杏奈「杏奈は、嘘つきなのかな・・・」ミリP「あ?」 (59)


※今更ですが、LTD02仙台公演をベースに書いてます。

※乙女ストームのときの回想が入ります。

※個人的な解釈や妄想が嫌いな人はブラウザバックを推奨します。

※人によってはPの口調などに嫌悪感を覚えるかもしれません。ご注意ください。


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仙台公演三ヶ月前 765プロ事務所




ミリP「・・・つーわけで、最初のMCが終わったらデュオ曲コーナーってのは話したよな?
    まずは、天海と春日。てめえらがトップバッターだ。いけるか?」


天海春香「はい!!」


春日未来「は、はい!」


ミリP「天海。先輩のてめえが、春日を引っ張ってやれ。こいつぁまだまだ粗削りだからな」


春香「分かりました!任せてください!」


未来「春香さんとトップバッターか~・・・」


ミリP「んだよ春日。ビビッってんのか?」


未来「ビ、ビビりません!春香さんと一緒にトップバッター!全力で楽しんで見せます!!」


ミリP「はっ!その度胸だけは認めてやらあ!へますんなよ!!」


はるみら「はい!!」


ミリP「んで、二番手は七尾と望月にやってもらおうと思う。どうだ?」


七尾百合子「分かりました!」


ミリP「ほう。威勢がいいじゃねえか」


百合子「えへへ。そういうわけじゃないんですけど・・・仙台に、まだ出会ったことも無い
    遠くの人に、私たちのステージを見てもらうんだって思うと、ワクワクするんです!」


ミリP「ステージねえ・・・歌はともかく未だにダンスがポンコツなてめえがか?」


百合子「う・・・ですよね・・・すみません・・・」


ミリP「なに謝ってんだ。てめえが運動音痴なのは百も承知なんだよ」


百合子「・・・」


ミリP「だから、残り三ヶ月でなんとかしてみせろ!」


ミリP「てめえの持ち味はなんだ!文学少女離れしたガッツだろ!」


百合子「っ!!はいっ!!」


ミリP「さて、相方はこう言ってるが、てめえの意見はどうだ望月?」




望月杏奈「・・・・・・・・」




ミリP「・・・?」


百合子「杏奈ちゃん?」


杏奈「・・・・・・」


ミリP「おい。望月」


杏奈「・・・・・・」


ミリP「望月」


杏奈「・・・・・・」


ミリP「・・・・・・望月ぃっ!!!!!!」


杏奈「!!」ビクッ


杏奈「え・・・?え!?」


ミリP「望月ぃ・・・てめえミーティング中に呆けてるたあ良い度胸だなぁ・・・」


杏奈「あ・・・えっと・・・その・・・」


ミリP「んだこら?やる気ねえなら帰っても構わねえぞ?あ?」


杏奈「ご、ごめんなさい・・・!」ガタガタ


ミリP「・・・次やったらゲンコツ喰らわすからな」


杏奈「う、うん・・・分かった、よ・・・」


所恵美「杏奈、なにかあったのかな?」ヒソヒソ


ジュリア「さあな。ぼーっとしてただけじゃないか?」ヒソヒソ


恵美「それとは違う気がするんだよね~」ヒソヒソ


ジュリア「なんでだ?」ヒソヒソ


恵美「う~ん、あくまで勘なんだけどさ」ヒソヒソ


ミリP「おい。なにブツブツ言ってやがる。次はてめえらだぞ」


恵美「あ、ご、ごめん!」


ジュリア「悪い、プロデューサー。続けてくれ」


ミリP「ったく、どいつもこいつも・・・」

ミリP「えー、三番手はてめえらだ、所、ジュリア。てめえらはとにかく意外性が肝だ。
   てめえら二人のデュオという予想外の組み合わせから生まれるハーモニーを見せつけろ!」


恵美「うん!了解!ジュリアとならやれるよ!」


ジュリア「ああ!ファンを虜にしてやろうぜ!」


ミリP「よし!その意気を忘れんじゃねえぞ!!」
   

ミリP「んで、今日はいねえが、北沢と北上が四番手。トリで高槻と矢吹の予定だ。
    このことは、もう四人に話してるが・・・この順番に異議はあるか?」


ミリP「・・・無ぇみたいだな。で、この後のアンコールなんだが・・・」


百合子「・・・」チラ


杏奈「・・・・・・」


百合子(杏奈ちゃん・・・)




ミーティング後  レッスンルーム ダンスレッスン



タン タターン キュ、キュ ターン タタタ タン タン ターン キュ



ミリP「天海!もっと指先まで手ぇ広げろ!!見栄え悪ぃぞ!!」


春香「は、はい!」


ミリP「春日ぁ!また同じステップ間違えてんぞ!!脳みそ寝てんのかオイ!!」


未来「すいませ~ん!」


ミリP「所!てめえは周りに気ぃ遣いすぎだ!!自分のダンスに集中しろ!!」


恵美「や、やってみる!」


ミリP「ジュリア!失敗するのを怖がってんじゃねえ!!それがてめえのパフォーマンスか!?」


ジュリア(ぐ・・・見抜いてやがる・・・!)


