魔王「誰も勇者誕生の深刻さを分かってくれない」 (14)

 スレタイは魔王視点ですが、王道ssになる予定です。

 世界は闇で覆われようとしていた。
 人間を無為な存在と見なし、魔物達の世界を作り上げようとする魔王が現れたからだ。
 魔王にとって人間は蟻みたいなものだ。
 人間にとって蟻が滅ぼうと滅ぶまいと関係ないように、
魔王も人間の存亡などどうでもよかったのだ。
 だがそんな中、魔王を穿つ希望である『勇者』が現れたのだ。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1465692246

「何?勇者が生まれただと!」
 魔王城。その名の通り魔王が住まう城。
 魔王は部下の報告を受けていた。
「はい、キングバットからの情報なので間違いないかと」
「なら、速攻で潰して来い!」
「何をびびっておられるのですか。生まれたての勇者など精々常人に毛が生えた程度」
「その付近に居る魔物で充分だというのか。くっ、誰も勇者誕生の深刻さを分かってくれないというのか」
「そんなに狼狽していては、部下に舐められますよ。あなたに従う者の半分はその強大さに屈服したんです」
「まあいい。勇者が来るというなら私が強くなればいいだけのこと」
「残念ながらそうもいきません。部下の中にはあなたの指示でなければ動かない者もおります」
「魔王城でひたすら待つしかないのか……勇者には女神の加護がある以上、そう簡単には死なぬしな」

とりあえずここまでです。

改行しないと読みにくいよ
詳しくは他のSS参照

てか、今のうちに自分で潰しに行け

>>4

改行忘れはミスです。ごめんなさい。

それと魔王が魔王城から動いたら反乱起こされるので魔王は動けません。

 魔王の事情など知る由もなく、知ったとしても幸運としか思わないだろう辺境の国。

 そこに勇者は誕生していた。赤ん坊ではない。10歳の少年だ。

「この国の力ではこれしか渡せなくてな。すまない」

 国王はそういい、少年に50Gとどうの剣。そして勇者の証が渡された。

「それがあれば行く先で援助が受けられるだろう。幸運を祈る」

「ありがとうございます。女神の加護があらんことを」

 そして勇者は魔王を倒すため旅立とうとした。

「そうじゃ。詫びといっては何だが、将来有望な武闘家も一緒に付けよう」

 国王がそういって出て来たのは12歳ほどの少女だった。

「君、本当に武闘家なの?」

「女だからって舐めないでよね」

今日の投下はこれまでです

今日の投下はありません。

「舐めるなんて破廉恥な真似はしないよ」

「そっちの舐めるじゃないわよ……」

 天然な勇者に武闘家は呆れたようだ。

「ともかく、この勇者の印は何に使えるんだ?」

「行く先々で箪笥の中にある支援物資をもらえるのよ」

「そうなのか。それは助かる」

 そんなことをいっているとゴブリンが現れる。

「ゴブリン一匹くらい、この剣で!」

 ゴブリンは切られ、後には宝石が残った。

「このモンスタージュエルは後で見せないとね。それじゃあ、行くよ!」

 この作品の続きは皆さんの知っているRPGです。

というわけで完結です。一発ネタになってしまいましたが、RPGの舞台裏的な物を書けたと思います。

あ、作者は空回り咲ちゃんの人です。

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom