【ワールド】 ボーダーの恋愛事情 5 【トリガー】 (1000)

もう少ししたら少しだけ投下しますねー

こっちに投下すんの?

>>7
そうですね
話が変わるので一応こっちに投下します




【4月1日】



遊真&修&千佳「おはようございます」

宇佐美「おはよー」



小南「――あ、あんたたち大変よ!」



修「小南先輩……おはようございます」

遊真「朝から騒がしいなぁ」≡3≡






小南「と、とりまるがヘマしてクビにされたわ!!」

修「えっ」

千佳「えっ」

遊真「えっ」

烏丸「えっ? 俺すか?」

小南「……あっ」

烏丸「……」

小南「――な、なんでいんのよ! あんたランニング行ったんじゃないの!?」




烏丸「おはよう」

遊真「おはよう」

修「おはようございます、烏丸先輩」

千佳「おはようございます」



小南「ちょ、ちょっと!無視すんな!」



これいつまでやんの?

>>11
そうですね、5で切りが良いんで今回を最後にしようかなとは少し思ってました




烏丸「……あぁ、実は雨降ってきたんで筋トレでもしようかと」

小南「えっウソ! あたし傘持ってきてないんだけど!」

烏丸「ウソなんで大丈夫すよ」

小南「」

烏丸「……ていうかさっき騙されたのが悔しいからって俺をネタに使わないでくださいよ」

小南「だって……」

烏丸「あと分かってましたけど小南先輩ウソつくの滅茶苦茶下手すね」

小南「う、うっさい!!」






遊真「?? これは一体……」

宇佐美「かくかくしかじかだよ~」

遊真「ほほう、エイプリルフール……」






千佳「そういえば遊真くんは初めてだったね」

遊真「ウソをついてもいい日とは……相変わらず日本の習慣はよく分からないな」

修「確か元々は他の国のしきたりだったっけ……?」

遊真「ふむ」

修「どちらにしろ空閑には通じない日だけどさ」

遊真「でもさ、そんな有名な習慣があるなら騙される奴いないでしょ」

修「ま、まぁ……よっぽど信憑性がないと難しいだろうな」





烏丸「……そういえば戻ってくる時UFO見ましたよ」

小南「えっ!? どこで!?」

烏丸「すぐそこです」

小南「なんで写真撮らないのよ勿体ない!」





修「……」



あくまでも読んでる人間の勝手な意見だけど、
1が良いならもっと書いてほしいよ




【嵐山隊・⑩】



嵐山「……」←書類作業中


綾辻「お茶どうぞ」コトッ


嵐山「………………あぁ」


綾辻(……)


嵐山「……」


綾辻(集中してるなぁ)


嵐山「……」



おれもできるならかけるだけ続き読みたいな




綾辻(……ちょっといたずらしたくなっちゃうかも)フフッ



綾辻「……」ツンツン

嵐山「……」←作業中

綾辻「准さーん? お茶入りましたよー?」ツンツン

嵐山「………………あぁ」←作業中

綾辻「応答してくださーい」ツンツン

嵐山「………………あぁ」←作業中

綾辻「もしもーし」ツンツン

嵐山「………………あぁ」←作業中




綾辻(むっ……こうなったら……)






綾辻「……じ、実は大事な話があって……」

嵐山「…………ん? どうした?」←作業中

綾辻「その……」





綾辻「……『あれ』が来ないの」





嵐山「……」←作業中



嵐山「……あぁ、あれか」←作業中



嵐山「あれはな。確かになかなか来ないからな」←作業中



嵐山「あれはいつも……」←作業中



嵐山「いつも……」



嵐山「……」






嵐山「――なにっ!?」ガタッ!



>>15>>19
続けられそうなら続けますよ
キャラがクッソ多いから新しいネタも今後増えそうですし


中途半端ですが一旦終わります
できれば明日も投下しますね

BBFに書いてあったけど、色恋沙汰がやばそう。特に綾辻さんってファンが多いらしいし……


嵐山隊解散の危機!(色んな意味で)

佐鳥「オレ、別の隊に誘われているので嵐山隊やめます」とか4月1日にしたらどうなるのか?
時枝は嘘だとわかっているから軽いけど、木虎は日を忘れて本気で怒りそう。いきなり抜けることに関して

再開
6、7レスくらいかと思います




嵐山「あ、あれっていうのはあれか!? あれの事で間違いないよな!?」ガシッ

綾辻「えっはいそうです!!」ビクッ



嵐山(……ま、まさか……100%じゃないとは聞いた事はあったが……)

嵐山(いつだ? 温泉旅行の時……いや、もっと前か。バレンタインデー……それとも正月か? 大晦日か? それとも……)

嵐山(まて、落ち着け……まずは俺より遥の身を案ずるべきだろう)






嵐山「……そ、そう…か……」


綾辻「はい……」

綾辻(……ウソだけど……)






嵐山「――すまない!」バッ



綾辻(!?)

嵐山「言い訳はしない! 責任は取る!」

綾辻「あ、あのっ……頭上げてください」アセアセ

嵐山「いや、取らせてくれ! 身勝手なのは理解してる!」

綾辻「……准さ――」アセアセ

嵐山「俺なんかの人生じゃ割りに合わないかも知れない! だがそれでも! お前たちの為に俺の人生を賭けさせてくれ!」

綾辻「いえ、その……」

嵐山「無論それが受け入れられないなら、この身に代えてでも―――」

綾辻(あばばばばばばばばば)






綾辻(ま、まさかこんな大ごとになるなんて……)

嵐山「……」

綾辻(未だに頭下げたままだし……)

嵐山「……」

綾辻(……素直に謝ろう)



綾辻「あ、あの……」

嵐山「?」





~ネタばらし中~





嵐山「エイプリルフール? ……あぁ、そうか! 今日は4月1日か……!!」






綾辻「冗談にしても少し度が過ぎました……ごめんなさい……」シュン

嵐山「いや、気にする必要はないさ。確かに人生で2番目に驚いたけどな」ハッハッハ

綾辻(……)

嵐山「……そうだ。せっかくだし俺も充たちを引っ掛けてみようか」

綾辻「……あ、あの」

嵐山「どうした?」

綾辻「私の気のせいかも知れないけど……」

嵐山「ん?」

綾辻「……そ、そのわりには……あまり安心したようには見えないというか……」

嵐山「あぁ。そうだな」






嵐山「……確かに途轍もなく驚いた」

綾辻「はい……」

嵐山「でもそれがウソだと分かったからといって決して『良かった』なんて安心はしないよ」

綾辻(えっ)

嵐山「好きな人との子どもができて嬉しくない奴はいないだろ?」

綾辻「!」






嵐山「……せ、せっかく淹れてくれたお茶が冷めてしまったな。温めなおそう」ガタッ






【嵐山隊・⑪】



時枝「……」



木虎「…時枝先輩」

佐鳥「どうした?そんな所に突っ立って。中入んないの?」

時枝「……あぁ、今はちょっと立入禁止なんだ」

佐鳥「え? そーなの?」

木虎「なぜですか?」

時枝「………………迅さんが来て嵐山さんと内密の話があるから誰も入れないでくれってさ」

佐鳥「ほーん」

木虎「……そうですか」






佐鳥「じゃあどっかで時間潰してよーっと」

時枝「それがいいと思うよ」

木虎「では私も訓練室へ行ってきます」

時枝「うん」

木虎「時枝先輩はどうするんですか?」

時枝「そうだね、オレは……談話室にでも行くよ」

木虎「そうですか。ではまた後ほど」

佐鳥「じゃーなー」

時枝「うん。また」




時枝「……」フー




時枝(……ウソついちゃったけど仕方ないか。エイプリルフールだし)



少ないですがこの辺で…
次は影浦隊あたりの予定です

へたれ出水と誘い受け柚宇さん……いいっすね^~

投下します




【談話室・⑧】



荒船「――こいつだな」スッ

村上「……」

荒船「よし、あがりだ!」

穂刈「……」スッ

影浦「……」

穂刈「あがりだ。俺も」




村上「どうやらオレらの一騎打ちだな、カゲ」

影浦「……チッ」




※ババ抜き中






犬飼「お二人さん分かってる? 負けた方は罰ゲームだよー?」

荒船「さっさとケリつけちまえよ」

穂刈「巻いてけ巻いてけ」



村上「厳しいな」ハハッ

影浦「てめーら先抜けたからって調子こきやがって……!」



犬飼「ほらほら! 影浦くんの良いとこ見てみたーい♪」

影浦「まだ負けてねぇだろが。黙ってねーと殺すぞチャラ男」

犬飼「ははは怖いなぁ」←1着で抜け






村上「……ほら、取っていいぞ」スッ

影浦「……あぁ。分かってるっつの……」

影浦(クソが……なんで俺がババ抜きなんざしねーといけねーんだ)


村上「……」


影浦(しかも鋼の野郎全ッ然読めねー顔してやがる……!!)





村上「どうした? 取らないならオレから―――」

影浦「るっせーな! 今取るから待ってろ!」

村上「あぁ、分かった」

影浦(チッ……)






~中略~



村上「やった」

影浦「」



荒船「やるじゃねーか鋼」

穂刈「むしろ顔に出過ぎてたな。カゲの方が」

犬飼「wwww」


影浦「クソが……! なんで俺が……!!」ギリッ

村上「悪いな」


犬飼「じゃあ最下位の影浦くんには罰ゲームを受けてもらおうか!」






荒船(……さて、内容はどうするよ?)

犬飼(そうだなー)

村上(全員に飲み物を奢るとかで良いんじゃないか)

犬飼(だめだめ! 甘過ぎるよ!)

村上(そうか?)

荒船(あぁ、カゲを弄れる機会なんざ殆どねーからな)

穂刈(そういえばエイプリルフールだったな。今日は)

犬飼(――それだ!!)





影浦(……なんか気持ち悪ぃ感触が……)ザワッ






犬飼「……という訳で仁礼ちゃんに愛の告白をしよう!」

影浦「死ね」

犬飼「大好きだ――!! って全身全霊でさ」

影浦「死ね」

犬飼「あーでもアレか、ウソにはならないか」ニヤニヤ

影浦「死ね」

荒船「ウソってよりドッキリだな」

犬飼「そうそうそれだ。その感じでいこう」

影浦「……」

犬飼「まさか逃げないよね?」

影浦「チッ……」






【影浦隊・⑥】



光(今日はエイプリルフールだ。どんなウソついてやろーかなー)ニヤニヤ

光(そろそろカゲが戻ってくるらしいし楽しみだなー)ニヤニヤ



< ウイーン



影浦「……」

光「よ、よう!」

影浦「……ん」






光「そ、そういやさ!」

影浦「あ?」

光「アタシさっき告白されちったよー」

影浦「……」

光「……」



影浦(『好奇心』と『期待』……下手なウソついてんじゃねーよ。バレバレだっつーの)



影浦「……そりゃ良かったな」

光「おいおいなんだその反応の薄さ! もっとなんかあるだろ!」

影浦「は?」

光「流石だなとか光様マジかっけーとか!」

影浦「あぁ、まじかっけー」






光「いやーモテる女はつらいなー」




犬飼『ザザッ……もしもーし。カゲ、聞こえる?』

影浦「チッ」

犬飼『よしよし聞こえてるみたいだね』

影浦「……」

犬飼『早速始めようか。まずは好きな人がいるかどうか聞いてみよう』

影浦「……チッ」




光(……あ、あれ? なんか急に舌打ちが多くなったな)


光(心無しかいつもより機嫌悪くなってる気もする。そんなにアタシがモテてる事(ウソだけど)が気に入らないのか!?)






光(……そ、それってつまり……)



モテるのが気に入らない→ライバルが増えるのが嫌→独り占めしたい→アタシの事が大好き



光(―――って事か!? そうなのかカゲ!?)

光(しょ、しょーがねー奴だなぁ全く!!////)



影浦(……あァ?)ピクッ

影浦(少し変わりやがった……またこの感覚か)ムズムズ



影浦「おい」

光「なっ、なんだよ」

影浦「あー……なんだ、お前って好きな奴いんのか?」

光(!? も、もう聞いてくんのかよそれ!!)






『はっはっは! いる訳ねーだろ! なんだお前はいんのか? もしかしてアタシか!?』


『しょーがねーなぁ! カゲがどーしてもって言うなら付き合ってやらねーこともねーぞ!!』


『アタシがいなきゃ彼女も作れねーとはなぁ! ったく感謝しろよなー?』



光(……よ、よし、これで行こう……!!)ドキドキ






光「……い、い……いいいい……いいいるわけ……」パクパク


影浦「あァ?」




影浦(妙だな、いつもはウザってぇくらい絡んで来やがる癖に……)






犬飼『――よし、じゃあ告っちゃおうか!』

影浦「……」

犬飼『まさかB級2位の一流攻撃手である影浦くんができないなんて事は……』

影浦「……」イラッ




影浦「……上等だ。やってやろうじゃねーか」ボソッ

光(えっ……な、何を……!?)ビクッ




犬飼『OKOK、じゃあ頑張ってねー♪ …ブツッ』




影浦「チッ……」

光(……)ドキドキ






影浦「おい」ギロッ

光「ひあっふ!」

影浦「あ?」

光「い、いや、なんでもない……」

影浦「……で、どうなんだ? いんのか?」

光「……な、なんでカゲにそんなこと言わなきゃいけないんだよ」

影浦「嫌なら別に良いけどよ」

光(……うっ……)

影浦「チッ……悪かったな。忘れろ」ガタッ






光「ど、どこ行くんだよ」

影浦「……模擬戦」スタスタ

光「……」



犬飼『へいへいへい! まだ告ってないじゃん! 逃げちゃダメだよー!』

影浦(うっぜぇ……)



光「……」ジーッ



影浦(……)ムズムズ



光「……」ジーッ



影浦(……)ムズムズムズ






影浦「……俺ぁ」

光「?」

影浦「別にお前の事は嫌いじゃねぇけどな」

光「え!?」

影浦「……」スタスタ

光「ま、待て待て待て!!」

影浦「んだよ」

光「…………」

影浦「用がねぇなら行くぞ」

光「……い、今の……本当か……?」

影浦「あ?」

光「ほ、ほら。アタシのこと……その、す、す、好きだ……って……」

影浦(『嫌いじゃねぇ』つっただけなんだが)






影浦「……まぁ、嫌いじゃねぇ。俺が言えんのはそれだけだ」

光(!!!!)ドキーン

影浦「じゃあな」スタスタ

光「――ッ!」ガシッ

影浦「あぁ? まだ何かあんのか?」

光「……ま、待て……待って……」

影浦「なんだよ」

光「……本当にいいのか……?」

影浦(いや何がだよ)

光「だってアタシ……すっげーガサツだし……」

影浦(知ってる)

光「バカだし……だらしないし……」

影浦(知ってる)






影浦(……つーか自覚あったのかよ)

光「ほ、本当にいいのか? 落ち着いてよく考えろよ?」

影浦「あぁ」

光「……アタシだぞ?」

影浦「おぉ」

光「見ろ、アタシだぞ? ほら、よく見ろ」

影浦「……」ジーッ

光「……」

影浦「……」ジーッ

光「……」







光「――ななななに見てんだこのバカ!!!!////」


影浦「おめーが見ろっつったんだろが!!」






~ネタバレ後~






【影浦隊・⑦】



炬燵 < 「……」 ←サイドテールだけ外にはみ出てる


北添「おーいヒカリちゃーん」


炬燵 < 「……」


北添「いい加減出ておいでー」


炬燵 < 「……」






ユズル「……カゲさん、何したの」

影浦「ババ抜きだ」

ユズル「??」



なお、なんやかんやで結局くっつくもよう

この辺で終わりますね

投下
少ないです




香澄「オサムと」


修「……」


香澄「……どうしたの? あなたの番よ」


修「い、いや……無理だよ……」


香澄「何を恥ずかしがってるの? 今までもっと恥ずかしい事やらかしてるでしょ?」


修「」


香澄「もう一度いくわよ。……オサムと」


修「……カ、カスミンの……」


香澄「親密度調査~~」




修(何が悲しくて自分の母親をあだ名で呼ばなきゃいけないんだ……)






【ボーダー本部】



C級隊員1「あ、香澄さん! お疲れ様です!」

C級隊員2「お疲れ様です!」

香澄「お疲れ様。最近頑張ってるみたいね」



C級隊員3「ご無沙汰してます!」

香澄「久し振りね。調子はどうかしら」




修(なにこれ)






香澄「……あら、あそこにいるのは本部長さんね。挨拶に行きましょう」スタスタ

修「…はぁ…」



忍田「あ、これはこれは」ペコッ

香澄「お世話になってます」

忍田「今日はどうしてこちらに?」

香澄「実は―――」




沢村「」




修(……あ、ぼく以上に驚いてる人がいる)






【ボーダー本部】



修「そういえば母さん、どこに向かってるの?」

香澄「木虎さんの所よ」

修「え? な、なんで……」

香澄「千佳ちゃんと那須さんは計ったけれど彼女はまだだから」

修「計ったって言うのは母さんが言ってた親密度とかいうやつのこと?」

香澄「そうね」

修「な、なんで木虎まで……」

香澄「お嫁さん候補だからよ」

修「な……!!」






【嵐山隊・⑫】



< ウイーン



香澄「お邪魔するわ」

修「お、お邪魔します……」



嵐山「よう、三雲くん。……と、香澄さん?」

綾辻「お久し振りです」ペコッ

香澄「久し振りね二人とも。元気そうで何よりよ」



修(綾辻先輩まで知り合いなのか……!?)






綾辻「お茶淹れますね」

香澄「ううん、おかまいなく。……それより木虎さんを探してるのだけど」

綾辻「さっき訓練室に行くって言ってましたよ」

嵐山「木虎に何か用ですか?」

香澄「……嫁

修「もう行こう母さん!!」ガシッ

香澄「あらそう」

修「お邪魔しました!!」

嵐山「あ、あぁ……」






【ボーダー本部】



修「……母さん、あまり変な事は言わないでくれ」スタスタ

香澄「でも事実でしょ?」スタスタ

修「事実じゃないよ! そもそも千佳と玲s…那須先輩だって――」

香澄「良いじゃない。年下・同い年・年上が揃うなんて滅多にないわよ」

修「とにかく木虎にも余計な事は言わないでくれ。ただでさえあれから……」

香澄「え?」

修「……あ、いや、何でもない」

香澄「そう」






香澄(……それにしても50000pt越えしてるなんてあの二人は心配なさそうね)



今日はこの辺にしときます
続きは多分土曜か日曜あたりに……

9時頃に投下予定です




【訓練室】



木虎(……今日はこの辺にしておこう……)フー



< ウイーン



香澄「……お疲れ様」

木虎「あ、三雲くんの……」

香澄「精が出るわね」

木虎「いえ」



修「ご、ごめん木虎。邪魔しちゃって」

木虎「! ……べ、別に……」



香澄(あら……?)






修「……」

木虎「……」


香澄「……あなたたち、どうして目を合わせないの?」


修「……」ビクッ

木虎「……」ギクッ


香澄「何かあったの? ……そうね、押し倒してキスしちゃったとか?」


修「」

木虎「」


香澄「……冗談のつもりだったのだけど」






修「あ、あれは違うんだ! 訓練中の事故で……」

木虎「そ、そうなんです!」

香澄「あらそう」

修「ぼくの不注意で――」

木虎「いえ! 彼は悪くありません! 私が未熟なばっかりに――」

香澄「別に責めてないわよ。むしろもっとバッチ来いって感じね」

修「な、何言ってるんだよ!」

木虎「」



香澄(30000pt……これはとんだ伏兵ね)






【ボーダー本部】



修「酷い目にあった……」

木虎「……」ハァ…

修「すまない。うちの母さんが……」

木虎「え? 『母さん』?」

修「へ? ……うん、そうだけど」

木虎「お姉さんじゃなくて?」

修「母さんだよ」

木虎「……病院で初めて会った時に『姉です』って自己紹介されたけど」

修「何やってんだあの人」






修「――」ワーワー

木虎「――」ギャーギャー



香澄(今日こうして見てるだけで最低値が4500pt、最大値が30000pt)

香澄(かなり不安定だけど瞬間最大値は3人の中でも抜けてるわね)




修「……でも良かったよ」

木虎「何が?」

修「ほ、ほら……この前のあれ以来……」

木虎「……」

修「……」




木虎「……自分から墓穴掘ってどうするのよ……///」

修「……ご、ごめん……///」






修「……と、とにかくまた木虎と普通に話せるようになって良かったよ」

木虎(その台詞も充分恥ずかしいと思うんだけど……相変わらずね)



修「あ、そうだ。この前のランク戦の感想というかアドバイスが欲しいんだけど……」

木虎「……そうね。ギリギリ及第点あげてもいいわ」

修「本当か!?」パアッ

木虎「あ、あくまでギリギリよ! いい? 私ならもっと―――」クドクド




香澄(……あら、また上がった)






【玉狛支部・⑳】



小南「あれ、香澄さんだ」

烏丸「こっち来てたんすね」

レイジ「ご無沙汰してます」ペコッ

香澄「お疲れ様。元気そうで嬉しいわ」

林藤「おぉ姐さん」

香澄「修がお世話になってます」

林藤「いやいや。こっちこそ」

香澄「ちゃんと煙草控えてますか?」

林藤「ま、まぁ少しは……」




修(……もう何も言うまい……)






香澄「そういえば迅くんはいないの?」

烏丸「ここんとこ帰ってきてないすね」

香澄「……そう」



ガチャッ…



香澄「あら」

遊真「あれ? オサムのおかーさんだ」

千佳「こんにちは」

香澄「元気そうで良かったわ。また少し強くなったみたいね」ワシャワシャ

遊真「なりました」≡3≡

香澄「飴たべる?」

遊真「たべます」≡3≡



修(餌付けされてる……)






香澄「それと……千佳ちゃん」チラッ

千佳「?」

香澄「こっち来て」

千佳「は、はい」





香澄「……油断してると取られるわよ」ボソッ

千佳「えっ」

香澄「あなたが第一候補なんだから頑張って」

千佳「こ、候補……?」

香澄「……」ニッコリ

千佳(え? え?)



この日を境に木虎の修に対する厳しさがほんの少しだけ緩和したもよう

少ないですがこの辺にしときます。

今結花さんなんだよなぁ……(ため息)


少しだけ季節外れの花見編を




【ボーダー本部】



米屋「お、また何か貼ってあるぜ」

出水「ん? なになに……」




――――――――――――――――――――――――――――――


        ~お知らせ~


春爛漫の好季節を迎え、毎日お元気でご活躍のことと存じます。





花見すっぞ!


――――――――――――――――――――――――――――――




米屋「花見かーなんか久し振りだわー」

出水「そりゃ普通は春にしかやらねーもんだからな」



すいません今日はこの辺で……(小声)
書き溜めます……

千佳ちゃんも普段抑えてた欲望が出てきそう

>>211
出ます(真顔)

22時前後に投下できそうです

那須さんはそのうち……

投下ー
(今回も少)ないです




【個人戦ブース】



迅「……」



太刀川「お、迅やんけ!」

迅「あぁ、太刀川さんに風間さん」

風間「お前がここに一人でいるなんて珍しいな」

太刀川「なんだなんだ? 俺のこと待ってたのか?」

迅「いや違うよ…… ほら、いま狙撃手組が合同訓練してるでしょ?」

太刀川「そうなのか?」

風間「そうなのか」






迅「あぁ、そういえば二人とも狙撃手なしだったね」

風間「……それとお前がいることと何の関係がある?」

迅「んー……ちょっとイヤな未来が見えててさー」

風間「!」

太刀川「マジ? ついに黒トリガー来る?」

迅「いや、そこまではだけど……」

太刀川「なんだ大したことないな。それなら模擬戦すっぞ!」

迅「待った待った! 死人とかは出ないけどなるべく抑えたいんだって!」

太刀川「いいからやっぞ!」






迅「おれがここで太一と話せるかどうかが分岐点っぽいんだよね……」

風間(なに? 別役が絡んでるのか……?)

