三日月「三日月・織斑。それが俺の名前」 (190)

注意点のみ
・鉄血、ISともにアニメしか見てない
・鉄血は一期までしか進行していない設定
・二期が終わったらまた書くかも
・駄文

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1470056803

~IS学園・1年1組教室~

山田「…夏君。織斑一夏君!」

一夏「はいっ!?」

山田「ご、ごめんなさい!でも、今『あ』から始まって『お』なんだよね。自己紹介してくれるかな?」

一夏「は、はい!えっと…織斑一夏です!…以上です!」

クラス一同「」ズコッ

山田「えーと…それだけですか…?」

一夏「ハイ。━━いっ!」バシィ!

千冬「まともな挨拶もできんのかバカ者」

一夏「ち、千冬姉━━いたっ!」バシィ!

千冬「学校では織斑先生だ」

一夏「い、いやぁ…」

千冬「まぁいい。次、自己紹介しろ」

?「ん、俺?」

千冬「話を聞いてなかったのか?自己紹介だをしろ」

?「ああ…えーと…」

三日月「三日月・織斑。それが俺の名前」

今日はスレ立てだけ
明日にはたぶん来る

ほとんど同じタイミングで同じ内容のスレ立てが来た
どうしようこれ

荒らしその1「ターキーは鶏肉の丸焼きじゃなくて七面鳥の肉なんだが・・・・」 
↓ 
信者(荒らしその2)「じゃあターキーは鳥じゃ無いのか? 
ターキーは鳥なんだから鶏肉でいいんだよ 
いちいちターキー肉って言うのか? 
鳥なんだから鶏肉だろ?自分が世界共通のルールだとかでも勘違いしてんのかよ」 
↓ 
鶏肉(とりにく、けいにく)とは、キジ科のニワトリの食肉のこと。 
Wikipedia「鶏肉」より一部抜粋 
↓ 
信者「 慌ててウィキペディア先生に頼る知的障害者ちゃんマジワンパターンw 
んな明確な区別はねえよご苦労様。 
とりあえず鏡見てから自分の書き込み声に出して読んでみな、それでも自分の言動の異常性と矛盾が分からないならママに聞いて来いよw」 
↓ 
>>1「 ターキー話についてはただ一言 
どーーでもいいよ」 
※このスレは料理上手なキャラが料理の解説をしながら作った料理を美味しくみんなで食べるssです 
こんなバ可愛い信者と>>1が見れるのはこのスレだけ! 
ハート「チェイス、そこの鰹節をとってくれ」
ハート「チェイス、そこの鰹節をとってくれ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1469662754/)


余談
7 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします sage 2016/07/28(木) 09:06:48.44 ID:10oBco2yO
ターキー肉チーッスwwwwww
まーたs速に迷惑かけに来たかwwwwwwwww

9 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします sage 2016/07/28(木) 09:12:33.84 ID:LxY8QrPAO
>>7
はいNG設定


この速さである
相変わらずターキー肉くん=>>1という事を隠す気も無い模様

31 ◆xmciGR96ca4q sage saga 2016/07/28(木) 12:50:19.79 ID:g6WSU+sH0
昨夜寝ぼけてスレ立てミスったんで憂さ晴らしも兼ねて久々のロイミュ飯でした。書き溜め半分残り即興なんで色々アレかもしれませんがアレがアレなんでアレしてください何でもシマリス(熱中症

建てたら荒れると判ってるスレを憂さ晴らしに建てる
つまり>>1は自分の憂さ晴らしにs速を荒らして楽しんでる

うーん、いつも通りのクズ>>1で安心するわー

>>5
いいか、坊主
面の皮を厚くしろ

>>6>>1はな、自分の知識不足を指摘されたら携帯でキチガイ信者を演じ
スレを荒れに荒らしてから「どーでもいい」と言い捨て
スレどころか板を何度も何度も荒らされようが何も気にせずスレを立て
何もかも自分のせいなのに作者スレで「なんかいい荒らし対策ない?人気に嫉妬されて荒らされて辛いわー」と言い放つようなキチガイだ

そんなサイコパス間違い無しのキチガイでも信者を山のように抱えさえすれば市民権を得られるのがs速だ
堂々とするどころかそっちのスレに喧嘩売って向こうを追いやっても、お前のssが面白ければ許されるぞ

とりあえず続けることにする
うろ覚え・グダグダが目立つと思うが、読んでもらえるとありがたい

千冬「お前もか…後、織斑三日月だ。逆にするな」

三日月「んー…こっちのほうがしっくりくるし…」

女子1「ねぇ、あの二人織斑ってことは、千冬様の弟?」

女子2「世界で初めて男でISを使えるのって、千冬様の弟だから?でも、三日月って子の方は、あんまり似てない気が…」

千冬「静かに!お前達には半年でISの技術を物にしてもらう。良かったら返事しろ。良くなくても返事しろ」

クラス一同「はいっ!」

~休み時間~

女子達「」ザワザワ

一夏「はぁ…疲れた…」

三日月「」モグモグ

一夏「余裕だなー、ミカ…何でそんなでいられるんだよ」

三日月「別に?名前言って終わりだったし」

一夏「ホント、そういうところは凄いよな…」

?「…ちょっといいか?」

一三「ん?」

一夏「あ。誰かと思ったら箒か」

三日月「誰?」

一夏「えっと、篠ノ之箒。小学校のときのファースト幼なじみだ」

三日月「篠ノ之…」

箒「…一夏、話がある。外に出よう」

一夏「え、えーと…」

三日月「…あ、良いよ、気にしないから」

箒「そうか、助かる」テクテク

三日月「…予習しとこ」

~授業中~

山田「えっと、ここまでで質問ある人~?」

三日月「」スッ

山田「はい、三日月君」

三日月「えっと、ここなんだけど…」

山田「そこはですね…」

一夏(えーと、そこは…あれ?どうなんだ?)

山田「一夏君は何かありますか?」

一夏「あ、はい。さっきの場所と…」

~休み時間~

三日月「んー…」ペラ

一夏「勤勉だよな、ミカは。次の時間の予習か?」

三日月「まぁね。元々嫌いだったけど、千冬姉にいろいろ教えてもらったから」

三日月「それに、日本に来てまだ1、2年だからね。言葉しか分からないし、もっと勉強しないと…ここ、分かる?」

一夏「ん?なになに…」

?「ちょっとよろしくて?」

一三「ん?」

?「まぁ!なんですの、そのお返事は?こうして声を掛けられるだけでも光栄なのですから、それ相応の態度というものが」

三日月「うるさい。今勉強してるから黙ってて」

?「」

一夏「ミカ!ごめんな、前からこういうやつだからさ、あんまり怒らないでやってくれよ。ほら、謝れよ」

三日月「…こういう偉そうなのは嫌いなんだけど?大体、アンタ誰?」

セシリア「だ…誰ですって…?このイギリス代表候補生、セシリア・オルコットを知らない…?」

三日月「代表候補生…ああ、思い出した。頭良くて強いんだっけ」

一夏「ざっくりだなー…」

セシリア「ま、まあそういうことですわ。IS学園を首席合格、唯一試験官を倒したこの私が…」

三日月「へぇ、アンタ凄いんだな。俺は全然敵わなかったのに」

一夏「ああ…千冬姉だったからな、仕方ないさ」

セシリア「ふ、ふん。織斑先生なら、当然で…え?」

三日月「…正直、勝てると思ってた」

セシリア「はい?」

三日月「途中までは互角だった。千冬姉が手を抜いてる感覚はしたけどね」

三日月「だったら、本気を出させる前にカタを付けようと思った。奇襲をかけて、一気に攻めた」

三日月「でも、千冬姉はそれに一瞬で反応した。そこからは千冬姉も本気を出して、俺は二、三撃"しか"与えられなかった」

三日月「やっぱすごいよ千冬姉は…どうしたの?」

セシリア「…」

クラス「…」シーン

キーンコーンカーンコーン

セシリア「…ハッ!チャイム!?クッ…また来ますわ!」

クラス「」アタフタ

一夏「来るのか…」

セシリア(どういうことですの!?織斑先生と戦った!?私でさえただの教官だったと言うのに!?そして何より…)

セシリア("追い詰めた"ですって!?そんなこと、あり得ない!!)

