【ガルパン】優花里「西住殿がボコを好きな理由ですか?」 (21)

沙織「そうそう!気にならない?」

華「気にならない、といえば嘘になりますが.....」

麻子「どーでもいい」

優花里「そうですね、気にはなりますが何が好きかは人それぞれですし」

沙織「えー?」



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1487947251

麻子「そんなに気になるなら本人に聞けばいいだろ」

沙織「うーん、最初はそれも考えたんだけど.....」

沙織「ゆかりん、ゆかりんはなんで戦車が好きなの?」

優花里「え?なんですか急に....まぁ、強いて言うなら力強さといいますか」

優花里「なんと言うか、あの武骨な見た目ながらもみんな個性があって、それぞれ得意なことが違いますし、その違いを知れば知るほどその魅力があらわになってきて例えば、Ⅳ号戦車だと

沙織「はい、ゆかりんストップありがとう」

沙織「と、こんな具合に長くなりそうだから、どうにかして本人以外の口から聞きたいなって」

麻子「なるほど」

優花里「すいません、戦車のことになるとつい我を忘れてしまって.....」

華「それにしても、ボコのいいところ、ですか....」

優花里「単純に可愛いからでは?」

沙織「それは思ったんだけど、なんか違う気がするんだよね」

麻子「ボコは、自分から喧嘩を売って、返り討ちにあってボコボコにされるキャラクターだったな」

優花里「そこだけ聞くと、なんと言うか、西住殿らしくないような気がしますね」

華「そうですね、みほさんがそう言う方が好き、と言うことなのでしょうか?」

麻子「つまり、西住さんの好みがチンピラみたいな男ということになるが.....」

沙織「しかも、毎回返り討ちってそれもうただのダメンズじゃん!」

優花里「さ、さすがにそれはないですよ。と言うかそんな西住殿嫌です!」

麻子「じゃぁ、アレだ、ボコがボコボコになっている姿が好き、と」

沙織「み、みぽりんにそんな趣味が?!」

華「ドSで女王さま気質のみほさんですか.....」

ぽわぽわぽわ

みほ(妄想)『このクズ、どうして毎回ボコボコにされて喜んでるの?そんなに、お仕置き、されたいの?この変態!』

沙織「ごめん、全く想像できない」

麻子「これはもう西住さんにそっくりな誰かだな」

華「誰も得しませんね....」

優花里「ハァハァ、あうっ、西住殿ぉ、もっとぉ、もっとオシオキしてくだ.....はっ!?なし、無しです。こんなのは西住殿ではありません!」

沙織「......うん、聞かなかったことにするね?」

麻子「あるいはボコボコになった姿が可愛い、と思うのかも知れない」

沙織「さっきのとどう違うの?」

麻子「さっきのはサディスト、今度は代理ミュンヒハウゼン症候群に近いかも知れん」

沙織「代理みょん?何それ?」

優花里「代理ミュンヒハウゼン症候群です。要するに、誰かを介抱する自分が好きでその為に相手を傷つけると言う、まぁ目的と手段が逆になっているといいますか.....」

沙織「みぽりんがそんなことするはずないじゃん!」

麻子「あくまで可能性の話だ」

華「なんだか急に恐ろしい話が出てきましたね」

優花里「我々は足を踏み入れてはいけない、西住殿の闇に触れようとしているのかも知れません.....」

沙織「もう!そんなはずないって!」

麻子「じゃあ、これも却下だな」

沙織「なんかわたしたちだけで考えると話が変な方向に行きそうだし、別の人に聞いてみよ?」

優花里「と、言うわけで、ボコに詳しい島田愛里寿殿、と比較的仲良く話していたウサギさんチームの澤殿にお越しいただきました」

梓「えぇっと、なんでわたしなんですか?」

優花里「いえ、澤殿なら西住殿がボコを好きな理由を知っているのではないかと」

沙織「あー、大好きだもんね、みぽりんのこと」

麻子「それで、何か知っていることはあるか?」

梓「えーと、隊長がボコを好きな理由は聞いたことないんですけど、前に愛里寿が言ってたことがあって」

梓「ボコは、どんなにボコボコにされても、何度でも立ち上がるから好きなんだそうです」

麻子「ほう」

沙織「分かるかも!なんかかっこいいよねそう言うのって!」

華「敢闘精神と不屈の闘志、ですね」

優花里「まぁ、毎回負けてしまいますけどね」

梓「多分隊長も同じ理由なのかな?って思ってたんですけど」

沙織「ありがとう!おかげでわかった気がする!」

梓「えへへ、お役に立てて良かったです」

華「ところで、つかぬ事をお聞きしますが」

梓「はい?」

華「みほさんのどう言うところがお好きなんですか?」

梓「え?」

華「好きになったきっかけと言いますか」

沙織「もう、今はいいじゃん。困っちゃってるし」

華「あら、すいません私....」

沙織「ごめんねー、応援してるからね!」

梓「は、はい.....」

梓「隊長を好きな理由.....好きになったきっかけ.....あれ?どうしてだっけ?変だな、思い出せない.....うぅ」

梓「どうして?望まれたから?誰に?....主に?」

梓「主がそれを望まれたから....Deus lo vult....主がそれを

あゆみ「梓!ストップ!!」つタンクジャケット

梓「すんすん....えへぇ、隊長の匂いダァ」



沙織「うーん!スッキリした!」

麻子「良かったな、無事解決して」

みほ「あれ?みんな、何かあったの?」

沙織「うん!みぽりんがボコが好きな理由が分かってね!」

みほ「わたしがボコを好きな理由?」

沙織「うん、そうそう....って、みぽりん!!」

優花里「西住殿!いつの間に?!」

みほ「えっと、たった今さっきだけど、迷惑だったかな?」

優花里「いえいえ、そんなことはありません!」

麻子「せっかくだ、本人にも聞いてみよう」

麻子「西住さんがボコを好きな理由は、やられてもなんども立ち上がるから、でいいのか?」

みほ「え?う、うん」

華「やっぱりそうなんですね!」

沙織「良かったぁ」

みほ「えっと、そうなんだけど、ちょっと違ってて....」

沙織「えぇっ?!」

優花里「や、やっぱり、ボコボコにするのが好きなんですか?鞭で!激しくっ!!」ハァハァ

麻子「秋山さん、落ち着け」

華「それとも、何か恐ろしい理由があるのでしょうか?」ふるふる

麻子「五十鈴さんも、怯えたら西住さんがかわいそうだろ」

みほ「あの、みんなが考えてる理由とはちょっと違うかな?」苦笑い

沙織「そ、それじゃあ、どんな理由なの?」

みほ「えぇっと、あのね、ちょっぴり変な理由なんだけど」

沙織「うんうん」

みほ「......ボコは負けてもいいから」

沙織「へ?」

華「そ、それはひょっとして.....」

みほ「ち、違うの!?そんな変な意味じゃなくって」

みほ「ボコは、負けても怒られないから」

みほ「わたしは、西住流の教えで、負けることを許されなかったから」

みほ「お母さんに厳しく、『西住流とは勝つこと』だって教えられてきて、絶対に勝たなきゃって、すごく怖くて」

みほ「勝たなきゃ次はないんだって思ってて」

みほ「でも、ボコは違ってたの。自分から挑んで負けちゃうんだけど、次は頑張るぞ!って。負けたっていいんだよって言ってくれてる気がして」

みほ「すごく羨ましかったんだ。負けちゃうのに楽しそうで、わたしなんか勝ってもちっとも楽しいって思えなかったのに」

みほ「あのね、負けたいって思ってるわけじゃないの。ただ、結果じゃなくって、楽しいって気持ちでみんなと何かしたかったなって」

みほ「わたしはずっと勝つのが当たり前。負けるなんて許されなかったから、すごく息苦しかったのかな?」

みほ「だから、ボコがかわりに負けてくれるから、好きだったのかな?」

優花里「西住殿.....」

みほ「あ、今もボコは好きだけど、今はみんながいるから、今はすごく楽しいって思えるよ!」

沙織「あたしも!あたしもみぽりんと戦車乗れて楽しいっ!」

華「私もです」

優花里「もちろんわたしもですよ!」

麻子「同じく」

みほ「みんな....」

沙織「えへへ、これからもよろしくね、みぽりん!」

みほ「うん!」

優花里「いやぁ、しかし、西住殿がボコを好きな理由にそんな気持ちがあったなんて、わたし、感動しました!」

華「えぇ、私もです」

麻子「こんなことなら変に勘ぐらずさっさと本人に聞けば良かったんだ」

沙織「反省してまぁす」

みほ「えへへ、そういえば、みんなが何をどうして好きかってあんまりお話したことなかったね」

優花里「そうですねぇ、あ、わたしはですね!」

沙織「もう、ゆかりんが戦車を好きなのは十分伝わってるよぉ」

麻子「沙織の男好きもな」

沙織「ひどーい!それじゃ意味変わっちゃうじゃん!」

華「まぁまぁ、うふふ」

みほ「わたし、みんなの好き、もっと知りたいな!」

FIN

終わりです。HTML出してきます

西住殿がボコを好きな理由は妄想です。サイコパス説よりしっくりくるなと。黒住殿は黒住殿で好きなんですけどね。
キミはどんなことが好きなフレンズなのかな?教えて欲しいな!

なお、>>8は無視してもらったほうがすんなりお読みいただけると思います。なんでわたしはあんなことを書いた?存在Xの仕業だ、そうに違いない

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2018年04月03日 (火) 04:30:25   ID: 4BoSaGJr

これはちょっといいend

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom