のび太「もしもこの世界に艦娘たちがいたら!」 (29)

――骨川家

スネ夫「これが今巷で流行っている艦隊これくしょんだよ」

スネ夫「第二次世界大戦期の旧日本海軍をモチーフにした艦隊ゲームなんだ!」

のび太「へぇ、面白そうだなあ」

しずか「可愛い女の子がいっぱいね!私もやってみたくなっちゃったわ!」

スネ夫「こうやって史実に存在した駆逐艦や軽巡洋艦の魂を受け継いだ艦娘たちを編成し海域に出撃させるんだ」

スネ夫「迫り来る深海棲艦を撃破して、ボスに勝利したらその海域はクリア」

スネ夫「すると、新たに海域が更新されてどんどん先へと攻略を進められるようになる」

のび太「どうしてこんなアクション性の欠片もないゲームをするの?」

スネ夫「アハハハ、君にはわからないだろうな、艦これの真髄が!」

スネ夫「艦これは多種多様な女の子を育成して、強化する事が一番の愉悦なんだよ」

スネ夫「育成シミュレーションゲームは他のジャンルと違って掛けた時間がそのまま実力に直結する」

スネ夫「つまり、艦隊の強さは自分が艦娘たちに捧げた愛そのものなんだ」

スネ夫「きっとのび太は子供だからまだそこまで到達してないんだな」

ジャイアン「スネ夫!艦これやってみたいんだが?」

しずか「私もやってみたいわ!」

スネ夫「みんながそう言うと思ってたからもう準備は済ませておいたんだ、こっちに集まってよ」

のび太「ス、スネ夫!僕は?僕も遊ばせて貰えるんだよね?」

スネ夫「すまないなのび太、艦これは3人用なんだ」

スネ夫「僕はブラウザ版、ジャイアンはVita版で遊ぶと良いよ」

スネ夫「しずかちゃんは僕の叔父さんが試験用に導入してくれた艦これアーケードを貸してあげる!」

のび太「うわ~ん!ドラえも~ん!!!」ダッ


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――野比家

ドラえもん「艦隊これくしょんで遊びたい?」

のび太「ドラえもんならひみつ道具でなんとかできるだろう!?スネ夫を見返してやりたいんだ!」

ドラえもん「二十二世紀ではあまりそう言ったゲームは盛んじゃないだ」

ドラえもん「だからそれに特化したひみつ道具は多分無かったはずだよ」

のび太「そ、そんなあ……あっ!!前みたいにもしもボックスで艦これの世界を作ったらいいんじゃない?」

ドラえもん「ダメだよ、君はそうやっていつもいつも思いつきで後先考えずに行動する!」

ドラえもん「少しはおとなになって、成長したらどうなんだい?」

のび太「お願いだよドラえもん!もしもボックスを貸して!」

のび太「貸してくれたらどら焼き買ってきてあげるからさ~」

ドラえもん「はぁ……仕方がないな~」

ドラえもん「もしもボックス~!」

のび太「ありがとうドラえもん!」

のび太「あとはみんなを呼んでくるだけだ!」

のび太「スネ夫の奴、艦これの世界を堪能できると知ったら手のひらを返してくるに違いない!」

――数十分後

のび太「みんな来てくれてありがとう!今からみんなで艦これの世界を味わってみない!?」

スネ夫「何馬鹿な事を言ってるんだ、のび太はついに頭がおかしくなったのか?」

しずか「のび太さん……頭大丈夫?」

のび太「失礼な!もしもボックスで艦娘たちを呼ぶだけだよ!」

のび太「スネ夫だって、艦娘とじかに触れ合えたら嬉しいだろ?」

スネ夫「の、のび太……!お前って奴は……!心の友だよ……!」ダキッ

のび太「じゃあ、さっき僕を仲間外れにしたの謝ってよ!じゃないとスネ夫はのけ者にする!」

スネ夫「ごめんなさい」

のび太「いいだろう」

のび太「じゃあ行くよ……ドラえもん大丈夫だよね?」

ドラえもん「準備はバッチリさ!」

のび太「よし……もしもこの世界に艦娘たちがいたら!」ジリリリリリリリリ

のび太「これでこの世界には艦娘達がいるようになったんだよね?」

スネ夫「何か変わったような感じはしないけど」

ドラえもん「多分変化しているはずだ、もしもボックスが壊れていなければね」

ズドォォォォォォォォォン!!

