夜 -穂乃果 の部屋-

雪穂「お姉ちゃんッッ！！！もっとしっかりしてよッッ！！！！」ﾊﾞｧﾝ!

穂乃果「うわわ！？ …急にどーしたの？ 扉壊れちゃうからもっと優しく…」

雪穂「急じゃないよ！ 家でも学校でもグータラして、生徒会長なのに廊下走ったり、生徒会の仕事サボって海未ちゃんに説教されたりしてさっ！ この間の全校集会でも内容忘れたとかで変なこと口走ったり…学校の皆がお姉ちゃんのこと見てるんだよっ！？」

穂乃果「あのときは焦ったなぁ…あはは」

雪穂「あはは、じゃないよ！ ほんと恥ずかしい…お姉ちゃんの行動ってほとんどが私の耳に入ってくるんだからね！？ みんな私にお姉ちゃんがああだったこうだったって…」

穂乃果「む…恥ずかしいってなにさ！」

雪穂「そのままの意味だよ！ よく今まで生徒会長が務まったよね…海未ちゃんとことりちゃんがいなかったらどうなってたか。同じ生徒会長でも絵里先輩と全然違う…こんなのがお姉ちゃんなんて、私恥ずかしいよっ！！」

穂乃果「……」


穂乃果「～～～ッ！」

穂乃果「そ、そんなに言うならわかったよ！ ちゃんとすればいいんでしょ！？ 明日一日、ちょーかっこいいお姉ちゃんでいてあげるっ！」ｶﾞﾀ

雪穂「はぁ～？ お姉ちゃんがちょーかっこよくなんてできるわけないじゃん！ ちゃんちゃらおかしくてへそで茶が沸くねっ！ ぷーくすくす」

穂乃果「で、できるもん！ 明日の放課後にはちょーかっこいい生徒会長として全校生徒に名を轟かせてあげるんだから！できなかったらおへそでお茶でもなんでも沸かしてあげるよっ！」

雪穂「ほ～言ったね？ じゃあできなかったら１ヶ月店番とおやつ献上だから」

穂乃果「ぐっ…い、いいよ？ 雪穂こそ、今からでもおへそでお茶を沸かす練習でもしておいたら？」

雪穂「…後悔するよ？」

穂乃果「…そっちこそ」


ほのゆき「「…ふんっ！」」

-翌日-

雪穂「おはよー…」ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

ほのママ「おはよう。あ、そうだ」

雪穂「お姉ちゃんでしょ？ しょうがないなぁ…」

ほのママ「違う違う。今日はもう起きてるの」

雪穂「え」



穂乃果「おはよ、雪穂。 早く食べないとせっかくの朝ご飯冷めちゃうよ？」ﾋﾟｼｰ

雪穂「……」

穂乃果「ん？ どうかした？」

雪穂「え、いや…珍しく早起きだから」

穂乃果「そう？ 普通じゃない？」もぐもぐ

雪穂「え、だっていつもは… ？ ？ ？」

穂乃果「ふふ、変な雪穂。 …ごちそうさまでした」

雪穂「は、はや…！ いただきますっ」ぱくぱく

穂乃果「あ…ほらここ、寝癖ついてる」ﾅﾃﾞ…

雪穂「！？ も、もう、わかってるからっ！////」

穂乃果「ならいいけど…雪穂も早く準備しないとおいてっちゃうよ？ 」

雪穂「別にいいよ…先に行っても。あとで追いつくし…」

穂乃果「…うーそ♪ ちゃんと待ってるから、ね？」

雪穂「う、うん」


雪穂（なんだこれ…）

亀更新短め予定

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雪穂（あ、そっか！ これってお姉ちゃん、昨日言ってたことを実行してるんだ！ 今日一日ちょーかっこいいお姉ちゃんでいるっていう…）

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穂乃果「いい天気だね…今日は朝練がなくてちょっと残念かも」ｷﾗｷﾗ

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雪穂（なるほど…そうきたか。そのなんかキラキラしてるお姉さんぶったキャラがいつまでもつか見ものだね）





ことり「おはよう穂乃果ちゃん、雪穂ちゃんっ。 今日は二人とも早いね」

海未「珍しいこともあるんですね。穂乃果が一番最初に待ち合わせ場所にいるなんて…これも一緒に登校するようになった雪穂のおかげでしょうか？」

雪穂「あ、いや…今日のお姉ちゃんは自分で…」

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雪穂（こ、このキラキラは…！）


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穂乃果「ふふ、海未ちゃんひどいよぉ。私だって、たまには早起きするよ？ 二人にも早く会いたかったから、早くに家出ちゃった」ﾆｺｯ
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海未「…そ、そうですか、それは、いいことですね？ ////」

穂乃果「うん、おはよう海未ちゃん♡」ﾀﾞｷｯ

海未「！？ は、はい…おはようございます…？///」

海未（なんでしょう…いつもと同じような挨拶のはずなのに…///）ﾄﾞｷﾄﾞｷ

ことり「…今日の穂乃果ちゃん、いつもと少し雰囲気違うね ？」

穂乃果「そうかな？ …ことりちゃんは今日も可愛いね」.｡*ﾟ+.*.｡　　　ﾟ+..｡*ﾟ+

ことり「ええ！？ そ、そんなことないよぉ…////」

穂乃果「大丈夫？ 顔が赤いよ？」ﾋﾟﾄ

ことり「ひゃ…////」ｶｧｧ


雪穂（あ、あのいつも一緒にいて慣れてるはずの幼馴染み二人がいとも容易く顔を真っ赤に…！）