【モバマス】智絵里「突撃という言葉に敏感に反応します……」【ガルパン】(没案) (43)

設定大改装注意
キャラ崩壊注意
※草は笑いの度合いを表します
※本作は過去作
『【モバマス】智絵里「突撃という言葉に敏感に反応してしまいます……」【ガルパン】』
の没案につき、未校正でお送りいたします



前作
【モバマス】加蓮「北条加蓮は実在の人物ではありません……」【ガルパン】
【モバマス】加蓮「北条加蓮は実在の人物ではありません……」【ガルパン】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1474892421/)

【モバマス】莉嘉「実姉のいない高3JKです……」【ガルパン】
【モバマス】莉嘉「実姉のいない高3JKです……」【ガルパン】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1474977262/)

【モバマス】アーニャ「日本語は流暢に喋られます……」【ガルパン】
【モバマス】アーニャ「日本語は流暢に喋られます……」【ガルパン】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1475068170/)

【モバマス】楓「25歳だけど高校に通っています……」【ガルパン】
【モバマス】楓「25歳だけど高校に通っています……」【ガルパン】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1475236954/)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1476706531

大洗女子学園学園艦――教室――



華「沙織さん、その手紙の山は何ですか?」
沙織「私へのラブレターって言ったらどう思う?」
華「自演かな? って思います」
沙織「華!? 私たち親友だよね!?」
華「フフ……(半分)冗談ですよ」
沙織「これね、知波単の子たちからなの」
みほ「知波単から?」
沙織「何でも、私に助けてほしいらしくて……」
みほ「助け!?」

沙織「うん……でもコレ……」ピラリ
みほ「うわ、みんな達筆すぎて読めない……」
沙織「華なら、これ翻訳できると思うんだけど……」
華「分かりました、私でよければお手伝いします」
沙織「ありがとう!」
華「精読モードと普通モードと大体あってるモードの、どれが良いですか?」
みほ「大体あってるで」
華「分かりました」
沙織「私の意志は!?」

しばらくして――



華「大体こんなことが書かれていました」



西『最近福田のことが気になって夜も眠れません。これが恋患いというものでしょうか。婚活戦士ゼクシィ武部流モテ道師範の武部殿、お助けください』
玉田『福田の声を聞くたびに頭がくらくらします……』
細見『福田が隣にいると胸が痛みます、これは病気でしょうか?』
名倉『福田に恋してしまいました。私は許されない女なのでしょうか?』
寺本『福田の写真ばっかり撮ってしまいます。これって恋……?』
池田『福田を逢い引きに誘いたいけれど、どうすればいいですか?』
浜田『福田がすきなのか、女の子が好きなのか、分からなくなりました……』
久保田『福田にも穴はあるんだよな……』

みほ「久保田」

みほ「福田さん、大人気ですね」
華「しかし、短期間にこんなに好かれるものでしょうか?」
沙織「そこで私に、原因と対策を教えてほしい、ということみたいだね……」
沙織「というか、婚活戦士ゼクシィ武部流モテ道って何!? 誰が言いふらしたの!?」
華「それは確か……1年生の子が言っていた気が……」
沙織「え、誰!? 優季ちゃん!?」
みほ「えっと……フフッ……どうして、宇津木さんが真っ先に疑われたのかな……ンフッ」
沙織「だってあの子が一番怪しいんだもん!」
沙織「いつも言いたい放題の上に、すぐ口を滑らすんだから!」
華「どうやら前科があるようですね」
みほ「それじゃ疑われても仕方ないや……」
華「ちょい足し戦士セクシー華のSSも、よろしくお願いいたします」
みほ「ダイマ……」

華「それで、どうするつもりですか?」
沙織「ここまで助けを求められると、無視するわけにもいかないし……」
みほ「私でよければ、一緒に行くよ?」
沙織「本当!? ありがとうみぽりん!」
華「え、知波単までですか?」
沙織「助けの声があれば、地球の裏側までも!」
みほ「華さんは、私たちの代返をお願いします」
華「あ、はい、それは良いですけど……」
華「代返なら典子さんに頼んだ方が良いのでは……?」
沙織「それもそっか」
みほ「それじゃ華さんは、麻子さんと優花里さんのお世話をお願いします」
華「お世話……」

