女神「あなたが落としたのは金の星空凛ですか?それとも…」花陽「えっ?」 (27)

女神「銀の星空凛ですか?」

花陽「えーっと…」

短編
ラブライブ
りんぱな
百合

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5分ほど前


凛「待つにゃぁぁぁ!!!」

ゴロゴロゴロゴロゴロゴロ…

花陽「はぁはぁ…凛ちゃん!!」

ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ…

凛「待つにゃぁぁぁぁぁ!!!」
花陽「はぁはぁはぁ…凛ちゃん!!」

ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ…


凛「かよちんのおむすび待つにゃぁぁぁ!!!」


花陽「お昼ご飯なんです!」


凛「かよちんのお昼ご飯のおむすび待つにゃぁぁぁ!!!」


花陽「愛情込めてまんまるに握った結果がこれです!落とした瞬間ゴロゴロと転がっていったよ!」


ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ…


凛「凛がかよちんのお昼ご飯を守るにゃぁぁぁ!」

花陽「凛ちゃぁぁぁん!!」

凛「…あれ?」
花陽「凛ちゃんっ!?」

凛「にゃぁぁぁ!!!」
花陽「凛ちゃぁぁぁん!!!」

ザブーン!!

花陽「た、たいへん!凛ちゃんが湖に落ちちゃった!」

バシャバシャバシャバシャ

花陽「それはそうと音ノ木坂に湖があったなんてしらなかったよ!急に現れたっていう噂は聞いてたけど…」


バシャバシャバシャバシャバシャ

凛「りっ…ごぶごぶ、凛も聞いたことあるにゃー…ごぶごぶっ」

バシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャ

花陽「猫派が犬派を上回る時代…自分が通ってる学校にありもしない湖がいつの間にか出来てたとしても何の驚きもないね!」

バシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャ

凛「ごぶごふっ…り…ごぶごぶっ、凛も同感にゃー」

バシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャ

花陽「とにかく凛ちゃんを助けないと!!」

凛「か…!ごふごふっ…かよっ…ごふごふ」

花陽「待ってて!今すぐ助けを呼びに…ううん、そんな時間はないもん。凛ちゃん待ってて!今からいくね!」

凛「かっ…ち…!ごふごふっ…だ…だめ……ごぶごぶ」

花陽「怖くない怖くない…私が凛ちゃんを助ける…うん!助ける!」

バシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャバシャ


花陽「いきます!!」

凛「ぶはっ!ごぶごぶ…そ、そんな危険なことさせないにゃ!」

バシャ!
花陽「凛ちゃんっ!!凛ちゃんが自ら湖の中に…!」

花陽「そんな…凛ちゃん……」


花陽「凛ちゃぁぁぁぁぁん!!!!!!」


そんな時でした

ポワァァァァァン!!


花陽「えっ…湖が黄金に光って…」

??「ごきげんよう」

花陽「湖からとびっきりの美少女が出てきました!!」

女神「私は女神。ここ音ノ木坂になんとなーく現れた湖に住む女神様です」

花陽「なるほど…ゲームがプレイ出来るタクシーが存在する世の中…突然現れた湖から女神様が現れてもこれまた不思議ではありません!」

女神「では、あなたに聞きます。あなが落としたのは金の星空凛ですか?銀の星空凛ですか?」


花陽「えっ?」

女神「正直に答えなさい」

花陽「えーっと…」


女神「悩む理由などないはずです。さぁ、答えるのです」

花陽「わ、私が落としたのは普通の凛ちゃんです!」


女神「そうですか…ふふっ、よろしい。正直者のあなたには…」


花陽「と、答えたいのですが」
女神「へっ?」


花嫁「普通の凛ちゃんの定義とは一体何なのか…」


女神「…」


女神「…はぁ?」


花陽「凛ちゃんは可愛いんです。そりゃもう抱きしめちゃいたいと思うくらい可愛いんです!お腹が減ってる凛ちゃんに私が握ったおにぎりを差し出します。すると…」


凛『かよちんのおにぎりにゃ!ありがとう、かーよちんっ』にこにこ

花陽「あの笑顔は…金メダル級なんです…ぐすっ…」

女神「そ、そうですか…(ちょっ、泣いてる?えっ、泣いてる?)」

花陽「…………花陽はこっちの凛ちゃんもすきにゃー」ボソッ

女神「(ボソッと何か言った!!)」

花陽「分かりますか?いつも眩しいほどキラキラ輝いている金メダル級に可愛い凛ちゃん。よって、金の凛ちゃんというのもあながち間違いではありません」


女神「へ、へぇー…では、あなたが落としたのは金の星空凛だと?」

花陽「…銀。上品や知性を感じさせてくれる色だと思いませんか?」

女神「はぁ…?……言われてみればするかもしれませんね」


花陽「凛ちゃんは可愛いです。それはもう可愛くて…優しくて頼り甲斐があって足が速くていつも元気で愛らしくてむしろ愛していてあぁもうこうしている間も大好きが止まらない」


女神「…そ、そうですね」

花陽「けど…凛ちゃんの可愛いイメージを覆してしまう程、スノハレを歌う凛ちゃんは色っぽいんです!!」

女神「…スノハレ?」


花陽「終盤手前の間奏のところですよ!しゃんしゃんシャンシャンシャンシャン…のちょっと前のところです!」

女神「…へぇ」

花陽「ジュルァ、ジュルァァァァァーン♪のところの凛ちゃんですよ!わかりませんか!」


女神「えぇーっと…(そもそもスノハレを知らない)」

花陽「こういう振りの時の凛ちゃんです!こう!手をこう!」

女神「…わ、分かりました!その時の星空凛ですね?」

花陽「あの時の凛ちゃんはすごく綺麗で大人っぽて…上品で知性が溢れていて…まるで凛さん!そう、凛さんです!」

女神「…凛さんですか」

花陽「あの時は雪が積もってて…銀世界でした。歌っていた凛さんを銀の凛さんと言っても過言ではありません!よって、銀の凛さんもあながち嘘ではありません…」

女神「…へぇ」ポリポリ
花陽「凛さん…」


凛『かよち……ううん。花陽……なんてね!うそうそ!今のなしっ!』

花陽「凛さんも…可愛い…」グスグス

女神「(やっぱり泣いてる!?)」

花陽「わかってくれたと思いますが、どれも正真正銘本物の凛ちゃん。なら、私が落とした凛ちゃんはどの凛ちゃんになるの…?」


花陽「私…分からないよぉ……」

女神「おぅふ」


女神「と、とにかく!ある意味で正直者のあなたにヒントを差し上げましょう」


花陽「えっ…」

ザブーン!

金の凛「かーよちん!」

花陽「凛ちゃん…!いいえ、あれは黄金に光り輝く金の凛ちゃん!!」

金の凛「金の凛はピカピカにゃー」

花陽「うぉまぶしっ!眩しいです…金の凛ちゃんは眩しすぎます!!」

女神「眩しすぎるのは実際に光り輝いているからです。では、次も行きますよ!」


ザブーン

銀の凛「かよちん、こんにちは」

花陽「銀の凛ちゃん!いいえ、少し落ち着いたイメージがあります…あれは、銀の凛さん!」


銀の凛「凛さんなんて…よそよそしいよ…いつもみたいに凛ちゃんって…呼んでほしいな」にこっ


花陽「か…かわいい!銀の凛さん…いいえ銀の凛ちゃん!そして眩しい!」

女神「銀も光り輝きます。では最後です!」


ザブーン!!


凛「凛ちゃん復活にゃぁぁ!!」

花陽「凛ちゃんっ!」


凛「かよちん…うぅ、湖の中で1人になってこわかったよぉぉぉ!!」

花陽「凛ちゃん…!ごめんね…助けてあげられなくて」

凛「ううん。かよちんが溺れるくらいなら凛が溺れた方がいいもん」

花陽「凛ちゃん…」

凛「かよちん…」


女神「ふふっ、答えは出たようですね」

花陽「はい。でました。」

女神「では、もう一度聞きます。あなたが落としたのは金の星空凛ですか?銀の星空凛ですか?それとも…」

花陽「私が落としたのは…星空凛ちゃんです!!!」

女神「よろしい、ではあなたに…」


女神「んっ?」

金・銀・凛「んんっ?」


花陽「どの凛ちゃんも私にとっては凛ちゃんなんです!3人に増えても星空凛ちゃん!その中で1人を選ぶことなんて私にはできない…だって、どの凛ちゃんも大好きだから!!」


金・銀・凛「かよちん…」

花陽「あっ、落としたのは光ってない普通の凛ちゃんです」

凛「にゃー」


女神「なんて自分に正直な人なのでしょうか…よろしい、ではあなたには全ての星空凛をさしあげましょう!!」


花陽「いいえ、それは結構です」

女神「エェェェェ!!」


花陽「凛ちゃんが3人になればμ'sが11人になります」

凛「9人だからμ'sなんだよ」

金の凛「11人じゃμ'sじゃないにゃー」

銀の凛「むしろイナズマイレブンに近いちゃうにゃー」


女神「正直者のあなたにはすべての星空凛をあげるつもりでしたが…1人でいいと…そう言いたいのですか?」


花陽「…はい」

女神「ならさっさと1人選んでください」


花陽「じゃあ…えーっと…」


花陽「だから…みんな凛ちゃんで…私が大好きな凛ちゃんだから…えぇっと…」


銀の凛「大丈夫」
花陽「えっ…」


銀の凛「凛達に任せるにゃ」

花陽「銀の凛ちゃん…?」


銀の凛「分かったね、凛」


凛「うん!分かってるよ」
金の凛「当たり前にゃー」


銀の凛「かよちん争奪!凛合戦のはじまりにゃ!!」


花陽「え…?」

女神「(帰りたい)」

凛「凛は凛達には負けないにゃ!」

金の凛「凛だって凛達だけには負けないにゃ!」

銀の凛「凛だって、凛達にはまけないよ!」


凛「かよちんのために!凛で凛を洗う骨肉の抗争のはじまりにゃ!!」


花陽「り…凛ちゃんっ!」


凛「けど、なんの勝負で決めるの?」

銀の凛「それは…あれだよ」

花陽「あれ…?」

金の凛「決まってるよ。今から凛選挙のはじまりにゃ」

花陽「凛選挙…?」

女神「(もう帰りたい…)」

開票です。


花陽「では、第一回凛選挙の開票を始めさせていただきます」

金・銀・凛「よろしくお願いします」

花陽「μ'sのみんなにどの凛ちゃんとμ'sをやりたいかを聞いてきました。そして、それを今から発表します」


凛「いよいよにゃ…」

金の凛「金の凛こい…こい!」

銀の凛「栄えある一票目は誰の手に…!」

花陽「これは…真姫ちゃんの字かな?」

凛・銀・金「真姫ちゃんきたぁぁぁ!真姫ちゃんならもらったにゃー!」


花陽「じゃあ発表します。えーっと…」

金の凛「どの凛?」
銀の凛「かよちん答えてよー」
花陽「えぇっと…」


真姫『凛選挙とか意味わかんない』

花陽「だって…」

凛「まさかの無効票にゃ…!?」

金の凛「そんなぁー」
銀の凛「真姫ちゃんに凛選挙を理解してもらえなかったにゃ…けどまだ次がある!ねぇ、他のみんなはなんて?」

花陽「う、うん…。えっと…これは穂乃果ちゃんかな?」

穂乃果『金の凛ちゃんに銀の凛ちゃん?ひょえー、すごいね!』


銀の凛「これも無効票…」

凛「けど穂乃果ちゃんっぽいにゃー」
金の凛「まったくにゃー」


花陽「次はことりちゃん」


ことり『どのあたりに湖ができてたの?あとで詳しく教えてね』

銀の凛「学園長に報告するつもりにゃー」

金の凛「学校に突然湖ができたらあぶないもんね」

凛「埋めたてるつもりにゃー」
銀・金「うん」
花陽「ふふっ、多分そうだね」

凛「ねぇ、他の投票用紙はなんて書いてあるの?」

花陽「他はね…」

『湖から女神様が…?スピリチュアルやね!』

『16時 たまご88円セール1人1パックのみ』

『明日は体力作りから始めます。朝の6時までにいつもの神社に集合です』

『もうすぐ期末よ。勉強はしているの?赤点なんて許さないわよ』


金の凛「もはや誰も凛の事に触れてない…にこちゃんに関してはただのメモ書きにゃ!」

銀の凛「ねぇ、どうするの?」

