クレナイガイ「紅白応援V?」【オーブ×アイマス】 (41)


・ウルトラマンオーブ×アイマス
・ウルトラ原作無視注意
・平成と昭和の壁はほとんど無視





ガイ「~♪」


満点の青空、髪を撫でるそよ風。

そして、特別な一番風呂。

幸せの三段構えだ…これだから、地球は愛おしい。

後は、少し小腹がすいた…あそこで飯でも食べて昼寝でもしようか。



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1482338569

なお、書き溜めが少ないため遅い更新になります


―SSP オフィス―


ガイ「…誰もいないのか」

オフィスには誰もいないようだ。

困った…これでは小腹が満たされない。

冷蔵庫にバイトの賄はないだろうか…


「クレナイガイ…いや、ウルトラマンオーブ」




ガイ「!?」

冷蔵庫を開けようとしたその時、不意に声がした。

どこからか、というよりも頭の中に直接送ったような声だ。

…ということは、宇宙人には違いない。

ガイ「…誰だ」

「警戒することはない…まずは、そこのパソコンを見てくれ」

ガイ「何…?」

ジェッタがいつも使っているパソコンの電源が、いつの間に点いていた。

そこに表示された画面には…


ガイ「…紅白応援V?」


https://www.youtube.com/watch?v=iQvzj2MnAH4






ガイ「…」

視聴を終えた。

感想としては…何ていえばいいだろう。

応援歌だ。
人間の世界で言えば、誰かにエールを送るときの。

しかし、なぜこんな動画を見せたのだろうか?


…すると。


ピロン♪

ガイ「…マジですか」

チャット、というのだろう。

可愛い音と一緒に、文章が画面が流れてきた。






ウルトラマン:どうだ、素晴らしい曲だろう



ガイ「ウルトラマンさん!?」



送ってきた主の名前は…

いつも光の力をお借りしている、あのウルトラマンさんだった。

ガイ「…」

とはいってもだ。

宇宙警備隊員、怪獣退治の専門家。

多忙を極めると言っても過言ではない、ウルトラ兄弟の彼が…こんなことするだろうか。

ガイ「…ババルウ星人のような偽物か?」


ウルトラマン:偽物ではない
 

ガイ「うぉ!?」

声に反応して、文章が流れてきた。

こっちの声は筒抜けなのか?


ウルトラマン:君は機械が苦手だろう?


ガイ「…」

……何から何まで御見通しってことか。




ジャック:心配ない、君の声はウルトラ念力で感知している


ガイ「ジャックさん!?」

また増えた…

彼は、帰ってきたウルトラマンこと、ウルトラマンジャックさん。

彼もまたウルトラ兄弟の一員なのだが…暇なのか?

…それよりもだ。

ガイ「…ところで、どうしてこの映像を?」


ウルトラマン:よくぞ聴いてくれた

ウルトラマン:君には、決断してほしいのだ


ガイ「決断…」

ウルトラマンさんが言う、決断。

この言葉が、どれほど重いものなのか。






ウルトラマン:君は、紅組と白組どっちを選ぶ?




ガイ「」


……割と軽かった。




ウルトラマン:君なら勿論、白組を選んでくれると信じている

ジャック:そうとも、何て言ったって、我々が力を貸しているオーブくんだからね


ガイ「…まさか、そのためにわざわざ?」


ジャック:その通りだ


ガイ「…」

正直、驚いたとかそういう問題じゃない。

いつも戦いのために力を貸してくれたお二人が、

こんな質問をしてくるとは…

……それにしても、少し誘導されているような。



タロウ:兄さんたち!紅組がいないときの勧誘は反則だぞ!


ガイ「タロウさん!?」

そして、タロウさんもやってきた。


タロウ:オーブ!君の熱い魂は…紅組へと向かうはずだ!


ガイ「…」

夢なら覚めてほしい。

ウルトラ兄弟から…こんな話をするなんて。


ティガ:そうだよ!君なら紅組だと信じている!


ガイ「ティガさん!?」

銀河を越えてしまったぞ…。

確かあの二人の世界は違ったはずでは…


ゼロ:細かいことは気にするものじゃないぜ?


ガイ「…」

もう、驚くのはやめた。

今日はここまで

続き投下します


ウルトラマン:タロウ、君にはがっかりだ

ジャック:兄として、君の間違いを正さなければいけないな

タロウ:兄さんたちが何と言おうと、私は紅組を応援する!

