やはり俺の共産革命はまちがっている。 (160)

※ss初投稿で、しかも即興のネタで書いたので続くかも分かりません。
※本当に思いつきなので面白いかも保証しません。
※続かなかった場合、かなり短いです。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1465278801

『高校生活を振り返って』
2年F組 ウラジーミル・イリイチ・ウリヤノフ(レーニン)

青春とは嘘で在り、悪で在る。
青春なる名目に於いて労働からの逃亡を謳歌せし有閑者達は常に自己と周囲を欺く。何ぞ反動的冒険を行えど、其れすら青春の証と決定し、粉飾に塗れた生涯の一頁に刻むのだ。
例を挙げん。特権階級は道義的な労働条件から全く逸脱した人権の蹂躙たる酷使や富の再分配を忘却した独占主義なる犯罪行為に手を労働者の血で染めては其れを「ノブレスオブリージュの代償」と呼ぶ。労働争議で被虐者が起てば、工場は生産是れ唯一の場所に非ずと言い出す。資本家は青春の二文字をさも金科玉条かの如くに思慕し、如何なる一般的解釈も社会通念も屈曲する。支配層に係れば虚偽も欺瞞も、詐術も弾圧さえも青春の香辛料でしか無いのだ。
又、封建領主は其の悪行に、其の詭弁に特別性を見出す。自己の労働からの逃亡は遍く青春の一部分で在るが、労働者の逃亡は青春でなく只の叛逆にして重罪であると断じるのだ。
仮に逃亡する事が青春の証で在るのなら、資本家化を拒絶した労働者も又青春の中軸でなければ破綻的矛盾を生む。しかし、肥え太った貴族共は其れを認め無いだろう。
何の事も在らぬ。全体汚らしい豚の都合主義の範疇を超え無い。畢竟、其れは欺瞞に他成らぬ。虚偽も欺瞞も詐術も弾圧も糾弾される可き物だ。
資本主義は悪の源泉だ。
演繹的にも帰納的にも前衛的に青春を謳歌してい無い労働者の方が正当な真理的正義で在る。
結論を言おう。
共産主義こそ根本である。

平塚「ボツ。」

レーニン「………は?」

平塚「「は?」じゃないだろう。ウリヤノフ、私が出した課題は『高校生活を振り返って』という作文のはずだが、こいつはただの共産主義讃美だ」

レーニン「…確かに同志の様な年齢の方にはアカ被れの小僧の妄言にしか映らないと思うんであるが…。それと我輩の事はレーニンと呼んで欲しいんである」

平塚「年齢が…何だって?ウリヤノフ君?あと私は共産主義者ではない」ビキビキ

レーニン「そうやってすぐに体罰に走るのは暴力革命の素質があるんである。同志は最早立派な革命戦士である」

平塚「…あ?」ギロ

レーニン「うーむ、同志はどうも眼光が足りないんである。これでは革命は成し遂げられないんであるぞ」

平塚「…時にウリヤノフ、君は部活はやっていなかったよな?」

レーニン「当然である。そんなものに現を抜かしていたら革命は成就しないんである」

平塚「…友達とかはいるか?」

レーニン「今の所我輩に見合った革命に燃える若人は見つけられていないんである。同志はまだマシな部類である。あ、同志は若くなかったんである」

平塚「あ?」ギロ

レーニン「何である」

平塚「はぁ…まあいい。どうやら私の見立ては正しかった様だ。流石毛根が腐っているだけあるな!」

レーニン「我輩の髪型はファッションである。別にハゲている訳ではないんである。全く失礼である」

平塚「わかったわかった、そんな君には私の部活に入ってもらう。ついてきたまえ」

レーニン「は?部活はしないと言ったはずである。同志の頭はハッピーセットであるか?さては西側の搾取企業マク○ナ○ドの手先であったか…。これは失策である」

奉仕部

平塚「よし、入るぞ」ガラッ

雪乃「…入る時はノックをお願いしていたはすですが」

平塚「ああ、そうだったな、すまない」

雪乃「ところでその横にいる年齢不相応にハゲ散らかした人は誰ですか?」

レーニン「君もか!同志(仮)!これはハゲているのではなく、剃っているのだ!我輩の崇高なファッションである!」

平塚「…コホン 紹介しよう、入部希望者の2年F組 ウラジーミル・イリイチ・ウリヤノフだ。彼はレーニンと呼んで欲しいみたいだがね。こいつの矯正を頼みたい」

レーニン「宜しく頼むんであるぞ同志(仮)。…って誰が入部を希望しているであるか。我輩は革命運動に忙しいから部活はやらないと言ったはずである」

雪乃「はぁ…今の所部員は私だけで足りているのですが」

平塚「まあそういうな、流石に一人では何かと寂しかろう。ここはこいつを入れてやってくれ」

雪乃「…」ジロッ

雪乃「別に一人でもその方が気楽でいいのですが…」

平塚「だが部員が複数いたら新たな発見があるかもしれんだろう?」

雪乃「…はあ、仕方ないですね、わかりました。不本意ながら先生からの頼みとあれば受け入れましょう。彼からは特に身の危険も感じませんし」

レーニン「おい何勝手に話を進めてるんであるよ」

平塚「そうか、それはよかった!じゃあ後は頼んだ!」スタスタ

レーニン「あ、ちょっと待つんである!」

雪乃「無駄よ、もう見えないわ」

レーニン「くっ、逃げ足だけ早いとはやはり同志は資本主義の気がある様だ、不覚であるッ…」

雪乃「何を言っているのかしら…。取り敢えず自己紹介するわ。私は2年J組の雪ノ下雪乃よ、まあ宜しく」

レーニン「不本意ながら相手に名乗られたら返さざるを得ないんである。我輩は先程同志平塚が言っていたようにレーニンと言うんである。夢は赤色革命を成し遂げ、共産主義国家を建設する事である。」

雪乃「革命だの共産主義だの、このご時世にあなたは一体何を言っているのかしら…。ところでレーニン君、一つゲームをしましょう。ここは何部だと思う?」

レーニン「精神病院」

雪乃「なっ…、あなた頭は大丈夫かしら?私はここが何部か聞いたのよ?そこで何で精神病院などと言う訳のわからない答えが出てくるのかしら?しかも即答で」

レーニン「ふふん、全く簡単なロジックである。同志(仮)は話さずとも分かるがとても気難しい人間である。当然親しく付き合う友達もいないんであろう。それでいて、今の様にすぐ動転するから精神もあまり強くはなさそうである。その行く末は精神に異常を来たす事しかないんである。そしてこの様な狭い隅部屋にいるという事は、これはもう同志平塚が適当に部活と名目立てて隔離しているとしか思えないんである。よってここが形の上で何部であろうとも、実態は精神病院、それも隔離病棟なのであるんである」

雪乃「…どこから突っ込んでいいのかわからないんだけれど…それは本気で言っているのかしら?モーソーニン君?」

レーニン「モーソーニンとは我輩の事であるか?全く人の名前もろくに覚えられないとはやはり同志(仮)はおかしいんである」

雪乃「あら、そう。残念だけど、私は一定の常識がない人とは話したくないの。ごめんなさい」ビキビキ

レーニン「同志(仮)は静かに怒るんであるな。それは暴力革命には向いてないんである。これは我輩が再教育する必要があるんである。ところでここは奉仕部であったんな」

雪乃「…え?あなた今何て言ったの?それとさらっと怖い事を言わないでくれるかしら」

レーニン「同志(仮)は暴力革命に向いていないから我輩が再教育すると…」

雪乃「そこじゃないわよ!」

レーニン「あ、奉仕部の方である?それは知っていて当然である。同志(仮)が奉仕部の部長をしている事くらい承知しているんである。在籍している高校の生徒すら知らずに誰が革命を起こせるんである」

雪乃「…あなた何者なの、寒気がするわ。奉仕部の存在は大して知られてないのだけれど」

レーニン「革命家は情報に聡いんである、深くは聞かない方がいいんである」

レーニン「ところで我輩は何をすればいいんである」

雪乃「そ、そうね、基本は依頼が来るまでは暇だから読書でもしたらどうかしら(本来の意味で身の危険を感じるわ…)」

レーニン「わかったんである。本を読むのも立派な革命闘争である。これなら部活に出ても案外時間を無駄にしないかもしれんであるな」パラ

雪乃「(こんな常識外れの人は何を読むのかしらね)」

「共産主義宣言」

雪乃「アッハイ」

つづけ

取り敢えずこれで即興ネタは終わりです
多分続かないと思います

何となく続けることにしました。そんなに長々とは一度に投下出来ませんが取り敢えず、今日の分をあげます

----------------------注意!---------------------------<●><●>ヨシフ・スターリン同志があなたを見ている!・・・・・・・・・・・・
①よいこのアカいみんなはこのスレをよむときはでんきをつけてへやをあかるくしてがめんからはなれてみよう!
②此のスレで我等が崇敬して止まない偉大なる父レーニンに対し批判的言説を取る事は思想犯罪で在り、理由如何に関わらず許容されない。
③此のスレを読解する時は、革命歌にしてソビエト連邦旧国歌インターナショナルを流し乍ら行う事を推奨する。
④此のスレを読了した暁にはураааааааааааааааааа!!と三度大きな声で唱える事がソビエト連邦共産党員の義務で在る。
⑤諸君の書き込みは全て我等が親愛なる同志スターリンの政策を確実に遂行する為、内務人民委員部の監視対象と成って居る。
⑥一部で指摘が出たんであるが、我輩の口調は別に中国人の「〜アル」をモデルにはしていないんである。どちらかと言えば同じハゲ仲間の大隈重信の史実での口癖「〜あるんである」から借りた面が大きいんである。それと大隈はただのハゲであるのに対して我輩はファッションとして剃っているんである。ここは大きな違いである。
⑦前回のオチで「共産主義宣言」と書いてしまったが、あれはミスだ。本当は「共産主義者宣言」としたかった。流石にやらかしてはいかん間違いをしてしまった事は真摯に反省している。責任者は既に親族三親等及び各々の友人(要するに反党グループ)まで銃殺刑に処したのでどうかお許しを願いたい。
上記の労働規則を僅かでも破る様な者が在れば、其れは資本主義陣営のスパイであり、反党行為で在る。然し、慈愛に溢れる母なる同志スターリンは反逆者の豚野郎共にさえ情状酌量の念を掛け給うた。依って罪人には再教育の場としてシベリアで働く権利が付与される。
以上を遵守する事が出来る同志は模範的革命闘士としてソビエト連邦共産党書記局が顕彰し、スターリン平和賞を授与する!
<●><●>ヨシフ・スターリン同志があなたを見ている!・・・・・・・・・・・・・・

翌日

平塚「そこで今から皆さんに、殺し合いをしてもらいます」

雪乃「?」

レーニン「同志よ、共産革命の用意はまだ全然整っていないんである。テロルにしても、余り軽率な行動を取って目立つのは良くないんである」

平塚「んっんん、殺し合いでは伝わらんか。わかりやすく言うと勝負だ。部活というからには活動に方向性を持たせたほうがいい」

平塚「そこで、だ。依頼を解決した数を競って、より多い方が敗者に何でも命令できるというのはどうだ?」

レーニン「人類史上最高の思想家マルクスの著書を読む時間が減るんである。いらない事はやめてほしいんである」

雪乃「私も何でも命令できるという所に悪寒を感じます」

平塚「しかしその方がやり甲斐もあるだろう」

雪乃「先生!この男が何をするかわからないんですよ!?」

平塚「しかし、彼は性的な事はしないだろう」

雪乃「そこではありません!」

平塚「うるさい!勝負をしろと言ったんだから勝負するんだ!それとも君達は勝つ自信がないのかね?」

雪乃「!…いいでしょう。その安い挑発に乗るのは癪ですが、少しばかり受けて立ちます。私がこんなハゲに負けるはずがありません」

レーニン「だから我輩の頭髪はファッションであると何度言ったら…。まあ良いんである。敗北主義者と思われるのは何よりの恥辱である。その様な者共は粛清すべきである」

平塚「よし、決まりだな!じゃあ後は任せた!」スタスタ

レーニン「相変わらず逃げ足が速いんである。同志はもしや修正主義者であるか…?」

放課後

コンコン

雪乃「どうぞ」

?「し、失礼しまーす」ガラッ

?「ほ、奉仕部って…ここだよね?」

?「…?!」

レーニン「どうかしたんである」

?「な、なんでイッチーがここにいんのよ!?」

レーニン「は?」

雪乃「大変遺憾ながら彼はここの部員よ。それより由比ヶ浜結衣さん、よね?」

結衣「あ、あたしの名前知ってるんだ」

レーニン「まあ座るんである。我輩も同志(笑)の事は同じF組だし当然知っているんである。あと一つ聞きたいんであるが、イッチーとはもしや我輩の事であるか?」

結衣「あ、ありがと。うんそうだよ、ウラジーミル・イリイチ・ウリヤノフ、略してイッチー。…ってか同志(笑)ってあたし!?なんで!?」

レーニン「いや普通略すなら名前か姓の方であろ?同志(笑)は第一印象からしてワロスだから同志(笑)なんである」

結衣「何を言ってるのかわからないよ…」

レーニン「第一印象から決めてました」キリッ

雪乃「訳のわからない掛け合いをしないでくれるかしら。それより由比ヶ浜さん、ここに来たという事は依頼があるのよね?」

結衣「あ、うん。平塚先生から聞いたんだけど…。ここって生徒のお願いを叶えてくれるんだよね?」

雪乃「少し違うわ。自立を促す手助けをするだけ。願いが叶うはあなた次第よ」

レーニン「なにっ!ここはその様な労働組合だったんであるか!?労働者が資本家の搾取から自立するのを支援する場であったんな!?どうやら我輩は大きな勘違いをしていた様である」

雪乃「逆よ、勘違いが広がったわ」

レーニン「そうであれば我輩も積極的に行動を起こさねばならんであるな、この高校の解放も近いんであろ」バンザーイ

雪乃「…話を進めるわ。それであなたの依頼は何かしら?」

結衣「実は手作りクッキーが作りたくて…」

結衣「でもあたしって料理が下手だし…友達に言うのもマジな感じで雰囲気と合わないし…」

結衣「だから手伝ってくれないかな…?」

雪乃「要するに由比ヶ浜さんに美味しいクッキーの作り方を教えればいいのね。わかったわ、任せて頂戴」

結衣「ほんと!?ありがとう!」パアアッ

レーニン「ふむ。話を聞いてわかったが、同志(笑)は大きな間違いを二つ犯しているんである」

結衣「イ、イッチー、どうしたの?」

レーニン「まあ順を追って説明していくんである。まず第一に、同志はクッキーを作りたいと言ったんな?これは別の食べ物では駄目なのかね?」

結衣「だ、ダメじゃないかな?やっぱりお礼はクッキーって決まってる様な…」

レーニン「お礼?」

結衣「あ!いや、こっちの話!気にしないで!」

結衣「???…えっーと、イッチーはクッキーが好きじゃないの?」

レーニン「味自体は好きである」

結衣「じゃあいいじゃん」

レーニン「何故我輩の好き嫌いが関係するのか」

レーニン「…まあいいである。多分話しても同志(笑)には理解してもらえんである」

レーニン「第二に!同志は周囲の雰囲気がそういう相談をできないものといったんである!これはクッキー以上に言いたいんである!周りに流されていては共産革命は成し遂げられないんである!いいであるか、コミュニストは帝国や資本国家において常に弾圧の対象である!そのような状況で空気を読んでいては共産革命など絶対に起きないであろう!同志(笑)にはその自覚がおありか?」

結衣「????????ほぇ?」

レーニン「……さっさと調理室にクッキー作りに行くである」

雪乃「あなたただのピエロね」

今日はここまでです
というか今日見たらまとめサイトで纏められててびっくりした…
なんか、これが続いちゃうとあのまとめサイトって中途半端になっちゃうけどどうなるんですかね?

今日の分を投下します。トリップついてるかな?

調理室

レーニン「で、クッキーを作り始めたはいいんであるが」

レーニン「…見るに堪えない光景である」

結衣「わ、わわっ、雪ノ下さん、卵また床に落としちゃったよ〜…これで6個目だよ…」

雪乃「はぁ…由比ヶ浜さん、卵は私が割るからもういいわ」

結衣「うわー!薄力粉倒しちゃった!お掃除しないと!」

雪乃「ちょ、そこには予備の卵がっ」

結衣「うわーーーーー!!!!」ドンガラガッシャーン!!

レーニン「なんかもう、料理の腕以前の話の気がするんである」

レーニン「あの駄目にした食材をその日の食い扶持にも困る人民に与えたらどうなんであろ」

レーニン「…っは!?あの二人は資本主義思想に汚染された封建貴族であった!?」

結衣「あ、あのさ、イッチー」トントン

レーニン「何かね?特恵階級君?」

結衣「?あたしのこと?あたしの家は普通のパンピーだよ」

結衣「そんなことより、イッチーは家庭的な女の子ってどう思う?」

レーニン「家庭的な女性であるか?まあ一概に悪くは言えないとは思うんであるが、やはり共産主義の観点からすれば、あまりに主婦に徹するのもよくないんである」

結衣「えっ、そうなの?(も、もしかして私の惨状を見て気遣ってくれてるのかな///」

レーニン「?」

電子レンジ「チーン」

雪乃「クッキーが出来たみたいね」

結衣「早く出してみようよ!…え?」

レーニン「うんにゃ、これはクッキーと…おい異物が混入しているんである。お前の頭はハッピーセットかよ」

レーニン「やはりハッピーセットを連想させるクッキーは搾取企業マク○ナル○の属する資本主義側の食べ物あるな!」

結衣「ひどっ!!てか異物じゃなくてクッキーってわかってるじゃん!」

雪乃「由比ヶ浜さん、落ち着いて。まだ食べてみないと判断は下せないわ」

雪乃「レーニン君、毒味をお願いできるかしら」

レーニン「もしこれが美味しければ滋賀県が琵琶湖になるくらいの衝撃である」

レーニン「ていうかナチュラルに毒味と言っている時点で同志(仮)も多分察しがついているである。それに我輩はまだ劇薬を使う程官憲に追い込まれてないんであるから、毒は摂りたくないんである」

結衣「二人ともそんなんだから友達ができないんだよ!!!」

雪乃「上辺だけの馴れ合いなんて要らないわ」

レーニン「志を異にする人間と朋友にはなれないんである」

雪乃「いいからバーニング君、早くソレを食べて髪の髄まで燃え尽きてくれないかしら」

レーニン「だからファッション(ry」

味見()の結果

レーニン「」チーン

結衣「イッチー起きて!まだ死ぬのは早いよ!こんなところでくたばっちゃダメだよ!!!」

雪乃「…救急車を呼んだ方がいいかしら」

レーニン「おぉ…!偉大なるマルクスが見えるである…。今すぐに参るんである…」

結衣「うわーん!イッチーーー!」

雪乃「あなたが死んだら依頼の解決の勝負は強制的に私の勝ちということになるけどあいのね」

レーニン「敗北主義者に死を」ガバッ

雪乃「あら、おはよう。やっと起きたわね、いい夢を見られたかしら」

レーニン「…ありゃ?遠大なる大思想家マルクス同志が同志(仮)になったんである。全く我輩を愚弄する様なことはやめてほしいんである」

雪乃「何を言っているのかしら、あなた30分くらい気絶してたのよ」

結衣「ごめんね、イッチー…。私の作ったクッキーのせいで…」

レーニン「おや、そうであったか。同志(笑)よ、貴殿の作成した毒薬の成分は何だね?素晴らしい化学物質である。これは要人の暗殺に活躍するんであるぞ」

結衣「ただの焦げたクッキーだよ」

雪乃「あなた流石に女子に向けた言葉ではないわね。でもどうしようかしら、もう今からクッキーを作り直す時間はないし、やったところですぐに上達するとは思えないわ」

結衣「うん…どうしよう」

レーニン「ふむ、同志(笑)はそもそも何でクッキーが作りたかったのかね?」

やばい、来訪が来た
ちょっと待ってて下さい

友達でした、居間で放置プレイさせてますからちゃっちゃと上げるもの上げていきます

結衣「え!?え、えっと、それはその…」

レーニン「?」

結衣「友達っ!友達にあげたくて!」

レーニン「友達?それならば市販のクッキーでもよさそうである」

結衣「えっ、でもイッチーは既製品のクッキーもらって嬉しい?」

レーニン「少なくともさっきの劇薬を盛られるよりはマシである」

雪乃「それはあるわね」

レーニン「今のはほんの冗談である。そこで頷かれても同志(笑)の傷を抉るだけである」

レーニン「あくまで我輩の意見であるが…市販のクッキーでも貰ったら嬉しいであろうし、ましてもう少しましに作れれば手作りなんて素晴らしい贈り物である。気持ちが篭っていればいいんではないかと思うんである」

レーニン「要は感情の問題である、貧しさに喘ぐ労働者はそこまで値の張る贈り物はできんである。しかし彼らは自分なりに気の利いたことをするである。そうすれば案外相手の心は揺れるんである」

雪乃「…『百戦錬磨の恋愛術』とかいう本を思いっきり見ながら言わないでくれるかしら」

結衣「…それって、イッチーも揺れんの?」

レーニン「ゑ?あ、あー、そうであるな、それはもう揺れるんである(棒)」キリッ

結衣「ふ、ふーん///。そっかぁ、わかった!//」

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結衣「二人とも今日はありがとね、凄く助かったよ!」

雪乃「依頼の方はもういいの?結局クッキーの腕は上達しなかったけど…」

結衣「あ、それはもういいや!あとは自分のやり方でやってみる!」

結衣「また明日ね!バイバーイ!」

雪乃「…本当によかったのかしら」

レーニン「本人が満足するのが一番である。実際の生活が向上しなかろうと、精神が豊かであればそれは共産主義の勝利である」

雪乃「…それもそうかもしれないわね」

以上です
今思ったんですけど、ソ連なら来た友達が公安のスパイと十分考えられますね、怖いですね

今日の分を投げます
ゲバラなどの実在の人物はレーニン以外出す予定は今のところないです…ごペンなさい

2年F組

三浦「えーいーじゃん、一日くらい付き合ってよ。今日サーティーン&ワンでアイスが安いんだって」

葉山「悪いけど今日はパス。今年は行けそうなんだよ、国立」

結衣「ほへー、国立?すごーい!」パチパチ

海老名「うちのサッカー部って強かったんだねー」

レーニン「(今日も総武高校はお猿さんチンチン高校である。崇高なるマルクスの著書に集中できんである)」パラパラ

レーニン「(この様な赤化の欠片も見られない愚民共は粛清されてしかるべきである、それに資本主義政府の管轄下にある「国立」に行きたがるとは馬鹿も休み休み言えである)」

レーニン「(毎日の様に昼休みに教室を我が物顔で使うのは止めて欲しいんである。あいつら革命が成功したら銃殺しやるからな)」

結衣「あ、あの!そういえばあたし今日行くところあったんだけど、いいかな?」

三浦「あ、そーなん?じゃ帰りにレモンティー買ってきてよ」

レーニン「(れーにんてぃ?)」

結衣「え、え、でもちょっと遠くなるってゆうか…あ、あと放課後も用事できるかも…」アタフタ

三浦「…ねぇ」

結衣「ひゃ、ひゃい!」

三浦「結衣さー。なんか最近、付き合い悪くない?」

三浦「こないだもそんな理由つけて放課後ばっくれたよね?そういうさー、隠し事?とかよくないじゃん、そう思わない?」

結衣「え、えっと…それは特殊な事情というか…仕方なかったというか…」

三浦「そうゆーのいーからさー、はっきりしてよ。あーしら友達じゃん?なんかさー、はっきりしない態度ってムカつくんだよね」

結衣「ご、ごめ「だーかーらー、ごめんじゃなくて言うこと何かあるっしょ?」…」

海老名「あわわ…どうしよう…」ビクビク

レーニン「(雌猿の言うことは表面こそ綺麗だが、実際はただの仲間意識、集団認識の強制でしかないんである)」

レーニン「(ただ『友達』というくだらぬ枠組みに入れられればそこから排除される事を何より恐れ、同調意識が働くんである。それが起きなければKYと見做されて迫害を受けるだけである)」

レーニン「(結局、資本主義体制においてコミュニストが迫害され、虐殺されるのと根本的には全く同じである)」

レーニン「(つまり奴らは西側陣営の権化なのである。高貴な家柄に甘んじて、そこから何も行動を起こそうとしない、何より卑しい匪賊である)」

レーニン「(全く、髪の毛だけでなく頭の中までクルクルパーの様である。やはり我輩の頭頂部までガッと剃るヘアスタイルは世界一である・」

三浦「…」

結衣「(イッチー、途中から声に出てるよ…)」

レーニン「(まあ…それでも知り合いの同志(笑)が訳の分からん雌猿に責め立てられるのは気分がいい物ではないんである。しかし、今ここで出て行けば周囲の注目を集める事になってしまい、革命活動に支障を来すんである)」

レーニン「(…閃いたである)」

あ、名前間違えてsageにしちゃった

レーニン「プルルルル……ガチャ もしもし、こちらスネーク。緊急事態だ、可及的速やかに救援を要請する………冗談である、同志小町、そう怒るでない。」

レーニン「いやいや、いたずらではない、要請があるのは事実だ。我輩は現在総武高校の2年F組におり、そこが目標地点である。テポドンを至急打ち込んで欲しいんである。」

レーニン「なに…今ない?それなら仕方ないである。ムスダンで妥協するであるから、いいであるから発射して欲しいである。」

レーニン「…なに?調整中?同志小町、貴殿の頭がハッピーセットでないか疑う事になりかねんぞ、よもや実妹が反動主義者とは思いたくないんである。」

レーニン「であれば、この際情けは捨てよう。同志小町よ、ツァリー・ボンバを解禁せよ。…なに?我輩も巻き込まれて死ぬ?何を言うか、それで死ぬならテポドンでもムスダンでも死ぬわい。」

レーニン「む?騒ぎが大きくなる?…これは失念していた。確かに衝動的大テロルは公安的によくないであるな。それならばチェーカーを数名送り込めんか?数匹の猿を肉塊に変えればいいだけである」

レーニン「えー、駄目〜?このケチ!!!」

レーニン「じゃ、じゃあさ「''るっさい''」…あ?」

三浦「あーしたちお話してんの、見てわかんない?そんなにメッチャ大声で通話したら邪魔になるとか思わねーの?」

レーニン「は?なんである。雌猿、殺すぞ」

レーニン「そもそもである、勝手に会話を盗み聞きするとは貴様、労働者を使っておいてその利潤の大半は自らの懐へ入れる搾取に長けた資本家と言う仮面を被った盗人の有閑者同然であるな」

結衣「ちょ、ちょっとイッチー!優美子ごめん!気にしないで!あたしが悪かったから!」

雪乃「…謝る相手が違うわよ、由比ヶ浜さん。全く、自分から誘っておいて、何分待たせるつもり?」

結衣「……え、雪ノ下さん??…あ!ご、ごめんね、行こうと思ってたんだけど…」

雪乃「あらそう?ということはそこの頭の悪そうな人に絡まれてたのね、気の毒に」

三浦「ちょ、ちょっと次から次へと何なのよ!あーしたち、まだ話が終わってないんだけど!!」

雪乃「話す?がなり立てるの間違いでなくて?一方的に意見を押し付けて、あなたはあれが会話だというの?」

レーニン「その通りである。もし貴様が本気でそう思うのならば、知能指数は雌猿よりも低い。まさにアメリカ帝国主義を盲信する欧米の政治屋である。貴様は必ず粛清されるべきだ」

雪乃「…譬えがとてつもなくわかりにくいわね」

雪乃「ともかく、虚勢を張るのは結構だけど、自分の縄張りの中だけにしなさい。そうじゃないとあなたのメイクみたく、すぐに剥がれるわよ」

レーニン「いやいや同志(仮)、これは人間ではなかろ。科学的知見から言って、先程までの行動の数々はとてもヒトのする事とは思えんである。恐らくは人の皮を被ったチンパンジーである。この様な雌猿は資本主義国家に行けば僅かな餌に狂喜し、死ぬまで資本家の下で見世物ショーを行うであろう」

三浦「…ッ!!」

結衣「(き、教室の空気が一気に変わった…。雪ノ下さんとイッチーが二、三言発しただけで…?)」

雪乃「…それでも話がしたいのならどうぞご勝手に。私は先に行くわ」ガラガラ

レーニン「我輩も同志小町に援軍の不要を伝えに廊下に出るである」ガラガラ

レーニン「(そういえば同志(仮)はどこから聞いていたんであろうか?)」

結衣「え、えっと…あの…ごめんね」

三浦「…」ケータイカチカチ

結衣「あたしさ…人に合わせがちって言うか、勝手に空気読んじゃうっていうか…それでイライラさせちゃったりしたかもしんない」

結衣「だけどイッチーとか雪ノ下さんとかを見てて、本音を言い合うのに何か上手くいってて…それで今までのあたしが馬鹿みたい思えて…」

レーニン・雪乃「「上手くいってる???」」

結衣「えっと…何が言いたいかって言うと…あたしも無理しないで適当に本音で生きてこっかなーみたいな…そんな感じ?」

結衣「別に優美子の事が嫌とかじゃないから、だから、これからも仲良くできるかな?」

三浦「…ふーん、 …まあいいんじゃない」

結衣「…ごめんね、ありがとう…」パアアア

結衣「じゃあ、いくね…」ガラガラ

雪乃「…なんだ、ちゃんと出来るじゃない」

レーニン「…今この瞬間から我輩の中での同志(笑)の認識は改めてんといけないんであるな…同志(笑)は周囲に刃向かう力を潜めた、正真正銘の革命家である」

----------

結衣「わっ!?なんでイッチーがここにいんの!?」

レーニン「いや何となく…」

結衣「…聞いたりしてた?」

レーニン「ノーコメントである」

結衣「やっぱり聞いてたんじゃん!盗み聞きだ!さっき優美子に怒ってたのと同じ事してるじゃん!キモい!ストーカー!変態!えとてと…キモい!」

レーニン「同志(笑)は純粋であるな。コミュニストが二枚三枚の舌を使いん分けるのは極めて自然の理である」キリッ

雪乃「もう、話は終わったの?」

結衣「あ、うん!終わったよ!ごめんね、時間かけちゃって…それで用事っていうのはこの前のお礼なんだけど…」

結衣「はいこれ!」

雪乃「…なにこれ?」

レーニン「おお、同志(笑)、また毒薬を製作したのだな!その行動の速さ、非常に賞賛に値する!」

結衣「二人ともひどいよ!!クッキーだよクッキー!!!前よりマシになったでしょ??」

雪乃「フフッ まあ確かにね、ありがとう」

レーニン「うむ、確かにこれは食べ物である。見た目がやや改善しているである!これは以前の物より用途が広いんである!」

結衣「イッチーひどい!少しは遠慮してよ!」

レーニン「…今更、こうなっては遠慮する事もないのではないかね?」ニコッ

結衣「ドキッ !!…そっか、そうだよね、誰かさんのせいでこうなっちゃったからね!//」

結衣「あ!ゆきのん待ってよー!」

雪乃「ゆきのん…?」

レーニン「誰かさんのせいって…そりゃあ君」

レーニン「我輩だけではない、よな」

これで今日は終了です。これから更新ペース落ちるかも?

>資本主義政府の管轄下にある「国立」に行きたがるとは馬鹿も休み休み言えである

ブーメラン刺さってんぞペテルブルク大卒

>122
>コミュニストが二枚三枚の舌を使いん分けるのは極めて自然の理である
大丈夫だ、問題ない

>>123
ケレンスキー「聞きましたか皆さん! このようにボリシェヴィキは息をするように嘘をつく詐欺師集団です! 騙されたらいけませんよ! 」

ケレンスキー「あと>>122ってIDがエジョフみたい」

こんにちは、更新ペースが「少し」落ちていました。今日の分を上げます。









すいませんでした。。。

奉仕部

結衣「なんだろう、あれ…」ヒソヒソ

雪乃「分からないわ、一応制服を着てはいるけれど…」ヒソヒソ

レーニン「スタスタ ん?我が親愛なる同志達よ、そんなドアの前で何をしているんである」

結衣「わっ!…なんだ、イッチーか。も~びっくりさせないでよ~」

雪乃「そうね、あとさり気なく''親愛なる''って付けないでくれるかしら」

レーニン「あ、いや驚かせるつもりはありなんだ。同志(仮)よ、ただのロシアンジョークである。そんなに明らさまに拒絶せんでもよいであろ」

結衣「部室に不審人物がいんの!なんかよく分からないけど関わりたくない!」

雪乃「ちょっとあなた様子を見に行ってくれるかしら」グイグイ

レーニン「いや普通にスルーしないで欲しいんである。それに我輩は共産革命を起こさねばならないんである。おかしな人物に引き合わされて簡単に命を捨ててはいかんのである」

雪乃「まさかあなたでもないのに、そんな危険人物がこの学校にいる訳ないじゃない、多分」グイグイ

レーニン「言ったんである!今多分と言ったんである!我輩は同志達を全く信用出来ないんである!背中を押さないで欲しいんである!」

結衣「そういやイッチー、優美子と喧嘩した時いきなり大声で電話し始めたよね!あれ普通にうるさかったよ!」

レーニン「いや何で今その話するんであるか、あれは目立たない為にやったら何やらおかしくなったんである、事故である。というか人が話している隙に二人揃って押さないで欲しいんである!ちょやめ」ドン!

雪乃「あ」

結衣「あ」

?「ふっ…来たか…!」

レーニン「は?」

?「クククッ…待ち侘びたぞ、ウラジーミル・イリイチ・ウリヤノフ!!」

レーニン「な、なんであるとっ!?」

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レーニン「いや誰であるか」

雪乃「どうやらあちらはあなたの事を知っている様だけど…」

レーニン「全くもって知らないんである。こんなブクブクと肥え太った資本主義の権化の様な豚が我輩の知り合いで良いはずがないんである」

?「ハッ!まさかこの相棒の顔を忘れたとはな、その頭は見た目だけでなく、中身まで老化しているのではないか?」

レーニン「これは何度も言うが我輩のファッションである。この良さが理解できない方がよほど頭が腐っているんである」

雪乃「ごめんなさい、私には分からないわ」

?「お嬢さんよ、それが正しい大衆感覚だ。安心するが良い」

レーニン「…。ところで勝手に部室に入って来たのだから名くらい名乗ったらどうであるかね。世間一般の礼儀を知らぬ様であるな」

?「ふっ、ウリヤノフよ、都合が悪くなると話が逸らしてばかりでは建設的な議論をするのは到底不可能であるぞ?」

レーニン「その様な安い挑発には乗らないんである。あと我輩の事はレーニンと呼ぶ事を勧めるんである」

結衣「優美子に一発でキレてたじゃん…」

?「まあ忘れたのなら何度でも教えてやろう、我こそは熱き血潮の滾る将来に向って約束されし革命家、材木「何?革命家であると?」ガタッ…ざよしてるなり……、、、」

材木座「いや人が話してる時に普通に割り込まないで欲しいんだけど、ねえねえ、聞いてる?ねえ?」

結衣「え、ちょっといきなり人柄が変わって怖い」

レーニン「おい材木座とやら、革命家と言ったんであるな?オォン?我輩は確かに聞いたんであるぞ?詳しく話すんである、エェ?」

レーニン「それに我輩はやはり貴様の事は知らないんである。この学校にいて、今まで革命家に出会った事はないからな」

材木座「あ、いや、そのですね、自分は一介の革命家としてですね、やはり見聞を広めるべきではないかと思いまして、ええ。ですから、えーとその為には何をすれば良いかと平塚先生にですね、お聞きしたところですね、奉仕部とやらをお教え頂きましてですね」

材木座「あと本当に僕の事、知らないんですか?ねえ?前に話したよね?ねえ?」

雪乃「はぁ…また厄介なモノを持ち込まれたわね」

レーニン「その様な経緯はどうでも良いんである。我輩が尋ねているのは革命家云々の方である。事の本質を見誤る者は、古代の資本家の萌芽へ多大なる金銭を介して詭弁を講じた愚かしきソフィストである」

レーニン「話したと言われても、我輩の革命闘争に何ら利をもたらさないと判断した人民の顔など気にした事はないんである」

材木座「え、革命家の所ですか?いやいや自分はそんな大したものじゃないですよ、ええ」

材木座「ねねね、損得勘定で動かないでよ、あのさぁ…、ていうか僕多分少しは利益あるよ?うん、」

レーニン「いいから話すんである。この学校では革命のかの字も聞いた事がなかったから我輩は大いに興味があるんである。それとも何か、貴様は所謂ファッションコミュニスト、中二病の延長線上のモノなのか?」

材木座「ぶひぃぃ…」

雪乃「えっと…主にその人が見るに堪えないから、そこら辺にしておいたらどうかしら。どうも聞いた感じでは彼は依頼者の様だし」

レーニン「いや依頼者であると同時にこの者は自称革命家である。我輩は必ずこの者の正体を掴まねばならんのである」

結衣「ま、まあまあイッチー、取り敢えず話だけでも聞こうよ。後からでもその、尋問は出来るよ、ねっ?」

材木座「じ、尋問?!」

レーニン「…同志(笑)がそう言うのならこの場はそうするんである。仕方ないである」

雪乃「…それで、材木座?君、あなたの依頼は何かしら」

材木座「え、あ、はい、少し待ってて下さい」

材木座「けぷこんけぷこん!スーハースーハー、う、うんむ!実はな、お主達には我の書いた思想論文を読んで欲しいのだ」

結衣「しそうろんぶん??」

材木座「まあ端的に表現すれば我のイデオロギーの発露だ。なあに、そう身構える事はないぞ、自然にリラックスして読んで貰いたい」

結衣「???」

雪乃「要するに彼の書いた文章を私達に読んで欲しいらしいわ」

レーニン「思想論文か、ふむ。革命家と言うからには、当然それなりの物を出して来るのであろうな?そうであるよな?」ギロリ

材木座「アセアセ」

レーニン「しかし何故わざわざこの様な所まで足を運んだんであるかな?貴様の友人にでも頼めば良いであろうに」

材木座「まあ自慢ではないが我に友達はいないからな」

結衣「理由が悲しいね…」

レーニン「そうであるか、貴様はいらぬ付き合いは好かんのであるな。それは良い心掛けであるぞ」

材木座「?いや友達が出来ないからだが…」

レーニン「は?」

材木座「何かすまん」

雪乃「…ハァ 事情は分かったわ、それならばその思想論文とやらを見せていれないかしら?」

材木座「うむ、これである。我の思想が高尚に過ぎる故、理解出来ぬ部分があるかもしれぬが、そういう所は読み飛ばしてくれて構わんぞ」ガサ

結衣「(うわ…多いなぁ、何か難しそうだし面倒くさそうで嫌だなぁ)」

雪乃「確かに受け取ったわ。じゃあ今日読んでくるからまた明日の放課後に来て貰えるかしら」

結衣「え、ちょ、ゆきのん明日?!」

材木座「ハッハッハ!承知した!では論評を楽しみに待っているぞ、我はこれにて失礼する」ガラガラ

結衣「ちょ、ちょっとゆきのん!こんな多いのを一日で読むなんて無理だよ!私死んじゃうよ!!」

雪乃「由比ヶ浜さん、あなたにとっては奉仕部の初仕事よ、頑張りなさい」

結衣「ふぇぇ…結衣壊れちゃうよぉ…」

レーニン「強く生きろ」グッb

今回はここまでです、更新ペースがまた落ちることを宣言しておきます(余裕で一ヶ月失踪とかありうる)。すいません、、、

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年06月09日 (木) 15:57:07   ID: 9QJGe2ss

なんかもういろいろワロタ

2 :  SS好きの774さん   2016年06月14日 (火) 22:16:42   ID: XgptWGVq

アカの手先のおフェラ豚共が集まってますね・・・

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