雪乃「あら比企谷くん。今日も死んだ魚のような目をしているのね」(20)

八幡「残念ながらおれは銀さんじゃないぞ。すでに目の賞味期限は切れてるが......」

雪乃「(しまったッ!姉さんから貸してもらったジャンプコミックス詰め合わせを徹夜で読んでしまったからつい...ッ)」

八幡「え、ていうか雪ノ下、銀さん知ってるの?銀髪天然パーマの侍さん知ってるのか?」

雪乃「(ここは...私のキャラを保つため無視しておこうかしら......でもッ!)」

八幡「なあ聞いてる?今たぶんお前に対して未だかつてないレベルで積極的に話しかけてると思うんだけど。おい」

雪乃「(『知ってる』って言いたい自分がいるッ!というか銀さんの絵がかけちゃうくらい知ってるッ!)」

雪乃「(どうしようかしら...今ここで打ち明けてしまえば来週から月曜の奉仕部がジャンプ部になってしまう...そしてそういう流れになったら拒めない!)」

八幡「おい無視すんなって。このままお前が無視し続けると俺の積極的が右肩上がりで真人間そしてリア充の仲間入りしちゃうんだけど」

雪乃「(あ...でも合併号の時とか...土曜に発売される時はどうすれば良いのかしら...ってそうじゃないそうじゃない)」

雪乃「(今はッ!成績優秀容姿端麗、読書好きの美少女という私のキャラを保つことが大事ッ!『容姿端麗』と『美少女』で二回も私の美しさについて述べてしまったが)」

雪乃「(まあ...もう大丈夫ね。そろそろ『時間』だわ...今日は遅れてくると言っていた彼女が...)」

結衣「やっはろー!」ガラガラ

雪乃「(『由比ヶ浜結衣』が...来るッ!)」

八幡「うげ......」

結衣「いやうげってないでしょ」

八幡「いいやある。めちゃくちゃある。無糖のコーヒーに入っている砂糖くらいある)」


結衣「え......あ、ごめん」

雪乃「(よし!話が変わった!これで比企谷くん真人間になって奉仕部をやめることも私のキャラが崩れることもないッ!今ここにあるのは由比ヶ浜さんがアホの子という事実のみッ!)」

雪乃「(これで今日も...安心して眠れるわね...このスレをご覧の皆様方は『銀魂SSかと思ったらジョジョパロだった』とお思いだと思うけれど...)」

今の雪乃にとっては、『今日もジャンプコミックスを読むのでやはり眠れない』なんていうことは忘れていたッ!

しかし!『とてつもない安心感』がそこにはあったッ!

NEXT WEEK...

八幡「おい雪ノ下」

雪乃「何かしら、漢字変換で『ひきがや』って入力すると一発で出てこないから結局『ひき』と『たに』で『比企谷』って変換しなくちゃならないくらい面倒くさい苗字を生まれながらにしてもってしまった悲しきモンスター、比企谷くん」

八幡「文面だからわからないと思って、最後の比企谷をしっかり『ひきたに』って読んで俺のハートをえぐってきてんじゃねえよ」

死んだ魚の目は普通に俺ガイル原作でも言われてる

雪乃「あら、それは大変ね。えぐられたのならその部分を何かで埋めないと。鉛とか」

八幡「俺の未来を物理的に重いもんにすんなよ」

雪乃「それで、非常に不本意で、貴方のために時間を使いたくないから簡潔に20文字以上20文以下なにを話したいのか言いなさい」

八幡「おまえもしかしてじゃんぷをよんでいるのか」 20文字ぴったり!

雪乃「(20文字未満にすればよかったッ!そういえば今日は『月曜日』ッ!ジャンプ部じゃない!)」

八幡「ず~っと雪ノ下に何か聞きたいことがあった気がして...いや別に快眠でしたが」

八幡「今日が『月曜日』...『ジャンプ』の日なんで思い出せたぜ雪ノ下...」

雪乃「(ま、まずいィ)」

八幡「今度は文字制限がないようだから...しっかり!聞いてやるぜッ!」

雪乃「(今日は...『雰囲気ブレイカー』由比ヶ浜さんは...部活にこないッ!おそらくこの男...ッ 月曜日だなんだと言ってはいたが結局は二人きりになれるタイミングを待っていたのだッ)」

八幡「きさま、ジャンプを読んでいるなッ」

雪乃「YES!YES!YES!」

>>6
なんかすいません

それだけだと言い回しとしては割とありがちだよね死んだ魚の目って

雪乃「仕方ないわね...私の負けよ」

八幡「え、何?戦ってたの?」

雪乃「そうよ」

八幡「そうなのか」

雪乃「で?」

八幡「え?」

雪乃「私がジャンプを読んでいて、だから何よ」

八幡「そうそう、それそれ」

八幡「ジャンプのキャラをかいてみないか?このメモ帳を使ってくれ」

雪乃「(メモ帳を懐に入れてるあたり用意周到よね)」

八幡「俺は悟空をかく」

雪乃「多分孫悟空は貴方じゃなくても、全人類の半分くらいの人がかけると思うからつまらないわ」

八幡「流石に言い過ぎ...じゃあ何をかけばいいんだ」

雪乃「そうね...平戸ロイヤルでもかいてなさい」

八幡「...」

八幡「わかったよ、平戸ロイヤルかいてやる。しかしお前のかくキャラも俺が決めさせてもらう」

雪乃「まあ、別にいいわ」

八幡「じゃあ銀さんかいてくれ」

雪乃「わかったわ」

10分後!

雪乃「(そういえば私のキャラって結局なんだったかしら)」

八幡「うげ...平戸ロイヤル予想以上に難しいぞ」

雪乃「比企谷くん、うげ...なんて言ってしまったら駄目じゃない。平戸ロイヤルが由比ヶ浜さんと同レベルになってしまうわよ」

八幡「今日来ないからって言いたい放題だな」

雪乃「さて、私の銀さんを見なさい!」

八幡「お、結構うまいな」

雪乃「まあ、そりゃあもう。たとえ銀さんが天然パーマでなくなっても銀さんってわかるようにはかける自信があるわ」

八幡「...なあ雪ノ下、そういえば俺の目のこと、『死んだ魚の目』って言ってたことあったよな」

八幡「銀さんも死んだ魚の目をしてるってことは...以外と似てるんじゃないこと思ってな」


雪乃「百歩譲って似てるとして、それが何かしら」


八幡「......俺の似顔絵をかいてくれ」

雪乃「嫌です」

雪乃「大体なんでそんなことしなくちゃならないのよ、わけがわからないわ」

八幡「だって、俺って銀さんから天然パーマと銀髪を抜いた感じだろ?かけるだろ」

雪乃「だから嫌って言っているでしょう。大体貴方なんか目以外銀さんと比べればずん飯尾なのよ。つまりどういうことかというと、銀さんから銀髪天然パーマと腐った目を抜いたらずん飯尾なのよ、わかる?」

八幡「それ遠回りだけど銀さんは銀髪天然パーマの腐った目をしたずん飯尾っていてるようなもんだからな!というか通常のずん飯尾の方がまだマシじゃないのか」

雪乃「......ずん飯尾なんかかきたくないわ」

八幡「俺をかけよ!ひきたにでもいいから俺をかいてよ!」

雪乃「仕方ないわね...」

八幡「頼むぞ...」

しかし!八幡は気づいていなかったッ!
彼はここ一週間快眠だったことをッ!
さらに積極性をましたことにより真人間に近づいてしまったため...

八幡の目が!いきの良い魚のような目になっていることを!

雪乃「......できたわ」

八幡「どれ、ちょっと見せてくれ」

雪乃「なんかその...申し訳ないわ」

八幡「...え?」

メモ帳にかかれていた絵は___新鮮な魚の目をしたずん飯尾だった。

おわり

全国のずん飯尾さん、本当にごめんなさい

駄文失礼しました。それでは。

>>15

ずん飯尾っていてるような→ずん飯尾って言っているような

月曜日……月曜日のたわわ……ゆきのんのたわわチャレンジ

ゆきのんにたわわな物があるわけ無いだろ!いい加減にしろ!

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