ケンシロウ「ハンター試験?」 (326)

黒王「………」

ケンシロウ「黒王…おまえ…」

ケンシロウ「む!胸の傷が……!ユリア……!!」
ピシャァァァン!


ケンシロウ「……どこだここは……」

トンパ「おや、兄ちゃん新人だね。ここまで来るのは疲れただろ?これは差し入れだ」

ケンシロウ「……あぁ、ありがとう」

ケンシロウ「…待ってくれ、ここはどこだ?」

トンパ「ええ?何しに来たんだい兄ちゃん!ハンターになりたいんじゃないのかい?」

ケンシロウ「ハンター?」

ケンシロウ「何だハンターというのは…」

トンパ「もーやだな~冗談キツイぜ?じゃ、俺行くから頑張れよー!」

ケンシロウ「…この水…どうやって飲むんだ?」

ケンシロウはとりあえず缶を握ると缶は潰れ中からジュースが出てくる

ケンシロウ「何だと……」

ケンシロウ「なんだこの水は…」ペロッ

ケンシロウ「む!これは…微かに毒が… おい」

トンパ「何だ?兄ちゃん。まだなんかようかい?」

ケンシロウ「さっきから見ていると毒入りの水を配っているな」

トンパ「毒??」

トンパ(こいつ…気づきやがった!?)

ケンシロウ「あたぁ!」

ケンシロウはトンパの腹を殴りとばす

ケンシロウ「経絡秘孔の一つをついた。お前はその水を永遠に飲むことしか出来ない」

トンパ「…え?うわっ…手が勝手に…止めてくれ!」

ケンシロウ(そうやって開けるのか…)


ケンシロウ「子供もいるのか…ハンターとは…一体…」

受験生「うわあああっ!俺の…腕がァ…」

ヒソカ「人にぶつかったらちゃんと謝ろうね?」

ケンシロウ「あの男…ジョーカー?…いや…違うな」

ケンシロウ「待て」

ヒソカ「ん…?何??」




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ケンシロウ「ぶつかっただけで人の手を奪う…許さん!」

ヒソカ「だったらどうするのかな??」

ケンシロウ「岩山両斬波!!」

ヒソカ「…危ない危ない?」

ケンシロウ「なるほど…すこしはやるようだな」


ヒソカ(あの男…不思議な技を使うね?トランプ1枚で十分だけど?)

ケンシロウ「やはり殺しにくるか…ほぉあたぁ!」

ヒソカのトランプ攻撃を避けヒソカの両こめかみに親指を突き刺す

ヒソカ「あれ? 痛くないよ???」

ケンシロウ「経絡秘孔の一つをついた。お前はこの指を抜いて3秒後に死ぬ!」

ヒソカ「へぇ…数えてみようかな?」

ヒソカ「いーち、にーー、さーー…ひでぶぅっ!」

ケンシロウ「…」


レオリオ「あいつ…やっちまいやがった…」

キルア「へー…やるじゃん」

ゴン「すごいや…」

ギタラクル「帰ろうかな…」

ケンシロウ「見せてみろ」

ケンシロウはヒソカに斬られた受験生の手を持ち秘孔を付いた

受験生「お…痛くなくなったぜ!」

ケンシロウ「これで大丈夫だ。」


ゴン「怪我も直しちゃった!」


レオリオ「おいおいおい!そこの兄ちゃん!」

ケンシロウ「何だ」

レオリオ「俺ぁ、レオリオっつーもんだけどよ。その技、どうやってやるんだ?」

ケンシロウ「これは技じゃない、708ある経絡秘孔という人体に点在する、血の流れ、神経の流れを司るツボだ。」

始めたばかりですが今日はここまでにしときます

再開します

レオリオ「秘孔…?聞いたことねぇな…」

ケンシロウ「お前は医者を目指してるのか?」

レオリオ「ああ…昔ダチが目の前で倒れてよ…治すには高い手術代が必要だったんだ…。俺はだからあいつみてぇな病気のやつを無償で治してやりてぇんだ!悪いか!」

ケンシロウ「レオリオといったか…見かけによらずいいやつだな…」

クラピカ「見直したぞレオリオ」

ゴン「いい夢だね」

ケンシロウ「…」

ゴン「あ、俺はゴン!」

クラピカ「私はクラピカだ」

ケンシロウ「俺はケンシロウだ…好きに呼べばいい」


キルア「…」


ケンシロウ「ここは…結局何をする所なんだ」

クラピカ「何…そんな事も分からないで来たのか…逆に尊敬するぞ」

ゴン「ここは…ハンターっていう職業?につくための試験をする場所なんだ」

ケンシロウ「試験…ハンター…よく分からないが…来たからにはやってみるか…」

ケンシロウ(ユリア…俺をハンターにさせてどうするつもりだ…)


サトツ「これより、第一次試験を行います」

ポックル「あっ 始まったか…」

キルア「…」

ゴン「いよいよだね!」

ケンシロウ「…」

サトツ「まずは、私についてきてください。」

サトツ「さぁ、行きますよ」スタスタ

ゴン「…え?」

レオリオ「そんなんでいいのかよ」

クラピカ「ゆくぞ、まずはそこからだ。」

スタスタスタスタスタ……!

レオリオ「おい…どんどんペースが上がってねえか?」

クラピカ「ああ、すでにマラソンのようなペースになっている」

クラピカ「なるほど」

クラピカ「つまり、これ自体が試験だっていうことだ」

レオリオ「第二次試験会場まで行くこと……それが第一次試験っつーことか!」


キルア「……なんでお前はハンターになろうとしたんだ?」

ゴン「俺は…ハンターになって…親父に会いに行くんだ」

キルア「ふーん…」

ゴン「キルアは?」

キルア「俺は別に…」

ケンシロウ(キルアという奴…暗殺者か?…歩き方…音を殺して歩いている…)

キルア「おっさんの名前は?」

ケンシロウ「ケンシロウだ」

キルア「おっさんのさっきの技すげぇな!ヒソカとか言うやつ一瞬で倒したじゃん!」

ケンシロウ「あれは技じゃない 経絡秘孔カクカクシカジカ…」

サトツ(この3人…喋りながら堂々と私についてきている…もう少しペースを上げてみますかね)

キルア「お、ちょっと速くなったな」

ゴン「もっと速くてもいいや」

ケンシロウ「…」

ヌメーレ湿原 

サトツ「さて、ここからは今まで以上に注意してついてきて下さい」

サトツ「この湿原の動物は、非常に狡猾で貪欲です」

サトツ「だまされると死にますよ」

試験官「ウソだ! そいつはウソをついている!」

試験官「そいつは人面猿が化けたニセ試験官なんだ!」

ハンゾー「何言ってんだ?」

スネーク「馬鹿かよ」

ケンシロウ「いや……そんなことは無い」

試験官「なんだと!?」

ケンシロウ「お前の方こそ嘘をついているな お前は人間では無い…人面猿…なんだろ」

試験官「くっ…なんだと…」

ケンシロウ「あたぁ!」

交首破顔拳!!
試験官「う…あああっあべし!」

ケンシロウ「こいつを見てみろ」

レオリオ「おお…確かに猿だな」

クラピカ「たしかにな……」

キルア「ふーん…」

サトツ(ふむ……かなり鋭い観察眼を持った…そして念とは違う力を持ち、深い哀しみを背負った受験生のようですね)

サトツ「それでは出発しましょう」スタスタ…

??「ふーん…あいつ…結構やるよね。団長にも見せてあげたいよ」

レオリオ「霧が濃くなってきやがった!」

クラピカ「前方を見失わないようにしろよ」

クラピカ「……それに、この猛獣…非常に邪魔だ」


ケンシロウ「あたたたたたたたたたたたあたぁっ!」

ケンシロウ「ふぉあたぁっ!」

ケンシロウ「おわったぁっ!」

猛獣「グオオオオ…」バタッ

ゴン「ケンシロウさんすごいや!」

キルア「もしかしてアンタ、北斗神拳の使い手?」

ケンシロウ「北斗神拳を知っているのか」

キルア「うちは暗殺一家だからね。暗殺拳の名前くらいは聞いたことあるよ」

ゴン「キルアって…暗殺者だったの?」

ケンシロウ「やはりか、だから歩き方も…」

キルア「あぁ、癖になってんだ。音殺して歩くの」

ビスカ森林公園 
グルルルルル

ゴン「レオリオ! クラピカ! 二人もクリアできたんだね!」

レオリオ「おう!」

クラピカ「やはりお前らもクリアしていたか」

ケンシロウ「…」

ゴン「ケンシロウさんすごいんだよ!猛獣をズバババンって倒していったんだ!」

キルア「あたたたたって倒してただろ」

グルルルルル
キルア「…さっきから何だ?この音」

レオリオ「中に猛獣でもいるんじゃねぇか」

ケンシロウ「扉が開くぞ」

メンチ「さて、みんなお疲れ様!早速二次試験を始めるわよ!!!」

ブハラ「オレもうお腹ペコペコだよ」

ブハラ「ってわけで、さっそく試験を始めよう! 二次試験は料理だよ!」

ブハラ「まずは“ブタの丸焼き”を作ってきて!」

グレイトスタンプ「ブオオオオオ!!」

ポックル「あっ」

ハンゾー「でけぇ…」

グレイトスタンプ「ブギィィィ!!」

キルア「余裕じゃんこんなの」

ケンシロウ「あたぁっ!」

ケンシロウ「む…硬いな」

グレイトスタンプ「ブヒィ…」バタッ

ゴン「こいつの弱点は…頭!!上からの攻撃に弱い!」

ゴンはグレイトスタンプの頭部をぶん殴る

レオリオ「よっしゃ、倒せた!」

クラピカ「私もだ。巨大な鼻は、額を守るために進化したもののようだな」

キルア「オレも」

キルア(ケンシロウっての…鼻を殴って倒しやがった)

バリバリ!
ムシャムシャ!
ブハラ「おいしかった!お腹いっぱいだー!」

レオリオ「ブタの丸焼きをあの量全部食い切りやがった……あいつが一番バケモンじゃねーか」

ゴン「ハンターってすごいんだね!」

キルア「ああはなりたくないけどなー」

クラピカ「おかしい! 明らかに奴の体積より食べた量の方が多い!」

レオリオ「そんな真剣に悩まれても」

ケンシロウ「…」

メンチ「さぁ、二次試験後半を始めるわ! あたしのメニューはスシよ!」

メンチ「あと、スシはスシでもニギリズシしか認めないわよ!」

ハンゾー「寿司!?」

ポックル「あっ」

ケンシロウ「む!」

レオリオ「出来たぜ…」

メンチ「あら早いわね」

ピチピチ…

メンチ「食えるか!」

ゴン「よーし、次は俺だ!」

メンチ「403番とレベルが一緒!」
ゴン「レオリオと一緒かー…」

クラピカ「心中察するぞ」

クラピカ(スシ…)

クラピカ(ニギリという言葉と調理器具から察するにさほど大きい料理ではないようだが…)

クラピカ「もしかして…魚介類とライスを混ぜて…これだっ!」

メンチ「あんたもさっきのやつの一緒!」

クラピカ「……」ガーン

ケンシロウ(寿司…ユリアが昔作ってくれた記憶がある…)

ケンシロウ(確か米に魚をのせて…握る…)

ケンシロウ「これか…」

メンチ「お、自信満々ね」

ケンシロウ「ふっ…」

メンチ「んー…ある意味おしい!やり直し!」

ケンシロウ「……!!?」


ハンゾー(あの男…馬鹿みてぇ…おにぎり作ってやんのww)

そして試験は続いていき…

ケンシロウ「これか…」

メンチ「巻き寿司…まぁこれでもいいわ」

メンチ「味は…駄目ね。巻きが弱くてライスが崩れやすいわ」

ケンシロウ「む…」


メンチ「悪っ、お腹いっぱいなっちゃった」

合格者0!!!

トードー「ふざけんじゃねぇ!」バキッ

トードー「合格者0?なめてんのかオラッ!」

メンチ「運がなかったってことよ。また来年がんばればー?」

トードー「殺してや…ぐあっ!」

メンチ「余計なことしないでよブハラ」

ブハラ「だって今メンチあいつ殺そうとしたでしょ?それだから…」

ネテロ「合格者0はちと厳し過ぎんか?」ドォォン

キルア「!」

ゴン「おお」

ケンシロウ「…」

メンチ「ネテロ会長!」

ネテロ「どうじゃな、もう一度チャンスを与えてやるわけにはいかんか」

メンチ「分かりました。それじゃあ、次の課題はゆで卵にします」

ケンシロウ(ゆで卵…ユリアがよく作ってくれた…)

……


ゴン「クモワシの卵って美味しいね!」

キルア「こういう体動かす系の方が楽だよなー」

レオリオ「おかわり欲しいな」

トードー「くっ…来年また挑戦するぜ…ってアンタ何すんだ!」

ケンシロウ「秘孔を付いた。これでさっきの痛みは無くなる」

トードー「…おぉ…サンキュー…」

飛行船

ゴン「キルアのお父さんとお母さんも暗殺者?」

キルア「あぁ、兄ちゃんも弟もみーんな暗殺者だぜ。」

ゴン「へー…すごいや」

キルア「すごいやって…」

ゴン「ケンシロウさんのお父さんとお母さんは?」

ケンシロウ「父リュウケンは病により死んだ…母は知らん…」

ゴン「そうなんだ…お兄さんとかいないの?」

ケンシロウ「いるな…3人…全員俺の心の中に生きている」

ゴン「全員死んじゃったんだ…」

ネテロ「……!!」カッ!!

ゴン「!?」

キルア「!」

ケンシロウ「?」

ゴン「あれ?」

ケンシロウ「そっちだ」

ネテロ「おー、少しはやるのぉ」

ネテロ「それよりお主らゲームをワシとやらんか?ワシに勝てばハンター試験合格じゃ!」

ネテロ「お主ら2人でワシからボールをとる!お主はワシと戦って尻餅ついた方が負けじゃ!」

ゴン「面白そう!やろうよ!」

キルア「あぁ、ケンシロウさんは?」

ケンシロウ「いいだろう」

ネテロ(ケンシロウとやらは一筋縄じゃ行かんだろうな)

ネテロ「まずはケンシロウとやら、勝負じゃ」

ケンシロウ「怪我しても知らんぞ」

ネテロ「あぁいいぞ。」

ケンシロウ「むん!」

ケンシロウはネテロの顔面を殴ろうとするがネテロはそれを避けケンシロウの顔面を蹴る

ケンシロウは蹴られて体制を崩しながらもネテロの足に秘孔をつく

ネテロ(足が…動かんの…)

ケンシロウ「あたぁ!」

ケンシロウがネテロの腹を殴るとネテロは吹き飛ぶが直ぐに体制を立て直し反撃にかかる

ケンシロウ「秘孔をついてもこの瞬発力…やるな」

ケンシロウ「言っておくが…北斗神拳は無敵だ!」

今日はここまでにしときますね

ケンシロウ「っ…!」

ネテロの裏拳がケンシロウの顎にヒットし後ろによろめく

ケンシロウ「あたぁっ!」

ネテロ「遅いの」

ケンシロウの拳をひょいと交わしケンシロウの背後に移動するとネテロはケンシロウの背中を蹴り飛ばす

ケンシロウは尻餅をつく寸前で体制を整え立ち上がる

ネテロ「むっ…」ビキビキ

ネテロ(手の骨が…攻撃されておったか…)

ケンシロウ「さあどうした。今ので終わりか?」

ネテロ「しょうがないの…もうちっとだけ本気出すかの」ビュン

ケンシロウ(やはり背後に!)

ケンシロウは咄嗟に後ろを向きネテロの腹に無数の蹴りを
叩き込む

北斗柔破斬!

ケンシロウ「致命傷になる秘孔は外しておいた。だが貴様の腕しばらくは使えない」

ネテロ「両手がちょいと動かしずらいの…」

ケンシロウ(秘孔を付いても動くのか…やはり強い)

ゴン「すごいや…」

キルア「ああ…すげぇな」

ネテロ「ほいっ」

ネテロの手刀をケンシロウは避け、ネテロの首にラリアットを叩き込む

ネテロがラリアットの衝撃で宙を舞うとケンシロウは飛び上がりネテロの腹にかかと落としをする

ネテロ「ぐぅっ…!」

ネテロは地面に叩きつけられる前に体を捻り、尻餅を回避する

ケンシロウ「くっ…」

ネテロ(こりゃ念を使わんと勝てんな…)

ケンシロウ「む!なんだこの闘気は…」

ネテロ「次は75%くらいの力じゃ」

ネテロ「ほっ」

ケンシロウ「速い…っ!」

ネテロの頭突きでケンシロウは後方に飛ばされる

ネテロ「まだまだっ」

ケンシロウ「はぁっ!!!」

ネテロ(念とは違う…闘気か…!)

ケンシロウ「はぁぁぁ…」

キルア(なんだこのオーラ…!!兄貴みてぇな…)

ゴン(さすがハンター会長…ケンシロウさんでも一筋縄じゃ行かないなんて…)

ケンシロウ「無想転生…!」

ネテロ「破っ!」

ネテロ(ワシの蹴りが…)

ケンシロウ「北斗剛掌波!!」

ネテロ「なっ…ぬあああっ!」

ネテロ(百式観音…壱の手!!)

