどころ訂正してあるところがあるね」

古鷹「相当集中できなかったのでしょうか・・?」

時津風「花粉症って恐ろしい!」

提督「他人事のように言ってるけど、相当大変なんだよ・・」

オ゙ォ゙ーイ゙ テイトクー!

提督「この声は鬼怒かな?」

古鷹「声がおかしいように聞こえますが・・・」

鬼怒「艦゙隊゙戻゙っ゙でぎま゙じだ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙」ズビビ

提督「うわっ!酷過ぎる!」

時津風「顔が涙と鼻水だらけだよー!」

鬼怒「ずみ゙ま゙ぜん゙ん゙ 朝゙がら゙ず゙っ゙どごん゙な゙感゙じ゙な゙ん゙で゙ずゔゔ」ズビビ グシュ

提督「分かった分かった!報告書出したら薬を飲んで今日はゆっくりしておいで」

鬼怒「ずみ゙ま゙ぜん゙ん゙・・・」グシュ ズビビ

古鷹「すごいもの見ちゃいましたね・・・」

提督「まさか鹿島もあれぐらい酷かったのかな?」

時津風「でもしれぇは案外平気そうだね」

提督「うん・・・薬を飲んでたおかげかな・・今でもくしゃみは出てるけど」ハックション

古鷹「提督、次はどこに行きましょうか?」

提督「そういえば明石に開発頼んでたものがあったから工廠に行ってみようか」

時津風「じゃあ工廠にれっつごー!」

―――――工廠

提督「うん 相変わらずの平常運転だね」

明石「あ!提督!もしかして花粉症ですか?」

提督「そうだね いつもこの季節で苦しめられるんだよね」

明石「おかげで夕張も満足に開発できないから先に部屋に戻っちゃいました」

古鷹「夕張さんも花粉症なんですね」

時津風(これって感染したりするのかな・・)

提督「そうそう 頼んでおいたものはできてるかな?」

明石「それが、ちょっと計画が狂っちゃって"彩雲"が1つぐらいしかできなかったんです」

古鷹「夕張さんの離脱のせいでしょうか?」

明石「そうですねー 夕張も手伝ってくれたら上手くできたんだけど・・」

提督「まぁそんなに急いでるわけじゃないし、別に焦らなくていいよ」クシュ

明石「ありがとうございます 提督も体を大事にしてくださいね」

提督「うん ありがとう」


提督「さて次は・・・入渠か」

時津風「しれぇ まさか入ろうとは思ってないよね?」

提督「入るわけないじゃないか 古鷹、時津風と一緒に見に行ってくれないかな?」クシュ

古鷹「わかりました いきましょうか、時津風さん」

時津風「わーい!お風呂だー!」

提督「僕は外で待っておくよ」

古鷹(ここは入渠ですね 主に傷ついた艦娘が利用しています)

古鷹(その隣に普通のお風呂もあるので 傷ついてなくても入れるようにはなっていますね)

時津風「誰もいないねー」

古鷹「そうですね 特に何もないので―――」

ザバァ

加古「っぶはぁ!」

時津風「お風呂の中から加古が出てきた!」

古鷹「ちょっと!?加古!何してるの?!」

加古「ん?おー古鷹 あたしが花粉症になってるの知ってるだろ?」

古鷹「う、うん・・」

加古「それで眠れないから気晴らしに風呂に入ってたんだけど・・・」

加古「もしかしたら湯船の中に潜ればきれいさっぱり花粉がなくなるんじゃないかなって思ったわけ!」

時津風「でもお風呂につかる前にシャワーとかで体流すよね?それで取れるんじゃないの?」

加古「・・・・それもそうだね」

古鷹「普通シャワーしてたらそれに気づくはずだと思うんだけど・・」

時津風「きっと寝すぎで頭が悪くなったんだよ」

加古「んだとこの~」グリグリ

時津風「わー!もう頭ワシャワシャしないでよー!」

ツルッ

時津風「あれ?」バシャーン

古鷹「と、時津風さん?!」

――――――数分後

提督「おかえり。・・・・何で時津風はびしょ濡れなの?」

時津風「いやーちょっと色々あってねー」ビシャビシャ

古鷹「ごめんなさい提督・・・加古がちょっと・・・」

加古「悪かったって・・・」クシュン

提督「あれ?加古ももしかして花粉症だったりする?」

加古「大正解。もう一度風呂に入るのもあれだし部屋で寝てようかな」グズッ

古鷹「加古!ちゃんとマスクしないとだめだよ。はいこれ」

加古「マスクなんて邪魔なだけだよ。じゃああたしは部屋に戻るね」ズビッ

古鷹「もう・・」

提督「あはは、マスクが邪魔ってことは僕もわかるな」

時津風「あれ?しれぇマスク外したの?」

提督「だいぶましになってきたし今は外しているんだ」

古鷹「提督まで・・・」

今日はここまでです
イベント開始までには書き終わりたいと思います(書き終わるとは言っていない)

