【ウルトラマンオーブ】安価でウルトラフュージョンファイト (201)


※ウルトラマンオーブのSSです

※安価で指定されたウルトラマン二人でフュージョンアップして戦います

※その場合、本編で持ってないカードやゲーム未実装・非対応の組み合わせを指定してくださっても構いません
(例)OK ウルトラマン×ティガ
   OK ウルトラマン×エース
   OK ティガスカイタイプ×ガイアSV
   NG ティガ×ティガスカイタイプ

>>1はめっちゃ遅筆です 気長にお待ちいただけたら幸いです

※文章も稚拙ですが目を瞑っていただけると…


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1480685955


[Battle 01:vsペドレオン]


 静まり返った夜の山間部に〝ブロブタイプビースト〟ペドレオンが現れた。

ペドレオン「ピギャアアアアアオン!!」

ガイ「スペースビーストか」

ガイ「暴れられたらたまったもんじゃねえな……!」バッ!!

ガイ「ウルトラマンさん!」

『ウルトラマン!』ピコーン ヘァッ!!

ガイ「ティガさん!」

『ウルトラマンティガ!』ピコーン テャッ!!

ガイ「光の力、お借りします!」バッ

『フュージョンアップ!』

『ウルトラマンオーブ スペシウムゼペリオン!』


オーブ「俺の名はオーブ。闇を照らして、悪を撃つ!」

ペドレオン「ピギャァァァグオオオオン!!」

オーブ「シュワッ!」

 ファイティングポーズを取り、ペドレオンと対峙するオーブ。

ペドレオン「ピギャァァッ!!」

オーブ「! テヤッ!」

 ペドレオンの触角から放たれた火球を前転して躱し距離を詰める。
 起き上がると同時にアッパーカットを叩き込み、胴体にパンチの連撃を加える。

オーブ「ハアアアッ!!」

ペドレオン「ピギャァァッ!」

 鞭のように触手をしならせ、オーブに叩きつける。
 怯んだところで反撃に転じるペドレオン。触手を振り回しながら火球を放つ。
 思わぬ一撃にオーブは吹っ飛ばされてしまう。

オーブ「グァァッ!」


ガイ『だったら……この力を!』バッ!!

一枚目にリードするカード >>4
二枚目にリードするカード >>5

ネクサス

ウルトラマン80


ガイ『ネクサスさん!』

『ウルトラマンネクサス!』ピコーン シュアッ!!

ガイ『80さん!』

『ウルトラマン80!』ピコーン トアーッ!!

ガイ『闇を祓う力、お借りします!』バッ!!

『フュージョンアップ!』

『ウルトラマンオーブ オーバーレイサクシウム!』


 光が弾けると、オーブの姿が変貌していた。
 丸い金色の瞳。全体的に鎧を思わせる体躯には銀と赤の色が流れている。

 それこそネクサスと80の力をフュージョンアップさせた姿、「オーバーレイサクシウム」!

オーブ「――闇を祓って、光を導く!」


オーブ「ショワッ!!」

 生まれ変わったオーブがキレのいい動きでファイティングポーズを取る。

ペドレオン「ピギャァァァァアッ!!」

 挑発に乗せられたようにペドレオンが火球を放つ。

ペドレオン「ピギャァァグオオオオッ!!」

 三発、四発と連続して放ち続ける。オーブの周囲に爆発が起こり、彼の身体は掻き消された――

オーブ「――テヤッ!」

 と思われたその時、オーブの声が上空から響いた。高いジャンプから繰り出されたキックがペドレオンの頭部に直撃する。

ペドレオン「ピギャァァァ……!!」

オーブ「ハッ! トァッ!」

 次々と手刀やハイキックを繰り出し続けるオーブ。
 よたよたと後退するペドレオンを見て、両手首を交差させた。


オーブ「シュッ、ハァァッ!」

 それを身体の前で開くと、両腕の間に電撃のようなエネルギーが現れた。
 まるで束縛するかのようなそれを振りほどく。左腕を上に、右腕を水平に、大きく開く。


オーブ「――サクシウム・シュトローム!!」


 その両腕をL字型に組む。
 立てた右腕から青白い光線が放たれ、ペドレオンに命中する。

ペドレオン「ピギャァァァァ……」

 その全身が発光したかと思うと、次の瞬間、怪獣の姿は細かな粒子にまで分解され消滅した。

オーブ「…………」

 ひとり頷き、オーブが飛び上がろうとしたその時だった。

「キシャアアアアアアッッ!!」

オーブ「!」

 驚いたオーブが振り向く。
 背後から聞こえた雄叫びの正体は〝インセクトタイプビースト〟バグバズンのものだった。


[Battle 02:vsバグバズン]


バグバズン「ギャァァァァオオン!!」

 甲虫のような見た目のスペースビーストが迫り来る。
 その手の三本の爪を、オーブに向けて振りかぶった。

バグバズン「キシャァァッ!!」

オーブ「シュアッ!」

 怪獣の横に転がり、その軌道から身を避ける。
 しかしバグバズンは尾を振り回した。硬い甲殻が叩きつけられる。

オーブ「グッ!」

バグバズン「ギャァァァッ!!」

 なりふり構わず鋭い爪を振り回してくるバグバズン。
 オーブは身軽な動きで数回バク転し、怪獣と距離を取る。

オーブ「ショワッ!」

 腕から矢尻のような形状の光刃を二発飛ばす。
 しかしバグバズンは身体を回転させ、強固な甲殻でそれらを弾き飛ばしてしまった。

オーブ「……! シュアッ!!」

 オーブは立ち上がり、額のランプから光を放った。

一枚目にリードするカード >>10
二枚目にリードするカード >>11

X

アグル

どっちも頭から光線出せれるな。
Xはエクシードだけど。


ガイ『エックスさん!』

『ウルトラマンエックス!』ピコーン イーッサァーッ!!

ガイ『アグルさん!』

『ウルトラマンアグル!』ピコーン デヤァッ!!

ガイ『光の剣の力、お借りします!』バッ!!

『フュージョンアップ!』

『ウルトラマンオーブ ザナディウムリキデイター!』


バグバズン「キシャァァァッ!!」

 淡い光に包まれたオーブを切り裂こうとするバグバズン。
 ヒュオオオオッ!という乾いた音を上げながら振り下ろされる爪。しかし――

バグバズン「ギャァァァオオオンッ!!」

 怪獣が悲鳴を上げる。火花と共にその爪が弾き飛ばされたからだ。
 思わず倒れるバグバズンの前には、さっきとは一変した姿のオーブが立っていた。


 黒を基調としてダークブルーに包まれた体躯。
 胸にはリング状のカラータイマーと交わるようにXの発光体が存在し、肩にかけてアグルのプロテクターが備わっている。

 これこそエックスとアグルの力をフュージョンアップさせた姿、「ザナディウムリキデイター」!

オーブ「――剣の光で、悪を断つ!」

 オーブの手から光の剣が伸びる。起き上がったバグバズンの喉元を裂き、腹部を蹴り飛ばす。

バグバズン「キシャァァァッ……!」

オーブ「…………」

 後ずさりしたバグバズンに向けてオーブは悠々と歩を進める。
 悲鳴のような声を上げて残った片方の爪で反撃してくるが、

オーブ「――デヤァーッ!!」

 虹色の光が一閃したかと思うと、その爪は全て宙に弾き飛ばされていた。

バグバズン「キシャァッ!!」

 ならばと、強靭な顎をもって噛みつこうとする。オーブは咄嗟に剣で受け太刀する。


バグバズン「グルルルル……!!」

 何とか剣を噛み砕こうとするバグバズン。しかし歯が食い込まない。

オーブ「セエヤッ!!」

 そうこうしているうちにオーブのキックを食らった。
 力が緩んだところを見計らってオーブが剣を怪獣の口から引き抜く。その刃が虹色の光を纏った。


オーブ「――アグルクロスブレード!!」


 Xの字を描くように、二度の袈裟懸けを振り下ろす。
 そして回転しながら交差点を斬りつけると、バグバズンがゆっくりと倒れ伏した。

オーブ「……」

 背後で巻き起こる爆発の音を聞きながら、オーブは剣を消した。
 ……だが。

「グオオオオオオ……!!」

 野犬の唸り声のような低い声を聞いてオーブが振り返る。
 爆炎の向こうで揺らめく影。〝フィンディッシュタイプビースト〟ガルベロスが出現していた。


[Battle 03:vsガルベロス]


ガルベロス「グルルルル……!」

 ガルベロスの肩に乗せられた二つの頭部の口から火炎弾が放たれる。
 オーブは前転してそれを躱し、駆け出す。再び光の剣を形成し、構える。

オーブ「――!?」

 ――しかしその時、背中に痛みが走った。
 火炎弾は追尾性能を持っていた。避けられた後に曲がり、背後からオーブを襲ったのだ。

ガルベロス「グォオオオオッ!!」

 怯んだオーブの肩にその腕を叩きつけるガルベロス。
 その力は非常に強く、膝を突かされてしまう。

ガルベロス「ギャァアアオオオッ!!」

オーブ「デヤァッ……!!」

 蹲ったオーブの鳩尾にガルベロスの蹴りが入った。
 吹っ飛ばされ、地面に落ちる。巻き上がった土埃の雨の中で何とか立ち上がる。

ガルベロス「グルルルルッ……!!」

 再びガルベロスが火炎弾を放とうとしていた。肩の両口から炎が洩れている。

オーブ「――シュアッ!」

一枚目にリードするカード >>17
二枚目にリードするカード >>18

レオ

コスモスフューチャーモード

ジャスティスクラッシャーモード


ガイ『レオさん!』

『ウルトラマンレオ!』ピコーン エイヤーッ!!

ガイ『コスモスさん!』

『ウルトラマンコスモス フューチャーモード!』ピコーン デヤァッ!!

ガイ『拳と慈愛の力、お借りします!』バッ!!

『フュージョンアップ!』

『ウルトラマンオーブ シューティングフューチャー!』


ガルベロス「グルル……!!」

 両肩の口から今にも火炎弾を吐きだそうとしたその瞬間。
 目の前のオーブの姿が消えた。


オーブ「――デイヤァァーーッ!!」

 ――かと思うと、目の前に再びオーブが現れていた。
 しかしそれは文字通りの「目の前」だった。一瞬にして距離を詰めたオーブは、両拳を怪獣の両頭部に叩き込んだ。

ガルベロス「グルルルッ……!!」

 溜め込んでいた炎が爆ぜ、口内で爆発が起きる。
 オーブが怪獣を蹴り飛ばす。独特の構えを取りながら、掛け声を上げた。

オーブ「未来を照らす、拳が唸る!」

 レオを思わせる王冠のような頭部。その額から頭頂にかけてフューチャーモードの赤いラインが入っている。
 身体は赤を基調として青と黒が流れ、胸部には銀と金のプロテクターを備えている。

 それこそ、レオとコスモスの力をフュージョンアップさせた姿、「シューティングフューチャー」!

