池袋晶葉「できたぞ!ひな祭りロボだ!」 (16)

モバP「できたぞ、って雛壇しかないじゃねーか」

晶葉「ふっふっふ、まあ見ているがいい、助手よ。行くぞ!ひな祭りロボ、起動!」ポチ

~♪~♪(お囃子)

モバP「おお、雛壇の中からひな人形が出てきた!」

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晶葉「お雛様の片付けが楽にできるよう、雛壇の中にひな人形を収納したんだ。スイッチをOFFにするとひな人形が中へ戻る」

モバP「へえ~、すごーい!」

晶葉「へへん♪これでお雛様を片付けるのを忘れて婚期が遅れるという悩みからおさらばできるわけだ!」

モバP「あー、そういうの気にする人は気にするからな。特に年長組」

モバP「あれ?よく見たらひな人形に顔が書いてないけど、書き忘れたのか?」

晶葉「この私に限って物忘れなどあるわけないだろう。実はそれはまだ未完成なのだ」

モバP「未完成?」

晶葉「ああ。ひな人形の顔は事務所のみんなに書いてもらおうと思ってな」

モバP「だからひな人形の数が多いのか。あっ、ちゃっかりお雛様とってやがる」

晶葉「開発者特権だ」

晶葉「というわけで助手よ、このひな祭りロボを完成させるため手伝ってもらうぞ!」

モバP「おう!任せとけ!…で、俺は何をすればいいんだ?」

晶葉「もうある程度のアイドルには声をかけたんだが、まだ話ができていないアイドルも多い。二人で手分けして頼みに行こう。幸運にも全員会社の敷地内にいるようだしな」

モバP「よしじゃあ早く完成させようぜ!」

晶葉「…というわけなんだが」

光「雛飾りをみんなで作るのか!楽しそうだな!」

飛鳥「世界でただ一つ、ボク達だけの雛飾りか。悪くない。是非ボクも参加させてもらうよ」

光「じゃあ顔を描き終わったら声かけ手伝うよ!人手は多い方がいいだろ?」

晶葉「ああ。助かる」

心「おーいいじゃーん☆はぁと、スウィーティ―な感じにしよっと♪」

杏「心さんいつもそれじゃん」

心「お?文句あるか☆なんなら杏ちゃんもスウィーティ―にしてあげよっか?」

杏「げ、めんどくさそう…ここは逃げるが吉!じゃ、そういうことで!」

心「逃がすか☆あ、はぁとも声かけやっとくから、終わったら連絡するわ☆」

モバP「ありがとうございます、心さん」

心「しゅがーはぁとって呼べ☆」

晶葉「ようやく終わったな…」

モバP「他の人にも手伝ってもらったけど、結局夜までかかっちゃったな」

晶葉「助手よ、逆だ。みんなに手伝ってもらったおかげで夜までに終わらせられたのだ」

モバP「そうだな。みんなに感謝しなきゃな」

モバP「これで完成か?」

晶葉「いや、まだ一人残っている」

モバP「まじか。でももう遅いし、明日に回すか」

晶葉「いやその最後の一人は君だ。ほら」ポイ

モバP「おっと、じゃあさっさと完成させるか」

晶葉「よし、これで完成だ」

モバP「なんか壮観だな。ひな人形の数が多いのもそうだけど、どれもみんなの個性が出てて」

晶葉「ひな人形に小物を付けている人もいるな」

モバP「十二単を改造してるのもあるぞ」

晶葉「見ているだけで面白いな」

晶葉「みんなで作るというのは初めての試みだったが、楽しかったな。またやりたいものだ」

モバP「そうだな。きっとみんなもそう思ってるよ」

晶葉「そうだといいな」

結局この雛飾りはしばらく片付けられず、あとで気づいた大人組が発狂した。

以上です。

遅刻しましたが一日だけなら誤差なのでセーフ。

他のアイドルを出せてよかったです。

おまけ

モバP「あ、そうだ。はいこれ、バレンタインのお返し」

晶葉「これは…ロボット型のチョコか」

モバP「悪いな、既製品で」

晶葉「いや、嬉しいよ。ありがとう」

スレ立てるほどでもないのでここで。

14日までにそんな感じのチョコを買ってこようと思います。

次回は4月1日。依頼出してきます。

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