次の日――
知波単学園学園艦――

西「本日は我々のために、わざわざ学園艦へお越しいただき、ありがとうございます!」ビシッ
みほ「お出迎え、ありがとうございます」ペコリ
西「到着早々申し訳ありませんが、現場までご案内します」トコトコ
沙織「知波単の学園艦って、なんだか落ち着ける空気だねぇ」トコトコ
みほ「花札で見たことある植物が一杯だね」トコトコ

庭園――

みほ「わっ! 何ですか、この人だかり!?」
知波単生「「しーっ!!!!」」
沙織「逆にうるさっ」
西「みんな、少し場所を開けてくれ」
西「それでは、こちらからご確認ください」
みほ「は、はい」ジッ
沙織「どれどれ」ジッ

福田「~♪」ジョーロ

みほ「お花に水をやってますね」
沙織「鼻歌歌って、可愛いなぁ」

福田「きっと今なら~♪ ハッと驚く~♪」

沙織「あっ」

沙織「これ天使だわ」
みほ「沙織さん!?」

沙織「いやいやアレは天使でしょう?」
西「ご理解いただけますか!」
西「あぁ、福田よ! あんなに天使のような笑顔で、私たちをこれほど虜にするとは、悪い子だな全く♪」
玉田「あの愛らしい歌声を聞くと、頭が呆けてしまって……これはまさか、噂の催眠音声……!?」
細見「くっ……胸が痛む……しかし、福田のそばから離れられない……不肖細見、それこそ本懐です……!」
名倉「やはり私は、福田に恋しています……田舎の両親に、なんと説明すればいいものか……!」
寺本「福田が被写体だと写真が捗りますね……私の脳裏には、すでに焼きついているというのに……!」パシャパシャ
池田「やはりここは2人きりの逢瀬に……しかしこの人数を相手に、どうして出し抜けるでしょうか……!」
浜田「やはり分からない……私は福田だから良いのか……それとも女なら誰でも良いのか……!」
久保田「福田の穴をふさぐものが私にはないんだよな……」ショボン

みほ「おい久保田」

沙織「どうしてみぽりんは平気でいられるの?」
みほ「何でだろう……何でかな?」
沙織(やっぱり、アイドル事務所にいると、そのあたりの感覚が鈍くなるって本当?)ヒソヒソ
みほ(鈍るというか、慣れちゃう、かな)ヒソヒソ
みほ(中には自分から『ボクはカワイイですよ!』とか言う子もいるし)ヒソヒソ
沙織(そ、それは凄い自信だねぇ)ヒソッ?!
みほ(実際カワイイんだけどね?)ヒソー...

福田「~♪」

みほ「……ん?」
沙織「どうしたの?」
みほ(今歌ってたのは、確か……!)

みほ「西さん、お願いがあります」
西「はい、何でしょうか?」
みほ「今夜福田さんの部屋にアポなしでお邪魔したいのですが……」
西「そっ、その願いは、ちょっと……!」アワワ
沙織「みぽりん、それは無理だよ!」
みほ「いえ! 戦車道は無限軌道! 戦車に通れない道はありません!」
沙織「凄いタイミングで名言出しちゃった!」
みほ「では言い方を変えます」
みほ「今夜福田さんの部屋へ突撃したいのですが……」
西「突撃でありますか! 分かりました! 寮長に連絡して、共通鍵を借りれるよう手配します!」
みほ「やったね」
沙織「突撃ってなんだろう(哲学)」

深夜――
福田の部屋の前――

『~♪』
沙織「結構遅くまで起きてるね……」
みほ「もしかしたら福田さんは、明日からしばらく陸に戻るんじゃないですか?」
西「! よくご存知ですね?」
みほ「明日は、音駅(※音楽番組)の収録があるから……」
沙織「えっ、どういうこと?」
みほ「それは今から分かります」ガチャリ

みほ「突撃ィ!!」バァン!!
福田「ひゃあ!?」

福田「な、何ですかいきなり!?」
みほ「夜分遅く失礼します」
福田「あれ……えっと、大洗の……」
みほ「ちょっと大切なお話があるので、少し時間いいですか?」
福田「えっと、でも、もう夜も遅いので……」
みほ「……『もう1人の福田さん』について、です」
福田「……」
福田「分かりました」
沙織「『もう1人の福田さん』って格好良い表現だよね」
西「人はそれを遊戯王と呼んだ!」
沙織「※呼びません」

