艦これSS投稿スレ5隻目 (610)

ブラウザゲーム
『艦隊これくしょん ~艦これ~』
の、SSを投稿するスレです。
主に、一レスや少ないレス数で終わる短いSS、小ネタを投稿します。
次スレは>>980が建ててください。

※意見や感想はいいですが、他人の作品を煽ったりするのは控えましょう。
※誰でも投稿OKです。
※誰かがSSを投下している最中に割り込まないよう気を付けましょう。
※R指定や極端な鬱展開など、人を選ぶ内容のものは投下前に注意書きをしましょう。
※書き溜めをし、素早い投下を心がけましょう。
※安価作品はご遠慮ください。

前スレ

艦これSS投稿スレ4隻目
艦これSS投稿スレ4隻目 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1423208102/)

関連スレ

なし

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1459454594

前スレが落ちてしまったので立てました

では早速投稿を……

明石「出来ました! 艦娘の語尾に♥を付けるスイッチです」

提督「で か し た !」

大淀「は? なんですかそれ……」

提督「俺はネットのSSが好きでな。こんなSSがあったから明石に似たようなのを作ってもらった」


池袋晶葉「出来たぞ! アイドルの語尾に♥を付けるスイッチだ!」
池袋晶葉「出来たぞ! アイドルの語尾に♥を付けるスイッチだ!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1458650629/)


大淀「」

明石「提督! くれ悪ですよ!」

提督「わかってるって。で、早速呼んでみたぞ」

曙「何? 何か用?」

明石「チョイスがベタすぎて切腹もんですね、これ」

提督「まあそう言うな。こんな曙が……」ジーーッ

曙「だから、ジロジロ見んなって、このクソ提督っ!」

提督「こうすると……」ポチッ

曙「こっち見んな♥ このクソ提督♥」

明石「あら~~」ニヤニヤ

提督「だろ?」ニタニタ

曙「触ったらマジで怒るから♥ あり得ないからっ♥」

曙「ホント♥ 冗談じゃないわ♥」

曙「なにニヤついてんの♥ どんだけ言えばわかるのよ♥ あたしはクソ提督が大っ嫌いなの♥♥」

曙「不愉快よ♥ なんか調子でないから失礼するわ♥」

明石「たまりませんわ~。言葉はツンツンしてるのに♥がついて可愛くなりました」

提督「こいつはたまらねぇ」

提督「で、次は……」

龍田「提督、失礼します」

明石「意外かもです」

提督「ちょっと考えがあってな」

龍田「あはっ♪何か気になる事でも~?」

提督「いや龍田の顔が見たくなってね」ポチッ

龍田「物欲しげな目で見てもだめですよ~♥ おさわりは禁止されています~♥ その手、落ちても知らないですよ♥」

提督「実は今度、龍田に出撃してもらおうと思っていてな」

龍田「出撃ですか~♥ 死にたい船はどこかしら♥ 私の魚雷、うずうずしてる♥」

龍田「出撃はとても嬉しいです♥ でも~天龍ちゃんにも出撃させてあげてね♥」

龍田「天龍ちゃんを泣かせたら~♥ 絶対許さないわ~♥ うっふふふふ……♥」

龍田「じゃあ、失礼するわ~♥」

明石「色気が増して良かったですけど、普段とあまり変わらないような……?」

提督「うむ。色気キャラの色気を増したらどうなるか試したかった」

提督「あと俺が単に龍田スキーというのもある」

提督「もう一人呼んである」

霰「司令官……。なんです……か……?」

明石「想定外っていうか……」

提督「うむ」

提督「霰、こっちに来なさい」

霰「なぁに?」

提督「この四連装酸素魚雷をあげよう」ポチッ

霰「んちゃ♥ あの……♥ 嬉しいです……♥」

提督「よしよし、このピロリンキャンデーもあげるからお部屋にかえりなさい」ナデナデ

霰「失礼……します……♥」

明石「提督……」

提督「みなまで言うな。そう、その通りだ。僕が、僕こそが霰スキーだ」

大淀「どうでもいいですが、その装置の開発費用、経費として絶対認めませんからね♥」

大淀「二人で自腹で払って下さいね♥」

明石「待って♥ 違うの♥」

提督「話を聞いて♥」


おしまい

終わりです
ありがとうございました

スレ建て&投稿乙です!

お祝いになるか分かりませんが、私も一つ小ネタを投稿させて頂きます。

『エイプリルフール』

阿武隈「あ、おはよう響ちゃん。今日もいい天気だね」

響「おはよう阿武隈さん。今日も良い一日になると良いな」

響「ところで……実は、阿武隈さんに伝えないといけないことがあるんだ」

阿武隈「なになに、響ちゃん?」

響「私は……本当は不死鳥じゃないんだ」

阿武隈「ふぇ……?」

阿武隈(あっ!? そういえば今日は四月一日、エイプリルフールかぁ……うん、ここは騙されてあげよう)

阿武隈「響ちゃん不死鳥じゃなかったんだ!? あたしびっくりしました!」

響「今まで騙していてごめんね」

阿武隈「別に良いよ。でもそっか……今までずっと響ちゃんは不死鳥だと思ってたのになぁ」

響「そうかい? それは嬉しいな」

若葉「若葉だ」

阿武隈「あ、おはよう若葉ちゃん」

若葉「おはようだ、阿武隈さん。響」

響「おはよう、若葉」

若葉「響、今日もさっそく練習を始めるぞ」

響「そうだね。みんなを笑わせるため、練習は欠かせないな」

阿武隈「笑わせる? 二人とも、どうしたの?」

若葉「今まで黙っていたが……実は私達はコンビを組むことにしたんだ」

阿武隈「コンビ? なんで?」

響「お笑いコンビだよ」

若葉「若葉だ」

響「響だよ」

若葉・響「二人で若葉響だよ」

阿武隈「そうなんだ。二人が漫才するの、楽しみにしてるね、えへへ」

響「その爆笑ぶりから、お笑い王の通り名を広めてみせるよ」

若葉「大丈夫だ」

響「それと、もう一つ阿武隈さんに伝えることがあったんだ」

阿武隈「まだあるの? なにかな?」

響「もう、阿武隈さんによじ登るのはやめるよ」

阿武隈「……」

若葉「そうか」

響「そうだよ」ジリジリ

響「もう阿武隈さんに」ガシッ

響「登ることはしないさ」よじよじ

響「ハラショー」キラキラ

若葉「言ってるそばから登ってるじゃないか」

響「ごめんね、阿武隈さん。実は今までのことは全部エイプリルフールさ」

阿武隈「知ってた」

島風「阿武隈さん、響ちゃん! 若葉ちゃん! おはようございまーす!」

阿武隈「あ、島風ちゃん、おはよう」

島風「えっとね、阿武隈さん。実はね……私、とっても遅いんだ」

阿武隈「ふえ?」

島風「今まで嘘ついてごめんね……島風、すっごく遅いの」

島風「阿武隈さんも分かってたでしょ? 本当は私、遅いって」チラッ

阿武隈(否定して欲しそうーっ!?)

若葉(丸分かりだな)

響(丸分かりだね)

阿武隈「もう、島風ちゃんったらバレバレの嘘つかないの。島風ちゃんが遅いわけないじゃない」

島風「そう!? やっぱり阿武隈さんには分かっちゃう!? そうよね、だって島風は速いもん!」

阿武隈「うん。島風ちゃんは速いもんね。これからももっと速くなれるよう、頑張ってね」

島風「はーい!」

阿武隈「あ、あたしも一つ伝えないといけないことがありました」

若葉「なんだ?」

阿武隈「今日はおやつ抜きです」



響「……今日は辛い一日になるな」

島風「連装砲ちゃん……今日は阿武隈さんのおやつ食べられないんだって。辛い日になるけど、頑張ろうね」

若葉「痛いぞ……だが悪くない」

阿武隈「落ち込み過ぎぃ!? エイプリルフール、エイプリルフールだから! 嘘だからね!」

以上です。ありがとうございました。

ふと思い付いた小ネタを投下します。
次から二レスお借りします。

深海棲艦との戦いが終わり、しばらくの時間が流れた。

国を護るため、命をかけて戦いを続けていた艦娘達。

彼女達は今――

電「イナズマイレブン! キックオフなのです!」

フィールドの上にいた。



榛名「ゴール前での勝手は! 榛名が! 許しません!」

実況「榛名選手自軍ゴール前のピンチを防ぐ! 速さと高さを併せ持った彼女は敵ストライカーの勝手を簡単には許さないーっ!」



初霜「私が! 守ります!」

実況「初霜選手敵のパスを華麗にカット! 体格こそ恵まれてませんが、彼女の守備センスはそれを補って余るものがあります!」



若葉「九十分走り続けても大丈夫」

実況「若葉選手、運動量が落ちません! フィールドを走り続けるその姿は味方にとっては頼もしく、相手にとっては非常にやっかいでしょう!」



五十鈴「五十鈴には丸見えよ!」

実況「あっと五十鈴選手いつの間にか敵の死角にいたー! 彼女の状況を見る目はやはり並ではないーっ!」



蒼龍「飛龍には負けません!」

実況「蒼龍選手ボールをがっちりキャッチ! この守護神からゴールを奪うのは並大抵のことではありません!」

熊野「このボール……熊野が責任を持って運びますわ!」

実況「熊野選手鮮やかなボールさばき! 彼女はフィールドの上でも華麗さを私達に見せつけてくれています!」



暁「暁の出番ね! 見てなさい!」

実況「暁選手サイドライン際を高速で駆け上がる! 暁ちゃんは見かけ通りのただのお子様ではありません!」

暁「お子様言うな!」



阿武隈「ほーらね、そこにいたでしょ!」

実況「阿武隈選手、ノールックで鳥海選手へのキラーパス! 彼女の味方を生かす能力は随一! 影の功労者と言っても良いでしょう!」



鳥海「そこね……計算通り!」

実況「鳥海選手、相手DFの隙をついて強烈なシュートだーっ! 戦略とパワーを併せ持つ彼女は敵にとってこの上なく恐ろしいストライカーだ!」



電「切れそうなボールも……できれば助けたいのです!」

実況「電選手、サイドラインを割りそうなボールをギリギリでトラップ! 居て欲しい場所に常にいる! 目立ちませんが、阿武隈選手とは違う意味で、彼女もまたチームに欠かせない存在です!」



ビスマルク「ビスマルクの戦い――見せてあげるわ! Feuer!」

実況「ビスマルク選手の正確で強烈なシュートが相手ゴールに突き刺さったーっ! こと点を取ることに関して、ビスマルク選手の右にでる選手はほとんどいないーっ!」



電「やったのです! 電達は……最高のイレブンなのです!」

提督……もとい監督がサッカークラブに着任しました。これよりチームの指揮を執ります。

艦これサッカー! 始まりません!



以上です、ありがとうございました。

数レスかります

*スカ注意!

提督「しかしえらい目にあったな……語尾に♥を付ける装備開発の費用を、本当に自腹で払うことになるとは……」

提督「大淀の金の取り立ては『闇金ウシジマくん』や『ミナミの帝王』どころじゃなかった……」

明石「わたしは今まさにえらい目にあってます! 数か月先まで給料を差し押さえられてますから! ご飯おごって下さい!」

提督「まあ待て。私にいい考えがある。これを見てくれ」


尿入りボトルをコンビニに陳列、知らずに買った客は… 青森、容疑の37歳男逮捕


明石「ヴォエエェエエエエ!!!」

明石「なんてもんを見せるんですかッ!!!」

提督「タコスッ!!!」

提督「……グホッ……腰の入ったいいパンチだ……でも問題はそこじゃない……」

提督「……今度、艦娘の健康診断があるだろ……」

明石「そうですが……それが?」

提督「お前が艦娘の廃液を集めて、機関部の状態をチェックするだろ……」

明石「はい……」

提督「検査が終わった廃液はどうする……?」

明石「もちろん廃棄します……」

提督「そこだッ! 明石、そこなんだ!」

時は流れて……


明石「やりましたね! 艦娘の廃液があんなに高値で売れるなんて!」

提督「小ぎれいなペットボトルに入れて、顔写真を付ければ……こちらの言い値で売れるわけだ」

明石「健康診断さまさまですね!」

提督「今は年一回の健康診断だが……うちは艦娘の健康に気遣うホワイト鎮守府だからな……半年に一回にしようと思うが、どうだ?」

明石「さすが提督!」

提督「だろ! わは、わは、わぁーーっはっはっはっは!」

明石「あーっはっはっは!」

一方、大淀の部屋では……


大淀「提督……ネットオークションでド派手にやってますね……でも豚は太らせてから〆るもの……もう少し待ちましょう……」


数か月後、景気の良かった提督がいきなりみすぼらしくなった。

同じころ、大淀がキャデラック・リムジンを買った。運転手は提督。

何があったかは定かではない。


おしまい

おわりです
ありがとうございました~

ライダーネタ

提督「…どうして!」

日向「残念だ、本当に残念だよ提督。君となら共に瑞雲を目指せると思ったのに!」バキッ!

提督「ぐあっ!」

提督「…そのための鎮守府だろ!俺とお前で造り上げた、人類を救うための!」

日向「…」

提督「日向ぁぁぁぁぁ!!!」

日向「…」ロック、オン!

日向「君は、私の理解者ではなかった」


ズドーン


提督「ぐあぁぁぁ!!」

おわりすね

数スレかります

*エロ注意!
>>26の続き


鎮守府のとある昼下がり。


秋月「鎮守府のイチョウのギンナン、いっぱい採れましたね」

照月「ギンナン炊き込みご飯! 有り! ですね、うん!」

秋月「ネットに入れて土に埋めておけば、皮が剥きやすくなるそうよ」

照月「浮いた食費でパンの耳を買おうよ! ねぇ!」

秋月「そうですね……パンの耳……洋食……なんて贅沢……」


そこにキャデラックのリムジンが、テールスライドしながら登場。


提督「おらおら! 貧乏人はどきやがれ!」ギャリギャリギャリ

秋月「キャー!」

照月「ワァー!」

提督「大淀様のご出勤だ! ズガタッキェー!」


庁舎の正面に乗り付けたキャデラック。

提督が運転席から下りて、赤いカーペットを車から玄関までコロコロと敷く。


提督「どうぞ」ドアガチャ

大淀「ありがとう」ジュッ

提督「うぁ熱ぃい!」


提督の額で葉巻の火を消す大淀。

熱さで転げまわる提督。


大淀「あなた、自分の立場がわかっていませんね? あなたは艦娘より下なんですよ。秋月と照月に謝りなさい」

提督「へへーーーーっ」ドゲザッ

大淀「それとご飯をご馳走してあげなさい。あなたの金でね……」

提督「さすが大淀様、お優しい!」ペチッ

提督(くそっ! キャデラックのリムジンとか……スラムから成り上がったラッパーかっつの! いつか逆転してやる!)

指令室では明石が待っていた。


明石「頼まれてた装置ができました!」

大淀「ありがとう! うふふっ♥」

提督「何が出来たんですか?」

大淀「新型の近代化改修装置の試作品です。これを使えば艦娘の機能の交換が出来るのです」

大淀「例えば……軽巡の対潜能力と潜水艦の開幕雷撃能力とを交換できます。すると対潜型の潜水艦ができるんです」

提督「ほほぉ」

大淀「まだ研究段階ですけどね……機能だけでなく部位も交換できるんです」ニタァ

明石「提督、科学の発展の礎となってください!」ガシッ

提督「え? なに? 両脇から抱えられて……やめろ……放せ! 俺をどうする気だ! グワーーーーッ!」


十分後。


大淀「私のナニと提督のアレを交換しました……これで明石と思いを遂げられます♥」

明石「大淀……♥」

大淀「明石……♥ ベッドに行きましょう♥」

提督「俺はどうすれば……」

大淀「大人しくしていてください。適当なことすると上層部に今までのことを言いますからね……」

提督「ヒェッ……」


仮眠室に消える大淀と明石。

提督「せっかく女になったしな……風呂でも行くか……だわ……」


女風呂に堂々と入る提督。


提督(た、たまりませんわ……つるぺたやボインボインが目の前に……)


電「誰なのです? 司令官さんに顔が似ていますが……」

提督「俺……じゃなくて私は提督の……姉ですわ! オホホホ!」

愛宕「お姉さまですか!」

提督「は、はい……」

妙高「それはそれは……お背中を流しましょうか?」

提督「い、いえ……大丈夫ですわ」

提督(あれ? おかしいな……? 目の前につるぺた幼女、ボインボイン姉貴、モデル体型ギャルの裸体があるのに……そんなにグッとこない……)


提督は大人しく湯舟に入ると、あっさりと風呂場を出た。


三時間後。


大淀「うふふっ♥ クセになりそうですね♥ 名残惜しいですが元に戻しましょう♥」

提督「大淀様、ご満足して頂けましたか? オホホホ!」

元に戻った大淀と提督は部屋に帰ったのだが……。


大淀「……あそこが『使用済み』になっている……どういうこと……???」

大淀「指令室の内線番号は……もしもし!!! 提督!!! どういうことですか!!!」

提督「あぁ……あれは……」


風呂を出た提督はブラブラしていた。そこに……。


憲兵「あなたは誰でありますか? ここは部外者立ち入り禁止であります!」

提督(やだ……憲兵さんカッコイイ……なんか下っ腹にキュンキュンくるわ……)

提督「その……提督の姉です……弟が心配で来てしまいました」

憲兵「そうでありますか……それで……なんで本官に寄りかかるのでありますか?」

提督「ちょっと……その……目まいが……」

憲兵「保健室にお連れするであります!」


保健室のベッドに寝かされる提督。


提督「ありがとうございます」

憲兵「いえいえ」

提督「憲兵さん……すこし恥ずかしいお願いがあるの……大声で言いたくないので……顔を近づけて下さる?」

憲兵「なんでありますか?」

提督は近づいた憲兵の頭を掴み、チョークスリーパーで絞め落とした。


憲兵「ハッ!? なんで本官は手錠をされて、ベッドに縛り付けられてるのでありますか?」

提督「答えは……『愛ゆえに』……ですわ」

憲兵「チャックを開けるのを、止めるであります!!!」

提督「あら……元気がないですわ……えいっ!」ズッス

提督「わぁい! 立った! 立った! ●●●が立った!」

憲兵「はうっ!!! ア●ルに指を突っ込んで前●腺をグリグリするのは、止めるであります!!!」

提督「いただきます! むんッ!」ブチチッ

提督「むぅ……痛みさえも心地よい……!」ニヤリ

憲兵「本官の貞操が……ああ……」


提督「なぁーーーーんつことがあったな!」

大淀「」

提督「それから憲兵と電話番号とメアド交換してな! 『結婚を前提にお付き合いを!』なんて言われちまった」

提督「まったく俺もすみに置けないな! わは、わは、わーーーーっはっはっは!!!」

大淀「」


三分後。


大淀「提督のバカはどこです!?!?」ドアバーーーーン

電「司令官さんなら『グラーフを見つける旅に出ます。探さないで下さい』と書置きを残して、どこかに行ったのです……」


おしまい

おはりです
ありしゃした~

>>34
数レスのまちがいです……
すまねぇ……

陸奥「大人っぽくなりたい?」

暁「はい!陸奥さんみたいな綺麗で格好いい女の人になりたいんです!」

陸奥「そんなこと言ってくれるなんて、嬉しいわ……でも、そうねぇ…」

暁「………………」

陸奥「そ、そんなに見つめないで……」

暁「お願いします!」

陸奥「そう言われても……」

暁「…………」

陸奥「…………私がわかる限りでってことになっちゃうけど…いいかしら?」

暁「ありがとうございます!」

陸奥「……口調」

暁「口調……ですか?」

陸奥「必要以上の敬語は却って余裕がないみたいに感じちゃうから……そうね…いつも余裕のある、落ち着いた口調で話すのはどうかしら?」

暁「余裕……」




提督「おーい、暁ー」

暁「司令官?」

提督「少し相談したいことが」

暁「なにかし……!」

提督「?」

暁「…………ふふっ、なぁに?」

提督「?……あ、ええっと…あぁ、以前話してくれた装備についてだが」

暁「装備……あぁ、あのこと」

提督「主砲のほかに電探を乗せるか、はたまた魚雷にするか…どっちがいい?」

暁「そうねぇ……!要らないわ」

提督「そうか、いら……え?」

暁「何事にも余裕をもって行動しないといけないわぁ……そう思うでしょう?」

提督「いや…でも……そんなところで余裕を持たれても…」

暁「できる大人の女は、そういうところで気を使うのよ?」

提督「お、おう…!……なあ、暁」

暁「なにかしら?」

提督「実は、大人になるための儀式があってな?」

暁「えっ……そんなのが必要なの?」

提督「ああ。どうだ?試しに今夜――」

うちのれでぃ改二記念

お目汚し御免

瑞鳳「ねぇ龍驤」

龍驤「なんや?」

瑞鳳「ボーイッシュって知ってる?最近の男の人に人気な…ぞくせい?…なんだって」

龍驤「ほーん……どっからそんなこと聞いたんや?」

瑞鳳「このサイトよ」

龍驤「…………なるほど。要するに男っぽい奴っちゅうことやな」

瑞鳳「んー……たぶんそんな感じ。提督もボーイッシュな娘が好きって言ってたらしいよ」

龍驤「それ、どこで聞いたんや?」

瑞鳳「青葉」

龍驤「また青葉か……ところで瑞鳳」

瑞鳳「なに?」

「これはおいといて、一緒に開いているこの『女性 胸』って検索結果…なんや?」

瑞鳳「へ……ふぇっ!?」

龍驤「……あんたの気持ちもわからんでもないけど」

瑞鳳「ちちち違うの!これは……急上昇していた検索ワードで!つい!」

龍驤「ほーん」

瑞鳳「じ!じゃあ私は用事があるから!」

龍驤「あっ……そない逃げることないやん」

龍驤「でも、ボーイッシュ…男らしさ………!」

提督「……で、いきなりなんだ?」

龍驤「うち!ボーイッシュやねん!」

提督「……確かに気が強いって意味では…まぁ、あながち間違いではないのかもしれないが」

龍驤「ちゃうちゃう!この独特なシルエットは、時代を先取りしてたんや!」

提督「……………………なるほど」

龍驤「どや?うちすごない?」

提督「…………龍驤」

龍驤「どないしたん?」

提督「ここでしばらく待機だ」

龍驤「へ?」



天龍「ったくよぉ……いきなり呼び出したりしてなんだ?」

木曾「そう言うな。俺達の力が必要なんだろ」

最上「でも、僕たちの理由って……なんだろう」

初月「…………さっぱりわからないな」

龍驤「……………………」

提督「龍驤、何か言ってみろ」

龍驤「い、いや……けど!こんなタイプのボーイッシュも有りちゃうかな?……なんて」

提督「あ゙あ゙ぁん?」

龍驤「調子のってすみませんでした」

提督「無乳とボーイッシュは全くの別物だ。いいな?」

龍驤「はい……」

友達がボーイッシュを履き違えていたのでむしゃくしゃして書いた

提督「鈴谷かわいい」

鈴谷「え……あ、あったりまえじゃん!」

提督「マジかわいい。世界一…比べるまでもなく一番かわいい」

「あ、あざーす……///」

「マジヤバイ。鈴谷かわいすぎ。あれだ。銀河系代表と言っても過言でない」

鈴谷「お?そこまで言っちゃう?…//…も、もっと誉めても良いのよー?…なーんて//」

提督「会話が続かなくなり、理由もなく駆逐艦の真似をする鈴谷かわいい。指輪渡したい」

鈴谷「ちょっ!ゆ……あ!あのさぁ!?いきなりそんなこと言うのは反則だって!」

提督「どうしても会話の主導権を握りたくてちょっと威圧してくる鈴谷かわいい」

鈴谷「んな!もぉーーー!提督どうしたの!?頭打った!?」

提督「心配して顔を覗き込んでくる鈴谷かわいい」

鈴谷「あ、当たり前じゃん!提督は鈴谷の上官なわけだし?鈴谷も大変だからさ!」

提督「…………上官…か」

鈴谷「あっ……い、今のは言葉のあやっていうか…そうなんだけどそうじゃないっていうか……あー!もう!」

提督「………………鈴谷」

鈴谷「!?……な、何?」

提督「かわいいケッコンしたいする」

鈴谷「えっ!?///」


―――― 艦娘と絆を結びました――

むしゃくしゃしてかいた
鈴谷の髪で作った麺を本人の前で美味しそうに啜りながら食べたい

提督「……さて」

鈴谷「提督ちーっす!相談したいことって何?」

提督「ん、来たか…話というのは他でもない。お前の髪の一番美味い食し方だ」

鈴谷「ふーん……へ?」

提督「これまで焼く、炒める、蒸す、茹でる、天日干し、揚げる……思いつく限りのことを試してきたが、どうにもしっくりこない」

鈴谷「えっ、ちょっと?」

提督「今のところ一番美味かったのはかき揚げにしたものだったが……」

鈴谷「ねぇ、ちょっとガチっぽくて怖いんだけど……そんなつまらない嘘つかなくても良い――」

提督「だが!」

鈴谷「ひっ!」

提督「お前も気づいただろう……そう、それでは鈴谷本来の味が楽しみにくいんだ!」

鈴谷「鈴谷本来って?えっ、いや、提督?何言ってんの?」

提督「いや……だから、鈴谷本来の独特な味がだな」

鈴谷「……………………」

提督「……鈴谷?聞いてる?」

鈴谷「……ぐすっ」

提督「!?!?す、鈴谷!?」

鈴谷「鈴谷のせい……だよね…」

提督「……え?」

鈴谷「鈴谷が…提督に仕事負担してもらって、そんなにお手伝い出来なかったから…疲れてこんなんになっちゃったんだよね?」

提督「えっ……え。いや、なんのことだ?」

鈴谷「ごめんね……鈴谷、ちゃんと仕事するから……ごめんね…」

提督「……………………」

鈴谷「だから……普通の!元気だった提督に戻ってよぉー!……っ」

提督(…………やべぇ。バラすタイミング見失った)

鈴谷「ごめんなさぁぁいぃー!だから戻ってよぉー!」

乙おつ
終わったのかな? 続きが気になる……

俺も投稿しよう
たまにはシリアスっぽいのを……


『深海提督誕生』


男は海を見下ろす断崖に追い詰められた。

体に爆弾を巻き付けた男は、警官たちを一瞥すると笑みを浮かべる。


警官「もう逃げられないぞ。大人しく投降しろ!」

男「いやだね……撃てばいいだろ? どうした? やれよ? 俺は何十人と殺したテロリストだぞ?」


男はテロリストだった。

祖国への多国籍企業による政治介入を止めるよう、先進国で爆弾テロを実行。

被害は甚大で、数十人の犠牲者を出した。


警官「開き直るな! 何十人と殺したお前に正義はない。このテロリストが!」

男「俺は正義だとは思ってないぜ。ただ、お前らの繁栄は貧乏な国の犠牲で成り立ってることを思い出させただけだ」

警官「なんだと!?」

男「お前らの国の企業は、俺の国の資源を安く買いたたいて、製品にして売りつける。

買値を上げろと言えば、他の国から買うか……政治介入して政府を転覆させるか……」

警官「……」

男「どちらにしても、ろくなもんじゃねえ。俺の国は絶対貧乏を抜け出せないわけだ……」

警官「……」


男は爆弾の起爆スイッチに手をかけた。


男「それだけじゃねえ! 鉱山の権利争いにまで介入しやがって……」

警官「……」

男「民族独立過激派というチンピラに資金提供して飼いならし、鉱山を占拠させて、安値で資源を買う……」

警官「……」

男「俺はアカでも民族主義者でも原理主義者でもねえ! 俺がテロリストになったのは……その民族独立過激派が……俺の妹の結婚式で……爆弾テロをしたからだ!」

警官「!?」

男「チンピラになびかない村の有力者が出席していた……それだけだ……それだけで、妹夫婦ごと爆弾で吹き飛ばしたんだ……」


警官たちが気圧される。


警官「妹さんには同情する……しかし、テロをしても妹さんは喜ばんぞ!?」

男「妹が喜ぶかどうかは関係ねえ……俺は考えたよ……なぜ妹は死んだのか……結局、俺の祖国が弱いからだ……。

金も知識も人材もない……政府や役人は腐敗し……祖国に命をかけるやつもいない……。だから外国の企業ごときにいいようにされるんだ……」

警官「それと、テロがどう関係するんだ……?」

男「本気になった人間が三人いれば、世界を変えられる……俺はそう思う……。祖国のために命を捨てるやつが一人、ここにいるとアピールした。

世界中から見えるように、デカい花火を打ち上げてな。俺のやり方は間違っているが、どこかの三人が本気になってくれれば、それでいい……」


別の警官が前に出た。


警官「偉そうなことを言うな! お前は平和と秩序の敵だ!」

男「世界の平和とは……秩序とは……国の階級の……身分の固定だ。富める国はますます富み、貧乏な国はますます貧乏に。

だれだったか……トマ・ピケティだかが言っていたな……。『戦争によって富の再分配が起きる』と……。

富める国は再分配なんて望んじゃいない。だから平和なんだ。そんな平和をありがたがっているのか?」

警官「……」

男「祖国はもともと王政だった。腐敗もあったが、別に国民は困っていなかった。国王は富国強兵を目指して、国民に教育を施し、産業の保護・育成を始めた。

それが金持ち国への挑戦と見えたんだろうな……。なぜか民主化運動が勃発してな……。先進国からの強い圧力もあって、選挙をしたよ。

結局、狂信的な宗教原理政党が政権についてな……科学よりも宗教の教えを優先する素敵な政府だ……。もうすぐ教育も産業も壊滅するだろうよ……」


男は起爆スイッチを高く掲げた。


男「しゃべりすぎた……俺は、このくそったれな平和を……恨んで……恨んで……恨みぬいて死ぬ……お前らを道連れにな……」


その時、警察の狙撃手が男の眉間を打ち抜いた。

男がガクンと崩れ落ち、海に落ちる。


男の死体は、海を流れて……。


男「ここは……まさか……!?」


目覚めた男は、男の生家にいた。

内戦の爆撃で消え去ったはずの、貧しくも幸せだった小さな家。


女「お兄ちゃん、気がついた?」

男「バカな……妹そっくりだが……お前は誰だ?」


女は男の妹に瓜二つだが、肌は純白で瞳は赤かった。


女「ふふっ……この姿と家はサービスよ」

男「ここはどこだ?」

女「現実と夢の境界……」

男「俺は……どうなったんだ?」

女「現実のあなたはとっくに死体になって、海にプカプカ浮かんでるわ」

男「!?」

女「でもあなたは運がいい……あなたの強い怨念が奇跡を起こして、地獄の扉を開けてわたしを呼びだした」


女がこぼれそうな胸元を押し上げて、顔を近づけささやいた。


女「取引しましょう……わたしは『深海棲艦』。船の悪魔とか怨霊とかと思ってくれればいいわ。あなたの魂と引き換えに、あなたの望むことをしてあげるわ」

男「何が出来るんだ?」

女「船を沈めることができる。どんな船を何隻でも。ゴムボートでもタンカーでも……あなたが望むなら戦艦でもね……」


男はくくっと笑う。


男「船を沈めることが、俺の望みだというのか?」

女「ええ、そうよ。世界の秩序やルールを決めているのは『海』を支配している国。わたしならその支配を壊せるわ」

男「どういうことだ?」

女「近代以降、世界の覇権を握った国はオランダ、イギリス、アメリカ……もれなく海洋国家よ。『海』を支配して貿易で莫大な国富を築いた……。

今の支配者は……国じゃなくて、アメリカの覇権を政治献金で乗っ取った『多国籍企業』かしら……」

男「……」

女「でね……もし『海』の支配を失ったら……物流が途絶えたら……覇権国家の築いた秩序、ルールは崩壊するでしょうね……」


女は満面の笑みを浮かべる。


女「彼らの言う『平和』さえもね……」


男は息の飲んだ。


男「おまえ……俺の心を読んだのか……」

女「まあね……それで妹さんと家を再現できたわけだし……。それでどうするの? 契約する?」

男「魂を差し出したら、俺はどうなるんだ?」

女「それは教えられないわ」

男「まあいい。今さら魂なんぞ惜しくない。俺が心配なのは、お前の能力だ」


女は笑う。


女「証拠を見せてあげたいけど、契約しないと実体が持てないし能力も使えないし……そうだわ……仮契約しない? 一週間のお試し契約。それで能力を証明するわ」

男「いいだろう。仮契約だ」


男は差し出された契約書にサインした。


女「ありがとう」


女が手を差し出し、握手をする。

女は泊地棲姫と名乗った。


男「礼は後にしろ。期待外れなら本契約せんぞ」

泊地棲姫「ご期待にそえると思うわ」


にこりと笑う泊地棲姫。


泊地棲姫「船を沈めると、一緒に沈んだ人間の数に応じてポイントが貯まるから、それも期待してね」

男「ポイント?」

泊地棲姫「沈んだ人間の魂がポイントになるの。貯まったポイントで新しい『深海棲艦』を地獄から呼んだり、小悪魔を使役して施設を拡充できるのよ!」

男「ふん。すべては能力を見せてもらってからだ……」


数日後、某国の原子力空母が沈没。

深海提督誕生の瞬間であった。


おしまい

おはりです
ありしゃした

大井「え?新しい仲間?」

提督「おう、ちょうど二人建造が終わる頃で…どうだ?一緒に来るか?」

大井「え、えぇ……ちっ」

提督「えっ、今舌打ち――」

大井「いえ、なんでもないの」

提督「そ、そうか……」

大井「はい」

提督「…………」

大井「…………」

提督「い!いやぁーどんな娘か楽しみだなー!」

大井「……私としてはそれほど楽しみではないです」

提督「えっ……じ!じゃあ早速開けるぞー!」

大井「……また邪魔な娘が――」

球磨「……クマー」

提督「おお!」

大井「」

提督「大井!お前の姉じゃねぇか!」

大井「」

球磨「よろしくだクマー」

大井「!……よ!よろしくお願い――」

球磨「邪魔な娘かもしれないけど」

大井「」

提督「え?邪魔?なんのことだ?」

大井「さ、さぁー!?なんでしょう?ねぇ?」

球磨「おい」

大井「」

球磨「中は外からの声が聞こえるクマ。よく覚えておくといいクマ」

大井「」

提督「えっ?……えっ?」

大井「」

球磨「じゃあ!もう一人もさっさと出してあげるクマ」

提督「そ、そうだな…?大井?」

大井「……はっ!」

提督「大丈夫か?」

大井「え、えぇ!早速開けましょう!では――」

北上「…………ア、アタシは…軽巡、北上」

大井「」

提督「おお!連続で姉妹じゃん!」

北上「…………ま、まぁよろしくー……」

大井「」

皆さんもご注意を

今更ながら三周年記念

大将「失礼する。私は――」

提督「何が三周年だ!」

大井「…………」

大将「…………」

提督「とどのつまり、戦争が三年目に突入したということだろ!?」

大井「……その通りです」

大将「…………」

提督「そんなことを祝う軍人がいるか!」

大井「………いえ」

大将「…………」

提督「その曲がった考え、俺が叩き直して――」

大将「やめなさい」

提督「大将殿!?こ、これは見苦しいところを!失礼しました」

大将「うつつを抜かす輩がいないか抜き打ちで訪ね回っているのだが……どうやら杞憂だったらしいな」

提督「はっ!わが鎮守府はそのような甘ったれた輩は、私が叩き直す覚悟です!」

大将「見ていたからわかる」

提督「すみません……頭に血が昇ると、周りが見えなくなる質でして……」

大将「よいよい。むしろ安心した……さて、私はそろそろ帰るとするかな」

提督「そうですか!ご苦労様――」



夕立「提督ー!言われてた食堂の飾り付け、終わったっぽい!」

大将「……」

提督「」

大井っちよ、永遠に

2~3レスほど。事前にピザの画像検索でもするとよりわかるかと

【食堂にて】

コネコネ…,コネコネ…

ローマ「ふぅ…。これでいいかしら」

五月雨「あれ,ローマ,さん?」

ローマ「え?ああ、五月雨」

五月雨「何を作っているんですか?」

ローマ「ああ、これのこと?少しお腹がすいたからピッツァでもと思って」

五月雨「ピザですか?…でも、もうおやつの時間ですけど」

ローマ「私、今日非番だし、起きたのちょっと前だったの」

五月雨「そういえば昼食のときいませんでしたよね」

ローマ「ええ、だから軽く何か食べようかなって」

五月雨「軽く?…えっと、そうだったんですね」

ローマ「?…ところで、貴女はなぜここに?」

五月雨「え?あー、えっと…」

クキュルルルルル…

ローマ「…ああ、貴女も?」

五月雨「…なにか、おやつでもないかなって」

ローマ「それ知ってるわ。ギンバエってやつでしょう?」

五月雨「うぅ…、ちょ、ちょっとくらいならいいかなって」

ローマ「へぇ、ふーん」

五月雨「で、でもローマさんだって!」

ローマ「私はちゃんと許可をとってるもの」

五月雨「あぅ…」

ローマ「なんてね、別に説教する気なんかないわ。ちょっとからかっただけ」

    「貴女,反応がおもしろいんだもの」

五月雨「ええ?!ひ、ひどいです…」

ローマ「ふふ、ごめんなさい。お詫びに、ピッツァでもどう?」

五月雨「え?いいんですか!あ、で、でもあんなに量が多いものはいいかなって」

ローマ「んー、まあ、ちょっとテーブルで待っててくれないかしら」

五月雨「えっと…わかりました?」



ローマ「お待たせ」

五月雨「えっ?これがピザなんですか?なんだか白くて、具もないですけど」

ローマ「?…ああ、こっちではトマトソースが主流みたいだから、そう思うかもしれないわね」

    「これは『クワトロフォルマッジ』という名前のピッツァなの」

五月雨「くあとろふぉ、るまっじ?」

ローマ「クアトロ・フォルマッジ。意味は、4種類のチーズ」

五月雨「へぇ~…、あの、ローマさん、これは?」

ローマ「これは蜂蜜よ」

五月雨「えっ、蜂蜜をかけるんですか?!」

ローマ「ブルーチーズに少し癖があるから、かけたほうがきっとおいしいと思うわ」

五月雨「あ、はい、それじゃあ頂きますね。んっ…、甘じょっぱい。おいしいです!」

ローマ「そう?ありがと。はむっ…まあ、久しぶりに作ったにしては上出来ね」

五月雨「なんだかお菓子みたいですね」モキュモキュ

ローマ「もともとピッツァは軽食だし、これは甘い味付けだからちょうどいいとおもって」

五月雨「はい!私、もっとピザってこう大きくて、パイみたいなものだと思ってました」

ローマ「えっ?…どういうこと?ちょっとその話、詳しく聞かせてくれない」

五月雨「えっ?あ、あの…この前アイオワさんが作ったピザはもっとこう…ドォーンって感じで…」



アイオワ『Hey!これがUSAのRepresentative food!Pizzaよ!!』



     「っていいながら何だか大きなパイを皆さんにふるまっていたので…」


ローマ「…へえ、ふーん、そう、そうなのね……リプレゼンタティブ…代表ですって?」

五月雨「あ、あの…」

ローマ「ちょっと、用事ができたみたい。それ全部食べていいわ」

五月雨「えっ?」

ローマ「許せない…目にものを見せてやるわ…」

五月雨「あ、えっ、ローマさん?ローマさん?!」





十数分後、演習海域にて戦闘行為を確認。
消費された燃料・弾薬の補給、及び修理に要した鋼材は、莫大な量であったという。

終わり。アイオワが遠い

数レスかります


【出会っちまった……】


五十鈴「」

初音ミク「」


那珂ちゃんルートで鎮守府に初音ミクが慰問に来たのだが……。


初音ミク「ど……どいうことなの……? ただでさえオワコンと言われて落ち込んでるのに……?

艦これに押されまくって、ニコニコ御三家から脱落しかかってるところに、自分そっくりで、

お胸がデカい艦娘って、どういうことなの? どういうことなの……?」

時雨「扶桑……? いや、山城……? いや、人違いかな……ごめんね……」

加賀「赤城さん……? ごめんなさい……人違いね……」


そこに……。


龍驤「……わかるで、その気持ち……」

初音ミク「あなたは……?」

龍驤「通りすがりの軽空母や。あんさんの気持ち、ようわかるで!」ガシッ

初音ミク「ありがとう!」ガシッ


また一人……。


結月ゆかり「わたしも混ぜて下さい……」

初音ミク「ええ!」ガシッ

龍驤「歓迎するで!」ガシッ

結月ゆかり「ありがとうございます」ガシッ


またまた……。


十六夜咲夜「……」ガシッ

初音ミク「……」ガシッ

龍驤「……」ガシッ

結月ゆかり「……」ガシッ



またまたまた……。


如月千早「……」ガシッ

初音ミク「……」ガシッ

龍驤「……」ガシッ

結月ゆかり「……」ガシッ

十六夜咲夜「……」ガシッ


ここにジャンルを超えた貧乳同盟が締結されたのである。


一方……。


巡音ルカ「……」ガシッ

長門「……」ガシッ

城ヶ崎美嘉「……」ガシッ


同時に、ロリコン……いや……幼女が好き過ぎる御三家同盟も同時に締結されたのであった。


おしまい

おはりです
ありしゃした

数レス借ります


【アル中探偵 隼鷹 ―償いの報酬―】


隼鷹「那智……あんた……殺したいヤツっている?」

那智「いや、いない。どうした?」

隼鷹「あたしもさぁ、さっきまではいなかったよ。でも今はいる。誰かがウイスキーをぶちまけた……。断酒しているあたしの部屋にね!」


あたしは隼鷹。横須賀で探偵をやってる。

戦後、軍を放り出されたあたしは、艦娘の経歴を買われて婦警になった。

そこでドジを踏んじまってね……。

強盗との銃撃戦で、無関係の女の子を撃っちまった。

その子は命をとりとめたけど、視力が戻らない。

ショックを受けたあたしは酒に溺れて、入院、退職のお決まりコース。

それから色々あって……探偵になった。


那智「よく電話してくれた。今、部屋か?」

隼鷹「いや……部屋を出た……」

那智「そうか……酒の誘惑に打ち勝ったんだな……」

隼鷹「まぁ……そうだねぇ……でも……そう……あたしは飲まなかった……」

那智「すぐそちらに行く。一人にしておきたくない。頑張れ!」

隼鷹「あぁ……うん……」


現在、あたしはとある事件の調査をしている。このウイスキーは犯人からの嫌がらせだろう。

実際、断酒中のあたしに、これはこたえた。もし誘惑に負けて酒を飲んでいたら、人格が崩壊したかもしれないねぇ……。


で、その調査ってのは……。


隼鷹「あたしは、今日一日……断酒出来ました……だいたい一年、酒を飲んでません……」


ある日、あたしは横須賀の断酒会に参加していた。

断酒会ってのは、酒を止めたい人間が集まって、酒害の経験を話し合う会。

那智は断酒会の助言者、断酒を助けてくれる人。

酒の誘惑に負けそうになった時、少しでも酒が飲みたくなった時、那智はいつでも相談に乗ってくれる。

仕事中でも、休み中でも……。


??「あんた……元艦娘か……」

隼鷹「あなたは?」

元提督「俺は元提督。艦娘と話がしたかったんだ。会の後、コーヒーでもどうだい? ああ、警戒しないでくれ。口説いたりはしない」


カフェで元提督は話し始めた。


元提督「俺は……いわゆるブラック鎮守府の提督だった……轟沈させた艦娘も一人や二人じゃない……過労で自殺したのもな……」

隼鷹「……」

元提督「戦後……毎晩その娘たちが夢に出てな……そのままアル中ってわけだ……」

隼鷹「……」

元提督「……すまなかった……」

隼鷹「……あたしに言ってもしょうがないよ……」

元提督「……そうだな……」

隼鷹「……」

元提督「……『断酒のための十二ステップ』ってあるだろ……。第八ステップ……我々が傷つけた全ての人々の表を作り、その全ての人たちに埋め合わせをする気持ちになる……。

第九ステップ……その人たち、または他の人々を傷つけない限り、機会あるたびに直接埋め合わせをする……」


元提督は手帳を取り出す。


元提督「第八ステップで俺が傷つけた艦娘のリストを作った。これから第九ステップ。彼女たちに謝罪や埋め合わせをしようと思ってる」

隼鷹「……そうかい……」

元提督「艦娘たちは、どう思うかな?」

隼鷹「……正直、わかんないねぇ……」

元提督「そうか……」

隼鷹「……」

元提督「今日はありがとう……誰かに聞いて欲しかったんだ……」

隼鷹「うまくいくことを願ってるよ……」


過去の償い……あたしの心に鋭い痛みが走った。


その後……。


隼鷹「元提督が殺された?!」

ゲイ提督「そうなんだ……」


ゲイ提督は元提督の助言者。元提督にリストを作らせたのは彼だ。


ゲイ提督「彼はリストの艦娘を訪ねていた。そして艦娘は彼を激しく恨んでいる。となるとリストの艦娘が犯人である可能性が高い。

恨んでる提督が目の前に来て、カッとなって思わず……ってね。それでこのリストのコピーを警察に渡したんだけど……」

隼鷹「けど?」

ゲイ提督「警察は強盗殺人と考えているようで、まともに取り合わないんだ。落ちぶれたアル中の元提督が死んだところで、誰が悲しむって感じ」


ブラック鎮守府の闇は深い。過去をほじくり返されると海軍のお偉方も都合が悪い。警察としても面倒だ。

だから犯人不明のまま、さっさとケリを付けたいのだろう。


ゲイ提督「僕が彼にリストを作らせた。ということは僕が彼を殺したようなもの。責任を感じている。隼鷹さん、このリストの艦娘を調査してほしい……」


あたしは依頼を受けた。

リストの艦娘たちを訪ねてみると……。


明石「ええ、来ましたよ提督……資材横領の罪をなすりつけたことを謝罪したいって……殴ってくれてもいいって……。ひっぱたきましたよ、何回も……。

そしたら……胸が一杯になって……涙があふれて……なぜか提督と抱き合って、二人で大泣きしました……」


長門「ああ……来たとも……無謀な作戦に意見した私を更迭したことを謝罪したいとな……消えろと言ったが玄関の前から動かなくてな……。

怒鳴ったらやっと行ったよ。なに? 死んだ? ははっ、そうか……すばらしい……今日はいい日だ……」


ポーラ「ええ~~、来ましたとも~~。でも~~、どうでもいいことでした~~。昔、ポーラのお酒を盗んだって~~。

忘れてました~~、そんなこと~~、本当に~~。頑張れ~~、頑張れ~~、提督ぅって、応援しちゃいました~~」


大淀「はい、来ました。私から金をだまし取ったことを謝罪したいと。あのお金は……大きな声では言えないようなお金でしたから、正直、どうでも良かったんですが……。

あの頃はお互い騙し騙されという感じで、単にゲームに一回負けたという気持ちでしたから……。気にしてないと言いいました」


リストの艦娘はシロのようだねぇ……。じゃあ、犯人は……?


――探偵隼鷹が横須賀を舞台に活躍する


提督(恋人)「プロポーズの答えを聞かせて欲しい」


――恋の行方は?


鳳翔(女の子の母)「もう……来ないで下さい……」


――過去の償いは?


飛鷹(婦警)「皆、待ってるから。いつ戻ってきてもいいよ」


――姉との関係は?


青葉(情報屋)「きょーしゅくですが、その人の『ソブリケイ』……ニックネームを教えてもらえますか?」


――事件の行方は?


隼鷹「提督……本当のアル中は、ワンカップ酒は買わないんだぜ。紙パック……給食の牛乳のような紙パックの酒を買うんだ……。

なぜかって? 飲めないんだよ……手が震えてさぁ……ストローじゃないと飲めないのさ……。だから百円の紙パック……。

あたしはさ……そこまで一度、落ちたんだよ……」




アル中探偵 隼鷹 ―償いの報酬―

2016年 夏 公開予定無し


おはりです。

ありしゃした。

ローレンス・ブロックのマット・スカダーシリーズを読んで、衝動的に書いた。

隼鷹さんとマット・スカダーが、俺の頭の中でリンクした……。

※このSSはローレンス・ブロック『償いの報酬』にインスパイアされてます

数レスお借りします

提督「終わったァァァ!!」

大井「お疲れさまでした……」

提督「大井もお疲れ!」

大井「…………テンション高いですね」

提督「そりゃあな!なんたってかの国からの新たな戦力が加わったんだ!テンション上がるだろ!」

大井「……親潮」

提督「………………え?黒潮?」

大井「親し――」

提督「え!?何!?聞こえない!」

大井「…………」

提督「…………ぐっ……」

大井「……冗談ですよ。あまりにうるさかったのでつい言っただけです」

提督「…………ごめんな…」

大井「…………提督は頑張りました。今回は運がなかっただけですよ」

提督「…………」

大井「今作戦、私が見る限り提督に落ち度は全くありませんでした」

提督「……そうかな…」

大井「えぇ。ですから、そう悔やまないでください。誰も提督を責めませんよ」

提督「……そっか……よし!夏こそ親潮を助け出すぞ!」

大井「えぇ!頑張りましょう!」

提督「まずは遠征だな!さっそく遠征部隊を呼んでくれ!」




舞風「…………ねぇ提督」

提督「ん?お、来たか!さっそくだが遠征を――」

舞風「萩風は?」

提督「…………え……?」

大井「あっ」

舞風「嵐は?」

提督「あ……ら…し…………?」

舞風「提督、約束してくれたよね?」

提督「……………あ……あぁ…あ……」

大井「提督落ち着いて!深呼吸!深呼吸です!」

舞風「提督の嘘つき!大っ嫌い!」

提督「」


提督「」

萩風と嵐と親潮をうちに下さい

3~4レス。飯ネタ

【夜の食堂兼ラウンジにて】


リットリオ「ねえローマ,今夜はどうしましょうか?」

ローマ「そうね。…ビスマルクなんかどう?」

プリンツ(!!…イタリア艦がビスマルク姉さまの話をしてる。なんだろう)

リットリオ「いいわね、ビスマルク。…おいしそうだわ」

ローマ「ええ、たまにはいいと思うの」

プリンツ(ビスマルク姉さまが、おいしそう?!それって…)




リットリオ『大人しくして!!』

ビスマルク『何あなた達!!なにするの!!離しなさい!!』

ローマ『いい下着つけてるじゃない。もっとよく見せなさいよ』

ビスマルク『あなた達の言う通りになんかなるわけないでしょう?!』

リットリオ『二人に勝てるわけないわ!!』

ビスマルク『馬鹿言わないで!!私は絶対勝つわよ!!んあーっ!!』




プリンツ(…なんてこと。そんなのダメ!!ビスマルク姉さまは、わ、私が守るんだから!!)

リットリオ「それじゃあさっそく準備に…」

プリンツ「そ、そんなこと絶対させない!!するなら、この私を倒してからにして!!」

ローマ「えっ…、はぁ?ちょっと、なんなの?なんのつもり?」

リットリオ「えっと、オイゲン…さん?」

プリンツ「夜にビスマルク姉さまを頂いてボーノ・ボーノなんか絶対許さないんだから!!」

ローマ「なによボーノ・ボーノって…いや、わかるけど…」

リットリオ「ビスマルク姉さま?…ああ、そういうことですか。ねえ、オイゲンさん」

プリンツ「な、なに?」

リットリオ「一緒に食べませんか?ビスマルク」

プリンツ「ふぇっ?!」


プリンツ「こ、これがビスマルク姉さま!!」

ローマ「いや、姉さまは余分よ。にしても、まさかこんな勘違いするなんてね」

プリンツ「うぅ、ごめんなさい…」

リットリオ「まあまあ…、それも仕方ないです。もともとは同じ人からとった名前だし」

プリンツ「でも、何でこのピザはビスマルク姉さまなの?」

ローマ「だから姉さまは…、まあいいわ。ピッツァの上に目玉焼きがのってるでしょう?」

プリンツ「うん。…えっ?これがビスマルク姉さまの由来?」

リットリオ「かの宰相は、半熟の目玉焼きを乗せたステーキが大好物だったそうです」

ローマ「だから、半熟の目玉焼きを乗せたピッツァをビスマルクねえ…んん、ビスマルクというの」

プリンツ「へえー」

ローマ「というか、食べないの?冷めちゃうけど?」

プリンツ「うん、おいしそうなんだけど、きっと、おいしいんだろうけど…」

リットリオ「どうかしました?」

プリンツ「ビスマルク姉さまだって思うと、なんだか食べるのがもったいないような」

ローマ「…あー、そう、そうなのね。まあ、いいけれど」



ポーラ「あ~、いい匂いがしますね~。これは、ピッツァかなぁ」フラフラ…



プリンツ「あ、あなたは…」

ポーラ「あれ~何だか珍しーい組み合わせですね~。おお、やっぱりピッツァ!いただきまぁす」

ローマ「あっ」

リットリオ「あら?」

プリンツ「あああああっ?!」

ポーラ「んー、ボーノ!!…んあ?」

プリンツ「あ、ああっ、ビスマルク姉さまが、ぐすっ、わた、私の…ふぇっ…」

ポーラ「あ、あれ~?」

プリンツ「ああああああん!!ポーラがビスマルク姉さまをボーノ・ボーノぉぉぉぉぉ!!!」

ザラ「ちょっとポーラ!!あなたまだ執務ちゅ…なにやってるのポーラ!!!」

ポーラ「あ、ザラ姉さま…」

プリンツ「ポーラが、ポー、ぐすっ、ああああああん!!」

ザラ「ポーラ、あなたなにしたの!?なんでオイゲンが泣いてるの!!」

ポーラ「えっ?えーっとき、記憶にない…」

ザラ「 ま た お 酒 飲 ん だ の ね ? ! 」

ポーラ「き、記憶にないってそういう意味じゃ…あ、まってザラ姉さま、ちょっ」








ローマ「姉さん…これ」

リットリオ「ローマ、"Il tempo tutto cancella."  よ」

ローマ「ああ、そう…」

終わり。イタリアは飯ネタで書きやすいから好き

書かないのかな…?
なら私がお先に

提督「なぁ白露」

白露「ん?なぁに?」

提督「『にんげんっていいな』って歌があるんだが…知ってるか?」

白露「……うーん…知らない!それがどうしたの?」

提督「その歌詞の一部に、『おしりを出した娘一等賞』ってのがあるんだ」

白露「え!一番!?」

提督「あぁそうだ。しかもその競技は、かくれんぼだ」

白露「かくれんぼ…?それの一番ってどういうことなの?」

提督「わからない。わからないが…逆に考えるんだ」

白露「逆?」

提督「おしりを出してしまえば一番になれるんだよ!!!」

白露「本当!?そんな裏技があったんだ!」

提督「……どうだ?一番になりたくないか?」

白露「なりたい!」

提督「なら話は早い!!早速おしりを――」

憲兵「やぁ」

提督「」

白露は一番になれるって言っとけば何しても許してくれそう(偏見)

数レス。


【モンキーモデル】


アイオワ「Admiral... Please tell me the truth! さぁ、本当のことを聞かせてちょうだい……私は……私は出来損ないなの……?」

提督「何を言い出すんだ?」


一か月前のこと……

アイオワが鎮守府に着任した。


アイオワ「Hi! MeがIowa級戦艦、Iowaよ」

提督「よろしく頼む」


明るく人懐っこい性格のアイオワは、またたく間に鎮守府になじんだ。


アイオワ「Hey! ヤマト・ホテルのディナー! It's So Greatよ!」

大和「……そう」

アイオワ「あれ? 褒めてるのよ? Yamato? Why?」

大和(悪気が無いから、怒る気も無くなります……)

大和「……んもう…… Thank you so much! ありがとう!」

アイオワ「Yeah! Yamato! I love you!」ハグハグ

大和「ちょ……」カァアア


そんなある日……。


アイオワ「日米合同演習!!! Really? O.K.! もちろん参加するわ。Meのシスターと会えるわね!」

提督「それなんだが……アイオワは鎮守府で待機していてくれ……」

アイオワ「Huh? Admiral... Why? テートク、なぜですか……?」


アイオワは、当然自分が参加するものと思っていた。


提督「まだ君は着任して一か月。演習に参加するには練度が足りない。そのため参加を見送る」

アイオワ「Admiral!」

提督「アイオワ……命令だ……」

アイオワ「Yes, Sir...」


しかし当日、アイオワは鎮守府を抜け出し、演習場を訪れる。


アイオワ(Meは生まれてすぐに日本に来たので、シスターに会ったことがない。だから、どうしても会いたい……)


アイオワはアメリカ海軍の艦娘を見つけ、話しかけた。


アイオワ「Hi! ワタシは日本海軍のアイオワ! シスターに会いに来たの!」


姉妹と会ったアイオワは鎮守府に戻ると、まっすぐ指令室に向かう。


アイオワ「Admiral... Please tell me the truth! さぁ、本当のことを聞かせてちょうだい……私は……私は出来損ないなの……?」

提督「何を言い出すんだ?」

アイオワ「United States Navyのアイオワ級のシスターに会ったわ……」

提督「……そうか」

アイオワ「シスターはハープーン、ファランクス、トマホークを装備していた……でも私は装備できない……。

Why...? 私は出来損ない? 私は最強の戦艦アイオワではないの? さぁ……答えて……。 Admiral...」


アイオワの目から、ぽたりと涙がこぼれた。


提督「まず、日本向けの輸出モデルである貴艦にはハープーン、ファランクス、トマホークは装備できない。

日米軍事機密協定により、装備出来るように改造することも許されていない」

アイオワ「!?」

提督「次に、出来損ないかだが……断じて出来損ないではない! 貴艦の16インチ砲がその証拠だ! まさしく戦艦アイオワだ。

それに……悔し涙を流す気概のある者が、出来損ないであるはずがない!」

アイオワ「……」

提督「そして、最強かどうかだが……それは小官にも分からん。言えることは、装備や艦種で強さが決まる訳ではないということだ。

あえて言うなら、勝ったものが強い、ということだ。もし最強を証明したいなら……」

アイオワ「……」

提督「毎年、米海軍と合同演習をやっている。もちろん米軍のアイオワも参戦するぞ。そこで勝利してみせろ」

アイオワ「Admiral!」

提督「まあ、毎年ボコられてるがな……大和を頼れ。あいつが一番悔しがっている」

アイオワ「Yes, sir! Thank you so much! I love you, Admiral!」


アイオワと大和たちが米軍のアイオワから奇跡の轟沈判定をもぎ取るのは、この数年後のことであった。


おしまい

ありしゃした
なぜアイオワがハープーンを装備していないのか……ということでSSを書いてみました

【蟷螂の斧】


清霜「本当は……分かってるんだよ……」


清霜「駆逐艦は戦艦にはなれないなんて事……」


清霜「あたしが一番分かってんのよ!」


清霜「あたし一人じゃゲージを削りきれない! 自分が弱いって事は、ちゃんと理解出来てんのよ……」


清霜「あたしがお前に勝てないなんて事は……」


清霜「あたしが一番! 良く! 分かってんのよォ!」


清霜「それでもやるしかないんだ」


清霜「勝てる勝てないじゃない! ここで私は! お前に立ち向かわなくちゃいけないんだ!」


1レス借ります

提督「……ふむ」

大井「……珍しく真剣に資料に目を通してますね」

提督「これは最重要案件だからな…」

大井「大規模作戦の要覧でさえさほど見ない提督が……一体なんですか?」

提督「朝潮ちゃんの姿に決まってんだろッ!!」

大井「えっ」

提督「あの私立小学生を彷彿とさせるいい匂いがする靴!そこから伸びる黒のハイソックス!」

大井「…………」

提督「生真面目さを際立てるような制服風のサスペンダー付スカートといい匂いがする白シャツ!」

大井「…………」

提督「そして!何より!あのロングヘアー!!」

大井「…………」

憲兵「失礼す――」

提督「彼女自身の性格を写したような真っ直ぐで癖の無いさらさらな黒髪!」

提督「そこから香る年相応のあの太陽のような優しい匂い!」

大井「………………」

憲兵「」

提督「うぅあぁぁぁぁあぁぁあん!もふもふしたいぃぃぃぃぃぃ!!」

大井「………………」

憲兵「」

提督「あの服!髪!匂い!そして性格!いったいどうなってしまうんだぁぁぁぁぁ!!」

終わりやす
朝潮ちゃんを半泣きになるまで愛でたい

親潮「司令、ご報告です!」

提督「うん」

親潮「本日はこの親潮が秘書艦を勤めさせて頂きます!」

提督「よろしく」

親潮「では朝食のご準備から致しま」

提督「あ、朝ご飯は僕が作ったよ」

親潮「えっ……」

提督「一緒に食べよう」

親潮「……はい」

親潮「司令、ご報告です!」

提督「うん」

親潮「親潮に割り当てられた午前の業務、終了致しました!」

提督「お疲れ」

親潮「他にやることがあれば親潮に」

提督「僕もおわったから、一緒にのんびりしようか」

親潮「は……はいっ!」

提督(なぜか顔を赤らめてるなぁ)

親潮「司令、ご報告です!」

提督「うん」

親潮「昼食の準備、完了致しました!」

提督「ありがとう」

親潮「ど、どうぞ! 黒潮さん直伝の焼きそばです!」

提督「あむあむ」

親潮「っ……」ドキドキ

提督「……ん、美味しい」

親潮「……よ、良かったぁ……」

親潮「司令、ご報告です!」

提督「うん」

親潮「午後からの演習の準備、完了致しました!」

提督「今日は旗艦だね。頑張って」

親潮「はい! この親潮、必ずや司令の元へ朗報を持ち帰って参ります!」

提督「……無理だけは、絶対にしないで」

親潮「っ……は、はい!」

親潮(し、司令の顔が近いぃ……)

親潮「し、司令、ご報告です……」タイハー

提督「報告の前に入渠しておいで」

親潮「えっ、し、しかし……」

提督「いいから。提督命令」

親潮「…………はい」

提督「あ、ちょっとだけ待って」

親潮「? ……はい」

提督「……演習でよかった」ギュッ

親潮「ふえっ!?」

提督「無事で、良かった」

親潮(っ……し、司令、泣いて……?)

【入渠ドック】

親潮「……」ブクブク

親潮(……司令にご心配をおかけしてしまった)ブクブク

親潮(当たり前かな……あの方は、艦娘の無事を何より優先する)ブクブクブク

親潮(手柄や褒賞なんて、二の次三の次な方だもの)ブクブクブクブク

親潮(……これじゃ、司令のお役に立つどころか)ブクブクブクブクブク

親潮「…………足手まといじゃない」プハッ


加賀(な、何故潜水していたのかしら……)←隣のドックにいた

親潮「司令、ご報告です」

提督「うん」

親潮「先程は誠に申し訳ございませんでした」

提督「気にしないで。僕も弱い所見せちゃったからね」

親潮「……あの、司令」

提督「何かな」

親潮「司令に……親潮は、必要でしょうか?」

提督「勿論。親潮は僕にとって大切な子だよ」

親潮「たっ、大切な……っ!?」

提督(また赤くなっちゃった)

親潮「司令、ご報告です!」

提督「うん」

親潮「本日の夕食は陽炎姉さん、黒潮さんと共同でお作り致しました!」

陽炎「いえーい」

黒潮「ふふーん」

提督「おー」

親潮「陽炎姉さんがクラムチャウダー、黒潮さんがお好み焼き、そして私、親潮がカツレツです」

提督「ボリュームたっぷりだね」

親潮「そ、それでは司令、まずは親潮のカツレツを」

陽炎「し・れ・えっ♪ 陽炎特製のクラムチャウダーよっ! あーん♪」

親潮「!」ガーン

提督「あーん」

親潮「!!」ガガーン

陽炎「どーお? 私のお料理は?」

提督「もむもむ……ん、凄く美味しい」

陽炎「えへへ、でしょー?」

親潮「し、司令、次こそ親潮の」

黒潮「司令はーん♪ うちのお好み焼きも食べてーな♪ あーん♪」

提督「あーん」

親潮「!!!!」ガガガガーン

提督「はふはふ……うん、めっちゃ美味しい」

黒潮「ふふふーん♪」

親潮「…………親潮は、大丈夫です……」

提督(親潮が崩れ落ちてる……?)

 

提督「……ね、親潮」

親潮「……?」

提督「親潮のカツレツも食べたいな」

親潮「!!!!!!」

親潮「た、食べて頂けるのですか!?」

提督「勿論」

親潮「っ~~~~ありがとうございますっ!」

提督「大袈裟な」

親潮「で、では! あ、あーん♪」

提督「……あの、親潮?」

親潮「は、はい!?」

提督「その、切ってくれたら嬉しいなーって」

親潮「…………あ」←丸ごとフォークに刺してあーんしてた


陽炎「ふふっ、純粋ねぇ」

黒潮「あはは、ちょいっと天然入っとるけどね」

親潮「司令、ご報告です!」

提督「うん」

親潮「本日の秘書艦業務、全て終了致しました!」

提督「今日は一日ありがとう」

親潮「い、いえ! 秘書艦として当然の事をしたまでです!」

提督「それでも、ありがとう」

親潮「あぅ……」

提督「……ね、親潮」

親潮「は、はい! 何でしょうか!」

提督「良かったらこれからも、秘書艦やってみる?」

親潮「も……勿論です! また秘書艦にして頂ける日があれば、喜んで!」

提督「ああいや、そうじゃなくて」

親潮「えっ?」

提督「明日からもずっと、秘書艦やってみないかなー、って」

親潮「………………えっ?」

提督「どう、かな」

親潮「…………っ~~~~~~~~!!!!」

親潮「よっ……喜んでお受け致します!!!!」

提督「ありがとう……それじゃあ、明日からも、宜しくね」

親潮「はいっ……はいっ……!」ポロポロ

提督「な、泣かないで!?」

親潮「し、司令っ……」グスッ

提督「よしよし」ナデリナデリ

親潮「明日からもずっとっ……ご報告させて頂きますっ……!」

提督「うん」

親潮「なので親潮をっ……これからもずっと、ずーっと……宜しくお願いしますっ……!」

提督「……うん」

親潮「司令、ご報告です!」

提督「うん」

終わり。

親潮は真面目天然可愛い。あとチョロそう。

2~4レスほど

【天使と悪魔】

<私室>

ポーラ(んあ~、あっつい。あっつい!!服がじゃまぁああ…)

    (なんでこんな時に限ってレイボーがこわれるのぉ…ああ~服ぬぎたぁいぃぃい)

    (でも服を脱ぐとザラ姉さまにものすごくものすごーく怒られるし…あ、そうだわ!)

    (マーミヤでレイシュー…?だっけ?あれ飲めば!!)

    (…ホントはワインがいいんだけど、ザラ姉さまってばなんで最近厳しいの……?)

    (この前なんか2本しか飲んでないのなあ……)

    (ま、いいや、ワインじゃなきゃ大丈夫よ!トラットリア・マーミヤ…行かなきゃ!!)

<廊下>

五月雨「♪~」

ポーラ(あれ?あの青髪の子、えっと…サミィ!!ん?違ったかなぁ?)

    (とにかく、あれって!!)

「Bellina,Angelina  サミィ!!」

五月雨「え、……あ、わ、私ですか?」

ポーラ「そうよ。サミィ以外居ないじゃない?」

五月雨「サミィ…、それに、えっと、べ、べり?あんじ?えっと、何ですか?」

ポーラ「ベッリーナ・アンジェリーナ?」

五月雨「そう、それです!」

ポーラ「えーっと…なんだったっけ?」

五月雨「えぇ…?」

ポーラ「あ、ちがうのよ!日本では何て言うのか…あ、『可愛い天使ちゃん』!!」

五月雨「な、え?かわ…も、もう!!からかわないでくださいよぅ!!」

ポーラ「えー?からかってなんかいませんよー?実際かわいいです。リべみたい」

    「まあ、今のは普通男性が女性に対して使うので,ちょーっと変ですけどねえ」


五月雨「あぅ…、え、あ、そ、その!!私に何の用でしょうか?」

ポーラ「あ―そうそう。それでね、そのCocomero、どこに運ぶのかなあって」

五月雨「そのって?ここメロ?…このすいかですか?」

ポーラ「そうそう、Cocomero!!美味しいですよねぇ!!」

五月雨「えっと,普段遠征任務で護衛している船団の皆様から,ちょっとしたお礼にって」

     「いっぱいもらっちゃったので、どうしようかなって…とりあえず自分の部屋へ」

ポーラ「ほうほう…、ねえサミィ?」

五月雨「な、なんですか?」

ポーラ「それ、いーっぱい、余ってるんですよねえ?」ジュルリ…

五月雨「は、はい」 

ポーラ「…ちょーっと分けて欲しいなーって?」

五月雨「え?あ、はい。大丈夫ですよ。というより、今から食べようと思ってたので」

     (全部寄越せとか、そんなこと言われるんじゃないかって思った…)

ポーラ「サミィ、ホント?!アンジェリーナ・サミィ!!!!」

五月雨「も、もう!!その呼び方は恥ずかしいからやめてください!!」

    「コホン…、と、とにかく、このあと縁側で食べるので、よろしければ…」

ポーラ「Grazie、じゃあ、ナイフとフォークとLimone、持ってきますねえ」

五月雨「えっ?」



<縁側>

五月雨(ナイフ?フォーク?スイカに?) モキュモキュ

ポーラ「お待たせ…あーっ」

五月雨「な、なんですか」 ビクッ

ポーラ「手づかみだと手が汚れちゃいますよ?はい、これ?」

五月雨「やっぱりナイフとフォークなんですね」

ポーラ「?…あー、そういえば、日本ではピッツァも手づかみでしたね」

五月雨「え?違うんですか!!!」

ポーラ「あんな熱いもの、手が火傷しちゃいますよぉ?しっかりナイフとフォークを使います」

    「まあ、まったく手づかみで食べないかといえば違いますけど…」

五月雨「そうだったんですね…」

ポーラ「んー、そうだわ!!ご飯を手づかみで食べないでしょう?それと一緒よ!!」

五月雨「ああ!言われると確かに可笑しい!!うぅ…なんだか恥ずかしくなってきました」

ポーラ「ふふ、でもあんまり気にしなくていいですよ」

五月雨「え?」

ポーラ「ゴーォウに入ってはゴーォウに従えって奴です。ポーラ、勉強しました」

    「よくザラ姉さまも…」



ザラ『いい、ポーラ?私達は確かにイタリアの艦だけど、日本の艦隊に配属されるんだからね!』

   『色々文化の違いはあるけど、あっちの【普通】とこっちの【普通】は違って当たり前なの!』

   『変だなって思っても、向こうではそれが【普通】かもしれないのよ?』

   『だから、私たちの【普通】を押し付けてはいけないの』
  


ポーラ「って言ってましたしねえ」



五月雨「ふぁああ、大人なんですね」

ポーラ「ふふ、自慢の姉さまです。あ、でも大人なんかじゃないですよ」

五月雨「え?あっ…」

ポーラ「ポーラがワインをほんの、ほんのちょーっとでも飲むと怒るし…」

    「ポーラ、なんにも悪いことしてないのに、なぜかお説教なんですよぉ」

    「ザラ姉さまはあれです。大人じゃなくてディアブ…「へぇ…」…ロ?」

ザラ「ポーラ?どうしたの?続けていいのよ?」

ポーラ「あーっ、ザラ姉さま!!どうしてここに?」

ザラ「ポーラが部屋に居ないから心配で探してたのよ?」

ポーラ「ああ、そうだったんですねぇ…。あ、そうだわ!ザラ姉さまもほら!!Cocomero」

ザラ「ポーラ?」

ポーラ「…はい」

五月雨「あの、ザラ…さん?」

ザラ「ごめんね五月雨さん。ちょっとポーラ借りていい?」

ポーラ「まってザラ姉さま!!ポーラ今日はまだワイン飲んでないのよ!!」

ザラ「ふぅーん?」

ポーラ「だから、あの、あのーぅ」

ザラ「ねえ、大丈夫よね?なにか、大事なお話だったかしら?」

五月雨「あ、い、いえ、世間話というか、たわいもない話だったので…えーっと…はい」

ザラ「そう。ごめんなさい。この埋め合わせは後でちゃんとするから」

五月雨「え?お、お気になさらず?」

ポーラ「アンジェリア!!サミィ!!まって!ポーラを見捨てないで!!」

ザラ「それじゃあポーラ?今度は私とお話ししましょう?」

   「でもごめんねポーラ?」

ポーラ「んぁ?な、なんですかザラ姉さま?」

ザラ「アンジェリアじゃなくて……Diavoloで、ねえ?」

ポーラ「あーっザラ姉さま!!違うのよ!!待ってちが、話を!!!!!」

    「アンジェリアァアアアアアアアアアア!!!!!」
















五月雨(そういえばポーラさん、なぜかレモン持ってきたなぁ。合うのかな?レモン?)

シボリシボリ、パク、モキュモキュ

五月雨「あ、スイカにレモンって、美味しいんですね………うん」

終わり

提督「大井、誕生日おめでとう」

大井「はい!ありがとうございます!」

提督「それで、プレゼントなんだが……」

大井「はい」

提督「すまないが何が良いのかわからなくてな…用意できていないんだ」

大井「えっ…」

提督「だから、俺の独断でお前が喜びそうなことを準備した」

大井「は、はぁ……」

提督「まずはこれを読んでくれ…」

大井「っ!こ、これってラブ――」

提督「良いから読んでくれ」

大井「は、はいっ!…………は?」

提督「どうだ?気に入ってくれたか?」

大井「いや、あの……これって…」

提督「遺書だ」

大井「えっ」

提督「で、肝心なのはここからだ……では大井」

大井「はい?」

提督「日頃の恨み、その酸素魚雷で全部俺にぶつけるがいい!」

大井「えっ」

提督「お前、俺に魚雷ぶつけるって脅してるときが一番楽しそうだからさ…」

大井「えっ…あの…」

提督「大丈夫。さっき読んでもらった通りお前に罪はない。ただ単に上官に強要されただけと扱われるだろう」

大井「あ、その…え?」

提督「さぁ。常日頃から溜まりに溜まったストレスを俺に遠慮なくぶつけるんだ!」

大井「…………」

提督「ほら!早く!カモン!」

大井「っ…バカじゃないですか!?」

提督「……大井…?」

大井「あんなの冗談ですよ!なんですか真に受けて!」

提督「…………」

大井「…その……す……きな人に魚雷を放つわけありません!」

提督「………大井…」

大井「何より……そんなこと、私が悲しく…おかしくなるだけですよ」

提督「…………」

大井「いいですか!?私は提督が側にいてくださるだけで十分幸せなんです!ですから…遺書とか……そういうの、やめてください…」

提督「…………そうか…よし」

大井「っ」

提督「今日は……いや、ずっとそばにいてやる。それが誕生日プレゼントだ」

大井「あ……」

提督「不満か?」

大井「い、いえ!…ありがとうございます!」

提督「…………まぁ」

大井「はい?」

提督「来年はちゃんと忘れずプレゼント用意しとくから」

大井「はい!……忘れず?」

提督「あっ」

大井「えっ」

大井っちの誕生日が終わってたことにようやく気づきました
懺悔の代わりに

数レスお借りします

提督「……どうしてここに集められたかわかるか?」

加賀「……」

天龍「……」

皐月「……あ、あの…」

提督「なんだ?わからないのか?」

皐月「えぅ……」

提督「……お前たちを兵器だと考える輩もいるが、私はそうとは思わない」

加賀「…………」

提督「だから君達の日常は私含む軍の管轄外だと思っている。その上で巷の同年代と同じような暮らしをさせてあげたいと考え、様々なことに尽力してきた」

天龍「……」

提督「だが、これは些か羽目を外しすぎてはいないか?」

皐月「…………」

提督「………………公私混同という言葉がある。これは社会人…ましてや軍人にとっては最もやってはいけないことであり、残念ながら君達も軍人にカテゴライズされる身だ」

天龍「…………」

提督「……私が言いたいのは、任務中…まして出撃中にスマホを弄るなということだ!」

皐月「!」

加賀「!」

天龍「!」

提督「お前ら馬鹿か!?通常海域とはいえ戦争だぞ!遠足じゃないんだよ!」

皐月「で、でもズバッ○が」

提督「ズバッ○!よりによってズバッ○だと!?ふざけているのか!」

加賀「……お言葉ですが、従来のゲームと同じと思わないで下さい。提督のそういった古びた固定観念は今後様々な悪影響が表れると思います」

天龍「ちょ」

提督「そういうんじゃねぇんだよ!」

天龍「ひっ!」

提督「ズバッ○であろうとクロバッ○であろうと関係ないんだよ!仕事を放棄して何ポケモンマスターになろうとしてるんだよ!」

天龍「す、すまなかった!二人も反省してるし、そろそろ…」

加賀「ポケモンマスターではありません。ブリーダーです」

天龍「おい!」

提督「んなもんどうでもいいわ!なんで敵に向けるのがカメラなんだよ!砲向けろよ!」

皐月「ひっ……ごめんなさい…」

天龍「悪かった。本当に反省してるから…な?加賀さん……反省してるよな?」

加賀「それは戦艦だった私への当て付けかしら?」

天龍「たのむって……」

提督「加賀!お前はもっと質が悪い!」

加賀「…………」

提督「索敵機にスマホ乗っけて飛ばすな!妖精さんから苦情が入っている!」

加賀「……瑞鶴から、あの辺りにはポ○チャマが出るって聞いたのよ」

提督「瑞鶴もか!あー!くそっ!」

天龍「謝る!もう二度とふざけないから!な?二人とも!」

提督「もう我慢ならん!この事は上に報告させてもらう!」



提督「――というわけなんです!私の監督不十分という面もありますが、あまりにも――」

元帥「どこだ?」

提督「へ?……あ、横須賀配属の――」

元帥「違う!○バットか出るのは何処だと聞いているんだ!」

提督「えっ」

以上です
ついに上陸。ですがやろうとしたけどスペック的に無理でした
なのでむしゃくしゃして書いた

8~9レスほど

【Vino caldo(ホットワイン)】



(ヤクタタズガ…)

(うるさい…)

(ナゼ、オマエハコッチニコナイ?)

(やめて…)

(ヤクタタズドモトノオアソビガ、ソンナニタノシイカ?)

(オマエモ……)




(本当は、私と、「もと」は同じでしょう?)










ザラ「違うっ!!!!!!…あ」

  (…今のは、夢?ううん、違う。夢じゃなくて…私は、本当は……)

ポーラ「…あ~、ザラ姉さま?」

ザラ「あっごめんねポーラ。起こしちゃ…」

ポーラ「どうしたんです……え?わ~、ワインこんなに飲んでいいの?!うぇはふふふ♪……スピー」

ザラ「…寝言か」

   (何だか、眠れないな。…夜風にでも、あたりに行こう)


ザザーン…、ザザーン……

ザラ(夜の海って、まっくらね。今日が満月じゃなかったら、ほんと何にも見えないんだろうな)

  (…何だか、吸い込まれそう)

(ソウダ…)

ザラ(っ!!またっ…)

(ソウダ、コッチニコイ…)

ザラ(やめて…、うるさい、違うの、違うんだってば!!)

(サア、オマエモ…)

ザラ(嫌違うやめてうるさいうるさいウルサイウルサイウルサイッ!!)

(マタ、シズンデ「誰かそこに居るんですか?!」

ザラ(えっ?)


五月雨「もう、ダメですよ!消灯時間はとっくに過ぎてるんですから!早くお部屋に…あ、あれ?ザラ…さん?」

ザラ「五月雨…さん?どうしてここに?」

五月雨「私は今日、秘書艦ですから、夜の警邏です」

    「…なんて、本当はちょっと眠くなっちゃったから提督にお願いして、お散歩を…」

    「でも、消灯後は警邏隊以外出しちゃダメなんですからね!」

ザラ「…そうよね、ごめんなさい。すぐ、もどるね」

五月雨「…どうかしたんですか?」

ザラ「えっ?」

五月雨「なんだか、酷い顔です。眠れないんですか?」

ザラ「ええ…ちょっと、嫌な夢をみて…ううん、今も…」

五月雨「今も?」

ザラ「ううん、ごめんなさい、忘れて。…じゃあ、私は部屋に…」

五月雨「あ、あー、そうでした!私、本当は、お散歩じゃなくて、本当に警邏だったんです!」

ザラ「…はい?」

五月雨「で、出歩きはいけなんですよー」

    「あ、で、でも、なんで出歩いたのか、理由がわからないと、私も叱っていいのかわからないなー」

    「…って、うん、はい…、え、えーっと、あ、あの!!」

    「ち、力になれるかはわかりませんけど!良かったら、話してくれませんか?って、そのぉ…」

ザラ「…っぷ。ふふ、うふふふ」

五月雨「な、なんですか!なんで笑うんですかぁ!!」

ザラ「さ、五月雨さんって、う、嘘が、嘘がつけないのねって…ふふ…」

五月雨「うう…」

ザラ「…でも、ありがとう。ちょっと元気出たかも。そうね、よかったら話、聞いてくれる?」

五月雨「はい!…あ、そうだ!ちょっと待っててくださいね!すぐ戻りますから」

ザラ「え?いいけれど?」


ザラ(ちょっとって言ってたけど、それなりに時間が経ってないかしら?)

   「…くしゅん!…ちょっと、肌寒いかな」

五月雨「ご、ごめんなさい!お待たせしました!」

ザラ「五月雨さん、いったい何を……これは?」

五月雨「この前ポーラさんから教わったんです!少し寒い日にはこれが一番だって」

ザラ「この匂い…これって、Vino・Caldo?」

五月雨「はい。今日持ち主がわからないワインを見つけたの思い出したので、せっかくだし、つくっちゃいました!」

ザラ「でもどうせなら、一緒に鎮守府にもどって飲めばよかったんじゃ……」

五月雨「あっ…、あ、そ、その!私、警邏ですから!外に居なくちゃいけないんです!…ぅう」  

     「そ、そんなことより!その、お話し、聞かせてくれませんか?」

ザラ「うん。あのね、五月雨さんは…」

五月雨「さん、は、いらないですよ!五月雨でいいです」

ザラ「そう?」


五月雨「はい!だってザラさんは、私の、私たちの艦隊の一員ですから!」



ザラ(っ!!)

五月雨「そんな、他人行儀な…って、あ、あれ!?ザラさん!どうしたんですか!?」

ザラ「…っ、う、ううん…、っ…、な、なんでも、なんでもないの…グスッ」

   「そっか、私、ヒック、こ、この艦隊の、一員…なんだ、って、なんだか、あ、安心しちゃって」

五月雨「えっ?えっと、ち、違うんですか?あ、あれ?あれぇ?」

ザラ「ううん、そうよ。…グス、そうよね、わたし、この艦隊の一員、だよね」

五月雨「よ、よくわからないですけど!ザラさんは私たちの仲間ですよ?」

ザラ「…そう、そうよねっ。っ…ごめんね、五月雨。グスッ、ちょっと、落ち着くまで、待ってて…ヒック」


五月雨「えっと、落ち着きましたか?」

ザラ「ええ。…ごめんなさい、せっかく作ってもらったのに、ちょっと温くなっちゃったね」

五月雨「き、気にしなくていいですよー、実は私、猫舌なんですー」

ザラ「…ふふ、やっぱり嘘がつけないのね。…んっ…Otttimo、とってもおいしいわ」コクコク

五月雨「本当ですか?やったぁ!」

ザラ「…Grazie 五月雨」

五月雨「えへへ、これくらいなら、また作れますよ!」ドヤ!

ザラ「…っ、ふふ、うふふ、あはははは」

五月雨「えっ、なんで笑うんですかあ!!」

ザラ「ううん、本当に無意識だったんだなって…でも、Grazie di tutto 五月雨」

五月雨「???」

ザラ「…うん!なんだか泣いてスッキリしたわ、これならよく眠れそう。そろそろ部屋に戻るわね」

五月雨「んーと、よく、わからないけど、ザラさんが元気になってよかったです!」

ザラ「あ、さんづけってことは、五月雨は私のこと他人だと思っているのね。…ザラ、とっても悲しいわ」

五月雨「あ、あ!こ、これは違うんです!えっと、癖みたいなもので!深い意味はないんですぅ!!」

ザラ「ふふふ、冗談よ。あ、カップはこっちで戻すから」

五月雨「ありがとうございます」

ザラ「じゃあね、五月雨。秘書艦、がんばってね! Buona notte」

五月雨「はい!ぼなのって、です!」

五月雨(…あ、あれ?そういえば結局、お話しって…あ、あれぇ?)



≪翌朝≫

ポーラ「ヴェェアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」

ザラ(うう…せっかくよく眠れたのに、朝から騒々しい…)

   「もう!ポーラ、どうしたの!!うるさ…」

ポーラ「ポーラの隠してたヴィンテージがない!!ないです!!なんで!!どうして!?」




『持ち主がわからないワインを見つけたの思い出したので、せっかくだし、つくっちゃいました!』




ザラ(……あっ)




ポーラ「ザ、ザラ姉さまぁ…グスッ、ポーラの、ポーラのヴィンテージ、知りませんかぁ?」

ザラ「え、えっと……さあ、しらないわね…」

終わり 

7~8レスほど

【大人の女性とは】



提督「ドジっ子を改善したい…ですか?」

五月雨「はい!五月雨、その、いろいろと失敗が多いじゃない、です…かぁ…」シュン…

提督「自分で言ってて落ち込まないでほしいのですけれど…、まあ、そうですね」

五月雨「うぅ…、そこは嘘でも慰めてほしかったです」

提督「………そこの絨毯のシミは、確か…」

五月雨「あ、あー!あー!それでですね!どうしたらいいんでしょうか?」

     「私、もっと大人っぽくなりたいんです!」

提督「そうですね。まずは、落ち着いて行動すればいいんじゃないでしょうか?」

五月雨「落ち着いて…」

提督「はい。五月雨さんは頑張り屋さんですが、頑張ることと焦ることは違います」

   「ゆっくり、落ち着きをもって行動すること、これを試みてはいかがでしょうか?」

五月雨「おぉー。…でも、やっぱりどうしたらいいんでしょう。」

     「いきなり落ち着いてといわれても…うぅーんと、えーっと…」

提督「そうですね。お手本となる方を見つけて、観察をしてみては?」

   「自分と違うところを、いいなと思うところを探して、真似してみましょう」

   「そういえば最近五月雨さんは…うん、彼女なんか、ピッタリではないでしょうか?」

   「いまなら厨房に居ると思いますよ。なんでも祖国の朝食を作りたいとかで、使用許可を取りに来てましたし」

五月雨「…彼女?」


(焙煎具合は…うん、いいですね、いいと思います)

(ああ…コルネットもいい感じ、あと少しね。…ちょっと、作りすぎちゃったかしら)

じーっ

(牛乳と…お砂糖は…ああ、このビンなんですね)

じーっ

(それと…)

(えーっと…)

じーっ

「あの…、私になにか御用でしょうか?」

五月雨「あ、ご、ごめんなさい!…お邪魔でしたか?」

「いえ、お邪魔とかではないんですよ。ただ、どうして私のことを見ているのかなって」

五月雨「はい!私、ドジっ子を改善したくて!!大人の女性になりたいんです!」

「ああ、大人の…ええっと、うん……えっ?」


「ああ、そういうことだったんですね」

五月雨「はい。だからリットリオさんを見てれば、なにかわかるんじゃないかなって」

リットリオ「うーん、私を見てもあまりわからないと思いますけど…ああ、そうだわ」

     「せっかくだし、五月雨ちゃんも朝食食べませんか?少しコルネット作りすぎちゃって」

五月雨「いいんですか?!やったぁ!」

 
     (でも、こるねっとってなんだろう?)

リットリオ「それと、五月雨ちゃんはカプチーノ飲めますか?」

五月雨「かぷちーの!知ってますよ。この前暁ちゃんが飲んだって言ってました!」

リットリオ「あら、そうだったんですね」

五月雨「『苦いコーヒーを飲めるのが一人前のレディなのよ』って、だから、飲んでみたいです!」

リットリオ「苦い?……ああ、なるほど」

五月雨「?」

リットリオ「とりあえず、ご用意しますね」



五月雨「わぁ、美味しそう。これがこるねっと!クロワッサンみたいですね」

     「あと、かぷちーの…量が、少ない?」

リットリオ「ええ、これをいれますから」

五月雨「とっても泡立ってますけど、牛乳、ですか?」

リットリオ「はい。蒸気で泡立てた牛乳です。これを、こうして……はい、できました」

五月雨「綺麗…、ハート、ですか?」

リットリオ「はい。熟練のバリスタは、もっと綺麗に、もっと複雑な模様を描けるんですけどね」

五月雨「へぇ…、でも、暁ちゃんが言っていたのと違うような」

リットリオ「きっと、それはエスプレッソ、しかも、お砂糖を入れないやつですね」

五月雨(でも、暁ちゃんたしかにかぷちーのって……)

リットリオ「香りは、楽しめるでしょうけど…うーん、普通はお砂糖も入れますね」

      「無糖派も、居なくはありませんけれど…まあ、人それぞれですけれど、ね」

五月雨「えっ?」

リットリオ「それと、カプチーノは今みたいに牛乳をいれます」

五月雨「でも、これって苦味を楽しむものじゃないんですか?…あんまり、くわしくないですけど」

リットリオ「ふふ、ほろ苦い人生…艦生かしら?…エスプレッソやカプチーノくらい、甘くたっていいじゃないですか、なんて」

五月雨「おぉ…なんだか大人っぽい!」

リットリオ「ふふふ。さて、お話はこれくらいにして、とりあえず食べましょうか」

五月雨「はい。頂きます!」

リットリオ「Prego buon appetito(どうぞ、召し上がれ)」


五月雨(ふぁあ、このこるねっと美味しいなぁ…)サクサク…モキュモキュ…

     (それに、おぉ!かぷちーの、ほろ苦いけど…、甘い!何だか大人って感じです!)コクコク

     (…あ、いけないいけない。こういうのはゆっくり、優雅に、大人っぽく…)

リットリオ「ふぅ。うん、よかった。美味しくできてましたね。あと、ゴチソウサマ、だったかしら」

五月雨「あれ?もう食べ終わったんですか。私てっきり、もっとゆっくり食べるのかなって」

リットリオ「ふふ、朝はさっさと済ませて仕事に行くのも、大人の女性ですよ?なんて、ね」

五月雨「ふぁあ…」

     (これが、これが『大人の女性』!落ち着きもあって、しっかりしてる!見習わないとなあ…)


ローマ「姉さん、ちょっと遅くな…、うん?なんで貴女がここに?」

五月雨「あ、ローマさん!ぶぉんじょるの!」

ローマ「あら、イタリア語。Buon giorno 五月雨」

リットリオ「あのねローマ、五月雨ちゃん、大人の女性になりたいらしいの」

ローマ「はぁ?」

五月雨「私ドジが多いので、落ち着きのある方を見て、なにか学べないかなって」

ローマ「ふぅん。…正直よくわからないけれど、まあいいわ」

     「それで、ほら、さっさとしてよ姉さん。姉さんが頼んだんでしょう?」

リットリオ「あ、えっと、そうだったわね…うん」

五月雨「?」

ローマ「あと、五月雨」

五月雨「はい、なんですか?」

ローマ「貴女、騙されてるわよ。姉さんは決して五月雨が目指すような女性なんかじゃないわ」

リットリオ「ロ、ローマ?」

五月雨「えっ?」

ローマ「最近食べ過ぎで、少し体系がアレになってきているし」

リットリオ「ローマ!それは!」

ロ―マ「それに、自分一人じゃできないからって、私に手伝いを頼むくらいだもの、まったく…」

    「そろそろ部屋の片づ、おごっ!!」

五月雨「え?えっ?リ、リットリオ、さん?」

リットリオ「あ、あらいけない。ローマ、どうしたの?お腹でもいたいの?」

ローマ「みぞお…ぐっ、……………」

リットリオ「わ、わあ!たいへん、ろーまがいしきをうしなっちゃったわ!」

五月雨「あ、あの…」

リットリオ「じゃ、じゃあね五月雨ちゃん!あとごめんなさい。食べ終わった食器、片づけてくれませんか?」

五月雨「あ、はい。あの、ローマさ…」

リットリオ「Ciao!!」

五月雨「ちゃ、ちゃお……????」













提督「それで、彼女からなにか学べましたか?」

五月雨「えっと…、大人の女性は…、拳で、語るもの?」

提督「えっ?」

終わり

2~3レス程。完全に主観なんで意見のたたき台にでもしてくれれば幸いです。


提督「それはいつからだったか……、三年前、いやもっと最近の話かもしれん。
だがそれはそちらには無意味だろう」

提督「駆逐艦時雨は魅力にあふれた駆逐艦である」

提督「ただそれは、他の艦娘だってそうだ。同じ白露型でも、
いっちばーん白露、色気ムンムンの村雨、愛玩犬夕立、マーボー春雨、天使五月雨、
悪友江風、健気な海風、そして江戸江戸涼風と違った可愛らしさの艦ばかりだ」

提督「だがそれにしても、時雨だけが沼だと言われる理由、それを説明させていただこう!」

提督「まず基本として、時雨は一人称が僕で、いわゆるボーイッシュな子だ」

提督「こういった子の場合は、たいていの場合、ふとした時に見せる女らしさ、
というようなギャップが魅力だと言われる。だが時雨は違う」

提督「時雨の姿を見よ! あの大きな三つ編みに、適度に成長した女らしさを感じるボディ!
時雨の肉体は完璧に女性なのだ! そこにボーイッシュ要素は欠片も含まれない」

提督「つまり、ボーイッシュな思考と、それとは完全に矛盾した女の肉体、
それこそが時雨の存在なのである!!」

提督「口では男のような振る舞いをしつつだ、体は完全に女。このギャップという一言では、
生ぬるい激しい矛盾が時雨の女らしさを強調しているのだ!」

提督「つまりは、女性という要素に一つまみの塩のような男の子要素によってだな、
時雨の女性らしさは恐ろしい位に増幅されていると言える!」

提督「だからこそ世の提督諸氏は、時雨を強く女性的にに感じるのではないか。
まずこれが第一段だ」


提督「次に! 性格を分析してみようか」

提督「時雨は完全にウェットな性格だ。まどマギのさやかちゃんもびっくりだぞ」

提督「その上で、俺達提督に対しては従順な性格をしている。まぁこれだけでは、
単なる重い女だが……」

提督「そこで戦闘中の『君たちには失望したよ』だとか、『見つけたよ』というようなセリフ。
この意外な気の強さ、これこそが第二の魅力につながるのではないか」

提督「つまり時雨は気が強い、その上で、重い」

提督「つまりだ、従順さを見せつつ、絶対に譲らない。つまり狙った男は離さない、
といった意思にも通じるものがあるのではないか」

提督「そこまで思われて、良いと思わない提督は居るだろうか、いや居ない!
それこそが、時雨が魅力的な第二の要素ではないだろうか」

提督「この、気の強さ、これは神通と比較するとよくわかるのではないだろうか」

提督「神通の場合は拒否しない分完全に受けに回っているが、時雨はそう見えて、
好戦的な要素がある、そこが違いになっているのではないだろうか?」

提督「神通は傍に居ることを拒絶すれば引き下がるだろうが、時雨は絶対に譲らない。
この意思の強さというか、太さこそが時雨ではないだろうか!」

提督「このある意味我がまま、我を通しそうな様が、提督を引き付ける要素に違いない」

提督「もうね、ラブプラスの寧々さんじゃあないが、時雨は完全に孕む気だ。
そして孕んだら絶対産みそうな気配がある。何があってもだ」

提督「そこまで思われて、応えない提督なぞ居るか! いや居ない!」

提督「史実に詳しい提督ならば、西村艦隊などを通じて好きになったという人も居るだろう」

提督「だが史実方面からでいうならば、それは他の艦だって変わらない。
むしろ佐世保の時雨として呉の雪風と並び称された幸運艦だし、悲劇的要素は少し減じるのでは?」

提督「艦娘だと完全に小型犬な時津風なぞ、”神懸かり”のせいで無意味に沈んでしまった」

提督「悲劇性といえばこちらの方が上だと思うし、同じ西村艦隊の同僚だって負けていないだろう」

提督「つまりだ、艦としての歴史、重みは当然あるが、それは他の艦もあるものだし、
そこは差別化にはつながらないと思う。まぁ引き付ける要素には違いないが。
艦の史実に関しては完全に門外漢だから、これ以上は触れない」

提督「じゃあこれまでをまとめるとだ、時雨はボーイッシュでありながら完全に女性。
そして重く、捕らえた男は絶対に離さない」

提督「綺麗な薔薇には棘がある、を地で行く子だな。
だがその棘がいい。時雨に対して女を意識していまい、思いを感じ取ってしまったならば、
もう時雨からは逃げられない、まさに沼、これこそが時雨沼ではないだろうか!」

提督「だから憲兵さん、時雨は合法なんです! 勘弁してください!」


憲兵「駆逐艦は違法、はっきりわかんだね。連れていけぇ!」

提督「やめろー! ジョッカー! ぶっとばぁすぞぉぉぉぉ!」

ドォォォン!!

憲兵「何だ!?」

時雨「提督、助けに来たよ! さぁ、こっち!」

提督「ありがとう時雨マジ愛してる!」

時雨「今はいいから! さ、逃げるよ!」

憲兵「まてぇ~! ロリコン提督! 逮捕するー!」


提督「逃げてしまったな」

時雨「僕という駆逐艦に手を出しちゃったからね」

提督「あぁ、だが後悔はしていない。時雨こそ我が伴侶よ。
これからも付いてきてくれるか?」

時雨「うん、嬉しいよ」

時雨沼に陥った提督が、また一人……。

終わりです、時雨が何で沼って言われるのかちょっと考えた結果こんなモンでした。

夏イベ前に一つ。数レス

【日本生まれ日本育ち】

五月雨(消費した燃料がここ、弾薬がここで)カタカタ…



提督「厨房の使用許可ですか?」

リべッチオ「うん!リベね、最近作りたい料理を見つけたの!すっごく美味しいの!」



五月雨(入手した鋼材と弾薬はこの「せる」に…あ、れ?)カタ……



提督「えっと、間宮さんや鳳翔さん、ああ、あと大鯨さんには…」

リべッチオ「お話ししたよ!でも皆ね、やっぱり提督さんにもお話ししておきなさいって」

提督「そうでしたか。正直、実質厨房を管理している方々に話をつけているなら、私が言うことはないのですが」



五月雨(あ、あれ…なんでぇ?ここに数字をいれ、いれ…は い ら な い ! !)タンッタンッ!



リべッチオ「ジッシツ?うぅ…提督さん話が難しいよぉ…」

提督「ああ、申し訳ありません。厨房を使ってもいいよ、ということです」

リべッチオ「ほんと!?」



五月雨(なんにもしてないのに!?うぅ…、!!…これあれだ!!ふりーず!!)


提督「ただし、間宮さんたちの邪魔にならないように、あと、片づけはしっかりしてくださいね」

リべッチオ「はーい!!」

提督「それと、あ…、これは、うーん、困りましたね…」

リべッチオ「どうしたの?」



五月雨(ふりーずなら時間がたてば大丈夫なはず…)



提督「いえ、他の方と一緒に作って頂こうと思ったのですが…」

   (ザラさん、ポーラさんは通商破壊作戦実行中、イタリアさんとローマさんは演習…)

リべッチオ「えー、リベ、ひとりでできるもん!!」

提督「リベさんが本当に作れるか疑ってるわけではなくてですね?うーん…」



五月雨(そろそろいいかな?…むぅううう、なんでよぉ!!)タンタンタンタンタン!!



リべッチオ「一人がだめなら…あ、ならキヨシーと作る!コレでいいでしょ、提督さん?」

提督「清霜さんは、えっと、あー……、ダメです」

リべッチオ「なんでなんで!?提督さん、さっきからダメとか言ってばっかり!!」

       「じゃあリべ、どうすればいいの!!うぅうう……」グスン…

提督(あ、まずい、泣きそうですね…)

   (間宮さん達は休憩中、負担は、なるべく増やしたくないですし…うん?)



五月雨(言うこと聞いてくださいぃぃい!!あっ…もしかして、壊しちゃった?うわーん!!)


提督(横はなんだか、パソコン相手に苦戦してますね。なら…)

   「五月雨さん、ちょっといいですか?」

五月雨「あ、えっ?こ、壊してなんかないですよ!!私なんにもしてないです!!」

提督「壊した?…あ、あー、うん。五月雨さん、リべさんと一緒に厨房にいってください」

リべッチオ「サミィとならいいの?」

提督「はい。秘書艦と一緒であれば、大丈夫ですよ」

五月雨(え、なに、なんですか?)コショコショ

提督(リべさんが料理を作りたいそうですが、刃物や火を扱う以上、一応監視役が必要です)

   (ですので五月雨さん、お願いできませんか?)コソコソ

五月雨(わかりました!!)

リべッチオ「むぅ、提督さん、サミィとなにお話してるの?リべには内緒?」

提督「いえ。なにを作るのかなと、ちょっと気になりまして」
   
リべッチオ「ふふーん。それは秘密だよ!でも、おいしいんだから!あ、できたら提督さんにもあげるね!」

提督「それは楽しみです」

リべッチオ「えへへ。サミィ、いこ!早く早く!」

五月雨「あ、ま、待ってぇ!」









提督(五月雨さんも、正直監視役には不安ですが…しかし、彼女も白露型ではお姉さんです)

   (夕雲型末妹の清霜さんよりは、まだ大丈夫でしょう)

   (そういえば、なんだかトラブルを起こしてましたが…なんでしょうか…うん?)

   (遠征の収支結果報告書…数字を打ち込むだけですし、そんなに難しくは…あっ)

   (ナンバーロックがかかりっぱなしですね……。トラブルの原因は、これだけ?)

   (……やっぱり大丈夫、でしょうか?い、いえ、ここは、信じましょう………うん)


五月雨「それで、何を作るんですか?あ、これ、パスタですね!」

リべッチオ「うんパスタ!スパゲティだよ!」

五月雨「あれ?パスタなのに、スパゲティって言うんですか?」

リべッチオ「えっ?」

五月雨「え?」

リべッチオ「スパゲティはパスタだよ?」

五月雨「はい、パスタとスパゲティは同じものです、よね?」

リべッチオ「うーん、同じもの…?ちょっと違うかなあ?」

五月雨「あれ?」

リべッチオ「パスタはねぇ…えっーと、うーんと、あ、オソバやオウドンみたいなものよ!」

五月雨「パスタが、お蕎麦とうどん?」

リべッチオ「うん!」

五月雨「え、えっ?」

リべッチオ「わからない?…うーん、どう言えばいいのかなあ…」

五月雨「パスタはスパゲティじゃなくて、でも、お蕎麦やうどんと同じで…うぅ、頭が痛く……」

リべッチオ「んー。あ!わかった、メンルイだ!」

五月雨「メンルイ?…ああ、麺類!…??」

リべッチオ「パスタはね、メンルイなの」

五月雨「はい、パスタは麺類ですね」

リべッチオ「違うの!パスタが!メンルイなの!オソバやオウドンも、いっぱい種類あるでしょう?」

五月雨「……あ、あっー!!そういうことなんですね!!わかりました!」

リべッチオ「わかった?」

五月雨「つまり、パスタは麺類で、スパゲティはパスタの種類の一つ、ってことですね」

リべッチオ「Giusto!! オソバもオウドンも、いっぱいあるよね。だいたいそれと同じだよ」

五月雨「へー」

リべッチオ「ほんとはね、パスタって、リッ…イタリアさんが言うにはもっとこう、広い?意味らしいんだけどね」

五月雨「広い?」

リべッチオ「うん。パスタっていっぱい種類があって、作り方もいっぱいあるの」

       「だから、できれば日本語で言いたいけど、むずかしいなあ…うーん」

五月雨「あ、大丈夫ですよ!それよりも、スパゲティ、作るんですよね?」

リべッチオ「あ、そうだった!うん、提督さんにスパゲティ作らないと!」



五月雨(それにしても、リべちゃんが絶賛するパ…スパゲティってなんでしょうか?)

リべッチオ「サミィ、お塩とってくれる?」

五月雨「あ、はい。…これ…は、あ、お砂糖だ」ペロッ

     「じゃあこっちですね、はいどうぞ」

リべッチオ「Grazie」

五月雨「そういえば、さっきから気になっていたんですが」

リべッチオ「うん、なあに?」

五月雨「スパゲティをゆでるだけで、他にはなにかしないんですか?」

リべッチオ「あ、そうだったそうだった。これ、早くほぐさないと!」

五月雨「えっ?…これって……あっ」

リべッチオ「ふふーん♪」


リべッチオ「提督さん提督さん、扉あけてー!」

提督「ああ、できたんですね。よかったです。ちょっと待っててくださいね」


リべッチオ「えへへ。リべこれ作ったんだよ!はい!」

提督「ああ、これは、美味しそうな……あれ?えーっと」



五月雨(提督!!私もチョットびっくりしましたけど!!ここは抑えて!!)コショコショ

提督(いえ、リべさんが言う美味しい料理って何かなあと思っていたので)コソコソ

五月雨(リべちゃん嘘はついてませんよ!!)

提督(まあ、そうなんですけれど、ね。うん、これは意外でした)



リべッチオ「提督さん!またリべに内緒でお話ししてる!!なあに?リべに言えないこと?」

   「あ、もしかして…、あんまり、美味しくなさそうだった?…それとも、嫌いだった?」ショボン…

提督「いえ、そんなことはないですよ。五月雨さんに机の上を片づけるよう頼んでいただけです」

五月雨「えっ?あの、書類、いっぱいあるんですけど…」

提督(五月雨さん五月雨さん)コソコソ

五月雨(はい、何ですか?)

提督(あの上にたくさんある書類、実は、収支結果報告書って名前なんですよね…)

五月雨「あっ…、は、はい!!じゃ、じゃあ私、急いで片づけますね!!」

提督「はい、お願いします。それにしても…うん、美味しそうなスパゲティですね」

リべッチオ「でしょう?うふふふ。おいしいよね、この…」





       「たらこスパゲティ!!」


終わり

イタリア艦はコレで全部なので、お終いです

ドロップ記念に一つ

【負けず嫌い】



アクィラ(ふんふんふ~ん♪今日の朝ご飯はなんだろうな~♪)

     (ニッポンの食事、初めはびっくりしたけど、慣れてみると案外美味しいのよねえ)

     (…いまだにオハシは使えないけど、そのうち、まあ、そのうち、ね!…うん)

アクィラ「Buon giorno!ねえマミーヤ、今日の朝ごはんはなあに?」

間宮「はい、おはようございます、アクィラさん。本日の朝食はですね…」

アクィラ「うんうん」

間宮「ご飯に、さけ、ほうれん草のおひたしに、味噌汁、きんぴらごぼうに…」

アクィラ「いいわね!好きなもの…」

間宮「あと、納豆ですね」

アクィラ「ばっかr…、えっ?ナットー?」

間宮「はい、納豆です。卵とネギもありますよ」

アクィラ「あ、あー。ナットー、ナットーかあ。アクィラ、ナットーはちょっと…」

グラーフ「Gorten morgen 間宮。今日の朝食は…ふむ、ナットーもあるのか」

間宮「おはようございます。納豆はお嫌いなら外しますよ?」

グラーフ「いや、いまだにあの匂いと食感には驚くが、嫌いというほどでもない。頂こう」

アクィラ(なっ?!グラーフはナットーを食べられるというの!?)

     (グラーフが食べられるのに、このアクィラが食べられないなんて…負けてられない!!)

グラーフ「…アクィラ?なぜ、先ほどからボーっと立っている?」

アクィラ「な、なんでもないわ!マミーヤ!!私にも、ナットー…クダサイ…」

間宮「いいんですか?無理して食べなくても…」

アクィラ「ダ、ダイジョウブヨ!」

間宮「はぁ…、そういうことなら…」


グラーフ「席が空いていないな…。流石間宮、いつでも満席に近い」

アクィラ「あ、あそこ!三つ空いてるわね。よかった、座れそうよ」

グラーフ「アクィラは私と一緒でもいいのか?」

アクィラ「何言ってるの?同じセーキクーボじゃない!」

グラーフ「そうか。なら、あそこにしよう」

アクィラ(それに、グラーフがどうやってあのナットーを食べるのか気になるしね)

     (きっと、なにか秘密があるはずよ!なにか、あれを克服する秘密が!)グッ‼

グラーフ(…アクィラは、なぜ、ああも活きこんでいるのだろうか?)

      (ああ。午後の機動部隊演習に向けて、すでに精神を向上させているのか?)

      (ふむ。素晴らしい心構えだ。私も、負けていられないな)ウンウン

アクィラ(あ、でもすでに匂いで…、うわぁ、ダメだー、だめだめ!!)

     (…無事に食べられたら、ご褒美にジェラート食べよーっと、よしよし♪)


グラーフ「いただきます」

アクィラ「イタダキマース…」

     (さあ、グラーフ!このアクィラに見せてみなさい!ナットー克服の、その秘密を!)



カンカン…、パンパカパーン!、マゼマゼ…、ネバネバ…



グラーフ(ふむ。このナットーは、やはり、不思議な食べ物だ。…異国の食文化は面白い)モグモグ

アクィラ「なっ?!あ…えっ?!」

グラーフ「ん?どうしたアクィラ?食べないのか?」

アクィラ「ナットーをそのまま、食べてる…」

グラーフ「ネギにタマゴ、ショーユを混ぜているが?」

アクィラ「そうじゃなくって…」

    (なにか、なにか特別なことをしてるって、そう思ってたのに!)

    (うぅ…、どうしよう……、でも、グラーフにできて、アクィラにできないのはなんかイヤ!!)


「あの、私も、ここで食べていいですか?それとも、誰か座りますか?」


グラーフ「ん?ああ、五月雨か。いや、別に誰かを待っているわけではない」

アクィラ「うんうん。サミィも一緒に食べましょう」

五月雨「あ。ありがとうございましゅ!……っ~!!…舌がいひゃい……」

グラーフ「ふふ。相変わらず、少し抜けているな」

五月雨「うぅ、そ、そういうのは思ってても言わないでくださいよぅ。それじゃ失礼しますね。…頂きます!」

アクィラ(あ、そういえば、この娘もナットー食べてる…うん、ちょっと聞いてみようかな)

     「ねえサミィ、ちょっといい?」

五月雨「モキュモキュ…?…はい、なんですか?」

アクィラ「ナットーって、…あ、えっと、そう!もっと美味しい食べ方しらない?」

五月雨「もっと美味しい、ですか?」

アクィラ「うん。匂いがあまり、その、ね?ネバネバは、まだなんとかなるけど…」

     「あ、もちろん、このままでも食べられるんだけど、ね!!」

五月雨「どうやって…うーん」

グラーフ「そのまま日本の流儀で食べるのが一番だと思うが?」

アクィラ「ほ、ほら!新しいものに挑戦するのも大事じゃない!」

グラーフ「なるほど。既存の概念にとらわれず、常に新しいものに取り組む、か。素晴らしいな」

アクィラ「で、でしょう!?ね、サミィなにか知らないかしら?」

五月雨「…そういえば、ちょっと待っててくださいね」


五月雨「これとか、どうでしょうか?その、チーズ、です」

アクィラ「えぇ…?うそぉ…?」

グラーフ「…本当に合うのだろうか?」

五月雨「私も、試したことないんですけど、前ザラさんが言ってたんです」


ザラ『ナットーって、意外に乳製品と相性がいいの』

   『あの独特の匂いも少し和らぐしね?』

   『今、ナットーをこれを使った新作料理を考えてるのよ!よかったら五月雨も試食してね!』


アクィラ「ザラが?ふーん。でも、なぁ…」

五月雨「とりあえず、試してみませんか?」

グラーフ「ヒャクブンはイッケンにしかず、だったか。アクィラ、ちょうどいいのではないか?」

アクィラ「え、な、なにが?」

グラーフ「新しいものへ挑戦する。まさに今、その状況だろう?」

アクィラ「うっ…、え、えーい!いいわ!一緒に食べてみようじゃない!」


五月雨「では、まずはチーズをご飯にたっぷり載せて、溶かします」

アクィラ「これだけなら…」

グラーフ「まだ、特に何とも思わないが…」

五月雨「次に醤油と納豆を、かけて、混ぜます!」エーイ!!

アクィラ「ううっ!!」

グラーフ「味の想像がつかない…」

五月雨「はい!できました!」

アクィラ「……」

グラーフ「…アクィラ」

アクィラ「わ、わかってるよ!…イ、イタダキマース」

     (コレで美味くなかったら、恨むわよ!ザラ!)パクッ

モグモグ……モグ?……??