ケンシロウ「な…」

ドオオオオオオン

ゴン「うわあああっ……」

キルア「なんだこりゃ……!!」

ケンシロウ「くっ……」

ネテロ「ぬお……っ」

ゴン「相…打ち?」

ネテロ「ワシが負けるとはの…」

ケンシロウ「……」

ネテロ「お主はハンター試験合格じゃ!」

ケンシロウ「いや、いい…俺はゴン達と一緒に合格したい」

ネテロ「……そうか?構いはせんが…」

ゴン「ケンシロウさん…いいの?」

キルア「そうだぜ?ハンターになっちまえよ」

ケンシロウ「大丈夫だ…」

ネテロ「ふー…ちょっと疲れたが、次はお主たちの番じゃ」

キルア「さっきネテロさんからすげえ変な感じなのが出てたぜ」

ネテロ「ハンターになればいずれこの正体も分かる…さぁ、お主たち、このボールをワシから取れば勝ちじゃ!」

キルア「よーし、やってやろうぜゴン!」

ゴン「うん!!」

今日はかなり早いですがここまでにしときます

ゴン「おりゃあああっ!!」

ネテロ「お主らはまだまだじゃの、ほれほれこっちじゃ」

キルア「ケンシロウさんとの戦いで結構力使ってるはずなのにな…」

ネテロ(黒い方は念を取得したら強化系っぽいの…ワシの知ってる強化系はこんな感じが多いし…)

ゴン「くっ…」

ケンシロウ(ゴンは…まだまだ動きが単調だな…たまに会長も予想外な攻撃をするが…やはり戦闘慣れしていないな…キルアはスピードがゴンより遥かに速いが会長には全然及ばんな…)

キルア「やめたー…これ以上やっても勝てそうにないし」

ゴン「えー…じゃあ俺もうちょっとやってくよ」

ケンシロウ「俺も先に行っている。頑張れよ」

ゴン「う、うん!」

ギタラクル「……ふーん…旅団もいるんだね 」

トンパ(旅団…?何の話してるんだ…?)

???「まぁ、ハンター証が割と役に立ちそうだったからさ。」

???「それより、会話聞かれてるよ?」

ギタラクル「……それは気づかなかった…」

トンパ「やべっ…逃げ…」ザシュ


次の日…
トリックタワー

ビーンズ「これより第三次試験を開始します!」

ビーンズ「ちなみに三次試験の内容は、このトリックタワーを生きて下まで降りること!制限時間は72時間です!皆さん、頑張って下さいね!」

レオリオ「ひゃーっ…高ぇ…」

クラピカ「落ちたら即死だろうな」

ロッククライミング男「俺が先に行こう」

ケンシロウ「やめておけ」

ロッククライミング男「は?なんでテメェに指図受けなきゃなんねぇんだよ」

ケンシロウ「直接降りると数キロ先にいる怪鳥に襲われる事になる。それでもいいならさっさと降りろ」

ロッククライミング男「……ちっ」

キルア「あれ…?何人か少なくなってね?」

ゴン「本当だ」

ケンシロウ「この床にわずかなヘコミがある。この床を軽く押すと…」

キルア「開いた!スゲェ!」

ゴン「多分だけどその扉、一人一つだよね?」

クラピカ「どういう意味だ?」

ゴン「えっと…実はさっき他の人が中に入っていったのを見たんだ。その床を押してももう開かなかったから…」

レオリオ「お、2つここにあったぞ!」

キルア「こっちにも」

ゴン「あ、俺の後ろにも!」

レオリオ「じゃあ…」

クラピカ「しばしの別れだな」

キルア「四次試験で会おうぜ」

ケンシロウ「あぁ」

ゴン「せーーのっ!」

ガコンッ

ゴン「……あれ?」

キルア「ハハハ…なんだ、繋がってたのか」

レオリオ「じゃあ…5人仲良く三次試験も合格しようぜ!」

クラピカ「短い別れだったな…」

ゴン「あ、ここにタイマーが…」

『どうやら五人揃ったようだね』

五人「!」

試験官「その道は多数決の道!互いの協力が絶対必要条件となる難コースである!そして、諸君の検討を祈る!』

キルア「この五人とこのタイマーで多数決を取りながら進む試験ってわけね」

クラピカ「多数決…五人の力が試されるな」

ケンシロウ「右へ進むなら〇左なら?…」

〇 3 ? 2

レオリオ「なんでだよフツーこういうときは左だろ?つーかオレはこんな場合左じゃねーとなんか落ち着かねーんだよ」

クラピカ「たしかに行動学の見地からも人は迷ったり未知の道を選ぶ時には無意識に左を選択するケースが多いらしい」ドヤッ

ケンシロウ「…」

キルア「知らない方がおかしいよなー」

ゴン「え…」

キルア「お、行き止まりだぜ?」

ゴン「ほら、やっぱ左を選んだ方が…」

クラピカ「待て、何かいる」

ベンドット「あいつらだな……我々は試練官である!お前たちがここを通過するには、我々から三勝しなければならない!」

ベンドット「さぁ、受けるなら○、受けないのなら×を押せ!」

ゴン「もちろん!」

キルア「〇しかねぇだろ」

○5 ×0




一試合目
ベンドット「一番手はオレだ! さぁ、そっちは誰が来る!!」

ケンシロウ「任せておけ」

レオリオ「任せたぜ!ケン!」

クラピカ(友達か…?)

キルア「まぁ、ケンシロウさんなら余裕っしょ」


ケンシロウ「お前、人を殺したことは?」

ベンドット「あぁ、ある…」

ケンシロウ「…故意にか?」

ベンドット「あぁ。無論だ。拷問をして苦しませて殺した」

ケンシロウ「……試合のルールは?」

ベンドット「まいったで大丈夫だが…仮に殺しても可…でいい。」


ゴン「キルア…」

キルア「ああ、ケンシロウさん…殺る気だ 」

レオリオ「南無…」

クラピカ「なんだそれは」

レオリオ「どっかの国の言葉なんだよな…何かの本に書いてあった」

クラピカ「私も…そういえば以前見た記憶があるな」

ケンシロウ「あたたたたたたっっオワッタァッ!!!!」

北斗千手壊拳!!

ベンドット「ぐあああっ…」

ケンシロウ「お前は5秒後に死ぬ…」

レオリオ「出た、ヒソカの時と同じだ。」

ゴン「死のカウントダウン…だね」

ベンドット「待ってくれ……死にたくぇなぁっ!!」バンッッ

マジタニ「ひっ…!」

ジョネス「…」

二試合目

セドカン「ロウソクが…消された…」

ゴン「いえーい!俺の勝ちー!」

ケンシロウ(速い…会長戦で、レベルが上がったか)

三試合目

マジタニ「待て…まいっ……」ドゴォッ

クラピカ「…二度と旅団の名を語らない方がいい…さもないと私がお前を殺す」


キルア「連勝~俺の出番なかったじゃん」


ジョネス「待て。俺に殺らせろ…シャバの肉…掴ませろ」

レオリオ「あいつは…解体屋ジョネス…」

ケンシロウ「人殺しか?」

レオリオ「あぁ…連続殺人犯だ」

ケンシロウ「よし…キルア、俺にやらせろ」

キルア「ああ、いいよ。北斗神拳また見たいし」


ジョネス「お前か……不思議な術を使う様だが…俺の前には…」

ケンシロウ「五指烈弾!」

ジョネス「……え…あああっ…俺の手…指…がぁ…ああ」

ケンシロウ「はぁぁぁ…」

ケンシロウ「残悔積歩拳!! 」

ケンシロウ「足の秘孔を付いた。お前の足は無意識に後ろに下がっていく。1歩1歩自分の罪を後悔して死ぬんだな」

ジョネス「あああ…待ってくれ…止めてくれ…」

ジョネス「ああああああ うあらば! 」

キルア「~♪」

ケンシロウ「…そっちの奴は?」

レルート「私!?私は人殺しなんてしないわよ!さっさと行って!」ウィィィン



アナウンス「凄く困難で長い道、短く簡単な道。長い道は5人で行けるが簡単な道は3人しか行けない。さぁどうする?」

ケンシロウ「あたぁぁっ!」

ケンシロウ「これで短い道に全員行ける」

キルア「…すげ」

ゴン「さすが…」

……

レオリオ「ついたー!ってまだ2人しかいねぇじゃん。早いほうだな」


ギタラクル「…」

???「…」

クラピカ「……?」

キルア(なんだあの変な顔の方…すげぇ嫌な感じ…)


ポックル「あっ」

ハンゾー「着いた着いた」

ヤモリ「楽勝だったな」

ウモリ「あぁ」


無限四刀流の人(まだかヒソカ…そんな簡単に死ぬタマではないだろ…)


レオリオ「あのトンパっておっさんいねぇな。」

キルア「どーでもいいや」

クラピカ「恐らく落ちたんだろうな。」

>>56
ヤモリじゃなくてアモリでした

???「もしもし?団長?三次試験合格したよ。あぁ、うん、ヨークシンシティね。分かった。じゃねー」ピッ

???「ヒソカが死んだの団長も驚いてたな…」


その頃の蜘蛛…

クロロ「シャルは無事三次試験合格だと」

フェイタン「試験なんて所詮ちょろいね」

ノブナガ「まぁあのヒソカを殺った奴がいるんだろ?ヤベェかもな」

フェイタン「ヒソカ…私あいつ嫌いだたね。死んでよかたよ」

シズク「No.4補給しないとね」

クロロ「一応スカウトはしてある。ゾルディック家の住人だとよ」

フェイタン「ゾルディク家?あいつらまだ生きてたか。」

クロロ「まぁ、念能力も強いし大丈夫だろ」

今日はここまでにしときますね

ケンシロウ「第四次試験…プレートを奪い合う…か」

キルア「ケンシロウさんのは?何番?」

ケンシロウ「191…誰だ?」

ゴン「んー…分かんないな…でも俺やキルアやクラピカ、レオリオではないよね 」

ボドロ「ギクッ」

ボドロ(あの男は…確かハンター試験開始前にヒソカという者を殺した者…油断はできん…!)

キュウ(俺の獲物は7番…まさかあの男が相手とは…)

ケンシロウ「ん?」

キュウ(ひっ! )

ケンシロウ(…俺があいつの獲物か…)

ポックル「あっ」

ハンゾー「おいうんこ帽子、お前の獲物は?」

ポックル「あっ…あぁ、キュウとかいうやつだな」

ハンゾー「会ったら闘うか?」

ポックル「出来ればよして欲しいな。勝てる気がしない。三次試験でよく分かった」


1日目…

ゴン(俺の獲物…41番…誰なんだろ…)


シャルナーク「~♪1、2…3…4.5.6ポイント!もう合格だな」

ケンミ「あア…オエあゥ…」

シャルナーク「まぁ…殺さなくても良かったかな。別にいいや。じゃねー」


キルア「…付けられてるなー…」

イモリ「ギクッ」


ケンシロウ「あたぁっ!!」

ボドロ「ぐっ…」バタッ

ケンシロウ「安心しろ。殺してはいない」

ボドロ「ぬぬぬ…まだだ…」

ケンシロウ「秘孔をついた。お前の腕と足は残り6日、使い物にならない」

ボドロ「諦めん…ぞ…」

ケンシロウ「水はここに置いておく。後は自分で勝手にしろ」


クラピカ「…お前のターゲットは?」

レオリオ「俺はポンズとかいう女だ。お前は?」

クラピカ「私はもう取った。34番のリュウという男だった」

レオリオ「……まじか…早いな…俺も早く見つけねぇと」

3日目…

ゴン(いた…!41番…堂々と胸に付けてある…)

シャルナーク「もしもし、団長?暇なんだよ~。知ってるやついないし。誰か探すのもダルいしさ」

ゴン「油断してる…釣り竿で…行ける!」ドクンドクン

ゴン(41番は右に視線をそらす時がまれにある…その瞬間…一瞬で取って逃げる!)

シャルナーク「でさー…」

ゴン「今!!!この位置、この角度、このタイミング!!」ビュン

シャルナーク「…げっ!取られた!」

ゴン「ドンピシャ…!!」


クロロ「油断したな」

シャルナーク「余裕こいて胸につけてたからなー…よっぽど気配を消すのが上手いんだな…円はるのも忘れてたし…」

ゴン「取れた…っ!取れた取れた!!」

ゲレタ「な…アンタ…一体…」

ケンシロウ「ゴンに今毒矢を撃とうとしたな。させんぞ。」バキバキ

ゲレタ「ま…まて!」

ケンシロウ「あたぁぁっ!」バコォッ!

ゲレタ「ぐおおおっ…」

ケンシロウ「秘孔を付いた。お前は一秒毎に体が重くなり20秒後には体重は1トンを超える」

ゲレタ「何…ぐあああっ!アアア!!!」

シャルナーク「君、気配消すの上手いね。念を使ってる訳でもなさそうだし…とりあえず返してよ」

ケンシロウ「待て」

ゴン「……ケンシロウさん!」

ケンシロウ「ここに1点分のプレートが三枚ある。これと41番のプレートを交換しろ」

シャルナーク「……んーまぁいいや。別に損しないし、いいよ。」

ケンシロウ「あぁ」


シャルナーク「……じゃねー、次の試験でまた会おう」

ゴン「…ケンシロウさん…ありがとう」

ケンシロウ「…あいつ、会長のような不思議な力を感じた。あれは一体…」

ゴン「俺も感じた…前に立たれて動けなかったもん…」


キルア「6点分集まったし、どっかで隠れてよーっと」

ウモリ「オーマイガ…」

アモリ「ちくしょう…」

イモリ「あ…」


今日は早いですがここまでにしときます

そして試験最終日…

ポンズ「ちょ…正気なの!?」

ケンシロウ「蛇は俺に任せておけ、ゴン」

ゴン「うん!ありがとう!!」ガサゴソ

ゴン「やっぱりあった!解毒剤!!」

ゴン「それと…出来れば君のプレートも欲しいんだけど…」

ポンズ「…いいわよ。ここから出られる訳だしね。来年頑張るわ、はいどうぞ」

ゴン「ありがとう!!」

ケンシロウ「オワッタァッ!」

蛇「ピクピク」

クラピカ(なんという速さ…)

レオリオ「……っ、助かったぜ…ありがとな3人とも…」

「「これにて、第四次試験を終了します。6点分集まった方は戻ってきてください」」

ゴン「…終わったよ」


キルア「…終わったか」

ギタラクル「長かったな」

シャルナーク「うん」


アモリ「クソッタレが…」

ポックル「よっしゃ…!」

ハンゾー「6点分…集まって良かったぜ」



合格者
ゴン、キルア、クラピカ、レオリオ、ケンシロウ、シャルナーク、ギタラクル、ポックル、ハンゾー 以上9名

サトツ「会長、最終試験の内容は?」

メンチ「そう言えば、まだ聞いてませんでしたね。」

ネテロ「ふむ…一風変わった戦闘をして貰おうと思うんじゃが…まずは1人ずつ会話をしたい。」

「「試験番号7番の方~会長室にお越しくださいませ」」


ケンシロウ「む…俺か」

キルア「何やらかしたの?」

レオリオ「説教か?」


ケンシロウ「なんだ…これが最終試験か?」

ネテロ「いや、全く関係ないとも言えんが…とりあえず座れ」

ネテロ「まず、この試験で1番注目してるのは?」

ケンシロウ「…405番と99番、そして301番だ。」

ネテロ「理由は?」

ケンシロウ「405番と99番にはまだまだ伸び代がある。鍛えればどんな奴でも指先一つでダウンさせる事ができる。301番は行動が怪しすぎるな。41番以外の者とは喋っていない様子だ。」

ネテロ「では、この試験で一番戦いたくないのは?」

ケンシロウ「403.404.405.99番だ。何かしら恩があるからな。出来れば戦いたくない」

ネテロ「OK、もう下がって良いぞ」

ネテロ(…あやつ、もう念を取得しておる…。が、自身は気づいていないようじゃ…)

キルア「405番と7番かな。あ、ゴンとケンね?仲いいし、注目してるよ。53番かな。戦っても面白くなさそうだし」

ポックル「あっ、404番だな。見た限りバランスがいい。7番だ。正直いって勝てそうにない」

ギタラクル「7.99番。41番」

ハンゾー「7番だ。あいつはやべぇ。もちろん7番だ。」

ゴン「んー、41番のシャルナークが色々あって気になってる…7.99.403.404.の四人からは選べないや」

シャルナーク「405番と7番だね。特に7番、いつか敵になりそうで今のうちに潰しておきたいんだけどね。301番だね、色々仲いいからさ」

クラピカ「いい意味で405番。悪い意味で41番。41番は目立ったことはしていないがなにか秘密を隠している感じがする。理由が無ければ誰とでも戦うし、なければ戦わない」

レオリオ「405番と7番だ。ぜひとも合格してほしいと思ってるよ。もちろん405番と7番だ」


ネテロ「……できたぞ!ttps://imgur.com/gallery/WhHo1

メンチ「…ええ」

ブハラ「これって…」


>>79
ミスりましたこっちで
https://imgur.com/a/HBKmU

という訳で今日はここまで

ハンゾー「アホかー!!」

ネテロ「これでゴンは合格じゃな。」

ハンゾー(あいつの勢いに負けて降参しちまったけど…次はあの7番か…勝てるか…?)



ケンシロウ「さぁ、来い」バキバキ

ハンゾー「…へへ、やってやるぜ!」

ハンゾーは開始の合図とともにケンシロウとの距離をつめ、手刀をケンシロウの頭上に振り下ろす

ケンシロウ「ほぁたぁ! 」

ケンシロウはハンゾーの右手の秘孔をつき

ハンゾー(なんだこりゃ…右手が動かね…)

ケンシロウ「…む?」

ケンシロウは頬を触ると、微かに血を流していた

ケンシロウ(あの一瞬で攻撃したか…なかなか速い…)

ハンゾー「右手…一生使えねぇのか?」

ケンシロウ「安心しろ、一時的に筋力を奪っただけだ。」

ハンゾー「それを聞いて安心したぜ…はっ!」

ハンゾーは左手から隠しナイフを出し、ケンシロウの背後に移動するが、

ケンシロウ「北斗羅漢撃!!」

ケンシロウはハンゾーの頭を何発も殴りとばす

ハンゾー「……っ!全然…歯が立たねぇ…!」

ケンシロウ「これでお前の体は数時間思うように動かん。」

ケンシロウ「…そして俺は降参する」

ハンゾー「な…同情か?そんなのまっぴら…」

ケンシロウ「違う…次の相手と闘わなければ行けないからだ」

ギタラクル「…?」

ハンゾー「…そうかよ…。俺は別に合格できるからいいがな…」

クラピカ「意外とあっさり決まったな…」

レオリオ「ああ…ケンの奴は強すぎる…」

キルア(ケン…強いな…ハンゾーが一瞬でやられたし…)

ハンゾー「くっ…」ヨロヨロ

ケンシロウ「歩けるか?」

ハンゾー「あぁ…歩くぐらいは…出来るぜ…」



ギタラクル「…」ニヤニヤ

ケンシロウ「さぁ…素顔を見せてみろ。」

ギタラクル「……へぇ、気づいたんだ」

ケンシロウ「針で顔を変えているんだろう?」

ギタラクル「…お前に見せて俺になんのメリットがあるんだ?」

ケンシロウ「…まぁいい。」

「「始め!」」

ギタラクル「えい」

ギタラクルは針を3本ケンシロウに飛ばすが

ケンシロウ「二指真空把!!」

ケンシロウは針をそのままギタラクルに返し、ギタラクルはその針をキャッチする

ギタラクル「…俺の針をガードするなんてね…」

ケンシロウ「ふぉぉぉぉ…あたぁ!!」

ケンシロウはギタラクルの顔面を殴りつけ、ギタラクルは体ごと床に叩きつけられる

ギタラクル「あ…針が…」ビキビキ


キルア「兄貴……!!??」

イルミ「……あーあ…」

ケンシロウ「それが貴様の素顔か…」

イルミ「まぁスッキリしたから良いけど」

イルミ「驚いたよキル、お前がハンターになりたいだなんて…お前は何をしたいんだ?」

キルア「別に…ハンターになりたくて来たわけじゃないし…今1番やりたいこと……ゴンと…友達になりたい…」

イルミ「無理だね。お前に友達なんて出来っこない。お前はいつかゴンを殺したくなる。」

レオリオ「おいテメェ!!キルアとゴンはもうダチになってんだよ!!余計なこと言ってんじゃねぇ!!!」

イルミ「…え?そうなの?困ったな…よし…」

イルミ「ゴンを殺そう! 」

キルア「!」

クラピカ「何…?」

ケンシロウ「……うおおおおおおおっ!」

ケンシロウ「貴様…ゴンに指一本でも触れると…殺す…」

イルミ「へぇ、お前にそれが今出来るのかい?」

ケンシロウ「俺は別にゴン達のためならこんな試験いつでも降りる。ゴンを殺すと言うなら貴様を今殺す」

イルミ「…そっちがその気なら…」ゾワッ

キルア「…!!!!」

ネテロ「ほう、中々いい能力を使ってるのぉ…」

ポックル「あっあっ…」

イルミ「これでも殺る気かい?」

ケンシロウ「その程度か?…あたぁ!!」

ケンシロウはイルミの顎をアッパーし、イルミの体は宙を舞う

ケンシロウ「どうした?」

イルミ「…っ!」

イルミ(速い…)

ケンシロウ「そして今お前の秘孔をついた。お前はもう死んでいる」

イルミ「…!」

イルミ「ハハハ…残念だね…死なないようだ…」

ケンシロウ「む…?」

イルミ「どういう意味が分かるかい?」

ケンシロウ「なるほど…針で秘孔の位置をずらしたか」

イルミ「ご名答。」

ケンシロウ「だが俺は2つの秘孔をついた。もう一つは痛覚がむき出しになる秘孔だ。お前は少しの刺激でも…」

イルミ「な……!!!」

ケンシロウ「針を今お前は体に刺している。かなりの衝撃となっているだろう」

イルミ「ぐぅ……アぁ…ッぐぅ…」

ケンシロウ「降参すると…お前はキルアと闘うことになる……それは避けたいからな…俺は降参しよう」

イルミ「……っっ…覚えテオけ…よ…」

ケンシロウ「…ふん」


シャルナーク「へー…」

短いですが今日はここまで…明日一応最終試験を終わらせるつもりなのでお付き合い下さい

キルア「…ケン…ありがとな…」

ケンシロウ「…あぁ」

キルア「…本気でやっていいかな」

ケンシロウ「あぁ。殺すつもりで来い」

「「始め!」」

レオリオ「始まった……!!」

キルアは右手でケンシロウの胸を貫こうとするが、ケンシロウはキルアの右手を簡単に取り、キルアの体ごと投げ飛ばす
キルアはそのまま床に叩きつけられ、何度かバウンドして転がっていく

ケンシロウ「どうした」

キルア「へ…やっぱやるね…」

クラピカ「!?」

ポックル「…!」

ケンシロウ「これは暗殺術の一つ…肢曲…」

ケンシロウ「そこか!!」

ケンシロウは後ろを振り向き、キルアの頭上に手刀を振り下ろすがキルアは真剣白刃取りをし、手刀を受け止める

ケンシロウ「む…」

キルアはその隙にケンシロウの軸足を蹴るが、全く効かず腹を指で突かれキルアは吹き飛ぶ

キルア(く…今の手刀受け止めただけで左手イきやがった…)

ケンシロウ「秘孔を付いた。お前の全身はひどい筋肉痛を起こす」

キルア「へ…優しいねケンはやっぱり…兄貴みたいな痛覚の秘孔とか…じゃないんだな…」

キルア「でも…動けね…まいっ…」

ケンシロウ「待て」

ケンシロウはキルアの口を押さえる

ケンシロウ「降参は俺がする」

キルア「…は!?俺次の試合で合格するからいいって!」

ケンシロウ「いい…俺は次で合格するからな…」

ケンシロウ「まいった。降参だ!」

キルア「あ…ずる…!」

ケンシロウ「ふ…合格おめでとう…だな」

キルア「…へへ」


審判「続いての試合は、クラピカVSシャルナーク!!」


シャルナーク「…」

クラピカ「…」

シャルナーク「来なよ」

クラピカは木刀を持ち、シャルナークの頭を殴る
…寸前で避けられてシャルナークはクラピカのみぞおちを殴る

クラピカ「…かっ…」

シャルナーク「降参したら?君の反応速度なら次の試合余裕だって」

ポックル「…!」

クラピカはみぞおちを抑えながら、左手に持っている木刀でシャルナークを攻撃し続けるがシャルナークには全く当たらず顔面を蹴られて倒れる

クラピカ「…くっ…降参などしない…」

シャルナーク(んー…頑固そうだなー…あ、でも俺が降参すればあの7番と戦えるな…それも楽しそうだし…)

シャルナークはクラピカの耳元に顔を近づけ

シャルナーク「幻影旅団って知ってる?オレはその一員なんだけど…下手したら君のこと殺しちゃうから、降参してあげるね」ボソッ

クラピカ「…何!!?」

シャルナーク(目が…緋の目…??)

シャルナーク「ああ…あの一族の生き残りなんだぁ…」

クラピカ「…貴様……っ!!!」

シャルナーク「なんだっけ…あの一族の名前…」

シャルナーク「強かったよねー…念を使っても中々殺られなかったし」

クラピカ「ああああああっ!!」

クラピカは木刀をシャルナークの腹に叩き込み、シャルナークは後ろに退く。その隙にクラピカはシャルナークの顔面を何度も殴り、とどめと言わんばかりの拳を振り下ろすがシャルナークはヒラリと避け、クラピカの顎を殴る

クラピカ「…!!ぐ…ぁ…っ」

シャルナーク「キレるとやばいね…意外と痛かったよ…また殺ろうね。」

シャルナーク(あ、気絶してる…しょうがないな…)

シャルナーク「参ったー…まいったまいった」

レオリオ「クラピカ!!」

レオリオはクラピカに駆け寄って心臓の音を聞くと、トクントクンと鼓動を聞き、

レオリオ「ふう…生きてたか…」

シャルナーク「殺してないから大丈夫だよ。」


・ポックルVSシャルナーク

シャルナーク「君とは戦う気しないから、やめとくね。合格おめでとう」

ポックル「え…ラッキー…」


・シャルナークVSレオリオ

レオリオ「クソッタレエエエ!」

レオリオの拳がシャルナークに届く前にシャルナークはレオリオの頬を殴り、

シャルナーク「君とも戦う気しないや…」

レオリオ「クソ…」




ケンシロウ「貴様は許さんぞシャルナーク」

シャルナーク「…え?」

ケンシロウ「クラピカの一族を殺した幻影旅団…という者なんだろう」

シャルナーク「地獄耳ー…」


ポックル「幻影旅団…!?」

レオリオ「やはり知ってるかお前も…」

ハンゾー「ハンターを目指す者なら一度は耳にする…」


ケンシロウ「決めた…お前は今ここで殺す」

シャルナーク「ふーん…」ゴゴゴ

シャルナークは念を解放し、ポケットから取り出した携帯を持つ

ネテロ(あやつは操作系かの?)

ケンシロウ「クラピカ…こいつを殺していいか?」

クラピカ「……私は…構わん…だが、そいつを殺せばお前は不合格になるぞ…」

ケンシロウ「問題ない…また挑戦する…」

シャルナーク「携帯する人の運命!!(ブラック・ボイス!!)」

審判「あっ」

シャルナークは審判に針を指し、携帯で操作する

審判「アはハハハは!!!」

ケンシロウ「…ふん…あたぁ!!」

ケンシロウは審判を軽々と吹き飛ばす

審判「ぐエぁぅぎ…」

ネテロ「邪魔じゃ」

しぶとく立ち上がる審判の頭をネテロは後ろから潰し殺す

ネテロ「どうせこやつに操られた時点で死んでいるんじゃ…恨むならこやつを恨んどくれ…」

シャルナーク「あーあ…殺しちゃった…」

ケンシロウ「貴様だけは絶対に許さんぞ…」ゴゴゴ

シャルナーク「……!?」

シャルナーク(念を…!!?)

ケンシロウ「はああああああああああああっ…」

ケンシロウは両手に念を溜め…

シャルナーク「あれ…やば…」

シャルナーク(アンテナを自分に…っ)

シャルナークは自分にアンテナを刺そうとした瞬間

ケンシロウ「あたたたたたたたたたたたた」

ケンシロウ「ほぁぁったああああっ!」

北斗百裂拳!!!!!!!!!!

シャルナーク「え…?」

ケンシロウ「お前はもう…………死んでいる」

シャルナーク「待っ…団長…ァ」

パァン

ネテロ(あやつ…自分では気づいていないようじゃが…大量の手を具現化しおった…!!具現化混じりの強化系かの……??)

審判2「…ケンシロウ選手!ルール違反により失格!!」

ポックル「大丈夫かよ…」

クラピカ「済まないな…また助けてもらった…」

ケンシロウ「仲間……いや、強敵(とも)の為だ…」

クラピカ「強敵(とも)…か…」

ゴン「ケンシロウさん!!!」

ケンシロウ「ゴンか…大丈夫なのか?」

ゴン「うん…でも、ケンシロウさんが…」

ケンシロウ「大丈夫だ…」

そしてハンターの講座が終わり……

ポックル「じゃあなー!!」

ハンゾー「おう!」

ゴン「バイバーイ!!」

レオリオ「あれ?ケンは?」

ゴン「ケンシロウさん…いや…ケンは、さっきやりたいことをしてから戻ってくるって…」

キルア「……」


イルミ「ハァ…ハァ…殺ス…」フラフラ

ケンシロウ「お前は今から俺にこの針で刺され、死ぬ」

イルミ「その針は…俺の…」

ケンシロウ「お前はあまりの激痛に動けもしないだろう…この針は10本ある。それをお前に1本ずつ刺していく」グサッ

イルミ「ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"!!!!!!!!!!」

ケンシロウ「さぁ、何本目に死ぬかな?」グサッ

イルミ「………………ッッッ!!!」




キルア「…終わったの?」

ケンシロウ「あぁ…ホントに大丈夫だったのか?」

キルア「あぁ…俺に家族はもう要らない…俺には…ゴンが…クラピカが…リオレオが…そして、ケンがいるから…」

ケンシロウ「…そうか」

レオリオ「キルアーー!ケンー!行こうぜー!」

キルア「おう!今行くぜリオレオ!」

レオリオ「レオリオーー!!」

ケンシロウ「……」

ケンシロウ(ユリア…これで良かったんだな…)




クロロ「シャルが殺られた…」

フェイタン「シャル殺した奴私許さないね」

ノブナガ「あいつ…ヒソカも殺したんだろ……?まるで幻影旅団に取り付いた死神…だな」

ガタ

フランクリン「何の音だ?」



フランクリンは物音の方に行くと…

ケンシロウ「死神が…死を届けに来たぞ……」

クロロ「!?」

フェイタン「フランクリン、どしたね?」

フランクリン「……!?」

北斗残悔拳!!

ケンシロウ「今から貴様ら全員を天に贈る…」

フランクリン「……何しやがん…」

フランクリンはケンシロウに念弾を放とうとした瞬間

ケンシロウ「お前はもう…死んでいる」

フランクリン「何言ってやが……あっ あっあっ あひゃ…ひでぶ!!」パァン

END

一応これにて終了です…。でも、ドッヂボールさせたりキメラアントとかとも闘わせたいのでまた気が向いたら続編書きたいと思います。ここまで読んでくれた方、ありがとうございました!!

新しく建てた方がいいですかね?

クロロ「ちっ…助けられたな」

マチ「…くっ…もう私らの生き残りは4人…」

フェイタン「あいつ…速すぎるね…」

ボノレノフ「くっ…一瞬で皆殺られた……」

【回想】

フランクリン「ひでぶぅぅ!!」パァン

フィンクス「フランクリン…!?」

ケンシロウ「次に死ぬのは誰だ?」バキバキ

クロロ「恐らくあいつがヒソカとシャルを…」

ウボォーギン「殺してやる…!!」

ノブナガ「死ね…!!!」

北斗千連脚!!

ケンシロウはノブナガとウボォーギンの首を蹴り飛ばすとノブナガとウボォーギンは何事も無かったかのようにケンシロウを横切った後

ノブナガ「……な」

ウボォーギン「に…?」

パァン

ケンシロウ「さぁ、次は?」

コルトピ「うわぁ…」

パクノダ「逃げ…」

ケンシロウ「その2人はもう殺した」

マチ「…え?」

パクノダ「何言って……」

マチ「パク…あんた…顔…」

クロロ「コルトピ!」

コルトピ「……エ?」

パァン!!!!!!!

フェイタン(速い…!!!)


フィンクス「ぐあああああ…とめった!!」パァン

シズク「団ちょ…うにゃ」パンッ

クロロ「盗賊の極意(スキルハンター)!!」

ケンシロウ「あたぁぁっ!」

ケンシロウはクロロの両手をつき

五指裂弾!!

クロロ「ぐっ…」

マチ「団長…!!」

フェイタン「団長…こっちね!」

ケンシロウ「…逃げたか……」

【回想終了】

ピピピ

ケンシロウ「あぁ…携帯と言うやつか…誰からだ?」

ケンシロウ「クラピカか…どうした」

クラピカ「蜘蛛は?」

ケンシロウ「4人逃がした。あとは全員殺した」

クラピカ「待て、それ以上はやめろ…残りは私が…」

ケンシロウ「…どうやってだ?」

クラピカ「念を習得した…私は具現化系だそうだ…」

ケンシロウ「能力は何にするつもりなんだ?」

クラピカ「…命をかける…能力だ…」

ケンシロウ「……そうか」


ゴン「はぁぁぁぁ……」

キルア「どりゃぁぁぁっ!」

ウイング「もう練をここまで…」

ゴン「ケンのお陰だよ…ケンシロウさんは今クラピカの手伝いをしてるけど…それの前に、俺たちにちょっとだけ念を教えてくれたんだ!」

キルア「会長(じいさん)から教えてもらったらしいぜ。」

ウイング「ケンさん…一度お目にかかりたいな…」


とある山…


クルト「逃げろレイナ!!ここはお兄ちゃんに任せ……」

レイナ「あ…お兄ちゃん!!」

クルトの目の前には大きな怪物が

クルト「あぁ…」

怪物が右手を振り下ろすと…

ケンシロウ「大丈夫か?」

クルト「おじさん……誰?」

ケンシロウ「なんだこいつは…」

ケンシロウ「あたあああああっ!」

ケンシロウは怪物の腹を思い切り殴ると怪物は簡単に破裂する

ケンシロウ「…2人とも、怪我は?」

クルト「大丈夫……だよ……」

レイナ「あ、ありがとう…」

ケンシロウ「気をつけて帰るんだ…」

ケンシロウ(今のやつは…一体…)

ウイング「な…なんで貴方が…」

ビスケ「あんた何偉っそうに説教してるんだわさ!?シャツを入れなさいな!」

ビスケ「なんか会長が面白い子供が2人いるって言ってたから来てみたけど…」

ゴン「押忍!」

ビスケ(なかなか面白そうなやつらだわさ…)


ケンシロウ「天空闘技場…どこだ…?」

アモリ「え?こんな山奥にあるわけないだろ?もっとあっちだって…」

イモリ「てかなんでテメェがここにいるんだ?ハンター試験の時にいただろ?」

ケンシロウ「俺はお前らの事は知らないがな」

ウモリ「こいつ腹立つな…ぶっ飛ばそうぜ」

ケンシロウ「…とにかくここじゃないんだな…」

アモリ「おい!どこ行くんだよ…!」

イモリ「反対方向だぜ…?」

ウモリ「ほっとけよあんな奴…それより来年のハンター試験に向けて頑張ろうぜ」

イモリ「おお…」


とりあえず続き書いてみました…また明日気が向いたら書きます…

キルア「おお!すげぇ!!」

ビスケ「その後こうやってこうすれば簡単に念が出せるわさ」

ズシ(たった半日で自分簡単にこされたっす…)

ウイング「さすがです…」

ゴン「ウイングさんの教えがあったからここまで来れたんですよ!」

キルア「そうだぜ、落ち込むなよ」

ビスケ「弟子に慰められるってアンタもう完全に終わってるよ?」

ケンシロウ「ここにいたのか」

ビスケ(ちょっと好み!)

ビスケ「こんにちわ~、何しにいらっしゃったんでしょうか~?」キラキラ

ケンシロウ「お前のようなババァがいるのか…」

ビスケ「!」ガーン

ゴン「…ババァ?」

ビスケ「あーもう…私これでも57歳だわさ。私の念能力でここまで若返ったんだわさ」

キルア「ええええええ!?」

ケンシロウ「…お前ら、念が大分上達したようだな……」

ゴン「もう基礎は全部覚えて今必殺技の練習中なんだ」

ケンシロウ「…そうか」

キルア「ここまで来たってことはケンも200階まで来たのか?」

ケンシロウ「ああ、楽勝だったな」

キルア「じゃあこれからどうする?結構俺ら強くなったから最上階行けそうだけどな」

ゴン「今連勝中だしね!」

ケンシロウ「このクラスで10勝か…簡単だな」

ゴン「今俺たち8連勝中なんだけど…ね、キルア」

キルア「ああ。一番手こずったのはカストロって奴なんだけど、」

ゴン「キルアのヨーヨーで伸びちゃって俺不戦勝になっちゃったんだよね」

ケンシロウ「…そうか」

ケンシロウ(この前見た怪物が気になる…もう1度あそこへ行ってみるか…?)


