【安価】京太郎「仮面ライダー?」【咲-Saki-】 (1000)



※咲-Saki-×仮面ライダーシリーズの二次創作

※安価スレ

※京太郎成長もの

※麻雀なにそれこれライダー

※安価の連続取得は禁止(次安価から最低一分開けてから)

※sageでお願いします

※平成ライダーメインですが昭和ライダーも出ます



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1467984318



目的1:次々と起きる事件を仲間たちと共に解決していきましょう

目的2:ヒロインたちと仲を深めましょう

目的3:生き残りましょう



◆作品選択

・自身の変身するライダーの作品を選択します
※勧めていくと初期選択ライダー以外の同作品ライダーにも変身可能になります

1、仮面ライダー555(その後の選択肢により分岐)

2、仮面ライダーウィザード(ウィザードのみ選択可能)

3、仮面ライダー鎧夢(バロン・ナックルのみ選択可能)

4、仮面ライダードライブ(マッハのみ選択可能)

◇22時40分より安価開始

鎧武の「武」が地味に「夢」になってる……

せんせー、ストロンガーまでしか観てなくてもついて行けますかー?



◆作品選択

・自身の変身するライダーの作品を選択します
※勧めていくと初期選択ライダー以外の同作品ライダーにも変身可能になります

1、仮面ライダー555(その後の選択肢により分岐)

2、仮面ライダーウィザード(ウィザードのみ選択可能)

3、仮面ライダー鎧武(バロン・ナックルのみ選択可能)

4、仮面ライダードライブ(マッハのみ選択可能)

◇安価1↓から2分間で集計

>>6 開幕誤字はいけませんねぇ……
>>7 ストロンガー……な、なんとか色々説明はいれてく!


1、仮面ライダー555



◆System

・これより運命の選択が開始されます

・夢は―――




◆「俺は、一度……」


1、死んだ

2、死にそうになった


◇安価1↓から2分間で集計



1、死んだ



―――だけど、死んでいない



◆「死ななかった俺は、俺の姿は……」

1、狼

2、馬

3、蛇

◇安価1↓から2分間で集計

せんせー、フォーゼまでしか見てなくてもついていけますか?
大体中盤あたりまでで朝起きれなくなって、まともに最後まで見れたのクウガとディケイドしかないけど

>>46 まぁ見てなくても大丈夫なように頑張る! 555ルートなんで電王との絡みが多くなったり


1、狼


焼けた大地、周囲に立ち上る炎

むせ返るほどの血と鉄の焼ける臭い

瓦礫や炎の中、倒れている人間たち


そこで唯一生き残っていた少女が一人、怯えるように後ずさった

後ろ向きに倒れて、尻もちをついたまま目の前の生き物を涙を浮かべた目で見る

胸に三桁のナンバーを持った生物が腕を少女へと向けた


だがその瞬間、その生物の手が止まる

周囲の人間は間違いなく死んでいたはずだ

にもかかわらず、一人の青年が炎の中から出てきた


動揺する生物、少女は青年に首を振る

“逃げて”と言うように

だが、青年はうつろな瞳で目の前の生物を睨みつける


???「俺は……俺はぁ……ウァァァァッ!!」


青年が叫び声を上げると共に、その姿を変える

目の前の生物の方がよほど人間味を帯びているようにすら見える異形の化け物へと

そしてその狼のような生き物を前に、ナンバーを持った生物が後ずさる


???「なんだお前は!」

???「ガァァァァァッ!」

                         ,≠ア,=、        /\
                       /〃ィ∠__       //: :}ヽ._   /´!
                    ,ヘ. /:::/// .メく`   、 、_ッイ/: : :、 \ミヽ.、、|
                   r、´ヽ.::\////f、f、f、 、_フト、_ノ,`ー、ゝ_ー-..、`ヽ.
                 r、\:.ヽ.∧::ⅵ:/::∧ヘヘミゝ=、 ,ヘ.._jj、j、ノノ`ヽ.、.._ヽ.ハ
                 ヽヽ.ヽ.丶.l::リ!≠´ミ }::}::!ミ、=>、..._` ヽj、j\`、ゝ’ン)、j

                   Vヘ'Vヘ'、jリ、`ーイ7l_〉彡'シヽ=-..._‐-.._r'´Y⌒ヾ.テ\`、
                   〉:!ヘ∨ ヽハ | | |7ゝ三彡'ゝ-.._ ゝ=r'_人{心、ゝ  `fラ
                  /,ヘ∨}ハ j∨|/! !リ_ || ||彡'、r'、ー-..__〉-=ヽイtヽ.イ

                   レミヽ=∨=V=V | | ス || _j!Ⅵゝヽ7ミー===ア`{ヽ /〈
                  /ゝ、〈〉-〈〉=〈〉ノ__j==、j| o |_!ミゝ/___厂=--'弋〈 |イ
                ,イ   ̄ ̄コてイr'ヘl、_ノ=ゝ_ノ入`ー==/、ノi!:::}´`¨ヽ.

               / 辷ニユ='´ ,イr'´ヽ. .ト_7ヽ.    〉r=='入oノ:|r7/ ! |
             ,ィ /\戈く__ ,: 'T'ヽ.ヽ、_|ヽく__〉 | _//    ソ彳レ レ、レ'
             _jイ   ヽメく  ヽ!、_jー'、j、\ィ、='ゝ'⌒ヽ._/、´ヽ.ノ \リ、ノ
     、  r、ッ、从、ッ、セユ  くく / \ \ V\jヽj、_) `ー、彡'、/_フ  _,.《 `V
  、_乂≠ゝ`ヾ. .;:、八__    〉〉レ'   ヽ くゝ'、oヽo) 7 ィ7イ /  ∨´  《\j
乂(イフ.:',彡'ゝニシ、ノ:f^セユ くく /     、ミヽくゝ='ヽ_/,ィ7彡'     ∨  《\j
彡´ノクイ  `ー‐彡' ∨!、_____〉〉   ,ィ=、  V´`ヽ__,ヘソ〈 ,ィ=-..__  ∨ヘ/`ヽ.}、

     r'´ ア/ ノト. } \='、/==、 ノ/´ ヽ!、∧ヽ='^ ノノ//!' ゝ==ハ  ∨ヘ《  ! }!.
/// /  //tレリメレ∧\_j=、_リミ 〈  `Y´ |、´、Vゝ=='/// i     ゝ.__ ∨^`》  ノリ
イ ./レ{廴リ∨  _∨ノ^〉ー'_ス ノ  :!  /\`ー‐イイ/ ト='´ヽ.   7、_∨} \ イr!、
 / 从jレ'    `ーキ=_〈 ゝ、__j〈__..==、  |ヽノー‐/./  |   }}  j| `¨´\ |! / | /!

乂ノ´        r=f{^1リ、_7ハ }   l \/、ソ==イ    .| 三 ゝ=≦    ゚ /tミヽ レ'/
ヾ丶        冫レ'^} }  〈_ノ   /  ノ^}´¨`ー、___/、     丁 ̄廴_j / \{ノ
\、ヾ       r、 |ノヽ'^、__ゝ====、  |.リ    `ー―=..≧、_ノ     r=、〈  Y、
ミ丶       ri |ゝ、\ヽ_ー='__/ ヽ. レ'        \__(`¨ ̄====、ノゝ'\__ノヽ}

ゝ=-       |ト.\/{_/^!リ__ノ   /\ レ'         r==(ー―、ゝ.._f!__f!ノ¨¨7^/}、_|
`       ri ゝ、:/ |j V〈   /   〉'、         `ーt_Z_  ハ     ー'ノ //
        八\/! リ、ミヽ{\ /   //          \、... \7ハ      t/t/
         〉イ|| tj/ヽ7ゝ_ー二≠               ̄}==-、.ハ

        f i! レ / /   ¨¨                  `ー、  ハ
        ; リ  //                          \. ∨\
        /   //                             ヽ/


―――そして




突如起こった時間の流れが変わったかのように身体を動かすことが困難になる怪奇現象―――“どんより”


それと共に現れた謎の怪人たち


無関係とは決して言えないどんよりと怪人たちにより世界中が混乱につつまれた

故郷が焼かれた者、家族が焼かれた者、その身すらも焼かれた者

破壊の限りが尽くされ、住む場所を追われた者たちは思い出のある故郷すら去った


その大規模な怪人たちのテロ活動から“半年”経った今、平和が戻ったかのように人々は新たな居場所を作り暮らしていた


だが、その平和も長く続くはずもない

“どんより”と“怪人たち”だけではない

それよりも沢山のなにかが、平和の裏で動き出していた……



◆初期ステータスを決定します

◇ステータス
・運  安価1↓
・速度 安価2↓÷2
・攻撃 安価3↓÷2
・防御 安価4↓÷2
・SP 安価5↓÷2



◇ステータス
※ゾロ目の場合割らずにボーナスが発生します
・運  22→32
・速度 43
・攻撃 35
・防御 11→21
・SP 19



◆ステータス

※さらに??????のためステータスに補正が加算されます

・運  32
・速度 43→53
・攻撃 35→45
・防御 21→26
・SP 19→29

※ステータスについての詳しい説明はもう少し先になります



―――昼【東京:公園】


一人の青年、いや少年がベンチに腰かけていた

目の前には黒いバイクが一台、少年のものだろう

年齢にして16歳の少年は背を伸ばしつつ手に持っていたおにぎりを口に入れる


???「さてと……どうすっかな」


そう呟きながら、持っていた缶コーヒーを一気に飲み干す

2月のまだ冷たい風が吹く公園でアイスコーヒーを飲んでいた彼の名は、須賀京太郎

半年前の事件からしばらくして、あるものを探すために旅をしている


京太郎「咲たち、どうしてっかな……」シュッ


軽く空き缶を投げる

もちろん目標はゴミ箱



◆どうなる?
※運32補正:+16

01~30 入らない

31~60 入る

61~98 入るけど……

ゾロ目 ????

◇安価1↓

(ちなみに10って結構大きめの数値だったり


【入らない】


投げられた空き缶クルクルと回転しつつ思い通りの軌道で飛んでいく

よし、と拳をつくる京太郎

だがそのゴミ箱へと缶が入る直前、誰かがその缶の軌道上へと現れた


京太郎「は?」


カツンッ


?「あ痛っ!」


その誰かの頭に当たった缶が跳ねて、地上へと落ちる

頭を押さえつつ、落ちた空き缶を拾おうとする“少女”だが、なぜか落ちていたバナナの皮を踏んで足を滑らし、そのまま近くのゴミ箱へと倒れ込みひっくり返す

散乱したゴミを前に溜息をつく少女


京太郎「……マジか」


よもやここまでなるとはと思いつつ、その少女の方へと歩き出す

どうせゴミを捨てに行くことに代わりは無いのだ

京太郎はゴミを拾ってゴミ箱へと入れている少女の傍のゴミを拾っていくつかをゴミ箱へと入れた


?「あ、ありがとうございますっ!」ペコッ

京太郎「いえ、こっちこそすんませんでした」

?「え?」

京太郎「ああいや……その、缶投げたの俺なんで」

?「ああ、そっかぁ……ごめんね手伝わせちゃって」

京太郎「いや謝るのは俺の方じゃ」

?「いつものことだから、運悪いんだよね」アハハ

京太郎(そういうレベルじゃない気が……)



二人でゴミをすべて広い終えた

手を洗うために近くの水道へと移動するが、少女は水を飲もうとしたのか上を向いているバルブをひねる

なぜか水が出ずに、不思議そうに首をかしげてもうひとひねり


京太郎「やめと」


瞬間、小さな砂粒のようなものが水道から飛びだして少女の額にぶつかる

痛いと言う間もなく勢いよく噴き出した水がその顔に直撃

京太郎はすばやくバルブをしめて水の噴出を止めるが……


?「あぅ……」

京太郎「まぁ、顔だけで良かったというかなんていうか……ハンカチ使います?」

?「うん、さっきハンカチをカラスにもってかれちゃって」

京太郎(どんだけだよ)

?「なんだかちょっと前からずっとこうなんだよね……」アハハ…

京太郎「拭けました?」

?「うん、ありがとう」

京太郎「いえ」


バルブをひねれば蛇口から水が出る

手を洗って先ほど少女の顔面に攻撃をしかけた蛇口のバルブをひねるが普通に出た

水を飲むと、一息つく


?「お世話になりました」ペコリ

京太郎「ああいえ、こっちこそすんません」

?「ううん、こっちこそ……ってごめんね、同じ歳ぐらいかな?」

京太郎「そうですね」

?「そっか、私は松実玄、この近くで」

京太郎「松実、玄?」


話の途中だが、名前を復唱してしまう

聞き覚えがあった

そしてその名前を聞いてから少女の顔を見て、一致する


京太郎「和の?」

玄「えっ、和ちゃん……?」


お互いの故郷から離れた地で、故郷の友の友に世話になる

なんてこと、半年前は思いもしなかった



―――【喫茶店:松実館】


玄につれられてバイクを押して近くの喫茶店の前へと止める

彼女の家、そして喫茶店

同級生、いや仲間であった原村和からは“旅館を営んでいる”と聞いたことがあるが大体予想はつく


京太郎「……」

玄「ん、ああ……和ちゃんから聞いてるよね」アハハ

京太郎「奈良も酷かったって聞いてますから」

玄「私も長野は酷かったって……和ちゃんとは連絡つかないし」

京太郎「平和にやってると思いたいっすけど……」

玄「あれ、知らないの?」

京太郎「まぁ、幼馴染っつうか……麻雀部の面子の行方はほとんど知りません」

玄「……そっか」

京太郎「玄さんと大会の時にやりあった優希や染谷先輩なんかとは連絡取れたんですけど」ハハッ

玄「うん、でも……良かった、のかな?」

京太郎「どうっすかね」

玄「そっか……でもなんだか嬉しいなぁ、こうして和ちゃんを知ってる人と会えたのは」クスッ


ガチャッ


玄「ただいまおねーちゃん!」

?「おかえり、玄ちゃん」ニコッ
                     __

                   -‐  ̄       -
             /                 `
             /            ヽ       、\
          /    /.     |λ   ! ヘ      ハ. ヽ
            / ./  / /! !     .|ハ j k‐-ハ、.     キ ヘ
.          /  ! ! !.ム |.    ||_ムハ|ヽ. キ`ヽ.   |
         i  | | |.| ハネ、.  || !気込z含 !     l.   ’
         |   | | Nィ,z之、ヽ. ハ | ら `心、|    |  .|
         |. 八ヘ | x作 ! ` `ー` 辷__ツ !     ト  |
         l   ヘヘヽ.辷ツ        """  |.    ム'
.              ヽ、`´""  '         ./    /.   ’
.          八.    マゝ    , -,    //    /   /
                 込      ` ´   .//    ,イ  レ ム、
              ',.     个.       ィ//   ∠__L__込 _ト、
           ヘ        >- ‐…ァ' ./ _ -‐ァ´/ . |
.              ヽ    ソ/      /  /_/ / / -‐‐込
               >、  {   / ./  / _ -‐ /      ヽ
            { / 〈 ヽ }_x≦-‐/  {-  / -―………―-≧

             ___}>‐'´.川    ,.{ / i! |x≦--  ___      |
         /     ノィj _ - ' 込| ト ゝ__ -―――-≧ュ_____!
        /  ____ム>‐ ' 入ー-ゝ  ―- _        ヽ
        /ィ´ ̄.ィチ八`´ノ}| `ー‐'/ \         ― __  |
      { /〈 /    /ー' / ヽ__/    `ー -- __ -――- 、 `ヽ
     八 У         /              |   ̄ ̄ 〉`ヽ、\ |
        У     /  /                ノ     { i i ヘ  |
        .:     i  {                 オ|  /   | | !  ハ !
.      入     ハ  、.               ノ | / /  ! ! !  j.|
      /  ヽ    ヘ  、.            /  ネ /   V . j   !|


京太郎(ん、例の松実宥さん……ああ、失念していた)


玄が姉である宥の元へと駆けていく

そして京太郎は一点を見つめる

半年前から昔から変わっていないところの一つだ


京太郎(そのおっぱい!)



宥「……その人は?」

京太郎「須賀京太郎っす、公園で妹さんと会って……」

玄「和ちゃんと同じ清澄の麻雀部だったんだって!」

宥「そっか、麻雀部の……」

京太郎「すみません突然」

宥「ううん、お客さんは大歓迎だよ」ニコッ

京太郎「うっす」フッ

玄「こっちにどうぞ!」ニコッ

京太郎「はい」


宥に軽く会釈すると微笑みで返してくれる

理想の姉だなと思いつつ、玄が座っているソファ席へと移動した

テーブルを挟んで向かいへと座る


玄「優希ちゃんはどうしてるの?」

京太郎「最後に見た時は元気でしたよ。東京にいるって言ってましたけどどこだか」

玄「そうなんだ、って東京に住んでたんじゃないの須賀君」

京太郎「長野ですよ自宅は、親父のバイクで自分探しっていうか……仲間さがしの旅に?」

玄「?」

京太郎「とりあえず旅っす」ハハッ

玄「そっか、旅かぁ……」

京太郎「えっと、阿知賀の方はどうだったんです?」

玄「吉野ももちろん被害にあったんだけど……たぶんマシではあるのかな」

京太郎「被害者はゼロってことですか?」

玄「私たち麻雀部は、だよ?」

京太郎「……全員が全員無事ってわけにはいきませんよね」


宥「ずいぶん暗い話してるね」コトッ


そう言って、テーブルにコーヒーを置く宥

京太郎にコーヒー、玄には紅茶

トレーを両手で抱えた宥は、複雑そうな表情を浮かべている



京太郎「なんつーか、すんません」

宥「ううん、共通の友達がいる同士だもん、おかしくないよ」

京太郎「そう言ってもらえると助かります」

宥「ゆっくりしていってね?」ニコッ


それだけ言うと宥はカウンターの方へと戻っていく

その後ろ姿を見て少しばかり惹かれるものがあるなと思いつつ、コーヒーを啜る


京太郎「あつっ」

玄「火傷しちゃった?」

京太郎「いえ、たぶん平気っす……」

玄「?」

京太郎「そういや、麻雀部の面子は全員無事って言ってましたけど」

玄「うん、穏乃ちゃんも灼ちゃんも憧ちゃんも無事だよ……無事、なんだけど……」

京太郎「ん?」

玄「実は、赤土先生が途中で姿が見えなくなっちゃって」

京太郎「途中って……途中?」

玄「うん、みんなこっちに越してきたんだけど、赤土先生はすぐにいなくなっちゃったから」

京太郎「……多いっすね、その手のやつ」

玄「灼ちゃんも一時探し回ってたし」

京太郎「今は落ち着いてるんですか」

玄「うん、なんとか……かな?」

京太郎「そっすか」

玄「……それより!」


突如、勢いよく声をあげた玄にビクッとする京太郎


京太郎「うおっ、なんっすかいきなり?」

玄「今さっきお姉ちゃんのおもちを見てたね?」

京太郎「おもち? ……あ、いやそれは」

玄「うんうん、わかるよ! 良くわかる!」

京太郎「すんませ……え?」

玄「良いよね、大きくてまぁるくて、重力に逆らうようなあの」

京太郎「……わかります。あの形、歩くたびに軽く上下するたわわな果実」

玄「禁断の果実だね!」

京太郎「なんか怒られる気がする、どっかから」



―――夕方【松実館前】


ずいぶん長いことくだらないことを話したが

こういうバカバカしいことで笑うのも久しぶりな気がした

喫茶店の前でバイクにまたがる京太郎


京太郎「それじゃ、世話になりました」

玄「これ、電話番号だから……なにかあったら頼ってね!」

京太郎「まぁマジでヤバいことになったら頼ります」フッ

玄「うん、待ってるね!」

宥「ここで会ったのも何かの縁だもんね」クスッ

京太郎「はい、そんじゃまた!」

玄「うん、またね!」フリフリ

宥「気を付けて」ニコッ


京太郎「うっす、それじゃ!」


それだけ言うと、バイクを走らせる

また出会う機会もあるだろう

ネットカフェにでも泊まろうとバイクを走らせていると、人通りが少なくなってくる


京太郎「ここらにあるネットカフェとか怪しいな」


つぶやきつつ赤信号で止まった

その瞬間、真横の路地から激しい音が聞こえる

挙句に嫌な予感までセットだ


京太郎「いや……気のせいだろ」


―――路地裏


京太郎(と思ってたのに来ちまった)


溜息をつきながら音が聞こえた方へと歩く

だが突如、さらに音が響いた

さっきより近く激しい


京太郎「ッ!」


路地裏を走ってその方向に向かい、倉庫の中に入る

広い倉庫の中へと入りこんだ瞬間、何かが自分のもとへと吹き飛んできた

驚きつつも身構えるが、目の前でそれは落ちる


京太郎「なんだよ、一体……」



◆誰?

01~20 ??

21~40 ?

41~60 ??

61~80 ?????

81~98 ??

ゾロ目 +????


◇安価1↓

【?】


京太郎「ちょっ、大丈夫かよ!」


吹き飛んできたのは少女

自分と同じかそれより少し上ぐらいだろう

赤い髪の少女に傍に座りこむと上体を支えて揺らす


京太郎「おいっ!」

?「っ……や、ばいっ」

京太郎「ヤバいってなにが……」


ジャリッ


京太郎「……」


そちらを見れば、そこには灰色の人型をした怪物がいた

顔をしかめる京太郎、その京太郎の腕から抜け出した少女が抱えていたアタッシュケースを開こうとする

だが、それより早く怪物が手から触手を伸ばす


京太郎「あぶなっ!」


アタッシュケースを抱える少女ごと飛んでそれを回避

逃げようとするが、出口は今自分が出てきたとこぐらいだ

しかし、狭い一直線の道ではどちらにしろ逃げ切れないだろう


京太郎「……」

?「っ!」


少女が意を決したような表情をすると、京太郎の手を振りほどいた

地面にアタッシュケースを置くと、開く

そのアタッシュケースの中には―――


京太郎「ベルト……?」



◆????

※運32補正:+16(1~10の場合は適応しない)

01~10 ??????

12~89 通常

90~98 ????

ゾロ目 ??????

◇安価1↓

(こういうとこでコンマ振るってくるか……補正低いから舐めてた


【イベント】



◆ベルト選択


1、ファイズ

2、カイザ

3、ライオトルーパー

4、サイガ


◇安価は次回


ってことで今回はここまでー
遅くまでどうもっす

ちなみに禁断の果実って単語はOPから
玄は龍騎かウィザード考えてたもののちょっと予測からずらして

ちなみに出るライダーはまちまちで安価次第ってこともあったり
現状確定しているのが電王とドライブとブレイドってとこですアマゾンズ終わったら出したいとこよね

そんじゃまたなんかあったら応えるんでお気軽にー

乙です
1文字の名前で赤い髪の少女か………誰だろ?
地の帝王のベルトが選択肢にない……なら、ファイズかサイガでも狙うかな

ちなみにイッチ、クロチャーが電王なのはリュウタロスがいるから?

何だかんだでファイズが一番バランスがいいんだよな
あとデルタは無いの?

HERO SAGAのライダーも使えるのかな

質問
今回選ばなかったギア以外のサポートマシンや強化ガジェットは後に手に入ったり相手から奪えますか?


ようし、そろそろ再開ー

ってことで投票っす
ちなみに拡張パーツはそれぞれ原作通りの組み合わせのみ
バジンたんはファイズのみでサイドバッシャーは全員使えます。ただし最初からもってるのはカイザのみって感じで

>>104
リュウタいるから玄にした感じっすね
龍騎とウィザードは予想通りかなって感じで避けたんで

>>110
デルタはほら、色々な人の手に渡ってくのが楽しいじゃん?

>>118
怪人はまだ考えてないけどギャレンのキングとか出したいのさ

>>126
サイドバッシャーとかジェットスライガーぐらいなら可能っす
さすがにアクセルとかブラスターとかバジンは無理なんっすけど

(ちなみに選ばれなかったベルトは他の人に回る感じになるっす



◆ベルト選択


1、ファイズ

2、カイザ

3、ライオトルーパー

4、サイガ


◇21時20分から安価開始




◆ベルト選択


1、ファイズ

2、カイザ

3、ライオトルーパー

4、サイガ


◇安価1↓から2分間で集計

(ファイズとはイッチ的にも意外


1、ファイズ


◆System

・初期ライダーは仮面ライダーファイズとなります

・二つの選択肢が【狼】と【ファイズ】のため【カイザギア】が―――こととなります



アタッシュケースからベルトを出すと、少女が装着する

機械チックで色々と装備されたそのベルトを装着した少女が共に中に入っていた旧式の携帯電話を持つ

怪人が少しばかり動揺したような様子を見せた


?「……」


そして、携帯電話を開くと5を3回押す

独特の効果音が鳴ると、携帯電話から声が聞こえる


<standing by>


?「変身!」ガチャッ


そして、携帯電話をベルトのバックルへと縦に差し込み、横に倒す


<error>


音声が聞こえ、それと同時に少女が吹き飛ぶ

驚きつつも京太郎は少女を受け止める

ベルトも地面へと放り出された


?「やっぱ、私じゃ……っ」

京太郎「……」

?「ごめん、巻き込んで……」

京太郎「巻き込まれついで、か」

?「え?」


少女から離れて京太郎はベルトを拾う

怪人が一歩一歩近づいてくる

少女と同じになればきっと、手段は選んでられなくなる


京太郎「なら……やってやるさ!」


ベルトを、腰に装着する



携帯電話を拾うと先ほどの少女と同じように携帯電話を開く

モーションを一つ一つ思い出す

そしてボタンの5を3回押した


<standing by>


京太郎「……変身っ!」


携帯電話を閉じて、右手を真上へと上げる

そして真っ直ぐベルトのバックルへと差し込み、倒す

先ほどとは違う、少女は驚きながら京太郎を見る


<complete>


ベルトから赤い線が伸びて、京太郎の姿が変わる

銀と黒のボディ、さらに薄暗い倉庫の中でその体の赤いラインと黄色の二つの眼が光っていた

灰色の怪人が明らかな動揺を見せる


京太郎「……さて、そういうことか」

                        |! i|
                         ,┌|lHl|┐、
                         〃:Ⅵ! l|/::::::ヽ
                      // ̄|! l| ̄ ヽ::::.
                       〃   |!_.l|   ',:::}
                       {{     |!_l|    }}:|
                       |{     |H|    }}:|
                       ', :、   | |    /:/
                       \ヽ __.| |_∠:/
                     rく::\マ二二7/}、
              ___ ,.r<⌒\\::>─<:::/:::}__
          /:::::::::::::::::::ヽ }  \  \}:::::::::::::::://  /⌒ヽ─- ..
          /:::::::::::::::::::::::::::::}ハ    \_  ̄`¨¨´  _/    ',::::::::::::\
        {───‐〈 ̄ ̄|::|       |   ̄|  l´  :|     } ̄ ̄〉─}
.         廴___  ー‐|::|⌒ー─┘    |  |   └─'⌒}‐一 ′_}
         {_〕::::::::\__|::|          :|  |       {___/:::/
         /⌒ー‐=イ ::|          ___|  |___      :}──=彡
.        /:::::::::::::::::::: /:::/ / ̄ ̄ ̄   |  |   \   |::::::::::::::::{
.         .:::::::::::::::::::::::/::::::∨         |  |     ー‐}:::::::::::::::::',
.        ,::::::::::::::::::::::∧:::::::::',    ,. ──┘ └─ 、    八 _:::::::::::::::,
       ,::::::::::::::::::::::/  ',:::::::::ー=イ   ,, ─── 、 \くヽく\く\:::::::\_
       ,{::::::::::::::::::::/  {二二「⌒ー┐:::::::::::::::::::::::┌⌒} く\ ノ⌒ヽ_} ⌒く \
.      {::::::::==ミ::/     | ::::::└イT¨´::::::::::::::::::::::::::::「マ´ く\ノ:::::::::::::::}ニニ}  }
.      rへ::::::::::::::} rfニ}、}:::::::::::::| |::::::::::::::::::::::::::::::::::| :||┐ ヽ{:::::::::::::::/ニニノ__/
     {    ーく  l|} | |「「「「「「|丁l:r===========|丁| ̄| `¨¨¨¨´  ̄ ̄
.     |` ー─=イ .l|} | |}」」」」」|│|{ 三工(l!) 三:}|│|  |

      !| :::::::::::::::}  l} :|_l :::::::::::::|└r=─────┘|│ !
      ||:::::::::::::::,'  {ニ} |::::::::::::::`¨TT¨¨¨¨¨¨¨¨TT¨´:|_|
      |l:::::::::::::,   |三| :|::::::::::::::::::::| |:::::::::::::::::::::: | |::::::::}



一歩一歩踏み出して怪人へと向かう


京太郎「普通に殴り合うしかないか……」

?「ファイズに変身できた……」

京太郎「ファイズ、か……」


その姿の名前なのだろうと察する

手を軽くスナップさせてカチャッと音を鳴らす


?「その“オルフェノク”の触手と武器に気を付けて!」

京太郎「“オルフェノク”……ね」


そのどこか魚のような怪人、オルフェノクへと近づいていく

オルフェノクが武器、トライデントを持ち走り出した


それに合わせて京太郎、ファイズも地を蹴り疾走する



◆ステータス判定

・HP:安価1↓÷2



◆System

・初めての戦闘が開始されます



◆【マニュアル】戦闘

◆戦闘の手順
①:行動速度判定
②:戦闘開始
③:コマンド入力
④:攻撃開始
⑤:戦闘終了




◆戦闘の手順<詳細>



①:行動速度判定
※素早さで初期行動の順番が変わる

1自【須賀京太郎】:80
2敵【マスカレード】:50

※以降、この順番で固定(例外あり)



②:戦闘開始
※本編では描写あり



③:コマンド入力
※速度判定の順にする

◆須賀京太郎
『通常攻撃』
『必殺技』
『特殊』(※フォームチェンジなど)
『決定』
◇安価1↓

※『必殺技』『特殊』については戦闘前にステータスが表示される
※『必殺技』『特殊』はSPを消費する場合もあります



④攻撃開始
※本編では描写があり


◆須賀京太郎【SP:30】
◇ライダーキック:威力60:命中100%:SP18【12】
◇威力115【60+55】 (威力+ステータス攻撃)の合計数値
・マスカレード:命中!


◆マスカレード【HP:15/80】
◇115-50=65 (威力-防御=)の数値だけHPが削れる


※相手の攻撃の場合は反対になる
※相手の攻撃が終われば③に戻る
※これを戦闘が終わるまで続ける



⑤戦闘終了
・経験値の取得、など



◆須賀京太郎

◇ステータス
・HP:53
・速度:53
・攻撃:45
・防御:26
・SP:29


◆ファイズ

◇ステータス
・HP:70
・速度:30
・攻撃:60
・防御:50


◆スキル

◇クリムゾンスマッシュ:威力95:命中100%:SP25

◇スパークルカット:威力40:命中100%:SP15
・選択時のコンマが30以下の場合、攻撃を+10する

◇グランインパクト:威力40:命中100%:SP12

①:速度判定


リーチの長さから、オコゼのような姿のオルフェノク

スティングフィッシュオルフェノク(SFO)がトライデントを振るう

それを横に跳んで回避すると、跳びだして拳をその胴体に打ち込む


SFO「ぐう!」


よろめきながら後ろへと下がるオルフェノク

さらにファイズが蹴りを打ち込む

京太郎、ファイズからのラッシュに下がっていくオルフェノク


京太郎「おらっ!」ドカッ

SFO「ぐおっ!」

京太郎「まだまだぁ!」


?「すごい……」



1自【須賀京太郎】:83
2敵【スティングフィッシュ】:45

(ああ説明不足っすね、ライダーと自分のステータスを足した数値が戦闘時のステータスになります


②戦闘開始


戦闘をしながら、京太郎はどこか先ほどの少女に既視感を覚えていた

どこかで会ったことがある気がする。見たことがあるのかもしれない

だがこんな得たいの知らないベルトを持ち、逃げいるような少女を自分が知っているのか?


京太郎(わかんねぇけど……とりあえず今は!)


京太郎「ふっ!」


下から上に向かって拳を振るい、オルフェノクを吹き飛ばす

地面を転がったオルフェノクが起き上がって触手を伸ばす

その距離からでの攻撃、京太郎が回避しようとするも一撃が当たる


京太郎「ぐあっ!」


床を転がり、すぐに起き上がる

だがそのスーツのおかげで痛みはあろうと怪我はない

刺さってもいない


京太郎「すげえな……」

SFO「貴様っ! 邪魔をするな!」

京太郎「事情もしらないけど怪物と女の子だったら助ける方はどっちかなんて決まってんだろ」ハッ



◆アドバイス
・【通常攻撃】では【SP】が回復します。上限など無しに回復するためSPが足りない攻撃などがあったらしてみましょう
※今戦闘ではスパークルカットは使用できません

(あー申し訳ない、なんか説明不足が多い、SPは【10】回復します
(通常攻撃はそのままのステータス【攻撃】そのままで相手の防御超えた分のダメージっす



③コマンド入力


◆須賀京太郎
『通常攻撃』
『必殺技:>>184
『決定』
◇安価1↓

【通常攻撃】


触手攻撃を回避していくが、防戦一方になってしまっている

さらに距離を離すとスティングフィッシュオルフェノクが笑う

舌打ちをしながら、どう攻撃をしかけるか考えていると横から少女が駆け寄る


京太郎「離れてろよっ」

?「そんなわけにもいかないでしょ、ファイズフォン、そのケータイを抜いて」

京太郎「こうかっ」ガチャッ


ベルトから携帯電話ことファイズフォンを引き抜く


?「貸して」

京太郎「おいっ!」


そのままケータイを取った少女が番号を入力する

コードは106、そしてEnter


<burst mode>


音と共に、少女がファイズフォンを真っ直ぐに伸ばして横へと曲げる

形が銃のようになると、少女がオルフェノクに向かってその横にあるトリガーを引く

アンテナのような部分から3発の光弾が放たれてオルフェノクが怯む


SFO「貴様ぁ!」


激昂したオルフェノクが触手を伸ばす

京太郎が急いで少女を抱えるが触手攻撃を受けて吹き飛ぶ

二人して転がるが大したダメージではない


?「痛っ……」

京太郎「大人しくしてろ、助かってけどな……!」


そう言ってから、ケータイをその手から取ると先ほどのように撃つ

迫る触手を二発で撃って本体も攻撃

さらにもう一度トリガーを引いて三発を当てる


京太郎「使えんるなこれ……」

◆通常攻撃:命中100%:SP+10【39】
・スティングフィッシュ:命中!


STO「くそっ!」

◆スティングフィッシュ【HP:45/100】
◇105-50=55



ファイズフォンを撃とうとするが、オルフェノクが走り出す

さらに銃を撃つが、カチャッと音がする

弾は出ない


京太郎「おい!」

?「12発で弾切れだからっ!」

京太郎「遅いっ」


近づいてきたオルフェノクがトライデントを振るう


STO「うおぉ!」

◆通常攻撃:命中100%:SP+10【30】
・スティングフィッシュ:命中!


振るわれたトライデントを回避するも、蹴りを受けてよろめく

さらにトライデントが振るわれるが後ろへと下がって回避


京太郎「っと!」

◆スティングフィッシュ【HP:89/123】
◇110-76=34


?「279でリロード!」

京太郎「はいよっ」ピッピッピ

<charge>

京太郎「さて、わかってきた……」

STO「うおぉぉ!」ダッダッダッ


③コマンド入力


◆須賀京太郎
『通常攻撃』
『必殺技:>>184
『決定』
◇安価1↓



京太郎「せあっ!」

STO「ぐああっ!」


吹き飛んで地を転がるオルフェノク

ふらつきながら起き上がろうとする

倒そうにも一撃が足りない


?「右腰のポインターを取ってからファイズフォンのカバーのミッションメモリーを取り付けて!」

京太郎「……こうか!」


ファイズフォンの外側にあるファイズの顔のようなエンブレムがついたミッションメモリーを取り外す

右腰にあるポインターを取るとその外側にミッションメモリーを取り付ける


?「そのあとは右足に! それからファイズフォンのエンターを!」


しゃがむと、右足の一ヵ所にポインターを取り付ける

言われるがままにファイズフォンのエンターを押す


<exceed charge>


右足に体重を乗せたまま待機

ファイズフォンから体の赤いラインを沿って光が右足へと伸びる

スティングフィッシュオルフェノクが、走り出す


STO「うおぉぉぉぉ!」

京太郎「っ!」


地を蹴り飛び上がると、足を相手へと向ける

ポインターから赤い光が飛びだし、それがオルフェノクへと直撃

それは赤い円推計へと変わる


京太郎「うおりゃぁ!」

                        :i  .r
                         l___|-__
         _,,,,、                 /| 亅\ヽ、
       i'" , .、 ミ'、、         /  :l-!   'l !
       |,i :l: ./,レl′           l   ! !    l !
       .リ`'"" l''''゙   _____、   .ヽ.  | |   ノ .!
       ..l -ー'''゙',,  ./__   `'-_,ヽ'lト-!'゙7'77′
        .ヽ.;.;.;.;.;.7'´.;.;.;.;.;.;.;.\  l;.;.;.!,`''ミlミ//
        ゝコrツ'.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;,ソ'フ.;.;/ . ゙̄ `i`_、

           ̄─‐‐─‐'l、/ .ノ;.;.;.;! _,,===-、! |  ヽ-、

                 l‐'く.;.;.;.;./     `7.!ヾ.  l‐ゝ、
                    !.;.;.;.;.;.;|.!.       / /  .ヾ / ,/
                  L______,ニ='二 ̄ .ト、  /`ヽ
                 , _ニニニz'y、_'゛.;.;.;.;.`'、 !| ./.;.;.;.;.;.ヽ , -__
                /゙/゙./ lく// j`丶、.;.;.;.;/.!7`ヽ、.;.;.;i .i.;.;.;.;.;.;
               !,_,,-‐===->>ゝ、`Y .,ノ    ヽ、|_.ヽ_____
              ,ィ´ // |.;.;.;.;.;.;.`'>\7./
     ./.‐-、 -┬-- 、>┬  /.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;ゝ-|,__-‐‐─‐ニニ─‐,`ヽ
   /   ノ´ /‐'㍉ミッ二>.;´.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;_,ノlレゝ、ヽ ,人 │

  /   ./ __ィト-/ /~L l-|.;.;.;.;.;.;.;.,,.-'ニ ̄ヾ ゙┬‐'゛  ._, -㍉ レ'' ̄
 ゛  .,r'ン', ニニ二二二、,| :|/  ̄''y'´._//=ヾ ヽ .! .‐ ''二-‐'゙].! |-‐'´
   / , -‐‐ニニ-‐===-_\人 , -''´  ┐==!=.テ./ ‐' ´     ./レ''
   /   /二´ く/. !:T     .ゞ='゙ ,.シ'゙_,_,,.. -ー'''"゛゛

  /     ! ! . / /' lヽ-┐l丿     _,,.-‐' ´゛
  |     '.,゙‐' / . //  l'´\___..-‐‐'´
   ヽ_    /./-ニ二`>'´
      ̄  ̄  ̄ ̄


そのまま飛び蹴りの体勢でオルフェノクへと迫り―――消える



円錐形のまま相手を固定している赤い光が回転

そして、それが敵の中へと入るとオルフェノクの背後にファイズが現れる

着地と同時に、背後のオルフェノクにφの文字が浮かび上がり、青い炎と共に倒れた


京太郎「……ふぅ」


しっかりと立ち上がって軽く手をスナップさせカチャリと音を鳴らす

ファイズフォンを起こして抜く

変身が解除されて、元の京太郎へと戻った


京太郎「さて、話を聞かせてもら」

バタッ

京太郎「え?」


少女が、倒れた


京太郎「ちょっ、おい!」


駆け寄ってその肩を揺らすが、息はしていた

十中八九、緊張の糸が切れたかなにかで気絶しているのだろう


京太郎「……仕方ないかぁ」ハァ


倒れている少女を見て、少しばかり驚く

まさかとは思ったが今日は何の因果か色々と縁があるらしい

去年の夏と


京太郎「宮守高校、臼沢塞……か」

塞「……」



◆クリムゾンスマッシュ:威力95:命中100%:SP25【14】
◇威力200【95+105】
・スティングフィッシュ:命中!


