【安価コンマ】理不尽難度のダンジョンアタック ソロ-6【オリジナル】 (232)


ごくごくありふれた剣と魔法のファンタジー世界
その世界には多種多様のダンジョンが存在します

あなたは様々な理由によりそこへ踏み入る事となりました
与えられた能力と知恵を駆使し、攻略を目指しましょう


情報まとめ http://seesaawiki.jp/dungeon_attack/

前スレ 【安価コンマ】理不尽難度のダンジョンアタック ソロ-5【オリジナル】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1458387257/)


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1459784956


■ 勝利条件

◆ 何らかの成果を獲得し、迷宮を脱出する。

◆ 探索目的がある場合、目的を達成する。

◆ 迷宮の主(ボスモンスター)を撃破する。


上記のいずれかを達成すると、プレイヤーの勝利となります。



■ 敗北条件

◆ コンティニュー回数を使い切った状態で死亡、あるいは死亡と同等の状態に陥る。

◆ 何の成果も上げないまま、迷宮から逃げ帰る。


上記のいずれかになると、プレイヤーの敗北となります。


■ 能力値に関して


【筋力】 物理的攻撃の威力、力技による障害物の除去、などに影響
【耐久】 身体的被害の大きさ、疲労や毒物への耐性、などに影響

【敏捷】 攻撃などの回避、軽業の成功率、などに影響
【感覚】 気配の察知、直感による危険の予知、五感の鋭さ、などに影響

【知識】 魔物やアイテム、その他希少な種族や言語等に関する所持情報量、などに影響
【意志】 恐怖や逆境への耐性、一般的に忌避される行為の実行、などに影響

【魔力】 魔法の習得、マジックアイテムの運用、などに影響
【幸運】 様々な被害の軽減、不運な出来事の回避、などに影響


■ ルール説明


1)
HP・MPといった物は 【数値化されません】
現在あなたがどれ程弱っているかは描写から想像して下さい。


2)
様々な判定は所謂 【下方ロール】 にて行われます。
コンマ下一桁が対象の能力値を基準とした目標値を下回った場合、成功として扱われます。
目標値は周囲の環境、現在負っている身体的・精神的被害の度合い、などで補正がかかる場合があります。

目標値と出目が同値の場合は 【かろうじて成功】 した扱いとなり、判定が連続する場合は次回判定にマイナス補正がかかります。
また、出目が0の場合は 【ファンブル】 1の場合は 【クリティカル】 になり、結果が極端化します。
かろうじて成功とファンブル・クリティカルが重複した場合は、かろうじて成功が優先されます。


3)
あなたには 【3回】 のコンティニュー回数が与えられています。
コンティニュー地点は任意では選択できず 【死因となった出来事を確実に回避できる時点】 まで自動で巻き戻ります。
コンティニューによって発生する判定や展開でのデメリットは存在しませんのでご安心下さい。
また、コンティニュー後は 【無限ループ発生防止】 のため、死亡前と同じ行動は制限されます。


4)
様々な行動の際 【常識的に考えて当然行われるべき行動】 は自動的に実行されます。
例えば、一切明かりの存在しない暗闇を調べる場合、ランタン等を所持していれば自動的に使用します。
これらの自動使用は行動時の宣言であえて制限する事も出来ます(例:明かりを使わずに闇の中を調べる)


5)
明確に 【自殺以外の何物でもない行動】 は行えません。
その手の行動が指定された場合は無効化され、安価下として扱われます。
例:切腹する、固定したロープを首にかけて段差を飛び降りる、など。
ただし、特定の状態異常中においては可能となる場合があります。


6)
明確に 【常識的に考えてまず有り得ない行動】 は行えません。
その手の行動が指定された場合は、スレ主による何らかの裁定が発生し、無効化される場合もあります。


7)
安価で 【作戦会議】 が宣言された場合、最長15分間、安価が停止されます。
参加者で自由に意見交換を行って下さい。


8)
その他、ルールに関する質問がある場合は、スレ内で質問して頂ければ極力回答します。


■ あなたのステータス


◆ 男性 / 55歳


◆ 能力値

【筋力】  8 【耐久】 4
【敏捷】  6 【感覚】 9
【知識】 .10 【意思】 3
【魔力】  8 【幸運】 3


◆ 職業

【狩人】

一部感知判定が有利になる。
敵を発見できた場合の先制判定が確実に成功する。
一部の魔物とアイテムに関する専門知識を獲得する。


◆ 性格

【復讐者】
【孫想い】



■ 習得魔法


◆ ポイズン・クラウド

中量の魔力を消費して、指定した箇所に毒の性質を持つ魔力を滞留させる。
毒の効果は 【朦朧】 【弱体】 【腐食】 から選択できる。
抵抗判定は耐久と魔力のより高い方で行われる。

【朦朧】
感覚、敏捷、意思、魔力、の能力値に関連した行動時にマイナスの補正を与える。
毒が進行すると補正の値が増加していき、最終的には気絶に至る。
毒の範囲から抜け出ても、一定時間効果が残留する。

【弱体】
筋力、耐久、敏捷、の能力値に関連した行動時にマイナスの補正を与える。
毒が進行すると補正の値が増加していき、最終的には意識を残したまま行動不能となる。
毒の範囲から抜け出ても、一定時間効果が残留する。

【腐食】
継続的なダメージを与える。
抵抗に成功した場合でも、特殊な能力を持たない限り、完全な無効化は出来ない。
この毒によるダメージが積み重なると、様々な能力値に回復が難しいダメージを与える場合がある。


◆ リモート・ビューイング

少量の魔力を消費して、離れた場所に視覚を飛ばし、その場を覗き見る。
視覚を飛ばす場所には自身の魔力を籠めたアイテムを置いておく必要がある。
また、視覚を移動させる以上、元々の視覚は一時的に機能しなくなる。
この魔法による視覚には自動的に魔力視が付与される。


◆ マナ・シールド

大量の魔力を消費して、魔力の盾を作り出す。
盾は魔力の能力値と等しい耐久を持ち、破壊されるまで自動的に攻撃を防ぐ。
ただし、盾の被害軽減判定は行われず、軽減されないダメージをそのまま受ける。
また、多方向からの同時攻撃を全て防ぐ事は出来ない。


◆ 所持品一覧

【緋色鹿の合成弓】

【矢筒】
【鉄製の矢 x27】 ← USED

【鉄製の短剣】

【革製の帽子】
【狩人の服】
【革製の手袋】
【革製のブーツ】

【大型ヒップバッグ】

【堅焼きビスケット x3】
【チーズ x3】

【水袋 / 100%】

【ポーション x2】

【携帯用調理器具】

【地図用羊皮紙】

【逆さ蝋燭 x8】 ← NEW & USED


■ 所持品詳細


◆ 緋色鹿の合成弓

基礎攻撃力 : 2
基礎防御力 : 1

命中補正 : 0

緋色鹿の骨と腱を用いた合成弓。
特別な力は持たないが、扱いやすさに定評がある。


◆ 矢筒

基礎防御力 : 2

しっかりした作りの頑丈な矢筒。


◆ 鉄製の矢

刺突

基礎攻撃力 : 1

極一般的な鉄製の矢。


◆ 鉄製の短剣

斬撃 / 刺突

基礎攻撃力 : 2
基礎防御力 : 2

命中補正 : 3
加工補正 : 1

刃渡り30cm程の短剣。
武器としては護身用の域を出ないが、扱いやすい。
物品の加工にも利用出来る。


◆ 革製の帽子

基礎防御力 : 2

回避補正 : 0

フィールドワークのお供に。
丈夫で長持ち。


◆ 狩人の服

基礎防御力 : 2

回避補正 : 1

狩人達が好んで着用する厚手の衣服。
動きやすく、丈夫で長持ち。


◆ 革製の手袋

基礎防御力 : 2

回避補正 : 0

フィールドワークのお供に。
丈夫で長持ち。


◆ 革製のブーツ

基礎攻撃力 : 1
基礎防御力 : 2

命中補正 : 1
回避補正 : 1

フィールドワークのお供に。
丈夫で長持ち。


◆ 大型ヒップバッグ

基礎防御力 : 3

回避補正 : 0

ベルトで腰の後ろに固定する、革製の頑丈なバッグ。
丈夫で長持ち。

このアイテムに一定以上のダメージが与えられると、所持品に破壊判定が発生する。


◆ 堅焼きビスケット

穀物を練り固めて焼いた食料。
味はそこそこ程度であるが食感が良く、冒険者の間では割合人気。
一つで半日は腹持ちするだろう。


◆ チーズ

がっちりとした濃厚なチーズ。
保存食の中では最も美味であり、財布に余裕のある冒険者がこぞって購入する。
一つで半日は腹持ちするだろう。


◆ 水袋

水を持ち運ぶための、革製の袋。
一杯まで満たせば三日分にはなるだろう。


◆ ポーション

良質の薬草と少量の魔力を用いて作られる薬品。
傷にかければ消毒、血止め、治癒促進の効果がある。
また、飲み込む事で疲労を回復する事も出来る。


◆ 携帯用調理器具

フィールドワークのお供に。
最低限の調理が出来るだろう道具の詰め合わせ。


◆ 地図用羊皮紙

地図を描くのに丁度良い大きさと形の羊皮紙。
予備も含めて十分な数がある。


◆ 逆さ蝋燭

塔内部のシャンデリアから拝借した蝋燭。
天井方向への重力を受けている。


■ 前スレラスト



僅かにだけ開かれた扉の隙間。
そこを割り開くように、轟音を伴って槍は放たれた。

一時的に自身の視覚を失っているあなたに、それを回避する術など有りはしない。


苦痛が無かったのが、最大の幸運であっただろう。
胴の過半を抉り飛ばされ、血肉と臓物を撒き散らしながら吹き飛ぶあなたは、着弾の一瞬後には全ての意識を失っていた。

それでも足りないとばかりに、蹂躙は続く。
大部屋に踏み込んだ兵達は、既に死したあなたの体を執拗に甚振る。
ある者は剣で、ある者はメイスで。
あなたの肉体は瞬く間に破壊し尽くされ、頭部を残すのみとなった。

そして、それすらも安らかに眠る事は許されない。
扉を開いた歩兵が、手に持った槍にあなたの頭を突き刺し、高々と掲げる。

それを合図に勝ち鬨が大部屋に響き渡り、壁すらも揺らした。


あなたはこの後、彼らに持ち帰られ、絵の一部と化す。
野蛮人に相応しい末路だと絵画の少女は笑ったが、勿論そのような事をあなたが知る事は無い。





DEAD END


◆ 残りコンティニュー回数 【 3 → 2 】



そのまま少し様子を見るも、戦場の絵に変化は無い。
即座の危険はどうやら無さそうだ。

そう確認した後、あなたは遠隔視の魔法を二度使用した。


http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org315151.png

◆ = 現在位置


一度目は、絵の前に落ちた物。
しかし、収穫は特に無い。
天井から俯瞰する光景は、視点が変わったのみで特に変化は無い。

二度目は、曲がり角に落ちた物。
こちらからは勿論、通路の先についての情報を得る事が出来た。

南へ続いた通路は、今度は東へ折れていた。
そこに動く物は見当たらず、魔力を示す青い光も存在しない。
また、どうやら絵画も無いようだ。



【安価は次回更新時】

誰か三行で頼む

>>25
魔物連中の水準がヤバイ
無理に戦わない方が良い結果を出せそう
対話や交渉を中心に、不可能なら撤退撤退アンド撤退が今回は得策ではないか


【悲報】 嫌な予感しかしない 【不安】


◆ 三日前

家族 『旅行から帰ったよ、クッソ楽しかった』

◆ 二日前

家族 『なんか体調悪い、風邪かな?』

◆ 昨日

家族 『病院行ったらインフルエンザだって……』


◆ 今日

>>1 『……何か喉痛いんだけど(戦慄』



今後の体調次第ですが、最悪の場合数日休むかも知れません。
気のせいだと良いんですけど。


気のせいでした。
大丈夫そうなので今晩もやります。
よろしくお願いします。


sage消し忘れてました。
19:45位から開始します。

消し忘れてた(消したとは言っていない)


◆ 残りコンティニュー回数 【 3 → 2 】



そのまま少し様子を見るも、戦場の絵に変化は無い。
即座の危険はどうやら無さそうだ。

そう確認した後、あなたは遠隔視の魔法を二度使用した。


http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org315151.png

◆ = 現在位置


一度目は、絵の前に落ちた物。
しかし、収穫は特に無い。
天井から俯瞰する光景は、視点が変わったのみで特に変化は無い。

二度目は、曲がり角に落ちた物。
こちらからは勿論、通路の先についての情報を得る事が出来た。

南へ続いた通路は、今度は東へ折れていた。
そこに動く物は見当たらず、魔力を示す青い光も存在しない。
また、どうやら絵画も無いようだ。



>>↓1  どうする?


確かに即座の危険は無さそうだ。
しかし、だからと言って絵画の前を通りたいかと言えば、そんな訳も無い。

目玉の魔物に使った矢の回収を忘れていたという事もある。
一度引き返すのも良いだろう。


http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org315726.png

◆ = 現在位置


あなたは二体の魔物から矢を抜き、確認した。
どちらの矢も、大きな損傷は無い。
体が脆いために、そう負担はかからなかったのだろう。
これならば、特に問題無く再利用できるはずだ。


◆ 【鉄製の矢 x2】 を回収しました。


【6:30】


また、あなたは眼球を前に考えた。
折角仕留めた魔物達である。
何かに利用する事は出来ないだろうか?