【数日後】

女王(人間という種…これは美味すぎる…)

コルト「もっと人間を持ってこい!」

下級蟻「はっ! 」

ザザン「んふ…?行くわよパイク」

パイク「はぁぁい ザザンさまぁ~」

…NGL


ポックル「…大丈夫か?」

ポンズ「うん…」

ビビリ「お…おいもう帰ろうぜ」

ポックル「…あぁ、これはヤバすぎる…」

バルダ「何だったんださっきのやつは…」

ポックル「…取り敢えずこの事を世界に報告し、俺たちより強いハンターを仲間にして、討伐軍を結成する!」

ポンズ「それがいいわね…」

ビビリ「ならさっさと帰ろうぜ!!もうここにいるとさっきのやつが…」ブチュ

そこには怪物の姿が

ポンズ「出た…!!」

ポックル「七色弓箭(レインボウ)!!」

ポックル「赤の弓!!」ビュン

ポックルの七色弓箭は見事怪物の頭に命中し、矢が刺さった場所から炎が燃え出す



ポックル「逃げろおおおおっ!!!!まだ来るぞーー!!」

パイク「…」

ポックル(ひ…人の顔……??)

ポックル「燈の矢…!!」

パイク「なんだ、簡単に見えるでねぇか…」パシッ

ポックル(七色の矢の中で一番速い燈の矢を…!?)

バルダ「撃て!撃ってくれ!」

パイクは肛門から糸を出し、ポックルに攻撃する
ポックルはそれを避けるとその糸はバルダに当たり、

ポックル「バルダアアアアア!!!!!!!」

バルダ「ァアア!」グチャァ

パイク「ひゃー!反射的に食っちまっただーー!」

ポックル「うあああああっ!」

ポックル「赤の弓!!」

パイクはいとも簡単に矢をキャッチするが
ポックルはそのままパイクの顔に拳を叩き込む

パイク「まっ…両手が塞がって…」

ポックル「トドメだああああっ!!」

ポックルがとどめの矢を放とうとすると後ろから尻尾が

ケンシロウ「待て」

ケンシロウはポックルに向けられた尻尾を受け止め引きちぎる

ザザン「私の…よくも私の尻尾をおおおおおおお!!」

ケンシロウ「お前はそっちを頼めるか?」

ポックル「あ…あぁ。任せとけ!」

ケンシロウ「さぁこい化け物」

ザザンは体が大きくなり、文字通りの化け物となった

ケンシロウ「怪物に秘孔が効くか…試してみるか」

毎日ほんのちょっとしか更新出来なくてすみません…今日はここまでで

ケンシロウ(こんな奴に会長から教えてもらった技を使うまでもない…)

ザザン「死ねええっ!!」

ザザンはケンシロウのみぞおちを蹴るが

ケンシロウ(堅!)

ザザン「何……!!」

ザザンが怯んだ好きにケンシロウはザザンの全身を連打する

ケンシロウ「あたたたたたたたたオワッタァ!!!」

ザザン「ぐっ…殻が…ぬわあああああっ!」

ケンシロウ「やはり硬いな…トドメだ」

北斗残悔拳!!

ケンシロウ「貴様は三秒後に……死ぬ」

ザザン「…まて…ぐああああああああああああべっ」

ザザンは頭から破裂した

ケンシロウはザザンの死体に背を向けポックルの方を見ると

ポックル「燈の矢!!!!」

パイク「アヒャアアアアアア!!!!ザザンサマアアアアアアァ!!!!!!!」

パイクは貫かれた

ケンシロウ「大丈夫か」

ポックル「あぁ…」

ポックル「…!ポンズは!?」

ケンシロウ「誰だ…?」

ポックル「一緒にいたやつなんだ…さっきの化け物と戦った時にはぐれたんだ…!!探しに行かなきゃ!!」

ケンシロウ「…俺も行こう」

【ゴンの家】

ビスケ「私が今欲しいのはグリードアイランドってゲームなんだわさ!」

ゴン「グリードアイランド…って、このメモリーに入ってるゲーム?」

キルア「豚くんに聞いたけどダメだったわ。あいつが持ってねぇってことは…ガチでレアモンなんだな」

ミト(ゴン…知らない間に友達も作って彼女まで…成長したわね…)シミジミ

コンコン

ミト(あら……誰か来たわね…)

ゴン「親父に会うために…グリードアイランドも手に入れなきゃだけど…あの怪物の正体も暴かなきゃ…」

ビスケ「あぁ、ここに来る前にあった変な奴ね?」

キルア「あの変なうさぎみてぇなやつ…念が通用しなかった…ビスケがいなきゃやばかったかもな」

ゴン「待って…懐かしい匂いだ…」テクテク

ゴン「え…カイト!!?」

カイト「おぉ、久しぶりだな。ゴン」

ゴン「ごめんミトさん、ちょっと行ってくるね。」

キルア「おい!俺も行くって!」

ビスケ「待ちなさいよ!私も行くわさ!」

ポックル「あっ…嘘だろ……」

ギョガン「狩り楽しいいいっ!ひゃっはあああああっ!」

ポックル「ポンズ…!!!!!!」

ギョガン「…あ??」

ギョガン「また人間か…この武器があれば何でもできる感じだぜ…」

ポックル「うあああああっ!七色弓箭!!赤の弓!」

ギョガン「お?」

ギョガン(こいつはなんかやべぇ!)

ギョガンは当たる寸前でギリギリ避けるとポックルに弾丸を放つ
放たれた弾丸はまっすぐポックルの額に向かって飛んでいくが
ケンシロウが受け止める

ケンシロウ「許さん…そんな弱い武器で強がっているやつを見ると吐き気がする…」

ギョガン(こいつはもっとやべぇ!!殺され…いや、奴を挑発して追いかけてきたところをこの武器で殺す…!それしかねぇ!)

ギョガン「おら来いよ雑魚!!てめぇなんか一瞬で殺してやらァ!!」

ギョガンはそう言い放ってケンシロウに背を向け走り出した

ポックル「くっ、待て!!」

ケンシロウ「大丈夫だ。あいつは既に殺した」

ポックル「…え?」

ギョガン(ケケケ…俺は反射神経がいい男…俺に近づいた瞬間貴様の最後だぜ………あれ?なんか…景色が歪んで…)

ギョガン「あぅれぇ」バン!!

ポックル「凄い…どうやって…」

ケンシロウ「また怪物が出るかも知れん…ここを出るまで送ろう」

ポックル「あぁ、有難い…」

ポックル(バルダ…ポンズ…すまない…助けてやれなくて…)



【蟻の巣】

女王(もうすぐ…もうすぐで生まれる…先程のやつが言っていた名前とやら…お前らの名前は私がつけてやろう…)

女王(そしてその後は王を産む…)


レオン「おい、グリードアイランドって知ってるか?」

フラッタ「いえ…何ですかそれは」

レオン「いや、知らないならいいが…」

レオン(グリードアイランド…あそこに行けばご馳走が沢山食えるだろうな…)

【蜘蛛】

クロロ「仲間は集まったか?」

マチ「いや全然…ヒソカの代わりに入ったアイツ以来誰も入ってくれない」

カルト(…)

ボノレノフ「今全世界にキメラアントという謎の生物が発生してるらしい…」

フェイタン「そいつら仲間にしたら面白そうね」

クロロ「それいいな…」



ゴン「へぇ…あの怪物、キメラアントって言うんだ…」

カイト「あぁ、それもかなり強い奴がいる」

キルア「そいつらの巣…行ってみようぜ」

ゴン「人を食べる…許せないよ…何もしていない人達をただ無差別に殺すなんて…」

ビスケ「…」



【ハンター協会】

ネテロ「ほう、集まったか」

ナックル「…」

モラウ「会長から呼ばれたら来ないわけには行かねぇよな」

シュート「右に同じ」

ビーンズ「十二支んの方々はどうしましょう?」

ネテロ「いや…あやつらはいい」

ネテロ(大人数いても困るし…)

今日はここまでです…

ケンシロウ「ふん…随分と倒したな」

カエルキメラアント(私はこれを知っている…強者による確実死!!)

ポックル「くっ…念の使いすぎで…」クラッ

ケンシロウ「大丈夫か?」

ポックル「あ…あぁ」


【蜂の巣】

ラモット「あのガキどもぜってえええ殺す!!!!ウオオアアアアアアア!!!!!!!」

ペギー「お、落ち着けラモット…!」

チードゥ「何何?暴れてんじゃん」

メレオロン「うるせぇな…ザザン隊が全滅して女王も機嫌がわりぃんだ。静かにしてくれよ」

コアラ「救えねぇ」



【NGL国境】

ゴン「でさ、ケンって人が北斗神拳って技でズババッて倒したんだよ!」

カイト「…そうか、そんなに強いんだな…」

ケンシロウ「呼んだか?」

キルア「お!ケン!!」

ゴン「…と、ポックル…だったっけ?」

ポックル「あぁ、久しぶりだな」

カイト(こいつがケンシロウ…たしかに強い!!俺を遥かに超える…)

キルア「ケンもキメラアントの調査か?」

ケンシロウ「キメラアント?あの怪物のことか?」

キルア「あ、そうそう」

……


キルア「えええ!?100体ほど殺した!?」

ゴン「やっぱり凄いや…!」

カイト「なんだと…」

ポックル「本当に凄かったぜ…」

ケンシロウ「それより、あのビスケとやらは?」

ゴン「あぁ、なんか急用ができたって帰ったよ?」

ケンシロウ「急用…か。」

ポックル「…てなわけで俺は帰る…。多分世界中にこのキメラアントのニュースが回ってるんだろ?俺の故郷が心配だ……」

ケンシロウ「一人で大丈夫なのか」

ポックル「あぁ、世話になったな。頑張れよお前らも」

ゴン「じゃあねー!」

キルア「…」



ポックル「帰ったら…俺がみんなを守って…」

ポックル「それで、もう少し特訓した方がいいよな…」

ポックルがそう呟いて歩いている上空で

ホロウ「見つけましたぞ。レア物」

コウモリ「キャッキャ…早く女王様に捧げなきゃ…」

ポックル「っ……!!?」

ポックル(くっそ…なんで俺ばっか…)

グチャ



カイト「ここは…NGLの本部……?」

ゴン「…ここがアリの巣じゃないの?」

カイト「とりあえず中に入ってみよう…」


ユンジュ「お、来客か?」

蚊女「蚊蚊蚊!!私が食べてあげる!!」

ムカデ「ふっふっ…飛んで火に入る夏の虫…」


カイト「…いたぞ」

キルア「…」

ゴン「キメラ……アント!」

ケンシロウ「…ふん」


ユンジュ「真ん中の2人…かなり強いな。」


蚊女「蚊蚊蚊!あなたの名前、ポチに決定!!私が飽きるまで飼ってあげるわ!」

キルア「ちっ…」

キルア(久々に…スイッチ入れるか)

蛇活!!

キルアは一瞬にして蚊女の腕を粉々にする

蚊女「くっ…」


ゴン「最初は……グー!!」

ムカデ「なんだこのオーラ……!!」

ムカデ「逃げたら…ユンジュに殺され…あれ?」


ケンシロウ「お前はもう…死んでいる」

ユンジュ「なにをしやがっ…あっあっあっ」グチャ

ユンジュの頭はペシャンコに潰れる
ケンシロウ「…」

カイト「一瞬であの大物を…!!」


ムカデ「ユンジュが殺られた!!」

ゴン「ジャン…ケン!!」

ムカデ「とりあえずガード!」

ゴン「チー!」

ムカデ「…え?」

ムカデはゴンの新技で真っ二つになる

ムカデ「アア…」

カイト「とどめを刺すことを忘れるな、ゴン」バン!!

ゴン「カイト…その能力…」

キルア「こっちも終わったぜ」


カイト「ちっ、全く…この能力はうっとおしい…」

ゴン(じゃあなんでそんな能力に…)

カイト(能力といったらケンシロウ…!秘孔という場所を突いて相手を殺すらしいが…キメラアントの秘孔の位置が的確にわかる理由は…?まさか、奴の念能力…?)

カイト「…行くぞ。」

ゴン「うん…」

【蜂の巣】

ラモット「…水見式…ですか?」

ネフェルピトー「うん。あの人間がいうにはね…方法は?」クチュクチュ

ポックル「あっやり方は簡単…あっグラスグラスグラスに…に水を注いでその上に…葉を置いて……あっそのその後あっ発…をだす…と…系統が…分か…分かる」

ペギー「グラスに…水…」

ネフェルピトー「水の中に…なんか黒い物が出てきたよ?これは何?」

ポックル「水の…なかに不純物が出ると…特質系になる…」

ネフェルピトー「ふーんニャルほど…」

ネフェルピトー「早速試してみたいな…強い人間探しに行こっと」

ペギー「あの人間は?」

ネフェルピトー「…すぐに女王様に」

豚「はっ!」グチャグチャァ

ポックル「あ」


ネフェルピトー「…みーつけた…」

ネフェルピトーは外に出て暫く外を眺めていると、目線の先にはゴン達の姿が
それを確認したピトーは足に力を入れて跳び、ゴン達に一直線に向かっていく

ケンシロウ「むっ!」

ケンシロウ(なんだこのオーラ…!!ラオウやカイオウとは違う…禍々しいオーラ…!)

カイト「くっ!」

カイトはケンシロウの前に立つと、ピトーの一撃で左手を失う

カイト「うっ…」

ケンシロウ「!!」

ピトー「あれ、間違えたニャ…」

ゴン「……う」

ゴン「うあああああああああ!!!!!!!」

ゴンは千切られたカイトの左腕を見て念を発動する

キルア(ばっ…)

キルアはすぐさまゴンの頭を殴り、ゴンを抱える

カイト「いい判断だキルア!ケンシロウ、ゴンたちを頼む」

ケンシロウ「…」

カイト「お前はまだキメラアントの女王と戦ってもらわないとだめだ!俺は大丈夫だ。行け!」

ケンシロウ「分かった。」

ケンシロウはカイトに背を向けキルア達と逃げる

ネフェルピトー「まぁいいニャ。君も強そうだし」

カイト「舐めやがって…」

ラッキーダイス「大ピンチだな!いい目がでろよ!3!!!」

カイト「ちっ…」



今日はここまでで…

水の中になんかできたら具現化系じゃね?

>>192
あ、本当ですね…すみません

>>189
ラッキーダイス バツ

クレイジースロット マル

なんでラッキーダイスだと思ったんでしょう…

ネフェルピトー「…うん 僕ちょっと強いかも」

ネフェルピトー「次は…あの人間とも戦ってみたいなぁ」


【家】

キルア「よう、起きたか」

ゴン「キルア…?あれ、カイトは!?」

ケンシロウ「…」

ゴン「まさか…あいつに…?ケン、なんで助けてあげなかったの…?」

ケンシロウ「…あいつにおまえらの事を任せられたからな」

ゴン「ケン…なんで見捨てたの?いつものケンなら助けてあげてたじゃん…ねぇ。」ゴゴゴ…

キルア「おい、ゴン。お前は知らねぇだろうけど ケンはお前が寝てる間にも襲いかかってきた怪物とか戦ってたんだぞ!! 」

ゴンはキルアの言葉を無視して外へ出ようとする

キルア「お、おい!どこ行くんだよ!」

ゴン「決まってるじゃん。カイトを助けに行くんだ」

キルア「ちっ…」

ナックル「オラオラ待てよコラ!」

モラウ「そうあせんなって」

ゴン「…誰」

ナックル「直球だなコラ…」

モラウ「俺達は会長から、キメラアントの討伐を頼まれた…簡単に言うとキメラアント討伐隊って奴だ。」

キルア(どっから入ってきたんだこいつら…あっちの部屋から出てきたぞ…)

ナックル「ってな訳でゴンってやつ!お前、俺と戦え!」

ゴン「ごめん、急いでるから…」

ケンシロウ「…」

シュート「キルアとかいう奴は…俺と戦え」

シュート「俺はお前に勝てば討伐隊に入れるんだ…」

キルア「俺はいいけど…」

ナックル「オラてめぇ!どうしても外に出たかったら、俺を倒してから行けコラ!」

ゴン「…」ゴゴゴ…

ナックル「…は?」

ナックル(何だこりゃ…!!くらったら死ぬっての!)

ゴン「最初はグー…」

ナックル「打たせねぇよ!!」

ナックルはゴンの背後に周り背中を殴りつける
ゴンは殴られた衝撃で壁にぶつかる

ナックル「…ふぅ」


モラウ「すまねぇな。」

ケンシロウ「…俺は問題ないが」

モラウ(こいつ…強い…シュート、ナックル、ノヴで4人がかりでも…勝てるビジョンが見えん…!)

ケンシロウ「あのシュートという奴もだが、それよりナックルという奴、凄く強いな」

モラウ「二人共俺の弟子だぜ?舐めんなよ」

ケンシロウ「おまえの弟子と戦っている2人は俺の強敵(とも)だ…お前が思っているほど弱くない。」

ケンシロウ「何故いきなり戦いにきたんだ?」

モラウ「会長が、ゴン、キルアに勝てばキメラアント討伐隊に入るという条件で戦いに来たんだ。で、そのまま俺達はNGLに行く…急いでいるからな」

ノヴ「失礼します」

パーム「…」

ノヴ「やってますね…こんな狭い空間で…」

モラウ「いつ何処で敵に遭遇するか分からんからな…この狭い空間でどれほど動けるかを試しているんだ」

ノヴ「この方は?」

ケンシロウ「あの2人と一緒に旅をしている…」

ノヴ「この人と戦わせた方が良かったのでは?」

モラウ「多分こいつが相手じゃここにいる全員でかかっても勝てないと思うぜ。そういやあんたの名前は?」

ケンシロウ「ケンシロウ…だ。」

ケンシロウ(こいつらは善者…と見ていいか…)

パーム「………」


ナックル「俺の天上不知唯我独損(ハコワレ)…スゲェだろ」

ゴン「うん!動いたら少しスッキリしたよ。またやろう!」

ナックル「おぉ…」


シュート「ふぅ…ギリギリ勝てた…」

キルア「……ギリギリじゃない…余裕の間違いだろ?」

シュート「そんな事ないさ。お前の技…いいと思う…」


モラウ「ちょっと休憩はさめ。そんで明日は相手を入れ替える。それで勝てれば祝 討伐隊に入隊だ」

するとまた家の扉が開き

ビスケ「キルア、こっち来るわさ」

キルア「ビスケ…!?…え、あぁ…」

ゴン「何だろ…」

ケンシロウ「……?」

クラピカ「ちっ…何でこんな所まで…」

キメラアント「キェアアアアア!!!!!」

クラピカはキメラアントの首根っこを掴み、頭を潰す

クラピカ「バショー!」

バショー「任せとけ もうすぐ終わる こっちもな」

バショーはキメラアントをぶん殴り 燃やす

クラピカ(この増え方…おかしすぎる…)

クラピカ(何か裏がありそうな…)

リンセン「くっ…」

シャッチモーノ「縁の下の11人(イレブンブラックチルドレン)」

シャッチモーノは床から11体出し

シャッチモーノ「俺に近づく敵に攻撃しろ!」

リンセン(ホントについてないわ…!このキメラアントのせいでオークションも延期になって…)

クラピカ(私は早く緋の目を手に入れたい…!)