提督「さて、次は演習場かな?」

古鷹「ところで時津風さん どうしますか?そのままだと風邪もひいちゃいますし・・」

提督「そうだね・・一度部屋に戻って代わりの服でも着替えてきたら?」

時津風「そうしてくるー。しれー達はここで待っててね!絶対だよ!」ダッ

「・・・・・」

提督「じゃあ行こうか古鷹」

古鷹「えっ あ、はい」

シレェエエエエエエエエ!  ドドドドドド....

時津風「行かないでって言ってるでしょしれぇええええ!!」ヨジヨジ

提督「わかったわかった!行かないから早く着替えておいでよ!早く頭の上から降りて!」

時津風「絶対だよ!」ダッ

提督「・・・・時々こっち振り返ってるね」

古鷹「相当警戒してますね・・・まぁ待ちましょうか」

―――――数分後

提督「お、着替えてきたようだね ・・・って、あれって」

古鷹「陽炎型の制服ですけど・・時津風さんのとは違いますね」

時津風「しれー見てみてー!のわっちに借りたんだー!」

提督「へぇ 意外と似合ってるじゃないか」

古鷹「でもいつも来てる服が凄すぎてそっちのほうが印象にありますけど」

時津風「そうだよねー。このスカートもいらないのに無理矢理履かされたんだー」ムスッ

提督「いや 履かないといろんな意味で危ないから・・」

時津風「えー?何でー?」

古鷹「深くは知らない方が良いですよ 提督、次へ行きましょうか」

提督「う、うん そうだね」

時津風「どうしてなのー?ねぇ?しれー?」

――――――演習場

提督(演習場だ ここでは多くの艦娘達が実戦形式で演習したり 特訓を行ったりしている)

提督(対空、対潜実践もできるのでもってこいの場所だね)