太刀川「十本勝負でいいよな!」



< ザワザワ…


佐鳥「よっしゃー順位上がった!」

太一「くっそー下がった……」

半崎「だるいわ」



迅「あぁほら! 訓練終わっちゃったじゃん!」

太刀川「マップはどこでもいいだろ?」



迅(風間さんなんとかして!)

風間(悪いが無駄だ。こうなった太刀川はそれこそ黒トリガーでもないと止められない)






古寺「お昼たべようか」

佐鳥「そーだなー」


< ザワザワ…



迅「太一! おーい太一!」



太一「あれ? いま誰かに呼ばれたような……」

半崎「気のせいじゃない? だるいし」

太一「うーん、そうかも」


< ザワザワ…





迅(……行っちゃった……)

太刀川「ん? どした?」






【数日後】



諏訪「あークソ! なんで俺が場所取りなんざ……」

風間「ジャンケンで負けたからだろう」

諏訪「そういうおめーも負けたからここにいんだろ」

唯我「先輩方はまだ良いほうです! ボクなんて理由なく即座に選抜されましたよ!?」

風間「それはお前が適任だったからじゃないのか」

諏訪「太刀川たちはおめーを信頼したんだよ」

唯我「な……! で、でしたらボクも吝かではないというか……」


諏訪(ちょれーなコイツ)






諏訪「……んで太刀川隊は唯我、嵐山隊は嵐山が来てて……」

風間「鈴鳴第一は村上、荒船隊は荒船と穂刈、玉狛は空閑と三雲か……」



村上「ZZZ……」

穂刈「寒いな、早朝は。まだ」

荒船「鋼の野郎ソッコーで寝やがって……」

遊真「オサムも無理しないで寝てたらどうだ?」

修「い、いや……大丈夫だ」



諏訪「でも一番気になんのがアレだよな」チラッ

風間「……あぁ」チラッ





城戸「……」





諏訪(なんでよりによってウチのトップが場所取りに来てんだよ……)



真の悪、始動す

この辺にしときます。少なくてすいません


土曜か日曜も来れたら来ます

9時過ぎには投下できそうなんで少しお待ちを!




【数時間後】



ざわざわ…



遊真「おーいみんな、こっちこっち」



烏丸「悪い。待たせたな」

小南「おはよ…… あー眠い……」

林藤「悪いな、朝早くから場所取りさせちまって」

千佳「ご、ごめんね二人とも」

修「いや。大丈夫だよ」

遊真「そうそう。他の人もいたから全く問題なし」≡3≡






【花見】



忍田「……そろそろ乾杯といきましょうか」


出水「よっしゃー!」

米屋「へいへいへーい!!」


忍田「えー……皆さん、今日までよく頑張ってくれました。ありがとう」

忍田「そして明日からもよろしくお願い致します。今日だけは戦いの事は忘れて楽しみましょう」

忍田「それでは……乾杯!」




< かんぱーい!!






宇佐美「さぁさぁみんなお待ちかねのレイジさん特製弁当だよー!」


小南「やった!」

烏丸「いただきます」

遊真「お腹すいてたから助かる」モグモグ

レイジ「一応暖かい緑茶や紅茶、コーヒーを用意しておいた」

林藤「おお助かる。コーヒーもらうぞ」

修「じゃあぼくも……」

レイジ「食後のデザートもあるぞ」

烏丸「パないすね」






遊真「……あれ? そういえば迅さんは?」

修「さぁ……千佳は知ってるか?」

千佳「ううん」

小南「ほーんとあいつって集まり悪いわね……」ブツブツ

林藤「はっはっは。まぁそう言ってやんな」





< ざわざわ…



修「そ、それよりなんですかこの行列……」

烏丸「レイジさんの弁当目当てだ」

修「」






【三輪隊・④】



米屋「おいおいおいおいおいおい秀次! 飲んでるか!?」

三輪「……」

出水「どうしたどうした、そんな暗い顔して!」

米屋「バッキャロウ秀次はいつもこんな顔だっての!!」

出水「いっけね!」


米屋&出水「「HAHAHAHA!」」



三輪「……」イラッ






【20歳組】



モクモクモクモク…



堤「ゲホゲホッ! な、なんだこれ!?」

二宮「ちっ…」



モクモクモクモク…



太刀川「おう。お前らも食うか?」←餅焼き中



堤「」

二宮「どうしてお前は七輪持ち込んでるんだ……」






【21歳組】



諏訪「よう。飲んでるか?」

風間「あぁ」モグモグモグ

諏訪「これ飲もうぜ」ゴトッ

風間「日本酒か」

諏訪「あぁ。雷蔵は来てねーからレイジだけ呼んでよぉ」

風間「越後武士……『えちごさむらい』か。聞いた事ないな」

諏訪「堤のイチオシだぜ? ぜってー当たりだろコレ」

風間「ほう」






【大人組】



忍田「……綺麗だな」

沢村「え!?」

忍田「桜」

沢村「あ、はい。そうですね。そうですよね……」

忍田「?」

林藤「お前の方が綺麗だぜ!」キラーン

沢村「セクハラです」

林藤「えっ」






林藤「城戸さん、楽しんでる?」

城戸「当然だ」

林藤「あ、そういや城戸さんに飲ませたい秘伝の酒があるんだった」

城戸「ほう……」

林藤「かなーりキツいよ? 飲みます?」

城戸「面白い」



忍田(若干……本当に若干だけど城戸さんのノリが良くなってるな)




林藤「え~~と……」ガサゴソ


林藤「あれ? おっかしーな……持ってきた筈なんだけど……」ガサゴソ



※既に城戸さんが全て飲んでしまいました

>>263
※太一がやらかします




【鈴鳴第一・⑥】



来馬「おいしいよ」モグモグ

太一「おいしいっす」モグモグ

村上「おいしい」モグモグ



今「……そ、そんな……」テレテレ



柚宇「おいし~~お嫁さんに欲しい~~」

当真「レイジさんの弁当とタメ張るんじゃねーのコレ?」






太一「お腹も膨れた事だしちょっくら自分みなさんにお酌してくるっす!」

村上「今からか?」

太一「はい! さっき玉狛の所で変わった烏龍茶見つけたんで!」

来馬「た、太一、あんまり粗相しないようにね……?」

太一「大丈夫っす!」

今「迷惑掛けないようにしなさいよ」

太一「了解っす!」



今日はここまでで。
戦が始まる

今日はここまでで。
戦が始まる

未成年の飲酒はダメ、絶対(一応)

もう少ししたら始めますねー




太一「どーぞ!」

嵐山「すまないな。ありがとう」

綾辻「ありがとー」



太一「どーぞ!」

三輪「……あぁ」



太一「どーぞ!」

荒船「おう」



太一「どーぞ!」

千佳「あ、ありがとうございます」ペコッ

遊真「どーもどーも」≡3≡






太一「どーぞ!」

諏訪「おー気ぃ利くじゃねーか」

レイジ「貰おう」

風間「―――」

レイジ「おい風間、大丈夫か?」

風間「問題ない……」

諏訪「あー……俺とレイジの分だけでいいわ」

太一「了解っす! 烏龍茶ですけどどーぞ!」

諏訪「サンキュ」

レイジ「ありがとう」



>299
個人的には効かなそうな感じが




諏訪「んじゃさっそく……」ゴクッ



諏訪「……」



諏訪「――――――カァッ!!!!」クワッ



太一「!?」ビクッ

諏訪「カハッ……! ゴホゴホッ! な、なんだこりゃ……!?」

風間「なんだ今の声は。烈海王か」

レイジ「どうした?」

諏訪「これ烏龍茶じゃねぇぞ……!!」

太一「えっ」

レイジ「なに?」






太一「えっ、マジっすか?」

諏訪「確認してねーのかよ! これ明らかに酒だぞ!?」

太一「色的に烏龍茶かなって……」

レイジ「なんて名前だった?」

太一「えーっと確か……ってラベルにはストロー80って書いてありました」

諏訪「なんだそりゃ?」

レイジ「聞いたことないな」



~検索中~




諏訪「えっ……(ドン引き)」

レイジ「なんだこれは……(ドン引き)」


太一「??」






【トイレ】



修(ふー……)スタスタ


奈良坂「……」バッタリ


修「あ……」


奈良坂「……」


修「ど、どうも……」ペコッ


奈良坂「……」





奈良坂「……待て、三雲」

修「え?」






【花見・②】



奈良坂「……紅茶でいいか?」

修「あ、はい」

奈良坂「……」スッ

修「ありがとうございます。頂きます」

奈良坂「……」

修「……」

奈良坂「……」

修「……」

奈良坂「……」





修(な、なんだこの状況……?)






修「……あの、奈良坂先輩」

奈良坂「ん?」

修(なんだかこの人と話すの緊張するな……)


修「ぼ、ぼくに何か用が……?」

奈良坂「……あぁ、そうだな。そうだ」

修「……」ゴクリ…

奈良坂「前から三雲とは話したいと思ってた」

修「え?」

奈良坂「玲の事でな」

修「玲…というと那須先輩ですか?」

奈良坂「そうだ」





修(奈良坂先輩も玲さんの事を呼び捨てにしてる……? 二人はどういう関係なんだ……?)


奈良坂「早とちりするな。俺と玲はいとこ同士なだけだ」

修「え? そうなんですか……!?」

奈良坂「あぁ」

修「そうですか…… あの、ちなみに今日あの人は……」

奈良坂「体調を崩したらしい。季節の変わり目だから特にな」

修「……」

奈良坂「今日は熊谷が付き添って自宅で療養してる」

修「そう……ですか」



【悲報】那須さん欠席

>>312
サーセン……




奈良坂「……三雲も知ってるだろうが、玲は昔から身体が弱い」

修「……」

奈良坂「一度体調を崩してから何ヵ月もまともに動けない事もあった」

修「……」

奈良坂「だが今は熊谷たちが傍にいてくれる。……それにお前もだ。三雲」

修「え……?」

奈良坂「玲から何度もお前の話を聞いたよ。親族以外で異性の事を呼び捨てにしたのは三雲が初めてだからな」

修「……」

奈良坂「それに、お前の話をする時はいつだって楽しそうだった」


修(な、なんだか恥ずかしい……!)






奈良坂「チームメイトや家族以外で心許せる相手がいるのは大切な事だからな」

修「あ、あの……ぼくはそんな大それた事は……」

奈良坂「謙遜しなくていい」

修「いえ、本当に…… むしろぼくの方こそお世話になってて……その……」

奈良坂「……聞いた通りの性格だな」フッ

修「う……」

奈良坂「だが俺からも頼む。これからも玲と仲良くしてやってくれ」

修「それは……勿論です」

奈良坂「礼を言う。 ……時間取らせて悪かったな。戻ろう」

修「あ、はい!」






【花見・③】



< ざわ…ざわ…



奈良坂「なんだか騒がしいな」

修「何かあったんでしょうか……?」



米屋「――おぉ奈良坂! やっと見つけたぜ!」ゼェハァ



修「米屋先輩」

奈良坂「どうした?」

米屋「秀次が……秀次がやばい!!」

奈良坂「え?」



三輪先輩は泣き上戸(ネタバレ)
那須さんは次か次の次の話あたりまでお待ちを

できれば明日また来ますね

>>316
那須さん、呼び捨てにしてるって事は他の人の前では「修」って呼んでるのか…?
下の名前で呼ぶことも呼び捨てっていうのかな?

>>330
すいません、少しニュアンス違いましたね
呼び捨てじゃなくて普通に「下の名前で呼んでる」でお願いします

>>330
でも奈良坂先輩の前で「修」呼びしてあたかも付き合ってますオーラ出して強がってる那須さんって可愛くない?