スクワラ「ぎゃあああっ!腕があああっ」

バショー「燃え尽きろ 隅から隅まで 灰になれ」

バショーはスクワラに追撃しようとするキメラアントを3体同時に燃やす

今日はここまでで

ビスケ「…あんた、全然動けてないわさ!」

キルア「そんな事言ったってよー!お前のさっきの 姿見たらビビるっつーの!」

キルアはビスケに殴られパンパンに腫れた頬を擦り

ビスケ「最終兵器は最後までとっておくものだわさ」

ビスケ「キルア、明日のナックル戦勝つ自身はあるの?」

キルア「んー、とりあえずスピードで攻めてくつもりだけど。」

ビスケ「それだけじゃダメ。戦ってみて分かったけど、まだあんた相手の動きを目で追ってる…円とか使って感覚で相手を追うんだわさ。あと凝も忘れずにね」

キルア「押忍…」


ケンシロウ「立てるか?ゴン」

ゴン「いてて…やっぱりケン…強すぎる…」

ケンシロウ「お前の技は溜めが長い。もう少しはやく溜める練習をしておけ」

ゴン「うん…ありがとう」

【1日後…】

ナックル「勝ったぜえええっ!」

キルア「くっそ…負けた」

シュート「ふぅ…危なかった」

ゴン「ちぇっ」

ビスケ「二人共よく頑張ったわさ。」


モラウ「あぁ、凄い戦いだったぜ。そしてシュート、ナックル。お前らは約束通りキメラアント討伐隊に入隊だ!」

ナックル「っしゃあああああっ!」


【蟻の巣】
ズン

ゴゴゴ…

女王(さぁ、生まれなさい!王!!!)

ペギー「おおおおっ!」

バンッ!!!!!

王「……」

チードゥ「うおっ…」

ラモット「生まれやがった…!」

ペギー「女王様!!」バンッ

ペギーは王を横切った瞬間頭が粉微塵になる

ラモット「!?」

王「お前…」

ラモット「……え?俺?」

王「拭け」

王はラモットに尻尾を向ける

キメラアント「私は丁度ハンカチを持っていてね…今拭きま…」バンッ

王「二度言わせるな。お前が拭け」

ラモット「…ちっ、貴様なんか…の尻尾!誰が拭くかよ!!」

ラモットはオーラを出し、王に殴りかかる

王「貴様、余を愚弄するのか?」ゴゴゴ…

ラモット「…!!!!!」

王「死ね」

王は尻尾でラモットの首を刎ねる

今日はかなり短いですがここまでで

ピトー「こういう風に、殺しここの脳と呼ばれる人間の部分が1番美味なのですニャ」

幼女「え…おか…さん…」

王「こうか?」

王は幼女の幼い命を摘もうと尻尾を伸ばすが

ケンシロウ「待て」

ケンシロウ(遠くで物凄く強いオーラを二つ感じた…やはりキメラアント…)

王の尻尾をケンシロウは片手で受け止め、握り潰す

王「…こいつは」

ケンシロウ(こいつの強さは俺が出会った中でも恐らく上位に入るな…)

王「程よく筋肉がしまっており美味そうだ…」

ネフェルピトー「仕留めますか?」

王「ピトー…お前は手を出すな」

王(試してみたい…こいつとの戦いを…)

王「来い」

ケンシロウ「はぁぁぁ…」ビリビリ

ケンシロウは衣服を破り捨て構えを取る

ケンシロウ(あいつはカイトを殺ったキメラアントか…あいつはいずれゴンが殺すだろう…今はこいつから目を離すな…)

王は地面を踏み込みケンシロウとの距離を一瞬で縮め
右拳をケンシロウの腹に叩き込む

ケンシロウ(む…っ…)

ケンシロウは吹き飛ばされ、木にぶち当たる

ケンシロウ(ゴン達はここには来ないだろう…まだNGLに行くための準備をしているはず…その間にこいつを討伐せねば…)

王「どうした?今ので死ぬような人間では無いだろう?」

ケンシロウ(練…!!)ニゴニゴニゴ

ケンシロウ「北斗神拳奥義…水影心!!」

ケンシロウ(会長の技を…)

ケンシロウの背後には大きな百式観音が

ケンシロウ「百式観音…壱の手!!」

百式観音は王に向かって、地面に大穴が開くほどの手刀を繰り出す

王「何…!!」

体制を崩した王に詰め寄り、

北斗神拳奥義醒鋭孔!!

王「…何をした?」

王は痛覚がむき出しになる秘孔を突いても全く効かず、
ケンシロウは王の潰れかけた尻尾に飛ばされる

ケンシロウ(秘孔が…うすうす気付いていたが、キメラアントと人間では少し秘孔の位置が違う…)

ケンシロウ「くっ…百式観音…参乃手!」

観音は王を両手で挟み潰すが、王は観音の手を破壊し脱出する

王「…やはり食料が必要だ」

王は遠くで怯えている幼女を見て幼女に向かって走り出す

ケンシロウ「待て!!」

王「ピトー」

ネフェルピトー「はっ」

ネフェルピトーは王を追いかけるケンシロウの前に立ちはだかり手刀をケンシロウに突き刺す
ケンシロウはネフェルピトーの腕を力ずくで千切り、ネフェルピトーの顔面を殴り飛ばして王を追いかける

ケンシロウ(間に合え…シュウの時と同じ思いは…!!)

しかしケンシロウの思いも虚しく幼女は王の一撃により帰らぬ人となる

ケンシロウ「!!!!!!!」

王は仕留めた獲物をひたすら食い続け、ケンシロウの方を向きニヤリと笑みを浮かべる

ケンシロウ「うおおおおおおおお!!!!!」

ケンシロウは服を破り捨て、念と闘気を解放する

ケンシロウ「キメラアント…貴様もすぐに天へ還してやろう!」

ケンシロウは王の顔を蹴り飛ばし、王が体制を立て直す前に
追撃の拳が王の腹に命中する

ケンシロウ「うおおおおおおおおっっっ!!」

北斗神拳奥義!天破活殺!!!!!!!

ケンシロウは闘気を飛ばし王の秘孔を突く

ケンシロウ「死ね!」

王「ぬううううううぅぅぅ!!」

王は直前で秘孔の位置を筋肉を操作してずらしていて、死ぬまでには至らなかったが、かなりの出血をする

ケンシロウ(俺の念能力…本当に激怒した時にだけ相手の秘孔の位置が見えるようになり、睨みつけた相手の念を30秒使えなくする!)

【回想】

ネテロ「なんと…お主は特質系じゃったか…」

ケンシロウ「特質系…?」

ネテロ「そうじゃ。お主は前のギタラクルとの試合で強化系と具現化系の技を出しておった…」

ネテロ「お主はもしかすると全部の系統の能力を100%出せる……のかもしれん…」

ケンシロウ「いや、それより俺は…相手の秘孔の位置が見える能力がいい」

ネテロ「まぁ…お主は特質系じゃから出来んこともないが……」



王「くっ…まずいな…」

ネフェルピトー「王!」

ケンシロウ「貴様の体を決してこの世に残すことはない!」

王「ふっ…余が最強…と思っておったが、そういう訳でも無さそうだ…」

ネフェルピトー「待て!王を殺すなら…僕を殺してくれ!」

ケンシロウ「…」

王「まてピトー…」

ネフェルピトー「……!?」

王「お主の名は?」

ケンシロウ「今から死ぬ者に語る必要は無い!」

王「待て…二度は言わん…余はこれから人を殺す、食うことはせん…そして、さらに力をつけまたお主と戦いたい…」

王「見逃してくれんか…?」

ケンシロウ「……」

ケンシロウ「ダメだ。全てのキメラアントが一人も殺さないのなら考えてやってもいいが…」

王「分かった…そう命じておこう…」

ケンシロウ「絶対…だな」

王「あぁ」

ケンシロウ「……名はケンシロウだ」

ケンシロウはそう言い残し去っていく

ネフェルピトー「王…宜しいので?」

王「構わん…ケンシロウか…覚えておこう」

今日はここまでで

シャウアプフ「王!!!本当に全キメラアントに狩りをやめろと…?それでは王が食す獲物が…」

王「構わんと言っている」

モントゥトゥユピー「王…」

王「獲物など人間でなくともなんとかなるだろう…」

シャウアプフ「しかし…っ!」ドゴォ

王「2度言わすな…」

モントゥトゥユピー「待ってください王…」

ネフェルピトー「…」

シャウアプフ「ピトー!何を黙っているのです!」

ネフェルピトー「僕は…王に死んで欲しくないから…」

シャウアプフ(くっ…どれもこれもあの王を破ったというケンシロウと名乗る男のせい…)

モントゥトゥユピー「プフとピトーの念で…人の兵を…つくりあげ、5万人の兵隊を作り上げる…というのはどうでしょうか…」

王「…兵隊?」

モントゥトゥユピー「そうです…そして究極のキメラアント軍を作り上げるのです…」

シャウアプフ「…ゴルドーの人間を集めそして念で攻撃し、生き残った者を操って兵隊を作る…素晴らしい計画だとは思いませんか?」

王「…貴様ら…余の心を揺さぶろうとしているのだろうが…余の心は変わらん。」

ゴン「俺…絶対あいつを許さないよ…」

キルア「ゴン…」

ゴン「でも、大丈夫…キルアがいるから…」

ケンシロウ「…どうした?」

キルア「…ケン」



ケンシロウ「カイトが…そんな姿に…か」

ケンシロウ「俺はさっきまで、キメラアントと戦っていた…」

キルア「見ればわかる…」

ケンシロウ「だが、あいつは王…だったらしいな。俺はあいつを倒し、トドメを刺す前に…こういった」

ケンシロウ「人を殺すのはやめる…と。それも、全キメラアントがだ」

ゴン「ケン…そんな奴の言う事を信じたの?」

ケンシロウ「もし約束を敗れば奴の体は1ミリも動かなくなる…呼吸もできなくなる…そういう秘孔をついた」

ケンシロウ「あいつ…もしくはあいつ以外のキメラアントが人を殺せば王の体は動かなくなり、呼吸が出来なくなり死ぬだろう…」

ケンシロウ「それを俺はあのネフェルピトーというカイトを殺した奴に言った」

ゴン「…アイツに…会ったの?」

ケンシロウ「あぁ…」

ゴン「なんで殺さなかったの…?」

ケンシロウ「それは…ゴン、お前の役目だ。」

ケンシロウ「関係の無い俺がネフェルピトーを殺しても意味がない…そう思った」

キルア(関係…無い?)

ゴン「うん…ありがとう… 明日、俺達もNGLに行く…」

キルア「ケン…お前も来てくれるよな…?」

ケンシロウ「あぁ…大丈夫だ。」



王「そうか…ほかの兵が人間を殺せば余は体が動かなくなり呼吸が出来なくなる…か」

ネフェルピトー「はい…でも王が仮に全兵隊に殺しをやめろと言っても絶対に殺しを続ける兵がいると思います…だから僕の念能力でできる限りその秘孔…というのを治そうと…」

王「…余は……人を殺さねばならんのか?」

シャウアプフ「そうですとも!強さが全て…!!」

王「…そうか…そうだな…余が強くなり、ケンシロウを殺せばいいだけの事…」

モントゥトゥユピー「そうですとも…私達3人も護衛いたします…」

王「ピトー…治せ」

ピトー「はっ…必ず…治します」

シャウアプフ(あぁ…oh…王!)

王「プフ…選別の用意だ」

シャウアプフ「…はっ!!」

王(そうだ…余は何を勘違いしていたのだ…殺しが全て…ではないか!)


シャウアプフ「さぁ、忙しくなりますよユピー!」

モントゥトゥユピー「嬉しそうだなプフ」

シャウアプフ「当たり前です…」

シャウアプフ「私は王のためなら簡単に身を捧げる…」

ネフェルピトー(…秘孔…突かれた痕がある箇所がいくつかある…それを治し、その後王の身体を隅々まで探り秘孔の箇所をどれだけ小さくても見つけて…治す…)

王「ユピー」

モントゥトゥユピー「はっ」

王「選別まで暇になる…明日から暇つぶしになるような物を用意してこい」

モントゥトゥユピー「かしこまりました…」



【次の日】

ケンシロウ「何…」

キルア「余裕で攻撃してくんじゃねぇか…」

ケンシロウ(王の命を捨ててまで…人を…)

下級兵「死ねええっ!」

ケンシロウ「…俺を殺すと王が死ぬぞ」

下級兵「…ん?王?俺が本物の王だ…舐めてんなよ!」

ゴン「最初はグー…」

ケンシロウ(どういう事だ…?)

キルア「蟻の中で何が起きている…」

キルア「王の命令に従わない…巣立ち…しようと…しているのか?」

下級兵「待っ…」

ゴン「グー!」

下級兵「グアアアアア!!!!!!!」

ケンシロウ(王…あっさりと裏切ってくれたな…)


王「…やはり、人を殺しても何も起きんな」

男「……」ピクピク

ネフェルピトー「秘孔を死ぬ気で塞ぎましたから…」

王「さて…飯だ…」

ネフェルピトー(王…人間を食べると…オーラが増えていく…まさか…人間を食べれば食べるほど…王の力は…強くなる!)

今日はここまでで

ゴン「本当にキルアの方に付いてかなくてよかったの?」

ケンシロウ「…こっちの方に嫌な雰囲気を感じたんでな」

キィィィ!!!

コウモリ「キャハハ!暗闇の中では私たちは無敵!」

フロウ「王と戦い優勢に立った男…小生がいま殺してやる!」

ケンシロウ「…超音波か…」

ゴン「ケンはコウモリの方をお願い!!」


フロウ「いくら2人でも小生達のコンビネーションには敵わな…」

ケンシロウは飛び上がるとフロウの顔に手刀をぶち込む

ケンシロウ「北斗琉拳を蟻相手に使うのは初めてだな…」

北斗琉拳喝肥玩!!

フロウの顔はバキバキと音を立て破裂する

しかしまだ生きているのか、フロウはケンシロウに自分の羽を飛ばす
ケンシロウ「二指真空杷!」

ケンシロウは羽をフロウの方に跳ね返しフロウは自分の羽が体に突き刺さり死亡する

ゴン「ええ…」

コウモリ「くらいなさい!」

コウモリは超音波を出そうとしたが、

ケンシロウ「秘孔をついた。貴様はもう超音波は出せない」

コウモリ「な…っ……わあああああっ!!!!!」

コウモリはケンシロウに背を向け逃げようとするが

万手魔音拳!!

コウモリ「あ…っクソおおおああぬへ」

コウモリはそのまま破裂する

ゴン「さすが…すごいや」

メレオロン「やべえええっ!死ぬ死ぬ死ぬ! 」

ケンシロウ「そこで透明化しているやつ…… 出てこい」

メレオロン「げっ…」

ケンシロウ「姿を表さなければ殺す」

メレオロン「なんで分かったんだ…?」

ケンシロウ「空気の乱れ、匂い、呼吸すべてが貴様の位置を教えてくれる。たとえ絶の状態でもな」

メレオロン「…参ったぜ。俺はメレオロン。俺はお前さんたちに何もする気はねぇ」

ゴン「うん…闘う気は無い見たいだよ」

ケンシロウ「……何しに来た?」

メレオロン「ケンシロウさんよぉ…俺はあんたに会いに来た……。あいつは今人を食い続け力を付けている。あんたが突いた秘孔ってのも王護衛軍のネフェルピトーってやつに解かれちまったし」

メレオロン「王と戦えるのはお前さんしかいないんだよ」

ゴン「…なんで?メレオロンさんたちの王じゃないの?」

メレオロン「俺の…親友、ペギーって言うんだが、王はあいつを俺の目の前で簡単に殺しやがった」

メレオロン「あいつの仇を取ってやりたいんだ」

メレオロン「頼む!協力してくれ!」

ゴン「ケン……」

ケンシロウ「分かった」

メレオロン「恩に着るぜ!」

ケンシロウ「…ゴン、俺はキルアの方へ行ってくる。ゴンはメレオロンと一緒にここにいろ」



キルア「やべ…めんどくせ…」

イカルゴ「地獄を見たイカ?ここがそうだぜ~」

キルアは穴に落ちていく

ケンシロウ「キルア!」

キルア「ケン!」

ケンシロウ「今行こう!」

ケンシロウも穴の中に入る


キメラアント「ようこそ地獄へ…」

キルア「水…か」

イカルゴ「よくも俺の足をーーー!」

キルア「助かったぜ、吸盤」

ケンシロウ「俺は水の中の奴らを殺しに行く」

イカルゴ「は!?無理に決まってるだろ!」

キルア「まぁ見とけよ」


魚キメラ「ゲヘヘへ!獲物が来たぜええっ!」

魚キメラ「野郎共!かかれ!」

ケンシロウ「喰らえ」

北斗剛掌波!