ガルベロス「グルルル……!!」

オーブ「ハァァ――エイヤーッ!!」

 起き上がったガルベロスの胸部の顔を回し蹴りする。
 ガルベロスは遮二無二腕を振るうが手練れの動きでそれをいなしていく。


ガルベロス「グオオッ!!」

 何とか反撃に転じようとガルベロスが火炎弾を放つ。

オーブ「グッ!」

 躱しても追尾されることはわかっていたので両腕をクロスさせてそれを受け止める。
 するとガルベロスは身体を回転させ、尻尾を叩きつけた。その衝撃で横に吹っ飛ばされるが、転がってそれを和らげる。

ガルベロス「ギャァアアオオオッ!!」

 顔を上げるとガルベロスの両肩に再び炎が溜められていた。オーブは助走をつけてジャンプする。

ガルベロス「グオオオオオッ!!」


オーブ「――フューチャーレオキーーーック!!!」


 減衰するどころか徐々に勢いを増す跳び蹴り。
 放たれた火炎弾をいとも容易く消し飛ばし、ガルベロスの身体を貫いた。


ガルベロス「グ……ルル…………」

 倒れると同時にガルベロスの身体が爆発する。

オーブ「…………」

 さっきまでのことがあったため辺りを警戒するが、もう怪獣の気配はなかった。

オーブ「……シュワッ!」

 飛び上がり、夜空に消えて行くオーブ。
 森の影に身を潜めながら、それを見詰めている影があった。

?「まあせいぜい頑張んな。ウルトラマンオーブ……」

 その手に妖しく光るリングと三枚のカードを見て、男はニヤリと笑った。


To be continued...


今日はここまでです お付き合いいただきありがとうございました
明日の21時~22時くらいに続きを書きに来ますのでよろしければまたお付き合いくださいませ

ということで今日のフュージョンアップの紹介でも


[ウルトラマンオーブ オーバーレイサクシウム]
ウルトラマンネクサスとウルトラマン80の力をフュージョンアップさせた姿
80のキレのいい技とネクサスの粘り強い戦いで悪を祓う
必殺技はオーバーレイ・シュトロームとサクシウム光線の合わせ技、「サクシウム・シュトローム」

[ウルトラマンオーブ ザナディウムリキデイター]
ウルトラマンエックスとウルトラマンアグルの力をフュージョンアップさせた姿
エックスとアグルの剣技を組み合わせて戦う
必殺技はXクロスチョップとアグルブレードの合わせ技、「アグルクロスブレード」

[ウルトラマンオーブ シューティングフューチャー]
ウルトラマンレオとウルトラマンコスモスフューチャーモードの力をフュージョンアップさせた姿
レオとコスモスの体術を混ぜた独特な戦いを繰り広げる
必殺技はレオキックとフューチャーキックの合わせ技、「フューチャーレオキック」


酉付けておくのとsage sagaじゃなくて
sagaだけでいいと思うよ

ナイスさんとゼアスさんのフュージョン見たいな

ストーリー0とか妹もアリなのかな

アンドロ戦士やウルティメイトフォース陣は不可だろうな


>>1です 再開します

ご指摘がありましたのでトリップを付けました
sageなくてもいいとのご意見もありましたが、以前age進行でやっているときに例の無差別荒らしの方に遭遇して
良い気持ちの反対になったことがありますので、基本的にはsage進行で行きたいと思います

また、ウルトラマンの指定ですが、>>1の知識にない小説版や漫画版のウルトラマン、
USA、ジョーニアスは申し訳ございませんがパスさせていただきます…すいません
他にもHotto・Motto・Kitto、タカミーも分からないのでそれ以外を指定していただけると幸いです


[Battle 04:vsラフレイア]


ラフレイア「キァァァピシャァァァアアッ!!」

ガイ「……またか」

 翌日の夜もまた、ひとけのない山間部にスペースビーストが出現していた。
 開いた花弁が動物の胴体を得たような怪獣、〝ブルームタイプビースト〟ラフレイアだ。

ラフレイア「ピギャァァアアア!!」

 その花弁から黄色い花粉を噴き出すラフレイア。
 怪獣の花粉は可燃性であり、無暗に攻撃すると周囲を巻き込む危険がある。

ガイ「だったら……これだ!」

 ガイはオーブリングを構え、ある一枚のカードをリードした。

『覚醒せよ、オーブオリジン!』

ガイ『オーブカリバー!』

 召喚した聖剣を手に取り、カリバーホイールを回す。
 順に灯った四つのエレメントの光がオーブの体躯に集約していく。

オーブ「――デヤッ!」

 出現したオーブは剣の切っ先で宙に円を描き、掛け声を上げた。

オーブ『銀河の光が、我を呼ぶ!』


ラフレイア「ピギャァァアアア!!」

オーブ「ハァッ!」

 水のエレメントを宿した剣をラフレイアに向けると、その足元から水が噴き出てきた。

オーブ「オーブウォーターカリバー!」

ラフレイア「ピギャァァァ……」

 水浸しになったラフレイアは花粉が無力化されている。今がチャンスだ。


ガイ『一気に行くぞ!』

一枚目にリードするカード >>32
二枚目にリードするカード >>33

ナイス

ゼアス


ガイ『ナイスさん!』

『ウルトラマンナイス!』ピコーン ナッ!!

ガイ『ゼアスさん!』

『ウルトラマンゼアス!』ピコーン ゼアッ!!

ガイ『ベリーナイスなやつ、頼みますっ!』バッ!!

『フュージョンアップ!』

『ウルトラマンオーブ ベリーナイススペシュッシュラ!』


オーブ「――ゼアッ!」

 生まれ変わったオーブは顔の色まで赤に染まったウルトラ戦士に変貌していた。
 胸の前でサムズアップをし、彼は言う。

オーブ「レッド・アンド・シルバーは正義の印!」

 この姿こそナイスとゼアスの力をフュージョンアップさせた姿、「ベリーナイススペシュッシュラ」!


オーブ「ナッ!」

ラフレイア「ピギャァァァア!!」

 濡れ鼠になったラフレイアに手刀を浴びせるオーブ。
 怪獣は尖った手を振り回すが、オーブはジャンプしてそれを躱していた。

オーブ「シュワッ!」

 宙返りし、落下と共に踵落としを叩き込む。
 すると今度はバレリーナのようなポーズを取りながらスピンし始めた。

オーブ「テヤァッ!!」

 駒のような高速スピンによってラフレイアを弾き飛ばす。
 離れた場所でよろよろと立ち上がる怪獣にオーブは照準を定めた。


オーブ「――ミレニアムクロス・スペシュッシュラ!!」


 青と虹色が交差する光線が放たれ、ラフレイアを爆殺した。


?「フフフ……」

 森の中。男は赤く光るリング状のアイテムからラフレイアのカードを作り、抜き取っていた。

?「さあ、次はお前の出番だぜ」

 そして今度は取り出したカードをリングに通す。
 赤い光と化したそれは夜空を飛び、オーブの背後で怪獣の形となった。

「キシャアアアアアッッ!!」

オーブ「!」

 振り返るオーブ。
 皮を剥いだ鼠のような風貌の怪獣、〝フィンディッシュタイプビースト〟ノスフェルが雄叫びを上げていた。

ノスフェル「キシャアアアッ!!」

 長く鋭い爪を振り下ろすノスフェル。
 すんでのところで回避するが、それが命中した山の斜面では木々がごっそり倒れていた。

オーブ「――シュアッ!」

 この相手は危険だ。そう判断したオーブは次なる形態へ変身する。

一枚目にリードするカード >>37
二枚目にリードするカード >>38

グレート

メビウス

ギンガ


[Battle 05:vsノスフェル]


ガイ『グレートさん!』

『ウルトラマングレート!』ピコーン ロアーッ!!

ガイ『メビウスさん!』

『ウルトラマンメビウス!』ピコーン セアッ!!

ガイ『二人の炎と雷、お借りします!』バッ!!

『フュージョンアップ!』

『ウルトラマンオーブ バーンマグナム!』


オーブ「――雷火の如く、敵を撃つ!」

 閃光のような白と火炎のような赤に身を包むオーブの姿。
 それこそグレートとメビウスの力をフュージョンアップさせた姿、「バーンマグナム」!


オーブ「――シュアッ!!」

 オーブがノスフェルに向かう。右の爪が振るわれるが、腕でその動きを止める。

ノスフェル「グォオオオ……!!」

 今度は左の爪が。それもまた同じく止める。隙ができた胴をオーブは蹴り飛ばす。

ノスフェル「グガァァオオ……」

オーブ「バーニングメビュームプラズマ!!」

 左腕のメビウスブレスに手をやってエネルギーを解放し、それを光球にして撃ち出す。
 ノスフェルの胴、頭部、そして口内を襲い、それぞれが爆発を起こす。

ノスフェル「キシャアアアアアアアアアッッ!!」

 怒るように身体を震わせるノスフェル。爪を振り上げると、そこに赤黒い光弾が形成された。

オーブ「!」


ノスフェル「キシャアアアアッッ!!」

 爪が振り下ろされると共に光弾が投げつけられる。
 オーブは身体の前に両手を構え、それを迎え撃つ。


オーブ「――ライトニングマグナムカウンター!!」


 赤黒い光弾をキャッチし、電気を迸らせる光球に変え、逆に撃ち返す。
 不意を突かれたノスフェルはガードすることもできず、その直撃を受けた。

ノスフェル「グォオオオ…………」

 バランスを崩し、横向きに倒れ込むノスフェル。
 倒れたと同時にその身体は爆発し、轟音が夜の山々にこだました。


?「さあ……こいつはどう料理する?」

 ニヤリと笑った男はリング状のアイテムにカードをリードした。

『――ゴルゴレム!』


[Battle 06:vsゴルゴレム]


オーブ「!」

 新たな怪獣の出現を察知して振り返るオーブ。
 案の定、四足歩行の怪獣〝インビジブルタイプビースト〟ゴルゴレムが現れていた。

ゴルゴレム「ギャァァアアオオオン!!」

オーブ「セヤァッ!」

 ファイティングポーズを取り、敵に向かって走り出すオーブ。
 首を掴もうとするが――

オーブ「! テヤッ……!?」

 自分の手がすり抜けたのだ。怪獣の身体はホログラムのように触ることができない。
 見れば、ゴルゴレムの背の結晶体が淡く発光していた。あの光がこの能力を発動させているのだ。

オーブ「グッ……!」


ガイ『だったら、この力を!』

一枚目にリードするカード >>44-47 でコンマ二桁が最も小さいもの
二枚目にリードするカード >>44-47 でコンマ二桁が最も大きいもの
(被った場合、再安価します)

ゼノン

ゾフィー

ダイナ

セブン21


ガイ『ゾフィーさん!』

『ゾフィー』ピコーン ヘアッ!!

ガイ『ゼノンさん!』

『ウルトラマンゼノン!』ピコーン ジュァアッ!!

ガイ『高潔な光の力――――お借りしますっ!!』バッ!!

『フュージョンアップ!』

『ウルトラマンオーブ ゼットゼノニウム!』


 赤と銀のがっちりとした体躯に輝く、栄誉の証スターマーク。
 二本の赤いラインが入った頭部、その額のランプは青色に光っている。

オーブ「――正義の光を、我が手に宿せ!」

 それこそゾフィーとゼノンの力をフュージョンアップさせた姿、「ゼットゼノニウム」!