ティガ:僕も加勢します!

ゼロ:へっ!紅組こそ燃えるハートの象徴だ!


ガイ「…不毛だ」

知った名前が、文章で雑談している。
生まれて初めて、人間の科学の英知を恨んだ。

こんな痒い思いはしたくはなかった…



メビウス:教官

タロウ:おお!メビウス!


ガイ「…もしかしてこの面子」

…もしかしなくても、俺がいつも力を借りているメンバーだ。


タロウ:君は勿論、紅組だな?

メビウス:…すみません、教官

タロウ:なんだと!?

ウルトラマン:彼は我々の一員だ

メビウス:すみません…

タロウ:何故だ!何故なんだ!



ガイ「…」

液晶を壊せば、この夢は覚めるだろうか。

早く、楽になりたい。


ゾフィー:落ち着きたまえ、諸君


ガイ「…ウルトラ兄弟は暇なのか?」


ベリアル:不服だが、オーブの野郎には白黒はっきりつけてもらわねぇとな


ガイ「…あんたは出てきたらダメだろ」

もう、突っ込まないことに決めた。



ゾフィー:さぁ、オーブ…私と一緒に白組に行こう

ウルトラマン:勝利の白星こそ、我々にふさわしい

ゼロ:その言い方は反則だぜ!

ティガ:そうです!生きるためのエネルギー…太陽は真っ赤に燃えているのですよ!

ジャック:私は燃やされかけたぞ

ベリアル:それはてめぇが自滅しかけただけだろうが

メビウス:亜美ちゃん真美ちゃん…


ガイ「…お、賄あるじゃねぇか」ごそごそ…

冷蔵庫を漁ったらたこ焼きを見つけた。

ナオミのバイト先のだろうか?遠慮なく貰おう。





ゼロ:ベリアル…まさかお前と意見が合うとはな

ベリアル:ヘッ…てめぇもいい顔になったんじゃねぇか

ティガ:光と闇も…みんな一つになれるんだ

ウルトラマン:たとえどのような奇跡が起きろうが、我々は屈しない

メビウス:ウルトラ5つの誓いにもあります!

ジャック:二つ、天気のいい日に布団を干すこと

ゾフィー:そう、我々は真っ白の布団のように白に導かれる運命なのだ


ガイ「…一ついいですか?」




ゼロ:なんだ?

ジャック:何でも聞きたまえ


ガイ「…俺ら、白っていうか銀じゃないですか?」


タロウ:何を言っているんだ君は

ジャック:昔のスーツは銀よりも白寄りだ

ゼロ:それを言ったらダメだろ…



ガイ「…」

割とノリノリだな、この人たち。

ガイ「…あと、この曲って何なんですか?」


ベリアル:あぁ?てめぇ765も知らねぇのかよ

ティガ:勿体ないなぁ…折角現地にいるみたいなものなのに


ガイ「765?」

聞いたことはある。
確か…ジェッタが最近そんなことを言っていた…



ゾフィー:簡単に言えばアイドルたちのことだ

ウルトラマン:765プロダクション。白の様に煌めく彼女たちの所属する場所だ

タロウ:燃えるハートを持つ彼女たち、だろう?


ガイ「つまり、地球人のアイドルってことですか」

ガイ「…待て、どうして地球のアイドルの話が上がってくるんですか」


ベリアル:ウルトラの星ではすっげぇ人気なんだよ

メビウス:俺も現地行きたい…うぅ

タロウ:LVがあるだけいいだろう?


ガイ「…」

ウルトラの星でも大人気とのことだ。

だからか、わざわざ俺に聞いてきたのは。


ゾフィー:折角だ、現在行っている練習の様子を見せよう


ガイ「練習?」



―光の国―


『ファイト!!!!ファイト!!!!!紅組ファイト!!!!!!』


ガイ「」


『ファイト!!!!ファイト!!!!!白組ファイト!!!!!!』


一般人から見れば、どんな気持ちになるだろうか。

数百人のウルトラの星人が、モニターに向かって声援を送っている。


セブン『ファイト!!!!ファイト!!!!!紅組ファイト!!!!!!』

エース『ファイト!!!!ファイト!!!!!白組ファイト!!!!!!』

レオ『ファイト!!!!ファイト!!!!!赤組ファイト!!!!!!』

80『ファイト!!!!ファイト!!!!!白組ファイト!!!!!!』


ガイ「」

見たことがある方々もいらっしゃった。





ゾフィー:どうだ?一月に行われるライブのイベントソングを練習しているのだ

ゼロ:なんてったって、今回は俺たちの声がCDに収録されるんだってよ!

ベリアル:ヘッ…こいつは手をぬけねぇよな


ガイ「…」

多分、M78星雲から届くことはないと思います…先輩方。


ウルトラマン:さぁ、そろそろ本題に戻ろう

ジャック:オーブ、君はどっちを選ぶのだ?


ガイ「…それ以前に、彼女たちのことをよく知らないもので…」


ティガ:うーん、それなら選びにくいよね

ゼロ:アイドルたちを少し覚えてもらわないとな

メビウス:それなら、白組から…

タロウ:待てメビウス、紅組からだ


ガイ「…」


もう一度銭湯に行って忘れたくなってきた。




ゾフィー:ならば、765プロダクションのプロフィールを転送しよう

→転送ページ


ガイ「…多いな」

13人もいるのか…


ウルトラマン:ゾフィー兄さんもいる、ここは白組から紹介させてもらおう

ベリアル:ケッ…好きにしろ

メビウス:白組の一覧がこちらです



高槻やよい
萩原雪歩
双海亜美
双海真美
星井美希
三浦あずさ
水瀬伊織


メビウス:あみまみあみまみあみまみ

ジャック:落ち着くんだ、メビウス

ウルトラマン:まずはアイドルたちの紹介をざっとしていこう


ガイ「…長くなりそうですね」



ゾフィー:まずはやよいちゃんだ、彼女は強い

ゾフィー:兄弟がたくさんいるのだが…支えるためにアイドルをしている

ゾフィー:長男として…何か通ずるものがあってな…

ウルトラマン:美希ちゃんについては、できれば映像を見てほしい

ウルトラマン:彼女のステージは…伝説になる…

ウルトラマン:なぜか私にも…通ずるものがある気がする…アキコ…うっ、頭が

ゾフィー:大丈夫かウルトラマン!?


ガイ「…」

やよい、と…美希。

若い少女だが、確かに内に秘めた力を感じるな。



ジャック:強さと言ったら雪歩だ

ジャック:彼女は怖いものがある…しかし、それを乗り越えてステージに立っている

ジャック:最初はスノーゴンかと思って怯えたのは内緒の話だ

メビウス:亜美ちゃんと真美ちゃんの出番ですね!

メビウス:二人は双子の中学生で…なんというか、凄いんですよ!

メビウス:何をしでかすか分からない…そんなワクワク感があって!

ジャック:まるで昔のお前の様だな

メビウス:ジャック兄さん!そりゃないですよぉ!


ガイ「…」

子供っぽいが、周りを元気にする亜美と真美。

弱さを強さにする雪歩。

なるほど、こんなに面白いやつもいるんだな。



タロウ:おいおい、そんなものか?

ゼロ:伊織ちゃん、あずささんも忘れるんじゃねぇ

タロウ:素直になれないが、本当は誰よりも優しく、強い伊織ちゃん

ゼロ:あずささんは…あの優しさには、闇も照らすんだぜ

タロウ:紅組にはこんなにも素敵なアイドルがいるじゃないか!

ゼロ:紹介が足りないぜ?


ガイ「ん…二人は紅組じゃないんですか?」


ティガ:たとえ組が違っても、嫌いなアイドルなんていなんだよ

ベリアル:敵を認めることも強さ…らしいな


ガイ「…」


…少し誤解していた。

お互いを乏していく対立ではない。

これは、相手を認めたうえの対立なのだと。

…と思うと、少し話に興味も湧いてきたな。


タロウ:では、紅組の紹介に移ろう

タロウ:真のダンスは…誰もがカッコいいと震えるだろう

タロウ:その中には…乙女の心という熱さも備わっている

タロウ:可愛くもある、かっこよくもある…これほど燃えるアイドルは他にいるか?

ベリアル:ダンスといったら響も忘れるんじゃねぇ

ベリアル:動物を従えるカリスマを備え…誰よりも高い身体能力

ベリアル:そして、時折見える…野獣のような眼差し…震えるぜ

タロウ:フェアリーは素晴らしかったな

ベリアル:あんときのハングリーさは忘れられねぇ


ガイ「…」

響に真。ダンスが上手いらしい。

ぜひとも生で見てみたいものだ。


本日はここまで



ゼロ:情熱の赤い色!

ティガ:空のような優しい青!

ゼロ:春香と千早だ!

ティガ:彼女たちは…本当に頑張ってるよね

ゼロ:あぁ…あの二人はそろったとき、なんていうか…

ティガ:光になりそう?

ゼロ:そう、それだ!すっごく幸せになるんだよ!

ティガ:春香ちゃんの優しさと、千早ちゃんの真っ直ぐな心

ティガ:それが僕たちに、生きる力をくれるんだ


ガイ『…すごいですね』

アイドルというのは、こんなに人を明るくするものなのか。

…人といっても、宇宙人だが。


ゾフィー:君たちのように、活気がある者たちに喝を入れるのが律子ちゃんだ

ジャック:いつもはしっかりしているが…時々見せる女の子らしさがたまらない

ジャック:そして貴音ちゃんもそうだ…話によれば、雪歩ちゃんが挫けそうになった時…

ジャック:貴音ちゃんが、力を与えてくれたそうだ

ゾフィー:一人一人、違う色を持っている

ゾフィー:だからこそ、重なり合ったとき、虹のような煌めきを魅せることができるのだ


ガイ「…」


ガイ「…分かりました」


メビウス:えっと…何が?


ガイ「765プロのアイドルは…どの子も魅力があるってこと」

ガイ「そして…ただ可愛いんじゃなく…ウルトラマンさんたちがこうして夢中になったくらい」

ガイ「宇宙も超えるくらいの絆があるってころも」



ゾフィー:そうだ、彼女たちの絆は

ウルトラマン:どこまでも、ずっと…広がり、煌めいているんだ



ガイ「すごいんですね、765プロって」

ガイ「俺も、諸先輩方の意見を聞いて…興味を持ちました」




ゾフィー:それで、どっちを選ぶのだ?

ベリアル:白黒はっきりつけようぜ


ガイ「そ、それは避けられないんですね…」


ズズゥーンッッッ!!


ガイ「地震…!?」

ガイ「先輩方…ちょっと行ってきます」


タロウ:地球に危機が訪れているというならば、任せるぞ

メビウス:お願いします


ガイ「…よしッ!」




ズズゥンッ…


ガイ「怪獣…?」

ナオミ「ガイさん!あっちに怪獣が…!」

ガイ「ナオミ!?」

ナオミ「本当に突然、怪獣が現れたの!」

ガイ「突然…ジャグラーの仕業か?」

ジャグラー「なんでも、俺の仕業にされるのは困るなぁ?」ぬっ…

ナオミ「きゃぁっ!?」

ジャグラー「あれは…とある人間が生んだ、マイナスエネルギーによって生まれたものさ」

ガイ「マイナスエネルギー…」

ジャグラー「まぁ、名前は確か…」

ジャグラー「信号超獣シグナリオン」



シグナリオン「…」ズズゥン…


ナオミ「信号…?見た感じ、白と赤色だけど…」

ジャグラー「さぁ…その理由はよくわからないが」

ジャグラー「いいのか?町が壊されるぞ…?」にたにた…

ガイ「…ッ!」だっ!


ガイ「…やるしかないっ!」オーブリング!

ガイ「ウルトラマンさん!」ばっ!

ウルトラマンッ!

ガイ「ティガさん!」すっ!

ガイ「…ん?」すっ…すっ…

ガイ「スキャンできない…!?」

ガイ「タ、タロウさん!メビウスさん!」

ガイ「駄目だ…っ…ゼロさん、ジャックさん!」

ガイ「ゾフィーさん!ベリアルさん!」

ガイ「…力を借りれない…!?」




ガイ「どうして…」

ガイ「…赤と、白?」はっ…!

ガイ「まさか…!?」


白組派
ゾフィー(サンダーブレスター)
ウルトラマン(スペシウムゼペリオン)
ジャック(ハリケーンスラッシュ)
メビウス(バーンマイト)

紅組派
タロウ(バーンマイト)
ティガ(スペシウムゼペリオン)
ゼロ(ハリケーンスラッシュ)
ベリアル(サンダーブレスター)


ガイ「綺麗に分かれるじゃねぇか!?」


ガイ「…ということは、あのシグナリオンと765プロは繋がっているのか…?」

ズズゥン…

ガイ「…仕方ない!」

覚醒せよ!オーブオリジン!

ガイ「オーブカリバー!」シュバッ!

~♪



オーブ「デァッ!」





今日はここまで

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom