フレデリカ「エスパーごっこ」 (21)


これはモバマスssです
書き溜めはありませんが、すぐに完結させます
キャラ崩壊があるかもしれません


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フレデリカ「フレちゃんも犯人ビビッと当てたいな~」


杏「…何時ものかな?」


肇「いつもの、でしょうね…」


文香「…フレデリカさんは、探偵になるのですか?」


フレデリカ「うーん、ディテクティブレデリカも魅力だけどね。フレちゃん的にはエスパーがいいかなー」


杏「なんでエスパーになったんだ…」


肇「先日やっていた、エスパー探偵特集の影響でしょう」


フレデリカ「わぁお、肇ちゃん」


肇「違います」


フレデリカ「……」



杏「でもまー、杏も昔は見てたなー。写真に石とか手をかざすと犯人が分かるってやつ」


文香「…本当に、エスパーなのですか?」


杏「そこら辺は深く追求したら負けだよね。まー事務所にも超自然的なの何人かいるから否定はしないけど」


フレデリカ「フレちゃんも必殺技ほしいなーって」


肇「先ほどと変わってません?」


フレデリカ「時は流れるもの、時代は変わるもの、人は愛するものとして」


杏「どんな気持ちをどんな言葉で、どんな表情から伝えれば幸せと呼べるのだろう」


フレデリカ「とゆー訳で、フレちゃんもエスパーになるんだ」




肇「…?」


杏「……?」


フレデリカ「何でも占ってあげるよー?」


杏「…あー、これ何かブレデリカちゃんに依頼しないと進まないやつだ」


肇「そんな、チュートリアルキャラクターみたいな…」


フレデリカ「どんな依頼でもいいよー?」


文香「では…今晩の天気を…」


杏「ググれば良くない?」


肇「まぁまぁ…デジタルばかりに頼っていては、ロマンチックにはなれませんよ」




フレデリカ「じゃー文香ちゃん、このトランプの山から一枚選んでね」


肇「完全に、相手の運気を占うやつですね」


文香「では…これで」


フレデリカ「それを、アタシには見えない様に他の人に見せてあげてー」


文香「…ハートの8、ですね…」


肇「見せなければ言ってもいい、と言う訳ではないと思いますよ?」


フレデリカ「ムムムーン、実はそれクイーンでしょー?」


文香「…流石、ですね」





肇「これで、今晩の天気が分かるんですか?」


フレデリカ「分かんない。でもフレちゃんが凄いってことができる改めて証明できたから成功だよー」


杏「てゆーか、そのトランプ一回もシャッフルして無かったでしょ?」


文香「…成る程、元の並び順を覚えておけば…」


フレデリカ「これ手品用トランプだからだよー、裏の絵柄微妙に違うんだー」


文香「それで、今晩の天気は…?」


フレデリカ「占いなんかよりググった方が早いんじゃないかなー?」


肇「前提条件思い出しましょうか」






フレデリカ「うーん、占いやエスパーの凄さが伝わらなかったかなー?」


肇「完全に手品だったじゃないですか」


フレデリカ「でもさー、逆にフレちゃんがタロットカード広げ始めても怖くない?」


肇「それは…確かに…」


杏「むしろタロットカードの似合うアイドルって誰なんだろ」


文香「スタンドを…使えそうな方々なら」


杏「ザ・ワールドは一瞬で決まったね」




フレデリカ「よし、じゃーエスパーなアイドルをお呼びしよっかー」


杏「いやいいよ、何が起きるか分からないし」


肇「纏まりがつかなくなりますからね」


文香「占いでしたら…明日、私が書物を…」


フレデリカ「もう呼んであるんだけどねー」


肇「話の流れがこうなってなかったら、裕子さ…そのエスパーの方、無駄骨じゃないですか」


杏「まぁ多分、絶対この話とゆーか流れにしてただろーね」




フレデリカ「フレちゃんはその辺有能だからねー」


肇「?」


フレデリカ「その、素で分からないみたいな表情傷付くなー」


杏「まぁフレデリカちゃんが有能ってのは認めるけどねー」


フレデリカ「ふふーん、もっと褒めていーよ?」


肇「名前がピッタリ五文字ですよね」


フレデリカ「褒めてるのかなー?褒めてるんだよねー?」




肇「あとは…ええと…」


杏「F!」


フレデリカ「F!」


肇「それは褒め言葉なんですか?」


フレデリカ「名前が五文字よりはねー」


杏「Fって言えばフランスだからねー」


フレデリカ「フレちゃんの、Fから始まる英単語講座!今日から君もパリジェンヌ!」


杏「逆に見てみたくなるタイトルだねー」





フレデリカ「そーいえばなんだけどね」


杏「Fの話の流れかな?」


フレデリカ「うん、フィロソフィってF使わないんだってさー」


杏「え、気付いてなかったの?」


文香「フレデリカさんの…高度なギャグだと思ってました…」


フレデリカ「前にプロデューサーがねー、フィロソフィのFって言ってたからそうだと思っちゃってたんだー」


肇「…大丈夫なんですか?あの方…」


フレデリカ「だから今日からはフィジックスのFになったよー」



杏「にしてもお腹すいたなぁ…焼肉食べに行かない?」


文香「!」


肇「今回は、ドナドナはナシですよ?」


フレデリカ「あれはフレちゃんもしんどかったし自重しよっか」


肇「…自重?」


フレデリカ「流石にフレちゃんそのくらいの単語は知ってるよ?」


文香「早く行きましょう。取りこぼしますよ」


杏「何を?」





ガチャ


朋「ねーまだー?もう準備万端だよ!」


フレデリカ「…あ、忘れてたーん」


朋「え、外すっごく寒かったんだけど!」


肇「…お疲れ様です」


杏「…一緒に焼肉いく?」


朋「焼肉?」


文香「…早く決断して下さい。間に合わなくなりますよ?」


朋「初回なのに扱い酷くない?!」





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