>>↓1 コンマ判定 【素材知識】

知識 10
有名 2

目標値 12

◆ 確定成功判定 クリティカルでのみ結果変動


【素材知識】

目標値 12  出目 7

通常成功


そして勿論、博識なあなたには心当たりがあった。

この魔物の眼球、その中心部には魔力が凝縮した核があるはずだ。
それには、魔力を増幅する魔法と同等の力が宿るという。
一度使ってしまえば溶けて失われてしまうというが、探索において有効に働く事だろう。
加えて言えば、魔道具の素材としても上等な部類であり、高値が付いたはずだ。

また、眼球内部のゼリー状の組織についてもあなたは知っている。
これを薬品に加工すれば、一時的に魔眼の能力を扱う事が出来るようになるという。
加工方法は秘伝であるためにあなたの知識には無い。
ただ、そのまま飲み込んでも幾らかの効果がある可能性もあるのではないだろうか。



>>↓1  どうする?


折角だ、両方持って行こう。
そう考えたあなただったが……。


"しまった、容器が無いぞ"


二つの眼球を前に、あなたは頭を抱えた。
ゼリー状の組織をそのまま荷に入れる事は出来ない。
持ち運ぶには小瓶のような物が必要となるだろう。
どこかで探してくるか、あるいはポーションの中身を捨てるなどしなければならない。

死体をそのまま運ぶという手もあるにはあるが、矢によって穴が開いてしまっている。
組織の大半が漏れ出て使い物にならなくなった上に、荷袋の中身が酷い事になるのは容易に想像できた。
また、手に持っていくにしても当然手は埋まってしまう。

ゼリー状の組織を諦めるならば、核の取り出しには問題無い。
核は小さな物のはずで、荷物を圧迫する事は無いはずだ。



>>↓1  どうする?


瓶が無い以上、現状ではどうしようも無い。
負傷した時の事を考えれば、ポーションを捨てるなど出来る訳も無いのだ。

止むを得ず、あなたは核のみを取り出す事とした。
腰から短剣を引き抜き、眼球に当てる。
魔物はやはり脆く、質の悪い短剣でも解体は実に容易だ。
切り裂かれた眼球からは内部組織がボタボタと漏れ出していく。


さて、あなたの心配事は一つだ。

あなたは、この魔物を仕留める際に急所を狙った。
つまり、巨大な眼球の中心を射抜いたのだ。

核は小さい物であるはずだとは言え、傷付いている可能性は否定出来ない。



>>↓1 コンマ判定 【不運の回避】

幸運 3
極小 3

目標値 6


【不運の回避】

目標値 6  出目 4

成功!


だが、どうやらそれは杞憂であったようだ。

眼球の中心部には、全く無傷のままの石があった。
灰色で楕円形のそれは、一見形が整っただけの石ころのようにも見える。
だが勿論、魔力視で確認すれば、そこには青い光が宿っている。

十分使用が可能だろう。
魔法を用いる際、この石を握りながら発動させる事で、その効果は増幅されるはずだ。


◆ 【眼魔の魔力核 x2】 を獲得しました。



■ 眼魔の魔力核

◆ 特殊能力

【魔力増幅】

このアイテムは、アンプリフィケーションの魔法と同等の効果を持つ。
一度使用すると、アイテム自体が失われる。


【7:00】

http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org315726.png

◆ = 現在位置



魔物の解体を終え、あなたは立ち上がった。
二つに割り開かれた死体には、もう使える部分は無いだろう。

足の先の爪は、人間の物とそう変わらない強度のようだ。
灰色の皮膚も酷く脆く、さして役立つ物とも思えない。



>>↓1  どうする?


絵画を避けるならば、最早道は北にしか無い。
扉を潜り、三つの道を調べるのが良いだろう。

あなたはそう考え、扉に近付いた。
勿論、無警戒に開ける事は有り得ない。
至近距離に魔物が居る可能性に備え、片手に短剣を構えながら、手形に手を伸ばす。

重量と巨大さの割に、異常な程静かに開いていく。



>>↓1 コンマ判定 【感知】

感覚 9
狩人 2

目標値 11

◆ 確定成功判定 クリティカルでのみ結果変動


【感知】

目標値 11  出目 9

通常成功


気配は無く、音はしない。
どうやら、付近には何も居ないようだ。

あなたはそう確信を抱き、僅かに安堵した。
その一瞬後に気を引き締めなおす事は当然怠らなかったが。


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◆ = 現在位置


ただ、通路に踏み入ったあなたは、一つの違和感を感知した。
足元が何やら濡れている。
ほんの僅か、手をついても指先に付着するかどうかといった程度だが、確かに点々と液体が残っている。

液体は無色透明で、特に臭いもしない。
短剣の先を触れさせても特に反応は無く、やや粘性を持つようだ。

液体は、東へと向けて続いている。



>>↓1  どうする?


あなたは両目に魔力を集め、液体を確認した。

しかし、液体は特に反応を示す事は無い。
特に魔力を含んではいないようだ。

念のためとそのまま周囲を見渡すも、やはり何も映らない。
今の所、視線が通る範囲においては安全と考えて良いだろう。



>>↓1  どうする?


ともかく、動かない事には始まらない。
まずは直近の角を探るべきだろうと、あなたは行動を開始した。

いきなり覗き込む事は避け、まずは耳を澄ませる。


【聞き耳】

感覚 9
狩人 2

目標値 11 (自動成功 クリティカルでの変動無し)


あなたの耳が何かを捉える事は無かった。
どうやら、この先には少なくとも動く物は居ないようだ。
確認を終えたあなたは、僅かに顔を覗かせて道の先を探った。



>>↓1 コンマ判定 【幸運な出来事】

幸運 3

目標値 3


【幸運な出来事】

目標値 3  出目 9

失敗……


道を覗き込んだあなたは、うんざりと顔を歪めた。
再びの絵画である。
折角避けてきたというのに、西側の壁に額が掛けられているのが分かる。


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◆ = 現在位置


絵画の逆側、東の壁には壁掛け式の燭台がその数を増やして並び、通路を明るく照らし出している。

角度が悪く、額が幾つあるのかは分からない。
また、何が描かれているかも当然現時点では不明だ。
知りたいならば接近する必要があるだろう。

更に、既に床の液体を発見していたあなたには当然分かる。
液体はこの先に続いているようだ。
ただ、その主の姿は未だ見当たらない。



>>↓1  どうする?


絵画を探るかどうか。
それを決める前に、あなたは西側を調べていなかった事を思い出した。

東に進むにしても、背後の安全は確認しておくべきだろう。
あなたは荷から取り出した蝋燭を天井に落とし、遠隔視の基点として設置した。
これで南から何かが迫ったとして、魔法を用いて警戒する事も出来るだろう。


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突き当たりは、一見何も無いように見える。
極普通の象牙色の壁と床。
天井には何の変哲も無い花瓶が置かれているだけだ。
壁に掛けられた燭台にも、妙な点は無い。



>>↓1  どうする?


