時雨「夕立…ちょっと話があるんだけど」 (60)

時雨「夕立?ボクになんか隠してる事ない?」ユラァ…

夕立「?何もないっぽい」キョトン

時雨「…ボクが食後の楽しみに取っておいたプリンがなくなってるんだけど」ゴゴゴ


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夕立「ふぇぇ…夕立は、プリンがあった事すら知らないっぽいぃ…」ビクビク

時雨「あれ?ホントに夕立じゃないの?」キョトン

夕立「そもそも今日は島風ちゃん達とお出かけしてたっぽい…」
時雨「そっか…ごめんね?」

夕立「ううん?…そのプリン、大事だったっぽい?」

時雨「この前MVP取ったときに、提督から一つ1000円もする高いプリンだったんだよ…」

時雨「しかも六個入りだったから夕立と一緒に食べようかと思ってたら箱ごと無くなってて…」

夕立「すぐに犯人を見つけるっぽい」ゴゴゴ

時雨「でもさ、ボク達の部屋に出入り出来るのは、ボクと夕立だけだよ?」

夕立「うーん…誰か尋ねてきた人は?」

時雨「午前は、電と加賀さん。午後は、長門さんと響が来たよ?」
夕立「きっとその中の誰かが犯人っぽい!」

時雨「…一人ずつ聞いていくの?」

夕立「…ちょっと失礼っぽい?」

時雨「うん、ちょっとじゃなくスゴく失礼だと思うんだ…」

夕立「じゃあ探りを入れてみるっぽい!」

時雨「探り?」キョトン

夕立「夕立にまかせるっぽい!」エッヘン

時雨「おぉ…!珍しく夕立が頼りになる!」キラキラ

夕立「珍しくは余計っぽい…時雨はその辺の陰で見てて?」

時雨「うん!任せたよ、夕立!」グッ

夕立「うん!」グッ

とりあえずここまでにしときます。また明日の夜に来ます

たくさんレスが着いててちょっとビックリしました…
期待ありがとうです。では、更新開始します

~一人目~
扉<コンコン ガチャ

電「夕立ちゃん?何かあったのです?」

夕立「…ちょっとそこに座るっぽい」

電「?はい…えと、なにか怒ってるのです?」ビクビク


夕立「怒ってないよ、でもいくつか質問するからちゃんと答えないと怒るっぽい。」

電「ふぇぇ…」ビクビク

夕立「まず一つ目、電ちゃん…プリン食べたっぽい?」

時雨「正面突破じゃないか!!」バシッ

夕立「イタッ!?時雨、急に何するの!?」ビクッ

時雨「何するの!?じゃないよ!探りの下りは何だったの!思いっきり失礼な事を真っ正面から聞いてるじゃないか!!」

夕立「えー…だって電ちゃんなら怒らないもん…」

電「電だって怒る時はあるのですよ?」

時雨「ほらぁ!」

夕立「…電ちゃん、ちょっと怒ってみて?」

電「え?えと、コホン…い、電はプリンなんて食べてないのです!がおー!」クワッ

夕立「ほら、怒っても怖くないっぽい?」

時雨「むしろ可愛い?」

電「えぇ!?」オロオロ

ちょっとご飯たべてきます。

食べ終わったらまた更新するっぽい?

食べおわりましたので更新再開します!