ケンシロウは拳から闘気を飛ばし水の中のキメラアントを全滅させる

イカルゴ「へっ…今度はイカに生まれ変わりてぇなぁ…」

イカルゴは死を覚悟し、自ら足をちぎるが

キルア「待てよ」

イカルゴ「は?なんで…」

キルア「カッコイイから」

キルア「なぁケン!こいつ友達にしたいから生かしていイカ !?」

ケンシロウ「…こいつにも敵意は無さそうだ……」

魚キメラ「うおおおっ!」

魚キメラ(オロソ様!バッチをつけました…あとは任せまし…)グチュ

キルア「なんだこいつ…」

イカルゴ(オロソ兄弟!!)


オロソ兄「始めるぜ~」

オロソ妹「信じてるわ、兄さん」


ダツdeダーツ 開始!

今日はここまでです

キルア「まずは出口をみつけねぇとな…」

ケンシロウ「俺はあっちを探してくる」

ピロリロリン

キルア(……!?デジタル音……!?どこから…)

キルア「痛っ……!」

キルアは痛みを感じた左腕に目を移すとそこにはダツが刺さっていた

キルア「なっ…なにぃ!!??」

ケンシロウ「どうした」

キルア「ぐっ…!」

続けてダツが3本キルアのお腹に突き刺さる

ケンシロウ「魚…?」

キルア「いきなり現れる…敵の念…だろ…」

キルア(一体…発動条件をいつ果たしたんだ?)

キルア「っ…!!」

謎は解けないままキルアはダツの餌食となる

ケンシロウ(キルアの体が…)

キルアは水面で自分の姿を見ると

キルア(的…?これはもしかして…)

オロソ兄(さーて…そろそろおれの念能力が分かってきた頃かな?)

キルア(声…っ、この的の感じ…そしてダツ…)

キルア「てめぇの能力!ダーツだろ!」

オロソ妹「ピンポーン」

キルア「うぐっ…!!」

ケンシロウ「キルア!」

キルア「来るなケン…!絶対…死なねぇから…」

ケンシロウ「…」

ケンシロウ(なぜ急に…さっきのタコの念能力か…?いや…違うな)

ケンシロウ「もしくはあのトンボ…いやあいつはさっき俺が殺した」

フラッタ「……」ピクピク

キルア「ぐぅっ!ウア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!」

オロソ兄「いい悲鳴だ…」

キルア(まだだ…あとちょっと…)

オロソ兄「そろそろグランドフィナーレ…?」

キルア「……やっぱり…これは」

キルアの右耳にダツが突き刺さり

オロソ兄「さぁ…」

オロソ妹「信じてるわ兄さん」

オロソ兄「まかせろ…」

そしてダツはキルアの額に突き刺さる

ケンシロウ「…」

キルア「」


オロソ兄「さぁて…見に行こうぜ」

オロソ妹「でも、まだあのガキの仲間がいるんじゃないの?」

オロソ兄「そうか…おいお前…バッチ付けてきてくれよ」

オロソ妹「はぁ!?一緒に…」

そこまで言うと、オロソ兄弟の家の扉が開く

キルア「へっ…」

ケンシロウ「…」

キルアはオロソ兄弟の首を斬り、オロソ兄弟の頭と体は分かれてしまう

オロソ兄「な…なんでだよ!」

キルア「あの一瞬で、タコの吸盤を付けたんだよ。お前らがやっていたダーツのルールはダブルアウト!」

オロソ妹「あの一瞬で…狙うところがわかっていたとしても…」

キルア「へっ…」

キルアはそのまま倒れる

キルア(あーやべ…血ですぎた…あったけー…)

ケンシロウ「うるさい」パキッ

ケンシロウはオロソ兄弟にトドメをさす

ケンシロウ「キルア!」

イカルゴ「おい、お前…」

ケンシロウ「タコ…」

王「…詰みだ」

将棋の奴「そんな…たった十手で…」

将棋の奴「ちょっと、熱っぽいし…疲れてるんだ!」

王「なら8時間やる…薬もくれてやる。死ぬ気で休め」

将棋の奴「……」トボトボ

王「次は?」

シャウアプフ「軍議という…この地域の者は全員打てるらしいです…その、世界大会で優勝した者…ですね」

王「ならそやつに勝てば余が世界一というわけか…」

シャウアプフ「ルールブックを」

コムギ「…」カツカツ

王(アカズの女か…)

コムギ「えーーこれは総帥どの!この度は…」

王「気が散る。殺すぞ」




クロロ「…やるしかないな」

フェイタン「私達結構強くなたよ」

カルト「まだケンシロウってやつ…見たことないんだけど…ほんとに全員でかかれば殺れるの?」

クロロ「殺れるかじゃない…殺るんだ」

カルト「ふーん…」

クロロ「その前には…まず、9月に行われる筈だったオークションが蟻の出現のせいで来年の1月に延期…その時に出品されるグリードアイランド…それを手に入れる」



レオル「グリードアイランド…どうやらあの街にあるらしいぜ」

ヒナ「お宝お宝~」

レオル「フラッタの奴もアホだぜ。ケンシロウとかいうやつに向かっていってそのまま帰ってこねぇ。多分殺されたんだろうな」

ヒナ「いいじゃんそんなの。早くいこー、ほらあんたも」

レイナ コクリ



今日はここまでです

キルア「ほら、送金はしたし行くぞ」

イカルゴ「ホントに…行っていいのか?」

キルア「ん、当たり前じゃん。おれの友達も味方とやらを見つけたらしいし、あのケンシロウってやつも待ってるぜ!」

イカルゴ「…おう!!」



【2日後】
モラウ「…ノヴの念能力で、王の元に行く…いよいよ蟻との戦いだ」

ケンシロウ「…」パキパキ

ゴン「……うん」

キルア「おいゴン」

ゴン「……?」

キルア「パームの事も気にすんな!パームの事はパームに任せるんだ!」

ゴン「…うん」

ナックル「パーム…ホントに王との接触を…」

メレオロン「…」

イカルゴ「フラッタの死体は用意した…あとは寄生するだけ…」

ケンシロウ「今度こそやつを殺す…」

ゴン(カイト…パーム…!)

キルア(ゴン…)

モラウ「突入まであと5分…」

ナックル「腕がなるぜ…!」

シュート「…あぁ」



レオル「…」

クロロ「蟻…か?」

レオル(こいつはヤベェ…下手したら…護衛軍レベル…)

レオル「待ってくれ…俺達は殺る気はない」

フェイタン「問答無用ね」

ヒナ「ちょっ…待ってよ!何もしてないのに殺しにくるの?!」

マチ「それが私達」

ボノレノフ「蜘蛛のやり方さ」

レオル「どうしても殺る気なのか…?」

カルト「まぁ5VS3だからね。しかも2人は女で戦闘タイプじゃなさそうだし…殺りあうなら…ライオンのキメラ…」

レオル「ちっ…殺ってやるよ…!」

クロロ「まぁ待てよ…俺は別にあんたらと殺る気はない…正直言って時間の無駄…」

レオル「…」

クロロ「それより…何しにここまで来た?ヨークシンまで…」

ヒナ「…お宝よ!お宝を探しに…」


モラウ「突入10秒前…9.8.7.」

ケンシロウ「…」6

ゴン「……」5

キルア「ゴン…」4

ゴン「何……?」

キルア「えと…やってやろうぜ…!」3

ゴン「うん…」2

シュート(落ち着け俺…)

メレオロン「大丈夫だ…多分…」1

モラウ「go!!!」

ノヴ(行き先…討伐軍宮殿階段!)

【ゴン達が突入する10秒前】
ゼノ「さて、やるかの…」

ゼノ「龍星群(ドラゴンダイヴ!)」

ネテロ「頼むぞい」

ゼノは宮殿に龍の雨を降らす
龍の雨はそのまま宮殿を貫いていく

ピトー「王!」

コムギ「っ…!!」

王「コムギ……!」




メレオロン「神の共犯者発動!」


ユピー「…あ?なんだコイツら…」

ユピーはそう考えながら、手を四本に増やし攻撃態勢に入る

キルア「…!」

ケンシロウ「俺が相手だ」

ユピー「…!?」

ユピー(こいつは…他の侵入者とは違う…オーラが遥かに…!)

ユピーは一瞬で考えつく

ユピー(王を追い詰めたのは…コイツだ!)

ユピーはそう思いながら腕を振り下ろす
ユピーの攻撃で階段はバキバキに割れ、仲間達が散らばる
しかし、ケンシロウだけはしっかりとユピーの眼前にいた

ケンシロウ「さぁ来い…」

ナックル(ケンシロウの役目はネフェルピトー以外の2人の護衛軍の討伐!俺達を手伝ってくれる…俺だってやってやるよ!)

ナックル「天上不知唯我独損!!」

ユピー「…?」

ケンシロウ(天上不知唯我独損(ハコワレ)…シュート達は生きている…)

北斗琉拳奥義魔舞紅操!!!

ケンシロウはものすごい速度の拳をユピーの腹に叩き込む

ユピー「なんだァ…っ!!」

ユピー「…っ!?!!!!」

ユピーはケンシロウの攻撃が見えず、いつの間にか吹き飛ばされていた

ユピー「何かされたのか…!?くそっ…痛ぇぇっ!」

ケンシロウ「やはり死なないか…ならば…」

ケンシロウは飛び上がり、

飛翔白麗!

ケンシロウはユピーの肩を切り裂くが
ユピーは怪我した部位を再生し、ケンシロウの体を殴る

ケンシロウ「む…っ!」

今日はここまでです

モラウ(ケンがユピーを止めている間に…俺はプフを…)

モラウは向かってくる兵隊蟻をキセルで潰し、2階に上っていく


キルア「ピトー…どこに…」

キルアは視線を右にずらすとそこには二匹の兵隊蟻が

キルアは無意識にその兵隊蟻を殺しに向かっていく

キルア(何やってんだ俺…)



ケンシロウ「ふんっ!」

ケンシロウの拳はユピーの頬を掠める
ユピーは拳をムチのように殴りケンシロウは回転して壁に激突する

シュート「来いよ…」

シュートは左手を操りケンシロウのサポートをする

ナックル「天上不知唯我独損!」

ユピー(まただ…っ!あの手のヤツでもムキムキの奴でもない何かに攻撃されている…!)

メレオロン(OK…バレてない!)

ケンシロウ「はぁぁぁぁっ!」

北斗百裂拳!!!

ケンシロウの無数の突きでユピーの体から大量の血が吹き出る

ケンシロウ(やはり秘孔の位置が違う…位置が分かれば簡単に殺せるが…)

ケンシロウ「うおおおおおっ!」

ケンシロウは高く舞い上がり、

天翔百裂拳!!!!

ユピーは口からも大量の血を吐く

ナックル(ケンの念能力…本気で怒ると相手の秘孔ってのが見える…ケンを本気で怒らせるには…俺達の誰かが…死ぬor死ぬほどの怪我をしなければならない…!)

ケンシロウ「はあああああっ!」

北斗断骨筋!北斗壊骨拳!北斗七死星点!!

ケンシロウ「通常の人間なら骨は跡形もなく消え去る……が」

だがユピーは4本の腕を振り回しケンシロウを弾き飛ばす

ケンシロウ「ぐはっ…!!」

ケンシロウの全身からも血が吹き出し、気を失いかけるが
自分の秘孔を付いて立ち上がる

シュート「うおおおおおっ!」

シュートも念能力でユピーを何度も殴りつけるが、
ユピーの拳が腹に命中し後方に叩き飛ばされる

ユピー「クソッタレがあああああっ!!さっさと死ねよぉぉぉ!」


メレオロン「神の共犯者解除!」プハーー!

ユピー「…!なんだこいつは…」

ポットクリン「時間です 利息が付きます」

ユピー「でかくなってやがる…!」


ナックル「シュート…!!」

シュートは先程のユピーの攻撃で瀕死状態になる

ナックル(シュート…!ケン…!!二人が頑張ってるのに俺は…!!)

ナックル「メレオロン…ケンに神の共犯者を…」

ナックル「俺がその間、食い止めてやるよおおおっ!」

ナックルは凄まじいスピードでユピーの懐に入り、みぞおちに拳を入れる


メレオロン「しっかりと…息を整えないと…! 」


ユピー「効かねぇんだよ馬鹿野郎がっ!」

ユピーはナックルを爪で引っ掻く
ナックルの背中はパックリと割れ、すごい勢いで血が吹き出す

ナックル「ぐああああっっ!」

ポットクリン「あれれ?」

ナックル「どりゃあああっ!」

ナックルはユピーに殴られても殴られても向かっていくうちに
いよいよ立てなくなりポットクリンも消える

ナックル(ちきしょう…!!痛えええっ…!死ぬ死ぬ死ぬ…!)

ケンシロウ(くっ…無理やり秘孔を付いたからか…体が思うように動かん…)

ケンシロウ(ナックル…!!シュート…!!)

ケンシロウの脳裏に浮かんだのは 全滅

ケンシロウ(こんなやつに手こずっていたら…王は倒せん!)

ケンシロウ「うおおおおおおおおおおお!!」


ユピー「次から次へと…クソがっ」

ケンシロウ「さぁ来い…殺してやる」

ナックル「ケ…ン…」

メレオロン「ケ…」

ケンシロウ「メレオロン!!!!!!!」

ユピー「…は?」

ケンシロウ「俺が一人でやる……」

ケンシロウはユピーの右目に人差し指を入れると

破摩独指!!!

ユピーの顔の右半分が消し飛ぶ

ユピー「があああああああっっ!」

ナックル「おらあああああっ!天上不知唯我独損! 」

ナックルは渾身の力を振り絞りユピーの顔を殴る

ユピー「またこいつ…!!!!!!!」

ケンシロウ「どうした?その程度か」

ユピー「…何なんだよどいつもこいつもよおおおおおおお!!」

ユピーはそう叫ぶと体が膨らみ形態を変える

ナックル「なんじゃ…」

メレオロン「こりゃっ」

ユピーはその姿でケンシロウに拳を振り下ろすと
王宮の階段付近はすべて消し飛び、シュートやナックル達も吹き飛ばされる

ケンシロウ「……っ!」

ユピー「ゴオオオオオ!!!!!!!」

ケンシロウ「…」

ケンシロウ「最初は…グー…」ニゴニゴニゴ

ユピー「……!!!???」

今日はここまでです

ケンシロウ「ジャン…」

ユピー(ナンダ…?コレ…)

ケンシロウ「ケン…」

ユピー(ヤ…ヤベェヤベェヤベェヤベェヤベェヤベェヤベェヤベェヤベェヤベェヤベェヤベェヤベェヤベ…)

ケンシロウ「グー!!!!!!」

ケンシロウのジャジャン拳はユピーに命中しユピーは宮殿の天井を吹き飛ばし空高く舞い上がる

ケンシロウ「安心して降りてこい!ここはもう貴様の墓場だ…!」

ケンシロウは両手に硬を溜める
そして、通常に戻ったユピーがケンシロウの胸の前に落ちてきた瞬間ケンシロウは両手を左右に開き、

極星十字拳!

ユピーの下半身と上半身は分かれ、切り裂かれるがまだピクピクと生きている

ユピー「がっ…コロシ…て…殺…る…」

そんなユピーの言葉を無視しケンシロウはユピーのこめかみに親指を突き刺す

北斗残悔拳!

ケンシロウ「貴様は3秒後に死ぬ。せいぜいその3秒で俺に挑んだことを後悔するんだな」

ケンシロウはそう言い残し背を向ける

ユピー「チクショオオオオオオオ!!!!!!!」パァァァン

ユピーの体は破裂する


ケンシロウ(王…どこにいる…?)

ケンシロウ「メレオロン シュートとナックルを頼んだぞ 」

ケンシロウ「こいつらが目覚めた頃にはもう全部終わっている!」

メレオロン「あぁ…任せとけ…!」

ケンシロウ「他のキメラアントに気をつけろ」


プフ「ユピー!!?」

ケンシロウ「…」

プフは宮殿の穴の空いた天井から降りてくる

メレオロン「神の共犯者!」

メレオロンはプフの視界に入る前に、シュートとナックルに触れ、姿を消す

プフ「あなたですか…!?ユピーを…殺したのは!」


王「ピトー、頼んだぞ」

ピトー「はっ…」

ネテロ「さぁ来いよ。こっちだ」

ゼノ「龍頭戯画(ドラゴンヘッド)!」

ネテロ「すまんな…」

ゼノ「なぁに、所詮仕事じゃ」

ネテロ「まぁ乗れや」

王「…うむ」


ケンシロウ「王…!」

ケンシロウは天井の穴から龍頭戯画に乗った王の姿を確認し、
追いかけようと飛び上がる寸前でプフが邪魔をする

プフ「貴方はここで死ぬ…ただそれだけの事…」

ケンシロウ「…すぐに地獄へ連れて行ってやろう!」


メレオロン「とりあえずこの場から離れといた方がいいよな…」


プフ「麟粉乃愛泉!」

ケンシロウ(これは…吸うのはまずい…いくら俺でも安騫孔を使わねば防げん!)

ケンシロウは自分に秘孔を突いて毒素に強い体に変えると

プフ「私の鱗粉が…効かなっ…!!」

ケンシロウ「どうした。それだけか?」

プフ「蜂の王(ベルゼブブ)!」

プフは何千の粒子に分裂する


ケンシロウはプフの本体を一瞬で見つけ秘孔を突く

ケンシロウ「激振孔という秘孔をついた。これは心臓の血管を破るほど急激に増加させ、破裂させる秘孔だ。さっさと死ね」

プフ「…あっ、ア゙!!」

プフ「た…助け…」

ケンシロウ「この秘孔を解く秘孔はまだ無い!」

プフ(王オオオオオオオ!!!!!!!)

