【二次創作】有山「天空ロンパ!1スレ目!」【安価とコンマ】 (932)

初めに
・色んな作品を読んでるのでもしかしたら似てるところがあるかも、パクって…ないよ?
・とりあえず頑張る
・本編のネタバレ防止のためにパラレル設定で行こうかなと考えてます
・時々グロいです
・前作のネタバレあるかもです

前作
【二次創作】オリジナルロンパ【安価とコンマ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1470106870/)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1476275237

【生徒名簿:男1】

【才能】超高校級の校閲
【名前】歌川 蓮司
【性別】男
【特徴】
【突っ込み属性】才能柄気になったことは指摘しまう癖がある
【冷静】基本的に物凄く落ち着いている
【真面目すぎる】とにかく何もかもきっちりし過ぎている

【容姿】(身長;175cm)
四角の黒縁眼鏡に黒色の短髪。神経質というかきりっとした雰囲気の漂う顔をしています。というより目つきが悪いです
服装は白シャツに黒いスラックス、胸ポケットには訂正用の赤ペンが刺さっています

【才能】超高校級の考古学者
【名前】九条 孝介
【性別】男
【特徴】
【温厚】おおらかな雰囲気が漂っている
【腐男子】同性愛に寛容。というより同性愛を見るのが大好き
【病弱】体が人一倍弱い

【容姿】(身長;180cm)
肩より下までのサラサラロングヘアーの男性です。色が白くて脆そうな雰囲気があります
一応どこかの学校の制服を着ていますが、見た目が大人びている為少し似合ってません

【才能】超高校級の忍者
【名前】森近透
【性別】男
【特徴】
【照れ屋】すぐに顔が赤くなる
【会話が苦手】人と会話するのが苦手
【勝ち気】自分の才能と強さに絶対的な自信がある

【容姿】(身長:170cm)
典型的な忍者スタイルです。髪は動きやすいように短髪です
口元を隠している布は自分が照れている事を悟られないためです

【才能】超高校級のディーラー
【名前】セル・G・ジャックマン
【性別】男
【特徴】
【腹黒】紳士的に見えて意外と腹黒
【隙が無い】機械の様に隙のない男
【威圧的】決して乱暴な感じではないが威圧感が凄い

【容姿】(身長:187cm)
オールバックに金髪のどこか危ない雰囲気漂うクールな外国人男性です
服は黒のベストに白いTシャツ、即ち典型的なカジノのディーラースタイルをしています

【生徒名簿:男2】
【才能】超高校級の葬儀屋
【名前】菊野雪路
【性別】男
【特徴】
【虚無的】死を間近で見ているからか虚無的な性格
【インビシブル】自由自在に気配を消せる
【友達思い】こんな性格だが意外と友達思い

【容姿】(身長:173cm)
こちらも短髪の遠い目をした男性です、目が死んでるわけではないですが悟ったような目をしています
服は喪服。特にこれと言って変わっている点はありません

【才能】超高校級の憲兵
【名前】大護霊人
【性別】男
【特徴】
【人情家】義に厚く、お金より義を優先してしまう
【地獄耳】才能柄耳が物凄く良い
【雄々しい】とにかく何もかも男らしい

【容姿】(身長:190cm)
行く予定だった高校の学ランを着こなしてます。程よく褐色です
金髪で短髪、首にはおしゃれなネックレス。気前のいい兄ちゃんって感じです

【才能】超高校級の放送委員
【名前】上山遊
【性別】男
【特徴】
【騒音】声がでかい。そして黙っていられない性質なので煩い
【仕事人】意外としっかり仕事はこなす
【しっかり者】いっけんチャラそうに見えるが、実際はしっかりしている

【容姿】(身長:170cm)
首に下げた大きなヘッドホンに派手なTシャツの上に羽織った学ラン
ズボンも結構下げて穿いているので、派手なパンツが少し見えています

【才能】超高校級の天文学者
【名前】愛野海
【性別】男
【特徴】
【引っ込み思案】オドオドしてビクビクしている
【学者脳】記憶力がいい
【笑い上戸】人より笑いのツボが浅い

【容姿】(身長:165cm)
白衣を着た気の弱そうな少年、白衣のポケットにはとある人からもらった星形のピンがお守り代わりに付けられています。
白衣のサイズがあっていないらしくブカブカのを頑張って着ています

【生徒名簿;女1】
【才能】超高校級の魔女
【名前】有山 マオ
【性別】女
【特徴】
【押しまくり精神】後先考えずになんでも押しまくる系の子
【残念美少女】美少女ですが個性が物凄いので人に避けられがち
【天才肌】失敗することも多いが成功したら割と凄い事が起こせる

【容姿】(身長:160cm・胸:貧)
首あたりまであるショートヘアー+側頭部に髪を結って作った楕円形の輪っか左右二つずつと言った前衛的な髪形です、本人曰く妖精の羽をイメージしたらしいです。髪色は兄と同じです
そしてそれには飽きたらず桜を催した髪飾りを付けてます、因みに兄に似て顔は整ってます、好奇心の旺盛さが黙ってても伝わってくるような顔をしてます
着ている服は中学のセーラー服を魔改造して魔法少女っぽくした物、魔法少女ではなく魔女を自称しているので配色は黒と桜色で少しダークです

【才能】超高校級のゲーム実況者
【名前】椎名朱里
【性別】女
【特徴】
【ダウナー】物凄くだらけている
【お芝居口調】物凄く芝居がかった口調で話すが、だらけているため棒読み
【忘れっぽい】些細なことから肝心な事まで、なんでも忘れやすい

【容姿】(身長:153cm 胸;貧)
髪の毛はツインテール。けど手入れされてません。服は学校指定のジャージをだらっとした感じに着こなしてます。
頭に付けているアイマスクにはパッチリお目目のイラストが描かれています

【才能】超高校級の羊飼い
【名前】白野原メリィ
【性別】女
【特徴】
【ぽやぽや】ふわふわとした独特なオーラが漂っている
【スローテンポ】人より動きがゆったりしている
【牧歌的】素朴な雰囲気が漂っている

【容姿】(身長:158cm 胸:極巨)
羊の頭を催したもこもこの帽子をかぶっています。髪の毛は肩くらいの長さまでのセミロング少し内巻きです
昔通っていた学校の制服を着て、羊型のポーチを提げています

【才能】超高校級の番台
【名前】能口此花
【性別】女
【特徴】
【背が高い】女性にしてはかなり背が高い
【ムードメーカー】とにかく明るくてからっとしている
【マイペース】自分の道を行く女

【容姿】(身長:171cm 胸:巨)
腰まである一つ結びが特徴的な大人びた感じの女子です
通う予定だった高校の制服の上に、家でよく使っている暖かいちゃんちゃんこを羽織っています

【生徒名簿:女2】

【才能】超高校級の鼓笛隊
【名前】ジェシカ・アンバートン
【性別】女
【特徴】
【ポジティブ】物凄いポジティブに物事を取る
【極貧】家が物凄く貧乏。洒落にならないほどに
【音楽は世界を救う】音は世界を超えると思っているし感じている

【容姿】(身:171cm 胸:巨)
鼓笛隊の派手な衣装に身を包んだ活発そうな女性です
髪の毛は肩あたりまでの長さで、毛先が物凄い勢いで外向きにカールしています
母国を立つ際に親友からもらったらしいカチューシャを付けています

【才能】超高校級のバレーボール選手
【名前】鈴上 琴美
【性別】女
【特徴】
【革新的】新しい事には常にチャレンジしたがる
【冷酷】闘争心が高まり過ぎて、敵とみなした物は徹底的と言えるまでに排除しようと動く
【身長コンプレックス】高すぎる身長は彼女なりのコンプレックス

【容姿】(身長;180cm 胸:平)
セーラー服を着ていますが目つきは鋭く、髪の毛は男と間違う程の短髪+ツンツンヘアーです
胸が無ければ不良チックな男にしかみえません

【才能】超高校級の露天商
【名前】藤木魔香
【性別】女
【特徴】
【古典好き】古いものが大好き
【口上手】人を乗せるのが上手い
【価値の創出】良い物を良いと見抜ける凄い目を持っている

【容姿】(身長:162cm 胸:貧)
原作の葉隠さんに似た格好をしています。腰には愛用のそろばんを引っ提げています
髪の毛はボブヘアーで、眼鏡は丸眼鏡。どことなく姑息な雰囲気漂っています

【才能】超高校級の庶務
【名前】諸井 聖奈
【性別】女
【特徴】
【日陰者精神】目立つのが嫌い
【食卓テロリスト】料理下手(自覚無し)
【気配り上手】才能故。気配りがとても上手

【容姿】(身長:159cm 胸:平)
三つ編みに制服の地味そうな女の子です。というより地味な雰囲気漂ってます
例えるならばメガネをしていないちびまる子ちゃんのたまちゃんって感じです
手に持っているノートはメモ帳代わりです


※イメージカラーは決めてません。ごめんなさい
※胸のランクは【無し・極貧・貧・平・巨・極巨】の6段階に分かれています













【PROLOGUE】

私!今日から魔女になります!




私!有山マオ!16歳!この春からはれて高校生になります!
お兄ちゃんは希望ヶ峰学園に通っているムエタイ選手です

そして私も…なんと…この春から…希望ヶ峰に行けることになりました!!!

有山「おかーさーん!こっちの杖かこっちのちょっと可愛めの鈍器。どっちが今の服に似合うかなぁ…」

有山母「もう。マオちゃん駄目よ!そんなの持って行っちゃ!」

有山「でもね。これが無いと私のマジカルパワーがね」

有山母「ええそうね。けどね。駄目なの、この前もあなたのせいでご近所さんが引っ越したばかりでしょ」

有山母「そーれーに。魔女見習いは魔女ってばれちゃ駄目じゃなかったの?」

有山「あ!それもういいの!」

有山「高校生になるから。もう魔女見習いじゃなくて魔女になれるんだ」

有山母「あら。そう」

有山母「けど他の皆は魔法使えないんだから。あんまり魔法を使ってはダメよ」

有山「はぁー…おかーさんはぜーんぜんわかってないなー。魔女は魔法を使う存在じゃないの」

有山「魔女って言うのはね―――――」

魔女とは。みんなが思っているような魔法でバンバン戦う魔女じゃない
ハリーポッターから魔法バトル成分を除いたのが本当の魔女に近い

え?どうして私がこんなに魔女に詳しいかって?


有山母「とりあえず凶器類の携帯はダメよー」


そう。私が魔女に詳しい理由。それはね、私が魔女だから

魔女って言っても。白い獣と契約したわけでもないし。ステッキ片手にマジカルーでもないしカードを集める訳でもないし、ピーリカピリララもしない。
っていうかね。私はそんなのに怒っているんだよ!

自分の力でそれにならなきゃ意味がない!

だからクリームヒルトになっちゃうわけだし。ステッキが壊されれば動けなくなるわけだし、月の番人と勝負する羽目になるんだし、バレたら魔女ガエルになるんだよ
つまり他力本願は良くないの!
おにーちゃんとか私みたいに才能は自分で勝ち取らないと!


私は努力したから見習いから魔女になれた!
もうみんなに魔女って公言できる!

夜中に河川敷を大声出して走り回っても補導されない!
近所の猫が居なくなっても誰も私を疑わない!
理科室で薬品が爆発しても怒られない!


有山「明日の準備しよー」

有山「トカゲの手と…あと。鹿の股間のアレと…」

有山「皆と仲良くなるんだったら…マグロの目玉もいるよね…」

明日は入学式!とっても楽しみだ!


―――プルルルル


有山「あ!おにーちゃんどうしたの?寂しくなって私の声聞きたくなっちゃった?」

有山兄「今すぐバッグからトカゲの手を出せ。鹿子の股間のアレも出せ。マグロの目玉なんて持ってくなよ」

有山「え…なんでわかったの気持ちわる!□○□※□」

有山兄「電話越しに呪文をかけるな」

有山兄「とにかく明日は普通にしとけ。お前はかなりヤバい」

有山兄「いくらお前の才能が才能だからってな」

有山「うんわかった!じゃあ寝るね!バイバイ!」

有山兄「お!おい!」

プツンッ

お兄ちゃんは私の事が大好き。時々ウザいけど
けど…言われた物は素直に出しておこう、お兄ちゃんに怒られちゃうしね


代わりに――――



有山母「マオー!これ何の臭い!?」

有山「うん!今骨炙ってるのー!」

明日がとっても楽しみだ!


そして待望の入学式の日。

有山母「じゃあ行ってらっしゃい」

有山「うん!お母さん!」

有山「マジカルゴールデンウィークと。マジカルお盆には帰ってくるね!」

有山母「大型連休にマジカルって付けるのはやめなさい。嬉しいのは分かるけど」

有山「分かった!マジカルーンウィークと魔盆には帰ってくるね!」

有山母「混ざってる!マオちゃん!混ざってるわ!大変!」

有山「じゃ!いってきます!」

有山母「むやみやたらに人に作ったもの飲ませちゃ駄目よー!もう次は裁判よー」

有山「任せて!」

有山母「お友達沢山出来ればいいわねー」

有山「うん!出来なかったら魔法で作るから」


って!遅刻かも!?
早く行かないと!!


デカイ。希望ヶ峰学園。デカイ
ホグワーツだ。ホグワーツ…

有山「おまじないおまじない。お友達がたっくさーんできますように」

警備員「コラ!そこで何撒いてる!!」

有山「やべぇ!食らえ!」

警備員「うわ!うわ!!なんだこれ臭!!目に染みる!!」


でも私がここに来れるなんて…夢みたい。
努力は報われるんだね。

お兄ちゃんと一緒の所に行けるなんて…とーっても幸せ

警備員「増援!!増援!!」

有山「うわ…大変!マジカルボトル!」

警備員「不審者は火炎瓶を所持しています!!!あと異様な臭いの粉も!!」


警備員「ってなんだ!これ!煙もくせえ!!」


って。早く行かないとヤバいよね…

お兄ちゃん!今行くから待っててね!




でも。その時…おかしい事が起こった

門をくぐった瞬間の事。
視界がぐにゃあって歪んだ。なんで?

私…あれ?

…MP切れた?…いや。MPってなに…


有山「お兄ちゃん…」


怖い。怖い。何これ…
なんで?私今…何が起こってるの?


あ―――。死んじゃう?




ああ…終わっちゃうんだ。私

死にたくない。まだ――――

たたか――――…




――――バタンッ







声をかけてきたのは?

下2


大護「おーい!いきてっかー?しんでっかー?」

有山「どーん!!生きてまーす!」

大護「おお…威勢のいい起き上がり方…。んで。お前はここにどうやって来たか覚えてっか?」

有山「警備員にくっさい粉投げて。火炎瓶…じゃねえ。えーっとマジカルボトル投げてー…」

有山「ってない!!火炎瓶…じゃねえ、マジカルボトルと…スタンガンま―――マジカルサイコボルトステッキも…」

大護「…うん。よーく分かった。お前かなりイカれてんな」

大護「つーかな、ビックリすることにここ希望ヶ峰学園じゃねえんだわ」

有山「じゃあどこっ!?はっ…もしかして私を拉致して…そして…」

有山「乱暴する気でしょ!!エロ同人みたいに!」

大護「でーじょーぶだよ、俺も拉致されてる一人だ」

大護「それにここ。結構やべえとこみてーだぞ」

ヤバい?何が?
…ここ―――どこ?


有山「ええええええええ!!!!なにこれええええええ!!!!」





浮いてる。私!!今浮いてる?
違う。浮いてるって言ってもクラスとか人間関係的な意味での浮いてるじゃなくって…
というよりもう人間関係はおにーちゃんいわく「浮いてる通り越して浮き上がってるから安心しろ」って言われてるからとりあえず安心。

って。ちがうの!浮いてる!私

大護「宛らここは空中都市って感じだわな」

有山「え…」

大護「浮いてんだ。マジで。出口もねえ」

有山「死んだのかな」

大護「かもなー」

有山「…まだしてないこといっぱいあったのに…」

大護「んまあそりゃあ俺もだな」

有山「となるとお前は死神かぁ!!」

―――ビュオンッ

――――ガシッ

大護「急に喉目がけて貫手をしてくるな。つーか。お前女にしては良い筋してんだなっ」

有山「お兄ちゃんが私死んで悲しんでるんです、あ。お母さんもぉ…」

大護「泣くな泣くな。俺は死神じゃねえ、お前と一緒の新入生だよ」

有山「うええええええ」


大護「あー。もう、とりあえず一緒に行くぞー」

有山「現世に帰してえええ」

大護「おー。帰り道探してやっから俺とこーい」

有山「ぶええええええ」

大護「おいてくぞー」

有山「やだぁぁぁあぁぁ」

とりあえずこの金髪で学ランの人について行こう
死神だったら指の爪全部剥いでネックレスにしてネックレスにして首にかけてやるんだからぁ…


有山「あ。お兄さんお名前は?」

大護「あ?俺か?俺は大護霊人」


             【超高校級の憲兵】

                大護 霊人

大護「お前は?」

有山「有山マオです!お兄ちゃんは超天才ムエタイ選手!私は―――」

大護「ん?」

有山「…私は―――」

私の才能って…魔女…だったよね


有山「超高校級の魔女!です!」

有山「現世ではマオって言ってますけど、マジカルネームは魔王の桜でマオです!」


大護「空の上だかんなー。電波受信しちまってんなー」


有山「ねえ。大護君。この奥に10数名の気配を感じる」

大護「奇遇だな。俺もだ」

感覚がそう言っている。
この扉の奥に誰かが居ると

この大きな扉の奥。人がいる気配がする


大護「あー。嬢ちゃん、ちーっと下がってな。もしも奥に居るのがヤベえやつだったら、俺がパパッとやっつけちまうからよ」

有山「私にもマジカルグッズがあれば…大護君!怪我しないでね!」

大護「まーせとけって!」

私の頭をポンポン。として、大護君は前に出る
そして扉を勢いよく開け放つと―――


???「んー!おっけー!ジェシカだよー」

???「あ?誰だ?」

???「…人だな」



中に居るのは14人の…誰?

大護「敵意はねえ。嬢ちゃんはいっぞー」

有山「う!うんっ!!」


大護「つーまーり。嬢ちゃん。こいつら全員、俺らと一緒ってことだな」

有山「マジカルメイツ?」

大護「あ。そっちじゃねえ、新入生ってことな」

なんか変な人ばっかな気がするー…
…けどまあ、これがクラスメイトなら仲良くしないと!


有山「みんな!こんにちわ!!」

???「やっほー!」

???「こぉんにぃちわぁー」

大護「落ち着け嬢ちゃん。今皆結構ピリピリしてんぞー」

???「ジェシカ全然してなーい!お空の上とか超ハッピー!」

???「眠たい」

???「ゲームしたい」


有山「そんな事なさそうだけどー…」

大護「あっちゃあ…皆感度良好かぁ…こりゃあ一握りのまともな奴がしんどいぞ…」


皆と仲良くなるためには自己紹介だよね!
マジカルパウダーを入れたクッキーがなくなってるから配れないけど…

心を込めて皆と仲良くならなくちゃ!」

有山「大護君!いってくるね!」

大護「喧嘩すんなよー」

1;三つ編みが特徴的なノートを片手に持っている少女
2:まるでモデルの様なスタイルの理知的な男
3:アイマスクを頭に付けた気だるそうな女
4:少し神経質そうでキチッとした雰囲気の漂う眼鏡の男
5:羊の頭を模したもこもこの帽子をかぶった独特の雰囲気漂う女
6:全身黒づくめ、口元を布で覆ったクールな雰囲気漂う男
7:オレンジ色の髪が綺麗なシュッとした体形の活発さ溢れるな女
8::分厚い本を片手にした色白で身長の高い長髪の優しそうな男性
9:制服の上にちゃんちゃんこを羽織った背の高い女
10:喪服に身を包んだ、クマのあるどこか虚ろな男
11:胸と服が無ければ男と見間違えるほどの短髪で気の強そうな女
13:腰にそろばんを提げて眼鏡をかけているボブヘアーの女
14:大きなヘッドホンを首に下げているチャラそうな男
15:白衣に身を包んだ気の弱そうなオドオドした男


下2

有山「こんにちわ!生きてる!?」

菊野「ああ…なんとかね…いつかは死ぬんだけどね」

有山「大丈夫!ザオラルするから!!」

菊野「で。君はここをどこだと心得る?」

有山「天国!」

菊野「…ならばいいけどねぇ。もしかすると地獄かもしれない」

何だかこの人は暗いな…
寝起きのおにーちゃんをもっと暗くした感じ…


           超高校級の葬儀屋

             菊原 雪路

菊野「…君から死のにおいがする」

有山「え…虫殺し過ぎたからかな…」

菊野「いいや。もーっと大きな死の臭い…人の臭いだ」

有山「ええ!どうしよう…。お兄ちゃん殺しかけたことはあるけど…」

菊野「仲良くしよう。お互い新入生同士」

有山「握手?ですか?」

菊野「…ながーい旅路になりそうだからね」

有山「旅?」

菊野「ああ。行く道はきっと獣道…さ」

有山「ピクニック的な!」

菊野「ふっ…面白いね。君は」

1;三つ編みが特徴的なノートを片手に持っている少女
2:まるでモデルの様なスタイルの理知的な男
3:アイマスクを頭に付けた気だるそうな女
4:少し神経質そうでキチッとした雰囲気の漂う眼鏡の男
5:羊の頭を模したもこもこの帽子をかぶった独特の雰囲気漂う女
6:全身黒づくめ、口元を布で覆ったクールな雰囲気漂う男
7:オレンジ色の髪が綺麗なシュッとした体形の活発さ溢れるな女
8::分厚い本を片手にした色白で身長の高い長髪の優しそうな男性
9:制服の上にちゃんちゃんこを羽織った背の高い女
11:胸と服が無ければ男と見間違えるほどの短髪で気の強そうな女
13:腰にそろばんを提げて眼鏡をかけているボブヘアーの女
14:大きなヘッドホンを首に下げているチャラそうな男
15:白衣に身を包んだ気の弱そうなオドオドした男


下2

有山「こーんにーちわっ!」

能口「ああ。やあやあ、こんにちわ。どったの?」

有山「えっと。クラスメイトでしょ!仲良くなりたいから自己紹介!」

能口「あー。そっか、良いよぉ。じゃ!どっちからする?」

有山「じゃあわた―――」

能口「私からするよ、私の名前は能口此花。見ての通り気ままな番台さんさ」




           超高校級の番台

             能口 此花



有山「…私は―――」

能口「有山マオだろぅ?知ってるさ。魔女なんだって?」

有山「なんで知っているの!!!もしかして貴方は!」

能口「あちらのおにーさんから聞いたんだよ。面白い子だってねぇ」

有山「うん!」

能口「まあ。仲良くよろしくね」

有山「うん!」

能口「返事が大きいのは良い事だ」

1;三つ編みが特徴的なノートを片手に持っている少女
2:まるでモデルの様なスタイルの理知的な男
3:アイマスクを頭に付けた気だるそうな女
4:少し神経質そうでキチッとした雰囲気の漂う眼鏡の男
5:羊の頭を模したもこもこの帽子をかぶった独特の雰囲気漂う女
6:全身黒づくめ、口元を布で覆ったクールな雰囲気漂う男
7:オレンジ色の髪が綺麗なシュッとした体形の活発さ溢れるな女
8::分厚い本を片手にした色白で身長の高い長髪の優しそうな男性
11:胸と服が無ければ男と見間違えるほどの短髪で気の強そうな女
13:腰にそろばんを提げて眼鏡をかけているボブヘアーの女
14:大きなヘッドホンを首に下げているチャラそうな男
15:白衣に身を包んだ気の弱そうなオドオドした男


下2

愛野「こ…こんにちわっ」

有山「あ!こんにちわ!有山マオです!」

白衣がブカブカ。サイズ合ってないのかなぁ?
でも何だかちっちゃくてかわいい男の子!

愛野「あ…愛野海って言うんだ。僕」

有山「愛野…そのピン…もしかして愛ちゃんの弟?」

愛野「あ…お…お姉ちゃんのこと知ってるの?」


        超高校級の天文学者

          愛野 空



有山「知ってるも何も!お姉ちゃんが感電したのアレ私のせいなんだ!…ごめんっ!」

愛野「え…ええ!?お…お姉ちゃんが感電!?」

有山「海に沈めたのも私…!ごめん!」

愛野「ええ!海に沈めた!?」

どうしよう…きっと怒ってるよね…
けどマジカルの犠牲になったわけだし…マジカルの発展には一役買ってるし…

愛野「ううっ…酷いや。有山さん」

有山「わああああ…泣かないで!泣かないでってば!」

愛野「…グスッ」

有山「泣きんでええええ」


能口「あーあ。二人して泣いて、どうしたんだい。はぁぁ」



1;三つ編みが特徴的なノートを片手に持っている少女
2:まるでモデルの様なスタイルの理知的な男
3:アイマスクを頭に付けた気だるそうな女
4:少し神経質そうでキチッとした雰囲気の漂う眼鏡の男
5:羊の頭を模したもこもこの帽子をかぶった独特の雰囲気漂う女
6:全身黒づくめ、口元を布で覆ったクールな雰囲気漂う男
7:オレンジ色の髪が綺麗なシュッとした体形の活発さ溢れるな女
8::分厚い本を片手にした色白で身長の高い長髪の優しそうな男性
11:胸と服が無ければ男と見間違えるほどの短髪で気の強そうな女
13:腰にそろばんを提げて眼鏡をかけているボブヘアーの女
14:大きなヘッドホンを首に下げているチャラそうな男


下2

セル「初めまして」

有山「あ。初めまして」

黒いベストに白いシャツ。
なんだろう、何だか執事様みたい…

セル「私の名前はセル・G・ジャックマンと申します。お嬢様は?」



         超高校級のディーラー

          セル・G・ジャックマン

有山「有山マオと言います。マジカルネームは魔王の桜でマオと言います!」

セル「魔王の桜…ですか…。ふふふ、面白いお人だ」

有山「魔女をしています!」

セル「それじゃあ。私はもう魔法にかけられているね」

有山「まほ…う?」

セル「有山様の美しさに目を捕えられているのさ」

有山「う…嬉しい。け…けどそれは!本当に私が美しいだけで魔法じゃないです!」

セル「ふふっ。ほんっとうに面白いお人だ」

セル「今後ともぜひ仲良くしたいものだね。よろしく頼むよ」

有山「握手!ですね」

セル「ハグじゃダメかい?」

有山「は…ハグゥ!?」

セル「顔が赤いよ。ほんと、君は面白いなぁ」

う…この人はプレイボーイか何かだ…
き…気を付けないとっ!!

1;三つ編みが特徴的なノートを片手に持っている少女
3:アイマスクを頭に付けた気だるそうな女
4:少し神経質そうでキチッとした雰囲気の漂う眼鏡の男
5:羊の頭を模したもこもこの帽子をかぶった独特の雰囲気漂う女
6:全身黒づくめ、口元を布で覆ったクールな雰囲気漂う男
7:オレンジ色の髪が綺麗なシュッとした体形の活発さ溢れるな女
8::分厚い本を片手にした色白で身長の高い長髪の優しそうな男性
11:胸と服が無ければ男と見間違えるほどの短髪で気の強そうな女
13:腰にそろばんを提げて眼鏡をかけているボブヘアーの女
14:大きなヘッドホンを首に下げているチャラそうな男


下2

藤木「やあやあ。こんにちはお姉さん」

藤木「今この魔力が著しく上がる壺を売っているんだけどいらないかねぇ」

うわぁ。ほんとだ。この壺からマジカルな力をビンビンに感じる!
これはもう私魔女超えて女神になれるかもしれない

有山「欲しいです!いくらですか!?」

藤木「100万。品は確かだよぉ…うひゃひゃひゃひゃ」


           超高校級の露天商

             鈴木 魔香


有山「百万!?」

有山「百万は…ちょっと。無理…」

藤木「ローンも可能だよぉ…うっひっひ…」

有山「じゃあ買う!!」

藤木「名義はどうするんだぁい?」

有山「あ。有山ライアンで」

有山「血判でいいですか?お兄ちゃんの血抜いて保存してるんで!」


藤木「…お…恐ろしい子だ…」

有山「あ。それと同じ型の壺5つお願いしまーす。名義はライアンで」


藤木「へっへっへ…毎度アリぃ」


1;三つ編みが特徴的なノートを片手に持っている少女
3:アイマスクを頭に付けた気だるそうな女
4:少し神経質そうでキチッとした雰囲気の漂う眼鏡の男
5:羊の頭を模したもこもこの帽子をかぶった独特の雰囲気漂う女
6:全身黒づくめ、口元を布で覆ったクールな雰囲気漂う男
7:オレンジ色の髪が綺麗なシュッとした体形の活発さ溢れるな女
8::分厚い本を片手にした色白で身長の高い長髪の優しそうな男性
11:胸と服が無ければ男と見間違えるほどの短髪で気の強そうな女
14:大きなヘッドホンを首に下げているチャラそうな男


下2

九条「こんにちは」

有山「こんにちは!!」

九条「元気が良いね。僕は九条孝介と言うんだ、考古学って言うのを勉強している学者だよ」

何だか見るからに賢そうな格好をしてる…
これでレーサーとかだったら爆笑してたかも…



               超高校級の考古学者

                  九条 孝介

有山「私はやたらめったらに虫と草を煮ている魔女です!」

九条「魔女…というと中世ヨーロッパ。主に薬などを作る―――」

有山「あ!分かってくれましたか!そうです!それです!!」

九条「今の時代は魔法少女だとかで正しい魔女像が失われているけどね」

有山「そーなんですよ!それに関しては怒っていますよ!」

九条「ははっ。本職の魔女さんは大変だ」

有山「そうですよ!みんな私が魔女だって知ったら箒で空を飛べ―とか魔法使え―とか」

九条「魔女も苦労が絶えないね」

有山「分かってくれるのは九条君だけです!」

九条「ああ。君も魔女の事をよぉく分かっているね」

有山「あ!今度また一緒に魔女トーク!どうですか?」

九条「ふふっ!それはいいね。とっても楽しみだ」

九条君には魔女の苦労。分かってもらえそう

1;三つ編みが特徴的なノートを片手に持っている少女
3:アイマスクを頭に付けた気だるそうな女
4:少し神経質そうでキチッとした雰囲気の漂う眼鏡の男
5:羊の頭を模したもこもこの帽子をかぶった独特の雰囲気漂う女
6:全身黒づくめ、口元を布で覆ったクールな雰囲気漂う男
7:オレンジ色の髪が綺麗なシュッとした体形の活発さ溢れるな女
11:胸と服が無ければ男と見間違えるほどの短髪で気の強そうな女
14:大きなヘッドホンを首に下げているチャラそうな男


下2

有山「ヘッドホン。おっきいね」

上山「おう!これは俺様上山様の為の特注品だ!」

うん!見た目通り煩い!
でもお兄ちゃんの友達にもこんな感じの人居たよね

上山「YO!どうした!おいおい!もっと喋ろうぜ!?」

               超高校級の放送委員

                  上山 游


有山「何喋るー?この前ネズミを限界まで煮込んだ話する?」

上山「YA!そりゃまたクレイジーな話だなぁ!」

上山「んで?煮込んでそれからどうなった!?セイッ!」

有山「お母さんが泣いた…」

上山「母ちゃん泣かせちゃ駄目だろうがよぉ!ホウッ!」

有山「上山君は何か面白い事ないの?」

上山「よぉく聞いてくれた!俺は毎日エブリデイ!痛快爽快エブリデイ!イエア!」

有山「そっか!エブリデイか!」

上山「おう!これからもよろしくな!フレンドメーン!」

有山「めーん!」

良かったぁ。なんだか仲良くなれちゃった!

1;三つ編みが特徴的なノートを片手に持っている少女
3:アイマスクを頭に付けた気だるそうな女
4:少し神経質そうでキチッとした雰囲気の漂う眼鏡の男
5:羊の頭を模したもこもこの帽子をかぶった独特の雰囲気漂う女
6:全身黒づくめ、口元を布で覆ったクールな雰囲気漂う男
7:オレンジ色の髪が綺麗なシュッとした体形の活発さ溢れるな女
11:胸と服が無ければ男と見間違えるほどの短髪で気の強そうな女



下2

諸井「あ。初めましてこんにちは。私諸井聖奈っていいます」

有山「有山マオ。魔王の桜でマオ!」

諸井「へぇ。ユニークなんですね。あ。クッキー焼いてきたんですけど食べます?」

有山「クッキー?…私も焼いてきたんだけどなくなってて…」


                     超高校級の庶務


                       諸井 聖奈


諸井「味に自信は無いんですけど…」

渡されたクッキーは美味しそうな見た目。
何だかお菓子屋さんに撃っているみたい


有山「いっただきまー――――」

有山「ぐわああああああ!!!」

諸井「え?え?」

有山「ああああああ!!!」


凄く単純に説明すると私の食べたクッキーは呪われていたみたい

諸井「だれかー!有山さんがひきつけを起こしてます!!たすけてええ!!!」

有山「ああああああ!!!」


3:アイマスクを頭に付けた気だるそうな女
4:少し神経質そうでキチッとした雰囲気の漂う眼鏡の男
5:羊の頭を模したもこもこの帽子をかぶった独特の雰囲気漂う女
6:全身黒づくめ、口元を布で覆ったクールな雰囲気漂う男
7:オレンジ色の髪が綺麗なシュッとした体形の活発さ溢れるな女
11:胸と服が無ければ男と見間違えるほどの短髪で気の強そうな女



下2

有山「……」

この人は何だか怖そう…
でもお友達になれそう!がんばろう!

鈴上「あ?あんだ?なにみてんだよ!」

有山「こんにちは!」

鈴上「うっせぇ。黙ってろよ。さっきから騒がしいんだよ。バーカ」

              超高校級のバレーボール選手

                 鈴上 琴美


有山「仲良く―――」

鈴上「しねーよ!おら。どっかいけ、シッシ」

有山「…もう!仲良くしてください」

鈴上「っぜーな。あーいよろしくな。これでいいか?」

有山「…これ。お友達のしるしに食べてください」

鈴上「あ?クッキー?んまあ小腹も減ってっし。食ってやるよ」



鈴上「――――ぐわあああああ!!!!」


ざまーみろ♪
魔女を怒らせると怖いんだぞっ

3:アイマスクを頭に付けた気だるそうな女
4:少し神経質そうでキチッとした雰囲気の漂う眼鏡の男
5:羊の頭を模したもこもこの帽子をかぶった独特の雰囲気漂う女
6:全身黒づくめ、口元を布で覆ったクールな雰囲気漂う男
7:オレンジ色の髪が綺麗なシュッとした体形の活発さ溢れるな女


下2

白野原「こんにちわぁ」

挨拶をしてくれた!すっごくうれしい
けど一つ気になるのは。どうしてこの子、誰もいない真横に挨拶してるんだろう…

有山「あ…あの!こっち!」

白野原「あぁ。そっちかぁ。えへへ~」

有山「真後ろ向いてどうするの!私は正面だよっ!」

            超高校級の羊飼い

             白野原メリィ


白野原「うふふ~。あ。居たぁ…いつの間にぃ?」

有山「最初っから」

白野原「うーん。そっかぁ」

白野原「…そっかぁ」

有山「ねえ!なんで横向いて喋るの!?何かいるの!?」

白野原「うん。あ。こっちだったぁ」

有山「そうそう!私はこっちだよ!」

白野原「うーん」

有山「真上じゃない!真正面!」


…お兄ちゃん風に言うと…こいつはかなりヤベえ…


3:アイマスクを頭に付けた気だるそうな女
4:少し神経質そうでキチッとした雰囲気の漂う眼鏡の男
6:全身黒づくめ、口元を布で覆ったクールな雰囲気漂う男
7:オレンジ色の髪が綺麗なシュッとした体形の活発さ溢れるな女


下2

ジェシカ「ヤッホー!ジェシカだよー!んー。ド貧乏なのー」

有山「おっけー!マオだよー!平民なのー」

あ。この子なんだかビビッとくる…
これが…これが…フィーリングなのか…


            超高校級の鼓笛隊

             ジェシカ・アンバートン

ジェシカ「ジェシカねー。この前ねー。生でセミ食べたのー。んー。おっけー」

有山「バッタはねー食べたことあるよー。すーっごくマズい!」

ジェシカ「んー。わかる。ジェシカもバッタは嫌いー。草の味がするんだー」

有山「スッゴイ分かるー。もはや草」

ジェシカ「んー。それねー。バッタはもはや野菜ー」

有山「同意―」

ジェシカ「んー。よろしくねー!」

有山「もう全然ヨロシクしちゃーう!」

ジェシカ「今度セミあげるねー。ふふっ」

有山「セミは煮るー」


…話が合いそうだな。うん。やった!


3:アイマスクを頭に付けた気だるそうな女
4:少し神経質そうでキチッとした雰囲気の漂う眼鏡の男
6:全身黒づくめ、口元を布で覆ったクールな雰囲気漂う男


下2

有山「こーんにーちわっ」

椎名「…おやすみー」

有山「マオとお話ししよっか!」

椎名「ウチはしたくないんだが…。まあ寝物語に聞いてもいいが」


              超高校級のゲーム実況者

                 椎名 朱里

有山「――――ていうことなんだけどね」

椎名「なるほど。そういうことか。よーく分かったんで眠りたいんだが」

有山「聞いてた?ねえねえ!聞いてたかな?」

椎名「うるさいぞー。寝る」


…寝ちゃった……
もう!人が必死で話してるのに!!


そうだ。口にこのさっきのクッキーをねじ込んじゃえ!



椎名「……っ」

椎名「ぐわああああ!!!!!」


有山「でね。続きがあるんだけど!聞いててね!」



4:少し神経質そうでキチッとした雰囲気の漂う眼鏡の男
6:全身黒づくめ、口元を布で覆ったクールな雰囲気漂う男


下2

何だかあの人雰囲気お兄ちゃんに似てる…
…目つき悪い

歌川「…なんだ」

有山「……」

歌川「人の顔をじっと見るな。なんだ」

有山「…」

歌川「ああもう!なんだ!?」

有山「目つき悪いですね!」

歌川「初対面の人間に対していきなり喧嘩を売っているのか?」

有山「壺なら買いました!魔力の上がる100万円の!」

歌川「よし。その話を聞いて俺が言えるのは一つ。今すぐクーリングオフだ」

有山「大丈夫です!上がんなくてもおにーちゃんのでローン組んだから!」

歌川「鬼か!お前は鬼か!!」

有山「魔女だよ!!」

歌川「どっちにしろやってる事がゲスだぞ!」

有山「…ゲスって!初対面なのに酷いです!」

歌川「んんっ!その言葉をそっくりそのまま君に帰してあげよう。よーく自分で言い聞かせるんだな」

有山「…お詫びに。クッキーあげます、美味しく食べてください」



歌川「ああ。ありがたく頂くよ」



歌川「ぐわああああああ!!!!」


有山「ふふふっ」



有山「うわ。忍者だ!」

森近「……」

有山「こんにちは!私は魔女です!

森近「……そうか」


                 超高校級の忍者

                  森近 透

森近「……よろしく」

有山「うん!よろしくね!」

森近「……毒物の臭い」

有山「え?」

森近「…ん」

指差した先は私のポケット?
…入ってるのは諸井ちゃんのクッキーだけだけど…

有山「コレ?」

森近「…滅!!!」

有山「やあああっ!何するのぉ!?」

森近「…邪の成敗」


…酷い。あんなに美味し―――
あ。よく考えたら糞マズかったから別にいいけど…

諸井ちゃんに申し訳ないなぁ…


お詫びに今度二人で作ろっと

大護「で。嬢ちゃん皆に挨拶は終わったか?」

有山「うん!みんな個性的でとーっても仲良くなれたよ!」

大護「その割には心拍止まりそうなのが三名いるんだが。なーにしたんだ嬢ちゃんは」

有山「うふふー。分かんなーい」


ジェシカ「起きて―!ジェシカとっても心配!!死なないで!!」

―――ゴスッ!ゴスッ

能口「こら!やめな!太鼓のバチで心臓のあたりを強く殴るんじゃないよ!!」


菊野「○▼□○○※※※□――――」

セル「三名のお葬式をするのはまだ早いと思いますよ?」


諸井「大変…けど…この。自家製栄養ドリンクがあれば…」

―――ジュワッ

上山「まてまてまて!!!床が溶けたぞ!!何入れてんだYO!」


愛野「ううっ…帰りたい…」

大護「…ヤベえな」

ジェシカ「くらえ!ジェシカインパクト!」

能口「やめろってんだい!死にかけの人間に飛び掛かるなってんだ!!」


白野原「うん。わかるぅ。それすっごい。メリィ同感だよぉ」

白野原「って。誰もいなかったやぁ。うふふ~」


九条「…大護君。悪いけど人工呼吸を…主に歌川君に」

大護「わりぃけどそっちの趣味はねえぞ」


森近「……滅する」

諸井「いやあああ!!クナイを投げないでください!!」

藤木「…うひゃひゃっ…こりゃあヤバい奴らだ…」


森近君が諸井さんにクナイを投げつけたり。
ジェシカちゃんがなんかもう色んな意味ではしゃいじゃって能口さんはへとへと
藤木さんはもう完全に引いてるし、愛野君は失神

何だかとっても楽しいぞ!


大護「おい嬢ちゃん。なーに笑ってんだ?」

有山「みんな仲良くなれてとーっても良かったなって!」


セル「トホホ…ですね。これじゃ阿鼻叫喚だ」

大護「とりあえず鎮圧しねーとな」


有山「わたし!がんばってみんなを静かにさせるね!」

大護「だぁぁぁぁ!待て!クナイを置いて行け。何も持つな。もはや動くな」

セル「…これから先が思いやられますね…はぁ」


有山「そおい!マジカルクナイ投げ!」

大護「投げるな!死ぬ!死人が出る!」

セル「…大護君。どうにか止めれないですか?」


能口「そこの外人気をつけな!流れジェシカが―――」

―――ドンッ

ジェシカ「ジェシカハイパーインパクト!」

能口「さっきから変なスイッチは言ったみたいで、やためったらにプロレスの技を始めてるんだよ!気をつけな!」

大護「大丈夫かぁ?おーい!」

セル「ええ。なんとか…間一髪で避けれましたが…」


森近「…追い詰めた」

諸井「やあああ!!!誰か助けて!!」

有山「その栄養ドリンク!諸井ちゃん!それをかけて!!」


諸井「ええいっ!」

大護「って!ストーップ!!やめろ。マジで死ぬだろ。加減を考えろ」





???「ね。あの…ボク…居るんだけどぉ…気づいてない?」



今日はここまでです
キャラ紹介が終わって一安心です

今作も末長いお付き合いをよろしくお願いします

それではお付き合いありがとうございました

新作開始乙です!

容姿設定されたなら描かないわけにはいかないぜ!
というワケで新作主人公マオ様です
例によって個人の妄想につきご注意を

http://i.imgur.com/TSzarAD.png

キャラを掴みながらまた全員描けたらな、と思います
これからも楽しみにしています、頑張ってください!

>>83
いやああ!!!マオちゃん!!!
まさしくマオちゃんだ!!!

毎度毎度ありがとうございます!!


初めてモノクマに同情したよ、これ…
全員死生存ルートってもしかしてある予定だったりする?

>>88
全員生存?なんですかそれは
全員死亡?あるよ!

今日も早い目に更新しますね
17時くらい?16時くらい?まあとにかく夕方ですわな

それではお楽しみに(花菱は打ち上げられません)

更新良いですか?

能口「ありゃ?なんだこりゃ」

藤木「うひゃひゃひゃひゃっ!こりゃまた高性能な機械だこと!」

なんか声がしたなーと思ったら。足元に居るのは…
何これ可愛い!!マスコット!?僕と契約しちゃのかな…


???「あ…もうボク喋っていい?」

ジェシカ「ジェシカラブアンドダイナミックスイング!!」

???「ああああああ!やーめーてー!ジャイアントスイングやーめーてー」

藤木「高機能のAI搭載?それとも振動センサーが今の動きを感知して喋ってるのか?うひゃひゃっ。どちらにしろ凄い代物だ」

能口「ストップジェシカ!ハウス!」

ジェシカ「オッケーだよ!」

セル「完全に手なずけてしまっている…これはお見事」

セル君が手拍子する。機械の熊さんはよろよろと立ち上がる

大護「んで。この熊は誰の誰の持ちもんなんだぁ?」


モノクマ「ああもう!オマエラ一回黙って!!!!!」

藤木「音感センサー…。アヒャッ100万くらいかなっ?」

モノクマ「はいそこぉ!勝手に値段を付けるな!!」


モノクマ「あー!もうとりあえず聞いて!!」

モノクマ「黙れええええええええ!!!」

ちなみにこのモノクマの声って[たぬき]?まる子ちゃん?
それともまた別の声?

>>106
前作はマルコ
今作は狸です

高山「うへぁっ。こりゃ大音量!耳が潰れちまうZE!」

菊野「…死んだ目をしている」

森近「……邪な気配」


モノクマ「やめて!読経しないで!クナイを投げないで!!」

白野原「こんにちわぁ。真っ白なクマさ~ん」

諸井「あ。クッキーって食べれますか?って。機械ですから…オイル?」

モノクマ「どこ見て喋ってんの!ボクはこっち!!その劇物もしまって!!」

愛野「うわああああああんっ!!!」

九条「そのカラーリングは阿修羅男爵をイメージしているのかね?だとすると…セルフノーマルなプレイが出来てしまうね」

モノクマ「泣くなああ!!!妄想をするなあああ!!!」

椎名「Zzzzzzzz」

モノクマ「起きろおおおおおおお!!!!」

ジェシカ「じゃあ今からジェシカがとんでもない音を鳴らしながら、そこそこ皆を不愉快にさせちゃうぞっ!」

モノクマ「殺すぞおおおおおおお!!!」


何だかとっても賑やかだなぁ
私も楽しそうだし混ぜてもらお―――――

大護「おおいっ!動くんじゃねえ。オメェまで行ったら死人が出る!」

少し離席します

モノクマ「もういい?ねえ…」

有山「で。誰?」

モノクマ「誰って…オマエなぁ…散々邪魔しておいて…」

よくよく考えてみればこのクマは何者なのだろう
妖精?誰かの所持品?幻覚?


モノクマ「はぁ。じゃあオマエラよーく聞いててね」

モノクマ「ボクは希望ヶ峰学園の学園長!モノクマなーのーでーす!!!」


菊野「学園長…?」

諸井「熊…ですよね」


モノクマ「クマはクマでもモノクマ!!」

九条「で。モノクマさん、あなたならこの状況を説明できるね?」

セル「ええ。というより説明していただかないと私たちが困ります」

モノクマ「それも今からするからちょっと待ってて!!!」

能口「そうそう!説明してもらわないと困るってもんだよ!ほら!早くして!」


モノクマ「まあまあ急かすな急かすな」

歌川「単刀直入。短く簡潔に分かりやすく頼むぞ、俺には次の仕事が控えているんんだ」


モノクマ「はいはい。注文が多いなぁ…オマエラは」



モノクマ「じゃあ単刀直入!すっごく簡単に説明するね!」

モノクマ「ここではオマエラに『コロシアイ生活』を送ってもらいます!!」


ジェシカ「ゴンゴラーシュボンドリア生活?」

モノクマ「ちょっと待って。どういう聞き間違いをしたらそうなっちゃうの!?」

モノクマ「こ!ろ!し!あ!い!」

ジェシカ「んー。オッケー!殺し合い全然オッケーだよ!……ん?」

え…えっと…殺し合い?
殺し合いって…私の知っている言葉だとかなり物騒で…ええっと。んー
取りあえずこのクマぶん殴るか…


歌川「何を言っている。殺し合い?そんなの方が許すはずがない。そしてまずどうして俺らがここに居るのかを説明してもらおうか?ん?」

モノクマ「うん。意味はお前らを絶望させるためだよ!」

愛野「うわあああああ!!!帰りたいよおおお!!おねえええちゃあああん!」


モノクマ「…これで説明は終わりなんだけど…何か他にある?」

白野原「ん~。脱出条件~。うふふ~」

椎名「そうそう。だいたいこういうデスゲームにはありきたりなお約束ってもんがあるんだわな」

モノクマ「お!意外と鋭いね」


藤木「アヒャッ…やっべぇ…けどまあ冗談だろぅ?」

能口「はぁ。バーカな事言ってないでさ。早く帰してよほらほら!」

セル「本当に嘘ならいいのですが。どうも危ない匂いがしますね」

九条「どうなんだろうね、こういう密室での極限状態では同性愛が生まれやすいと言うことを聞いたことがあるのですが…」


んー…とりあえず。この落ちてるクナイを―――
…よし。


大護「お!おい!嬢ちゃん!?」

有山「早く家に帰して!マオ!怒りのマジカルクナイ投げ!」


さっきからゴチャゴチャ訳わかんない!殺し合いなんてダメだよ!
それに早く家に帰りたい!お兄ちゃんだって心配してるかもしれないし…
お母さんだって物凄い心配して震えが止まらなくなってるかもしれない


モノクマ「マカラカーン!」


―――グサッ


有山「…あれ?」

モノクマ「はぁ。もうボクは今最高にイライラしてるの!次したら首を狙うからね!」


投げた筈のクナイが私の肩に刺さってる?
…うそ…動きが異常に早すぎるよ…。ていうか…凄い痛い

…どうしよう。致死量には至らなさそうだけど…結構出血もしてるみたい…


モノクマ「じゃ。質問の返答タイムに移るね」


モノクマ「話は簡単。オマエラの中の誰かが誰かを殺せば外に出れる」

椎名「ほう。そういう感じね」

白野原「……ん~。意外と単純なルールだねー」


歌川「いや。何冷静に話を聞いている。けが人が出ているんだ、誰かどうにかしようとするのがベターだろう」

歌川「この中で治療技術を持っている物は至急この女の手当てに当たれ」

ジェシカ「こういう時は傷口を吸うんだよ!ぜーんぜん吸っちゃうぞ!」

歌川「それは蛇にかまれた時だ。今ここで傷口を物凄い勢いで数ともれなく口の中が大混乱を起こす」

大護「おい誰か布持ってねえか?取りあえず傷口しばっぞ」

有山「……」

大護「なーにショック受けてんだ。手加減されたから良かったものの。相手がやる気なら嬢ちゃん死んでたぞ?」

大護「おら。次からは大人しくしとくこったなぁ」

森近「…布だ」

大護「おう。セーンキュっ。助かるぜ」

高山「お…おう…何だかかなりヤバくねえか…流血沙汰だぜ!?」

諸井「はわわわっ…どうしましょう…警察?って…携帯が無いんでした…」


モノクマ「他に質問はー?」

モノクマ「無いんだったらお前らにこれ渡してボクはいったん帰るけど」

鈴上「あぁん?んだこれ?」

モノクマ「それは電子生徒手帳と言います!まあこの生活内で必要な事とか地図とか書いてあるから、目は通しておいてね」

藤木「アヒャッ…こりゃあまた高性能だ」

菊野「……他に何か言い残している事は?」

モノクマ「え?ボクがってこと?」

菊野「ええ。大抵人間は何かを言い残している物…君が人間かどうかは分からないけれど」

モノクマ「あ。あったあった」

モノクマ「ありがとう菊野君!」

白野原「なぁに~?」

モノクマ「そこに書いてある校則違反を犯した場合。速やかに罰則が加えられるから。そこんとこ覚悟しててよね!」

藤木「…で。その罰則とは?」

モノクマ「処分。つまりは…今の有山さんよりもっと酷い状況になる。わかるよね?」

椎名「殺すってことだな」

森近「……殺意を感じる」



モノクマ「んじゃ!これくらいでバイナラ~」


衝撃だった。
何がって?別にクナイが肩に刺さったことじゃない、この状況が

殺し合い?空中都市?殺される?
なんだろう…今までのビックリが今一気に私に圧し掛かってる
悪いドキドキが胸を熱くしてる。顔がヒンヤリしていくのに赤くなっているのが分かる


そっか…怖いんだ。私。今怖くて泣いちゃいそうなんだ…


大護「…んあ?どしたよ。嬢ちゃん」

有山「え…あー。うん!あのクマに不覚を取ったのが悔しくって…もう!」

菊野「そんな顔はしていないね」

藤木「うひゃひゃ。怖くて怖くて今にも泣いちゃいそうだ。そーんな顔をしている」


有山「あ…え?あはっ。そんな事ないって!」

そう。そんな事ない!私は魔女!努力で才能を勝ち取った魔女!こんな状況には絶対に負けない!
それに私はおにーちゃんみたいに強くなる!女の子だからって何かに臆したり負けたり遠慮したり。そんなのはしない!
私はとっても強いんだから!


有山「生徒手帳!皆はもう見た?」


強くて可愛くてさらに強い。わたしはそうじゃないとね



愛野「…ううっ。ほんとに校則が書いてあるよぉ…」

高山「って!それにしてもこれ高性能だな!イエーーイ!!」

諸井「急に叫ぶのはやめてください。心臓に悪いです」


私も生徒手帳を起動すると…

――パンッ
―――プツンッ

一瞬で画面が点いて、一瞬で消えた。

故障…なのかな?


九条「おや?どうしたんだい?」

有山「あ。なんか…故障?してるみたいで…」

九条「それは大変だ。不良品を掴まされたのかな?」


ジェシカ「叩けば治りますよー。ジェシカにちょーっと貸してくださいなっ」

有山「あ。ジェシカちゃん。じゃあお願い」

ジェシカ「ふんっ!!!」

―――ビタァァァァァンッ

地面に勢いよく叩き付けられる私の電子生徒手帳。なんだか点きそうな気がする!


九条「今ので止めを刺したような…あはは」

ジェシカ「はい!点きましたよっ!さっすがはジェシカです!」


有山「あ。ありがとー!助かったよ!」

今度からおにーちゃんの携帯の調子が悪いときは煮るんじゃなくて、叩き付ける事にしようっと




―――――――――――――――――――

       超高校級の魔女

        有山 マオ

――――――――――――――――――

ああっ!名前が魔桜じゃなくて普通のになってるー!
もう!なんだかちょっとテンション下がっちゃうなぁ


椎名「ゲームアプリは無いんだね…。娯楽が無いとか暇なんだが」

白野原「うふふ~うごかな~い」

歌川「そりゃあそうだろうな。背面をカチカチカチカチしていてそれが起動するならもはやそれは奇跡だ」

白野原「あ。逆だったかぁ~」

歌川「上下が逆と言っているわけじゃあないんだ。よーく見ろほら。お前が持っている背面の方が何だかタッチできそうじゃないか?」

白野原「前後逆かぁ…」

歌川「気づいてもらったみたいで何よりだ」


セル「けれどこの校則を見るからにして、彼…でいいのでしょうか?言っていたことは本気のようですね」

九条「あはは…困っちゃったね」

能口「コロシアイって。馬鹿げてるね、ほんっと…どうしたもんかなー」








――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1 生徒達はこの都市内だけで共同生活を行いましょう。 共同生活の期限はありません。

2 夜10時から朝7時までを”夜時間”とします。 夜時間は立ち入り禁止区域があるので、注意しましょう。

3 就寝は宿に設けられた個室でのみ可能です。 他の部屋での故意の就寝は居眠りと見なし罰します。

4 空中都市について調べるのは自由です。 特に行動に制限は課せられません。

5 学園長ことモノクマへの暴力を禁じます。 監視カメラなどの学園のものを破壊するを禁じます。

6 仲間の誰かを殺したクロは“卒業”となりますが、自分がクロだと他の生徒に知られてはいけません。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

原則として、以上を遵守しましょう
なお、校則は順次増えていく場合があります。
―――――――――――――――――――――――――





森近「…地図」

菊野「地図を見る限り、かなり近代化している。天国というにはハイカラすぎるね」

森近「…まだ生きている」

菊野「いつ死ぬかは分からないけれど」

諸井「もっ…もう!!物騒なこと話さないでくださいよぉ…」

菊野「さて。死ぬまでここに居ると言うわけにもいかない、どうしようか?」

九条「無難に宿の自分の部屋に戻る…って言うのがいいんじゃないかな」

愛野「ううっ…一人じゃ寝れない」

九条「一人じゃ寝れない…誰かを部屋に呼ぶ…ふとした過ちが起こる…暑い夜を―――」

愛野「うわああっ。一人で寝るううう!!」

椎名「で。どする?マップもあるんだし探索した方が今後の為にもなると思うんだが」

菊野「僕はそれに賛同しよう」

大護「んじゃあ取りあえずグループ作った方がいいんじゃねえか?」

椎名「初見殺しのトラップ対策…及び苦手属性の相補…意外といける口だな」

大護「ゲームじゃねえんだよ。こりゃあマジでヤバい」

藤木「アヒャッ…怒られてやんの…」




有山「けど…グループって?」

マップを見る限り、ここにあるのは…ええっと…
宿屋に屋内庭園。後はゴミ捨て場に酒場?

温泉があるみたいだけどバツ印が書いてあるから入れないみたい…


大護「あー。とりあえず4人を4つ」

白野原「うーん。だーれーにーしーよーうーかーなー」

屋内庭園かぁ…ヤバめの草とかかなり危ない虫とか居ればなぁ
って。何だか気分が乗らない…

血と一緒に私のテンションも流れ出ちゃったのかな…

こんな時吸血できれば誰かから分けれ貰うんだけど、血ってかなり美味しくないんだよね…
あの味はもう二度度経験したくないな…


能口「んじゃ!話はそう言うこと!散った散った!組みたい奴と組めるのは早い者勝ちだかんねー!」


能口さんの号令で一気にみんなが動き始める。
なんだか学校の先生みたいだな、先生には良い想いでないけど…

あ。思いだしたら苛々してきた…。

いつかアイツに一泡吹かせてやる。それもかなり物理的な意味で…


って。そんなことより誰かに声かけないと…


【有山グループに所属する三人を↓3。安価が被った場合はランダムでこっちが選びます】


愛野「…お…お姉ちゃんの知り合いだし…」

菊野「君の事は好きだ。慣れた臭いがするんだ」

セル「心配だから治めて来いと言われましてね。どうぞよろしく」


有山チームは何だか大変そう!
暴君なお姉ちゃんを持った泣き虫な弟君
私から常に死のにおいを感じ取ってる半死人
なんか裏がありそうな外人
で。いっちばん大変なのは多分、魔女の私を扱う皆!

おにーちゃんがお前より頭の中がイッてる奴は居ないって言ってたし。それを信じてるから、私は皆がとーっても大変になると思ってるよ!
自覚は無いから、何が変なのかは分かんない!


セル「では。行きましょうか、準備はよろしいですか?」

愛野「か…怪獣とか出ないかな…」

菊野「死の臭いは感じない。少なくとも死なない」

愛野「よ…よかったぁ…」

菊野「死ぬほど大変かもしれないけどね」

愛野「うわああああああ!!!」


セル「驚かせるのはやめましょうか。先に進みません」


んー。私はどこを回ろっかなー
とーりーあーえーず!

【安価】

1宿屋
2ゴミ捨て場
3屋内庭園
4酒場

下2

【1F 宿屋のエントランス】

有山「わあ!すっごい素朴な宿屋さんだ!」

私たちがまず最初に行ったのは宿屋さん
レストランもあって。部屋はちゃんと16部屋

1Fに8部屋。2Fに8部屋で16部屋

私の部屋は1階の一番左!

セル「ここは一階なのに、宿屋は二階建てとはこれ如何に」

菊間「この建物は二回建てってことだろうね…」

愛野「…家に帰りたい…」


有山「ようし!寝るぞ!」

セル「待ちましょう。他の場所の探索がまだ終わっていません」

菊間「それに今寝たら永遠の別れになるかもしれない…」

愛野「うわああ…しんじゃやだあああ」

なんか大事…って。セル君が私の首元を思いっきり掴んでるし…
これじゃ部屋に行きたくても行けないよ


セル「次はどこに行きましょう」

有山「お布団のな―――」

セル「ど こ に い き ま し ょ う か ?」



【安価】

2ゴミ捨て場
3屋内庭園
4酒場

下2

夕飯行ってきます

少し離席
今度こそ離席

めしおわ!

更新OKですか?

【1F 酒場】

セル「うん…上等なお酒が揃っていますね、良い夜を過ごせそうだ」

菊間「清酒まである…。これなら葬儀も上げやすくなる」

愛野「だ…誰も死なないよおっ!!」


有山「ねえねえ見てて!!今から魔法を使っちゃう!」

ふふふ。これとこれがあれば…
多分きっと新しい魔法を…。魔法ってことにしておこう

セル「今すぐそのお酒から手を放しなさい!!」

愛野「あれ何なの?」

菊間「スピリタス。ロシア人のお葬式で一度登場しただけだからあまり覚えていないけれど、あれに火を近づけると―――」




有山「マジカルファイヤーブレス!!!」


―――ボオオオオッ

―――メラッ!!



有山「ぐわああ!服があああああ!!」

セル「言わんこっちゃないですね。誰か至急水を汲んで来て下さい」

菊野「…直葬」

愛野「うわあああ!!人が燃えてるうううう!!!」


セル「ほんっと!貴方たちは使い物になりませんねっ!」


【安価】

2ゴミ捨て場
3屋内庭園

下2

【1F 屋内庭園】

扉を開けるとそこは―――外だった―――

有山「みてみてみて!!!お花!」

セル「そう言う所は女性らしいのですね…」

広いガラス玉の中にお城のお庭みたいなところがあるのは、とっても素敵だ。
上には満点の青空、下を見たら綿菓子みたいな雲
で。とってもいい匂いのするたくさんのお花たち!あとヤバめの草


愛野「ねえ。菊野さんはどうしてお花を摘んでいるの?」

菊野「お葬式用に…仏花の代用くらいにはなると思う」


この花とこの花。あとこの草をこうしてこうしてこうすれば―――

セル「…どうしてあの綺麗な花々からそんな泥団子みたいなのが出来るんですか?」

有山「マジカル玉。中の汁に当たれば意地でも1か月は臭いが取れないの!」

愛野「…おならみたいな匂いがする…」

有山「諸井ちゃんにあーげよっと」

セル「おやめなさい。死人が出ますよ」

菊野「葬式は任せてほしい…忘れられない夜にする…」


そうだ…今度これをおにーちゃんのご飯に混ぜてみようっと
…帰れたら…だけど。って、なーに考えてるんだろう。帰れる帰れる!絶対大丈夫!




【1F ゴミ捨て場】

ここはゴミ捨て場。
でもゴミは無い、あるのはおっきな焼却炉と…
って…ここ焼却炉しかねえや!


菊間「…いい感じに人が焼けそうだね」

愛野「ええっ!?ここって火葬場だったの!?」

セル「地図をよく見てください。ここはゴミ捨て場、あれは焼却炉」

有山「良い事思いついた!」

セル「動かないでください。ロクな事をしないのはもう嫌という程に分かっています」

焼却炉のガスだけを放出してそれを勢いよく擦ったら声って変わらないのかな…
ヘリウムじゃないと思うから…すっごく面白い声に


有山「でもね!とーっても楽しい事なの!」

セル「駄目です」

有山「なんでダメなのー!ねえ!ねーえー!」

セル「今度は火達磨じゃすみませんよ」


菊間「喉仏って実は背骨なんだよ…ということで。君の背骨が見たいな…」

愛野「焼ける前提で話さないでよおおお!!うわああああんっ!!」

セル「はい。もう出ましょう!速やかに出ましょう!はい!はいはい!」


【1F 広場】

能口「意外とこじんまりしてる施設みたいだね、ここで暮らす分には不自由はなさそうだけど」

鈴上「上に続く階段が近くにあったからよ、行ってみたけどシャッターのせいで行きゃあしねえ」

諸井「食堂は食材や調理道具は揃っているみたいだけど…料理は…」

え?食堂なのに食材しかない?ってことは誰かが料理を作らなきゃいけない?
料理?料理と言えば。私だよね!!

ジェシカ「ジェシカが料理を!つーくぅーるぅー!!」

諸井「料理も雑務の内。明日から早起き頑張ります」

有山「私もする!!!!」


セル「……」

大護「どうしたー?顔青いぞー?」

歌川「そりゃあ顔を青く染めるのも納得はできる。見て見ろ、あの三人を」

大護「あ…ああ」



能口「はい!ちょっとみんな集合!まともなのだけ集まっといで!!命に係わる話し合いをするよ!」

大護「これから行われるのは。コロシアイ生活第一の関門だ。気ぃ引き締めてくぞ」


あれ?何だか私たち三人を残して皆が何か話してる。
なんだろう。すっごくきになるぞ!




歌原「なんで俺なんだ!!ふざけるな!生贄か!そうかそうか。お前らは俺を生贄にするんだな、よーく分かった」

大護「大丈夫だ、逝くときは一緒だ」

九条「イクときは…一緒!?」

能口「はーい!だーってなさい!今はこの三人に感謝をする時間よ」

上山「な…なんで俺なんだYO!」


なんでか知らないけど明日からの料理はこの6人でする事になった
上山君も歌原君も目を合わせてくれない。

きーっと。照れてるんだよね!


大護「じゃあ。明日は――時に食堂に集合な」

有山「ジェシカちゃーん諸井ちゃーん、食材取りに行こうねー」

有山「屋内庭園に良い感じの草があったんだー」

ジェシカ「うわー。それはすっごい楽しみだね!ジェシカ頑張ってジェシるぞー」

大護「待てい!待て待て待て」

歌原「食材ではない物を食材として扱おうとするのはやめてもらおうか?」

上山「さ…先が思いやられるZE…」







【宿に戻る前に誰かと交流しておきますか?】
下2

有山「諸井ちゃん!明日からよろしくね」

諸井「う…うん。よろしくねマオちゃん」

有山「どうしたの?何だかとっても元気がない感じだよ?」

じーっと見たら何だか諸井ちゃんがおかしい…気がする
なんだか下向いてて、声も小さくなってる気もするし

もしかしてお腹痛いのかな?

諸井「あ…うん、なんでもないよ?」

有山「嘘ついたら水葬だよ?」

諸井「…針千本じゃないんだ」

有山「脅しじゃないよ?実行するよ?」

因みに水葬に処したのは愛野のお姉ちゃん。
あともちろんおにーちゃん。あの時はすっごく大変だったな


諸井「じゃあ話すけど…その…。怖くてさ。この生活、何だか不安になっちゃって」

諸井「皆と会うのも初めてでしょ?それに、ここって逃げ場ないみたいだし…」

諸井「…殆どの皆はさ。怖くないって感じの顔してるけど…私は怖くて…」


諸井「マオちゃんは。怖くないの?」


【安価】
1怖いと言う
2怖くないと言う
3自由

下2

有山「怖くないよ!」

嘘をついた。
実は私もちょっと怖い。もしかするとちょっとじゃないかもしれない
どれくらいか分からないほど怖いってことはとっても怖いってことなのかも…

けど。私はそれを絶対に人に言ってはいけない。
だって。魔女は強いから。私は優しくて強い魔女なんだから


諸井「そっか。どうして?」

有山「それはね!私が魔女だからだよ!」

諸井「…なんですかそれ?」

有山「知らないの?魔女は強くて優しいんだよ?」

諸井「魔女って言うと、腰が曲がってて鼻がイボだらけで…意地悪な人ってイメージなんだけどなあ」

諸井「マオちゃんが言ってるのは魔法少女じゃなくって?」

有山「んー。じゃあそれでいいや。とーもかーく!私は大丈夫!」

有山「だからね、もしも怖くなったら私の所に来ればいいよ!怖くなくなる方法とかいろいろ試してあげる!」

早速草を煮なきゃ…。血は自分ので代用すればいいから…。でも人の血って使ったことないんだよね…


諸井「頼もしいんですね、何だか心強いって感じです!」


【諸井の好感度が5上がりました】

【1F 有山の部屋】

…おにーちゃん。何してるんだろ
お母さんは心配してないかなぁ……

何だか一人になると胸がキューっとなる。
キューっとなった後にちょっと泣きたくなっちゃって、ちょっと泣いちゃった
けど。これくらいは良いよね。誰も見てないし

今のうちに流せる涙は流しておこう。

私は強くて優しい魔女なんだから。弱くなんてない
おにーちゃんと同じくらい強くて。お母さんと同じくらい優しいんだ


もしもおにーちゃんがこんな状況になれば、おにーちゃんはきっと怖がらない。
お母さんだってきっとこんな状況だと自分の事より人の事を心配する

だから私も二人みたいにならないと

弱っちく無い。怖くもない。不安でもない


今はちょっと、涙が止まんないだけで

















【PROLOGUE】

私!今日から魔女になります!【完】















【モノクマ劇場】

モノクマ「今回は忘れずに放送してるよ!」

モノクマ「今回ボクが話すのは超高校級と一般人はどちらが幸せかってことだよ」

モノクマ「ボクはね自分の人生を生きる上では一般人の方が幸せだと思うんだ」

モノクマ「え?超高校級は未来も約束されていてお金にも困らなくて、一般人より幸せだって?」

モノクマ「ノンノンノン。それはナンセンスだなー。とってもナンセンスだよ」

モノクマ「超高校級は人の人生を歩めないんだよ。あの子たちは自分が背負った才能の中で生きていくんだ」

モノクマ「自由なんて物はそこに無いよ」

モノクマ「そう考えたらどっちが幸せか」

モノクマ「ボクはそんなのは嫌だな」

モノクマ「けど。ボクもそんな生き方をしているんだけどね」

モノクマ「うぷぷぷぷ」

モノクマ「それじゃあ。また次回にお会いしましょう」

モノクマ「ばいなら~」











【CHAPTER1】

奇跡も魔法もないんだよ (非)日常編








【1日目】

今日から私がお料理当番だからはりきって皆に美味しいものを作らなきゃ
料理なんて家を半焼させてから作ってないから不安だけど、今日は他に五人もいるから平気!

有山「あ。髪の毛結ばないと」

この髪形。おにーちゃんは変だって言うけど、私は気に入っている
誰とも被ってないし。それに妖精みたいで素敵


あ…でも今日の献立決めてないや

どうしよう。諸井ちゃんとかジェシカちゃんが決めてくれてるかな?

それに大護君に歌原君に上山君もいるし…


大丈夫!何とかなってるって!
よし!張り切って一日頑張るぞ!


【1F 宿屋内の食堂】

ジェシカ「んー。とりあえず。んー、お味噌汁だね!」

歌原「おい。冗談はやめてくれ、それは味噌でもなんでもない土だ。栄養はあるかもしれないが。飲んだ瞬間にお味噌汁という物にトラウマを覚えることになるから今すぐそれを捨てるんだ」

諸井「えっと…お米のとぎ汁でご飯を炊くとエコですよね!」

上山「待て待て待て!!お米は洗剤で洗わねえYO!それを再利用しようとしてんじゃねえYO!」


有山「遅れてごめーん!材料とってきたの!」

大護「おーい!待て。その握りしめている馬糞みたいなのは何だ、ん?」

有山「土」

歌原「オーケー。お前ら馬鹿の頭の中では土は食べ物という認識があるんだな。じゃあ訂正してやろう。土は食えない」

有山「でも。お花があんなに育つから栄養はあるよねー」

ジェシカ「んー。それに砂と違って案外行けるよ、うふふっ」


上山「おーい!!待て待て!モロちゃんもそんな「あ。革新的」みたいな顔をやめるんDA!」


歌原「…これは朝から地獄を見ることになる」

大護「だなー…能口の姉ちゃん呼んでくりゃあよかったぜ…」





有山「ご飯は諸井ちゃん。お味噌汁はジェシカちゃん。じゃあ私はお魚でも焼こうかなー」

大護「待て待て待て待て」

グッと私の首根っこを掴む大護君
もう、そんなことしたらお洋服が破けちゃう!


大護「そのカジキマグロを抱えて嬢ちゃんはどこに行くんだ?キッチンはここにしかねえぞ?」

歌原「というよりカジキマグロを丸々一匹抱えれる筋力はどこから出ているんだ」

だって焼き魚って言ったら焼かないといけないし…
けどこのお魚はここのオーブンに入りそうにないから…


有山「ゴミ捨て場」

上山「どーしてそこで食と一番かけ離れた場所が出てくるんだよっ!」


大護・歌原「あああああああ!!!焼却炉か!!!」

有山「火力もあると思うし、時間短縮にもなると思うの!」

上山「だああ!モロちゃん!だからその「あ。その手があったか」みたいな顔を止めてくれって!」


ジェシカ「あー。んー。おっけ!そっか皆に早くおいしいを届けるんなら焼却炉だね!焼却炉って何か分かんないけどっ!」


歌原「ジェシカもそこを動くな!!!!そして隙あらば土を使おうとするのを止めろ!!!」

歌原「お前らあああ!!よおおおおく聞け!!!調理時間は食材をキッチン以外で調理するのは禁止!!!返事はああああ!!!?」


有山「…はぁい」

上山「あ…しょぼんとした顔可愛いかもしんねえ…」

大護「騙されんなよー。中身はおっそろしいバケモンだぞ」


上山「だよな…はぁ…」


大護「どうしてもそのデカイ魚を使いたいなら捌いてからつかえ。な?」

捌く…
あ。そっか、包丁使えば細切れにできるんだった

歌原「おい。狂人に包丁を持たせるなという言葉を―――」

お魚もおっきいから包丁もおっきい方が良いよね
一番大きいのは―――。これか。


大護「おーい嬢ちゃん。そんなのどこから持ってきた?」

有山「奥にしまってあった」

私とあんまり大きさが変わらない大きな包丁。
これって肉切り包丁って言うんだよね。…あ、でもお魚は骨があるし…骨は切れるかな


ジェシカ「おう!とっーってもクールだね!ジェシカもそれほしー!」

有山「あと一個あったよー。あっちの棚にー」

上山「ひいっ」

歌原「おい!そんなこの世の割みたいな顔をしている暇があったら殺してでも止めろ!!今すぐに!!」



で。今日の朝ごはんが出来た

メニューは一般的な奴。
白米・味噌汁・あと焼き魚

セル「やあ。良い朝ですね」

大護「オメェ。俺らがやつれてんの見てワザと言ってんだろ」

セル「ははっ。私は私の感想を述べたまでですよ。どうしてそんなにやつれているのか見当もつかないなぁ」

椎名「……ねっむ」

白野原「わぁ。とってもおいしそ~」

能口「メリィ、料理はそっちの方向には無いよ、前を向きな前を」

藤木「見た目は普通だね…アヒャッ」

愛野「匂いも普通だから…大丈夫…だよね」

菊野「少なくとも死の臭いはしない…死にかけた臭いは少しするけれども」

鈴上「おら。誰か食えよ」

森近「…拒否」


みんな揃っているのに、なぜか誰も手を付けようとしない
皆が皆を監視するようにキョロキョロしてる


有山「食べないの?冷めちゃうよ?」

大護「こりゃあ…毎朝毒見役を決める必要がありそうだな」

九条「折角作ってくれたのに手を付けないのは申し訳ないよ。いただきます」

愛野「っ…」

鈴上「なんともねえか?死にそうじゃねえか?」

菊間「不吉な臭いはしない…。どうやら本当に大丈夫そうだね」

藤木「じゃあ安心だね。いただく事にするよ」

森近「…美味」


皆一度箸を付けたらモリモリたくさん食べてくれてる
良かったぁ。美味しい料理が作れたみたいだね

これならもう三人でも大丈夫!な気がするけど…


歌川「提案なんだが、これからは3人一気にじゃなくて一人一人毎朝ローテーションでしていかないか?」

歌川「このままだと…俺らが死ぬ。主に過労で」

大護「ガハハ!だな!そーすっか!」


能口「私も手伝ってやろーか?アンタらだけじゃ手におえないっしょ?」

上山「助かる。女神降臨だZE!」



【自由時間開始!!】:残り回数6

自由時間を開始します。
交流を取りたい人を一人及び二人指定してください

↓2

【1F 酒場】

うふふー。今私ちょっと悪い子になった気分だよ
え?なんでかって?だって今私一人で酒場に居るんだもん!

大護「おー!おうおうおうおう!一人で酒かぁ?寂しい奴だなあ」

セル「一人で静かに飲むのが趣味なので。そう言う貴方はどうしてここに?わざわざ嫌味を言いに来たのですか?」

セル「いいえ違いますね。貴方も飲みに来たのでしょう。一人で寂しく」

大護「あー!やなやつ!理屈っぽいって言われねーか?」

セル「理屈っぽいのは頭の回る証拠ですから」

セル「でも驚きですね。憲兵に理屈を理解できる脳があるなんて」

大護「あー?ケンカ売ってんのか!?」

セル「利益がなさそうなので売りませんよ。少しは考えてください」

何だか二人ともとっても険悪な雰囲気…
喧嘩しちゃう?しちゃったらどうしよう、そうなる前に止めないとだよね

けど…何て言って止めればいいんだろう…


んーと…んーと……

どうしよう!思いつかないや!


【安価】
1二人の間の席に割って入る
2ここは黙って適当なお酒を飲んで考えを巡らせる
3自由

下2

有山「しーつれいしまっす!」

セル「おや…可愛いお客さんですね」

大護「可愛い顔した大魔王だけどな」

二人の間に割って入って座ってみた。
取りあえず、何をしていいか分かんないけどクッションにはなれるよね!

有山「喧嘩!良くないよ!!三日三晩眠れなくさせるよ!」

大護「洒落になってねーぞ。大魔王」

有山「ダイはいらないのっ!マオだけでいいの!」

セル「彼は脳みそが人の3分の1しかないので大目に見てあげてください」

大護「ああ!?3分の2はあるわ!」

有山「まあまあまあまあ!おーちついてってば!!呪うよ!」

…おにーちゃんが静かな人だったからこんなタイプ。
っていうか大護君みたいな人はどういう風に接すれば怒んなくなるのかわかんないよ…

けど!こういう時もめげないめげない!

取りあえず場を和ませる一言でも考えよっと!


【安価】
1美味しいお酒を飲ませてくれという
2美味しいおつまみを食べさせてくれという
3自由

下2

有山「そうだ!おつまみ!美味しいおつまみがたべたい!たべたーい!!!」

大護「へ?」

セル「どうしておつまみなんかを?」

有山「だって未成年だし。お酒飲んだらダメだし…」

大護「ガハハハハハ!」

セル「プッ…」

え?なんで?何で私笑われてるの!?
なんか変な事言っちゃったかな…。あ。もしかしてさっきジェシカちゃんの言ってた土の味が気になって試し食いしたのバレてる?
…コーヒー豆みたいな味だったなぁ

有山「何がおかしいのっ…えっ!?土がついてるとか?」

セル「違いますよ。いや、破天荒な人なのにそう言う所は真面目なんだなと思いまして」

大護「ガハハ!年齢なんて気にしてんな!嬢ちゃんよぉ!飲みたいときに飲みゃあ良いんだよ」

セル「貴方と違って育ちがいいと言うことでしょうか」

大護「あぁっ?テメエも飲んでんだろうがよ!」

セル「飲んでおりません。嗜んでいるのです」

大護「飲んでる事には変わりねえわ」


うわああ…また始まった…どうしよう…

【大護の好感度が5上がりました】
【セルの好感度が5上がりました】


【自由時間開始!!】:残り回数5

自由時間を開始します。
交流を取りたい人を一人及び二人指定してください

↓2

【1F 屋内庭園】

愛野「白野原さーん。僕はこっちだよ!」

白野原「そんなとこに居たんだね~。縮んだ?」

愛野「それは砂利だよ!僕はこれ!」

白野原「わあ。珍しい花だね~」

愛野「人だよ!!」

白野原「人って言う花か~」

愛野「人間だよ!ひ!と!生き物!」

白野原「知ってたよ~」

愛野「からかってたの!?」

何だか二人が楽しそう!
私も一緒に楽しいしてこようっと!

有山「二人とも―何話してるのー?」

有山「特に何も話してないんだったらお花詰むの手伝ってー!」


【安価】
1花を摘むのを手伝わせる
2二人の話を観察しながらも混ざる
3自由

下2

有山「ようし!じゃあ今からお花狩りじゃああ!!」

白野原「何を摘むの~」

愛野「手伝いたく…ないよぉ」

有山「手伝うの!!!わーった!?」

白野原「合点だよ~。メリィはなにをしやしょ~」

有山「虫が居たら一杯捕まえて来て!愛野君は私のお花摘みを手伝う!」

よし!今日は素材を集めて集めて集めまくるぞ!
で、なんかすっごいの作っちゃう!!
なにが作れるかは分かんないけど、とりあえず煮たら何とかなるでしょ!


有山「愛野君!何でさっきからたんぽぽばっかり摘んでるの?」

愛野「たんぽぽは唯一怖くないから…パンジーと顔見たいで怖いし…薔薇は痛いし…」

有山「もう!そんなにタンポポばっか集めて…」

有山「白野原さんはー?」

白野原「えぇ~い。そぉ~れ」

動きがミミズより遅いってどう言うことなんだろう…
…ううっ。素材集めは難航しそうだなぁ


【安価】
1素材が十分に集まったので回収する
2二人を放っておいて帰る
3自由

下2

有山「二人とももういいよ!回収!」

愛野「ううっ。疲れたよお…」

白野原「う~ん。久しぶりの運動…楽しかったなぁ~」


有山「はい!まずは愛野君!」

うん!やっぱりそうだよね!タンポポしかないよね!
この量のタンポポは流石にかわいい通り越してちょっと軽く引いちゃう
だって親の仇って言う程タンポポ詰まれてるんだもん。もはやタンポポ駆逐者だよ愛野君は

有山「白野原ちゃんはぁ…」

無いに決まってるよねー…遅かったし。

白野原「はぁ~い。これ事貸してあげるね~」

渡されたのは白野原ちゃんのポーチ
…なんだろう―――――


有山「きゃあっ!」


ポーチの中にはぎっちぎちに詰められた虫たち
…いつの間にこんなに…怖い。何だかとっても怖いよ!!


有山「あ…ありがとねっ」

【白野原の好感度が3上がりました】
【愛野の好感度が3上がりました】

【自由時間開始!!】:残り回数4

自由時間を開始します。
交流を取りたい人を一人及び二人指定してください

↓2

【1F 宿屋内の食堂】

能口「んー。あ。ちょうどいいとこに来た!ちょっとちょっと!こっちおいでよ」

有山「なにー?どうしたの?何か事件?」

食堂の奥から出てきたのはエプロンをつけた能口さん
なんだか…お母さんみたいな格好でかっこいい!

能口「味見。してくんない?」

有山「味見?でもお昼には遅いし、夜には早いし…何ご飯?」

能口「あはは。違う違う。練習練習」

能口「明日から私もキッチンに立つでしょ?だからさちーっと練習しておこうかなってさ」

有山「へぇ…」

お料理の練習か…そう言やあした事ないなぁ
なんだか良い匂いもするし味見してみたいかもー

能口「ひっさびさの肉じゃがだよー。アツアツだからフーフーして食べなよ」

有山「ふぅっ!!!」

能口「あっつ!!!!肺活量が強すぎるんだよ!おバカ!」


勢いよく肉じゃが吹いたら、能口さんの顔に直撃しちゃった…
私の肉じゃがが……

【安価】
1もう一度味見する
2もう味見はしない
3自由

下2

有山「あの。味見…して…いい?」

能口「次は飛ばすんじゃないよ!まったくもう!」

能口さんが小皿に肉じゃがをよそってくれる
見るからにおいしそう…。早く味見したいなぁ


有山「いただきま―――」

能口「ちょーっとまったあああ!」

有山「んあ!?」

能口「ふー。ふー。あい、お食べ。また顔に飛ばされたら困るからね」

有山「わ!これならフーフーしなくて済むね!いただきまーす!」

おいしい!ジャガイモはホクホク。お肉にはあまーいお出しの味がしみ込んでて…
他の野菜もすっごくホクホク。玉ねぎも程よい食感だし…

有山「おいしーーーー!!!」

能口「あははっ。オーバーな子だね、でも良かったよ。そんなにおいしいんなら」

有山「私も負けられないねっ!」

能口「んー?マオちゃん料理できんのー?」

有山「た…嗜む程度には?」

能口「アハハっ!言うねえ、じゃあ今度食べさせて貰おっかな。マオちゃんの得意料理とやらをさ」

よおし!素材もいっぱいあるし。驚くようなもの作って見せるんだから!
やればできるんだぞ!私も!

【安価】
1今作る
2また今度にする
3自由

下2

有山「じゃあ今作ってあげるよ!」

能口「今ァ?ん、まあ、不安だけど。ヨロシクするわ」

有山「じゃあキッチン借りるね!」

―――――――――――――――――――――
―――――――――――――――
―――――――――

能口「…ああなるほどね。そりゃあ男衆も死んだ魚の目になるわけだ」

一杯タンポポがあったからとりあえず煮て、白野原さんが取ってくれた虫たちも煮て
美味しく成れって言う気持ちをたくさんこめて出来上がり!

能口「あっちゃー…地雷踏み抜いちゃったなー。こりゃあ」

有山「美味しいよ!」

能口さんが頭を抱えてるけど…。なんでだろ?
おにーちゃんもいっつもこんな感じになっちゃうんだよね

能口「ちょうどさっき大護が小腹が減ったって言ってたから持ってってやりなよ。今日の朝のお礼も込めてさ」

有山「それナイスアイデアだね!」

能口「でしょ?食べれないのは残念だけどさ。ここは大護に譲ることにするわ」

有山「いってきまーす!!あ。おかわりは寸胴鍋に山の様にあるから食べてねー!感想聞きたいなっ」

能口「――――――――――」


喜んでくれるといいなぁ。大護君

【能口の好感度が3上がりました】

【自由時間開始!!】:残り回数3

自由時間を開始します。
交流を取りたい人を一人及び二人指定してください

↓2

今日はかなり長い事お付き合いさせて申し訳ございません!
今回はここまでです!


では改めましてお付き合いありがとうございました!
また明日―!

更新よろしい?

【1F 宿屋内の洗濯場】

藤木「アヒャッ。なーにしてるんだい?」

ジェシカ「んー?ジェシカが今してる事ー?んーなんだっけー?忘れちゃった!」

――――――ガガガガガガッ
―――ウィッ

藤木「あれぇ?なんでここに大きなシャベルが…」

藤木「もしかして何か大変な事をぉ…」

ジェシカ「ああっ!思い出したよ!!!ジェシカねー。んー、土の洗濯してたのー!」

藤木「アヒャアッ!?」

土の…洗濯?え…なにそれ…

ジェシカ「土が綺麗な方がお花も嬉しいでしょー?うんー」

藤木「お…お待ちよ!そ…そりゃあ…違うんじゃないかい?」

なるほど。確かに土が綺麗だとお花も嬉しいよね
流石ジェシカちゃん。そこまで気が回るなんてすごいなー
多分今日の夜くらいにお花が夢に出るんじゃないかな「アリガトウッ!ジェシカチャソッ!」ってね!

藤木「何だか嫌ぁな気配がしてきたよぉ…」

私も手伝ってあげようかなぁ


【安価】
1土を追加
2土を元の場所に戻す
3自由
↓2

そうだ!さっき作った例の料理を土にも食べてもらおう!

藤木「嫌な気配の正体はアンタだったのかい」

有山「藤木ちゃん!どいててねー!」

ギッシギシに詰められた土
そこにこのさっきのも追加して―――

藤木「ひゃあっ…ひっどい匂い」

ジェシカ「実家みたいな匂いがするよー!うんー。何だかとっても懐かしい感じー」

有山「へぇ。でも実家がこの臭いだったらさすがの私でも家出したいよっ」

ジェシカ「燃えたけどねー。うふふー」

藤木「…も…もう良いんじゃないかい?これ以上ここに居たら頭の中が腐りそうだよぉ」

うん。そろそろ良いかな!
ようし!それじゃあ扉をオープンしちゃうぞ!

――パッカー


藤木「おや…この土…。この土を私に預けて見ないかい?良い値で売ってやるよぉ?」

ジェシカ「んー。お花さん達に聞いて良いって言ったらいいよー」

有山「私は別にいいけど。どうして藤木ちゃんはこれが欲しいのー?」

藤木「そりゃあ…良品の光を私の目が捉えているからさ、アヒャッ」


【安価】
1販売を許可
2販売を拒否
3自由

↓2

場所を移動して、屋内庭園。
藤木ちゃんが土の効果を試すらしい

有山「ねえ。もしこれで効果が無かったらどうするの?藤木ちゃん」

藤木「返品さ。不良品はお呼びじゃないのさぁ」

有山「ええっ!?」

藤木「クーリングオフって制度…知らないのかい?うひゃひゃっ」

ジェシカ「お金は一文たりとも渡さねーだよ!ファッキン!!!」


藤木ちゃんがお花の土を入れ替える
なんだか本当に私たちが商売するわけじゃないけど、独特の緊張感が生まれる
っていうか…。この土が良い土になっててほしいなって思う

――パァッ

ジェシカ「オーマイガー!!!」

有山「さっすが私!自分で自分をほめちぎってやりたい!」

土を入れ替えられる前のこのお花はしぼんだつぼみだった
けど、土を入れ替えた瞬間お花のつぼみが物凄い勢いで開いた
さっすが私!大成功だね!

藤木「言ったとおりだろ?さ、契約の方に移ろうか。なぁに悪いようにはしないさ。あひゃひゃっ」


け…契約?もしかして願いと引き換えに魔法少女にされちゃう!?
やだ!そんなのやだよ!そんな形で魔女になんてなりたくなーい!
って。私もう魔女だった…。うっかりうっかり。

【ジェシカの好感度が3上がりました】
【藤木の好感度が3上がりました】

【自由時間開始!!】:残り回数2

自由時間を開始します。
交流を取りたい人を一人及び二人指定してください

↓2

【1F 広場】

菊野「そうだね、日本では火葬が主流だね、そういや僕も最近は火葬しか承ってない」

九条「へぇ。そうなのか。超高校級の葬儀屋なら色んな葬儀方法の話が聴けると思っているんだけど、なにか特殊な葬儀を承った経験は?」

菊野「あるよ。何が聞きたいの?」

九条「そうだね、僕は考古学者だから、やはり古き良き歴史のある葬儀…。に興味があるかな」

菊野「じゃあミイラを作った話をお聞かせしよう。あれは僕も1回しか経験したことないよ」

え…ええっ!?み…ミイラ!?
ミイラってあの包帯でぐるぐる巻きにされてて…中身はぱっさぱさの…あれ!?


九条「ほう。それはとっても興味深い、ぜひともお聞かせ願いたい」

菊野「もうあれは葬儀屋のする職務じゃなかったけれどね。けど故人の意向だったから」

菊野「まずミイラを作るには、知っていると思うけど内臓を出すんだ」

九条「内臓を取り出すのも君がしたのかな?」

菊野「人手が足りなかったからね。ステーキを切るより簡単に皮膚が切れたよ」

九条「ということは脳も…?」

菊野「ああ。あの感触はまだ手に残っているよ、あの――――」


【安価】
1生々しくて聞いてられないから強制的に中断させる
2どうして死んだ人にそこまでしてあげるのかを聞く
3自由

↓2

有山「ストーップ!やめやめ!やめてー!いやー!」

九条「おや。こんにちは、居たんだね」

菊野「…こういう話は嫌い?…いや、好きな人なんて居ないか」

有山「もっとポップな話しよう!ミイラ駄目!ミイラ怖い!」

九条「怖いのかな?僕はそう言うのよく分からないけど、嫌なんだったら他の話に買えようか」

菊野「鳥葬した時の話とか…」

有山「いやああああ!やめて!もう焼き鳥食べれなくなっちゃうよ!」

九条「男同士の恋愛が如何に素晴らしいものかを僕が熱弁しようか?」

有山「なんかそれもそれで嫌かも…。あ。でもちょっと興味あるかも…」

九条君って一見まともだけどちょーっと変だよね。男の子が好きなのかな?
菊野君は一見もまともじゃないし、かなーり変。
それに比べたら私って可愛いレベルだよね。ヒヨコみたいな感じで…

九条「安心して欲しいな、そんなコアな内容は話さないから」

菊野「…地獄の蓋をを開けるより危険な気がする……」

有山「うん。それは同感だよ」

始めて菊野君と意見が一致したかもしれない…

【安価】
1黙ってBL談義を聞く
2九条君は男が好きなのかを聞く
3自由

↓2

有山「あのね…すごーく聞きにくい事聞いてもいい…かな?」

九条「僕に質問?僕に答えれる範囲なら何でも答えるよ?なにかな?」

うん。こんなの普通は聞いちゃいけないけど
やっぱり気になっちゃうよ!仕方ないよね!


有山「――――ホモなの!?」

菊野「――ブゥッ」

菊野「ゲホッゲホッ…地獄の蓋より恐ろしい所に踏み込んだ…なんて」


九条「僕は両方大好きだよ」

菊野「―――ブゥッ」

菊野「そして地獄の蓋より恐ろしい蓋が開いた…気がする…」

有山「ふーん。そうなんだ」

九条「ああ。僕は人間が人間である限り好きになったのなら好きになってしまうんだろうね」

何だか難しいことを言ってるけど、九条君はとにかく両方行けちゃう人って言うのが分かったよ
でも、別に悪いことじゃないからそんなに驚く事でもないよね。


菊野「君のおかげで、なんだか僕が普通に思えてきたよ」

有山「え?私のおかげ?何だかよく分からないけどいっぱい感謝してねっ」

疑問も一つ晴れて、それになんだか感謝されたみたいだしとっても良かった!

【九条の好感度が3上がりました】
【菊野の好感度が3上がりました】


【自由時間開始!!】:残り回数1

自由時間を開始します。
交流を取りたい人を一人及び二人指定してください

↓2

【1F 宿屋内の食堂】

椎名「凄い事件が起こった。今私に何が起こっているか聞きたくないか?」

歌川「聞きたくないな。もう聞かなくてもお前が異常な状態なのはすごく分かる」

食堂の中では歌川君と椎名ちゃん。
って…何で椎名ちゃんは長机の上で横になってるの?

椎名「眠たい」

歌川「ああ。その体勢で物凄く元気ですなんて言われたら俺は耳を疑うよ」

椎名「だが眠れない。地獄なんだが」

歌川「こんなシュールな状況下におかれている俺の方が地獄なんだが」

椎名「そこでお願いがあるんだが」

歌川「凄くロクでもないお願いだと思うのは俺だけか?」

椎名「私を部屋まで運んでほしいんだが、良いか?」

歌川「嫌と言ったらどうする?」

椎名「ここで眠って罰則を受けることになるな、するとこの皆の食事の場は私の血と肉と臓物に―――」

歌川「凄く綿密な状況描写をどうも。だが俺はそんなちゃちな脅しで動くようなタマじゃないぞ。ちゃんとお願いしたらどうだ」

椎名「おね―――ぴょん」

歌川「ちゃんと言え!!!なんだ!なんだぴょんって!そんな擬音をどうしてお願いに引っ付ける!バカか!」


あわわわわ…大変だ。早くしないと食堂内が椎名さんの血と肉と臓物にまみれちゃうよ!
何とかして椎名さんを部屋に運ばないと!!

【安価】
1私一人で椎名さんを運ぶ
2歌川君を説得して二人で運ぶ
3自由

↓2

有山「椎名さん!!寝ちゃ駄目ええええ!!!」

居ても立っても居られないよ!
早く椎名さんを部屋に運ばないと椎名さんが死んじゃう!

ズルッ

ゴォンッ

椎名「ぐふっ!」

歌川「!?!?!?」

有山「早くしないと!命が危ない!大変だよ!ものすっごく大変だよ!」

―――ズルズルズル
―――ズルズルズル

歌川「まてまてまて!!その方が命の危険だと言うことに何故気づかない」

有山「歌川君が死んじゃうかもしれない人に手を差し伸べない酷い人だなんて…見損なったよ!!」

歌川「机から引きずり落とした挙句に地面を引きずり回しているお前の方が酷いわ!!!」

有山「椎名さん!まだ寝ちゃ駄目!!」

歌川「いや…もう既に気を失っているように見えるぞ」


有山「ああああああ!!!椎名さん殺しちゃったああ!!どうしよおおお!!!」

私が遅かったせいで椎名さんが寝ちゃった…
動かなくなってるううう!!わ…私のせいだ…

【安価】
1歌川に助けを求める
2自分で何とかしようとする
3自由

↓2

有山「う…埋めなきゃ。す…スコップ」

歌川「怖いわあああ!!!発想が怖いわああ!!」

有山「し…心臓マッサージ?あ。そっか。まず蘇生させないと…」

有山「なにか強い物で刺激を与えた方が…」

歌川「何も持ってくるなよ!!!腕で押すだけでいいんだよ!!!」

もう…さっきからゴチャゴチャ歌川君が何か言ってる
そんなに言うなら手伝ってくれればいいのに…。意地悪なんだからっ!

有山「ジェシカちゃんか諸井ちゃん呼んで来なきゃ!」

歌川「事態が悪化するから絶対にやめろ!お前ら三人集まると本当に死人が出るんだよ!」

そんなピンチの時にポケットから落ちて来たのは…
さっき屋内庭園で藤木さんに売ってあげた土の塊。ちょうど団子みたいに…

歌川「おい少し待て。お前まさかそれ…」

有山「何かの映画で見たことある!死にかけた龍にこんな感じの食べさせて蘇生させる感じの!試してみないと!」

歌川「おい待て。椎名は川の守り神でもないし、まず龍でもない人間だ、よーく考え直せ!それが許されるのはジブリの中だけだ!!」

もう!やる事成す事全部反対するなんてまるでおにーちゃんみたい!
ううん!口数が多い分おにーちゃんより酷いよ!

私には椎名さんを助ける義務があるの!


【安価】
1例のアレを椎名さんに食べさせる
2食べさせようとしたが歌川に止められた
3自由

↓2

有山「ほら。お食べ」

椎名「ぐわああああ!!!」

有山「ほら。起きた」

歌川「「ほら。起きた」じゃないんだよ!見て見ろ!多分椎名の人生史上最悪の目覚めだぞ!アレ!」


椎名「口の中が痺れるんだが!!!」

有山「あ。それあれだよ。生き返ったときの初期不良」

歌川「それは機械だけな。それに生き返る人間なんてそう相違ないと言うことをお前は理解した方がいいし、まず椎名は死んではいない」

有山「じゃ!これでお部屋で眠れるね」

椎名「いや。眠気すら吹き飛んだんだが…というか何だこれ。口の中が驚くほど苦い…」

歌川「吐き出すなよ。そして吐き出してもそれを見るな。きっと一生心に深い傷を負うことになる」

有山「あ。それね、栄養あるつ――」


――バッ

有山「ん!!んんっ!!」

歌川「何でもない。今日は部屋に帰って早めに休め。何かが体に起こるかもしれない」

何故か歌川君に口を塞がれながら椎名ちゃんから引き離される私

有山「んっ!!んん!!!」


歌川「貴様にはみっちりお説教する必要があるようだな!ちょっと来い!!」


【歌川の好感度が3上がりました】
【椎名の好感度が1上がりました】




【夜イベント】

1:夜はジェシカちゃんと諸井ちゃんで女子会だよ!
2:歌川君大護君セル君に酒場に連れ出されたよ
3:寝るよ

↓2

【1F 酒場】

セル「何故呼び出されたかお分かりですか?」

有山「お酒を一緒に飲みたいから?」

大護「ガハハ!そりゃあまた今度だな!」

有山「20になってからだよ!」

ソファ席の前の方にセル君と歌川君
で。私の横に大護君、いったい何なんだろう?お酒じゃないなら…

はっ…もしかして…

歌川「その何かを察したみたいな顔を止めるんだ、そう言うので呼び出したわけでは一切ない」

セル「ええ。少しここでの生活についてのお話をと思いましてね」

大護「んまあ!お説教ってこったなあ」

有山「え?悪いことしてないよ?」

セル「口から火を噴く。キッチンの寸胴鍋は地獄の有様。椎名さんに土を食べさせる。様々な異物の生成等々」

そこまで言って歌川君が机をバンって叩いた。
え…本気で…怒ってる?なんで?

歌川「いい加減にしてくれよ。もう流石に我慢の限界だ。この極限の状況下で貴様は今日一日どれくらいの被害を及ぼした!ん!?」

有山「え…あ…でも…」

歌川「でももへったくれもない!!」


大護「まあまあまあ。そーんな怒鳴ることはねえんじゃねーのか。嬢ちゃんだって悪気があったわけじゃねーもんなー?」

歌川「そうやってすぐに甘やかす!!」

セル「ええ。一応ここは出口のない天空の牢獄です。いつ何が起こるかもわからないのに、このような事を繰り返しされていては…」

歌川「こういうのには一度厳しくしておく必要があるんだ」

セル「今回ばかりは同感です。それとも、死人が出ても悪気が無ければ仕方ないとでも?」

有山「し…死人…。で!でも!私人を殺そうなんて思ってない!!」

歌川「思ってなくてもだ!!魔女化魔法少女か知らないがな!こっちはいい迷惑だ!」

セル「もしも過失とはいえ死人が出たらどう責任を取るおつもりですか?やっている事は限りなくグレーゾーンなんですよ?」

セル「おわかりですか?」

………………
…――――

大護「だー!もう!おめえらそんな詰め寄んじゃねえって!ピリピリすんのもわかっけどよお」

有山「わ…わる…悪い事とか…そんな…そんなつも…うえええ」

大護「ほら泣かせたー!なーにやってんだよ!泣かせちまったら意味ねーだろーがよ」


歌川「い…いや…泣かせるつもりは無かったのだが…」

セル「もしかしたら嘘泣きの可能性もありますよ。相手は魔女ですからね」

大護「うっせ!とりあえずなんか顔拭くもん持ってきてやれ、あと飲みもんな!酒はやめろよ!牛乳とかにしとけ」


有山「うえええええ」

大護「あー。大丈夫だ。悪かった悪かった」


大護「ほら。もう大丈夫だ。牛乳飲むか?」

大護「あー…その前に顔拭け顔」

有山「うえええええ」

歌川「いや…その。少し怒鳴り過ぎたな、俺も悪かった」

セル「ここで引くからバカは助長するのです、一度心をへし折っておかないと」


有山「だって…だってね…ごめんなざぁい!!うえええええ」

セル「誰も謝ってほしいとは言っていないんですよ?バカを治せと言っているんですバカを」

セル「この言葉の意味理解できていますか?」

有山「バカって言わないでええ…びええええん」

セル「バカはバカなんです。しかもバカなだけならまだいい、周りに被害を及ぼす害悪なバカと来た」

セル「分かっているのですか?今の状況?殺し合いをしろと強いられているんですよ?それなのに全く慎もうとしないその言動」

有山「うええええ…ごめんなざぁい…びええええ」

セル「やはりバカですね。謝れと言っているわけではないと言っているのを理解していましたか?」

セル「耳は機能していますか?脳はきちんと回転していますか?」

セル「聞いているのはバカが治るかどうか。選択肢はハイかイイエしかないでしょう」


大護「おいおいおい!!ちょっと言い過ぎだぞ!だーってろ!これ以上追い詰めてどうすんだ!」

有山「わ…わかったぁ…」

セル「何がどう理解できたのか私達の理解できる言葉で簡潔に話してもらえますか?」

有山「ば…バカ治すからぁ…うえええ」

セル「さぁ。どうなんだか」

歌川「今日はもういいんじゃないか?ここまで言えばコイツも理解できたと思う…し」

セル「何かあったときは真っ先に拘束しますからね。場合によっては―――」

―――バンッ!!

次は大護君が大きく机をたたいた。
石の机が手の形に抉れた

大護「それ以上言うな?今日は解散だ、解散!」

歌川「夜ももう遅いしな、それが良いと思う」

セル「ふんっ」


有山「おやずみなざぁい」

皆迷惑してたんだ…
そんな事に気付けないなんて…私…大馬鹿だ

皆に嫌われてたらどうしよう…。どうしよう…

【宿の部屋まで送ってくれたのは?】
三人の内の誰かor居ない

↓2

有山「ううっ…ひっく…うえええ」

歌川「おい。泣くのを止めろ、頼むから」

有山「うええええええ」

歌川「なんで俺の顔を見て泣くんだ!」

有山「顔が怖いいいいいいい」

歌川「目つきが悪いのは生まれつきだ!怒っているわけじゃない!」

有山「また怒鳴ったああああ!!うええええ」

歌川「うわあああ!ごめん。ごめん、悪かった。約束するもう大きな声は出さない」

有山「うえええええ」

歌川「なのにどうしてまだ泣いているんだ?なんだ次は何で泣いている」

有山「みんなに…皆に嫌われたあああああ」

歌川「あ…いや…んー。そうじゃないだろ、ああ」

有山「でも土とか食べさせちゃったし…うわあああ」

歌川「もしかしたら美味しかったかもしれないだろう」

有山「…ほんと?」

歌川「いや…やっぱりそれは反省しろ」

有山「うわああああん」

歌川「あー!違う。違うぞ!その…あのな…んー…」


歌川「ほら。宿屋に着いたぞ」

有山「うええええ」

歌川「はぁ…そろそろ泣き止んでくれ、お願いだから」

有山「びええええ」

歌川「……俺まで泣きたくなってきた」

有山「お…おくって…うえええ…送ってくれて…ありが…とう…びえええ」

歌川「あ。ああ、その、あれだ。気に病むな、貴様が反省したならそれでいいから」

有山「うえええええ」

歌川「って!なんでまた泣くんだよ!」

有山「貴様って言うのやめてええええ!!うわああああ」

歌川「じゃあ何て呼べばいいんだ。貴様は貴様だ」

有山「…うえっ。ひっぐ…マオちゃんって呼んでえええ。うええええ」

歌川「!?」

有山「うえええええ」

歌川「な…泣き止め、ま…」

歌川「ま…ま…。まお…マオちゃん」


有山「おやずみいいいい」


歌川「って!部屋に入るのが早すぎないか!?」


―――バタンッ

歌川「まったく…散々な目に会わされた。あんな恥ずかしい呼び名で人の名を呼ばされるなんて……クソッ」

【2日目】

昨日…泣き過ぎちゃったから、目がちょっと腫れてる。
別にそれは治せるからいいんだけど…

今日の朝ごはん当番…もう行きたくない…。

ううん。もう部屋から出たくない。

もうここから出れるまでこの部屋から出ない。

だって皆に嫌われちゃったし
皆実はとっても迷惑してたなんて…

もう私は大人しくここに居る

もしここから出れなかったら私ここでお婆ちゃんになる
で、きっとしわしわのよぼよぼになって死んじゃうんだ

みんなに迷惑かけて嫌われるなんて良い魔女じゃないよ。
悪い魔女だよ。

悪い魔女は火あぶりなんだよ。

有山「うえええええ」


【部屋に呼びに来たのは?】
(大護・高山・歌川・ジェシカ・諸井)or居ない

↓2

――――ピーンポーン

部屋のベルが鳴った。
こんな朝早くに誰だろう

有山「だれ?」

受話器を取って外の人と話す。またなんかしちゃったかな…

大護「俺だ俺!起きてっかー?って起きてるわな」

有山「大護君。おはよ」

大護「おう!おはよーさん。つーか。嬢ちゃん何してんだ?遅刻だぞ?」

有山「遅刻って何が?」

大護「朝飯当番」

有山「行かない。ジェシカちゃんと諸井ちゃんに任せる」

大護「それがよ。今日は俺とお前二人なんだわ、高山と諸井が明日、歌川とジェシカが明後日って言う当番制になっちまってな」

大護「って。昨日聞いてただろ?」

有山「…そうだったっけ?」

大護「おう。んなわけで、早く部屋から出て来ーい」

有山「でもまた――」

大護「キッチンにある食いもん以外使わなかったら何とかなるって!おら!行くぞ!」

有山「行かない」

大護「皆の分の朝飯…ねーと怒るだろうな…。おおコワっ!想像するだけで…」


有山「…行くっ」

大護「先行ってるからなー。急いで来いよ!」

夕飯で少し離席します

乙女ゲー百合ゲー?別にいいですけど、まだCHAPTER1だよ!これから何人死ぬと思ってるの!?
絶望するだけだからね!

【1F 宿場内の食堂】

大護「なーにムスッとしてんだよ!」

ムスッとしてないよ!落ち込んでるの!
けど…それを言っちゃ駄目。落ち込んでる姿なんて見せちゃ駄目
昨日は皆の前で泣いちゃったんだし

有山「落ち込んでないよ!ほら!朝ごはん作ろ!」

大護「部屋であんなにむくれてたのにか?ん?」

有山「…むくれてないもん。寝起きだったからだもん!!呪われろ!」

大護「あいあい。作るぞ」

煮るのは食材だけ…煮るのは食材だけ…
焼くのも食材だけ…焼くのも食材だけ…

大護「何ぼーっと突っ立ってんだ?電池切れかぁ?」

有山「違うよ!何作ろうか考えてただけ!」

大護「何でもいいんじゃねえか?んー。卵焼きとか?」

有山「あ。それならできるよ!」

大護「お。頼もしいねぇ。んじゃあそれ頼むとすっかな」

有山「あ。大護君はお米炊いて!あとお味噌汁も欲しいから。あ。あとそれとね」

大護「わーったわーった。一個ずつ言ってくれ、頭パンクしちまう」


有山「出来た!」

大護「まあ上出来なんじゃねえの?味は普通そうだけどな」

有山「普通が一番なんだよ!普通が!」

大護「おうおう、嬢ちゃんがそれ言っちまっていいのかぁ?」

有山「うるっさいな!」

…マズくないよね?ちゃんと作ったから大丈夫だよね?
あ…でももし大丈夫じゃなかったらどうしよう

大護「そんなに腹減ってるのか?じーっと見つめて」

有山「え?あ。うん、なんでもない!」

大護「ほーん。ならいいけど」

後はお祈りするだけ。
美味しくできてますように!美味しくできてますように!

大護「そろそろあいつ等起きてくる時間だぞ。並べっぞー」

有山「うん!」

何だかちょっと不安だけど…大丈夫だよね?

大護「だからボーっとしてどうしたんだって。風邪でも引いたかぁ?」

有山「な…何でもないよっ!ほら!早く並べて行こう!」


森近「…普通」

藤木「うん。可もなく不可もなくな見た目だねぇ」

鈴上「死ななくて食えりゃあなんでもいいだろうが」

能口「うん。美味しいよ!頑張ったねマオちゃん!」

諸井「明日は私ですね…頑張らないと」

高山「俺が付いてるから安全だめーん!」

皆美味しく食べてくれてる…
良かったぁ。マズくなかったんだ。マズかったらどうしようって思ってたから


大護「皆美味いってよ。これで不安も一つ消えて良かったな!」

有山「え!?」

け…憲兵って心も読めるの!?
こ…怖すぎるよ。心を無にしないと

大護「さーて。俺も飯食うとすっかな。早くしねえと嬢ちゃんの分も食っちまうぞ!」

有山「それはダメ!初めて救急車の要らない料理が作れたんだから!!」


【自由時間開始!!】:残り回数6

自由時間を開始します。
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↓2

【1F 広場】

上山「どーしたんだYO!そーんなくらい顔しやがって!」

愛野「く…暗いに決まってるだろ!」

上山「空を見て見ろよ!あの太陽は曇り一つないんだZE」

愛野「太陽にも黒い点はあるよ…、綺麗に輝いているわけじゃない…」

上山「なん…だと…!?」

愛野「それくらい常識だよ…何で分かんないの?」

上山「俺は勉強なんてしてねえんだよ!ヒップホップ生まれヒップホップ育ちなんだYO」

上山君と愛野君って正反対だよね。
けど愛野君の不安も分かるかな…。お姉ちゃんが外に居るんだもんね…
私もおにーちゃんのこと考えるとちょっと心配だよ

愛野「今何が起こってるか分かってるの?異常なんだよ…」

上山「異常!頂上!雲の上!ふううううっ!」

愛野「変なリズム刻まないでよお」

上山「心配し過ぎなんだって!誰も死んでないメーン?」

愛野「し…死んじゃうかも!」

上山「死なねー死なねー!」

【安価】
1上山にこの状況が怖くないか聞く
2上山に外に残してきた人がいないか聞く
3自由

↓2

有山「上山君ってさ。外に残してきた人居ないの?」

上山「んー。居るメーン!」

上山「かーちゃんととーちゃん。あとねーちゃんだな」

有山「へぇ。お姉さんいるんだ」

愛野「僕もお姉さんいるんだ。偶然だね」

上山君のお姉さんって言うくらいだからきっとすごくにぎやかな人なんだろうな
兄弟って似るって言うしね。
私とおにーちゃんもよく似てるよ。…多分

上山「って。おめーら聞いたことねえのか?俺のねーちゃんの名前」

愛野「上山?……上山…あ!!!」

上山「そうそう!俺らの先輩なんだメーン!HEY!!」

上山君のお姉さん…
上山…上山…上山…

あ!もしかして国語の教科書に載ってたあの人!?

有山「お姉さんってもしかして…超高校級の詩人の!?」

上山「いえあ!大正解!」

有山「でも…」

言うのはやめておこう。お姉さんは凄く静かそうだったって。

うん。こんなこともあるよね!


【安価】
1上山君のお姉さんについて詳しく聞く
2上山君はお姉さんが心配じゃないのか聞く
3自由

↓2

有山「上山君のお姉さんって。どんな人なの?」

愛野「上山モネさん…だったよね?読む人の心を動かす詩を書く天才。」

愛野「いろんな賞を軒並み受賞してる文字の天才」

上山「そんな褒めんな!照れるってもんだZE」

上山モネ…そうそう。確かそんな名前だったよね
けどお兄ちゃんたちのクラスでは見た事ないから別のクラスなのかな…
それとももっと上の学年とか?

有山「お姉さん残してきて心配じゃない?」

上山「心配だけどYO。心配しても帰れねえんだ!だったら今を楽しむしかねーだろうがYO」

有山「そうだけど…」

愛野「僕は…心配って言うより。心配かけてるから申し訳ないなって…」

有山「私は心配だなー。なんだかんだ言っておにーちゃん私の事大好きだし!」

上山「って!お前らも兄妹いんのかYO!?詳しく聞かせろよ!」

愛野「僕のお姉ちゃんはすっごく強くて賢くて立派な自慢のお姉ちゃんなんだ!」

上山「有山は?」

有山「物凄く不愛想で口が悪くてかっこいいだけしか取り柄のないおにーちゃん」

上山「はは…散々な言われ様じゃねーか」

【上山の好感度が3上がりました】
【愛野の好感度が3上がりました】

【自由時間開始!!】:残り回数5

自由時間を開始します。
交流を取りたい人を一人及び二人指定してください

↓2

そしてまたまた少し離席。

上山君のお姉ちゃんを勢いで前作のコトダマの人に設定しちゃったのはここだけの話

【1F 宿屋内のエントランス】

鈴上「つーかよ。忍者っぽくねえよなぁ。アンタ」

森近「…どこがだ?」

鈴上「主に名前とかよ」

鈴上「忍者ってもっと洒落てる名前してんじゃねーの?服部とか五郎丸とか」

森近「…偏見だ」

でも確かに変だよね。忍者ってもっと和風って感じなイメージがあるのは私も…
森近君だって見た目は大松門梅座衛門って感じの見た目だし…

森近「…気配」

―シュンッ

有山「きゃあっ!」

森近「…人か」

鈴上「人以外に何が居んだよバァーカ。って、クマが居るか」

有山「物投げないでよ!危ないなぁ!もうっ!」

鈴上「あぶねえのはアンタの頭ン中もだろーが」


【安価】
1こんな場所で二人で何してたのか聞く
2二人は仲がいいのか聞く
3自由
↓2

森近「…別に」

鈴上「あぁ?アンタに言う必要あんのかよ?え?」

有山「気になるじゃん!」

鈴上「アタイの勝手だろーが。ボケ」

ううっ…鈴上さんは口が悪いし…
森近君はあんまりしゃべってくれないし…
アウェイだよ!完全アウェイだよ!!もう!!

有山「仲良くしようよー!ね!ね!」

森近「…四面楚歌」

鈴上「そーいうこった。アンタこの状況分かってんのかァ?」

有山「危険だけど…けど。誰かがそんなひどい事するわけないよ!信じ合おう!」

鈴上「ああ?喋ってんじゃねーぞ。アホが移る」

森近「…愚考」

…辛い、こんなに相手にされないのは辛いよ…
おにーちゃんで慣れてるけどさ…

【安価】
1二人は殺し合いに乗り気なのか聞く
2もしも何か大変なことが起こればどう言う行動を取るか聞く
3自由

↓2

有山「二人は殺し合いに乗り気…なの?」

鈴上「べーつに。どーでもいいって感じだわ」

森近「…殲滅」

有山「なんだ。良かったー」

二人は何だかよく分からない人で怖いけど。
けどコロシアイに乗り気じゃないってことは危険な人じゃないんだよね!
安心だよ!


森近「…だが。殺意を感じれば殺る」

鈴上「同上」

鈴上「邪魔な奴は踏みつけてでも生き残ってやるよ」

森近「…」

有山「え…ええ…」


鈴上「狙われねえように精々気をつけな」

森近「…楽勝」

鈴上「アンタは案外楽に殺せそうだかんな」

森近「…同意」

な…なんか二人の目が怖いよ…。
とりあえずどこかに行こう。ほんとに襲われちゃいそうだよ…

【鈴上の好感度が3上がりました】
【森近の好感度が3上がりました】


【自由時間開始!!】:残り回数4

自由時間を開始します。
交流を取りたい人を一人及び二人指定してください

↓2

【1F 酒場】

歌川「ゴホッ…なんだこれは…喉があっ…」

大護「ガハハ!全然飲めねえ口か!?」

歌川「それは当然だろう!俺はまだ未成年だぞ!大体未成年の内から飲酒をするなんて行為はだな!」

大護「まあまあ飲め飲め!!」

歌川「注ぐな注ぐな!そんなに飲めるわけないだろう!バカか!」

あ。また大護君がお酒飲んでる
大護君っていくつなんだろう…それが気になるなぁ

大護「次はこっち行っとくかぁ?ん?」

歌川「飲まないと言っているのがきこえて!!うわあああ!!」

大護「って。注いでやったら飲むんだな」

歌川「こぼれてしまったら勿体無いからな、ってそれに味を占めてどんどん注ぐな!!」

歌川「あれか?わんこそばならぬわんこ酒か?酔わせてどうするつもりだ!」

大護「九条みてーなこと言ってねえで飲め飲め」

そう言って大護君は歌川君のグラスにお酒をどんどん注いでいく
歌川君も良く酔わないなあ。ザルってやつなのかな?

【安価】
1二人の間の席に割って入る
2離れた場所でおつまみを食べて観察
3自由

↓2

有山「楽しそうだね!混ぜて―」

歌川「酒よりも厄介な奴が来たぞ。どうするんだ」

大護「まあまあいいじゃねえの。おら。グラス空いてんぞー?」

歌川「だぁかぁら!!いれるなって言ってるだろ!!」

有山「歌川君一杯飲めるね!猿だね!猿!」

歌川「それを言うなら猿じゃなくてザルだ。マオちゃん」

大護「ブフッ…あ?え?マオちゃんだぁ?どーした歌川!酔ってんのか!」

歌川「そう言わないとこいつが泣くんだ!俺だって言いたくて言ってるわけじゃない!」

大護「そ…その顔でマオちゃんって。お…おもしれえな」

歌川「笑いをこらえるな!プルプルするな!!俺だって恥ずかしいんだ!」

有山「マオちゃんかぁ。うふふー。もっかい言って?」

歌川「ま…ま…マオちゃん…」

大護「だーっはっは!!ま…マオちゃんって。マオちゃんってなんだよ!ガハハハ」

大護「こりゃあおもしれえな!、おい嬢ちゃんオメェも飲め飲め」

歌川「おい!お前かなり酔っぱらってないか?」

…何かおかしいと思ったら大護君…酔っぱらってるんだ!
どうりでなんか臭いと思ったんだ


【安価】
1飲む
2飲まない
3自由

↓2

有山「飲まないよお!お酒を飲むのはいけない事なんだよ!」

歌川「初めてまともな事言ったな。マオちゃん。俺もそれには同感だ」

大護「つーれねえこと言ってんなよー。一緒に楽しもーぜー?んー?」

大護君が私の肩を抱いてゆさゆさ横に揺らす
うええ。本当に酔っ払ってるよお、臭いよお

歌川「大護そこまでにしとけ。マオちゃんが困ってるだろうが」

大護「んー?嬢ちゃんは俺の事嫌いなのかー?んー?」

歌川「そう言うことじゃない!返答に困るようなことを言うんじゃない!」

有山「え…好きか嫌いか…って言うと…」

歌川「マオちゃんも真剣に考えないで良い!酔っぱらいの戯言だ」

人としては。優しいし頼りがいがあるし好きだなって思うよ
勿論歌川君もしっかりしてて好きだな、時々意地悪だけど


有山「二人とも大好きだよっ?人として」



大護・歌川「お…おう」

歌川「一番度数の強い酒をくれ」

大護「俺も今飲もうとしてたところだ。潰れるまで飲むぞ」

凄い勢いでお酒を飲み始めちゃったよ
酔っ払いは臭くて嫌いだから、早めにどっかい―こうっと

【大護の好感度が5あがりました】
【歌川の好感度が5あがりました】


【自由時間開始!!】:残り回数3

自由時間を開始します。
交流を取りたい人を一人及び二人指定してください

↓2

【1F 宿屋内の食堂】

菊野「○○▼□×□※□※※」

諸井「…」

食堂内から聞こえてくるお経の声
で、諸井ちゃんがあたあたしてる、どうしたんだろう

諸井「どうしてお葬式なんですか。私はクッキーを作っただけですよ?」

菊野「死んでいる。殺されている」

諸井「何がですか?」

菊野「食材が」

諸井「え…これ…クッキーです」

菊野「更にこの死は伝染する。怨念の洋菓子」

諸井「お…怨念!?え…ええっ!?」

諸井「お…おいしいですよ?食べてください?」

菊野「○○▼□×□※□※※」

―――チーンッ

食材が死んでるってどう言うことだろう…
でも確かにあのクッキーはゴミみたいな、ゴミ以下の味がするけど…
でも今回は成功してるかもしれないし

【安価】
1参列する
2クッキーをフォローがてら食べる
3自由

↓2

有山「食材殺しかぁ」

菊野「大規模な惨殺事件、無念を感じる」

菊野「死はいずれは訪れる物。だけどこんな無残な…」

諸井「えっえっ!?マオちゃんまで…!」

山積みにされたクッキー。
鳴り響くお経の声と鈴の音

諸井「お…美味しいよ?あーん」

有山「――――ペッ!」

諸井「ひいいいっ!」


菊野「ご焼香を」

諸井「それ鰹節じゃないですか!」

有山「この度は誠にご愁傷様です」

諸井「マオちゃんも乗らないでください!」

諸井「ど…毒なんて入ってません!ほらっ!」

パクッ

諸井「―――ムフゥンッ」

バタッ
ガタガタガタ

有山「ああああああ!!!」

菊野「…言った通り。死が伝染した」


【安価】
1諸井のお葬式(仮)も上げてもらう
2とりあえず介抱
3自由

↓2

有山「大変だ…痙攣しながら泡吹いてる!!」

菊野「南無」

有山「死なない様に見張ってて!ちょっと私ポーション作ってくる!」

菊野「止めを刺さないことになればいいけれど…」

―――――――――――――――――
―――――――――――――
――――――――――
―――――――

取りあえずキッチンに会った食材を使って代用のポーションを作ってみたけど…
マンドラゴラっぽい人参と、ジャガイモとなんかよく分からない茶葉煮詰めただけだから…
効果あるかな…

有山「飲んでっ!」

菊野「死の臭いが…消えた…」


諸井「――っ。はぁ…あれ…私…何を…」

有山「よかったあああ。生き返ったあああ」

諸井「…え?マオちゃん?どうしたの?なにかあったの?」

菊野「恐るべし魔女の秘薬」

変な事はもうしないって約束したけど。これで人が助かったから…今回は許してもらえるよね?
…それに。秘密にしてれば今日くらい…えへへ。

【菊野の好感度が3上がりました】
【諸井の好感度が5上がりました】


【自由時間開始!!】:残り回数2

自由時間を開始します。
交流を取りたい人を一人及び二人指定してください

↓2

【1F 広場】

ガンガンガンバンバンバン
ドンドンドン
ピイイイイイイイッ

ジェシカ「テンテケテンテンテンテケテケテケ♪」

有山「賑やかで楽しそー!ジェシカちゃん何してるのー?」

ジェシカ「んー。これはねー。一人エレクトリカルパレードっていうんだよ!」

有山「でもそれ楽器じゃないよ。食器だよ?」

ジェシカ「うん。ここに来た時殆どのね楽器がねなくなっていたからね。食器で音を奏でてるんだよ!」

有山「へえ。あったまいいなー」

有山「だから体に部屋に置いてあるライト巻き付けてるの?」

ジェシカ「ジェシカの唯一エレクトリカルな部分だよ!」

有山「すごい!でもひからないよ?」

ジェシカ「近くにコンセントが無いと光らないんだよ!こまるー!」

ジェシカちゃんは相変わらず賑やかで明るくて楽しい子だな
食器を楽器代わりにしてるのは歌川君に怒られちゃいそうだけど…

ジェシカ「マオちゃんもするー?」

【安価】
1するー
2しないー
3自由

↓2

有山「私今日はしないよー」

ジェシカ「なんでー?たっのすぃーだよー!」

歌川君とか大護君とかセル君とか
こういう行動を迷惑だっている人もいるってわかったから、ちょっとは私も気を使わないとね
…これでジェシカちゃんにもやんわり注意できたらいいんだけど。それはまだできないし
そんな立場の人間でもないから。私はジェシカちゃんを見守ろう。良いお友達だし

有山「んー。もっと楽しい事しよっ」

ジェシカ「んーふー?」

有山「お花摘み!」

有山「すっごくいい感じに臭いお花見つけたの。鼻がもげそう」

ジェシカ「おう!それは見て見たいだよ!うふふっ!」

有山「でしょ?」

ジェシカ「さあ。いこっか!」

…この食器の数々どうするんだろう…
後で片づければいいのかな…。でもここ床だし

有山「ちょっと待って―」

【安価】
1食器の後片付けをする
2そんな事気にしない
3自由

↓2

有山「ねえー食器片付けてからいこー」

ジェシカ「おう!うっかりジェシカを披露してしまったよ!お片付け忘れちゃってた」

有山「じゃあ。私はこれとこれ運ぶねー」

ジェシカ「ジェシカはこれとこれとこれとこれとこれとこれと」

有山「一気にそんなに?!」

ジェシカ「頭に乗せるから大丈夫だよっ」

有山「あ。そっか。頭があった!」

私も頭にのせて運べばいいんだ!
さっすがジェシカちゃん!

ジェシカ「乗せるよー!行くよー!うふふっ!おっけー!」

有山「待って―!」

ジェシカ「またなーい!うふふっ!」

ツルンッ

ジェシカ・有山「あっ」

グラァッ

ガシャガシャバリイイインッ


有山「…ホウキとチリトリ…もってこないとだね…」

はぁ。失敗失敗。まーた怒られちゃう…

【ジェシカの好感度が5上がりました】

【自由時間開始!!】:残り回数1

自由時間を開始します。
交流を取りたい人を一人及び二人指定してください

↓2

【1F酒場】

上山「おーい!ちょっと来てくれー!」

有山「私?」

上山「有山!そうそう!ヘルプだメーン!」

酒場って言えばさっき歌川君と大護君が居たところだけど…
って!大護君!?

有山「はわっ!どうしたの!?」

上山「大きい音が聞こえたから来たらこの有様だYO」

有山「ええ…と…とりあえず…」

上山「寝たらヤベえんじゃなかったか!?」

有山「ヤバイよ!」

大護君が凄く酔っ払っちゃって大変なことになってる…
横には空のビールサーバーみたいなのが4つ…

上山「でも運べねえ!」

有山「ああ。えっと…寝かさない様に大声出し続けて!」

上山「任せろ!俺の即興ラップで!!」


【安価】
1冷たい水をくんでくる
2魔女の才能を信じて酔い覚ましを作る
3自由

↓2

有山「お水くんできたけど…飲めそう?」

上山「なんでこんななっちまうまで飲んじまったんだよー」

大護君。意識はあるけど泥酔状態っていうのかな?
けど暴れるタイプの人じゃなくて良かった…
おにーちゃんは酔っぱらって家を半壊させて、ちょっとした軍みたいなのが出動する騒ぎになったから…


大護「ぐえええ」

有山「ええいっ!マジカルスプラッシュ!」

ビシャアッ

上山「おおいっ!顔にかけてどうするよっ!!?」

大護「ぐがああ」

有山「え…えっと…どうしよう…熱湯!?」

上山「熱湯はダメだメーン!ええっと…、諸井ちゃんのクッキーとか持ってねえか!?」

有山「あ。お葬式しちゃった!」

上山「葬式って何だよ!今は突っ込んでる時間がもったいない。なんか刺激物を!」

有山「ジッと見ないでよ!」

上山「有山しかいないだろ!」

ええ。けど…また約束破っちゃうのは…
けど今は緊急事態だし、どうしよう!どうすればいいの!?

【安価】
1劇物を作る
2劇物を作らない
3自由

↓2

――――――――――――――
―――――――――――
――――――――

有山「…これ!酔い覚ましに効果のある秘薬なんて作ったことないから不安だけど…」

上山「良いから飲ませろよ!」

有山「急かさないでよっ。いまするからさ!」

取りあえず体に悪そうな物を使わずにキッチンの物だけで作った
効果は分からないけど…

大護「……」

上山「どうだメーン?」

大護「―――っ。あれ、二人何してるんだぁ?って。なんだこれ!酒くさっ!」

上山「起きたああああ!!!」

有山「やったああああ!!!」

大護「んだよ?二人して抱き合って変な奴だなぁ!どうだ?一緒に飲むか?」

有山「飲んじゃ駄目ええええ!!!」

大護「な…なんで泣いてんだよ!?」

有山「よがったあああああ!!」

大護「お…おう」

【高山の好感度が5上がりました】
【大護の好感度が3上がりました】

【夜イベント】

1今日はお酒を飲み過ぎてぶっ倒れた大護君に逆説教をしにいくよ
2森近君の口の布の下が気になって眠れなくなったよ
3自由

↓2

今日はここまでです
上山君が高山君になるのはきっと作者のお隣さんが高山さんだからです

お気づきかもしれませんがじつは交流回数を少し増やしてます
それに加えて、その日の交流時間で起こったことをピックアップして夜イベントに繋げるようにしてみました
これ乙女ゲーでも百合ゲーでもねえ。人が死ぬんだぜ?

というわけでお付き合いありがとうございました!

朝も早いですが、土曜の更新第一部を始めてもいいですか?

…眠れない
どうしよう。かーなーりー眠れない

有山「…森近君のあの口の布…どういう意味があるんだろう」

忍者がしているあの口の布の意味ってなんなんだろう
…何だか気になって物凄く眠れなくなっちゃった

有山「ここはお空の上だから空気が悪いってわけでも…」

空気は美味しい。うん。味なんてしないから分かんないけど、ここの空気は美味しいと思う
じゃああの和性布マスクはいったい何なんだろう

もしかしてオシャレマスクなのかな…
よく女の子がやってるもんね、でもそうなると森近君のあのマスクの下って…すっごいビックリするほどしゃくれてるとか?
それとか前歯が物凄い尖って出てるとか…

皆が引くほど唇がたらことか…

有山「ふふっ。ふふふっ」

何だかますます見たくなっちゃったよ…

って。そうだ!見に行けばいいんだ!
あ…けど寝ちゃってるかなぁ…

どうしよう…


【安価】
1森近の部屋に突撃
2寝てたら悪いしやめておこう

↓2

有山「もーりーちーかーくーん!!おーきーてー!」

森近「……何奴」

インターホンを押したらすぐに森近君が出てきてくれた
寝てたのかな?起きてたのかな?
顔が殆ど隠れてるから分かんないや…


有山「ねねっ!あのね、お願いがあるんだけど…」

森近「…?」

有山「そのマスクの下。見せてほしいのッ!」

森近「…拒否」

有山「お願いお願い!おねがーい!!」

森近「…御免」

有山「あ!ダメダメ!見せてくれないと帰らないから!」

閉まりかけたドアの隙間に足を入れて、何とか森近君を引き留めれたよ!
ふふっ。気になっちゃったんだから仕方ないよね!」

有山「ね?おねがいっ!」

森近「拒否」

有山「あ!痛い痛い!足取れちゃうよっ!閉めようとしないでよっ!」

ドアを閉める事に躍起になってる森近君…
一か八かだけど…これなら―――

有山「隙ありっ!!」

森近「…っ!?」


ピロンッ

やったぁ!口元の布を取る事が出来たよ!
これで今日の夜はぐっすり眠れそう


森近「…何だ」

有山「え…んー」

マスクの下。普通にカッコいい…
じゃあなんでマスクなんてしてるの?不思議だなー

有山「普通にカッコいいね!」

森近「―――っ!!」

有山「…どうしたの?顔…赤いけど…。あっ!もしかして風邪!?大変っ!」

森近「…うるさいっ!」

バタンッ

あーあ…ドア閉められちゃった。
風邪なのに悪い事しちゃったなぁ…
あした風邪薬的な物を作って…ってダメダメ。それはもうしちゃ駄目なんだった…

【3日目】

その日の朝ごはん当番は諸井ちゃんと上山君だったはず…なんだけど。
今私の目の前。ううん、皆の目の前に置かれているのは缶詰。
もしかして二人とも寝坊しちゃって作れなかったとかかな?それなら仕方ないよね

菊野「…むせ返る様な死の臭い…戦争でも起こったのだろうか…」

上山「ま…まあそんな感じだな」

諸井「上山君が配膳するときにひっくり返しちゃったんですよ、上手にできたのに皆さんに食べていけなくてちょっと残念です」


大護「グッジョブ!」

歌川「ワザとだな…」

大護君と歌川君がこそっと何かを言う。
何て言ってるのかは聞こえないけど、多分なんかよくない事だと思うな

上山「ままっ!食ってくれって!命の危険はねーからよ!」


鈴上「明日からアタシは缶詰だけでもいいけどな」

歌川「なら明日はそうし―――――」

ジェシカ「ノンッ!明日はジェシカが腕によりをかけちゃうよー!うふふっ!」


あれ?変だなぁ。どうしてみんなこんなに悲しそうな顔をしてるんだろ?
私はとっても楽しみでウキウキしてるんだけどな!


【自由時間開始!!】:残り回数6

自由時間を開始します。
交流を取りたい人を一人及び二人指定してください

↓2

そしてここで一時中断
少し出かけてきます

16時~18時には更新再開します


今日中に動機発表出来たらなーと

帰ってきたぞおおおお!!!

更新OK?

【1F 宿場内の食堂】

うわぁ。何だかとっても良い匂いがするぅ!
お肉の焼けてる良い匂いが…

って。ダメダメ!朝ごはんさっき食べたばっかりだよ!太っちゃうよ!

でも…覗くだけなら…いいよね?


椎名「昼ご飯にしては早いと思うのだが?」

白野原「そうかな~?そうなのかな~?言われてみればそうかもしれないね~」

椎名「早いな。早すぎる。早すぎてビックリしているんだが」

白野原「朝ごはん。缶詰だけだったから~。うふふ~」

椎名「言われてみればそうだけれども…。意外とがっつりしたものを食べるんだなー」

白野原「お肉はパワーの源だからね~」

椎名「でも見た事がない肉だなー…牛?」

白野原「ラム肉だよ~」

椎名「!?」

椎名「羊飼いがラム肉を食べるとは…」

白野原「羊は家畜だも~ん。うふふ~」

椎名「意外とシビアな考えを持っているんだな…それにウチは驚いているよ」

うわあああ…美味しそおおおお!!!
ひ…一口…。だめ!駄目だぞ!我慢しなきゃ!

【安価】
1一口貰う
2自分もラム肉を焼いちゃう
3自由

↓2

有山「わぁ!とってもおいしそうだね!」

白野原「おいしいよ~」

パクッ

有山「ああっ!」

白野原「有山さんも食べる~?ほっぺたが落ちちゃいそうだよ~」

有山「たべ…食べないっ。お…お腹減ってないし!」

椎名「嘘がバレバレすぎて笑うしかないんだが…。よだれ出てるし…」

白野原「食べないんだ~。そ~なんだー。へぇ~」

有山「ひ…ひと…一口…ちょう…だい」

椎名「朝ごはんはさっき済ませたばかりなんだが…。なぜにそんなの飢えているのか」

有山「美味しいものは別腹なの!」

椎名「もはやそれはデブの発言でしかないぞ」

有山「で…デブじゃないもん!!痩せてもないけど…」

そう!デブじゃない!デブじゃない!!
そりゃあモデルさんみたいな体型じゃないけど、平々凡々な体系だと自分では思ってるもん!


白野原「はい。あ~ん」

有山「んー。幸せ~」

【安価】
1ありがとう!また作り方教えてね!
2うまい!もう一口!
3自由

↓2

有山「おいしい!もう一口」

白野原「はい。あ~ん」

有山「んー。もう死んでもいいかも~」

白野原「はい。も~っと召し上がれー」

有山「うふ。うふふ。ふふふふふふ」

椎名「…結局一人で完食してしまうとは。一口とは一体何なんだろうか」

ああ!やっちゃった!!!
どうしよう!白野原さんにも悪い事しちゃったし…
もしこれでおデブさんになっちゃったら…。なっちゃったら!!

白野原「次作って来よ~っと」

白野原さんが嫌な顔一つしないでキッチンに引っ込んだ
…後できちんと謝っておこう


有山「太っちゃった…」

そんな事より今は自分の体重が心配だよ…

椎名「肉一枚でそこまで増加したらそれはもう神の領域なんだが」

有山「どうしよう!デブになってない?!」

椎名「…そこまで人の体型に興味を持っていないのでよく分からない」

帰るころにはドラム缶になってるかもしれない!!
急いで渡し専用のやせ薬作らなきゃ!約束?そんなの関係ないよ!今は緊急事態だよ!

【白野原の好感度が3上がりました】
【椎名の好感度が3上がりました】

【自由時間開始!!】:残り回数5

自由時間を開始します。
交流を取りたい人を一人及び二人指定してください

↓2

【1F 広場】

能口「そんなツンツンツンツンしてないでさー。ここに居る限りは仲良くしようよ」

鈴上「ウッセェなかんけーねえだろ。アタシはここでもやりたいようにする」

能口「協力しないと外に出れないかもしれないだろう?」

鈴上「強力しても外に出れる保証はないだろうが、それに一応アタシらは殺し合わないといけないみたいだしな」

能口さんと鈴上さんが広場でなんか話してる?
仲良くお話してるーって感じはしないけど…

能口「まあまあまあまあ。それ言ったらおしまいじゃないの。こういう時こそ協調性ってね」

鈴上「あっそ。勝手にやってろ」

能口「可愛げが無いねー。そんなんだとモテないよー?」

鈴上「関ッ係ねえだろ!オメエにそんなことよ!」

能口「アハハ。ごめんって、そんなに怒る事ないでしょーが」

鈴上「とーにーかーく!アタシは群れるつもりはないから」

能口「そーんなこと言っちゃってさ!いずれ寂しくなるよー?」

鈴上「ならない」

【安価】
1なんだか険悪っぽい雰囲気がするので二人の間に乱入
2二人の至近距離まで近寄って黙って観察
3自由


↓2


―――スタスタスタ

能口「ん?どったの?」

鈴上「んだよ!至近距離で気持ちわりいな!」

取りあえず二人の目と鼻の先まで来たよ
あとはいつ二人が喧嘩をしたときでも止めれる準備をしておかないとね


有山「どうぞ!続けていいよっ」

能口「続けるって…何の話?」

有山「なんかさっきの喧嘩みたいな。なんか変な感じのお話合い?」

鈴上「んだよ。盗み見してたのかよ。って!それとこれ何の関係があるんだよ!」

能口「確かに。良い雰囲気じゃなかったのは認めるけど、マオちゃんが今ここに居るのと何の関係があるんだい?」


有山「二人が血みどろの殴り合いの喧嘩に発展するのを迅速に止めるためだよ!」

鈴上「バッカじゃねえの!!!!?」

能口「アハハ!そりゃ頼もしい!けど大丈夫、お互い大人な考え方で穏便に済ませるからさ」

有山「でもここに居て観察します!」

能口「どーぞどーぞ。あっ、そうだ。観覧するのに飲み物はいらない?小腹が減ったときにつまむ物は?トイレは済ませておいた?」

有山「…あ」


【安価】
1何か食べ物とかを取ってくる
2目が離せないのでそのまま観察
3自由

↓2

すいませんまたまた少し離席

夜には帰ります!

有山「ううん!良い!見てますから!」

能口「アハハー。こりゃあどんだけ信用されてないんだか」

鈴上「うっぜえ!」

さあ。いつでも喧嘩していいんだよ!
私が華麗に仲裁に入るんだから!場合によってはおにーちゃんゆずりの体術を使うんだから!


能口「考えの違いに関しては誰でもあることだってー」

鈴上「そゆこと。わーったら早く帰れよゴミが」

有山「あ!意見の一致だ!仲良しさん?」

鈴上「ああっ!?」

能口「そうそう!仲良し仲良し」

鈴上「っ!テメェ!何勝手な事言ってんだ!」

能口「ちょーっと人より照れ屋さんなんだけだよねー。琴美ちゃんは!」

鈴上「やめろ!下の名前で呼ぶんじゃねえ!」

能口「おやおやー?もしかして下の名前で呼ばれるの慣れてない感じ?」

鈴上「だったら何だよ!」

有山「可愛いね!琴美ちゃんって!」

能口「そーいうことさ。」

鈴上「うっぜえええええ!!!!」

なんだ。仲良いじゃんこの二人!
心配して損しちゃったよ!

【能口の好感度が5上がりました】
【鈴上の好感度が5上がりました】

【自由時間開始!!】:残り回数4

自由時間を開始します。
交流を取りたい人を一人及び二人指定してください

↓2

【1F 宿屋内の食堂】

セル「本当に困ったものです」

九条「まあまあ君の苦労も分かるけどさ。あ!お茶は何でもいいかい?」

セル「紅茶でお願いします」

九条「分かったよ。ホット?ミルク?」

セル「貴方はどちらで飲むんですか?」

九条「僕はホットにしようと思ってるけど。それが何か?」

セル「ではアイスで。もしもこれでアイスが不味くても、貴方のと交換できますので」

九条「はははっ…交換するなんて僕は一言も…」

セル「い い で す よ ね?」

九条「はいはい。分かったよ」

セル「では早くしてください」

食堂の中を覗いてみるとセル君が座っていた
声からしてキッチンには九条君が居るのかな?
後は誰もいないみたいだけど……。今から午後のティータイムでもするのかな?

だったら私もご一緒したいなー


【安価】
1九条の紅茶を入れるのを手伝う
2セルの真横に座る
3自由

↓2

有山「ご一緒させてー!」

セル「はぁ…何を勘違いしているのかわかりませんが…」

有山「今からティータイムするんでしょ?私も混ぜて―」

セル「嫌です。ロクな事に―――」

九条「有山さんは紅茶で良い?アイス?ホット?」

有山「ぬるめ」

セル「!?」

有山「大丈夫だよ!そんな心配そうな顔しなくても!私のバカもちょっとはましになったよ!もう迷惑じゃないよ!」

セル君はきっと私の事嫌いかもしれないけど。
それは私がバカだからで。じゃあちょっとバカじゃなくなった私の事は、きっとちょっと好きになってくれるはずだよね

セル「はぁ。そうですか」

有山「だからセル君はちょっと私の事好きになってね!」

セル「はぁ?なんですか?それ?」

有山「言葉通りだよ!」

セル「貴方は私のペースを乱すので嫌いです。以上」

セル君のペース?なにそれ?
…でもそれを乱しちゃうとセル君は私の事嫌いなまんまなのか…

九条「お待たせー…。ってどうしたの有山さん、難しそうな顔して」

【安価】
1セル君に好かれるにはどうするか悩んでいることを言う
2別にといって誤魔化す
3自由

↓2

有山「んー。セル君に好かれるにはどうするかってことを悩んでるの」

九条「ふーん。それは難しいね。セル君はなんて言ってたの?」

有山「ペースを乱すから嫌いだって」

セル「という話を当人の居る前でするあたりがもうどうかと思いますが」

九条「確かに有山さんは少し独特だからね」

有山「…んー。けどバカなのを治そうと思って頑張ってるんだよ?」

九条「少し相手に合わせるって言うのをして見ればどうかな?これは僕の意見として覚えておいてほしいな」

セル「無視ですか。そうですか。あ、紅茶ホットの方がいいんで変えてください」

九条「はい」

有山「人に好かれるって難しいね」

九条「そうだね。でも悩む事や考える事は賢くなるうえで大切だから、今悩んでいる事はとても良い事だと思うよ」

有山「じゃあもっと悩もう」

セル「…はぁ。ペースを乱すってそう言うことですよ」

有山「ん?何か言った?」

セル「別に。では、失礼いたします」

有山「ばいばーい」

去り際にセル君が大きなため息をついた
やっぱり私。嫌われてるんだな…

【九条の好感度が3上がりました】
【セルの好感度が3上がりました】

【自由時間開始!!】:残り回数3

自由時間を開始します。
交流を取りたい人を一人及び二人指定してください

↓2

【1F 屋内庭園】

―――バァンッ

カキンッ

何だかすごい音がすると思って屋内庭園に来たら、大変だよ!!
森近君と大護君が喧嘩してる!!

大護「へへっ。やるなぁ」

森近「…当然」

―――シュンシュンシュンッ

大護「効かねえぞ!!」

――カキンッ

屋内庭園を飛び交う剪定鋏にそれを見えない速さで弾き落とす大護君


ふ…二人とも私に気付いてないみたい。
どうしよう…このままだと怪我しちゃうよ!!

森近「…覚悟!!」

大護「接近戦かぁ!?オメェには分が悪いんじゃないか?ん?」

―――シュンッ

―――カキンカキンッ


【安価】
1止めさせるために叫ぶ
2止めさせるために参戦
3自由

↓2

有山「やーーーーめーーーーてーーーーー!!!」

森近「!?」

大護「耳がっ!!って…何してんだ嬢ちゃん!?」

有山「それはこっちのセリフだよ!ケンカなんてやめて!!」

森近「…喧嘩?」

大護「喧嘩ぁ?あ…。ガハハッ!ちげえちげえ。今のは運動だよ運動」

有山「運動!?適当な事言わないでよね!全身蕁麻疹にするよ!」

森近「…真実」

大護「ほら、俺ら忍者と憲兵だろ?体動かさねえと鈍っちまってよ。んで、俺が誘ったってわけだ」

大護「昼食後のかるーい運動って奴だな」

軽い運動?軽い運動で森近君は分身出来るんだ…
って!違う違う!こんな危険なこと運動でもダメだよ!

大体私には叱って置いて、こんな危険な事するなんておかしいよ!

森近「…激怒?」

有山「かなり!!」

大護「甘いもんでも食いに行って気ぃ治すか?」

有山「食べない!!!」

【安価】
1この場で二人にお説教
2まずは二人に片づけを指せる
3自由

↓3

有山「怒ってるの!!!」

大護「いや。みりゃあ分かるが…。な?気ぃ治せって」

有山「治さない!!!」

森近「…」

有山「だいたいね!!私には危険な事するなとか迷惑かけるなって言うくせに!!」

森近「…迷惑はかけていない」

有山「かけてる!!!かーけーてーる!!!」

森近「…例えば」

有山「心配したでしょ!!!!」

大護「ごめんって!な?もうしねえから?許してくれっか?」

有山「…そっちは!!」

森近「…しない」

有山「嘘ついたら―――」

大護「ハリセンボンのーますってやつだろ?わーってるって!」



有山「煮えたぎった油を飲ませる!」


もう!まだ怒ってるぞ!!
とにかく分かってくれたみたいだし、今日は帰るけど!

―――バタンッ!!



大護「おい。ありゃあマジの目だぞ」

森近「…恐怖」


【大護の好感度が3上がりました】
【森近の好感度が3上がりました】


【自由時間開始!!】:残り回数2

自由時間を開始します。
交流を取りたい人を一人及び二人指定してください

↓2

【1F 宿屋内のエントランス】

藤木「うひゃひゃっ。この間違った文字がよく見えるメガネはいらないかい?」

歌川「胡散臭い」

藤木「今なら500万円の所を3万円で販売中だよ?欲しくなってきただろう?」

歌川「余計胡散臭い!!なんだ。なんだその大幅すぎる値下げは!」

歌川「そこまで値下げされたら逆に買いにくいわ!!」

藤木「そうかい?なら5万円」

歌川「なんだ。なんだその「なら」って!とりあえず煩いし値段上げとくかって言う考えが見え見えなんだよ!!」

歌川「大体元値は500万円だろ!しかもそのメガネ、百貨店で同じのを見たぞ!」

藤木「おや、失敬な…。これは正真正銘の幻の眼鏡さ。ゼルダにも出てきた。アノ眼鏡だ」

歌川「出てきたのはこんな黒縁のスマートな眼鏡じゃなかっただろう!!」

藤木「主人公のゼルダが」

歌川「もうその時点でダウトだバカ!!主人公はリンクだ!!」

藤木「今なら大特価10万円だよ」

歌川「さらっと値上げしてるんじゃない!!!」

あ。藤木さんのショッピングタイムが始まってる!
今日はどんなお値打ち商品があるんだろう!

【安価】
1他の商品を紹介してもらう
2眼鏡をかけて効果を宣伝する
3自由

↓2

有山「藤木ちゃーん!他の商品もみたーい!」

歌川「…駄目だ。もうすでに胃が痛い」

藤木「胃が痛い?ならこの幻の胃薬!」

歌川「おい。もう包装紙からアレなにおいがするぞ。警察とかに捕まりそうな匂いしかしないんだが」

藤木「なんと驚くことなかれ。これは世界で初めての脱法胃薬」

有山「へー。かっこいいー」

脱法って何なんだろう?
おにーちゃんもそのうちお前なら作りそうだって言ってたけど…
きっといい意味だよね!

藤木「ちょいと飲んでみなよ。幻の薬だよぉ」

有山「うん!」

歌川「まてええええ!!飲むなああああ!!マオちゃん!やめるんだ!!」

幻の胃薬かぁ…
ならこれ作れるようになりたいなぁ。
…あ!そうだ!

―――ガリガリッ

藤木「か…噛んでるのかい?あひゃっ!」

苦い…
けど…これ。胃薬って言うよりビタミン剤の味がする…
それに…何だかフツーの味…


【安価】
1胃薬を手直しする
2何も言わずに飲み込む
3自由

↓2

有山「藤木ちゃん!ちょっとそこに居て」

―――ダッ

藤木「うひゃひゃっ!なんかあったのかねえ…」

歌川「これでマオちゃんに何かあったら、事件だぞ!分かっているのか」

藤木「分かってるさぁ、私の過失になる。それよりもどうしてマオちゃんと呼んでいるんだい?」

歌川「え…ああ…これには深い理由がだな…」

―――――――――――
―――――――――
―――――


有山「お待たせ!!」

取りあえずこの胃薬を幻っぽくしてみたよ!
危ない事はしてないし…。歌川君も怒んないよね?

藤木「…さっきの胃薬?いや…違うね…格段にグレードアップしている…何をしたんだい?」

有山「え?あ。なんかね、凄く普通の味がしたから、ちょっと変えてみたの」

歌川「また危険な事を。セルにでも見つかればまた怒られるぞ」



藤木「―――…ただのビタミン剤じゃなくなってる?」

有山「どうしたの?何か言った?」

藤木「あひゃひゃっ。まいどありぃ」



【歌川の好感度が3上がりました】
【藤木の好感度が3上がりました】

【自由時間開始!!】:残り回数1

自由時間を開始します。
交流を取りたい人を一人及び二人指定してください

↓2





【1F ゴミ捨て場】

愛野「ね…ねえ…何してるの?」

菊野「火葬」

愛野「びええええ!!!誰か死んだの!?」

菊野「ああ。たくさんの死亡者が…」

ゴミ捨て場を見ると火葬場…じゃなくて。焼却炉が稼働していて
愛野君が泣いている。愛野君はいっつも泣いてる


愛野「何が死んだのおおお?」

菊野「…これだ」

愛野「クッキー?」

菊野「クッキーに見えるのか?」

愛野「うん!とってもおいしそうなクッキーだよ?」

菊野「侮る事なかれ…これは…三途の川を渡る為の六文銭…」

愛野「お金?どっからどう見てもクッキーだよ?」

愛野「お腹も減ってるし。一つ分けてよ」

あのクッキーって…この前見た…
ってことは。あれを食べちゃうと…――――

菊野「…南無」

愛野「え?どうしたの?」


【安価】
1何が何でも食べるのを止める
2とりあえず食べさせる
3自由

↓2

有山「だめ!!それはほんとにダメな奴!!糞マズいから!!」

愛野「…えっ?」

菊野「…死は免れた」

間一髪!クッキーを食べるのを止めれたよ。
何が入ってるのかわからないけど、あのクッキーはかなりヤバいんだよね…
私がおにーちゃんとケンカして、短期間の痛風にしようとした時に作ったクスリと同じくらいヤバい


愛野「駄目…なの?」

有山「美味しそうだけどそうじゃないよ!それは失敗作!」

菊野「ミニ死出の案内人」

愛野「……」

愛野「もしかして…今燃やしてるのって…」

菊野「殺された食材の数々…」

愛野「早く言ってよお!!」

菊野「僕は注意はした」

愛野「分かりにくいよ!!」

有山「ふう…けどよかったぁ」

愛野「良かったって何が?そんなにマズいの?」

マズいって言うか…
これを食べた諸井ちゃんはもうそれは酷い事に…


【安価】
1どれだけ危ないかきちんと話す
2諸井ちゃんの名誉のために黙っている
3自由

↓2

有山「んー…その。何て言えばいいんだろう」

諸井ちゃんは美味しいと思って作ってくれてるから…
けど…これは失敗作で
諸井ちゃんはでもおいしいと思ってるし…


菊野「安楽死ができる」

愛野「死ぬほどマズイの!?」

有山「あー!えっと。そうじゃなくてっ…その…えっと」

菊野「製作者の怨念が詰まっている」

有山「じゃなくって愛情!!」

菊野「そうともいう」

愛野「怨念と愛情は全然違うよぉ!!」

どうしよう…菊野君もフォロー?しようとしてくれてるんだけど
えっと…うまく通じない。あー…マズいを別の方法に言い換えたいんだけど…

有山「あのね。決して不味くないんだけど…」

有山「…お口に合わないと言うか…」

菊野「万人をし死に誘うともいう」

有山「そう!万人のお口に合わないの!」


愛野「それって…かなりマズいよってこと?」

ふええ…失敗だぁ…
もっと言葉の知識を勉強しないとなぁ…

【菊野の好感度が3上がりました】
【愛野の好感度が3上がりました】

またまた少し離席

度々ごめんなさい

【夜イベント】

1そうだ。魔女になろう
2お酒って美味しいのかな…ちょ…ちょっとだけなら…
3寝るぞ

↓2

今私はとーってもとーっても悪い事をしています
ううん。とってもじゃなくて。ちょっぴり?ううん…全然?

だ…だってまだ悪いことしてないし…

…さ…酒場に居るだけだし…


有山「こそーっ」

クリア!
誰もいない!

大護君とかあんなにおいしそうに飲んでるから…
ちょっと興味が…。ちょっと飲みたいだけで

そう。ちょっとだけなら。怒られないよね…

有山「…で。どれを飲めばいいのかな」

芋?サツマイモの味がするのかな?スイートポテト?」
米?お米かな?白米?どんな味なんだろう…

他にもいっぱいあるけど。どれがおいしいんだろう…


有山「どーれーにーしーよーうーかー…」


ガチャッ

【ドアを開けて中に入ってきたのは?】
↓2

有山「あ…え…あ…その!違うの!!」

歌川「よく分かった。マオちゃん。よく分かったからとりあえずその酒瓶を置け」

有山「気が付いたら酒瓶が飛び掛かってきたの!!」

歌川「うーん。凄くファンタジーなのは分かったからとりあえず置け」

有山「芋とか絶対スイートポテトだから美味しいとか思ってないもん!」

歌川「思ってたんだな。ちなみにマオちゃんが予想している味とは180度反対だから、とりあえず置け」


ど…どうしよう!み…見つかっちゃった!!
ま…また怒られちゃうのかな…

で…でも!歌川君だってここに居るのはそう言うことでしょ?

有山「歌川君だって!どうしてここに居るの!!」

歌川「酒瓶で人を指すのを止めろ。俺は大護に誘われてここに来たんだ」

有山「じゃあお酒飲もうとしてたって事じゃんかっ。わ…私悪くないもん!」

歌川「うん。誰も咎めてはいないだろうマオちゃん。酒瓶を振り回すのを止めろ」

有山「じゃ…じゃあちょっとだけ飲んでも怒らない?」

歌川「自己責任で。としか俺は言えないんだが」

有山「ほ…ほんとにちょっとだけ!ほんとにちょっとだけなの!」

歌川「マオちゃんはいったい誰に言い訳してるんだ?」

有山「言い訳なんてしてないもんっ」

お酒…飲んでも怒られない?
私…悪い事する訳じゃない?

ならちょっとだけ――――

【安価】
1飲む
2飲まない
3自由

↓2

じゃあこのお芋のお酒を―――

―――グビッ

有山「……うっ」

歌川「バカ!!!そのまんま飲んでどうする!!」

有山「―――」

グラァッ
パタンッ

歌川「ま…マオちゃん!?お…おい!大丈夫か!」

有山「あれ?歌川君?あれー?眼鏡してるー」

歌川「ずっとしてる!!おい!立てるか?」

有山「あれー?今日は何もつけてないんだねー」

有山「って…いやああああ!!!!こないでえええ!!」


歌川「どうした!?どうしたマオちゃん!逃げるな!逃げるなおい!!」

有山「お願いだから元に戻ってえええ!!また楽しいしよおお!!」

歌川「元に戻るのはマオちゃんの方だ!!!おい!目を覚ませ!」

有山「うわああああ!!!」

―――バンッ
―――パリンッ

歌川「おい!おい!!!酒瓶を投げるな!!」

―――クルッ

有山「あれ…お兄ちゃん?」

歌川「…おい?!次は何だ?」

有山「おにいちゃああああああんん!!」

有山「怖かった!怖かったよおおお!!うえええええ」


―――ギュッ

歌川「ま…マオちゃん!?抱き着くな!抱き着くなっ!!!」

有山「こわがったよおおおおお」

有山「うえええええええ」

有山「コロシアイとかやだああああああ」


歌川「…そう…だな。そうだけど…」

有山「おにーちゃーん!!!」


歌川「マオちゃん…」




有山「オロロロロロロロ」

―――ビシャアアッ




歌川「うわあああああ!?」


【4日目】

頭が痛い…
起きたら朝ごはんの時間過ぎてた…

身体も重たい。ていうか…いつの間に部屋に居たんだろ…

昨日酒場におにーちゃんが居て…
そうだ。助けに来てくれたんだ、私がぜ―――

ぜ……なんだっけ?

まあいいや。とにかく頭痛い。気分悪い…

もしかして気が付かないうちにワープしてたとかなのかな…

じゃないと今この部屋に…いるって言うのは…


ダメだ考えたら頭割れそうになっちゃうよ…

寝すぎたせいでもう眠たくないし…
どうしよう…今日…

【自由時間開始!!】:残り回数4(二日酔いの為行動力が減っています)

自由時間を開始します。
交流を取りたい人を一人及び二人指定してください

↓2

【1F 宿屋内のエントランス】

椎名「おはよう」

有山「おは…オエッ」

駄目…もう何かしゃべるたびに気分が悪い…
ゲロ出る。もうそこまで来てるかもしれない…

椎名「今日の朝。なんで来なかった?みんな心配していたみたいだが」

有山「ね…寝坊。だよ」

椎名「部屋に行く話まで持ち上がったんだよ。セルが止めてしまったけどね」

でも言えない!私が二日酔いなんて!!
あ。だめ、勢いよく考え事しただけで頭痛い…

椎名「私は特にどうでもよかったんだが一部はかなり心配していたから顔を出してい置いた方がいいんじゃないだろうか?」

有山「う…うん」

椎名「体調が悪そうに見えるんだが…」

有山「そんな事は無いよ。すっごいげん…」

椎名「バレバレの嘘だね。ウチでも分かるぞ」

有山「え…えへへ」

【安価】
1かなり心配していたのが誰なのか聞く
2頑張っていつも通り振舞おうとする
3自由

下2

有山「かなり心配してた人って?」

椎名「えーっと…忘れた」

有山「ええっ!?」

椎名「大護と歌川と…ジェシカに諸井…後は誰だったか…」

んー。色んな人に心配かけちゃったんだな…
はぁ…私ってバカだ。また迷惑かけちゃった

椎名「どうした?」

有山「いやぁ…何でもないけど…皆怒ってなかった?」

椎名「特に気にしては無かったと思うが…。というよりどうして怒る必要があるのか」

有山「…いや…心配かけちゃって迷惑だろうなって…」

椎名「…心配と迷惑は別物なんだが」

有山「え?」

椎名「常識ではないのだろうか」

有山「え…あ。うん」

ごめん、なんて言ってたか聞き逃しちゃった
ううっ。もう二度とお酒なんて飲まない!!

かなり大変じゃん!

【安価】
1椎名にも一応ちゃんと謝る
2謝らずに話を続ける
3自由

↓2

有山「椎名ちゃんもごめんね?」

椎名「別に」

有山「心配かけちゃって。ごめんね?」

椎名「もう一度言う。ウチは特に心配をしていないぞ」

椎名ちゃんは表情が一切変わらないから分かんない
いつもしんどそうで眠たそうな顔をしてる

…もしかしたら今日は私のせいでもっとしんどくさせちゃったかもしれない…

有山「ならいいんだけど…」

椎名「私より他の奴の所に早いとこ顔見せに行った方がいいと思うが」

椎名「殆どの連中がソワソワしてた…と思うぞ」

有山「思うぞって?」

椎名「覚えてない。眠たかったんだよ」

有山「そ…う…そうなんだ…」

椎名「まあ。私は全然ってことだから」

椎名「おやすみー」

有山「ちゃ…ちゃんと部屋で寝てね!?」

【椎名の好感度が3上がりました】

【自由時間開始!!】:残り回数3

自由時間を開始します。
交流を取りたい人を一人及び二人指定してください

↓2

12時になりましたので今日はここまでです
お付き合いありがとうございました!

動機発表は明日になりますかね


とっても素敵な動機ですのでお楽しみに!

更新OK?

【1F 宿屋内の食堂】

ジェシカ「マオちゃーん!!マオちゃーん!!」

歌川「やめろ。今さっきからその言葉を連呼しているが、それらはすべてマオちゃんではない」

歌川「なめこ、ミルク、しめじ、机、椅子、俺の眼鏡。ほかにも―――」

有山「えへへ。寝坊しちゃった」

歌川「って!次は本物じゃないか!!」

昨日歌川君が酒場に来たことは分かってる。
…で。気が付いたら自分の部屋に居たから……
多分物凄く歌川君には迷惑かけてる…よね?

歌川「おい!頭は痛くないのか?吐き気は?」

ジェシカ「んー。ジェシカは吐き気を催すほど頭の痛い奴だーってよく言われまーす!」

歌川「貴様に聞いているのではない、それにお前の頭が痛いのとマオちゃんのは別だ」

歌川「いや。マオちゃんも頭が痛いと言えば、痛いが…」

歌川「今はそっちの痛いより別の痛さを聞いているわけなんだ」

ジェシカ「んー。オッケー!うふふ!」

歌川「絶対意味を理解していないな」

ジェシカ「んー。そんな事ないよー!」

歌川「なら、説明してみろ」

ジェシカ「んーっとね。マオちゃんは吐き気が頭の中でいっぱいでゲロまみれなの!うふふっ!」

歌川「見事に0点だ。おめでとう」


【安価】
1とりあえず二人に謝る
2何事もなかったかのようにふるまう
3自由

↓2

有山「あのね。今日は…心配かけてごめんねっ!」

ジェシカ「うん!いいよー!」

歌川「ああ。まあ無事そうで何よりだ」

どうしよう、あの後何があったかっていうのがスッゴイ気になっちゃう
けど今聞いちゃっていいのかな…

歌川「どうした?何だか物凄く考えている顔をしているが?」

ジェシカ「あ。お腹減ったのー?んー。じゃあ今から」

歌川「貴様はもうキッチン立ち入り禁止だと言っただろう」

ジェシカ「…え」

歌川「肥料は調味料ではないと言うことを覚えれるまでは二度とキッチンには立たせない」

ジェシカ「けどお花さんは元気だよー!人間もきっと元気だよー!」

歌川「肥料を食べれば最悪別の意味で植物になる」

ジェシカ「わぁ!素敵!お花になれるんだねー。うふふっ!」

歌川「お花になる前にお星になる可能性の方が高い」

ジェシカ「うふふー!キラキラー」

歌川「はぁ…」


【安価】
1昨日何があったのか聞く
2ここでは聞かない
3自由

↓2

有山「あのね…歌原君。昨日私何があったの?」

ジェシカ「ん?二人のドキドキラブゲーム!?」

歌原「あれがラブなら今頃世間は物凄く臭くなっているな、主に臭い的な意味で」

臭い…?
ええっ!?なんか臭い様な事したの!?
うええっ。どうしよう恥ずかしいよぉ…


有山「ねえ。もしかして何か迷惑かけちゃった?」

歌原「…」

有山「お願い!教えてっ」

歌原「特に何もなかったから心配する必要はない、ただ反省はしておけ」

有山「なにか臭い様な事…しちゃったんだよね?」

歌原「ああ。お酒臭かったと言うことだ」

ジェシカ「なーんだ!てっきりジェシカは飲み過ぎてゲロまみれになったんだと思ってたよー!うふふっ」

ゲロまみれになんかなったら私恥ずかしくて死んじゃうかもしれない…ううん。死ぬ
でもそうじゃないみたいでよかったぁ…


歌原「今後お酒は一人で飲まない事をお勧めする、大護あたりにでも飲み方を教えてもらえ」

歌原「一人で飲むのはそれからだ」

ジェシカ「ジェシカも飲みたーい!」

歌原「貴様は絶対にやめておけ」


【歌原の好感度が3上がりました】
【ジェシカの好感度が3上がりました】

【自由時間開始!!】:残り回数2

自由時間を開始します。
交流を取りたい人を一人及び二人指定してください

↓2

【1F 屋内庭園】

上山「おーい!!待て待て待つんだメーン!」

諸井「も…もしかしたら、マオちゃん風邪かもしれないから。ハーブティーでも作って飲んでもらおうかなって…」

上山「心遣いは凄い素敵だぜ?けどけどけどYO!」

諸井「でしょ?うふふ。喜んでもらえたらうれしいんだけど」

上山「とりあえずその摘んだ草を地面に置いてくんだぜ。話はそれからだメーン!」

諸井「これね。よく分かんないんだけど。美味しそうな草」

上山「ウツボカズラっていうんだぜ???」

諸井「あとこれは栄養付けないとダメなので」

上山「来た!来た肥料!!!」

特殊な方法で煮だしたら元気にはなれると思うけど
諸井ちゃんは魔女じゃないからなぁ…
でも。気持ちはすっごくうれしい!

上山「とりあえず今この材料の中で食べれない物の方が比率が高いってどーいうことだYO!?」

諸井「え?」

上山「おい…マジか…」

諸井ちゃんたちも心配してるみたいだし、早く元気な姿見せなくっちゃ!

【安価】
1とりあえず元気であることを全力でアピール
2まだちょっと頭が痛い事を話す
3自由

↓2

有山「二人ともおおお!」

諸井「マオちゃん!良かったぁ!すっごい元気そうだね!」

上山「命拾いしたな!」

有山「何その材料?それで何作るの?」

諸井「うん。マオちゃんが元気無さそうだったからハーブティーでも作ろうかなっておもってたの」

上山「デスハーブティー…」

諸井「何か言いましたか?」

上山「いや。なんでもねえYO」

そうだ!私はもう元気だからハーブティーはいらないけど、心配してくれた諸井ちゃんに良い事教えてあげよう
簡単に言うと魔女の知識をちょーっとだけ分けてあげるの

有山「二人でハーブティー作ろっか!」

諸井「うわあ、それとってもいい考えだね!」

上山「おい…おいおいおい!!待てええい!!」

有山「ジェシカちゃんも誘おっか!」

諸井「今同じこと考えてました!」

上山「…こりゃあ…死人が出るぜぇ」


【安価】
1誰に飲んでもらうか相談する
2翌朝の朝ごはんに提供しようと提案する
3自由

↓2

有山「誰に飲んで貰おっか!」

諸井「んー…疲れてそうな人?」

有山「疲れてそうな人っている?」

諸井「………」

上山「おいおいおいおい!!!俺の事じーっと見んのはやめろYO!」

諸井「私のお手伝いで疲れてますよね?」

有山「ほんとだ!しんどそうな顔してる!」

上山君の顔をよーく見て見たら何だかしんどそうな顔してる
これは大変!疲れがたまってる証拠だね!

諸井「一緒に食堂に行きましょう」

有山「うん!」

上山「い…いやだ…ま…まだ死にたくねぇええええええ!!!」

諸井「死ぬまで疲れてるんですか!?」

有山「それは大変だよ!!」

上山「……」

腕によりをかけて美味しいのを作るぞ!
諸井ちゃんもいるし安心だよね。

それに!クッキーじゃないのを作るんだから失敗もしないよ!


【諸井の好感度が3上がりました】
【上山の好感度が3上がりました】

【自由時間開始!!】:残り回数1

自由時間を開始します。
交流を取りたい人を一人及び二人指定してください

↓2

【1F 宿場内の食堂】

セル「………」

能口「難しい顔してどったの?なんかあったの?」

セル「もともとこういう顔ですが…何か?」

能口「まーたそんな事言っちゃってさー。あ、なんか飲む?」

セル「紅茶を。って…紅茶の淹れ方分かっていますか?」

能口「さ?どうだろうね、不安なら自分でどうぞどうぞ」

セル「まあ。多少不味くても我慢しますので、問題は不純物が入っていないか入っているかですから」

能口「はぁ。素直にお願いしますって言えないのかねー」

セル「何か言いましたか?」

能口「別にー。じゃ。パパッと淹れてくるよ」

確かにセル君はいつもより難しい顔をしているようにも見える…
何か悩み事かな?私何か力になれるかな…

セル「はぁ」

能口「こらっ!ため息ついたら幸せが逃げるよっ!」

セル「ため息ではありません深めの呼吸です」

能口「あっそ。それは悪かったね」


【安価】
1セルの悩みを聞き出す
2紅茶を入れる手伝いをする
3自由

↓2

有山「のーぐちさん!紅茶淹れるのお手伝いするよ!」

能口「そりゃあ助かるなぁ、じゃあマオちゃんはお湯沸かしてくれる?」

有山「任せて!お湯くらいなら沸かせる!」

能口「ほんとに一人で大丈夫かい?私はちょーっと心配だなあ」

有山「できるよぉ!失敗しないもん!」

能口「あははっ。頼もしい、じゃあよろしくね」

お湯なんて沸かせるよ!
水をお鍋に入れて、お鍋を火にかけて…塩いれるんだっけ?

能口「こーらこらこら。塩もって何しようとしてるの?」

有山「お湯沸かすのに塩って使わなかったっけ?」

能口「そりゃあスパゲッティ―の時だけだね。その方法は今度スパゲッティ―作る時にお願いしようかな」

有山「え!スパゲッティ―!?私スパゲッティ―大好き!!」

能口「ふぅん。んじゃあ今日の夜ご飯にでも作ることにするよ。誰か手伝ってくれたら助かるんだけどなー」

有山「はい!はいはい!はーい!!」

能口「うん。頼もしい助手さんだ。それじゃあ今晩はよろしくね」

何スパゲッティ―なんだろう!今からお腹減ってきちゃったよ!!

【安価】
1出来上がった紅茶を自分が持っていく
2出来上がった紅茶を能口に持って行ってもらう
3自由

↓2

有山「セルくーん!」

セル「…はぁ。またあなたですか。って…貴方が紅茶を?」

紅茶をセル君の前に置いてあげたけど…なんか不審そうな顔して飲んでくれない
なんでだろう…

能口「心配しなさんなって!変なもんは入ってないよ!」

セル「…」

有山「お湯沸かしただけだよ?」

セル「はあ。そうですか」

能口「せーっかくマオちゃんもお手伝いしてくれたんだから飲んであげなって!」

セル「まだ死にたくないので」

やっぱ私セル君に嫌われてるんだ…
仕方ないって言えばそうなんだけど…けどやっぱ少しだけ傷つくな…

うん。少しだけ。少しだけだもん


セル「では。失礼いたします」

能口「あー!コラッ!紅茶どうすんだ―――…って。行っちゃった。ほんっと人の話聞かないんだから」

有山「…」

能口「うん。今日の紅茶はいつもより美味しく感じるなー。マオちゃんが頑張ってくれたからかなぁ?」

有山「能口さんっ」

能口「ちょ!熱いの飲んでるんだから急に抱き着かないでよ。火傷しちゃったらどうするんだい!もう!」


【セルの好感度が2上がりました】
【能口の好感度が3上がりました】

【5日目】

モノクマ「あ。今日の午後――時にちょっとオマエラに見てもらいたいDVDがあるんだ」

私たちがご飯を食べてたら。
モノ…クマ…だっけ?それが食堂に出た。来たんじゃなくて出た。
ワープみたいな感じで床からシュンって!…もしかして魔法使いなのかな…?

鈴上「つーかよ!んなことよりアタシらを早く解放しろや!」

モノクマ「それはコロシアイをしてからでしょ!もう!」

白野原「お外…出れないんだ~」

モノクマ「ねえ!ボクはこっち!こっちだよ!!」

歌原「話を誤魔化すのはやめてくれるか?俺らの要求に答えろ」

モノクマ「だーかーらー!とりあえずそれは無理なの!」

モノクマ「でもその代わりにオマエラがコロシアイをしやすくなるDVDをがんばーってボク用意したから!」

コロシアイをしたくなる…DVD?
…SAWとか?

ジェシカ「んー!モノクマちゃんも一緒にご飯食べる―?うふふっ!」

モノクマ「僕は蜂蜜しかたべないんだよ!」

ジェシカ「んー。今は蜂蜜内から残念だなー。オッケー!ばいばーい!」

モノクマ「はーい!ばいばーい!」

あ…行っちゃった。
なんだか胸の奥の部分がソワソワする…

なんでだろう…

【自由時間開始!!】:残り回数3(動機発表の為短縮です)

自由時間を開始します。
交流を取りたい人を一人及び二人指定してください

↓2

【1F 宿屋内のエントランス】

鈴上「あーっ!!!もう!!イライラする!!」

ガンッ

九条「物に当たっても解決は出来ないよ。それに足を痛めてしまう」

鈴上「うっせえな!!!」

ああっ!大変!鈴上さんが九条君に掴みかかってる!!
…どうしよう!!

九条「別に僕にストレスをぶつけることで発散できるならいいけど。本当にそうなのかい?」

鈴上「んだよ!テメェはよぉ!!!余裕そうな顔しやがって!!」

九条「余裕そう…に見えるのかな?ははは」

鈴上「気取りやがってよ!!」

九条「上手く感情を表に出せないだけさ」

鈴上「…チッ」

九条「気は済んだかい?」

鈴上「済む訳ねえだろ!!!」

九条「そうか。なら今ここで僕を殺すのかい?」

鈴上「ああっ!?」

九条「コロシアイをしないと外には出れないんだろう?今は人もいないんだ。しようと思ったらできる」

え!?こ…こ…殺しちゃうの!?
そんなのダメ!!!!絶対に駄目!!!



【安価】
1急いで止めに入る
2大声を出して気を引く
3自由

↓2

有山「駄目ええええええ!!!」

鈴上「!?」

九条「…」

良かった。鈴上さんが九条君から手を放してくれた…
これでなんとか一段落したけど…このまんまだと良くないよね


有山「だ…駄目だよ!殺し合いなんて!」

鈴上「あぁっ!?こっちはな!外に出ねえと―――」

有山「出ないと?」

鈴上「…なんでもねえよ!クソが!!」

――ガンッッ

有山「きゃっ」

また鈴上さんが台を蹴った。
大きな音が鳴って、私の口から声が出ちゃった
…ダメダメ。私はこんな時でも強くないとダメなんだから


有山「な!何があるかは分かんないけど!!でもそれでも!!」

鈴上「ああっ!?」

有山「こ…殺し合いなんて!!ダメなの!!」

有山「そんなのダメなの!!」

鈴上「んだよ!!外に出てえって思うのは当然じゃねえのかよ!!」


【安価】
1思うよ!
2思わないよ!
3自由

↓2

有山「思うけど!私だっておにいちゃんに会いたいけど!!」

有山「けど…人を殺しちゃうのはダメ!!」

私だって外に出たいし。お兄ちゃんにも会いたい。
けどもしもそんな事をしても外で待っててくれてるお兄ちゃんは絶対嬉しくないもん

九条「二人とも。少し落ち着こうよ」

鈴上「気分わりい。寝る」

鈴上ちゃんは何も言わないで帰って行っちゃった
…私間違ってないよね?

九条「大丈夫だった?ごめんね。心配させて」

有山「九条君こそ大丈夫だったの?!」

九条「僕はこの通りピンピンしているよ」

有山「痛い所とかない?血とか出てない?」

九条「ああ。出ていないよ」

九条君はニコって笑ってくれた。
けど、私を心配させないように笑ってるんだと思う

だってあんな状況、私怖いもん。
私だったら泣いちゃうもん。だから九条君もきっと我慢してるはずだよ

九条「僕も部屋に帰るね。今日はみんな気が立ってるみたいだから、部屋で大人しくしておいた方がいいかもね」

皆…優しくて面白い人なのに。どうして今日はこんなんなんだろう…
もうみんなずっとこのままなのかな…

【九条の好感度が3上がりました】
【鈴上の好感度が1上がりました】


【自由時間開始!!】:残り回数2

自由時間を開始します。
交流を取りたい人を一人及び二人指定してください

↓2

【1F 広場】

愛野「びえええええ」

大護「泣くな泣くな!男だろ!おい!うわもう!顔ぐっしゃぐっしゃじゃねえか」

愛野「ごわいよおおおお」

大護「どうせ大したことねえDVDだって!」

広場では大護君と愛野君が居て、愛野君が凄い泣いてる
大護君がそれに胸を貸してて、なんか親子みたい

…だけど。愛野君が泣いちゃうほど不安になるのも分かる

コロシアイがしたくなるDVD何て言われれば怖いよ…

愛野「家に帰りだいよおおおおお」

大護「泣いてても帰れねえだろ?ん?」

愛野「わがってるよおおおお!!!」

大護「うわもう!鼻水拭け鼻水!!」

ここから出れないんだってことも分かってるし…
モノクマは本気だし…

駄目。何だか私も悲しくなってきちゃった


けど泣いたりしちゃ駄目だ。人にそんな所絶対に見せちゃ駄目だ

駄目。駄目。絶対に駄目


【安価】
1いつも通りの調子で二人の前に行く
2今の感情のままで二人の前に行く
3自由

↓2

有山「大丈夫?」

愛野「びええええ!!大丈夫じゃないよおおおお!!」

有山「…そっか」

大護「ん?なーんか嬢ちゃんもおかしくねえか?」

有山「…別に、別にそんな事ないよ?」

あ。駄目だ、ちゃんと笑えてない。
急いで笑ってみたけど、変なところないよね?

有山「どうしたの?じーっと見て?顔に何かついてる?」

有山「えへへ…」

大護「…泣いてやがるな」

泣いてる!?うそ?
…いや。違う。違うよね…。だって目はシバシバしてないし…

有山「へ…変な事言わないでよっ!泣いてないよ!もう!!」

大護「憲兵の目を舐めてもらっちゃ困るなぁ。嬢ちゃんよ」

大護「んま!こんな状況であんなこと言われれば誰だって不安になるわな!」

愛野「うええ…有山さんも…うええ…怖いの?」

…表情には出してない自信あったんだけどな…
うん!大丈夫!大護君だって不安なはずだし!私のせいで心配かけるのはダメだよ!

【安価】
1とりあえず笑っておく
2怖いけど大丈夫だと言う
3自由

↓2

有山「怖いけどだいじょーぶ!」

有山「こう見えて私意外と強いんだからね!えへへ」

大護「…――――」

大護「まっ!ならいいんだがな!くれぐれも無理すんじゃねえぞ」

有山「無理なんてしないよ!」

また嘘。もうとっくに無理はしてると思う、ううん、無理してる
なんだか色んな不安が今になって押し寄せて来たって感じなのかな…
何が起こるかわかんないから、一時的にこうなってるだけなのかな…


愛野「あ…有山さんは…強いんだねええ」

大護「おいおいおい。泣きながら言うんじゃねえ」

有山「そ!私は強いんだから!」

強くて優しい魔女は、絶対にこんなことでこわがんない
そんな事より皆の不安をなくして上げなくちゃ!


有山「お昼ご飯食べてくるね!じゃねっ!」

大護「おう」

愛野「ばいばい」

――――――――――――――――
―――――――――


大護「ヤベェな…アイツ」

愛野「え?」

大護「なーんでもねえ。泣き止んだんだったら飯食いに行くぞ飯!」


【愛野の好感度が3上がりました】
【大護の好感度が3上がりました】

【自由時間開始!!】:残り回数1

自由時間を開始します。
交流を取りたい人を一人及び二人指定してください

↓2

【1F 酒場】

セル「おや。珍しい」

歌川「俺だって飲む時くらいある」

セル「不安だから…ですよね?」

歌川「そんなわけないだろう。ただの気晴らしだ」

セル「顔にでかでかと書いてありますよ。何が起こるか不安だと」

歌川「そう言うカマかけはもっと頭の回らない奴にしたらどうだ?俺には通用しない」

セル「ディーラーを舐めてもらっては困ります」

歌川「…ああ。そうだったな」

セル「面白い程に不安が読み取れますよ?」

歌川君とセル君が並んで二人でお酒を飲んでる
…嫌な気持ちをなくせるんだったら、私も飲みたい。

だけど、迷惑をかけちゃうかもだし…

歌川「お前は怖くないのか?」

セル「この顔を見て察してください」

歌川「相変わらずの鉄仮面だ」

セル「相変わらずの悪人面ですね」

歌川「その減らず口少し減らしてみる努力をすればどうだ?ボンドならいつでも貸してやるぞ」


【安価】
1お酒に手を出す
2ここは冷たい水を一気飲みして我慢
3自由

↓2

ダメダメ!どんなに大変なことがあってもそんな風に逃げちゃダメ
冷たいお水でも飲んで目覚まそう!!

セル「おや?何してるんですか?」

有山「冷たいお水。飲むの!」

歌川「えらく殺気立っているように見えるが、どうしたマオちゃん」

セル「殺気立っていると言うよりは何か焦っているように見えますがね」

有山「殺気立ってない!焦ってない!」

焦ってるって言うのは大当たりじゃないけど。当たりだ
なんだか弱くなっちゃってる気がする。
こんな状況だから仕方ないって言うかもしれないけど、仕方なくなんてない

マオはマオで魔桜なんだから。もっともっと頑張りたい


ゴクッ

有山「ぷはぁっ!」

セル「良い飲みっぷりですね」

歌川「確認しておくが、それは水だよな?」

有山「お酒になんて逃げないもん!」

セル「その割には飲みたそうな顔をしていますが…。飲んでみますか?」

セル君が私の前に自分のグラスを置いてきた。
…ううっ!誘惑だ、今誘惑されてるんだ…私

歌川「お…おいっ!」


【安価】
1飲む
2飲まない
3自由

↓2

有山「だめ!お酒はもう飲まないの!」

セル「…面白くないですね」

有山「飲んで迷惑かけたら怒るくせに!」

セル「はい。私に迷惑がかかれば怒りますが?」

有山「もう知らない!!嫌い!!セル君嫌い!」

セル「ありがとうございます身に余る光栄です」

歌川「喧嘩をするな!もうお前ら二人黙ってろ!!」

にらみ合う私たちを歌川君が注意してきた
…なんで私が怒られるんだろ、私は悪いことしてないもんっ!不公平だよ!

セル「物凄く不公平だと言う顔をしていますよ。謝ってあげてください歌川君」

歌川「なんで俺が!!!」

セル「今ここに居るからです」

歌川「…」

歌川「何か分からないけど。ごめん」

有山「いいよ」

なんか謝られてちょっとスッキリした。
もういいや。



歌川「……不公平だ」

【歌川の好感度が3上がりました】
【セルの好感度が3上がりました】

言われた通りの時間に私たちは最初に集まった広場に来た
…何だか怖い。空気が重い。…何が起こるんだろう

もしかして今からこの広場に閉じ込められてコロシアイ…とか…

ううん!違う違う!!

椎名「部屋に帰って寝たいんだが」

鈴上「呼んでおいといて、居ねえってどういうことだよ!!ゴミが!!」

愛野「うええ…ヒックヒック!!」

鈴上「泣いてんじゃねえよ!!」

愛野「うええええ」

能口「こらこら!そこ!泣かせない!!」

九条「けど。確かに遅いですね」

藤木「なにかアクシデントがあったのかもしれないよ。うひゃっ」

上山「まあ俺らにとっては嬉しいアクシデントだZE!」

藤木「後五分待って来なけりゃあ帰ろうか」

大護「だな!俺も酒飲みてえし」

このままモノクマが来なければいいのに。
で、このまま明日までううんずっとモノクマが来なければいい

きっとそのうちここから出れるから。

その日まで。その日まで――――



















モノクマ「いやぁ!遅れちゃってごめんね!!」












ジェシカ「ううんっ!ジェシカいまきた所だよー!うふふっ!」

白野原「こ~んに~ちわ~」

モノクマ「はいはい!ボクはこっちね!」


歌原「で。何をするつもりなんだ?」

セル「何か仕掛けてくるのは分かっています。早くしてくれませんか?」

モノクマ「え?二人ともヤル気になってくれたの!?いやぁ嬉しいなぁ!」

モノクマ「準備するからちょーっと待っててね!」


――――カラカラカラカラッ

モノクマが右腕を上げるとおっきなスクリーンが下りて来た
…映画館にあるみたいな。とってもおっきなスクリーン


藤木「良いスクリーンだねぇ」

歌川「そこに注目するときじゃないだろう!!」

ジェシカ「あああああ!!!ポップコーン持ってくるの忘れちゃった!!」

諸井「大丈夫。クッキーなら持ってるよ!ジェシカちゃん!」

菊野「あちらこちらで湧き上がる死の臭い」




モノクマ「はいはい!!注目注目!!」

モノクマ「上映会!はっじめっるよー!」




ジーーーッ

―――3
――2
―1


カウントダウンが始まって映像が映る




【モノ映】


―――――――――――――――――――――――――――――――――



愛野「黙りなさいよっ!…こんな場所に連れてこられたと思ったら何?次は熊?バカじゃないのッ!状況を説明しなさいよ!」

麻生「…あの。説明と仰いましたが…ここに私たちを連れてきたのはその…えっと…」

モノクマ「あ。ボク?モノクマって言います、未来の国から来た熊型ロボットで…」

モノクマ「じゃなくて。オマエラが通う事になる希望ヶ峰学園の学園長なのです!」

――――突如現れる謎の学園長

九条「分かった。君が学園長だとして話を進めようじゃないか。この素晴らしい海底施設は君が?」

――――謎の海中施設

モノクマ「んー。これはボクが作ったんじゃないんだよねー、もともとはシェルターとして開発途中だったのを、超高校級のテロリストが占拠してくれたんだ」

モノクマ「うん!そうだろうね、だってもうテロリストは鎮圧されたわけだし、それにある程度は有志たちの手によって復旧されてるしね!」

――――――超高校級のテロリストとは






羽田木「そんなことはどうでもいいんだ。私たちは希望ヶ峰学園に帰りたいんだが、早く帰してくれないか?」

モノクマ「あ。それ無理」

羽田木「無理とは何だ!君はここから私たちを出すことはできないと言うのか?」


―――――――――閉じ込められた生徒たち


モノクマ「オマエラ―――16名にはここであることをしてもらいます!」

――――モノクマから課せられる試練


モノクマ「簡単に言うとオマエラが外に出れる方法とそれが関与してるわけなんだけど。聞きたい?」

モノクマ「コロシアイです!」


―――――――――告げられるコロシアイ生活!!



―――――そしてコロシアイ生活が幕を開ける


バァンッ
デデンッ!!





『ピンポンパンポーン!死体が発見されました!一定の自由時間のあと、"学級裁判"を開きます!』


―――発見される最初の犠牲者


モノクマ「オマエラの中に。ボクと通じてる裏切り者が居ます!」

――――生き残りの中に紛れる裏切り者



――――そして姿を暴かれるテロリスト



――――波乱のコロシアイ生活


――――――――――生き残るのは誰だ!?






【出演者】

超高校級のムエタイ選手
有山ライアン

超高校級の絵本作家
ボブ・カールトン

超高校級の美化委員
羽田木 純

超高校級のフードファイター
国木田 織

超高校級の海洋学者
九条 浩一郎

超高校級の助っ人
田中 十一

超高校級の寿司屋
館 巳繰

超高校級の芸人
花菱 香月

超高校級の人形作家
アリス・グリム

超高校級の宇宙飛行士
愛野 空

超高校級の奇術師
師走門 杏美

超高校級の助産婦
善知鳥 唯

超高校級の幸運
桜庭 春風

超高校級の侍
辻斬 蘭

超高校級の学習委員
静寂 ささめ

超高校級のCEO
麻生 つかさ


―――――――――――――――――――――――――

モノクマ「って言うことで!今回の動機はこれでーす!」

モノクマ「この映像のコロシアイ生活は現在進行形かもしれないしそうじゃないかもしれない」

モノクマ「なんと!今ここでコロシアイが起こることで!映像のコロシアイ生活はおしまいになりまーす!!」

モノクマ「あ。これはコロシアイ生活が現在進行形だった場合ね」

モノクマ「もし終わってたとしても外に出れば、万が一の確率で会えるかもね!」

モノクマ「うぷぷぷぷ」


愛野「お姉…ちゃん?」

九条「―――」

ジェシカ「ボーブ!!!」

映像に移った皆の顔写真。
焼け焦げた死体

セル「…焼死体…ですね」

菊野「しかも本物」


いろいろショックは多かった
けど…けど…けど…


最後のあの写真!あの才能!あの名前…

有山「…お兄ちゃん」


モノクマ「って事でこれが動機ね!」

モノクマ「身内の人友達の人。これを見たら助けたくなるよね~?」

モノクマ「この中の誰も知らない人もホッと一息ついてはいけません!」

モノクマ「だってそう言う人たちに狙われるかもしれないからね~」


白野原「…ふぅん」

モノクマ「それじゃ!解散!!ばいなら~」


モノクマが私たちの前からいなくなった。

まず最初に愛野君が飛び出して、次に他の皆がぞろぞろと出て行っちゃった…

誰も喋んなかった。
私も元気にふるまえる自信なんてない

…お兄ちゃん…助けないと


お兄ちゃんが死んじゃうかも
もしかしたらあの真っ黒な死体がお兄ちゃんなのかも

ううん!お兄ちゃんはもっと大きい

もっと…

お兄ちゃんは死なない

お兄ちゃんは…


けど―――お兄ちゃんが…お兄ちゃんが…






今。私は。食堂のキッチンに居る。

電気は付けていない

真っ暗のまんま

でもそれでいいんだ。
今は誰にも私を見られたくないから


感覚で棚を探す

確かここにあったはず


―――カチャンッ


開いた。
…そう、これ。これだ。お兄ちゃんの為に

お兄ちゃん…助けなきゃ


……これでおにーちゃんが助かるなら


私は真っ暗闇の中で包丁を一本手に取った


【キッチンの中に入ってきたのは?】

↓2

パチンッ

有山「―――あ」

食堂の電気が付いた。
誰かが入ってきたんだ…

大護「おーい?誰か居んのか―?」

大護君だ。大護君が一人でここに来たんだ


…一人なんだったら


―――タッ

大護君がキッチンの中に入ってきた。

私は急いでシンク台の陰に隠れた。
大護君が後ろを向くまで待つ


大護「あーんだ…気のせいか」

大護君が大きく伸びをした。
今だ!!!


――――ダッ


ブンッ!!!







――――ガシッ





大護「やぁーっぱ居たか。こんなとこで何してんだ?ん?」

振り上げた手が大護君に掴まれて、そのまま下に降ろされる
…あ。どうしよう…こんなとこ…こんなとこまで見られて…

そ…それにお兄ちゃんが


有山「お…お兄ちゃんがね」

有山「お兄ちゃんが…お兄ちゃんが…」



有山「お兄ちゃんがぁっ!!!」


ブンッ

―――ガンッ

包丁が避けられてシンク台にぶつかる


有山「―――っ!!!」

大護「こりゃあちーっと頭冷やさせねえとダメみてえだな」


ガシッ

有山「いや!!離して!!!離してよ!!!」

大護「あいあい。暴れなかったら痛くしねーからよ。」



――――――――――

―――――――

――――

今私は大護君の部屋に居る。
あの後キッチンで組み伏せられて、大護君に縛られてここまで連れてこられた

腕には大護君のベルト、足には私の服のリボンが巻き付けられている


大護「なんか飲むか?」

有山「………」

大護「なーあ。ちったぁなんか言ってくれよ!」

有山「…」

いつも通りに大護君は話しかけてくれるけど、私がそうするわけにはいかない
私が何をしたかなんて私が一番よく分かってる

……

大護「…んー。どうしたもんかなー」

大護「な?俺そんな怒ってねえから、なんか喋ってくれって」


有山「……」


おにーちゃんのためとはいえ、私はとんでもない事をした。
絶対に許されるわけにはいかない


絶対に


夜ごはんで少し離席

書いててなんかダンロン3のアニメを思い出した
というよりかんっぜんなオマージュというかパクリネタが練り込まれております

有山「…帰りたい」

大護「んじゃ。嬢ちゃんの部屋行くか」

――ヒョイッ

米俵みたいに私を担ぐ
…恥ずかしいとかもうそんな感情無い

大護「なーあ。なんか喋ってくれよ!マジで!」


何をしゃべっていいのか分からない

そんな静かな時間がずっと続いて
私の部屋に着いた。

大護「嬢ちゃんの部屋の鍵…これだな」

ガチャッ

拘束されたまま私は自分の部屋のベッドに置かれる
…いつ大護君は帰るんだろう。

有山「…ずっと居るの?」

大護「今の状態じゃ危険だからな」

有山「…居眠りしたら駄目なんだよ……」

大護「あー。んなら、誰かと交代制で見張るとすっか」

有山「…!?」

大護「んじゃ。ちっと留守にするわ、鍵。借りてくぜー」



【大護が監視役として呼んできたのは?】

↓2

大護「というわけで連れて来たぞ」

上山「お…おい!!な…なな…何してんだYO!」

大護「何って…見て分かんねえのか?」

上山「いや…そう言う気持ちは分かるけどYO!これはダメだろうがYO!!」

あ。そっか、今私とんでもない恰好なんだ…
そりゃあ勘違いされちゃうよね…
実際悪いのは私なのに…

大護「で。お前をここに連れてきたのには理由があってだな」

上山「きょ…共犯にはならねえZO!」

大護「あー。そう言うことはしねえんだ。一晩ちょっと見張っててほしいんだわ」

上山「見張る!?こりゃまた何でだYO!?」

大護「んー…話していいかー?嬢ちゃん?」

有山「……」

大護「まあ。御乱心ってこったな」

上山「……」

上山「お…おう。何となく状況は予想できたけど…マジか…」

大護「まあ一晩だけだ」


―――――
―――
――

もうたぶん夜時間もかなりすぎたと思う
それなのに二人は寝ずにここに居る

…交代性だって言ってたのに最終的に二人で見張るらしい

上山「なーあ!なんか喋ってくれって!」

大護「駄目なんだよなぁ。うんともすんとも言わねえ」

…何だか気が立っていて眠たくない

それにずっとこうしてるとだんだん頭の中が冷えてくる

そうなるたびに私はほんとにとんでもない事をしたんだって思う


上山「歌うかYO」

大護「子守唄はやめてくれよー?」

上山「いええええい!!!パーリーピーポー!!ふううう!!!!」

大護「うっせ!音量さげろ!!」

夜はまだ終わらない


【6日目】

――――――――
――――――――
――――


目が覚めたら部屋に誰もいなかった。

あるのは空の酒瓶と。おつまみのカス
…二人は帰っちゃったみたい

って。これじゃあ結局二人は人の部屋で騒いで帰っちゃっただけじゃん…

有山「…あ。外れてる」

手と足の拘束も気が付いたら外れてた

…私ってほんとバカだな

謝って許されることじゃないかもしれないけど…
大護君に。上山君にちゃんと謝ろう


有山「って…まだ早い時間だな…もう少しだけ寝よ」


今外に出ても誰もいないだろうし、食堂だって開いてない…


もう少し寝よう





次に私が起きるのは自分の力じゃない

あのアナウンスのせいで私は最悪の事態を知らされて起きた。

…まさかあんなことになるなんて…


この時の私はまだ。この生活の悲惨さを知らなかったんだ




















『ピンポンパンポーン!死体が発見されました!一定の自由時間のあと、"学級裁判"を開きます!』

















映画の中と同じ音が聞こえた。

死体が発見?

居てもたってもいられなくなって私は宿屋内から外に出た
するとすぐに異変に気が付いた


有山「何この臭い…」

酷い匂いがした

私が薬作りに失敗した時と同じ
ううん。それよりももっと酷い匂い

有山「…なに!?なにがあったの!?」

大護「嬢ちゃん…」

偶然前に居た大護君に話を聞いたけど、何も答えてくれない。

大護「…誰か死んだ」

有山「誰かって誰!?」

大護「分かんねえ…とりあえず落ち着け!深呼吸しろ!深呼吸!!」


息を深く吸う

有山「…ゲホッ!!」

大護「バカ!!吸い過ぎだ!!」


皆が集まってるのはゴミ捨て場


有山「あ。歌川君!!」

中に居るメンバーの中には歌川君もいる
何があったのか聞こうとして駆け寄った瞬間


歌川「来るな!!!見るな!!マオちゃん!!!!」


でも。もう私は見ちゃった

…そこに倒れている人を


顔や首が穴だらけになっていて、元の面影はない
…だけどまだ原型が残っているから、分かる


有山「いやあああああああああああ!!!!」


頭と顔をズタボロにされてそこに倒れていたのは。

超高校級の葬儀屋
菊野雪路君だった





















【CHAPTER1】

奇跡も魔法もないんだよ 非日常編












今日はここまでです!
お付き合いありがとうございました

彼が感じていた死の臭いははたして人から出る物だったのか…ってね

あといつものお方が素晴らしい支援絵を描いてくださいましたので
こちらに貼っておきます!

http://i.imgur.com/UJ55eBb.png

いやあ。毎度毎度ほんとに素敵ですね!


では!また次回!!

さぁて。更新しちゃおっかな!
OKですか?

モノクマ「パンパカパーン!記念すべき第一の被害者は菊野クンでしたー!」

歌川「貴様!!何しに来た!?」

モノクマ「え。この後の説明だよ」

椎名「やはり何かあるのか…デスゲームの定石だな」

白野原「…なんだろ~ね~」

モノクマ「このあと――――」

セル「裁判が行われるなら、その前の捜査…と言った所でしょうか…」

ジェシカ「んー!ジェシカ死んでなくてハッピー!犯人は手を上げて―!うふふー」

能口「捜査ぁ!?」

モノクマ「うん。うん。そうなんだけどね。取り合ずオマエラはボクの話を聞いてよ!!」

モノクマ「ボクが言いたかったのに!!」

白野原「あ。そうそう~。この前ねぇ、聞き忘れてたことがあったんだけど~」

モノクマ「なに!?後ボクはこっちね!!」

白野原「もし外に出れなかった犯人はど~なっちゃうのかなぁって」

モノクマ「あ。それ説明してなかったっけ?」

言葉が出てこない中。皆はちゃんとモノクマに応対してる…
皆はとっても強いみたいだ。

…それなのに私は……


モノクマ「じゃあ。歌川君とかが怒っちゃうから簡潔に言うね!」


モノクマ「外に出れなかったクロ。つまり裁判で罪が暴かれたクロはオシオキされます!」

椎名「オシオキ…とは」

藤木「お尻ペンペン…とかじゃあ済まなさそうだねぇ。アヒャッ」

大護「禁固刑…っても。俺らがもう禁固されてるようなもんだしなぁ」

白野原「あと想像できるのはぁ…処刑とかかなぁ~」

愛野「ひええええっ!?しょ…処刑!?」

諸井「やめましょうよ!そんな物騒な事!」

九条「けど目には目を歯には歯をで考えると理に適ってはいるけれどね」


モノクマ「って!ネタバレしないでよ!!白野原サン!!予想できてても口にはしないでよね!!」

鈴上「…マジかよ」

モノクマ「そうそう。九条クンが言ってた通り、目には目を歯には歯を!だよ」

上山「おいおいおい!ちーっと待てYO。もしじゃあ犯人が分からなかった場合はどうなっちまうんだYO!?」

モノクマ「犯人以外全員オシオキ。つまりは処刑だよ!」

モノクマ「これくらいスリリングじゃないとね!!」

森近「…頭脳戦」

セル「どちらかというと心理戦でしょう」

モノクマ「で。ボクは捜査のお手伝いに来たってわけ!」

鈴上「捜査のお手伝いィ?んなもん良いから犯人教えろや!!オイ!」

愛野「びえええええ」

鈴上「泣いてんじゃねえ!ぶっ飛ばすぞ!!」

能口「まあまあ!落ち着きなさいってば!」


モノクマ「はい。オマエラの為に用意したのはこちら!」

―――ピロリロリンッ

私の。ううん。皆の電子生徒手帳が音を鳴らした
…なんだろう

モノクマ「これ。簡単な検死結果ね!ボクの気分でいろいろ変わるよ!」

セル「それじゃ意味有りませんね」

モノクマ「大丈夫!初回だからきっちりキチキチに書いてるからさ!!」

モノクマ「それじゃ!学級裁判場で待ってるね!ばいならー!」

森近「……御意」

白野原「犯人捜しかぁ~…」

セル「つまり私たちの中に犯人が居ると」

諸井「だ…誰なんですかそれ?!」

ジェシカ「んーっとね!ジェシカじゃないよー!うふふっ!」

セル「では。捜査を致しましょうか」

白野原「狼が来ないように見張るのは誰にするのぉ~?」

能口「狼?」

椎名「死体の見張りということではないだろうかとウチは思う」

白野原「そうだよぉ~」

歌川「さっきから死体に向かって話しかけているが俺達はこっちだ」

白野原「あ~。そうだったね~」

能口「見張り番は私がするよ。こう見えてそう言うのは得意だからね」

セル「あと一人居た方がいいんじゃないですか?能口さんが犯人だったときに困りますし」

九条「じゃあ僕が残るね。あまり今は動き回りたくないから」



有山「え!?あ…捜査?捜査って?」

皆が散り散りになっていく。
捜査って何をするの?皆何をすればいいか分かってるの?

…私は分かんないよ


愛野「帰りたいよおおおおお」

鈴上「泣いてても変わんねえだろうが!!!とっとと怪しいとこ調べろ!ゴミが!」


有山「…あ!え!待って!」

私はこんな状況で置いてかれないようにするのがやっとだった


コトダマ【モノクマファイル1】を入手しました
被害者は菊野雪路、死亡時刻は朝8時頃、1Fゴミ捨て場にて失血死、死体からは大小様々な無数の傷が検出された


【捜査のパートナーを誰にしますか?】
誰かor一人

↓2

愛野「うええええええ」

有山「大丈夫?」

愛野「一人怖いいいい!!!」

有山「…私も…だよ。一緒に…行く?だから泣くの止めて?」

愛野「…うん」

正直私は愛野君に救われた。
一人だったら何をしていいか分かんなくて、ずっとボーっとしていたかもしれない…
けど。愛野君のおかげで、何とかしなきゃって今は少しずつ思えるようになってきている


愛野「…どこ…調べるの?」

有山「…まずは事件現場…とかかな?」

事件現場以外にも調べるところはいっぱいあるけど
正直捜査なんて初めてだから…


愛野「皆他行っちゃったね…なんでえええ」

有山「泣かないでよぉ…」

愛野君に泣かれたら今は私まで泣いちゃいそうだ
…捜査。頑張らないと…


【安価】
1ゴミ捨て場を調べる
2屋内庭園を調べる

↓2

【1F 屋内庭園】

有山「無いね。なんにも」

愛野「やっぱり僕達に捜査なんて無理なんだよっ…」

取りあえず屋内庭園に来てみたけどやっぱり証拠なんてない…
当然だよね…。私にこんなの上手くできるはずないよ…

諸井「あ。マオちゃんそれに愛野君も」

有山「あ…うん。諸井ちゃんも捜査?」

諸井「わ…私は捜査じゃないんだ。こういうの得意じゃないし…皆の足引っ張らない様に関係なさそうな場所でジッとしてよって」

有山「そうなんだ…」

私達もそうするべきかな…なんて。

愛野「…ねえ。アリバイ…」

その時愛野君が私にボソッと耳打ちしてきた
…アリバイ?あ。そっか…。刑事さんとかがよくやってる奴だよね

有山「あの!諸井ちゃんは事件の時何してたの?」

諸井「え?ああ。私は白野原さんに誘われて屋内庭園のお手入れ…かな?」

有山「じゃあ諸井ちゃんは犯人じゃないね!」

諸井「うん!犯人じゃないよ!」

愛野「やった!これで危なくない人が増えたね!」

有山「うん!そうだね!」

何だか今凄く心が軽くなった。
少しでも皆の事を疑ってたから…かな


コトダマ【諸井の証言】を入手しました
諸井がその日早起きしたのは白野原に屋内庭園の手入れをしようと約束をしていたため

【捜査開始】
1諸井ともっと話す
2場所を移す
3自由

↓2

愛野「えっと…だったら諸井さんはずっと屋内庭園に居たから犯人じゃない」

有山「私と…えっと愛野君と。諸井ちゃんは犯人じゃないから。残るは12人?」

諸井「あ。けど、実は…ずっとここに居たわけじゃないんだ」

有山「え?」

諸井「あのね。白野原さんに言われて湿気て使えそうにない肥料とか枯れてる花とかを菊野君に処理してもらいに行ったの」

有山「処理って?」

諸井「菊野君は火葬って言ってた」

有山「それから?」

諸井「私がゴミを渡して、外に出て、暫くしてから大きな音がして…」

諸井「一番最初に菊野君を見つけたのは私なの」

…頭の中にあの酷い菊野君の様子がフラッシュバックした
それを諸井ちゃんは一人っきりで見ることになったなんて…辛いだろうな


愛野「うえええ…諸井さん可哀そうだよおおお」

諸井「…」

有山「ごめん。嫌なこと思い出させちゃって…。私達、捜査行くね」

諸井「うん。頑張ってね」

コトダマ【第一発見者】を入手しました
大きな音が聞こえて真っ先にゴミ捨て場に入ったのは諸井、菊野にゴミの処分をお願いした帰りだったらしい

【安価】
1ゴミ捨て場に行く
2宿屋のエントランスに行く
3自由

↓2

お風呂で少し離席

緊急事態の時はその人間の本質が見えますよね

【1F ゴミ捨て場】

…やっぱりだ。やっぱりここ変なにおいがする
ここに来た時はショックで気にならなかったけど…

今は落ち着いてきたから、臭いが敏感に分かる

愛野「うえっ」

有山「何この臭い…酷い…」

焦げた臭いじゃないのは分かる
なんかもっと別の。クスリ?ううん。私の嗅いだことのない匂い…
クスリに似ているような感じもするけど。これは違う


有山「…捜査しよう」

愛野「臭い…よぉ」

早く外に出たいけど。ダメ!
みんな頑張ってるんだから私も精一杯頑張らないと

何も出来なくても。何かをしないと

有山「行こう。我慢しよ」

愛野「うえええ」

でもどこから調べればいいんだろう…

【安価】
1菊野の死体
2焼却炉
3焼却炉の周り
4自由

↓2

愛野「うええええええん」

有山「ねえ。…その…辛かったら見ない方がいいよ…」

私だって見たくないけど。頑張る
頑張らないとダメ。

有山「菊野君…」

顔は半分ぐちゃぐちゃで。色んな所が傷だらけ
…誰がこんなひどい事…

有山「…あれ?」

でもおかしい。凶器って言えばいいのかな。
菊野君をこんなにできる凶器って…なに?


―――パリッ

そんな時私の足元で何かが割れる音がした


有山「…何これ?」

下にあるのは白い破片。それもたくさん
…砂みたいになっているのもあれば凄く尖ってるのもある

…それに血がついてる


ってことはこれが凶器?


コトダマ【壊れた凶器】を入手しました
菊野の周りには白い陶器の欠片が散らばっていた、これが凶器だと思われる


【安価】
2焼却炉
3焼却炉の周り
4自由

↓2

有山「菊野君はここでゴミを燃やしてたんだね」

愛野「だろうね…ええっと、スイッチは―――」

有山「あっ!ダメ!まだ中調べてないよ!」

―――カチッ

愛野「ああああ!!!ごめんよおおおお!!!」

―――カスッ

私の言葉と同時にスイッチを押した愛野君。
やっちゃった!と思ったけど、焼却炉が点火しない?なんでだろ?

有山「ねえ。もいっかい押してみて?」

愛野「…何回も押してるけどつかないよ?」

有山「…変だなぁ。ちょっと覗いてみる」

愛野「危ないよお!」

危ないのは分かってるけど、私は頭が無いから体を使わないと。
…って。なにこれ?

愛野「何かあったあ?」

有山「ううん!何もないよっ。けどこの焼却炉…なんか壊れてるみたい!」

中を覗いてみるとパイプがたくさん通ってた、それからそのパイプに小さな穴がいっぱい空いてた
多分ここから炎が出てくるんだろうけど…。

けど、そのパイプが全部べこべこに曲がってる…
このせいで火が出ないみたい…


コトダマ【壊れた焼却炉】
焼却炉は内部に何か強い衝撃を与えられたことにより壊れてしまっていた


(後さっき>668に追加するのを忘れてましたコトダマを)
コトダマ【異臭の謎】
ゴミ捨て場からは何とも言えない異常なにおいが漂っていた

【安価】
1藤木に聞き込みをする
2焼却炉をもっと調べる
3焼却炉の周り
4自由

↓2

少し短いですが今日はここまでです
今回は最初だからって難易度は下げてませんよ!!

でも頭のいい人は犯人…分かってしまったかもしれない

ではお付き合いありがとうございました!

更新いいですか?
今日で捜査パートを終わらせる(予定)

有山「あ!藤木ちゃん!」

いつの間にか藤木ちゃんもゴミ捨て場に来ていたみたい
ずっと白い陶器の破片を見つめてるけど…なにしてるんだろ

藤木「うひゃっ…面白ぉいことが分かったよ」

愛野「うえええ。不気味だよおおおお!!」

有山「うわああ!泣かないで!何もかもが不気味だけど今は泣かないでっ」

藤木「そりゃあちょっと傷つくけど…。聞きたいかい?」

有山「う…うん。教えて?」

藤木「この陶器。どうやら1種類じゃないみたいだねぇ」

藤木「2種類いいや3…違う違う。もぉっと多い」

愛野「お…多いって…ど…どれくらい?」

藤木「私の見立てじゃあ。数十は超えているねえ」

有山「す…数十!?!?!」

え?犯人は数十個の凶器を用意して菊野君を!?
…けどどうしてそこまでする必要があったんだろう……

藤木「一体。ここで何が起こったんだかねぇ」

話し終わると藤木ちゃんはまた地面に落ちてる陶器の破片を手に取って眺めはじめた…
全部一緒だと思ってたけど…違うんだ…

コトダマ【藤木の証言】を入手しました
一見々のように見える白い陶器の欠片だが、藤木は様々な種類が入り混じっていると証言している

【安価】
1焼却炉をもっと調べる
2愛野と話す
3焼却炉の周り
4自由

↓2

愛野「臭いのの原因ってこれじゃないかなあ?」

愛野君がそう言って焼却炉周りのゴミを指さす
確かにそう言われてみればそうかもしれないけど…生ごみの臭いとはまた別なんだよね…

有山「ううん。違う」

けどちょっと待って。どうして?
どうしてこんな所に生ごみが落ちてるんだろ
それもぶちまけられたみたいに散乱してる

有山「ねえ。なんで生ごみが落ちてるんだろ」

愛野「…あ。確かにそうだね」

よく見て見たらおかしいよね…
ここがゴミ捨て場だからって言われちゃえばそうかもだけど…

有山「ダイニングメッセージかな?」

愛野「ダイイングだよ。でも、生ごみでメッセージ?」

有山「生ゴミみたいな人…とか?」

愛野「…いるかなあ…そんな人」

有山「生ゴミみたいな匂いがするとか?」

愛野「…それも居ないんじゃないかなあ」

んー…考えても分かんない。
けど、これは何か重要な手掛かりな気がするから、ちゃんと覚えとこう

コトダマ【散乱したゴミ】を入手しました
焼却炉周辺にはいろいろなゴミが散らばっていた


【安価】
1焼却炉をもっと調べる
2愛野と話す
3能口に話を聞く
4自由

↓2

有山「やっぱ気になる。もっかい焼却炉調べてみるね」

愛野「き…気を付けてね?」

有山「ちょっと燃えても平気だよ!」

愛野「僕が平気じゃないんだよ!!」

さっきは何で点火しないかって言うのを調べたから中身はよく見てないんだよね
…ゴミをあさるのって何だか嫌だけど。今はそんな事言ってちゃダメだ
精一杯出来る事をしないと


有山「…臭い」

ゴミは臭い、それに例の変な臭いは焼却炉の中でもする
…こんだけ苦労して証拠がないなんてちょっと嫌かもしれない


有山「…」

しかもゴミは殆ど焦げてるか、外にぶちまけられてるか
…はぁ

有山「…あれ?」

もう外に出ようと思ったときに、何か視界の端でちょこっと動いた
何だろうと思って手を伸ばして取ってみると

有山「…ビニール?」

熱で殆ど溶けちゃって凄く小さくなってるけど、これは確かにビニールだ
…何だか気になるからポケットに入れておこうっと

コトダマ【溶け残ったビニール】を入手しました
壊れた焼却炉の中に溶け残ったビニールと思われるものが残っていた

【安価】
1九条に話を聞く
2愛野と話す
3能口に話を聞く
4自由

↓2

愛野「く…九条君は何か分かったことある?」

九条「分かったと言うより。少し死体に関して気になることが一つ」

有山「何?!」

九条「そんなに身を乗り出さなくてもお話ししますから、少し落ち着きましょうか」

愛野「で?気になったことって…?」

九条「死体を見ていて思ったんですが…この死体は傷が前にしかないんです」

愛野「傷が前にしかない?」

有山「それって普通じゃないの?」

九条「状況から推測するに、菊野君はここでゴミを燃やしていた。ということは位置関係的には菊野君の前に焼却炉…ということになりますよね」

九条「そうなると犯人はわざわざ前に回り込んで犯行を行ったことになるんですよ」

あ。言われてみればそれも変だな。
菊野君がゴミを燃やしてるなら、後ろからガツンと一発やればいいだけなのに…

愛野「…変だね」

有山「…だね」

こういうのテレビドラマでは余程の恨みのある人間の犯行って言うのをよく聴くんだけど…
これもそういうことなのかな?


コトダマ【傷の集中箇所】を入手しました
傷は菊野の前面に集中しており、背面に傷は一切なかった

【安価】
1愛野と話す
2能口に話を聞く
3外に出る
4自由

↓1

有山「ねねっ。愛野君は今までで気が付いたこととかないかな?」

愛野「…無いかな。ごめんね…」

有山「ううんっ。仕方ないよ」

愛野「けど一つだけ…手掛かりになりそうなことなら知ってるよ?」

有山「手掛かりになりそうなこと?」

申し訳なさそうに愛野君は口を開いた
けど、この際何でもいいから聞いておきたい

愛野「菊野君は毎朝ここでゴミを燃やすのが日課だったんだ」

愛野「意外とゴミが多いから溜まってたらしくて…。で、毎朝早起きしてって話を聞いたんだ」

有山「それ聴いたのって…いつ?」

愛野「いつかはわすれたけど。最近だよ」

愛野「それにこれは菊野君から直接聞いたから」

有山「じゃあ…菊野君の日課だったんだ」

愛野「うん。失敗した料理とか色々ここで処分してたみたいだし…」

愛野「知ってる人は知ってたんじゃないかな…」

有山「じゃあ…今回の犯人は菊野君がここに毎朝いるってことを知ってた人になっちゃうんだね。」

愛野「ぼ…ぼぼ…僕じゃないよ!?」

コトダマ【菊野の日課】を入手しました
菊野は毎朝この時間帯に誰かが失敗した料理や残された料理、はたまたゴミなどをゴミ捨て場で処分するのが日課だったらしい

【安価】
1能口に話を聞く
2外に出る
3自由

↓1

能口「捜査ご苦労様、この子もいるし少し話しにくいんだけど、マオちゃんにだからちょっと話しときたいことがあるんだ」

この子って言うのは視線的に愛野君の事だよね…
…なんだろう。愛野君には話しにくい事って


有山「なに?」

能口「いやあ、昨日さちょっと不安だから一晩エントランスでジッと朝まで人の出入りを見てたんだけどね」

愛野「は…犯人を見たの!?」

能口「いいや。犯人は見てないよ。って言うより、夜は誰も宿を出ていなかった」

有山「ええ?じゃあ朝は?」

能口「それが。出て行ったのは5人だけなんだよ」

愛野「…それって僕も入ってるよね……」

能口「もちろん。出て行ったのは菊野を除くと愛野と九条とメリィちゃんと聖奈ちゃんの四人」

え!?じゃあこの四人の中に犯人が居るってことなの?
…愛野君も犯人の可能性があるってこと?

愛野「ぼ!僕は犯人じゃない!!!」

能口「やぁっぱ…。この子の前で言うのは失敗だったね」

能口「悪い悪い。今のは全部忘れて」

忘れれるはず…ないよ

コトダマ【能口の証言】を入手しました
夜中から朝にかけて宿屋を出て行ったのは菊野と諸井と白野原だけだったらしい

【1F 広場】

取りあえず私たちは外に出てみた
あそこは臭いも酷いし、あんまりいたら頭が痛くなっちゃう

愛野「ね…ねえ」

有山「ん?何?」

愛野「ぼ…僕は犯人じゃないからねっ!?」

有山「それもう13回目だよ。大丈夫、私は疑ってないよ!」

愛野君はさっきからずっとこの調子だ
息を吸うか息を吐くか、この言葉を言うかの3パターンしか行動してない気がする

愛野「ほ…ほんとのほんとに僕は犯人じゃないよ?」

有山「逆に怪しいよ…」

愛野「う…疑ってるの!?」

有山「疑ってないよっ!」

愛野「けど!今怪しいって!!」

有山「もう大丈夫だからぁ…」

おんなじことの繰り返しで頭が痛い…。

話題を変えるためにも今ここに居る人たちに話を聞いてこうっと



【安価】
1大護に話を聞く
2森近に話を聞く
3椎名に話を聞く
4自由

↓1

有山「あ。森近君。あのね」

森近「…不可能」

愛野「え?」

サッと私たちの前に現れた森近君はそう言った
…何が不可能なの??

有山「…ね…何が不可能なの?」

森近「…人では」

有山「人では?不可能?…どういうこと??」

森近「…傷跡…が…多い」

森近「…短時間で…あれを…するのは…」

あ。話が繋がってきた
つまり森近君が言いたいのは短時間で菊野君を傷だらけにするのは人では出来ないってことだよね…

じゃあ誰があんなことしたの???
まさか…お化け?!ってそんなわけないよね…

有山「森近君。わざわざ教えてくれてありがとねっ!」

森近「……御免」

―――サッ

そう言うと森近君は風邪みたいに消えてしまった
…不思議な人だなぁ

コトダマ【無数の傷跡】を入手しました
菊野についている無数の傷跡は数十か所にも及び、短時間での犯行としては人間離れしているらしい

【安価】
1大護に話を聞く
2椎名に話を聞く
3自由

↓1

有山「あ…」

大護君だ。
けど、捜査も進んでちょっと冷静になった今。私から声をかけるのはちょっと難しい…
あんな事しちゃったから…

愛野「おお…大護君。あの。今有山さんと捜査してるんだけど」

愛野「なにか…気になる事…あった?」

何も言えない私を見て愛野君は大護君に話しかけてくれた
…何だか少し頼りになるなって、今は思う

大護「んあ?あー。いや、気になったんだけどよ。アイツの腕。ヒビが入ってんだよな」

愛野「ひ…ヒビ?」

大護「骨にヒビだ。んでもなんかおかしいんだよな…」

有山「…おかしいって…なにが?」

大護「両腕にひびが入ってんだよ。しかもバラバラの箇所に」

愛野「抵抗の跡とか…。って…有山さん?」

有山「あ…あ。うん…そうだね」

なんだかここに居ると私がした事を思い出して…辛くなっちゃう
辛いのは大護君だっていうのは分かるけど。それでも


大護「おい。今はんなことより事件に集中しろ、わーったな?」

愛野「え?」

大護「なーんでもねえ。嬢ちゃんと俺のあっつーい秘密って奴だわな」

愛野「な…何があったの!?二人とも!!」


有山「…行こう」

コトダマ【菊野の腕】を入手しました
菊野の腕には何か強い衝撃が加えられていたらしく、骨にひびが入っていた

【安価】
1椎名に話を聞く
2自由

有山「あ!椎名ちゃん!」

椎名「…眠い」

愛野「ちゃ…ちゃんと捜査しないとダメだよお!」

椎名「捜査…で思い出したんだが。菊野はどうして抵抗していなかったのか」

有山「え!?今何気に凄く大事な事言ったよね!?」

椎名「いや。死体を見ていて思ったんだが…傷口以外は殆ど乱れてなかったように思える」

椎名「普通あれだけメッタメタにされたら少しくらいは抵抗するのがセオリーだと思うんだが」

有山「あ。でも両腕にひびが入ってたって」

今さっき大護君から聞いた話。
私はそこまでよく分からなかったんだけど…

椎名「じゃあなぜ逃げようとしていなかったのか」

愛野「え?」

椎名「死体は出口の方を向いていなかったように思えるし、思えないし…つまりは忘れた」

愛野「うん。死体は出口の方を向いていなかった」

有山「じゃあ腕にひびが入っても菊野君は抵抗しなかったってこと?」

椎名「そうなるんだが」

愛野「…変だね」


コトダマ【抵抗していない菊野】を入手しました
無数に刺されているのにもかかわらず菊野は一切抵抗していない

【コトダマ一覧】
【モノクマファイル1】 
被害者は菊野雪路、死亡時刻は朝8時頃、1Fゴミ捨て場にて失血死、死体からは大小様々な無数の傷が検出された

【壊れた凶器】
菊野の周りには白い陶器の欠片が散らばっていた、これが凶器だと思われる

【壊れた焼却炉】
焼却炉は内部に何か強い衝撃を与えられたことにより壊れてしまっていた

【第一発見者】
大きな音が聞こえて真っ先にゴミ捨て場に入ったのは諸井、菊野にゴミの処分をお願いした帰りだったらしい

【藤木の証言】
一見々のように見える白い陶器の欠片だが、藤木は様々な種類が入り混じっていると証言している

【菊野の日課】
菊野は毎朝この時間帯に誰かが失敗した料理や残された料理、はたまたゴミなどをゴミ捨て場で処分するのが日課だったらしい

【無数の傷跡】
菊野についている無数の傷跡は数十か所にも及び、短時間での犯行としては人間離れしているらしい

【抵抗していない菊野】
無数に刺されているのにもかかわらず菊野は一切抵抗していない

【菊野の腕】
菊野の腕には何か強い衝撃が加えられていたらしく、骨にひびが入っていた

【諸井の証言】
諸井がその日早起きしたのは白野原に屋内庭園の手入れをしようと約束をしていたため

【散乱したゴミ】
焼却炉周辺にはいろいろなゴミが散らばっていた

【白い凶器のありか】
人を刺し殺せるような凶器はあるが、どれも頑丈にできており、白い部分は一切なかった

【溶け残ったビニール】
壊れた焼却炉の中に溶け残ったビニールと思われるものが残っていた

【異臭の謎】
ゴミ捨て場からは何とも言えない異常なにおいが漂っていた

【傷の集中箇所】
傷は菊野の前面に集中しており、背面に傷は一切なかった

【能口の証言】
夜中から朝にかけて宿屋を出て行ったのは菊野と諸井と白野原だけだったらしい

コトダマ全部出そろった所で今日はここまでです!
明日か明後日はお楽しみの学級裁判ですよ!ヤッタネ!!

トリックを考えていて思います。第一作目の今と二作目の今では頭が静寂ちゃんレベルから少し進化したかな…と


ではお付き合いありがとうございました!
あ。今日新たにいただいた支援絵もありがとうございました!

乙です!
能口の証言に九条が入ってないけど入れ忘れかな

>>717
指摘が無かったら大事件だった
どうもありがとうございます!!

指摘ですら抜け落とされる愛野・・・
野といい山っいい被りすぎの弊害か

>>719
度々申し訳ない!!
いや。あのね。うん。もう作者の頭が静寂ちゃんから師走門ちゃんレベルにダウングレードしたみたい

さーせん。予想以上に難航してしまいますて…
明日か明後日まで待ってください!!!

それでは!おしおき全部受けしてきます!!

今日中に投下するので待っててください
途中までですが…

海底のオシオキフルコースだけは絶対に嫌です。はい

ピーンポーンパーンポーン

モノクマ「それでは今から学級裁判を開始します!」

モノクマ「オマエラは捜査を切り上げて至急大広場に来てください!」

モノクマ「繰り返します、学級裁判を開始しまーす!」

モノクマ「オマエラは至急大広場へ来てください!」

愛野「…大広場?」

有山「私達が最初に集まった場所…じゃないかなって…」

私にはまだ学級裁判がどんなものか分からないけど、私は震えてるのを隠すのが精いっぱいだった。
何だか嫌な予感がする。ううん、予感じゃない。絶対に何かが起こる
それも良い事じゃない、絶対に悪い事だ。

愛野「ねえ…大丈夫?」

有山「え?」

愛野「顔が…青いからさ…その…」

有山「そんなのお互い様だよっ。愛野君だって泣いちゃいそうだよ?」

愛野「だって怖いもん。有山さんもそうでしょ?」

有山「そんなわけないよっ!怖いとかより今はちゃんと犯人を見つけ出さないとねっ!」

これも嘘。
ほんと、私はここに来てから嘘をつくことが増えちゃったなぁって思う

【1F 大広場】

能口「あー。一二の…三四。16だから…これで全員だね」

椎名「…意義あり!!何かが違う…異議ありッ!!ううむ。何かが違う」

ジェシカ「ブァナーナはおやつに入りますかー?」

森近「…面妖な」

諸井「なんだったけ…それ?」

ジェシカ「バナナだよー!うふふっ」

歌川「お前ら呑気にアホなのか?いや。もうアホだ。今ここでバナナはおやつに入るか入らないかをするなんてな」

歌川「そして俺が断言してやろう。バナナはおやつには入らないし、まずバナナを持ち込むな。裁判にどうしてバナナが必要なんだ?ん?裁判長はゴリラか何かなのか?」

歌川「あと椎名。いい加減起きろ。そしてそのビックリするほど低クオリティな物まねも止めろ、意義があるのはこっちだアホが」

椎名「まさかの飛び火!?」

歌川「飛び火?正当な着火だが?」

大護「まあまあまあピリピリすんなって!皆で協力して犯人見つけ出そうぜ?な?」

藤木「ウヒャヒャッ!もしかして犯人なんて居なかったりしてねえ…」

白野原「いると思うなぁ~。た・ぶ・ん…うふふ~」

セル「自殺の場合も裁判は開かれるのでしょうか、それが謎ですね」

九条「自殺も立派な殺人のうちの一つだからね、入るんじゃないかな?」

鈴上「証拠も何もかも揃ってんだ、さっさ行って犯人ヤルぞ」

愛野「ぼ…僕達の中に犯人が居るんだよね…」

横に居た愛野君がそんな事をぼそっと言った。
声は震えてて。目には涙が溜まってて。すごく不安みたいだ
…私も他の人から見ればそんな風に見えるのかな?


有山「い…居ないよっ!きっと犯人はモノクマなんだよ!私たちを――――」

無駄に明るくこんなことを言っちゃったけど。これはきっと愛野君のせいだ
だって、愛野君がそんなことを言うから皆が一気に黙っちゃった
私はそれに耐えきれなかった。だってこの沈黙は皆が皆の中に殺人犯が居るって認めてるってことだから。
そんなの嫌、私たちは少ない日にちだったけど楽しくしてきたわけだし、私たちの中に犯人なんて。きっとモノクマが私たちを疑心暗鬼にするために
…けど。うまくく言葉が出てこなくなって初めて確信した、私もみんなを疑ってるんだって。


能口「無理しちゃ駄目だよ。マオちゃん」

大護「―――――」

そんな私に能口さんは心配そうに声をかけてくれて、大護君は無言で私の頭をポンポンと叩く
上山君とか歌川君とか椎名ちゃん鈴上ちゃんは何とも言えない顔で私を見ていた


有山「大丈夫っ!行こう!」

大広場に現れた大きなエレベーターに私は真っ先に飛び乗った。
だって今皆の顔を見たら。きっと泣いちゃう
泣くのはこれがちゃんと終わってからにしよう

【学級裁判場】


モノクマ「はいはいはい!みんな揃った?遅くない?遅いよ!!」

裁判場に着くと、そこにあるのは円形に並べられた16人分の証言台みたいなのと。
棒に括り付けられて立てられている菊野君の遺影

森近「…悪趣味」

モノクマ「いやぁ。死んじゃったからって仲間外れはかわいそうでしょ?だーかーらー!ボクが特別に作っちゃいました!」

モノクマ「これでここに来るたび皆思い出せるね!ボクってもしかして天才!?」

鈴上「で?裁判はいつすんだよ。テメェの話悠長に聞いてるほどこちとら暇じゃねえんだよ」

セル「それには同意です」

モノクマ「とーりーあーえーず。オマエラは指定された場所に立ってて!」

モノクマ「ボクが開廷!って言ったら開廷だから!!」

モノクマに何か言う人は居なかったし、私も言うつもりは無かった。
皆はどうか知らないけど、ここでモノクマに逆らっちゃいけない、裁判に参加しなきゃいけない
そんな圧力が私には大きくのしかかっていて、私はそれに負けちゃってた


愛野「…」

九条「……」

皆が皆モノクマの開始の合図を待って息をのんだ。



モノクマ「それじゃあ―――――――」














【学級裁判 開廷】












モノクマ「まずは、学級裁判の簡単な説明から始めましょう!」

モノクマ「学級裁判の結果はオマエラの投票により決定されます」

モノクマ「正しいクロを指摘できれば、クロだけがおしおき」

モノクマ「逆に間違った人物をクロと指摘した場合は、クロを除く全員がおしおきとなり……」

モノクマ「みんなを欺いたクロだけが晴れて卒業となります!」

九条「命がけの陶片追放…ということだね」

愛野「裁判って…何をするの…かなあ」

藤木「端的に言うと…処刑する人物を決めるんだよ。アヒャッ」

鈴上「ごちゃごちゃうっせーぞ!まずは何について話すか決めなきゃなんねえんだから、それが出来ない奴は黙って聞いてな」

セル「意外と的を得た意見ですね。貴方の口からそれが出るとは驚きです」

鈴上「勝負には何としてでも勝つ。頭を使った勝負になんて初めてだけどよ。面白いじゃねえか、犯人なんかにアタシは負けねえ」

ジェシカ「じゃあ。犯人は手を上げてねー!うふふっ!」

椎名「眠い…」

モノクマ「寝るな!!」

白野原「お腹減っちゃったぁ~」

モノクマ「帰るな!!」

鈴上「誰も進行しねえみたいだから、アタシがやる。文句は許さねえ」

諸井「では私は議事録を取っておきます」

大護「よぉし!何とか形は整ったな」

上山「けど話し合うって何についてだメーン?YO!」

森近「…凶器」

藤木「アリバイ?」

歌川「主にこの二つに絞られてくるが、どうするつもりだ?」

鈴上「んじゃあアリバイでいいんじゃねえの?」

ジェシカ「うふふー。アリバイがない人は手を上げてねー!」

白野原「はぁ~い」

上山「なんかあそこら辺だけ異空間だZE!」

愛野「アリバイ…か」

鈴上「もし今アリバイ以外の話を出した奴。マジでぶん殴る」

セル「暴君じゃないですか。ソレ」

鈴上「はい。お前後で一発な。顔な」

セル「いや。どうして顔なんですか、せめてボディにしてくださいボディに」

鈴上「はい二発。なんか気分でプラス三発追加な、右目左目鼻。あと眉間」

椎名「部位破壊報酬が出そうなんだが」

歌川「セルの顔の形が原形を保てるうちに早く話を変えよう。アリバイだったな」


コトダマ>>709 >>717>>719
【能口の証言】
【菊野の腕】
【散乱したゴミ】
【無数の傷跡】
【壊れた焼却炉】


大護「おっしゃ!んじゃあまずはアリバイだったなー【アリバイがない奴いるかー?】」

歌川「それでおいそれと手を上げる【バカが居るようには思えないが】」

森近「…挙手」

歌川「って!?ホントに手を上げた?バカなのか?それとも≪露骨に犯人じゃないアピールをしているのか?≫」

森近「…意見」

ジェシカ「んー?なにか言いたいことがあるみたいだよー!うふふ!おっけー!」

森近「…カメラ」

椎名「つまりは≪エントランスの監視カメラの映像を見れないか≫ということだな?」

森近「…」コクリ

椎名「頷いたと言うことはそういうことだな、けど見れるのかということだな」

セル「そこまで【モノクマが協力的とも思えませんから無理でしょうね】」

白野原「何か≪監視カメラ代わりになる物があればな~≫なぁ~んて。うふふ~」

九条「この中で盗撮カメラを持っている人は居ないかな?」

能口「居たら私は二度とそいつと口を利かないけどね!!」

藤木「ていうか…ここに来た時に【持ち物は全没収】あるわけないだろう…アヒャッ」


≪≫の中身に賛成か【】の中身を論破しろ
下2

正解!!


有山「それだよっ!!」

白野原「えぇっ~?」

有山「昨日のアリバイ、ううん。昨日から今日の朝の事件が起こるまで能口さんはエントランスで人の出入りを見てたんだよねっ?」

能口「そうそう。でも出て行ったのは菊野を含めた5人だけだった」

愛野「僕に九条君。諸井さんに白野原さん…だったよね!」

鈴上「はい犯人は正直に手を上げろ!さもなくば殺す」

大護「まあ手ェあげてもぶっ殺されんだけどなー」

ジェシカ「んー。誰も手を上げないってことはー。犯人はこの中にはいないね!うふふっ!」

歌川「逆に手を上げられたら、どうしてそこで手を上げたのかと小一時間問いただしたくなるがな」

椎名「こういうのは意外な所に犯人が居るってのがセオリーなんだが」

上山「けど番台って皆の事見る職業だろ?しかも能口は超高校級。それの目を欺けるってなったら」

藤木「…忍者か憲兵ってことになるかねえ…アヒャッ」

セル「あとスポーツに特化した才能もあり得そうですね。ね?鈴上さん」

鈴上「今殺してやろうか?それとも裁判終わった後に殺してやろうか?選べ」

ジェシカ「けどねー。ジェシカ思うんだけどーねー。そう言うのに慣れてる人が証拠って残すのかなーって。うふふー」

椎名「今めっちゃさり気なく良い事言ったんだが」

≪ノンストップ議論開始≫

コトダマ>>709 >>717>>719
【白い凶器のありか】
【諸井の証言】
【壊れた焼却炉】
【壊れた凶器】
【溶け残ったビニール】

椎名「だが、証拠が云々と言えば【凶器はどうなった?】」

上山「【言われてみればなかった】ようにも思えるメーン!」

九条「犯人が処分してしまったと言うことだろうね…」

諸井「でも待ってください。私が菊野君を見つけるまで【そんなに時間はありませんでした】≪凶器を処分するのは不可能≫です」

ジェシカ「んー!じゃあ≪最初から凶器なんて無かったんだよ≫おっけー!」

歌川「ならどうやって菊野を殺せたんだ?」

ジェシカ「忍法的な―?うふふっ」

森近「…見るな」

大護「忍者なんでも出来んな。すっげーな」

森近「…違う」

鈴上「おい!遊んでんじゃねーぞ!真面目にやれ真面目に!!」

九条「…謎が残るね」

≪≫の中身に賛成か【】の中身を論破しろ
下2

正解!!



有山「そうじゃないよ!」

上山「ん?でも凶器は確かに現場には無かったメーン?」

能口「あったのはゴミと…あと何かの破片だったと思うけど…」

九条「まさかその破片が凶器だとでもいうのかい?」

セル「ですがあれが凶器になってしまうと凄い質量ですよ?あの量は半端じゃありません」

白野原「それにね~。もしあれが凶器なら~大きすぎて目立っちゃうと思うな~」

大護「そこはあれだ。あー。なんだ?」

ジェシカ「忍法!凶器隠しの術!」

森近「…無理」

諸井「でも言われてみればそうですよね。あれしか怪しいものはありませんでしたよね」

セル「では巨大な凶器で相手をめった刺しにできる人物が犯人ということですか?」

椎名「―――っ!?ロンギヌスの槍!?」

鈴上「似てない物まねはやめろ。ブスカ」

椎名「ブスカって何だよ。アスカなんだが」

鈴上「ブスなアスカでブスカだつってんの!」

椎名「じゃあお前はデスカなんだが。デカイだけのアスカでデスカなんだが」

鈴上「あ?最早アタシはアスカじゃねえからな?琴美だから!どっちかというとデトミだからな?あ?」

ジェシカ「んー。なにそれー?デトロイトミートの略か何か―?うふふっ!」

歌川「喧嘩を止めろ。そして話をややこしくするな、なんだデトロイトミートって。なんだそれは、初耳だぞ」

凶器が大きすぎるってことで話が進んでるけどそうじゃないよね…
うん!確か違ったはずだよっ

>>709から正しいコトダマを選べ
↓2

正解!!

有山「あの欠片は一つの凶器から出た物じゃないんだよっ!」

セル「おや?どう言うことでしょうか」

藤木「コイツに説明させるのは酷だと思うから、私がしてやるよぉ。アヒャヒャッ」

藤木「あの凶器。いいや。あの陶器の欠片は一つの物じゃない。複数個の陶器の欠片が入り混じってるんだよ」

藤木「私の目利きに狂いはない」

歌川「となると巨大だと思われていた凶器は、実は複数個の凶器だったと言うことだな」

能口「でもどうして犯人は壊れやすい凶器を使ったんだろうね、それなら包丁とかで良いだろうに」

鈴上「皆で刺したってことか?皆って言うか。複数人で?」

ジェシカ「菊間危機一髪だねー!うふふっ」

諸井「樽の代わりに菊間君の体に剣を刺して行って…。」

歌川「結果魂が飛び出ましたって?アホが!!」

諸井「えへへ…」

歌川「えへへじゃないんだえへへじゃ!!」

【ノンストップ議論開始】

コトダマ>>709 >>717>>719
【傷の集中箇所】
【異臭の謎】
【白い凶器のありか】
【壊れた焼却炉】
【第一発見者】

能口「ということは【犯行に使われたのは白い凶器】っていうことだね」

鈴上「予め【その凶器を手に入れて】菊野を…ってことだな」

椎名「でも凄いボッコボコだったんだが。≪恨みがある人物の犯行≫か?」

ジェシカ「きっと恨みの妖精さんが殺したんだね。おっけー」

歌川「恨みの妖精って何だ恨みの妖精って」

ジェシカ「こんにちわっ!ボク!ウラミンッ!」

上山「裏声で何言ってんだYO…」

セル「ということでこれはジェシカさんが犯人ということですね、あ。今はウラミンさんでしたか?」

ジェシカ「ジョークだよー。うふふっ」

白野原「じゃあ~。アリバイのない人は~【誰でも犯行可能】ってことかな~?」

諸井「あ。私と白野原さんは≪犯人から除外≫ですね!」

白野原「そ~だね~」

≪≫の中身に賛成か【】の中身を論破しろ
下2

有山「そうじゃないよ!!」

鈴上「んあ?」

有山「人を刺し殺せる凶器はあっても、今ここに白色の凶器は一切なかったんだって」

能口「あらら。んじゃあ凶器は別のってことになるのかな?」

藤木「それも違うと思うねぇ…。あれにはきっちり血が付いていたからね…アヒャッ」

大護「けど、ここに白い凶器はねえときたもんだ」

白野原「誰かが白い凶器を作ったとかかな~?物を作れる才能の人って…だ~れだ?」

上山「居ねえんじゃねえか?うん!居ねえYO」

白野原「そっか~。ざ~んね~ん」

セル「はい。本当に残念です。ここでそれが決まれば犯人を特定することは容易くなったのに」

白野原「とりあえず未定って言うことで良いんじゃないかな~」

愛野「そうだね、分からない物についてずっと議論していても…無駄かもしれないし…他の事について話し合おうよ」

ジェシカ「おっけー!さんせー!」

能口「ま。別の視点から見たら何か見えてくるかもしれないしね、それでいいんじゃない?」

短いかもですが今日はここまでです
続き?2~3日まって下さい、学園祭シーズンで忙しくて…

なんか裁判パートで各々の個性がやっと本領発揮してきた感じです
うん。頭使うけど書いてて楽しい

多分今日で1章終わります!!
お楽しみに!

更新OK?

【ノンストップ議論開始】

コトダマ>>709 >>717>>719
【抵抗していない菊野】
【能口の証言】
【モノクマファイル1】 
【諸井の証言】
【溶け残ったビニール】

ジェシカ「菊野君はどうやって【刺し殺された】のかなー?【音も立てずに近寄った犯人に】グサッとかなー?うふふっ」

大護「音も立てずにって…んなの≪出来る奴は一人しか居ねえ≫だろ」

森近「…見るな」

上山「そりゃもう【菊野ともみ合いの泥仕合の末にぶっ殺した】んだYO!」

九条「まあ、そう考えるのが妥当だろうね」

椎名「っていうか。そうじゃないとマジで犯人一人に限られてくるんだが」

森近「…見るな」

ジェシカ「犯人はコッマエダー」

歌川「それを言うならオマエダだろ、誰だコマエダって。どこに居るんだそれは」

上山「こ…コマエダ?狛…うっ!頭が…」

椎名「なんか受信始めたんだが。大丈夫か?」

鈴上「議論が脱線してんだよ!!!シャンとしろ!ゴミが!!!」

≪≫の中身に賛成か【】の中身を論破しろ
下2

正解!!


有山「そうじゃないよ!」

上山「え?けどブッ刺されたつーことはよー」

有山「うん。普通なら抵抗してて普通だと思うんだけど、抵抗はしてないって椎名ちゃんが」

椎名「まあ素人が見立てただけなのだが、ゲームに関しては推理物もやりこんでいるから安心していいぞ」

ジェシカ「ジーッ」

森近「…見るな」

鈴上「ん?なら。あー…どういう事になる?」

セル「考えられる線は二つではないですか?最初の一撃がほぼ即死に近くて抵抗が出来なかったか――――」


白野原「抵抗する間もなく一瞬で殺されたか…だよね~」

歌川「なら選択肢は二つに絞られた…か。これはどうなってくるんだ?」

諸井「一つに絞り込む方法…」

大護「んー。あんのか?そんなのよぉ」

抵抗はしてない…んだけど。
けどそれならおかしい事になってこないかな…。だって抵抗しないと…あんなことになる?
…今ここでそれについて話さないと。分かんないままになっちゃう

 コトダマ>>709 から正しいコトダマを選べ

下2

正解!!


有山「その二つだと…おかしくないかな?あのね。菊野君って腕にひびが入ってたんだよね」

大護「お。そうだな、ん?でもそうなるとよぉ」

歌川「抵抗はしたと言うことか?」

椎名「けど着衣は乱れてなかったぞ、しかも両腕にヒビ入ると普通は逃げようとしないか?」

藤木「けど逃げようとはしてなかった…アヒャッ」

能口「ということは…」

ジェシカ「全身に強い衝撃だね!ニュースでやってるの見たことあるよー。おっけー!」

九条「けど…かなり強い打撃に裂傷を同時に加えれる凶器、それも広範囲に…あるのかな。そんなの?」

森近「…砲弾」

大護「んまあ、砲弾ならそれくらいにゃあなるわな、つうか腕が弾け飛ぶ」

愛野「でも…砲弾なんて撃つ場所無かったし…第一砲弾なんて…」

砲弾…大砲…
けど大砲なんてないし、砲弾ももちろんなかった

…でも菊野君は腕にひびが入るほど強い衝撃を受けてて

もしかすると。もしかしてだけど…―――――――


≪閃きアナグラム開始≫
あ る ば と ろ く

つ み き は み る

○○○○(四文字)

下2

正解!!

有山「…爆発」

歌川「爆発?」

有山「なにかが爆発したってこと。諸井ちゃんが言ってたんだ、死体を見つける前に大きい音がしたって」

諸井「そうなんです。それでゴミ捨て場に入ると菊野君が…」

森近「…爆発」

大護「けどよお、ここに爆弾なんてもんはねえぞ?それに腕にひびが入るほどの衝撃って相当だぜ?」

上山「けど、砲弾には一番近いよな?オッケー?」

ジェシカ「うん!おっけー。けど…何がどう爆発したのかわかんないよねー。うふふっ」

白野原「特定できる方法とか…あればいいんだけどな~」

セル「なにかないものでしょうか…」

鈴上「だってよ。つうことで何とか言えや」

能口「こらこら!みんなしてマオちゃんの事見ないの!出るもんも出ないでしょうが!」

有山「うんうん…。って私!?」

鈴上「当然だろうがよ。オメーが言ったんだから最後まできちんと責任とれや」

え…えっと。爆発が起こった場所は…
うん!きっとこう言うことだよね!

 コトダマ>>709から正しいコトダマを選べ

下2

正解!!


有山「焼却炉の中。そう、焼却炉の中が壊れてたんだ」

藤木「ん?でもあのタイプの焼却炉ってのは中に…ああ。なるほどねぇ。あひゃっ」

有山「うん。愛野君が点火しても火がつかないから中を覗いてみたんだけど、中のパイプが壊れててそれで火がつかなくなってたみたいで…」

ジェシカ「きっと犯人が焼却炉の中で凶器を振り回したんだよ!」

椎名「いや。人一人が入って暴れ回るには小さすぎないか?」

ジェシカ「きっと犯人は悪戯好きな小さいおじさんだよ!小さいとき落ちてるキノコ食べてからずーっと見えるんだ!うふふっ」

歌川「よーし。この生活が終わったら貴様はすぐに病院に行け。そしてここから出るまでは一切口を開くな。分かったな?」

ジェシカ「ほら。いまも上山君の肩に―――」

上山「うわあああああああ!!!!」

能口「はいはい。分かったから。けど焼却炉が壊れてたってのは妙だね」

大護「でも腕にヒビの入った菊野と壊れた焼却炉ってのは何となく繋がってくるわな」

セル「では爆弾が仕込まれていたのは…焼却炉の中ということになりますね」

諸井「…それが何らかの形で作動して…菊野君は…」

≪ノンストップ議論開始≫

コトダマ>>709 >>717>>719
【菊野の日課】
【抵抗していない菊野】
【諸井の証言】
【異臭の謎】
【傷の集中箇所】

セル「でも少し疑問なのですが…どうして犯人は【ゴミ捨て場に爆弾を仕掛けた】のでしょうか…」

能口「たしかにそうだね、仕掛けるならもっと殺しやすい場所に仕掛けるもんだと思うけど」

藤木「≪殺す気は無かった≫とかじゃあないかねぇ」

大護「いや。殺す気は無かったって、殺意しか感じねえぞ」

鈴上「でも確かに不自然ではあるよな、【どうして人の来ないゴミ捨て場】なんかを犯行現場に選んだんだ?」

愛野「は…≪犯人はエスパー≫で…」

ジェシカ「ジェシカ。エスパーですから」

上山「エスパー…第一章…うっ…頭が…」

歌川「おい、またなんか受信し始めたぞ」


≪≫の中身に賛成か【】の中身を論破しろ
下2

正解!!

有山「そうじゃないよ!」

有山「犯人は菊野君が朝来るのを知ってたんだよ」

大護「ん?ちょっと詳しく説明してくれるか?」

有山「菊野君はこの生活が始まってから毎朝焼却炉でゴミを燃やしたりしてたんだって」

九条「となると、犯人の狙いは最初から九条君だったと」

歌川「となれば、この事件は計画的に仕込まれたものとなってくるぞ」

椎名「計画的な犯行…。けど爆弾を作る材料なんかここには無いぞ」

白野原「あれ~?ほんっと~に無いのかなぁ~?うふふ~」

セル「何か知っていそうな口ぶりですね」

白野原「メリィはな~んにもし~らな~いよぉ~」

椎名「あ。なんだろう。凄く眠たくなってきた、ラリホーをまともに食らったみたいな」

ジェシカ「ジェシカはぜ~んぜん眠たくないよー?」

歌川「とりあえず椎名は寝るんじゃない、そして頭の中メダパニ女は黙っていろ」

愛野「…ねえ。あれって証拠にならないかな…」

有山「え?アレって?」

愛野君がいうアレって何のことだろう…
…何か捜査中に大切な物でも拾ったかな?


コトダマ>>709 から正しいコトダマを選べ
下2

正解!!

有山「アレってこれの事?」

愛野「そう!そのビニールだよ。有山さんがポケットに入れるのを覚えてて…」

愛野「でね。僕思ったんだけど、もし焼却炉の中で爆発が起こって、焼却炉が壊れて火が止まったなら…爆弾の一部が残ってないかなって」

有山「けどこれが爆弾の一部なの?」

愛野「僕が覚えてる限りでは一番原型をとどめてるのがそれだから…あ。生ゴミとかは除外してるけど…」

大護「ビニールを使う爆弾なんて聞いたことねえぞ?」

森近「…包装」

鈴上「んあ?つまりそのビニールに何か包まれてたってことか?」

森近「…」コクリ

セル「少し反論よろしいですか?」≪反論≫

有山「え?反論?!」

セル「ええ。この事件の犯人というか死因をきっちりさせておきたいので」

セル「拒否はなさりませんよね?」

《反論ショーダウン 開始》
コトダマ>>709 >>717>>719
【抵抗していない菊野】
【無数の傷跡】
【第一発見者】
【傷の集中箇所】
【モノクマファイル1】 

セル「最初の方にも出てきましたが【本当にこれは人の手によるものではない】のですか?」

セル「いまは【爆発で亡くなった】という前提で話が進んでいますが…」

セル「憲兵や忍者なら【そう言う殺し方もできる】と思うんです」

セル「話を蒸し返す様で申し訳ありません、ですがどうしても気になってしまって」

セル「【別の方法がある】ということも考えられませんか?」

セル「以上で私の短い反論はおしまいです。どうぞ、納得の出来る返答をお願いいたします」

【】の中身をコトダマで打ち壊せ

下2

正解!!


有山「ううん。憲兵でも忍者でも魔女でもそんな事は出来ないんだよ」

有山「菊野君の体には無数の傷跡があって、深さも大きさも何もかも違って」

諸井「そうです!それに私が菊野君を見つけたのは、すぐです!だから誰かがゴミ捨て場から出てきたら分かります!」

愛野「あそこには隠れる場所も無かったしね」

セル「そうですか。納得できました、これで菊野君は爆発で死んだと言うことが確定です。」

セル「それでよろしいですよね?皆様」

上山「いや。俺らは別にいいけど…。なんで俺らにそんなこと聞くんだ?」

椎名「なーんか嫌な予感がするんだが」

白野原「じゃあ~話を戻そうよぉ~。菊野君は爆発で死んで、爆発物を包んでたビニールが見つかって~」

ジェシカ「今日の晩御飯はハンバーグが食べたくて~。それもかなり多めで~」

歌川「さり気なく自分のリクエストを通そうとするな、それにまだ生きて帰れるかもわかったわけじゃないのに」

セル「では。もう一つお聞きしても?」

セル「現場で見つけたビニール袋には、一体『何が』包まれていたのですか?」

有山「だから…だからそれは爆発物が」

セル「聞き方が悪かったですね、その爆発物とはいったい『何』なのでしょうか?」

あ…。その時私は分かってしまった
この事件が起こった原因、犯人。全部の事

でも、私がそれを口に出さなきゃいけないって言うのは…――――


コトダマ>>709 から正しいコトダマを2つ選べ


↓2

有山「あ…えっと」

歌川「もう少し整理してから話したらどうだ?」

有山「…ごめん」


ああ駄目だ失敗…
もう一回考え直そう…

再安価
下1

正解!!

鈴上「おい。なんか知ってんだったら話せや」

大護「…おい。まさか」

上山「いや…まさか」

能口「ちょっと!セル!悪趣味な事は止しなよ!!」

歌川「でもこの場合犯人は…」

ジェシカ「え?ん?どうして黙ってるのー?」

犯人が分かった人は皆セル君を非難したり、犯人の正体に驚いたり
…当然だ。
私だって驚いてるし、ううん。驚いてるを通り越している
訳の分からない重い感情が唇に乗っかって動かしてくれない


だって犯人は―――

犯人の正体は多分――――



ジェシカ「諸井ちゃんが犯人なんでしょ?うふふっ」



諸井「…え?」


ジェシカ「ジェシカねー頑張って捜査したのねー。うふふっ」

諸井「わ…私が犯人な訳。ね?え?なんで?」

ジェシカ「きっとねー。諸井ちゃんがねー。渡した肥料がバーンって。おっけー」

諸井「で…でも!!あれは白野原さんにお願いされて」

ジェシカ「うん。それも知ってるよー」

諸井「こ…この場合犯人って」

諸井「そ…それにあの肥料が爆発したなんて!」

諸井「爆発じゃないのかもしれないじゃないですか!!!」

ジェシカ「そっかー。うん、そだね。そうかもしれなーい。うふふっ」

諸井「だ…だよ。そうだよ!」

諸井「そうだよね?マオちゃん」

爆発じゃないってことは…無い。
私は…それの証拠も手に入れてる。頭の中で全てが繋がった…

この事件は…私も犯人の一人かもしれない…

諸井「マオちゃん!!!」

1人の友達と14人の命を天秤にかけるなんて…

けど…


コトダマ>>709から正しいコトダマを選択しろ

下2

大護「なんかいっぱい言ってんな…」

有山「分かんない?」

愛野「もう少し…言いたいこと纏めよう?」


あそこで爆発が起きた証拠はちゃんとある。
あれはきっと…爆発が起きた証拠…だよね

再安価↓1

有山「爆発が起こった証拠は…あるんだ」

言いたくないのに口が勝手に動いた
言っちゃ駄目な気がする。これを言っちゃ

有山「な…なま…生ごみがね…中に入ってた生ごみが…」

諸井「ね…やめて?ねえ!友達でしょ!!!」

有山「なま…生ごみがね」

諸井「いや…嫌!!!!」

有山「外に散らばってたんだ…生なのもあったから…きっと肥料の後に入れられて…爆発が起きて…」


けど、私。死にたくないよ

諸井「……」

ジェシカ「わんだほー!」

ジェシカ「あれ?みんな拍手しないの?犯人が見つかったよー!」

椎名「でもさ。この場合肥料を持っていくように頼んだ白野原が犯人なのか?それとも菊野に渡した諸井が犯人なのか?」

ジェシカ「うふふっ!わかんなーい」

九条「間接的に死を運んだ白野原さんか…直接的に死を運んだ諸井さんか」

鈴上「…諸井じゃね」

森近「…諸井」

ジェシカ「あ!そうだ!こういう時はモノクマに聞こう!」

モノクマ「んー。答えは言えないんだけどー。大まかオマエラが思ってる人物が犯人で間違いないと思うよ」

モノクマ「AからBに爆弾が渡されて、BがCに渡してCが着火してもしもCが死んだなら。悪いのはBだよね。これでBが死んだりBとCが死んだらAが悪いんだけど」

諸井「…う…そ…」

モノクマ「というわけで有山サン!さくっと事件を纏めてくれるかなー?」

モノクマ「なんかもうボク飽きちゃったし、足痺れてきちゃったよ!え?痺れるほど足ないだろうって?」

諸井「ちがうのっ!マオちゃん。お願い信じて」

諸井「わた…わたし…殺そうと思ってたわけじゃない!!!」

ジェシカ「けど今のモノクマの説明だとー」

諸井「黙ってて!!!」

【パニックトークアクション 開始】

諸井「そ…そうだよ!本当に怪しいのはあの切り傷で!」

諸井「きっと本当の犯人が凶器を仕込んで!!」

諸井「そうなったら今さっきのモノクマの説明も変わってくるよね?」

諸井「凶器を仕込んだ人物が犯人に…」

諸井「ねえ!友達でしょ?」

諸井「また朝ごはん一緒に作ろうよ。ね?」

諸井「ねえ…なんで…何で何も言ってくれないの?」

諸井「ねえってば!!!!」

諸井「マオちゃん…お願い…」

諸井「私…私…は肥料を持っていっただけで!!あんな凶器知らない!!凶器を仕込んだのが犯人なの!!」

れ た お わ ら さ

【言葉を並び替えて正しい言葉を作れ】

下2

有山「あの凶器ね…割れたお皿だよ」

有山「いつかは忘れたけど…私とジェシカちゃんが割っちゃって…」

有山「で…――――」



諸井「―――だ…だったら!!!だったら犯人はこの二人だよ!!」

諸井「ねえ?そうでしょ?そうだよ!!」

諸井「あのお皿があったから!あのお皿の破片で菊野君は!!!」

諸井「この二人が犯人なんだ!!!!!」

セル「けど。そのお皿を焼却炉に入れたのは被害者」

白野原「あれ~?だったらモノクマの説明の登場人物も変わってこないね~」


セル「早く事件を纏めてください…。もう見苦しくて気分が悪い」

有山「…え?」

セル「早くしてくれますか?」


じ…事件を纏めるなんて…出来ない。
そんなの…そんなの…














【クライマックス推理 断念】
















モノクマ「え?嘘?ほんとに誰も事件を纏めないの!?」

モノクマ「えー!このクライマックス推理が見たくてボク裁判開いたようなもんなのに…」

モノクマ「まあいいや。次はちゃんとしてよね!」

モノクマ「返事は?」

有山「…」

モノクマ「へーんーじーは!?」

有山「…うん」

大護「おい!ちょっとやりすぎじゃねえのか!」

歌川「見ていて不愉快だ」

モノクマ「ま。いいや。じゃあ取りあえずお手元のスイッチでクロだと思う人に投票して下さーい」

モノクマ「はたして、クロは誰なのか。投票は正しいのか?」

モノクマ「投票結果は正解なのか間違いなのか!」

モノクマ「それでは!発表しまーす!!」















――――――――――――――――――――

【諸井】 【諸井】 【諸井】

   チャッチャラチャ~♪

―――――――――――――――――――――





























【学級裁判 閉廷】














モノクマ「お見事!大正解!!超高校級の葬儀屋である菊野クンを殺したのは!なんと!超高校級の庶務である諸井サンなのでしたー!」

モノクマ「いやあ!オマエラお見事だね!」


諸井「…嘘」

モノクマ「ほんと」

モノクマ「だって13票全部諸井サンに集中してるよ?」

諸井「でもね!でも!殺意は無くて!!」

モノクマ「だから?」

モノクマ「殺意のない殺人だって立派な殺人だよ?人が死んでるんだもん」

諸井「でも!あれは!白野原さんがお願いしてきたから!!」


諸井ちゃんが悲鳴に近い声でずっと叫んでるけど
モノクマ以外は口を開かなかった。

そう。あの子がこんなことを言うまでは

白野原「あ~。ごめんねぇ~。あの肥料火気厳禁って注意されてたの忘れてた~」

諸井「え?」

白野原「おっかしいなぁ~。ちゃんと説明書も…」

セル「おや。いけません、注意をした私がついうっかりその説明書をポケットの中に仕舞いっぱなしに」

白野原「うふふ~。ドジだなぁ~」

諸井「し…白野原さん!!」

白野原「ふふっ…。弱いなぁ~。諸井さんはとーってもよわいな~、羊さんみたい」

諸井「は?」

白野原「弱い生き物はね~。食べられて死ぬの」

白野原「どうしてこの極限下の生活で人を信じたんだろ~?どうしてあの肥料を言われたままホイホイ持っていったんだろ~。それはね~弱いからだよ~?」

諸井「わ…私は!!殺し合いなんて!それに!!皆の事…」

白野原「ふふっ。面白いなぁ」

白野原「面白い。うふふ~」













白野原「だから食われて死ぬんだよ」















皆言葉が出ないみたい。
私も出ない、白野原ちゃんが…白野原ちゃんが…

セル「はぁ。そんなに驚かなくても、まあいいです。早く終わらせてくれませんか?」

モノクマ「え?」

セル「睡眠をとりたいので。早く終わらせて部屋に帰してください」

モノクマ「あ。そっか、オシオキだ。オシオキ」


諸井「え…うそ?ほんとにしないよね?」

諸井「ほんとに殺すなんて…」

モノクマ「残念だけどコレ。現実なのよね」

諸井「やだ!!!うそ!!!」

大護「おい!!待て!!この場合悪いのは白野原だろうがッ!!!」

モノクマ「まあ性格は悪いけどさ」

モノクマ「殺しちゃったのは諸井サンだしー。とりあえずここはルールに則って」


モノクマ「超高校級の庶務である諸井聖奈サンの為に、スペシャルなおしおきを用意しましたっ!」


モノクマ「では、張り切っていきましょう!おしおきターイム!」















諸井「ねえ。マオちゃん」

諸井「わ…私達…友達…だったよね?」

































【GAME OVER】

モロイサンがクロにきまりました

 おしおきをかいしします

























お願い庶務さん!これやっといて!


                      超高校級の庶務 諸井聖奈 処刑執行














諸井ちゃんは何故か大きな脚立を背負わされて廊下のような場所を歩かされている
諸井ちゃんの両サイドにはモノクマが二匹ずついて、諸井ちゃんの後ろを歩いている


―――ガタッ

脚立が置かれて、諸井ちゃんはその上に昇って行く

何をするんだろうと思ってみてたけど、どうやら電球を変えるために脚立に上らされてるみたいだ

――クルッ

諸井ちゃんは恐る恐る電球を回して、下に居るモノクマに渡す

―――ガシャンッ

モノクマは手を滑らせて電球を落として割ってしまった

―――クルッ
―――カチッ

けどなんとか諸井ちゃんは電球を付け替えれた

その時だった

――――ジリリリリリッ

大きな警報音が鳴って赤いランプが色んな所で点滅する
スプリンクラーまで作動して、どうやら火事が起こったみたい

―――ビチャビチャビチャッ

―――ツルッ

水を顔に浴びながら諸井ちゃんは何とか耐えていたけど、ふとした拍子に足を踏み外して後ろ向きに落ちてしまった

―――サクサクサクッ

諸井ちゃんが落ちた先はモノクマが割った電球の上。
ガラスの破片が首の後ろとか頭とかいろんなところに刺さったみたいで、凄く血が出てて痛そう
けど諸井ちゃんはまだ何とか生きている。


―――グラァッ
―――ゴンッ

けどその諸井ちゃんの上にバランスを崩した脚立が落ちて来た。

―――ユラァッ
―――コンッ

さっき取り付けたばかりの電球も同じように諸井ちゃんに直撃した

諸井ちゃんはそのまんま動かなくなったまま、ベルだけが鳴り続けてた

モノクマ「いやっほうっ!!エクストリィィィィムッ!!」

モノクマ「最初のオシオキってわっくわくするよね!!」

きっと私が殺しちゃった。諸井ちゃんの事を
…私が止めを

歌川「おい!!!どういうことだ!!」

上山「おうおうおう!そうだぜ!!」


白野原「どう言うことって~?」

モノクマ「ていうかどっちに怒ってるの?」


大護「決まってんだろ!!両方だ!!!」

鈴上「おう、白野原。テメェ人の事散々コケにしやがって。あ?」

白野原「じゃ~く~に~く~きょ~う~しょ~く。知らないの?」

ジェシカ「焼肉定食!?」

白野原「弱い人は適応できなくてしんでくんだよ~?」

能口「ちょっとあんた!!」

セル「まあまあ。言っている事は一理あるではないですか」

九条「一理あるとしても、人の命を故意に奪ったようなものだよ。許されることではない」

白野原「誰も許して~なんて言ってないよ~?」

白野原「適応できない人は死んでいく。これって自然の摂理だよね~?」

白野原「だからそれに則ったまでだよ~?」

有山「違う!!!違うよ!!!諸井ちゃんを使って!白野原ちゃんが菊野君を殺しただけじゃん!!こんなの適応じゃない!!」

白野原「バカが一人死んだだけだよ~?別に私が殺しても良かったんだけど~、裁判って言うのも経験したかったし~」

椎名「…まさかの豹変か」

ジェシカ「えー?何で皆怒ってるのー?生きてるからとーってもハッピーだよ?」

鈴上「おい、黙ってろ」

ジェシカ「うーん!おっけー!」

白野原「ど~せ最後の一人になるまで外に出れないなら~。私が最後の一人になりたいな~なんて」

鈴上「ほう。それはアタシに対する宣戦布告か?」

愛野「う…うわあ!だ…駄目だよ!!今ここで喧嘩なんて!」

モノクマ「はいはいはい!ここで事件起こすの止めてよ?!」

モノクマ「もう裁判も終わったんだしさっさと帰ってよ!」

白野原「うん~。眠たいから帰るね~」

ジェシカ「ジェシカもお腹減ったからかえるねー!うふふっ」

鈴上「ジェシカは良い。白野原は残れ!」

白野原「あ~もう。面倒だなぁ~、諸井さんが死んだのは~良い事でしょ?」

藤木「ヤな女だねぇ」

能口「ちょっと!いい加減にしなよ!」

白野原「そう言ってる皆が諸井さんに投票して今ここで生きてるんだから。皆で殺したんだよ?」

白野原「皆うれしいよね~?生きれて」

ジェシカ「うん!ハッピー!うふふっ」

ジェシカ「諸井ちゃんが死んでくれないとジェシカ死んでたもん!ありがとうだね!うふふっ!」

歌川「っ…」

白野原「もしここに他の人に投票した人がいるならお話ししてもいいんだけど~…居ないよね~」

白野原「だったらみんな私と同じでしょ?でしょ?」

大護「……お前」

白野原「皆で諸井ちゃんを食べたんだ~よ~」

何も言えなかった。
私もみんなも、白野原ちゃんはそんなの気にして無い様な顔で帰って行った。

その後。皆もぞろぞろと裁判場を後にしていった
…もし私があそこで証言をしてなかったら、諸井ちゃんは死ななかったのかな

諸井ちゃんを殺したのは誰なんだろう

きっと私。私達。
白野原ちゃんの言う通りだ

それに…それに私も人。大護君を殺そうとした

私は私の為だけに人を殺そうとして、友達を殺した。


私は最低だ。
私は最低だ。


私が死ねばよかった


有山「うええええええっ」


今もうここには誰も居ない…

思う存分ここで泣いておこう。
もう私はおにーちゃんに会わせる顔も、魔女の資格も何もない

どうすればいいんだろ…これから。









黒のネクタイ を 入手しました
説明:無地の地味なネクタイ、持っているとなんだか厳かな気分になれる


びっしり書き込まれたノート を 入手しました
説明:色んな事が書かれたノート、美味しい料理のレシピの部分だけ何度も決して書き直した跡がある
























【CHAPTER1】

奇跡も魔法もないんだよ 【完】


生存人数14名

















十日以上の時間がかかりましたが何とか一章終了
地雷枠が一つなんて私は言ってないです。はい


今回も支援絵とか応援コメント感想コメントありがとうございました!!

スレに移動すると思うので、このスレもご批判要望感想その他いろいろとかリクエストとかにお使いください
質問も受け付けます!暫くの間は多分すぐにお返しできると思います!


では!2章でお会いしましょう!

【才能】超高校級の校閲
【名前】歌川蓮司【好感度】17
「マオちゃん…悪い奴ではないと思うぞ」

【才能】超高校級の考古学者
【名前】九条孝介【好感度】9
「彼女は本当に魔女なのか、それとも魔女を騙る奇人か」

【才能】超高校級のゲーム実況者
【名前】椎名朱里【好感度】4
「嫌いではないぞ、好きでもないが」

【才能】超高校級の忍者
【名前】森近透【好感度】6
「…別に」

【才能】超高校級の羊飼い
【名前】白野原メリィ【好感度】6
「意外と弱そうだよね~」

【才能】超高校級の番台
【名前】能口此花【好感度】11
「一生懸命な子なんじゃない?」

【才能】超高校級のディーラー
【名前】セル・G・ジャックマン【好感度】13
「厄介ごとだけは起こさないでほしいな」

【DEAD】
【才能】超高校級の葬儀屋
【名前】菊野雪路【好感度】9
「天国とはどんな場所なのか…」

【才能】超高校級の鼓笛隊
【名前】ジェシカ・アンバートン【好感度】11
「マイベストフレンドだよ!」

【才能】超高校級の憲兵
【名前】大護霊人【好感度】16
「ま!一緒に居て嫌な奴じゃあねえわな」

【才能】超高校級のバレーボール選手
【名前】鈴上 琴美【好感度】9
「キャーキャーウゼえんだよ」

【才能】超高校級の放送委員
【名前】上山遊【好感度】11
「これからもよろしく頼むメーン!」

【才能】超高校級の露天商
【名前】藤木魔香【好感度】6
「良い才能を持っている…あひゃっ」

【才能】超高校級の天文学者
【名前】愛野海【好感度】12
「お…お姉ちゃんの知り合いなんだって」

【DEAD】
【才能】超高校級の庶務
【名前】諸井 聖奈【好感度】8
「まだ…友達でいてくれる?」

【推理力】

歌川・セル>九条・愛野・椎名>諸井・白野原>>藤木>>能口・菊野>大護・上山>森近>ジェシカ>有山>鈴上

【学力】

愛野>九条>歌川>白野原>セル>藤木・諸井>菊野>能口・有山>森近>>>>>大護>上山>>>>>椎名>鈴上>ジェシカ

【戦闘力】
諸井の料理>>>>>>>大護・森近>>>>>>>有山・ジェシカ>鈴上>上山>セル>歌川>能口・藤木>菊野>愛野>九条>椎名>白野原>諸井


こんな感じかなーと。想像では




ジェシカは黒いっていうか善悪の区別がないんだと思う
で、自分が生きることが一番っていう価値観
だれか上手く舵取りしてあげるとよさげな気がする

ちなみに被害者、クロは予定通りだった?

まだ始まったばかりだけど、>>1が動かしやすいキャラは今のところ誰ですか?

>>840
今回のシロは上山君、クロは愛野君にする予定でした
上山君の安価取られたので、日常パートで出て来た、割ったお皿、白野原の起爆、セルの腹黒さ、すべて兼ね備えて事件が起こりました

>>841
皆動かしやすいですよ?
結構楽しんでわちゃわちゃ書いてます

裁判の座席順

有山→歌川→大護→椎名→ジェシカ→森近→白野原→セル→菊野→上山→諸井→九条→藤木→愛野→鈴上→能口

って感じですな

愛野君がクロならば。

まず事件の発端はあのDVDに自分やマオちゃんの兄弟は写ってるのに、上山は写ってなかった
上山が愛野の動揺が激しいので励まそうとバーに呼び出す
けどそこで愛野の上記の不満が爆発、近くにあったグラスで殴打。上山気絶

愛野焦りながらも、一旦宿屋内の洗濯場に戻りアイロンを数台持ってくる

上山の周りに可燃性の高い酒を撒く

アイロンを温めて撒いた酒の周りに置く

そのまま急いで誰かを呼びに行って、一緒に過ごしてアリバイを過ごす

酒場発火

しかも色んなお酒に引火して大参事

上山焼死

アイロンは殆ど溶けてなくなったが、鉄板だけが残る



って感じですかね

よくお気づきになりましたね。そうですマジカルファイヤーが伏線です

一章クロ候補は
愛野・諸井・上山

一章シロ候補は
上山・菊野・大護です

一章終了おめでとうございます!二章以降も楽しみです!

ラフ絵ですがマオちゃん描かせていただきました
初期の爛漫なイメージです

http://i.imgur.com/b5iaNs7.jpg

>>854
おおおお!!!ありがとうございます!!
…多分腕に持ってる袋の中には…うん。恐ろしい

海底と天空に名前だけ出てる超高校級は
超高校級の詩人の上山モネと
愛野の関係者っぽい宇津木マコの2名だよな?

まだ出てないキャラの才能とかキャラとかめっちゃ気になる!

>>858
宇津木さん覚えてくれてて驚きです。
宇津木さんはそうですね。工学関係の才能をイメージしておいてくださいな

これから事件が起きるたびやばくなりそう
好感度が大護19椎名7諸井13だと思います

>>863
かんっぜんにミスです
ありがとうございました

【メーフィー三分クッキング】

諸井「マオちゃんからレシピ本を借りたので、今日はこれを使ってクッキーを作ります」

鈴上「なんでアタシが助手なんだよ」

諸井「暇ですよね?」

鈴上「ん。まあな、んで。何すんだ?」

諸井「はい、まず材料がこちらですね」

鈴上「薄力粉…卵…。んまあ一般的な材料だな」

諸井「で。こちらのバッドにも材料が―――」

鈴上「…おい。おい待てコラ、あ?」

諸井「えーっと。人間の生血、子羊の心臓、聖なる女の○○。○○を○○して○○したもの」

鈴上「そんなんどっから持ってきた!?」

諸井「菊野君とジェシカちゃんとマオちゃんと白野原さんの全面協力です」

鈴上「…で?これをどうする?」

諸井「三日間煮込み続けた物がこちらです」

鈴上「うわ!くっせえ!!」

諸井「更にここから三日間祭壇に祀って祈り続けます」

諸井「で。祈った物がこちらです」

鈴上「…出来上がりか?」

諸井「はい。で、これを実食してもらいたいんですけど…同級生の皆さんには断られてしまったので」

鈴上「…まあそりゃあな、アタシに食えって言うなよ!?」

諸井「はい。今回は特別ゲストをご用意してますので、そちらの方に――――」

諸井「もうすぐ来るはず―――」




――「なあ。なんかめっちゃおいしいクッキーが食べれるって聞いて来てんけど、ほんまここなん?ゴミみたいな匂いするんやけど」

――「ここです!マオちゃんに聞きましたから!」





鈴上「誰だ?コイツら」

諸井「マオちゃんのお兄さんのお友達の皆さんです」

花菱「あ。どうもー…で。そのークッキーがなんやかんやって聞いてきたんやけど」

静寂「この前は有山君が三日三晩ゲロ吐き倒したって聞いたんですけど、花菱君は丈夫なのでどうそご自由に!」



花菱「……え。なにそれ、そんなん聞いてない…」


静寂「言ってませんもん」

花菱「お前!!!!コラアアアアアア!!!!」

鈴上「…ご愁傷様」

諸井「はい。あーん」

善知鳥「ねえ。どうしてクッキーで心肺が停止するのかしらぁん?」

諸井「愛が重すぎたんですね。きっと」


静寂「あ!諸井ちゃーん!言われた通り余ったの皆にあげてきたよー」

諸井「あ!ありがとうございまーす!」


――――――――――――――――――
――――――――――――
――――――――

有山(兄)「ゴフゥッ!!」

田中「あ…悪魔が!!悪魔が襲ってきたあああ!!うわああ!!」ガンガンッ

舘「オロロロロロ」

国木田「普通にマズいぞー!なんだよこれー!!」



桜庭「…バイオテロ?」

九条「吐血・嘔吐・心肺停止・幻覚・無事なのは国木田だけだ」


――――――――――――――
―――――――――――――


有山(妹)「ジェシカちゃーん!諸井ちゃーん!闇鍋パーティ―しよー!」

有山(妹)「皆とお兄ちゃんの友達も誘って―!」


【完】


なんとなく前のキャラクターたちと今のを絡ませたくなったのと
メーフィー三分クッキングがしたかった

反省はしている

【花菱の受難編】

花菱「…まあ別に、君と二人で出かけるのはええよ。いや、むしろ嬉しいんやけどな」

花菱「なんでギャラリーがおるん?」

静寂「なんかー、遊ぶ予定がダブルブッキングしてて―。それでー」

花菱「しゃきっと喋れ。シバくぞ」

静寂「で。断るのも申し訳ないな!と思って、誘っちゃいました!」

静寂「両手に花ですね!花爛漫!百花繚乱!!」

花菱「これが麻生ちゃんとかやったらええよ。けどな」


有山「あー!お誘いありがとーございまーす!」

ジェシカ「やっほー!」

諸井「お弁当作ってきたんでみんなで食べましょう!」

白野原―――――――

―――――の羊「めぇー」


花菱「何でショッピングモールに羊やねん。おい!説明せえ、マオ」

有山「えっとー、メリィちゃんが来れなくなるって言って、けど参加しないのもアレだから、代理でって!」

諸井「夜ごはんにどうぞ…とも」

ジェシカ「うふふ!おっけー!誰が捌くのー?」


有山「あ!捌ける人もちゃんと誘っといたよ!」

花菱「何勝手にさそっとんねんコラァ!」





辻斬「…ほう」

花菱「あ!辻斬ちゃーん!悪魔だらけの世界に舞い降りた唯一の良心!来てくれてありがとー!うわあああ」

辻斬「泣くな。で、私は森近が決闘を申し込んでいると聞いたからここに来たのだが?」

ジェシカ「嘘だよ!うふふっ!」

有山「代わりで良ければ!」

羊「めぇ~」

諸井「お弁当も持ってきてます!」

辻斬「いや…貴様らには勝てないから遠慮しておく」

辻斬「で?どうしてデートなのにこいつらがいるのだ?」

静寂「―――!?え!?ち…違いますよ!や…やだぁ!」

花菱「うん。普通にちゃうんやけど、何それ?」

辻斬「いや。もっぱらの噂なのだが…」

有山「うん。お兄ちゃんも邪魔するなよって」

ジェシカ「てっきりCまでやってると思ってたー!うふふっ!」

諸井「…ウナギ…お弁当箱に詰めてきたんですけど…」


花菱「いや。普通にちゃうで?一切恋愛感情とかないし。なあ?」

静寂「うん!うん!!うん!!!うーん!!そうに決まってるじゃないですか!!やーだー!恋愛感情とかやーだー!」

静寂「目は細いし!大阪弁だし!たこ焼き主食だし!!やーだー!!!もうむしろ逆に死ねばいいと思ってますもん!」

静寂「死ね!!」


花菱「…えぇ」


辻斬「アリスより分かりやすいな」

有山「だね」

羊「めぇ~」


花菱「うっわ…マジかー」

静寂「だから!だから違うって言ってるじゃないですか!」

静寂「マオちゃん!薬!!!諸井ちゃん!お弁当!!」


花菱「え?ちょ!何?なになに!?え!?」

静寂「これでも食らえ!!!」

―――ドゴォッ

花菱「―――アフゥンッ」

―――バタンッ

有山「あーあ。また死の淵に追いやっちゃいましたね」

ジェシカ「とりあえず誰かに引き取りに来てもらうねー!おっけー」

辻斬「ウナギ弁当とは洒落ていると思ったが…ウナギは生では食えないぞ。聖奈」

諸井「えへへ…鮮度重視です」


静寂「ほら!行きましょう!!女子会しますよ!!」

ジェシカ「カラオケ行きたーい!うふふっ」


――――――――――――――――――
――――――――――――
―――――――
――――

―――――――――――
―――――――――
――――――――

花菱「…エライ目におうたで」

菊野「…大変でしたね」

歌川「棺桶に入れて引きずるの大変だったんですよ?」

花菱「どこのドラクエやねん」


花菱「いや。でも僕…嫌とは言ってないんやけどなあ」

歌川「何の話ですか?」

花菱「いや。こっちの話や」

菊野「…何か喜び事でも?そんな匂いが」


花菱「まあそう言う風に思っといてくれたらええわ」


【完】





番外編更新乙です
静寂ちゃんかわいい…という気持ちを込めて>>876のワンシーンを

http://i.imgur.com/9lPym12.png

本当に完璧に個人の妄想なのでご注意を

>>881
怒涛の静寂ちゃんにワロタww

ありがとうございました!

少々遅れましたけど、これもまた
能口の支援絵らしきもの。落款が
ちとまずかったかも?

>>883
え。何この写実的な能口さん。めっちゃ素敵…
番台って言うかもうグラビアやん!
グラビアアイドルの貫録出てますやん!!


ありがとうございます!!

えっと。今回もスレを埋めるためにリクエスト受け付けます
全部拾いきれるとは限りませんが

因みに菊野のオシオキはもう書く予定に入ってます

では。リクエストがあれば何かここでどうぞ

【有山家の日常】

俺は久しぶりに家に帰ってきた。
いや、帰ってきたのは俺だけじゃないか。コイツもだったな

マオ「お兄ちゃん!」

有山「おう」

マオ「久しぶり!!」

有山「昨日校内であっただろ」

マオ「そんな気がする!!」

俺の妹も一応超高校級ってことで俺の一個下の学年で希望ヶ峰に通っている
兄の俺が言うのもアレだが、コイツの頭はかなり逝ってる

マオ「ねえねえ!この前溶かした扉が元に戻ってる!」

有山「そりゃあな。半年も前なんだから流石に治ってるだろ」

マオ「ねえねえ!」

有山「なんだよ」

マオ「この前ね!家庭科の授業でね!」

有山「ついに理科教師ならず家庭科の先生まで病院送りに…」

マオ「褒められたんだよっ!」

有山「へぇ」


マオ「聞いてる?ねえ!」

有山「聞いてるからそれを仕舞え」

俺が話を聞いてないとみなすとこいつは何らかの薬を用いてくることが多い
聴覚異常強化薬。これを使われた時は時計の針の音でさえ爆音に聞こえて死にそうになった
他にも歩くたびに床が抜けるほどの身体強化薬をのんで俺を力づくで抑えつけて来たり

マオ「久しぶりになのにつーめーたーい!」

有山「そりゃあな。お前のせいで俺まで白い目で見られるんだよ」

マオ「まだ退学にされてないから!そんなの気にしないで良いよっ!」

有山「この前学園長に呼ばれて、兄としてどういう教育をしてるんだって怒られたぞ」

マオ「ええ…。この前はそんなに悪いことしてないよ!」

有山「諸井のクッキーで予備学科の生徒の半数が病院送り、ジェシカは他人の給食費を盗む」

有山「治療しようとお前が飲ませた薬で予備学科の生徒の身長が平均30cm伸びる」

有山「これのどこがそんなに悪くないんだ」

マオ「身長伸びて良かったじゃん!」

有山「足や胴体ならいいけどな。何で伸びるのが首だけなんだよ」

マオ「副作用?」

有山「…」

マオ「けどちゃんと元に戻せたし!」

有山「一部生徒はトラウマでカウンセリング受けてるけどな」

マオ「でもさ。お兄ちゃんだってこの前田中君と酔っぱらってさ!」

マオ「先輩達とか他のクラスの子病院送りにさせたじゃん!しってるんだよ!」

マオ「辻斬さんとか森近君とか大護君が居なかったらどうなってたか!」

マオ「この家だって半壊させたの知ってるんだからね!」

有山「…」

マオ「しかもさ!しかもだよ!一回だけじゃないじゃん!」

マオ「私は一回の失敗をいっぱい続けてるけど、お兄ちゃん同じ失敗ばっかじゃん!」

マオ「アホじゃん!」

有山「…」

マオ「しかもそうやって人の間違いばっかり責めてさ!」

マオ「お兄ちゃんは失敗したことないの!?」

マオ「バーカ!!」

有山「バカとかアホとかうるさい」

有山「お前はそのバカの妹なんだろ、アホが」

マオ「アホじゃありませんー。学力はお兄ちゃんの3倍は上ですー」

有山「はぁ?三倍も上なんだったらもっと賢い行動しろよ」

マオ「賢い行動を取ったことないお兄ちゃんがそう言うこと言わないでよね!」

有山「はぁ!?」

マオ「何よ!」

有山「俺がバカなんだったらお前は超バカだからな?」

マオ「私が超バカなんだったらお兄ちゃんはゴミクズだからね」

有山「は?ゴミクズみたいな薬作ってるお前に言われたくない」

マオ「は?ゴミクズみたいな足の臭いのお兄ちゃんに言われたくない」

有山「そんな匂いしないんだが」

マオ「してますー」

有山「してない」


有山母「もう。久しぶりに帰ってきたと思ったら喧嘩して~」

有山母「…怒るわよ」


有山「け…喧嘩なんかしてねえ」


マオ「う…うん!うん!!仲良いよ!」


有山母「家に帰ってくるたんびにそう。もう我慢の限界だわ。今回は見逃しません」

バシュンッ



有山「う…うおっ!!」

マオ「いやあああああ!!!」


――――――
――――
―――

有山母「次は倍よー」


有山「…き…救急車…」

マオ「お…奥歯が…奥歯…」


有山母「はいはい。分かったわ、ご飯もうできるから食べちゃいなさーい」

有山母「お母さん今日は奮発しちゃったわー」




【※有山母について※】
有山兄妹の母、有山穂子とは。
二人の超高校級を生んだある意味最強の母
女手一つで二人をここまで育てて来た苦労者

一般人でありながら、一回見たことはそれなりにできる
二回みれば人並み以上、三回見れば達人レベルにそれを模倣できる才能を持っている
因みに4回目を超えてからは…―――――


つまり二人の超高校級を間近で見て来た有山穂子は有山家最強の最終兵器でもあると言える


【終わり】


有山母「…やり過ぎちゃったかしらねー」


【完】









                 

                 真っ赤な棺


                      超高校級の葬儀屋 菊野雪路 処刑執行













火葬場のような場所で、透明なガラスの棺に閉じ込められた菊野君。
蓋をドンドンと叩いているけど、全く開かない、密閉されてるみたいだ


パカッ

普段は棺を火葬するところの扉が開いて、菊野君の棺が持ち上げられて中に入れられていく


中に入れられた菊野君は珍しく汗をかいている
呼吸も荒くなっている
何が起こるか分かるから怖いんだ。

―――ピカァッ

けど、予想に反して内部はただ光っただけだった。
炎が出てくる気配はない、いろんな方向から光が棺と菊野君を照らしてるだけだ

―――クルクルクル

そうこうしているうちに菊野君の入っている棺がクルクル回転し始める
不審そうな顔の菊野君。
だけどそのうち表情が変わって来て、額から大粒の汗を流して暑そうにしている。

その時私は気づいてしまった。これは大きな電子レンジだと言うことに

―――――――――――
―――――――――
――――

―――ボンッ

画面が最初に居た場所に切り替わる

パカッ

そして火葬する場所の扉が開いて棺が出て来た。


その棺は最初の透明なガラスじゃなくて、真っ赤に染まった棺に変わっていた


【武闘派たちの夜】

有山「一斉組手って?」

辻斬「私達の学年と他の学年の一部が集まってする武道大会の様な物だな」

大護「それぞれ才能に見合った武器の携帯がオッケーなんだっけか?」

森近「…そうだ」

国木田「って!じゃあ俺が居るのはおかしいじゃねえかよ!!!」

辻斬「フードファイターだしな」

大護「戦うっつう点では間違ってねえわな」

森近「…ファイターは戦う者という意味だ」

有山「ああ」

国木田「だっておかしいじゃねえかよ!俺の武器オムライスだぞ!?」

辻斬「フードファイターだし仕方あるまい」

大護「だなー」

国木田「何で真剣とか拳銃とかクナイとかある中で俺だけオムライスなんだよ!勝てねえわ!!」

有山「俺も武器は無いぞ」

国木田「お前は無くてもだろーがよ!!足が鉄みたいなもんじゃねえか!」

有山「お前も鉄の胃袋じゃないか」

国木田「それでどうやって勝つんだよ!ブァァァァァカ!!!」

大護「まあまあ、つべこべ言わずにはじめっぞ!」

パァンッ

シュパアンッ

辻斬「鉛玉なぞ遅すぎて…」

大護「ほう、実弾切り落とすなんてさっすが侍だな!」


森近「…」

シュシュシュシュッ

有山「分身!?」

国木田「ほら!やべえよー!もー!!!」

有山「俺も出来るけどな」

シュシュシュシュッ

国木田「なんでだよっ!」

有山「足鍛えたらいつの間にか出来るようになってた」

国木田「人間じゃねー…」


森近「…隙ありっ」

シュンッ

有山「ふん。遅い」

パァンッ

国木田「スネでクナイ受け止めるとかもう人間じゃねえよ!」

国木田「もう無理…」

パクッ

国木田「…美味しくねえな」

有山「何食ってんだよ」

国木田「極限下過ぎて食べねえとやってらんねえんだよ!バーカ!」

有山「まあ…確かに動き過ぎたな」

大護「丁度俺も小腹減ってきたし、休憩しようぜ!」

森近「…」

辻斬「二回戦に持ち込むとするか」



国木田「お…おい!俺のだぞ!!勝手に食うなよ!!」

パクッ

パクッ

パクッ

パクッ

有山「!?」

大護「オロロロロロ」

辻斬「グハァッ!!」

森近「」


国木田「…お…おい?どした?おい?」

国木田「…し…死んでる!?」



【武闘派たちの夜:勝者。国木田織】

―――――――――――――【武闘派たちの夜が始まる少し前】

静寂「なんかセル君と花菱君に呼び出されてここに居るんだけど…」

諸井「奇遇ですね、私もです」


セル「少しとある方に夜食を持っていきたくて、お手伝いいただきたいのですが、よろしいですか?」

花菱「そうそう!君らが一番料理上手やしな!頼むわ」

静寂「別にいいんだけど…」

諸井「得意料理ならいいんですけれど…」


セル「そうですか。とてもうれしいです。ね?花菱様」

花菱「ほんま。嬉しくて嬉しくて震えてまうわー」


静寂「で。えっと…何作るの?」


セル・花菱「自分の思うオムライスって奴を作ってほしい」


諸井「任せてください!得意料理です!」




【完】

【愛野さんと有山さん】

愛野「ちょっと!遅いわよ!!」

有山「あ。ごめんごめーん!」

私の名前は愛野空、高校二年生、超高校級の宇宙飛行士
容姿端麗頭脳明晰。銀河系で一番整っている美少女である

で。この頭にイカリングをくっつけている、糞電波な後輩は有山マオ
自分の事を魔法少女とか魔女だとか言っているけど、コイツも立派な希望ヶ峰の一年生
勿論魔法少女でも魔女でもない、――――だ

愛野「ちゃんと準備してきたでしょうね!」

有山「まかせて!言われた通り!」

愛野「よくやったわ」

因みにこの毒糞電波な後輩は私の弟より、私の方が仲がいい。
言っておくけど、私はゴミクズ毒電波ではない、超まともなハイパー美少女で、コレとは水と油である
というよりこれとは人種、いいえ。種族が違う。

私がハイパーな人間様ならば、コイツは…うん。そうね
犬の糞

有山「…けど…ほんとにするの?」

愛野「するわよ。殺してやるわ」

有山「殺すの!?」

愛野「嘘よ!半殺しにするだけよ!」

有山「ええっ!??」

愛野「ということで、これがアレね」

有山「うん。言われた通りに爆進剤…を配合したロケット花火」

愛野「威力は?」

有山「愛野ちゃんが言ってた通り当たっても死なないレベルで痛い、最高で後遺症が残るレベルの」

愛野「よくやったわ、イカリング」

今回このロケット花火を民家に打ち込む。
理由?ちゃんとある。それはこの前の事――――


――――――――――――――――

有山「あ。○○ちゃん」

A子「あー。マオじゃーん、なに?あんた希望ヶ峰いったんだって?うーけーるー!」

B美「え…うそ!コイツに才能なんてあんの?」

A子「ないない。有ったとして超高校級の電波女?」

B美「希望ヶ峰併設の支援学級とか?」

A子「アハハハ!あーりーえーるー!」

B美「で?あんたどこなの?」

有山「一応本科なんだぁ…あ。えっと」

A子「は?本科?きっも。なんでアンタが?うっざ」

B美「でもあれじゃん。こんなゴミみたいな奴でも本科入れるんだし―――」

――――ゴンッ

B美「いたっ!」

愛野「あらごめんなさい。足が長すぎて足が当たってしまったわ」

麻生「あらごめんなさい。SPが間違えてモデルガンを誤射してしまいましたわ」

A子「…あ?んだよ!?」

B美「お前ら誰だよ。名乗れや」

愛野「あら。私たちのこと知らないなんて…」

麻生「お里が知れますね。こんな有名人を知らないなんて」

A子「あ!?」

B美「ウチらの邪魔しないでくれる?」



愛野「邪魔なんは貴様らじゃあああああ!!」


A・B「!?」

愛野「私の後輩に何してくれてんのよおおおおお!!!」

麻生「空ちゃん。落ち着いてください、完全に驚いている様なので、もう許して差し上げましょう」

愛野「はぁ!?許す?!むーーーーりーーーー!!!!」

麻生「お二方もボーっとしてないで早く逃げた方が…。最悪死にますよ?」

A・B「覚えとけよ!ブス!!」

愛野「待てコラ!!殺すからなああああ!!!」

麻生「SP!麻酔銃を!」

――――――――――――――――――――――




ということであの二人を殺す

有山「あ…もしかして」

愛野「あ。アンタの事は関係ないわよ、私をブスと罵ったあの二人を殺す」

愛野「アンタの為にやっているわけじゃないから、アンタが私を止める権利は無い」

愛野「というわけで。ロケット花火を寄越しなさい、ゴミ」

有山「危ない事しないでねっ!?」

愛野「殺しはしないわよ。半殺しと半焼よ」

やっぱりこいつにお願いしたのは間違いだったわね。
麻生に頼んでヘリコプターをチャーターして、家の真上から農薬を散布すればよかった

って、麻生が承諾しないわねそんな事。


愛野「というわけで。着火あああ!!!!」

有山「え!?まだ説明して―――」

ピュウウウウウッ

ドゴオオオオオンッ

――――――――――――――
―――――――――――
―――――――
―――――
―――


――――――――――――――
―――――――――――
―――――――――


愛野「ふぅ。すっきりしたわね」

有山「や…やり過ぎじゃないかな?家…原型とどめてないよ?!」

愛野「覚えときなさい。やられたらやり返すのよ。完膚なきまでに踏み潰すのよ!」

有山「なんか…ありがとうね?」

愛野「アンタの為じゃないわよ。あいつらが次私の事をブスって言ったら―――」

愛野「春風式の拷問にかけてやる」

ま、さすがに家壊したのはやりすぎかもしれないけど、何とかなるわよ
超高校級の大工の先輩にでも頼めばいい話だし

愛野「そんな事よりお腹が減ったわ。海とつかさも誘ってご飯行くわよ」

有山「あ。ご飯だったら諸井ちゃんが―――」

愛野「嫌よ」

愛野「ほら。さっさとしなさい、警察も来そうなんだし」

有山「けいさ―――。あ!あれパトカーじゃない!?」

愛野「早いわね…。ま!良いわ!!走るわよ!!!逃げるのよおお!!!!」



【完】

【桜庭風春の学園生活】

僕は、才能が嫌いだ。
あんなものがあるから人は不幸になる。
人は一人になる。
僕は居ない存在になる。

僕の姉がそうだった。
僕の姉は何でもできた、力も僕より強くて、頭もいい
そんな姉が居るから僕はずっといない存在だった。
姉が居る事で初めて成立する僕、僕は普通なのに、それが悪いのか…

姉はある日居なくなった、家に居るのは僕と母と父だけになった
束の間の幸せだった、母と父は姉の事を無かったことにした、そこに何があったのかは分からないけど、僕はやっと僕になれた

けど。それもすぐに終わった。

僕達家族の乗っていた飛行機が事故にあったのだ。
みんな死んでしまって、僕だけが生き残った。
気が付いたら周りは人の破片だらけの中で、僕は無傷だった

僕は幸せだった。不幸なのに幸せを感じた。
僕は特別なのかもしれないという思いが、僕の不幸を上回った


そんな時だった、僕に希望ヶ峰学園の入学案内が届いたのは




僕にも才能が有ったんだ、そう思うと嬉しくて堪らない反面、凄く嫌だった。
もしかすると希望ヶ峰には僕より凄い奴がいるかもしれない、僕はちゃんと希望ヶ峰で「居る」ことができるのか
もしも僕より幸運な奴が居たら、お姉ちゃんみたいなのが居たら…


アリス「…どうしたの?」

桜庭「え…あー。うん、ちょっと考え事をね」

アリス「そっか…」

アリス「何だか…悲しそうな顔してたから…。何か…嫌な事…あったのかなって」

桜庭「僕に嫌な事?あるわけないじゃん。僕は幸運なんだよ?幸運は悲しまないし辛くないんだ」

アリス「なら…いい…」

この子はクラスメイトのアリス・グリム。地味で根暗で口数も少なくて…
何だか気味の悪い奴だ。けど、僕よりは不幸そうだから、僕は友達として付き合っている

アリス「…宇津木先輩が…実験したいからって…呼んでた」

桜庭「あー、またかー。やんなっちゃうなー。あの人の実験って危険なんだもん」

桜庭「けどまあいいや。僕はどんな失敗でも受け止めれるからね」

宇津木先輩というのは僕達の一つ上の先輩、確か僕のクラスの愛野さんと仲が良かったはず
工学系の才能を持ってるとか何とかで、僕をいつも実験台にするけど、ことごとくそれは失敗している
この前なんて先輩の白衣が燃え盛って大変なことになった。

桜庭「ありがとね!じゃあ行ってくるよ!」

アリス「…気を…つけてね…」

――――――――――――――

―――――――――

――――――

今日も実験が失敗に終わった。
ロケットは暴発して近くに居た愛野さんのお腹に命中して、愛野さんが昏倒して保健室に運ばれて行った
…懲りない人たちだ。本当にバカだ

有山「おい。お前は怪我ないのかよ」

桜庭「え?怪我なんてする訳ないじゃないか、僕は―――」

有山「幸運だから。か」

桜庭「そうだよ。そんな事より愛野さんを心配してあげなよ」

有山「アイツは大丈夫だ。メンタルと肉体のタフさは俺も認めてる」

桜庭「そっか」

有山「っていうか、あんな危ない実験断ってもいいんじゃないか、身が持たないぞ」

桜庭「ううん。僕が危害を被ったことは一度もないし。それに僕の才能を生かせる唯一の場面だし」

桜庭「僕が幸運だって証明するにはさいっこうでしょ?」

有山「まーな。けど才能ばっかに頼ってるといつか痛い目見るぞ。多分な」

桜庭「ハハハ。そーなったら僕はどうなるのかな」

有山「知らん」

桜庭「けど大丈夫!」

有山「ま、お前の事だし、お前に任せる」

そんな日がずっと続いていた、僕は幸運で、クラスメイトともあたりさわりなく過ごせて
僕は幸運な高校生をずっとしていた。


けど―――――


水鏡「あー、みんな。ちょっといいかな?来週からこのクラスに一人増えるんだけどね」

担任のこの一言が、僕の幸運を打ち砕くことになった。

辻斬「どうしてそんな浮かない顔をしているのだ?」

麻生「ええ。何か不穏な雰囲気です」

水鏡「いやさぁ、それが、その子テロリストなのよねー」

花菱「テロリストて…そんなんもう学校やなくて警察に送ってくださいよ」

水鏡「いやまあ、学園長の意向だし?いくら私が武闘派だからってやめてほしいよね」

静寂「テロリストを抑えつけるストリートファイター…どっちが強いんですか!?」

水鏡「軍隊とはたたかったことあるけどテロリストは無いから何とも言えないわ」

辻斬「まあ、私達よりかは強いから何とかなるのではないか?」

舘「だな!有山をボコせるのは先生しか居ねえんだし!」

水鏡「はぁ…もう本当に嫌になるわ」

桜庭「まあまあ!僕が居る限りは大丈夫ですよ。で、その生徒ってどんな子なんですか?」

水鏡「可愛い女の子よー。えっと名前はねー…――――――」
















水鏡「桜庭春風って言う子だったかしら、あら。名前似てるわね?知り合い?」






アイツが来る?

その一言で僕の幸運は塵みたいに消えて行った。

アイツが僕を無くしにやってくる

そんなの絶対に許せない、僕がどうにかしないと。僕が――――――





――――――――――――――――
―――――――――
――――――


【桜庭風春の学園生活 完】






【※有山たちの担任について※】
元超高校級のストリートファイター、水鏡拳子、25歳
絶賛婚活中の飢えたOLの様な女性。教師仲間からは希望ヶ峰の残念美人の筆頭と言われている

売られた喧嘩は買うスタンスで喧嘩に明け暮れているところをスカウトされ超高校級に
身体能力はもちろん高い。それに加えて特異なのが身の回りのものすべてを武器として扱えることだ
彼女がカーテンを持てば敵を縛る縄になり、机を持てば手足のように動く鈍器になる

有山と辻斬のタッグと手合せをよくするが、3分で二人共を倒し抜くほどの強さがある

桜庭(弟)がどんな人物だったかを書きたくてかるーく更新
こんな奴でした、桜庭君は。はい


【カインとアベル】

【5F ???】


私がテロリストになった経緯は本当に奇跡的な偶然が重なってだった。
昔の私には理解できなかったけど、今ならどうしてか理解できる
風春の才能だ。風春は生まれながらにして悪魔のような才能を持っていたのだ

風春は私の事が嫌いだ、哀しい事だけど、それは仕方ないのかもしれない
私が風春の全てを取ってしまったから、私が普通の女の子だったら…なんて時々思う。


私がここに居る理由は、償いの為。
いいえ、逃避の為と言った方が良いかもしれない

私は私に抱えきれなくなった出来事から逃げる。
それだけ。

きっとこの事件の黒幕は風春なんだと私は薄々気づいている
それを言わずにここまで来たのは…――――

どうしてなのか



――――ガチャッ

春風「来たのね」





風春「ああ。姉さん」



風春「どうして誰にも言わずにここに来たの?きっと賢い姉さんの事だから気づいたんだろ?」

春風「そうね、麻生の話と今までの状況を考えるに何となくぼんやり…だったけどね」

後ろから聞こえる風春の声。
やっぱりあの子が、そうだったのね


風春「情けの積り?姉として?出来る姉として出来損ないの弟を庇っているの?」

春風「…貴方は出来損ないなんかじゃないわ」

春風「貴方は『幸運』じゃない」

風春「…!!」


歯を食いしばるような音が聞こえた。空耳なのか現実なのか…
きっと現実なんでしょうね


春風「私ね、『幸運』になりたかったわ」

風春「…どうして?」

風春の声が震えている、そう。私に怒っているのね
でも、仕方ないわ。私は姉として貴方に劣等感しか与えれなかった
貴方から何もかも奪うことしかできなかった




春風「だってそれならきっとこんな風にはならなかったでしょ?」





―――――――――パァンッ

あの日あの出来事を桜庭の視点で描いてみました

これがしたかっただけです

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