木胡桃「そんなことよりマリーさん、焼きそばと焼きうどんだよ」

魔梨威「だから！　カップ焼きそばだって言ってるだろ！」

丸京「カップ焼きそばと焼きそばは似て非なるもの」

木胡桃「って言ってるアニメを見ました」

魔梨威「受け売りかよ！」

丸京「カップ焼きそばを食べたい時と焼きそばを食べたい時は全く異なるらしい」

手寅「あーでも、それわかるかも」

苦来「そもそもカップ焼きそばは焼いてないよね」

魔梨威「そういえば……」

苦来「それに、カップ焼きそばってアレが入ってるかも知れないし」

木胡桃「アレって」

丸京「アレか」

手寅「販売再開したみたいだね　ナニとは言わないけど」

苦来「半年振りだってね　ナニとは言わないけど」

魔梨威「そのナニなら買ってきてあるぞ」

木胡桃「えっ」

丸京「さすがにアレは入ってないよな」

魔梨威「せっかく再開して入ってたら爆笑モンだろ」

苦来「確かに」

丸京「それにしてもどうやってアレは入ったのか」

木胡桃「えっ　そこ掘り下げます？」

手寅「自然と入らないようにはしてるだろうし　意図的に入れないと難しいよね」

苦来「誰かが意図的に入れた？」

丸京「そうか！　カップ焼きそばに入っっていたアレは　おまけ　か！」

魔梨威「ねーよ！！」

魔梨威「アレが　おまけ　だとしたら　ほとんどの異物混入がOKになるだろ！」

苦来「料理に髪の毛が入っていても……」

丸京「おまけ」

木胡桃「ネジが入っていても……」

丸京「おまけ」

手寅「スープにオヤジの指が入っていても……」

丸京「おまけだ！」

魔梨威「食品の中におまけってどういうことだよ！」

手寅「待って、マリーさん！」

魔梨威「！？」

手寅「マリーさんは知ってるはずだよ、おまけ入りの食品の事を」

丸京「バレンタインチョコレートの中に入った……」

苦来「血や髪の毛！！」

木胡桃「愛が重いです！」

魔梨威「ククルが言うと呪術的な物に思えるな」

丸京「じゃなくて、チョコレートの中に入った食玩、ホラ」

木胡桃「チョコ○ッグだー」

魔梨威「くっ、確かに食品の中におまけが入っている」

魔梨威「じゃあなにかい、ポテトに入ってた歯とかもおまけかい？」

木胡桃「それも蒸し返すんですか？」

苦来「むし歯だけに……」ｸｽｯ

魔梨威「やかましいわ」

魔梨威「歯なんて付いてきても、しょうがないじゃないか」

苦来「差し歯にする……とか？」

木胡桃「そんな得体の知れないもの、使いたくないです」

手寅「まあ、歯1本だけじゃ大した事はできないよ」

丸京「1本だけじゃ……ならもっと他のパーツもおまけにすればいい！」

魔梨威「へ？」

丸京「歯だけじゃなく、髪、目、鼻を始め、全身をおまけにすればいい！！」

魔梨威「こえーよ！！」

丸京「そして、48の各パーツを集めて、体を復元するんだ！！」

魔梨威「どこのディ○ゴス○ィーニだ！」

手寅「というより、ど○ろだね」

苦来「ちょっと待って、体の復元なんて私には出来ません！　無理ですっ！！」

丸京「それなら金はかかるが、世界一腕の立つ無免許医に頼もうじゃないか！」

手寅「あ、ブ○ックジ○ック先生だった」

魔梨威「なんてことだ、人間の創造なんて禁忌じゃないのか」

魔梨威「あの愉快なピエロが、裏ではそんな事に手を染めていたとは……」

木胡桃「そっちはそれ以上いったらマズイです」

丸京「む、そうだな」

手寅「まあ、なんにせよ　おまけメインみたいな商品も多いよね」

丸京「CDに握手券や投票券付いてたりとか」

苦来「ポテトチップスにカードが付いていたりとか」

木胡桃「チョコにシールが付いてたりとか」

魔梨威「なんだいお菓子はおまけがメインなのかい」

手寅「おまけ付きのお菓子なのか、お菓子付きのおまけなのか」

苦来「おまけがあればお菓子が要らない人もいると思う」

魔梨威「要らなかったらどうするんだ？」

木胡桃「家族に食べてもらうとか友達に配るとか」