どうやらただの突き当たりのようだ。
あなたはそう判断し、道を戻る。


http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org315782.png

◆ = 現在位置


再び南を覗くも、特に先程と変化は無い。
強いて言えば、液体がやや乾き始めているように見える程度だ。



>>↓1  どうする?


あなたは素早く三叉路を駆け抜け、東へ向かった。
いかにも危険そうな絵画に近付く前に周囲を完全に把握すべきという判断だ。
最低限、道がどのように続いているか程度は調べても良いだろう。


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◆ = 現在位置


しかし、二つ目の三叉路からは長い距離は見通せない。
東は突き当たり。
南は見慣れた扉。

その内東側を眺めたあなたは、既視感を覚えた。
つい先程、全く同じ物をあなたは見ていたのだ。
天井に置かれた花瓶の柄と、そこに挿された花の種類。
更に言えば花弁の形や角度までが完全に一致しているようにも思える。


その他には、特に不自然な点は無い。



>>↓1  どうする?


あなたは両目に魔力を集め、念入りに周囲を確認した。

……しかし、反応は無い。
唯一、いつも通りに扉が青い光を纏っただけだ。

どうやら、魔力的な仕掛けは存在しないらしい。



>>↓1  どうする?


あなたは扉に耳を近付け、音を探った。

扉は分厚く、硬く、そして重い。
そう易々と音を漏らすとは考え難いが、やらないよりは良いだろう。
あなたは視覚を閉ざし、聴覚のみを研ぎ澄ませる。



>>↓1 コンマ判定 【聞き耳】

感覚 9
狩人 2

重厚 -4

目標値 7


【聞き耳】

目標値 7  出目 1

クリティカル!!


【7:15】


極限まで鋭く磨かれたあなたの感覚は、障害すら物ともせずに部屋の中の様子を感知した。

……弦楽器の音色だろうか。
驚く程見事な腕前のそれが、ハッキリとあなたに届く。
もしも街の広場で披露したならば、瞬く間におひねりは山を作るに違いない。
下手をすれば貴族から専属契約の誘いすらかかりかねない。

それ以外には、特に何も聞こえない。
音を奏でる楽器は一つだけ。
他に音を発する物は何も無いと、あなたは完全に確信した。



>>↓1  どうする?


あなたは絵画の少女について思い返す。
あの少女は理性的であり、矢を射掛けたりしなければ交渉次第では情報を得られたかも知れない。
これは明確な損失であった。
同じ事を繰り返すべきではないと、あなたは考えた。

無断で進入し、演奏の邪魔をしてしまえば演奏者の機嫌を損ねてしまう可能性がある。
あなたはじっと、気配を殺して音が止むのを待った。


【7:45】


……しかし、どれ程待っても演奏は終わらない。
また、曲も延々と同じ物が繰り返されている。
数分程のメロディがループし、ひたすらに続く。

これはもしや終わりが無いのではないかと、あなたは疑念を抱いた。



>>↓1  どうする?


演奏に終わりは見えない。
いつまでもこうしている訳にも行かない以上、行動するしか無いだろう。

あなたは周囲を確認し、何かあれば即座に回避に移る事が出来るよう身構えた。
何が起こるかなど予想の付けようも無い。
演奏者が何者なのか、あなたは一切情報を持たないのだ。

少しの間の後、あなたは意を決して扉をノックした。





……しかし、反応は無い。
弦楽器の音に一切の乱れは見られず、何かが動いた気配も感じられない。

更に二度三度と力を強めて続けるも、結果は同じだ。



>>↓1  どうする?


埒が明かない。
ついに痺れを切らしたあなたは、ゆっくりと扉の手形に手を伸ばした。

勿論、開けた途端に演奏者はあなたに気付くだろう。
敵対された場合に備え、逃走の準備は万全に整えながらだ。


静穏に開かれた扉の向こう。
そこにあったのは……。



>>↓1 コンマ判定 【正体看破】

知識 10

目標値 10

◆ 確定成功判定 クリティカルでのみ結果変動


扉の先は、西と良く似た部屋となっていた。
その中央、この迷宮においては実に珍しい事に、床の上にそれは置かれている。

あなたの体の三分の二程度はあるだろう、大きな弦楽器である。
支えも無いままに自立し、演奏者も無く音を奏で続けていた。
魔力視を用いて見つめれば、ハッキリと青い光を纏っているのは一目瞭然だ。

あなたは以前、王宮においてこれに近い物を見た事があった。
魔力を糧に自動演奏を行う、実用性には全く欠ける魔道具だ。
仕掛けは見事な物だが、全く感情の篭らぬ音楽に価値は無い。
そんな風に酷評されていたのを、あなたは覚えている。


体から力が抜けるのを、あなたは感じていた。
警戒していた演奏者など、どこにも居ない。
マジックアイテムが一つ、安置されているだけだったようだ。


といった所で今日はお開きで。
お付き合いありがとうございました。
また明後日。


http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org812431.jpg

駄目でした。
死にました。

薬飲んで寝ています、ごめんなさい。


お待たせしてすみません。
おおよそ回復しました。
今晩から再開の予定です。
よろしくお願いします。


助言に従ってもう一晩休んでおきます……。
明日、19時位から開始します。
予定変更すみません。


■ あなたのステータス


◆ 男性 / 55歳


◆ 能力値

【筋力】  8 【耐久】 4
【敏捷】  6 【感覚】 9
【知識】 .10 【意思】 3
【魔力】  8 【幸運】 3


◆ 職業

【狩人】

一部感知判定が有利になる。
敵を発見できた場合の先制判定が確実に成功する。
一部の魔物とアイテムに関する専門知識を獲得する。


◆ 性格

【復讐者】
【孫想い】



■ 習得魔法


◆ ポイズン・クラウド

中量の魔力を消費して、指定した箇所に毒の性質を持つ魔力を滞留させる。
毒の効果は 【朦朧】 【弱体】 【腐食】 から選択できる。
抵抗判定は耐久と魔力のより高い方で行われる。

【朦朧】
感覚、敏捷、意思、魔力、の能力値に関連した行動時にマイナスの補正を与える。
毒が進行すると補正の値が増加していき、最終的には気絶に至る。
毒の範囲から抜け出ても、一定時間効果が残留する。

【弱体】
筋力、耐久、敏捷、の能力値に関連した行動時にマイナスの補正を与える。
毒が進行すると補正の値が増加していき、最終的には意識を残したまま行動不能となる。
毒の範囲から抜け出ても、一定時間効果が残留する。

【腐食】
継続的なダメージを与える。
抵抗に成功した場合でも、特殊な能力を持たない限り、完全な無効化は出来ない。
この毒によるダメージが積み重なると、様々な能力値に回復が難しいダメージを与える場合がある。