しずか「きゃあっ!!!」

ジャイアン「い、今の爆発音はなんだ!?」

スネ夫「ママー!!!」

ドラえもん「わからない……!何かがおかしいぞ……!とにかく外に行ってみよう……!」

のび太「そ、そうだね!ドラえもん!タケコプターをお願い!」

――野比家屋根裏

のび太「街の至る所で火の手が上がってるよ……!」

ジャイアン「お、俺達の学校が燃えてる……」

しずか「どうしてこんな事になったの!?」

のび太「もしもボックスで艦娘を呼び出しただけなのにこんなのっておかしいじゃないか!」

スネ夫「多分……これは深海棲艦の襲撃だ!!」

スネ夫「艦娘の存在意義は深海棲艦の撃破と奪われた海域の奪還にある」

スネ夫「だから、もしもボックスが辻褄を合わせるために、深海棲艦まで生み出したのかもしれない……!」

のび太「そんなはた迷惑なこと!!ねえドラえもん!あり得ることなの?」

ドラえもん「ありえるよ……もしもボックスはなんでもありなんだ!使用者の予想を超えるような事があってもおかしくない!」

ドラえもん「今ならまだ間に合う……早くもしもボックスを使ってキャンセルしよう!」

ヒュンッ!!!

ジャイアン「お、お前ら危ねえ!!」ドンッ

しずか「剛田さんッ!?」

のび太「い、痛いよジャイアンッ!!何するんだッ!!」

ドォォォォォォォォン

ジャイアン「い、いてぇょぉ……!!」ポロポロ

[たぬき]「見えなかったのかい!?僕達に砲撃が飛んできたからジャイアンが咄嗟に押しのけてくれたんだ!」

[たぬき]「ジャイアンが機転を利かせてくれなかったら僕達は死んでいたところだったよ!」

スネ夫「で、でもジャイアンが……!」

[たぬき]「少し破片が飛び散ったくらいだから命に別状はないと思う」パサッ

[たぬき]「タイム風呂敷~!!」てってれっててってってーー

ジャイアン「あ、ありがてぇ……助かったぞ[たぬき]……!」

しずか「でも……今の衝撃でのび太さんのお家が……」

野比家「」

のび太「僕の家が壊れちゃったよぉ……!!」

[たぬき]「そんなの後からいくらでも治せるだろう!それよりもしもボックスが無事かどうか調べなくちゃ!」

スネ夫「も、もしもボックスって……これだよね?」

もしもボックスだったもの「」

[たぬき]「お、終わった……」ガクッ

のび太「どうするんだよドラえも~ん!!」ボロボロ

たぬきってなんだ

ドラえもん「ド、ドラミに緊急連絡して新しいもしもボックスを手配してもらう必要がある!」

ドラえもん「でも一週間くらいはかかるぞ……!」

しずか「い、一週間も廃れた世界で過ごさなくちゃならないって言うの?」ガクガク

スネ夫「ママー!!」ボロボロ

ジャイアン「こうなったんじゃもう仕方がねえ!今、俺達にできることを精一杯するべきだろ!」

のび太「ぼ、僕達にできること……?」

ジャイアン「この状況なんだ……!火事だって起こってるし怪我人がいても不思議じゃあねえ!」

のび太「ッ……!?た、助けなくちゃ……!!ドラえもん手はあるの!?」

ドラえもん「勿論さ、じどうしゃセット~!」

ミニカーのように様々な種類の自動車が揃ったひみつ道具。
それぞれに役割を持っており、火気を感じ取ると消防車が消火しに行き、
誰かが怪我をしていると救急車が怪我の治療に向かう。

ドラえもん「これは自動で動いてくれるひみつ道具だからひとまずは大丈夫だよ」

ジャイアン「まだ終わってねえだろ?音がした場所に向かってみようぜ」

ジャイアン「街をぶっ壊した張本人をこてんぱんにしないと気が収まらねえ……!」

のび太「ぼ、僕も行きたい!自分の目で一体何が起こっているのか確かめたいんだ!」

ドラえもん「そんなの危険過ぎるよ!みんなに何かあったらどうするんだ!!」

しずか「このまま好きなようにされていく様子なんて私、見たくないわ……」

スネ夫「こ、怖いけど……みんなが行くって言うなら僕もついていくよ」ガクガク

のび太「それに、くうき砲とひらりマントがあれば殆ど危険はないから大丈夫だよ」

ドラえもん「それもそうだな」


――海岸沖

のび太「あれ……?僕達の住んでいた街ってこんなにすぐ海岸と接していたはずなかったよね……?」

スネ夫「そ、それどころか大事なモノが無くなってる事に気が付かないのかのび太!?」

のび太「大事なモノ……?」

ジャイアン「裏山だ……裏山がすっぽり消えてる……!」

しずか「み、見て!海の下に何か埋まってるわ!」

スネ夫「建物だ!建物が海の中に埋まっている!!」

ドラえもん「……海の水位が上昇しているんだ!もしもボックスの影響と見て間違いないね」

のび太「ドラえもん!遠くで黒い煙が上がってるよ!」

のび太「多分あそこで戦闘が行われているんだ!!」

――

金剛「くっ……まずいデース……!敵艦の砲撃を防ぎきれなかったデース……!」

加賀「劣勢ね……退却したいのは山々なのだけれど……」チラッ

長門「スマン……私が敵を侮り、慢心していたばかりに大破に陥って足を引っ張ってしまうとは……」

長門「状況が悪くなるようであれば私を見捨てても構わん……!」

金剛「そんなことNoデスよ……!仲間を見捨てるわけありません……!」

隻眼ヲ級「ヲォ……!ヲッ……!」

バシュッバシュッ

加賀「赤城さん……!!」

のび太「ま、間に合え~~~~~!!!!」ドンッ

ポスッ……ドォォォォンン!!

ドラえもん「流石のび太くん、射撃のセンスだけはあるね!」

のび太「あ、あんなに早く飛ぶ戦闘機を狙い撃ちするなんて初めてだったけどね」アハハハ

一同「ッ!?!?!?!?!?」

スネ夫「のび太の癖に生意気だぞ!戦闘機を撃墜したくらいで浮かれるんじゃない!」

しずか「スネ夫さん!また飛んできたわよ!!」

スネ夫「うわああああ!!!!」ブオン

シュパ――――

金剛「Wow!」

ドラえもん「名刀電光丸は爆発させずに切断することもできるのか、新たな発見だな」

スネ夫「し、死ぬかと思った」ヘナァ

名刀電光丸
ンピューター内蔵の剣。
コンピューターが最適な行動を自動的に取らせるので、ド素人が適当に振り回しても剣の達人と対等に渡り合える様になる。

ジャイアン「お前らボサッとしてるんじゃねえ!どんどんくるぞ!!」

ヒュン……カァン……!!