丸京「捨てるとか」

手寅「もったいないよね、大量のアイドルCD」

魔梨威「そっちかよ！」

丸京「やつらはおまけが手に入ればOKなんだろ」

魔梨威「ってことは、やっぱりおまけがメインじゃないか」

魔梨威「それなら、おまけはおまけで売り出せばいいんじゃないか」

苦来「マリーさん、それは……」

木胡桃「ってことは、CDも単品、お菓子も単品で売るってことですか？」

魔梨威「そうだよ、そうして欲しいモノだけ買えば、値段も下がって買いやすくなるだろ」

丸京「なるほど…いや、それだけじゃ足りない……」

魔梨威「え」

丸京「全てをバラ売りにするんだっ！！」

木胡桃「バラ売り…って、お菓子とかは……」

丸京「うむ、グラム単位の量り売りだ」

苦来「じゃあ、CDのカップリングとかも……」

丸京「当然、1曲ごとだ！　もちろんインストVerも別売りだ！！」

手寅「それならアニメの円盤なんかも……」

丸京「1話ずつ……いや、OPとEDもそれぞれ分けねばならん！！」

木胡桃「えー、そんな！　じょしらくは毎話A、B、Cに分かれてるから」

苦来「13ｘ5＝65に分かれる」

魔梨威「なんてこった、そんな数になるなんて」

手寅「それに円盤は特典という名のおまけが多数付いてるからね」

丸京「それも全部バラだ」

木胡桃「皆のキャラソンや中の人出演の女子トーーーク!もですか」

丸京「それもだ」

苦来「そこまで来たら、もう数え切れません！」

魔梨威「コンプリートなんて夢のまた夢じゃないか、くそっ」

手寅「そんなあなたに」ｽｯ

魔梨威「こ、これは！」

丸京「8月12日発売予定の『じょしらく Blu-ray BOX』！！」

苦来「これならアニメ本編全13話に加えて、原作5巻限定版についてきたOADも収録してるのね！」

木胡桃「さらに、キャラソン5曲と劇中歌2曲そしてOP、EDの全9曲のベストアルバムと全53曲のサントラCDも！」

丸京「じょしらじをmp3でまとめた全700分超のDVD2枚組みまで入っている」

手寅「描き下ろしの外箱やブックレットのみならず、新作含めたフルカラー36ページのコミックスも付いてくるの」

魔梨威「しかも新作はそれだけじゃなくて、新録の女子トーーク！特別席もBDで、だと！?」

魔梨威「なんと！　こんな至れり尽くせりなBD-BOXが出るのか」

手寅「そう！　こんな至れり尽くせりなBOXが　26,800円(税別)なのよ」

魔梨威「これは予約しに行かねば！」

木胡桃「私も行きますっ」

苦来「わ、私も」

丸京「もちろん私も行くぞ」

魔梨威「よし、皆で行こう」ﾀﾞｯ

手寅「なんと自然な流れで販促してしまった……」

覆面「……」ｽｯ

手寅「カンペ？　えー、7月9日発売の別マガにも新作読み切り掲載！　っと、これでいいのかな」

覆面「……」ｺｸｯ

手寅「それでは皆様方、今夏も『じょしらく』をお引き立ての程をよろしくお願いいたしま」

覆面「す」

手寅「！？」



お後がよろしいようで

おまけ

ウザンヌ「モニターの前の皆さ～ん、おーはようございまぅす！！」ｶﾞﾗｯ

ウザンヌ「私が予言したと言えるじょしらく実写化……もとい、舞台化も大好評講演中ッ！」

ウザンヌ「チケットはソールドアウツッしましたがっ、映画館でのライブビューイングはまだまだ残っておりまぅす！！」

ウザンヌ「今度の週末の6月27日、28日は、全国の映画館にれっつらごーでウザるッ！」


ウザンヌ「って、アタシは何でおまけなんですか！？」

ウザンヌ「もしや、おまけがメインって事でこのウザンヌちゃんがメイン？」

ウザンヌ「ついにTVアニメ『ウザンヌちゃん』の時代が到来とか！？」




魔梨威「おい、あそこメンドクサイ事になってるぞ」

苦来「触らぬ神に祟りなし」

丸京「そういうことだ」

木胡桃「触ったらいろいろとつぶされます」

手寅「このおまけは、1レスで十分だね」