花陽「うん…これじゃあどの凛ちゃんか決められないね…」


凛「まだにゃ」

女神「そうです。最後の1票が残っていますよ」
花陽「えっ…でもμ'sは9人しかいないし…」


女神「最後の1人…それはあなたです」
花陽「あっ…」


女神「さぁ、どの星空凛かあなたが選ぶのです」

女神「帰りたい」


女神「私はお家に帰りたい!!!!!」


花陽「私は…」

凛「結局かよちんに選んでもらうことになっちゃったね…ごめん。けど、遠慮なく選んでみて!」

金の凛「どんな結果でも凛たちなら大丈夫!」

銀の凛「大好きなかよちんが選ぶんだもん!どんな結果でも受け入れるよ」

凛「さぁ、かよちん…選ぶにゃ」

花陽「わ…私は…」

花陽「やっぱり…選べない…」

女神「…何故ですか」


花陽「だって…凛ちゃんだから!!」

花陽「金色だって銀色だって関係ない…花陽の大好きな凛ちゃんなんだもん!」


凛「かよちん…」

花陽「私もだよ…どんな凛ちゃんでもだーいすきだよ」


凛「かよちん…!」
女神「それがあなたの答えですね」


花陽「はい…μ'sのイナズマイレブン化を視野にいれる構えです」


花陽「いいえ、たった今、私の一存でμ'sはイナズマイレブンになりました!」


凛「そうと決まればみんなに発表にゃ!」
花陽「誰がキーパーになるのかな?」
凛「そこはやっぱり穂乃果ちゃんかにゃ?」
花陽「なるほど…」メモメモ


「待って!!」


花陽「えっ…」

凛「にゃ?」

金の凛「待って…かよちん」
花陽「どうしたの?」

銀の凛「……」

金の凛「えっと…」

銀の凛「ぐずっ…ぐすっ……」
金の凛「泣いちゃだめにゃ!」

銀の凛「だって…うっ…」
花陽「どうしたの…?」


金の凛「あのね、かよちん…もう…いいにゃ…そういうの」

花陽「えっ…」

金の凛「かよちんの答えは出てるはずだよ」

銀の凛「…うっ……ぐずっ…ひっく…」

花陽「金の凛ちゃん…銀の凛ちゃん…?」


金の凛「やっぱり…金や銀の凛がいるのはおかしいにゃ」


銀の凛「……」コクン


花陽「そんなことない!」

凛「そうにゃ!そんなことないよ!」

金の凛「かよちんが凛を決められないなら、凛が凛を決めるね」

銀の凛「……」ゴシゴシ

銀の凛「凛たちが決めるにゃ!…だから」

金の凛「任せたよ…凛」


凛「えっ…」

銀の凛「うん。凛のかよちんは凛に任せたにゃ」
凛「金の凛…銀の凛…」

銀の凛「凛ならやってくれるよね?」

金の凛「じゃないと許さないにゃ!」

銀の凛「凛たちがどういう気持ちでかよちんを譲るか…凛になら分かるよね?」


凛「…勿論にゃ!!」

凛「金の凛…銀の凛…。2人の気持ちに負けないくらいかよちんの事が大好きだよ。かよちんのことを絶対に幸せにするから!」

金の凛「その言葉、ぜーったいに忘れないでよ!」
銀の凛「約束にゃ!」

凛「うんっ!」


銀の凛「じゃあ…凛達は戻るね」

女神「よいのですか?」

銀の凛「はい」
金の凛「かよちん…」


花陽「金の凛ちゃん…銀の凛ちゃん…」グスグス


花陽「…やだっ!離れたくない!!…だって」

銀の凛「泣かないで…凛達はかよちんを悲しませたくないから凛を選んだんだよ」

金の凛「うん!それに、凛達はかよちんに感謝してるにゃ」


銀の凛「どんな凛でも愛してくれた」
花陽「…ふふっ、それは凛ちゃんもでしょ…?」


金の凛「あっ…」
銀の凛「そうだね」
凛「凛はどんなかよちんでも大好きにゃー」


花陽「ありがとう…とっても嬉しいよ」

銀の凛「にゃぁぁぁ!!!かよちんが大好きにゃー」ギュッ!