◆ リモート・ビューイング

少量の魔力を消費して、離れた場所に視覚を飛ばし、その場を覗き見る。
視覚を飛ばす場所には自身の魔力を籠めたアイテムを置いておく必要がある。
また、視覚を移動させる以上、元々の視覚は一時的に機能しなくなる。
この魔法による視覚には自動的に魔力視が付与される。


◆ マナ・シールド

大量の魔力を消費して、魔力の盾を作り出す。
盾は魔力の能力値と等しい耐久を持ち、破壊されるまで自動的に攻撃を防ぐ。
ただし、盾の被害軽減判定は行われず、軽減されないダメージをそのまま受ける。
また、多方向からの同時攻撃を全て防ぐ事は出来ない。


◆ 所持品一覧

【緋色鹿の合成弓】

【矢筒】
【鉄製の矢 x29】 ← NEW

【鉄製の短剣】

【革製の帽子】
【狩人の服】
【革製の手袋】
【革製のブーツ】

【大型ヒップバッグ】

【堅焼きビスケット x3】
【チーズ x3】

【水袋 / 100%】

【ポーション x2】

【携帯用調理器具】

【地図用羊皮紙】

【逆さ蝋燭 x7】 ← USED
【眼魔の魔力核 x2】 ← NEW


【7:45】


http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org317699.png

◆ = 現在位置

目 = リモート・ビューイング用の基点


◆ ここまでのあらすじ


孫に瀕死の重傷を負わせ相棒たる猟犬の子を殺した二人の冒険者を追い、あなたは迷宮へ踏み入った。
迷宮案内人を名乗り天井を歩く謎の女を避け、魔法を操る三体の目玉の怪物を殺し、探索は続けられる。

大部屋から東へ続く通路にあった擬似的な生命を持つ絵画を回避して、北へ。
新たに踏み入った部屋には、自動的に音楽を奏でる大きな弦楽器が置かれていた。



◆ あなたがこれまで発見した物

【案内人を名乗る塔の住人 / 入り口】
【麻痺の呪いと魔力の矢を操る魔物 / 大部屋 および 西の小部屋】

【雨の空を見上げる少女の絵 / 大部屋から東の通路】
【戦場で矢を放ち合う二つの軍勢の絵 / 大部屋から東の通路】

【謎の壺 / 入り口からの通路南端 および 西の小部屋】
【瓜二つの花瓶 / 北端通路の両端】
【自動演奏を行う弦楽器 / 東の小部屋】


体調に問題はありません。
予定に変更無く、19時開始の予定です。

よろしくお願いします。


【7:45】

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◆ = 現在位置


楽器は、いわゆる擦弦楽器だった。
専用の弓で弦を擦る事で音を出す物である。
あなたは過去に、王宮で幾度も目にした事だろう。
結構な大型の物であり、部屋の中央に佇む姿はかなりの存在感がある。
今までろくに物が無かった床に置かれているのだから、尚更だ。


あなたは楽器に注意を向けたまま、部屋の中を観察した。

部屋の様子は、一度見た光景と良く似ている。
まるで西側の部屋と鏡写し。
中央部、楽器の真上にある壺までソックリだ。

部屋の南側には見慣れた扉が一つ。
もしもこの先も東西対称だとすれば、シャンデリアが並ぶ大部屋となっているのでは無いだろうか。



>>↓1  どうする?


魔力視を発動させると、真っ先に青が灯ったのは弦楽器であった。
魔道具である以上、当然の事だろう。
その光は強くも無く弱くも無く、魔道具として極一般的な程度。
機能は中々珍しい物だが、籠められた魔力におかしな所は無い。

他には、床に落ちた数滴の液体をあなたは発見した。
近付いて観察してみれば、一度見たあなたには間違いなく分かるだろう。
歩く眼球の魔物の、眼球内の組織液だ。
だが、周囲を見渡してみても魔物の痕跡は全く無い。
どこから来た物かと、あなたは少しだけ首を傾げた。


あなたの観察は更に続く。

今居る部屋と西の部屋。
これらは、どうにも対称となっているように思える。
もしそうだとすれば、その違いを探る事が何かの手がかりになりはしないかと考えたのだ。



>>↓1 コンマ判定 【記憶の想起】

意思 3
直前 2

目標値 5


【記憶の想起】

目標値 5  出目 1

出クリティカル!!


あなたは西側の小部屋について、その全てを記憶していた。
壁に掛かった燭台の配置は勿論、椅子や楽器の並びに至るまで、全てをだ。
それに一切の綻びは無く、比較は極めて容易であった。

どうやら、違いと呼べる違いは無い。
楽器を除いた全ては鏡写しに配置されているようだ。


ただ、観察を続ける間にあなたは一つの閃きを得た。
床に飛び散った眼球の組織液についてである。

あなたは西の部屋で、壺の中に魔物の死体を投げ入れた。
死体は重力に引かれて落ちてくるのみであったが、その体液についてはどうだろうか。

あからさまに不自然な壺。
これがもし空間を繋ぎ合わせる力でも持っているとすれば、
西の壺に飛び入り、東の壺から飛び出た体液が床に零れるなどという事も有り得るのではないか。


無論、これは荒唐無稽な空想に過ぎない。
壺には一切の魔力が感じられない以上、その可能性は低いだろう。

だが何故か、その考えはあなたの頭の中にこびり付き、しつこく残り続けた。



>>↓1  どうする?


あなたは部屋の中央に近寄り、壺の中を覗きこんだ。

……しかし、その内側は暗く、詳しく見て取る事は出来ない。
一見しただけでは、ただ空っぽであるとしか分からない。
少なくとも壺にはしっかりと底があり、どこかへ繋がっているようには見えなかった。



>>↓1  どうする?


だが、あなたの脳裡には未だに考えが残り続けている。
確かめずにはいられず、あなたは頭を働かせた。

天井は高く、とても手は届かない。
壁掛け燭台を外して中を照らした所で、この距離ではそう光も有効に働かないだろう。
ならば、遠隔視の魔法ならばどうだろうか。

あなたは矢の一本に魔力を籠め、番えた。
弦を引き絞り、壺の内部を狙う。
相手が動く獲物でも無ければ、外す要素は一つたりとも有り得ない。
空を裂き飛ぶ矢はあなたの狙い通り、壺へと吸い込まれた。


……そして、それきりどこかへ消えた。
矢が落ちてくる事は無く、内部を覗いても痕跡一つ見当たらない。



>>↓1  どうする?


果たして矢はどこへ行ったのか。
その行き先を調べるならば、遠隔視の魔法が適しているだろう。

これまでに幾度かの魔法をあなたは使用したが、老いてなお有り余る膨大な魔力をもってすれば大した消費ではない。
この部屋の扉の前で音が止むのを待ち、しばし休息を取りもしたのだ。
魔力は未だ潤沢と呼んで良く、魔法の発動には何の問題も無い。

あなたの視界はすぐに切り替わった。
そこにあったのは……。



>>↓1 コンマ判定 【不運の回避】

幸運 3

目標値 3


【不運の回避】

目標値 3  出目 9

失敗……


視界一杯に広がったのは、闇であった。

何事かと考え、すぐに気付く。
どうやら矢はどこかに突き刺さっているようだ。
鏃の周囲は何かに覆われ、塞がってしまっている。

ならばと視点を鏃から尾羽に移し……あなたは戦慄した。


そこに居たのは、凄まじい巨体を持つ三つ首の獣であった。
黒い毛皮を持つ魔物の、その背に矢は突き立っている。
鏃は肉に埋まり、僅かながら血が零れ、そして。


"―――!!"


