西住みほ「口裂け女??」 (36)

沙織「そうそう」

優花里「最近よく聞きますねその話題」

麻子「そんなのいるわけないだろ」

華「もしかすると本当にいるかも知れませんよ」

沙織「やだもー怖いこと言わないでよ」

優花里「すいません!今日はどうしてもみたいテレビがあるのでそろそろ失礼します」

沙織「そうなんだ、また明日ねー」

優花里「早く帰らないとテレビに遅れちゃう」

???「ねぇあなた」

優花里「え?私ですか??(なんだろうこの人…真夏なのに赤いコートなんて着て)」

???「私って綺麗??」

優花里「(変な人だなぁ適当に答えておこう)」

優花里「綺麗だと思います」

???「これでもぉぉぉ?」

優花里「キャァァァァァァァァァァァ」



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翌日

沙織「今日はゆかりん学校に来てないみたい」

麻子「風邪でもひいたのか」

華「放課後みんなでお見舞いに行って見ましょう」

みほ「そうだね」

放課後

みほ「すいません」

優花里母「あらいらっしゃい」

華「優花里さんは大丈夫ですか?」

優花里母親「それが昨日慌てて帰って来たかと思ったら部屋に引きこもっちゃって」

麻子「私たちと別れたあとに何かあったのか」

みほ「優花里に聞いて見ましょう」

優花里ルーム

みほ「優花里さん、入るよ?」コンコン

優花里「はい…」

沙織「どうしたの!?顔は真っ青だしそんなに震えて…」

優花里「出たんですよ…」

麻子「何が…?」

優花里「口裂け女が!」

沙織「えぇー!!本当に!?」

優花里「はい…カクカクシカジカで鎌を持って追いかけて来たんです…」

麻子「そ、そ、そんなのいるわけな、な、な、いだろ」

沙織「どうしよう…そんなのがうろついてるだなんて…学園艦に警察はないし…」

華「対処法でもわかればいいのですが…」

みほ「そういえば死んだお父さんの昔の日記に口裂け女のことが書いてあったような…」




沙織「もしかしたらその日記に倒し方がのってるかも!」

麻子「なんとかできるなら早くなんとかして欲しい…」ブルブル

優花里「はい…今のままだと怖くて外を歩けません…」

みほ「私の部屋に置いてあるから明日学校に持っていくね」

華「もうすっかり夜ですしまた明日にしましょうか」

沙織「帰りも気をつけないとね…」

優花里「本当に気をつけてくださいね…」

麻子「怖い…」ブルブル

みほルーム

みほ「えっとあったあった」

みほ「おばけ日記って書いてある…お父さん何者なんだろう…」

みほ「口裂け女のページは…」

みほ「あった!」

みほ「4月12日 口裂け女に襲われている女の子を助けて口裂け女を霊眠させた 霊眠方法は依り代となる人形を口裂け女に向けてポマードと3回唱える、助けた女の子は西住しほさんと言うらしい
怖かったのか泣いてる彼女の美しさに僕の心は奪われてしまったようだ」

みほ「………後半は見せないようにしよう」

沙織「華の家も麻子の家も通ったしここからは一人かぁ」

沙織「でも赤い服の女に近づかなきゃ大丈夫だよね…」

沙織「あれ…あの街灯の下にいるのって…」

口裂け女「………」

沙織「あそこ通らなきゃ家に帰れないのに…走り抜けちゃえば気づかれないかも!」

沙織「………」シュタタタ

口裂け女「ねぇ待ってぇぇぇぇぇ」シュタタタ

沙織「ひぃ!追いかけて来た!」シュタタタ

沙織「ここは学校の近くだし学校に逃げ込もう!」

学校

沙織「このロッカーに隠れてみぽりんにメールしめ助けにきてもらおう…」ピコピコ

みほ「あっ沙織さんからメールだ」

沙織「口裂け女に追われて学校に逃げ込んだんだけど助けて」

みほ「大変!えっとヌイグルミは…」

ボコ「………」

みほ「しょうがないよね…」シュタタタ

口裂け女「ねぇ答えてよぉぉぉぉぉぉ」シュタタタ

沙織「ひぃまだ探し回ってるよ…」

沙織「どうしよう…」

口裂け女「どこぉぉぉぉぉ」シュタタタ

沙織「あれ?聞こえなくなった?」

沙織「遠くに行ったのかも今のうちに逃げよう…」ガチャ

口裂け女「…………」ニタァ

沙織「キャァァァァァァ」

口裂け女「私って綺麗?」

沙織「ひぃ」

口裂け女「綺麗?綺麗?綺麗?綺麗?綺麗?」

沙織「綺麗だからもうやめて!!」

口裂け女「じゃあこのハサミであなたもこうしてあげる…」

みほ「沙織さん!」

沙織「みぽりん!」

みほ「ポマード!ポマード!ポマード!」

口裂け女「あぁぁ!吸い込まれる…」

沙織「ボコの人形に吸い込まれちゃった…」

みほ「これでいいのかなぁ」

沙織「怖かったよぉ…」

みほ「もう大丈夫ですよ」

みほ「この事は明日優花里さんたちにも話しましょう」

沙織「うん…」

華「そんなことがあったんですか」

麻子「私だったらショック死してるぞ」

沙織「でもこれでゆかりんも安心して学校にこれるね」

華「そういえば最近いろいろなおばけの話を聞きますね」

みほ「そうなんだ」

沙織「この学園艦呪われていたりして…」

みほ「(おばけ日記は持ち歩いた方がいいかも)」

みほ達が次に出会うおばけ >>10

てけてけ

翌日

優花里「おはようございます」

沙織「元気になったんだね」

優花里「はい!ご心配おかけしました!」

麻子「よかったな」

みほ「うん」

華「そういえばてけてけの噂聞きました?」

沙織「なにそれ??」

華「おばけのことでてけてけの話を聞いた人の所に3日以内に現れて足をちぎってしまうそうです」

麻子「キコエナイキコエナイ」

沙織「もー聞いちゃったじゃん!」

優花里「おばけ日記にはなにか書いてないんですか?」

みほ「ちょっと待って」ぺらぺら






みほ「あったよ」

みほ「5月28日 てけてけに追われている女の子を助けた 全力で走って逃げた 噂から生れたてけてけを霊眠させる方法はない しいて言うなら噂を広げないことである 彼女だって人間の身勝手な噂で振り回される被害者なのだ それをわかって欲しい
ちなみに助けた女の子は島田千代と言うらしい、今度お礼がしたいと連絡先を渡された しほにバレたら恐らく殺されてしまうから黙っておこう 僕は幽霊よりも彼女が怖いでも惚れた弱味って奴だからしょうがない」

みほ「………」

沙織「………」

麻子「霊眠させられないなんてど、ど、どうしたら…」

優花里「全力で逃げるしかないんじゃないですかね」

華「ちょうど三連休ですしみんなで孤島にでも逃げます?」

麻子「この三連休はおばぁと一緒に家に引きこもる…」

麻子ハウス

麻子「ただいま」

おばぁ「ああ、お帰り」

麻子「そんなに荷物持ってどこに行くの?」

おばぁ「ちょっと老人会の旅行で3日ほど陸に行ってくるよ」

麻子「えぇ…」

おばぁ「じゃあ留守番頼んだよ」

1時間後

沙織「それで私たちをよんだのね」

華「お泊まり会なんて楽しいですね」

優花里「みんなで居ればおばけも怖くないです」

みほ「そうだね」

麻子「みんなありがとう…」

みほ「そのままなにも起きずに3日目の夜を迎えました」

優花里「48時間人生ゲームにも飽きましたし
そろそろ寝ますか」

沙織「ふぁーそうだね」

華「麻子さんはもう眠ってますよ」

麻子「zzzzz」

みほ「私たちも寝よっか」

深夜 0時

麻子「ん…おしっこ…」

麻子「沙織起きて…」

沙織「んーどうしたの?」

麻子「トイレについてきてくれ…」

沙織「一人で行きなよ…おやすみ」

麻子「むぅ…」

麻子「みんな熟睡してる…」

麻子「しょうがない一人で行くか…」

廊下

麻子「自分の家ながらこの長い廊下は夜中怖い…」

麻子「よし行こう」

てけてけてけてけ

麻子「なにか聞こえたような…」

……………

麻子「気のせいか…」

てけてけてけてけ

麻子「後ろから誰か来てる…」

てけてけてけてけ

麻子「沙織なのか…」クルッ

てけてけ「ねぇお姉ちゃん…足ちょうだい??」

麻子「ひぃ!」

てけてけ「暴れたってダメダメ…」ガシッ

麻子「離して!」

てけてけだって被害者なんだ…

麻子「………」ナデナデ

てけてけ「えっ……」

麻子「ごめんな…」

麻子「君は人間の噂のせいでこんなことしてるんだろ?」

てけてけ「うん…私、本当はこんなことしたくないのに…噂通りにしないと消えちゃうから…」

麻子「なら私がもうそんな噂させない…だからもう休んでいいんだ」抱き

てけてけ「約束してくれる…?」

麻子「…ああ約束だ」

てけてけ「よかった…」

麻子「彼女はひとしきり私の腕の中で泣くと光の粒になって天に帰っていきました」



翌日

優花里「結局なにも起こりませんでしたね」

沙織「なんだー結局只の噂のだったのね」

麻子「ああ、全部でたらめだ」

みほ「そうだね(一部始終見ていた)」

次の妖怪>>19

トイレの華子

出かけるので今回はこれで終わりです
またそのうちやるので やってほしいおばけとか教えてください

みほ「トンカラトン…?」に続く

しほ「なんで…どうして…」

常夫「誰にもとめられない…だけど俺なら」

握りこぶしを握って相手をにらみつける常夫

その先には巨大な生物のようなものが浮かんでいた

しほ「こんな絶望があったなんて…」

常夫「俺は周りを希望に変える。この拳で」

だっだっだっぴょーン!

常夫は大きな敵めげてつっこんだ


しほ「はっ!?」


しほ「あれ…夢落ち…?」


物語は始まる


↑二人の馴れ初めもこんな感じだったのかな

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