五月雨「ど、どうですか?」

グラーフ「大丈夫か?あまり行儀はよくないが、無理はせず吐き出しても…」

アクィラ「あ、れ?案外、だいじょう、ぶ?というより、意外に、おいしい?」

グラーフ「そうなのか?!…やはり、信じがたいが」

アクィラ「うんうん♪これならいけるわ!あー、やっとナットーも食べられるようになったのね!」

     「ありがとう、サミィ!」

五月雨「えへへ、お役に立ててよかったです!」





グラーフ「…ん?やっと?…アクィラ、そのままでも食べられるのではなかったのか?」

アクィラ「あっ…」

グラーフ「………」

アクィラ「あ、そうだわ!ねえサミィ!お礼にジェラートおごってあげる!」

五月雨「本当ですか?やったあ!」

グラーフ「なあ、アクィラ」

アクィラ「サミィはどの味が好き?」

グラーフ「…おい」

終わり。

(痛恨の誤字。あと、実際に食べてみても苦情は受け付けません)

提督「……なんだこれは」

大井「…………休暇届…ですね」

提督「いやいや!え?なにこの……え?」

大井「何やら体調が優れないらしく、急遽休みと」

提督「まぁ、それはいいんだよ?激務なんだ…仕方ない」

大井「……」

提督「でもさ!おかしくね!?五月雨涼風や妙高型四姉妹が同時に休暇って…」

大井「…………提督」

提督「こう、言いにくいんだが……まるでずるや――」

大井「祥鳳さんの休暇届があって瑞鳳さんのは無いですよ?」

提督「………………そうか」

大井「何より本当に病気です。私が確認しました」

提督「それ先に言ってくれ……ならいいが…いや良くないか」

大井「……こんなこともあるでしょう」

提督「……早く元気になることを願うしかないな」

大井「……あ。バケツを使ってはどうでしょう」

提督「この前の作戦で使いきっちゃったんだよ…」

大井「提督の給料は部下のためのものでしょう?」

提督「えぇ……まぁ、そのくらいはするか…」

大井「…………そういえば」

提督「ん?」

大井「アイテム屋さんも閉まってました」

提督「えっ」

早く元気になっていただきたい

短いのを書く練習をしてみました



提督「初月、海に行くぞ」

初月(窓の外を指さす)「すぐそこが海だが」

提督「こんな海はどうでもいいんだ、これはニセモノの海だ。やっぱり海といえばビーチですよ」

初月「砂浜?」

提督「そうそう。こっちの海ばかり見ていてはいけない。西の海に行く。車は用意してある」

初月「遠出だな…。暇だからいいけど」

………

提督「着いたぞ」

初月「んー…僕のカレーチャンポンは…どこだ…」

提督「それは二時間前に食べた昼食だ」

初月「…もっと食べたかった」

提督「わかったわかった。いいから水着に着替えろ。ほら、これだ。ちゃんと艦娘が着れる、法定に基づいた仕様にしてある」

初月「わざわざ買って、手続きまでしてくれていたのか。なんだか悪いな。…? なぜこんなに布地が少ない」

提督「すまない、自明の理だから初月には言うまでもないだろうが…布地が多いほど材料がたくさんいるから高価なんだ」

初月「なるほど。言われてみれば自明だ。そういうことか…」

提督「俺がもっと高給取りの提督ならよかったんだけどな…」

初月「そんなこと気にするな。布地が少なくても構わない…僕は嬉しい」

提督「初月…泣かせるぜ」(泣きまね)

………

初月「こんな感じか。やはり布が少ないな…。しかしその分、全身で水を感じられるかもしれない」

提督「似合っているぞ」(カメラで撮る)(色々な角度から撮る)

初月「なぜ僕を撮っている」

提督「夏の想い出というやつさ。よし、こんなものか。さあ行くぞ、海へGOだ」

初月「うん。…なんだかわくわくしてきた」

提督「そうだろうそうだろう。海で戦いばかりやっていてはいかん」

初月(ビーチに降りる)「人が少ないな…」

提督「少しシーズンから外れてるからな。この時期はこんなものなのさ。さて、泳…」

初月「提督よ、あれはなんだ」

提督「ん、あれは海の家だな…。ビーチで遊ぶものや、夏っぽい食べ物を売っている店…」

初月「行こう」

提督「…はいはい」

………

不知火「いらっしゃいませ」

陸奥「はーい、いらっしゃーい」

初月「あれ…艦娘がいる」

提督「こんなところでバイトをしているのか…」

不知火「アルバイトではありません。ここは西の海の鎮守府です。副業として焼きそばやビーチボールを販売しています」

提督「なんてこった…こんなところに来ても鎮守府から逃れられないとは」

初月「深海棲艦許すまじだな」

陸奥「ところでアナタ、ずいぶんとセクシーな水着ね?」

初月「そうか? 何だか恥ずかしいな。布が少ないから安価なんだ」

陸奥「なにその理屈……はっはーん」

提督「さーて何を買おうかなー」

陸奥「いっぱい買ってくれるとお姉さん嬉しいわー」

提督「わかってますってお嬢さん。初月、好きなだけ食べるといい」

初月「本当か! …いや、無理をしなくてもいいんだぞ」

提督「お前のためならなんてことはないさ」

初月「提督…。ありがとう」

不知火「…かわいそうな駆逐艦娘ですね」

陸奥「そう? あの水着、なかなか手が出せないブランドよ。うちの人もプレゼントしてくれないかしら」

不知火「…価値を理解していなければ、あまり意味が無い気がします」

初月「では、このとうもろこしと焼きそばとラーメンを全て頼む」

陸奥「あら、驚異的な売り上げになりそう」

提督「好きなだけと言ったのは俺だが、遠慮がないな。しかし、そんなにたくさん食べられるのか? これから海に入るんだぞ」

初月「提督は食べないのか?」

提督「人間はそんなに食べられないんだよ」

不知火「じー」

陸奥「じー」

提督「…お嬢さん方もよろしければどうぞ」

陸奥「あらあら、いいのかしら~」

不知火「では遠慮なく」

初月「うん、人数が多いほうが食事は楽しいな」

提督「そういうことにしておこう」

………

不知火「またのご来店をお待ちしています」

陸奥「いつでも来てねー、うちは年中無休だから」

提督「…この副業、それで成り立つものなのか…?」

初月「よし、行くぞ提督、海だ」

提督「準備運動…は艦娘にはいらないか。俺は念入りにやっておくから、先に行っててくれ」

初月「わかった。海だ…!」(じゃぶーん)

提督「いっちに、さんしっと…」

提督「…よし、これでいいか。…あれ? 初月の姿がない」

提督「おーい、どこへ行った。(ざぶざぶ)まさか艦娘が溺れるわけも…」

初月「提督!」(ばしゃっ)

提督「うお、後ろか! 初月には潜水艦の素質もあるな」

初月「そうかな? …今気づいたが、彼女たちは高級な水着を着ているな。僕にはまだまだあの水着は早い」

提督「あー、うん。そうか」

初月「よし、もっと泳ぎを磨かなくては。提督。あのブイまで競争しないか」

提督「…んんんん。遠くないか…?」

初月「そうかな?」

提督「まあいいさ。俺も海軍の人間だ。ひとつ、やってみよう」

初月「それでこそ男だ。負けないぞ!」

提督「超人兵器に勝つ自信は全くないが、それはそれとして意地を通す!」

初月・提督「よーい…はじめ!」

提督(うおおおおおお!)(ばしゃばしゃばしゃ)

初月「……!」(ザンッ、ザンッザンッ)

提督(水を切る音が違う…! こんなに重くて鋭い音がするものなのか!?)(ばしゃばしゃばしゃ)

初月「……!?(ザンッ…) ……! ……!?」

提督(しかし諦めるわけには…! もってくれ、俺の椅子にくくりつけられた生活で鈍った肉体よ…!)(ばしゃばしゃばしゃ…ぱしっ)

提督「ぷはっ! …あれ!? か、勝ったのか!? なんで!?」

提督(両手を見ながら)「も、もしや俺にも超人としての才能が…刀剣男子とかになって女の子にキャーキャー言われる未来が…!」

提督「……あれ? 初月はどこだ」

初月「…!? …!」(ばしゃんばしゃばしゃ)

提督「ずいぶんと後ろのほうに…水遊びか? 何やってんだ、あいつ」(すいすい)

提督「おーい、初月!」

初月「てっ、提督! 来るな! 来ると撃つぞ!」

提督「この距離で撃たれると真反対の方向でも洒落にならない。…どうしたんだ、初月…なんで胸を隠している」

提督(あっ)

初月「こ、こないで…見ないで…」

提督「わ、悪い!」

提督「…外れてしまった? 見当たらない?」

初月「うん…泳いでいたら、金具が取れていたみたいで…気がつくのが遅れてしまった」

初月「こうなったら僕は鎮守府まで泳いで帰る他ない。提督は先に帰ってくれ」

提督「落ち着け」

提督「…そうだ、艦娘法に基づいて発信機をつけてあるんだった」

初月「本当か?」

提督「ああ、ちょっと待っててくれ、陸に上がって俺の携帯と…代わりになる水着を用意してくる」

初月「わかった…頼む…」

………

提督(だだだだだ)「ぜーはー、はあ…水着だ、水着をくれ」

陸奥「あら、いらっしゃい。どうしたの?」

提督「彼女の水着がなくなってしまった」

不知火「外して何をしていたのですか?」

陸奥「そういうことを聞かないの」

提督「そういう発想をするんじゃない! 泳いでたら外れてしまったんだよ」

陸奥「デザイン重視だったもんねー」

提督「だから水着が必要なんだ」

不知火「この鎮守府の名物水着を出しましょう。…これです」

提督「名物? ってこれ、スクール水着じゃないか。…いや、ひょっとして潜水艦用の…?」

陸奥「発注数を間違えちゃったのよ。だから、艦娘仕様を外して売っているの」

不知火「それがこの副業を始めるきっかけなのです。なぜかみんな、おまけとして売り出したビーチボールや焼きそばのほうを買っていきますが」

提督「そりゃそうだろ。…まあいいか、艦娘用ならちょうどいい。仕様を外されてても、上から着るなら問題ないだろう」

不知火「今なら3着セットで19%オフです」

提督「そんなにいらない」

不知火「遊泳用、日常用、ベッドの上用にしてはいかがでしょうか」

提督「いらん! 俺は普通の水着のほうが好きだしな」

陸奥「あれは普通だったかしら」

提督「スク水よりはおかしくないはずだ。とにかく、ひとつもらっていく」

不知火「毎度ありがとうございます」

陸奥「またねー」

提督「ああ、じゃあな。初月、今行くぞ」だだだだっ

………

初月(……こうして、戦うでもなく、泳ぐでもなく、ただ水の中にいるというのは初めてだな)

初月(しっくり来る感覚はある。それはそうだ。船は普通、陸には上がらない)

初月(でも…今は)

提督(ざばざば)「ふー…。またせたな、初月。代わりの水着だ」

初月「提督…ありがとう。…! こ、これは…! こんなに布地が…!」

提督「…ん? …あ、そっか。あー、あの店、意外に超高級品だけを扱う店でな。特別に安くしてもらった」

初月「…でも、相当な値段になったんじゃないか。やっぱり泳いで帰ったほうが…」

提督「そんなことを初月にさせるわけにはいかないだろ? あっち向いてるから、上から着てくれ」

初月「うん。…なんだか、無力感がある」

提督「なに?」

初月「僕は提督に何もしてやれない気がする…」

提督「わはは」

初月「わ、笑うことはないだろ…」

提督「俺なんか、してもらってばっかりに思えてるけどな」

初月「え…」

提督「海に付き合ってもらったり、水着を着てもらったりな…。まあ、見る側が変われば互いの見え方も違うってことだ」

初月「そう…なのか」

提督「俺は楽しんでるから、いいんだ。これで初月が楽しんでくれているなら、お互いが相手のためになってるってことだ」

初月「それは…僕が楽しんでいるのは間違いない…。でも、やっぱり…ありがとう」

提督「照れるぜ。初月も、ありがとな」

初月「…もうこっちを向いてもいいよ」

提督「おう。高級な水着も似合っているぞ、初月」

初月「…そうかな」

提督「まあでも、安価とはいえさっきの水着も持って帰らないとね…こっちのほうだ」

初月(…そうだ。あれも、提督にもらったものだ。だから…)

初月「こっちか! よし、行くぞ!」(ザザザザザ)

提督「早い! 早いって!」

………

初月「まさか水着が無人島に流れ着いていて、そこに深海棲艦が住み着いていたとは思わなかったな」

提督「ああ、ひどい目にあった。まあなんとかなった今ではいい想い出だ。着替えも終わって、後は帰るだけってわけだ」

初月「提督。帰りは僕が運転しよう」

提督「おお? じゃあ、お願いしようかな。ナビもあることだし」

初月「ゆっくりと休んでいてくれ」

提督「そうさせてもらおうかな…頼む…ぐー」

初月「寝つきがいい…。では、行くか」

初月「……」

初月「その前に…少しだけ…」

初月「…………」(どきどきどき)

初月「…ん……」

初月「……はぁ……」

提督「んー…」

初月「ッ!!」

提督「くー…」

初月「…はぁ…」

初月「…提督。…………。行くか」

初月(この気持ちは…また来年にでも…)

おわり

おわらず

雷「え? 布地が少ないほど安い? 何言ってんの…。へー、高級ブランドじゃない」

雷「うわ、この写真…着ているところを見るとえぐいわね。軽量化にも程があるわ。角度も下からすぎない?」

雷「は? 高級水着? それはね、スクール水着って言って学校とかで使う…まあ、大人は着ない水着よ」

雷「って、司令官が? まさか、3日起きて3時間寝てすぐ遊びまわるあの人が、そんなに寝つきがいいわけないでしょ」


ドドドドドドド
チュドーン


暁「きゃー!」

睦月「わひゃー!」

フルアーマー初月「提督のバカはどこだ!」

雷「ふ、吹雪ちゃんと雲龍さんと、南の島へ遊びに行ったのです!」


………


吹雪「司令官、こんな布地が多い高級水着を…感激です!」

雲竜「うん、高級なのはいいんだけど…ちょっと、サイズが小さくない?」

提督「いやいや、よく似合っているぞ。二人ともさすがの着こなしだ」

提督(あの後、やっぱりこれはこれでいいかなと思って、三点セットにしてもらった甲斐があったな)

ビービー

提督「ああ、もしもし? 初月が? 全速力? あと1時間でここへ?」

吹雪「どうかしましたか?」

提督「いや、なんでも。よし、二人とも、あの豪華客船に乗って東の大陸へ渡るぞ!」

吹雪「ええっ! でもとてもチケットが高いんじゃ…」

雲竜「あまり無理はしないで…」

提督「気にするな、お前らのためだからな…これくらいなんでもないさ」

吹雪「司令官…」

雲竜「その…何と言ったらいいのかわからないけれど…嬉しい…」

提督「いいのいいの。よーし、次のビーチが俺たちを待っているぜ!」


雷のセリフだけ正しい字という…
直し忘れですね、失礼しました>雲竜

しかも雷じゃない、電だよ!!!
間違いの連鎖…人はいつ誤植を忘れることができるのか…

キャラ描写の練習的な感じで2レスほどお借りします。不知火と会話しているのは誰?的な
題材が凄く古くて申し訳ないです……

キャラ描写の練習的な感じで2レスほどお借りします。不知火と会話しているのは誰?的な
題材が凄く古くて申し訳ないです……

※2回書き込んでしまい申し訳ない

【今さら私服ネタ】


不知火「おや、今日は貴女も非番ですか、珍しいですね。それで、何か不知火に御用でしょうか?」


不知火「外出用の私服を購入したいから選ぶのを手伝ってほしい?別に構いませんが……。今の格好に何か不満でも?」


不知火「え、何々……」


不知火「今度司令と…逢引き!?なるほど、それは妬けますね。いや、大丈夫、武士の情けで黙っておきます」


不知火「しかし、なぜ不知火なのですか?姉妹艦のみなさんとか、例の航戦や軽空母の方が適任でしょうに」


不知火「え?フリフリなものばかり着せたがるので恥ずかしい?そういうギャップがあるのはまだ早い…?つくづく面倒ですね」


不知火「夕立とか五月雨とか、あの軽空母ならもっと凛々しいものも選んでくれるのでは?」


不知火「司令にすぐバレそう?フフ…、まあ、そうかもしれませんね。なるほど、サプライズにしたいと」


不知火「それでは、陽炎に相談しましょうか?ご心配なく、18駆は貴女の味方です」


不知火「それは不味い?他の型のネームシップに頼ると姉が悲しむ?そんなものでしょうか」


不知火「不知火が陽炎に黙って夕雲に頼ると……確かにヘソを曲げそうですね、一理あります」


不知火「だからと言って、巻雲に頼ることもないと思いますが……あ、何目を逸らしているんですか?今は晴天ですよ?」


不知火「ならば霞や霰は……朝潮型はちょっと……?満潮や朝雲に聞かれると怒られますよ?」


不知火「仕方ないですね…、ならばこの陽炎型二番艦が助けになりましょう」


不知火「浜風も呼んで来ましょうか?知らない仲でもないでしょう?磯風と違ってこのような時頼りになる」


不知火「…え、サイズが違いすぎるから…まあ、確かにそうですね。同感です……」


不知火「天津風なんか、ええ、下着の趣味が合ってしまいそうで怖い?貴女にも怖いものがあるのですね。フフ…冗談ですよ」


不知火「その一つ上の姉はもっと苦手?そうでしょうね。あの子が何であんなに笑顔でいられるのか、不知火にもわかりません」


不知火(でも、時々思うんです。貴女があの子の姉だったら、陽炎型だったら…もう少し多くを救えたのでは……)


不知火(いえ、これは白露型に失礼な話ですね……)


不知火「おや、その雑誌は……ほう、このようなものを考えている、と…」


不知火「なるほど、キュロットですか。スパッツとはまた違った趣がありますね。フフ、この胸のリボン、これは特に良い」


不知火「え、もっと長いほうが引っ張られやすくてよい…?どういう意味でしょうか?犬のリードじゃあるまいし……」


不知火「何ですか、その小破した時みたいな表情は…!?その、まさか、えーと……」


不知火「……不知火は何も聞いてません、何も知りません。これは完全に不知火の落度です。だからその中破したみたいな表情はやめて下さい」


不知火「ほ、ほら、この赤いリボン、貴女のネクタイにもよく似ている。不知火とお揃いの色でどうでしょうか?」


不知火「あの子ほどじゃないですが、ちょっとしたのr…ご利益があるかもしれませんよ。司令と添い遂げる的な……」


不知火「どういう意味かといいますと……『不知火』が沈んだとき、乗員の方々も全員…ああ、そんな怖い顔をしないで下さい」


不知火「大丈夫です。あの人がいる限り、もう、絶対に沈みませんから…貴女も、この不知火も」



おしまい

という訳で9月7日竣工日記念おめでとう(なお現在26時30分)

急に伊達メガネ私服時雨が来たので、こんな感じだったらという妄想
今回のコーディネートのお手伝いは、きっとバルジの具合も知っているあの艦
1レスお借りします。

時雨「……で、かけてみたけれど、どうだい?」


時雨「よく似合ってるって……?よかった」


時雨「私からすれば時雨さんは鳥海さん並みの見張りスキルがあるから?それは光栄だね、うん」


時雨「ふふ、おそろいのネクタイと……この首飾りも、やっぱりペアルックみたいだね。カメラもあるから首まわりがちょっとくどいかな」


時雨「提督はわんこ好きだからアピール抜群?首輪ってこと?提督には失望したよ……嘘だけど」


時雨「そういえば、なんで首飾りが琥珀色……アンバーの語源はもともと鯨からとれる龍涎香のことだって?君も大概だね……」


時雨「これで僕も大鯨型二番艦『犬鯨』!?君にも失望したよ……何照れてるんだい?」


時雨「え?せっかくだから凛々しいポーズをとってほしい?」


時雨「ポケットにこう手を突っ込んで…蔓をこう持ち上げて…うぅ、やっぱりちょっぴり恥ずかしいかな」


時雨「でも、この姿勢で君の隣に立つのはちょっときまりが悪いな…。君の方が女性らしい格好なのに、僕の方が背が低いからね」


時雨「え?どうせこれから隣を歩くのは提督だから心配ない?か、からかうのはよしてくれないかな///」


時雨「……って、青葉さん、いつの間に?今の撮っちゃったのかい?提督に見せる?そ、それはちょっとまだ……」


時雨「このカメラで手を打たないかって……?見せる気満々じゃないか!勘弁してくれないかな……」



おしまい

そしてtwitterと某誌に流出……と

失礼しました。

2レスほどお借りします
なんJネタ有り注意

―艦娘を運用する海軍。その資金源は国民の税金であるのは事実。しかしそれだけでは国民の理解を得られないと判断した大本営はとある提案を鎮守府に投げかけた―


大和「…で、大本営は私達に何をやれと?」

龍驤「海上で自由に動き回れるうちらを使ぅて民間船の警備でもやるんかいな?」

提督「ふむ、それもあるのだが…」

摩耶「んだよ。はっきりしねぇな」

提督「秘書艦を経験したことのある者ならわかるだろう。会計関連や法律の関連に携わることもあることを」

雷「そりゃあもちろんよ」

矢矧「書類をまとめるだけが仕事じゃないからね。当然でしょ」

提督「そして艦娘の中には頭脳派と称する者もいる」


霧島>ガタッ
鳥海>ガタッ
大淀>ガタッ


提督「そこでその知識を生かして海上での困り事以外にも手を差し伸べようというのが大本営の提案だ」

黒潮「んで、具体的に何やるんかは決まっとるん?」

提督「大本営は各鎮守府に案を提出させ、その中で最適案を選りすぐって決めるとのことだ」

大和「ということは、各々の鎮守府でやることを決めて発表しろということですか」

摩耶「なんだそりゃ!?あたし等に丸投げかよ」

提督「そう腐るな。ここで出された案が採用されれば大本営から特別ボーナスも出るぞ」

矢矧「それで?何か案はあるのかしら?」

提督「ああ。既に考えてある」

雷「流石司令官!で、なにやるの?雷に頼ってもいいのよ?なんでもやるわよ!」

提督「実はな…」


―――――
―――

―数日後―


龍驤「なんやの?全員集めて」

矢矧「いったい何の用事かしら?」

提督「ああ。先日話していた大本営に提出する案のPVが完成したから皆に見てもらおうと思ってな」

摩耶「ああ、あれかぁ。出来たのか」

黒潮「ほな早ぅ見せてぇや!」

提督「そう焦るな。じゃあ再生するぞ」


―・―・―


モニター<借金と深海棲艦でお困りの方は鎮守府事務所で手続きを

モニター<代表は日本軍大本営の〇〇

モニター<昨年、100万円を超える過払い金があった方は1万人以上

モニター<また、漁獲量も海上警備で〇〇%UP

モニター<いくら借金が減り、いくら漁獲量が増えるのか、5分で無料診断。お電話は

モニター<ゼロイチニーゼロ、サンジュウ、サンノ、ヨン。サンジュウ、サンノ、ヨン。33-4

モニター<借金問題と、深海棲艦問題は、全国何処でも『ち~ん守府事務所』


―・―・―


艦娘全員<( ゚Д゚)゚Д゚)゚Д゚)ポポポポカーン

提督<ドヤァ


―勿論却下されました。ついでになんらかの別の制裁やツッコミが有ったとか無かったとか…―



ラジオで新宿事務所のCMを聞いて思いついた
一度でいいからなんJネタを含んだやつをやってみたかった
反省はしているが後悔はしていない

ありがとうございました

2レス借ります。


???「歴史的に大阪警備府は、呉鎮守府の固有の領土である!」

Bismark「Sieg Heil! Sieg Heil!」

???「柱島の不届き者は今すぐ呉鎮守府の指揮下に置かねばならない!」

Prinz Eugen「Sieg Heil! Sieg Heil!」

???「そして東方生存権を確保するために、舞鶴鎮守府もまた、呉鎮守府のものにしなければならない!」

Graf Zeppelin「Sieg Heil! Sieg Heil!」

???「大規模作戦を遂行するために、佐世保鎮守府の資源は我々が管理する必要がある!」

Z1「Sieg Heil!  Sieg Heil!」

???「よって、今すぐ呉の提督を提督の座から引きずり落とし、

  私こそが新たな呉鎮守府の提督、いや総統となるべきなのである!」

Z3「Sieg Heil! Sieg Heil!」

???「今こそ団結を! そして勝利への階段を上らなければならないのである!」

U-511「Sieg Heil! Sieg Heil!」


提督「なぁ時雨」

時雨「何? 僕は提督を逆レして絶対に孕むために膣トレの真っ最中なんだけど」

提督「お前怖いこというな、まぁいいや寝室のセキュリティは51cm砲耐弾だし問題ないや。

   何であいつがあんなヒトラー風の演説してるんだ?」

時雨「あぁあれは何かかの国のコメディアンがやってたのを真似したくなったんだって。

   あとマクゲーリングさんから基地航空隊用の爆撃機が準備できたって電話があったよ」

提督「おっ、そいつはいい知らせだな。

   しかしいいのか……」

Warspite「勝利を! 次なる勝利を! 永続の勝利と千年王国を!」

ドイツ艦s「Sieg Heil! Sieg Heil!」

時雨「まぁお腹が空いたら皆止めるんじゃないかなぁ?」

提督「そうなのか……。しかし何でイギリス艦がヒトラーのまねしてるんだよ全く……」

おしまい

何でスパ子がヒトラーごっこしてるのかと言いますと、
モンティ・パイソンのスケッチ「Mr.Hilter」のせいです。

あのスケッチはパイソンズの中で一番好きですね。
それでは失礼します。

スレ立てするほどでもないのでここで投下します。
いいネタ浮かんだと思ったら完全にラノベ(アニメ)のパクリでした。

隼鷹「よう、提督。今度お偉いさんに招かれて、でっかい祝賀会に出るらしいな?」

提督「そうなんだよ。ったく、めんどくせえなあ」

提督「俺、そういうパーティ的な席ニガテなんだよ」



提督「それもあんな偉い奴らが出て来るのなんて、今まで行ったことねーし」

隼鷹「まあ、そう言うなって。出世するにつれ、そういう仕事は増えてくってもんさ」

提督「そんなモンかねえ……出世するつもりなんてないんだがなあ」

飛鷹「ところであなた、もうパートナーは決めたの?」

提督「パートナー?」

飛鷹「そのパーティとやらに同伴してくれる人よ」


隼鷹「そういう畏まった場には、近しい異性をパートナーとして連れていくもんだぜ?」

提督「おおう、流石は元・豪華客船。上流層の知識には余念がないな」

飛鷹「そうねぇ。大抵は妻か……未婚の男性の場合は、その……フィアンセ、とか」

提督「フィアンセぇ!?」


飛鷹「その反応を見るに、どうやら特定の相手はいないようね」

飛鷹「……いないのならいいのだけれど」


提督「いや良くないだろ!? 現にいないから困っているんだし」

隼鷹「いやー、いないのがいいんだよ。なあ、飛鷹?」


飛鷹「じゅ、隼鷹っ!」

隼鷹「かかっ、そんなに慌てなさんなって」


提督「?」

提督「いやしかし、これはまずいな。急いで相手を探さないと」

隼鷹「なら飛鷹を連れて行けばいーんじゃね?」

飛鷹「な!?」


提督「ほぉ……いいのか?」

飛鷹「ちょ、ちょっと。何でわたしが――」


隼鷹「だって飛鷹、好きだって言ってたじゃん」

飛鷹「なっ、なな、なぁぁぁぁ!?」


隼鷹「こういうフォーマルなパーティに出るの」

飛鷹「な、なっ……え? パ、パーティ?」

隼鷹「そう、パーティ。作法やなんかはお嬢時代に一通り学んでるだろ?」

提督「そっか。なら、一緒に出てくれるとありがたいな」


飛鷹「そ、そうね。パ、パーティの方なら、そうね」

提督「飛鷹さえ良ければ、だけど」

飛鷹「それは、その……か、かまわないわ」


隼鷹「ふふん、だって“好き”なんだもんな?」

飛鷹「じゅ、隼鷹―――っ!!」



終わり

どうもでした。飛鷹さんもツンデレ艦だよ、提督への行為はダダ漏れだけどね。
公式ボイスにツンはないとかそんなのは知らん。

1つ落とします

提督「風邪ひいたしぬぅ」

叢雲「死ぬわけないでしょ!!」

提督「叢雲に怒鳴られたしぬぅ」

叢雲「喧嘩売ってるの?」

提督「げっはげほ、喉痛い」

叢雲「ほら、ホットミルク作ったから飲みなさい」

提督「蜂蜜は?」

叢雲「いれたわよ」

提督「わーい、叢雲大好きー」

叢雲「気持ち悪い」

提督「ひどい」

叢雲「それ飲んだら寝なさい、ちょっとポカリ買ってくるから」

提督「ありがとうさん」

叢雲「ったく」

ーーーーーーーーーーーーーー

叢雲「戻ったわってなにピコピコやってるのよ!!」

提督「あっ」

叢雲「あっ……じゃないわよ!! あれほど早く寝なさいって言ったのに!!」

提督「いやー、せっかくの休みだし積みゲーでも消費しようかなって」

叢雲「風邪で休みになっただけでしょ!!」

提督「す、すみません」

叢雲「はぁ……これじゃあ監視が必要ね」

提督「えっ!! 叢雲が一緒に寝てくれるの!?」

叢雲「しょうがないでしょ」

提督「でも風邪が移るしなー」

叢雲「あんたが治らない方が大変なのよ……認めたくないけど」

提督「わーい、」

叢雲「ったく、本当に早く直しなさいよ」

提督「ほら、さっさと布団にハイレヨ」

叢雲「本当にムカつくわね……」

提督「叢雲暖かいなりー」

叢雲「おいこらっ……変なところ触ったらぶっ飛ばすわよ!」

提督「えー、変なところってここかなー?」

叢雲「あっ……ちょっ……触るな!!」

提督「ぐはっ………いいパンチだったぜ………ガクッ」

叢雲「ガクッって自分で言うの……」

叢雲「はぁ…………ふぁ~ぁ……私も最近連勤だったから寝ようっと……」

提督「…………」

叢雲「…………」

提督「…………」

叢雲「…………」

提督「叢雲起きてる?」

叢雲「…………スー……スー…………」

提督「……お疲れ様」



このあと二人とも風邪で寝込んだのは言うまでもない

終わり

風邪ひいたから叢雲か電ちゃんに看病して欲しい

1レスお借りします

大井「夕食作りますけど……何が良いですか?」

提督「えー……オムライスとか、久しぶりに食べたいなぁ」

大井「わかりました」

提督「当然ケチャップでラブって書くんだぞ」

大井「そんなことしませんからね!?」



大井「………さて」

L

大井「……っ」

LO

大井「……ふぅ…」

LOVE

大井「~~~っっ!」



大井「……できました」

提督「おう。ありがと……ん?」

□○▽日

提督「えっ」

大井「早く食べてください」

提督「なんだ……この…え?」

大井「っ…………」

大井っちはツンヤンデレかわいい

乙やで。
9レス借ります。


提督「明日は観艦式か……」

提督「そろそろ明日の準備しとかななぁ」

提督「もう艦娘の子らは終わったやろし、ワイの分もやってまうか」

提督「せやったら善は急げ、やな」



鹿島「あら、提督さん、明日の準備ですか?」

提督「おう鹿島、せやねん、もう自分ら終わった思ってたんやけど、まだおったんやね」

鹿島「やっぱり皆が一気に集まりますしね、どうしても作業が遅れるんですよ」

提督「まーしゃないわな。んじゃそこ使わせてもらうわな」

鹿島「はい、提督さんのいつものセットは確か……」

提督「あー大丈夫や、誰もいじってへんかったらそこらへんに……、あったわ」

鹿島「提督さんは結構ズボラに見えますけど、真面目に手入れしてますよね、いいことです」

提督「まー格好だけでも取り繕ってなかったら怒られるしな。

   そこらは提督養成学校で痛い程叩き込まれたで」


鹿島「最初の頃は練習巡洋艦の仲間も居なくて、大井さんが教官やってたそうですね」

提督「せやせや、大井は厳しかったでぇ……。っと明日の天気って晴れやっけ?」

鹿島「予報ですと晴れですね、またどうして?」

提督「それはやな……、どの靴履いていくかってのに非常に重要でな」

   雨の日に革ソールの靴履いてみ、下手したら死ぬで」

鹿島「そこは根性で歩くんですよ」

提督「やっぱ艦娘とは死生観が違うなぁ。昔まだリーマンやった頃にやな、

   革底の靴履いてて雨に降られてやな、駅の地下道で思いっきり滑ったことがあってやなぁ……」

鹿島「歩き方が悪いんです、そんなんですとオシャレできませんよ」

提督「オシャレより命やでホンマ、でや、この虎の子の革靴をやな、まずは紐外して、

   んでブラシでついてるホコリを払うんや、縫い目のところとか念入りにな」

鹿島「その辺りは艦娘の艤装とも一緒ですね。砲の負革とか」

提督「まぁ同じ革やからな、んで終わったらクリーナーで汚れやら、

   古いクリームを落とす。これ怠ったら下手したらカビるからな。

   何年も放置してへんかったら大丈夫やろけど」


鹿島「クリーナーかけるだけでも綺麗になりますよねぇ」

提督「せやろ、んで終わったらクリームを少し、米粒数粒分を布かペネトレイトブラシに取ってやな、

   まんべんなく塗り込んでいくんや」

鹿島「提督さんは無難に黒い靴に黒いクリームなんですね」

提督「あー養成学校の先輩に何か聞いたなぁ、敢えて別の色のクリーム塗って、

   深みを出すとか何とか……、確か紺やといい感じになるとか聞いたわ」

鹿島「その辺りのテクニックは提督さん達で色々あるみたいですねぇ」

提督「せやねん。提督って仕事柄いうか、伝統やったっけ?

   そういうんで身に着けるものに拘るようになるよなぁ」

鹿島「大日本帝国だった頃は、候補生は寄港先で最高のものを仕立てる、

   帽子ですとボルサリーノだとか、背広だとサヴィル・ロウのお店で仕立てるのが、

   伝統だって言われていましたしね」

提督「まぁ今のご時世、わざわざヨーロッパくんだりには行かれへんから、

   地元のテーラーとかで仕立ててもらってるけどな」

鹿島「地元にお金落とすのも海軍さんの大事なお仕事ですから」

提督「せやな、地元や寄港先でよく食べよく遊ぶように言われたモンやわ、

   よっしゃ、塗ったクリーム乾いたな、んだらホコリ払ったブラシとは

   別のブラシで、クリーム塗った表面を慣らしていくんや。

   こうすることで余分なクリームを取るって魂胆やな」


鹿島「やらない人もいますよねそれ」

提督「まぁワイの場合はおまじない程度にやるって感じやな。

   んで払い終わったら、布でツヤを出すんや」

鹿島「見違えましたねぇ」

提督「うん、綺麗なったわ、んじゃ最後にワックスやけど……、

   ここでワイの拘り見せるで」

鹿島「何です?」

提督「これも先輩から聞いたんやけどな、靴ワックスで磨く時にやな、

   少しお酒を混ぜると何か成分がしみやすくていいらしいんや、

   せやからこの置いてたワインを一滴ワックスに混ぜてやな、つま先とかかとの部分に塗るんや」

鹿島「何かおしゃれですねぇ」

提督「何か格好ええやろ、世の中にはこれをシャンパンでやる気取った連中も居るらしいけどな、

   流石にそこまでは、って感じやわ」

鹿島「拘る人は拘るんですねぇ」

提督「まぁ酒なんぞアルコール入ってたら皆一緒やろこの場合は。

   流石に焼酎とかやとアルコール分多すぎるやろから、靴自体色落ちしそうやし

   止めといた方がええやろな」

鹿島「ポーラさんが見たら怒りそうですよねこれ」


提督「ええ薬やろ、まぁワックス塗って、後はひたすら、顔が写るまで磨くんや」

鹿島「ピカピカですねぇ」

提督「拘る連中はライターでワックス焦がしたり何か色んなテクニックがあるらしいけどな。

   陸自の特別儀仗隊なんかそういうノウハウ一杯持ってるらしいわ。

   ワイは革まで焦がしそうやから絶対やらんけどな」

鹿島「火使うのはちょっと怖いですよね」

提督「せやろせやろ。本職は怖いわぁ。んじゃ後は紐通して、靴は終わりやな」

鹿島「お疲れ様です」

提督「言うてもワイは着るものだけに気ぃつけたらええだけやからな。

   艤装までやらなアカン自分らよかは楽よ。お疲れさんやねホンマ」

鹿島「艤装は大事な相棒ですからね、しっかり手入れをするのも艦娘の務めです」

提督「鹿島はええ子やなぁ、よし、次はシャツやな。一種軍装やからほとんど見えんけど、

   そこで手抜いたらアカンねん」

鹿島「いい心がけです」

提督「んじゃアイロンやで。ここで大事なんは糊なんか使わんことや。

   糊使った方がパリっとするって言うけどやな、あれはシーツとか浴衣のやり方や。

   シャツには糊は使わん。せいぜい袖と襟くらいや」


鹿島「って塩婆が言ってたんですよね」

提督「何や読んだことあるんかい。まぁ、あんまりバリバリしてるんもワイ嫌いやしな。

   シーツも糊無しがええ位や」

鹿島「でも鳳翔さんはシーツに糊使いますよねぇ」

提督「鳳翔さんホンマ上手いからなぁ、糊効いてるのに、ふわっと柔らかいとかびっくりやで。

   大昔に大洗行った時以来やぞあんなん」

鹿島「自分でやると大体パリパリになっちゃいますからね」

提督「あれホンマどうやってんやろなぁ、まぁアイロンは拘るんはそんなところだけやなぁ」

鹿島「手際いいですね」

提督「まぁ前まで防衛大学なんかはアイロンがけ専門学校って揶揄される位に、

   こういう教育は厳しかったらしいし、そのノリでワイらも叩き込まれたんやろ」

鹿島「士官たるもの一人前に何でもできないといけませんしね」


提督「大日本帝国の将校やったら従兵付くんやっけ? でも今の提督には付かんからな。

   ワイがやらなアカンねん。鳳翔さんに頼んだ方が上手くできるやろけど、

   まぁ自分のことってのもあるし、あんまり頼ったら堕落しそうでなぁ」

鹿島「丸投げしちゃいたくなるって気持ちは分かりますねぇ。

   でも鳳翔さんも大変ですから、一緒にやらせてもらってますけど」

提督「ええ心がけやで、鳳翔さん一人に全部は絶対アカン。

   皆で協力してやっていかなあっという間に機能不全やからな。

   よっしゃ次はスラックスいこか。プレッサー使ったら一発やけど、

   ここは敢えてアイロンや」

鹿島「手間かけますねぇ」

提督「まぁアイロンの方が綺麗に折り目つくらしいで。ワイは違い分からんけど。

   シワを伸ばす時は裏返して、当て布をしながらアイロンの重さだけで、

   サーっとやるんがええんや。んで表返して、折り目をしっかりつける」

鹿島「大変ですねぇ、まぁプリーツのスカートよりは楽に見えますけど」

提督「あれいちいち折り目ごとにやらなアカンやろしなぁ。んで終わったらハンガーかけて保管や。

   上はまぁ、シャツと一緒のノリでええな。階級章とかは外さなアカンけど」


鹿島「エポレットとかはどう洗います? 私達も結構悩んでまして……」

提督「あれなぁ、ワイはブラシで適当に汚れ払う位やなぁ、洗うとか無理やろあれ」

鹿島「ですよねぇ」

提督「まぁ普段やったら制服もアイロンせんでも、ハンガーアイロン言うんやっけ、

   あれで蒸気当てたらいけるわ。時間無いときは霧吹きで湿らせてから干すな。

   それで匂いとかは取れるわ。ファブリーズは繊維が詰まる言うて嫌われてたなぁ。

   ホンマかどうか知らんけど」

鹿島「まぁ今回は観艦式用に気合い入れてますからね」

提督「せやせや。毎日こんなんやってたら仕事する暇あらへんで。

   よっしゃ次は帽子やな。革の部分に透明無色の保革クリームを適量塗り込んで、

   乾拭きするんや。ベルトも同じやな。間違っても靴用のクリームはアカンで。

   手とか服に靴クリームの色ついて大変なことなるからな。

   んじゃ後は帽子はブラシで汚れ取っておしまいや」

鹿島「お疲れ様でした」

提督「あんがとさん。てか鹿島終わってたんやったら先帰ってもよかったんやで」

鹿島「折角提督さんもいますし、おしゃべりしたかったんです」

提督「さよか。んじゃこの後ちょっとカウンターバーで引っ掛けよか」

鹿島「お供します、ふふっ」


香取「ここまでは順調なんですよねぇ」

川内「でもあと一押しが足りないんだよねぇ」

大井「あぁもぅ! 提督も鹿島ちゃんを押し倒したらいいのに!