プフはそのまま全身から血を吹き出し死亡する

ケンシロウ「ネフェルピトーはゴンが殺る…残るは王のみ!」

今日はここまでです

王「名前…?」

ネテロ「そうじゃ、お前の名前じゃ。知りたくはないか?」

王「貴様を倒せば教える…か。いいだろう、すぐに詰んでやる」

ネテロ「へっ、やる気になったか」

ケンシロウ「待て!」

王「…貴様は、ケンシロウ…」

ネテロ「やはり来おったか」

ケンシロウ「会長、下がっていろ。今度は仕留める」

王「約束を破った事に腹を立てたか?余の秘孔とやらは全部封じた。貴様の攻撃はもう通じん」

ケンシロウ「北斗神拳は秘孔だけではない。北斗神拳が使えなくとも、俺には強敵の技がある。」

王「まぁいい、貴様もすぐに詰んでやろう」

ケンシロウは親指を舐め構えをとる
それと同時に王も構えをとると、最初に動き出したのはケンシロウだった

王はケンシロウを迎え撃とうと体を捻って反動をつけ尻尾で攻撃する

ケンシロウはそれをよけ、尻尾を半分消し飛ばす

王(…余の尾が…)

ケンシロウ「どうした、もっと本気で殺りにこい」

王「闘気が…流れておる…」

ケンシロウ「貴様の攻撃は見切った!貴様には死あるのみ!」

 ケンシロウは大地を蹴り、王の背後に移動するとライフル弾の速度を軽く超える素早い手刀を王の背中に突き刺す
王の背中からは紫の鮮血が舞うが王はすぐに飛び退き、ケンシロウに蹴りを繰り出すがケンシロウはそれを右肘でガードする

ケンシロウ「喰らえ…七色弓箭、燈の弓!」

ケンシロウが放出した矢はメルエムの右目目掛けて放たれるが王はそれを取ると、その隙にケンシロウは

ケンシロウ「はぁぁぁぁっ!元斗流輪光斬!」

ケンシロウは闘気を手に纏い、無数の闘気の刃を王の腹に飛ばし闘気は王に命中し、刀で斬られたような傷が4本できる

メルエム「くっ…なかなか効いた」


ネテロ「どけっケンシロウ!!」

ネテロ「百式観音、参乃手!」

ネテロの背後に出現した百式観音の手が王を挟み潰す

王「この技は…あやつも使っておったな…」

ネテロ「知るか、壱乃手!」

続けて百式観音は 手刀で王を潰す

ケンシロウ「喰らえ!北斗剛掌波!」

ケンシロウは一瞬怯んだ王に追い打ちをかけようと闘気を飛ばす

少しだけですが今日はここまでです

王「な…っ、余が…これ程のダメージを…っ!」

ケンシロウ「害虫は大人しく駆除されておけ!!」

王「くっ…コムギに会うため…余は死んでおれんのだああああああっ!」

王は禍々しいオーラを放出し、地面に手刀を振り下ろす
地面は半径15mほどの円型に割れ、ケンシロウ達は宙に投げ出されるが難無く着地する

王「さぁ、2局目だ」

ネテロ「小賢しい蟻じゃ…これで終わりにしてやろう…」

ネテロ「九十九の手!」

百式観音は王に99発はりてをするが王はそれを片手ですべて受け止める

ネテロ「うおおおおおっ!零の手!!!!!!!」

百式観音の口から金色のオーラを放つビームを王に発射する
零の手により、周りの地面はバキバキに割れる

ケンシロウ「…まだだ!」

ネテロ(零でも…)

王「うぬの攻撃は単純すぎるわ 。ケンシロウと違って攻撃が遅すぎる」

ネテロ「ちっ…」

王はネテロの腹がめり込むほどの拳を入れると
ネテロは口から吐血し、数メートル吹き飛ぶ

ケンシロウ「会長!!」

今日は早いんですがここまでです

会長「ぐっ…ぬぬぬぬぬ…」

王「さぁ、教えろ。余の名を」

王「…な」

ケンシロウ「フーム!!」

暗琉天波!!!!!!!

王「ちっ…なんという…オーラ…っ 」

ケンシロウ「くらえ」

王が身動きが取れなくなった瞬間ケンシロウは
王のこめかみに親指を突き刺す

王「…っ!」

ケンシロウ「いくら貴様でも暗流天波の空間からは逃れることはできん」

王「ふっ…親指に念をまとい余の秘孔をついた…か。 」


ケンシロウ「よって貴様の命は… 」

王「やはり余は少々うぬの事を舐めてかかっていた。最後の頼みだ…余の名を…コムギという…女に伝えてくれ…」

ネテロ「…あの娘じゃな。分かったぞ」

王「最後に…余にも…教えてくれ…名前を…」

ネテロ「メルエム」

メルエム「メルエム…か。」

メルエム「フッ…名前を知って逝けただけでも良し…か」

メルエム「さらばだ」

メルエムはそう言い残し破裂する

ケンシロウ「やつは…非情では無かったか」

ネテロ「さぁな。わしはもう行くぞい お主はどうする?」

ケンシロウ「まだ、残っている奴らがいる」

ネテロ「そうかよ まぁ頑張りな」

ネテロはそう言い残し去っていった

ケンシロウ(ゴン…キルア…)


【ネテロが去った3分17秒前】

ゴン「俺が俺が殺した俺が俺が俺が俺が俺が殺した?
違う殺したのはピトーでも俺が俺が俺が俺が居なければカイトは死ななかった俺がカイトをカイトをピトー」

ピトー「今から君を殺さなければならない。ゴメンね」

ゴン「…嘘つき」

ゴン「…」ニゴニゴニゴ…

ピトーはゴンの首元目掛けて手を振り下ろすと
ゴンから凄まじい量のオーラが放たれる

ピトー「なんだ…!!??」

ゴン(もう)

ゴン(これで)

ゴン(終わってもいい)

ゴン(だから)

ゴン(ありったけを)

ピトー「なんだ…これは」

ゴンはどす黒いオーラに包まれ、姿がどんどん大きくなっていく
そして瞬く間にゴンの姿は髪が伸び、筋肉も先程のゴンの数倍もついており、背もピトーよりも遥かに大きくなっていた

ゴン「こっちだ」ニゴニゴニゴ

ピトー「急激的成長したんだ…!!!」

ピトー「僕を倒せる…レベルまで!」

ゴン「ついてこい ここは壊したくない。」ニゴニゴニゴ

ピトー「殺らなければ…!!」

ピトーは地面を踏み込みゴンの背中に向かって跳躍すると
鋭い爪でゴンを切り裂く



そこにはゴンの姿は無い

「ボ」


ピトー「…!?」

ピトーは空にいた
一瞬何をされたかわからなかった
そして気づいた

ゴンはピトーの攻撃を避けピトーが空高く舞うほどの蹴りを
入れたのだと

そのままピトーは落下し、空気の抵抗のせいで思うように動けず下に待つのは

ゴン「最初は…グー」ニゴニゴニゴニゴニゴニゴニゴニゴニゴ

ゴンの構えにより地面の地響きが辺り一帯を震わす

ゴン「ジャン ケン」

ピトー「あ」

ゴン「グーーー!!!」

見事ゴンのジャジャン拳はピトーの顔面にヒットし
そのまま森の奥へ吹き飛ぶ

ピトー(あの能力…王の喉元にも届き得る…)

ピトー(王…?? そういえば王のオーラを感じない…)

ピトー(ユピーやプフも…全員殺られた…のか)

ピトー(殺されたのは 僕だけじゃなかったのか…)

ケンシロウ「このオーラ…まさか…」

ケンシロウ「円!」

『ケンシロウの円は半径40キロを超える』

ケンシロウ「あの姿…ゴンか…?そして倒れているのはピトー…」

ケンシロウ「キルアもゴンの方に向かっているのか…」

ケンシロウ「…ナックル達も無事…」


キルア「ゴン!俺がつくまで…待ってろよ!」


ナックル「パーム救出完了だ!」

イカルゴ「大丈夫か?」

パーム「えぇ…ありがとう」

ネテロ「よぉ」

ナックル「会長!!」

ネテロ「王は討伐した。ケンがな」

ナックル「おぉ…アイツ、護衛軍の2人と王をやりやがった…あいつがいたから出来たことだ…誰も死なずに済みそうだな…」

ネテロ「ワシは今から最後に王に頼まれた事だけやって帰るぞ」

ナックル「王に頼まれたこと…?」

ネテロ「お主らには関係の無い事…じゃ」



キルアとケンシロウは同時にゴンの元へ辿り着く

そこで二人が見た光景は

急激的に成長したゴンがネフェルピトーの頭を叩き潰している所だった

キルア「ゴン…なのか?」

ゴン「キルア…ケン…」

ゴンがネフェルピトーから目を離すとネフェルピトーの死体は動き出し、ゴンに攻撃を行いキルアが庇うがゴンの右手が千切れる

ケンシロウ「北斗柔…」

ゴン「いいよ ケン…大丈夫」 

ゴン「痛くないよ…強がりじゃない 少しだけ嬉しい…」

ゴン「やっと…カイトと同じになれた あの時の 少しだけ 救われた」

ゴン「うおおおおおおおっっ!!」

ゴン「右手はやるよ…」

ケンシロウ「ゴン!」

キルア(ダメだゴン!!それ以上は!!この先…一体どれだけのオーラを…)

ゴン「お前ももうおやすみ」

そしてそのままピトーはゴンの攻撃により消滅する

そしてゴンの体は絞んでいき元の体に戻る

ケンシロウ「ゴン」

キルア「いいよ…ケン…俺が持つ」

キルアはゴンをおんぶし歩き始める


コムギ「総帥…メルエム様は…?」

ネテロ「お前のメルエムはまた別の場所に行ったよ」

ネテロ「メルエムからの言葉だ。二度と会えぬかも知れんが
もし会う時は余は必ず軍議でお主を詰んでやろう…だと」

コムギ「メルエム様…いつかお会いしましょう…」

ネテロ「もしもし、ワシじゃ。飛行船出しとくれ。あぁ 頼んだぞ」


【そしてキメラアントの1部は壊滅した。そして別の1部のキメラアントは】

チードゥ「へっへーん 俺を呼んでどうすんだよ」

ウェルフィン「ジャイロを探さなきゃなんねぇってのに」

レオル「グリードアイランド…ゲームに興味はないか?」

マチ「ほんとに信用出来るんでしょうね」

フェイタン「裏切ればすぐ殺せばいいね」

クロロ「…」

ウェルフィン「ゲーム?興味無いね。俺は帰らせてもら…」

フェイタン「待つね」

フェイタン「蜘蛛のアジト知って無事に帰れると思うか?」

ウェルフィン(なんだこいつ…やべぇ…死ぬ)

レオル「フェイタンさんよぉやめとけ」

フェイタン「何でお前がワタシに指図するね?従う意味無いね


レオル「やめろっつってんだよ。なぁウェルフィン、よく聞けよ。今回俺らキメラアントの襲撃のせいでヨークシンって街で行われるオークションが延期になったんだ。それに備えて準備をすんだよ。そのためには人手がいる。それでも納得出来なかったらフェイタンさん、呼んだ俺が悪いんだ。オレもそいつも殺して構わねぇ」

ヒナ「私は殺さないよね…??」

フェイタン「だそうだ。どうする?」

ウェルフィン「わ…分かったよ。やるよ、やりゃいいんだろ」

レオル「チードゥは?さっき言った通りだ。」

チードゥ「やーだね。俺はスピードキングを目指すんだ。こいつらからも俺のスピードなら 逃げれそうだしな。という理由でじゃあな!」

チードゥはそういい背を向けた瞬間フェイタンにより首が吹き飛ぶ

フェイタン「お前調子乗りすぎね」

レオル「あーあ 」

久しぶりに再開しました…今日はここまでです

クラピカ「キメラアントの件はもう片付いた。次はオークションだ。」

リンセン「速いわね…」

クラピカ「蜘蛛…私の知り合いが半分以上を殺ったそうだ」

シャッチモーノ「マジかよ!!?」

リンセン「少しはこれで楽になるのか…?」

クラピカ「いや、ダメだ。頭を潰さない限り…蜘蛛は動き続ける」



【旅団】

マチ「旅団のメンバーあと5人必要だよ」

ヒナ「レオル様~知り合いとかもういないの?」

レオル「フラッタは死んじまうしな…チードゥが協力してくれれば良かったんだが…」

カルト「団長、僕の時みたいにスカウトはしてないの?」

クロロ「検討中」

ボノレノフ「とりあえずこのメンバーでオークションを襲えばいいじゃないか」

フェイタン「それじゃダメね 留守番の2人と団長を抜くと
5人、余裕だけど始末するのに時間かかるね」

フェイタン「せめてあと2人は必要ね 」

クロロ「留守番は誰がするんだ?」

レオル「ヒナとボノレノフだ」

ヒナ(ラッキー…留守番してるだけでお宝ゲット~)

ボノレノフ「いいだろう」

ウェルフィン「…一人いる。」

クロロ「本当か?」

ウェルフィン「あ…あぁ 俺が人間だった頃仲間だったはずなんだ…」

マチ「はずだった?」

ウェルフィン「あぁ…この姿になった表示に記憶が飛んじまった」

レオル「ブロヴーダか」

ウェルフィン「あぁ」

クロロ「そいつと今俺が目をつけている奴を旅団に入れればいいんだな」

ウェルフィン「そういう事だ」

マチ「団長、その目につけている奴ってどんなんなの?」

クロロ「フッ…お楽しみ…だ。」

フェイタン「私 それが終わたら あの男殺りにいくね」

レオル「あぁ、旅団を崩壊させたってやつか」

クロロ「あいつは仇だ…絶対に[ピーーー]さ」

ウェルフィン「俺はこれが終わったらジャイロを探しに行く
人間だった頃の俺の王だ」

レオル「そうか、がんばれよ」

【数日後…】

クロロ「よぅ」

ミザイストム「また来たのか…」

クロロ「少しだけ協力してくれればいいんだ」

ミザイストム「一人殺すのを手伝えって奴だろ」

ミザイストム「俺は殺しはしない」

クロロ「だからお前は直接殺さなくていいんだ。俺が殺るから」

ミザイストム「帰れ」

クロロ「そうか…せめて念能力を貸してくれ」

ミザイストム「…何だと?」

クロロ「俺の念能力…人の念を盗むんだ」

ミザイストム「盗まれたら俺はどうなる」

クロロ「俺が盗んでる間は使えなくなるな」

ミザイストム「ふざけるのも大概にしておけ…」

ミザイストムは三枚のカードのうち黄色のカードを向けると

ミザイストム「動くn…!!?」

ミザイストムは口から急に血を吐き出し倒れる

クロロ「フェイタン…見てたのか」

フェイタン「今は殺してないね。念能力を奪てあいつ(ケンシロウ)殺したらとどめさすね 」

クロロ「それがいい」

ミザイストム「く…そっ…」

規制かかってましたが許してください
今日はここまでです

クロロ「…もういい…フェイタン…好きにしろ」

そう言ってクロロはミザイストムに背を向けて

フェイタン「了解ね」

ミザイストム「…っ!!?うあっ…あああああああああっ!! 」

クロロ(さて…他に誰がいる…?)

クロロ(今のメンバーはボノレノフ、マチ、 フェイタン、レオル、ヒナ、ウェルフィン、カルト…か あと2人……)

クロロ「…参ったな…」

……

キルア「ゴン…」

ゴンの姿は変わり果てたミイラのようになり、少しでも気を抜くと死ぬ状況になっており

ケンシロウ「秘孔を突いてもやはり変わらない…どうする」

キルア「俺が…」

キルア「俺が助ける」

ケンシロウ「…出来るのか」

キルア「あぁ…絶対治して…謝らせる…」

キルア「待ってろよ…ゴン」

キルア「ケン、ゴンを頼んだ…すぐ帰ってくる」

ビスケ「?キルア…どこに行ったんだわさ?」

ケンシロウ「来てたのか…ゴンを助けると言って出ていった」

ハンゾー「クソッ…俺達には励ますことしかできねぇのかよ…」

レオリオ「久しぶりに会いに来たらこのザマだ…ちくしょう…もっと俺に力があれば…」

ケンシロウ「…」

……

キルア「よーぉ、親父」

シルバ「…キルア」

キルア「アルカの力が必要なんだ…!」

シルバ「駄目だ…危険すぎる」

キルア「…友達のためなんだ」

シルバ「……友達…か」

ゼノ「好きにさせてやれ、どうせアルカはキルアにしか扱えん」

キルア「サンキュじぃちゃん…でも…扱えない…って言い方…やめろよな」

キルア「よーアルカ 久しぶりだな」

アルカ「お兄ちゃん!!」

キルア「おーっ、いい子だ」

アルカ「えへへ…」

キルア(ケンがイルミのやつを殺してくれたのは…好都合だな)

キルア「アルカ…一緒に散歩しに行こう…結構遠出のな」

アルカ「…お兄ちゃん」

アルカ「死んで」

キルア「あぁ、いいよ」

……


クロロ「カルト…本当か?」

カルト「うん…アレの念能力はホントに凄い…旅団に入れれば必ず役に立つ」

ボノレノフ「じゃあ連れてきてくれよ」

カルト「うん…いいけど…父さんが許可してくれるかどうか…」

クロロ「俺も行くよ、ゾルディック家には何かと縁があるから」

クロロ「フェイタン…来るか?」

フェイタン「今忙しいね」

フェイタンはそう言うと変わり果てた姿のミザイストムの目をちぎりとり

ミザイストム「あ……ぁ」

マチ「あたしも後ろからついていくよ、念のためにね」

クロロ「あぁ、頼む」

……

ハンゾー「ありゃ、ケンは?」

ウイング「そういえば姿を見てないですね」

……



カルト「…!!?なんで…」

カルトは電話を切ると

クロロ「どうした?」

カルト「兄さんが…アルカを…」

クロロ「兄さん?」

カルト「なら必ずあそこを通るはず…こっちだよ」

クロロ「OK」

……
【数分前】

アルカ「…お兄ちゃんおーきて」

キルア「あぁ」ムクリ

アルカ「きゃははっ…お兄ちゃんやっぱり上手~」

キルア「アルカ…次はナニカを呼んでくれ」

アルカ「…」

ナニカ「あい」

キルア「親父、聞いてるんだろ?今からナニカを出す」

シルバ「やはり駄目だ…ソレはいくらお前でもやはり使いこなせない…必ず痛い目を見る」

キルア「何でだよ!…くそ…っ…どいつもこいつも…アルカを物扱いしやがって」

キルア「ナニカ…俺がお前と一緒に30分以内にこの家から出れなかったら…家族全員殺せ…」

シルバ「!!」

ナニカ「…あい」

……

キルア「電光石火!」

キルア(やばいな…ツボネ達がついてきてる…どうする…?あっちにはゴトーもいる…せっかく家から出れたのにまた帰ってくるのはマズイ…)

カルト「兄さん」

キルア「…っ!!?」

キルア「カルト…何で…」

クロロ「こいつがお前の兄さん…か」

キルア(なんだこいつ……マズイ…)

超久しぶりの更新しました…今日ここまでです

クロロ「…どうするカルト」

カルト「兄さん…おぶってるソレ…貸して」

キルア「…!?なんでだよ…っ」

カルト「仕事に必要…」

キルア「へっ、やなこった」

キルアはカルトにべー、と舌を出してまた電光石火を発動し走り出すと

クロロ「速いな…追いつけそうもない…」

カルト「もしもし…ツボネ?」

ツボネ「…分かっておりますぞ。」

カルト「ん…」

キルア「ちっ…今度はツボネがついてきてる…ぜってー逃げてやる…っ」

……

キルア「まじかよ」

ツボネ「お待ちしておりました キルア坊っちゃま」

カナリア「ツボネさんの読み…当たってましたね」

ツボネ「では、行きましょう」

キルア「ちぇっ…ツボネ達がいたら好き勝手できねぇし…」

キルアが執事に追われている訳は
アルカを持ち出し、家族に反抗的態度を取ったから

キルアは外出時警戒レベル4になり、 標的の言動に禁止事項が発生。これに抵触すると即時捕獲され、強制帰宅となる。敷地外の標的に対し、家族と複数の執事が追尾・監視にあたる。

この時のキルアの禁止事項は
1 キルアは許可なく部外者との会話・物品の受け渡し等の接触ができない。通信機器の携帯も不可。
2 キルアはアルカの半径1m以内にいなければならない。
3 キルアはアルカの能力について、ごく一部であっても部外者に知られてはならない。

キルア「…はぁ…今カルトとほかの奴らに追われてんだよ…どうする?」

ツボネ「カルト坊っちゃまを避けつつキルア坊っちゃまの行先に行きましょう。アマネ、飛行船の手配は?」

アマネ「…済みました」

ツボネ「では、行きましょう」

キルア「このまま上手く行けばあと数時間でゴンを…」

一般人「キャーーーッ!!」

キルア「…!?」

キルアが振り返ると男性が首を切られ血が、キルアの足元まで広がり

アルカ「どうしたの…?お兄ちゃん」

キルア「な…もう追いつきやがった…」

マチ「少しやりすぎた?」

クロロ「…普通の人間には見えてない 大丈夫だろ」

カルト(うわー…依頼以外の人間の殺害に協力しちゃった…父さんに怒られそう…)

アマネ「くっ…」

ゴトー「キルア様…!乗って!!」

ゴトーが車に乗るよう伝えるとキルア達は一気に車に飛び乗り

クロロ「行くぞ」

マチ「うん」

キルア(ちくしょう…っ、トラブルを起こさせて飛行船を出させないように…っ…なんでカルトはそこまでして…)

車が森に入っていくとカルトは紙の花びらを舞わせ

カルト「蛇行の舞!!」

カルトが扇子で風を起こすと紙吹雪が車のタイヤに突き刺さり、車がスリップして木に衝突する

キルア「ちっ」

ゴトー「ツボネ、カナリア、アマネ、キルア様を連れて行け」

ゴトー「ここは俺が引き受けた」

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今日はここまでで

文字数オーバーだったのでもう一度






キルア「ゴトー…気をつけろよ」

ゴトー「お任せ下さいキルア様」

キルアはそう言うとツボネと共にどこかへ消え去り

ゴトー「さぁ、やろうぜ」

ゴトーはコインの束を取り出し弾丸のような威力でコインを弾いて

クロロ「盗賊の極意(スキルハンター)」

クロロ「さっさと終わらせる」

………

ゴトー「…かはっ」

ゴトー「何故だ…なぜ俺はまだ生きてる」

ゴトーは頭と右腕しか無い状態になっており

クロロ「密室遊魚(インドアフィッシュ)だ。密室でしか生きられない魚だ。非常に肉を好み念魚に食べられた者は痛みは無く血も出ず、念魚が消えるまではたとえ肉片のひとかけらになったとしても死ぬことができない。」

ゴトー「密室…だと?」

クロロ「あぁ、密室を作り出す念能力を使った凝を使えるなら使ってみればいい。使ったら死ぬけどな」

ゴトー「どういう事だ…」

クロロ「密室殺人(クローズハウス)…相手の周りに見えない部屋を作り徐々に酸素を奪っていく念能力で、相手が移動するとその部屋も相手の動きに合わせて移動する。何らかの方法で部屋を見つけるか使った者が解除しない限りずっと相手の酸素を奪う」

ゴトー「それで密室を作ったって理由か…ちっ」

ゴトー(完敗だ)

クロロ「残す言葉は?」

ゴトー「……クソ野郎…だ」

クロロ「…そうか」

クロロは密室殺人(クローズハウス)を解除すると密室遊魚(インドアフィッシュ)は消え、ゴトーも大量の血を噴き出して死亡する

クロロ「行くぞ、まだ追いつけるスピードだ」

カルト「うん」

カルト(…ゴトー…)

ケンシロウ「待て」

クロロ「…!!?」

クロロ「何……」

クロロ「…どこから来た」

マチ「ちっ…!」

クロロ(絶を使っていたのか…?完璧すぎる…全く気配を感じさせなかった)

ケンシロウ「前に殺し損ねた奴らか」

クロロ「…」

ケンシロウ「貴様ら盗賊に今日を生きる資格はない…」

クロロ「それはこっちのセリフだ…」

マチ「手伝うよ…シャル達の仇だ」

カルト(こいつが…ケンシロウ…確かにすごいオーラだ…)

クロロ「盗賊の極……」

クロロ「っ…!!!」

クロロが盗賊の極意を発動する前に、ケンシロウはクロロの顔面を2発殴りつけていた

クロロ(速い…全く…面倒な奴だ…)

ケンシロウ「飛翔白麗!!」

クロロが一息つく間もなくケンシロウは南斗水鳥拳奥義飛翔白麗を使う
クロロは攻撃を避けつつ盗賊の極意(スキルハンター)を発動させ

クロロ「戦闘円舞曲(戦いのワルツ)!!」

クロロはそう言うと駒を具現化させケンシロウに飛ばす

ケンシロウ(…奴の能力か…)

ケンシロウは駒をすべてはじき返す

クロロ(ラリーの応酬か…面白い!)

クロロはケンシロウがはじき返した駒を弾き返そうと手を交差させるとクロロの背後にケンシロウが移動しており

マチ「団長…っ!後ろ!!」

天破活殺!!

ケンシロウは指先から闘気の弾を撃ち出しクロロ…ではなくマチの秘孔を突く

クロロ「マチ…!?」

マチ「…クロ…r」

マチはクロロの名前を呼ぶ前に破裂してしまう

ケンシロウ「まずは仲間を失う哀しみを貴様に叩き込む」

クロロ「マチ…」

クロロはそう呟くとメルエムを超える禍々しいオーラを放出させ

カルト「やば…っ 」

クロロ「…」

クロロ「闇の…」

ケンシロウ「む…!」

キルア「落雷(ナルカミ)!!!」

クロロの念能力を発動させる前にキルアがケンシロウ達の頭上から雷を落とし

ケンシロウ「キルア…なぜ」

キルア「こんなに優しくてすげーオーラはケンくらいだと思ってさ。今はすげー禍々しいけどな」

キルア「ナニカ、聞こえるか?」

アルカ「…」

ナニカ「あい 」

キルア「まずはカルトを…」

カルト「!!」

キルア「家に帰せ」

ナニカ「あい」

ナニカが返事をすると瞬く間にその場からカルトが居なくなり

カルト「わっ」

シルバ「…」



キルア「どうする?ツボネ達も合わせて今は5VS1だ。お前の方が圧倒的不利だぜ」

クロロ「…」

クロロは沈黙すると一瞬でケンシロウ達の背後に移動してツボネ、アマネの胸を貫く

ツボネ「あ」

アマネ「え?」

カナリア「え…っ!」

キルア「ツボネ!アマネ!!」

カナリア「キルア様…!離れ」

カナリアが言葉を言い終わる前にカナリアは首をはねられ

キルア「カナリアアアアア!!! 」

クロロ「これであっという間に2対1だ」

ケンシロウ「はぁぁぁぁ……!!!」

ケンシロウは闘気と念を溜めクロロの禍々しいオーラを打ち消す

ケンシロウ「貴様は生きるに値しない」



キルア(な…あの時のゴン以上…!!)

クロロ「…へえ」

クロロ「そこの雷使うやつ…」

キルア「…!!?」

クロロ「大事におぶってた奴はどうしたんだ?」

キルア「…!アルカ…!!」

クロロ「…」ニヤリ

キルア「てめえええええっ!!」

キルアがクロロに飛びかかろうとするがケンシロウがキルアの肩を掴んで止める

ケンシロウ「俺に任せろ」

キルア「……ケン」

ケンシロウ「違和感もなく消えるのはおかしい…恐らく奴の念能力だろう」

ケンシロウ「…」

ケンシロウは指をバキバキ鳴らして戦闘態勢に入る

クロロ「1対1でやろう」

ケンシロウ「もちろんだ」

今日はここまででーす

クロロが指先で手招きをするような動作をし「かかってこい」とでも言わんばかりのサインをすると、ケンシロウは床にヒビが入るほど足を踏み込み走り出す。

ケンシロウはクロロの背後に回りクロロの両腕に強い蹴りを当てた後、顔に蹴りを入れるが、クロロは何も無かったかのようにニヤリと笑う

ケンシロウ(…秘孔を突いたはずだが…効いてい ない…)

クロロは本を取り出すと、ケンシロウの技を防いだ正体が現れる

クロロ「交通安全お守り(オーラプロテクター)!!」

クロロ「このお守りを付けている人体が致命傷を負う攻撃を受けた場合1日5回のみ守ってくれる能力だ。」

ケンシロウ「5回…。ならば…」

ケンシロウは両手にオーラを纏うとクロロに

ケンシロウ「北斗百烈拳!!」

クロロ(一気に勝負を決めに来たか…)

クロロ「切り取りと貼り付け(コピー&ペースト)!」

能力を発動させると目の前から先程消えていたアルカが出現する

ケンシロウはアルカに攻撃が当たる前に攻撃をやめその隙にクロロはケンシロウの顔を乱打する

キルア「アルカ!!」

キルアは二人の巻き添えを喰らわないように電光石火を発動しアルカを救い出すと

ケンシロウ「キルア…ゴンのところに!」

キルア「…あぁ!ゴンは任せろ!」

クロロ「…っ!!?」バキッ

ケンシロウ「俺を殴るのに夢中で足元が見えてなかったようだな」

クロロの右足は突然あらぬ方向に曲がり、クロロの顔を殴り飛ばす

クロロ(痛っ……交通安全お守りが消えてる…いつの間にかあの一瞬で俺に秘孔を…)

クロロは右足を無理矢理元の方向に戻し、動くことを確認すると

クロロ「攻撃してたのは…お前だけじゃないさ」

ケンシロウ「むっ!」

クロロ「凝を忘れたのは…誤算だったな」

クロロ「闇の炎帝(アトミック・ラー)」

先程クロロがケンシロウの顔を乱打している間に頬にオーラで出来た起爆剤を付けており、クロロが指パッチンをするとそこから禍々しい色の炎が燃え上がる

クロロ「この炎は俺の感情によって威力が変わる。怒りや復讐神が多ければ多いほど痛みが増し、しかも中々死ねないからタチが悪い能力だ。」

ケンシロウ「…残念だが…転龍呼吸法を使えばどんな炎も俺の前ではただの気体!」

ケンシロウ「フーム!」

ケンシロウがその言葉を唱えると、喰らった者は地が無いような感覚になり身動きが取れなくなる暗琉天破を発動させる

クロロ「…クッ…!!」

ケンシロウ「北斗剛掌波!!」

ケンシロウは両腕に力を込めると腕の周りに壮大な闘気が集まり、その闘気を動けないクロロに放出する。

クロロ「!!!!!」

放出された闘気はクロロの腹に大きな穴を開け大量の血を吹き出す

ケンシロウ「……」

ケンシロウ(キルアの元へ向かわねば…)

……

キルア「着いた…!」

レオリオ「キルア!!」

キルア「ゴンは…!?」

キルアはゴンが隔離されている病室に入り、ゴンの布団をめくり腕を露わにすると

キルア「…!ナニカ……こいつを…治してくれ!」

ナニカ「…あい」

ナニカがゴンに触れた瞬間、大地が震えるほどの凄まじいオーラが発生する

ビスケ「なんてオーラだわさ…」

ハンゾー「……おぉ!」

大地の震えが止まり静まり返るとそこには

ゴン「…え?」

何が起きたかわからない様子のゴンがキルアのことをじっと見つめている

キルア「ゴン!!!」

ゴン「…あっ!キルア!!」

……

キルア「って訳だ。あーあ、ピトーは一人でやるって言った時はショックだったな~」

ゴン「ご…ごめんっ!ごめんよぉぉ…!」

キルア「まぁいいよ、謝ってもらったし…」

ケンシロウ「ゴン…」

ゴン「あっ!」

ケンシロウはゴンの無事な姿を見ると微笑む

クロロ「…クッ…!!」

ケンシロウ「北斗剛掌波!!」

ケンシロウは両腕に力を込めると腕の周りに壮大な闘気が集まり、その闘気を動けないクロロに放出する。

クロロ「!!!!!」

放出された闘気はクロロの腹に大きな穴を開け大量の血を吹き出す

ケンシロウ「……」

ケンシロウ(キルアの元へ向かわねば…)

……

キルア「着いた…!」

レオリオ「キルア!!」

キルア「ゴンは…!?」

キルアはゴンが隔離されている病室に入り、ゴンの布団をめくり腕を露わにすると

キルア「…!ナニカ……こいつを…治してくれ!」

ナニカ「…あい」

ナニカがゴンに触れた瞬間、大地が震えるほどの凄まじいオーラが発生する

ビスケ「なんてオーラだわさ…」

ハンゾー「……おぉ!」

大地の震えが止まり静まり返るとそこには

ゴン「…え?」

何が起きたかわからない様子のゴンがキルアのことをじっと見つめている

キルア「ゴン!!!」

ゴン「…あっ!キルア!!」

……

キルア「って訳だ。あーあ、ピトーは一人でやるって言った時はショックだったな~」

ゴン「ご…ごめんっ!ごめんよぉぉ…!」

キルア「まぁいいよ、謝ってもらったし…」

ケンシロウ「ゴン…」

ゴン「あっ!」

ケンシロウはゴンの無事な姿を見ると微笑む

あ…連投しちゃった

クロロ「はっ…!」

クロロ「生きてる…傷も…」

クロロは目が覚めると腹の穴が塞がっていることに気づき、ふとマチのほうに目をやると

クロロ「死後の念…か」

クロロはマチが死後の念で自分を助けてくれたのだと気づく。

……
ブロヴーダ「これって断ったら死ぬ感じ?」

レオル「チードゥは断って死んだぜ」

ブロヴーダ「そうかよ…俺なんか役に立たねぇと思うけどねぇ」

ボノレノフ「いないよりはマシだろう」

プルルル

レオル「団長さんだ」

クロロ「もしもし…今度の…オークションの件だが…」

………

ヒナ「えーー!?全員出るの!?」

レオル「マチさんが死んだそうだぜ?どうやらケンシロウって奴をお宝よりも先に殺すらしい」

ヒナ「死にたくないのに…」

ボノレノフ「しかし…これだけで本当に倒せるのか…?団長ですら死にかけた相手だ」
……

レオリオ「クラピカてめぇ!ゴンが大変だって時によくも電話に出なかったな!!」

クラピカ「私も忙しいんだ。ゴンが無事ならそれでいいだろう。何か用か?」

ゴン「クラピカ、そっちは何をしてるの?」

クラピカ「……仲間の目を…緋の目を…探している……じゃあ切るぞ」

ゴン「待って!俺たちに何が出来ることは無い…?」

レオリオ「そうだぜクラピカ!ゴンの見舞いにこねぇ代わりに手伝わせろや!」

クラピカ「意味が分からないなレオリオ…お前達に危害を加えさせたくない」

ゴン「危害……?」

ケンシロウ「……… 幻影旅団か?」

クラピカ「…流石はカンがいいなケンシロウ」

キルア「幻影旅団って…アイツらか…!?」

クラピカ「1ヶ月後ヨークシンにて大規模なオークションが行われる。私の目的はオークションに出品される「クルタ族の緋の眼」の入手と「幻影旅団抹殺」。私は緋の眼を確保するため、とあるマフィアのボディガードを務めている」

ケンシロウ「……旅団の頭は潰した。」

クラピカ「…!!いや…それでもほかの団員が…」

ビスケ「オークションだわさ!?あのグリードアイランドが出品される…」

ゴン「それって俺の家にあった親父が残してった箱みたいなのに入ってた…」

ゴン(グリードアイランドを手に入れれば…親父に会える…!)

……

【数日後】
???「……!!?」

クロロ「目が覚めたか」

???「君は……?」

クロロ「レオルってやつが居場所を教えてくれた。…体だけしか残っていない状態だったが…お前の死後の念で脳を再生していたようだな」

ゴレイヌ「えげつねぇな…」

クロロ「名前は?」

ピトー「僕は…ネフェルピトー…」

クロロ(記憶複製(メモリークローン)…俺にとって都合の悪い相手の記憶をすべて削除することが出来る能力…コイツは…力になる…)

そこには新生幻影旅団が全員そろっており

ゴレイヌ「俺は…もともと幻影旅団に入っていて今度はヨークシンで宝を盗む…であってたか?」

レオル「あぁ、何回言わせんだ…記憶を取り戻したばかりだから物忘れが激しいのか…?」

クロロ「これであらかたメンバーは揃った…オークションまであと1ヶ月…ケンシロウは必ず現れるはずだ…」

【現在の幻影旅団】
No.0クロロ ルシルフル
No.1レオル
No.2フェイタン ポートォ
No.3ヒナ
No.4カルト ゾルディック
No.6ネフェルピトー
No.7ブロヴーダ
No.9ミザイストム
No.10ボノレノフ
No.11ゴレイヌ

クロロ「ケンシロウを見つけたら知らせろ…俺が殺る」

フェイタン「…殺さないだけ感謝するね」

ミザイストム「俺が…旅団なんかに…」

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