みほ「かくかくしかじか」
福田「きゅーななちはたん」
福田「そうでありますか……私のせいで、戦車道のみなさんが……」
みほ「本来なら隠し通すべきところが、漏れてしまっていたんですね」
みほ「福田さんの正体が分かってからは、その理由もよく分かりました」
みほ「確かに、落ち着いてよく見ると、変えてるのは髪形くらいですもんね」
福田「はい、ライトなので」
みほ「福田さん。この部屋には私たちしかいませんし、私たちは絶対に誰にも喋らないと約束します」
みほ「……見せてもらえますか?」
福田「うぅ……絶対に言わないでくださいよ……?」
沙織「こ、この流れは、もしかして……」
西(何が始まるんだろう……緊張する……)ドキドキ

福田「まず、眼鏡ははずします」スッ
西(うっ、かわいい……///)ドキドキ
沙織(あれ……この顔、どこかで見たような……?)
みほ「この眼鏡は、本物?」
福田?「少しだけ度が入っているであります」
福田?「念のため、コンタクトしますね」ヨイショ
福田?「そしてお下げを一度おろして……」ファサッ
福田?「ツインテールにします」キュッキュッ
沙織「あ……ああぁ!?」

??「後は、突撃成分を抜けば……」アーアー
みほ「突撃成分て」
沙織「わ、わわ! 嘘?! これ本当?!」

智絵里「ど、どうも……緒方智絵里です……」

西「こ……これは一体……?!」
沙織「ちえりん! ちえりんだ!」
西「ち、ちえりん?」
沙織「そう! CGプロ所属の、超有名アイドル! 緒方智絵里ちゃんだよ!」
沙織「その可愛らしい風貌と性格から『大天使チエリエル』とまで呼ばれてるんだよ!?」
西「大天使!?」
西(天使のようだと思っていたが、まさか本当の天使だったとは……!)
西(しかも一つ上の存在……!)

智絵里「教えてください……どうして私だって分かったんですか?」
みほ「実は今日、ずっと様子を見ていたんですけど……」
みほ「そこであなたが、歌を歌っていたから」
智絵里「歌、ですか?」
みほ「そう……」
みほ「明日の音駅で初披露するはずの、智絵里さんの新曲を……ね」
智絵里「う゛っ……」ギクッ
みほ「あんなに練習してたんだもん……ちょっと油断しちゃったんだよね?」
智絵里「恥ずかしいです……」

智絵里「で、でも待ってください!」
智絵里「どうして私の新曲のことを知ってるんですか!?」
みほ「だって、あんなに毎日嬉しそうな顔してるから……」エクステソウチャク
加蓮「誰だって覚えちゃうってば」
智絵里「あ、あれ!?」
智絵里「えっと……西住さんが、加蓮ちゃんに……えぇ!?」
加蓮「ゴメンね? 私も同じなんだ」
智絵里「全然気付きませんでした……」
加蓮「まぁ、私はヘビー(と言う名のフル)だから……」エクステハズシ
みほ「誰も気付かないみたいで……」エヘヘ
智絵里(人格スイッチまで完璧……凄い……!)

西「あの武部殿、今のは一体……!?」
沙織「みぽりんもCGプロのアイドルなの」
沙織「トライアド・プリムスってユニットの北条加蓮って名前で活動してるんだよ?」
西「とらい……おぉ! それなら知っていますよ!」
みほ「え、本当ですか!?」
西「はい! うちでは『三人歌姫』と呼ばれています!」
沙織「言いえて妙だね」
西「特にうちの久保田が熱を入れています!」
みほ「えっそれちょっと嫌なんだけど」
沙織「みぽりん! プロならファンを選んじゃダメだよ!」
みほ「でもその人、穴がどうこうとか言うし……」
智絵里「あ、穴……///」

みほ「福田さんが智絵里さんだったのは分かりました」
みほ「ただ問題は、それがメンバーに薄々感付かれているところですね」
みほ「福田さんから漏れ出るチエリン(ミホニウム的なアレ)で、知波単の皆さんが中毒患者になっています」
智絵里「私は、ずっと隠し通せていると思っていたので、これ以上は……どうすれば……」
沙織「みぽりん、何か方法はないの?」
みほ「……隠すというのは、個人の問題だから……」
沙織「そんなぁ……」