ゴルゴレム「グォオルルルルル……」

 ゴルゴレムの結晶体が光を強めると共に、逆にその姿は薄れていく。
 やがて完全に消失し、オーブはひとり取り残された。

オーブ「――シュワッ!」

 しかしオーブもまた自らの身体を光らせると、その姿を消した。
 変身を解除したのではない。ゾフィーの持つ異次元移動能力を使い、ゴルゴレムを追ったのだ。

オーブ「デヤアッ!!」

ゴルゴレム「!?」

 別位相に逃げ込んだゴルゴレムの前に突如オーブが現れる。
 すぐさま攻撃態勢に入るゴルゴレム。首に数か所空いた孔から電撃を放つ。

オーブ「フンッ!」

 それを手のひらで受け止めるオーブ。簡単に払いのけると、怪獣の首を回し蹴りした。


ゴルゴレム「ピシャァァァオルルルル……!!」

オーブ「ドリャアッ!!」

 蹴られた勢いで横向きになったゴルゴレムに飛びかかる。
 ちょうど目の前にきた背中の結晶体を手刀で薙ぎ払った。

ゴルゴレム「グォォルルルルル……!!」

 ゴルゴレムの姿が再び消える。移動能力をなくし、元の位相に戻されたのだ。
 オーブもまた瞬間移動し、それを追った。

ゴルゴレム「ギャァァアアオオオン!!!」

 怒り狂ったゴルゴレムは口吻を伸ばし、オーブの胸を突いた。
 思わぬ奇襲によろめくが、二度目の攻撃はひらりと躱し、脇に挟んで掴んだ。

ゴルゴレム「ギャァァオオン!!」

オーブ「オォォォォォ……!! ヘアッ!!」

 掴んだ口吻ごと怪獣を持ち上げ、ジャイアントスイングして投げ飛ばした。


オーブ「セアッ!」

 両手を水平に広げると、カラータイマーを中心として金色の光が腕に漲っていく。
 左腕を胸の前で畳み、右腕を突き出す。金色の渦を巻き込みながら激流の如き勢いの白色熱線が発射された。


オーブ「――――X87光線!!」


 ゼノンのゼノニウムカノンとゾフィーのM87光線の合わせ技、「X87光線」。
 それを受けたゴルゴレムは悲鳴を上げる暇すら与えられず、木っ端微塵に砕かれた。


ガイ『……それにしても昨日からいったい何なんだ?』

 訝し気なガイとは正反対に、森に潜む男は口元を歪める。

?「さあ……今度は強敵だぜ」

『――ダークファウスト!』


 リングから放たれた光が赤黒い閃光となって弾ける。
 それが晴れ、夜の闇が戻って来たとき――

ファウスト「…………」

ガイ『何……?』

 そこに立っていたのは、夜よりも暗い瞳を持った黒い巨人だった。


[Battle 07:vsダークファウスト]


ファウスト「私はファウスト。光を飲み込む、無限の闇……」

オーブ「……!」

ファウスト「ヴアアッ!!」

 突然殴りかかってくる闇の巨人。敵であることは間違いなさそうだ。オーブも反撃し、肉弾戦になる。

オーブ「ヘアッ!」

ファウスト「ヴアッ!!」

 互いの腕がぶつかり合い、ギリギリと拮抗する。
 光弾を放とうとしていた相手の手首を掴むと、一瞬の隙を突かれ腹部に蹴りを入れられる。

オーブ「グッ!」

ファウスト「食らえ。ダークレイ・ジャビローム!」

 腕を組んで放たれた紫色の光線。咄嗟に撃ち返したX87光線と相殺された。
 このままだと勝負がつかない。そう判断したオーブは、額のランプを光らせた。

一枚目にリードするカード >>53-56 でコンマ二桁が最も小さいもの
二枚目にリードするカード >>53-56 でコンマ二桁が最も大きいもの
(被った場合、再安価します)

ベリアル(アーリースタイル)

シャイニングゼロ

ゼロ

ガイア・スプリームヴァージョン

シャイニングゼロとガイアSVとかこんなん絶対強いやん


ガイ『ゼロさん!』

『シャイニングウルトラマンゼロ!』ピコーン デュアッ!!

ガイ『ガイアさん!』

『ウルトラマンガイア スプリームヴァージョン!』ピコーン ジュワッ!!

ガイ『眩き光の力――――お借りしますっ!!』バッ!!

『フュージョンアップ!』

『ウルトラマンオーブ シャイニングスプリーム!』


ファウスト「グッ……何だ、この光は……!?」

 まるで、ここ一帯だけ昼に変わったかのようだった。
 太陽となるのはオーブの身体。光が徐々に晴れていってもその輝きは消えない。

 額のランプ、二つの瞳、そしてリング状のカラータイマーは全て眩いコバルトブルー。
 ガイアSVの体色に纏うようなゼロの白銀のプロテクターは全身に光を帯びさせている。

オーブ「――守るべき星の、命を照らす!」

 これこそ、ゼロとガイアの最強形態の力をフュージョンアップさせた姿。
 その名は、「シャイニングスプリーム」!


ファウスト「グゥゥゥゥッ!! ヴオオアアアアアッ!!!」

 半狂乱になったファウストが光の巨人を殴りつけようとする。
 しかし気付くと自らの身体が宙を待っていた。一本背負いされ、背中から地面に落ちる。

ファウスト「……!?」

 オーブは全く動いていなかった。――ように見えた。
 ファウストの拳は彼の顔面のすぐ目の前まで迫っていたのに。

ファウスト「グゥゥッ……!」

 立ち上がろうとするファウストだが、腕を強引に引かれた。
 よろめき、体勢が整えられない。気付くとまた身体が反転していた。

ファウスト「グオァッ!」

 今度は立とうとする猶予すら与えられず、立たせられる。
 身体が横倒しになり、ふわりと宙に浮く。オーブにすくい投げされていた。


オーブ「…………」

ファウスト「グ、グゥゥゥッ……!!」

 オーブは先程から全く様子を変えず、泰然自若としている。
 何度も立ち向かっても、動きすら捉えることができない。その度にファウストの身体は投げ飛ばされる。

ファウスト「オォォォォ……!!」

 十何度目かになる投げ技を受けた後、ファウストは立ち上がって光線を放った。

ファウスト「ダークレイ・ジャビローム!!」

オーブ「…………」

 紫電の光線がオーブに向かっていく。直撃しても無意味とでも思っているのか、オーブは全く動かない。

ファウスト「舐めるな――!!」

 そう、ファウストが叫んだ瞬間だった。


オーブ「――シャイニングエメリウムエッジ!!」

 オーブの額から光線が放たれたかと思うと、

ファウスト「――――!!」

 巨大な閃光に覆い尽くされ、視界が利かなくなった。

 何も見えない中で全身が切り刻まれる。纏わりつくような斬撃から逃れられない。
 悲鳴を上げながらファウストは吹っ飛ばされる。斜面に背中がぶつかり、山が揺れた。

ファウスト「グッ……ガハッ…………」

オーブ「…………」

 オーブはゆっくり歩を進め、ファウストの正面に来ると、光線のポーズを取った。


オーブ「――――シャイニングフォトンストリーム!!!」


 上下に立てた両腕をずらすと、金と赤が入り交じった光の奔流が漆黒の闇を切り裂いた。
 仮面のようなファウストの顔が砂のようにさらさらと消えていく。
 続いて首、胴体と波及していき、やがて巨人の姿は消えてなくなった。


オーブ「……デュワッ!」

 次の怪獣の気配がないことを確認し、オーブは飛び立った。
 夜空の中、一等星よりも強い光で遠ざかる彼を見上げながら、森に潜む男は呟く。

?「まさか、これほどとは……」

 手にしたリング状のアイテムから「ダークファウスト」のカードを回収する。
 苦々しい顔つきをしていた男だったが、やがて、ふっと微笑を洩らした。

?「まあいい。奴が強くなればなるほど、俺の計画は進むことになる」

 昨夜の分と合わせた七枚のカードを見詰め、男は言うのだった。

?「復活の時は近い……」


To be continued...


本日はここまでです ありがとうございました&お疲れさまでした
明日も21時あたりから始められると思いますので、よろしければまたお付き合いください

今回、途中からコンマによる安価に変えてみましたがどうでしょうか?
こちらの方がランダムの感じが強くなって面白いかなと思ったのですが、ご意見いただければ幸いです

ということで今回のフュージョンアップの紹介をば


[ウルトラマンオーブ ベリーナイススペシュッシュラ]
ウルトラマンナイスとウルトラマンゼアスの力をフュージョンアップさせた姿
苦しいとか辛いとか疲れてもうダメだとか悩んでもウルトラの力を信じて一生一生一生懸命戦うフォーム
必殺技はミレニアムクロスとクロス・スペシュッシュラ光線の合わせ技、「ミレニアムクロス・スペシュッシュラ」

[ウルトラマンオーブ バーンマグナム]
ウルトラマングレートとウルトラマンメビウスの力をフュージョンアップさせた姿
二人の持つ光エネルギーの炎と雷を駆使して臨機応変に戦う
必殺技はマグナムシュートとライトニングカウンターの合わせ技、「ライトニングマグナムカウンター」

[ウルトラマンオーブ ゼットゼノニウム]
ゾフィーとウルトラマンゼノンの力をフュージョンアップさせた姿
強力な光線技と秀でた格闘術で隙のない戦いを展開する
必殺技はM87光線とゼノニウムカノンの合わせ技、「X87光線」

[ウルトラマンオーブ シャイニングスプリーム]
シャイニングウルトラマンゼロとウルトラマンガイアSVの力をフュージョンアップさせた姿
卓越した精神力、超強力な光線技、特に投げ技が得意な体術と、非の打ちどころのないフォーム
しかし使用後の体力の消耗が激しく、気軽に扱えない
必殺技はシャイニングワイドショットとフォトンストリームの合わせ技、「シャイニングフォトンストリーム」

シャイニングスプリームってトリニティよりも強そうだ。


[Battle 08:vsバンピーラ]


 翌日、ガイが例の山間部に足を向けてみると、いつもと違う風景が広がっていた。

ガイ「なんだ、この霧は……」

 一目で普通の霧ではないと判断する。
 そんな時、その中から怪獣の声が響いてきた。〝アースロポッドタイプビースト〟バンピーラだ。

ガイ「!」

 構えたオーブリングが光を放った。


一枚目にリードするカード >>66-69 でコンマ二桁が最も小さいもの
二枚目にリードするカード >>66-69 でコンマ二桁が最も大きいもの
(被った場合、再安価します)

セブンX

コスモス

セブン21

ダイナ


ガイ「セブンXさん!」

『ウルトラセブンX!』ピコーン デュワッ!!

ガイ「ダイナさん!」

『ウルトラマンダイナ!』ピコーン シュワッ!!

ガイ「時空を超える力、お借りします!」バッ!!

『フュージョンアップ!』

『ウルトラマンオーブ スラッガーソルジェント!』


オーブ「――宇宙を護る、光の刃!」

 逞しい体格のオーブが現れる。
 肩にはセブンXの、胸にはダイナのプロテクターを纏い、頭部には鋭いアイスラッガーがギラリと光っている。

 これこそセブンXとダイナの力をフュージョンアップさせた姿、「スラッガーソルジェント」!