夕立「でも、プリン食べたのは電ちゃんじゃないっぽい?」

電「どういうことなのです?」キョトン

時雨「カクカクシカジカ」

電「ふぇぇ…それは大変なのです…。あ!そういえば響ちゃんが…」
~回想~

響「~♪」

電「響ちゃん?なんか良いことでもあったのです?」

響「うん、ちょっとした幸せをお裾分けしてもらったんだ。」

電「幸せ?」

響「甘かったなぁ…」

電「?」

~回想終了~

電「っていう事があったのです」

時雨・夕立「それ(っぽい)だ!」

電「まさか響ちゃんが…。ううん…やりかねないのです。電は何回も被害にあってるのです…」

時雨「響、呼んできてくれるかな?」

電「はいなのです!響ちゃんは少し痛い目を見ると良いのです」ニヤ

~二人目~

響「何か黒い笑顔を浮かべた電に呼ばれてきたんだが…なにか用かい?」

時雨「うん、ちょっと響に聞きたいことがあってね?」

時雨「…響、プリン美味しかった?」

響「?うん、美味しかったよ?でもなんで時雨がその事を知ってるんだい?」キョトン

時雨「確保ー!」

夕立「ぽいっ!」ガッシリ

響「なっ…!?なんだい、いきなり?」

時雨「響…なんでボクに確認しないで食べたの?」

響「え?プリン食べるのに時雨の許可が必要なのかい?」

時雨「当たり前だよ!あのプリンはボクのなんだよ!?箱に名前も書いてあったはずなんだよ!?」
響「箱?箱なんて無かったよ?そのままお皿で出てきたし…」

時雨「?お皿で出て来た?」

響「?うん、瑞鳳が作ってくれたんだ。」

時雨「!?ボクの部屋の冷蔵庫に入ってたプリン食べたんじゃないの?」

響「流石に人の部屋の冷蔵庫は勝手に開けないな…姉妹だったら食べるけど」

時雨「うぅ…夕立、離していいよ」

夕立「ぽいぃ…」スッ

響「えっと、用事は済んだかい?」

時雨「うん、ごめんね?疑っちゃって…もし、見付かったら一つ譲るから!」

響「いや、気にしてない。プリンはありがたく頂いておくよ。見つかると良いね?」スタスタ

時雨「振り出しに戻ったよ…」

夕立「もう無理かも知れないっぽいぃ…」

時雨「諦めちゃダメだよ!やっぱりボクは誰がプリンを食べたのか知りたい。」

夕立「うん、もうここまできたら後二人だし、最後まで付き合うっぽい…」

島風「~♪」トコトコ

時雨「あ!島風!今日って夕立とずっと一緒にいた?」

夕立「あ!時雨、まだ信じてなかったっぽい!」ムー

島風「おぅ?今日は夕立ちゃんとずっと一緒にいたよ?」

時雨「あ、そっか。ならいいんだ。ありがとー!」

島風「ふーん?」スタスタ

夕立「だから言ったのに…」ショボン
時雨「ごめんね?確認しておきたくて…」ナデナデ

夕立「じゃあ、夕立の無罪が立証出来たところで次いくっぽい…」

今日はここまでです。(これからバイトなので)
また明日来ます!

たくさんのレスありがとうございます。

ご飯食べてから投下するので20:30に開始するのです

~三人目~

時雨「…なんとなく怒ったら怖そうな加賀さんを避けて、長門さんにしたよ!」

夕立「…なんか長門さんは別の意味で怖いっぽい…」

扉<コンコン ガチャ

長門「私を呼んでいると聞いたのだが?」

時雨「長門さん、いらっしゃい!座って、座って!」ピョコピョコ

長門「ありがとう。(あの髪の毛の耳っぽい所は自分の意志で動かせるのだろうか…?)」

長門「それで、この長門に何か聞きたいことがあるのか?」

時雨「あぁー…。えっとさ、長門さんってプリンとか好きかな?」

長門「あぁ、甘いものは好きだが…(駆逐艦はもっと好きだ!)」

時雨「最近食べたのはいつ?」

長門「?昼過ぎだな…」

時雨「確保ー!」

夕立「ぽいっ!」ガバッ

長門「なにっ!?(歓喜)何をするんだ!夕立!?(恍惚)」

時雨「長門さん…なんでたべちゃったの?」

長門「うぅ…すまない…買ってきたプリンなら、駆逐の娘達にあげようかと思ってたんだが、陸奥がわざわざ私のために作ってくれた物でな…」ショボーン

時雨「あれ…?」

夕立「また違うっぽい?」スッ

長門「あっ…」

時雨「また間違っちゃったね…」

長門「?プリンが食べたかったのか?なら私が陸奥に習って作ろうとしてるんだが…上手く出来たら食べに来てくれるか?」

時雨「うん!」キラキラ

夕立「ぽいっ!」キラキラ

長門「!じゃあ今から習ってくるからな!近いうちに私の部屋に招待しよう!」ワクワク

時雨「楽しみに待ってるからね!」キラキラ

夕立「早く食べたいっぽいぃ…」

時雨「うーん…となると犯人は、消去法で加賀さんという事に…」オロオロ

夕立「加賀さんを怒らせたら怖いっぽい…」

時雨「…慎重にいかないとね」

夕立「甘いもの用意するっぽい?」

時雨「なるほど、もしもの時のためだね?」

夕立「うん、きっと渡せば許してくれるっぽい!」

~四人目~

加賀「…なんでしょうか?」

時雨「加賀さん!いらっしゃい!」スッ

夕立「粗茶です。」スッ

加賀「あら、ありがとう」ストン

時雨「間宮印の羊羹です。」スッ

加賀「!ふふっ、このもてなしようは流石に気分が高揚します」キラキラ

時雨「…加賀さん、早速本題に入るんだけどね?」

加賀「ふぁい?」モグモグ

時雨「プリン…」ボソッ

加賀「」ガタッ

加賀「なな、何の事でしょうか?」

時雨「怪しい…」

夕立「」コソコソ(・_・|

時雨「加賀さん…正直に話してくれれば、このシュークリームをあげますよ?」

夕立「ぽいっ!」ガシッ

加賀「くっ…」

加賀「だって…瑞鶴が私の雪見だいふく食べたから…」

時雨「へ?」

加賀「だから瑞鶴が出撃してる間に冷蔵庫の中のプリンを食べたのだけれど…。見られていたとは…」

時雨「あれー…?」

夕立「」コソコソ

加賀「…で?何が望みかしら?」

時雨「…望みなんてないよ!はい、シュークリーム!」

加賀「?ありがとう。用事はすんだかしら?」

時雨「うん、ありがとう加賀さん!」

時雨「全員違かったね…」ショボン

夕立「…でも長門さんがプリン作ってくれてるし、結果プリン食べれるから夕立は満足っぽい!」

時雨「そうだね、最初から無かったものとして考えるよ…」ショボン

時雨「…zzz」

夕立(ふふっ、時雨は寝たっぽい。)

夕立(ホントは夕立が隠したから四人の中に犯人はいないっぽい。)

夕立(島風ちゃんにプリンを一つ渡すことでアリバイを作り上げた夕立に死角はないっぽい!)

夕立(さて、隠し場所は、オリョクル中で今日は帰ってこない潜水艦の娘たちの部屋に隠したっぽい)

夕立(帰ってくるのは明日の昼だから明日の朝に取りに行けば完全犯罪っぽい!)

夕立(ふふっ、夕立ってもしかして天才っぽい?)ニヤリ

一方、潜水艦達

伊58「はぁー…予定よりかなり早く終わったでち。みんなお疲れさまでち。」

伊19「オリョクルしないといけない提督は無能だって誰かが言ってたの…」

伊8「…でも明日はお休みもらえたからいっぱい本が読めるよ。」

伊58「…あっ!?冷蔵庫にスゴい高いプリンが入ってるでち!」

伊19「ホントなの?もしかして提督さんが…」

伊8「…誰でもいいよ。問題は5つって事だね。」

伊58・伊19・伊8「ジャンケン!ポン!」

デチ!? ヤッタナノ! ワタシノハンブンワケテアゲルヨ

マルロクマルマル

夕立「ふぁぁ…」

時雨「…zzz」

夕立「よし。時雨はまだ寝てるっぽい…今の内に…」コソコソ

~潜水艦room~
ガチャ ソロソロ

転がるプリンの容器

夕立「」( ゚д゚)

夕立「」( ^ω^)

ポィィィィ!! ドウシタノ、ユウダチ!?…アァー!?ボクノプリン!? ナニゴトデチ!?

~終わり~

おまけだけ書いていきますね
一レスで終わります

長門「時雨ー?夕立ー?プリンが出来たんだが、食べるか?」

時雨「ホント!?」ピョコピョコ

夕立「ぽいっ!」パタパタ

時雨「夕立…?プリン騙し取っておいてまだ食べる気かい?」ゴゴゴ

夕立「ぽぃぃ…」シュン

長門「まぁまぁ、たくさん作ったから好きなだけ食べるといい。」

響「プリンがあると聞いて」ササッ

長門「みんなで仲良く食べるとしようか?」

時雨「うん!」ピョコピョコ

夕立「ぽいっ!」パタパタ

響「ウラー」ヒシッ

長門(なるほど…ここがらくえんか…!)グハッ

~本当に終わり~

これで終わりです。随分プリン好きな鎮守府に仕上がりましたね…

たくさんのレス励みになりましたありがとうでした(・∀・)ノシ

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