西「それなら簡単です!」

みほ「西さん……?!」
西「発想を逆転させましょう!」
西「隠しても気付かれるなら、いっそ堂々と明かせば良いんです!」
沙織「えぇ!?」
みほ「でも、それじゃ――!」
西「『隠してる意味がない』ですか?」
西「福田が隠していた理由は、それが周囲に拡散されることを恐れていたから、ですよね?」
西「つまり、私たち知波単戦車道一同が黙っていれば、問題は解決します!」
みほ「でも、皆さんは……すでにメロメロですし……」
智絵里「隊長……」
西「……分かりました」
西「それでは、この作戦がうまくいくという証拠を、お見せしましょう!!」

西「全員!!!! 突撃!!!!」

知波単生s「「うおおぉおぉぉ……!!!!!!!!」」ババババーン!!

智絵里「うわぁ!?」
沙織「知波単のみんなが、たくさん現れたぁ!」
みほ「い、一体いつの間に……?!」

西「福田……この部屋には確かに、我々しかいない」
西「だが! この部屋の外には、これだけの仲間が潜んでいたのだ!」
智絵里「ま、待ち伏せでありますか!?」
みほ(ちょっと福田さんに戻ってる……)
西「全ては福田!! お前が可愛いからだ!!」
智絵里「か、かわいいって……///」
西「今夜この部屋に突撃するには、どうしても寮の生徒への事前通告が必要不可欠だった……」
西「そこでみんな考えたんだ……我々の福田の可愛さの秘密を知りたい……と」
西「これは福田のことを知りたいという、純粋な気持ちからなんだ……驚かせてしまって、申し訳ない」ペコリ
智絵里「あ、いえ……」ペコリ

西「しかし福田、貴様はこの状況に気付いていたか?」
西「我々から可愛いと愛でられていたことを! 一挙手一投足見つめられていたことを!」
西「石につまづいてこけないよう、通り道のごみ拾いや石拾いをしている者がいたことを!」
西「お腹を空かせる頃合いに、焼き芋屋となって目の前に現れていた者がいたことを!」
西「東に病気の福田あれば、行って看病してやり!」
西「西に疲れた福田あれば、行ってその砲弾の束を背負い!」
西「南に失敗の責務に死にそうな福田あれば、行って怖がらなくて良いと言い!」
西「北に『神代學園幻光録 クル●ヌ●ギ●ア』を買おうか悩む福田あれば、つまらないから買うなと言い!」
西「そういうものたちに助けられ続けていたことを、福田は知っていたか!?」
智絵里「いえ! まったく気付かなかったであります!」
西「それは我々が、秘密を守り続けてきたからだ! 貴様を愛したからこそ、貴様の迷惑にならないよう動いてきたのだ!」
西「……この行動は、証拠にならないだろうか?」
智絵里「……」

智絵里「隊長も、人が悪いであります……」
智絵里「これだけ気にかけていただいている人がいたなんて……」フルフル
智絵里「どうして嫌だと言えるでありますか……?」
智絵里「こんなの、私……嬉しいであります……!」ニコリ

知波単生s((可愛い……!!))ドキドキ
沙織(あっかわいい///)キュンッ
みほ(やっぱり智絵里さんは可愛いなぁ……)

西「嗚呼、やはり福田は天使だな……!」
玉田「その声は、まるで天使の歌声のようです……!」
細見「今はこの胸の痛みも、心地よいであります……!」
名倉「大天使となら地獄だろうとへっちゃらであります……!」
寺本「今度写真を撮らせてください……!」パシャパシャ
池田「こ、今度、甘味処へ一緒に……!」モジモジ
浜田「そうか……私は福田を愛していたんだ……!」
久保田「福田にも上と前と後ろに穴があるんだよな……」

みほ「だから久保田ァ!!」

智絵里「みなさん……今まで隠していて、ゴメンなさい」
智絵里「それに、みなさんにまで迷惑をかけていたことも、ゴメンなさい」
智絵里「でも私は、アイドルも戦車道も、両方やりきりたいんです!」
智絵里「私のわがままなのは分かっています……どうか、ご協力お願いします!」ペコリ
西「福田、頭を上げてくれ」
西「我々は誰1人、お前を悪く言うつもりはない」
西「むしろ、我々を信頼してくれて、とても誇りに思っている」
西「全員! 福田を守り続けるんだ! 分かったな!?」
知波単生s「「うおぉおぉぉおぉぉぉ……!!!!!!!!」」
智絵里「みんな……」グスッ

西「その代わり、というのもなんだが……」
西「ちょっと抱きしめて良いか?」ギュー
智絵里「えっ」
西「これは……良い……///」ウットリ
玉田「あぁ! 隊長だけずるいであります!」
細見「ここは全員抱きしめるべきであります!」
名倉「そのためならいくらでも待てるであります!」
寺本「ご一緒に写真もどうぞであります!」パシャパシャ
池田「わ、私も、抱きしめたいであります……!」モジモジ
浜田「全員一丸となって福田を抱きしめるであります!」
久保田「福田を穴ごと抱きしめられるんだよな……」

みほ「久保田は出禁な」
久保田「!?」

みほ「でも、福田さんって小柄ですよね?」
沙織「そうだよ! 大天使チエリエルは平均身長あるはずなのに! どうなってるの!?」
智絵里「えっと……普段は底の厚い靴ばかり履いてるので……」
玉田「はぁ……///」ギュー
沙織「だからって、10cm以上もあるはずないよ!」
智絵里「その、実は……」
細見「ふぅ……///」ギュー
智絵里「私って、プロフィールよりも小さいと思われてます……よね?」
名倉「おぉ……///」ギュー
沙織「まさか……」
みほ「……実際、足りてないんですね?」
智絵里「……アイドルの時くらい、背が高くなりたかったのであります……」

寺本「小さくたっていいだろ!」ギュー
池田「福田は可愛いから気にしないぞ!」ギュー
浜田「むしろ小さいほうが私は好きだ!」ギュー
智絵里「み、みなさん……!」
久保田「福田のなら小さな穴でも愛せるんだよな……」ギュー

みほ「久保田テメェ!!」

沙織「でも、これで解決したんだよね?」
みほ「はい。智絵里さん――福田さんから漏れていたチエリンは、知波単の皆さんが受け止めてくれることになりましたから」
沙織「でも良いなー、あんなにみんなから愛されるなんて……」
みほ「女の子ばっかりだけどね」
沙織「……ハッ! もしかして、アイドルになったらみんなから愛される?! アイドル系女子が今ブームなのかな?!」
沙織「ねぇねぇみぽりん! 私もアイドルになれるかな!?」
みほ「それは、えっと……プロデューサーさんに見てもらう?」
沙織「お願いします!」
みほ「う……分かった、今度相談しておくから……」
沙織「やったぁ! みぽりんありがとう~!」ギュー
みほ(……アイドルって、一応恋愛禁止なんだけどなぁ……)

後日――
聖グロリアーナ学園艦――

アッサム「最近知波単で、学内アイドルが流行っているようですね」
ダージリン「アイドル……って、え? あのアイドルのこと?」
アッサム「それ以外にどんなアイドルがありまして?」
オレンジペコ「ダージリン様、落ち着いてください。耳を疑う気持ちは分かります」
ダージリン「私、アイドルに関してはさっぱりで……誰か詳しい人はいるかしら?」
アッサム「申し訳ありませんが……」フルフル
オレンジペコ「戦車のアイドリングぐらいしか……」フルフル
??「……え、その……わたくしも知りませんですわ!」
ダージリン「そう……あなたが最後の砦だったんだけど……」

ローズヒップ「うちは大家族なので、テレビのチャンネル争いはいつも戦争ですの!」オホホホ...

続く?

以上です、ありがとうございました

おまけ

没にした理由



・ギャグに走りすぎた

次のみく回は完全にギャグ回なので、落差を作るためにも智絵里回をシリアス気味にしたかった(代わりに3回書き直すことになった……)



・チエリウムネタに依存し過ぎた

個人的には、こういうネタは好きなんですが、もっと『福田』と『緒方智絵里』というキャラクター自体を描写したいと思った



・読んでる人に不快感を与える気がした

書いてる間は楽しいんですけど、校正してると『あれ、これで良いのか?』ってなること……ありますよね?

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom