提督「『つねにせいこう』戦闘指揮生本番」 (30)

このSSは、ただ駆逐艦が指揮官として頑張っているだけのSSです
是非、心の中でその姿を思い描きながら応援してあげてください(白目)
(本来は通信の最後に「どうぞ」をつけるのですが、テンポが悪くなるので割愛します)

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響「こちら、戦闘海域付近に到着したよ。CP(コマンドポスト・戦闘指揮所の意)応答願います」

暁『こ、こちらCP。りょ、了解したわ』

響「……ふふっ。なにか変な感じだね」

暁『ふぇぇぇっ!?へ、変な事!?ない!何もないわ!』

響「……?こんな風に暁の戦闘指揮を受けることが変な気分だと言ったつもりなんだが……」

暁『そそそ、そうよね。私もよ!』アセアセ

提督『いつもは私が指揮するからな』

響「やあ司令官、居たのか」

提督『そりゃあな。いくら1-1とはいえ、暁の初戦闘指揮なのだから、様子ぐらい確認にくるさ』

響「少し過保護すぎやしないかい?」

提督『いやいや、そうでもないさ。ほら、暁は色々とかたくなっているみたいだしな』

響「ふふっ。そんな暁の姿が目に浮かぶようだよ」

暁『か、固くなんかなってないもん!!///」

提督『そうかな?ほら、こんなにコチコチじゃないか』

暁『ふぁんっ///……も、もう!司令官ったら、暁は大丈夫なんだから』

響「それで、これからどうするんだい?」

提督『さあ、暁。指示をしてくれ』

暁『うんっ……。け、警戒しつつ海域に侵入……』

響「了解」

提督『了解』

暁『あっ……んんっ……だ、ダメ!ゆ、ゆっくり……』

響「ゆっくり?慎重すぎやしないかい?」

暁『あっいやっあの……ちがっ……!』

提督『響、どんな時でも慢心しちゃいけないぞ。戦闘は何が起こるかわからないからな』

響「なるほど、分かったよ司令官」

響「12時方向、敵影なし」

響「3時方向、敵影なし」

提督『うむ、左右の確認はしっかりと行わないとな』

暁『ひぐっ……うぅんんっ……あはぁ……』

響「9時方向……10時に敵影!」

暁『あん……あぁうぅ……』

響「CP!?CP!?聞こえているかい?」

提督『ああ、もちろんだ。感度良好、どうぞ』

暁『ひゃいっん……!』

響「それで、どうする?」

暁『ほ、砲雷撃戦……用意……』

響「了解」チャキッ

提督『了解』

暁『あ……ああ……そんなぁ……だ、ダメ……』

提督『ダメ?』

暁『ああぁぁ……いつもよりおっき……』

響「大きい?そうなのかな?いつものイ級と同じ大きさに見えるけど」

暁『あっ!///う、ううん!ちがっ……ちがうの!私の見間違い!見間違いなんだからぁ!ぜんっぜん!大きくなんかないわ!普通よ、普通!いつもと同じくらい!』

提督『……そんなに全力で否定しなくても……』ショボーン

響「そうだよ。見間違いくらい、誰にでも…………見間違い?通信なのにかい?」

暁『と、とにかく攻撃開始!!』

響「……了解したよっ!」ドンっ

提督『うむ』

暁『ひっ……きゅうぅぅぅんんっ!!』

提督『ふっ……ん……。ど、どうだ?』

暁『い、いきなり……らめぇへ……はげ……し……』

響「撃破したよ」

提督『うむ、それはめでたいな』

響「まあ、1-1なんだから当然といえば当然だけどね」

響「それで?どうするんだい?」

暁『ふぅ……ふぅ……ふぇ?』

響「ここから先に進むのかい?」

提督『暁、どうだ?いくのか?いかないのか?』

暁『ひっ……きゅん』

響「なんだって?」

暁『そ……そのぉ……』