龍鳳「提督、こんにちわ」

提督「やぁ龍鳳、今何か実践中かい?」

龍鳳「今は雲龍型の皆さんと瑞鳳さんで秋月型のみなさんに対空実践の練習相手をしているんです」

古鷹「調子はどうですか?」

龍鳳「空母全員は大丈夫なんですが、秋月型の一人は・・」

雲龍「発艦始め」バシュ

秋月「敵、艦載機発見!これより防空射撃を行います!」

初月「長10cm砲!構え!」

照月「打ち方・・・ふぁ・・始め・・・クシュン!」

長10cm砲「!?」グラッ

照月「ひゃああ!?」バシャン

初月「姉さん 大丈夫か?」

秋月「また撃ち落とせなかったね・・」

照月「ふぇえ・・ごめんなさい・・」グシュ


提督「うーん・・防空駆逐艦があれだとちょっと怖いねぇ・・」

時津風「ところで"てるてる"の体についた白い液体ってなんだろー?」

古鷹「て、てるてる?」

提督「照月の渾名じゃないかな?あの白い液体って・・?」

龍鳳「実はあの艦載機は練乳が入ってる艦載機擬きなんです」

提督「つまりあの白い液体は練乳ってことだね ・・・しかしあの体勢で練乳は流石にいけないでしょ」

時津風「えっちすぎだよ!」

提督「こうやって見ると春も意外といいものだね」ジー

古鷹「提督」

提督「大丈夫だ、問題ない。この実践は相当大変なことになりそうだね」

提督「それじゃあ引き続き頼んだよ、龍鳳」

龍鳳「分かりました 提督もお気をつけて」

―――――廊下

提督「さて、外は一通り回ったけど・・」

皐月「あ・・・し、司令官・・」

提督「皐月じゃないか。・・どうしたの?そんな涙目で」

皐月「・・・・グスッ」

バフッ

提督「え?どうしたんだい?」

時津風「あー!しれーが皐月を泣かした―!」

古鷹「えぇ?!提督!何をしたんですか?!」

提督「いや知らないって!」

皐月「聞いてよぉ!聞いてよぉ司令官!」グッス ヒッグ

提督「皐月、少し落ち着いて。ほら、深呼吸深呼吸」

皐月「スゥーハァ・・」クシュン

提督「皐月も花粉症なんだね・・・」

皐月「・・・実は怖い夢を見ちゃって・・」

提督「怖い夢?」

皐月「うん・・みんなと一緒に出撃してたらいつの間にか一人になってて」

皐月「後ろから怖い海獣が追って来たから逃げてたんだ」

皐月「そのうち距離が狭まってきて食べられるところで目が覚めたんだ・・」

皐月「最近になってからこんな夢ばっか見るんだよ・・・」グスッ ヒッグ

時津風「んー時津風も何でかわからないなー」

古鷹「悩みとかあるんですか?」

皐月「悩みとかはないけど・・しいて言うのなら花粉症が大変ってことかな・・」ズズッ

提督「・・・・多分それは薬の作用のせいだね」

古鷹「薬・・ですか?」

提督「皐月、今何か薬とか飲んでるかい?」

皐月「えっと・・錠剤を飲んでるけど・・」

提督「抗アレルギーの薬のほとんどには"悪夢"という作用が引き起こされるんだ」

時津風「結構危なくないそれ?」

提督「でも稀なケースでもあって中々あうことはないんだ」

提督「もしかしたらその薬の作用のせいかもしれないね」

皐月「じゃあどうしたらいいの・・?」

提督「その薬を飲むのをやめるしかないね」

時津風「作用がない薬を探す手段は?」

提督「いやー・・聞いたことはないなー・・」

皐月「・・・・・」

古鷹「皐月さん、無理をしなくてもいいんですよ?」

皐月「・・・今の薬をやめてまた別の薬を探してみるよ!」グシュ

時津風「でもそんなのあるの?」

皐月「分からないけど、明石さんに聞いてみたり花粉症になってる人に対処とか教えてもらうよ」クシュン

提督「そっか。皐月は良い娘だね」ナデナデ

皐月「えへへ//」

時津風「ずるいずるい!あたしにもー!」

提督「君にはいつもやってるでしょ」ナデナデ

時津風「嬉しい嬉しい♪」

皐月「じゃあボクはみんなに会いに行くね!バイバイ!」ズズ

提督「うん 行ってらっしゃい」

古鷹「皐月さんは花粉症でも元気いっぱいですね」

時津風「さっきまで泣いてたのにね」

提督「気持ちの切り替えが上手なのかもしれないね」

今日はここまでです
コンタクトレンズ着用してる身としては地獄の季節です(白目)

タタタタタタ...バフッ

提督「おおっと・・清霜じゃないか?どうしたの?」

清霜「しれーかん!わたし、カフンショーになりたい!」

提督「え?」

古鷹「清霜さん、一体どうしたんですか?」

時津風「きっと戦艦になりたいがために賢さを捨ててしまったんだよ」

清霜「時津風に言われたくない・・・ってどうしたのその制服」

時津風「もじもじまじまじ」

清霜「ふーん・・そっかー。でもそっちの方が良いと思うよ!」

時津風「なんでさー!?」

古鷹(たしかに今の制服の方が凛々しく見えますが・・・)

提督「それで、どうして花粉症になりたいの?何も良いことないよ?」

清霜「だってほら」クイ

提督「おおっと・・引っ張らないで付いていくから」

――――食堂

武蔵「ぶぇーっくし!ああ・・」

大和「はっくしょん!ええっと・・ティッシュティッシュ・・」

長門「ズビ」

山城「姉さま・・・ティッシュです ささ、これをクシュン!」つ鼻セレブ

扶桑「山城、先に使いなさい・・クシュン」

日向「何故私たちは花粉症になるのか」チーン

伊勢「だって艦娘だもの」ゴシゴシ

提督(うわ・・恐ろしいことになってる・・・)

陸奥「あら?提督 何か用なの?」

提督「いや・・清霜に連れてこられて来てみたら大変なことになってるね」

清霜「ほら!戦艦はみんなカフンショーになってるから清霜もカフンショーになったら戦艦になれるかもしれないじゃない!」

提督「なるほどね・・」

古鷹「清霜さん花粉症と言うのは・・」

古鷹説明中....

清霜「そうなんだ・・・悪いものなんだね!」

提督「逆に良いと言える要素もないんだけどね」クシュン

提督「おっと・・マスクマスク・・」

ビスマルク「フンッ!花粉症になるなんて、武蔵もまだまだね!」

武蔵「好きでなったわけじゃないんだが・・」ズビビ

ウォースパイト「Admiral,あなたもpollinosis?」

提督「ん・・・?ああ、そうだね」クシュン

アイオワ「もう!テレビでも見てみんなカフンショーなんて忘れちゃいなさい!」ピッ

『今日は花粉の量が多いのでマスクを...』

大和「すみません・・チャンネルを変えていただけませんか・・?」クシュン

アイオワ「Hmm...」ピッ

『被害者が花粉症にかかってることを利用して殺害したんすね』

『じゃあ犯人は"スギの木"を使って殺害したんだね!』『それは違うぞ!クシュン!』

長門「ええい!他のチャンネルにしろ!」ズズズ

アイオワ「みんなわがままネ・・」ピッ

『博士、花粉はどうやって来るの?』『花粉はこのようにして風に揺られて乗って来るんじゃよ』

『ブワァ(スギから花粉が出てる映像)』

武蔵「フンっ!」グシャア

提督「ああ!大事なテレビが!」

武蔵「・・・・ここに居ても何の得にもならないぞ、提督」

提督「う、うん。そうだね・・」

時津風「退散退散ー」



イタリア「テレビが動かなくなりました・・」

アイオワ「Ahhhhh...!せっかくのテレビがぁ・・」

陸奥「後で届け出をだしましょ・・・」

――――廊下

提督「ほとんどの戦艦が花粉症とはねぇ・・」

古鷹「陸奥さんと海外艦の皆さんは大丈夫でしたね」

提督「金剛型は食堂にいなかったし、大丈夫かな?」

今日はここまでです
某抗アレルギー薬が有能過ぎて泣ける

アッ テイトクサン!

提督「この声は・・阿賀野かな?」

阿賀野「あれ?マスクなんかしちゃってどうしたの?」

酒匂「ぴゃあ!もしかして風邪?」

能代「この時期だと・・・花粉症ですか?」

提督「正解だよ能代」クシュン





トテトテトテ

山風「提督と一緒にドーナツ・・食べたいな・・」

ジャアネ アガノ
オダイジニネ!

山風「・・?何だろ・・」ヒョコ

阿賀野「提督さんも大変ね」

能代「毎年の春は花粉で困る艦娘も多いらしいわ」

矢矧「それに花粉症で死ぬって聞いたこともあるし・・」

酒匂「ぴゃあああああ!司令、死んじゃうの?!」







山風「えっ・・・」ドサッ

山風「提督が死んじゃう・・?」ヨロヨロ

矢矧「いやでも、提督はそこまで酷くないし花粉症で死ぬことなんてないよ」

阿賀野「じゃあどうして?」

矢矧「おそらくアナフィラキシーショックと言うものが原因かもしれないわ」

矢矧「提督はマスクで対策してるみたいだし、過剰に花粉を吸いこまない限り死なないと思うけど・・」

能代「つまり提督は予防してる限り死ぬことはないってことね」

酒匂「ぴゅん・・・よかったぁ・・」



山風「提督・・・死んじゃう・・」ヨタヨタ

松風「あ!おーいキミ!司令官見なかったかい?」

山風「あのね・・提督が・・・」

エッ ホントカイ?!
ソ、ソンナ・・・

ナニナニー?

ワイワイガヤガヤ....

―――――執務室

明石「あ!提督!ちょうどいいところに!」

提督「明石じゃないか?どうしたんだい?」

明石「実は提督に渡したいものがあるんです!どうぞ!」

提督「これは・・・ゴーグル?」

明石「提督や艦娘のために作った"花粉探知ゴーグル"です!これを着ければどこに花粉があるのか分かりますよ」

提督「どれどれ・・」スチャ 

ピピッ 古鷹―8% 時津風―10%

提督「お、古鷹や時津風に反応してるね・・・どちらも結構少なめだね」

古鷹「服についてる花粉にも反応するんですね」

時津風「やだー!もう!」パッパッ

明石「これでたくさん花粉がついている人が瞬時に分かるので少しは助かると思います」

提督「ありがとう。ちょっと申し訳ない気がするけど・・」

ガチャ

ポーラ「提督~一緒にお酒飲みましょう~」

提督「やぁポーラ。相変わらずお昼からお酒飲んでるね・・」

ピピッ ポーラ―27%

提督「ん?ポーラ、もしかして外で飲んでたのかい?」

ポーラ「そうです~ザラ姉さまとオハナミしてました~」

古鷹「お花見ですか、外はいい天気ですし花見日和ですね」

提督「僕はお花見はしたくないな・・・」ズズッ

ダダダダ...

睦月「提督!大丈夫かにゃ?!」

卯月「まだ生きてるぴょん!」

提督「え?一体どういうこと・・?」

ピピッ 睦月―60% 如月―56% 弥生―58% 卯月―66%

提督(うわぁ・・これはやばい・・・)

如月「睦月型(一部除く)で日向ぼっこしてたら司令官が死んじゃうって・・」

卯月「松風から聞いたぴょん!」

古鷹「えぇ?!どうしてそんなことが?!」

提督「いやちょっと待って!僕は死ぬような病気は――」

ドドドドド.....

金剛「テェェェトクゥウウウ!大丈夫デスカー!?」

霧島「どうやらまだ無事のようです!」

榛名「さぁ!提督は早く部屋に戻って療養を!」

比叡「気合い入れてお粥作ってきました!」

提督「・・・なんだかややこしくなってきたね」

ピピッ 金剛―96% 比叡―92% 榛名―94% 霧島―84%

提督(おい嘘だろ?! マジかよ?!)

霧島「こうなったら強引に連れ出さないと」ブワァ

提督「あ、ちょっ・・・」

榛名「病が悪化する前にゆっくり休みましょう!」ブワァ

提督「いやだから待って・・」

睦月「睦月たちもお手伝いするにゃしぃ!」ブワァ

提督「あのね、まず話を」

金剛「皆さーん!提督の私室にレッツゴーデース!」ブワァ

提督「話を聞いてくださーい!」

ピピッ 提督―98%

提督「」

比叡「部屋に戻ったら私のお粥を食べてください司令!」

提督「もうやめてぇぇええええ・・・」

アアアアァァァァァ・・・

明石「行ってしまいましたね・・」

ポーラ「ほぉ・・カフンショーとは大変な物なんですね」

時津風「でもあれはさすがにオーバーだと思うよ」

古鷹「そんなことより早く皆さんを説得して提督を連れ戻さないと!」

その後、古鷹の長時間の説得により提督は解放された

このきっかけを作った松風 山風から事情を聞き、勘違いと言うことで解決した

――――翌日

提督「へぇーっくし!前より酷くなったような気がする・・・」グシュ ズビビ

古鷹「私もあれほど疲れるとは思いませんでした・・・」

時津風(花粉症には絶対なりたくないなー・・)

―――― 一方深海では

※文章の都合上により、台詞に漢字を混ぜています

重巡棲姫「ヴェ・・・・ヴェ・・・」

重巡棲姫「ヴェアアアアアアアアアアアックション!」

集積地棲姫「ウルサイ!静カニクシャミヲシロ!」ズビー

泊地水鬼「カユイ・・・カユイノヨ・・ワカル?・・ネェ」グシュ

戦艦棲姫「ワカッタカラ目ヲアケロ・・コノ目薬ヲツカエバ楽ニナルダロウ」

港湾水鬼「ハルノイクサ・・・ハジマッタカ・・・」クチュン

北方棲姫「オネーチャン!ティッシュアゲル!」つポケットティッシュ

港湾水鬼「・・・アリガトウ」チーン

駆逐水鬼「コノヨウニワガ艦隊ハ"カフンショウ"トイウ病ニ苦シメラレテイル」

中枢棲姫「マサニ地獄絵図ダナ・・」

防空棲姫「中枢、原因ガ分カッタ。"スギ"と"ヒノキ"ガ原因ラシイ」

中枢棲姫「スギ、ヒノキ・・・地上ニアル植物カ」

防空棲姫「ドウスル?イマカラデモ襲撃スルカ?」

駆逐水鬼「トハ言ウ物ノソノ"スギ"ト"ヒノキ"ハドコニアルノダ?」

防空棲姫「艦載機ヲ飛バシテ居場所ヲ探ソウ」

中枢棲姫「ソウダナ、諸悪ノ根源ヲ先ニ潰シテオカナイトコチラガ不利ニナルカラナ。空母ノ姫達ヲ呼ベ」

ヲ級「ヲッ、ヲッ」

防空棲姫「丁度ヨカッタ。ヲ級、空母棲姫達ヲ呼ンデキテクレ」

ヲ級「ヲッヲッヲ~」

防空棲姫「何・・?フム・・」

防空棲姫「"鼻水ト涙ガ止マラナイノデ花粉ガオサマルマデ部屋ニ閉ジコモル。無クナッタラ教エテクレ"ダト?」

ヲ級「ヲー」

中枢棲姫「仕方ノナイ奴ラダ・・・」ハァ

レ級「ギャハハハ!クラエェ!」バッサバッサ

潜水棲姫「ヤメテヨォ!」グシュ

駆逐古鬼「花粉ナンカ飛バシテ・・・何ニナルノサァ!」クシュン

深海双子棲姫・白「」

深海双子棲姫・黒「シッカリシテェ!」

以上でこの話は終わりです
やっと・・ハルノイクサが終わるんやなって・・

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