>>332
いいっすね^~

もう少し経ったら再開できそうです




【三輪隊・⑤】



奈良坂「一体どうしたんだ?」

米屋「秀次! 奈良坂も来たぞ!」

古寺「ほら三輪先輩! みんなちゃんといますよ!」



三輪「……」グスッ



奈良坂(泣いてる……だと……!?)



奈良坂「ふ、二人とも……これは……何がどうなってる……?」

米屋「いや、なんか知らんけど急に泣き出した」

古寺「ていうかなんだか顔紅くないですか……?」

米屋「え? もしかして酔ってる感じ?」






三輪「……奈良坂……」

奈良坂「……あ、あぁ、奈良坂だ」

三輪「……お前ら……」

古寺「は、はい」

米屋「どうした?」

三輪「……死ぬなよ……」

古寺「えっ」

三輪「お前らは……絶対に……死ぬな……」

米屋「あ、当たり前だろ! なぁ奈良坂!」

奈良坂「あ、あぁ。当然だ」






三輪「……姉さん……」



米屋(やべぇ!重い!重いぞ秀次!)






【21歳組】



風間「いいか、腰を使うんだ」

風間「腰を使って大自然と一体化しろ。宇宙の広大さを知れ。カツカレーを好きになれ」

風間「そして敵を見据えて力を抜く……そうすれば自ずとベストな動きができる」


木虎「……」

時枝「……」

菊地原「……」

歌川「……」

遊真「……」≡3≡



諏訪(風間蒼也くんのスコーピオン講座始まったぞオイ)

レイジ(あいつもそろそろ限界か。早いとこ寝かすぞ)






【花見・④】



修(なんだか周りが騒がしくなったな)


< ざわざわ…


修「……よっこいしょ」

千佳「おかえり」

修「あぁ。ただいま」

修(ていうか空閑も風間さんに捕まってる……少し離れとこうかな)モグモグ

千佳「あ、修くん」

修「ん?」モグモグ

千佳「ここ、ご飯粒ついてるよ」

修「本当か?」ゴシゴシ






千佳「わたしがとってあげる」

修「あぁ……すまない」

千佳「……」スッ



ぺろっ



修「」


千佳「とれたよ」


修「」



修「」



修「」





修「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!??」ガバッ






修「ち、千佳!! 今……おまっ……何…を……」

千佳「?」

修「な、何をして……」

千佳「とってあげただけだよ」

修「普通に取ればいいだろ!///」

千佳「ふつうにとったよ?」

修「普通じゃない!」

千佳「ふつうだよ?」

修「だって……な、舐め……舐めて……だなんて……」

千佳「?」






修(な、何が起きた……!? こんなのいつもの千佳じゃない!)

修(周りが騒がしいのと関係があるのか……? 原因はなんだ……?)

修(新種のトリガーか? あるいはこの前の温泉旅行みたいな……)



千佳「修くん、修くん」チョンチョン



修「え? な、なんだ……?」



千佳「ちゅーしよっか」



修「!!??」






修「あばばっ……ま、待て……待つんだ千佳……」

千佳「……」ズイッ

修「近っ……」



修(……あ、あれ? なんだか顔が赤くないか? しかも目もうつろだし……)



紙コップ < ……



修(千佳が持ってた紙コップ……ま、まさか……)


ペロッ……


修(こ、これは……麻薬!)

修(……じゃない、何を言ってるんだぼくは! 一体なんだこれ……!? お酒なのは間違いなさそうだけど……)







千佳「修くん、ちゅーしよう」ガシッ

修(くっ……力強っ――)グググ

千佳「……」

修「ほ、本当に待て! 落ち着け!」グググ

千佳「……んー……」

修(やばいやばいやばいやばいやばい麟児さんごめんなさい―――)

千佳「――」ガクッ

修「え?」

千佳「――」

修「千佳……?」

千佳「」スヤスヤ






修(ね、寝てる……)

千佳「」スヤスヤ


修(……はぁ……びっくりした……)

修(よっこいしょっと。 ……軽いな)グイッ

修(ここより支部で寝かせておいた方が良さそうだ―――)チラッ



宇佐美「……」ニコニコ



修「」



宇佐美「修くん」



修「……は、はい…… いや、ていうかいつからそこに……」



宇佐美「ほどほどにね」キラーン



修「な、何がですか!?」



今日はここまでで。
できれば明日も来ます

11時半くらいからなら再開できそう…(小声)

無理にやらんでも
時間的に1レスのみか良くて3レスくらいだろうし

>>382
もう少し頑張れます(多分)

投下




【花見・⑤】



柚宇「太刀川隊オペレーター国近柚宇、1曲歌いま~~す」


< 「待ってましたー!!」

< 「ひゅーひゅー!」



米屋「おい出水! おめーも一緒に歌え!」

出水「はぁ!? な、なんでだよ!」

犬飼「そうだそうだ! 歌えー!」



< 「うーたーえ! うーたーえ!」



出水「」






太刀川「出水!」

出水「あ、太刀川さん」

太刀川「隊長命令だ。歌え!」

出水「え」

二宮「……出水」

出水「二宮さん……」

二宮「歌え」

出水「」

二宮「歌え」

出水「」

二宮「歌え」

出水(アカンこの人もだいぶ酔ってる……)






出水「ちくしょう歌えばいいんだろ歌えば!」

柚宇「やったぁ」


< 「ひゅーひゅー!」

< 「キスしろー!!」


出水「う、うるせーぞ外野!」





林藤「いやー若いって良いもんだねぇ」

忍田「……そうだな」

林藤「ん? どうした元気ねーな? もう酔ったか?」

忍田「いや、少し疲れただけだ」

林藤「え?」






沢村「本部長、何にしますか?」

忍田「あ、あぁ……そうだな……」

沢村「もう一杯いきます? それともお茶か炭酸系か……」

忍田「じゃあ同じのをもう一杯もらおう」

沢村「分かりました。……どうぞ」

忍田「ありがとう」

沢村「あっそうだ、ついでに結婚しませんか?」

忍田「……」




林藤(あっ……(察し))






【玉狛支部・21】



ガチャッ…



修(……軽いとは言え……流石に……疲れたな……)ハァ…ハァ…


修(よいしょっと……)ドサ…



千佳「」スヤスヤ



修(ふぅ……)


修(……)


修(……それにしても一体誰が千佳にお酒を飲ませたんだ?)


修(ま、まさかあんな風になるなんて……)






千佳「」スヤスヤ



修(……この感じだと暫く起きそうにないな。戻っても大丈夫そうだ)


千佳「」スヤスヤ

修(……)

千佳「」スヤスヤ

修(……)

千佳「」スヤスヤ



修(……とは思ったものの、袖を掴まれてて動くに動けない……)






千佳「」スヤスヤ



修(……仕方ないな)ハァ…


修(今日は朝早かったし、ぼくも少し仮眠するか)


修(一応空閑にはメールでもしとこう)


修(……)


修(……)スゥ…












香澄(……いい画が撮れたわ)キラーン



少なくてサーセン
次かその次あたりで終わるかと思います

投下します




【花見・⑥】



菊地原「……はぁ」

歌川「疲れた……」

菊地原「風間さんあれ完全に酔ってるよね」

歌川「あぁ……結構酒癖悪いのかもな」

菊地原「めんどくさいなぁ……」



< ざわざわ…



歌川(あれ? なんだか騒がしいぞ)






小佐野「みかみか~」

三上「はいはい。今取り分けるから待ってて」テキパキ


小南「みかみか~」

三上「はいはい。コーラでいい?」テキパキ


宇佐美「後輩が大人の階段登っちゃいそうだよ~~淋しいよ~~」

三上「はいはい。頬っぺた汚れてるよ」フキフキ




菊地原(なにこの光景)

歌川(群がってる……)




沢村「みかみか~~また振られた~~……」

三上「そ、それは私に言われても……」






三上「あ、二人ともお帰り。風間さんは?」

菊地原「……酔ってるよ」

三上「え?」

歌川「向こうにいます。まだ戻りそうもないですけど」

三上「そっか。……ほら、二人もこっち来て」

歌川「いや、オレたちは……」

三上「いいからここ座って」ポンポン

歌川「は、はい」

三上「何か食べる? それとも飲み物がいい?」

歌川「えーっと……」






三上「ちゃんと手は洗ってきた? おしぼり使うなら言ってね」

歌川「……は、はい」

三上「何か食べたいのある?」

菊地原「別に自分で取れるし……」ブツブツ

三上「いいからお姉ちゃんに任せて」

歌川(お姉ちゃんって……)

菊地原(なに? もしかしてこの人も酔ってるの?)




「「「みかみか~~」」」




三上「はいはい、順番だからね。ちゃんとお姉ちゃんの言うこと聞いて」






歌川(……)


菊地原(……)


歌川(……でも、なんだか、アレだな。この光景)


菊地原(……)


歌川(こう、こみ上げてくる物があるというか……)


菊地原(……)


歌川(……わ、悪くないというか…… な?)


菊地原(ぼくに同意求めないでよ)






【花見・⑦】



穂刈「エントリーNo.2、穂刈篤」



< 「男は引っ込めー!」



穂刈「脱ぎます。歌うと見せかけて」



< 「キタ―――!!」

< 「いいぞポカリ!!」

< 「やれー!」






【花見・⑧】



< 「脱ーげ! 脱ーげ! 脱ーげ!」



二宮「……騒がしいな」

堤「まぁまぁ。花見なんてこんなもんでしょ」

二宮「フン……」

堤「それに加古ちゃんがいないから試食させられる事もないし安心だよ」

二宮「そこは同感だな」

太刀川「餅うめぇ」モグモグ






二宮「だが静かに眺めるのもまた花見だろう」

堤「ま、まぁそうかもね」

太刀川「餅うめぇ」モグモグ



堤(……そんな事よりさっきから二宮の頭の上にやたら桜の花びらが落ちてるのが気になって仕方ない……!!)

堤(気付いてないみたいだし自然に取ってあげるべきか? 素直に指摘してあげるべきか? それとも―――)






犬飼「ブッフォwww 二宮さん何その頭wwww 桜の王子様っすかwwww」



堤「」






【21歳組・②】



風間「……」フラフラ



諏訪「お、戻ってきたぜ」

レイジ「大丈夫か?」

風間「問題ない」

レイジ「そうは見えないが」

風間「少し暑くて頭が痛くて吐き気がして足元が覚束ないだけだ」

諏訪「数え役満じゃねーか」

レイジ「それを酔ってるって言うんだ」






【花見・⑨】



林藤「いやー飲んだなぁ」

忍田「そうだな」

林藤「どうする? 二次会行っちゃうか?」

忍田「いや、流石に……

城戸「いいだろう」

忍田「!?」

林藤「おぉ! 珍しい!」






< 「よっしゃーどんどんいけー!」



綾辻「えっと……エントリーNo.6、綾辻遥です」






< 「かわいー!!」

< 「遥! 結婚してくれー!!」



綾辻「……///」テレテレ





忍田「ッ……!!」ザワッ

城戸(これは―――)





綾辻「――それでは1曲歌います!」





忍田「」

城戸「」






忍田『――ぜ、全隊員に告ぐ! 今から換装を許可する!』

根付「実にまずいですねぇ……明らかに彼女も酔っているように見えますが……」

忍田「正隊員以外も護身用トリガーを起動しろ!!」

鬼怒田「10秒以上は保障できんぞ!?」

忍田「それでも無いよりはマシだろう。なんとか凌ぐしかない……!」



城戸『緊急事態だ。空閑隊員に関しては黒トリガーの使用を許可する』


遊真『え?』





ざわざわ……


遊真(なんか周りがザワザワしだしたぞ)

烏丸「……まずいな。下手したら犠牲者が出るぞ」

遊真「なにそれこわい」



諏訪「やべぇよ……やべぇよ……」

日佐人「ど、どうします!?」



< ~~♪ ~~♪♪



荒船「おいおいイントロ入っちまったぞ!!」

穂刈「こりゃ死んだな、オレ」

歌川「三上先輩! 耳栓を―――」

菊地原(……これぼくが一番被害受けそうなんだけど)