金の凛「凛も大好きにゃー!」ギュッ!

花陽「金の凛ちゃん…!銀の凛ちゃんっ!!」ギュッ


花陽「金色の凛ちゃんも、銀色の凛ちゃん…大好き!!」

金の凛「ありがとう…その言葉だけで満足にゃ。」
銀の凛「じゃあ本当にお別れだね」

女神「ではいきますよ」

銀の凛「はい…」
金の凛「じゃあね…」

凛「うん!じゃあね…」


花陽「…うん」


凛「かよちん…」


花陽「…いやっ。やっぱりやだっ!凛ちゃんと離れたくない!」


凛「かよちん!」
花陽「凛ちゃん…」

凛「寂しくなんてないよ。だって、凛ならここにいるから…」


花陽「えっ…」

銀の凛「ずっと…かよちんのそばに…」
金の凛「うん。ずっとずーっと一緒にゃ!」

凛「2人の分も凛がかよちんを幸せにするね」

花陽「……うんっ」にこっ


花陽「それなら寂しくないね…じゃあ…またね」にこっ


金の凛「かよちん…」
銀の凛「(指を合わせてる…あれは嘘ついてる証拠にゃ)」


凛「かよちん…」

銀の凛「ほら、いくよ!これ以上いたら別れがつらくなるだけにゃ。帰ろう…ねっ?」

金の凛「うん…そうだね。凛達がかよちんとやりたいことは全部凛がやってくれるから」

凛「うん!任せるにゃ!絶対…ぜったいやってみせるにゃ!」
女神「では行きますよ」

銀の凛「はい、今行きます」
金の凛「…うん」

凛「何も心配いらないから」
花陽「…」

金の凛「うん!ばいばい!」
銀の凛「ばいばーい」

女神「湖がこの学校にあってはならない…金の星空凛と銀の星空凛とともに、とりはらっていきます」


花陽「えっ…」
凛「えっ…」

凛「けど大丈夫!かよちんには凛がいるから!」

花陽「…うん」


金の凛「かよちん…」

銀の凛「ほら、帰るよ」

金の凛「うん…」


銀の凛「凛たちは元々いなかった存在。だから、いなくなっても変わらない!」

花陽「……」


花陽「(金の凛ちゃんも銀の凛ちゃんも私と一緒にいたいと思ってくれてるのに…。そんな2人に辛い思いをさせちゃうなんて…)」


花陽「私の事は凛ちゃんが幸せにしてくれる…それなのに、花陽は凛ちゃん達を幸せにできない!!」


花陽「そんなの…やっぱりよくないよ!!」


金の凛「かよちん…」


女神「だとすれば、方法は1つ」
銀の凛・金の凛「にゃ?」

凛「えっ?」


花陽「はい!小泉花陽…いきます!!」


ダッダッダッダッダッダッダッ…

花陽「いやぁぁぁぁぁ!!!!」

ザブーン

金・銀・凛「へ?」


凛「か…!」

かよちぃぃぃん!!!