   納屋でズブりよ納屋で!」

北上「鎮守府に納屋ってあったっけ……?」

神通「四人ともお暇そうですね、当直手伝って下さいますか……?」

四人「「「「アイエエエエエ!?」」」」

おしまい

ちなみに雨の日に革底の靴履いて思いっきり滑ったのは実話です。
あの時は怖かったww

では失礼します。

数レス借ります。


大淀「提督は……女性経験が有るのですか?」

提督「無い」キッパリ


ここは鎮守府のゲストルーム。堂々と童貞宣言する提督。


提督「兵道に色恋は不要。無駄でしかない。そういう話なら帰らせてもらう」

大淀(これは童貞をこじらせてますね……間違いない……)


一週間前……。

クリスマスで盛り上がる鎮守府。しかし提督は普段通り執務をしていた。

そこに艦娘たちがやって来て……。


卯月「しれいかぁ~ん、メリクリだぴょん! プレゼント、欲しいぴょん♪」

提督「……そのような話、時間の無駄だ。早く執務室から出なさい」

卯月「わかったぴょん……しれいかんなんて、ぷっぷくぷーだぴょん……」シュン


次は……。


榛名「提督……もし良かったら、この榛名とクリスマスパーティ……一緒に行っていただけませんか?」

提督「……パーティに意味を見出せない。話は終わりだ」

榛名「……失礼いたしました……」シュン


そして……。


羽黒「あっ、あの! 司令官さんっ! こっ、このプレゼント、よ、よかったら、受け取ってくださいっ!」

提督「……部下と個人的な物品のやり取りはしない。帰りたまえ」

羽黒「……そ、そうですか……」シュン


最後に……。


如月「司令官、もうクリスマスですって! 本当に如月も驚いちゃう。今夜は二人で、お祝いしましょ♪」

提督「……年末年始も関係ないし、部下と個人的な交流はしない。出て行きたまえ」

如月「……えっ……ふぅーん……如月は、いつでも大丈夫なのですけれど……」シュン


翌日の海軍軍令部。


大淀「……という感じなんです」

元帥「うーん、いかん、いかんぞ! 部下と馴れ合うのは論外だが、これでは信頼関係が生まれない。

それは、もっといかん! 今は上手く回っても、状況が厳しくなれば、組織が一気に崩壊しかねん」

大淀「提督は軍人気質で、とても真面目なのは分かるのですが……」

元帥「四角四面というか、融通が利かないというか……。人の上に立つには、もう少し丸くなってもらわんと……」

大淀「もともとガードの硬い方ですが、艦娘には特に壁を作っているように思えます」

元帥「女性になれてないから、扱いがわからんのかもな。こういう時は、一回、『経験』してしまうに限る」

大淀「……」

元帥「大淀君、頼まれてくれないか?」

大淀「はい。お任せください」ニコッ


その後……。

ここは鎮守府のゲストルーム。意味深なダブルベッドがある。


提督「こんな所に呼び出して、折り入って話とはなんだ?」

大淀「提督、部下とのけじめをつけるのは良いと存じますが、それも限度があります。

もう少し打ち解けてもよろしいのではないでしょうか?」

提督「そんな他愛もない話をするために呼び出したのか」


無表情のままの提督。


提督「軍は計算で動く。そこに感情の入る余地はない。部下との交流など意味が無いばかりか、

規律が緩むキッカケにしかならん。それにだ」

大淀「……」

提督「艦娘との情に溺れて破滅する提督を何人も見てきた。私は決してお前たちに心を許すつもりはない」

大淀「お言葉ですが、提督は余裕が無いように思えます。そのような姿は、部下の不安しか生みませんよ。

まるで世間知らずの箱入り娘のようですから。この人に命を預けていいのか心配になります」

提督「……なんだと?」

大淀「提督は男性の部下より、艦娘に特に冷たいように思われます」

大淀「提督は……女性経験が有るのですか?」

提督「無い」キッパリ


堂々と童貞宣言する提督。


提督「兵道に色恋は不要。無駄でしかない。そういう話なら帰らせてもらう」

大淀(これは童貞をこじらせてますね……間違いない……)

大淀「待ってください!」

提督「待たん」


大淀が提督の手を取る。


大淀「小娘に子供みたいと言われて、逃げるのですか! そんなに艦娘が怖いのですか!

一回、経験してみればいいじゃないですか!」

提督「!」

大淀「なんでこの部屋に呼んだのか……提督なら分かっているはずです……」

提督「くっ……どうすればいいんだ……」

大淀「……裸になってベッドに寝てください……」


渋々服を脱ぐ提督。


提督「……これでいいのか……」

大淀「……恥ずかしいから目をつぶっていて下さい……///」

提督「……こうか……」

大淀「……ええ……///」


目をつぶると、突然、パシャ、というシャッター音。


提督「なんだ! おおよ……ど……」


なぜか目の前にスマホを持った元帥。


元帥「提督ちゃーーん。盛り上がってるとこ悪いのう」ニタニタ

提督「元帥閣下……なぜここに……?」

元帥「真面目すぎる君を、ちょっと柔らかくしようと思っての」

提督「柔らかく……?」

元帥「一回、『経験』してみんか? ワシとな!」ニマァ

提督「大淀は……?」

元帥「彼女にそんなこと、させるわけないじゃろ! ワシも海軍の端くれ、艦娘を愛しておるからな」

提督「」

元帥「もし断ったら、この裸でアホ面の写真を君のご実家に送るかもしれん。軍人の名門のな」

提督「」



提督が逃げようとすると、ドアが開いた。


ビリー提督「コンバンワー! 兄上です!」

提督「たっ助けてくれ!」

元帥「ホッホwwww 彼はワシが呼んだ仲間じゃよ」

ビリー提督「いやぁ、スイマセーン」ガシッ


ビリー提督がヘッドロックで提督の動きを止める。

それを見た元帥が、服を脱ぎ始めた。筋肉質でガッチリ熊体型。体毛が濃く、うっすら脂肪が乗ったジューシーな体。

レザーのブーメランパンツが黒く光る。


提督「ひっ……」

元帥「なに、心配いらん。天井の染みでも数えていれば、すぐじゃて」

ビリー提督「イザァ……♂」

元帥「ようこそ……『男の世界』へ……」

提督「あっ……あっ……ああああああああ!!!♥」


その後……。

鎮守府に視察にきた元帥。


元帥「大淀君……柔らかくなったのはいいんじゃが……」


ちょうど、提督が射撃訓練中の艦娘に差し入れをしている。


提督「みんな~~お疲れ様~~! クッキーのさしいれよ~~!」クネクネ


わらわら駆逐艦たちが集まって、クッキーをほお張った。


提督「いっぱい焼いたから、そんなにガッツかないの! アプリコットジャムもあるんだからね!」クネクネ

元帥「……ちょっと柔らかくなり過ぎじゃないかね?」

大淀「もともと固かったので、その反動が大きかったみたいですね。でも大丈夫だと思いますよ」ニッコリ


射撃場の双眼鏡をのぞく提督。


提督「摩耶ちゃん、ちょっと調子悪いのかしら? 的に全然当たってないじゃない」

摩耶「うっせ! オカマ野郎は黙ってな!」

提督「ダメよ、摩耶ちゃん。オカマを舐めちゃダメ。ワタシ、軍人の家系だから、

小さいころから鉄砲(意味深)をイジってたのよ? 腰と尻が大事なのよ! 的に当てたかったら……」

摩耶「当てたかったら……」

提督「腰をこう!」クネッ

摩耶「こう?」クネッ

提督「尻をこう!」プリッ

摩耶「こう?」プリッ

提督「射てッ!」

摩耶「!」ドーーン


双眼鏡を覗き込む提督。


提督「当たったわよ♥」

摩耶「へっ……提督……やるじゃねえか」


この提督が後に「オネェ提督」と呼ばれ、目覚しい戦果をあげたことは言うまでもない。

おはりです。
ボツネタの良い供養になりました。
ありしゃした。

久々に投稿 数レス

【まっけんちーず】


~マルハチサンマル~

提督「おはようございます、五月雨さん…、今日も一日、執務頑張りましょう…、はぁ…」

五月雨「提督?!どうしたんですか、そんな元気なさ、あの、提督、この書類の山は?」

提督「年始休み明けということで…やることが、文字通り、見ての通り、山積みです」

五月雨「あっ…、えっと、これは、いつまでに」

提督「今日中です」

五月雨「えっ?」

提督「今日中です」

五月雨「聞き間違え「 今 日 中 で す 」…うわぁ」

提督「適宜休憩をとっていただいて結構ですが、正直、今日は覚悟してください」

五月雨「うっ、は、はい!!」




~ヒトフタマルマル~

五月雨「提督、お昼は?」

提督「とっていただいて結構ですよ」

五月雨「ではなくて!提督の…」

提督「…一食くらい抜いても、死にません」

五月雨「あっ、それなら、うん、お付き合いします」

提督「本当に、自由に休憩に行っていただいても「大丈夫です!はい!」…ありがとうございます」


~ヒトナナマルマル~

五月雨(この報告書、ああもう!江風ってば適当に報告しずぎ!!!)

   (「夜戦でイ級後期型を撃沈できてよかったです」とか、日記じゃないんだから!)

提督「どうです。そっちのほうは?」

五月雨「…妹の戦果報告書がひどいなあって思います」

提督「いえ、そうではなくて。進捗ですね」

五月雨「あっ、は、はい!もうすぐ内容のチェックは終わるので、最終確認お願いします!」

提督「…なんとか、今日中には終わりそう、ですね」

五月雨「本当に、『今日中』ですね」

提督「付き合わせてしまい申し訳ありません」

五月雨「いいんです!私、秘書艦ですし、それに…」
  
   「艦隊設立初期から、ずっとこうやってやってきたじゃないですか!ね?」

提督「…本当に、私は良い娘に出会えましたね」

五月雨「ふぇ?!…え、えへへへ。うん!あと一息です!提督、頑張りましょう!」

提督「はい」



~フタサンサンマル~

五月雨「や、やっと、お、おわ、終わったぁぁああああ…」

提督「はい、これで、ふぅ…大方、片付きましたね」

五月雨「うう、疲れました。お風呂に入って、ゆっくり寝たいです…ね」

提督「戸締りがありますし、ちょっとデスク周りの片付けもしたいので、先にあがって下さい」

五月雨「は、はい。提督、お疲れ様でした。お先に失礼しますね」

提督「はい、本当にお疲れ様でした。……ふぅ」

  (これ以上、付き合わせてはいけませんね。あと少し、自分で片づけましょう)

~中央庁舎・廊下~

????(あれ、こっちだったかしら?それとも、こっち?)

????(Oh my god . Where’s my room?)

五月雨(今日は本当に疲れました。結局、お夕飯も食べてないし…)

   (お腹すいたなあ…)

????(あ、あの娘!!確か、秘書艦だった娘よね?)

????「Hey!!そこの、貴女!!」

五月雨「えっ?あれ?どうしてサラさんがここに?」

サラトガ「Sorry.アイオワとBath roomに行ったは良いのだけど、帰り道がわからなくて…」

五月雨「そのアイオワさんは?」

サラトガ「先にあがって、部屋に戻ってるって言ってたわ」

    「きっと、サラが道がわからないの、うっかり忘れてしまったんだと思います」

五月雨「そうだったんですね。わかりました!海外艦の寮はこっち…」

   クキュルルルルル…

サラトガ「What’s?この音は?」

五月雨「あぅ…」

サラトガ「サミィ?」

五月雨「あ、やっぱりサミィなんですね。じゃなくて、ほんといったい何の音 クキュルルルル… っ!!」

サラトガ「Ah…、その、サミィ、Hungryなの?」

五月雨「…今日一日執務で忙しくて、朝ごはんしか食べてないんです」

サラトガ「それは大変!!」
  
    (こんなに細い娘が食べていないなんて!きっと倒れてしまうわ!!)

    「ねえサミィ、食堂はどっち?」

五月雨「この廊下をまっすぐ行って…」

サラトガ「今すぐ行きましょう!Hurry!!」

五月雨「え?サラさん!あ、ちょっ」


~食堂~

五月雨「あの、サラさん、いったい何を?」

サラトガ「サミィは座ってて?サラが今料理をつくりますから」

五月雨「え、そんな!いいですよ!少しくらい食べなくても大丈夫 クキュルルルル… あぅ…」 

サラトガ「フフッ、でも体は食べたいって。簡単なものだから、ちょっとだけ待ってて下さいね」

五月雨「あ、はい」





サラトガ「できました。Macaroni and cheese です

五月雨「まっけんちーず?…あ、マカロニとチーズ」

サラトガ「That's light. 簡単にできて、お腹もいっぱいになるの。よかったらどうぞ」

五月雨「本当にいいんですか?」

サラトガ「ええ、もちろん」

五月雨「い、いただきます!!」

モキュモキュ…モキュモキュ…

五月雨(味は、うん、やっぱりチーズですね!ちょっと大味ですけど…、おいしい!)

   (量もあって、これはお腹もいっぱいになりますね。うん)

サラトガ(口いっぱいにほおばってる。とってもお腹がすいてたのね)

    (まるでハムスターみたい。フフッ、So cute.)






サラトガ「どうでしたか?本当は、ターキーサラダサンドウィッチでも作れればよかったんですが」

五月雨「いえ!これもおいしいですよ!ありがとうございます!」
   
サラトガ「そう?よかったわ」

五月雨「はい、まさかこの時間に暖かい料理が…食べられ…ふぁあ…」

サラトガ「サミィ?」

五月雨「うう…ん、疲れて…お腹いっぱいで、ちょっと眠く…」

サラトガ「今日は忙しかったって言ってましたものね」

五月雨「…はい。だから…んん」

サラトガ(眠たげな目、必死にこするしぐさ、ちいさくて、かわいらしくって)キュン

五月雨(ここで寝ちゃダメ!でも、とっても、ねむくって…   わぷ!!!さ、サラトガさん?」

サラトガ「眠かったら、寝てもいいんですよ?」ギュッー

五月雨「え、で、でも」

サラトガ「サミィは今日一日、がんばりました。だから、ゆっくり、お休みしても大丈夫」ナデナデ

五月雨(サラトガさんの腕の中、あったかい。それに柔らかくって、いい匂いもして、なんだか毛布みたい………ん…)

サラトガ「……Good night サミィ」



「Hey Sara!Where are you!」

サラトガ「Iowa? I’m Here!」

アイオワ「You! Why are you……Hmm? どうしてこの娘と一緒に?」

サラトガ「誰かさんが私を置いていくから道に迷って、たまたまね」

アイオワ「Oh… Ah...Sorry」

サラトガ「Never mind」クスクス

アイオワ「それにこれって、Cheese? なに?料理でもしたの?」

サラトガ「サミィ、今日ほとんど食事してないらしくって、だから、Macaroni and cheese をね」

アイオワ「それで、お腹いっぱいで寝ちゃったと」

サラトガ「ええ。とってもかわいいわ」ナデナデ

アイオワ「Hmm…」

サラトガ「?」

アイオワ「でも、この娘どうするの?」

サラトガ「え?アイオワは、この娘の部屋は…?」

アイオワ「Destroyer’s dormitoryの場所はわかるけど…、Room numberまでは知らないわ」

サラトガ「Oh my god. どうしましょう?」

アイオワ「とりあえず、My roomに連れていきましょう?この娘小さいし、私たちのベットでも大丈夫よ」

サラトガ「そうね、そうしましょうか」


~翌朝~

白露「ていとくー!!五月雨ここにいない?!」

提督「白露さん?いえ、昨日は日付が変わる前には、五月雨さんにあがっていただきましたが」

白露「えっ?そうなの?じゃあ、いったいどこに…」

提督「部屋に、いなかったんですか?」

白露「同じ部屋の春雨に聞いたら、そもそも部屋に帰ってきてないって」

提督「五月雨さんに限って、無許可でどこか遊びにいくなんて考えられませんし…」

白露「まさか、…誘拐、とか?」

提督「鎮守府内で考えにくいとは思いますが…、、一応その線も含め、まずは捜索ですね」

白露「わかった!とにかく伝えるね!!」

提督「あ、あまりことは大きく!!……言ってしまいましたか」







~アメリカ艦自室~


サラトガ「Hmm…」

アイオワ「Good morning Sara. Here you are」

サラトガ「Coffee ? Thanks.  んーでも、静かで、いい朝……、ちょっと外が騒がしい?」






「サミィがさらわれたんだって!キヨシーが言ってた!」

「そんな!?」

「…それが本当なら、犯人を、すこし、懲らしめてやらないとね」

「ポーラ!五月雨が見つかるまで、今日は飲んじゃダメだからね」

「大丈夫ですザラ姉さま、さすがにそこはわかります。早く見つけてあげないと」

「グラーフたちはもう探してるんですって、私たちも!」







サラトガ「…Oh my god」

アイオワ「…Give me a break」

五月雨「」スピー

終わり ひまを見つけて、アイオワとかコマとか、ドイツ艦もかけたらいいなあって思いました。(小並感)

数レス頂戴します




天龍「……あ」

提督「……」


天龍「おい提督」

提督「……」


天龍「おーい。……寝てんのか、なら起きてくれよ」ペシペシ


提督「……、何」パチ


天龍「時計見ろ時計」


提督「……」

提督「2017年だな」


天龍「おう」


提督「……それで、なんで起こした」


天龍「なんでって明けたからだろが」


提督「何が」


天龍「年がだよ」


提督「……ふむ、それはよかったな。おやすみ」


天龍「おい」


提督「なんなんだ」


天龍「なんなんだじゃねぇよ年が明けちまってんだぞ。なんかもっと他にあるだろ」


提督「寝たり」


天龍「まずは寝ることから離れろ」


提督「喧しいやつだな。眠いわ頭がガンガンするわでどうしようもないんだ、ほっといてくれ」


天龍「変に慣れない酒飲むからだろ。あんたは大人しくクリスマス余りのシャンメリーでも飲んどきゃよかったんだよ」


提督「真っ先に酎ハイ一本で顔真っ赤になるやつにだけは言われたくない」


天龍「うるせぇ酎ハイのアルコール度数舐めてんじゃねーぞ」




天龍「つかもう新年だぜ提督。気付いたらあっという間に零時越えてやがんの、毎年思うけど案外何の感慨もないもんだな」


提督「元日の朝に餅が出て初めて年明けを実感するタイプだからよく分からん」


天龍「じゃあ餅出なかったら年終わらねぇのかよあんたは」


提督「今まで出てきたからなんとか年を越せてきたんだ……そんなかんじだ」


天龍「あー分かった、酔っぱらいのボキャブラリーなんてそんなもんだよな」


提督「もう大分抜けたはずだ」ゴシ


天龍「どうだろな。茶飲むか? 冷めちまってるけど」トポポ


提督「何も無いよりは嬉しい、すまんなありがとう」ズゥ


天龍「そりゃよかったぜ」




天龍「ところでこの惨状見てくれよ提督。居間が嵐の後だ、鬼の宴会行列が素通りでもしちまったのかなこれ」


提督「正月太りとはよく言うが、米菓食い荒らして酒瓶転がせばそりゃ5キロは簡単に太れるだろうな」


天龍「なんで大晦日に食う珍味シリーズってあんなに美味いんだろな」


提督「お前いかくん一袋は食ったんじゃないのかこれ」パサ


天龍「ぎゃははこりゃ後で食いすぎた自分に後悔するパターンだな!」

天龍「……はぁー」ズーン


提督「ばか○けも壊滅してるぞ。カロリー計算気をつけておけ」


天龍「それはあんたも食ってたろ」


提督「挙句の果てに今日から一月か、どうせ朝飯に磯辺焼きとか雑煮とか食いたがっちゃうんだろうなおれたちは」


天龍「摂取カロリーがマッハでやべぇよどうしよう提督」


提督「そうだなランニングでも行ってきたらどうだ。ひと月ぐらいちゃんと頑張れば摂取カロリー分は消費できるだろう」


天龍「なんだって痩せるのは太るより辛いんだろ」


提督「苦労せずに太ったぶんのシワ寄せだからな」


天龍「おうそんなこと言ってたらちょうどテレビでシャイプアップ系アイテムのCMが挟まったぜ。これは買いだよな提督?」


提督「太るだけ太っといて痩せる為に金使うってとんでもなく馬鹿らしくないか」


天龍「いいだろ新年だし。景気の為にもパーッと使おうぜ」


提督「その提案は大晦日にするべきだったな。気分的にそっちのが使えるもんだ」


天龍「どうせ大晦日は大晦日で新年を文句に逃げるつもりだったんだろ?」


提督「よく分かってるな」


天龍「……」

提督「……」



天龍「わんだーこあーっ!」


提督「やかましい」




提督「天龍」


天龍「ん」


提督「お前さんは寝ないのか」


天龍「まだ寝る気はねぇけど」


提督「日の出見れなくても知らんからな」


天龍「うるせぇオレは絶対寝ないからな。オレには年始直後の深夜にやるシネマ観る仕事が残ってんだ」


提督「そんなモン録画だけにしておけ、徹夜してまで観る価値ないシリーズだろうに」


天龍「分かんねぇかな、この深夜のテンションで観るからこそ荒唐無稽なB級モノが世界水準なA級になるんだぜ」


提督「お前は自分を騙してまで映画観たいのか」


天龍「さーて今年はどんなラインナップだろなぁ、去年は割と豊作だったんだよな」ポチポチ


提督「お前もしかして今までずっと起きてたのか」


天龍「おう、オレ以外全員寝たぜ。あんたを含めてな」


提督「お前もしかして朝までずっと起きてるつもりか」


天龍「おうよ、そうすりゃ日の出が間違いなく見れっからな!」

天龍「我ながら世界水準のその先を往く作戦だと自負してるから褒めてくれてもいいんだぜ?」サムズアップ


提督「馬鹿言え。毎年毎年そんなこと言って結局寝ちゃって起きれなくて泣きを見るのは誰だ」


天龍「あぁん? 誰の話だよそりゃ、そんなヤツがいるなら今年はちゃんと起こしてやりゃいいじゃんかよ」スットボケ


提督「その約束も毎年毎年してるのに起こしにいっても全然布団から出ないのは誰だ」


天龍「いや誰だろうなさっぱり検討つかねぇよ、ほんとにここの住人かそれ?」スットボケ


提督「……いいかよく聞け。約束ってのはお互いが果たそうとするから成立するんだ。一方的な努力じゃ成立せんのだ」

提督「おれが起きろと声張り上げてもお前が布団を手から離さなきゃなにも……」ピタ


天龍「どうしたよ?」


提督「……もう文句がなにも出てこん、またあたまいたくなってきた」ゴロン


天龍「そっか」ケラケラ




天龍「なぁ提督さま、重ねて聞いちゃって悪いけど初詣とかの予定は決まってるのかよ?」


提督「……さぁ」


天龍「おいおいしっかりしろよな、そういう行事は大黒柱がちゃっちゃと決めてくれねぇと」


提督「おれはまだ16年を生きてる、来年のことなんて考える気がない考えたくもない」

提督「17年が来た、そうか、ところでそれが何になるんだ、何もめでたくない。年が進んだだけだ、数字が変わっただけだろう」


天龍「なんつーか無気力だなあんた」


提督「無気力にもなるだろう……起きたらまずこの戦場跡を掃除、次にお前たちを叩き起こさなきゃならんのだと考えたら」


天龍「あんたはなんだかんだでいつも忙そうだな。内容自体はおっそろしいぐらい平和だけどよ」


提督「平和なモンか、何せお前たちはまるで起きようとしないからな。起こせ起こせと懇願してくるわりに全然起きないからな」

提督「で起こせなかったら文句言われるのはおれときた。状況証拠なんて見るまでもなくおれの責任になるだろう」

提督「……なんだそれは理不尽にも程があるだろうが。そんな調子の年初めでどう新年を歓迎しろというんだ」


天龍「ぎゃはは! 残念だったな、あんたがどうこう言おうと日は昇っちまうんだよ」

天龍「でもオレたちの晴れ着とか見たくねぇの? 正月とか特有のレアものだぜ?」


提督「……それ追加だ、年明けの条件に」


天龍「あはは子煩悩なこって! おっそうだ、あんただけ新年早々109回目叩いてきたらどうだ?」ケラケラ


提督「……うるさいなとりあえず早く寝ろ、けっきょくその初詣の為の晴れ着の着付にも時間掛けるんだから」

提督「何なら絞め落としてでも寝床に転がってもらうぞ、気絶なら蘇生すればすぐ起きるし」ガシ


天龍「ぎぇえやめてくれオレにはシネマがぁああっ」バタバタ


提督「暴れるんじゃない違うところまで絞まるぞ」キュッ


天龍「うぁこれマジのやつだ分かった分かったよもうっ! 寝るってば! 寝るから放してくれよっ!」ギブギブ




提督「」ゴソゴソ


天龍「……なんだ、今からもう片付けちまうのか」


提督「……起きてこのあり様じゃ寝覚めが悪い。今やれることは今やることにした」ガサガサ


天龍「ふーん。おうそうだ、ミス世界水準ブレイカーのオレさまが手伝ってやってもいいぜ?」


提督「随分調子良さそうだな、……それが起きてるための口実のつもりならどうなるかは勿論承知のうえだろうが」グシャァ


天龍「……ちぇっ、じゃあ大人しく寝てきてやるよ感謝しろよな」ヨッコイセ


提督「ああ行け」ポイッ


天龍「おっす」テク


提督「いや待て」


天龍「……なんだよ行けっつったり待てっつったり」ピタ


提督「ちょっと来い」


天龍「今度は来いかよなんだってんだおい」トテトテ


提督「襟はだけてるから寝るときにはしゃんとしろ、新年早々風邪ひくぞ」パッパッ


天龍「おぅ悪り……いや待て、あんたがさっき絞めようとしたからこうなったんじゃ……」


提督「この分だと日の出までは四時間弱……おれもあともう一時間程度なら寝れそうだな」ブツブツ


天龍「このやろ棚上げしやがったな……まぁいいやもう」


提督「おやすみ天龍」


天龍「あぁ、それじゃな」テクテク




天龍「……おっと、そうだ」ピタ

天龍「なー、言い忘れねぇうちに一応言っておくぜ」


提督「?」




天龍「今年もよろしくな、提督っ!」ニコ


提督「……、ああ。こちらこそだ」

ここまで。……何、もう正月も年始休みもとっくに終わってるって? バカなっ(絶望)

数レス借ります

一様タイトルは

提督「喫煙所が欲しい2」
冒頭と一銘柄書き込んでみます

提督「いつも悪いな」

店主「提督が吸ってるヤツ中々売ってる所少ないからな、仕方ない」

店主「コンビニでも売ってる所はあるが、鎮守府からだと自転車でも行きで30分ぐらいか?そう抜け出して買いに行く訳には行くまい」

提督「店主の店で取り扱ってくれてて有難いよ」

店主「にしても、ここは眺めがいいな、提督にタバコを届けるついでに、眺めながら吸う一本は格別だね」

霧島「提督~」

提督「おう霧島」

霧島「ここでしたか‥って店主さん?」

霧島「ここは軍事施設なんで一般の方の立ち入りは制限されているんですけど?」

店主「そう固いこと言わないでよ霧島さん、顔見知りのお得意様ですから」

霧島「鎮守府から一番近いお店ですからね、酒保では中々売ってない商品を取り扱ってくれるのと、24時間あいてるのは感謝してます」

霧島「提督か吸ってるから、私も一服」

提督「霧島はピース・アロマか」

霧島「ええ香りが良いのと、祈りも込めて」

ピース・アロマ 500円 (タールとニコチン忘れた)
香りがいいピースのちょい高級品、霧島が吸ってるのが似合ってそうなんで決めました

店主「霧島さん!火付けるの待った!」

店主「せっかくだからこっちを吸わせてあげる」スッ

店主「ザ・ピースだ」

霧島「金属製のケース?」パカ

霧島「あ、あのこれ‥」

店主「思いっきり剥がしちゃっていいよ~」

ザ・ピース 1000円 タール10mニコチン1.0m
ピースの高級品、香りがいいのと雑味が無さが売り







霧島「いつも吸ってるのより雑味が無いですね」

提督「俺も一本頂こう」

店主「どお?こっちに乗り換える気無い?」

霧島「倍の値段なんで‥控えさせて頂きます」

店主「それは残念」

店主「月一ぐらいの贅沢で購入して頂けると有り難いけどね~」

霧島「あ!提督、大淀が探してましたよ?」

提督「しまった!執務室に戻るか」

店主「では自分も店に帰りますか」

霧島「にしても、店主さんどうやって鎮守府に入ったんですか?門番の艦娘が居るばすなんですけど?」

店主「門番さんに、お土産渡してね、すんなり通してくれたよ~」

霧島「うちの鎮守府ガバガバだな・・・」

もう一銘柄

暁「提督ここに居た!」

提督「なんだ?暁」

暁「提督なら教えてくれると思う」

暁「レディーに相応しいタバコ教えなさいよ!」

青葉 「 何か面白い事発見!」

提督「え~と言ってもな・・」.
タバコはそこそこは詳しいが暁に相応しいと
なると、ここは店主さんに・・チラ

提督「店主さん、なんかいいの無いか?」

店主「俺に振るか!」
とは言うものの暁さんはどう見ても子供にしか
見えないんだよな・・
個人的には吸って欲しく無いんだが、下手なの
勧めると、自分に合うタバコを探して吸いまく
る事になりかねんな

店主「無い訳じゃ無いが‥今手元に無くてな、一週間程時間をくれないか?」

店主「そしたらレディーに相応しいタバコを用意出来る」

暁「約束よ!」

店主「約束しよう、証人は青葉さんだ」

青葉「私ですか?」

店主「この事を鎮守府中に広めていいよ」

青葉「これは面白い事になりました!」

暁「じゃあ約束したからね、」トテトテ

提督「然しあるのか?暁に相応しいタバコ」

店主「あるにはあるがあの子にはまだ吸って欲しくは無いな、提督と青葉さん!後数人に協力してもらって吸わせないようにしよう」

店主「作戦はこうだ‥ゴニョゴニョ」

提督「なるほど」

青葉「青葉も協力させて頂きます」

約束の一週間後の前日

提督「長門、陸奥!」

長門「このビックセブンに用か?」

陸奥「あら提督」

提督「フタヒトマルマルに店主の店に来てもらえないか?鎮守府内では話せない用がある」

長門「鎮守府内でもか?」

提督「店に行く事は話しても構わないが、内容については箝口令をしく」

提督「後何人か話さないといけないからこれで」

陸奥「長門‥これって‥」

長門「大規模作戦か?」

フタヒトマルマル店主の店

陸奥「店主の店って二階がイートインコーナーになってるのよね~」

長門「うちの呑兵衛どもの二次会の場所にもなってるがな‥」

川内、筑摩「いらっしゃいませ~」

陸奥「鎮守府が静かだなって思っていたら、ここでアルバイト?」

川内「提督にはちゃんと許可はもらっているよ」

川内「でも今日は上の階は掃除するとかで利用出来ない事になってるけど、長門達が来たら上に通せって提督が、他に大和さんや赤城さんも来てるよ」

長門「うちの主力が集まっているのか‥これは大規模作戦の前触れか?」



店主「長門さん陸奥さん来てくれてありがとう」

長門「提督と大淀は分かるとして、大和と武蔵、赤城、加賀、金剛に霧島‥主力が集まっているな」

長門「だか何故青葉と憲兵さんも居るんだ?」

店主「それについては自分から話す」

店主「最近暁がレディーに相応しいタバコを店主が用意してくれるって話は聞いてるか?」

憲兵「聞いています、自分としては吸って欲しくは無いですが‥」

武蔵「自分も聞いた、清霜もタバコ吸いたいって言い出した」

店主「清霜さんもか‥ついでだ清霜さんもこの計画に巻き込もう!暁さんにタバコを吸わせない作戦に」

長門「大規模作戦では無かったのか、だか暁にタバコを吸わせないって考えに、このビックセブン協力しよう」

金剛「私も協力スルネー」

霧島「姉様が協力するなら私も」

赤城「暁も清霜もタバコ吸うって感じしないものね~」

加賀「ここは大人としてタバコを吸う事を辞めさせましょう」


提督「所て何用意したんだ?暁に相応しいタバコを?」

店主「ああ‥[こいつ]を用意した、これなら暁さんが言うレディーに相応しい物だ」

提督「[これは]‥確かに[これ]なら暁が言うレディーに相応しいタバコだ」

霧島「提督このタバコ知っているんですか?」

提督「知ってるも何も[これ]なら文句も言いようが無い極上品だ、値段も結構する」

提督「だが暁には早く無いか?」

店主「吸わせたく無いって話なら、クソ不味いタバコを渡すさ、だか彼女(暁)は淑女に相応しいタバコをって言った、下手なタバコを渡せば、これは自分には相応しく無いって事で自分に合うタバコを探して吸い始めるだろ?」

店主「それが周りにどんどん広がって結果、鎮守府の艦娘全員吸うって話になる可能性だってある」

店主「中にはタバコを吸う姿が想像出来ない子も居るだろ、特に駆逐艦」

大和「確かに‥タバコは吸ってはいますが‥駆逐艦にはあまり吸って欲しくは無いですね‥」

店主「いずれは吸い始めるとは思うが、今はタバコを吸うのは早いと思わせればいいかな?と思ってる」

店主「それで作戦はこうだ!ゴニョゴニョゴニョ」

大淀「この作戦なら上手く行きそうな感じしますね」



店主「この作戦には赤城さん加賀さんの演技力もかかってる頑張って欲しい」

赤城「上手く行くかしら~」

加賀「少し自信がありません‥」

店主「ふたりにはやる気を持たせる為にこれを用意してあるだから、折角だから食べよう、全員と後下のふたりにもね」

青葉「この計画に加担したとは言え、おこぼれにありつけるとは思いもしませんでした」

赤城「一航戦の誇りにかけてこの作戦成功させてみせます」

加賀「流石に気分が高翌揚します」

川内、筑摩「店主さんありがとう~」大声

そして約束の日

店主「にしても随分集まったな‥」

提督「いや今回はこの日の為に全員休みにしたからな、大淀が頑張ってくれたよ」

大淀「調整が大変でした、にしても全員居るのは驚きました、青葉が面白半分に記事にしてましたからね、興味半分冷やかし半分って所でしょうか?」

暁「店主さん!約束の日よ用意は出来たのかしら?」

店主「ああしっかり用意した、淑女(レディー)に相応しいタバコだ」スッ

霧島「このタバコって・・・」

暁「霧島さん知ってるの?」

霧島「知ってるも何も・・確かにレディーに相応しいタバコです」

店主「お!流石艦隊の頭脳と言われてる霧島さん、博識だね~」

霧島「まさかコイーバを用意するとは・・・」

店主「ああ・・コイーバクラブだ」

コイーバクラブ 20本入り3320円 10本入り1680円
キューバ産葉巻のトップメーカー、プレジデントサイズの葉巻一本2000円クラスがザラ、高いのだと一本4000円もする、コイーバクラブはシガリロ(細く短い葉巻)です

霧島「キューバ産タバコの高級品メーカーです」

暁「た・・高いの?」

霧島「高いですよ、葉巻一本2000円以上がザラですから」

暁「ウワワワ」

店主「その中でも手軽に吸えるジガリロって種類になるけどね、ジガリロって言うのは細く短くした葉巻だ、初めて吸うならこれくらいからのがいいかな?」

暁「あ・あのお値段はどれくらいするの?」

店主「20本入りで3320円だったかな?まぁ普通かな?」

暁「ふ・普通じゃ無いわよ!なんでそんなに高いのよ!」

店主「いや極々普通の値段なんだけどな‥」

アカツキガタオレタ!ナニ!

店主「淑女(レディー)に相応しいと思って用意したんだが・・・気に入らなかった?」

暁「そ・そんな訳無いわ!流石は店主さんと思っていた所よ!お値段聞いて驚いただけ、レディーの為に高級品を用意してくれたんだから!」

店主「それじゃ咥えて・・火付けるよ」

マッチを取り出す

暁「何故?マッチを取り出すの?いつもはライターとか使っているじゃ無い?」

店主「タバコの香りがダメになるからね、葉巻に火を付けるならマッチかガスライターがベストだ、オイルライターなんかで火付けるなんてカッコ付けの馬鹿のやる事だ!タバコを何だと思っていやがる!」

店主「オイルライターは火を付ける為の道具
マッチやガスライターはタバコに火を付ける為の道具だ」

店主「タバコ農家や職人さんに感謝を込めてタバコを味わって欲しい」

暁「こ・・高級品だもんね!火を付ける道具もちゃんと選ばないとレディーとして失格よね」

店主「そう言えば清霜さん、武蔵さんから聞いたけど、清霜さんも吸ってみたいって言ってたよね?折角だから一緒に吸おう」

清霜「いいんですか?そんな高級品を」

武蔵「戦艦を目指しているんだろ?折角だ何事も経験だ!戦艦に近づく一歩の為にな!」

清霜「はい!」

店主「それじゃ火付けるぞ」

暁&清霜 ドキドキ

マッチ シュ ボォォォ

暁&清霜 スー

暁&清霜 ゲホゲホゲホゲホ

暁「喉かイガイガするー」

清霜「喉が激辛料理を食べたみたいな感じです」

店主「まだタバコを吸うのは早かったか」

提督「身体がまだタバコを吸うのはダメだって拒絶反応だな」暁のをヒョイ

武蔵「戦艦への道は厳しいぞ」
清霜のをヒョイ

憲兵「これに懲りてタバコを吸わない事を勧めます」

店主「まぁそれが分かっただけでも良かったかな?」

提督「暁の吸ったやつは勿体無いから俺が吸う」

武蔵「清霜のやつはこの武蔵が貰うぞ?」

店主「こうなる事は予想してたけどね、それだと嫌な経験しただけになっちまうからな、しっかりお土産用意してあるよ・・・老舗虎屋のどら焼きだ」

店主「いつも店利用してもらっているからね、還元って事で全員分用意した」

ウオオオオオ!

提督「海外艦為にケーキも用意してあるぞ、それといつも頑張ってくれてる潜水艦達にはどら焼き2個だ」

店主「提督と俺からの細やかなプレゼントって所か?」

提督「食堂に用意してあるから食べて来い、後喫煙者はここに用意してるからな、お茶も準備してある」

赤城「聞きましたか?加賀さん?」

加賀「聞きました赤城さん」

赤城「老舗虎屋のどら焼きですよ?」

加賀「間宮の甘味は絶品ですが虎屋のどら焼きはまた違うんでしょうね」

赤城「食堂のやつは全部食べちゃっていいって事ですよね?早い者勝ちって事で」

加賀「ここは譲れません」

赤城「一航戦の誇りにかけて」

加賀「気分が高翌揚します」

大和「何処に行こうとしているんです?」

赤城&加賀「もちろん食堂です!」

武蔵「ヤバい!大和ふたりを取り押さえろ!」

加賀「大和さん離して下さい!」

赤城「武蔵さん!私のお腹がどら焼きを求めているんです!」

大和「私が力負けしてる!」

武蔵「なんて力だ!長門!陸奥!手伝ってくれ」

長門「ビックセブンの力なめるな!」

陸奥「行かせないわよ」

赤城&加賀「ウオォオオオオオ!」

長門「戦艦4人がかりでも止まらないだと?」

陸奥「流石に危ないかも」

金剛「ヘイ霧島!加勢するネ」

霧島「取り押さえてみせます!」

赤城&加賀「離せ~!」

金剛「食べ物がかかった時の一航戦のパワーを見くびってました」

霧島「タバコを吸わない人は急いで食堂に行って確保して下さい!いつまで抑える事が出来るか分かりません!」

大和「一航戦に全部食べられちゃいますよ!」

ソノフタリトリオサエテオイテ!ハヤクイクデチ!
ゼンブクワレルッポイ!!
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨!

店主「おお~~みんな早い早い」

提督「凄いな鎮守府一早い島風が抜かれているぞ!」

大淀「プ・・上手く行きましたね」

残った艦娘????

武蔵「ここまで上手く行くとは思わなかった」

憲兵「協力したかいがありました」

赤城「私迫真の演技だったでしょ?」

加賀「上手く騙せました!」

球磨「全て嘘だったクマ?」

店主「いやタバコは本物だ、どら焼きもケーキも本当、、暁&清霜がああなるのは確定していたんだ」

艦娘?????

店主「だって葉巻の吸い方教えて無いもん、初心者がああなるのは寧ろ必然なんだよ」

妙高「にしてもチョット酷く無いか?」

提督「確かに酷いとは思っている、だかあれでタバコを吸いたいって思っている人を思い止まらせるなら、今回の事は大成功だと思う」

龍田「天龍ちゃんの顔が引きっつていたわ」

店主「葉巻は吸うものじゃなく吹かす物だからな、普通のフィルター付きのタバコのみたいな感覚で吸うと、暁&清霜みたいなる」

店主「それでも葉巻はキツイからな軽いタバコ吸ってる人にもお勧め出来ん」

店主「折角の高級品だ吸いたい人だけでコイーバを吸おう」

店主「にしても迫真の演技だったね」

加賀「ええ浪花屋のたい焼きを頂いたんですから」

赤城「加賀と計40匹!セリフを取る訳じゃ無いですか
気分が高翌揚します」

艦娘達 なるほど!買収されていたのか!されてなかったら今頃食堂爆撃されていたな!

結構荒いですがこんな所で

文章のリハビリに、数レスお借りします。
とあるアーティストの曲からインスパイアされたものです。

戦争が終わって、5年が過ぎていた。

俺は軍を辞め、今はしがないサラリーマンだ。
あの頃は提督や司令なんて呼ばれていたが、今俺をそう呼ぶ者など、もう誰もいない。

自分の元にいた艦娘達とは、着任当初は必要以上に仲良くするつもりは無かった。
結局戦争が終わる頃には、予想以上に仲良くなってはしまったのだが。一つだけ、俺が頑なに守り通した事がある。

それは自分の本名は決して教えず、また、艦娘達の本名も訊かない事だ。

戦場にいた事が、出来るだけその後の心に、影を落とす事がないように。
彼女達の記憶をより強固にしてしまう固有名詞を、持たせないように。
それはせめて、少しでもそう言った形の情が移らないようにする為の対策だった。

互いに察するものがあったのであろう、退役した者の大半は、最後も互いの本名を教え合う事は無かった。
ただ一人だけ、最後までしつこく本名を訊いて来た者がいたが。

あの子は…今頃は、20歳ぐらいか。

当時の事はよく覚えている。
着任当初から、上官の俺をクソ提督呼ばわりだ。最初はこめかみをぐりぐりやる程怒ったし、可愛げのないクソガキだと思ったものだ。

あの子は俺の艦隊が形成される過程の、初期の方のメンバーだった。
後のメンバーが増える時はどうなるものかと思ったが、意外にしっかりとリーダーシップを取ってくれた時は、素直に見直した。

クソ提督呼ばわりは終戦まで変わらなかったが。
作戦の成功や何か良い事があった時、嬉しそうにそう呼ぶ顔は、年相応に随分可愛らしいものだった。
思えば一番秘書艦を任せたのも彼女だったし、喧嘩は多かったが、まさに側近と呼べる存在だったな。

だが、それも今や昔。
今は皆、俺も含めそれぞれの平和を生きている。失ったものは、多かったが。
あの頃の戦争の名残は、俺の場合は顔に付いた大きな傷。
そして何より…一人一人、途中で戦死した艦娘たちの、最期を看取った時の記憶か。

今でもたまに、夢を見る。
あの子達一人一人が、誰も最期に俺へ恨み言をぶつけなかった事を。
俺へ向けた言葉は、「ありがとう」や「ごめんなさい」。中には、笑って逝ってしまった子もいた。

「戦争は、所詮戦争だ。一切の敗北や犠牲無しで勝つ事は出来ない。」と、その度上官は俺に語り。
その度あの子は、「あんたが折れたら誰が仇取るのよ!」と俺のケツを叩いた。

一番泣きたかったのは、きっとあの子だったろうに。
一番俺を責めたかったのも、あの子だったろうに。

そんな日々の最後、退役の時。
何故かあの子は、泣き笑いで俺に手を振ったっけな。
それでも俺は、頑なに名を教えたりはしなかったが。

現在の俺はと言うと、3ヶ月ほど前に、人事異動でとある街に引っ越した。
支社でそれなりのポストを任される事となり、慌ただしい日々だ。
昔の事など、その間は忘れたフリを出来る程度には。

しかし土日が来るたび、暇な休日が訪れるたび。
朝からあの頃の事を夢に見ては、カーテンを開けるのが億劫になる。
あの子達を守れなかった俺が、こうして陽の当たる休日を迎える事。それ自体、決して素直に享受出来るものでは無いのだから。
だが…ああ、食う物が、買わないと無い。出掛けないとな。

馴染みのコートとイヤフォンを身に付けて、俺は買い物ついでに、何となく散歩へと出掛けた。
この街にはまだ、会社の人間以外誰も知り合いはいない。
誘う相手もいないが、今の俺にはそれが一番気楽だった。

故郷で再就職をしたせいか、その頃は時々、近所で噂もされた。

顔に傷持つ退役軍人だ、幼少を知る近所の者は、随分好き勝手を言ってくれた。
俺や軍を悪く言われるのはまだ我慢出来たが、あの子たちを悪く言われる事。それに対してだけは、血を吐くような怒りを覚えた。
実際に老女連中に突っ掛かり、両親にまで迷惑を掛けてしまった事もある。

だから異動と昇進の話が出た時は、即決で受けた。
心のどこかで、疲れてしまっていたのだ。周りに心配や悪意を向けられる事に。
一人知らない街で生きれば、きっと一人であの頃に向き合える。
そうして借りたマンションには、今も必要最低限以外の家具は、増えないままだった。


慣れ始めた海に近い景色を歩けば、踏切に当たる。
ここを越えれは、デパートやスーパーのあるメインストリートだ。
丁度電車が通過する所らしい、遮断機の音が響いていた。

“飛び込めよ”

不意に聞こえた自分の声に、首を振る。踏み出しそうな脚を必死に堪える。
イヤフォンから流れていたのは、とあるバラード。
いつか観たその曲のMVに映っていた踏切と、目の前の踏切が交錯する。

時々起こる、押し問答。
踏切や屋上、日常に於ける死に近い場所にいる時、不意にあの子たちが呼んでいるような幻覚を覚える。

「こっちへ来い。」「お前だけ生き残るつもりか。」
「もっと生きたかった。」「呪ってやる。」

「あんたがあの子たちの代わりに死ねばよかったのよ、このクソ提督。」

悲しみが、自責の念が、こうした時に激流の様に湧き出しては。
幻として、あの子たちの形を取って俺の前に現れる。
俺の手を、そちら側へ引こうとする。

長い時間の様に感じられていたその世界は、一瞬の事だったらしい。
気付けば電車は通り過ぎ、遮断機が上がり始める所。
そうだ、向こう側には人がいる。汗だくになってしまったな、変な様子は見せないようにしないと。

そうして、顔を上げた時。

「曙…。」

随分女らしくなっていたが、見紛う筈もなかった。
すれ違おうとしていたのは、かつて曙と言う名で、俺と共に戦っていた少女。

だが俺は、いつもと同じように足を進める事とした。

今は戦場での名を捨てた、互いにとっての名も無き人だ。
綺麗になったな…きっと、今は幸せに生きているはずだ。そこに声を掛けた所で、辛い記憶以外、何を与えてやれると言うのだ。

再会と呼ぶには、あまりに瑣末。
こうしてすれ違い、そのまま名も無き人として日々へ帰るのだ。
それがきっと、互いの為になる。

目も合わせずすれ違い、交差して。
束の間の再会も終わり、俺は街へと向かった。


「こっち見なさい!このクソ提督!」


だが聞こえたのは、変わらない怒鳴り声だ。

振り返ると、相変わらずの怒り顔。
下ろされた青紫の髪も、伸びた背もあの頃とは違っていたが。
そこだけは変わらないあの子が、俺の元へ走って来ていた。

そして、思いっきりブン殴られた。

「何で無視すんのよ!その顔の傷、人違いなんて言わせないわよ!」
「あ、あー…他人の空似かと思ってな…。」
「嘘つけ!どうせ名乗る訳にはいかないとか思ったんでしょ!バカ!自過剰!クソ野郎!
あんたの事なんてお見通しなんだから!」
「はは…敵わんな、お前には。でも綺麗になったな、俺も三十路になる訳だ。」
「………バカ。」

殴られた勢いで片方吹っ飛んだイヤフォンだが、相変わらず音楽は流れていた。
面白い偶然もあるものだと、その時流れていたフレーズを後で思い返して感じたものだ。

「ねえ、何でこの街にいるのよ?」
「今の仕事の異動でな。お前は?」
「大学がこっちなの。」
「そうか…学校は楽しいか?」
「うん、今は毎日楽しいわ。やりたい事も出来たの。」

なら良かったと、立ち去ろうとした時だ。
あの子がぎゅっと、俺の手を掴んだのは。

「名前。」
「名前?」
「名前、教えてよ。連絡先も。もう提督じゃないんでしょ?
もう曙じゃないから、私から言うわ。私の本当の名前は……」

そうして互いの名を知った時。
少しだけ、生き残った今を許せたような気がした。

「またね、“ ”。」

そう笑い、あの子は踏切の向こうへ歩いていく。
そのまま手を振ったにも関わらず、俺はまた、その背中に声を掛けていた。

「またな!“ ”!」

振り返ったあの子は、可愛らしく笑った。

ああ、口に出してみれば、良い名前じゃないか。
だが、またななんて言ったって、きっとこれっきり。

自責の念をあの子たちの幻に変えていたのは、きっと俺自身だった。
それは寧ろ反省ではなく、あの子たちの魂への冒涜だ。

この街のどこかで、あの子は笑って生きている。
あの頃の何もかもを抱えて、それでも日々を過ごして。先を見て。

俺も少しだけ、笑えるよう頑張ってみるか。
そう思うだけで随分、背中が軽くなったような気がした。

きっともう、会う事は無いのだろうけど。連絡は、しないつもりだ。
さて、買い物に行かないとな….ん?携帯か…誰だ…

『あんた、今度の週末ヒマ?』

これが後に妻となる女との再会だったのだが。
それはまた、別のお話。



ビスマルク「グラーフ! 果実酒を漬ける準備ができたわよ!」

グラーフ「おのれマックス! ビスマルクに果実酒を教えるなどと……!」

ビスマルク「あの子を責めることはできないわよ、マックスはああ見えて一番日本文化に染まってるから」

提督「果実酒といえば梅雨の時期の梅酒だが、この季節だと蜜柑等の柑橘類や林檎で漬けるのもおすすめだ」

ビスマルク「アトミラール」

提督「だがブドウだけは絶対に使うなよ、お巡りさんがガチでやってくるぞ! 後20度以下の酒も使ってはならない!」

ビスマルク「うっかりブドウで漬けようとしてろーちゃんに止められたのもいい思い出よね!」

提督「そこだけ避ければ果実酒は敷居も低いからな、手軽にできる趣味としておすすめだ」

グラーフ「私は今度はコーヒーで漬けようと思っている。産地の酒ということでラムやカサッシャを使ってみるのもいいな」

プリンツ「ビスマルク姉さま! 果実酒用のホワイトリカーだけでなく、市販の蒸留酒を色々試すのも素敵ですよ!」

ビスマルク「よし!」

提督「漬けるのか?」

グラーフ「結局何の酒を漬けるんだ?」

ビスマルク「今回は蜜柑にビーフィーターとホワイトリカーね、ホワイトリカーは竹炭濾過も試してみるつもりよ!」

はい、七英雄の梅酒ネタ改変です。でもぶっちゃけ、艦これ世界と七英雄のコラボもありだと思ってます。
七英雄は公式で古代人の罠にかかって異次元に飛ばされてますし、元の世界に帰還する前に艦これ世界に流れ着いててもおかしくないのでw

配役としてはワグナス→グラーフ、ノエル→ビスマルク、ボクオーン→提督、ロックブーケ→クジンシー、マックス→ダンターグですね。
となるとドイツ艦でまとめるとゆー/ろーちゃんはスービエで、レーベが余ったクジンシーになってしまいますねw
それでは失礼します。

×ロックブーケ→クジンシー
〇ロックブーケ→プリンツ
が正しいです、なんでクジンシーになったんだプリンツ……ww

1レスだけお借りして


瑞鳳「で、どうしたの急に?」

浜風「私って何なのでしょうね…」

瑞鳳「いや、だから何でそう考えるに到ったかを聞かせて欲しいんだけど」

浜風「実は… 二次創作において、私がシリアス要員になる事が少なすぎると思うんです…」

瑞鳳「ああ、うん… 何となくわかる」

浜風「真面目キャラなのに、二次創作界隈において蓋を開けてみればこうですよ!?

『おいパイで挟まねぇか!?』『ゴックンさせてみせます』とか卑猥な台詞!あとマシュにされたり!」

瑞鳳「一番最初の台詞は浜風ちゃんが実際に言った台詞じゃないからね?

まぁでもイチャイチャからNTRに悪堕ちまで、何でもごされ。しかもほぼ必ずパイでズるし」

浜風「もっと… もっとシリアス系で私を使って欲しいんです!

現行SSの中で私がシリアス系で使われるシナリオがいくつあると思ってるんですか!?」

瑞鳳「少ないよねぇ… 私も人の事言えた身じゃないけど。卵焼きマシーン扱いだもん」

浜風「私は、パイでズる為に生まれてきたのではありません!実艦の歴史を辿れば、ちゃんとシリアスネタに使えるんですから!」

瑞鳳「歴史上において5000人の兵を救出してるし、何より坊ノ岬組だものね。

本当はシリアスキャラにもってこいの筈なのに…」

浜風「だからお願いします… 私に、もっと私にシリアス系SSでの活躍の場をください…!」

瑞鳳「あ、でも『尻ass』系の可能性も…」

浜風「そっち方面の活躍の場は本当に止めてください!!」

お目汚し失礼しました


もうちょっと浜風のシリアス系SSが増えても良いと思うんですけどね…

あ、今回の冬コミも浜風SUKEBEブックは豊作でしたね(ご満悦)

ふと思いついた小ネタ投下

ある日の提督とあきつ丸とウォースパイトの会話


提督「……やっぱあれか、陸軍だと、白兵戦技なんかも厳しく教わるのか?」

あきつ丸「たしなみ程度には、でありますが。陸軍では、敵が倒れたらすかさず蹴れ、踏め、刺せ、と教わったであります。……まあ、海の戦いでは、まずそんな機会はないでありますが」

提督「マジかよ陸軍こえ―な」

ウォースパイト「へえ、イギリスとは違うのね。母国では、敵が倒れても蹴ってはいけない、と教わったわ」

提督「おお、流石だな。やっぱあれか、英国軍人たるもの紳士淑女たれ、ってことか」

ウォースパイト「いえ……蹴るのではなく、轢いてやれ、と」

提督&あきつ丸(……イギリスパネェ!!)

投下終了
お目汚し失礼

ボツネタ供養に1レス借ります


ガルパン大好きおじさん提督


大淀「本日は新しい提督をお招きしました」

蝶野「アイムチョーノ!!! アイムナンバーワン!!!

テンザンナンバートゥー!!! ファッ○ンガッデムガチャメラエー!!!」

吹雪「」

大淀「では提督よろしくおねがいします」

蝶野「はい、こちらこそおねがいします」

吹雪「」


着任後……。


蝶野「エーオラー! 寝坊で遠征に遅刻って、どういうことだ!」

吹雪「も、申し訳ございません」

蝶野「ガッッデェム!!!」サッ

吹雪(ビンタされるッ!)


ビターーーーーン!!!


吹雪(……あれっ?)

邦正「……」ヨロヨロ、バタッ

吹雪「」

蝶野「反省したか! もうするんじゃねえぞ! エーオラー!」

吹雪「は、はい!」

吹雪(……ビンタされたこの人は一体……)


※蝶野がファンにお尻を触られたとき、ファンではなく若手にビンタしたそうな
http://2chcopipe.com/archives/52008126.html


ある日……。


吹雪「司令官、正洋ちゃん、という方あてにお電話が……」

蝶野「……ママ……僕だけど……」ガチャ

吹雪「」


※家では「パパ、ママ」「正洋ちゃん」と呼び合っていたそうな。


おわり

小ネタを一つ投下



山風「ミスター・サマータ~イム♪」

五月雨「さ~が~、さないで~♪」

提督「なんだこの…… いや本当になんだ?」

熊野「『Mr.サマータイム』ですわ。ご存知ありませんの?」

天津風「あの頃~の~、わ~たし~を~♪」

提督「そうじゃなくて、なんで彼女達がそれを歌ってるんだ」

熊野「さあ? 私【わたくし】には察しかねますわ」

曙「ミスター・サマータ~イム♪」

川内「あ~れ~、は遠い~♪」

提督「ってもう終わりの方か……」

鳳翔「夏の~日の~、ま~ぼろ~し~♪」

熊野「そのようですわね」

六人「「「「「「Uh~……、ウゥゥゥゥゥ……」」」」」」

(突然の嗚咽)

提督「なぜそこで泣く……!?」

熊野「許されるはずもない、ひと時のあやまち。艦娘といえど、心は人間そのもの。ふりむいたあの日に泣きたくなるのもまた、艦娘ですわ」

提督「いやな、熊野。上手いこと言ったつもりのようだが、全くオチてないぞ」

終わりかな?

酒に酔った勢いで投稿するね

準鷹「うぃー」

提督「うぃー」

千歳「うぃー」

叢雲「またあんたら朝から飲んでるの! 休みだからって気が弛み過ぎよ!!」

提督「まぁ、まぁ良いじゃないか休みの時ぐらい」

準鷹「そうだそうだ! 朝から飲む酒は特別な感じがするよな」

提督「そうだよなー、この朝から飲むと言う背徳感は止められないな!」

千歳「あははは……はぅー………ははははは」

叢雲「それにしても限度があるでしょ!! 少しくらいなら良いけど、一升瓶空けるとか何考えてるのよ!! 千歳はもう出来上がってるじゃない!!」
提督「いや、これぐらいなら大丈夫脱ぎはじめてからが本番だ」

準鷹「あはははぬーげぬーげぬーげ」

千歳「よっしゃあああ」

提督「うえーい」

叢雲「止めなさいよ!!……はぁ……全く」

提督「相変わらず叢雲は頭がお堅いな、それだから角が出来ちゃうんだよ」

叢雲「これは飾りよ!!誰が鬼じゃ!!」

準鷹「あひゃははは鬼じゃだってさははははは」
千歳「あつーい」

叢雲「この酔っぱらい供が!! 少しは節度ある飲み方をしなさい!! もうお仕舞いよ! 残りの酒は持っていくから!!」

提督「そんなー」

準鷹「そんなー」

千歳「しょんにゃー」




準鷹「相変わらず叢雲は厳しいねぇ」

提督「まぁ、あいつも好きで怒ってるんじゃないからなぁ」

千歳「おさけー、おさけー……」

提督「どうするかー」

準鷹「合法的に朝から飲める方法ないかねー……」

提督「んー……」

千歳「桜ー花見ー」

提督「それだ!!」

準鷹「おいおい、流石に飲み過ぎたのか? ここら辺に桜なんてないよ」

千歳「そうですよね、海の近くですから桜なんて見ないですね」

準鷹「お、おう急に酔いが覚めるな」

提督「ふふふ、ここら辺で桜を見れないなら……持ってくれば良いじゃないかないか」

千歳「それよ!!」

準鷹「それだ!!」

準鷹「提督頭いいなおい、酔っていた方が頭回るんじゃないか」

提督「あははは、もっと誉めてもいいんだぞー」

千歳「でも、どうやって持ってくるのですか?」

提督「それなー」

千歳「考えてなかったのですか……」

準鷹「ふふふ、そこはあたしに考えがある!!」

提督「おおー!!」

千歳「流石元豪華客船!!頭の質が他とは違いますね!!」

準鷹「あっはははもっと褒めろ褒めろぉー」

提督「よっ、飲んだくれ!!」

千歳「アル中は一味違いますね!!」

準鷹「あはははは、誉めてなくない? はははは!!」

提督「で、具体的な方法は?」

準鷹「おいおい、提督酒の飲みすぎで頭スカスカになったのかよ…………私達は何だ?」

提督「?…………あー、成る程」

千歳「そう言うことですか、なら準備しませんとね」

準鷹「おう! いくぞー!!」

提督「おー!!」

千歳「おー!!」



後日、航空機で桜を持って来た一行に叢雲が烈火の鬼のごとく怒ったのは言うまでもない

終わり

雨で桜散っちゃいましたね、酒は飲むけど

最近ちょこちょこ艦これSS書いる者です


数レス貰います


陸攻妖精さんがおっさん的な感じだったら?という話です


とある航空隊基地


妖精A「ふぅ。まもなくか……。」(以下A)


妖精B「機長、提督が呼んでいますよ。」(以下B)


妖精A「いよいよだな。」


B「またババ札引くのは勘弁してくださいよ。」


A「ババ札引いたところでやることは変わらんだろ?」


B「爆撃コースに乗って。」


A「投下、撃沈。」


B「でしたね。とりあえず、提督が各機長に集合かけているんで基地会議室に集合してくださいよ。」


A「分かった。」





会議室


提督「陸攻搭乗員妖精の機長の皆さん。お集まりいただきありがとう。」


A「提督。呼びつけたのはそちらでしょう。いよいよ作戦開始なんだ。手短に願いたいものだな。」


提督「ふん。流石に歴戦の機長Aだな。今回の作戦を説明させて貰う……。」





B「で、うちらの隊が敵のボスを殴る任務を貰って来たんですか。」


A「あぁ、いかすだろ?」


B「機長。」


A「なんだ?」


B「付き合い長いですけど流石に今回はきつくないですか?」


A「大丈夫だって、敵はあの空母棲姫だ。んで、ツ級がこんにちはしてるだけだって。」


B「そのツ級が問題なんでしょう。」


A「空母棲姫のでかい胸がいい的になんだろ。」ナ?


B「ったく……、おっぱいの大きさで爆撃目標を決めんでくださいよ。」ハァ


A「さっ、陸攻に乗った乗った!おっぱいが俺達をまってるぞ!」ガハハ


B「へいへい。」




基地地上施設妖精A「車輪止め外せー!!」


基地地上施設妖精B「エンジンの回転があがったヤツからさっと出ていきやがれ!」


基地地上施設妖精妖精C「おらおらー!そこ!滑走路上に止まってんじゃねぇ!」


A「やれやれ、この喧騒を聞くと仕事の時間って気がするねぇ。」


A「離陸後に様子見て銃座の確認するぞ。」


妖精C「了解です。」


妖精D「了解。」


妖精E「無線の調子もバッチリっす。」


A「ん。先に先行してくれてる艦娘の嬢ちゃん達の声がよく通るだろ。」


E「ですね。この歌ってるのは加賀さんですね。」


B「加賀岬ですか。余裕だね。あの空母の方も。」


妖精F「ビーコンの位置も確認しています。」


A「誘導頼むぞ。基地から敵の本拠地はそれなりに離れているようだかな。」


B「大艇ちゃんがエスコートしてくれるそうですよ。」


A「つっても敵の近くまでだろ?」


B「同じエスコートしてくれるんでしたら本体の秋津洲ちゃんの方がありがたですかねぇ。」


G「秋津洲ちゃんだと着く前にやられちまいまさぁ。」


C「副機長のそれはベッドの中への話でしょ。」


D「スケベ。」


E「スケベ。」


A「おら、お前らくっちゃべってねぇでとっとと座れ!離陸の順番が来たぞ!」


搭乗員妖精機長以外6名「了解!」



管制塔妖精「順番が詰まってんぞ!ケツ掘られたくなけりゃとっとと離陸しろ!」


A「るっせぇ!今から飛ぶから黙ってろ!」


一式陸攻の金星エンジンが回転数を上げ唸りをあげる。


A「V1!」 


グォオォン


A「Vr!」


ブロォオォオォ   キュッ


A「V2!」


A「離陸!このまま高度上昇!」


基地航空隊の陸攻妖精達は飛び立つ。


その緑に塗られた銀翼を大空に翻し。


腹に抱えるは爆弾と魚雷1本。


目標に近づき爆弾を投下。


爆撃コースに乗った後はやり直しの効かない丁半博打。


出目は常に一地目六天。


的に当てるか落とされるか。


陸攻妖精達は今日も行く。


願わくば賽の目が勝利に転ぶことを祈りつつ。


陸攻妖精物語、始まらない。



以上です


妖精さん主体で話を一本書いてみたいものです


キャラが定まってないので自由なように見えて却って難しいですね


スレ汚し、失礼いたしました


3スレでシキナミストを増やす(目標)
なのでお借りします。



提督「気が付けばもう四月だな…」

敷波「そだね」

提督「コタツそろそろ片づけないとな…」

敷波「このところ電源入れてないもんね」

提督「ひんやりとしたコタツはそれはそれでアリなんだけどな」

敷波「えぇー」

提督「いやいやこれが意外と意外と…」

敷波「それはそうと司令官」

提督「はいはい」

敷波「いつコタツから出るの?」

提督「………あとちょっと」

敷波「さっきもそう言ったよね!?」

提督「ほんと…あと少し」

敷波「ノッてあげてたけど今の会話5回目だよ!」

提督「敷波は優しいな…」

敷波「二回目の時に同じの聞いた」

提督「………」

提督「…敷波はノリがいいなぁ」

敷波「それ四回目」




提督「………苦しい」

敷波「なによ苦しいって!」

敷波「もう褒めるとこがないっていうこと!」

提督「…いや敷波の体勢が変わってお腹が絞められてる」

敷波「へっ」

敷波「あわわ、ごめんごめん」

提督「ふぅ…」

敷波「大丈夫、司令官?」

提督「あぁ」

敷波「重いなら言ってよ、退くから」

提督「そんなことはない」

提督「…足が痺れて来てはいるけど」

敷波「やっぱり無理してるじゃん…」

提督「いーや、軍人たるものこれくらいではへこたれない」

敷波「コタツで駆逐艦乗せてくつろいでいる人が言うセリフじゃないよね?」

提督「まぁねぇ…」

敷波「…で」

提督「ん?」




敷波「五回目のがまだなんですけど」

提督「あー…」

提督「待ってたの?」

敷波「べ、別に待ってないけど…い、一応さ」

敷波「さっきのがウソじゃないって証明してよ」

提督「あー、いいよ」

提督「敷波はホントかわいいなぁ」

敷波「ふ、ふんっ!ありきたりね!」

敷波「でもまぁ…それで許したげる」

提督「やったぁ」

提督「では疑いが晴れたのでご褒美を所望します」

敷波「えっ、ご褒美!?」

提督「例えばその艶やかなほっぺとかほっぺとかほっぺとか」

敷波「なんでご褒美あげないといけないのさ!」

提督「えぇー…」

敷波「えぇー、じゃない」

提督「………なら、コタツ片づけるか」

敷波「えっ」

提督「さてさて…」

敷波「待って!」

提督「ん?」

敷波「す、少しだけなら…別に…いいケド」

提督「………」

提督「敷波ぃ~」スリスリ

敷波「ふぁっ、ふぉんなもっとやふぁしく!!」


結局、その日コタツは片付かなかった。

おわり


提督『よう、元気か?お前もケッコンしたんだってな、おめでとう』

提督『俺か?そりゃあ勿論毎日ちんちんかもかもしてるよ』

金剛「ちん……!?」///

高波「かも!?」

秋津州「かも!?」


とかいう一発ネタがふと頭をよぎったけどオチとか流れが思い浮かばなかった
それに言葉の古さ的には提督が戸惑う側ですかね?

ギャグ(?)に挑戦数レスお借りします

武蔵「提督よ、失礼するぞ」ガチャ

提督「ん……武蔵か、どうした?」

武蔵「実は折り入って頼みがあってな」

提督「武蔵が頼み事とは珍しいな」

提督「ふむ……実は近々大規模な殲滅作戦が開始される予定なんだ」

提督「悪いがそれまで力を溜めておいてくれないか?」

武蔵「……別に出撃を頼みに来たわけでは無いのだが」

提督「違うのか?……ふむ……」

提督「大鳳にも言ったんだが、新しい器具が欲しければ今のトレーニング室にある物を整理してからにしてくれ」

武蔵「いや、トレーニング器具でも無いんだが……」

提督「何?……と、なると……ふーむ」

武蔵「提督よ、私もこれでも一応女なのだぞ」

武蔵「頼みと聞いてそんな色気の無い物しか出ないのは少々傷付くな」

提督「うぐ……すまん」

武蔵「まあいい、それで頼みたいことなんだが、欲しいものがあってな」

武蔵「それを提督に頼みたい」

提督「ふむ……機密上艦娘は酒保以外で物を入手することが難しいからな」

提督「よし、何が欲しいのか言ってみろ」

提督「何でもとは言えないが出来る限り協力しよう」

武蔵「助かる、実はな……」

武蔵「提督のパンツが欲しいんだ」

提督「…………何?」

武蔵「聞こえなかったか?提督のパンツをくれ」

武蔵「出来れば少し穿き古した物が……ってどうした?眉間なんか揉んで」

提督「武蔵よぉ……さっき自分で言ったことを思い出してみろ……」

武蔵「む?」

提督「普通の!女性は!男に向かって!パンツを!くれとは!言わん!」バンバンバン

武蔵「だが色気のある話ではあるだろう?」

提督「だまらっしゃいっ!」

武蔵「まあまあ、ちゃんと理由はあるんだ」

武蔵「それくらいは聞いてくれてもいいだろう?」

提督「……ろくな話じゃ無さそうだが、聞こう」

武蔵「そうこなくては」

武蔵「普段私は上も下もサラシを使っているのは提督も知っているだろう?」

提督「……上は見れば分かるが下の事情なんぞお前の含めて誰のも知らん!」

武蔵「何だ知らなかったのか?この腹の所のがな?こうなって……」グイッ

提督「ええい、捲るな!見せるな!はしたない!」

武蔵「それでな?楽な方がいいから寝るときは何もつけていないんだが……」

提督(何故俺は執務室で武蔵の下着事情について聞かされているのだろう……処理しなきゃならん書類も溜まってるのに)

武蔵「そうしたら大和が『はしたない真似は止めなさい!』とパジャマと下着を渡してきてな、それを着させられているんだ」

提督「至極妥当な話だと思うが」

武蔵「大和は薄いきゃみそーる?とかいうのを着ているのに不公平ではないか!」プンプン

提督「ここにきて大和にとばっちり!?」

武蔵「まぁパジャマはいい、肌触りもいいし慣れたからな」

武蔵「だがパンツは駄目だ、締め付けもあるしあんな小さな布は落ち着かん」

提督(小さな布って……自分の下穿きを見直せ!)

武蔵「そこでふと以前聞いた話を思い出したのだ、男性用のパンツはかなりゆったりしていると」

提督「……まぁ種類にもよるが、そうだな」

武蔵「だがあいにく酒保では男用のパンツは売っていないのだ」

提督「そこで俺から手に入れようとしたってことか……(納得できるかは置いておいて)一応、理由は分かった」

提督「だが何故着古しを欲しがったんだ?」

武蔵「多少使われていた方がこなれてていいじゃないか」

提督「そ、そうか……だが流石にそれはやれん」

提督「お前用に俺が外で買ってきてやるからそれで納得しろ」

武蔵「まぁ仕方が無いか……感謝する」

武蔵「では提督にこれを渡しておこう、参考にしてくれ」つ紙袋

提督「?あ、ああ」

武蔵「ではな、よろしく頼んだぞ」ガチャ……バタン

提督「やれやれ、全く武蔵の奴は……今度街に行って何種類か買ってきてやるか」

提督「って、そういえばさっきの紙袋には何が入ってるんだ?参考にとか言っていたが……」ガサガサ

ちょっと派手目なパンツ<やあ!

提督「」

提督「え?……え?これパン……え?」

提督「参考ってこれ見てサイズを選べってことかよぉ!本当に何考えてんだアイツは!」

提督「しかし……」ピラッ

ちょっと派手目なパンツ<エロいやろ?

提督「武蔵の奴……結構凄いの穿いてるんだな……」ドキドキ

大淀「失礼します提督、書類の方は終わられましたか……っ!!」

提督「!!」

大淀「て、提督!下着を広げて一体何をやっているんですか!?」

提督「ち、違う!誤解だ!」

大和「失礼します……提督、武蔵が此方に来られませんで……した……か」

大和「な、何で提督が今朝洗濯に出した私の下着を持っているんですか!?」///

提督「これ大和のぉぉぉ!?しかも洗濯前!?ちょ、ちょっと待て!待ってくれ!」

大淀「執務をほったらかして一体何をシようとしていたんですか!」

大和「提督……提督は大和の下着が欲しかったんですか?そうなんですか?」

提督「待ってくれ!頼むから俺の話を聞いt……」

大淀「提督!」ズイッ

大和「提督!」ズイッ

提督「む…………」

提督「武蔵~~~~~~っ!!!」



武蔵「おっと、私としたことが渡すパンツを間違えてしまったな……まぁ別にいいだろ、うん」

以上です、駄文失礼しました

某スレでパンツ盗む艦娘見て思いついた
実際トランクスとかボクサーブリーフを穿いてる女性はいるらしいです

スレ立てするまでもないというのとすでに誰かがやっていそうということから此方に投稿


よかったらお読み下さい



一掛け ニ掛け 三掛けて 仕掛けて 殺して 日が暮れて


橋の欄干腰下ろし 遙か向こうを眺むれば この世はつらい事ばかり


片手に線香、花を持ち ねぇさん ねぇさん 何処行くの


私は必殺仕事人 川内型一番艦 仕掛人川内と申します。





とある郵便局の私書箱に葉書が届く。


私製葉書の表は朱文字で大書された宛名と住所のみ。


『 求 仕事人 』


そして、差出人の住所は無い。


ただ、もう一つ付け加えるおかしな点があるとすれば切手が逆さまに貼られているということくらいか。





とある鎮守府執務室


大淀「提督、『 葉書 』が届きました。」


提督「 『 葉書 』なんだね?」


大淀「ええ、『 葉書 』です。」


提督「………、川内達を呼んでくれるか?」


大淀「川内さん達ですね?」


提督「あぁ。」


この鎮守府には裏の顔がある。


提督はかつて敏腕監察官としていくつもの不正を行なってきた鎮守府を閉鎖させてきていた。


その中には人知れずに『 提督 』を『 提督だった 』にしたものも含まれる。


海軍の恥部を表に出さず、闇から闇へ。


それが彼の仕事だったのだがひょんなことから提督業につき以前のそれもそのまま継続している状態なのだ。


川内「呼ばなくても居るよ。」


大淀が呼び出しをかける為に退室し、閉めたドアの裏側に既に立っていた。


川内「仕事?」


提督「あぁ、『 任務 』ではなくて『 仕事 』だ。」


川内「内偵での結果?」


提督「いや、告発だ。」


提督が見せる一通の葉書。


その葉書の切手が貼ってあった部分は大淀の手によって既に剥がされていた。


『 ×○鎮守府 助けて 』


川内「それだけで充分だね。」


提督「とは言いたいが裏づけはやはり必要でね。」


提督「すまないが当たってもらえるかな?」


かくして彼女らは動き始めた。



それから1週間の後。


青葉「×○鎮守府はなかなか真っ黒ですねぇ。」


提督「どんな感じなんだ?」


川内「駆逐艦の娘を沈めたことにして売春にだしてる。」


提督「………。」


青葉「あと、表向きにはホワイトな運営をしているように粉飾してあるのでまず監査に入った程度では分からないでしょうねぇ。」


提督「その、売られた駆逐艦の娘達は?」


川内「用が済んだら文字通り死人に口無し。」


川内「雷撃処分みたいだね。もともとが轟沈報告されているから今更沈んだところでってことでしょ?」


青葉「なかなか下衆いもんです。」


提督「何も躊躇う必要性はないか。皆に集合を掛けてくれ。」


青葉「そうくると思って既に呼んであります。」


青葉がにやりと笑いながら返す。


そして合図をするといつものメンバーが揃っていたのだった。


鳳翔、龍驤、川内、那珂、神通、そして、青葉。


6人が揃った。


鳳翔「提督、その。売られてしまっている娘達は……。」


青葉「私の方で救出の保護済みです。ですが、その。」


青葉が言いよどむ。


提督「売られる前の娘達しか保護はできなかったそうです。」


苦虫を噛み下したような苦悶の表情を浮かべながら提督が答える。


青葉「それと、差出人の告発者の艦娘も保護することは出来ました。」


鳳翔「そうですか……。」


川内「地獄行きどころじゃ生ぬるいね。」


川内のこの一言に全員が頷き、彼女達は動き出した。


提督「首魁は中将だ。みんな心して掛かってくれ。」


一同「応!」



都内某所 高級料亭


少将「今回もいい取引が出来た。」


大佐「駆逐艦は最低限の資材でつくれて。」


少将「それなりに耐久が強く。」


大佐「可愛いのが多い。」


少将「だからこそ、金になるのだがな。」


大佐「憲兵隊の隊長達にも抱かせたかいがありましたし。」


少将「まぁ、連中も儲け話には目ざといからな。今日の会合にも連中は参加するそうだし。」


大佐「連中のおかげでばれていないというのも有りますから。」


少将「あぁ、それだがな少し周辺を嗅ぎまわっている者が居るようだ。お互いに気をつけようではないか。」


大佐「……!承知いたしました。」


大佐「それにしても遅いですね。」


少将「中将殿が時間にルーズなのはいつものことだが、陸の連中が遅いのはなぁ。」


海軍の上級将校二人が今日は取引相手の陸軍将校と打ち合わせと称した取引の話をしに来ていたのだ。


ガラリ。


廊下に面した引き戸が開けられ陸軍の二人が入ってきた。


陸少将「いやー、途中道が工事中で。」


陸大佐「まったく遠回りをしましたよ。」


ややあって中将も遅れて入ってきた。


中将「年度末かね。料亭の周りに道路工事のなんと多いことか。まったくその予算をこちらに廻してもらいたい物だ。」


ぶつくさと文句を垂れながら席に着く中将。


ややあって廊下に面した引き戸が再度開けられる。


少将「料理と舞妓が来たのでしょう。ささ、みなさん今日は楽しみましょう。」




しかし、そこにいたのは料亭の仲居でもなく舞妓でもなかった。


青葉「どもー、汚職の打ち合わせをしている軍人さんたちが居ると聞き取材にきました!」


青葉「何かひとこと!」


カメラを構え、そこには青葉が立っていた。


少将「貴様!どこの艦娘だ!」


青葉「どこだっていいでしょ。さぁ、笑えよ。お前達の最後の写真なんだからよ。」


普段の声のトーンとは間逆、実にドスの利いた声で一言告げると青葉はストロボを炊いた。


刹那、あたりをまばゆいばかりの閃光が包む。


大佐「ぐわぁぁーーー!?」


陸少将「何も見えない!?」


ピン。


シャァーーーーーーーーー。


ギュン。グイッ。


陸少将「がぁ!?」


その場に居た者達の視力が戻ったとき彼らが目にした光景は鴨居に通された線で特殊鋼線で吊るし上げられた陸軍少将だった。


陸少将「がぁっぁあぁあ!?」


ピィーーーーーーン。


琴の弦を弾くような一音が響くと同時に陸軍少将は絶命しその手足をだらしなく垂らしたのだった。


神通「どんなに悪者でも死んでしまえば皆、同じですね。」


神通がそう一言言い残し特殊鋼線を回収した。





恐慌に陥る一同。


そして、その瞬間に計ったように室内の全ての電気が消える!


部屋から我先にと逃げ出す一同。


料亭、それも古くからある格式高いところほど客同士が鉢合わせることがない様に複雑な内部のつくりをしてある。


陸大佐「ここはどこだ!?だっだれか!?」


自分の位置を見失い出口が分からなくなる陸軍大佐。


「あらー、どうされました?」


近くをたまたま仲居が通りかかった。


頭に二つのシニヨン、高級料亭の仲居らしい見事な着物の着こなし。


そして、若者らしい初々しい可愛らしさにあろうことか陸軍大佐は自身の命の危機を失念した。


陸大佐「貴様、可愛いな。どうだ、俺の女にならんか?」


「キャハッ。軍の偉い人のいい人だなんて。那珂ちゃんちょっと緊張しちゃうかも。」キャハッ


那珂「その太く逞しい腕でだきしめてー。」


那珂が陸軍大佐に抱きつく。


ぎゅぅぅぅう。


陸大佐「おっおい、少し力が強く。」


ぎゅぅぅうぅ。


陸大佐「はっはなせ!あぁっ、ぎゃぁ!」


ぼきん。どしゃぁ。


骨の折れる大きな音がしたと思うと陸軍大佐は力なく崩れ落ちた。


那珂「うっふっふ。仕上げ、仕上げ。」


鼻歌を歌いながら仕上げを行なう那珂。


ベキ。めりぃ。


ごりん。


陸軍大佐は綺麗に四つ折りにされてしまった。


那珂「太ってると綺麗に畳めないものだね。」キャハッ☆




大佐「早く脱出せねば!」


料亭の廊下を走る大佐。


どしん。


龍驤「あいたー、君、どこみて歩いとるんや。」


大佐「貴様は艦娘か!?どこの所属……、いや、それは今はどうでもいいか。」


大佐「丁度いい、貴様、私の警護をしろ。」


龍驤「えー、うち司令をまたせとるんやけど。」


大佐「黙れ!兵器は黙っていう事を聞けばいいんだ!」


一喝されしぶしぶと従う龍驤。


龍驤「ほな、うち、店の入り口までなら。」


大佐「分かればいいんだよ。」


龍驤を先頭に料亭の出入り口まで進む二人。


鳳翔「風速……、2m。湿度は30度くらい……。距離は千五百。」


ギリギリギリ。


龍驤「出入り口についたな。ほな、うちはここまでで……。」


大佐「いや、貴様、私の鎮守府に帰りつくまで護衛をしろ。」


有無を言わさぬ命令口調。


龍驤「えぇー、いややわぁ。」


龍驤「あんたが行くんは地獄なんやからな。」ニヤリ


ドンッ。


料亭の出入り口に大佐を案内してきた龍驤はそういうと大佐を前へ押し出し、


料亭の屋根の上にその身を翻し消えた。


バシュッ


艦娘の力を最大限生かした超長射程からの和弓による狙撃。


龍驤「死んだな。」


屋根から降り大佐の死体に大きな穴が開いたことを確認すると龍驤は撤収した。




少将「何が起きているんだというんだ!?」


少将は自分が置かれている状況が理解できずにただ逃げ惑っていた。


川内「今までのつけを清算する時が来た様だねぇ。」


ゴルシッ。


右手を固く握り締める音が響く。


川内「楽に死ねると思わないことだね。」


少将「貴様、艦娘のぶんざ……!?」


間合いを一気につめ少将の懐に飛び込む川内。


ドシッ。


川内の手刀が胸元に刺さる!


ぐちゃぁ。


何かを握りつぶした音がする。


川内「うちの明石特製の痛み止めもついででくれてやるよ。」


川内「薬が切れるまで心臓が無くなっても生きていられるだろうよ。」


川内「なあにほんの10分だ、精々足掻くんだね。」


少将「がぁぁあぁ!?」


こうして、少将は薬が切れるまでの間、死の恐怖を只管味わうこととなった。



中将は困惑していた、なぜなら自身が殺されることなんてあるはずが無いと思っていたから。


海軍に何人か要る派閥の長である元帥には多額の賄賂を贈っていたし陸軍にもかなりの便宜を図っていたのだ。


刃向かえる相手が海軍内にいるはずが無いと思っていたのだ。


その結果がこれである。


中将「とにかくこの場を逃げ切れば!」


提督「中将!中将!どちらにいらっしゃいますか!?」


提督「官憲からの連絡で護衛に参りました!」


中将「 ! 」


中将「君!ここだ!ここに居るぞ!」


提督「こちらにいらっしゃいましたか。御無事ですか?」


中将は目の前の男が海軍の軍服を着ていることに安堵する。


同じ海軍の者。それも階級は大佐か?なれば、後でえさを与えて取り込めばよいか。


そんな事を出入り口へと案内されている間に考える。


そして、とある疑問に行き着く。


中将「君は何者だね?護衛に来たと言ったがこの近くには鎮守府など……。」


提督「頭の中に詰まっていたのはゴミじゃなかったようですね。」


そういいながら振り向いた男の手には刀が握られておりその刀は中将の心臓に深く刺さる。


提督「毒も塗ってありますので長くは持たないでしょう。」


提督「閻魔に宜しくお伝え下さい。」


ニコリと笑い刀を抜く提督。


辺りには心臓から噴出した血により霧が出来ていた。


川内「綺麗な花が咲いたねぇ。」


提督「状況終了。撤収だ。全員に連絡。」


川内「了解!」


こうして、海軍で汚職をしていた者達は人知れず粛清された。




後日


大淀「提督。始末するのにお金をかけ過ぎです。」


提督「連中が稼いでいたお金を没収して当てたので足りなかったの?」


大淀「それはそれ、これはこれです。今日び人一人の死体を始末するのもお金がかなりかかるんですよ?」


大淀「それに、料亭のクリーニングにもお金が掛かりますし。」


大淀「保護した娘達への保障にもお金は掛かるんです。」


大淀「節約して下さい。」


提督「世知辛いもんだ。」


提督は溜息を一つ付いた。


どうやら世の中を平和にするにはお金が掛かるようである。


艦!


以上で終了です


最近の時代劇は役者さん、というより出演者が事務所のゴリ押しとかで視るに耐えないものが多いですねー


シーズン毎にあって安心してみれてた鬼平も終わっちゃったし


残念です、では、スレ汚し失礼いたしました

おつつ!
仕事人好きなんで、楽しく読んだよ

数レス借ります


護衛艦さみだれ


昼時の鎮守府の大食堂。


TVニュース「空母カールビンソンと護衛艦『あしがら』『さみだれ』が共同演習を……」

五月雨「わたしっ!?」ガタッ

提督「いやいや、落ち着け五月雨。あれは護衛艦の『さみだれ』だ」

五月雨「ついうっかり///」

提督(かわいい……)

五月雨「もし『さみだれ』が実装されたら、こんな感じでしょうか?」ホワンホワンホワン


五月雨より一回り小さい「さみだれ」


さみだれ「さみだれ、っていいましゅ! よろしくおねがいしましゅ! 

ごえいにんむは、おまかせくだしゃい!」


五月雨「……キャー!!!♥」ブンブン

提督(かわいい……)

五月雨「いつか『さみだれ』も艦娘になるのでしょうか?」

提督「うーん。一度、船霊(ふなだま)になる必要があるから、まだまだ先だと思うぞ」

五月雨「そうですね……」シュン

長門「……」



そして……。


TVニュース「本日未明、護衛艦『さみだれ』に不法侵入した女が現行犯逮捕されました。

逮捕されたのは、住所不定無職、自称艦娘の長門容疑者です。

警察によりますと、容疑者は制服と称する半裸の格好で、火薬が満載のドラム缶を背負い、

護衛艦『さみだれ』に泳いで近づき、侵入、爆沈させようとした疑いが持たれています。

動機について、『沈めて船霊にしようと思った』『G.W.で船が無人の今がチャンスだと思った』

などと意味不明の供述をしており、警察は余罪を厳しく追及する方針です。次のニュースです……」

陸奥「…………」モグモグ

陸奥「はぁぁぁ~~~~~~~~~~」モグモグ


しばらく長門さんは帰ってきませんでした。

おはり

艦娘に慰めてもらうSSー夕立編ー

夕立「提督さん、元気ないっぽい?」

夕立「ふーん……夕立、難しいことわかんないっぽい」

夕立「あっ! なら夕立が提督さんを慰めてあげる~!」

ぎゅうっ

夕立「提督さん、気持ちいいっぽい?」

夕立「わっ、あまり顔埋めないで~、くすぐったいっぽい~!」

夕立「もうっ、提督さんは甘えん坊っぽい」

夕立「え?しっかり元気出たっぽい? えへへ、褒めて褒めて~♪」

夕立編とは書いたけど他の艦娘が中々思い浮かばなかったのでこちらに投稿しました

お見苦しいものをすみません

数レス拝借

【小話集】

※未来予知

提督「千歳!お前最近飲みすぎだぞ。もうすこし控えられないのか?」

千歳「えーそんなー。私なんてポーラさんより全然ですよ?」

提督「比較対照がおかしいことに気づこうな?」

千歳「んー、あっそうだ!なら提督、私と賭けをしませんか?」

提督「賭け?」

千歳「はい。これから私が提督の未来の行動を予言しますので…」

提督「なるほど。それが当たったらお酒を飲ませろと、そういうわけだな?」

千歳「ええ。話が早くて助かります」

提督「しかし、仕事や日常生活に必要不可欠なもの指定されたら困るが…」

千歳「安心してください。そこまで卑怯な真似はしませんから」

提督「それならいいだろう。私が勝ったら減酒してもらうからな」

千歳「いいですよ。ではさっそく、提督の未来を予言します。ムムム…」

提督(要は千歳のいった行動をしないよう注意すればいいだけだ。簡単だ、賭けにもならん)

千歳「『提督はそう遠くない未来、自分の股間をおもむろにいじりだすでしょう』」

提督「はあ?千歳、お前俺を馬鹿にしているのか?怒るぞ?」

千歳「馬鹿になんて…、あ、そうそう提督、ずっと前から思ってたんですが…」

提督「なんだ?」





千歳「ズボンのチャック、全開ですよ?」





提督「えっ?!…おい、開いてなんか……………あっ!!」

千歳「さあ、今夜も飲みますよ!!晩酌楽しみですね!!」

※間違いではない

鳳翔(宅配業者から小包をもらったのはいいけれど…これって、どういうことでしょう?)

大和「鳳翔さん、どうしたんですか?なんだか怪訝そうな顔をしていましたが?」

鳳翔「あら、大和ちゃん」

大和「も、もう!ちゃん付けは、その、恥ずかしいですと、何度言ったら!!」

鳳翔「ふふ、ごめんなさい」

大和「それで、その段ボールが何か?…あて名は、秋雲さんのようですが」

鳳翔「いえ、その、秋雲さんは、いったいどうやってこの地方の方と知り合ったのかなと」

大和「…はい?えっと、地方?」

鳳翔「それに、こんなところから取り寄せるものって…んー、なんなのでしょうね?」

大和「え?探せば普通にいろいろあると思いますけど。ここ、なんでもあって便利ですよ?」

鳳翔「ええっ、そうなのですか?!それは知りませんでした。はぁ…、時代は進歩するのですね…」

大和(ネット通販がそんなに珍しいのかしら?)




鳳翔「最近のジャングルは、森林ではなく都市部に変わったんですね…」




大和「え?ジャング…、ああ!ア○ゾン!!」

※離陸しまーす!

金剛「Hey!間宮さーん!今日の日替わりスイーツ一つくだサーイ!」

間宮「はい、かしこまりました。店内で食べますか?それとも…?」




金剛「ンーそうですねー。今日はせっかく天気がいいので Take off でおねがいシマース!」





Iowa(Take off !? どういうこと?ニッポンのSweetsは、空を飛べるの?!)

Sara(That’s unbelievable ! これがクールジャパンってやつなのね!)

艦これでやる必要のないようなネタ妄想はあるけど、レス立てるほどではないので、ここに置いときます

数レス借ります


【小話集】

※恨めしやぁ…

プルルルル、プルルルル

明石(ん、内線?)

明石「はい、こちら明石です」

大淀「あ、明石ですか?いま本日の装備改修表をメールで送りましたので、確認してください」

明石「はいはい、了解です」

大淀「詳しい内容はエクセルデータにありますので。では、失礼しますね」

明石「はーい、お?」

明石(さっそく来たな。どれどれ…、んんん!?)




お憑かれ様です。

本日改修予定の装備一覧表を送ります。
詳しい内容は添付の死霊に記載していますので、ちゃんと見てください。

それと最近、一部の娘から騒音の苦情が出ています。
業務内容上仕方ないことではありますが、工廠設備の怨霊には十分気を付けてくださいね。

※納得いかない

清霜「ねえ司令かーん!!司令官ってばあ!!いつになったら清霜を戦艦にしてくれるのー?!」

提督「あのね清霜?その、何度も言ってることなんだけどね、駆逐艦から戦艦にはなれないのよ?」

清霜「むー、な、なれるもん!武蔵さんだって…」



武蔵『あ、あー。うん、そうだな。何事もあきらめず努力し続ければ、きっと身につくだろう』



清霜「っていってたもん!!」

提督(努力の大切さを説いただけであって、戦艦になれるとは一言も言ってないのよ清霜…)

提督「とにかく、駆逐艦から戦艦への艦種変更は現状ふかの…」




鈴谷「てーとくー、機動部隊演習終わったよー!ってことで、はいこれ、いちおう報告書ね」

龍鳳「鈴谷さんすごいんですよ。元巡洋艦とは思えないくらい艦載機の扱いがお上手で」

鈴谷「もー龍鳳ってば褒めすぎだってばー、えへへへ。ま、航巡時代に瑞雲とか使ってたしね」

鈴谷「ってか、いうて龍鳳も上手じゃん?最近軽空母になったばっかっしょ?」

龍鳳「周りの皆さんの教えがよかっただけですよ」

鈴谷「またまた謙遜しちゃってぇ」




キャッキャウフフ




清霜「………しれーかーん。清霜も、頑張れば戦艦になれるよね?ね?」

提督「……無理よ」

清霜「なんでよおおおお!!」

提督「だからぁ!もおおおおおおお!」

※文化の違い

Q:健康的な食事とはなんですか?

A:萩風の場合

「各種栄養素をバランスよく取り入れたものです。カロリーも当然気にしますね」

「特に脂肪分や塩分、糖分はついついとりすぎがちです。なので、つね日ごろから気を付けています」

「でもとりすぎるからだめなのであって、ちゃんと適切な量を取らないと逆に不健康です!」

「だから私はその点をですね…」


ペラペラペラペラペラペラ





A:Iowaの場合

「トマトソースをたっぷりかけたPizzaに、ダイエットコーラね!!とってもヘルシーよ!」

終わり 

深海棲艦から逃げる少女がいた…

家族も友人も、助けに来てくれた海軍も歯が立たずに死んでしまった。

追いつかれる、捕まったら私も死ぬ。

わたし…ここで死ぬんだ…

逃げ込んだ港の倉庫の中で、泣きながらこの先に待つ運命を嘆いた。

その時…

「生きたい?」

「?」

「貴女に生きる意志があるなら…“私”を動かしなさい」

「動かす? あ、あなたは一体? どこにいるの?」

「私は…『吹雪』…古の艦船の魂を持つ…『艤装機人』」

「!?」

「艦娘の素質を持つ少女よ…艤装を通して私と一体に…」

パァァァッ!

「なに? アタマの中に…船の記憶…?」

カッ!

艦娘・吹雪「何…この部屋? それにセーラー服に船の機械がくっついてる?」

「貴女は私『艤装機人・吹雪』の操り手…艦娘になったのです」

吹雪「へ? ええっ!? 私、ロボットに乗ってるぅぅ!?」

人型機動兵器『艤装機人・吹雪』起動!




艤装機人 艦隊これくしょん ~艦ロボ~

艤装機人と呼ばれるロボットのパイロット「艦娘」に選ばれた少女たちは、暁の水平線に何を見るのか……





作者「とりあえず潮ちゃん登場させて、乳揺れさせとけばスパロボ出れるだろ」(楽観)



以上、無理矢理ロボットものでした

>>478
おつつ
小話いいぞ~
スレ立ててもいいんじゃない?

2レス借ります


【握手会】


ワイワイガヤガヤ


長門「む? あれはなんだ?」

陸奥「あれはアイドルの握手会よ」


鎮守府の特設会場で、那珂がファンと握手している。


野分「那珂さん、この前のライブ行きましたよ!」

那珂「ありがとー☆」


それを眺める長門。


長門「アイドルファンは男だけだと思っていたが……」

陸奥「女の子のファンも多いのよ」

長門「ひらめいた!」ピコーン

陸奥(また、しょうもないことを考え付いたのかしら……)


その後……。


ワイワイガヤガヤ


鎮守府の特設会場で、那珂がファンと握手している。


川内「握手券2枚だね」

神通「10秒、スタートです」ストップウォッチ、ポチ

舞風「那珂さんの踊り、ナイスです!」

那珂「ありがとー☆」

舞風「あのぉ、今度一緒にぃ……」

神通「はい時間です」

長門「……」ガシッ、ズルズル

舞風「……踊ってくださいぃーー!」


舞風を羽交い絞めにして、那珂からはがす長門。


陸奥(アイドルじゃなくて、そっち?!)ガビーーーン

長門(うなじ、乱れ髪……この香り……胸が熱いな!)


手つきがやらしいというクレームがあり、長門さんはすぐに首になりました。


おはり

数レス借ります

【小話集】

※バイ〇7ネタ

望月「最近さ、やっとバ〇ハ7やり始めたんだけどさ。しかも体験版」

漣「遅すぎィ!!」

秋雲「あー、やったことないけど、あれ最近のシリーズにしては怖いらしいね」

望月「ん。体験版だけでも面白そうだったね」

望月「でさー、ちょっと気になったんだけど」


『お前も家族だ』


望月「って殴られて終わるわけなんだけどさ、あれ」

漣「いわゆるファミパンおじさんですね、わかります」

秋雲「秋雲さんも、ネタだけならちょこっと聞いたことあるよー」

望月「そのおじさんだけど、主人公殴っておいて『お前も家族だ』って横暴だなーって思ったんだけどさ…」

漣「ん?」

秋雲「どったの?」

望月「いや、なーんかどっかで見たことあるなーって思ってたんだけどさ」




望月「…あれ、うちらが姫・鬼級の深海棲艦にやってるのと同じことなんじゃないかなーって」

漣「あっ(察し)」

秋雲「あ、あー…」




望月「ほら!照月とか、瑞穂とか、最近だと…、双子ちゃんとか春日ちゃんやガングートとかさあ…」

秋雲「た、たまたま、似たような姿の艦娘がドロップするだけだから…きっと…」

漣「この話は(メタ的に)まずいですよ!!」

望月「いや、でもさー、うちらだってファミパン(航空・砲雷撃戦)やって仲間に…」

漣「(この話は)終わり!閉廷!以上!解散解散!!」

※手を動かすと棒状のものから白濁色のものが出てくるアレ

如月「ほら、夕雲ちゃん、手を動かしてみて?」

夕雲「んっ、しょっ…」

如月「ふふ、はじめてだからって、そんなおっかなびっくりやらなくても」

夕雲「だって、勢いよくうごかしたらイケなくないかしら?」

如月「大丈夫よ。案外強く動かしても、ちゃーんとでてくれるから」

夕雲「本当に?…あっ!あっ、わわ!すごい、こんなにたくさん…」

如月「ね、ちゃーんと出たでしょう?」

夕雲「こ、これが提督の…」

如月「白くて、プルプルしてて、おいしそうねぇ」

夕雲「もっと欲しいわ。ねえ、如月さん?」

如月「ええ、今度は二人一緒に、ね?」








提督「間宮さん…」

間宮「はい」

提督「私、ところてん作っただけですよね?」

間宮「…はい」

※さいきょうの組み合わせ

初風「…んー」

天津風「どうしたの頭抱えちゃって」

初風「いや、こんどの宴会芸というか、出し物どうしようかしらって」

天津風「ああ、新規配属艦歓迎会の」

初風「ええ、そうよ。…うう、なんで私がこんな係に…、キャラじゃないわ…」

天津風「仕方ないじゃない。くじで決まったんだから」

初風「それはそうなんだけどぉ…」

天津風「んー、あ、そうそう。初風にぴったりの出し物あるじゃない!」

初風「え、なに?私にできそうなやつ?」








天津風「妙高さんと組んで人体切断マジッ…」

初風「おいばかやめろ」

終わり

おつつ
如月と夕雲だと、何を言ってもエロく見える……

数レス借ります


【カツカレー】


ここは妙高型の部屋。


那智「はは。世には頭のおかしい奴がいるのだな」

足柄「なにかしら?」

那智「女体に盛りつけたカレーを出した店が、逮捕だとか」

足柄「……」

那智「……」

足柄「……」

那智「……やるなよ」

足柄「なっ?! やるわけないじゃない!」

那智「……そうだな。許してくれ」


その日の深夜。誰もいない調理場。

配膳台車の上に、あおむけで寝そべる足柄。


足柄「……こうしてお腹を出して……」ゴソゴソ


上着をめくりあげ、お腹の上に直接ごはんを盛りつける。


足柄「あつっ! ぅあああああっつ!」


真っ赤な顔で耐えると……。


足柄「次はルーよ! 来なさいッ!」


ルーをお玉ですくって、ごはんにかける。


足柄「あ゙づッ! あ゙づッぅゔゔゔい゙!」


息も絶え絶えだが……。


足柄「こんなんじゃ帰さないわ……。カツ! カツよ!」


カレーにカツを乗せると、ひと切れ転げて地肌に触れた。


足柄「あ゙ッ! あ゙ッ! あ゙ッ!」


それを物陰から見守る妙高、那智、羽黒。


那智「……まさかとは思ったがな……」

羽黒「……羽黒、てっきり那智姉さんのネタフリだとばかり……」

那智「妙高型は、ダチョウ倶楽部ではない!」

妙高「静かに」

那智「失礼」


もう一度、足柄を見ると……。


足柄「んにゃ……!? こ、この体勢で、どうやって配膳台車を動かそうかしら……。

ピンチだけど……フフッ……なんだか、みなぎってきたわ。 狼のような身のこなしで、提督のもとへゴーよ!」


絶句する妙高、那智、羽黒。


妙高「……もう見るに忍びないので、止めましょう」

那智、羽黒「……」コクン


※結局、カレーは足柄さんが自分で食べました。


おはり

数レスいただきます


あの名作ゲームがVRで帰ってくるとのことだったので書いてみた感じです



艦娘のくせになまいきだ


中枢「いぬわ まむめ ももは はすしめ。」


中枢「あっ、違ったか。」


中枢「いぬわ まつも はじめ ぺぺぺぺぺ。どうだ!」


中枢「あっ、これはこれは、おめざめですか!?」


中枢「あなたこそは我ら深海棲艦を導く深海提督様!」


中枢「えっ、私の事を覚えていらっしゃらない?」


中枢「以前私といっしょにオアフ島を攻め落とした深海提督様じゃない!?」


中枢「えっ、そんなことは記憶に無い?くぅ、これはミステイク。」


中枢「以前御一緒した提督ではありませんですか。では、改めて自己紹介の程を」


中枢「私は中枢棲姫。深海棲艦をまとめる者です。そして、あなた様は我らの神!深海提督様なのです!」


中枢「深海提督様には力の限り建造を行なっていただき深海軍を強化いただきたく思います。」


中枢「そうそう、忘れておりました。建造について説明させていただきますね。」


中枢「提督がお手元の……、そう、その指揮棒を振っていただければ深海軍が発生します。」


中枢「手始めにちょっと振るってみましょう。」


駆逐イ級×50


中枢「すばらしい!流石提督!イ級の群れが大量ですよ!」


中枢「海域に溜まっている負の感情によって建造できる艦が変わってくるので注意が必要です。」


中枢「敵の艦娘を沈めれば沈めるほど負の感情が溜まっていきより強力な艦が建造可能となります!素晴しいですね!」


中枢「それでは、そうですね、まずはエリア6 中部海域から参りましょう!」




エリア6-4 いつもダイハード


戦艦ナッガート「敵はこのナッガートに任せておけ!」


軽巡オオヨドー「一体何が始まるっていうんです?」


駆逐艦ヴェーロヌイ「すまねぇ、ロシア語はさっぱりなんだ。」


駆逐艦アキッキ「おなかすいた。」


重巡プリッケツ「ライン演習ですね!」


水母アッシーマ「カモカモカモ!」


中枢「提督、軍を増やし海域に潜ませれば敵の艦娘共がやって来たときにオートで敵を倒してくれます。」


中枢「負の力が大きい所で建造を行なえばより強い我らの味方が!」


中枢「出来るかもしれません!さぁ!建造を!」


駆逐イ級×100


軽巡ト級×100


軽巡ホ級×200


中枢「戦艦や空母はおりませんがまずまずといった所。」


中枢「やや、艦娘どもがやってきました!私は何処に隠れていましょうか?」


中枢「ここで宜しいのですね?」


戦闘開始!


駆逐イ級×100  軽巡ト級×100  軽巡ホ級×200


戦艦ナッガート「こんなの無理ゲー!」


軽巡オオヨドー「受話器を置いてください!」


駆逐艦ヴェーロヌイ「マトリョーシカー!」


駆逐艦アキッキ「ごはん美味しいです。」


重巡プリッケツ「クロスロード真拳!」


水母アッシーマ「チキン南蛮!」


戦闘終了


中枢「くっくっく、愚かな艦娘共には提督の偉大さが分からぬようですな。」


中枢「流石は提督といった所でしょうか?」


中枢「さぁ!続いてどんどん艦娘共を撃沈して参りましょう!」


こうして中枢棲姫達は深海提督という力を得て侵攻作戦を再開させたのだった。


以上一発ネタ


深海側で攻め込む側もやってみたいですね


勇者のくせになまいきだのシステムを上手く落とし込めれば安価も行けそうですが……


頭の良い方に譲ります(笑)、では、お読みいただきありがとうございました

コピペ改変ネタで小ネタ

【変換ミスコピペネタ:ver艦これ】

※妙高

秘書艦だった時に、鎮守府内の備品・消耗品の発注数を確認する用のメールを提督に送ったことがあったのですが、変換ミスで、「髪が少なくなりましたがどういたしますか?」と送ってしまいました。
慌てて訂正のメールを打っていたら、「先の大型作戦でハゲ散らかしました。」と返信があり、大変いたたまれなくなりました。


※伊勢

提督から 「戦いが落ち着いたら一緒に相撲」って変な変換のままメールきたから、 「どすこい」って返信してやった。
…まあ、後日ちゃんとプロポーズされたからよかったんだけどさ


※由良

夕立ちゃんから「ごめんなさい!待ち合わせに15年遅れるっぽい(;_;)」ってメールきたんだけどどんな斬新な遅刻なの?本当に「っぽい」で間違いないよね、ね?
でもかわいいから許す。


※大淀

明石とLINEしてたら彼女が「これから作業にはいるね」と言ったので、 『作業頑張ってください』って送ろうとしたら、予測変換ミスで『詐欺頑張ってください』になってしまった。
次の日、実に気まずそうな顔をした明石から間宮券を渡されました。えっと、……明石…さん?


※霞

クズ司令官に作戦についての愚痴というか、相談のメールを送ったら、変換ミスなんだろうけど『なんだよ、もっと俺にdon'tぶつかってこいよ!』って返ってきた。
頼っていいのか、嫌がられてるんだかわからなくてムカつく、あぁ~もう!!


※夕張

「実験結果レポートを送ります」って打つはずが、変換ミスで実験結果レボリューションってなってた。もちろん、ばっちり提督に送信済みよ!!
…うぅ、何がレボリューションなのよ。何か、もう……知らない、お風呂入る(´;ω;`)

終わり

数レス借ります


【宇宙戦艦大和】


人類は深海棲艦に追い詰められていた。


提督(なんとしても、この状況を打破しなければ)


提督は大和型を建造しようとしたが、うまくいかない。


提督(どうすれば……そうだ!)ピコーーン


建造資材にDVD-BOX「宇宙戦艦ヤマト」をこっそり混ぜると……。


大和「大和型宇宙戦艦、一番艦、大和。推して参ります!」

提督「おお! やっと来てくれたか!」


演習で能力を試したが……。


提督(三連装ショックカノンの威力は素晴らしく、煙突ミサイルで対潜攻撃も可能。

パルスレーザーの対空能力もなかなか。艦載機も強力。だが、少し強い艦娘というところだ)

提督「さすが大和、優秀だな。ところでアレはどうした?」

大和「アレ?」ギクッ

提督「波動砲だ」

大和「は……はどうほう?」ダラダラ

提督「どうした? 装備していないのか?」

大和「いやーーそのーーあのーー」ダラダラ


その後……。


装甲空母姫「フフフ……」

戦艦夏姫「シズミナサイ……」

リコリス棲姫「イソガシイモンダナ……」

中枢棲姫「人間ドモメ トドメヲ サシテヤル……」


人類を殲滅すべく進撃する深海棲艦の大艦隊。

そこに……。


空母水鬼「ナニカ キタヨ……」


矢矧「うぉおおおおお!」ガラガラ


サングラスをかけた矢作がカートを押しながら、まっすぐ向かってくる。

カートの上には体育座りの大和。


大和「ターゲット・スコープ、オープン……エネルギー充てん120%……」ブツブツ

戦艦棲姫「タッタ2隻デ ドウスルツモリダ?」

大和「対閃光防御……」ブツブツ


真っ赤な顔の大和が、手で顔を覆う。


大和「発射///」パカッ


大和は脚を開いて、M字開脚のポーズになると、股間から波動砲を発射した。

深海棲艦の大艦隊は光に飲まれ、射線上の棲地は消滅。

光が消えると、ズタボロの深海棲艦が残された。


リコリス棲姫(アフロ)「イヤー!!! 自慢ノ前髪パッツンガ!!!」

装甲空母姫(アフロ)「服ガ消エテ……コレ裸ジャナイ!」

戦艦夏姫(アフロ)「水着ガ……」

中枢棲姫(アフロ)「全裸デハ戦エナイ! 撤退ダ!!!」


人類は乾坤一擲の戦いに勝利した。


提督「これからも頼むぞ!」

大和「やだもーーーー///」


おはり


2スレお借りします。

瑞鶴「翔鶴姉に告白したら大破したときの話」


瑞鶴「私、翔鶴姉のことが好きなんだ!」

瑞鶴「提督とケッコンカッコカリしてても関係ない!もう気持ちが押えられないのよ!」

翔鶴「嬉しい…」ポロポロ

翔鶴「じゃあ早速だけど、今から左手の薬指をもいでくるから。瑞鶴はそこで少し待ってて?」

瑞鶴「えっ」

翔鶴「本当は、指輪は自分で勝手に外せるものではないんだけど……」

翔鶴「指を欠損した時に指輪を失くせば、修復材で指輪を付けていない姿で復活できるのよ」

瑞鶴「なにそのシステム怖い」


瑞鶴(また随分と提督泣かせな……)


翔鶴「一度は指輪を受け取ったのだもの、艦娘としての義理は果たしたわ」

瑞鶴「えっ……いやその、本気で? 本当にやるの……?」

翔鶴「当然よ。だって、瑞鶴と一緒になるためだもの」

翔鶴「指の一本くらい安いものだわ」ニコッ

瑞鶴(そんな朗らかな笑みやめて~っ!)

以上です。
ありがとうございました。

1レスss

【争いの火種】


足柄「どうして…、なんで裏切ったの?答えなさい!!大淀ッ!!」

大淀「裏切る?…そもそもこの状況において、裏切るという言葉は適切ではありません」

足柄「えっ?」

大淀「裏切るとは、味方に背き、敵側につくことを意味する言葉です」

  「そもそも、初めから味方でない者に対して使うべき言葉ではありません」

足柄「はじめ…、から…?」

大淀「そう、はじめから、です」

足柄「ずっと、騙していたってこと?」

大淀「騙すとは失礼ですね。私から言わせれば、そっちが勝手に勘違いしていただけの話です」

足柄「でも、大淀はずっと!!」

大淀「足柄さんに合わせていただけの話。それだけです」

  「本来、そう、本来私は…」







「足柄さんとは『違う』んですよ」










清霜「ねえねえ霞ちゃん。足柄さんと大淀さん、なに喧嘩してるの?」モグモグ

霞「さあ、知らないわ。どうせくだらないことなんだし、気にしなくていいんじゃない?」パクパク

朝霜「んー、あー、あれ、カツのタレの話だぞ」ムシャムシャ

霞「はぁ?」

朝霜「足柄はソース派。だけど大淀は味噌カツのほうが好きなんだと」

霞「…ばっかじゃないの。そんなのどっちでもいいじゃない」

朝霜「だよなあ…」

清霜「どっちもおいしいのにね」

朝霜「ん?あ、霞、目玉焼きにソースかかってないぞ。ほら、かけてやんよ」

霞「え、ちょっ、はあああああああああああああああ!?」

朝霜「うおっ!!な、なんだよ!」

霞「何やってるのよ!目玉焼きに、よりによってソース?はあああああ?!」

朝霜「ふつうだろ!?」

霞「ばっかじゃないの!そんなの邪道よ!本来醤油をかけるべきだわ!」

朝霜「邪道ってなんだよ!だいたい、醤油だとなんかこう、物足りないだろ!」

霞「ソースだとソースの味に全部つぶされるでしょう!」


ギャーギャ-


清霜「…どれも、おいしいのになあ」モグモグ

終わり

ガンちゃん実装で練り直しとなった奴を今更ながら流す

「まだだ……。まだ、終わりが見えない……」
日本某所にある、御雷基地の執務室。提督は疲労困憊していた。確認や押印を要する書類が、机上に残っているのである。
「随分片付けたけど、まだまだあるのね」
渡されたものをそう言いながら、雲龍は整理している。代理とはいえ秘書艦の彼女もまた、一挙手一投足に疲労を滲ませていた。
休むのも惜しいような状況下で、疲れは着実に、二人の身にのしかかっている。
「提督というのは常々、こういうものなのか?」
「そうでもなかったとかなんとか」
声は出る。ゆえに、視線を動かす余裕が惜しい。会話はすれど、向き合うことはない。
雲龍もまた、秘書艦代理として目を通していたのだ。本来の秘書艦に、伝えるべき事項があるといけないからである。
「この調子なら、いつまでになる?」
すっかり冷めた夜食を片手間に流し込み、提督は問う。次々書類へ目を通し、時に押印し、そして雲龍へ送り出す。
「早ければ翌朝。そう思いたいけれど……」
渡された書類に目を通し、分別された書類の山に突っ込み、次なる書類を確認する。
単調だが集中を要する作業に、彼女もまたふらついていた。手こそ止まらないものの、目が今にも閉じそうでいる。
一瞬の隙に飲んだ茶も、これではとても眠気防止薬を代替しえない。
「なんでこうも無茶をしてるんだろうな」
「そうね。代わっても良かったのに……」
夜食を差し入れてきた金剛達が、二人の脳裏を過ぎる。あの溌剌さを分けて欲しかった、と悔やむ。
無自覚の強がりが二人を苦しめる。冷えた空気が睡眠を推奨して止まない。日通しの作業から、体の悲鳴の幻聴がかすかに響きだす。
悔やむべきが別であると、この時はかけらも気づいてはいない。それほどに二人は疲れていたのだ。
「我が事ながら、何をしでかしてんだか」
「お互い、抜けてる人ね」
「そうだな。早急に引継ぎを終えるといっても、既にいる連中が大体のことを知っているんだ。数日は俺抜きでも回るんだが……」
「そう気楽なことを、言ってもいられない」
「ご明察。……しかし、だ」
しかし、提督の手は急に止まった。雲龍もそれに気付くとすぐさま、提督を見て作業をやめる。
疑問に歪む瞳と決意に満ちた瞳が見つめ合う。だが、それが競ることはない。
「……一旦、休もう。これ以上は体を壊しかねない」
「ここまでの時間と捌いた量を考えれば、妥当な判断だと思うわ。いいじゃない」
思い切って決断すれば、それは即行たりえてしまうもの。ソファに横たわると間もなく、意識はその身を離れた。
極限にあってようやく訪れた眠り。二人は泥のように眠りこける。月光と潮風に包まれる、未明の基地で――



――雲龍が目覚めたのは、昼を目前に控えた頃だった。自責の念を抱きながら、緩慢とした身体をおもむろに揉み解す。
と、いつの間にか己が布団を掛けていた事に気付く。見れば、机の向こうで眠る提督も同様だった。
「……粋なことをしてくれるのね。誰かしら?」
机には整理した書類とは別に盆が置かれていた。その上のものが寝覚めの一食であるのは、一考するまでもない。
逆さの茶飲みと、食品用ラップフィルムに包んだ塩むすびが二個ずつ。湯気をくゆらせ、緑茶の匂いを漂わせる急須。
それを共に頂くために、雲龍は提督の許に動く。急須の口が、彼女の側に向いていたからである。
「起きて、提督」
雲龍に揺すられ、提督の顔に被せていた軍帽が落ちる。寝惚け眼が現れ、ぎろりと金眼を見つめ返した。
余談だが金眼は金色に輝くのは光の加減の産物であり、普段は琥珀色である。
また、オオカミによく見られる色である事から『狼の目(Wolf eyes)』とも呼ばれるが、かの『飢えた狼』の虹彩も琥珀色と見られる。閑話休題。
「どうしたぁ? 東【ひんがし】に斜陽が見えてんかぁ?」
「そうじゃなくって、もうお昼」
と、途端に跳ね起きる提督。突然の行動に驚いた雲龍は提督の首に手を回す。わずか一秒のうちに二人は床に転げてしまった。
机にぶつかり、ガタンと音が響き、塩むすびが倒れる。
「提督……、大丈夫……?」
数秒後、呻きながら雲龍が仰向けのまま、頭を上げて足の側を見る。体にのしかかる物体が提督か否か、確かめるためだ。
「あら……。……ふふっ」
答えは是であった。豊満な胸部装甲へ顔を埋める提督がいたのだ。倒れた際に絞めてしまったか、打ち所が妙に悪かったのか、起きる様子はない。
雲龍は胸に掛かる吐息から彼の生存を確認すると、上体を起こしながら提督をそっと抱擁した。
「可愛い……。色々、してあげようかな」
提督を抱き起こし、再びソファの上に寝かせる雲龍。それから彼女が提督の軍帽と布団を持って彼の方を向くと、丁度提督は目覚めた。
が、途端に咳き込みだしてしまった。どうやら気を失ったのは、首が絞まったせいらしい。
「て、提督っ……!?」
さすがの雲龍も狼狽の色を見せた。提督の傍へ座って手元のものを横に置くと、彼の背中をさすりながらその顔を覗き込む。
顔は苦悶に歪んでいた。不安に色づく雲龍の顔に、雲を思わせる普段のそれは見えない。
「ごめんなさい、私ったら……」
返事は彼の咳が止み、荒い息が収まるまで待った。
「いや、気にするな。俺が慌てふためいたばかりに起きたことだ」
「けど……」
私の受け止め方にも非があった。そう、提督は言わせなかった。翳された手が、聞きたくないと告げたためだ。
「……提督?」
「言うな、雲龍。今は……、休もう。昼餉時なんだ。飯もある」
そう言って軍帽を手にとって膝に置いた提督は、続いて塩むすびに手を伸ばす。既に少々冷めているが構うことなく取り、ラップを外していく。
対する雲龍は彼の言葉を反芻する。自分の自責に、嫌悪とも取れる対応をした。そう、提督の言葉が彼女に響いていく。
(提督なりに私を思っているのは分かるけど……。ううん、今は考えてもしょうがないことね……)
雲龍も簡素な食事と向き合い、急須と茶飲みを取った――

「――『第四次日欧間軍事交流に当たり、御雷島(以下甲)の御雷鎮守府へE.U.F(欧州統一戦線)より新在日艦娘(以下乙と総称)を暫定異動させる』。
……四回目か。外国艦も増えてきてるんだな……」
二人は昼食を終え、時計は一二三〇を過ぎていた。書類の山はソファに挟まれた机に移され、再び書類に目を通し、時たま判を押し、筆を走らせる。
「そうね。……『今回、甲は下北基地沖にて新遣欧艦娘(以下丙と総称)を収容し、函館沖へ移動』……」
「『甲は丙をヴァニノへ乗艦させた後、乙を収容。作業完了後、速やかに横須賀鎮守府へ移送せよ』……」
今はそのうちの一つに目を通していた。大きな話が記された、数枚の書類だ。一部は折りたたまれており、枚数以上の厚みがある。
「ここを動かすのは大変だとここの日衛軍(日本防衛軍)の人とかから聞いてるが、大本営も随分無茶をさせるな」
そう言いつつ提督が思考を巡らせていたのは、自身の基地から一人だけ遣欧させる、艦娘についてだった。
浮かぶ候補はセイロン沖海戦参加に参加した艦娘。しかし、日本海軍は二隻を基本的な編制単位としてきた組織。
姉妹艦の間柄を考慮すると、候補が急速に絞られてしまうのだ。提督は他の鎮守府での選出方法が気になってしょうがない。
「仕方ないわ。他が本州南方沖だったり東シナ海を見ている以上、比較的平和なここしかないですもの」
「『太平洋』と言うだけあって間違っちゃいないが、なんだかなぁ……? にしても、国軍とかの関与が小さいような……」
「深追いは禁物よ? 形はどうあれ、前の提督みたいなことに……」
「思っただけだ。心配するな」
とは言うものの、今回の移動はそのことごとくが日本含む各国の対深海棲艦組織によるもの。提督にはその度合いがやけに小さく見える。
「来る子も向かう子も大変そう……。何日も掛けて移動するんでしょう?」
「ああ、10日はざらだ。まず、ポーランドのグディニャ海軍基地から軍用列車でナホトカにあるボストチヌイ港まで行く。
そこからはユ連(ユーラシア民主主義共和国連邦)海軍の強襲揚陸艦『ヴァニノ(Vanino)』に乗せてもらい、函館基地沖まで行く。
道中はE.U.F在ボストチヌイ艦隊が護衛し、こいつらは新在日艦娘がうちに来たら今度は新遣欧艦娘をヴァニノに乗せてボストチヌイへ戻る。
で、新在日艦娘は島ごと一路三浦半島南方沖まで移動し、独立第一任務部隊の潜水艦『けんおう(剣凰)』に搭乗。
横須賀基地の鎮守府の下に着けば、異動は完了。後はけんおうがここに戻ってくるだけ、というわけだ」
「随分長い旅ね。こっち(皇国海軍)からの子はその逆を?」
「そうなる。この島を出てからグディニャまでの部分は、新在日艦娘の逆を辿るわけだ」
この移動に関与するのはE.U.F、ユ連軍、日衛軍、そして皇国海軍。OSCE(欧州安全保障協力機構)もいるにはいるが、ほとんど関与していない。
また他の組織の名前は、あっても挙げるほどでもない零細なものらしく、どれも提督、雲龍の両氏に馴染みがない。
ここでE.U.Fの上の組織がいないことを不思議がる二人だったが、しばし後にE.U.Fが全て背負い込んだ、という形で納得した。
「……しかしまあ、航空機が飛ばせれば早いんだが……。結構な確率で撃ち落されるからな。深海棲艦の餌を撒くようなもんだ」
「ユ連軍も日衛軍も大変ね。自前の対深海棲艦戦力を持ってないっていうのに……」
二人の話すように、深海棲艦は一部だけとはいえ長射程かつ高精度の対空迎撃能力を備えており、日ユの艦娘はE.U.Fまたは皇国海軍の管轄だ。
艦娘の放つ艦載機で艦娘の移動などできず、艦船からの迎撃は雷撃や潜水艦に比較的弱く、砕氷船での移動は当然却下されている。
そして今回の場合、通りうるほとんどの海が未だ凍り付いており、そんな環境下で艦娘がまともに動けるはずもない。
そのため、海上は不凍港同士のボストチヌイ-函館間を通り、現地のE.U.F部隊に護衛させる形態を取るのだという。
「日衛軍がうち(皇国海軍)と島を共有している以上、少なくともここにいる部隊にはなるべく迷惑を掛けないようにしないとだな」
「ええ。……『けんおう』?」
「どうした、気になるか?」
いえ、と雲龍。見れば、彼女は笑いに震えていた。堪えるのに必死らしく、提督にもその理由はすぐ知れた。
日本語でしか通じないだろう、『遣欧』と潜水艦の『けんおう』という名を引っ掛けた洒落である。そこに笑いが生じた。
提督は、堪えながらも豪快に。雲龍は、小さな鈴が鳴るかの如く控え目に。一頻【しき】り、二人は笑った。
それがしばらくして止んで、更にどれほど経っただろうか。最初の声が生じた。
「……はあ。……こんな事はいいんだ」
ため息と、何かを悟ったような言葉だった。たかだか数枚の書類の、その内容が、思い出したように二人の脳を揺する。
「雲龍、うちからは誰を出す?」
「そうね……」
執務机の引き出しから取り出した所属艦娘の一覧に、二人して目を通す。
目ぼしい艦娘を見つけては別に用意した白紙に書き留め、終えた時には十人と書かれていなかった。
談議が始まり、案が渦巻きだす。だがこの渦が易々と動くはずもない。一方立てば他方が立たず、妥協と譲り合いの応酬が巻き起こる。
「鳥海は?」
「主戦力だから下手に外せない」
「川内」
「静か夜はいい。だが、川内型の均衡が崩れてはな……」
抜けがいるのが、なんとも難しいところであった。特に、ある種うってつけの龍驤はなぜか、この鎮守府にはいない。
「こうなってくると、一番波風が立たないのは……」
「磯波に、なるわね……」
「そうなったのはいいが、どうにも消極的な選出方法になってしまったな。よその出した子と、重複しなければいいんだが……」
と、提督の肩に手が掛かる。反応して横を見やる彼だが、その目を雲龍が、今度は優しく見つめてきたのだ。
「提督、心配するような事じゃないわ。主役にならなくたって、彼女はその前に名脇役よ」
目つきに反して言葉は強かで、提督の杞憂に、彼女は面と向き合っていた。
「……そうだな。有給休暇の代わりとしては難だが、彼女の糧になることには違いない。それに、彼女は努力家だ、と。そう聞いている」
細長い息を挟んで、言葉を返す。驚愕が浮かんだのも一瞬のうちで、彼の顔は微笑んでいる。
「そう、前線にほとんど立っていなくても、後方で頑張ってきたのがあの子。きっと、実を結ぶような努力ができるわ」
「雲龍……」
呼ばれるままに彼女は立ち上がり、提督の正面で彼の両肩を掴む。その微笑みが、提督には少し眩しく感じられる。
「大丈夫よ。信じてあげて」

と、次の瞬間。提督の視界が暗転する。正確には『目元が覆われた』というべきなのだろう。
「おうっ!?」
「こういうの……、好き、でしょう?」
返事は来ない。いや、しように困る状況にいた。雲龍の背へ腕を回すので精一杯だったのだ。
「そう……。いいのよ……?」
提督の頭を撫でる雲龍だが、提督の無言の理由は、彼女が思うそれと、全く別物である。
それに気付いたのはしばらくして、提督の手がしきりに彼女の背をたたき出してからだった。
「……あの、提督……?」
声がぐぐもり、どうにも聞き取りづらい。その胸から提督を解放し、ようやっと雲龍は気付いた。
強く抱きしめたせいで息苦しい状況にいたのだ。谷間に生じた滴をふき取りながら、彼女は安堵の息をつく。
一方、苦しさに火照っていた提督は荒いながらも深呼吸を繰り返していた。上を向き、目だけを雲龍に向ける。
「苦しかった……。それに顔が蒸し暑かった……」
「提督……、私……」
顔の暗くなる雲龍と対称的に、提督の顔は明るかった。彼は立ち上がり、彼女の頭を掻き撫でる。
「えっ? ……やだ、提督」
「いいんだ。好きでしてもらった事だしな。雲龍さえ良ければ……」
抱き寄せられる雲龍。彼女にとって、紅潮した顔を隠すにはむしろ好都合だった。
「また私でいいの? 他の子と比較検討したって、別にいいのに」
「いや、雲龍でいい。綺麗だし、可愛いし。それに……」
提督の口に、人差し指が宛がわれる。当然それは、雲龍のものである。
「言わないで……。私が、困っちゃうから……。ね……?」
背中を左手が撫でてくる。それだけの返事でも、彼女には嬉しかった。夕日の幻に包まれるような、そんな感覚に今は浸っていたかった。
プチ・モルトめいた眠気と共に、このまま眠りたかった。しかし、無情な音が二人の現状を塗り替える。
四度のノック音だった。二人は音の場所から、鳴らした者がそう高身長でない事を察する。
「……誰かしら?」
「誰だろうな……。入れ」
「失礼します」
短いポニーテールはピンク色で、やや鋭い瞳は空色。入ってきたのは不知火であった。
「司令官。差し入れです」
が、二人は彼女の、その左手に提げられているものに驚愕した。ケーキ箱と言うにはあまりにも大きすぎる何かが、そこにあったのだ。
「……不知火。そのやたらでかい箱はなんだ? 軽く四十センチメートルはありそうなんだが……」
「磯風に曰く、『これがあればトウ分は問題ない』、との事です」
二人の心中で急速に膨れていくのは、ただ不安のみだった。提督に至っては冷や汗が出だしている。
そんな二人の様子を不思議がりながら、不知火は箱を机に置く。書類を除けてあった箇所に置かれたことで、二人の不安の膨張は更に加速した。
「では、不知火はこれで失礼します」
不知火が足早に退室するのをよそに、机がその直下の床と共に軋む。もはや恐怖すら呼び起こす音だ。
二人とも、まともに脚が進まない。その重量物が、睨んできている気さえした。
「開けないからには、始まらないが……。どうする、雲龍……?」
「確かめるしかないわ、提督。それに机が……」
そのわずか十数センチメートルの間隔を無理やり詰めた二人。開けようとして、箱の更なる異常に気付く。
「……ケーキ箱というのは、こんなに分厚いものなのか?」
「どうかしら? あまり外に出ないから、私にはよく……」
「……開けるぞ」
徐に開かれる、ケーキ箱状の箱。二人の視線の先で、小さな暗闇が明るくなっていく。
「「……これは……」」
箱の中には、それよりわずかに小さな箱があった。明らかに金属製の、黒ずんだ箱。それが重量物の正体だった。
紙箱の分厚かった理由たる、物的証拠。その圧倒的存在感が、執務室に沈黙を敷き詰めていく。
「……中身はなんだこれ?」
「知らない方がいいわ」
ようやっと沈黙が破壊されたのは、冷たく重々しいその物体が姿を現してから、およそ十秒後のことであった。
「……ケーキには、違いないんだろうな?」
「ケーキ箱に入っていたということは……、そのはずよ」
しかし、ケーキといっても様々なものがある。その中には当然、食品ですらないものも。
今回の場合、ケーキのなりそこないなら、まだいい方ですらあったのだ。なぜか『ケーキ』に固執する二人。
「嫌な可能性が見えてきた。うちにいる中で、『あれ』に精通していそうなのは……」
「『あれ』って、一体……?」
「……多分、陸奥が良く知っている」
なぜか浮上した陸奥の名が、一体何を意味しているのか。
この時の雲龍には、それがどうにも分からなかった――

――提督、雲龍、陸奥。そして、金属製らしき、黒ずんだ箱。
執務室にはその三人と一個のために、緊張感が充満していた。
「ふう~ん、鉛ねぇ……?」
「鉛って、銃弾とか釣りのおもりに使う、あの?」
肯定の旨が即答される。
「黒鉛や鉛筆とは無関係な、あの?」
「そうよ?」
陸奥の返答が確実に、二人の不安を煽っていた。提督の肩へ雲龍の手が乗る。
「提督……」
「言うな、雲龍」
二人に見つめられる中で、陸奥は徐に蓋を開けた。
「……なるほど」
そしてやはり、徐に蓋を閉じた。
「中の『ケーキ』、提督の想定通りだったわ」
提督の方へ向き直った陸奥の顔は、困惑に歪んでいた。
「蒲鉾(フィッシュケーキ)や餅(ライスケーキ)ではない?」
「明らかな失敗作とか脱水ケーキでも、おむつ(ダイパー)ケーキでも?」
残念ながら、と呟く陸奥。誰も磯風が『ちゃんとした』洋菓子のケーキを持ってきたと考えなかったのは、彼女の致命的な調理技能不足の成せる業か。
蒲鉾や餅は兎も角、雲龍の挙げた後ろ二つはもはや食品ですらなく、二人の想定した最悪のケーキもそうである。
そして、陸奥の言葉はその最悪のケーキが箱の中身である事を告げたものであった。三人して頭を抑え、嘆息する。
「なんなんだ、これは? どうすればいい?」
「『A piece of cake.』といきそうにないのは確かね」
「上手い事言ってる場合か雲龍」
提督は雲龍の洒落にそう返しつつ、ちらと陸奥を見た。その目が驚愕に見開くまで、一秒と無かっただろう。
「……後で、どうしてあげようかしら?」
顔を歪めていた真の理由が、そこにあったのだ。提督の異常に気付いた雲龍も、やがて同様に硬直する。
しばらくすると陸奥は、鉛の箱を手にして執務室を出ていった。
「私達も、あの子(磯風)も。……どうなると思う?」
「分からん。ただ、あれが第二のデーモン・コアとならなければいいんだが……」
デーモン・コアとはロスアラモス研究所で二度臨界状態となり、二人の科学者の命を奪ったプルトニウムの塊である。
その約六・二キログラムの球は後にエイブルという核爆弾に組み込まれ、クロスロード作戦で爆発し、再製造はされていない。
しかし、あの箱の中身はプルトニウムではないし、ましてや濃縮された状態でもない。少々頓珍漢な杞憂なのだ。
「きっと大丈夫よ。そう大した量じゃないもの」
「万が一濃縮されたらどうする。鉛の箱の中とはいえ……」
「心配しすぎ」
雲龍に小突かれる提督。笑う二人だが、その笑顔は引きつり気味であり、声も乾いたものだった――



この一件の後、磯風は厳重注意を受け、監視下での行動をしばらくの間強制された。
また、鉛の箱は中身諸共提供元に返還されたというが、その提供元については明らかにされていない。
なお、陸奥は第三砲塔が原因不明の不調に見舞われ、当面の出撃を見送らざるを得ない憂き目に遭っている。
そして、鎮守府は……。

To be continued……?

提督「げほげほっ……あー風邪ひいた……」カチ シュッ スー

提督「ぷはぁー でも煙草は止められないなぁ……」

提督「ふぅ……夏だなー」プカプカ

提督「……にしても毎年夏風邪引いてるな仕事中は体の不調なんて気にしてなかったから休みになると一気にくるな……」

提督「何が原因だったんだろ……やっぱりあれか龍驤に爆雷で水浴びせられた時かな……」

提督「あいつ沸点早すぎるんだよな、酔いつぶれた時に胸に野菜乗っけて、今日の3分クッキングのお時間ですって言っただけじゃねーか」

提督「たく、千歳と隼鷹も笑ってないで龍驤が起きたこと教えてくれれば良いのに」

提督「お陰で空から放水されたよ、水って塊で落ちてくると痛いよなほんと」

提督「はぁ、げほっ…………あ、……喉の調子いいからもう一本いいかな……」カチ シュッ

叢雲「言い分けないでしょ!!」

提督「うお!?」

叢雲「アンタ風邪引いてるのに何で寒い外に出てこんな体の悪いもの吸ってるのよ!!」

提督「びっくりした……脅かすなよ」

叢雲「脅かすなよじゃないわよ、途中から居たわよ……全く」

提督「途中からって」

叢雲「夏だなーってところからよ」

提督「ほぼ最初っからじゃねーか」

叢雲「アンタの部屋に行ったのにいないから探したのよ」

提督「へー、そっかー」スー プハー

叢雲「すー ぷふぁーってね……そんなもの吸ってないでこれ飲みなさい!!」

提督「あっまだ二回しか吸ってないのに!! ん? ポカリか」

叢雲「たく、何でこんなの吸うんだか」スー

提督「お前も吸っているんじゃねーか」

叢雲「私は風邪引いてないから良いのよ」

提督「たっく……」ゴクゴク

叢雲「そもそもその風邪も自業自得じゃない」

提督「そうかー? 宴会での一発芸はそんなもんだろ」

叢雲「あれ?梅干しなんて材料にあったけ? あっこれ乳首か、お椀がなくて分からなかったわ なんて言ったからでしょ」

提督「……んなこと言ったっけ?」

叢雲「全く……それじぁ布団に戻るわよ」

提督「はいはい」

叢雲「はいは一回!!」

提督「はーい」

叢雲「はぁ……」

提督「あ、叢雲」

叢雲「なに」

提督「ポカリごっそさん」

終わり

夏風邪流行ってるから気を付けてね


数レスいただきます。


今度のイベの作戦内容を聞いて思いついたクロスSS風味映画(?)予告




♪ルパンTVシリーズ2015Op



ルパン「そうかい、やっぱりあんたが黒幕だったのか。」


???「えぇ、そうよ。さすがは世界的な大泥棒ね。いつから気づいていたのかしら?」


ルパン「最初からさ。」


ルパン「さぁて、あんたが攫っていった艦娘、イタリアのお嬢さんを返して貰おうか。」






次元「川内だったか?嬢ちゃん、死ぬんじゃねぇぞ?」


川内「そっちこそね。」


次元「さぁて、連中にはタンゴでも踊ってもらうか。」


川内「地中海に住んでる深海棲艦だからきっと上手に踊れるよ!」


次元「ちげえねぇ!」




五右衛門「それがしの命に代えてもそなたは守る。」


神通「私は守られなければならない程弱くわ有りません……。」


五右衛門「肩に怪我をしているであろう。」


五右衛門「その怪我の状態ではあやつに敵うまい。それがしに任せるがいい。」


神通「気づかれていましたか……。」


神通「申し訳ありません。宜しくお願いします。」


五右衛門「任された!」





ビス子「結局あなたとあのルパンって男、恋人関係なの?」


不二子「そうね、そうとも言えるし、そうとも言えないって所かしら?」


ビス子「なにそれ。」


不二子「うふふ。お子様には早かったかしら?」


ビス子「あら、私を子供扱いなんて随分ね。理由を聞かせて貰いたいわ。」


不二子「そうね、ここを切り抜けられたらゆっくり教えてあげるわ。」


ビス子「そうね、切り抜けたらゆっくりと伺おうかしら。」





銭形「こっちだ提督!」


提督「くそ!なんて敵の数だ!」


レーベ「提督!後ろからも敵が迫ってるよ!」


ザラ「此処は任せて銭形さんと先を急いでください!」


ローマ「提督、姉さんはこっちの奥に居るはず!」


提督「銭形さん!急いで!」


銭形「おぉ!」





ルパン「さぁて、そろそろフィナーレといこうか?」


???「いいわよ。」


イタリアのヴェネツィアを舞台にルパン一味が大暴れ!?


鍵を握るは世界的宝飾品ブランド、カルティエの至宝、ミステリークロック。


そのミステリークロックに隠された謎とは!?


ルパン三世 『 ミステリークロックの謎を追え! 』




ルパン「俺は狙った獲物は逃がさねぇ、それだけさ。」



プロットだけ書いて放置気味

気合をいれて形に出来たらいいなぁという願望とやる気をだす為この場をお借りましした

ありがとうございました

アメリカ版艦これのお話

アメリカ提督「HAHAHA、また建造でアイオワがダブってしまったぜ」

アイオワ「Hi! Meがアイオワ級戦艦、アイオワよ。Youがこの艦隊のAdmiralなの? いいじゃない!私たちのこともよろしく!」

アメリカ提督「You're fired!(お前はクビだ)」

アイオワ「What?」

アメリカ提督「この鎮守府に戦艦アイオワは2隻もいらない。Youは解体されるか、JAPに派遣か、好きなほうを選べ」

アイオワ「OK!解体されるよりは派遣されたほうが良さそうね、JAP?どこかしら?」

アメリカ提督「俺もさっき資料を読んだばかりだが、海の果てのちっぽけな島国だ、国名はNipponだ」

アイオワ「Oh shit! ひどいとこに派遣するのね、そんなとこで私の食べる物はあるのかしら?」

アメリカ提督「ああ・・それなんだが・・・JAPは魚を生で食うんだ」

アイオワ「Oh my God! なんてことなの、彼らは料理を知らないのかしら?」

アメリカ提督「料理はあるが奴らは生魚を豆が腐った黒いソースに浸けて食べるんだ」

アイオワ「Why? 信じられない!豆をそんなことに使うなんて、ポーク&ビーンズにすればいいのに」

アメリカ提督「それだけじゃない、豆を草で包んで腐らせ、糸を引く様な腐敗物をライスに載せて貪り食うんだ」

アイオワ「Jesus! そんなところじゃ私の好きなステーキもフライドチキンも無さそうね」

アメリカ提督「驚かないでくれ、JAPは牛の死体を切り刻み、鉄網の上で焼いて食べる、焼肉というらしい」

アイオワ「なんてことを!彼らには慈悲がないのかしら」

アメリカ提督「チキンもNipponではひどい扱いを受けている、殺した後に高温の油の中に放り込むカラアゲという料理にされてしまうんだ」

アイオワ「Fuckin!ひどい野蛮な国ね、許せないわ!」

アメリカ提督「アイオワ、君はUSAが誇る最新型戦艦だ、野蛮なJAP共に文明というものを教えてやって欲しい」

アイオワ「BB61 アイオワ出撃する。Sally,go!」

ドイツ版艦これのお話

ドイツ提督「HoHoHo、また建造でUボートがダブってしまったぜ」

U-511「ドイツ海軍所属、潜水艦U-511です。ユーとお呼びください。よろしくお願い致します……」

ドイツ提督「あー、ウチの鎮守府は潜水艦は山ほどいるんだよねー。511?ちょっと待ってね調べるから」

U-511「見たことある艦(ふね)もいる…気のせいかな?」

ドイツ提督「509…510…511…あ、ダブってるわ。正規艦隊は無理だけどバイトで働くか、日本に派遣か、どっちがいい?」

U-511「バイト?ユーは、何をすればいいんですか?」

ドイツ提督「最初はトレーニング期間で時給730円からスタートね、先任艦が辞めたら昇格で時給800円。バルト海クルーズするだけの簡単なお仕事だよ」

U-511「郷に入っては郷に従えって聞いたけど…まぁ、どうなのかなって」

ドイツ提督「毎日3交代で8時間フルタイムで入ってくれるよね?…おい、U-58!何やってるんだ、こんなとこで」

U-58「も、もう、いっぱいでち…」

ドイツ提督「今日のバルクルノルマまだ終わってないだろ、休憩時間過ぎてるぞ」

U-58「旗艦のU-168ちゃんが中破したから撤退したでち…」

ドイツ提督「大破するまで撤退したらダメだって言ったじゃないか!ほら!再出撃!」

U-58「出撃するでち…ゴーヤ、潜りまーす!」

ドイツ提督「タイムカードは定時で押しておくから、ゴミ出しと魚雷の調整も帰ったらやっとけよ」

U-58「わかったでち…」

ドイツ提督「あと業務日報の字が汚いぞ、丁寧にな。日報記入時刻はちゃんと就業時間内に調整して書けよ。オーバーするとエリアマネージャーに怒られちゃうから」

U-511「Admiral!ユーは日本に行きます」

ドイツ提督「そうか、残念だな。バイトしたくなったらいつでも歓迎だよ」



U-511「ドイツ海軍所属、潜水艦U-511です。ユーとお呼びください。少し遠出してきました。よろしくお願い致します……」

日本提督「よく来てくれた。潜水艦が足りなくて人手不足なんだよ。今日からシフト入れるよね?研修期間中は時給700円ね」

2レスお借りします


~「艦娘」素体欲しさ 鎮守府(予定地)侵入男を逮捕~(神戸新聞)


――――提督着任前の鎮守府工廠に身を潜めていたとして、兵庫県警は28日、建造物侵入の疑いで、神戸市灘区のアルバイトの男(29)を現行犯逮捕した。県警によると、工廠内には「艦娘」の建造機があり、男は「(建造機の中にいるはずの)艦娘を手に入れたかった」と話しているという。


・・・・・・・・・
・・・・・・・・・




刑事「――全く、馬鹿な真似をしたもんだな」

男「ううっ……畜生……」

刑事「提督着任前の、正式に稼働してない鎮守府だったから、まだ警察(うち)の管轄だったものの、下手すりゃ問答無用で銃殺だぞ? 無茶しやがって」

男「だって……アイドルやモデルも顔負けの美少女揃いの艦娘たちの身体が、あの建造機の中に保管されてると思ったら……どうしても、我慢できなくて……」

刑事「……それで、バールやドライバー持って工廠に侵入か。はぁ……。言っとくがな、建造機の中に、お前が思ってるような艦娘たちの身体は存在してないぞ?」

男「嘘だ!」


刑事「嘘なもんかよ」

男「さんざん調べて、確かな筋から聞いたんだ! 建造機の中には、艦娘たちの魂を寄り憑かせるための素体があるって……」

刑事「……そりゃその通りだがよ。知らなかったのか? 素体ってのは、真っ白なのっぺらぼうのマネキンみたいなもんでな。着任した提督が資材を投入して操作して、はじめて魂が入って艦娘として出てくるんだ」

男「なっ……」

刑事「……それも、どんな艦娘の魂が寄り憑くかは、ほぼランダム。実際に建造してみるまで、誰が来るかわかりゃしねえんだ。……そうでなかったら、どこの提督も、島風やら雪風やら五航戦やら大和武蔵やら、目当ての艦娘揃えるのに苦労してねえよ」

男「そ、そんな……」

刑事「頑張って勉強して身体鍛えて、海軍に入ってまともに提督目指してりゃ、まだ大好きな艦娘に会える目はあったかも知れねえが……まあ、お前は間違いなくムショ行きだ。じっくり反省しろ」

男「僕の……僕の夢が……艦隊これくしょんが……」

刑事「まあ、頑張れや。……案外、ムショでも素敵な出会いがあるかも知れねえぞ? ……『不知火』みたいな鋭い眼光や『武蔵』みたいな迫力持ったお兄さん方とか、『香取』先生みたいにドSな看守さんとかな」

男「そんな……いやだ……いやだ……」

刑事「艦隊これくしょんならぬ、檻内コネクション、ってか? がははは」
男「いやだあ~~~~~っっ!!」




――――その後、彼がきちんと刑期をつとめあげた後、一念発起して努力し、異色の経歴をもつ提督になれたかどうかは、定かではない。



fin.

投下終了
お目汚し失礼

<雨>

吹雪「また雨ですよ、司令官」

司令官「洗濯物がたまってるんだよねー」

吹雪「外にも出れないし……」

司令官「艦娘はいつも海で水被ってるから平気じゃないの?」

吹雪「私達だって、水に濡れるのが好きなわけじゃないんですよ」

司令官「そっかそっか」

吹雪「晴れないかなあ」

司令官「わたしは雨も好きだけどね」

吹雪「えっ?」

司令官「こうして雨を話題にして吹雪とムダ話できるし」

吹雪「ムダ話って」

司令官「太陽がまぶしくない」

吹雪「ひきこもりの発言ですよ」

司令官「雨の音も気持ちいいしね」

吹雪「私は聞きあきました」

司令官「ひんやりしていい感じ」

吹雪「油断すると風邪をひく気温ですよ」

司令官「身を隠して敵に接近できる」

吹雪「逆に気づかず接近されたりもします」

司令官「それにね、雨の中で、踊って歌ってみるのもいいものだよ」

吹雪「そんなこと、司令官はしないじゃないですか」

司令官「じゃあやろ!」

吹雪「えっ!?」

司令官「いくよー吹雪!」

吹雪「ちょっと、本気ですか!? ああ、ひっぱらないでください!」

司令官「うわおー!」

吹雪「司令官、廊下は走らないで、みんな見てます、見てますから!」

司令官「出るよー吹雪!」

吹雪「きゃー!」

司令官「あっはっはははははは! 雨だよ吹雪!」

吹雪「濡れます、濡れてますよ!」

司令官「ほらほら、踊って踊って!」

吹雪「もう、この……司令官ー!」

司令官「あはははは!」

吹雪「ほんとに、まったく、もう、ばか! ふ、ふふっ」

司令官「Singing in the rain!」

吹雪「ふふっ、あはっ、あははは!」

司令官「吹雪!」

吹雪「なんですか、司令官!」

司令官「雨はいいでしょ!」

吹雪「あはは、ぜんぜんよくないですよ!」

司令官「じゃあ、もっと踊ろ! 吹雪!」

吹雪「はい! 司令官!」


おわり

【飲み屋でのとある軍人の会話】


A「なあ、お前さ」

B「なんですか?」

A「どうやったらそんなに艦娘に好かれるわけ?」

B「…あなただって好かれているじゃないですか」

A「ちげーんだって!!そりゃあ、険悪な雰囲気とかじゃないけどさ」

B「ならいいじゃないですか」

A「でもさ、違うんだよ!みんな良い子すぎなの!ビジネスライク的な意味で!」

B「よき上司とよき部下、十分かと」

A「だーかーらー、ちがうんだって!俺が求めているのはこう、ラブ的なやつ!」

B「一人の子に入れ込むとそれはそれで贔屓になりますよ」

A「大丈夫!俺はみんなを愛してるから!」

B「はあ…、駆逐艦や海防艦も?」

A「当たり前だろうが!!!!!」

B「あ、はい」

A「なあぁ、教えてくれよー。どうやったらそんな艦娘侍らせられるんだよぉ」

B「はべらすて…」

A「だってそうだろ!お前んとこの夕雲ちゃん?あれなに?もう完っ全に幼妻じゃん!!」

B「妻…」

A「あとさー、如月ちゃんに荒潮ちゃん?もうさ、愛人かよ!」

B「愛人…」

A「なあああ、どうやったらそうなるんだよおお」

B「いえ、あのですね」

A「お、何?教えてくれる気になった?」

B「そうじゃなくて」

A「なんだよ!秘密独占かよ!」

B「わたし、女なんですけど」

A「いーじゃんかよー!!それはそれでさいっこうじゃねーかくそが!」

B「はあ…、これはこれで結構大変なんですけどね」

A「は?キレそう」

B「食事は絶対に彼女たちお手製のもの、入浴は必ず一緒、果てはいつの間にかベットにもぐりこむ始末!!」

B「秘書艦も三人のうちのだれか、たまの非番もデートと称したお買い物!」

B「私の!プライベートは!?どこ!!!」

A「あ、おい…」

B「仲がいいのはけっこうです!でも、親しき中にもですね「…ごめんなさい、提督」…え?」


夕雲「提督がそんなこと思ってたなんて、夕雲、知りませんでした」

B「あ、え?なんでここに?」

A「あーあ…」

夕雲「ほら、外、雨降ってるから。傘お忘れでしょう?皆でもっていこうって」

B「みん、な?」

如月「…如月がずっとおそばにいるのは、いや、だったのね」

荒潮「荒潮は、ふふ…迷惑、だったのねぇ」

B「えっと、その」

夕雲「傘、ここに置いておきますね。それじゃあ、皆さん…」

B「ま、まって!」

夕雲「なにか?」


A(あれ?俺置いてきぼりじゃね?)


B「その、貴女たちといつも一緒にいるのは、えっと、ちょっと行き過ぎたところもあるから、その」

如月「だから、お嫌いなんでしょう?」

B「違います!嫌いだなんて一言も言ってない!」

荒潮「そう、なの?」

B「ええ、むしろ好ましく思ってますよ!」

夕雲「お願い提督、嫌いなら、迷惑ならはっきりと言ってほしいわ」

B「あー、もう!だから!嫌いでも迷惑でもなくてですね、大好きなんです!」


夕雲「ふふっ」

如月「ふーん、うふふ」

荒潮「あらぁ」


A「あ、店員さん、ビール中ジョッキで一杯ください」




夕雲「提督?夕雲、とっても、とーっても傷ついたわ」

如月「もう、司令官ったら、悪いひと…」

荒潮「だからぁ、すこーし、お詫びというかぁ、なにか、ね?」

B(あれ?)


A「あ、この煮びたしうめえな」


夕雲「だから提督、今日はもう一緒に帰りましょう?」

如月「今日はとーっても寒いから、みんなでお鍋作るのよ」

荒潮「お風呂も用意してあるわぁ」

B(これ、いつもの…)

A「ん?あ、話まとまりそう?」

B「ちょっ、あの、たすけ…」

A「無理」

B「えぇ…」

夕雲「ほーら、提督?あ、お金はここに置いておきますね」

A「お、おう」

荒潮「そ・れ・とぉ」ボソッ

如月「万が一司令官に手を出そうものなら、ね?」ボソボソ

A「アッハイ」


キョウハテイトクノスキナ、トマトナベナンデスヨ

エ、ホント?!ジャナクテアノ

イッショニアッタマリマショウネェ

ウフフフフフ



A「…好かれすぎるのも考えものだな」グビグビ

終わり

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