米屋「おい白チビ! 許可降りたなら黒トリガー使え!」

出水「堅ぇの頼むぞ!」

遊真「ふむ……よく分からんけどりょーかいりょーかい」



< ~~~♪♪




全員『『『両防御(フルガード)!!』』』



遊真「『強』印(ブースト)+『盾』印(シールド) 三重(トリプル)!!」




< ~♪ ~~♪



綾辻「――」スーッ






忍田『――来るぞ! 衝撃に備えろ!!』








※遊真と嵐山さん以外ベイルアウトしました。





以上です
一応終わりなんでまたネタ募集しつつ書き溜めますねー

投下します
少ないです




【那須家・④】



ガチャッ…



熊谷「おじゃましまーす」

那須「……いらっしゃい」

熊谷「調子はどう?」

那須「良くなってきたわ。熱も下がったし……」

熊谷「そう、良かった。……あ、桃缶たべる?」

那須「……ううん、今はいいわ。ごめんねくまちゃん」

熊谷「大丈夫大丈夫。食べたくなったら言って」

那須「ありがとう」






【那須家・⑤】



那須「……」

熊谷「……」

那須「……」

熊谷「……」

那須「……」

熊谷「……それじゃあたし帰るね」

那須「あ、うん。ありがとう」

熊谷「何かあったら連絡ちょうだい」

那須「うん」






【ボーダー本部】



熊谷(体調が良くなってきてるのは本当なんだろうけど、なんだか元気なかったなぁ)テクテク


熊谷(またあたしが押し掛けても疲れるだけだろうし……)テクテク


熊谷(……どうしよう)テクテク


熊谷「はぁ……」







迅「よう熊谷ちゃん。ぼんち揚げ食う?」ニュッ


熊谷「……あ、迅さん」






熊谷「……いただきます」

迅「どーぞどーぞ」

熊谷「……」モグモグ

迅「……」ボリボリ

熊谷「美味しいですね」

迅「だろ?」

熊谷「……で、本当は何の用ですか?」

迅「おいおい疑い過ぎだって。迅さん泣いちゃうぞ」

熊谷「普段の行動を良く考えて下さいよ……」ハァ…






迅「そんな溜め息ばっかりついてる熊谷ちゃんに実力派エリートからアドバイスだ」

熊谷「?」

迅「暇があったら談話室に行ってみな」

熊谷「えっ?」

迅「そんじゃーね」ポンッ

熊谷「っっっ!?」ビクーン



熊谷「も、もう!! 何するんですか!!」

迅「はっはっは。元気になって良かったよ」

熊谷(……!)

迅「じゃあ頑張れよー」スタスタ



熊谷(……)



熊谷(……)



熊谷(まったく……)






【談話室・⑦】



熊谷(……あたしって単純だな。色んな意味で)


熊谷(さてと……ここに来てどうなるんだろ? 迅さんのサイドエフェクトで何か見えたんだろうけど)





米屋「よー熊谷、いっちょバトろうぜ」

熊谷「また今度ね」



歌川「熊谷先輩、草野球の面子が足りないんで入って頂けたら嬉しいです」

熊谷「あーごめん、今は無理かな。また誘って」






修「――あ、熊谷先輩。こんにちは」ペコッ


熊谷「あぁ三雲くん、お疲れ様」


修「……」スタスタ


熊谷「……」


修「……」スタスタ


熊谷「……」



熊谷「……」



熊谷(……あっ)







熊谷「――ちょ、ちょっと待って三雲くん!!」ガシッ


修「!?」ビクッ



ネタ提供ありがとうございました

中途半端ですが今日はここまでにしときます。

那須さんの家に行くまでの繋ぎをっていうか熊谷ちゃんと話すだけですが3レスだけ投下しますー




【談話室・⑧】



熊谷「急に呼び止めちゃってごめんね」

修「いえ、大丈夫です」

熊谷「コーヒーでいい?」

修「あ、すみません。いただきます」

熊谷「この前のランク戦見たよ。調子良さそうだね」

修「そ、そう……ですかね。そう言ってもらえると嬉しいです」

熊谷「謙遜しないでいいのに。玲も感心してたよ」






熊谷「……そうそう。その玲の事なんだけどさ」

修「はい」

熊谷「三雲くん、後でお見舞行ってあげてくれない?」

修「お見舞ですか? 構いませんけど……」

熊谷「助かるよ」

修「……まだ良くならないんですか?」

熊谷「んーん、むしろ逆かな」

修「えっ」

熊谷「体調は良くなってきてるよ。ただ……」

修(?)

熊谷「……ちょっと元気ないんだよね」






熊谷「ほら、なんかメンタル面がー的な?」

修「……」



熊谷(ていうかぶっちゃけ三雲くんと暫く会えてないからだと思うんだけど)

熊谷(迅さんの予知もついてるし多分間違いないよね。……玲も案外こどもっぽい所あるなぁ)クスッ



修「分かりました。夕方のミーティングが終わってからで良ければ……」

熊谷「ありがと、助かるよ」

修「いえ」

熊谷「鍵はいつもの所にあるから。じゃあよろしく!」

修「はい。コーヒーご馳走さまでした」ペコッ



前回はドア開けた瞬間トマホークまくらでしたっけ

>>509
(恐らく今回は)ないです

少なくてさーせん……
次回は那須家からスタート予定

今週の修は活躍しすぎて本当にこいつ修か?と疑いたくなる
けど努力の結果なんだよなぁ

(濡れ場は)ないです
もう少し建ったら投下しますねー




【那須家・⑥】



修(さてと…)


修(……親御さんはいないのか。返事が無かったら帰ろう)



コンコン…


< 「…どうぞ」



修「失礼します」ガチャッ…






那須「いらっしゃい」

修「こんにちは」ペコッ

那須「座って」

修「失礼します……調子はどうですか?」

那須「うん。良くなってきたわ。ありがとう」

修「いえいえ、良かったです」

那須「……」



那須「……なんだか久し振りね」

修「そうですね」






那須「よいしょ…… 今お茶でも淹れてくるわ」

修「先輩は寝てて下さい! ぼくの事はお構いなく――」

那須「大丈夫よ。もう殆ど治ったから……」

修「で、でも……」

那須「……じゃあ修くんも手伝ってくれない?」

修「え?」

那須「だめ?」

修「……いえ。お手伝いします」

那須「ありがとう」

修「あ、掴まってください」

那須「ふふっ……ありがとう」






【キッチン】



那須「コーヒーか紅茶か…緑茶もあるけど何にする?」

修「えっと……じゃあ紅茶を」

那須「暖かいのでいい?」

修「はい。お願いします」



修(……)キョロキョロ


修(……部屋には何回も来たことあるけど、リビングに来たのは初めてだな)キョロキョロ



那須「どうしたの? 何か珍しい物でもあるかしら」クスッ

修「い、いえ!」






【キッチン・②】


※湯沸かし中


那須「……」

修「……」

那須「……」

修「……あの、先輩」

那須「……」

修「……先輩?」

那須「……」

修「……」



修「……玲さん」

那須「なぁに?」ニコッ






修(……さ、さっきから近い……肩が当たってる……)


修「あの……」

那須「?」

修「……やっぱり何でもないです」

那須「変な修くん」クスッ

修(もしかして分かっててやってるのか……?)


那須「それにしても……こういうの良いわね」

修「え?」

那須「こうして二人で並んで台所に立ってると、まるで……」

修(……)






那須「……どうしてそっぽ向くの?」

修「い、いえ。別に何でも……」

那須「何でもない訳ないでしょ?」

修「!」

那須「こっち向いて」

修「っ…… せ、先輩! お湯沸きましたよ!」

那須「……そうみたいね」フフッ



修(ダメだ……やっぱりこの人には勝てない……)ドキドキ



那須「修くん、そこのお盆取ってくれる?」

修「……はい……」






【夜】



修「……お邪魔しました」

那須「今日はありがとう。嬉しかったわ」

修「いえいえ」

那須「気を付けてね」

修「はい。それじゃ」ペコッ

那須「うん。また明日ね」



修「……」スタスタ



那須(……)






那須「――修くん」

修「はい?」ピタッ

那須「あなた、もうすぐ誕生日でしょう?」

修「あ、そういえばそうですね」

那須「……」

修(?)

那須「……」






那須「……お楽しみに」ニコッ


修「えっ?」



少なくてすみません。以上です
誕生日ネタは次の次くらいに…

書き溜めが無くなったんで隙あらばネタ募集します

修の誕生日に女の子の一番大事なものをくれる那須さん

>>580-581
いいっすね^~


誕生日ネタの繋ぎで番外編的なアレを投下します。めちゃ少ないです




【玉狛支部・22】



林藤「おーい二人とも」

遊真「あ、ボスだ」

修「どうかしましたか?」

林藤「ここ握って」

修「え? どうして……」

林藤「いーからいーから。……遊真はこっちの端を握ってくれや」

遊真「ほい」ギュッ

林藤「OK。準備完了だ」

修「あの、支部長、この棒は一体……」






林藤「チェ――――――ンジ!!」


修「え」

遊真「ん?」


ズオオオオオオオ…


遊真「まぶしっ」

修「え? 支部長! なんですかこれ!?」

林藤「だいじょぶだいじょぶヘーキヘーキ」

修(だ、段々と光が強く―――)



―――カッ!!






シュウゥゥゥゥ…



修「いてて……オサム、大丈夫か?」

遊真「あぁ……空閑こそ……」



修「……あれっ」

遊真「……え?」



林藤「よーし、無事成功したみたいだな!」



修「」

遊真「」



少ないけどここまでで。
香取さん出したい(真顔)

千佳ちゃんin木虎とか絶対クッソかわいい(確信)
でも葉子ちゃん出したいだけの番外編だからね、仕方ないね


もう少し経ったら投下できそうです




【玉狛支部・23】



遊真(修)「な、なんなんですかこれ!?」

修(遊真)「おぉ……ほんとにオサムだ……」ペタペタ


林藤「この前攻めて来たガロプラの連中に似たようなトリガー使う奴がいたらしくてな」

林藤「で、ウチの腕っこきのエンジニアが本部に内緒で試作品作ったんだと。すげぇだろ」


遊真「……な、なんでぼくたちが実験台に……」

林藤「でも神経とか感覚はいつもと全然変わんねぇだろ? 姿だけが入れ替わるだけらしいからな」



修「おぉ……いつもより少しだけ天井が近く見える」


遊真(空閑は満更でもなさそうだし……)






林藤「まぁ1日も掛からず元に戻るらしいからよ。折角だし他の奴らからかって来るのもいいんじゃねーか?」

遊真(修)「……」

修(遊真)「ふむ……」


遊真(……他の玉狛の皆はこの装置のことは知らないのか? でもからかうって言われてもな……)




修「面白そうなんでちょっと本部行って来ます」≡3≡


遊真「」



林藤「おう。楽しんで来いよ~」






【ボーダー本部】



遊真(修)「……いいか、空閑」

修(遊真)「ほい」

遊真「支部長はあぁ言ってたけど他の皆にはなるべくバレないようにするんだ」

修「なんで? 面白そうなのに」

遊真「だって内緒で玉狛が作ったって本部の耳に入ると……こう、色々と大変な事になりそうじゃないか」

修「ふむ…確かに。迅さんがいてくれれば気が楽なんだけど」

遊真「ぼくはなるべく大人しくしておくよ」






修(遊真)「……じゃあ話し方も変えないといかんな」

遊真(修)「そうするべきだ」

修「トリガーも変えといた方が良いな。空閑」

遊真「あぁ……オ、オサム」

修「ボロが出ないようにお互い気をつけよう」

遊真「そうだな」

修「じゃあまた後で」

遊真「あぁ」



遊真「……」



遊真(……不安だ……)






【ボーダー本部】



修(遊真)「……」スタスタ


修(うーん……)ピタッ


修(やっぱりメガネはしっくりこない……もう換装してるし要らんよな)スチャッ


修(……ふむ、よく見える。問題なし)


修(暇だしランク戦にでも行こうかなー)






木虎「……」スタスタ

時枝「……」スタスタ


修(遊真)「あ、キトラとときえだ先輩だ」

木虎「えっ」ピタッ

修「よう」

木虎「えっと…………み、三雲くん?」

修「三雲です」≡3≡

時枝「……今日は眼鏡かけてないんだ」

修「今日はメガネじゃない気分なんで」≡3≡

木虎「そ、そう……」






修(遊真)「そういえばキトラ、今暇か?」

木虎「……忙しいわ」

修「そっか。残念だな」

木虎(!)

修(何だかんだでキトラとは闘った事なかったからなー)



修「じゃ」スタスタ

木虎「ま、待ちなさい!」

修「ん?」

木虎「……い、一応用件だけは聞いてあげるわ。一応ね」

修「あぁ、模擬戦したかったなーって思って」

木虎「……」ピクッ






修(遊真)「でも時間ないなら仕方ないな」

木虎「……あなた、なかなか言うようになったわね」

修「え?」

木虎「たった1試合でもう圧倒的に強くなったつもり?」

修「そんな事ないぞ」

木虎「……良いわ。受けてあげる」

修「おぉ、やった」

時枝「じゃあ着いて来て、三雲くん」スタスタ

修「あれ? ブースは逆方向なのに……」

時枝「うちの作戦室の方が近いんだから良いでしょ」

修「なるほど」

時枝(この前のランク戦の直後で負けるのは流石に堪えるだろうし、なるべく人目のつかない所の方が良いよね)






【嵐山隊・⑪】




木虎藍   ○ ○ × ○ × × × ○ × ×

三雲修   × × ○ × ○ ○ ○ × ○ ○




修(遊真)「ふぅ……」



木虎「」

時枝「」



修(最初はやりにくかったけど慣れてきたな)ウンウン







修(遊真)「じゃあまた」

木虎「待ちなさいよ!」

修「ん?」

木虎「あ、あなた何があったの!? あなたスコーピオンなんて使ったことなかったでしょ!? 今までとはまるで動きだし―――」

修(……バレないように、オサムっぽく……)

修「特訓の成果です」≡3≡



木虎「……は?」

修「」ビクッ

木虎「私、あなたにスコーピオンの使い方なんて教えた覚えないんだけど? 私以外の誰かとも特訓したのかしら?」

修(あれ? なんか怒ってる……?)



普通はチームメイトでありスコーピオンの使い手である遊真と特訓したんだなって思うところなのに、視野が狭くなっている木虎

>>526
木虎「あ、あなた何があったの!? あなたスコーピオンなんて使ったことなかったでしょ!? 今までとはまるで動きだし―――」



木虎「あ、あなた何があったの!? あなたスコーピオンなんて使ったことなかったでしょ!? 今までとはまるで違う動きだし―――」・

に訂正で!




木虎「……別にあなたがどこの誰と特訓しようが私には関係ないけど」

木虎「どうやらスパイダーはあなたには合わなかったみたいね。それとも私との特訓自体が無意味だったのかしら? だとしたら無駄な時間を使わせてごめんなさい。その誰かさんと好きなだけ練習に励むといいわ」イライラ



時枝(怒ってる……完全に怒ってる……)



修(遊真)「……えっと、ウソだよ。特訓なんてしてないよ」

木虎「何を今さら……」フン

修「おれ…じゃなくてぼくにはキトラしかいないよ」≡3≡

木虎「!」ドキーン

修「だからもっと鍛えてくれ」≡3≡

木虎「……し、仕方ないわね! 別にもともと気にしてなんかいないけど!」



時枝(木虎……単純すぎるよ……)



>>627
そういえば迅さんもいるのにね
恋は盲目とかいうから仕方ないっすね(なげやり)


今日はこの辺にしときます

元々の
修【レイガスト】
遊真【スコーピオン】

が入れ替わって
修(中身遊真)【レイガスト】
遊真(中身修)【スコーピオン】

になって最後にトリガーだけ入れ替えたんじゃね? 

>>642
中身が入れ替わったわけじゃなくて他人から見える外見が入れ替わっただけなら

修 レイガスト
ユーマ スコピ

修(外見ユーマ) レイガスト
ユーマ(外見修) スコピ

やろ?
そこからトリガー交換したから
修(外見ユーマ) スコピ
ユーマ(外見修) レイガスト
じゃないかと
あんまり細かいこというのもアレだけど

壁切ってるの見て驚いてる華さんくそかわ

少ないけど投下しますね




【ボーダー本部】



米屋「なー緑川、いっちょバトろうぜ」

緑川「いいよー」

出水「お前らほんと好きな」



修(遊真)「どうも」ニュッ



米屋「えっ」

緑川「……ど、どうも」

出水(えーっと……誰だっけこいつ)






修(遊真)(……なんかよそよそしいな。なんでだ?)

修(あ、そういえばメガネ忘れてた)



修「お…ぼくですよ」スチャッ


出水「あ、なんだよメガネくんか」

米屋「相変わらずノーメガネは慣れねぇなー」

緑川「メガネあってこその三雲先輩だからね」

米屋「っと、そーだそーだ。早くブース入れよ」

緑川「あ。そうだったね」

米屋「10本勝負な!」

緑川「りょーかい」






【個人戦ブース】


< オーラオラオラオラオラオラ!!

< 遅いよよねやん先輩!



出水「おぉ、すっげ」

修(遊真)「ふむ……」

出水「あ、そういやこの前のランク戦おめでとな。いい感じにエグい戦法だったぜ」

修「いえいえ」

出水「空閑を特化して活かせんのはかなりデケーな」

修「もっと誉めてください」≡3≡

出水「ん? お、おう……」






【数十分後】



米屋陽介 × × × ○ ○ × ○ ○ ○ ○

緑川駿  ○ ○ ○ × × ○ × × × ×



米屋「あっぶねー!!」

緑川「くっそー」

米屋「初っぱなから3タテ喰らった時は正直ヒヤッとしたぜ」

出水「最後の方は集中力切れてたなー緑川」

緑川「あー悔しい!」






修(遊真)「じゃあ次はおれとやるか、ミドリカワ」

緑川「えっ」

米屋「えっ」

出水「えっ」

修(……あ、今オサムだったの忘れてた)

緑川「別に良いけど……ていうかむしろ良いの?」

修「えーっと……ほら、たまには攻撃手の動きも参考にしたいなって……」

緑川「それなら遊真先輩に頼んだ方が早いんじゃない? おれは全然いーけどさ」

修「よし。じゃあやろう」



米屋(メガネボーイってMだったん?)

出水(知るか)






【個人戦ブース・②】


シュイーン


『転送完了』



緑川「さてと……10本勝負でいい?」

修(遊真)「いいぞ」

緑川「OK」



緑川(この前のランク戦もそうだったけど結構えげつない仕掛けしてくるんだよなー三雲先輩って)


緑川(長引いたらその分だけ罠張られるしすぐ片付けた方が良さそうだね)






緑川「そんじゃ行k



――ヒュカッ!



緑川「え」


『緑川、ダウン』


修(遊真)「よーし。まず1本」








出水「……なぁ」

米屋「どした」

出水「なんかメガネくんがスコーピオンとグラスホッパー使った気がしたんだけど錯覚かな」

米屋「あー良かった、オレだけじゃなかったのか」






修(オサムの体格だと少しだけグラスホッパーの出力が弱くなるけど、その分手足の長さでカバーできるな)ウンウン


緑川「え? え? え?」

修「どうしたミドリカワ」

緑川「いや……その…… え?」

修「次いくぞ」

緑川「あっ、うん」





~中略~




緑川駿  × × ○ × ○ × × ○ × ×

三雲修  ○ ○ × ○ × ○ ○ × ○ ○



緑川「なにこれ」



少なくて申し訳ない
次あたりで終わる予定です

もう少ししたら投下予定

那須さんは今頃くまちゃんの協力のもとにクリームコロッケの練習に勤しんでるんじゃないですかね……




【ボーダー本部】



香取「……」スタスタ


香取(どいつもこいつも……あぁイライラする……)スタスタ


香取(……こんな時はその辺の雑魚でも狩って気晴らしするしか無いわね)スタスタ


香取(……ん?)




修(遊真)「……」スタスタ




香取(あのメガネは……)






香取(ちょうど良いわ。この前の腹いせも兼ねてボコボコにしよっと)


香取「ねぇ。あんた」

修(遊真)「あ、この前の……ていうかおれに言ったの?」

香取「あんたしかいないでしょ」

修「ふむ……言われてみれば」

香取「ちょっと模擬戦したいんだけど暇よね?」

修「別にいいけど」

香取「あっそ。じゃあさっさとブース入んなさい」

修「りょーかい」






【個人戦ブース・③】



修(遊真)『えーっと……この前のランク戦の人、何本勝負にする?』

香取「は? 香取葉子って名前があるんだけど」イラッ

修『そっか。カトリか』

香取「ていうか敬語使いなさいよ。あんた年下でしょ? なめてんの?」

修『確かに。……カトリ先輩、10本勝負でいい? ですか?』

香取「20本勝負よ」

修『え? いいの?』

香取「……敬語」イラッ

修『おっと。もうしわけない』

香取「さっさと始めるわよ」





シュイーン


『転送完了』



修(遊真)「……」


香取(さてと。思う存分痛めつけt



―――ヒュカッ!



香取(っ!?)バッ


修(おっと、左腕だけか。浅かったな)


香取(い、今のは……グラスホッパー……!!)ブシュゥゥ…






修(もいっちょ)ヒュッ


――ガギン!


香取「チッ……」ズザザッ

修(遊真)「ふむ。やっぱりいい反応するね」

香取「敬語使えって言ってんでしょこの雑魚メガネ」

修「そこまで言うなら外すよ」スチャッ

香取(……)チッ



修「じゃあ続けるよ。です」スッ

香取「上等……!!」ギリッ






【玉狛支部・24】



遊真(修)「……」

千佳「遊真くん? ……あ、じゃなくて修くん」

遊真「ん? どうした?」

千佳「修くんこそどうかしたの? なんだか心配そうな表情してるけど」

小南「遊真の事でしょ?」

遊真「……はい……」

小南「あいつはアタシの弟子よ? 今ごろ本部の連中相手に無双してるに決まってるわ」

遊真「そこが不安なんです……なんだか面倒な事になりそうな気が……」






【個人戦ブース・④】



―――ドッ!!


修(遊真)「……」スタッ

香取(ぐっ……!!)ドサッ




香取葉子 × × × × ○ × ○ ○ × × ○ ×

三雲修  ○ ○ ○ ○ × ○ × × ○ ○ × ○




香取(なんなのこいつ……この前の試合とはまるで別人じゃない……!)






香取「……あんた」

修(遊真)「?」

香取「てっきり射手かと思ってたんだけど……こっちが本業だったのね」


修(ホンギョウ? ホンギョウってなんだ?)≡3≡


修「うーん……まぁ色々と複雑な理由があって」

香取「……今までのランク戦はずっと手抜いてたってワケ?」

修「抜いてた訳じゃないけど」

香取「……」

修(?)

香取「いい性格してるわ……」ギリッ






【数十分後】




香取葉子 × × × × ○ × ○ ○ × × ○ × × ○ ○ × ○ × × ○

三雲修  ○ ○ ○ ○ × ○ × × ○ ○ × ○ ○ × × ○ × ○ ○ ×



修(遊真)「ふー……」


香取(アタシが……こんなメガネに相手に……このアタシが……)




修「なかなか楽しかったなー」

香取「なにそれイヤミ? うざいんだけど」

修「いやいや本気だよ」≡3≡

香取「……ていうかさっきから敬語使えって言ってんでしょこの性悪メガネ」

修「今はメガネ掛けてないぞ」ニッ

香取「っ……! ……うざ……」






修(遊真)(お腹空いたしそろそろ戻るか)

修「じゃあまた。カトリ先輩」


香取「……どうでもいいんだけど勝った気にならないでよ」

修「なってないよ」

香取「敬語」

修「おっと、もうしわけない」

香取「…………次はぶちのめすから」

修「お待ちしてます。それじゃ」キラーン

香取「……」フン






~物陰~



若村(あ、あの葉子が別の隊の男と模擬戦だと……!? しかもそこそこ(当社比)仲良く……!!)

若村(葉子とやりあって勝ち越せる奴がまだ玉狛にいるなんてな。この前はフルメンバーじゃなかったってのか……!?)



三浦「……葉子ちゃん……あの葉子ちゃんが……別の男と……」ズーン



若村「おい雄太、その言い方はなんか少しアレだからやめてやれ」



ここの作者の書いてるキャラがわりとイメージ通りなのすごいと思う
ユーマのゆるい感じ雰囲気出てるし

>>720-721
そう言ってもらえると嬉しいです

少ないけど投下していきますねー




【食堂】



修(遊真)「……」スタスタ



< ざわ…ざわ…

< 緑川と香取に圧勝してた奴だ……

< 見たことないぞ……フリーの隊員か……?



修(何か視線を感じる……)スタスタ


修(ていうか全然席空いてないな。誰か知り合いがいればいいんだけど……)スタスタ






修(遊真)「……あっ」


ガヤガヤ


荒船「―――」

村上「―――」

影浦「―――」



修(ラッキーラッキー、18歳の人たちだ)スタスタ





修「――どうも」≡3≡



村上「……え?」

荒船「ん?」

影浦「あぁ?」






修(遊真)「いやー困った困った。どこも空いてなくて……」ヨッコイセ



荒船(――おい、こいつ誰だ)

影浦(知らねぇ。てめーらの知り合いじゃねーのか)

荒船(ちげーよ! えらい自然に隣座られたぞ!)

村上(オレも知らないな。隊章からして玉狛支部の隊員だろうけど)

影浦(どうすんだよ面倒クセェ)

村上(会話の流れの中で判断するしかないんじゃないか?)

荒船(OK、誘導尋問だな)




修「?」


修(……あ、またオサムの姿だったの忘れてた)






修(遊真)(どーしても忘れちゃうな、メガネ)スチャッ


影浦(!)

村上「……あれ? お前、三雲か?」

修「そうです」≡3≡

荒船「マジか。全然気付かなかったぞ」

修「みんなに同じ反応されます」≡3≡

村上「ははは」

荒船「メガネない方が似合ってんじゃねーか?」

修「ほほう……オサムにそう伝えておこう」キラーン

村上「え?」

修「あ、いや、なんでもないよ。です」






< ざわ…ざわ…

< 次はあの人たちと戦うのか……?



影浦「チッ……うざってぇギャラリーだぜ」

修(遊真)「?」

影浦「おいメガネ、ありゃ本当か?」

修「え?」

影浦「てめーが緑川と香取をブッ飛ばしたって話だよ」

修「ほんとうです」


村上(なに……?)

荒船(マジかよ)


影浦「……面白ぇ」ガタッ






修(遊真)「かげうら先輩?」

影浦「腹ごなしの運動だ。付き合え」

村上「おいカゲ……」



修「やります」



村上「」

荒船「」



修「5本? 10本?」

影浦「どーでもいい。やんぞ」

修「りょーかい」






【個人戦ブース・⑦】



< ドガガガガガガガ!!



三雲修  × × ○ ○ × × ○ × ×

影浦雅人 ○ ○ × × ○ ○ × ○ ○




村上「……」

荒船「三雲の奴こんなに動けたのか? 能ある鷹ってレベルじゃねーぞ」



村上(ていうか動作全てが空閑と完全に一致してるんだが……)



なおこのあと噂を聞いて駆けつけた太刀川さんにもぶった斬られたもよう

中途半端で少ないけど以上です。
次こそ誕生日ネタ予定

千佳ちゃんの場合こういう類いのイベントは玉狛ってくくりでやる事になっちゃうから修と二人っきりで祝うとなると難しいっすね……(ぶっちゃけ)

21時過ぎに投下できそうです




【三雲家・⑫】


ガチャッ



修「おはよう……」

香澄「おはよう。今日は遅いのね」

修「ああ、ミーティングも朝練もないから」

香澄「そう。朝御飯できてるわよ」

修「いただきます」






香澄「修」

修「?」

香澄「お誕生日おめでとう」

修「あ、そっか。ありがとう」

香澄「これプレゼントよ」

修「べ、別に気にしないのに……」

香澄「あなた欲しがってたわよね。超高性能メガネクリーナー」

修「ありがとう。ありがたく使わせてもらうよ」

香澄「他に欲しいものある? ……え? なに? お嫁さんが欲しいですって?」

修「なにいってだ」






【玉狛支部・25】



千佳「……修くん、誕生日おめでとう」ニコッ

修「あぁ、ありがとう。千佳」

遊真「おめでとう」

修「ありがとう。空閑」

迅「いやーめでたいめでたい」

烏丸「めでたいすね」

レイジ「おめでとう」

修「ありがとうございます」ペコッ






小南「あんた今日で16歳?」

修「はい。そうです」

小南「ふーん……なんだかナマイキね」グリグリ

修「えっ」

宇佐美「こなみのコレは意訳すると誕生日おめでとうって事だよ」

小南「なっ」

修「そ、そうなんですか……?」

陽太郎「おれもせんぱいとしてはながたかいぞ!」

修「あぁ、ありがとう……」ハハッ





修「……あ、あの、ところで皆さん」

烏丸「どうした」






修「どうして全員メガネを……?」

千佳「修くんの誕生日だからだよ。ね、遊真くん」

遊真「そうだな。しおりちゃん」

宇佐美「そのとーり! メガネに囲まれて一日を過ごせるなんて最高だもん! ね、迅さん!」キラーン

迅「そうだぞメガネくん。なぁ小南」

小南「ったく。付き合わされるこっちの身にもなりなさいよ…… まぁアタシは似合ってるから良いけどさ」

修「は、はぁ……」

小南「何よその反応!」






【ボーダー本部】



出穂「メガネ先輩おめでとうございます!」

修「ありがとう。夏目さんもぼくの誕生日知ってたんだ」

出穂「チカ子からL○NEが来たっす!」




米屋「よーメガネボーイ! 今日誕生日なんだってな!」

修「えっ? 知ってたんですか?」

米屋「さっき栞と京介からLIN○が来た」




緑川「三雲先輩おめー!」

修「緑川まで…… ありがとう」

緑川「遊真先輩から○INE来たよ!」






風間「……三雲、おめでとう」

修「な……!」

風間「どうした?」

修「風間さんに祝ってもらえるなんて……」

風間「木崎からしつこいくらいLI○Eが来てな」フッ

修「す、すみません……」




嵐山「三雲くん! 誕生日おめでとう!」

修「ありがとうございます。 ……あ、小南先輩からですか?」

嵐山「ん? 何がだ?」

修「えっ」

嵐山「?」

修「…………いえ、すみません。何でもないです。ありがとうございます」ペコッ






出水「よーメガネくん。おめでとう」

柚宇「おめでと~」

修「ありがとうございます」



時枝「おめでとう」

佐鳥「おめ~」

修「ありがとうございます」



奈良坂「おめでとう」

修「あ、ありがとうございます!」



太刀川「模擬戦すっぞ!」

修「えっ」



中途半端ですが今日はこの辺で…

次は木虎でトリは恐らく那須さんですかね

もう終わったから言うけど修と遊真が入れ替わるやつは、修(遊真)が那須さんのことをずっと先輩って呼び続けて
むくれた那須さんが名前呼びを要求したら、「さん」抜きで呼び捨てにされて真っ赤になる那須さんというオチを予想してた

トリいらないですかね? いらないですよね?

>>800
いいっすね^~
でもなんでもっと早く言ってくれないんですか(逆ギレ)


少し経ったら投下していきますねー




【談話室・⑨】



修(お、思ったより色んな人に祝ってもらえたな)


修(しかも……こういう言い方はあれだけど、意外な人が覚えててくれたし)


修(……嬉しいな)


修(……)


修(それにしてもこれどうしよう……)



お菓子の山 < ……



修(こんなに貰っても一人じゃ食べきれないな)






修(後で支部の皆と分けよう)



木虎「……あら、三雲くん」



修「木虎、おはよう」

木虎「おはよう。……って何よそのお菓子の山は」

修「あぁ、まぁ……うん」

木虎「ここ談話室よ? そんな大量に持ち込んでどうするの?」

修「あ、いや……持ち込んだというか貰ったんだ」

木虎「そう」

修「……ははは……」

木虎「……」ジトッ






木虎「誰に貰ったの?」

修「えっと……色んな人に、かな?」

木虎「何よそれ」

修「別にいいじゃないか」

木虎「……」



木虎(……なんだか怪しいわね。明らかに話を逸らそうとしてるわ)ジトッ


修(うっ……睨まれてる……! まさか没収されるのか……?)



木虎「色んな人ね。心当たりはないの?」

修(……)

木虎「……言えないの? 何か後ろめたい事でもあるのかしら」

修「い、いや、ないよ」

木虎「だったら言いなさい」

修(……)






修(じ、自分から『誕生日だから貰った』なんて言うのか……!?)


木虎「……」


修(そんなの遠回しに誕生日アピールしてるようなものじゃないか! 恥ずかしくて絶対に無理だ……!)


木虎「……」


修(くそ……! どうする……!?)


木虎「……」






木虎「……そう。それがあなたの答えなのね」ガタッ

修「!」






修「き、木虎……?」

木虎「なに? 話す気になった?」

修「っ……」

修(ダメだ……恥ずかし過ぎる……!)


木虎「この件は忍田本部長に報告させてもらうわ。それじゃ」スタスタ

修「」




木虎(……まぁ流石にそこまではしないけど。 ここまで言えば教えてくれるかしら)チラッ





修「…っ……!」ギリッ…





木虎(―――お、怒ってる!!??)ガーン






木虎「み、みくも……くん……??」アタフタ

修(くっ……)ギリッ

木虎「あ、あの……その……」アタフタ

修(言うしかないのか……!!)

木虎「じょ、冗談よ! このくらいで本部長に報告する訳ないじゃない!」

修「……本当か?」

木虎「えぇ!」

修「理由、言わなくてもいいか?」

木虎「もちろんよ! 人間なら誰しも隠し事はあるわ!」



修(……良かった)ホッ

木虎(収まったみたいね。良かった……)ホッ






【談話室・⑧】



犬飼「おやおや、木虎ちゃんと三雲くんじゃん」

当真「ようお二人さん」



修「犬飼先輩に当真先輩……お疲れ様です」ペコッ

木虎「どうも」

犬飼「二人で何やってんの? 逢引?」

木虎「違います」

犬飼「ていうかすっごいねコレ。1つ貰っていい?」

修「あ、はい。どうぞ」






当真「そういやイズホから聞いたぜ。お前さん今日誕生日なんだってなぁ?」

修(うっ……)

木虎(えっ)



修「……はい。そう、です、けど……」

犬飼「へぇ~そうなんだ。おめでとう」

修「ありがとうございます」

当真「いいねぇ、愛されてんじゃねーの」

修「そ、そんな……」






木虎「」






【談話室・⑨】



当真「またなー」スタスタ

犬飼「ごちそうさま~」スタスタ

修「はい。ありがとうございました」



修(ふぅ……)ギシッ


修(夏目さん経由とは言えまさか当真先輩まで知ってたとは……)


修(……色んな人に祝われるのは嬉しいけど正直恥ずかしいな)


修(……)


修(も、もしかして……もしかして木虎も祝ってくれたりするのか……?)チラッ






木虎(……し、知らなかった……!!)






木虎(このお菓子の山も誕生日の貰い物だったのね……)


木虎(わ、私としたことが……忘れてたどころか知らなかったなんて……)



修(……)チラチラッ



木虎(っ……! な、何よその目は! そんな純粋な目で見ないで!)


木虎(何も用意してないし、一体どうすれば……!?)


木虎(……いえ、そもそも今さら何か渡したところで不自然だわ。もう会ってから暫く経ってるし……)


木虎(……)






木虎(……案としては……)



その①:今からプレゼントを用意する


木虎(……これはダメね。今さら過ぎるし、なにより今日の今日でとなるとおざなりな物になるわ)



その②:素直に謝る


木虎(これは……一見良さそうだけど、三雲くん本人が全く気にしてなかったら私の一人相撲になって恥ずかしいわね)



その③:最後まで無関心を装う


木虎(……)


木虎(これはもっとダメだわ。まがりなりにも一緒に特訓した仲だし……)






修(どうしたんだろう……さっきからずっと無言だ)チラッ

木虎(……)

修(木虎にも祝ってもらおうなんて高望みし過ぎたかな……)

木虎(……)

修(そ、それともまた気付かず怒らせちゃったのか……?)

木虎(……)

修(……悪化させない内に戻ろう)ガタッ

木虎(!)




修「じゃあ木虎、まt

木虎「――待ちなさい!」






木虎(……あーもう! まどろっこしい!)


修「ど、どうした?」


木虎(なにも物をあげなくたっていいじゃない。誠意や気持ちが伝われば……行動で示せば……)


修「木虎……?」


木虎(……決めた)






木虎(きょ、今日一日あなたに優しく接するわ!!)


修(??)



なお空回るもよう

今日はこの辺にしときますー

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira110356.jpg

ガロプラとの再戦ありそうっすね

もう少し経ったら投下予定です

投下!
>>832の直後から開始です




【ボーダー本部】



修(くそっ……出ない……!)


修(ば、爆発って何があったんだ……? ていうか本当なのか……?)


修(……)


修(……母さんは無事みたいだし、文面を見た感じ大したことは無さそうだけど……)


修(夕飯は……支部で食べようかな)






那須「――修くん」

修「あ、玲さん……お疲れ様です」

那須「お疲れ様。今いいかしら?」

修「はい」

那須「…………今日なんだけど……」

修「はい」

那須「その……」



那須「……ゆ、夕飯、一緒に食べない……?」

修「え?」






那須「……あ、予定があるならいいのよ? あなたも忙しいだろうし……」

修「いえ、別に構いませんよ」

那須「えっ」

修「え?」

那須「……いいの?」

修「はい」

那須「本当に?」

修「はい。是非ご一緒させて下さい」

那須(……!)






那須「……ありがとう」

修「いえ」

那須「そ、それでね……」

修「? はい」

那須「……わ、私が……その……作ろうかなって…思ってるんだけど……」ボソボソッ

修「え? 本当ですか?」

那須「ダメかしら……?」

修「いえ、そんな事ないですよ」

那須「ほ、本当に?」

修「はい。凄く嬉しいです」

那須(……!!)






那須「あ、あと……これもあなたさえ良ければなんだけど……」

修「はい」

那須「後でお買い物に付き合ってもらえる?」

修「買い物?」

那須「足りない材料もあるから……」

修「あ、そういう事ですか……もちろんですよ。ぼくで良ければご一緒します」

那須「……ありがとう」

修「いえいえ」

那須「じゃあ終わったら連絡するわ」ニコッ

修「はい。お待ちしてます」






【スーパー】



那須(えっと……これと……)ガサッ

修「……あの、玲さん」

那須「なぁに?」

修「ちなみに何を作ってくれるんですか?」

那須「内緒よ」フフッ

修「そ、そうですか……」



さーせんちょっと中断します
すぐ戻ります

すみません再開します

唐突なみかみか




【スーパー・②】



三上(う~ん……今日は何にしようかなぁ)テクテク


三上(……あ、鶏肉が安い! 唐揚げでも作ろっと)


三上(それと明日のお弁当用に……)キョロキョロ



ドンッ



三上「あっ……す、すみません」チラッ


影浦「……」


三上「影浦先輩……! こ、こんにちは」ペコッ


影浦「……あァ」






光「――おお、みかみかじゃん」

三上「あれ? 奇遇だね」

光「だな! ……つーか少しぶつかったくらいで睨むなよカゲ! 怖がってんだろ」

影浦「睨んでねぇよ」

光「みかみかは夕飯の準備か?」

三上「うん。そっちは……」

光「カゲん家の買い出し」

三上「そうなんだ」

光「こいつ一人だと不安だからアタシが手伝ってやってんだ!」キラーン

三上「そ、そうなんだ……」






影浦「チッ……」スタスタ

光「おいおいもう行くのかよー」

影浦「別に用ねぇだろ」スタスタ

光「ちぇっ」



光「……なんか悪いな。カゲってこういうとこ好きじゃなくて」ボソッ

三上「ううん、全然気にしてないよ」

光「あいつにはよく言っとくから。じゃあまた明日な!」

三上「うん。またね」






影浦「……」スタスタ

光「待てよカゲー」テクテク

影浦「……」スタスタ

光「ったく、今日はいつも以上に―――」ピタッ

影浦(……あァ?)ピタッ



光「あ……」



影浦「おい、どうかしたか」


光「……」ジーッ


影浦「おい」


光「……」ジーッ


影浦(……どこ見てやがんだ?)






影浦「……おい」スタスタ

光「……」ジーッ

影浦「お前どこ見て―――

光「伏せろ!!」グイッ

影浦「い゙っ…!? てめぇ何しやがr

光「静かにしろ!」ボソボソッ

影浦「あァ!?」

光「あ、あれ……あれ見ろ……!」ユビサシ

影浦「んだよ」






那須「えっと……あとは小麦粉ね」テクテク

修「あ。あそこにありますよ」スタスタ






影浦(ありゃ玉狛のメガネと那須じゃねーか)

光「おいおい! なんだあれ! おいおいおいおい!」

影浦「なに興奮してんだお前」

光「だってよ、二人で買い物に来てんだぞ!?」

影浦「俺らだって来てんだろが」

光「やっべぇ! まさかあの二人がそういうアレだったなんてな!」

影浦「聞けよ」

光「全然気づかなかった!」

影浦「おい」

光「ちょっとみかみかも呼んでくるわ!!」

影浦「……」






【スーパー・③】



那須「……あとは卵も買い足しておこうかしら」

修「安くなってるみたいですよ。ぼくが取ってきます」

那須「ありがとう」






三上「あらあらあらまあまあまあ……」

光「な! な! すげーだろ!?」



影浦(なんだコイツら……)



なお後日17歳組に知れ渡る模様

今日はこの辺にしときます

少ないけど投下します少ないけど




【那須家・⑦】


ガチャッ……



那須「どうぞ」

修「お邪魔します」

那須「……それじゃすぐ準備するわね」

修「あ、ぼくも手伝いますよ」

那須「それだと意味が無いわ。あなたは座ってて」

修「アッハイ」






那須(……)フーッ


那須(……教わった通りにやれば上手くいくわ……落ち着くのよ私……)


那須(あれだけ練習したんだもの。きっと大丈夫……)


那須(……)ドキドキ




修(何を作ってくれるのかな。楽しみだ)




那須(……)フーッ



那須(―――まずはバターを弱火にかける!)






~クリームコロッケの作り方(唐突)~



①弱火でバターを溶かして薄力粉(あるなら強力粉)を薄める

②鍋の温度と同じくらいの牛乳を入れてなじませる

③弱火にして塩胡椒で味付け。蟹とかコーンとか具を入れる

④冷やす

⑤ある程度形を整えて衣をつける

⑥揚げる

⑦完成




(※レシピ提供:鈴鳴第一)






【那須家・⑧】



那須(……)フーッ


那須(……で、できた……)


那須(多分、上手くできたはず。……だと、思うわ)



那須「修くん」

修「はい」

那須「……お待ちどおさま。できたわ」

修「!」






那須「……ど、どうぞ……」コトッ

修「これは……」

那須「……ほら、前に好きだって言ってたでしょ?」

修「覚えててくれたんですか……!」

那須「勿論よ」

修「ありがとうございます! いただきます!」

那須「あ、ごめんね。その前に……」

修「はい?」




那須「……お誕生日、おめでとう」

修(!)






修「……誕生日まで覚えててくれたんですね」

那須「えぇ」

修「ありがとうございます。本当に嬉しいです」

那須「ふふっ」

修「……それじゃ、いただきます」

那須「どうぞ」



修「……」モグモグ



那須(……)ドキドキ






修「……」モグモグ

那須(……)

修「……」ゴクン

那須(……)

修「美味しいです。すごく」

那須「……良かった」ホッ

修「あれ? 玲さんは食べないんですか?」

那須「え、えぇ。もう少ししたら食べるわ」



那須(……今は喉を通らなさそうだから……)ドキドキ



少ないけど今日はこの辺にしときます

次で終了予定です

少ないけど今日はこの辺にしときます

次で終了予定です

もう少ししたら……修がこじらせたオタクじゃなくてよかったな
睡眠薬とか盛られたと曲解しないで済んだww

>>920
その手があったか(舌打ち)


もう少し経ったら投下予定ですー




【那須家・⑨】



修「ごちそうさまでした」

那須「お粗末様でした」

修「本当に美味しかったです。料理も上手なんですね」

那須「……いい先生に教わったからよ」

修「あ、そうなんですか?」

那須「えぇ」






修(いい先生……? 誰だろう)



那須「それに、何よりあなたの喜ぶ顔が見たかったから」

修「!! ……そ、そうですか……」

那須「少し待ってて。洗い物するわね」

修「ぼ、ぼくもやりますよ」

那須「いいのよ。あなたは座ってて?」

修「それくらい手伝います」

那須「でも……」

修「いえ、手伝わせて下さい」

那須「……じゃあお願いしようかしら」クスッ






【那須家・⑩】



那須「一段落ついたわね」

修「そうですね」

那須「手伝ってくれてありがとう」

修「いえ」



那須「……それにしても今日で修くんも16歳かぁ」

修「は、はい、一応……  でも玲さんも来月誕生日じゃないですか」

那須「三週間くらいの間だけは一歳差なのよね」

修「そうですね」






那須「ねぇ、修くん」

修「はい」

那須「何か欲しいものは無いの?」

修「欲しいものですか。……特には無いです」

那須「……そう」

修「はい」

那須「……ものじゃなくてもいいわ。何かしたい事とかして欲しい事とか」

修「そうですね……」ウーン






那須「ねぇ、修くん」

修「はい」

那須「何か欲しいものは無いの?」

修「欲しいものですか。……特には無いです」

那須「……そう」

修「はい」

那須「……ものじゃなくてもいいわ。何かしたい事とかして欲しい事とか」

修「そうですね……」ウーン



(濡れ場は)ないです




修「それも特には無いですね」

那須「……そう」

修「夕飯をご馳走していただいただけで満足ですよ」

那須「……」

修「ど、どうかしましたか?」

那須「ううん。ただ……無欲だなって」

修「……そ、そうでしょうか」

那須「えぇ。だって一年に一回の誕生日なのに勿体ないじゃない」

修「……」






那須「……何か私にできる事があれば遠慮しないで言って」

修(うっ……)

那須「大した事はできないかもしれないけど」

修「いえ、そんな事は……」

那須「ほら。遠慮しないで」

修(……)



修(……)





修「……じゃあ、1つだけ……」

那須(!)






修「その……」

那須(……)ドキドキ

修「――今度、変化弾のコツを教えていただいても良いですか?」

那須「……え?」

修「新しい戦術を…と思いまして」

那須「……」

修「あ、迷惑でしたら別に……」

那須「そんな事ないわ。私で良ければ」

修「ありがとうございます!」

那須「……」






那須「…………あなたらしいわね」ボソッ

修「え?」

那須「ううん。なんでもない」

修「??」

那須「じゃあ今週末にでもレクチャーしてあげるわ」

修「あ、ありがとうございます!」

那須(……)






那須(……もう少しわがままになっても良かったのに……)



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