ミリP「七尾!どんどん手が下がってきてんぞ!!もうヘバったか!?」


百合子「ま、まだ、やれます・・・!!」


ミリP「よし!良いガッツじゃねえか!!・・・ん?」


杏奈「はぁ・・・はぁ・・・!!」キュッ ターン


ミリP「っ!?望月!!ちげえ!!ターンの方向が逆だ!!」


杏奈「あ・・・!」


百合子「え?」


ミリP「七尾!避けr」



ドカッ! ドシーン!



杏奈「あうっ・・・」


百合子「いたた・・・」


恵美「ちょ、大丈夫!?」


ジュリア「結構派手にぶつからなかったか!?」


百合子「わ、私は大丈夫です!杏奈ちゃんは?」


杏奈「へ、平気、です・・・ごめんなさい・・・」


百合子「いいよいいよ!これくらいなんともないよ!」



ミリP「・・・・・・・」



杏奈「!」ビクッ


春香(プロデューサー!穏便にですよ!穏便に!)アセアセ


未来(怒鳴られるのかな・・・止めたほうがいいのかな・・・)オロオロ


ミリP「・・・少し早ぇが、休憩だ」


アイドル一同「へ?」


百合子「プロデューサー!わ、私なら平気ですって!」


ミリP「んなこと分かってらあ。俺が気にしてんのは・・・」チラ


杏奈「・・・」


ミリP「・・・いいから休め。10分後に再開するぞ」


アイドル一同「は、はい!」


未来「百合子!ドリンクだよ!」


百合子「ありがとう未来」


未来「それにしても、麗花ちゃんと志保とやよいちゃんと可奈がいないのは残念だよね~」


春香「仕方ないよ。全員が揃う日だけレッスンをするなんて無茶だし」


恵美「二兎を追う者はなんとか、だよねぇ」


ジュリア「だな、これが最善なんだろ」


百合子「ですね」チラ


杏奈「・・・・・・」


百合子「杏奈ちゃん大丈夫でしょうか・・・」


恵美「やっぱり変だよね~・・・」


未来「私、聞いてみます!」


ジュリア「よせって。デリケートな悩みだったらどうすんだ」


春香「でも、このままじゃ・・・あ」


ミリP「・・・」スタスタ


杏奈「・・・はあ・・・」


杏奈(杏奈・・・なにやってるんだろ・・・)


ミリP「おい」


杏奈「!」


ミリP「そう身構えんな。説教しに来たわけじゃねえよ」


杏奈「そう、なの・・・?」


ミリP「ああ。質問しにきただけだ」


杏奈「え?」


ミリP「てめえ、なにがあった」


杏奈「・・・・・・・・」


ミリP「言っとくが黙秘権はねえぞ」


杏奈「・・・何で、そう思うの・・・?」


ミリP「なめんな。てめえ今朝会ったときからおかしかっただろうが」


ミリP「挨拶をしたときのツラ、すげえ暗かったぞ」


杏奈「そんなの・・・いつものこと、だよ・・・」


ミリP「いつも以上にシケたツラしてやがったから言ってんだ」


杏奈「・・・・・」


ミリP「その後のミーティングじゃ俺の話なんざ上の空。

    極めつけは、さっきの凡ミスだ。ダンスが得意じゃないとはいえ、
    研究熱心なてめえが、あんな間違いするなんざありえねえ」


杏奈「それは・・・」


ミリP「もう一度言う。なにがあった」


ミリP「さっきも言ったが拒否権はねえぞ。応えろ」


杏奈「・・・・・・」



春香(うわあ・・・何が何でも聞きだすつもりだ・・・)


ジュリア(あそこで空気を読まずズカズカ踏み込めるのは
     デリカシーの欠片も無いプロデューサーぐらいだな・・・)