ジャイアン「ふぅ~!ホームラン一丁~~~~!」

加賀「た、ただのバットで跳ね返すなんて……あ、ありえない……!」シロメ

黄金バット
バットは振りさえすれば必ず、強引にボールに当たる。
ただし打球がホームランになるかどうかは、使い人の腕力にかかっている。

しずか「貴方少し頭を怪我しているみたい……治療するからじっとしていてね?」ピタッ

長門「な、なんだそのカバンは!?やめろ……!」

お医者さんカバン「ノウミソタリナイ」

長門「」

お医者さんカバン
聴診器をあてると病気を診断し、病名や原因がモニターに映しだされる。
診察が済むと、注射器の形をした液体の薬や栄養ドリンク、毛布など必要な物を処方してくれる。

しずか「んっしょ……後はこの注射を打てば大丈夫よ」チクッ

長門「いたっ……おぉ……!みるみるうちに怪我が回復していくぞ!?」シュワンシュワン

隻眼ヲ級「ヲォ……ヲォ……!!」ザー

赤城「目標の撤退を確認……加賀さん、どうします?」

加賀「追撃は辞めておきましょう……今はそれどころじゃないわ」

のび太「や、やったあ!敵が帰って行くぞ!」

スネ夫「ふぇ……怖かったよぉー!!ママー!!」ボロボロ

加賀「ねぇ貴方達……!貴方達は一体誰なのかしら……?答えなさい!」

のび太「ぼ、僕達はただの小学生ですよ!何が起こっているのか確かめに来ただけで……!」

加賀「嘘おっしゃい……!決めました、貴方達を重要参考人として鎮守府まで連行します」

加賀「私たちは曲がりなりにもお国に使えている身」

加賀「従わなければ貴方達は国家反逆罪に問われ極刑ですよ?」

のび太一同「」

今日はここまで
ありがとうございました

(タイム風呂敷で直せるんじゃないかとか禁句ですかね)

>>14
僕「」

――鎮守府

提督「……報告書を読み上げてくれ」

明石「報告書によりますと、敵艦隊と交戦中、突如そこの5名が何処からともなく現れ戦闘に参加」

明石「次々と敵空母が射出した戦闘機を撃墜、なおかつ敵勢力を撤退まで追い込むことに成功」

明石「加えて、大破になっていた長門さんをほんの数秒で完治させたそうです」

明石「思わず目を疑ってしまう前代未聞の報告書ですよ!」ダンダン

提督「全く信じられん……加賀、報告書に記したことは真実か?」

加賀「はい、事実を余すことなく書き記しました」

加賀「正直、私達も何がなんだがわかりません」

提督「だろうな……なぁ君達、詳しい話を聞かせてくれないか?」

提督「そう言えば名前も聞いていなかったな……名前も教えてもらえると助かる」

のび太「えっと……僕は野比のび太と言います」

ジャイアン「俺はジャイアンだ!」

スネ夫「骨川スネ夫です」

しずか「源静香よ」

ドラえもん「僕ドラえもん!」

提督「むむっ!?この青狸は喋ることができるのか!?」

ドラえもん「僕は狸なんかじゃないぞ!ネコ型ロボットだ!」

提督「猫型ロボット!?」

のび太「ぼ、僕達はもしもボックスっていうひみつ道具を使っt」

ドラえもん「のび太くんは少し黙っていようね」ガバ

のび太「な、何をするのさドラえもん!?」

ドラえもん「君が事情を説明したってややこしくなるだけじゃあないか」

ドラえもん「ここは僕に任せるんだ」

――数分後

提督「なるほど……君達は深海棲艦を倒すために陸軍から派遣されたエージェントなのか」

提督「陸軍の技術は進んでいるのだな……自立型のロボットまで開発していたとは……!」

提督「しかし陸軍から何の通達も無かったぞ?どういうことだ?」

ドラえもん「僕達の存在は機密事項ですから、おいそれと教えるわけにはいかなかったんです」

ドラえもん「実は、秘密裏に海軍をカバーするつもりだったんですが」

ドラえもん「緊急事態に陥った艦娘がいたものですから、見逃すわけにも行かず救援に行って僕達の存在が公になってしまった」

ドラえもん「上層部にこの事がバレたら色々と面倒ですから、僕達の事は黙っていて貰えませんか?」

提督「深い事情があった訳か……承知したぞ」

スネ夫「(よくもまあ息を吐くように嘘をつけるねドラえもん)」

しずか「(こらっ!そういうこと言っちゃダメよ?ドラちゃんが頑張ってくれてるんだから!)」

のび太「(僕達もドラえもんの話に合わせよう!)」

ジャイアン「(おう!!)」

ドラえもん「それで、少し協力してもらいたい事があるんですが」

提督「ふむ?」

ドラえもん「一応僕達はある程度知っているつもりなんですが」

ドラえもん「僕達の知り得ている事実と齟齬があったらいけないでしょう?」

ドラえもん「なので、今の現状を貴方達から説明してもらいたいんです」

提督「お安いご用だ」

のび太「(や、やったねドラえもん!何とか騙せたし情報も引き出せるや!)」

ドラえもん「(ちょっと申し訳ない気持ちがあるけど……しかたがないよね)」

のび太「(――それから僕達はいろいろなことを知った)」

のび太「(3年前、突如として海の水位が上昇、それに伴い未知の生物が各地で目撃されるようになった)」

のび太「(その生物に名付けられた名前は深海棲艦……深海棲艦は殆どの海域を制覇し人々を襲う邪悪な存在だったらしい)」

のび太「(同時期に不思議なチカラを持った少女たちが発現)」

のび太「(その少女たちは唯一、深海棲艦に対抗でき、艦娘と名付けられた少女たちと深海棲艦の戦いは今も続いていると――)」

提督「という感じになっている……」

のび太「大変なんですね~」

提督「大変なのはこれからだぞ?まず手始めに君達の実力を拝見したい」

提督「何やら君達は空を飛ぶこともできるそうじゃないか?大いに期待しているぞ!」

のび太一同「」

――演習場

しずか「4人共頑張ってね!」

のび太「うぅ……どうしようドラえもん!?艦娘達と戦うことになっちゃったよ!?」

スネ夫「どうしてこうなった」

ジャイアン「また戦えんのか?面白くなってきたぜ!!」

ドラえもん「ここで戦わないって選択肢は無いよ、逃げちゃったら折角の信用を失うことになりかねない」

のび太「やっぱり戦うしかないのか……」

ドラえもん「僕達はタケコプターで空を自由に動けるんだ」

ドラえもん「対して艦娘達は水上ホバリング、機動力でまず圧勝してる」

ドラえもん「殲滅力でもひみつ道具でこちらが上回っているから早々負けるわけ無いさ」

のび太「そ、それはそうかもしれないけど……!」

加賀「貴方達と手合わせできることになって嬉しいわ」

金剛「HEY~!さっきぶりネー!」

長門「先程は私の痴態を魅せつけてしまったが……ビッグ7の力を侮るなよ?」

赤城「あ、あの!よろしくお願いいたします!」

のび太「う、うん!よろしく!」フリフリ

のび太「ねえスネ夫!スネ夫は艦これやってたんだからあの4人の特徴とか分からないの?」

スネ夫「多分……艦種は空母2、戦艦2……火力重視の編成だ」

スネ夫「特に、ビッグ7と言ったあの人は長門……!戦艦の中じゃ頭一つ抜ける実力の持ち主だぞ!」ガクガク

提督「さて!これより模擬演習を始める!」

提督「ルールは簡単!どちらかが降参した時点で演習は終了とする!」

提督「では……君達の力を思う存分発揮してくれ!!始めェッッ!!!!」ピーッ!

加賀「長門さん、例のアレを」

長門「フッ、わかっているさ、てーーッ!!」

ボンッボンッ

――――モクモクモクモクモク

スネ夫「うわあ!センタースモークだ!これじゃあ敵がどこにいるかわからないよ!」

ドラえもん「煙が晴れるまで耐えるんだ!」

ジャイアン「しゃらくせえ!煙の後ろ側に回り込めばいい話だろ!」バッ

ドラえもん「ダメだよジャイアン!!それは敵の思う壺だ!!」

ジャイアン「っしゃ……!回り込めた……!覚悟しやがれ!」

加賀「いらっしゃい……!」キュッ

ジャイアン「あっ……!?回りこんでくることを読まれて……!待ち伏せしてやがったのか!!」

ヒュンッ……ドォォォォォォォォン!!

加賀「いない……?」

のび太「も、もうなんで急に飛び出すのさ!」

ジャイアン「ぁ……?どうして俺はここに……?」

のび太「ドラえもんがどこでもドアでジャイアンをこっちまで引き込んでくれたんだよ!」

ドラえもん「みんな……!煙が晴れた……!」

ヒュンッヒュンッ

スネ夫「矢が!!!」

のび太「ウワァ!?飛んできた矢が戦闘機に変形……?いや変化したぞ!!しかも一機じゃないッ!!」

のび太「でも……このスピードなら撃ち落とせる……!」

加賀「私がただ撃墜される為だけに飛ばしたと思って?」

ドラえもん「のび太くんッ!!!」

カッ――――

赤城「おかしいです加賀さん……!余波は伝わってくるのに轟音が一切聞こえない……!」

ドラえもん「あ、危なかったぁ……吸音機~!」

吸音機
スイッチを入れると周囲の音が完璧に吸い込まれ無音状態になる。

ドラえもん「あんな至近距離で爆発したんじゃあ衝撃はヒラリマントで凌げても爆音までは防げないからね!」

ドラえもん「生身の人間であるのび太君じゃとても耐えられそうにない!対策を講じていて良かったよ!」

のび太「あ、ありがとうドラえもん……!助かった!」ハァハァ

加賀「鎧袖一触といっている場合ではないようね……」キュッ

長門「なかなかやるな……こちらも少々本気を出さねば……!」

長門「全主砲、斉射!て――ッ!!」

金剛「全砲門!Fire!」

のび太「砲弾の嵐だ……!!こんな数どうするんだよドラえも~ん!」

スネ夫「名刀電光丸でも捌き切れないぞ!!」

ジャイアン「俺にも無理だ……」

ドラえもん「大丈夫だって……ビッグライト!!!」

のび太「あっ……!ビッグライトでヒラリマントを大きくすれば!!!」

ドラえもん「僕達を覆えるくらいの大きさになればへっちゃらさ!!」ピカー

のび太「そうだドラえもん!今のうちに……!」ゴニョゴニョ

ドラえもん「なるほど……のび太くんにしては頭を使った奇策だね」ゴソッ

ドォォォォォォォォン!!

加賀「ここまですれば流石に……」

赤城「目標無傷です……!」

加賀「規格外だわ……!でもあの子たち棒立ちじゃない!チャンスよ!」ヒュンッ

ドォォォォォォォォン!!

のび太「」

加賀「よしッ……!あったった……!」

赤城「おかしいです……って頭のなかで何かが……」

長門「ん?何がおかしいというのだ?このまま一斉に攻撃を加えるぞ!!」

ドォォォォォォォォン!!ドォォォォォォォォン!!

のび太「動かないで!!」ジャキッ

一同「ッ!?!?!?!?」

ジャイアン「ヘヘッ!!あいつら驚いた顔してやがるぜ!」

スネ夫「どうして僕達が背後にいるのかわからないようだね」

スネ夫「……次に貴方達は『どうやって背後を取った!?』と言う」

長門「どうやって背後を取った!?ハッ!?」

のび太「ふふっ……僕達はただヒラリマントで砲撃を凌いでいたわけじゃあない!」

のび太「その間にシミュレーションホログラムを使って僕達の立体映像を海上に写していたんだ!」

のび太「そして、貴方達が偽物の僕達を攻撃している間にこのかくしマントを使って接近!背後を取ったってわけさ!」

シミュレーションホログラム
コンピュータの計算で、実験などを立体的に見せてくれる。

かくしマント
かぶると姿が見えなくなる。

加賀「何を言っているのかさっぱりわからないけれど……完敗だわ」

加賀「降参よ」

提督「演習終了ォッ!!!!勝者!!のび太一同ッ!!」ピー

のび太「やったああ!!!!」

ここまで
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