痛みからだろう、獣は幾度と無く咆哮を上げる。

遠隔視の魔法は音までは伝えない。
あなたの鼓膜を揺らす事は無かったが、しかしそこに籠められた憎悪をあなたは確かに認識した。



>>↓1 コンマ判定 【魔物知識】

知識 10
有名 2

目標値 12

◆ 確定成功判定 クリティカルでのみ結果変動


【魔物知識】

目標値 12  出目 7

通常成功


己の背に刺さる矢を睨む顔は、狼の物であった。

巨体の狼。
三つの首。

この二つに当てはまる魔物を、あなたは知り得ていた。
数多の伝承に伝わっているのだ。
むしろ一度も聞いた事が無い者の方が少ないはずである。


かつて、二十を超える迷宮の完全な地図を書き上げ、その全てから空前絶後の宝物を奪い去った冒険者が居る。
探索王と呼ばれる元盗賊の彼は、主を落とした事はただの一度。
だというのに、その前人未到の行いから大英雄の一人として数えられている。

その晩年の活躍の一つに、この獣が登場する。

名をケルベロス。
人を容易く丸呑みにする口。
見上げても足りない程の巨体。
余りにも鋭すぎる感覚。
また、幾ら傷付けてもすぐさま癒え、まさしく不死身と呼ぶに相応しい。

そんな怪物を前に、ついに大英雄の冒険も終わるかと思われた。
しかし、彼は機転によって切り抜けた。
彼がどのようにして答えに辿り着いたかは伝えられていないが、この魔物は音楽に弱いのだ。
見事な旋律を聞かせてやれば、戦意を失って眠りについたという。
その横を悠々と歩み抜けた大英雄は、魔物が守る宝を笑って持ち出した。


……あなたは、目の前の楽器を見て、唇を噛んだ。
もし天井の壺が音すらも届けるならば、この魔物はまさに今気持ち良く眠っていたはずだ。
そこを矢によって叩き起こされたと考えれば、機嫌がどうなっているかは想像する必要すら無い。



■ ケルベロス

不確定名 : 三つ首の大狼

大英雄の伝承に登場する怪物。
過去に三つの迷宮で出現が確認されているが、討伐の報告は一つも無い。
もしも殺害に成功したならば、英雄に準ずる行いと称えられる事だろう。


【筋力】  21
【耐久】 不明
【敏捷】  12
【感覚】  18
【知識】 不明
【意思】 不明
【魔力】 不明


◆ 特殊能力

【高速再生】

この魔物は、自然治癒力が極めて高い。
骨折などの重傷であっても一分未満で回復する。


【脆弱 : 音楽】

この魔物は、音楽に対する脆弱性を持つ。
一定以上の音楽を聞かせれば、抵抗不可能な睡眠状態に陥る。
ただし、怒りに囚われた状態では効果が無い。


【鋭敏な感覚】

この魔物は、極めて鋭い感覚を持つ。
鋭敏な嗅覚、鋭敏な聴覚、鋭敏な視覚、鋭敏な味覚、鋭敏な触覚、以上五つを合わせた複合能力。
この魔物に関わる逃走、隠密、奇襲などに極めて大きな補正を与える。


【ケルベロスの劇毒】

この魔物は、極めて強力な毒を持つ。
唾液に接触した場合、高難度の即死判定が発生する。
この判定は、成功した場合でも臓器への回復不能なダメージが発生する。


矢傷は即座に癒えたようだ。
押し出された矢は虚しく地に落ち、怒り狂う獣を見送る。

敵を探し回る獣は、その場には居ないと判断したようだ。
天井の壺を一睨みした後、巨大な扉に体当たりを始めた。

……幸いなのは、その扉が異常な強固さを誇っている事だろう。
巨体の直撃を受けても僅かに揺らぐだけで、拉げる様子は全く無い。
近寄りさえしない限り、または誰かが開けてしまわない限り、獣が解き放たれる事は無さそうだ。


部屋の中は、初めて見る様相だった。
天井には壺の他には何も無い。
代わりに、床には巨大な骨や山のような藁が置かれている。
獣の食べ残しと、寝床なのだろうか。

現状では、この部屋がどこにあるかは分からない。
ただ、獣が暴れている間は扉を見れば察知する事は容易だろう。



>>↓1  どうする?


◆ 誤字修正

近寄りさえしない限り、または誰かが開けてしまわない限り、獣が解き放たれる事は無さそうだ。



近寄りさえしない限り害は無く、または誰かが開けてしまわない限り獣が解き放たれる事は無さそうだ。


獣の正体を知ったあなたは、即座に壺の傍から離れた。

この獣の唾液には凄まじい毒が含まれている。
肌に触れただけで熟練の戦士が死に至ったという話すらあるほどだ。
扉に体当たりをしている現状、その危険は少ないだろうが、だからと油断して良い状況でも無い。


そこで、あなたはふと気付いた。

あなたは先程、魔道具である弦楽器の音が獣へ届いているのではないかと考えた。
だとすると、扉を揺らす音や咆哮があなたへ届かないのは不自然だ。

また、獣は明確に壺を睨んでいた。
これも、壺で繋がっていると知っているからだとすれば、どうだろうか。
獣の巨体であれば容易に壺まで頭が届く。
それこそ、扉になど向かわず唾液を撒き散らせば良い話なのだ。

もしやこれは一方通行という事なのでは無いだろうか。
西の部屋の壺からは目の前の壺に、ここの壺からは獣の棲家に。
そういう戻る事の出来ない片道なのだと考えれば、説明は付くのでは無いだろうか。



>>↓1  どうする?


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部屋を出よう。
あなたはそう考え、二つの扉を眺めた。

北は元来た道へ戻る扉だ。
そちらから繋がる道は、二つ共に絵画が飾られていた。
先へ進むのならば、絵画の前を通る事は避けられない。

南は未だ踏み入っていないが、想像は付く。
ここまで東西対称に来ている以上、シャンデリアの並ぶ大部屋であるはずだ。
巨大な部屋であるのだから、魔物の一体や二体が存在してもおかしくは無い。



>>↓1  どちらに出ますか?


