手寅「二次元は二次元として楽しめばいい。どうして実写化するのか!」 (34)

木胡桃「どうしたんですかいきなり!?」

魔梨威「何を言い出すんだ!」

手寅「人間には到底真似できないアクションのある、しかも人間じゃないキャラクターが動きまわる作品を、なぜ実写化する必要があるのか」

丸京「まあ……言われてみれば、確かに」

手寅「と、ガンちゃんは言っています」

丸京「な、なに!?」

苦来「あんまりです! せっかくみなさん頑張って、需要もないのに必死に制作しているのに!」

このSSは女の子の可愛さをお楽しみ頂くため邪魔にならない程度の差し障りのない会話をお楽しみいただくSSです。

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手寅「最近、実写化ブームが到来している気がするの」

魔梨威「実写化ブーム? いうほど最近に集中しているわけじゃないだろ」

苦来「でも、人気作品の実写化の報せが最近は多い気がするわ」

丸京「まだ正式発表されてないのも多いけどな」

木胡桃「正式発表されてるのは、えーっと……」

丸京「錬金するアレだな。キャスト一覧が公開されてる」

苦来「でも、主要キャラの人選で物議を醸しているわ」

魔梨威「なんで大佐がミッチーじゃねえんだよ! 原作者公認だろ!?」

丸京「勘のいいガキが嫌いな人も一部で不満が出てるな」

木胡桃「眼鏡かけた優しそうなお父さんといえば、矢柴◯博さん以外ありえないです!」

苦来「優しそうっていうけど、自分の娘を材料にするような鬼畜じゃない……」

魔梨威「蓋を開ければどうでしょうかよ! 黙ってインキーしてりゃいいんだよ!」

手寅「ちょっと! インキーはミスターでしょ!?」

丸京「どっちでもいい!」

苦来「結局、主演以外が納得できても、主演で台無しになる可能性があるじゃない」

手寅「主演は確か……ジャ◯ーズだっけ」

丸京「そこに言及するな! ファンの怖さを知らないのか!」

苦来「あの事務所のファンは、悪天候でコンサートが中止されたら泊めてくれと喚いたり、
   泊めたら泊めたで飼い猫に文句つけたり、襲われただの不審車両が付け狙ってるだの真偽不明の情報を流しまくったり」

魔梨威「それは別のグループだろ!」

木胡桃「怖い! アイドルファン怖いです!」

手寅「担任教師を殺そうとする作品にも出てたわ」

魔梨威「ジャ○ーズ増えてるじゃねえかオイ!」

丸京「タコみたいな殺し屋の先生もジャ○ーズ、鬼の手持ってる霊能力教師もジャ○ーズ……」

手寅「こ○亀の主演もジャ○ーズだったね」

魔梨威「ジャ○ーズ多すぎだろ!」

丸京「ああ、最近連載が終わったこちら葛飾区亀○公園前派出所か」

魔梨威「伏せ字が役に立ってねえだろ!」

木胡桃「ほげええってなに?」

手寅「ただの奇声よ」

木胡桃「へー」

丸京「あんなことやらされたら、そりゃ黒いウサギも見える」

苦来「連載が終わったといえば、あの死神の漫画も実写化するわ」

魔梨威「何……だと……!?」

木胡桃「全ての死神とダチになりそうなキャスティングです!」

丸京「主演以外はまだ発表されてないけどな」

魔梨威「どうせまたどっかにアイドルが使われるんだろ?」

手寅「マリーさん、そんな投げやりな言い方はダメよ」

苦来「そもそも、私たちもアイドルで実写化したわよね」

魔梨威「なんで主題歌歌ったグループと違う奴が舞台で演じてるんだい!?」

丸京「というか舞台は別物だろ」

手寅「そうよ。歌いながらテニスしたり、ハンドルだけ持って自転車を表現したり、実写化というにはあまりにも元の作品とやってることが違いすぎたりするじゃない」

魔梨威「なんでミュージカルなんだよ!」

丸京「本業が役者じゃない人に演技をさせても、当たり前だけど批判は来るよな」

魔梨威「双子のモデルを主役とラスボスに抜擢した作品とかな」

苦来「アレはそもそも、双子のモデルの演技力以外も問題があるように思えるけど」

木胡桃「でも、結構いろんな有名人がカメオ出演してたよね?」

魔梨威「その結果、一番演技がまともなのがビーストってどういうことだよ!」

手寅「そもそも、本業が役者だったとしても演技力がない場合もあるじゃない」

苦来「直訳すると死のノート……」

魔梨威「映画版かい? それともドラマ版のほうかい?」

木胡桃「映画版はよかったと思います!」

丸京「当時は賛否両論だったらしいけどな。ドラマ版のあとだと映画版が悪く言われることは少ない気がする」

苦来「ドラマ版のライバル役、本業はあくまで俳優なのにアレよ」

手寅「ゼリー飲んでたり座り方が偉そうだったり、なにより節々でカッコつけてるような設定も問題だと思うけど……」

丸京「主演が演技派だっただけに余計に批判が集中してる気はする」

魔梨威「でも主演張れるほどのタマじゃないだろ。アイツ今度は何でもありの超能力使いとスタ○ド使いになるんだぞ!」

苦来「ス○ンド使いは無理があると思うのよ」

手寅「しかも監督がゴキブリ映画の人よ! これはレビューも荒れそう! 公開2週目には「観客が自分1人だけ」ってつぶやかれそう!」

魔梨威「なんでいきなり4部なんだい?」

丸京「イギリスやイタリアやインドでロケするほどの予算がなかったんじゃないか? 4部なら日本でロケできるし」

苦来「でも、スペインでロケするって言ってたわよ」

魔梨威「なんでだよオイ!」

木胡桃「……アレ? そういえばさっきマリーさんが言ってたけど、超能力使いって実写化するの?」

手寅「そうそう。実は実写化決まってるのよ」

丸京「話題が埋もれてるじゃないか!」

苦来「SF人情なんちゃって時代劇コメディーと人間讃歌に話題が掻っ攫われた感じはあるわね」

木胡桃「主演の人が演じる前にパロディに使われてました!」

魔梨威「ダブル小○旬が見られるのかい!?」

丸京「あのエピソードは実写化しないだろ……」

手寅「原作者も言ってたけど、る○剣並の大作漫画と勘違いされてそう」

魔梨威「そういえばる○剣のほうは、少年漫画の実写化にしては珍しく評判いいよな」

苦来「だからよ。評判がいい作品が少しでも出てきてしまったから余計に実写化ブームに火がついたのよ。幕末と侍だからって成功するとは限らないわ」

木胡桃「本当に泥舟になっちゃうのかな?」

魔梨威「アレはもう原作者の一言が言いたいだけの壮大なギャグだからな」

丸京「大体、日本の技術や予算でどうにかなるもんじゃないんだよ。頑張って作ったCGですら『CRデビ◯マン』とか言われてたし」

苦来「技術や予算が間に合っても、批判された作品もあるけど……」

手寅「7つの玉を集めても、ファンの願いは叶えられなかったね」

魔梨威「アメリカはアメコミ作ってりゃいいんだよ! そうすりゃ批判も少ないだろ!」

木胡桃「蜘蛛の人とか! 誰もが納得する作品!」

丸京「第四の壁を破壊するヒーローは、初めて実写化されたときに批判が殺到したけどな」

苦来「アレはキャラ崩壊凄かったから……無口だし目からビーム出すし……」

手寅「主役になったほうの映画はかなりいい評価だって」

木胡桃「キャストも納得ができて、本業の人で、キャラ崩壊せずに描けてて、ストーリーもちゃんと作られてる作品が観たいです!」

魔梨威「その条件全部満たしてるやつってかなり少なくないかい? 大体アイドルが出てるし」

丸京「アイドルが出なくて、ストーリーもちゃんとしてて、キャラ崩壊していない……」

手寅「ミナミの◯王とか、◯竜とか?」

魔梨威「物騒だなオイ!」

手寅「つまり……任侠モノなら実写化しても大丈夫! というわけで、この作品も任侠モノになります!」

丸京「原作はもう連載終了したじゃないか!」

魔梨威「いや、もうそれしか解決策はない! この作品が実写映画化するなら、任侠モノとしてだ!」

苦来「配役はどうするの?」

魔梨威・手寅・丸京・木胡桃「「「「…………」」」」

手寅(演︰寺○進)「二次元は二次元として楽しめばいい。どうして実写化するのか!」

木胡桃(演︰小○仁志)「どうしたんですかいきなり!?」

魔梨威(演︰竹○力)「何を言い出すんだ!」

手寅(演︰寺○進)「人間には到底真似できないアクションのある、しかも人間じゃないキャラクターが動きまわる作品を、なぜ実写化する必要があるのか」

手寅(演︰寺○進)「更に言うなら、アイドルはアイドルとして楽しめばいい。なんで主演にする必要があるのか!」

手寅(演︰寺○進)「人間には到底真似できないアクションのある作品を実写化して制作、更に主演をアイドルにしてファン層を拡大する必要があるのか! そう言いたいのね?」

苦来(演︰哀○翔)「あんまりです! せっかくアイドルのみなさんが、シャレにならないスケジュールの中需要もないのに沢山戯れに動いて頑張っているのに!」

木胡桃(演︰小○仁志)「言い過ぎですガンちゃん」

丸京(演︰○竜)「私はそうは言ってない!」

このSSは女の子の可愛さをお楽しみ頂くため邪魔にならない程度の差し障りのない会話をお楽しみいただくSSです。

魔梨威「これはダメだろ!」

木胡桃「みんな怖いです!」

丸京「性別が違うじゃないか!」

手寅「面白ければいいのよ、面白ければ。実写になっても、それが設定変更されてても、面白ければいいのよ、面白ければ」

木胡桃「ちょっとでも変えれば、『原作クラッシャーだ』『オリジナルはクソだ』とか言われますよ?」

手寅「うーん……頑張って作ったんだけど、このSSいらなかったんじゃない?」

魔梨威「終盤で言うなよ!」

丸京「とにかくさ、何が実写化だよ。お遊戯会かよって話」

苦来「実写化なんて、無理があるのよ」

ウザンヌ(演︰新○○子)「いいえいけます! なんだかんだ言っても大ヒットします! 実写化になんの問題もありません!」

魔梨威「終盤なのに今更登場ってなんだよ!」

丸京「おせーよ!」

木胡桃「せっかくの終わり際なのに!」

苦来「キレイに纏めようと思ったのに……!」

手寅「まあまあ、終わりよければ全てよしって言うじゃない。もうこのレスで終わりだし、穏やかに穏やかに」

マスクの人「おわりでございます」

おわり

以上です
お先に勉強させていただきました

あとがき(?)
じょしらくssは初めて書きましたが、驚くほど難しい……
話題が思うように転がってくれなくて放置してるところに銀魂とBLEACHとジョジョの実写化が決まったりして、慌てて書き足していきました

お目を通していただけて何よりです
ありがとうございました

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