高森藍子「事務所メンバーの昔話」橘ありす「その3です」 (23)


オチなしヤマなし
若干のキャラ崩壊あり

ゆるふわ3人娘シリーズ10作目であり番外過去編3個目です
1作目
高森藍子「料理を教えて欲しい?」橘ありす「はい」
高森藍子「料理を教えて欲しい?」橘ありす「はい」 - SSまとめ速報
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前作
佐久間まゆ「事務所メンバーの昔話」高森藍子「その2♪」
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今回も番外過去編です。
いつも通り内容はないふわっとしたものになればいいなって。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1479699484

佐久間まゆ「おはようございます」

藍子「まゆちゃん、おはようございます」

ありす「……」

神谷奈緒「……」

速水奏「まゆ、おはよう」

まゆ「あら、映画ですか?」

藍子「はい、奈緒ちゃんが持ってきたのをみんなで観てたんです」

まゆ「どんな映画なんですか?」

藍子「魔法少女?のアニメ映画みたいです、結構内容が難しいですね……」

奏「ちょっとありすちゃんには早い、重たい内容な気もするけれど……」

まゆ「夢中みたいですねぇ」

奏「ええ、だから止め辛くて、奈緒のオススメでもあるし」

藍子「もう終盤ですしね」

奏「それにしても……映画を観てたら昔のまゆを思い出したわ」

藍子「昔のですか?」

奏「ええ」

まゆ「まゆは何も観てないまゆは何も観てないまゆは何も観てないまゆは何も観てないまゆは何も観てないまゆは何も観てない」

藍子「まゆちゃん?」

奏「あら……思い出しちゃったかしら」

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モバP(以下P)「ただいま戻りました」

藍子「プロデューサーさん、おかえりなさい」

まゆ「お疲れ様ですPさん……あら?そちらの方は?」

P「そのことでみんなに話がしたくてな、まゆ、今事務所にいる子だけでいいから集めてもらえるか?」

まゆ「はぁい♪わかりましたぁ」

まゆ(Pさんがまゆを頼ってくれた嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい♡」

藍子(まゆちゃん途中から声でてる……)

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P「美優さんと夕美は仕事中だからこれで全員か、じゃあ少し話をさせてもらうな」

P「今回新しく事務所に所属することになった速水奏さんだ」

P「今日は事務所の中とか仕事の様子を見てもらおうと思って事務所に来てもらった」

ありす(20歳くらいでしょうか……)

佐々木千枝(綺麗……)

岡崎泰葉(綺麗な人ですね……)

塩見周子(んー同い年くらいか少し歳上?)

白坂小梅(……いい人……なのかな、あの子が懐いてる……)

一ノ瀬志希(……zzz)

宮本フレデリカ(今日のおやつ何にしよっかな~)

P「じゃあ簡単に自己紹介してもらっていいかな」

奏「ええ、分かったわ」

奏「速水奏よ、これからよろしくお願いするわね。高校2年生で趣味は映画を観ること……」

ありす「えっ」

奏「?」

ありす「あ、ごめんなさい、もっと歳上だと思っていたもので……」

奏「あぁ……よく言われるから気にしないわよ」

周子「でも確かに大人っぽく見えるよ、あたしも自分より歳上かと思ったし」

P「大人に見えるっていうのはアイドルにとっては大きな武器だからそこを推していこうとは思ってる」

周子「なるほどね~こりゃ美優さんの立場危うし!?なーんて」

泰葉(周子さんナイスフォローです)

まゆ(ありすちゃんこういうの気にしますからねぇ……)

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P「周子ちょっといいか?」

周子「んー?どーかしたん?」

P「この後テレビ局の方に行かなきゃらならなくてな、彼女に事務所の案内と、レッスン場の事とかを教えてあげて欲しいんだ」

周子「ん、りょーかい」

P「悪いな」

周子「いいっていいって。あ、でも今度なんか奢ってよ?」

P「あんまり高くないもので頼むよ……」

周子「はいはい分かってるって」

奏(随分と仲がいいのね……)

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周子「さてと、じゃあ簡単に案内するね」

奏「ええと、塩見さんでよかったかしら」

周子「周子でいいよ、敬語とかも私はいらないよ。この事務所緩いから呼び方とか決まりないし」

奏「……芸能関係ってそういうのに厳しいって聞いたけど」

周子「んーまぁテレビ局の人とかお仕事の関係の人にはちゃんとするけどね、事務所内では特に気にしなくていいよ」

周子「芸歴とか気にしたらうちで一番なのは泰葉だし、その泰葉が気にしてないんだからいいんじゃないかな」

奏「そう……」

泰葉「そうですよ、とくに気にしなくても大丈夫です」

周子「噂をすれば先輩のご到着ってね……あれ?でも泰葉この後レッスンじゃなかったっけ?」

泰葉「それなんですけど、まゆちゃんどこにいるか知りません?」

周子「知らないけど……もしかしていない?」

泰葉「はい、どこに行ったんでしょう……」

奏「あのリボンをつけてた子?」

周子「そうそう、真面目なんだけどちょっと抜けてる子でさー」

奏「その子ならプロデューサーについて行ったのを見たけれど」

周子・泰葉「えっ?」

泰葉「……ちょっと電話してみます」

泰葉「もしもし、プロデューサーさん今大丈夫ですか?……えっとですね、後ろにまゆちゃんいませんか?」

周子(すごい会話だよね)
奏(どういう会話なのかしら)

泰葉「……はい、はいわかりました」

周子「どうだった?」

泰葉「案の定後ろにいたようです。本人曰く本当に忘れていたと」

周子「本当にプロデューサーが絡むとまゆちゃんは色々やらかすね」

泰葉「悪い子ではないんですけどね」

奏(……本当に、よくわからないわね)

周子「じゃあちょうどいいしこのまま泰葉と一緒にレッスン場行こうか、今日はルキさんだっけ?」

泰葉「はい」

周子「マスさんならまゆちゃんいないことで雷落ちそうだしやめとこうかと思ったけどルキさんなら大丈夫かな」

泰葉「あはは……」

奏「トレーナーさんは何人かいるの?」

泰葉「ええ、4人いますよ。4姉妹なんです」

周子「一番上がマスさん、めちゃくちゃ厳しいけど指導力はピカイチ。次がベテさんでファッションセンス以外はマスさん並かな」

奏(ファッションセンス?)

周子「で、次がトレさんで一番下がルキさん」

泰葉「説明が雑になってますよ」

周子「まぁこの後会うしいいじゃん?」

泰葉「そうですけど……とりあえず行きましょうか」

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レッスン終了後

周子「お疲れ泰葉」

泰葉「あら、周子さん達まだいたんですか?」

奏「見学させてもらってたのよ、レッスンしてるところなんて見たことなかったし」

泰葉「なるほど、今日は軽めの基礎練習でしたし分かりにくかったかもしれないですね……」

奏(あれで軽め……かなりハードなのね)

周子「そんなことよりおなかすいたーん、なんか食べいかない?」

泰葉「はい、大丈夫ですよ、少し準備してくるので待っててくださいね」

周子「はいはーい、奏ちゃんもどう?お金ならプロデューサーにつけとくから気にしなくていいよ」

奏「……ええ、そうね行かせてもらうわ」

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数日後

小梅「あれ……今日は、まゆさんだけ……なの?」

まゆ「ええ、皆さんお仕事かレッスンが入っています」

小梅「……?まゆさん、なんで……プロデューサーの……ところ、いかないの?」

まゆ「この前レッスンを忘れてしまって……」

小梅「お仕置き……?」

まゆ「そういうことです」

ガチャ(ニキタイシテハダメデス)

奏「おはよう……今日は少ないのね」

まゆ「おはようございます、みなさんお仕事ですね」

小梅「奏さんは……映画好きなんだよね?」

奏「ええ、いろんな種類のを観るわ……恋愛映画はあまり観ないけれど」

小梅「じゃあ……今からこれ観ない?海外の…ホラー映画なんだけど……」

まゆ(ピクッ 

奏(ホラー……海外のってことはかなり怖いタイプなのかしら……)

奏「ええ、いいわよ。まゆも一緒にどう?」

まゆ「ふぇ!?」

奏「……?小梅ちゃんと一緒に映画観ない?」

小梅「……まゆさん、観たくなかった?」

まゆ(うっ)

まゆ「……一緒に、観ま、しょうか」

席配置

テレビ


小 奏 ま


小梅「じゃあ……再生するね?」

奏「ええ」

まゆ(まゆは大丈夫まゆは大丈夫まゆは大丈夫まゆは大丈夫まゆは大丈夫)



序盤
『海外映画によくある本編前謎のコメディ』

小梅「……」

奏(始めのギャグもテンポがいい……なかなか期待できる始まりね……)

まゆ(なんだか思ってたのと違う)


『雰囲気が変わる』

小梅(そろそろかな……)

奏(ここからね)

まゆ(あっやっぱりだめ無理無理無理無理)

中盤
『めっちゃ怖いシーン&スプラッタ要素』

小梅(パアアアアアアアアアアア 

奏(なかなかエグイわね……)

まゆ(無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理むぅーりぃーー!!!)

奏(さっきからまゆの握る手が痛い)


『ホラーによくあるちょっとエッチなシーン』

小梅「?」メカクシ

奏「見ちゃダメよ」

奏(なんでホラーにはこういうものが付き物なのかしら///)

まゆ(むぅーりぃーー!!!)

終盤
『解決へ向かう流れ』

奏(まだ一波乱ありそうね)

まゆ(よかった、もう終わる……)


『最後の最後に驚かせるやつ』

小梅(この幽霊可愛い……)

奏(かなり怖かったわ……)

まゆ「」

奏「……まゆ?」

まゆ「」


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まゆ(ガクブル

奏(まさかここまでホラーがダメだなんて……)

奏(さっきから手を離してくれないし……強すぎてちょっと痛い)

まゆ(あれは夢まゆは何も見てないあれは夢まゆは何も見てないあれは夢夢夢夢夢夢夢)

奏「まゆ……大丈夫?」

まゆ「大丈夫……です、はい」

奏(どうみても大丈夫じゃないわよね……)

ガチャ

ありす「ただいま戻りました」

小梅「おかえり……」

ありす「ただいまです……まゆさん?どうかしたんですか?」

まゆ「どうもしませんよぉ、普段通りです」

奏(顔青くなってるけど)

ありす「…………」

ありす(テレビ前に飲み物等があって何かを観ていた、ここにいたのは奏さんと小梅さんとまゆさん、ということは……)

ありす「……まゆさん、一つ頼み事してもいいですか?」

まゆ「なんですか?」

ありす「この後用事ないですか?ないなら寮に一緒に帰ってほしいんです、プロデューサーから1人では行動しないようにと言われているので」

まゆ「え、ええ……大丈夫ですよ」

ありす「じゃあ行きましょう。奏さん、小梅さんお疲れ様でした」

小梅「うん……お疲れ様……」

奏「ええ……お疲れ様」

奏(まゆの様子を見抜いたのかしら……いつの間にか手も握ってるし、随分と優しい子なのね)

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奏「なーんてこともあったわね」

まゆ「もう忘れてください……」

藍子「そんなことがあったんですね……」

志希「あの後ありすちゃんずーーっとまゆちゃんと一緒にいたんだよね~」

まゆ「なんでそのこと言うんですか!?」

藍子「志希ちゃんいつの間に……」


奈緒「ふぅ……やっぱり何度観てもいいな……」

ありす「すごく面白かったです」

奈緒「そうか!なら今度続編持ってくるよ」


まゆ「あ、終わったみたいですね」

奏(露骨に話題そらしたわね)
藍子(話題を変えましたね)

ガチャ

依田芳乃「お久しぶりですー」

藍子「芳乃ちゃん、お久しぶりです」

ありす「芳乃さん、お久しぶりです……最近茄子さんも来ましたしなんだか懐かしい顔ぶれがよく集まりますね」

まゆ「昔はこずえちゃんたちもよく来てましたから」

芳乃「わたくし共があまり来なくなったということはーこの事務所が良い状態である証拠でしてー」

藍子「はぁ……そうなんですか……?」

鷹富士茄子「ふふっ、私はいつでも来ますけどねっ」

遊佐こずえ「ふあー……こずえも遊びに来るよー?」

まゆ「いつのまに……」

芳乃「ここは居心地がいいですから、お2人が来たくなる気持ちもわかりますー」

芳乃「ですが、あまりにも不必要な行動は、慎まねばなりませんよー?」

茄子「分かってますよー、ただここにいた方が楽しいじゃないですか」

こずえ「芳乃はー……あたまが硬いよ?」

芳乃「むぅ……」

奏「一体何を話しているのかさっぱりわからないわ」

奈緒「大丈夫、誰もわかってないから」

まゆ「芳乃ちゃんたちのことはあまり深く考えないことが大事ですよぉ」

こずえ「藍子ー……今日はお菓子あるー?……」

藍子「ふふっ、ありますよ、こっちに座って?」

芳乃「むー……平和は一番ですが、もう少しわたくしを敬う心があってもいいと思うのでしてー」

おわり

10作目でした。

過去編多すぎますが過去編書くの楽しいです、はい。
奏がかなり難しいですね、口調というか性格が捉えにくいので……ただ楽しいです。
もっといろんな子に焦点当てていきたいです、特にちびっこ組を。

このあと少し時系列というか、アイドル加入順を書いておきます、よろしければそちらも。

では、読んでくれた方がいらっしゃいましたら百万の感謝を。

本編時系列

奏加入

いちごパスタ爆誕

美優さんロケ

本編最初

響子加入

本編いろいろ

アイドル加入順

藍子(スカウト)

夕美&フレデリカ(オーディション)

周子(拾われる)

志希&美優さん(地方ロケにてスカウト、志希はいつの間にかいた)

まゆ(美優さんたちのスカウト時に一目惚れして勝手に来た)

ありす(オーディション)

小梅ちゃん(スカウト)

泰葉&千枝ちゃん(移籍)

奏(スカウト)

むつみちゃん&ほたるちゃん(移籍)

奈緒(オーディション、なお応募したのは某ポテト好きのアイドル)

響子(スカウト)

大切な追記を忘れてました。

こずえちゃん、茄子さん、芳乃は事務所所属のアイドルではありません。
内容がないのがこのssなので特に意味のない設定ですが3人とも神様とかそれに類する人(?)です。

おつおつん

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