バンピーラ「ピギィィイイ!!」

 バンピーラが吐き出した赤い光弾を横っ飛びで躱し、同時に額からエメリウム光線を放つ。
 怪獣の前脚に命中して爆発し、第一関節から先を弾き飛ばした。

バンピーラ「キシャァァアア!! キィィイイイッ!!」

オーブ「デュワッ!」

 蜘蛛らしく素早い動きで近寄ってくるバンピーラを迎え撃つ。
 振るわれた前脚を屈んで躱し、顔に打撃を加える。

バンピーラ「ピギャァァァア!!」

 するとバンピーラはぴょんぴょんと後方に跳びのいた。
 突然オーブに背を向けたと思うと、その尻先から糸が伸びた。

オーブ「!」

 オーブは咄嗟に頭部のスラッガーに手を添える。


オーブ「ジュワッ!!」

 投擲されたスラッガーはオーブの超能力によって自在に動き、糸を細切れにした。

バンピーラ「ピギャァァァ……!!」

オーブ「ハァッ!」

 ブーメランのように戻ってきたスラッガーを宙に停止させ、一歩下がる。
 腕を十字に組んで発射されたソルジェント光線がそれを押した。刃は加速し、バンピーラの身体を貫通する。

バンピーラ「ピギィィ…………」

 倒れ込んだ怪獣が爆発した。スラッガーを収めるオーブ。
 すると突然、その腕に何かが巻き付いた。

オーブ「!」

 見ると空中に暗雲のような渦が広がり、その中から触手が飛び出ていた。
 触手の力に引き摺られ、オーブはその中に飲み込まれた。


[Battle 09:vsクトゥーラ]


ガイ『ここは……』

 移動した先は薄暗い世界だった。
 澱んだ海が広がり、ぽつんぽつんと島が点在している。しかしそれらには緑など一切なく、全てが灰色に染め尽くされている。

「シャァァオオオオオン……!!」

 その島のひとつに触手の主はいた。オーブもまたそこに着陸する。
 何とも形容しがたい身体に無数の孔が空いている怪獣だった。その名は、〝フィンディッシュタイプビースト〟クトゥーラ。

オーブ「デュッ!」

 拘束されていない手でスラッガーを掴もうとするオーブ。
 しかし怪獣の孔から触手が飛び出し、その腕も捉えられてしまった。

クトゥーラ「ピギャァアァグォオォオ……」

 更に吐き出される黒い霧。それに包まれたオーブの身体から火花が飛び散った。

オーブ「グッ、グアァッ!!」

一枚目にリードするカード >>66-69 でコンマ二桁が最も小さいもの
二枚目にリードするカード >>66-69 でコンマ二桁が最も大きいもの
(被った場合、再安価します)

セブン21

エース

アストラ

すみません、ミスです

一枚目にリードするカード >>74-78 でコンマ二桁が最も小さいもの
二枚目にリードするカード >>74-78 でコンマ二桁が最も大きいもの
(被った場合、再安価します)

ウルトラマンヒカリ

ハンターナイトツルギ

セブン21

タロウ

>>77のとおり>>74-78で決定します(一枚目:エース、二枚目:ヒカリ)
gdってしまって申し訳ありません


ガイ『エースさん!』

『ウルトラマンエース!』ピコーン デエエエエイ!!

ガイ『ヒカリさん!』

『ウルトラマンヒカリ!』ピコーン セヤァッ!!

ガイ『キレのいいやつ、頼みますっ!』バッ!!

『フュージョンアップ!』

『ウルトラマンオーブ ギロチンナイト!』


オーブ「――デヤァッ!!」

 生まれ変わったオーブの右手首のナイトブレスから剣が伸び、クトゥーラの触手を断ち切った。

 赤と青が入り交じる体躯にはスターマークが光る。ヒカリと似た形状の頭部の額にはエースのエネルギーホールが備わっている。
 これこそエースとヒカリの力をフュージョンアップさせた姿、「ギロチンナイト」!


クトゥーラ「ギャォォォオルウルルウルルウウウルルル…………」

 不気味な声を上げるクトゥーラ。その全身の孔から無数の触手が這い出てきた。
 それぞれが怪獣の全身を優に超える長さ。それらが虚空に向けてうねうねと蠢く様は、悍ましさ以外何らの感情も与えなかった。

クトゥーラ「シャァァアオオオオン……!!」

 その場に立ったまま触手を伸ばすクトゥーラ。迎え撃つオーブは胸の前に腕を交差させる。

オーブ「ナイトバーチカルギロチン!!」

 上下に開いた腕の間に光の刃が形成され、発射された。迫りくる触手を次々と切り裂くが、一撃だけでは足りない。

オーブ「ナイトホリゾンタルギロチン!!」

 今度は水平方向に開き、光刃を放つ。

オーブ「ナイトウルトラギロチン!!」

 最後は頭部のエネルギーホールから光を生成し、三本の光輪に変形させて飛ばした。
 無数にあると思われたクトゥーラの触手も、今や見るも無残、全て根元まで切断されていた。


ガイ『トドメだ!』

 ナイトビームブレードを形成し、Xを描くように空を切った。
 その軌跡が金色に光る巨大な光刃と化す。掛け声と共に剣を振るうと、怪獣に向けて発射された。


オーブ「――ナイトサーキュラーギロチン!!」


 クトゥーラの全身に亀裂が入る。
 四分割されて崩れ落ち、その体内からは黒い霧がもうもうと立ち昇った。


?「やるな」

 別の島からそれを眺めていた男がいた。ニヤリと笑うと、身体の前で腕を交差させる。

?「はぁっ!」

 それを開くと、クトゥーラが棲んでいた空間が塗り替えられた。


[Battle 10:vsダークメフィスト]


オーブ「……!」

 オーブは自分の身体に負荷がかかっていることに気付いていた。
 突如変わったこの場所が何らかの悪影響を及ぼしている。そう気付くと同時に、目の前に影が現れた。

ガイ『お前は……。いや、違う……』

 昨日現れたダークファウストと酷似した巨人だった。
 しかしよく見ると違う。黒真珠のような瞳にはより濃い黒を宿し、右腕には二本の爪のような武器が備わっている。

メフィスト「俺の名は、ダークメフィスト」

ガイ『ダーク……メフィスト』

メフィスト「――行くぞ」

 右腕の武器を構え、メフィストが迫りくる。ナイトビームブレードを伸ばし、それを迎え撃った。

オーブ「――グッ!?」

 しかし、光剣が砕かれた。やはりこのフィールドが影響しているのか、思うような力が出せない。


メフィスト「ハァッ!」

オーブ「グッ!」

メフィスト「フンッ、ドアァッ!!」

 容赦ない連撃がオーブを襲う。

オーブ「グッ、デアッ……!!」

 倒れた状態からよろよろと立ち上がるオーブ。
 フフフ、とメフィストは余裕を見せて笑い、こちらにゆっくりと歩いてくる。

オーブ「――シュアッ!!」

 オーブは額のランプとカラータイマーを光らせた。

一枚目にリードするカード >>88-91 でコンマ二桁が最も小さいもの
二枚目にリードするカード >>88-91 でコンマ二桁が最も大きいもの
(被った場合、再安価します)

セブン21

ビクトリー

ティガ

ゾフィー

ぞろ目3連発とかすげぇ


ガイ『ビクトリーさん!』

『ウルトラマンビクトリー!』ピコーン ジュァッ!!

ガイ『ゾフィーさん!』

『ゾフィー』ピコーン ヘアッ!!

ガイ『頼もしい仲間の力、お借りします!』バッ!!

『フュージョンアップ!』

『ウルトラマンオーブ ビクトリウムブレスター!』


メフィスト「グッ……!?」

 オーブの身体が突然光り出し、メフィストは手を翳した。
 光が収まり、目を向ける。そこに立っていたのは、精悍な顔立ちをしたウルトラマンだった。

 手足にはビクトリーの持つV字型のクリスタルが備わり、胸と肩にはゾフィーのスターマークが並んでいる。
 体躯は黒を基調として銀と赤が流れる。これこそビクトリーとゾフィーの力をフュージョンアップさせた姿、「ビクトリウムブレスター」!


オーブ「……ジュワッ」

 ボクサーのようなファイティングポーズをとるオーブ。
 メフィストは爪を振りかぶって突進するが、

オーブ「フンッ!」

メフィスト「グフッ!?」

 目にも止まらぬ右ストレートが顔面を襲った。

オーブ「ジァッ!」

 メフィストが怯んだ隙に右足で左足のクリスタルを蹴ると、それが金色に明滅し、スパークを撒き散らした。

オーブ「Zビクトリウムスラッシュ!」

 オーブが回し蹴りを繰り出すと、同時に足のクリスタルから電撃光線が放たれた。
 超高速の蹴りを躱すだけでも精一杯なのに、この距離から放たれる光線は避けられるはずがない。

メフィスト「グッ、グアァッ!?」

 回し蹴りの度に身体から火花を散らし、動きが鈍くなっていくメフィスト。
 最終的にキックすら躱せなくなり、脇腹を蹴られて吹っ飛ばされた。


メフィスト「ガ、ガフッ……」

オーブ「フッ、ジュアッ!」

 メフィストが苦痛に呻く一方でオーブは空中に二度アッパーカットを繰り出していた。
 エネルギーがV字の軌道を描き、掲げた右腕のクリスタルに集っていく。同時に全身のクリスタルが明滅する。


オーブ「――――V87光線!!」


 突き出された右腕から金色に輝く光線が放たれ、メフィストに直撃した。

メフィスト「ヌ、グゥゥウゥアアアアア……!!!」

オーブ「…………」

 オーブが右腕を下ろす。満身創痍のメフィストは震える腕で光線の構えを取ろうとしたが――

メフィスト「グ、グゥゥゥ……オノレエエエエエエエッッ!!!」

 体内から溢れ出す光に耐え切れず、轟音と共に爆裂した。


 消えない亜空間を見て、ガイは声を張り上げた。

ガイ『……いい加減姿を現したらどうだ!』

 一昨日からの怪獣の頻出、これは明らかに誰かが裏で糸を引いている。
 今展開されているこのフィールドがその証拠だ。何者かが身を潜めて戦いを見ているのだ。

?「ここだ」

オーブ「!」

 声が聞こえた先に目を向ける。地上に男がひとりいた。

ガイ『お前は……何者だ』

?「まあそれは後のお楽しみだ。今は楽しもうぜ」

 男はカードを取り出し、リング状のアイテムに通した。

『――グランテラ!』


[Battle 11:vsグランテラ]


グランテラ「ギィイイイ!!」

 二つの巨大な鋏でカチカチと音を鳴らしながら雄叫びを上げるグランテラ。
 オーブは仕方なくファイティングポーズをとった。

オーブ「ジュアッ!」

グランテラ「ギィィイイイ……」

オーブ「……ヘアッ」

 じりじりと間合いを計る両者。睨みあいながら少しずつ立ち位置を変えていく。

グランテラ「ギィイイイ……」

オーブ「……ジァッ」

グランテラ「――ギュィイイイッ!!」

 突然、グランテラが声を上げたかと思うと。
 頭の上に乗せられていた尻尾の先端が光り始めた。


オーブ「――ジァッ!」

 オーブもまた動く。右足で左足のクリスタルを叩く。

グランテラ「ギシャァァアアッ!!」

オーブ「Zビクトリウムスラッシュ!」

 グランテラが撃ち出した光弾とオーブが放った光線が激突する。
 立ち込めた爆煙の中にオーブが飛び込む。煙に紛れて奇襲をする算段だったが――

グランテラ「ギィイイッ!!」

オーブ「! グワッ!!」

 それは読まれていた。グランテラが尻尾を振り回していたのだ。
 煙から出るや否やそれを叩きつけられ、オーブは跳ね飛ばされた。

オーブ「グッ……!」

 首を振りながら立ち上がるオーブ。その額のランプが光った。

一枚目にリードするカード >>99-102 でコンマ二桁が最も小さいもの
二枚目にリードするカード >>99-102 でコンマ二桁が最も大きいもの
(被った場合、再安価します)

ベリアル(アーリースタイル)

ジャスティス

ビクトリー

エクシードエックス

コスモス

ユリアン


ガイ『エックスさん!』

『ウルトラマンエクシードエックス!』ピコーン デエヤッ!!

ガイ『ベリアルさん!』

『ウルトラマンベリアル アーリースタイル!』ピコーン ゲアッ!!

ガイ『光の力、お借りします!』バッ!!

『フュージョンアップ!』

『ウルトラマンオーブ エクシードデスシウム!』


オーブ「ハァァ――セエヤッ!!」

 オーブの額に光る四色のランプから虹色の電光が飛ぶ。銀・赤を基調として、黒の中に七色のラインを流す体躯。
 それこそエクシードエックスと在りし日のベリアルの力をフュージョンアップさせた姿、「エクシードデスシウム」!


グランテラ「グォォォルルルルル……!!」

 グランテラの腹の気門があらわになる。縦二列に三門ずつ開いたそれらにエネルギーが漲っていく。

オーブ「……!!」

グランテラ「ギュィイイイッ!!」

 合計六発の光弾が同時に放たれた。それぞれが軌道を変え、多角からオーブを狙う。

オーブ「……デエアッ!」

 オーブはギリギリまでそれを待ち受け、命中寸前で地面を蹴り、大きく飛び退いた。
 しかし光弾はぶつかることも消えることもなく曲がり、オーブを追尾する。

オーブ「ハアア――デエエヤッ!!」

 着地したオーブは目にも止まらぬ動きで腕を振るい、光刃を連射した。
 それぞれ精密なコントロールで追尾弾と激突する。


オーブ「デアアッ!!」

 広がる爆煙からオーブが飛び出してくる。尻尾を頭から下ろし、振り回すグランテラ。
 しかし先程のようにはいかなかった。オーブは尻尾を受け止め着地すると、怪獣を振り回し始めた。

オーブ「ハアアアッ!!」

グランテラ「ギュィイイイ!!」

 尻尾を握りしめて背負い投げし、グランテラを地面に叩きつける。
 まだ離さず、身体を反転して再び同じことを繰り返す。怪獣が何度も何度も宙を舞い、叩きつけられる度に地上を震わせた。

オーブ「フンッ! オオオオオオ…………デアアアッ!!」

 もう一度尻尾を掴みあげて振り回すと、手を離して怪獣を振り飛ばした。
 立ち上がるグランテラの青い双眸は怒りに満ち、鋭い眼光で眼前の戦士を睨みつける。

グランテラ「グォオオオオオ…………ピシャアアアアアアアアッッ!!!!」

 再び腹部の気門を曝すグランテラ。同時にオーブは右手を額に沿わせていた。


オーブ「ハアアアア……ッ!」

 額のランプが四色に光ると共にその腕にエネルギーが溜められていく。

グランテラ「ギシャァァァアアアッ!!!」

 今にもグランテラが光弾を放とうとしたその時、オーブが両腕を十字に組んだ。


オーブ「――――デクスシウムショット!!!」


 他の五色を螺旋状に巻き込みながら赤と紫が入り交じった光線が放たれた。
 グランテラが迎え撃つ間もなく激突する。気門に溜められていたエネルギーが怪獣の体内で爆発する。

グランテラ「ギャアァアアアアアアアアアアアアアアアーーーー!!!」

 痛ましい叫び声を上げながら、グランテラは爆散した。


オーブ「…………?」

 グランテラが斃れると、空間の壁が零れ落ちていった。
 やがて完全に消滅し、元の山間部に戻る。辺りを見回すが、あの男の姿はどこにも見当たらなかった。

ガイ『くっ……逃げられたか』

?『俺は逃げてなどいないぜ』

ガイ『!』

 頭に響く男の声。どこかからテレパシーを送っているようだった。

?『明日、決着をつけよう。青葉ニュータウンに気を付けるんだな』

ガイ『……!』

 それきり男の声はしなくなった。
 オーブは歯軋りする思いでその場から飛び去った。


To be continued...


本日はここまでです お付き合いいただきありがとうございました
途中誤字のせいでgdgdになってしまい申し訳ございませんでした

ということで今日のフュージョンアップのまとめを


[ウルトラマンオーブ スラッガーソルジェント]
ウルトラセブンXとウルトラマンダイナの力をフュージョンアップさせた姿
強靭な肉体による体術を得意とし、アイスラッガーや念力、光線技の扱いにも長けている
必殺技はソルジェント光線でアイスラッガーを打ち出す「ウルトラノック戦法」

[ウルトラマンオーブ ギロチンナイト]
ウルトラマンエースとウルトラマンヒカリの力をフュージョンアップさせた姿
ナイトビームブレードでの剣技や多彩な切断光線を使いこなし悪を裂く
必殺技はナイトビームブレードとサーキュラーギロチンの合わせ技「ナイトサーキュラーギロチン」

[ウルトラマンオーブ ビクトリウムブレスター]
ウルトラマンビクトリーとゾフィーの力をフュージョンアップさせた姿
ビクトリーの格闘術を土台にゾフィーの強力な光線技を織り交ぜて戦う
必殺技はビクトリウムシュートとM87光線の合わせ技「V87光線」

[ウルトラマンオーブ エクシードデスシウム]
エクシードエックスとベリアル(アーリースタイル)の力をフュージョンアップさせた姿
精密さと大胆さを兼ね備えた闘いを繰り広げ、どんな敵をも完膚なきまでに叩きのめす
必殺技はエクスラッガーショットとデスシウム光線の合わせ技「デクスシウムショット」


[Battle 12:vsリザリアス・メガフラシ]


「シュッ! ハアッ! セヤアアーーーーーッ!!!」

「ジュッ! ハアッ! ジュアアーーーーーッ!!!」

 目を閉じると瞼の裏に蘇る。オゾン層で隔てられた二人の巨人の光線がぶつかり合う場面。
 彼の視点はいつも宇宙から。全てのエネルギーを結集して放った暗黒の光線。しかし為す術もなく敗れ去り、身体が砕け散る悍ましい感覚。

?「――ハッ!」

 男は目を開き、その記憶から覚醒する。
 箱庭のような小さな街が見渡せる。その街を麓に抱え込む小高い山に彼はいた。

?「またか……。だが、これも今日までだ」

 リング状のアイテムを取り出す。赤く怪しく光るリングに、男は二枚のカードを通す。

『――リザリアス! メガフラシ!』


ガイ「!」

 指定された青葉ニュータウンにいたガイは空中にオーロラが波打つのを目撃した。
 同時に怪獣が出現する。空には巻貝のような怪獣、地上には蜥蜴のような怪獣が。

ガイ「決着をつけてやる……!」

 翳したオーブリングが光を解き放った。

一枚目にリードするカード >>112-115 でコンマ二桁が最も小さいもの
二枚目にリードするカード >>112-115 でコンマ二桁が最も大きいもの
(被った場合、再安価します)

ギンガ

Xゴモラアーマー

グレート

ビクトリーナイト

ダイナ

これまた難しい組み合わせだなぁ…


ガイ「エックスさん!」

『ウルトラマンエックス ゴモラアーマー!』ピコーン イーッサァーッ!!

ガイ「ビクトリーさん!」

『ウルトラマンビクトリーナイト!』ピコーン ジュァッ!!

ガイ「蒼い騎士の力、お借りします!」バッ!!

『フュージョンアップ!』

『ウルトラマンオーブ ザナディウムナイト!』


 蒼い鎧に身を包んだオーブが現れる。
 右手にはナイトティンバーが握りしめられ、左手首には手甲のようにして巨大なゴモラアーマーの盾が備わっている。
 これこそゴモラアーマーを纏ったエックスとビクトリーナイトの力をフュージョンアップさせた姿、「ザナディウムナイト」!

オーブ「――蒼き鎧で、邪悪を祓う!」


リザリアス「グオオオオ……ピギャァアアアアッ!!」

オーブ「ジァッ!」

 まずは地上のリザリアスが突進してくる。
 ナイトティンバーで斬り払うと、悲鳴を上げながら逆に後退した。

メガフラシ「ピギャアアアアア!!」

 今度は空中のメガフラシが電撃を放つ。オーブは空に向けて盾を構えた。

オーブ「セアッ!」

 ゴモラアーマーの盾によってバリアが張られ、攻撃を防ぐ。
 その隙を突いてリザリアスが熱線を吐いた。

オーブ「ドリャッ!」

 咄嗟に刀身を翳してそれを防ぐオーブ。怪獣が息切れすると反撃に転じる。


オーブ「セエヤッ!」

リザリアス「ピギャアアア……!」

 まずは盾から伸びる爪でリザリアスの皮膚を切り裂く。
 火花を散らして悶える怪獣の喉元に、今度はナイトティンバーを振るう。

オーブ「ドリャアッ!!」

リザリアス「グオオオオォッ!!」

メガフラシ「グゴゴゴゴゴゴゴゴ!!」

 すると空中に浮かんでいたメガフラシが降下し始めた。
 先が尖った殻を地上に向け、高速できりもみ回転しながら突進してくる。

オーブ「ビクトリウム震動波!」

 青白い光を帯びた爪が怪獣と激突する。
 零距離から放たれた震動波はメガフラシの身体に直に伝わり、その突進を跳ね返した。

メガフラシ「ゴオオオオオオオオン……」

 リザリアスの横に転がるメガフラシ。その殻には罅が入っていた。


オーブ「フッ!」

 二体の怪獣を見据え、ナイトティンバーを一回ポンプアクションする。
 すると爪と剣に光が帯びた。オーブは高速スピンしながら怪獣たちに突進する。


オーブ「――ゴモラビクトリウムフラッシュ!!」


 回転によって剣と爪による無数の斬撃が二体を襲う。
 二体の間から通り過ぎ、スピンを止めたオーブの背後では爆炎が立ち昇っていた。

?「流石だな。ウルトラマンオーブ」

ガイ『!』

 オーブが振り返る。爆炎の前に昨日の男が浮かんでいた。

?「こいつが最後のビーストだ。さあ、決着をつけようぜ」

 リング状のアイテムを持った男は、その中に次々とカードを通していく。




『ペドレオン!』   『バグバズン!』   『ガルベロス!』



 『ラフレイア!』  『ノスフェル!』  『ゴルゴレム!』



『クトゥーラ!』   『グランテラ!』   『バンピーラ!』



 『リザリアス!』   『メガフラシ!』   『ガディバ!』



?「全てのスペースビーストよ……今ひとつとなれ!!」



      『 超合体! ――イズマエル! 』




ガイ『……っ!』

 男が消えたかと思うと、入れ替わるように眼前に巨大な怪獣が姿を現していた。


イズマエル「ギギャアアアアアアアアアッッ!!!」


 爬虫類の頭部を持つ、二本脚の怪獣。
 灰色の全身にはこれまでのあらゆるビーストの身体が散りばめられており、それぞれの眼光がギラリと光り輝いている。

 怪獣の名は〝フィンディッシュタイプビースト〟イズマエル。
 全てのスペースビーストの能力を兼ね備える、最強最悪のビーストだった。

イズマエル「ギギャアアアアアア!!」

オーブ「ハアア――セエヤッ!」

 敢然と剣と盾を構えるオーブ。地響きを上げながら歩んでくるイズマエル。
 決戦の火蓋が、今、切られた。


[Battle 13:vsイズマエル]


イズマエル「ギギャアアアアッッ!!」

 右手の先に伸びるのはノスフェルの爪。それを振り下ろすイズマエルにナイトティンバーで応戦する。

オーブ「デアッ!」

イズマエル「グオオオオオオオオン……!!」

 硬い。弾き飛ばす算段だったのにびくとも言わず、鍔迫り合いになる。

イズマエル「オアアオオオオオオン!!」

 そんなさなかに奇襲が来る。怪獣の右肩に埋め込まれているメガフラシの頭部から赤い電撃が放たれたのだ。

オーブ「ジュアッ……!!」

イズマエル「ギギャアアアアアアアア!!!」

 力が緩んだところを全身ごと押し込まれる。オーブの身体は後方に引き摺られ、背後のマンションに激突した。

オーブ「グアアアッ……!!」


ガイ『くっ……ぐぅっ!』

一枚目にリードするカード >>125-128 でコンマ二桁が最も小さいもの
二枚目にリードするカード >>125-128 でコンマ二桁が最も大きいもの
(被った場合、再安価します)

ギンガビクトリー

ゼロ

エクシードXベータスパークアーマー

セブン

レジェンド

>>125-128で連投してる人いるけど連投ってありなの?


ガイ『エックスさん!』

『ウルトラマンエクシードエックス ベータスパークアーマー!』ピコーン イィッサァッ!!

ガイ『セブンさん!』

『ウルトラセブン!』ピコーン デュワッ!!

ガイ『鋭い剣光の力――――お借りしますっ!!』バッ!!

『フュージョンアップ!』

『ウルトラマンオーブ ベータスパークスラッガー!』


オーブ「――ダーーッ!!」

 突然オーブがイズマエルの身体を押し返した。
 間を置かず放たれる斬撃が閃く。青い電光が飛び、刃がそれを反射する。

イズマエル「グオオォォルルルル……」

 唸り声を上げるイズマエル。見据えるオーブの姿が一変していた。


 黒と真紅に染まった体躯。胸にはセブンとベータスパークアーマーの意匠が複雑に入り交ざったプロテクターを纏っている。
 額にはエクシードエックスの黄・紫・赤・青に加え、セブンの緑を加えた五色のランプが光を放っている。
 頭頂にはアイスラッガーが備わり、鋭い両目は金。手中にはベータスパークソードを握りしめている。

 これこそベータスパークアーマーを纏ったエクシードエックスとセブンの力をフュージョンアップさせた姿。
 その名は、「ベータスパークスラッガー」!

オーブ「――闇を断ち切る、光輝の刃!」

イズマエル「ギュィイイイイッ!!」

 尻尾の先をオーブに向け、イズマエルが吼える。
 合体怪獣の尻尾はグランテラのもの。砲口が開いたその先端から光弾が発射される。

オーブ「イィッ、サァアアッ!!」

 剣を垂直に振り下ろし、それを切り裂く。二発に分かれた光弾がオーブの背後に着弾し爆発を起こす。

オーブ「――ハアアッ!!」

 オーブが駆け出す。イズマエルは身体を回転させて尻尾を叩きつけようとする。
 地面を蹴り、宙返りする。イズマエルを越えて着地する。丁度回転した怪獣の真正面に来ていた。

オーブ「デュワッ!」

 振り向きざま額のランプからエメリウム光線を放つ。メガフラシの頭部から放たれた電撃に相殺される。


イズマエル「キシャアアアアッッ!!」

オーブ「――セヤッ!」

 イズマエルが右手の爪を振り下ろす。オーブもまたベータスパークソードを斬り上げる。
 甲高い音が街に響き渡る。怪獣の爪は未だに断てない。力が完全に拮抗している。

オーブ「ジュアァッ!!」

 オーブがすっくと膝を上げる。両手で剣の柄を掴み、振り上げる。

イズマエル「ピギャァァァアア!!」

 しかしその時、怪獣の右手から黄色い粉が噴きつけられた。
 構わず剣を振り下ろす。イズマエルの爪が再び空気を裂く。

 ――激突。火花が散る。

 それが可燃性の粉末に飛び火し、怪獣とオーブの間で大爆発が起きた。


オーブ「ハ……ハアアアッ……!」

イズマエル「ギギャアアアアアアアア……!!」

 吹っ飛ばされたオーブは剣を地面に立て、それを支えに身を起こす。

イズマエル「ギギャアアアアアアアアッッ!!!」

オーブ「……!」

 身体を震わせながら雄叫びを上げるイズマエルは万全なように見えた。
 ――強い。今まで男がけしかけてきた怪獣とは別次元の強さを誇っている。

オーブ「――デュワッ!」

 アイスラッガーを投擲する。イズマエルは左手の鎌でそれを弾き飛ばし、ずんずんと向かってくる。

オーブ「……シュワッ!」

 アイスラッガーを頭部に戻したオーブは、額のランプを光らせた。

>>130
すいません、気付いていませんでした…
書いてしまったので今回はこの組み合わせにしますが、次回から一度の安価内で連投はなしでお願いします


一枚目にリードするカード >>136-139 でコンマ二桁が最も小さいもの
二枚目にリードするカード >>136-139 でコンマ二桁が最も大きいもの
(被った場合、再安価します)

ウルティメイトゼロ

ノア

ウルトラマンネクサス・ジュネッスブルー

サーガ


ガイ『ノアさん!』

『ウルトラマンノア!』ピコーン シュアッ!!

ガイ『サーガさん!』

『ウルトラマンサーガ!』ピコーン サーガッ!!

ガイ『神々しいやつ……頼みますっ!!』バッ!!

『フュージョンアップ!』

『ウルトラマンオーブ ウルティメイトマキシマム!』


イズマエル「…………」

 現れた新たなオーブの姿に、怪獣さえも沈黙した。
 全身を銀で包む厳かな佇まい。上半身は青味、下半身は赤味と、微妙な色彩が銀の上に掛かっている。

 背から生える翼はノアイージス。額のランプは淡い青に揺らめき、同色のカラータイマーは真っ赤なエナジーコアと融合している。
 全身の輪郭には絶えず光が帯び、佇んでいるだけでも、その力はひしひしと感じられた。

オーブ「――繋がる絆と、未知なる光を!」

 これがノアとサーガの力をフュージョンアップさせた姿。
 その名は、「ウルティメイトマキシマム」!


?『くくっ…………!!』

 一方イズマエルと同化しているその男は、オーブの姿を見て笑みを洩らしていた。

?『くくっ、ふっ、ふふっ…………!! あーーっはっはっはっはっはっは!!!』

 抑えきれず高笑いを上げる男。狂気に歪んだ瞳が、眼前のオーブを見据える。

?『この時を……待っていた……!!』


イズマエル「ギギャアアアアアアアアッッ!!!」

 一段と大きな叫び声をあげ、イズマエルが体中から光弾を発射する。
 篠突く雨のような弾数。しかし――

オーブ「――シュアッ!!」

 彼の拳が最初の一発を破壊すると、その衝撃が大気を震わせ、乱れ飛ぶ残弾は全て砕け散った。

オーブ「セアッ!」

 オーブの姿が消える。かと思うと、一瞬にしてイズマエルの懐に入っていた。


オーブ「フッ!」

 顎の下から叩き上げるアッパーカット。

オーブ「ハアッ!」

 首に叩きつけるチョップ。

オーブ「――シュアッ!」

 そして胸に打ち込んだパンチ。
 それら全てが怪獣の全身に途方もないダメージを与えていく。

イズマエル「ギギャアアアアア…………!!」

 反撃する余力すら残っておらず、ただ立ち尽くすイズマエル。
 オーブは右の拳にエネルギーを集約させた。炎のような形となって纏うそれを、イズマエルに叩き込む。


オーブ「――――インフェルノ・マキシマム!!!」


 ドオオオオオオン!! という、雷鳴にも似た轟音が街一帯を響もした。
 怪獣の瞳が濁る。何かが軋むような音が断続的に起こる。怪獣の体躯に赤い亀裂が入るにつれ、それが大きくなっていく。

 再び、音が轟く。拳を打ち込んだ胸部から全身が、粉々に砕け散った。


オーブ「…………」

 終わった、そう思った。

ガイ『……!』

 だが――オーブは気付いた。空中を乱れ飛ぶ何かがいることを。
 人魂のようなもの。煙を尾のように引きながら黒い何かが飛んでいる。

?「お疲れさん」

 声の方向に目を向けると、あの男が浮かんでいた。

?「感謝するぜ。これで……俺の計画は完遂した」

ガイ『何……!?』

?「お前にビーストをけしかけたのは何故か、わかるか?」

 男は不敵な笑みを浮かべながら語り続ける。

?「ビーストは成長する怪獣だ。振動波によって互いの情報を共有し、その度に成長していく……」

ガイ『! まさか……!!』

?「そう。お前が二人のウルトラマンの力を借りて変身することは知っていた」

?「お前とビーストを戦わせることで、より多くのウルトラマンの情報をこいつらは得ることになったのさ」

ガイ『……貴様……!!』


?「お前、俺が何者かって聞いたよな。今それを教えてやる」

ガイ『……!』

?「俺の名はダークザギ。いや――」

 ザギと名乗った男は、リング状のアイテムに二枚のカードを通す。

『――ダークファウスト! ダークメフィスト!』

?「さあ来い、ガディバ!!」

ガディバ「キシャアアアアアッッ!!」

 空中を乱れ飛んでいた黒い塊がザギを飲み込む。リングから溢れた闇の螺旋が彼の身体に集約する。

?「今こそ――――復活の時だあああああああああああ!!!!」


ガイ『……!!』

 紫電の闇が蜘蛛の巣のように空間に広がり、次の瞬間、地面が大きく揺れた。
 そこに立っていたのは全身を漆黒に包んだ巨人――

『超合体!』

?「そう、俺の名は――――」


『――――ダークルシフェル!!』


To be continued...


本日はここまでです お疲れさまでした&ありがとうございました
今回も不手際があり申し訳ありませんでした…

次回がラストバトルになります 不都合がなければ明日も21時~22時頃に再開できると思います

ということで今回のフュージョンアップのまとめを


[ウルトラマンオーブ ザナディウムナイト]
エックス(ゴモラアーマー)とビクトリーナイトの力をフュージョンアップさせた姿
ナイトティンバーとアーマーの盾で攻守にバランスのとれたフォーム
必殺技はゴモラ振動波とナイトビクトリウムフラッシュの合わせ技、「ゴモラビクトリウムフラッシュ」

[ウルトラマンオーブ ベータスパークスラッガー]
エクシードエックス(ベータスパークアーマー)とウルトラセブンの力をフュージョンアップさせた姿
ベータスパークソードによる剣技とセブンの念力を組み合わせた戦いを繰り広げる
必殺技は「ベータスパークアロー」「アイスラッガー」「エメリウム光線」など

[ウルトラマンオーブ ウルティメイトマキシマム]
ウルトラマンノアとウルトラマンサーガの力をフュージョンアップさせた姿
膨大なエネルギー量を誇り、攻撃のひとつひとつが、並の怪獣なら一撃で倒せる威力を誇る
必殺技はノア・インフェルノとサーガマキシマムの合わせ技、「インフェルノ・マキシマム」

乙!
ノアとサーガとかもう最強クラスの組み合わせが来ちゃったな。
あ、レジェンドやキングがまだいるか


[Final Battle:vsダークルシフェル]


ルシフェル「グオオオオオオオオオオオオオオッッッ!!!!」

オーブ「……サァァッ!!」

 獣のように雄叫びを上げるルシフェル。びりびりと震える空気に怯まず、オーブはファイティングポーズをとる。

オーブ「――サーガスラッシャー!」

 手のひらに高速回転する光輪をルシフェル目掛け投擲する。

ルシフェル「フンッ!」

 ルシフェルが叩き割ろうとした瞬間、光輪は五つに分裂し、それぞれの方角から相手の体躯を切り裂いた。

ルシフェル「――――」

オーブ「シュアッ!」

 地を蹴ったオーブが飛び込む。右の拳に炎を纏い、ルシフェルに向かって振り抜く――


オーブ「――!」

 オーブが驚愕する。衝撃波が吹き荒れ、家々の屋根を吹き飛ばす。

ルシフェル「ヴォオオアアアア…………!!」

 ルシフェルの手が、オーブの拳をがっちりと掴んでいた。
 宙に浮かんだオーブが振り回される。

ルシフェル「ヴァアアアアアアアッッ!!」

 投げ飛ばされたかと思うと、凄絶な破壊音が衝撃と共に聞こえてきた。
 オーブの身体はビルの壁に埋まっていた。建物がぐらぐらと揺れ、崩れ落ちる。倒れ込んだオーブの身体にその破片が降りかかっていく。

ルシフェル「グウアアアア!!! ヴァアアッハッハッハッハァア!!!」

 邪悪な哄笑を響かせるルシフェル。拳を握ったオーブの姿が、突然瓦礫の下から消えた。

ルシフェル「!」

オーブ「サアアッ!!」

 瞬間移動能力「ウルティメイトアクセラレーション」を使い、ルシフェルの背後に回ったのだ。
 無防備な背中に攻撃を仕掛ける。


「ピギャアアアアア!!」

 しかしその時、けたたましい鳴き声と共に、ルシフェルの黒い背中からずるっと何かが飛び出た。
 メガフラシの頭部。横一列に並んだ赤い四つの眼から電撃が放たれ、オーブを襲う。

オーブ「シュアアッ……!」

ルシフェル「フハハハハハハハ……!!」

 ルシフェルが振り返ると、メガフラシの頭は再び背中に潜り込んだ。
 闇の巨人だけでなくスペースビーストをも取り込んだ肉体。ルシフェルは身体のどこからでも自由自在に怪獣の力を使うことができるのだった。

ルシフェル「フンッ!」

オーブ「グッ……!」

 ルシフェルは転がっているオーブを蹴飛ばすと、うつ伏せになったその背中を踏みつけた。
 そしてその手は、彼のノアイージスに向けられた。

オーブ「グアッ……!?」

ルシフェル「グオオオオアアアアアアアアアアッッ!!!」

 ぶちっ、という音と共に激痛が駆け走った。
 ルシフェルの手にはもぎ取られたノアイージスが。オーブの背からは噴水のように光が噴き出ている。


オーブ「グッ、グアアアッ……!!」

ルシフェル「オオオオオッ……ヴァアアアアアアアアアッッ!!!」

 ルシフェルが己の口を開き、ノアイージスを強引にねじ込んだ。
 噛み砕きもせずそのまま丸呑みにする。巨人の目と口から光が飛び出てくる。

ルシフェル「アアアアオオオオヴァアアグウウアアアアアアアアアアアアア!!!!!」

ガイ『いったい、何を……!!』

ルシフェル「――――ウオオオオアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッ!!!!!」

 雲に遮られた陽光のように光がすっと失せた。
 ルシフェルの身体がぐねぐねと動き出す。まるで内部で何かが動いているかのよう。
 その正体が、彼の背を突き破って現れる。漆黒の色に染まったノアイージスだった。

ルシフェル『遂に……遂に、遂に、遂に!! 遂に手に入れたぞオオオオオオオッッ!!!』

ガイ『……!?』

ルシフェル『ハハハハハハハハ!!! これで、これで、これで!! これで俺は完璧な存在となった!!!』

ガイ『お前……!』


ルシフェル「――ウオオオオオオオアアアッッ!!!」

 ルシフェルが上空に巨大な光弾を打ち上げた。
 花火のように破裂し、地上に降り注ぐ。街の至る所に着弾し、爆炎が立ち昇った。

オーブ「……シュアアアアアッッ!!!」

 立ち上がり、拳を振るうオーブ。しかしルシフェルに簡単にいなされてしまう。

ルシフェル「ヴォアアアアッッ!!」

オーブ「――!!」

 炎を纏ったルシフェルの拳が、オーブの鳩尾にめり込んだ。

ルシフェル「アアアアアアアアアアアアアアアッッ!!!」

 そこから放たれる光線がオーブの身体を押し上げる。
 地上がどんどん遠ざかり、雲を突き抜け飛ばされていく。

オーブ「オオオオ……!! シュアアッ!!」


ウルトラマン ゾフィー セブン ジャック エース タロウ レオ
80 グレート ゼアス ティガ ダイナ ガイア アグル ナイス
コスモス(フューチャー) ネクサス(通常/ノア) ゼノン
メビウス ヒカリ ゼロ(通常/シャイニング)
ベリアル(通常/アーリー) サーガ ビクトリー(通常/ナイト)
エックス(通常/ゴモラアーマー/エクシード/ベータスパークアーマー)

以上から指定してください

一枚目にリードするカード >>153-157 でコンマ二桁が最も小さいもの
二枚目にリードするカード >>153-157 でコンマ二桁が最も大きいもの
(被った場合、再安価します)

レジェンド

メビウスインフィニティー

キング

ゼロ

ゾフィー

レオ

以上からかすまない

ガイア


すみません、こちらにもミスがありましたので再安価します


ウルトラマン ゾフィー セブン ジャック エース タロウ レオ
80 グレート ゼアス ティガ ダイナ ガイア(SV) アグル ナイス
コスモス(フューチャー) ネクサス(通常/ノア) ゼノン
メビウス ヒカリ ゼロ(通常/シャイニング)
ベリアル(通常/アーリー) サーガ ビクトリー(通常/ナイト)
エックス(通常/ゴモラアーマー/エクシード/ベータスパークアーマー)


以上から指定してください

一枚目にリードするカード >>162-166 でコンマ二桁が最も小さいもの
二枚目にリードするカード >>162-166 でコンマ二桁が最も大きいもの
(被った場合、再安価します)

ティガ

ゾフィー

ベータスパークアーマー

ゼロ(通常)

ゾフィ


被りましたので一枚目にリードするカードの再安価をとります
>>161のリストからお選びください


一枚目にリードするカード >>168-170でコンマ二桁が最も小さいもの

ウルトラマン

マックス

すまんよく読んでなかった

ティガ

ネクサス


>>168>>171-172で安価にします
……が、また被りましたので再安価します

二枚目がティガなのは決定済みですので、>>161の中でティガ以外からお選びください


一枚目にリードするカード >>174-176でコンマ二桁が最も小さいもの

ネクサス

タロウ

ダイナ

通常ベリアル


ガイ『ネクサスさん!』

『ウルトラマンネクサス!』ピコーン シュアッ!!

ガイ『ティガさん!』

『ウルトラマンティガ!』ピコーン テャッ!!

ガイ『神秘の光の力――――お借りしますっ!!』バッ!!

『フュージョンアップ!』

『ウルトラマンオーブ シュトロームゼペリオン!』


オーブ「――ハアアアアアッ!!!」

 変身したオーブの胸のエナジーコアが脈動する。
 未だ落ちない勢いの光線を全力で振り払った。

オーブ「ハア、ハア…………ハアアッ!」

 宙を蹴り、地上に向かって突撃する。体躯の紫が光るとそのスピードが増す。


ルシフェル「!」

 雲から飛び出してきたオーブの姿にルシフェルは一瞬たじろいだ。

オーブ「ボードレイ・スライサー!!」

 スピンしたオーブの両腕から光刃が連射され、ルシフェルに降り注ぐ。
 尤も大したダメージにはなっていなかった。しかし爆煙によって視界は封じた。

オーブ「テャッ!!」

 再び紫が光る。ティガのスカイタイプの力を一瞬だけ解放し、爆発的に速度を上げられるのだ。
 ルシフェルの背後に回りながら腕を交差させる。それを水平に開き、両腕にエネルギーを漲らせる。

ルシフェル「グゥッ!」

 その時、煙の中から触手が飛び出てきた。クトゥーラの触手だ。
 ただ、オーブの位置を捕捉したわけではなさそうだった。多方向に向けて触手が伸び、蠢いている。
 逆にそれはルシフェルの居場所をオーブに知らせることになった。L字に腕を組み、必殺光線を放つ。

オーブ「――ゼペリオン・シュトローム!!」

 手応えがあった。確かに命中し、破壊していく手応えが。
 しかし――徐々に薄れていく煙の中にオーブは目を見張った。


ルシフェル「オオオッ……!」

 ルシフェルが黒い繭のようなものに覆い尽くされていたのだ。
 よく見るとそれはクトゥーラの触手だった。触手同士を絡ませ合い、全方位からの攻撃に対応できる防壁にしていたのだ。