【8:00】


考えた末、あなたは南を選んだ。
部屋の中央部を避けて扉へ近付き、耳を当てる。
何か捉えられれば、より有効な対策を準備する事も出来るだろう。



>>↓1 コンマ判定 【聞き耳】

感覚 9
狩人 2

重厚 -4

目標値 7


【聞き耳】

目標値 7  出目 8

失敗……


しかし、あなたの耳が音を捉える事は無かった。

余りにも分厚く重い扉のせいだろう。
聴覚が届いたという感覚が一切無い。

この先に何が居るのか、あるいは居ないのか。
現時点では全く分からないままである。



>>↓1  どうする?


音は聞こえず、内部の様子は分からない。
だが、それは極当たり前の事だ。
迷宮において道の先がどうなっているかなど、分からないのが普通なのである。

あなたは扉の手形に触れる。
他の扉と同様、それだけで重い扉は静かに開き始めた。






―――ところで、あなたは覚えているだろうか?





今、この部屋は音で満たされている。

自動演奏を行う弦楽器による物だ。
止めた訳でも無く、破壊してもいない以上、当然の事だ。
音は無論、扉を開ければ当たり前に部屋の外へと流れていく。

あなたが遭遇した魔物は確かに眼球だけの化け物であった。
しかし、だからといって聴覚を持たないと断ずる事が出来るかと言えば、答えは否だ。
世の中には、皮膚に伝わる振動という形で音を感じる生物も存在しているのだから。


あなたは今、静寂に包まれた迷宮の中に音を解き放った。
その出元も、明らかであるに違いない。



>>↓1 コンマ判定 【不運の回避 / 特大】

幸運 3

目標値 3


【不運の回避 / 特大】

目標値 3  出目 7

華麗に失敗……


扉の先を見詰めるあなたの目に、三つの異常が捉えられた。

一つは、床を這う眼球の怪物。
二つは、宙を泳ぐ光を纏った、一見蛇にも見える長い体の魚。
三つは、天井に並んだ椅子に腰掛け、煩わしそうにあなたを見下ろす数人の人影。

その内の前二つ。
眼球と蛇があなたを捉え、接近を開始した。
彼我の距離はそう遠くは無く、魔物達の動きは遅くは無い。
扉を閉めようと試みる間に彼らの牙は届くだろう。

更に、凶報はそれだけに留まらない。
部屋の奥、光があっても容易には見通せないその先から、幾つかの足音が聞こえている。
間違いなく、これらもあなたが漏らした音を感知している。

最早一刻の猶予も無い。
たった一つ対処を誤れば、あなたの命が失われるに違いない。



>>↓1  どうする?


ちょっと早めですが、病み上がり一発目ですしこの辺で。
安価は出しておきますので、踏んでおいて下さい。


>> 【23:27】 以降が有効です。


◆ 所持品一覧

【緋色鹿の合成弓】

【矢筒】
【鉄製の矢 x28】 ← USED

【鉄製の短剣】

【革製の帽子】
【狩人の服】
【革製の手袋】
【革製のブーツ】

【大型ヒップバッグ】

【堅焼きビスケット x3】
【チーズ x3】

【水袋 / 100%】

【ポーション x2】

【携帯用調理器具】

【地図用羊皮紙】

【逆さ蝋燭 x7】
【眼魔の魔力核 x2】


【8:00】

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◆ = 現在位置

目 = リモート・ビューイング用の基点


■ あなたのステータス


◆ 男性 / 55歳


◆ 能力値

【筋力】  8 【耐久】 4
【敏捷】  6 【感覚】 9
【知識】 .10 【意思】 3
【魔力】  8 【幸運】 3


◆ 職業

【狩人】

一部感知判定が有利になる。
敵を発見できた場合の先制判定が確実に成功する。
一部の魔物とアイテムに関する専門知識を獲得する。


◆ 性格

【復讐者】
【孫想い】



■ 習得魔法


◆ ポイズン・クラウド

中量の魔力を消費して、指定した箇所に毒の性質を持つ魔力を滞留させる。
毒の効果は 【朦朧】 【弱体】 【腐食】 から選択できる。
抵抗判定は耐久と魔力のより高い方で行われる。

【朦朧】
感覚、敏捷、意思、魔力、の能力値に関連した行動時にマイナスの補正を与える。
毒が進行すると補正の値が増加していき、最終的には気絶に至る。
毒の範囲から抜け出ても、一定時間効果が残留する。

【弱体】
筋力、耐久、敏捷、の能力値に関連した行動時にマイナスの補正を与える。
毒が進行すると補正の値が増加していき、最終的には意識を残したまま行動不能となる。
毒の範囲から抜け出ても、一定時間効果が残留する。

【腐食】
継続的なダメージを与える。
抵抗に成功した場合でも、特殊な能力を持たない限り、完全な無効化は出来ない。
この毒によるダメージが積み重なると、様々な能力値に回復が難しいダメージを与える場合がある。


◆ リモート・ビューイング

少量の魔力を消費して、離れた場所に視覚を飛ばし、その場を覗き見る。
視覚を飛ばす場所には自身の魔力を籠めたアイテムを置いておく必要がある。
また、視覚を移動させる以上、元々の視覚は一時的に機能しなくなる。
この魔法による視覚には自動的に魔力視が付与される。


◆ マナ・シールド

大量の魔力を消費して、魔力の盾を作り出す。
盾は魔力の能力値と等しい耐久を持ち、破壊されるまで自動的に攻撃を防ぐ。
ただし、盾の被害軽減判定は行われず、軽減されないダメージをそのまま受ける。
また、多方向からの同時攻撃を全て防ぐ事は出来ない。


今晩は20時位の開始になります。
よろしくお願いします。


宙を泳ぐ魚と、這い寄る目玉。
前者が何者かは不明だが、後者は間違いなく一級の脅威である。

身を縛る呪詛と魔力の矢。
眼球の魔物が持つ異能は、どちらも余りに危険過ぎる。

あなたは即座に矢を番え、目を半ば瞑りながらも巨大な眼球の中心を狙った。
まずはこの魔物を落とさなければ、ろくに抵抗すらままならない。
幸いにも、相手は酷く脆い上に全身が急所と言って良い。
矢が当たりさえすれば、その命はたちまち失われるはずだ。

熟練の狩人たるあなたの動きは、実に機敏な物だった。
二体の魔物に距離を詰める間も、魔法を操る間も与える事無く、無骨な鉄矢が鋭い弦音と共に解き放たれる。



>>↓1 コンマ判定 【矢の命中】

感覚 9
距離 0

薄目 -2

目標値 7


【矢の命中】

目標値 7  出目 10

ファンブル!!


だが、放たれた矢は何の成果も出さずに部屋の奥へと飛び去った。

まるで素人の射撃その物だ。
狙ったはずの眼球に掠る事すら出来ていない。
もし同業の人間が見たならば、しばらくは酒の席で笑い者にされるだろう大失態。

その結果に、あなたは動揺を禁じ得なかった。
矢を放てば即座に使うと決めていた、盾の魔法の構成が乱れて滞る。

勿論、それは長い時間では無い。
慣れ親しんだあなたの魔力は僅かの間に平静を取り戻し、魔法の形に編みあがるだろう。
しかし、その隙は魔物達が一手の行動を起こすには十分過ぎる時間であった。


あなたの眼前で、光が弾けた。
蛇のように長い体を持つ魚が、身に纏っていた光を大きく広げたのだ。
見れば、それは鱗である。
光を放つ鱗が何枚も剥がれ、宙に浮いたまま高速で回転を始めている。

また、眼球の魔物の周囲には高密度の魔力が集中しようとしている。
魔力の矢が放たれる前兆である事は、明白であった。


あなたの予測は正しく、すぐさま鋭い矢は無音の衝撃を伴って射出された。
それはあなたの腹部を目指して凄まじい速度で直進し、更にその後を二枚の鱗が追っている。



>>↓1  どう対処する?


>> 【20:51】 以降が有効です。


盾の魔法は、僅かに一手間に合わない。
魔力の矢は小さな物だが、その鋭さは人の肉ごとき容易に突き破るだろう。
鱗はどうか知らないが、迷宮の魔物の攻撃が厄介で無かった話など聞いた事が無い。
まずは射線上から離れ、初撃の回避に全力を傾けるべきだと、あなたは判断した。

両足への命は即座に下される。
急激な移動に悲鳴を上げる足首を無視し、あなたは飛び退った。



>>↓1 コンマ判定 【回避】

敏捷 6
装備 1
距離 1

矢速 -2

目標値 6


【回避】

目標値 6  出目 1

クリティカル!!


その命に、あなたの両足は限界を容易く超えて応えた。

まるで全盛期の性能を取り戻したかのようであった。
常人には追う事すら困難な速度で、回避は完全に達成された。
矢は荷の端に触れる事すら出来ていない。
勿論、それよりも一段遅い鱗など論外である。

ただ、そこで一つの脅威があなたの目の前で展開された。

鱗がその勢いを止め、宙に留まったのである。
そして次の瞬間、くるりと向きを変えて再びあなたへと向かう。


しかし、その凶刃が届くよりも、あなたの行動が一歩速い。
飛び退いた勢いのまま、半ば滑るように扉の方向に向き直ったあなたは、既に一つの魔法を完成させていた。
組み上げかけていた盾の魔法を破棄し、代わりにと発生したのは、暗褐色の毒霧だ。

蝕み侵す魔性の毒は、その性能を遺憾なく発揮する。
あなたを追わんとしていた鱗は、たちまちに光を失って形を崩し、黒い残骸と化して地に落ちた。


その光景を見ながら、あなたは宙を泳ぐ魚の、その能力について気付いた。

飛ばされた鱗には、確かに魔力が籠められていた。
それも、あなたが良く知っている類の物である。
同種の魔法を操る者だけが知り得る感覚で、あなたは鱗に籠められた魔法を看破した。



■ 不確定名 : 宙を泳ぐ魚

◆ 特殊能力

【魚鱗の刃】

この魔物は、自身の鱗を射出する。
鱗は宙を自在に進み、方向転換や静止なども容易に行える。

あなたはこの能力に関するこれ以上の情報を持たない。


【リモート・ビューイング】

この魔物は、射出した鱗を基点に遠隔視を行う。
鱗からの視界内に標的が存在する限り、鱗は追跡を続ける。


鱗は視認が難しい程小さな物では無く、また光を放つために非常に目立つ。
それが崩れ落ちる光景は、魔物達にも実にハッキリと見えたはずだ。

慌てたような忙しない爪音が、確かにあなたの耳に届いた。
恐らく、眼球の魔物が毒霧に踏み込むのを避け、立ち止まったのだろう。
また、試すように追加の鱗が飛び、霧に触れてもう一度崩れ落ちる。

相手の警戒は、それで完全に高まったようだ。
踏み込もうという気配は、全く感じられない。
触れれば蝕む、そういった魔力が道を塞いでいるのだから、最低限の知能を持つならばその選択は当然と言えた。


それきり、魔物達に動きは無かった。
重い扉が独りでに動き始め、大部屋への道を閉ざしていく。
この迷宮において、扉は自動的に閉まるのだ。

勿論、その間も何かが扉を越えてくる事も無い。
やがて扉が完全に閉まり、あなたに一時の安全を提供してくれた。



>>↓1  どうする?

ポイズンクラウド(腐食)は「継続的なダメージを与える。」って効果だけどこのダメージは魔法の自分の魔翌力で生成した魔法からはダメージを受けないというルールで完全な無効化ができますか?


>>214
出来ます。
毒の霧を吸い込んだとしても、あなたには無害です。


あなたは再度部屋を見渡した。
両目に魔力を纏わせ、一つの見落としも無いようにと視線を巡らせる。

結果、どうやら異常は無い。
鱗の残骸には未だに微量の魔力が残っているようだが、それも徐々に霧散していっている。
特に脅威となる事は有り得ないだろう。

そうして観察を行いながら、あなたは北側の扉まで移動した。


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そこから、部屋の中央を振り返り考える。
楽器を止める方法についてだ。

擦弦楽器である以上、その止め方は実に簡単な物だ。
弦を擦っている弓を取り上げれば良いのだ。
演奏手段が失われれば、当然ながら音は出ないはずだ。

もしくは、もっと乱暴な手段ならば弦を切ってしまう、という手もある。
そうすれば修理を行わない限り、二度と音を奏でる事は有り得ない。

他にも手段はあるかも知れないが、現時点では楽器の詳細な調査を行って居ない。
思い当たるのは精々この程度だろう。



>>↓1  どうする?

>毒の霧を吸い込んだとしても、あなたには無害です。
ん?朦朧と弱体も無力化できますか?安価下


>>221
出来ます。
あなたの魔力があなたを傷付ける、あるいは状態異常を発生させる事はありません。


あなたは休息を開始する事とした。

魔力には未だ余裕はあるが、当然の事として万全であるに越した事は無い。
この場には魔物の姿が無く、壺で繋がっているだろう西の部屋に居た魔物も既に命を終えている。
恐らくは安全だろうと、あなたはその場へ座り込む。

こうなれば、一度は危機を齎した音楽も心地良い。
僅かばかりではあるが、心が休まるのをあなたは確かに感じていた。


【9:30】

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もう十分だろう。
あなたはそう判断し、立ち上がった。

多量の魔力を持つ者は、その回復もまた早い。
一般的に毒の魔法は消費の小さい魔法では無いが、あなたにとっては話は別だ。
これまでの他の魔法を合わせても、この程度はあっさりと回復出来る物でしか無い。


休憩中、何かが壺から出現する事は無かった。
とはいえ、それは絶対の安全を保証してくれる物ではない。
未だ繋がりが完全に判明している訳では無いのだ。
少なくとも、短期の休憩はともかく、睡眠などは避けるのが無難だろう。



>>↓1  どうする?


といった所でやたら眠いので今日はお開きで。
お付き合いありがとうございました。
また明後日。

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