提督『はっきり言わないと分からないぞ、暁。いくのか?いかないのか?』

暁『あうぅぅ…………///』

暁『い、いっちゃったのぉ……!』

響「了解、行くんだね」

暁『うぅぅぅ……だからぁ……だめぇ……』

響「だめ?ということは撤退?」

暁『あっ!ううん!違うの!いっ……進軍して!』

提督『チッ』

暁『ダメ!ダメよ司令官!いったらダメなの!』

響「……結局どっちなんだい?」

暁『はぅぅぅぅ///響はそのまま進軍して!』

響「了解」

提督『じゃあ、進軍開始……っと』

暁『ふぁっ……あんっ!』

響「電探に感!」

提督『うむ、こちらも感!』

暁『ああ……お部屋ノックされてる……』

響「敵の数……4!戦闘行動に入る!発砲許可を!」

提督『暁!早く返事を!』

暁『うう…………せ、戦闘開始!』

響「了解!」

提督『了解』

響「ウラーーー!」ドンっドンっ

暁『そ、そんな……あ……あん、はぁっ、ふぅっ』

響「一体撃破!」

暁『もっとぉ……ううぅんんぅ……ごきゅっ……ちゅっ……」

響「くっ」

暁『……ふっはっはっはっ……あはぁっ……んっ』

響「沈まんさ」

暁『その……ああんっ。みぎ……ひだ……んんっ!ゆらしたら…………はぁんっ!!』

響「無駄だねっ!」

暁『そ、そろそろぉ……』

響「ああ、魚雷発射!」

暁『んっ……はっはんっ、あはぁ///!』

響「さらに一体撃破!」

暁『くぅん!!はっはっぁあっ!んんっ!ああっ!』

提督『……くっ、暁……。ちょっときつ……』

暁『そんなぁ……むりぃ……むりひぃぃんんっ!』

響「夜戦には突入するかい?」

暁『や、やせん?』

響「そうだよ。もうA判定は確定しているけれど……もう少し、やりたいんだ」

暁『もうしゅこし……なんてへぇ……がまん……だめぇ……』

響「実にハラショーだ!夜戦突入する!」

提督『ラストスパートだな!』

暁『あんっあんっあふぅ!あうんっ!りゃめ……りゃめぇ……!』

提督『くっ!』

暁『いくぅ……いっへぇぇ……!』

響「ウラーーー!!」

提督『いくぞ!!』

暁『んんんっっっ!!あっはぁぁぁぁぁーー!!いくぅ!!いっちゃうぅぅ!!』

響「勝利か。いい響きだな。嫌いじゃない」

提督『…………ふぅ……ふぅ……はぁ……』

暁『……はっはっはっ……んんっ』

響「さあ、帰投するよ」

暁『…………』

響「?あか……CP?帰投だよ?いいかい?」

暁『ん?きとう?んんっ』

提督『うわわっ……ちょっ、暁!今は……』

暁『……はっ!そ、そうね!お疲れ様、響!』

響「ああ、暁も戦闘指揮お疲れ様」

提督『……はははっ、どうだった?暁』

暁『も、も~すっごいドキドキハラハラしたんだからぁ!』!かすんぷ

響「それは司令官が毎日感じてることだよ」

暁『感じ……///』

暁『そ、そうね!もう、こりごりだわ!こんなの!』

提督『じゃあ、もうしないか?』

暁『………………///』

暁『たまになら///』

以上、なんの問題もなく、ただただ淡々と、暁の指揮で響が1-1を突破するだけの単調なSSでした
読んでいただき本当にありがとうございます
違う幻想を垣間見てしまった方は、きっと心が汚れて(げふんげふん)
この通り、Youtubeでも消されることなく全年齢が見られる普通のニュース動画もあることですし、大丈夫ですよね?
https://www.youtube.com/watch?v=XUC-TvywMqo&feature=youtu.be
それでは皆様、よい駆逐ライフを~~

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