◆スティングフィッシュ【HP:0/100】
◇200-50=150



◆戦闘終了

・経験値:500

・レベルアップ【1】→【2】

・【ファイズ】に変身できるようになりました



―――【???】


目を覚ませば、天井が見える

レトロな雰囲気のそこで、ハッとして起き上がると毛布が床へと落ちた

ソファに寝かされていたことに気づき、周囲を見渡す


京太郎「起きました?」

塞「えっ……」

京太郎「運んできたんっすよ」


テーブルに座ってコーヒーを飲んでいる京太郎

そして、その向かいには見覚えのある人物

半年前、戦う相手かもしれないと警戒していたメンバーの一人


塞「……松実、玄?」

玄「あ、知ってたんだ」

京太郎「そりゃそうでしょ、ドラゴンロード」

玄「あはは……えっと、臼沢さん覚えてるかな? 突然倒れたらしくてそこを京太郎くんが助けたって」

塞「え、えっと……うん、覚えてる」コクリ

京太郎「いつの間に名前呼び」

玄「あ、ダメだった?」

京太郎「いや、そんなことありませんけど」

玄「良かったぁ」ホッ


塞「えっと……」

京太郎「……」チラッ

塞「あ、ありがとう、それでここは?」

玄「私の家で、お姉ちゃんの仕事場っていうか、喫茶店やってるんだ」

トタトタ

宥「あっ、起きたんだぁ」ホッ

塞「松実宥、さん……」

宥「うん」

京太郎「すんません二人共、閉店した後開けてもらって……っていうかさっそく頼っちゃって」

宥「ううん、この状況で頼らない方が怒るよ」

京太郎「そう言ってもらえると助かります」ハハッ

塞「えっと……」

宥「とりあえずここで良ければ泊まっていって?」

玄「うん、詳しい話は明日で」

京太郎「了解っす」

塞「その、ありがとう……」

長野程ではないけど吉野も被害を受けた、とくろちゃーが言ってたよ
察するに清澄は街そのものが消滅してんじゃないかな。松実館も再開不可能レベルで損傷したんだろう

(本家吉野の松実館についての詳細はまた後々になりますが大体>>230の通りっす



松実姉妹が二階の自室へと戻る

店内に残ったのは京太郎と塞の二人

京太郎の隣にはアタッシュケースが置いてあった


塞「あっ、それ……」

京太郎「ああ、すんません」

塞「ううん、むしろ私こそ巻き込んでごめん」

京太郎「勝手にそっち行っただけですから、借り物なんで返そうと思いますけど……なんで狙われてたんですか?」

塞「ある場所から、それを持ちだしたからかな……」

京太郎「ある場所って」


塞「ごめん、それは言えないけど……それがオルフェノクを倒すために必要なものだから」

京太郎「……自分では使えないのに?」

塞「でも、それでも……人を襲うオルフェノクと戦うためには」

京太郎「戦えなくちゃ意味ないだろ」ハァ

塞「だ、だからそういう問題じゃないって!」


京太郎「……今日みたいに、俺が戦う」

塞「えっ?」

京太郎「それでどうっすか?」

塞「……い、良いの?」

京太郎「はい」


塞「……私、なにもしてあげられないよ?」

京太郎「良いっすよ別に」

塞「戦う必要なんて、無いんだよ?」

京太郎「世界を救うため、とか?」ハハッ

塞「……」

京太郎「えっと、どうっすか?」



塞「……よ、よろしくお願いします」ペコリ

京太郎「……こちら、こそ?」

塞「……うん」フフッ

京太郎「まぁまずは住むとことか」

塞「えっ、ないの?」


京太郎「まぁなんつーか……風来坊?」

塞「……なにそれ」クスッ

京太郎「適当にバイトとかしてネカフェとかで過ごしてたんで、とりあえず金はまだあるしそこらっすかね」

塞「ごめんね、無一文だから私は」

京太郎「……詳しいことは明日考えましょう。とりあえず寝ますか」

塞「うん」コクリ


京太郎は背もたれのついた椅子に座ったまま腕をテーブルの上に乗せて突っ伏す

数分すれば相当疲れていたのかすぐに寝息が聞こえた

立ち上がった塞がそっと京太郎へ近づき、横を向いているその顔を見て、頬を撫でる


塞「……ごめんね、それと……ありがとう」



【第1話<Standing by>END】


―――【松実家:居間】


松実姉妹が営む喫茶店こと松実館

その二階は松実姉妹が住む家となっている

そしてその居間にある仏壇の前で両手を合わせるのは次女こと松実玄


玄「……」


仏壇の横には彼女のかつての仲間たちが写っている写真がある

そして仏壇に置かれている写真は女性と男性が一人

両手を合わせていると姉が廊下から顔を出す


宥「玄ちゃん、朝御飯は下に用意するね」

玄「あ、京太郎くんと臼沢さんの分だね、今いく!」タッタッタッ



【第2話<俺、参上!>】




松実館、一階のテーブルを四人が囲んでいた

食事をしながら話をしていたのだが、玄が驚いたような表情を浮かべる

宥が笑いながら京太郎と塞を見ているが、京太郎は少し迷うような表情で塞を見た


京太郎「えっと……もう一回」

宥「住む場所がないなら、しばらくうちにいる?」

京太郎「ど、どうします?」チラッ

塞「えっと、良いんですか?」

宥「条件ってわけじゃないけど私も人手が足りなかったからバイトとして住み込みで、かな」

塞「住み込みで……」

玄「三食つけるよ!」


宥「うん、人手が足りなくて困ってたから丁度良いかなって」

塞「……えっと」チラッ

京太郎「俺は良いと思いますけど」

塞「……それじゃあ、お願いしても良いですか?」

宥「うん、同じ歳だし気軽にタメ口で良いからね」


塞「そ、それじゃ……うん、ありがとう」ニコッ

宥「困った時はお互いさまだから」ニコッ


京太郎「これでひとまず問題が一つ解決と……俺はどうすっかな」

宥「えっ、須賀君も良いよ?」

京太郎「……いや、さすがに」

玄「良いんだよ同志!」ガシッ

京太郎「いやいやいや」

塞「同志?」

京太郎「気にしないでください! ね!?」

塞「あ、はい」


京太郎「あー、それじゃあその……ここのソファで良いんで借りて良いですか?」

宥「えっ、二階でも良いよ?」

京太郎「それはさすがによろしくないんで」

京太郎(俺の精神衛生上)


宥「……うん、でもここじゃゆっくりしにくいかもしれないし……いつでもお部屋来て良いからね?」

塞「な、なんか言い方が」カァッ

宥「え?」

京太郎(えっ、なに、誘ってるの?)



話を終えて、しばらく

食事を終えると全員分の皿を重ねる宥

そこで思い出したかのように塞の方を向いた


宥「今日から大丈夫かな?」

塞「うん、むしろお世話になるわけだからこっちからお願いしたいよ」

宥「それじゃあ色々教えるから行こっか」

塞「よっし、それじゃ行ってくるね……そっちもよろしく」ボソッ

京太郎「任せといてください。できることはします」

塞「……うん、任せた京太郎」ニッ


タッタッタッ


京太郎「自然な流れで半年前の話とか昔の仲間の話とかしなかったですね」

玄「色々抱えてるからね」

京太郎「それじゃ俺が抱えてないみたいじゃないっすか」

玄「そういうわけじゃないんだけど……えっ、ちょ! ご、ごめん京太郎くんまたあとで!」ダッ


なんだか焦ったような様子で走り去っていく玄

何事かとおもいつつ首をかしげて背を伸ばす

このままここにいても仕方がない


京太郎「とりあえず……」


やることがないわけではない

この東京では……



◆【マニュアル】自由行動
・基本行動は以下の通りです

◇【誰かと話す(一人選択)】
・知り合っているキャラクター一人を選択し会話をします

◇【松実館(宥・塞)】例
・上とは別に固定されたキャラクターとの会話イベントがあります

◇【探索】
・敵と戦うことができます

(途中で書き込んじゃった


◆【マニュアル】自由行動
・基本行動は以下の通りです

◇【誰かと話す(一人選択)】
・知り合っているキャラクター一人を選択し会話をします

◇【松実館(宥・塞)】例
・上とは別に固定されたキャラクターとの会話イベントがあります

◇【探索】
・敵と戦うことができます

◇【散歩】
・コンマ判定が発生
・成功後、まだ知り合っていないキャラクターと出会えます


◆知り合い

【塞・宥・玄】



―――朝


◆自由行動

1、誰かと話す【>>251

2、松実館(宥・塞)

×、探索

4、散歩(コンマ30以上で成功)

◇安価1↓

1、誰かと話す【松実玄】


―――【都内】


散歩がてら道を歩いていると、見覚えのある顔を見つけた

見覚えがあるというより一時間ほど前まで見ていた顔だ

近づくと髪型が違う


京太郎「玄さん……って」


髪の左半分を後ろへと流しており、残った右前髪の一部に赤いメッシュが入っている

目つきもなんだか悪い気もするし、歩き方も少しばかり違う

なんというか、別人に見えた


玄「たくどこにいきやがったアイツ……」

京太郎「えっと、玄さん?」

玄「あぁ? ってお前、確か京太郎」

京太郎「あ、はい……」

玄「丁度良かった、この辺で変な奴見なかったか!」

京太郎「えっと……見たような見なかったような見てるような」

玄「はっきりいいやがれ!」ガシッ

京太郎「!?」


胸倉をつかまれ、持ち上げられそうになる

身長差が凄まじく足が浮くほど持ち上げられることはないのだが……

身長差がもう少しなかったら持ち上げられていただろう


京太郎「ちょ、く、玄さん!?」

玄「……ぃ」

京太郎「え?」

玄「いい加減にしてっ!」パッ

京太郎「うおっ!?」


突如、玄の髪型が元に戻る

それと同時に手も離されるのだが、京太郎は驚愕のあまりポカンとしてる

目の前の玄が肩で息をしながら京太郎を見て、ハッとした


玄「あ、あはは……ご、ごめんね!」

京太郎「いや、それは構わないんですけど……」

玄「そ、それじゃあお昼にはまた帰るから! 京太郎君も夜には帰って来てね! またね!」ダッ

京太郎「な、なんなんだ? 一体……」



◆【マニュアル】好感度

・【好感度】はキャラクター事に設定されます
・イベントなどで好感度が高いキャラクターが関わる場合ボーナスや隠しイベントにつながることがあります

・そのキャラクターによって数値が低い状態でも好意的に接してくれる者やその反対もあります

・【100】から恋愛感情をもたれることとなります

・キャラクターによっては好感度に途中で制限がかかる者もいます



◆System
・松実玄の初期好感度は【60】になります
・松実宥の初期好感度は【50】になります


今回はここまでー

遅くまでありがとうございましたー
まだ序盤、ようやく自由行動がはさめるようになった感じで
こっからいろんなキャラと出会ったり好感度高めたりとかになるっす

そして555のストーリーのメインキャラは塞さんってことで

とりあえず今回はタイトルの通り誰がメインかは明白な感じで
要所要所でチラッと闇を混ぜてきたい

そんじゃなにかあったらお気軽にー


よっし再開するよーん

参戦ライダーは確定枠は数人おりますがあとは安価とかによって増えたり減ったり
とりあえず今はコミュやらになるっすね
それによってストーリーが分岐したりしなかったりで

(ひとっ走り付き合えよ!


―――昼前


◆自由行動

1、誰かと話す【>>251

2、松実館(宥・塞)

×、探索

4、散歩(コンマ30以上で成功)

◇安価1↓


4、散歩


◆【誰かと会う?】

01~30 失敗

31~98 成功

ゾロ目 ????

◇安価1↓


【成功】


◆誰と会う?

1、小走やえ
2、弘世菫
3、清水谷竜華
4、対木もこ
5、愛宕洋榎
6、愛宕絹恵
7、辻垣内智葉
8、雀明華
9、ネリー・ヴィルサラーゼ
10、獅子原爽

ゾロ目 ??????

◇安価2↓

4、対木もこ


―――【東京】


歩いていると、曲がり角で誰かとぶつかる

驚きつつ、目の前の少女の手を掴む

小さな少女をなんとかこけないようにする


京太郎「おっと、すみません」

もこ「……へ、平気」

京太郎「そうっすか」ホッ


手を離すが、そこで同じ歳ぐらいだと気づく

そしてその特徴的な服装と左目を隠すようにりぼんを結んだ少女

見たことがある。どこかで、いや……


京太郎「また去年の夏か」ハァ

もこ「っ」ビクッ

京太郎「あ、いや……すんません」

もこ「ううん……こちら、こそ」

京太郎「対木もこさんですよね、去年の麻雀のインハイ……個人戦で出てた」

もこ「えっ」

京太郎「あはは、まぁこっちが一方的に知ってるだけなんっすけど」

もこ「……」

京太郎「ちょっとうらやましかったんで覚えてんですよ」

もこ「?」


だがもう、麻雀をまともにやっている人物など周囲にいない

半年前と同じことをしていられる人間自体がずいぶん少ないだろう


京太郎「あーえっと……」

もこ「その、君、は?」

京太郎「ああ、すんません……俺は元清澄高校の須賀京太郎です」

もこ「清澄……宮永、さんの?」

京太郎「はい」コクリ



もこ「そっか、宮永さん、元気……?」

京太郎「ああー……」メソラシ

もこ「……あ、ごめん」

京太郎「いえいえ、そんじゃなんつーかまた会えれば」ハハッ

もこ「うん、なるべく……平和でなにもない時に、会いたいね」

京太郎「ん?」

もこ「なんでもないよ、須賀君……あとタメ口で良い」

京太郎「おう……まぁなんつーか、また会えたら」

もこ「うん、またね……須賀君」フリフリ

京太郎「あ、おう……」フリフリ


もこ「私が、なんとか、してみせる……」


なんだか抱えていそうな様子だった

こんな風になってなにも抱えていない人間の方が珍しいが……

ともかく、今は目の前の問題解決だ


京太郎「だけどオルフェノクってどんだけいるんだか……」ハァ


◆System
・対木もこの初期好感度は【50】になりました


―――昼【松実館】


カランッ


京太郎「ただいまっす」

宥「あ、おかえりなさい」

?「ん?」


喫茶店へと戻ってくると、客はそこそこに入っていた

京太郎の言葉に数人が京太郎を見る

男性客が多いことはなんとなく察してはいたものの、視線が少し痛い


?「宥、誰?」

宥「さっき話した……」

?「ああ、清澄の?」


カウンター席の方へと歩いて行って座る

その黒い髪の少女を京太郎は見たことがあった

阿知賀女学院の部長ということもあり覚えている


京太郎「えっと、鷺森灼さんですよね?」

灼「ん、当たり……ってこっちのことは大体調べたって」

京太郎「まぁライバル校でしたから」

宥「はい、どうぞ」コトッ

京太郎「すんません、いただきます」

宥「召し上がれ」ニコッ

京太郎(天使か)

灼「……宥、私も」

宥「うんっ」



◆好感度判定【臼沢塞】

01~60 60

61~98 出た数値そのまま

ゾロ目 100

◇安価1↓

【60】


コトッ

京太郎「ん?」


突如、横に出てきたコーヒー

それを置いた人物を見ればエプロンをつけた塞だった

少しばかり邪念を抱かないでもないが、すぐに頭を振るって煩悩を打ち消す


塞「コーヒー、淹れてみたんだけどどうかな?」

京太郎「そんじゃいただきます……」

塞「……」ソワソワ

京太郎「……」フーフー

塞「えっ!?」

灼「それは無い」

宥「猫舌?」

京太郎「ああ、まぁそんな感じで……」ズズッ


少し冷ましたコーヒーを飲む


京太郎「うん、おいしいっす」フッ

塞「よかった」ホッ

京太郎「いやすんません、どうにも暑いものが苦手で」

宥「それじゃあ今度からはアイスコーヒーだね」クスッ

京太郎「うっ、すんません……塞さんも」

塞「ううん、今度からはアイスにするね」ニコッ

京太郎「はい、お願いします」

灼「……まぁ、とりあえずは良いか」

京太郎「ん?」

灼「ここに住むって聞いたから危ない奴じゃないかなって」

京太郎「まぁ安心してもらえたならなによりっすよ」ハハッ



ガチャッ


玄「ただいまー」

京太郎「ああ、玄さん」

灼「玄」

玄「灼ちゃんも来てたんだっ!」ニコッ

京太郎「そういやさっきの」

玄「ああ、えっと会ったね! 街で!」

京太郎「え、あ、はい」

玄「あはは、おなかすいたなー!」

宥「うん、待っててね今作っちゃうから」


京太郎「えっと……」

玄「あ、塞さんエプロン似合ってるね!」

塞「うん、ありがと」ニコッ

京太郎「玄さん?」

玄「ねえ京太郎くん、塞さん、意外とおもちが」

京太郎「まぁそれには同意せざるをえない」

灼「同種、しかも男……」ジトー

京太郎「ノータッチが信条っすから人畜無害っす」メソラシ

灼「あやし……」ジトー



◆ピンチ!

1、「俺、実はロリコンなんです」キリッ

2、「本命は別にいるんで(大嘘)」

3、「玄さんなんとかしてください」

◇安価2↓

3、「玄さんなんとかしてください」



京太郎「玄さんなんとかしてください」

玄「灼ちゃん、聞いて」

灼「ん?」

玄「……おもちはね、夢と希望なんだ」

灼「……」

玄「仕方ないことなんだよ。好きになるのは、悪いことじゃない」

灼「……で?」

京太郎「頼ったのが失敗だったか」

玄「え?」


灼「で、弁明は?」

京太郎「う、嘘はつかない正直者ってことでここは一つ」

灼「……ちょくちょく顔出すから」

京太郎「やだ、俺信用されてなさすぎ?」

灼「……信用するかどうかは私が決めるから」

京太郎「なんか男前」


灼「ともかく、宥と玄は気をつけるように」

宥「え、私がなんて?」

玄「なんで私?」

灼「……凄い心配」

京太郎「俺も」


◆System
・松実玄の好感度が+5されました
・【松実玄:65】



―――昼前


◆自由行動

1、誰かと話す【>>251

2、松実館(宥・塞)

×、探索

4、散歩(コンマ40以上で成功)

◇安価1↓

(ミスった、昼過ぎっす


2、松実館(宥・塞)


―――松実館


京太郎「ふぅ……」

宥「ん、ゆっくりだね」

京太郎「落ち着きますね、ここ」

宥「うん、できるだけゆっくりできるようにって」クスッ

京太郎「完璧っすよ」フッ

宥「なら良かった」クスッ


塞「なに話してんの?」

京太郎「ん、この店良いなって話っす」

塞「ああ、確かに……お客さんも静かだしゆっくりしやすいよね」

京太郎「本でも買ってくれば良かった」

塞「ホント喫茶店らしく使う気満々だね」

京太郎「まぁここが寝床になるし慣れておきたいってのもあるんっすよ」

宥「あっ、お部屋の一つが物置みたいになってるからそこ掃除すれば使えるよ?」

京太郎「え、マジっすか?」

宥「うん……あっ、もしよければだけど」

京太郎「あー、考えさせてもらいます」

塞「狼になっちゃダメだからね?」クスッ

京太郎「ははは……笑えないっすね」

塞「?」

京太郎「いやまぁ、なりませんよ。絶対」

塞「なんだかそれはそれで……」

宥「別に一緒のお部屋でも」

京塞「それはダメでしょ!?」

宥「えっ、そうかなぁ?」

塞「凄い心配になる」

京太郎「俺もっす」



宥「だって悪い人じゃないっていうのはわかってるし……」

京太郎「俺が善人の皮を被った悪人って可能性も!」

宥「そうなの?」

京太郎「いや、違いますけど……」

宥「だったら良いんじゃ」

京太郎「いやいやいや、ここを借りれるだけ十分っすから!」

宥「そう?」

塞「そうそう!」

宥「う、うん」コクリ


京太郎「いや、マジで他の男にそういうこと言っちゃダメっすよ? 俺じゃなかったら大変なことに」

宥「京太郎くんにしか言わないよぉ」ニコッ

京太郎(……えっ、これ行って良いの?)

塞「京太郎……」ギリッ

京太郎「痛っ! つ、つねんないでくださいよっ!」

塞「揺れてそうだったから」ジトー

京太郎「……ありがとうございます」

塞「うん、ほんと心配」

宥「京太郎くんだけだよ?」

京太郎「いや、マジで威力高いんでやめましょうそれ」

宥「?」


◆System
・【松実宥】【臼沢塞】の好感度が+10されました
・【松実宥:60】
・【臼沢塞:70】


―――昼前


◆自由行動

1、誰かと話す【>>251

2、図書館(灼)

×、探索

4、散歩(コンマ40以上で成功)

◇安価1↓

(ミスった、もう一回



―――夕方


◆自由行動

1、誰かと話す【>>251

2、図書館(灼)

3、探索

4、散歩(コンマ40以上で成功)

◇安価1↓

3


4、散歩


◆【誰かと会う?】

01~40 失敗

41~98 成功

ゾロ目 ????

◇安価1↓


【成功】


◆誰と会う?

1、小走やえ
2、弘世菫
3、清水谷竜華
×、対木もこ
5、愛宕洋榎
6、愛宕絹恵
7、辻垣内智葉
8、雀明華
9、ネリー・ヴィルサラーゼ
10、獅子原爽

ゾロ目 ??????

◇安価2↓

3、清水谷竜華


―――【東京:病院近く】


目的も無く、というわけではないが歩いていると病院が見えた

そりゃ病院もあるというものだが、歩いてその前を通ろうとすると病院の敷地内から出てきた人物と鉢合わせる

ぶつかるまでにはいたらないが、その少女は目を引いた


豊満な胸、はともかくとして黒いロングコートにだ

確かに2月ともなれば厚い恰好をして当然なのだが、なぜだか目を引く

病院から出てきたこともだが、それよりも見たことがあった


京太郎「清水谷、竜華……」

竜華「っ」バッ


黒い長髪を翻して驚いたように京太郎を見る少女


京太郎「あっ、いやその……麻雀、好きでして」

京太郎(まったく、あの夏となんの因果があるってんだ……)


竜華「……やっぱ名前、知れてたんやね」フッ

京太郎「そりゃ、準決勝での戦いも見ましたし……正直、熱くなりました」

竜華「そっか、半年前のこと良く覚えてんね」

京太郎「……半年前のことだから余計にってのがあるんっすよ」ハハッ

竜華「違いないか」クスッ


病院を前に、初対面の二人が話していた

ちょっとした世間話と、良かった頃の話

やはりどうあっても半年前の夏のこととなれば、その直後のことも頭をちらつく


京太郎「特に今は元阿知賀女学院の人たちと一緒にいるんで」

竜華「阿知賀か、また麻雀打ってみたいけど……無理やね」クスッ

京太郎「無理じゃないでしょ、この近くに『松実館』って喫茶店があって、そこにいますよ」

竜華「……うん、そのうち行ってみるわ」


そう言うと、突然竜華がハッとした表情を浮かべた


竜華「っ……ごめん、ちょっと急ぐ」

京太郎「え、あ」

竜華「っと、今後会うかもしれんし名前だけ、教えといて……私だけ知られてるって不公平やろ?」クスッ

京太郎「……元、清澄高校麻雀部、須賀京太郎です」

竜華「清澄、清澄って! ……って、須賀君やな、覚えとく! また会うことがあったらよろしく!」ダッ


黒いコートを翻して竜華が走り去る

残された京太郎が左手のアタッシュケースを握る拳に力を込め、右手を見る


京太郎「色々あるもんだな……」


◆System
・清水谷竜華の初期好感度は【50】になりました


今回はここまで

次は夜行動でそのあとちょっとあって翌日
翌日は戦闘っていうかストーリー進行になるっす

新たなライダー参戦ってことで……一体誰なんだ!

そんじゃなにかあったらお気軽にー

三本のベルト~♫

?「ちょっとのお金とパンツさえあれば生きていけますよ」

京太郎「この世界にパンツあるのか?」


再開しようと思うよー

自由行動からってことで
知人が増えればそれなりに取れる行動が増えてきたりこなかったり
あとは拠点を変えたりとかも可能になるっすね

上でも言われてる通りまだプロローグって感じで

>>360
草加雅人なら大丈夫!

>>372

?「ちょっとのお金と(京ちゃんの)パンツさえあれば生きていけますよ」

京太郎「また変態か、壊れるなぁ」

的なのとかならありかもしれない……

(行くぜ行くぜ行くぜー!


―――夜


◆自由行動

1、誰かと話す【>>251

2、街(玄)

3、探索

4、散歩(コンマ40以上で成功)

◇安価2↓

3、探索



◆敵出現
※運33補正:+16

01~20 オルフェノク(??)

12~98 オルフェノク

ゾロ目 ????

◇安価1↓

(一日目の探索でゾロは……まずいっす


【イベント】



◆オルフェノクとなにかが戦っている


1、馬のオルフェノク

2、鶴のオルフェノク

3、ファイズに似た金色の戦士

ゾロ目 ?????


◇安価1↓から2票集まった者

3はカイザだよな

1、馬のオルフェノク


―――街


河原の近く、鍛練でもしようと近づくと激しい音が聞こえた

何かがぶつかり合う音、重い音が聞こえる

そちらに走って行ってみれば、そこには二体のオルフェノク


舌打ちをしつつどちらを攻撃するか考えているが、答えは出ない

馬のような頭を持ったオルフェノクと、イカのようなオルフェノク

悩みつつ見ていると、少女がいる


京太郎「なっ!」


イカのオルフェノク、スクィッドオルフェノクが少女に向かって持っていた棍棒から墨のようなものを出した

驚きつつアタッシュケースを開こうとするも間に合わないだろう

だが突如、馬のオルフェノクことホースオルフェノクが少女を庇って墨攻撃を受けて転がる


スクィッド「ふん……オルフェノクとしての在り方を教えたはずだ。殺し、使徒再生を行う。同胞を集め増やす」

ホース「はぁっ……はぁっ……」

スクィッド「人類という種を滅っすることこそ目的、ならば私はお前を」


瞬間、銃撃がスクィッドオルフェノクを襲う

ひるむスクィッドオルフェノクと、膝をついていたホースオルフェノクがそちらを見る

そこに立っていた京太郎はファイズフォンをバーストモードで構えつつ、ベルトをつけた


京太郎「……お前達にやられるなんてまっぴらだぜ」


そう言いつつ、ファイズフォンを元に戻してコードを打ち込む


<standing by>

京太郎「変身!」ガチャッ

<complete>


そして、京太郎はファイズへと変わる


スクィッド「ファイズだと?」

京太郎「さて……」


手首をスナップさせ、走り出す

目的は一つ、目の前のスクィッドオルフェノクを倒す


ホース「……!」



【戦闘開始】



◆須賀京太郎

◇ステータス
・HP:54
・速度:54
・攻撃:46
・防御:27
・SP:30



◆ファイズ

◇ステータス
・HP:70
・速度:30
・攻撃:60
・防御:50


◆スキル

◇クリムゾンスマッシュ:威力95:命中100%:SP25

◇グランインパクト:威力40:命中100%:SP12

①:速度判定


走り出したファイズが素早く拳を振るうが、スクィッドが棍棒でその拳を受け流す

舌打ちをしつつ後ろに回転して回し蹴りを撃ちこむが軽く後ろへと下がって回避される

さらに棍棒で反撃を受けて後ろへと吹き飛ぶが、転がりつつすぐに起きた


京太郎「こいつ……!」

スクィッド「オリジナルの力をその身に刻み付けて逝け、ファイズ……」

京太郎「ハッ」


苦笑しながら走りだし、拳を振るう

だがそれすらも回避、さらに棍棒が振るわれるが、それはぶつからない

ホースオルフェノクが、手に持った剣で棍棒を凌いだ


京太郎「お前……!」

ホース「……」コクリ

京太郎「……手伝え、こいつを倒す!」



1自【須賀京太郎】:84
2味【ホース】:70
3敵【スクィッド】:55


②戦闘開始


スクィッドオルフェノクが棍棒を振るうが、ホースオルフェノクが剣で弾く

その手から棍棒を奪うまでにはならないものの、隙が生まれる

その瞬間に拳を撃ちこみひるませた


京太郎「おらっ!」

スクィッド「ぐおっ! これがファイズの力かっ……!」

京太郎「たく、なんなんだよこれ……っと!」


さらに蹴りを打ち込んでスクィッドをさらにひるませた


③コマンド入力


◆須賀京太郎
『通常攻撃』
『必殺技:>>411
『決定』
◇安価1↓



京太郎「さっさと片付けんぞ、足止め頼む!」

ホース「!」コクリ


頷いたホースオルフェノクがそのまま走りだす

剣で攻撃をしかけるが、どこか戦い慣れていない様子が見れる

さっさと倒さなければと思いつつ、京太郎は腰のポインターを外すと、ミッションメモリーをそれに差し込む


<ready>


右足にファイズポインターを装着してファイズフォンのエンターを押す


<exceed charge>


右足に体重を乗せて待機しようとするが、ホースオルフェノクが吹き飛ばされる

そのまま、スクィッドオルフェノクがファイズへと走った

舌打ちをしつつ、京太郎は待機をやめる


京太郎「っておい!」

◆クリムゾンスマッシュ:威力95:命中100%:SP25【5】
◇威力201【95+106】
・スクィッド:命中!


驚きつつ、ファイズポインターを真っ直ぐスクィッドへと向ける

ファイズポインターから赤い光が放たれるが、スクィッドが棍棒でそれを弾いた

舌打ちをしつつも、隙ができた瞬間に落ちているホースオルフェノクの剣を拾って振るう


スクィッド「がああっ!」

◆スクィッド【HP:79/200】
◇201-80=121


火花を散らして、吹き飛ぶスクィッド

隣に立つホースオルフェノクを確認して剣を渡す


スクィッド「ぐぅ……」ヨロッ

京太郎「たく、しつけぇな」

ホース「……」コクリ

(思ったより京ちゃんの攻撃力が高い……


◆BGM:Dead or Alive【https://www.youtube.com/watch?v=mLpb38zztYI


立ち上がったスクィッドにアッパーをくらわせる

後ろへと下がったスクィッドが棍棒の先端をファイズに向けるがファイズフォンをバーストモードに変えて相殺させた

ホースオルフェノクが剣を力任せに振るうと、棍棒とぶつかり弾き合う


ホース「っ!」

京太郎「戦い方がなってなさすぎんだろ…」ハァ


だが、それでスクィッドの武器もなくなった

ふらつき、もうダメージも大きく限界なのだろう

ファイズが手首をスナップさせる


京太郎「やるぞ」カチャッ

ホース「……!」コクリ


◆強攻撃:威力60:命中100%:SP+10【30】
◇威力160【60+100】
・スクィッド:命中!


ふらつきながらも抵抗をしようとするスクィッドへと軽いアッパーをくらわせる

後ろへと下がるスクィッド、ホースオルフェノクとファイズが共に歩く

そしてスクィッドが正面を見た瞬間、二人が同時に腕を引いた


京太郎「オラッ!」
ホース「ッ!」


そして二人の拳がスクィッドを撃ち、倒す




◆スクィッド【HP:0/200】
◇160-80=80


◆戦闘終了

・経験値:800

・レベルアップ【2】→【3】



吹き飛んだスクィッドオルフェノクを追おうとするが、すでにその場にはいなかった

移動速度はかなり早いのだろう

灰も無いので死んだとは思えない……時間差で死ぬ可能性もいなめないが


京太郎「……ふぅ、とりあえずあんたは味方と思って良いんだな?」


襲われていた少女もいつの間にか逃げたようだった

ファイズフォンのキーを押して変身を解除するとホースオルフェノクの方を見る

そこに立っていたホースオルフェノクが人間の姿へと戻る


京太郎「……は?」


オルフェノクの姿は基本的に元の人間より大きくなる

かなり、ただ目の前のオルフェノクはそれほど身長が変わっていない

体のラインはかなり変わったが、白いワンピースに黒いジャケットを羽織っただけの身長190ほどの―――少女がそこにいた


京太郎「……マジかよ」

??「……うっ」バタッ


倒れた長身の少女、京太郎には見覚えがある

最近、思い出したこともある少女

臼沢塞の友達であり仲間―――姉帯豊音が、そこに倒れていた



―――【松実館】


ガチャッ


京太郎「ただいまっ……!」

宥「け、怪我人ってその人!?」

玄「えっと、確か姉帯さんだよね」

塞「ほ、ほんとに豊音……京太郎、なんで豊音が!」

京太郎「とりあえず寝かせましょ」

宥「服もボロボロ……」


背負った豊音の息などは安定しているが怪我はしている


京太郎「とりあえずお願いします。二階に連れて行きますか?」

玄「うん、居間に寝かせてあげて! 確かこっちに救急箱が……うわぁっ!?」

宥「ああっ、玄ちゃんが棚の中の荷物に襲われてるっ」

塞「そ、そんなことより救急箱っ!」



―――【松実館】


豊音を居間にしいた布団に寝かせると京太郎は下に移った

さすがに服を脱がして治療しているだろうし手は出せない

昨日から世話をかけるなと思いつつ溜息をつく


京太郎「さてと……どこから説明しますか」

塞「……」


下りてきた塞と、目を合わせてため息をつく



コーヒーが淹れられる

京太郎の正面、テーブルを挟んで向かいへと座る塞

湯気が出ているコーヒーに、息をふきかける


塞「あっ、ごめん」

京太郎「いえ……それより、姉帯さんの怪我の具合は?」

塞「体に大きな怪我はなかったよ、できたばっかの怪我ばかりだったけどその……そういうことされた感じじゃなさそう、かな?」

京太郎「そりゃなにより」ホッ

塞「ただ男物のジャケットなんて豊音が持ってるとは……」


ならば奪ったということだろうか?

そういうことをするタイプとも思えない


京太郎(まぁさっきの怪我だけなら胸糞悪くはならなずに済んだ……な)

塞「ところで、なにがあったの?」

京太郎「……」



◆【姉帯豊音がオルフェノクだということを―――】

1、伝える

2、伝えない

◇0時05分から集計開始

どうせバレるし最初にばらしとこう



◆【姉帯豊音がオルフェノクだということを―――】

1、伝える

2、伝えない

◇安価1↓から2分間で集計

(頑張って井上脚本っぽくしなきゃ(使命感)


1、伝える


◆System

・【姉帯豊音】が【オルフェノク】ということを伝えることになります



京太郎「オルフェノクと戦った」

塞「ほ、ほんと!? 大丈夫だった!?」

京太郎「見ての通りっすよ」

塞「……まさか、襲われて!?」

京太郎「まぁ襲われてたっていったらそうなんっすけど」


そう答えると、塞が嬉しそうに笑う


塞「ありがとうっ……豊音のこと助けてくれてっ、本当に京太郎がファイズになってくれてよかっ―――」

京太郎「戦ってたんですよ、豊音さん」

塞「えっ……?」

京太郎「女の子を助けるために、かばいながら戦ってたんでしょうね、戦い慣れしてないのに」

塞「な、なにを言って……」

京太郎「姉帯豊音は、オルフェノクです」

塞「……え?」

京太郎「馬型のオルフェノクで……敵のオルフェノクと戦って」

塞「と、豊音は虫も殺せないような子なんだよ!? そんな豊音がお、オルフェノクと戦って、あまつさえオルフェノクっ!?」

京太郎「塞さん、声が……」

塞「う、嘘だよっ……だって、オルフェノクってことは、一度、し、死ななきゃいけなくてっ」

京太郎「塞さん」

塞「と、豊音がっ……うっ、ああっ……」


頭を抱えて、嗚咽を漏らす

顔をしかめる京太郎が、少し冷めたコーヒーを啜る

ポタポタとテーブルに涙がこぼれる


それもそうだろう、ようやく出会えた仲間が一度死んでいたのだ

オルフェノクとはそうでもなければなることはできない


京太郎「塞さん……」

塞「わ、私は……オルフェノクはだれもかれも、人間を殺す、人類に害をなす生き物だって、そう……思ってっ」ポロポロ

京太郎「……だけど、豊音さんは」

塞「無理、だよっ……まだ私には、無理っ……」

京太郎「あの人はそれでも姉帯豊音さんでしょ」

塞「でもっ……一度死んで、オルフェノクになったんだよっ?」

京太郎「それが別人とでも言うつもりかよ!」ダンッ

塞「っ!」ビクッ

京太郎「あ……す、すんません」

塞「……わかってる。豊音は豊音だって、思ってる……でも……」

京太郎「……」

塞「……ごめん、もう、寝るね」

京太郎「……はい」



ソファの上で、布団を体にかけてまくらに頭を預ける

狭いがしっかりとした寝床があるだけましというものだ


京太郎「……オルフェノク、か」スッ


自分の手の平を前に掲げる


京太郎「姉帯さん、平気か?」


少し心配になりながらも、他にも色々と考えることがある

ファイズのこと、塞のこと

そしてどんよりが起こったあの日のこと……


京太郎「ま、今は良いか……」


そうつぶやき、目を瞑る


今は豊音と塞の二人のことだ

自分が蒔いた種ではある

多少なりとも、責任は感じていた



―――早朝


京太郎「……誰も起きないような時間に起きちまった」ハァ


体を伸ばしつつ、布団をたたむ

冷蔵庫から自分で買ってきた缶コーヒーを取り出して開ける

そこで、ドアの鍵が開いて誰かが入ってきた


京太郎「ん?」

玄「ん?」


帰ってきたのは玄なのだが……雰囲気が違う

ポニーテールで前髪に青いメッシュが入っていた

なんだか様子もいつもと違い、眼鏡をクイッと上げるしぐさにはどことなく色気を感じる


京太郎「ど、どうしたんっすかこんな時間まで?」

玄「んー釣り、かな?」

京太郎「え、釣り……ですか?」

玄「まぁこの体だからキャッチ&リリースなんだけどね」クスッ

京太郎「え、えっと……お、重いからとか?」

玄「そうそう、綺麗な体を汚すわけにはいかないしねぇ……」

京太郎「き、綺麗な体って……てかだったら夜遊びとかやめ」

玄「まぁなんというか、おと……女には秘密がつきものだよ」クスッ


それだけ言うと、京太郎のコーヒーを一口飲んで上へと上がっていく

ボーっとしていた京太郎が、一つ頷いた


京太郎「……見なかったことにしよう」



◆【会話】

1、松実宥

2、松実玄

3、臼沢塞

4、姉帯豊音

◇安価2↓

4、姉帯豊音


トットッ


京太郎「ん?」

豊音「……す、すみませーん?」

京太郎「なぜ二階の部屋ではなく一階に降りてきたんだ」

豊音「ご、ごめんなさいっ!」

京太郎「いや、良いんですけど」


そう答えると、怯えながら明らかにサイズがあっていないパジャマ姿の豊音が京太郎を見る

胸のせいでパジャマのボタンが上数個止まっていないせいで谷間はみえているし、へそも見えていた

色々と京太郎的によろしくない


豊音「……あっ! 昨日の人だっ、あ、ありがとうございますっ!」バッ

京太郎「気にしないでください」

豊音「私、姉帯豊音って言いますっ!」ニコッ

京太郎「須賀京太郎です」フッ

豊音「須賀君っ……そのぉ、わ、私のこと」

京太郎「別に気にしませんよ、女の子を守ってるとこ、見ましたし」フッ

豊音「……あ、ありがとうっ」ニコッ

京太郎「はい」



◆??
※運34補正:+17

01~89 何ごともなく
90~98 ????
ゾロ目 ??????+ボーナス

◇安価1↓

(思ったより高コンマ……


【イベント】


京太郎「詳しいことは聞きません」

豊音「えっ?」

京太郎「でもあなたが人間を、女の子を助けようとしていたこともこの目で見たし事実だって知ってる」

豊音「……う、うん」

京太郎「正直、嬉しかった」

豊音「……えへへっ、そう言ってもらえるとこっちこそ嬉しいよぉ」ニコッ

京太郎「だからこそ、あなたには俺、話しておきます」

豊音「え?」

京太郎「……あなたにだけ」ジッ

豊音「……うん、聞くよ」ギュッ


自分の胸の前で小さく拳をつくった豊音が力強く頷く

そんな彼女を見て笑みを浮かべた京太郎が、まっすぐと豊音の方を向いた

誰にも話していない。誰にも話せないことを言う


京太郎「……俺は」

豊音「……」



◆System
・姉帯豊音の初期好感度は【75】になりました
・【姉帯豊音】と【秘密】を共有しました

(これ、ゾロ目で豊音と会わなきゃ起きないイベントなのよね……しかも上のコンマで


―――朝【松実館】


話を終えてしばらくしてから、宥たちが下りてくる

さきほど帰ってきたばかりだというのに玄も普通に起きていた

塞も降りてきたが、少しばかり表情が違う


京太郎「おはようございます」

豊音「あ、松実さんたち、お世話になりましたっ」ペコッ

宥「ううん、最近にぎやかになったねぇ」

玄「私はちょっと前から結構にぎやかで」

宥「えっ?」

玄「あ、ううんなんでもない! それより姉帯さんもすばらしいおもちをおもちで!」

豊音「おもちなんてもってないよ?」

玄「またまたぁ」エヘヘッ

京太郎「玄さん」

玄「おっと、自重自重」コホン

宥「朝御飯作っちゃうね」ニコッ

京太郎「はい」

玄「今日はなにかなっ!」

京太郎「正直、嫁に欲しい」

玄「京太郎君がお義兄ちゃんに!?」

京太郎「早いっ!」



塞と豊音の二人が顔を合わせる

テーブルを囲んでいる四人

京太郎と豊音が隣り合っていて、さらに豊音の隣に玄、その横に宥の席

宥の席と京太郎に挟まれるように塞が座る


豊音「塞、久しぶりっ」ニコッ

塞「……うん」コクリ

豊音「……」シュン


しっかりと塞に話したと、豊音には言った

怒られるとも思ったが彼女は笑顔で『友達だから、きっと大丈夫だよ』そう答えた

だがやはり、心配は心配にもなる


京太郎「……」

玄「え、えっと……」

京太郎「そういや宥さんが来てまた聞かせてもらうんですけど」

玄「ん?」

京太郎「……例の一部屋、借ります」

玄「お姉ちゃんの部屋で一緒に寝てるのも大変だもんね臼沢さん」

京太郎「あー、それと姉帯さんも泊まらせてあげられないかなって」

豊音「えっ!?」

玄「うん、良いと思うよ!」

京太郎「ありがとうございます」フッ

豊音「で、でもでもっ、申し訳ないかもーって」

玄「全然OKですよ姉帯さん! むしろ怪我してる姉帯さんを放ってなんて置けないし!」

豊音「で、でも……」チラッ

塞「……っ」

京太郎(気を遣ってるのか、でも塞さんも豊音さんが嫌いなわけじゃないし……)

塞「良いと思うよ、その方がその……うん」コクリ

玄「よっし、あとはお姉ちゃんに聞くだけだねっ! OKだと思うけど!」

豊音「その、よ、よろしくおねがいしますっ」ペコッ ガンッ


勢いよく頭を下げた衝撃で、額をテーブルに撃ちつける

固まる京太郎、塞、玄、豊音

やはりその中で最初に動くのは豊音であり、顔を上げれば額が少しばかり赤くなっており


豊音「……」グスッ


泣きべそをかいていた


玄「こ、氷ぃ!」

京太郎「はやく!」

宥「ええっ!?」

塞「わ、私が取ってくる!」


今回はここまでー

プロット崩壊の足音が近づいてきて怖い……怖い
ゾロ目ほとんどなかったのに変なとこでガツンときた、そして立て続けに高コンマ
このイッチの眼を以てしても見抜けなんだ……

次回は一話終了まで行けそうかなーって感じで
早めに豊音が仲間になったのでストーリーがちょっと変化したり
あとしばらくしたら豊音がオルフェノクになった経緯とかも入れてけたらなとか

そんじゃなにかあったらお気軽にー


お馬さん枠の豊音を早いうちに仲間にできたのは大きいな
人間関係こじれる要素も減ってきてるし、原作より平和に済めばいいが…

ファイズ手に入れた時の選択肢が宮守なら、あそこで豊音引いてたらどうなってたんだ?

そういえばドライブも絡むんだっけ?



再開してくよー
お楽しみは、俺からだ!

もうちょっと進めば自由安価も増えたりー
そこから色々できること増えますねぃ、情報集めて色々と

そういえば南光太郎の友達にギリアム・イェーガーとかいう男が

>>525
あそこで豊音ぇ引いてたらまた違う展開でした
ただホースオルフェノクとして覚醒してない扱いなんで色々とあったり

>>550
まぁ思いっきりプロローグがグローバルフリーズっすからね
ドライブが誰かはお楽しみってことで……とりあえずワハハじゃないとだけ


やば、再開するって言った直後に用事入っちゃったよ

22時前にはまた再開できるんで再開とか言わずに進めちまいますー

とりあえず予告じゃないっすけど電王と共闘、誰と組むかは安価になるっす
まぁ京ちゃんと絡ませておもしろそうだなぐらいで良いとは思うんっすけど
電王に変身するのは一体だれなんだって感じで

マジすんません、そんじゃまたあとでー

(ただいまーちなみに電王にはお馴染みの四人のみ!


―――【松実館】


開店して一時間ほどたつ

すでに客は入ってきており、やはりというべきか宥と玄目的の男性客も少なくはない

カウンター席にはなんとも言えない表情の京太郎、そして同じような表情をした灼


灼「……で、また居候が増えたの?」

宥「うん、そういうことになるのかな?」

豊音「えへへっ、お世話になりますっ」

宥「ゆっくりしていってね」ニコッ

灼「ゆるっ」

京太郎「なんかこう、ゆるふわな雰囲気が」

灼「そういえば玄は?」

宥「最近良くでかけてるんだよね」

京太郎(あれ関連か?)

塞「はい」コトッ

灼「ん、ありがと」

京太郎「そういえば鷺森さんって普段なにしてるんですか?」

灼「ん? 一応通信で高卒は取るつもりで、大学とかにもいきたいから勉強中、かな」

京太郎「受験生なんっすね」

灼「うん」

京太郎「プロ雀士になるのかと思ってました」

灼「それも考えたんだけどいきたいところとかもないし」

京太郎「そりゃ意外」

宥「そういえば、京太郎くんは麻雀打てるの?」

京太郎「あー……一応インハイ終わったあと地獄の特訓しましたけどせいぜい人並みっすよ」アハハ

灼「今度打ってみようよ」

豊音「いいねっ、ちょーたのしみだよー」

京太郎「ですね、このメンツとあと玄さんもいれて」フッ

塞「うん、だね」クスッ


―――昼前


◆自由行動

×、誰かと話す【>>251

2、松実館(豊音・灼)

3、公園(玄)

×、探索

5、散歩(コンマ30以上で成功)

◇安価1↓

3、公園


―――公園


バイクで出かけていて休憩がてらに公園に寄った

そこで玄を見かけたまでは良かったのだ

話しかけて一緒にお昼でも、で良かったのだが……


京太郎「……」


イージャン! イージャンスゲージャン!


京太郎「……」


踊っていた。なぜか松実玄は踊っていた

スカートじゃないのが残念なほどのダンスを数人と踊っている

黙ってそれを見ている京太郎と、その他もろもろの公園にいた人々


京太郎(他人のふりしとこう)

玄「あっ、イソーロー!」フリフリ

京太郎「イソーローって……てかバレた」

玄「イソーローイソーロー!」

京太郎「大声で言うか!?」

その曲があるって事は仮面ライダーは普通に放送されている?

>>578 そういうわけじゃないっすー曲だけで


キャップをかぶり後ろ髪をアップにして紫色のメッシュをいれた玄

なんだかこう玄がコロコロ変わるのはともかく毎回違うのはなんなのだろう

今回はずいぶん子供っぽいなと思いながら自販機で買ったジュースを渡す


玄「ありがとイソーロー!」

京太郎「その呼び方やめろ」

玄「えー」


ぶーたれながらジュースを飲む玄

そんな彼女を見てカワイイから許してしまうあたり、カワイイは得である

そう言えば子供っぽいと言えば麻雀部の仲間を思い出す


京太郎「……ま、いっか」

玄「あ、イソーロー」

京太郎「ん?」

玄「お姉ちゃんに何かしたら―――殺すよ?」

京太郎「……いやいやいや俺は」

玄「答えは聞いて無い!」

京太郎「その言いぐさか!」

玄「ともかく、わかった!?」

京太郎「おう、嫌がることは絶対しない、誓うよ」

玄「うん、ならよし!」

京太郎(自然な流れでタメ口きいてしまった)

玄「えっ、変わるの? しょーがないなー」


瞬間、玄が元に戻った

キャップやらアップでメッシュをしていた髪はどうしたのか

いつも通りの玄だ


玄「あ、あはは、ごめんねっ!」

京太郎「まぁ良いんですけどその……なんかあったら相談してください」ポン

玄「凄い心配された!?」

京太郎「スーパーカウンセラーとか呼びますか?」

玄「なにそれ!?」


◆System
・松実玄の好感度が+5されました
・【松実玄:80】

間違えた、好感度70っすね

(CVは花澤さんでいこう! 戦闘中はあっちで良いと思うけども!


―――公園


京太郎「さて、そろそろいきますか?」

玄「うん、もうすぐお昼だしね」フフッ


バイクは二人乗りで良いだろうとヘルメットを出そうとする

だがそこで、玄の雰囲気が変わったのを感じた

前と同じように横半分を後ろへと流し、残った前髪には赤いメッシュが入っている


京太郎(てか目も赤いのか……)

玄「おい、におうぜ……」

京太郎「マジか……シャワーは浴びてるんですけど」

玄「イマジンの匂いだ」

京太郎「イマジン?」

玄「うっせー! いまは京太郎がいるとか言ってる場合かよ!」

京太郎「なんの話っすか?」ハァ

玄「お前は関係ねぇ! いくぜ玄!」ダッ

京太郎「ちょ! ったく!」ダッ



玄と共に走って入るのは地下駐車場

激しい音が響き、なにか異変を感じつつも玄の後を追う

そして、地下駐車場の中の目的地につくと、一人の男性が怪人に襲われていた


京太郎「オルフェノク!?」

玄「はぁ? あれはイマジンだ」

京太郎「いまじん……?」

玄「てかお前なんで来て」

????「電王!」


ブタのようなイマジンと呼ばれた怪人が玄を見て驚いたような様子を見せる

わけがわからないが、ともかくなんとかしなければとアタッシュケースを開こうとするが、それよりも早く玄がどこからかベルトを出した


京太郎「は?」

玄「へっ、行くぜ……!」ニッ


そのまま左手に持ったベルトを勢いを乗せて腰部に回しつける

そして右手には、パスケース


京太郎「ベルトと……パスケース?」



◆電王

1、ソード

2、ロッド

3、アックス

4、ガン

◇安価2↓

4、ガン



玄「よっしゃぁ! いくぜ! いくぜ! い」


瞬間、玄が変わる

先ほどと同じくキャップをかぶって後ろ髪をアップにした紫色のメッシュの姿

子供っぽいあれだと、すぐに京太郎は察した


京太郎「玄さん?」

玄「もーモモタロスうるさい! いくよ……変身!」


その言葉と共にパスケースをベルトのバックルにかざす

それと同時に玄の姿は変わる

黒い装甲を纏い、さらにその上に紫色の装甲をまとった


そして頭部には龍の頭のようなものが通り、変形して仮面になる


玄「お前倒すよ、いい?」


楽しそうに良いながら、玄は腰についた四つの武器を組み替えて銃をつくる


玄「答えは聞いて無い!」

                |:.:|

                |:.:.:|
  ヽ、        /|iヽ |:.:.:|        /ヽ、
   \ヽ   ト、  /  ||  |:.:.::ト、     r'´{  |
    \ヽ、ヽヽ,イ  ||__/:.:.:.|/._ヽ、   /∨∠})|
      \:.ヽゝヽ_, -',/:.:.:.:.:.:|/  i  ∧   } /
      /,ヽ::`‐ヾ oi|{:.:.:.:.:.:.:| i| |  /`-イ´/
     (> \:::::ヾ_i|:.:.:.:.:∠~/ヽ |_/    ∠_  
      ヽ、__ノ`‐、::ヽ、:::/| i〃 ,ィ===イ-――'
       ヽ ヾ、 \::::::::{_〃r'´(´ )i i ijヽ ̄ヽ、

        }i   ヾ==ゝ='-'´ ⌒ ̄{`-'‐'‐' iヽ、 ヽ
        }_ / //7/ ̄ヽ / ヽ、__ /  ト、 i}
      < ̄/ /∠/   /i   i     | | /
       ヽ イミ|ニレ'|  /  {  |i ヾ、   ///
        } ト|三レ'| /   /ヽ|i i  \ イ
        iヾト|ニレ'⌒`ヽ/ /  `‐-―`‐|
       /ヽ{/|ニ|{ i   i} /        i
       / ヾi_|ニ|ヾニ‐'∠____    /
      /   \|ニ|_/        `ヽ、/
      ,'   rミ└‐┘          /




京太郎「ど、どういうことだ? 身長が伸びたとかはこの際どうでも良いけど……ファイズ、みたいなもんか?」

?「あれは仮面ライダーだ」

京太郎「っ!?」


どこからか声が聞こえた

玄はブタ型のイマジンことピギーズイマジンに対して射撃を開始した

戦闘開始の合図がされながらも、京太郎は周囲を見渡す


京太郎「仮面ライダー?」

?「お前もだ」

京太郎「俺も……ちょっと待て、意味が」


ガキンッ


玄「っ!」

京太郎「玄さん!」


ピギーズイマジンの突進により吹き飛ばされた玄こと電王

舌打ちをしつつ、京太郎はアタッシュケースを開いて中からベルトとファイズフォンを出す

素早くベルトをまくと、ファイズフォンを右手だけで開いてコードを入力しながら走る


<standing by>

京太郎「変身!」ガチャッ

<complete>


走りながらファイズへと変身すると、ピギーズイマジンを横から殴り飛ばす


ピギーズ「ぐおぁ!」ゴロゴロ


転がったピギーズイマジンを前に、立ち止まったファイズが手をスナップすれば独特の音が鳴る

薄暗い地下駐車場に、ファイズの赤いラインと黄色の眼が輝く

倒れていた電王が立ち上がるとファイズの隣に立った


京太郎「さて、さっさと倒すか……」

玄「ねぇイソーロー! 玄が色々聞きたいって!」

京太郎「それに関してはこっちもで、ってイソーローやめろって」


ピギーズ「効かねぇ! ブタだから!」

京太郎「意味わかんねぇんだよ!」


【戦闘開始】



◆ファイズ

◇ステータス
・HP:70
・速度:30
・攻撃:60
・防御:50


◆スキル

◇クリムゾンスマッシュ:威力95:命中100%:SP25

◇グランインパクト:威力40:命中100%:SP12



◆須賀京太郎【Lv3】

◇ステータス
・HP:55
・速度:55
・攻撃:47
・防御:28
・SP:31

①:速度判定

1自【須賀京太郎】:85
2味【電王(ガン)】:60
3敵【ピギーズ】:50


②戦闘開始


京太郎「そらっ!」


ピギーズイマジンに接近して拳を打ちこむ

後ろへと仰け反るピギーズイマジンだったが、地を蹴り京太郎へと突進する

それを受けた京太郎が後ろへと転がるが、すぐに起き上がって反撃をしようとするが


ピギーズ「まだまだぁ!」

京太郎「チッ」

玄「ブタさん、無視しないでよ!」


銃撃により、横に吹き飛ぶピギーズイマジン

京太郎が少しばかり笑みをこぼしながら、立ち上がる

凄まじいパワーと防御力を持った敵だが、二人で負ける道理はない


京太郎「ま、出過ぎないようにだな」

玄「えへへっ、倒すよ!」

京太郎「まぁ、頼むわ」


③コマンド入力


◆須賀京太郎
『通常攻撃』
『必殺技:>>619
『決定』
◇安価1↓



ピギーズイマジンへと近づいて真下からアッパーをくらわす

後ろへと仰け反るイマジンを前に追撃せずに横に跳ぶと電王の銃撃が追撃する

そしてファイズフォンを素早くバーストモードに変えて撃つ


京太郎「ほらよ」

◆通常攻撃:命中100%:SP+10【39】
・ピギーズ:命中!


さらにさがっていくピギーズイマジン

ダメージを与えているのは確かなのだろう

だがかなりタフだ


ピギーズ「この程度!」

◆ピギーズ【HP:133/180】
◇107-60=47


ピギーズイマジンがドスドスと歩く

だが突如立ち止まると、右肩と左肩の豚の顔も動き出す


ピギーズ(右)「アニキ、あの銃を倒そう!」

ピギーズ(左)「アニキ、銃よりあの黒いのだ!」

ピギーズ「うるせぇ!」


京太郎「なにやってんだか……」


電王がパスをもう一度腰部分のバックルにそえる


<Full Charge>

玄「まだまだいくよっ!」

◆ワイルドショット:威力70:命中100%:SP18【12】
◇威力145【70+75】
・ピギーズ:命中!


電王が銃を構える

両肩部分と銃に光が宿り、一つのエネルギー弾を生み出す

トリガーが引かれると同時にそのエネルギー攻撃が放たれピギーズイマジンに直撃


ピギーズ「な、なんのこれしきぃ!」

◆ピギーズ【HP:48/180】
◇145-60=85


京太郎「耐えたか」

玄「ええー!」

ピギーズ「次はこっちからだぁ!」



ピギーズイマジンが勢いよく突進する

目標は間違いなくファイズ

京太郎は素早く身構えて攻撃に備える


京太郎「……!」

ピギーズ「うおらぁ!」

◆突進:威力80:命中90%:SP15【10】
◇威力130【80+50】
・ファイズ:90%



※回避判定が発生します

◆回避判定

01~90 命中
91~98 回避
ゾロ目 回避+???

◇安価1↓

【命中】



突進を正面から受けるファイズ

だがその凄まじいパワーに負けて、吹き飛ぶ

転がりながらも、すぐに起き上がってさらに突進してくるピギーズイマジンの突進を回避


京太郎「痛ってぇ……」

◆ファイズ【HP:58/125】
◇145-78=67


ピギーズ(右)「もう少しだ!」

ピギーズ(左)「畳み掛けよう!」

ピギーズ「わかってる!」


京太郎「おい!」

玄「イソーローださーい」

京太郎「ほっとけ!」

玄「よっし、倒すよ!」

京太郎(俺のが早いな)


ピギーズ「ぶひぃ!」ダダダダダッ


③コマンド入力


◆須賀京太郎
『通常攻撃』
『必殺技:>>619
『決定』
◇安価1↓



突進してくるピギーズイマジン

まだ距離的にも余裕はある

京太郎は左腰に差してあるファイズショットを抜くと右手に持ちミッションメモリーを差し込む


<ready>


そして、ファイズフォンのエンターキーを押す


<exceed charge>


赤い光が腰のファイズフォンから腕へと伝う

突っ込んでくるピギーズイマジンがギリギリで飛び上がる

蹄で攻撃を仕掛ける気だろうが―――


京太郎「踏み込みが甘いんだよ……!」


そして、ファイズショットを装備した腕が振るわれる


京太郎「オラっ!」

◆グランインパクト:威力40:命中100%:SP12【29】
◇威力147【40+107】
・ピギーズ:命中!


そしてその拳がピギーズイマジンの腹部に直撃

それと同時にφの赤い文字が浮かび上がり―――


ピギーズ「すまん、弟たちよー!」

ピギーズ(左右)「アニキー!」


―――爆散


◆ピギーズ【HP:0/180】
◇147-60=87



◆戦闘終了

・経験値:600

・レベルアップ【3】→【4】


―――公園


戦いが終わった後、二人で公園へと戻ってくる

玄はいつも通りの玄で、ベンチに座ったまま二人して飲み物を飲む

そして京太郎は自分がファイズになった理由を話した


京太郎「というわけです」

玄「塞ちゃんが持ってたベルト、オルフェノク……わからないこと、だらけだね」

京太郎「まぁ……そっちは?」

玄「えっと、どこから話そうかな……」ムムッ

京太郎「さっきのイマジンが関係して、ていうか人格とかが変わるのは」

玄「えっと、私の中にイマジンが入るっていうか」

京太郎「……イタコ?」

玄「そういうのじゃないんだけど……イマジンっていうのが、人と契約するの」

京太郎「契約……?」

玄「うん、それで願いをかなえるの」

京太郎「良いことじゃないんっすか?」

玄「それが、叶え方がいびつっていうか、強引っていうか……少し違うんだよ」

京太郎「なんとなくわかります。縁を切りたいっていったら殺す感じの?」

玄「うん、極端に言えばそんな感じかな」

京太郎「それがイマジン……」

玄「でもね、全部が全部そんな悪い人たちじゃなくって!」

京太郎「え?」

玄「えっと、私と一緒に戦ってくれてるのもイマジンなんだ」

京太郎「ああ、さっき言ってた中に入ってるっていう……っていうか入ってた」

玄「うん」コクリ



京太郎「三人、違う感じで?」

玄「本当は四人なんだよ? キンタロスにはまだ会ってないだけで」

京太郎「俺が会ってない……ん、キンタロス?」

玄「うん、モモタロスとウラタロスとキンタロスとリュウタロス……えっ、センス無いってひどいよモモタロス!」

京太郎(あるとは言えない……うん)


玄「それで、その四人と一緒に時間の運行を守るために」

京太郎「え、時間?」

玄「うん、時の列車デンライナー、それと電王の力を使ってイマジンと戦ってる理由は、イマジンが過去を書き換えないようにするためなんだ」

京太郎「過去を、書き換える……」

玄「契約を完了するとイマジンはその人の一番強い思いのある過去へと飛ぶの」

京太郎「強い思いのある過去……」

玄「うん」


京太郎(半年前のあの日、とかの可能性もあるか……)


玄「そこでなにかを起こせば……」

京太郎「タイムパラドックス……?」

玄「うん、だから過去を変えさせるわけにはいかないから、最悪は過去に戻って戦わなきゃいけない」

京太郎「過去に……」

玄「うん」コクリ


京太郎「なんかそっちも大変そうっすね、宥さんは?」

玄「それが伝えてないっていうか……なんていうか」

京太郎「まぁ無理に言う必要はない、のか?」

玄「お願い! 内緒にしてて!」

京太郎「まぁその代わり俺のファイズのことも」

玄「うん、お姉ちゃんには内緒にするよ……あ、でも豊音さんと塞さんは知ってるんだっけ?」

京太郎「はい」

玄「そっか、私のこともいずれ話すよ」

京太郎「そうしてあげてください」フッ



玄「でも現代となればこれからは協力して戦えるね!」

京太郎「ですね」フッ

玄「イマジンとの戦いになったら呼んでも良いかな?」

京太郎「ええ、その代わりと言ったらアレですけど……オルフェノクとの戦いの時とか、お願いできますか?」

玄「うん!」


頷いて胸を張る。そして京太郎は目を見開く

玄は立ち上がって京太郎を真っ直ぐ見て、笑顔を浮かべた

京太郎は胸を見るのをやめて玄の笑顔に一瞬見惚れる


玄「お任せあれ!」

            /   . . . . . . . : : : : : : : : . . .   \
             ,  . . . . : : .:. .:..:.:.:.:.:.:. .:. .:.:.:.:.:..ヽ:. . :. ヽ
          /  . . . : .:.:.:.:.:.:.:′.:.:.:.:. i{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:..‘. ∧
            / :/ :/:/ ..:.:.:.:.:.:.:.| :.:.:.:.:.:. | :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨. ‘.. .
         / .イ ′:.:.:.:.:.:{:.:.:.:,| ...:.:.:.: {∧:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i:.:.:. :. i
        ././ ′:!.:.|.......:小:.:.ハ__ .:.:.:.:iハ 斗:十:.ト:. .|:.:... i:. :
        i:.′} . :|. :! :.:.:斗{:.:「 丁i .:.:.:.ト:.V ヘ:.{\:.:.`!:.:.:. |: :|
        |′.′::l .:|.ト:. .::| ヽ 气{\:.:{ \  ヽ. \} :. : |: :{
            i . .:.|:八.:.|ヽ{  _    \   ,z≦ミ、| :.: :.!:. |!
            | : /|.::.:.:.::! ,ァ= =ミ     ´   `'^| :. : |:.小
            |.:/ :! .:.:.:.ハ ′             /i/, | :. : |:.|i
            |:′:} .:.: :| ∨ /i     '       .:. :. :.!:. l: {
         ○: :′.:.:.ト. .           ,      八:.:..:}:. l:.‘
         /:.{: :| .:.:.:. {:: 込      `   ´   /}::.:.:./::. :!:. ‘
          /:;:.|:.::| .:.:.:. |:::::::个:.....       .イ::∨:.:.:/:/.:.′:∧
       i:/{:.! .:| .:.:.:. |:::::::/:::::::::ノ}≧ - ´ {入:/.:.:./i/:.:.′:. . ‘.

       |{∧{..:.i:.:{:.:.:‘:.:.::::::::/ 乂    / /:.:.:/V:.:.:.{:.:.:. . . ‘.
         .′..:.八:!ム:.七¨⌒}     >t_ん /:./「/:.:.: 厂 ̄ ≧ 、
         / . rヘ´ ヽ \  |   ∧   ∧'ィ斗v′:.:/       ヽ
.        / . :′       八_{ ̄≧ V__/イ´  {'リ:.:.:.:′      / }
       / . . {⌒ヽ       八  z__{ }___,  {.':.:.:./      /   |
      .′. .:|    \      《    ハ下  . /.:.:.:.′   ,    小
      / . . .:.{     ヽ   }  ∧__/ }ハ ≧7.:.:.:./     /     {:∧
.     / . ./..:.:}      . | く    /  }  ;:.:.:.:.:′ .′/     {:. .‘.
    / . ./..:.:.:.i      ∨ }    `≧-ヘ ∧ノ}:.:.:.:.{ . { .′     }:. . ‘.
  / . :/′:.:.:.}  ‘.     V|         ∨   |:ノ}:.:}  j /    /  {:.:. . ‘.




【第2話<俺、参上!>END】



―――【デンライナー:食堂車】

モモタロス「おい玄! 玄ォ! 俺の出番んんんんっ!?」

リュウタロス「モモタロスうるさい!」

モモタロス「やい小僧! お前だけずるいぞ!」

ウラタロス「大人になりなよ先輩」ハァ

?????「ゴガァー……」zzz


◆System
・松実玄の好感度が+10されました
・【松実玄:80】



キリの良いとこで今回はここまでー

次回は第三話突入ってことで!
とうとう奴が参戦、そして新キャラっていうかまぁキャラクターも増える
まだまだ先が長いけど頑張って進めなきゃ、とりあえずプロローグ的なとこは終わらせたい

進んで行けばベルトも増える、かも?

まぁなにかあればお気軽にー質問もネタバレにならない程度に応えるよーん

乙です
クロチャーが激しく踊ると、クロチャーの禁断の果実も激しく揺れ動いてそうですね

京ちゃんでも変身できるライダーで、イッチが好きなのってどんなライダーでしょうか?


さてさて再開していくよーん

ミラクル9とかいうライダー俳優の頭脳試し

ブラスターアクセルね、あれってそのままならいいんだけど負担死ねるぐらいしか情報が
一応考えてはいたんだけど設定もわからないからなーって感じでSICで出れば良いなぁ

>>668
ら、ライオトルーパー……(震え声)



―――数日後・朝【松実館】


京太郎「おはようっす」

豊音「おはよう京ちゃん!」ニコッ

京太郎「はい、塞さんも」

塞「うん、おはよう」ニコッ


物置になっていた部屋を片して、そこは塞と豊音が寝床として使っている

かなり渋い表情を見せた塞だったが、豊音自体が嫌いなわけではない

だからこそ複雑なのだろう

ともかく、一緒に寝ているのだからそれほどマズイ状況ではない、だろう


京太郎「……」

宥「はい、コーヒー」コトッ

京太郎「ん、ありがとうございます」

玄「おはよー」

京太郎「おはようございます……って、なんか疲れてます?」

玄「う、ううん全然!」ブンブン

京太郎「?」

宥「朝御飯にしよっか」

京太郎「うっす」

豊音「えへへ、宥のご飯ちょーおいしーよー!」ニコニコ

宥「ありがとぉ」エヘヘ

京太郎(ああ~癒される)



朝食を食べ終えて開店後、常連がやってきた

本を読む者や勉強する者もいる中、京太郎は灼と話をしていた

それもいつもの様子だ、そしてそろそろ京太郎は……


灼「そろそろ出るの?」

京太郎「まぁ、それじゃ行ってきます」

宥「行ってらっしゃーい、なにしてるのかは知らないけど」

塞「行ってらっしゃい」

豊音「気を付けてねー」

京太郎「うっす」

灼「あっ、京太郎」

京太郎「ん?」


灼「最近物騒みたいだから気を付けてね?」

京太郎「了解っす」

灼「それと……」

京太郎「ん?」

灼「ううん、また話す。都市伝説みたいなものだし」

京太郎「……はぁ、そんじゃまた明日?」

灼「うん」クスッ


ガチャッバタン


宥「都市伝説って?」

灼「うん、仮面ライダーっていう」

塞「」ピクッ

豊音「仮面ライダー……って、京ちゃんが言ってた」

灼「なんだ、知ってたんだ」

豊音「でもでも名前だけだよ!」

灼「じゃあ色々教えてあげよ」フフッ

宥「楽しそうだね」

灼「……そう?」

宥「うん」クスッ



【第3話<なぜ彼女は仮面ライダーなのか?>】



◆知り合い

【塞・豊音】
【宥・玄・灼】
【もこ・竜華】



―――昼前


◆自由行動

1、誰かと話す【>>701

2、散歩(コンマ30以上で成功)

×、探索

4、図書館(灼)

5、道端(玄)


◇安価2↓

4、図書館(灼)


―――図書館


京太郎(オルフェノクについての資料とか、ねぇよなぁ)ハァ


オルフェとエノク、詩人と天使

おそらく、いや十中八九それが語源だろう

悩みつつも二つの書物を取ることをあきらめる


京太郎(帰るか)

灼「京太郎?」

京太郎「……灼さん?」

灼「驚いた、こんなところで会うなんて」


二人して小声で話しだす

話ながらも出口へと歩く


京太郎「そうっすね、一時間ぐらいで会うなんて」

灼「そうだ、例の話なんだけど」

京太郎「都市伝説?」

灼「仮面ライダーの話だったんだけど知ってるんだよね?」

京太郎「詳しくはさっぱり」

灼「まぁ眉唾だったんだけど最近、信憑性が増した噂で」

京太郎「……」

灼「文字通り仮面をつけた、ってより全身スーツらしいんだよね」

京太郎「……ふむ」

灼「それで、怪物と戦ってるとか」

京太郎「怪物ねぇ」

灼「信じてない?」


二人が外に出た

そのまま駐車場の方へと向かう

京太郎はバイクを取りに行くためだ

(と、特になんでもない(震え声)



京太郎「いや、半年前のことを思えば」

灼「半年前……松実館が燃えて、憧の家の神社もダメになっちゃって、穏乃の洋菓子店も私の家も……焼けた」グッ

京太郎「……だから怪人ってのはあながち信じられなくはないなって」

灼「うん、だからこそ信憑性が増したんだと思う……あの半年前の日に見たって人もいるし」

京太郎「なるほどなぁ……」

灼「ま、それだけ……あ、京太郎」

京太郎「はい?」

灼「送ってって」

京太郎「了解っす」ポイッ

灼「ん……」


受け取ったヘルメットをかぶる灼

その頭に軽く手を置いて笑うとバイクにまたがる

すぐ後ろに灼が跨ると、恐る恐るといったように腕が回された


京太郎「もっと強く腕まわさないと落ちますよ?」

灼「う、うん」ギュッ

京太郎「さて、行きますか」ガチャッ

灼「……うんっ」コクリ



◆System
・鷺森灼の初期好感度は【70】になりました

(頭の中では和菓子屋だったんだけど……うん、ミス


―――昼


◆自由行動

1、誰かと話す【>>701

2、散歩(コンマ30以上で成功)

×、探索

4、松実館(宥・塞)

5、道端(玄)


◇安価2↓

4、松実館(宥・塞)


―――【松実館】


京太郎「ただいまー」

宥「おかえり」

京太郎「あれ、豊音さんは?」

塞「なんか出かけてくるって、東京観光、かな?」

宥「結構壊れてる場所とか多いけどね」

京太郎「ですね、走ってればわかります」


カウンター席に座る

軽く拳を握るとポキポキと音が鳴る

エプロンをつけたままの塞が隣に座った


京太郎「……」

塞「ん、どうしたの?」

京太郎「いや、なんか……お嫁さんっぽいなって」

塞「……なっ!」カァッ

京太郎「でもこう、新妻っぽさは宥さんさすがっす」

宥「え、えぇ……褒めてる?」

京太郎「もちろんっす」

塞「……」ゲシッ

京太郎「いてっ、なんっすか?」

塞「べつにー」



出てきた昼食を食べる京太郎

隣の塞も同じく食べている


京太郎「にしても美味い」

塞「だね、さすがだわ」

京太郎(元旅館の娘だもんなぁ、そういや高鴨さんとか新子さんってどうしたんだろ)

塞「あ、そう言えば京太郎、今晩は私が作るからね」

京太郎「楽しみっすね」

塞「まぁ世話になったからしっかりと恩返ししないとね!」

京太郎「良いですよそんなこと」

塞「じゃあこれからも借りつくるから、あっち関連で」

京太郎「そんなこと言ったら一生になるかもしないっすよ?」

塞「……」

京太郎「……ん?」

塞「は、はぁっ!? な、なに言ってんの!?」カァッ

京太郎「え、あ、はい?」

宥「ふふっ、アツアツだねー」

京太郎「え、そうっすか?」

宥「うん、あったかぁ~い」

京太郎「……だそうっす」

塞「……ホットコーヒー京太郎に一つ」

京太郎「うぉい!?」


◆System
・【臼沢塞】【松実宥】の好感度が+10されました
・【臼沢塞:80】
・【松実宥:70】





―――昼過ぎ


◆自由行動

1、誰かと話す【>>701

2、散歩(コンマ30以上で成功)

×、探索

4、公園(豊音)

5、道端(玄)


◇安価2↓

2、散歩


◆【誰かと会う?】

01~30 失敗

31~98 成功

ゾロ目 ????

◇安価1↓


【成功】


◆誰と会う?

1、小走やえ
2、弘世菫
3、大星淡
4、江口セーラ
5、愛宕洋榎
6、愛宕絹恵
7、辻垣内智葉
8、雀明華
9、ネリー・ヴィルサラーゼ
10、獅子原爽
11、真屋由暉子

ゾロ目 ??????

◇安価2↓

9、ネリー・ヴィルサラーゼ


―――公園


京太郎(ん、あれって……ネリー=ヴィルサラーゼじゃないか?)


あの夏、咲と戦った相手

二度も戦い、苦戦を強いられた姿を見ていた

京太郎には魔王にすら見えたような少女


ネリー「あっ、ずいぶんと懐かしい顔……出てくるまでに時間かかったよ」

京太郎「……俺か?」

ネリー「そうそう、サキと一緒にいた男でしょ?」

京太郎「……」

ネリー「どうしたのそんな顔して?」

京太郎「いや、そんなに咲のこと見てたのか」

ネリー「会場に男子がいるってだけで珍しいし……それにサキが向けてた顔がいつもと違ったし」

京太郎「ま、仲良いとは自負してたからな」ハハッ

ネリー「へぇ……サキの彼氏?」

京太郎「そんなわけないだろ」

ネリー「なぁんだつまんない」アハハッ

京太郎「楽しそうだけどな」ハァ


だが―――“昔の自分”を知っている人物がいる


そのことを少なからず嬉しく思う自分がいた



京太郎「東京から、出てないんだな」

ネリー「東京以上に安全な場所もないし……お金も稼がなきゃいけないしね」

京太郎「ん?」

ネリー「色々あるの、そういえばサキは?」

京太郎「……」


その無言が答えだった

こんな世の中だし大体の察しはつく

彼女の友達には誰も被害者はいなかったが、大きな変化はある


自分にも、他のみんなにも……


ネリー「……そっか、またやりたかったんだけどなぁ」ハァ

京太郎「咲も喜ぶんじゃないか、って別に死んだとは言ってないだろ」

ネリー「え、そうなの!?」パァッ

京太郎「おう、行方不明なだけだ」

ネリー「……」

京太郎「なんだその顔」


今の世の中、行方不明と言えば死んだと同義ぐらいだ


京太郎「ま、それでもわかんだよ。あいつはくたばってねぇ」ハハッ

ネリー「信じたいのはわかるけどさ、私はこの目で見たものしか信用しないの」

京太郎「……そうか?」

ネリー「うん、だからやっぱ現ナマが一番だと」

京太郎「ガッカリだよ!」


◆System
・【ネリー=ヴィルサラーゼ】の初期好感度は65になりました



―――夕方


◆自由行動

1、誰かと話す【>>701

2、散歩(コンマ40以上で成功)

×、探索

4、公園(豊音)

5、道端(玄)


◇安価2↓

4、公園(豊音)


―――公園


ベンチに座る少女


普通に見ればただ少女が座っているように見える

黄昏るように、その表情は明るくはない

そして道行く人は必ず二度見する


京太郎「豊音さん?」

豊音「あ、京ちゃん……」

京太郎「どうしたんっすか」


先ほどまで人が通っていたが、夕方ともなれば帰る人々ばかり

そろそろ人通りも少なくなってきた

ベンチに座っている豊音の隣に座ると、自分はアイスコーヒー、そして豊音にはお茶を渡す


豊音「ありがとっ」

京太郎「いえ……」


なんだか無理した笑顔だというのは理解した

彼女がなにを考えているのかわからないが

いつものような明るい笑顔でも様子でもない


豊音「私はね、人間とオルフェノク、それ以外も……沢山の生き物が共存できればと思うんだっ」

京太郎「……」

豊音「みんなは無理でも、オルフェノクは元は人間でしょ? ならできるって、そう信じてる」

京太郎「……」

豊音「……信じてるんだっ」エヘヘッ


京太郎「豊音さんは」

豊音「ん?」

京太郎「死んだん、ですよね?」

豊音「……うん、死んだよ」


うつむく豊音

質問を間違えたかと思ったが、こんな質問にいつだって正解はない

ならばいま聞いてしまおうと思った、そうすべき理由がある


京太郎「……どうして?」

豊音「……私の村って、特殊なんだ」

京太郎「村……」

豊音「私は村を出ちゃいけないって言われてた、けど熊倉先生のおかげで東京まできて麻雀ができた」

京太郎「……」

豊音「だけどね、一度戻ればもう許してくれなかった……頑張ってお願いしたけど、打たれて閉じ込められた」アハハッ


笑いながら言うが、その表情には悲しさが見えた

悲しさというにはあまりにもちっぽけ

だがそれ以外の表現の仕方をしらない


豊音「だけど、頑張って抜け出して逃げたんだけど……すぐに追いつかれちゃって、また打たれて」

京太郎「……」

豊音「それから、なにかで頭を……ガンって」

京太郎「……なんて、言うか」

豊音「でも、オルフェノクになったの」

京太郎「豊音さん……」

豊音「それで、剣でその人たちを」

京太郎「すんません、もう良いです……聞いておいてっすけど、良いです」

豊音「……うん」


ずっとうつむいたままの豊音、そんな豊音の手を持って立ち上がる

共に立ち上がった豊音を連れてそのままバイクのヘルメットを渡して、乗った

後ろには豊音

その手を握って自分の腰へ回させると強く繋がせる


京太郎「……帰りましょう」

豊音「……うんっ」コクリ

京太郎(人間と、オルフェノクの共存……オルフェノクである自分を受け入れて、か……)


そして、バイクを走らせる


◆System
・姉帯豊音の好感度が+10されました
・【姉帯豊音:85】



―――夜


◆自由行動

1、誰かと話す【>>701

2、散歩(コンマ40以上で成功)

3、探索

4、松実館(塞・豊音)

5、病院前(竜華)


◇安価2↓


2、散歩


◆【誰かと会う?】

01~30 失敗

31~98 成功

ゾロ目 ????

◇安価1↓

間違えた40以上っすね、成功だけど


【成功】


◆誰と会う?
※運35補正:+17

1、小走やえ
2、弘世菫
3、大星淡
4、江口セーラ
5、愛宕洋榎
6、愛宕絹恵
7、辻垣内智葉
8、雀明華
9、ハオ・ホェイユー
10、獅子原爽
11、真屋由暉子

ゾロ目 ?????

◇安価2↓

3、大星淡


―――夜


公園を歩いていると誰かがいた

明らかに少女、というより京太郎はそれが誰か知っていた

流れる金色の髪……そして楽しそうな眼


楽しそうに笑いながら、足元の“灰”を踏みつける


京太郎「……」


黙って立っていると少女こと大星淡が振り返った

だが眼が合うと共に息を吐く

つまらなさそうに……


淡「なぁんだ」

京太郎「……なぁ、なにやってたんだ?」

淡「なんだって良いでしょ、守秘義務って奴だよ……これでも社畜だからね!」

京太郎「意味わかって使ってないだろ」

淡「わかってるよ。パーフェクトハーモニーを奏でるんでしょ?」

京太郎「なんじゃそりゃ」ハァ

淡「っていうか、誰?」

京太郎「ま、そりゃそうだな」



京太郎「須賀京太郎……元清澄高校麻雀部だ」

淡「咲とかと一緒?」

京太郎「おう」

淡「ふーん強くなさそう」

京太郎「ほっとけ」

淡「でも……おもしろそうかも、部下にしてあげようか?」クスッ

京太郎「ことわる」

淡「なぁんだつまんないの……最強の力を目の前で見れるチャンスなのに」

京太郎「……」チラッ


その足元に散らばった灰

灰の量から大体は想像がつく

なにをしていたのか……どう戦ったのかはわからなくても、結果はわかった


京太郎「……オルフェノクを、倒したのか?」

淡「あれ、オルフェノク知ってるんだ」

京太郎「まぁな……」

淡「まぁオルフェノクじゃないなら倒す理由もないけどさ、でも擬態してるって可能性もあるしなー?」

京太郎「……」

淡「冗談だけどねっ」エヘヘ

京太郎「笑えねぇよ」

淡「おもしろいね、えっとなんだっけ?」

京太郎「須賀京太郎だ」

淡「そっか、それじゃ京太郎……またね、色々知ってるみたいだけど邪魔したら……パーフェクトハーモニーで地獄に送ってあげるよ」クスッ


それだけ言うと大星淡は去っていく


京太郎「たく、面倒そうなのに目をつけられた……咲、お前大した心臓の持ち主だな」


◆System
・大星淡の初期好感度は40になりました


―――夜中【松実館】


京太郎「……やっぱいてぇな」

玄「なら上で寝たらどうだい?」

京太郎「なんで亀がいるんだよ」


そこには玄がいた

ポニーテールで前髪に青いメッシュが入っている

その時点で誰が入っているかわかるので便利と言えば便利なのだが……


京太郎「玄さんは?」

玄「寝てるよ」

京太郎「……お前、人の体を勝手になぁ?」

玄「もちろん玄の許可は取ってるし……ボクは綺麗な体を綺麗なまま使うからね、ついでにひっかけるのは女の子だけ」フッ

京太郎「お前玄さん刺されたらどうする!」

玄「確かに困るね、なにか良い手を考えな……」

京太郎「おい、俺見て黙るなこら」

玄「うん、それはそれで良い手かもしれないね」

京太郎「バカかお前は」

玄「なにはともあれ、上で寝たらどうだいそろそろ……居間でも借りてさ」


そう言いつつ、玄が京太郎の横に座る

中身はウラタロスだとわかっているものの、眼鏡からの流し目、そして普段見えないうなじ

などなどもれなく情欲を誘う


京太郎「だ、ダメだろ」

玄「ボクならすぐに行くけどなぁ」

京太郎「お前と一緒にすんなよ」ハァ



玄「ま、玄は本当に心配してるんだ。世話好きだからね、運もないのに」

京太郎「胸はあるけどな」

玄「なんだ、そういう話できるんじゃないか」

京太郎「口がすべった」

玄「……最近、玄の様子がなにか様子がおかしくてね」

京太郎「ん?」

玄「なんだか知り合いを気にかけているようなんだ、それでいて……ボクたちが入れないようにしたり」

京太郎「俺なら四六時中そうする」

玄「ま、そういうことだから玄を気にかけてやってよね」

京太郎「そう思うなら体をいたわってやれよ」

玄「今日は大人しく寝るとするよ……おやすみ京太郎、モテるうちに楽しんでおいた方が良いよ?」

京太郎「……良く言うよ」ハハッ



―――朝


◆自由行動

1、誰かと話す【>>701

2、散歩(コンマ30以上で成功)

3、探索

4、松実館(塞・豊音)

5、病院前(竜華)


◇安価2↓

2、散歩


◆【誰かと会う?】
※運35補正:+17

01~30 失敗

31~98 成功

ゾロ目 ????

◇安価1↓



【成功】


◆誰と会う?
※運35補正:+17

1、小走やえ&岡橋初瀬
2、弘世菫&瑞原はやり
3、江口セーラ
4、清水谷竜華&園城寺怜
5、愛宕洋榎&愛宕絹恵
7、辻垣内智葉&メガンダヴァン
8、雀明華
9、ハオ・ホェイユー
10、獅子原爽
11、真屋由暉子&本内成香

ゾロ目 ?????

◇安価2↓

5、愛宕洋榎&愛宕絹恵


―――道端


散歩をしていると、ふと見た顔があった

二人、妹と姉

愛宕姉妹、清澄と戦った相手


京太郎(つくづくあの夏と縁があるな)

洋榎「ん……どっかで見た顔やな」

絹恵「え、あ、あの怖い男の人?」

京太郎(聞こえてるし)


姉である愛宕洋榎が京太郎の顔を見て、ポンと手を叩く


洋榎「あれや、久に見せてもらった写真におったわ」

絹恵「久って、清澄の部長さん?」

洋榎「そうそう」

京太郎「部長をっ! 部長の居場所知ってるのか!?」

絹恵「ひっ」

洋榎「私に質問すんな!」

京太郎「する!」

洋榎「前やって、半年ぐらい前!」


京太郎「……な、なんだそういうことか」ハァ

洋榎「たく、なんなんや」ハァ

絹恵「こ、こわかったぁ……」ドキドキ

京太郎「ん、すんません」

洋榎「ホンマな」ジトー

京太郎「……うっ」

洋榎「せっかくやしあれやな、埋め合わせ決定やな」


京絹「はぁ?」


―――喫茶店


洋榎「いやぁ、自慢の後輩ー言うて集合写真見せてもらった時に一人だけ男子おんなーってな?」

京太郎「はぁ……」

洋榎「で、久のコレか? って私は質問したわけや」コユビ

京太郎「なんでそんな質問」

洋榎「私に質問すんな!」


京太郎「えぇ……」

絹恵「その、ごめんね?」


洋榎「そしたら久が真っ赤な顔して否定するもんやからおもしろうて」ケラケラ

京太郎「……」

洋榎「ま、だから興味もったんやけど連絡つかへんなるし」

絹恵「ちょ、お姉ちゃん!」

京太郎「行方不明っすからね」


洋榎「……なんや、死んだわけやないんや」

絹恵「ちょ、お姉ちゃん!?」

洋榎「死体が見つかってもないのに久が死んだとは思えん、殺しても死なないような女や……たぶん」

京太郎「ま、言いたいことはわかりますけど」ハハッ

洋榎「せやろ?」ケラケラ

絹恵「……?」


京太郎「もうちょっと早く出会いたかったっすね」フッ

洋榎「え、口説かれとんの?」

京太郎「違います」

絹恵「違うと思う」


◆System
・【愛宕洋榎】の初期好感度は60になりました
・【愛宕絹恵】の初期好感度は50になりました


―――公園


京太郎「はぁ、たく変なところで変な奴に絡まれてしまった……けど妹、絹恵さん」


思い出して少しばかりにやけそうになる口元をただす

京太郎好みである

かなり京太郎好みであった


京太郎「まぁ、松実館で暮らしといてこれ以上を求めるのは贅沢って話で」

豊音「あ、京ちゃんだ」

京太郎「ん、豊音さ」


―――瞬間、突然起きた。あの日を思い出させる現象が、突然……



時が、歪む


京太郎「っ!?」

豊音「!!?」


感覚だけを残して、すべてが遅くなる

水の流れも、人の動きも、雲の動きも

なにもかもが……


そしてその中、現れるのはあの日に見た“敵”だった


コウモリのような翼を頭に生やした怪人

胸にナンバーを持つその敵

だが京太郎がアタッシュケースを開こうとするスピードすら遅い


京太郎(くっそ!)

豊音(こ、こうなったら……仕方、ないよねっ)

京太郎(……どう、するっ!)


怪人が京太郎たちへと手を向ける

だがその瞬間、赤い車が走ってきた

公園の中に、走ってきたそのスポーツカータイプの車のドアが開き、中から運転手が出てくる


京太郎(あれは―――っ!?)


ワイシャツとタイトスカート、キャリアウーマンという服装の女性

その女性の腰にはベルト、そして左腕にはブレスレット

そのパターンは、なんとなく理解した


“あの声”が言っていたそれなら彼女は―――仮面ライダー


そして、彼女は―――



??「いきますよベルトさん」

ベルト「OK! いつでも良いぞ!」


女性の声にベルトが応える


ベルト「Start your engine!」


ベルトにあるキーを回す

そしてどこからか飛んできたミニカーのようなものを手に取ると、手の中で後部を反転させてブレスレットに装着した

手を前に出し、回転させて右手で左手の上を走らせるようにブレスレットに装着されているミニカーを上下させた


??「変身!」


そして、その身に赤い装甲を纏い、新たな仮面ライダーが現れる

現在、京太郎の半年前の悪夢と戦うことができる唯一の戦士


<DRIVE TYPE SPEED!>


赤い戦士、仮面ライダードライブが左手で右手首を持ち右手を開いたり閉じたりする

そして変身者を京太郎は知っていた

いや、姉帯豊音も知っている


京太郎(戒能、良子……!)


良子「では、ひとっ走り付き合ってもらいましょうか」


今回はここまでー
次回どうなんのかって感じっすね

姉帯さんと序盤で出会ってるんで所々危険イベント回避と

徐々に他のライダーとも出会って
話もちょっとずつ進んできて

そろそろプロローグ脱出
おもいメインストーリーはファイズ、電王、ドライブの三つになるっす
たまに他のが絡んだり、あえて絡みにいったり

まぁなにかあったらお気軽にー

ちなみにこれ、有名な話なんですがドライブの映画(ルパンのやつ)の一場面。
http://i.imgur.com/tjPlf9D.jpg

メリーゴーランドと建物の間にご注目ください。

乙です
あわあわ、地獄落ちする可能性があるのかな?
まぁ、あわあわが地獄落ちしても京ちゃんが光になってあげられれば良いんだろうけどw

しかし、バースやザビーがいるのなら、グリードやヤミーやワームもいるのだろうか?

かいのーさん来たからわからなくなったけど、多分豊音は変身しようとしたっぽいんかな?
共闘できるのは嬉しいけど、実現できるのは後々になりそう

ドーパントやゾディアーツもいそうだな

……そういえば、チョップホッパーや仮面ライダーGは出てきたりするのだろうか?


再開してこうと思うよー

その女、雀士で仮面ライダー!
これだとみんなそうだけど
メイン面子が4号……気のせいだよ(すっとぼけ)


>>847
知らなかった、すごい

>>850
ちょいと事情があったり
まぁ進めてきゃわかるんですが、色々なライダーを出すのは大変だなって

>>858
豊音はオルフェノクになろうとしたっすね
あんまり意味はないんですけど

>>861
いまのとこ考えてないっすねー



新たに現れたライダーが、走り出す

“どんより”と呼ばれる現象の中でその怪人と仮面ライダードライブだけが素早く動く

即座に接近し、怪人へと拳を打ちこむ


怪人「ぐっ!」

良子「このエネミーであれば無問題ですね」

ベルト「良子、マックスフレアで一気に決めよう」

良子「オーケーですベルトさん」


そして、新たに飛んできたミニカーのようなものシフトカー

オレンジ色の新たなシフトカーを取ると、ブレスレットことシフトブレスにセット

変身時と同じように動かす


<タイヤコウカーン マックスフレア!>


車の左前のタイヤからオレンジ色のタイヤが射出される

それが炎まといながらドライブへと突っ込み、そのまま身体に装備されたタイヤを吹き飛ばす

吹き飛んだタイヤがまっすぐ敵へとぶつかり、ドライブには炎を纏ったタイヤが装備される


良子「いきます!」


炎をまとった両拳を次々と怪人の胴体を撃つ

さらに、至近距離のままドライブについたタイヤが回転して火炎弾が放たれた

それが怪人に直撃し、敵が後ろへと吹き飛ぶ


良子「スピードで決めます!」


再び赤いシフトカーをシフトブレスにセットしてタイヤを交換

そしてシフトブレスのシフトカーを三度動かす


<ヒッサーツ! フルスロットール! スピード!>


怪人の周囲を四つのタイヤが囲む

そして、収束する

ドライブの周囲を車が横になったまま走りだし、ドライブの周囲を回転する


良子「……ハッ!」ダッ

ミスった
×<ヒッサーツ! フルスロットール! スピード!>
〇<ヒッサーツ! スピード! フルスロットール!>



その瞬間、怪人がタイヤによって回転する車の中心へと吹き飛ばされる

跳んだドライブが周囲を回る車を蹴って中心の怪人に向かっていき、蹴り抜けた

さらに反対側に走った車体を蹴って中心の怪人を蹴る


良子「ハッ! ヤッ! タァッ! せぇい!」


次々と中心の怪人を蹴っていき、最後に蹴りぬけてその勢いのまま地上へと足をつく

勢いのせいで滑っていくが、すぐに止まる

それと共に車も地上へとついて、ドライブの後ろで止まった


背後で怪人が爆散する


良子「ふぅ……」

ベルト「ナイスドライブ!」


そして、どんよりが止まる


京太郎「うおっ!?」

豊音「わわっ!?」


ふらつきながらも立っている京太郎

豊音の方は尻もちをついてしまった

そして京太郎はしずかにドライブの方を見る


京太郎「あんた……」

良子「ん?」

                   ,- ´i
                / /-、
              , ‐'´ , 'ヽ、___,i'_
           ,.ィ   ,' -‐=¨ ̄ `.i、
          ,.,'.',' .,. '.         ヽヽ
         ,',' .,i、            `=i
        _,'i .,.' `i        _,.. - ´ヽ
       i i .,'   i       , ' , -‐=ノi
       `i i   i   ./===´=.´ ̄ ノi

        `i   ノ---i ` ‐‐‐´  __. i        /¨ヽ
         ヽ =´──ヽ卅卅ナ‐ ¨ ノ,'      /二i  i
     _   ./=== 、‐-、 ` ヽ 、--、 __ヽ--、   ./   i.i  i
    i´‐、`ヽ´二 ̄` ‐- 、 ` ‐、 `ヽi   ̄i i_./   , ',' ,.'i、
.    ii  ヽ ヽ `.ヽ、   `ヽ `ヽ `ヽ__i./ `.ヽ、. ,.'  .,_' iヽ
    i` ‐、_ヽ_ヽ‐- _ヽヽ、‐、 `ヽ、`ヽ、 ヽi__,'.`ヽ  ,' ,'¨i.i iヽ
     ii.‐-、‐、 ` ‐- 、__` i ` 、`ヽ `ヽ ヽ ヽ__ ヽ.ヽ,',' i ヽii
     ii-、.i ヽ  .i i` ‐-、 i  ヽ  ヽ  .ヽ  ヽ ヽ , '` ii__,'ヽ-.、 i




京太郎「仮面ライダーって奴だろ?」

良子「貴方は……」


瞬間、上空から何かが落ちてくる

影はドライブの上であり、近づいていた京太郎も察して後ろへと跳ぶ

ドライブも同じく京太郎の方へと跳ぶが、落ちてきた“ソレ”の重量の衝撃波によりさらに吹き飛ぶ


京太郎「うおっ!?」

ドライブ「っ!」

豊音「ひゃあっ!?」


吹き飛んだ京太郎とドライブ

豊音が京太郎へとかけより起こす

巻き上がる砂煙の中、それは姿を現す


良子「なんですあれは?」

ベルト「あれはまさか!」

京豊「オルフェノク!」


瞬間、手にあるアタッシュケースを開こうとするが……


京太郎「なっ、どこだ!」

豊音「あそこ!」

京太郎「っ!」


吹き飛んだ衝撃で離れた場所へと飛ばされたベルト

そこまで取りに行かなくてはと思い立ち上がる

だがその瞬間、象のようなオルフェノクが手に持っていた大砲を京太郎へと向ける


京太郎「なっ!」


そして大砲から、巨大な鉄塊が放たれた

豊音を抱えて横へと回避すると、その鉄塊が真っ直ぐに飛んでいきなにかを破壊する

見知ったそれが粉々に砕け散り、鉄くずへと変わった


京太郎「俺のバイクゥ!?」



粉々になったバイクを見届ける京太郎

豊音がわたわたしながら、京太郎の背中を撫でる

一方のドライブが右手を閉じて開く


良子「よくわかりはしませんが、倒せばいいんでしょう」

ベルト「気を付けるんだ良子、“オリジナル”であれば下級ロイミュードとは比べ物にならないほど強い!」

良子「警戒しろということでしょう……オルフェノク、ひとっ走り付き合ってもらいましょう!」


そして、ドライブが走りだす

接近して拳を放つが、その頑強にダメージはない

舌打ちをする良子がさらに蹴りを打ち込むが、聞いている様子はなく逆に蹴りで吹き飛ばされる


良子「くっ!」

ベルト「タイヤを変えよう」

良子「ええ」


敵であるエレファントオルフェノクは大砲をドライブに向ける


エレファント「殺す」

京太郎「そうはさせるかよ」

良子「君は!」


いつのまにやらアタッシュケースを回収していた京太郎はベルトを装着

ファイズフォンを開いて5のキーを3度プッシュしてから、エンターを押す


<standing by>

京太郎「変身……!」ガチャッ

<complete>


そして、ファイズへと変身する

エレファントオルフェノクが攻撃を止めてファイズの方へと向く

手首をスナップする京太郎


京太郎「オルフェノクなら俺の領分だ」

良子「あなたは……?」

ベルト「あれは……」



豊音「京ちゃん!」

京太郎「豊音さんは下がって」

豊音「そうじゃなくてバイクが!」

京太郎「は?」


そして、豊音の方を見ればバイクが一台

自分のバイクではない、鉄くずへと変わったから

なら自分に向かって走ってきているベルトはなんなのだろう?


京太郎「なっ!」


そのままバイクが京太郎にぶつかる

吹き飛んだ京太郎がすぐに起き上がってバイクの方を見るが、止まっていた

何も言わない京太郎だが、そのバイクに近づくと左ハンドルグリップに見覚えのある部分を見つけた


京太郎「……こうか?」


ミッションメモリを引き抜いてからハンドルへと差し込むと、音を立てる

そのままハンドルを引き抜けば刃が形成されて、剣へと変わった

驚きつつも、その剣を空に振るう


京太郎「まぁ良い……さてやるか」

良子「……私も付き合いましょう」

京太郎「助かる」


豊音「え、えっと……」

京太郎「豊音さんは安全な場所に」

豊音「……う、うん、頑張って京ちゃん!」



【戦闘開始】



◆ファイズ

◇ステータス
・HP:70
・速度:30
・攻撃:60
・防御:50


◆スキル

◇クリムゾンスマッシュ:威力95:命中100%:SP25

◇スパークルカット:威力40:命中100%:SP15
・選択時のコンマが30以下の場合、そのバトル中攻撃を+10する

◇グランインパクト:威力40:命中100%:SP12



◆須賀京太郎【Lv4】

◇ステータス
・HP:56
・速度:56
・攻撃:48
・防御:29
・SP:32

あらやだベルトとバイクがごたごたに、走って来てるのはバイクっすねオートバイ


①:速度判定

1自【須賀京太郎】:85
2味【ドライブ】:75
3敵【エレファント】:30


②戦闘開始


エレファントオルフェノクが大砲を撃つが、二人が同時に横に転がる

左右へと別れて転がって回避し走り出す

大砲を隣へと立てると、エレファントオルフェノクは両拳を構えた


良子「ハンドル剣!」


車ことトライドロンから剣が飛んでくる

鍔にハンドルのついた剣を持って走るドライブと、バイクのグリップの剣を持ったファイズ


二人が同時にエレファントオルフェノクに近づいて剣を振るう

火花が散ってエレファントオルフェノクが後ろへと下がる

拳を振るわれるが二人は同時に回避


京太郎「合わせやすい……」

ベルト「戦い慣れしているね、ファイズギア。聞いたことはあるが……」

良子「話はあとです、まずは目の前の敵を!」

ベルト「そうだったね、君の力を頼りにさせてもらおう、仮面ライダーファイズ!」


京太郎「仮面ライダー、ね……っと!」


③コマンド入力


◆須賀京太郎
『通常攻撃』
『必殺技:>>894
『決定』
◇安価1↓

(スパークルカットの効果は重ね掛け可能っす


エレファントオルフェノクの隙を見つけると

接近し、ファイズエッジと呼ばれる剣を振るう

さらにハンドルをひねったドライブがエレファントオルフェノクの背後へと大きく旋回して剣を振るった


良子「はぁ!」

京太郎「うぉりゃ!」

◆スパークルカット:威力40:命中100%:SP15【17】
◇威力158【40+108+10】
・エレファントオルフェノク:命中!
◇攻撃:+10


エレファント「ぐおぉっ!?」

◆エレファント【HP:102/200】
◇158-60=98


前方と後方からの攻撃にひるむエレファントオルフェノク

ドライブが再びファイズの隣へと戻ってくると、ドライブが蹴り、ファイズが拳を打ちこむ

怯んだエレファントを前に、ファイズが手をスナップさせてドライブが右手を閉じ開きさせる


京太郎「次!」

良子「ならこれでいきましょう」


新たなシフトカーを使う


<タイヤコウカーン ミッドナイトシャドウ>


手裏剣のようなタイヤが装備されると、その手に二つの手裏剣を持つ



良子「このフェイクの中、本物を見破れますか?」

◆ミッドナイトシャドウ:威力55:命中100%:SP20【15】
◇威力135【55+80】
・エレファントオルフェノク:命中!


ドライブが突如四人に分身する

エレファントオルフェノクがドライブの一体を殴るが、それは分身

すかした拳、そして体勢を崩したエレファントオルフェノクに分身ではない本物のドライブが手裏剣を投げる


エレファント「ぐおっ!」

◆エレファント【HP:27/200】
◇135-60=75


ひるむエレファントオルフェノク

ドライブがタイヤを交換してスピードへと戻す

並ぶ二人の仮面ライダーをエレファントオルフェノクが睨む


京太郎「さて、バイクの仇は取らせてもらうぞ」

良子「さっき引かれてたじゃないですか」

京太郎「あれは違うっつーの」


エレファント「うおぉぉぉぉ!」


その叫びと共に、エレファントオルフェノクの容姿が変わった

体は巨大化し、下半身が像のような造形へと変わる

巨大な足、巨大な体、そのままエレファントオルフェノクが二人へと突っ込んでくる


京太郎「なんだありゃ!」

ベルト「あれは激情態! やはりオリジナルだったか!」

京太郎「わかんねぇな……」

良子「さっぱりです」


エレファント「うおぉぉぉ!」ドスドスドスドス

◆突進:威力80:命中80%:SP15】
◇威力140【80+60】
・ファイズ:80%


◆回避判定

01~90 命中
91~98 回避
ゾロ目 回避+????

◇安価1↓

間違えた、81~98が回避っすね

【命中】


突進攻撃を回避しようとするが、その巨体故に攻撃範囲も広い

ドライブとファイズ、良子と京太郎の二人が吹き飛ばされる

さらに走ったあと、止まってエレファントオルフェノクが反転してファイズの方を向く


京太郎「たく、めんどくせぇな……」カチャッ

◆ファイズ【HP:65/126】
◇140-79=61


手首をスナップさせる

さらに突進しようとするエレファントオルフェノク

進行方向に多少の融通はきくだろうが大きく回避すれば当てられない


京太郎「!」


走って命中圏内から回避すれば、エレファントオルフェノクが止まる

ドライブがタイヤをファンキースパイクへと変えてトゲを飛ばして攻撃

それがうまく牽制になりエレファントオルフェノクの意識はそちらにいく


京太郎「次で決める……」カチャッ


③コマンド入力


◆須賀京太郎
『通常攻撃』
『必殺技:>>894
『決定』
◇安価1↓




京太郎「いくぜ……」

◆スパークルカット:威力40:命中100%:SP15【2】
◇威力168【40+108+10+10】
・エレファントオルフェノク:命中!
◇攻撃:+10


ファイズエッジを空に振るうと、ファイズフォンを開いてエンターを押す


<exceed charge>


赤い光が腰から体を伝って右腕へと伸びる

フォトンブラッドと呼ばれる猛毒がエネルギーとなってファイズエッジを強化した

さらに跳び上がるファイズ


京太郎「でやぁ!」


ファイズエッジの出力をアルティメットに変える

その刃が巨大な光の剣へと代わり、振るわれた

真っ直ぐ伸びた光の剣がエレファントオルフェノクを斬り裂き、ファイズはそのままエレファントオルフェノクの前へと着地


ファイズエッジも元の長さに戻り、ファイズが振り返る

その瞬間、エレファントオルフェノクにφのマークが浮かびあがり、蒼い炎に包まれた


◆エレファント【HP:0/200】
◇168-60=108



◆戦闘終了

・経験値:700

・レベルアップ【4】→【6】



京太郎が変身を解除すると、ドライブこと戒能良子も変身を解除した

彼女は戒能良子、京太郎が知っていたのは彼女が元プロ雀士だからということもある

だが、やめたということしか聞いていなかった


京太郎「……あんたは」

良子「事情聴取、というわけにはいきませんがお話、お聞かせ願いますか?」

京太郎「え……はい」コクリ

豊音「京ちゃ~ん!」タッタッタッ

良子「ガールフレンドが来たようですけど」

京太郎「そういうんじゃありませんよ」

ベルト「彼女も事情を知っているなら共に話をした方が良さそうだね」


京太郎「だな、そこのベルト」

ベルト「呼び捨てとは失礼じゃないか」

京太郎「……ベルトさん」

ベルト「ああ、よろしく頼む」

京太郎「須賀京太郎、よろしくお願いします」

豊音「わわっ、本物の戒能プロだ! あ、姉帯豊音ですっ!」ペコッ

良子「もうプロではありませんよ、戒能良子です。よろしくお願いします」フッ


―――ファミレス


京太郎「こんなところで良いんですか?」

豊音「オートバジン」

良子「ええ、あまり人が寄り付かない席にしましたし、さて話をしましょうか」

ベルト「そうだね、手早く済ませよう」


テーブルの上に置かれたベルトは、シュールだった


京太郎「えっと、どこから?」

良子「私から話すべきでしょうから、私から」

豊音「あまり英語入れないんだねー」

ベルト「私とキャラがかぶったからやめたんだよ」

良子「……」カァッ

京太郎「あー……」

豊音「でも自然と出るしやっぱり戒能プロは英語だね!」

ベルト「それと前に戦ったロイミュード010ともかぶっていたね!」

良子「も、もう良いでしょうベルトさん」

京太郎「ところで、ロイミュードって?」

ベルト「おっとそこからだったね」



ベルト「ロイミュードとは機械生命体でありここのところ多発している変死体の原因」

京太郎「変死体……オルフェノクは死体が残らないし」

豊音「そういえば全身が真っ赤になって死んじゃってる人がいるとか」

京太郎「なんっすかそれ……」

ベルト「ロイミュードはネット上で人間のデータを集めてその人間に成りすます。そしてその人間を消すことにより」

京太郎「自分がその人間に成り代わる、と?」

ベルト「そういうことだ」

京太郎「……厄介な敵だな」

ベルト「そしてロイミュードたちは半年前の事件を起こした犯人でもある」

京太郎「やっぱ、あのどんより」

ベルト「我々はあの現象のことを“重加速現象”と呼び、半年前の事件をグローバルフリーズ、そう呼んでいる」


京太郎「グローバル、フリーズ……」

良子「色々と、あの一件から世界が変わってしまいました」

京太郎「ええ、散々、身を持って味わった」ハッ

豊音「京ちゃん……」ギュッ


テーブルの下の手を、豊音がそっと握る


良子「そして私は今、刑事をしています」

京太郎「ん?」

良子「ちょっとした特殊な事情で、警視庁特殊状況下事件捜査課、通称特状科で働いています」

京太郎「……変死体関連が見つけやすいから、か」

ベルト「exactly」

良子「私たちはシフトカー……これを使うことによって重加速が起きても戦うことができます」

京太郎「なるほど、ロイミュードと、戦う力……か」

ベルト「やはりロイミュードが憎いと思っている人間は少なくはないか」

京太郎「そりゃそうだ、それに……俺自身の仇でもあるからな」ハッ

豊音「京ちゃん……」


京太郎「それより、ベルトさんの方はオルフェノクについて詳しいみたいだが、こっちは名前とか死んだら生まれるぐらいしか知らないんだ」

ベルト「オリジナルのことだね、私の友人がそちらに関しては詳しくてね。少しばかり知っているんだ」



ベルト「オルフェノクは元は人間だ。一度死んだ人間が蘇生し、とんでもない力を手に入れ先ほどのような姿になれる」

京太郎「ああ……」

ベルト「それが所謂オリジナル。もう一方がオルフェノクが人間の心臓を破壊する『使徒再生』によって生まれるオルフェノク」

豊音「確か、どっちも絶対成功するってわけじゃないんだよね?」

ベルト「うむ、使徒再生の確率はオリジナルが生まれる確率に比べればよほど高いと聞いたけれどね」

良子「……しかし、なぜ人間が人間を襲うのでしょう?」

ベルト「そちらに関しては私も情報を持っていない。そもそもオルフェノクという実物を見たのは私も二度目だ」

京太郎「……やっぱ、情報ってもそう簡単には手に入らないか」


ベルトに表示された顔が申し訳なさそうにする


ベルト「すまない」

京太郎「いや、あんたが謝る必要なんてないさ、オルフェノクってのは一体なんなんだ……」

ベルト「そういえば君がファイズのベルトを持っていたのはなぜなんだい?」

京太郎「こいつを知ってるのか?」

ベルト「知っているだけだがね、それも友人から写真を見せてもらったものさ」

京太郎「その友人は何者だよ」ハァ


ベルト「熊倉トシと言う」

京太郎「へぇ」

豊音「熊倉先生!?」

ベルト「彼女を知っているのかい!?」

京太郎「こいつぁ……」

良子「まさかの接点でしたね」



豊音「え、えっと熊倉先生は……」

ベルト「すまない、友人といっても15年ほど会っていないということもあって」

京太郎「15年って……ずいぶん昔っていうか俺まだ生まれてないな」

良子「え、須賀君、いくつですか?」

京太郎「3月で16っす」

良子「……」

豊音「えっ、そうなの!?」

京太郎「そうっすよ」

ベルト「いやはや、わからないもんだね」

京太郎「……それは置いといて、豊音さんはその熊倉さんって人について何か知らないんっすか?」

豊音「えっと、私を村から出して宮守のみんなと会わせてくれた人で、恩人で……」

ベルト「彼女は私も読めないところがあったからね、先見の才があったのは確かだったようだ」

京太郎「とりあえず、塞さんにも聞いてみましょう」

豊音「うんっ」コクリ

良子「新たな情報が入ったら、それとロイミュードが出たら連絡を……」スッ


そんな言葉と共に電話番号を書いたメモ帳が渡される

普段なら跳びはねて喜ぶところだが、事情が事情だ

それを受け取りつつ、京太郎は苦笑


京太郎「どんよ……重加速がおきたら連絡できるかわかりませんけど」

良子「一瞬でも起きたら連絡はくださいね」

ベルト「特にない時でも連絡してくれて良いがね、良子はあまりに男性と交友をもっていな」

良子「ベルトさん?」

ベルト「失礼、しかし研究一筋で妻子もいなかった私の言葉は聞いておいた方が良いと」

良子「ベルトさん! と、とりあえずそういうことで、私の方もオルフェノクなどが出たら連絡しますので! では!」ダダダダッ


そう言うと1000円札を置いて去っていく

もれなく三人の飲み物代が払える値段だ


京太郎「なんか、楽しいベルトと人でしたね」

豊音「戒能プロとお話しできたよー」エヘヘ


笑っている豊音だが、思うところがあるのかその瞳の奥が揺れているように感じた


京太郎「さて、とりあえず帰りますか」

豊音「う、うんっ!」

京太郎(熊倉トシ、ベルト、オルフェノク、ロイミュード……穴だらけでなにがなんだかな)


二人はオートバジンと書かれたそのバイクで松実館へと帰る

この世界では15で取れるんだ。いいね?


―――夜【松実館】


塞「……そんなことが」

京太郎「知ってましたか? 熊倉さんのこと」

豊音「わ、私もちょーびっくりしたよ」

塞「……詳しくは、知らなかった」


その言葉に偽りはないだろう


京太郎「詳しくっすか」

塞「うん、ファイズのベルトを送ってきたのはトシさんだったから」

豊音「えっ……」

京太郎「なるほど、それ以外の接点は?」

塞「去年の夏のインターハイが終わってすぐに行方不明になったから……あの件から、だね」

豊音「……」

京太郎「あの件?」


塞「……事故がね、あったんだよ」

京太郎「事故っすか?」

塞「そう……シロ、私たちの仲間の小瀬川白望が―――亡くなった事故が」

このスレは1000取りのボーナスあるの?

(そして京ちゃんの誕生日を間違える痛恨のミス、これ16っすね。まぁ時期的に免許取ったのは15になるんっすけど



京太郎「……優希と、戦った先鋒の?」

豊音「……」コクリ

塞「歩道橋からね、落ちたんだよ」

京太郎「……」

塞「それから、トシさんも消えた……」ググッ

京太郎「その、すんません」

塞「ううん、トシさんが絡んでるならこれは話しておかなきゃと、思ってたから」フフッ


そう言って笑う塞の、明らかに無理した表情に京太郎は顔をしかめる

さすがにこの状況で明るく返せるほど丈夫な人間ではない

隣の席の豊音も、手を震わせていた


京太郎「……」

塞「だから、トシさんとの最後と会ったのはその前の日が最後……それから半年前の事件が起きて、東京にきて、だからね」

京太郎「……そうですか」

塞「そろそろ寝るね」

豊音「その、わ、私も寝るね?」

京太郎「……はい、おやすみなさい」

塞「おやすみ」

豊音「お、おやすみっ」


一人残った京太郎が、頭を押さえる

彼女たち二人が前より打ち解けたのは嬉しいことではあった

だが、しかし……


京太郎「小瀬川白望が死に熊倉トシがいなくなったのが同時期……これはただの偶然か?」


少しばかりの疑問を抱きがらも、やはりパズルを完成させるにはピースが足りない

今は静かに現状を見守りつつ、敵から人々を守ることだけだ

ロイミュード、イマジン、そしてオルフェノク


京太郎「……俺は」グッ



【第3話<なぜ彼女は仮面ライダーなのか?>END】


◆System

・戒能良子の初期好感度は【70】となりました

>>968
ありますよー
あんま無茶されると困っちゃうけど、ベルト入手とか



―――翌日・昼前【街】


どうにも玄の様子がおかしいことに気づいた京太郎

気分転換、というわけではないが玄と共に道を歩く

二人で歩いているとそう言う風にみられるのだろうかとも思う


京太郎「……で、どうしたんっすか?」

玄「えっ、な、なにが?」

京太郎「いやわかりますから、てか昨日はイマジン関係でなにかったんっすか?」

玄「ま、まぁ……実は」アハハ

京太郎「呼んでくれれば」

玄「過去に跳ばれちゃったからね」

京太郎「……そこで、なにかあったと?」

玄「うん、その……知り合いが、いたんだ」

京太郎「過去に、そりゃいるで……」


そこで止まる

グローバルフリーズが起きる前の時代に跳んだとすればそういうこともあるのではないかと

だからこそ、京太郎は止まる

居なくなってしまった彼女たちに、再び会えるのだと


京太郎「……」

玄「それで、過去にいたんだけど明らかに年齢が合ってないんだよ。12年前に跳んだはずなのに同じ」

京太郎「ん?」

玄「私の知ってるあの人と同じだった……」

京太郎「それじゃ、もう一度過去に行ってみるとか?」

玄「デンライナーを勝手に過去に向かわせることは、できないから……」

京太郎「それじゃあ、また過去にとんだイマジンがいたらそこで探す、とか?」


玄「……うん、そうしてみる。今度こそしっかりと会って話を」


??「やめなよ」



玄と同時に声がした方を見る

そこには少女が一人

肩ほどまで伸びた赤い髪をなびかせる少女


京太郎「……あんたは?」


おそらく同じ年代だろうとタメ口で聞いてみる

それに対してなにを言うわけでもなく、少女は玄を一瞥した


??「赤土……私は、赤土晴絵」


京太郎「赤土、晴絵……?」

玄「え……?」


京太郎は知らないが、玄が気にしていた人物

彼女の麻雀の師でもある女性、麻雀部の顧問である赤土晴絵

過去の時代に遡った時、再開した女性


だがそれにしても彼女は―――若すぎる


晴絵「……」

玄「赤土、先生……」


ってことで今回はここまでー

一区切りつけようと思ったらこんな時間
まぁ色々と真実っていうか発覚してきた感じで
伏線段階なんっすけど

とりあえずとうとう2スレ目突入!
プロローグも終了ってとこでやれることも増えてくことになるっす


次スレ↓

【安価】京太郎「仮面ライダー?」塞「夢は…」【Part2】
【安価】京太郎「仮面ライダー?」塞「夢は…」【Part2】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1468515339/)

あと埋めちゃってくれてOKっす
>>1000はなにかしら書いてくれればできる限りかなえますよー
ベルト入手とかでも良いかもだけど、場合によってはだいぶ後になる可能性もあるとだけ


そんじゃなにかあればお気軽にー


1000ならベルトさんと仲良くなれるイベントかなにかお願いします

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom