【ポケモン】エリカ「牛乳と筋トレ」(22)

元ネタは某音ゲーの曲





拝啓お元気でしょうか?

わたくしは元気です。

カントー地方は貴方がいなくとも皆、元気で過ごしています。

レッド様が修行のために旅立たれたのは今でも悲しいです。

わたくしもですが、ナツメさんも時折影で泣いておられます。








そしてなぜかナツメさんは、アイドルになられました。

エリカ「えっと……ナツメさんホントにどうしちゃったんですか?」

ナツメ「アイドルになれば私の声もレッドに届くと思って……」テレテレ

エリカ「い、いやいや……貴女は超能力があるじゃないですか!」

ナツメ「エリカ、想いは変化球よりストレートの方が良いと思って……」

エリカ「でも、それとアイドルの関係は?」

ナツメ「私が今CMしてるこのモーモーミルク」

エリカ「モーモーミルク? ミルタンクではないのですか?」

ナツメ「これ……飲むと……私みたいに凄いカラダになれるわよ」

エリカ「なっ!?」

ナツメ「まあ私は元からだけど、エリカは飲んだ方が良いんじゃない? レッドも喜ぶわよ」

エリカ「べ、べべ別にレッドさんはそんな……」アセアセ

ナツメ「あ、じゃあもうライブの時間だから行くわ。ここの代金は私が出しておくから」

エリカ「えっ!? これからライブに行くんですか?」

ナツメ「行くんじゃなくて出演側だけどね」

エリカ「ちょっとナツメさん!」

ナツメ「タマムシデパートにもモニターで中継されるから良かったら見なさいよ」

エリカ「ああぁ……行ってしまいました」

ジム

エリカ「ラフレシア、目覚めるパワー(氷)」

ラフレシア「らふ」ギュィィィン

カイリュー「んほぉぉぉおおおおおお」バタリ

挑戦者「あああ! カイリューがぁぁああああ!!!」

審判「カイリュー戦闘不能! 勝者ジムリーダーエリカ」

エリカ「危なかったですわ」

挑戦者「ライブで癒されるしかないな」

エリカ「ライブ? それはナツメさんの?」

挑戦者「せやで! ほなまた」

エリカ「…………」

ジムトレーナー「エリカさん?」

エリカ「あ、ああ。少しぼーっとしていましたわ。今日はわたしく帰りますわ」

ジムトレーナー「お疲れ様でした」

エリカ「……」トボトボ

エリカ「…………あ、コイキングが安い」

エリカ「500円で」

エリカ「ありがとうございます♪」

エリカ「ふふふ。お刺身は難しいので煮付けに…~♪

エリカ「あ…」ピタリ

ナツメ『あ~あ~ホームルームなう!』

エリカ「…………」

ナツメ『~♪』タユンタユン

エリカ「…………」ムニムニ

ナツメ(モーモーミルク飲むと私みたいに凄いカラダになれるわよ)

エリカ「ネコミミナツメさんはともかくやはり、牛乳ですか」ゴクリ

エリカ「わたくしも牛乳飲んでナツメさんみたに凄いカラダを……」スタスタ

エリカ「……あれですわね。ナツメさんの等身大広告を使ってるモーモーミルクというのは」

ナツメ【牛乳飲んでLet's 牛乳 Dance!】

エリカ「ください」

エリカ(これでわたくしも……)ゴキュゴキュ


レッド『エリカ…』

エリカ『レッドさん…』

エリカ「えへ…えへへ……」



ナツメ『それで、買っちゃったの?』

エリカ「べ、別にナツメさんみたいに凄いカラダが欲しいわけじゃなくて……夜眠る前にリラックスも兼ねてですね……」

ナツメ『ふ~ん』ニヤニヤ

エリカ「あ! 今ニヤ付いてますね!」

ナツメ『念のために言っておくけど、その牛乳……筋トレもしないと効果発揮しないから』

エリカ「えっ」

ナツメ『まあプロテインみたいなものよ』

エリカ「…………」

ナツメ『……その感じだと全部飲み切っちゃったみたいね』

エリカ「いっいえ、まだありますから!!!」

次の日 タマムシジム

エリカ「はっはっはっ」ギッギッ

ジムトレーナー「あの、エリカさん。何を……」

エリカ「筋トレです」グッグッ

ジムトレーナー「はぁ。あんまり無理をしないでくださいね」

エリカ「だいじょう…あうっ」ビキッ

ジムトレーナー「ああ、だから言わんこっちゃない」

エリカ「うう…。申し訳ありません」

ジムリーダー「エリカさんは今まで筋トレされたことほぼなかったと思いますので少しずつやって行きましょう」

エリカ「はい」ヨロヨロ

ヤマブキジム

ナツメ「ふ~ん。で、今日は辞めたの」

エリカ「はい」

ナツメ「そうね。でも、彼がいつまで待ってくれるかわからないから急いだ方がいいかもね」

エリカ「ハッ! そうでした! しかし、わたくしには……」

ナツメ「はいこれ」つ牛乳

エリカ「ナツメさん」

ナツメ「飲んで明日から頑張りなさい」

エリカ「……ナツメさん…ありがとうございます」ゴクゴク

数か月後

エリカ「ふっふっふっふっ」グッグッグッ

ジムトレーナー「すごい。最初の頃はモンジャラとかに手伝ってもらってたのに……」

ジムトレーナー「今じゃ指立て伏せを100回3セットしてるなんて」

エリカ「はぁっ」グイッグイッ

ジムトレーナー「でも見た目が全然変わってない!!」

エリカ「……ふぅ。今日の午前の部は終わりにしましょう。夜は満月を眺めながら懸垂を……その前に」

エリカ「牛乳牛乳」ガチャ

エリカ「なっ!! ない!!!」

タマムシデパート

エリカ「牛乳はないのですか?」

店主「Sold out.」

エリカ「え……」

店主「Sorry.」

エリカ「…………」









エリカ「」ヒュー

エリカ「……」トボトボ

ナツメ「エリカ!」

エリカ「……ナツメさん」

ナツメ「どうしたのよ。タマムシに用あって行ったついでにジム寄ったけどいなくて……って電話じゃ全然気づかなかったけど、凄いカラダね」

エリカ「フフ……ナツメさんに言われた通りにモーモーミルク飲んで筋トレをしてたんですけど……」

エリカ「ナツメさんのようなスタイルとは遠のくばかりでしてね……ウフフ」

ナツメ「ええっ! あれ信じてたの? 一体何本飲んだのよ?」

エリカ「……1111本」

ナツメ「……マジ?」

エリカ「マジです。800本過ぎからはゴーリキーと腕相撲で惜敗まで行きました」

ナツメ「…」ゾッ

エリカ「たくさん飲んで筋トレして……わたくしは……」グスッ

ナツメ「ま、まあレッドもそんなエリカの事好きなはずよ」シラー

エリカ「こんな素手でリンゴジュース作れるわたくしでも?」グチャ

ナツメ「あー……」

エリカ「今日は帰ります。来週のジムリーダー会議は休みますから」トボトボ

ナツメ「あ……」

ナツメ「……はぁ、やれやれ」



エリカ「はぁ……レッド様…」

エリカ「……」ドクン

エリカ「はぅっ! い、一体……」ドクン

エリカ「はぁ、はぁ…身体が熱い」ドクン

エリカ「うぅ……レッどさ……」バタリ

エリカ「」

『……カ……エリカ』

エリカ「ハッ」ガバッ

?「大丈夫? 魘されてたみたいだけど……」

エリカ「……ナツメさん。……ここは?」

ナツメ「何って楽屋でこの後本番じゃない」

エリカ「え? 本番?」

ナツメ「一緒にデュエットするじゃない」つマイク

エリカ「え? ええ!?」

ナツメ「レッドに想いを届けるって言ってたじゃない」

エリカ「えっ……えええええ!!!」

ナツメ「そろそろ出番だから行くわよ」グイッ

エリカ「ああでも、わたくし歌詞なんて……あら?」

エリカ(頭の中から歌詞が入って来てる。どうして……)

エリカ(でも今は……)


ステージ

ワーワー

エリカ(歓声が凄いけど、何故か全く緊張してない)

エリカ(ナツメさんと一緒に歌って踊ってる)

エリカ(仲良しショットも……)

ナツメ「では、ここでエリカから大事なお話があるわ」

エリカ「え?」

ナツメ「ほら、彼も今見てるんじゃいの?」ボソッ

エリカ「でも……わたくしは」

ナツメ「そのカラダならアイツも悩殺されるわよ」ドンッ

エリカ「わわわ……えっと……」

シーン

エリカ「わ、わたくしはお慕い申している方がいます」

エリカ「い、今からこの場を借りて……告白したいと思います!!!」

ザワザワ

エリカ「……」スゥハァ

エリカ「…………』

エリカ『大好きです! レッドさぁあああああああん!!!」ガバァ

エリカ「……あ、あら?」

エリカ「今までのは……夢?」

エリカ「……」ムニムニ

エリカ「……戻ってる」

後日

ナツメ「……悪い夢でも見たんでしょう」

エリカ「はい。わたくしもそうだと思いたいです」

ナツメ「でもガチムチなエリカは見て見たかったかも」

エリカ「わたくしもアイドルなナツメさんは見たかったです」

ナツメ「モデルのジムリーダーがいるし、その人にお願いしたら?」

エリカ「いえ、やっぱり普段のナツメさんの方が良いです」

ナツメ「私も普段のエリカの方が良いわ」

エリカ「そうですか? しかし、レッドさんは?」

ナツメ「さあ? 噂じゃシロガネ山とか」

エリカ「……なるほど。では帰ってきたときには冒険の話をわたくしだけに教えてもらいましょ」

ナツメ「いや、レッドの話は私だけが聞くから」

エリカ「だめです」ニンマリ

ナツメ「どうしてよ!」

エリカ「ふふふ。これで会計お願いします。ではまた」スタコラ

ナツメ「あ! ちょっと! どこ行くのよ?」

エリカ「ちょっとマサラにもう待ちきれないのでご挨拶にでも。あと、グリーンさんから今日帰ってくると今朝聞いたので」タタタ

ナツメ「あー……付き合いきれないわ」

ナツメ「帰りにゲームセンター行こ」


終わり

勢いで書いた
反省してる
キャラ崩壊や誤字脱字すまんね

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