銀の凛「かよちんが湖に落っこちた!」

金の凛「自ら湖に落ちたにゃ!」


凛「待ってかよちん!今から助け…」


女神様「待つのです」がしっ

凛「な、なにするにゃ!」


金の凛「早く助けないとかよちんが!!」


銀の凛「かよちんに何かあったら女神様でも許さないよ!凛がかよちんを助けないと…だから!!」


凛「かよちぃぃぃん!!」
金の凛「かよちぃぃぃん!!」
銀の凛「かよちぃぃぃん!!」


女神「では、聞きます」
凛「にゃ?」


女神「あなたが落としたのは金の小泉花陽ですか」


金の花陽「りーんちゃんっ」
金の凛「なっ!?」


女神「銀の小泉花陽ですか…?」

銀の花陽「こんにちは」
銀の凛「にゃあっ!?」


女神「それとも…」

凛「そんなの答えはひとつ!凛達が落としたかよちんは…」


金の凛「かよちんにゃ!」
銀の凛「かよちんにゃ!」
凛「かよちんにゃ!」


凛「色とか関係ないにゃ!どれも全部かよちん…だから、かよちんにゃ!!」


金の凛「金のかよちんも銀のかよちんも可愛いにゃー」

銀の凛「凛達はこっいのかよちんも好きにゃー」
凛「そこは間違いないにゃー」


女神「よろしい…自分に正直者のあなたには……」


金の花陽「凛ちゃんっ!」
金の凛「かよちんっ!」


銀の花陽「大好きにゃ!」
銀の花陽「ぴゃあ!」


凛「これで大丈夫だね!」

花陽「うん!」


凛「金の凛は金のかよちんと、銀の凛は銀のかよちんと、凛はかよちんと一緒に…6人で仲良く暮らしましたとさ」


花陽「めでたしめでたし」


凛「おしまい!」



そうはさせない


花陽・凛「え?」


そんなこと…させない

凛「あ、あれは…」


黒の凛「かよちんは全部凛のものにゃ」にこっ


花陽「黒の凛ちゃん…!」

凛「どうして黒の凛がここに!」


銀の凛「かよちん…凛の後ろに隠れて!」

金の凛「うん!かよちんは凛の後ろに…あれ?かよちんがいない!」


花陽「凛ちゃん!」
金の花陽・銀の花陽「凛ちゃんっ!!」

黒の凛「全部凛のもの…」


凛「…いつの間に!」

銀の凛「凛達のかよちんを返すにゃ!」

黒の凛「お断りするにゃ」ぎゅっ

花陽「凛ちゃんっ…ちょっと痛い…」


金の凛「やめてよ!かよちんが痛がってるにゃ!」
凛「いいからかよちんを離すにゃ!」


黒の凛「いやにゃ…かよちんは凛のもの…金も銀もかよちんも…全部凛のもの」


凛「くっ…言っても聞かないなら力ずくにゃ!」

金の凛「待っててかよちん!凛達が助けてあげるにゃ!」

銀の凛「みんな!協力してかよちんを助け…」


凛「…あれ?」


黒の花陽「……」

凛「もしかして…黒のかよちん?」


花陽「あれが…黒の私…?」
黒の花陽「…」

凛「とにかくあぶないにゃ!黒のかよちん、凛達の後ろに隠れるにゃ!」


黒の花陽「…あんなに花陽がいるから」


凛「えっ…」


黒の花陽「あんなに花陽がいるから黒の凛ちゃんは私を愛してくれない…それならいっそのこと…私1人だけになればいいんだ!」


凛「かよちん…!」
花陽「凛ちゃん…!」


金の花陽・銀の花陽「凛ちゃん!!」
金の凛・銀の凛「かよちぃぃぃん!!!」


黒の凛・黒の花陽「……」


凛「こうなったら…凛のかよちん合戦のはじまりにゃ!みんな…いくよ!」

金の凛「おー!!」
銀の凛「おー!!」


女神「…帰りたい」


で、ようするに

希「黒の凛ちゃんは花陽ちゃんを独り占めにしたくて、黒の花陽ちゃんは黒の凛ちゃんだけが好きなんや」


凛「そうにゃ!」


希「深いね…」

絵里「そうかしら…」

にこ「で、そのくだらない話をどーしたいの?」


凛「今説明したお話みたいな感じの歌が歌いたいにゃ」


ことり「えぇっ!」

花陽「歌にしちゃうの!?」
凛「うん。歌にしちゃうにゃー」
花陽「うぇぇ…!?」

穂乃果「いいね!今度の新曲はこれでいこうよ!」


海未「無理です!」
真姫「無理よ!」


おしまい

以上です。ありがとうございました。

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