杏奈「・・・・杏奈は・・・」


ミリP「・・・・・・」


杏奈「杏奈は、嘘つきなのかな・・・」


ミリP「あ?」


杏奈「ご、ごめん・・・これだけじゃ、分からない、よね・・・」


杏奈「ここ数日ね・・・杏奈は仙台公演に備えて・・・PSLのライブ映像を、家で見返してたんだ」


ミリP「乙女ストーム!のときか。良い心がけじゃねえか」


杏奈「自分で、言うのも、なんだけど・・・みんな、素敵だった・・・
   改めて、見直しても・・・凄く良いライブだったって、思った、よ・・・」


ミリP「ああ。あのライブは上出来だった」


杏奈「・・・でも・・・そこで、気付いたんだ・・・」


ミリP「?」


杏奈「みんな・・・キラキラしてた・・・
   
   百合子さんも・・・未来も・・・翼も・・・瑞希さんも・・・

   普段の自分のままで、それぞれの、個性を・・・存分に、発揮して・・・輝いていた・・・」






杏奈「でも・・・杏奈は、違う・・・」





ミリP「・・・・・・・・・」


杏奈「・・・杏奈は・・・演じてる・・・
   元気な、自分、に見える物を、ファンのみんなに、見せてる、だけ・・・」





杏奈「本当は・・・あんなに、元気じゃないのに・・・
   こんなに、暗いのに・・・それを、隠してるだけなんだ・・・・」




杏奈「思っちゃったんだ・・・杏奈は、嘘つきなんじゃないかって・・・・」グスッ




杏奈「ファンのみんなを・・・・騙してきただけなんじゃないかって・・・・!!」ポロポロ



百合子「杏奈ちゃん!それは違うよ!」


未来「そうだよ!」


杏奈「・・・それじゃ、百合子さんと、未来は・・・仕事で、演じてるの・・・・?」


百合子「・・・・っ」


未来「そ、それは・・・」



ミリP「そうかそうか!!そういうことか~!!」



ゆりみら「!?」


ミリP「じゃああれか!今までの出来事は、ぜ~んぶ、てめえのお芝居だったわけか!」


杏奈「え・・・?」


ミリP「てめえのライブ前の意気込みも!ステージの上での涙も!ファンレターを貰った時の笑顔も!」


未来「え?え?」


百合子「プロデューサーさん、なにを言って・・・」




ミリP「ファンへの思いも、み~んな、嘘っぱちだったわけか~!」



未来「!?」


百合子「プロデューサーさん!?」


ミリP「こりゃ傑作だわ!まさか全部演技!?そんなアイドルだったのかよ~!」


ミリP「あ~あ、まさかファンへの思いが芝居だったなんてな~ファンが知ったら悲しむだろうな~」


百合子「・・・っ!!プロデューサーさん!!いい加減に・・・!!」








杏奈「そんなことない!!!!!!!!!」







アイドル一同「!?」


百合子「・・・杏奈ちゃん?」


杏奈「ちが、う・・・!!意気込み、も・・・涙も・・・笑顔、も・・・
   演技じゃ、ない・・・全部・・・全部、本当・・・だよ・・・!!」グスッ




杏奈「杏奈は・・・ただ、ファンのみんなに、笑顔になって・・・ほしくて・・・」ポロポロ




杏奈「でも・・・でも・・・分からなくなるんだ、よ・・・
   ステージに、立ってる自分が・・・だれなの、か・・・」




杏奈「本当に・・・杏奈は・・・杏奈なのか・・・って・・・」グスッ




未来「杏奈・・・」


百合子「杏奈ちゃん・・・」



杏奈「杏奈は・・・だれ・・・?だれなの・・・・?」



ミリP「・・・それでいいじゃねえか」




杏奈「・・・え?」グスッ




ミリP「ファンのことを思ってるんだったら、今のままでいいじゃねえか」



杏奈「ファンの、ことを・・・思ってる・・・?杏奈が・・・?」



ミリP「てめえ今自分で言っただろ。ファンに笑顔になってほしくてって」



杏奈「・・・」



ミリP「それに、もしてめえが、ファンのことを思ってなかったら、
    明るいアイドルの研究なんてしてねえよ!ここまで悩んだりしてねえよ!」



杏奈「・・・・・・・」



ミリP「今泣いてる、てめえ自身が、ファンのことを思ってる何よりの証拠だ!」



杏奈「・・・・・・・」



ミリP「ステージの上にいる自分が誰か分からないって?教えてやろうか?」



ミリP「仕事だろうがプライベートだろうが、ステージの上だろうが楽屋だろうが」


ミリP「どんなときでも、ファンのことを思ってるアイドルなら、てめえは嘘つきじゃねえ」






ミリP「てめえは、望月杏奈だ」






杏奈「・・・・・!!」



ミリP「望月。誇れ。てめえは間違っちゃいねえ」