ルシフェル「フンッ!」

 光線で破壊できたのはその壁の一部だけだった。
 ルシフェルは触手を体内に戻すと、凄まじいスピードで迫り、オーブの顔面にパンチを見舞った。

オーブ「シュアッ……!!」

ルシフェル「ヴォアアアアア……!!」

 吹っ飛ばされるオーブが見た光景。
 ルシフェルの腹部からグランテラの気門が六つ突き出、両肩からはガルベロスの首が二つ現れていた。

ルシフェル「ゴアアアアアアッッ!!!」

 気門とガルベロスの頭部から放たれる合計八発の追尾弾。
 飛び上がったオーブはティガのスカイタイプの力を駆使し、高速でそれを避け回る。

オーブ「グッ――!!」

 しかしその力を使えるのはほんの僅かだけ。スピードが落ちたところに光弾と火炎弾が襲い掛かる。


オーブ「――――デヤァッ!!」

 その時、空中に光の輪が描かれた。その軌跡が追尾弾を全て叩き斬る。
 輪の中心にいるオーブ。大剣を携えた「オーブオリジン」の姿に変身していた。


オーブ「――銀河の光が、我を呼ぶ!!」


 光が集った剣先を地上のルシフェルに向け、オーブはそう叫んだ。

ルシフェル「グゥルルルルル……」

オーブ「オーブフレイムカリバー!」

 オーブカリバーに火のエレメントを灯し、身体の前に円を描く。
 剣を振るってそれを飛ばすと、ルシフェルの身体を回転しながら包み込み、炎の球体に閉じ込めた。

 だが――

ルシフェル「ヴァアアアッ!!!」

 ルシフェルはいとも簡単に球体を弾き飛ばした。そのまま飛び上がり、空中のオーブに向かってくる。

オーブ「! デアッ!」

 オーブが水平斬りを繰り出す。ガキン! という鈍い音と共にその軌道が止まる。
 見ればルシフェルの右手にノスフェルの爪が生え、剣を受け止めていた。


ルシフェル「ドォオオアアッ!!」

 剣を振り払い、腹に蹴りを入れるルシフェル。
 吹っ飛ばされたオーブを更に追う。凄まじいスピードで追いつき、踏みつけて地上に叩きつけた。

オーブ「グ……グァァッ……」

 ぱらぱらと落ちてくる土埃。それを意に介さないルシフェルにはオーブの姿しか見えていない。
 左手で彼の首を絞め、掴み上げる。ばたばたと手足を振り回すが何の抵抗にもなっていなかった。

ルシフェル『お前は弱い』

ガイ『……くっ』

ルシフェル『今の俺はノアの力まで得ている。多くのウルトラマンの情報も得ている』

ルシフェル『お前がたった一人で抗おうと、全くの無意味だ!!』

 そう言い放つと、ルシフェルはオーブを投げ飛ばした。
 倒れるオーブのカラータイマーが、甲高い音と共に点滅し始める。

オーブ「グ、アァッ……!」

ルシフェル『ただ、感謝しないとな。お前は俺の復活のための“道具”として、実に役立ってくれた』

ガイ『道具……だと……』

ルシフェル『フン、何を怒ることがある。お前だってそうだろう?』

ガイ『何……?』


ルシフェル『お前はその姿を取り戻すまでは他のウルトラマンの力を借りて変身していた』

ルシフェル『お前だって俺と同じだ。お前も自分の本当の力を取り戻すため、そいつらを“道具”として役立ててきたんだろう?』

ルシフェル『フッ、フフフフフッ!! ハハハハハッ!!』

ガイ『……違う……』

ルシフェル『あ?』

 拳を握りしめ、震える脚に力を込め、オーブが立ち上がる。

ガイ『確かに俺は先輩たちの力を借りて戦ってきた。だがそれは、決して道具としてなんかじゃない!』

ガイ『みんなは……俺に力を与え、力を貸してくれた仲間だ!!』

ルシフェル『……フン』

 ルシフェルが光線の構えをとる。その両腕に暗黒のエネルギーが宿っていく。

ルシフェル『だがその仲間も、役に立たなきゃ意味がないなぁ!!』

ガイ『……っ!!』

 確かに――絶望的な状況だ。
 次に来るのは恐らくルシフェルのフルパワー。体力も残り僅かなオーブが耐えられる可能性などゼロに等しい。

 だが、諦めるわけにはいかない。

 ここで諦めたら、力を貸してくれたウルトラマンたちの思いも踏み躙ることになる。
 カードに意思はない。だが彼らがこの力を残したのは、後になって自分の力が必要になるかもしれないと思ったからだ。


ガイ『それを使わせてもらっている俺が、諦めるわけにはいかねえ……!!』

オーブ「ハア――――ジュアッ!!」

 オーブが毅然と剣を構える。その瞳からは希望の灯が消えない。
 四つのエレメントを剣に宿し、空中に円を描く。光が漲るその剣先をルシフェルに向ける。


ルシフェル「――――ライトニング・ルシフェル!!!」

オーブ「――――オーブスプリームカリバーーーーー!!!!」


 ルシフェルの放つ稲妻超絶破壊光線とオーブカリバーの光線が激突する。
 だが相手の方が上だった。みるみるうちに押されていく。両手で剣の柄を掴むが、耐えられない。

オーブ「デアアアア…………!!」

 それでも、オーブは諦めてはいなかった。
 最後の最後まで力を振り絞る。その精神が、彼の視界を暗転させた――


ガイ『……!』

 ガイの周囲に浮かぶ三枚のカード。力を使え、そう呼び掛けているように思った。

ガイ『――三人の力、お借りします!』

 頷いたガイはそのカードを手にし、オーブリングに通す。
 三つの光がオーブに集約され――!


ウルトラマン ゾフィー セブン ジャック エース タロウ レオ
80 グレート ゼアス ティガ ダイナ ガイア(SV) アグル ナイス
コスモス(フューチャー) ネクサス(通常/ノア) ゼノン
メビウス ヒカリ ゼロ(通常/シャイニング)
ベリアル(通常/アーリー) サーガ ビクトリー(通常/ナイト)
エックス(通常/ゴモラアーマー/エクシード/ベータスパークアーマー)


以上から指定してください

一枚目にリードするカード >>186-190 でコンマ二桁が最も大きいもの
二枚目にリードするカード >>186-190 でコンマ二桁が三番目に大きいもの
三枚目にリードするカード >>186-190 でコンマ二桁が最も小さいもの
(被った場合、再安価します)

ダイナ

ベータスパークアーマー

ノア

ゼロ

ゾフィー




ガイ『ノアさん!』

『ウルトラマンノア!』ピコーン シュアッ!!

ガイ『ゼロさん!』

『ウルトラマンゼロ!』ピコーン デエエヤッ!!

ガイ『エックスさん!』

『ウルトラマンエクシードエックス ベータスパークアーマー!』ピコーン イィッサァッ!!

ガイ『究極の光の力――――お借りしますっ!!』バッ!!


『トリニティフュージョン!』


『ウルトラマンオーブ ウルティメイトトリニティ!』




 ――ドオオオオオオオオン!!!!

 爆発音が大気を強く震わせた。
 一転して静まり返る街。パチパチ、という炎の音が、時を刻むように立つだけ。

 その静寂を裂くようにして――

ルシフェル『ハハハハハハハハハハハ!!!』

 ルシフェルの哄笑が、まるで雄叫びのように響いた。
 両手の拳を握りしめる。勝利の感覚を噛み締めるように。

ルシフェル『これで……これで俺は……!!』

ルシフェル『俺はもう誰にも負けない。どんなビーストにも、どんなウルトラマンにも!』

 脳裏に過ぎる「奴」の顔。その力までも吸収してやった。今の俺は誰にも止められない――

ルシフェル『次は貴様だ……ウルトラマンノア……!!』

 再び笑い声を上げようとして――ルシフェルは気付いた。


ルシフェル『……何……?』

 炎の海となった街、揺らめく陽炎。
 その向こう側に――影があった。巨人だ。銀と金の鎧を纏った戦士。

ルシフェル『バカな……!!』

 頭部には二本のスラッガーが収められ、額に光るランプは淡く揺らめく虹色。
 体躯は青と赤、そして黒と白銀。――刃のような強い白銀。見覚えのある色。

ルシフェル『――うぐぅっ!?』

 そのとき突然、背中に違和感を覚えた。痛みが走り、身体が軽くなる。
 空を仰ぐ。漆黒に染まっていたノアイージスがルシフェルの背から分離し、上空を舞っていた。

ルシフェル『ま、待て…………!!』

 手を伸ばすがもう手遅れ、イージスは清廉なる白銀に戻り、巨人の元へ飛んでいく。
 巨人が腕を掲げると、イージスが変形した。彼の持つ剣と合体し、巨大な弓矢へと変形した。

ルシフェル『貴様ァ……!!』

 怒りに身を震わせ、歯軋りするルシフェルの前で巨人が動く。
 青く光る矢尻を真っ直ぐルシフェルに向け、プラズマの弦を引く。青白い光が溢れ出し、彼の姿を覆い隠していく。

ルシフェル『それは、俺のものだァァァアアアアッッ!!!』

 イズマエルの如く全身からビーストの部位を突き出させ、その全てから攻撃を放つ。
 同時にルシフェルもまた腕を構え、稲妻超絶破壊光線を発射する。


ルシフェル「…………!!」

 しかし――それは巨人には届かなかった。
 彼の前方に溢れた光が防壁となり、光線も光弾も全て防ぎきったのだ。

ルシフェル「ヴォアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!!」

 地面を蹴るルシフェル。今までで最も強く、最も速いスピードで。
 烈風が全身を切り刻む。衝撃波が地上の全てを吹き飛ばす。瓦礫が、電柱が、屋根瓦が飛び交う。

ルシフェル『返せえええええええええっっ!!!』

 拳を突き出した、その時――


 オーブが、矢を放った。



オーブ「――――ファイナル・ベータスパーク・トリニティ!!!」



 一瞬にして地平線の果てまで消えて行く光の奔流。
 青白い波動が虚空に広がる。

 その中心は、ダークルシフェルの胸の真ん中。


ルシフェル『お…………れ…………の……………………』


ルシフェル『…………か…………え……………………』


ルシフェル『……………………せ……………………』


 ルシフェルの身体に亀裂が入る。
 腕にも、腹にも、足にも。そして顔にも。


 空中でバラバラに崩壊した彼の身体は、


 青白い光の粒子と化して、


 風と共に消えた。


ガイ『お疲れさんです。……ありがとうございました』

 ガイは32枚のカードに囲まれて、皆に頭を下げていた。

ガイ『皆さんの力があったからこそ、俺はここまでやってこられた』

ガイ『本当に、感謝してます』

 カードが一瞬光り、そして消える。
 ガイは顔を上げ、


オーブ「――シュワッチ!」


 青く澄み渡った空の中へ飛び立った。



THE END


これにて終了になります お疲れさまでした
数々の不手際等至らない点が多かったと思いますが、最後までありがとうございました

最後に今日のフュージョンアップを


[ウルトラマンオーブ シュトロームゼペリオン]
ウルトラマンネクサスとウルトラマンティガの力をフュージョンアップさせた姿
神秘の光によって華麗な戦いを繰り広げる
そしてかなりのイケメン
必殺技はオーバーレイ・シュトロームとゼペリオン光線の合わせ技、「ゼペリオン・シュトローム」

[ウルトラマンオーブ ウルティメイトトリニティ]
ノア、ゼロ、エクシードエックス(ベータスパークアーマー)の力をトリニティフュージョンさせた姿
ノアイージスとベータスパークアローを合体させることで超弩級の威力を誇る攻撃が可能となる
必殺技は「ファイナル・ベータスパーク・トリニティ」


面白かったからまたやってほしいです

パワード

おっと、終ってた
乙でした

>>1は前にゼロの安価SSを書いてた人だと思うんだけれど、あれの完結編って出たのかな

>>199
そのSSの方とは別人です
ちなみに完結編まだ出てないと思います

乙ー!本編も5日前に終了しましたね。次に会うのは映画と番外編かぁ。
ガイさん、おつかれさんです

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