三日月「…結局予習できなかった」ムスッ

ここまで
勉強してるミカってやっぱ違和感あるな…書いてるの自分だけど

書き終わったから投下してく
展開はまぁ…今後ある程度被っても仕方ないと思ってください

~寮~

一夏「はあ…疲れた」

三日月「一夏、今日のご飯は?」

一夏「そうだな…あ、食材無いんじゃないか?」

三日月「え?じゃあどうするの?メシ抜き?」

一夏「まさか!やっぱ食堂になるのかな…」

三日月「なんだ。一夏のご飯美味しいのに」

一夏「我慢してくれよ。メシ食ったら筋トレするか?」

三日月「うん。今日は軽めにするけどね」

~食堂~

三日月「はぐはぐ…」ガツガツ

一夏「うん、上手いな!やっぱ世界から人集まるからかな?…真似できるか?」モグモグ

三日月「モグモグ…一夏のご飯の方が何倍も美味しいよ」ガツガツ

一夏「はは、そりゃ良かった」

女子1「ねえ、隣座ってもいい?」

女子2「ちょっとお話したいんだけど…」

一夏「俺は良いけど…ミカは?」

三日月「」ガツガツ コクッ

?「ありがと~!」

女子1「二人とも、よく食べるね…特に、三日月君は」

三日月「モグモグ…ISの操縦は特に体力使うし…食べられる分は食べときたいし…そっちはそれだけで良いの?」

女子1、2「あはは…」チンマリ

?「お菓子いっぱい食べるから~!」

三日月「ふーん…」モグモグ

女子2「一夏君、箒さんと知り合いなの?教室から一緒に出てったけど」

一夏「箒?あいつは小学1年から4年まで同じ剣道場に通っててさ。それで、久しぶりに会ったからな。ファースト幼なじみってやつだ」

女子1、2「へぇ…」

女子1、2(これは強敵かも…)

三日月「ねえ一夏。箒の苗字って篠ノ之だよね?」

一夏「そうだな。どうかしたか?」

?「あれ?篠ノ之って…」

三日月「篠ノ之…ううん、何でもない…ごちそうさま」ゲフッ

女子一同「はやっ!」

一夏「はは…相変わらずだな」

~翌日 授業~

千冬「さて。この時間はクラス代表を決めてもらう。クラス代表は…まあ、その名の通り、委員長みたいなものだと思ってもらって良い」

千冬「自薦、他薦問わない。誰かいないか?」

女子1「はい!私は一夏君を推薦します!」ワタシモ!

女子2「私は三日月君を!」ワタシモ

一夏「え!?俺!?」

三日月「…」

千冬「ふむ。この二人か。他にいないか?」

セシリア「納得いきませんわ!」ドン

セシリア「そんな選出方法は認めらません! 男がクラス代表などいい恥さらしですわ!」

三日月(…うるさいな)

セシリア「このセシリア・オルコットにそのような屈辱を1年も味わえというのですか!?」

三日月(こういうときは、ほっとけば良いんだっけ?そのうち静かに…)

セシリア「大体、こんな"極東の猿"が作り出した"後進的な国"に住まなければならないこと自体苦痛で…」

━この宇宙ネズミ共が!━

━火星人は火星に帰れえぇ!━

三日月「…は?」

一千セ「!?」ビクッ

一夏「ま、待てミカ、落ち着…」

三日月「さっきからうるさいんだよお前…何のつもり?」

三日月「極東の猿とか言ってたけど…それって、一夏や千冬姉をバカにしてるってことだよね?」

セシリア「そ、それは…」

三日月「俺のことはどうだっていいけど…家族を笑うやつは許さないよ」

一千「…」

三日月「…それに」

三日月「あいつらまでバカにされた気分だ…」ボソッ

クラス「…」シーン

一夏(危なかった…ミカが抑えてくれて助かった…にしても)

一夏(あいつら…か)

セシリア「…」ショボン

千冬「…気は済んだか?なら、この話は終わり…と行きたいところだが、オルコット。お前は自薦する形で良いということだな?」

セシリア「え?は、はい…」

千冬「なら、実力勝負にしよう。一週間後、第三アリーナでISによるクラス代表決定戦を行う」

千冬「勝者がクラス代表…分かりやすいだろう?お前達、構わないな?」ニヤリ

一夏「え?ハ、ハイ!」

セシリア「…分かりましたわ」

三日月「千冬姉がそう言うなら」

千冬「織斑先生だ。それと、一夏と三日月にはそれぞれ専用機が支給される予定だ。届くのは 一週間後の予定だがな」

一夏「え?専用機!?そんな話聞いてないぞ!?」

千冬「急に決まったからな。とりあえず、そういうことだ。体の調整は各自でしておけ」

~放課後~

一夏「アリーナが使えない!?」

山田「実は、訓練機とアリーナは、他の生徒に貸し出してしまっているんです。今から予約しても、一、二週間後かと…」

一夏「マジか…どうすんだよ」

三日月「いつもみたいに筋トレしてるしかないでしょ」

一夏「だよな…」

箒「…なぁ、私が教えてやろうか?」

一夏「箒が?でも、機体とかは…」

箒「そうではない。剣道だ」

一三「ん?」

今日はここまで
眠いんで寝ます

待って言ってることまであっちと被ってんだけどなにこれ

ごめん、「寝る」くらいなら誰でも言うわ
自己完結した

前回投下したセリフで━宇宙ネズミ共が!━って書いたけど、アニメだと「宇宙ネズミが!」なんだよね、ミカ個人にしか言ってない
こんな感じだけど許して
投下してく

~放課後~

一夏「アリーナが使えない!?」

山田「実は、訓練機とアリーナは、他の生徒に貸し出してしまっているんです。今から予約しても、一、二週間後かと…」

一夏「マジか…どうすんだよ」

三日月「いつもみたいに筋トレしてるしかないでしょ」

一夏「だよな…」

箒「…なぁ、私が教えてやろうか?」

一夏「箒が?でも、機体とかは…」

箒「そうではない。剣道だ」

一三「ん?」

~体育館~

一夏「ゼェゼェ…相変わらず強いな、箒」

箒「ハァハァ…動きは鈍っていたが、体はずっと強くなっているな…」

一夏「まぁな… ミカが来てから、毎日筋トレは欠かしてないし…フゥ」

箒「…なあ、一夏。その…昨日は聞けなかったんだが…」

一夏「…ミカのことか?」

箒「…ああ」

一夏「そっか…それでミカは帰したのか」

一夏「そうだな…箒になら、教えてもいいかもな…」

箒「…」

一夏「…ミカはな」

一夏「俺を救ってくれた、大切な家族だ」

~一週間後 第三アリーナ ピット~

箒「一夏、大丈夫か?」

一夏「心配すんなよ。箒に稽古も付けてもらったし、ミカにもしごかれたしな」

箒「そ、そうか…そういえば、三日月はどうした?ここにはいないが…」

一夏「ああ、千冬姉が公平を期すためにって言って、セシリアと俺の試合は見せられないらしくてな。別の部屋で待機してる」

山田『一夏君、貴方の専用機が届きました!』

千冬『一夏、すぐに準備しろ。アリーナの使用時間は限られている』

ウイィーン…

千冬『それがお前の専用機「白式」だ』

一夏「これが…俺の…」スッ

一夏(分かってる。これが兵器だってことは)

一夏(ただ強い力が欲しいだけじゃない。力は人を[ピーーー]ことだってある)

一夏(分かってる…これが何なのか)ウイィーン

千冬『よし。セッティングとフォーマットは試合中に済ませろ。出れるか?』

一夏「もちろん。…箒」

箒「な、何だ?」

一夏「行ってくる」

箒「あ、ああ!」///

~別室~

三日月「…暇だ」

三日月「一夏はもう戦ってるかな…ま、心配ないか」

━こんな極東の猿が━

━この宇宙ネズミ共が!━

三日月「…」グッ

千冬「三日月、お前に電話だ」ガチャ

三日月「千冬姉。電話って誰から?」

千冬「織斑先生だ。お前がよく知ってる人間だよ」ポイッ

千冬「それと、そろそろ二人の試合が終わる。その後、勝った方の機体の整備が終わり次第、お前の番だ。準備しておけ」

三日月「分かった…もしもし?」

?『ハロハロ!私だよ!』

三日月「…束姐さんか」

束『当たり!さてさて、問題です。なぜ私は電話したのでしょう?』

三日月「さあ?」

束『そっけないな~。もうちょっと反応してよ…ま、いいや』

束『私が電話した理由は、ミー君の専用機を届けたからで~す!』

三日月「あ。やっぱり、束姐さんが作ったの?」

束『もちろんだよ。いや~、大変だったね!ミー君の"記憶"と"イメージ"だけであれを作るのは』

三日月「記憶…?ああ、束姐さんに連れ去られたときか…」

束『ひどいな~。そんな言い方ないじゃない。束さん、とっても頑張ったんだから』

束『…でも、ISのスペックでしか再現できなかったのは残念だったかな…宇宙へ飛び立つ日はまだ遠いよ…』

三日月「大丈夫。束姐さんならできるよ」

束『ミー君…なんて良い子なんだ…』ウルウル

束『…そうだね。よ~し!頑張ろう!バイバイ!』プツッ

三日月(うん。いつも通りの束姐さんだ)

~~~~~~~

一夏「ハァ…負けちまった…」

千冬『エネルギー残量を確認しないからだ。無闇に突っ込んでどうする』

三日月「あれ?一夏、負けたの?」

一夏「ハハ…自爆しちまった…」

箒「途中までは良い勝負だったのにな…」

千冬『まあいい。三日月、そろそろセシリアの機体の整備が終わる。先に準備しておけ』

ウイィーン…

三日月「…」

千冬『これがお前のIS…』



三日月「…バルバトス」

ここまで
人生で初めてガシャポン戦士買い、一発でWガンダム当たって興奮した今日このごろ

~~~~~~~

ビシューン…

三日月「…うん。この感覚だ。本当にバルバトスに乗ってるみたいだ」

三日月(で、アイツは…)

セシリア「…三日月さん」

三日月「…何?」

セシリア「先日の教室での件、謝らせていただきます。貴方の家族を侮辱してしまい、申し訳ありませんでした」

三日月(…?何だ?)

セシリア「貴方に”家族を笑うな”と言われたとき、気づかされましたの。男性に対して偏見を持っていた自分の愚かさに」

セシリア「…私はとある事情で、男というものを見下していました。そして、あの場でカッとなり、あろうことか貴方の家族を傷つける発言をしてしまいました。…本当にごめんなさい」

三日月「…謝るんなら一夏と千冬姉に謝ってよ。俺じゃない」

三日月「それに…今謝られても、俺はまだキレてるんだ。アンタを落とさないと気が済まない」

セシリア「…!分かりましたわ。なら、全力でお相手いたします!」カチャッ

セシリア(彼は織斑先生と張り合ったと言っていた…それが本当なら、一夏さんのときのような油断はできない…!)

~中継室~

千冬「バルバトス…武器は”メイス”・”太刀”・”滑腔砲”…」

山田「こう言うのもおかしいですが…まさしく”戦争兵器”というか…」

千冬「山田君、それは愚問というものだ。ISはすでに、兵器としての一面しか見られていないよ…悲しいことだがね」

山田「…」

千冬(だがそれより、束が私だけに寄越したこの機体データ…信じられん)

千冬(通常のISは基本的な動作から、瞬時加速(イグニッションブースト)などでもシールドエネルギーを使う。ただ、第三世代と呼ばれる代表候補生達の専用機は、圧倒的な機動力・破壊力を誇っている代わりに、燃費に悩まされる欠点がある)

千冬(しかし…データが正しいならば、このバルバトスのエネルギー源…”半永久的エネルギー”じゃないか…!)

千冬(推進剤が無くなっても、機体そのものは動かし続けることができる…しかも、推進剤の量は数時間動き続けられるレベル…スラスターの出力も高すぎる…!)

千冬(シールドエネルギーはまさしく盾の役割でしかない)

千冬(あの馬鹿…とんでもない物を作り出してくれたな…)

山田「織斑先生…彼と先生の戦いを拝見しましたが…”あの動き”は本当に彼なんですか…?」

千冬「そうだ、ミカだよ」

千冬「打鉄を使っていたあいつは相当動きづらそうにしていた。あれが本来のミカなんだろうな…」

セシリア「くっ!当たらない!」バシュシュシュシュ

セシリア(なんて反応速度!そしてあの動き…一体何ですの!?)

セシリア(さっきからずっとこうしていては、私のシールドエネルギーも厳しくなってきましたわ…!)

三日月(最初はなにかと思ったけど、この変なちっこいの動いてるときはアイツは撃ってこない…癖さえ見抜けば後は近づけるかな)

三日月(機体に異常は出ていない…推進剤もまだ余裕があるけど…そろそろ終わらせる)ドヒュウ!

ズドォン!

セシリア「っ!ビットを破壊された!」ドヒュン

三日月(動きがワンパターンなんだ…誰だって分かる)ズドドドォン!

セシリア「そんな!一呼吸の間に、全てのビットを!?」

三日月「遅い…!」バキィ!

セシリア「きゃあ!?は、速すぎる!いつの間に横に!!」ドヒュウ!

三日月「逃がさない…!」ドヒュウ!

セシリア(追って来ている直線上の動きなら!)ドヒュンドヒュン!

三日月「くっ!」シュンシュン!

セシリア(このままでは、すぐに追い付かれてしまう…!こうなったら…!)クルッ

三日月(俺の方に機体を向けた?)

セシリア「隠し玉もありますのよ!」ドォン!

三日月(腰部からミサイル!?)

三日月「ううっ…!」ズドォン!

セシリア「命中した!まだまだ…っ!?」

ブォン!

三日月「ふっ!(全力の右ストレート)」バキィ!

セシリア「!? あ…がっ…」フラッ

三日月(もう一発…)

『試合終了!勝者、織斑三日月!』

三日月「…あれ?終わり?」

セシリア「」ヒューン

三日月「よっと」ガシッ

三日月「…これ(メイス)、ボロボロになっちゃったな」

~~~~~~~

ビシューン…

一夏「ミカ!セシリアは!?」

三日月「意識は無いけど、死んじゃいないよ」

セシリア「」チーン

一夏「いや白目向いてんだけど!?何やってんの!?」

箒「いくらなんでも、女の顔をぶん殴る奴がいるか!!」

千冬「セシリアの容態は!?」ガチャッ!

一夏「千冬姉!すぐに保健室に連れてかないと!」

千冬「くっ…見せろ!」スッ

千冬「…軽い脳震盪だ。恐らく大丈夫だと思うが…今医療班を呼んでいる。それまで動かすな」

千冬「…ミカ、やりすぎだ。相手を戦闘不能にする意味では効果的だろうが、ここは戦場じゃない」

三日月「んー…武器が壊れたから一番あれが良いと思ったけど…ダメだった?」

千冬「ダメだ」

三日月「そっか…ごめん」

千冬「謝るんならセシリアに謝れ。私じゃない」

三日月「分かった…コイツは?」

千冬「一夏との戦いのときに謝っていたよ。一夏と私と…お前にもな」

三日月「ふーん…」

医療班「先生!患者は!?」

千冬「軽い脳震盪だ。すぐに運び出せ」

医療班「はい!」

箒「…一夏。いつもこうなのか?」

一夏「あー…まあ、そうだな…」

一夏「いや、前にも言ったけど、家族や”仲間”のこととなると目の色を変えてな。よっぽど許せなかったんだろうな」

箒「…」

箒(三日月…お前は…)

ここまで
下手くそな戦闘描写ですまない…

その分展開を面白くしてくれればいいから(ニッコリ)

~食堂~

女子「というわけで、三日月君、クラス代表おめでとう!」パンパン!

三日月「…これ、必要ある?」

一夏「いいから!祝われてるんだから、素直に喜べよ」

三日月「ふーん…そっか、ありがと」

箒(あの勝ち方で祝う気になれるのが凄いと思うが…)

セシリア「あの…三日月さん」

三日月「何?」

セシリア「先日の件、改めて謝罪しようと…」

三日月「いいって。一夏と千冬姉にも謝ったんでしょ?…あ」

三日月「ごめん、セシリア。試合のとき、ちょっとやりすぎた」

セシリア「い、いえいえ。あの場では効率的なやり方でしたわ。三日月さんが謝ることでは…」

三日月「でも、怪我させたし。包帯巻いてるけど、大丈夫なの?」

セシリア「う…」グルグル

セシリア「いえ、これしきの怪我でへこたれたら、代表候補生としての名が廃りますわ!」

三日月(無理しない方が良いと思うけどな…)

新聞部「はいはーい、新聞部でーす!今話題の三人で写真撮らせてもらえるかな?」

三日月「俺?」

セシリア「まあ!一夏さんと…?」///

一夏「え?俺も?」

写真部「三人並んで握手してもらえる?真ん中に三日月君、右にセシリアさん、左に一夏君」

セシリア「はい!」

セシリア(一夏さんと手を繋げるなんて…)

三日月「…」ジッ

━あ…握手をしましょ?━

━俺の手、また汚れてるよ━

━この手に誇りを持っています━

一夏「どうした、ミカ?」

三日月「…ううん。何でもない」

写真部「はい、撮るよー」



三日月(もう誰の手も、汚させない)

~1年1組~

女子1「もうすぐクラス対抗戦だね」

女子2「そういえば、2組の代表、転校生に変わったらしいよ」

一夏「転校生?この時期に?」

三日月「それじゃあ、俺の相手はソイツになるの?」

女子3「うん。でも、専用機持ちは1組と4組だけだから余裕だよ」

?「その情報、古いよ!」

一同「え?」

?「2組も専用機持ちがクラス代表になったの。そう簡単に優勝できないから」

一夏「…鈴?お前、鈴か?」

鈴音「そうよ!中国代表候補生、凰 鈴音!今日は1組に戦線布告に来たのよ!」ビシッ

女子2「あれが転校生?中国の代表候補生って…」

セシリア「だ、誰ですの?一夏さんと親しそうに…!」

箒「…」ムッ

三日月「鈴?久しぶりだね」

鈴「聞いたわよ。ミカ、アンタこのクラスの代表なんだってね?一夏じゃないのは残念だけど、あんたには負けな…イタッ!」ゴツッ

鈴「何すんのよ!…って、千冬さん…」

千冬「織斑先生だ。もうSHRは始まってる。早く戻れ」

鈴「は、はい…一夏、ミカ!また来るからね!」

一夏「相変わらずだな…」

三日月「だね」

ここまで
>>63
テンプレ展開ばかりですまない…
どっかでオリ展を書ければなとは思ってる

(テンプレだけでも)ええんやで

ぶっちゃけ戦いからしてセシリアは三日月に惚れる気がする

>>71
ええんか?オリ展入れると話がおかしくなりそうで怖いんや
>>72
トライエイジやってる人なら分かると思うけど、あんな右ストレート食らったらホントなら怯えて仕方ないと思うんだ

~食堂~

鈴「あんた、ホントよく食べるわよね…」

三日月「まあね。食べれるときに食べときたいから」モグモグ

鈴「変わらないわね…そうだ、あんた達、入試のときにIS動かしちゃったんだって?なんでそんなことになったのよ?」

一夏「えっと、試験会場が市立の多目的ホールだったんだよ。そしたら、道に迷ってさ。あちこち動き回ってたら、ISを見つけて、触れてみたら起動させたってわけだ」

鈴「なにそれ。変なの」

一夏「いや、ミカが動き回ったんだよ。こっちじゃないかとか、そしたら色々と面倒なことに…」

三日月「…そういえばそうだっけ」

一夏「そうだっけ、じゃないだろ?なんか落ち着きないと思ったら…」

ドン!

箒「一夏、そろそろ説明してほしいのだが?」

セシリア「その方は一体誰ですの!?」

一夏「え?ああ、箒とはちょうど入れ替わりで転校して来たんだもんな。さっき聞いたと思うけど、こいつは凰鈴音」

一夏「箒がファースト幼なじみなら、鈴はセカンド幼なじみってとこだ。鈴には箒のこと、前に話しただろ?」

鈴「ふーん、あんたがね。はじめまして。これからよろしくね」ニヤッ

箒「ああ、こちらこそ」ニヤッ

セシリア「私を忘れてもらっては困りますわ。私はセシリア・オルコット。イギリスの代表候補生で…」

鈴「ねえ一夏、良かったらあたしが練習見てあげよっか」

一夏「え?うーん、いつもはミカに教えてもらってるしな…」

鈴「そうなの?」

三日月「うん。でも、俺のバルバトスと普通のISじゃ操縦の仕方が全然違うから、教えられるなら鈴も手伝ってよ。一夏も良いでしょ?」

一夏「そりゃもちろん。大歓迎だ」

鈴「ホント!?やった!」

セシリア「ちょっと!話を聞いてますの!?」

箒「一夏に教えるのは私…と、三日月の役目だ!」

セシリア「あなたは2組でしょ!?部外者は立ち入らないでもらえます!?」

鈴「あたしは関係者よ。現にこうして話してるんだから」

セシリア「ムッ…」

鈴「それに、あたしは一夏とミカに話してるの。それこそ関係ないでしょ?」

セシリア「くっ…後から図々しく…!」

三日月「…」ムスッ

鈴「後からじゃないけどね。あたしの方が付き合うは長いんだし」

箒「それを言うなら、私の方が…」

三日月「箒、鈴、セシリア。喧嘩か?俺は嫌だ」ムスッ

箒セ鈴「う…」

キーンコーンカーンコーン

鈴「鳴っちゃった…一夏、そっちの練習が終わった頃に行くから、時間開けといてよね」

一夏「あ、ああ…」

~アリーナ ロッカールーム~

一夏「はあ…凄いなミカは。1対3で結局敵わなかった…」

三日月「でも、一夏も上達してきてるよ」

一夏「なら良いんだけどな…」

鈴「お疲れ一夏、ミカ」

一夏「鈴?練習終わるまでずっと待ってたのか?」

鈴「まあね…ミカ、悪いけど一夏と二人にしてもらえる?」

三日月「いいけど…早めに帰ってきてね。一夏のご飯、食べたいから」スタスタ

一夏「まかせとけって」

鈴「…あれ?一夏とミカって同じ部屋?」

一夏「そうだけど?どうかしたか?」

鈴「…うらやましい」ボソッ

一夏「?」

鈴「何でもないわよ…ミカの動き、凄かったわね。今から勝てるか不安になってきちゃった…」

一夏「だよな。ホント、昔からそうだった。何に対しても真っ直ぐで、容赦なくて。たまに怖いと思うときもあるけど、誰よりも…千冬姉とはちょっと分からないけど、強くてさ」

一夏「やっぱスゲェよミカは」

鈴「…そう…ね」

鈴「…ねえ、一夏。あたしとの約束、覚えてる?」

一夏「約束…ああ、あれか」

鈴「! 覚えてたの!?」

一夏「ああ、確か…」

一夏「料理の腕が上がったら、毎日酢豚を”奢ってくれる”って話だろ?」

~クラス対抗戦当日 アリーナ~

ビシューン…

三日月(甲龍(シェンロン)…近接格闘型の機体…一夏や俺と同じタイプか)

鈴「待ってたわよ」

三日月「そんなに時間経ってないと思うけど…あ」

三日月「ねえ鈴。一夏が鈴に叩かれてたみたいだけど、なんで怒ってたの?一夏もよく分かんないって言ってたよ」

鈴「あのバカ…結局理解出来なかったのね…」

三日月「?」

鈴「何でもないわよ!あんたに恨みは無いけど、どうなっても知らないから!」

三日月「そう。まあ俺も全力でやらせてもらうよ」

『それでは両者、試合を開始して下さい』

ここまで
小説版だけのキャラとかいるのね…シャルとラウラは同じ日に入ってきてるし
どうすっかな…

鈴「行くわよ!」ドヒュウン!

三日月(二刀流か…来る!)

ガキィン!

鈴「はあっ!」ガキキィン!

ガッガッ!

三日月(手数はあっちが上か…だったら!)シュイン!

ガキィン!

鈴「なっ!メイスと太刀の二刀流!?んなメチャクチャな!?」

三日月「ふっ!」ヒュヒュッ!

鈴「くっ…!きゃあ!?」バキィ!

三日月「ガードしても、パワーが上なら関係ないだろ?」ブン!

鈴(まずい!ここは距離を取って…!)ドヒュウン!

三日月「逃がさない…!」ドヒュウン!

鈴「かかったわね!」ヒュウン…

三日月「!?」

ビシュン!

三日月「ぐあっ…!」ドォン!

鈴「直撃は免れた…でもメイスは潰したわよ!」ビシュン!

三日月(今のは…!?)シュンシュン!

一夏「何だ!?ミカが急にぶっ飛んだぞ!?」

山田「衝撃砲ですね。空間自体に圧力をかけて、打ち出す武器です。砲身も砲弾も目に見えず、回避は困難です」

山田「しかもあの砲身は、射角がほぼ制限なしで打てるようです」

セシリア「つまり、死角はないと…」

千冬「…」

箒「…」

鈴「くっ!すばしっこい上に、動きが読めない!」ビシュンビシュン!

三日月(強引に距離を取られた…けど、相手も焦ってる…どこかで隙を見つけ出す)シュイン!

鈴「あれは…滑腔砲!?」

ドォンドォン!

鈴「くっ!」ビシュンビシュン!

ズドドォン!

三日月「…」ビシュウン!

ドォンドォン!

鈴(弾道の予測は出来るけど、逃げ道に対して的確に狙ってくる!かといって、衝撃砲だけで打ち落としても接近を許してしまう!)

鈴「どんだけ厄介なのよ!」ビシュン!

三日月(よし…こっちに撃ってこい…)シュンシュン!

鈴「このぉ!」ビシュン!

ドォン!

鈴「しまった!地面に当てたせいで砂ぼこりが!」

鈴(どこに…!?)ヒュウン…

三日月(見つけた…!)

ドシュウン!

鈴「嘘っ!?」

鈴(やばい!受けきれ…)

三日月(これで…っ!?)

三日月「鈴っ!」ドサァ!

鈴「きゃっ!な、なに…」

ズドオォォォン!!

鈴「えっ…?」

三日月「あれか、撃ってきたのは…っ!?」ギロッ!

鈴「敵影は三体…!?って、ちょっと、ミカ…?」




三日月(あれは…ギャラルホルンのモビルスーツ!?)

ここまで
戦闘シーンが説明的すぎない?意見お願いします


ssの戦闘シーンはセリフで説明させなきゃいけないししゃーない

>>72
個人的には右ストレートよりその前のレンチメイス壊れるまで乱打のほうが……(震え声)

箒「何だ!?」

セシリア「爆発!?」

千冬(あのISは…まさか!?)

山田「先生!何者かからの襲撃を受けています!」

千冬「試合中止!三日月、凰!直ちに退避しろ!」

三日月『それはできない』

一夏「なっ!何言ってんだよミカ!」

三日月『今避難してるやつらがいるんだろ?だったら、ここは引けない』

三日月『なにより…あいつらは、俺がやらなきゃいけない』プツッ

一夏「おい!ミカ!」

千冬「山田先生、すぐに救援を」

山田「それが、アリーナの遮断シールドがレベル4にロックされています!」

セシリア「そんな…あのISの仕業…?」

一夏「そんな…それじゃ救援にも行けないのかよ…」

千冬「…いや、手段はある」

三日月「鈴、あのデカい方を頼む。残りは俺がやる」

鈴「ちょっとミカ、ホントにやるの?勝算は?」

三日月「出来る出来ないじゃない。やらなきゃいけない」

鈴「ったく…分かった、やるしかないわよね!」ドヒュウン!

三日月「」コクッ ドヒュウン!

グレイズ1・2『………』ドヒュウン!

ガキィン!

三日月「ふっ!」

ガッ!ガッ!

ガッ!バキッ!

三日月(…?おかしい…)

三日月(こいつらの動き、プログラムされてるみたいだ…もしかして…)

三日月「鈴。こいつら人が乗ってない。無人機だ」

鈴『はあ?無人機?どういうことよ?』

三日月「動きが気持ち悪い。規則的すぎる」 ガン!

鈴『気持ち悪いって…』

鈴(人のこと言えないでしょ…)

鈴『でも、ISに人が乗らないで動くなんてあり得ないでしょ?それなのに無人機って…』

三日月「…それに、俺達が話してる時には攻撃を止めてるみたいだ」

鈴『え?…ホントだ、今気づいた』

鈴『あんまり考えたく無いけど、無人機ってことは全力でやっても構わないのよね?』

三日月「俺は最初から全力だよ」ドヒュウン!

鈴『ちょっと!…まったく!』

鈴(あれ?交戦を始めてすぐ通信が入ったけど…まさか、一瞬で気づいたってこと…?)

三日月(動きそのものは速くても、攻撃はある程度読める…さっさと終わらせて鈴の援護に回らないと)ガッ!

バキッ!ガン!

三日月(これで一機…!)ガキィン!

グレイズ1『………』シュウン…

グレイズ2『………』ドドドド!

ガガガガッ!

三日月(ちっ…でも、ダメージはほとんど無いな…)

ガン!ガン!

三日月(終わりだ…)ガキィン!

グレイズ2『………』シュウン…

三日月(援護に…)

鈴『きゃあ!』ドォン!

三日月「!? 鈴!」

鈴『ううっ…』ヒューン…

三日月(くっ!間に合わない…!)

ゴーレム『………』シュウン…






「うおおおおおおお!!!」

バリィィィ!!

一同「!?」

三日月「あれは…一夏!?」

一夏「くっ…りゃあああ!!」

ビキィン!!!

三日月(シールドを破った!?)

一夏「セシリア!!」

セシリア「セシリア・オルコット、狙い打ちますわ!!」

ビシュウン!

ドォン!!

ゴーレム『………!?』シュウン…

セシリア「終わった…?」

一夏「鈴!」ドサッ

鈴「っ…一夏…」

一夏「ケガしてるな…すぐに救護室に連れてくからな」

三日月「鈴…ごめん…」

鈴「ミカ…なんで謝るのよ…」

三日月「…」シュン

一夏「ミカ…」

~~~~~~~

千冬「大丈夫か?ミカ」

三日月「…」

千冬「ミカ」

三日月「え?何、千冬姉」

千冬「重症だな…そんな状態でどうする?」

三日月「…俺がちゃんとしてれば良かったんだ。ちゃんと冷静に考えて、鈴に”コイツ”を押し付けなければ…」

千冬「…そうだな。たとえ相手が何者であろうと、頭に血が上って突っ込んだお前にも責任がある」

三日月「…」

千冬「だがうぬぼれるな。お前1人で何もかも守れると思ったら大間違いだ」

千冬「私はまだお前より強いと思っているし、負ける気もない。それでも、”あのとき”の私では一夏は守れなかった。あの場に偶然お前がいて、一夏は偶然助けられた」

千冬「どんなに強くあろうとしても、私1人だったら助けられなかったんだ。ミカ、お前も1人で抱え込むな。もっと周りを頼れ」

三日月「…」

千冬「…今すぐにとは言わんさ。それでもいつかは…な?」

山田「織斑先生、ISの解析が終了しました」

山田「解析の結果、三機とも無人機でした。世界にISのコアは467個あるとされていますが、これらにはそのどれでもない物が使われていました」

千冬「そうか…」

千冬(ISのコアを作れる人物…私は1人しか知らない)

千冬(そしてこの二機の方…私の記憶が正しければこいつらは…)

三日月(こいつらのことを知っているのは…)

~自室 ベランダ~

プルルル…ガチャ

束『もしもしー。ミーくーん』

三日月「束姐さん。違うよね?」

束『当たり前でしょ?一番よく解ってないのは束さんなんだから』

束『それに、私がミー君達やその友達を傷つけるわけないよ』

三日月「そうだよね、ごめん」

束『無理も無いよ。束さんしか作れないコアを量産され、しかも”私達しか”知らないはずの物を作り出される…あんまり考えたく無いけど、やっぱり…』

一夏「おーいミカ、ご飯出来たぞ」

三日月「分かった。…束姐さん、切るね」

束『うん。ミー君、考えすぎないでね』

三日月「うん…それじゃ」ピッ

~束のラボ~

束「本来存在しないはずのコア…あのIS型の”グレイズ”…謎が多すぎる」

束「どこからか情報が漏れた?ハッキング?…いや、私の監視下でそれはあり得ない」

束「他の可能性…考えられるのは…」







束(ミー君以外の誰かが、あの時代に存在していた人物がこの世界にいる)

ここまで
>>89
ホントはあの下りも書きたかったんですけどね(ゲス顔)
それやるとさすがに不自然かなと思って諦めた

~数日後~

一三「引っ越し?」

山田「まだお話しできないんですが、こちらの事情で急遽部屋割りを変更することになりました」

三日月「そっか…あれ?じゃあ、一夏のご飯食べられなくなるの?」

一夏「あー…そうだ、夜ご飯じゃなくて昼に弁当を持ってけば良いんだ!それなら構わないだろ?」

三日月「うん、いいね」

山田「あのー、一夏君。できれば今のうちに引っ越してもらいたいんですが良いですか?」

一夏「俺は良いですけど…にしても、ミカと違う部屋か。慣れないかもな」

三日月「明日また会えるよ」

一夏「はは、それもそうか」

~1年1組~

生徒1「あの噂聞いた!?今月の学年別個人トーナメントで優勝したら、一夏君か三日月君と付き合えるんだって!」

生徒2「嘘!? なにそれ!」

ガヤガヤ…

箒「なぜこうなった…」

セシリア「皆さん…何の話をしているのかしら…」

三日月「おはよう」

一夏「何盛り上がってるんだ?」

一同「な、何でもないよ!」

一三「?」

千冬「席に着け。これからHRを始める」

--
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>>104 訂正

~1年1組~

生徒1「あの噂聞いた!?今月の学年別個人トーナメントで優勝したら、一夏君か三日月君と付き合えるんだって!」

生徒2「嘘!? なにそれ!」

ガヤガヤ…

箒「なぜこうなった…」

セシリア「皆さん…何の話をしているのかしら…」

三日月「おはよう」

一夏「何盛り上がってるんだ?」

一同「な、何でもないよ!」

一三「?」

千冬「席に着け。これからHRを始める」

山田「今日は転校生を紹介します。どうぞ」

ウイィーン

一同「」アゼン

シャルル「シャルル・デュノアです。フランスから転校してきました。よろしくお願いします」

女子3「お、男…?」

シャルル「はい。ここに僕と同じ境遇の方がいると聞いて、本国より転入を…」

「キャアアアア!!!」

シャルル「えっ」

女子1「三人目の男子!しかも美形の!」

女子3「守ってあげたくなる系の!」

千冬「騒ぐな!今日は2組と合同でISの実習だ。各自、第二グラウンドに集合」

千冬「それと一夏、三日月、デュノアの面倒を見てやれ。同じ男子同士だ」

シャルル「君達が一夏君と三日月君だよね?僕は…」

一夏「そういうのは後で。女子が着替え始めるから、移動するぞ」

シャルル「あ、うん」

三日月「…」スンスン

シャルル「ど、どうしたの?匂いなんか嗅いで…まさか、臭い!?」

三日月「…女の匂いしかしない」ボソッ

シャルル「え?何か言った?」

一夏「おい、早く行くぞ?」

シャルル「そうだね、急ごう」

三日月「…分かった」

一夏「俺達はアリーナの更衣室で着替えることになってる。移動の度にだから、慣れてくれよ」

シャルル「うん、分かった」

一夏「…なあミカ、さっきからどうした?考え事か?」

三日月「…ねえ。シャルル…だっけ」

シャルル「え?僕?」

三日月「アンタって、本当に…」

女子「あっ!噂の転校生発見!」

女子「しかも一夏君と三日月君も!」

一夏「げっ、見つかった!」

シャルル「え、え?」

三日月「一夏、こっち」

一夏「おう!走るぞ!」

シャルル「あ、うん!」

~更衣室~

一夏「何とか振り切ったな…」

シャルル「ハァハァ…なんでこんなに騒いでるのかな…」

三日月「男でISを使えるのは俺達だけだからね。珍しいんでしょ」

シャルル「え?…あ、そっか、そうだよね…」

三日月「…」

一夏「そうだ、俺は織斑一夏。よろしく」

三日月「…三日月・織斑」

シャルル「三日月織斑…?えっと、僕はシャルル・デュノア。シャルルでいいよ」

一夏「っと、そろそろ着替えちまおうぜ」バサッ

シャルル「うわっ!」バッ

一夏「どうした?」

シャルル「な、何でもないよ…ねぇ、あっち向いててもらえる?」

三日月(…やっぱり)フイッ

一夏「? まあ着替えをジロジロ見る気はないが…」フイッ

一夏「…何でもいいけど、急げよ…って、着替え早いな。コツでもあるのか?」

シャルル「いや、別に…あれ?三日月君、もう着替えたの?」

三日月「自分の部屋で着替えてきた」

一夏「俺も前までは部屋で着替えてたけど、ミカと違う部屋になって箒と同室だから、ちょっと気まずいんだよな。あ、箒は同じルームメイトだ」

シャルル「そっか。…もう時間だね。行こう」

ここまで
需要ないねこれ
区切りまで頑張るけどね

需要ありまっせ
ただコメントしないだけなんだぜ

見てるやで~
おっつー

>>112 >>113
わざわざありがとう、コメもらえれてホント嬉しい

~第二グラウンド~

千冬「まずは戦闘を実演してもらおう。凰、オルコット、前へ出ろ」

鈴「なんであたしが…」

セシリア「気が乗りませんわね…」

千冬「お前ら、ちょっとはやる気を出せ。あいつに良いところを見せられるぞ…?」ボソッ

セシリア「ここは代表候補生である私の出番ですわね!」ビシッ!

鈴「専用機持ちの実力を見せてやるんだから!」キラッ☆

シャルル「…ねぇ、先生今なに言ったの?」

一夏「さあ…」

セシリア「相手はどなたですか?鈴さんとでも構いませんが?」

鈴「こっちのセリフよ。返り討ちにしてやるんだから」

千冬「慌てるな。お前達の相手は…」

「どいてください~~!」

一同「!?」

一夏「あれは…山田先生!?」シュイン!

ガシッ!

一夏「っと…大丈夫ですか?」

山田「は、はい…ありがとうございます…」///

箒セ鈴「お、お姫様抱っこ…」

千冬「…一応言っておくが、山田先生は元代表候補生だ。少々気の抜けようが目立つがな」

山田「お、織斑先生!これでも真面目ですよ!」

千冬「ハァ…まあいい、お前達、さっさと始めるぞ」

セシリア「あの、2体1ですか…?」

鈴「それは流石に…」

千冬「安心しろ。今のお前達では勝てんよ」

セ鈴「!」ムッ

千冬「準備はいいな?それでは…始め!」

シュゥーン…

セシリア『手加減はしませんわ!』

鈴『こっちはミカにしごかれまくってるんだから!セシリア、あたしに合わせてよね!』

山田『い、いきます!』

ビシュウン!

千冬「デュノア。山田先生が使っているISの説明をしてみろ」

シャルル「はい。山田先生が使っているのは、デュノア社製のラファール・リバイヴで…」

三日月(…二人とも、良い連携だ。鈴が一夏や箒の役割を担ってるのも悪くない。けど…)

三日月(それ以上に、山田先生の対応が冷静だ。的確な射撃と格闘でいなし続けてる。あの二人だと、崩れるのも時間の問題か…)

千冬「その通りだ、デュノア。…三日月、授業が終わったら少し話がある」

三日月「? いいけど…どうしたの?」

千冬「少し、な。デュノアのことだ」

三日月「…分かった」

~~~

セシリア「うう…やっぱり負けるのは悔しいですわね…」ボロ…

鈴「くっ…いい線行ってると思ったんだけど…」ボロ…

三日月「お疲れ様。悪くなかったよ。でも、ちょっと焦りすぎだよ」

セ鈴「うう…」

千冬「これで教員の実力が分かっただろう。以後は敬意を持って接するように」

千冬「次に、グループになって実習を行う。リーダーは専用機持ちだ。では、別れろ」

女子2「一夏君、一緒に頑張ろ!」

女子2「三日月君、よろしくね!」

女子4「デュノア君、操縦の仕方、教えて!」

一シ「え、えっと…」

鈴「…なんかあっちの方に集中してない?」

セシリア「男子効果だと思いましょう…でないと、心が折れそうですわ…」

千冬「まったく…お前達、出席番号順に別れろ!」

~自室~

シャルル「三日月君、これからよろしくね」

三日月「三日月でいい。えっと、こういう時は…お茶でも飲む?」

シャルル「うん、いただくよ」

三日月「じゃ、ちょっと待ってて」スタスタ

シャルル「…」

シャルル(よし…これは運が良い。接触対象と同室という好条件…)

シャルル(本来なら織斑一夏でも構わなかったけど、やっぱりあらゆる点から彼の方が良い)

シャルル(織斑三日月…いや、"三日月・オーガス"…こんなことやりたくないけど、僕はこうするしか…)

三日月「はい」コトッ

シャルル「あ、ありがとう」

シャルル「…おいしいね。紅茶とは違う感じだけど」

シャルル「そうだ。三日月って放課後、特訓してるんだよね?代表候補生や一夏君も含めて」

三日月「うん」

シャルル「じゃあ、僕も参加して良いかな?君の噂は聞いてるから、ぜひ手合わせ願いたいんだ」

三日月「んー…まあ、いいか。一夏に操縦を教えてくれるんだったらいいよ」

シャルル「! もちろんだよ!」

~翌日~

山田「え~っと…今日も転校生を紹介します。ドイツから来た、ラウラ・ボーデヴィッヒさんです」

ザワザワ…

女子1「二日連続で転校生?」

女子2「ちょっとおかしくない?」

千冬「静かに。"ラウラ"、自己紹介をしろ」

ラウラ「はい、教官」

一夏(教官…?そうか、千冬姉がドイツにいたときの…)

三日月(…そうだ、あいつ、ドイツの代表候補生だ)

ラウラ「ラウラ・ボーデヴィッヒだ」

山田「…あの、以上ですか?」

ラウラ「以上だ。…っ!貴様らか…!」カツカツ

三日月「!」

ガシッ!

一夏「なっ…!」

三日月「…何だよ?」グググッ

ラウラ「チッ…」バッ!

ラウラ「織斑一夏…貴様が教官の弟であるなど、私は認めない…」

ラウラ「ましてや、"三日月・オーガス"…貴様の存在は、決して許しはしない!」

三日月「…」

ここまで
明日来れるかもしれない

~アリーナ~

三日月「さっきのはあんまり良くなかったね。みんな焦りすぎだよ」

一同「うう…」

シャルル「す、凄いね。1対4で勝っちゃうなんて…」

一夏「そりゃそうだろ、ミカは一切手加減してくれないからな」

三日月「手加減してたら勝てないからね。それに、みんな強くなるためにやってるんだから、全力でやるのは当たり前だよ」

一夏「ハハ…」

シャルル(たしかに、本人の反応速度も異常なレベルだけど…機体の性能が飛び抜けているんだ)

シャルル(瞬間的な出力、攻撃力は一夏の白式より劣るけど、その持続性は他の機体より圧倒的に高い。それこそ、第三世代機よりも)

シャルル「…ねぇ三日月、僕とも相手してもらって良いかな?ぜひ戦ってみたいんだ」

箒「シャルル、悪いことは言わないからやめておけ。何をされるか分からん」

鈴「だいたい、1対1で敵うわけないんだから」

セシリア「そうですわ!まあ、顔に容赦なくグーパンチを食らう覚悟があるなら別ですけど?」

シャルル「グ、グーパンチ…?」

三日月「悪いけど、今からみんなに色々教えないといけないから今は無理かな」

シャルル「そ、そっか…」

三日月「…あ。シャルルは射撃とかできる?」

シャルル「え?うん、得意な方だとおもうけど」

三日月「じゃあ、一夏と相手してみてよ。俺は近距離でしかやらないから、セシリアみたいなビーム兵器だけじゃなくて実弾武器の対応も覚えた方が良いだろうから」

シャルル「うん、それならいいよ!」

一夏「お、シャルルとか?いいぜ、やろう」

~~~

一夏(シャルルはラファール・リヴァイヴか。フランスの第二世代型だけど、普通のとは違うカスタムをしてるらしいな)

シャルル「準備はいい?」

一夏「ああ。始めるぞ」カチャッ

シュウーン!

一夏「うおおお!」ヒュッ!

ガッ!

シュウーン!

一夏(上か!距離は取らせたくないな)シュウーン!

ガン!ガン!

ドドドドド!

一夏「くっ!」ガガガガッ!

一夏(シールドエネルギーの残量が厳しいな…相手の隙を作りださないと…)

一夏「ハァッ!」ブォン!

シャルル「ふっ!」ドヒュウン!

シュイン!

シャルル「これで…」

一夏「隙あり!」ドヒュウン!

シャルル「なっ!」

一夏(最大出力で!)

一夏「うらぁ!」ガァン!

シャルル「うわあっ!」

一夏「よし!もう一撃…」

シャルル「まだ…まだぁ!」ドォン!

一夏「げっ!?ヤバッ…」

~~~

三日月「一夏、油断しちゃダメだよ。俺とやったときとおんなじやられ方してるじゃないか」

一夏「うーん…決めたと思ったんだけどな…」

シャルル「たぶん一夏は射撃武器の特性を理解してないんだよ。最後に使ったのは重機関銃だから、距離を詰めてきたときはむしろ好都合だったからね」

ザワザワ…

三日月(? 何だ?)

女子1「ねぇ、あれってドイツの第三世代機じゃない!?」

女子2「まだ本国でトライアル段階だって聞いたけど…」

一三シ「!」

ラウラ「織斑一夏…三日月・オーガス。貴様らも専用機持ちだな。ならば話が早い、私と戦え」

三日月「…」ギロッ

一夏「ミカ、抑えてくれ。悪いが断る。理由がないだろ」

ラウラ「貴様らになくとも、私にはある」

一夏「すぐにクラスリーグマッチがあるんだ。そのときでいいだろ」

ラウラ「ならば…」ビシュン!

一夏「!」スッ

ガキィン!

三日月「…」シュウン…

一夏「ミカ…」

ラウラ「また貴様か…」

三日月「一夏、あいつをやってもいい?」

一夏「…ダメだ。千冬姉に教えられただろ。俺も、ミカも」

三日月「…」

教員『そこの生徒!何をやっている!』

ラウラ「チッ…邪魔が入ったか…この場は引いてやる」シュウン

シャルル「…」

箒「どういうことだ、一夏、三日月!」

セシリア「あなた方とあの方の間に、何がありましたの!?」

鈴「ていうか、三日月・オーガスって…もしかして、あんたが"織斑"になる前の名前なの?だったら、なんであいつが知ってるのよ!」

一三「…」

~更衣室~

一三「…」バタンカチャ

シャルル「二人とも、大丈夫…?」

一夏「シャルルか…大丈夫だよ、心配すんなよ」

三日月「」コクッ

シャルル「そっか。…じゃあ僕、先に戻ってるね」

一夏「シャワー浴びてかないのか?お前いつもそうだよな」

シャルル「え?そんなことないと思うけど…」

一夏「たまにはいいだろ?一緒に着替えようぜ」

シャルル「い、いやぁ…」

三日月「一夏、シャルルが嫌がってるよ」

一夏「でもよ…」

三日月「ん」トントン

一夏(ん?背中を指さして…あっ!)

一夏「そ、そうだよな!悪い、シャルルにも色々あるんだよな!」

シャルル「へっ?…あ、そうなんだ!こういうのちょっと慣れてなくて!」

一夏「じゃ、じゃあな」

シャルル「うん…」スタスタ

一夏「そうか、そうだよな…もしかしてシャルルもミカみたいに…」

三日月「俺は気にしてないけど、普通は嫌がるらしいから」

一夏「ああ…助かったぜ」

三日月「ん。先にシャワー浴びて帰るよ」

一夏「分かった」

~帰り道~

三日月(ラウラ・ボーデヴィッヒ…アイツは…)

ラウラ「答えてください教官!なぜこんなところにいるのです!」

三日月「!」

千冬「私には私の役目がある」

ラウラ「こんな極東の地で、なんの役目があるというのです!お願いです教官、我がドイツで再びご指導を!」

千冬「…」

ラウラ「大体、ここにいる人間は教官が教えるに足る存在ではありません!危機感に疎く、ISをファッションか何かと勘違いしている!そのような者達に、教官が時間を割かれるなど…」

千冬「そこまでにしておけ、小娘」

ラウラ「教官!」

千冬「15歳でもう選ばれた人間気取りか。私が見ない間に、ずいぶん偉くなったな」

ラウラ「わ、私は!」

千冬「私は、力だけを教えた覚えはない」

ラウラ「!」

千冬「寮に戻れ。私は忙しい」

ラウラ「…!くっ…!」タッタッ

三日月「…千冬姉」

千冬「学校では織斑先生と呼べ。お前に盗み聞きの性癖があるとは思わなかったがな」

三日月「…アイツは"一夏を弟とは認めない"って言ってた。俺は許せない。…けど、アイツは千冬姉に教わったんでしょ?だったら、なんで一夏を敵視してるの?」

千冬「…変わったな」

三日月「え?」

千冬「以前のお前だったら、そんなこと聞きはしなかっただろう?家族にとっての敵は、容赦なく…という感じだったが」

三日月「今でもそうだよ。邪魔をするなら…友達も家族も傷つけるヤツは全部叩いて潰す」

千冬「そうか…ラウラのことは気にするな。私の問題でもあるんだ」

三日月「…」

千冬「そうだ、デュノアの様子は?」

三日月「変わらないよ」

千冬「ならいい…あいつも何かを抱え込んでいるんだろう。気にかけてやれ…それと、学校では織斑先生だ」

三日月「分かった、織斑先生」

~自室~

三日月「フゥ…」

三日月(今日は疲れたな…)

シャワアアア…

三日月「…あ。シャンプー切れてたっけ」ガチャ

三日月「シャルル、シャンプーここに置いと…」

ガチャ

三日月「あ」

シャルル「あ」

三日月「…」ジッ

シャルル「…うわっ!」バッ

三日月「…やっぱりか」ボソッ

シャルル「…え?」

三日月「はい、シャンプー」スッ

シャルル「あ、うん…」

三日月「」スタスタ

シャルル「…えっ?」

シャルル(見られた…よね?)

ここまで
鉄血2期のPV見たけど、もう嫌な予感しかしない
メリビットさんストレス死しそうだし、あとアトラちゃんかわいい

~~~

三日月「すー…すー…」グッスリ

シャルル(なんで寝てるの!?)

シャルル(もしかして気にしてないっていうアピール!?…いや、でもこのままにしておく訳には…)

シャルル「…み、三日月…起きてー…」ユサユサ

三日月「ん…うーん…あれ、シャルル…?」

シャルル「う、うん…」

三日月「…もうこんな時間か…ふぁ~ぁ…」ノビー

シャルル(熟睡してたよ…)

三日月「…ご飯食べに行こ」

シャルル「いや待って!何か言うこと無いの!?」

三日月「言うこと…?あ。裸見ちゃってゴメン」

シャルル「そっちじゃなくて!いやそっちもだけど!」

三日月「…何?」ムスッ

シャルル「え、あ…ご、ごめん…?…その、もしかしてだけど…僕が女だってこと、知ってた…?」

三日月「…まあね」

シャルル「…いつから?」

三日月「シャルルが転校してきたときから。全然男の匂いがしなかったし、すぐに気づいた」

シャルル「に、匂い…?あ、もしかしてあのときに…そっか…」

シャルル「…ねぇ、興味ないかもしれないけど…僕がここに来た理由、話してもいい?このまま何も話さないっていうのも、ちょっと気が引けるから」

三日月「…いいよ」

シャルル「…ありがとう。…三日月。僕はね」

シャルル「父の本妻の子じゃないんだ」

~~~

三日月「…」

シャルル「ふぅ…聞いてくれてありがとう。楽になったよ」

三日月「要するに、シャルルは隠し子で、俺と一夏の機体データを盗むためにここに来た…ってこと?」

シャルル「そういうことになるね」

三日月「シャルルは納得してるの?」

シャルル「…正直、してないよ。僕は与えられた指令を果たそうとしただけ…」

三日月「…それって、おかしくない?」

シャルル「え?」

三日月「シャルルとその父親は家族なんじゃないの?だったら、なんで家族を利用するような事をするの?」

シャルル「…それはデュノア社がISの研究が進まなくなったからで…」

三日月「それが?」

シャルル「それがって…デュノア社にとっては死活問題なんだ。だから、こうするしか…」

三日月「シャルル…それって"家族"なの?」

シャルル「っ…!」ギリッ

三日月「家族は家族とずっと一緒にいるものだし、家族は家族を守るものだよ」

三日月「でも今のシャルルの話は…家族だとは思えない。シャルルはただ利用されてるだけじゃないか」

シャルル「…にが…るの…」

三日月「?」

シャルル「なにが…分かるの…!」

シャルル「家族…?そんなの、もうとっくにいないんだ…!」

シャルル「僕は"あの男"を家族だなんて思ったことは無い!お母さんが死んで、のこのこと現れて!それで父親だって?ふざけないでよ!」

シャルル「挙げ句の果てに、あいつは道具としてしか僕のことを見ていない!なにが父親だよ!」

シャルル「でも、僕一人じゃ何も出来ない…生きていくことさえ…」

シャルル「もう嫌なんだよ…!もう居場所も無い…何も出来ない自分が…!」

三日月「…」

シャルル「もう…もう…」ポロポロ

三日月「…」スッ

ダキッ

>>149
訂正

シャルル「家族…?そんなの、もうとっくにいないんだ…!」

シャルル「僕は"あの男"を家族だなんて思ったことは無い!お母さんが死んで、のこのこと現れて!それで父親だって?ふざけないでよ!」

シャルル「挙げ句の果てに、あいつは道具としてしか僕のことを見ていない!なにが父親だよ!」

シャルル「でも、僕一人じゃ何も出来ない…生きていくことさえ…」

シャルル「もう嫌なんだよ…!もう居場所も無い…何の力も無い自分が…!」

三日月「…」

シャルル「もう…もう…」ポロポロ

三日月「…」スッ

ダキッ

シャルル「え…」

三日月「…」ギュッ

シャルル「ど…どうしたの…?」

三日月「だって泣いてるから。嫌だった?」ポンポン

シャルル「だ、だけど…」

三日月「ここにいればいい」

シャルル「え…」

三日月「居場所が無いなら、ここにいればいい。俺も、一夏も、千冬姉もいる。鈴や箒、セシリア達も」

三日月「一人でいるのは、寂しいから」

シャルル「あ…みかづ…う…ううっ…」

シャルル「うわぁ~ん!」ボロボロ

~~~

三日月「落ち着いた?」

シャルル「…うん///」

三日月「そっか」

シャルル「…」

三日月「フゥ…あ」グゥー

シャルル「!…ふふっ」クス

三日月「お腹減ったな…ご飯まだ食べてなかったっけ。行こっか」

シャルル「…ねぇ、三日月。僕…ホントにここにいてもいいのかな?」

三日月「なんで?」

シャルル「だって、僕は三日月を騙すようなことをしたんだよ?いくらこっちの事情があったからって…」

三日月「んー…別に騙されてないし…」

シャルル「う…」

三日月「それに、千冬姉にも言われたんだ。シャルルのことを気にしてやれって」

シャルル「え?織斑先生が?」

三日月「うん。千冬姉が"きっと何かあるんだろう"って」

シャルル「それって…織斑先生が僕に何も言わないってことは、黙認してくれてるってこと?」

三日月「よく分かんないけど、千冬姉だったら力になってくれるよ」

シャルル「そっか…感謝してもしきれないね」

シャルル「…三日月。ありがとう」

三日月「…ん」

コンコン

一夏「おーいミカ、シャルル、ご飯まだ食べてないだろ?一緒に行こうぜー」

三日月「分かった。今行く」

シャルル「えっ!?ど、どうしよう!?」アタフタ

三日月「あ。女の子の格好のままだっけか。でも一夏になら…」

シャルル「だ、駄目だよ!」

三日月「なんで?」

シャルル「い、いや、この格好で食堂に行ったら周りの人にバレちゃうよ!」

三日月「うーん…」

一夏「どうした?なんかあったか?」

シャルル「三日月だけ行ってていいよ!僕、ベッドに入ってるから!」

三日月「でも、お腹空いてるんじゃ…」

シャルル「いいから!行ってらっしゃい!」バッ

三日月「…」

~~~

シャルル(さっきはああ言っちゃったけど…悪いことしたなぁ…)シュン

三日月「シャルル、扉開けて」

シャルル「え、うん」ガチャ

三日月「ただいま」

シャルル「お帰り…あれ?それって…」

三日月「はい。こっちがシャルルのぶん」

シャルル「あ、ありがとう…わざわざ持ってきてくれたんだ…」

三日月「一人で食べるより、一緒に食べた方がおいしいでしょ?」

シャルル「…ありが…うっ!」

三日月「どうしたの?」

シャルル「あ、えっと…お箸…」

三日月「もしかして使えない?」

シャルル「そんなことないよ!大丈夫!」パキッ

グググ…

三日月「難しいよね、お箸使うの。食べれる?」

シャルル「くっ…」グググ…

三日月「…ちょっと貸して」パッ

シャルル「え?」

三日月「はい」スッ

シャルル「えっ!?こ、これって…」

シャルル(日本で言う、『はい、あーん』だよね…?)

三日月「肉、嫌いだった?」

シャルル「ま、まさか!えっと…あーん…」パクッ モグモグ

三日月「よかった。食べれるやつで」

シャルル「う、うん…次、お米食べたいな…」

三日月「ん。はい」スッ

シャルル「あーん…」

~~~~~~~

ラウラ「教官…貴方の完全無比な強さこそ私の目標であり、存在理由…なのに…」

千冬『私は、力だけを教えた覚えはない』

ラウラ「貴方は…何故…」グッ

ラウラ「許さない…教官に汚点を与えた張本人、織斑一夏…」

ラウラ「そして…教官の家族などとぬかす愚か者…三日月・オーガス…!」

ラウラ「私が…この手で…!」

ここまで
今日は寝る

~翌日~

シャルル「三日月、今日も特訓するよね?」

三日月「うん」

一夏「トーナメントも近いしな、もっと練習しないと…」

女子1「第三アリーナで代表候補生3人が模擬戦やってるって!」タタタタッ

女子2「いこいこ!」タタタタッ

一三シ「!?」

~第三アリーナ~

鈴「食らえ!」ビシュン!

ラウラ「無駄だ!このシュヴァルツェア・レーゲンの前ではな!」バッ

ドォン!

鈴「っ!?止められた!?」

セシリア「あれはたしか…AIC!ドイツの第三世代型兵器ですわね」

鈴「アクティブ・イナーシャル・キャンセラー…厄介ね」

セシリア「ですが、それだけですわ!」ビシュン!

ラウラ「フン!」ドヒュウン!

ガァン!

鈴「うっ!」

セシリア「くっ!」ビシュンビシュン!

ラウラ(セシリア・オルコット…情報ではビット兵器と本体の攻撃は併用できないと聞いていたが…デマだったか?扱えてるじゃあないか。だが…)

ラウラ「そんな精度では、話にならん!」ガシャアン

ビシュン!

セシリア「!!」

ドォン!

ラウラ「下らん…」

鈴「こっちよ!」ビシュン!

ラウラ「! チッ!」

セシリア「気を抜きましたわね」ビシュン!

ラウラ「なっ!?」バッ

ドォン!

ラウラ「ぐああっ!!」

鈴「だめ押しよ!」ガァン!

ラウラ「うあああ!!」

セシリア「なるほど…その兵器の弱点、見つけましたわよ。どうやら一方向だけ防ぐのではなく、意識を向けていないと発動できないみたいですね」

鈴「現にセシリアに気を取られて両方向から食らってるからね。大したことないわね」

ラウラ「ぐうっ…このォ…」ギリッ

鈴「まだやる気?ここは諦めた方が…」

セシリア「…!鈴さん!警戒してください!」

鈴「え?」

セシリア「…雰囲気が変わりましたわ」カチャッ

ラウラ「…舐めるなよ…雑魚どもが…!!」グググ

~~~

一夏「すげぇな二人とも…あの兵器の弱点を見抜いちまった…」

シャルル「しかも良い連係だね。息ぴったりだよ」

三日月(うん。二人とも強くなってる。…よかった)

一夏「この調子なら…」

三日月「…っ!?」キッ

一夏「! どうしたミカ、なんかあったのか?」

シャルル「み、三日月?」

三日月「…一夏、シャルル」

一夏「なんだ?」

三日月「準備して」

一シ「!!?」

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>>166
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~~~

一夏「すげぇな二人とも…あの兵器の弱点を見抜いちまった…」

シャルル「しかも良い連係だね。息ぴったりだよ」

三日月(うん。二人とも強くなってる。…よかった)

一夏「この調子なら…」

三日月「…っ!?」キッ

一夏「! どうしたミカ、なんかあったのか?」

シャルル「み、三日月?」

三日月「…一夏、シャルル」

一夏「なんだ?」

三日月「準備して」

一シ「!!?」

ラウラ「うぉあああ!!」ガァン!

鈴「うあっ!」

ラウラ「らあああ!!」バキィ

セシリア「きゃあ!」

鈴「なによコイツ!さっきと全然違うじゃない!」

セシリア「やはり、さっきまでは本気じゃなかったみたいですわね!」ビシュンビシュン!

ラウラ「」バッ

鈴(こっちだっての!)シュイン…

ヒュルルル!

鈴「ワイヤー!?うっ!」ガッ

ラウラ「二度も同じ手を食らうか!!」ブン!

ドォン!ドォン!

鈴「うああああ!!」

セシリア「鈴さん!この…離しなさっ…!?」

ガァン!

セ鈴「きゃああああ!!!」ドォン!

鈴「あっ…うう…」シュウン…

セシリア「くっ…鈴さん…」ググ…

セシリア(まずい…装甲が…)

ラウラ「…終わりだ」ガシャアン

セシリア「なっ…!?鈴さん!」バッ




バリィィ!!

一夏「ラウラぁぁぁ!!」ビシュウン!

ラウラ「!」バッ

ビタッ!

一夏「くっ!動けない…!」グググッ

ラウラ「貴様も所詮そんなものか…!」ヒュウン…

バキィッ!

ラウラ「があっ!?」

三日月「…」ギロッ

ラウラ「…!貴様ぁぁ!!」ビシュウン!

シャルル「大丈夫、二人とも!」

一夏「怪我は!?」

セシリア「一夏さん…シャルルさん…わたくしより鈴さんを…」

鈴「…」グッタリ

一夏「ひどいな…とにかく、安全な場所に…」ビシューン…

ガァン!ガァン!

ラウラ「でやっ!!」ガァン!

三日月「っ!」ガァン!

シャルル(なんてレベルの戦いだ…あれが人間にできる動きなの?)

ラウラ「うう!らあああああ!!」

三日月「ふっ!」

ガッ!ガァン!!ガァン!!

ラウラ「だああああ!!」ビシュウン!

三日月「…!」ビシュウン!

ガキィィン!!

千冬「…」グググ

ラウラ「なっ!?」

三日月「千冬姉…!?」

千冬「…馬鹿共が…何をしている…!」

シャルル(嘘…打鉄のブレード一本で止めるなんて!しかも生身で…)

千冬「…模擬戦をやるのは構わん…だが、こんな事態になるようでは、黙認しかねる。決着は学年別トーナメントでつけろ」

ラウラ「っ…教官がそうおっしゃるなら…」シュウン

三日月「…いいの?千冬姉。アイツは…」

千冬「学校では織斑先生だ」キッ

三日月「…」シュウン

千冬「…今からトーナメントまでの期間、一切の私闘を禁じる。解散!」

ラウラ「…」

三日月「…」

ラウラ「…フン」スタスタ

千冬「一夏、三日月、早くその二人を連れていけ。損傷がひどい」

一夏「ああ、すぐに」

三日月「分かった」

シャルル「…」





千冬「何故だ…ラウラ…」ギリッ

三日月(…?千冬姉…?)

ここまで
箒ちゃんを出せなくてすまない…ヒロインの中では特に好きなのに力不足のせいで…

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