ミリP「なにも間違っちゃいねえ!」



ミリP「もし、てめえのことを間違ってるとほざく奴がいたら、嘘つきだとぬかす奴がいたら」






ミリP「俺がそいつをブッ飛ばしてやるよ!!!!!!」






杏奈「プロデュー、サー・・・」


ミリP「あー・・・だから、その、なんだ。今のままで良いってことだ!」ナデナデ


ミリP「自信もて!てめえは正しい!!以上!!」




杏奈「・・・う・・・ひぐっ・・・グスッ・・・・」




杏奈「・・・プロデューサー・・・ありが、とう・・・ありがとう・・・・」ポロポロ



ミリP「れ、礼を言うほどのことじゃねえよ!ほら、ハンカチやるから泣き止め!」



ミリP「・・・ん?」



アイドル一同「♪」ニヤニヤ



ミリP「な、なんだよ」



恵美「プロデューサーって、案外優しいよね~♪」


ミリP「は、はあっ!?///」


ジュリア「へへ。なかなか男前だったぜ」


ミリP「ち、ちげえよ!!///このままだとレッスンにならねえからだな///」


春香「はいはい。そういう素直じゃないところも分かってますから♪」


ミリP「人の話聞けえ!!///」


未来「プロデューサーさん!カッコよかったからスマホで録画しちゃいました!」


ミリP「なにしてくれてんだバカスガ!!!」


未来「でへへ。あとでシアターのLINEに・・・」


ミリP「それやったらマジで殺すからな!?」


未来「え~?こんなにカッコいいのに・・・」


百合子「未来!あとで私の個別LINEにちょうだい!」


ミリP「七尾てめえ!!!!」


百合子「大丈夫です!妄想の足しにするだけですから!」


ミリP「それでもやめろ!!」


百合子「でも、カッコよかったですよ♪」


ミリP「ほ、褒めても許可しねえからな!?///」


百合子「でも、プロデューサーの芝居って必要だったんですか?」


ミリP「望月自身にファンを思う気持ちを自覚させるために必要だったんだよ・・・」


百合子「なるほど・・・そこまで計算して・・・」


ミリP「とにかく削除だ!削除しろ!!磨り潰されてえか愚図共!!」


未来「は~い・・・」サクジョ


ミリP「ほら、さっさとレッスンするぞ!もう10分ぐらい経ってるだろ!!」


恵美「え~?早くない?」


ミリP「うるせえ!とっとと配置につけ!!」




ゾロゾロ ガヤガヤ ブツブツ ナンダヨー




ミリP「ったく・・・」


杏奈「あの・・・プロデューサー・・・」


ミリP「あん?」




杏奈「・・・ありがとう」ニコ




ミリP「・・・おう」



三か月後  仙台公演会場  開演前  楽屋




高槻やよい「へ~そんなことがあったんですか!」


矢吹可奈「なんだかんだで優しいもんね♪」


北上麗花「プロデューサーさんは杏奈ちゃんのヒーローね♪」


北沢志保「そんな大げさな・・・」


春香「ここだけの話ね。あまり言いふらすとプロデューサーさん怒るから・・・」


麗花「分かった!シアターの皆にしか言わないから!」


恵美「だから、誰にも言っちゃダメだってば~!」


未来「・・・・・・・・・」


百合子「未来、どうしたの?」


未来「ううん。ちょっと乙女ストームのこと思い出してた」


杏奈「そうか・・・あれから結構、経つんだ、ね・・・」


百合子「もう懐かしいよね~ずっと前のことのように思えるよ」


未来「今思えば、先輩ばかりのユニットと同じステージに立ったんだよね私たち・・・」


百合子「最初は、なんの冗談かと思ったよ・・・」


杏奈「正直・・・引き立て役に、されたのかと、思った・・・・」


百合子「そのことについてプロデューサーさんに直談判しに行ったよね」


未来「あったあった!」


杏奈「でも、返答は予想の、遥か斜め上・・・・」


みらゆり「だったね・・・」






ミリP『は?てめえらがレジェンドデイズの引き立て役だぁ?
    てめえら結構自分のこと過小評価してんだな・・・』


ミリP『たしかに、てめえらは未熟だよ。レジェンドデイズと比べたらな。

    それに、レジェンドイズは完璧なユニットだ。少なくとも、
    あの時点で組めたユニットの中ではな』


ミリP『そう、できる限り完璧に近いユニットを組んだ。
    だからこそ、てめえらをぶつけたんだよ』


ミリP『なあ。完璧に無いものはなんだと思う?可能性だよ』


ミリP『なぜなら完璧に、それ以上はねえからだ』


ミリP『だが!てめえらはちげえ!未熟ということはつまり伸び代があるといことだ!』


ミリP『未熟というのは、つまり可能性!それはときに完璧をも覆す!!』


ミリP『俺は、可能性が眠るユニットを組んだ!!それがてめえらだ!!』


ミリP『引き立て役じゃねえ!
    てめえらは現時点でレジェンドデイズに対する唯一の対抗馬なんだよ!!』


ミリP『完璧にしか眼中にない会場の連中に!可能性の嵐を見せつけろ!!』


ミリP『そして先輩を!「伝説」を喰らってみせろ!乙女ストーム!!!!』


百合子「今思えば、めちゃくちゃな理論だったよね・・・」


未来「私にはよく分からなかったけど・・・自信がついた気がした!」


杏奈「未来の、そういう本能・・・羨ましい、よ・・・」


未来「でも、プロデューサーさんのおかげで自信がついたのはみんなもでしょ?」


百合子「プロデューサーさん、アイドルのやる気のツボを心得てるからね・・・」


百合子「でも結局。先輩を喰らうどころか、噛み付くのに精一杯だったな~」


未来「けど、響さんたちは感動したって抱きしめてくれたよね!」


杏奈「抱きしめたのは・・・未来、だよね・・・?」

未来「・・・私たち、今なら先輩を食らえるかな?」


杏奈「さあ、ね・・・でも・・・」


百合子「でも?」



杏奈「少なくとも!あの日よりビビッと成長してるよ!!絶対にね!!」



未来「杏奈・・・!!」


百合子「うん!そうだね!絶対そうだよ!!」


未来「よし!!あの日以上に輝くぞー!!」


あんゆりみら「おー!!!」




舞台裏




麗花「プロデューサーさん♪聞きましたよ杏奈ちゃんの話♪」


ミリP「はあ!?」


春香「麗花さん!?」


ミリP「てめえか天海ぃ・・・!!」


春香「ごめんんさいごめんなさいごめんなさい!」


恵美「プロデューサー!抑えて抑えて!」


ジュリア「説教はライブの後にしなって!」


未来「可奈ー♪」ギュー


可奈「未来ちゃーん♪」ギュー


みらかな「えへへ~♪」


百合子「この二人って本当に似てるなぁ・・・
    はっ!!もしかして実は生き別れの姉妹という可能性が・・・!?」


杏奈「ゆ、百合子さん・・・戻って、きて・・・」




ギャーギャー ワイワイ ブツブツ イチャイチャ




志保「・・・・・・」スマホ


志保「・・・あ、静香?急に電話して悪かったわね。
   私に喝入れてくれない?ううん、ちょっと緊張感が欲しくて・・・」




開演直前  舞台裏




ミリP「てめえら!この三ヶ月、よく頑張った!!
    その頑張った成果を、ステージの上で全部解き放ってこい!!」


アイドル一同「はい!!」


ミリP「東北に!この仙台に!795プロの足跡を残してきやがれ!!!」


一同「はい!!」


ミリP「俺からは以上だ!天海!頼むぞ!!」


春香「はい!!」






春香「765プロー!ファイトー!!」


一同「おおおおおおおおおおおおおおお!!」





春香「行ってきます!」


未来「仙台のファンの皆さんに会いに行ってきます!!」


恵美「プロデューサー!今日はロックに行くよー!ね、ジュリア!」


ジュリア「オーケイ恵美!行ってくるぜプロデューサー!」


麗花「行ってきま~す。楽しもうね志保ちゃん♪」


志保「緊張を忘れないでくださいよ?行ってきます」ペコリ


やよい「うっうー!頑張ります~!」


可奈「私も頑張ってきまーす!!」


百合子「今までの全てをぶつけてきます!」


杏奈「プロデューサー!杏奈!ビビッと頑張ってくるから、ハッキリ見ててよね!!」

ゲーム内の相談でもオフとオンどっちが好きか聞いてくるからな
ところで少し細かいが杏奈はプロデューサーさん呼びだぞ

すみません!寝てました・・・再開します!



ミリP「・・・望月!」


杏奈「なに?」



ミリP「今のてめえは、だれだ?」ニヤ



杏奈「・・・あはは!なーに言っちゃってるのかなプロデューサーは!」







杏奈「杏奈は杏奈!どんなときでもファンのことを思うアイドル!」







杏奈「望月杏奈だよ!!」









                   おわり

以上です。こんな駄文ですが、楽しめるものになったでしょうか?

杏奈と口が悪いけど優しいP。ずっと書きたかった話だったので、書けてよかったです。

結構Pが気に入ってるので、また登場するかも?


では、またどこかで会いましょう。それでは

>>44
あわわわわ・・・こんな初歩的なミスをするなんて・・・・

本当にすみません!!

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