アニ「私がこんなになった訳。」現パロ。(174)

オリキャラ有り。
アニは不良のなりかけと言うより、病んでいるという設定で。

『また私はああいう悲惨な目に合わないとならない。』

『これはもう、何回目だっけ。想像するだけで鬱陶しい。』

最近このような事がアニの頭の中をぐるぐるとよぎる。

アニ『今日からまた一週間が始まるのか・・・。』

アニは教室の中に入る。

ミーナ『おはようー!』

クリスタ『おはよう!ミーナ!どうだった?』

ミーナ『別に普通だったよー!』

クリスタ「そうなんだー!」

ミーナ「そうそう!」

アハハー!

アニ「」ボー。

アニ「昼飯か・・・。」

サシャ「早く行きましょうよー!」

クリスタ「アハハー!待ってよー!」

ミーナ「えー?早いんだよー!サシャは食い意地張りすぎ!」

クラスメートのサシャとミーナはかつてのアニの友人だった。アニのクラスに転校生がくるまでは。

アニ「部活に行くとするか。」

アニは部活に行く。

アニ「痛っ!」

イザベル「あたた・・・。大丈夫か?」

アニ「こっちは大丈夫。あ、隣のクラスのイザベルだっけ?」

イザベル「ああ、そうだ。確かお前は、隣のクラスのアニ・レオンハートだっけ。バスケ上手いって聞いていたぜ。」

アニ「あんたはソフトボールでこの学校に入ったんだよね。」

イザベル「そうだよ。ああ、男子バスケのエレンって奴に聞いたんだけど、お前可哀想だな。」

アニ「ああ。それは気にしてないから。」

イザベル「ってかよ、あの転校生、調子乗り過ぎだろ。」

アニ「転校生って?ああ、あいつか。」

イザベル「ああ、そうだ。あいつ、ボンボンの娘らしいぜ。」

アニ「あいつが?」

イザベル「そう。あいつがだ。」

???「イザベルー!」

イザベル「あー!今行く!」

???「あれ?アニじゃん。どうしたの?」

アニ「やあ。ソフィア。」

イザベルと仲の良い茶髪に琥珀色の目をした背の高い少女が話しかけてきた。ソフィアだ。ソフィア・リゴットネア。アニと同じクラスのソフト部の外野手の要だ。ソフィアは部活中は髪を結んでいるが、学校生活では髪を結んでいない。

ソフィア「ってかクリスタのいるグループの人達性格変わったよね。」

アニ「私もあいつのどこがいいかさっぱりわかんないよ。」

ソフィア「だよね!ハイタッチー!」

イザベル「イェーイ!」

アニ「ハハ。」クスッ

ソフィア「お前じゃねーよ!あー!アニが笑った!」

イザベル「アニって笑うと可愛いんだな。」

アニ「えっ!?」

ソフィア「あー!驚いた表情も可愛い!」

???「ソフィアいるー?」

ソフィア「あー!シノン!てめぇ居残りレポートだろ!」

シノン・アムニセ。彼女は黒い髪と黒い目がミカサを思わせるような面影が特徴のバスケ部の1年エースだ。

アニ「シノン、あんたも懲りないね。」

シノン「はは。まあな。」

シノンは笑う。ソフィアとイザベルが続けて笑うので、アニもつられて笑う。

シノン「あ。いっけねー。アニもほら、部活行こうぜ。」

アニ「あ、うん。」

アニとシノンは体育館に走る。

シノン「なあ。アニさんよ。」

アニ「なんだい?シノンさんよ?」

シノン「あの、その、何かあれば私とかソフィアに言ってね。うちらあいつら嫌いだからいつでも相談に乗るし。」

シノン「イザベルとか他のみんなにでもいいから。」

アニ「ああ。はいはい。」

顧問「遅い!何やってた!」

シノン「すみません!」

アニ「次からは気をつけます。」

部活が終わる。

シノン「ふー。今日も疲れたー!」

アニ「本当だよ。」

シノン「早く帰ろー。」

アニ「そうだね。」

2人は学校を出る。

シノン「ってかあいつってさ、どこがいいの?男子に色目使ってるだけだろ。」

アニ「あいつ、エレンの事が好きらしいね。」

シノン「あー。思ってみれば確かに。みんな言ってたね。絶対あいつエレンの事好きそうだよーって。」

アニ「これ、みんな言ってたよね。あいつよりミカサとくっつけばいいじゃんって。」

シノン「エレンってアニの事好きらしいよ?」

アニ「ウソ言えって。」

シノン「本当だよ。男子バスケと女子バスケの間で話題になってる。大体エレンがあんなのと絡むわけないじゃん。」

アニ「ミカサも絡んでいるけどさ。」

シノン「そうだけどね。」

アニはシノンと別れ、家に帰る。

アニ「ただいまー。」

ハンジ「やあ!アニー!待ってたよー!」

リビングから背の高い1人の眼鏡を掛けた女性が出てくる。彼女の名前はハンジだ。

ハンジ「あ!ねぇねえ!」

アニ「何?」

ハンジ「今週の週末って何練?」

アニ「土日とも早朝練習だけど。」

ハンジ「ならよかった!ついてきて欲しい所があるんだ!」

アニは早くに父親を亡くした。1人だった彼女をその時高校生で親元を離れたハンジがたまたまアニを見つけたのがきっかけで一緒に暮らしている。

ハンジ「ああ。そうそう。そういえば、服買ってきたんだよね。」

アニ「派手な服は勘弁だけど。」

ハンジ「この黄色のカットソーなんかアニに似合うンじゃないのかな!」

アニ「へー。そう。私勉強して来る。」

ハンジ「はーい。いってらっしゃーい。」

アニは部屋に入る。

アニ「授業の遅れをとったら困るからね。ちゃんと予習と復習をしないと。」

アニは勉強を始める。始めて1時間立った時に携帯がなる。

アニ「誰だろう?」

イザベルからだ。

イザベル(よう。アニ。追加するぜ。勉強中だったらごめん。)

アニは返信を返す。

アニ(ああ。勉強はしていたね。でも大丈夫だよ。)

イザベル(なんつーんだろ。ってかあいつらあいつのせいでほとっんど変わっちまったよな。)

アニ(ほんとそれ。落ちる。)

アニは勉強に戻る。

アニは勉強を終え、一階に戻る。

ハンジ「そういや、ご飯まだだったよね。お腹空いてるよね。」

アニ「まあね。」

ハンジ「待ってて!ご飯作るから!」

アニ「はーい。」

アニはテレビを見る。

ハンジ「はい!できました!」

アニ「うまそ!」

ハンジ「ならよかった!」

アニは学校に行く。

ソフィア「あー。おはよう。アニ。」

アニ「おはよう。ソフィア。」

ワイワイキャッキャッ!

サシャ「今日の特売何かなー!」

ミーナ「またそれー?」

クリスタ「もー!サシャったら!食い意地張りすぎ!」

ソフィア「」イラッ

イザベル「いってーな。」

シノン「前みろよ。」

アニ「大丈夫かい?」

アルミン「あ、ごめん。僕は大丈夫だよ。」

シノン「ごめん!アルミンだったの!気づかなかった!」

イザベル「悪りぃ!アルミン!」

アニ「所でそのポスターは?」

アルミン「来月の文化祭で演劇やるんだけど、主役が決まらないからオーディションで決めようと生徒会で決めたんだ。」

???「ねー!3人とも!」

???「アルミンそのポスター見せて!」

アルミン「あ、ケルシーにマゴット。」

ケルシー・ネトラ・バゴルエ。
ケルシーはバスケ部の中で1番背が高い。また、明るくて気さくな性格なので、男女共の好感度が高い。

マゴット・ベンカレ。
彼女はソフトボール部の絶対的エースと行ってもいい、エースピッチャーだ。グレーの髪に青い目が特徴的だ。

アニ「ってかこのオーディションはいつやるの?」

アルミン「再来週の金曜日だよ。」

イザベル「ケルシー受ければ?」

ケルシー「私はいいよ。」

マゴット「えー!受けなって!ケルシー演技力あるじゃん!」

ソフィア「確かに。」

アニ「ケルシーのやってるところ見てみたい。」

ケルシー「だったら、アニ受ければ?」

マゴット「あー!確かに!」

アルミン「アニって歌めっちゃ上手いじゃん!やりなよ、アニ!」

アニ「私はいいよ。」

イザベル「えー!何でだよ!アニの歌聴きたい!」

放課後。

ケルシー「アニ!」

アニ「はい!」

ケルシー「はい!」

アニ「ケルシー!」

ピピピー!

顧問「はーい!今日の練習はここまで!」

シノン「きっつー!」

アニ「あんた、最近ずっとそればっかり言ってんね。」

ケルシー「そーだよ。」

アニ「とっとと片付けて早く帰ろ。」

アニは家に帰る。

アニ「(ハンジさんまだ帰ってきてないんだ・・・。)」

ガチャガチャ!

ハンジ「あー!つかれた!あ、アニ帰って来てたの?」

アニ「さっき帰ってきたばかりだから。」

ハンジ「明日ばっちり予定空けといてね!」

アニ「はいはい。」

土曜日になる。

ハンジ「準備出来たー?」

アニ「まあね。」

ハンジは車を出す。アニは助手席に座る。

アニ「どこいくの?」

ハンジ「秘密ー!」

ハンジは車を走らせる。車は森林を切り開いた山道を走っていく。

アニ「へー。(こんな道は通ったこと無かったよな。)」

ハンジ「もうすぐ着くよー!」

ハンジ「リヴァイ!久しぶりー!」

リヴァイ「久しぶりだな。クソ眼鏡。」

ハンジ「えー?3日前につい道中でばったり会ったばかりじゃん!」

リヴァイ「あれはたまたまだろ。」

アニ「この人は?」

ハンジ「ああ、こいつは高校、大学の同級生のリヴァイ。」

アニ「あ、私、ハンジさんのルームメイトのアニ・レオンハートといいます。」

リヴァイ「リヴァイだ。リヴァイ・アッカーマン。よろしく。」

ハンジ「リヴァイー!堅苦しくしないの!ごめんね。アニ。リヴァイいつもこんなんだから、気にしないで。」

アニ「あ、大丈夫です。」

リヴァイ「お前、アニと言ったっけ。」

アニ「あ、はい。何でしょうか。リヴァイさん。」

リヴァイ「リヴァイで構わない。お前、高校はどこだ?」

アニ「ウォール大付属ウォールマリア高校です。」

リヴァイ「ウォール大付属ウォールマリア?」

ハンジ「ちょっとー!!リヴァイ!?初対面の子にそれは無いと思うけど!?」

リヴァイ「お前、何年だ?」

アニ「1年です。」

リヴァイ「1年生にクリスタとか言う転校生は入って来たか?」

アニ「あ、はい。私のクラスです。」

ハンジ「おおーっと、これは?!」

リヴァイ「そうか・・・。」フウ

アニ「」ビクッ

ハンジ「その、クリスタって奴がどうしたの?」

リヴァイ「ハンジ、お前レイスは知ってるか?」

ハンジ「ああ。確か、レイスってあのボンボンってか大富豪だよね。」

リヴァイ「そいつの娘が偽名を使ってアニの学校に入学したって話だ。」

アニ「・・・。何なんですか。それ。汚え手使ってよ、人をの友達を奪って。」

ハンジ「アニ、大丈夫?泣きそうだよ?」

リヴァイ「大丈夫か?話聞くぞ。」

ハンジ「ふーはっはっはー!何それ!?こいつ本当に性格悪りぃな!」

リヴァイ「おい。ハンジ。お前の方が汚ねえぞ。」

リヴァイ「で?」

アニ「友達、2人があいつに便乗する形になって、そっからしばらくしてイザベル達に助けられて・・・。」

ドタドタドタ・・・。

イザベル「呼んだ?」ヒョコ

アニ「うわあ!イザベル!?」

リヴァイ「ってかなんでお前が。いつからここに居たんだよ。」

イザベル「うーん。5分ぐらい前に着いたばっか。」

イザベル「それにしてもよ。クリスタは本当にありえないよなぁ?アニ?それに兄貴。」

リヴァイ「レイスは逝かれた奴らだ。大体頭悪いし、元は没落貴族だしな。」

イザベル「そうなの?」

ハンジ「知らないの?結構有名な話だよ?」

アニ「そうなんですか。」

リヴァイ「でも、ずっとここにいても困るしな。昼飯でも食べに行くか。」

ハンジ「やったー!リヴァイの奢りだよね?」

リヴァイ「うっせーな・・・。」

ハンジ「私車出す!」

リヴァイ「いいよ。俺が出す。」

イザベル「イェーイ!食べ放題がいい!」

リヴァイ「黙れ。クズベル。」

イザベル「クズって何だよー!」

ハンジ「ショッピングモールのレストラン街でいいんじゃない?」

駐車場に入る。

イザベル「着いたー!」

アニ「うるさいって。イザベル。」

イザベル「悪りい、悪りい。」

ショッピングモールに入る。

リヴァイ「色々あるな。」

ハンジ「ショッピングモールなんか久しぶりだよー!みんなー!今日はリヴァイの奢りだって!」

イザベル「イェーイ!」

リヴァイ「おい!クソ眼鏡!俺はそんなこたぁ言ってねえぞ!」

イザベル「ここがいい!」

ハンジ「イタリアンバイキング食べ放題だって!」

リヴァイ「チッ・・・。お前らむさぼんなよ。」

アニ「いいんですか?リヴァイさん。」

リヴァイ「ああ、構わない。」

イザベル「うまそー!いっただきまーす!」

アニ「いただきます。」

ハンジ「いただきまーす!」

プルルルー。

リヴァイ「ちょっと外に出てくる。」

ハンジ「いってらっしゃーい。」

アニ「仕事かなんかですか?」

ハンジ「多分ね。」

イザベル「いつもの事だと思うけど。」

リヴァイが戻ってくる。

ハンジ「どうしたの?リヴァイ?結構深刻な顔してるけど。」

リヴァイ「取り返しがつかねえ。」

ハンジ「どうしたの?!」

リヴァイ「ケニーの奴からの電話だ。ロッドがやらかしたってよ。」

ハンジ「え?!これって結構やばい奴じゃん!」

リヴァイ「でも、ゆっくりでもいいってさ。」

ハンジ「あ、そうなの。じゃあもっと食べるとするか!」

リヴァイ「クソ眼鏡!金が増えたらお前のせいだかんな!」

イザベル「じゃあ、取ってきまーす!」

アニ「私もいこ。」

車を走らす。

リヴァイ「チッ・・・!あの野郎、せこしやがって!」

ハンジ「慌てるなって!ゆっくりでいいって言われてるんでしょう!」

車からリヴァイが降りる。

エルド「リヴァイさん!急いでください!」

リヴァイ「分かってる!」

ハンジ「私らも降りるよ!」

イザベル「なあ。アニ。」

アニ「何か?」

イザベル「もし、この場にあいつが居たらよ、いい出世になると思わないか?アニ?」

アニ「確かに。バラす事はできるね。」

イザベル「だろ?!ナイスアイディアだと思わねえか!?」

アニ「いい判断だとは思うよ。」

エルド「こっちです!」

ハンジ「私も行く!」

アニ「私も!」

中に入る。

ハンジ「中に人質がいる!」

リヴァイ「イザベル、アニ、今だ。お前ら人質を解放してこい。」

イザベル「わかった。兄貴。アニ、行くぞ。」

2人は左に曲がり、奥の部屋へと進んでいく。

イザベル「アニ!入るぞ!」

アニ「うん!」

ドアを開ける。中には1人の女性がいた。

イザベル「大丈夫か?!今助ける!」

アニ「大丈夫ですか?今解くんで。」

ユミル「ああ。」

アニ「立てます?でも、なんであなたが?」

イザベル「お前、名前は?」

ユミル「私の名前はユミルだ。」

アニ「なぜ、捕まったんです?」

ユミル「ああ、ある事情があって、ここの屋敷に潜入した。」

イザベル「それで?」

ユミル「そこの、諍いって娘を探してな。」

イザベル「そいつは偽名を使っている?」

ユミル「くわしくはよく知らねえけど、王の娘だって事は聞いたぜ。」

アニ「あいつだな。」

イザベル「ああ。」

アニ「足音が聞こえる!」

イザベル「どうする?!」

アニ「こうしよう。」

ドアを開ける。

ハンジ「やあ、2人共。あ、人質は解放したのね。」

アニ「まあ、はい。」

リヴァイ「そうか。こいつを安全な場所へ連れてくぞ。」

別の部屋へ移る。

リヴァイ「なるほど。つまり、こういう訳だな。」

ハンジ「君は、ある事を目的としてこの屋敷に潜入した。だけど、そこでここの主である、ロッド・レイスに捕まったって訳か。」

ユミル「ああ。」

リヴァイ「所で、お前、歳はいくつだ?」

ユミル「16だ。」

リヴァイ「お前、高校は?親は?」

ユミル「親は居ねえよ。高校は東ストヘス高校の定時制だ。」

ハンジ「あ、そうだ。」

イザベル「確か、東ストヘスって南アーヘン中学校とかそっちら辺のとかの吐きだまりとか不良ばっかりなんだろ?」

リヴァイ「俺らが高校生の時から東ストヘスとかベルクバッハ北の連中はそういう奴ばっかだったからな。」

アニ「ハンジさんって高校どこだったんですか?」

ハンジ「確か、アニに前言ったよね?私とリヴァイはトロスト高校だよ!」

ユミル「お前らはどこ高校だよ。」

アニ「私らはウォール大付属ウォールマリアだ。」

ユミル「おい!もしかしてそこって!転校生入ったりした?!」

アニ「ああ。私のクラスに。」

ユミル「レイスの娘が偽名を使ってそこの高校に入学したって話をファーランから聞いたよ。」

イザベル「え?!何でお前がファーランから!」

ユミル「バイト先が一緒なんだよ。」

アニ「確かに、言ってたね。ファーラン先輩。最後の大会が終わったら、大学に行くためにお金貯めてバイトするって。」

イザベル「これって何のバイトだ?」

ユミル「本屋だよ。」

イザベル「知らなかったぜ・・・。」

アニ「知っとけって。」

ユミル「まあ、私の学校も不良ばっかだけどな。」

リヴァイ「だろうな。」

ユミル「ウォール大付属ウォールマリアってスポーツが強い進学校だろ?」

ハンジ「よく知ってるね。」

リヴァイ「逆に俺らの学校はスポーツは全然ダメだったけどな。」

ハンジ「えー!剣道部部長!貴方のお陰でうちらは県大会出れたんだよー!」

アニ「ハンジさんとリヴァイさんって剣道やられてたんですか?」

ハンジ「そうだよ。」

ハンジ「でも、何でだろ。リヴァイがいたお陰で3年間県大会はベスト4に入ってたよ。」

アニ「そうなんですか。」

イザベル「え?!それってすごくねぇか?!私らのチームは県大会ではベスト8にすら入んねえのに!」

ユミル「早く何とかしてくれよ。こっから早く出たいんだよ。」

ハンジ「ああ、そうだった。」

リヴァイ「こいつをどうするかだな。」

ハンジ「一応家に返すって事でいいんじゃない?」

リヴァイ「それが1番取ってり早い。俺はここに残る。お前ら3人はこいつを送っていけ。」

ハンジ「了解!」

それから、しばらく経った。

ソフィア「あー。来週オーディションだよ。」

シノン「大変!あいつがミュージカル出るってよ!」

ケルシー「あいつってまさか!?」

イザベル「ヒス、クリスタ!?」

アニ「他に出る人決まってるの?」

アルミン「一応、主役候補はエレンなんだけど。」

アニ「でも、ミカサがいるよね?」

アルミン「ミカサはこの前からアメリカに行ってるよ。留学だって。」

マゴット「だったらチャンスじゃーん!アニ!受けなよ!」

イザベル「そういえば、兄貴に聞いたんだけどよ、ユミルって結局とうだったんだ?」

アニ「私がハンジさんに聞いた話だと、転校するって言ってたけど。」

イザベル「そうなんだ。」

アニ「私に聞かれたってねえ。」

キャーキャー!
エレンじゃーん!

エレン「」

エレン「あ、アニ。お前、オーディション受けるってな。」

アニ「私は受けないけど?」

エレン「え?マゴットが言ってたぞ。」

アニ「とにかく!私は何言われようとも出ないからね!」

エレン「そうか・・・。残念だったな。アルミンから聞いて俺、アニの歌聴きたいって思ったのに・・・。」

アニ「わかったよ!出ればいいんだろ!」

マゴット「アニやったじゃーん!」

アニ「マゴットてめぇ!」

マゴット「だから、ごめんってばー!」

イザベル「アニ、お前何歌う?」

アニ「じゃあ、366日で。自信無いけど、オーディションはこれ歌おうと思う。」

ケルシー「366日ってすんごい難しいやつでしょ!?」

イザベル「流すぞー。」

アニ「それでもいいそれでもいいと思える恋だった」

アニ「叶いもしないこの願いあなたがまた私を好きになるそんな儚い私の願い今日もあなたに会いたい」

アニ「怖いくらい覚えてるのあなたの匂いやしぐさや全てをおかしいでしょう?そう言って笑ってよ別れているのにあなたの事ばかり」

アニ「あなたの事ばかり・・・。」

イザベル「アニめっちゃ上手いじゃん!」

シノン「こんなに上手い人初めて見た!」

シノン「あっ!点数出た!94.282点だって!」

イザベル「他に得意なのある?」

アニ「中島美嘉のグラマラススカイなら・・・。」

イザベル「歌ってくれ!」

ケルシー「上手い!上手い!」

イザベル「心にぐさっと来たよ!」

アニ達はドアを開ける。ドアの前にはエレンがいた。

イザベル「どうかしたの?」

エレン「アニの歌聴いたらよ、なんだか泣けてきちゃって。」

アルミン「大丈夫?」

エレン「ああ。じゃあな。」

アルミン「またねー!」

そして、いよいよオーディション本番の金曜日になった。

アルミン「では、これから、オーディションを開始します。」

アルミン「なお、オーディションの結果は来週の月曜日に発表します。当選した人は、第二次発表を行い、それから主役を1人決めます。」

マルコ「第二次発表ですが、予定が決まり次第お知らせします。それでは、皆さん頑張ってください。」

ソフィア「アニ、頑張ってね!」

イザベル「お前ならやれるよ!」

クリスタ「みんな!応援してね!」

ミーナ「もちろん!」

サシャ「私もですよ!」

シノン「チッ・・・!」

イザベル「気持ちわりいな・・・。」

ソフィア「とっとと落ちろよ!」

マゴット「頑張ってね!」

ユミル「頑張れよ。」

アニ「ユミル?!」

イザベル「何でお前が?!」

ユミル「ああ、リヴァイさんのお陰で転校することができたよ。」

アニ「そうなんだ!」

アルミン「では、次の方。」

クリスタ「ちょっといい?」

ソフィア「なんだよ。」

アニ「なんだい。」

クリスタ「あなた、主役候補だって?」

アニ「ああ。まあね。」

クリスタ「どうせ、エレン目当てでしょう?」

アニ「私はそういうつもりで受けてんじゃない!復讐するために受けてるんだ!」

クリスタ「ふっ。あなたには主役は無理ね。主役は私以外誰も適役春いないから!」

アニ「あんた、頭おかしいんじゃない?」

>>55
×→適役春いないから!
○→適役はいないから!
です。すみません。

アルミン「次の方、どうぞ。」

ミーナ「クリスター?次だよ!」

クリスタ「はーい!今行く!」

クリスタは去って行く。

マゴット「何こいつ。」

ソフィア「気持ち悪いんだよ。」

ユミル「ちょっと、私見てくるぜ。」

イザベル「私も行く!」

ドダドダドダー!

ソフィア「うちらも行こう!」

アニ達は走る。

シノン「歌ってる!」

ソフィア「なに歌ってる?」

シノン「えーっと、大原櫻子の瞳!」

ユミル「こいつ、歌下手だな。」

ソフィア「たしかに。だって見てよ。」

クリスタ「まっーすぐに夢を追いかける君の瞳がだーいすきだよ」

アルミン「」

マルコ「」

ケルシー「アニ、次だよ!」

アニ「分かってるって。」

アルミン「次の方、どうぞ。」

ソフィア「アニ、行っといで!」

アルミン「名前をどうぞ。」

アニ「はい。No.16、アニ・レオンハートです。」

アニ「怖いくらい覚えてるのあなたの匂いやすべてをおかしいでしょう?そう言って笑ってよ別れているのにあなたの事ばかり」

アニ「あなたの事ばかり・・・。」

アニ「ありがとうございました。」

ヒューヒュー!
最高ー!アンコール、アンコール!
もっと歌ってー!

アニは舞台袖を降りる。

イザベル「おつかれ。アニ。」

シノン「最高だった!」

アニ「でも、結果発表は月曜だろ?」

ソフィア「あーね。」

ジャン「アニー!よかったぜ!」

ベルトルト「また歌ってよ!」

アニ「それはどうだろうね。」

ジャン「また歌ってくれよな!」

ベルトルト「同じく!」

そして、月曜日。

アルミン「では、これから結果発表をします。」

マルコ「なお、一切クレームなどは聞き受け付けませんので、そこは気をつけてください。」

アルミン「それでは、呼ばれた人は立って返事をしてください。」

マルコ「男子。」

マルコ「8番、12番、13番、16番、20番、24番、26番。」

マルコ「女子。」

マルコ「5番、9番、10番、16番、18番、23番、25番。」

アルミン「以上です。」

マルコ「なお、二次選考は今週の金曜日に行います。」

ソフィア「よかったね!アニ!」

シノン「そうだよ!」

アニ「別にどうってことも無いから。」

ケルシー「まあまあ。いいんじゃない?」

イザベル「そうだな。」

マゴット「ってか、残った人誰いる?」

ケルシー「えーっと、1組の吹部の人が5番で、ちょっ!待って!あいつも残ってる!」

イザベル「マジか!」

マゴット「アニ!頑張ってね!」

アニ「ありがとう。」

アルミン「いやー。すごかったよ。」

マルコ「あの中だったら、アニが1番よかったんじゃない?」

アルミン「うん。そうだよね。」

ユミル「へー。頑張れよ。アニ。」

アニ「さて、帰るとするか。」

イザベル「ちょっと待て!アニ!今日、兄貴から呼ばれてるんだ!」

アニ「ハンジさんも言ってたね。」

アニ「たしか、今日は早めに帰ってきてねってハンジさんは言ってたな。」

ユミル「私も呼ばれてる!」

イザベル「じゃあ行くか。」

ハンジ「お帰り。アニ。早かったんだね。」

アニ「まあ。」

ピンポーン!

ハンジ「誰だろ。」

ハンジはドアの方へ走っていく。

アニ「ハンジさん?」

ハンジが戻ってくる。

ハンジ「ああ、レイスの件だよ。またリヴァイも忙しいらしいからね。行くよ。アニ。」

アニ「うん。」

ハンジは車を走らす。

キキッ!

ハンジ「モブリット、今はどんな感じ?」

モブリット「あ、はい。今、ピクシスさんが交渉に出ています。」

ハンジ「ああ、そう。エルヴィンかナイル居る?」

モブリット「あ、はい。ナイルさんならいらっしゃいます。」

ハンジ「そう。」

アニ「降りた方がいいですか?」

ハンジ「そうだね。」

ハンジは走っていく。アニは庭の淵を歩く。

「どうかしたの?」

後ろから声が聞こえる。アニは振り向く。

「こんな所でどうしてるの?」

アニ「ある事情があって私はここにいる。」

「お姉さんは誰?」

アニ「あんたの名前は?」

レイラ「私の名前はレイラ。」

アニ「そうかい。じゃあ私は行くね。」

アニは電話に出る。

ハンジ「アニー?今すぐこっち来て!」

アニは駆け出す。

ハンジ「ああ、アニ。おつかれ。アニってこの女の子知ってる?」

ハンジから見せられた写真があった。写真に写っている少女は琥珀色の髪をしていた。アニは思い出した。

アニ「この女の子、さっき見た!」

ハンジ「名前、わかる?」

アニ「確か、レイラって言ってたはず!」

ハンジ「そう!どっちにいた!」

アニ「左の方!」

ハンジとアニは駆け出す。

アニ「あ!いた!」

ハンジ「どこ!」

アニ「ここ!」

少女は震えていた。

ハンジ「さあ、大丈夫だよ。もう怖くないからね。」

誰かの足音がしてくる。

リヴァイ「ハンジ。」

ハンジ「リヴァイ。居たの。」

リヴァイ「当たり前だ。」

その場から離れる。ハンジは車を走らす。車はファミレスに入っていく。

ハンジ「さーて。今日は何を食べようか!」

リヴァイ「お前はゴミでも食っとけ。」

ハンジ「えー?あ、あそこの席空いてる!」

席に座り、注文を頼む。

ハンジ「あ、そうそう。アニに言っておきたい事があったんだ。」

アニ「何です?」

ハンジ「実は、私とリヴァイ、同棲することになりました!」

アニ「は?!」

アニ「今まで、ありがとうございました。」

ハンジ「アニー?何言ってんの?

ハンジ「もちろんアニも一緒だよ!」

アニ「何でですか?!」

リヴァイ「実は、お前らが住んでるアパートについて話がある。」

リヴァイ「あそこのアパートの大家が末期の癌らしくてな。もう年だし、アパートを今月いっぱいで畳むって言ってるらしいんだ。」

リヴァイ「俺とハンジが付き合って同棲するってこたあまだ、イザベル達には言ってない。アニ、お前はその事をイザベル達には話さないで欲しい。」

アニ「なぜです?」

リヴァイ「あいつの口は軽いからだ。」

ハンジ「まー。絶対言うなって言われても・・・。」

ハンジ「あ、電話だからちょっと出てくるね!」

アニ「いってらっしゃい。」

アニ「それで、引越し先はどこなんです?」

リヴァイ「ああ、実は俺もちょうど引っ越そうと思っていたしな。詳細はハンジが戻ってきてから話す。」

ハンジが戻ってくる。

リヴァイ「何の話だ?」

ハンジ「ああ、仕事の話でね。」

アニ「で、同棲を始めるのはいつからです?」

ハンジ「来月からだよ。」

アニ「荷造りをしないと。」

ハンジ「そうだね。」

イザベル「アニー?」

アニ「ん?」

ケルシー「ちょっとこっち来て!」

アニ「了解。」

アニ達は廊下に出る。

ソフィア「あのさ、アニってレイスって知ってる?」

アニ「ああ、知ってるよ。確か、主の娘が偽名を使って入学したとか。」

ケルシー「そうなの!?」

イザベル「ああ。」

ソフィア「早く教えてよー!」

アニ「でも、私、レイスの住処は見たことあるけど、学校ほどじゃないけど、かなり広かったよ。」

ソフィア「マジかー。」

そして、金曜日になる。

マルコ「それでは、これから第二次選考を始めます。」

マルコ「なお、主題はこちらで決めさせてもらいます。」

アルミン「主題は演劇です。」

アルミン「こちらで、歌唱力と演劇力を決めます。」

イザベル「結構クオリティ高いなー。」

ソフィア「大丈夫!アニなら行けるって!」

シノン「次だよ!」

アニは舞台袖に上がる。一気に緊張が込み上げてくる。

アルミン「次の人、どうぞ。」

アニは舞台に入っていく。

アルミン「君はどうやってここまで来たんだ?」

アニ「私は・・・。この国の王に復讐するためにここまで来たの。」

アルミン「どこから来たんだい?」

アニ「ウォール国から。」

アルミン「そうかな?僕は南国からきた旅人だ。」

アニ「だったら、王の事を知ってるはずでしょう?」

アルミン「ああ、王はね。」

アニ「私の父は王によって殺されました。父の仇を打つ為に来たのです。」

アルミン「そうなのかい!?僕も王に復讐するためにここに来たんだ。」

アニは舞台を降りる。

ケルシー「アニー!良かったよ!」

シノン「最高!最高!」

アニ「褒めなくていいって。どうせ受かる気無いし。」

ソフィア「まーまー。そう言わなくても。」

イザベル「行こうぜ。」

アニ「うん。」

ソフィア「確かにさ、やっぱアニが1番じゃない?」

マゴット「それなー。」

アニは荷造りをする。

アニ「懐かしいな・・・。」

アニは写真を手に取る。その写真は中学生の頃バスケの大会で県大会に行った時の写真だった。アニは今までに無いような笑顔で微笑んでいた。その時はまだ幸せだったのだ。

アニ「でも、もうこのメンバーはもういないんだよな。」

アニは荷造りを続ける。

ハンジ「アニー?」

アニ「はーい!」

ハンジ「ユミルから電話!」

アニはリビングへ駆け出す。

アニ「はい。もしもし。」

ユミル「アニか?」

アニ「どうしたの?」

ユミル「今よ、エレンから電話があってよ、あいつが不正をしているらしいんだわ。」

アニ「で?」

ユミル「くわしくは私もよく分かんねえんだが、それを2組のマルロって奴が見つけたらしい。」

アニ「マルロって奴すごいね。」

ユミル「まあな。多分、アルミン達と同じクラスだと思うけどよ。」

アニ「そうなんだ。じゃあ、切るね。」

アニは荷造りを続ける。

アニ「あ、これ、6歳の時の誕生日に貰った髪留め。」




アニ母「アニー?」

アニ「お母さん!」

アニ母「今日はあなたの誕生日よね。はい、これは母さんから。」

母親はアニの髪に髪留めを付けた。

アニ母「あとこれも母さんから。」

アニ「何だろう?」

アニは紙袋を開ける。

アニ「わー!可愛い鏡!あと、ネックレスも入ってる!」

アニ母「大人になればきっと分かるわ。あなたも素敵な大人になっているはずだから。」

アニ「ありがとう!お母さん!」

アニ母「ふふ。アニは甘えん坊ね。」

アニ「へっへー!」

アニ父「アニー?いるかー?」

アニ母「ちょっとあなた!今日はアニの誕生日よ!今日くらいアニの好きにさせてあげていいじゃない!」

アニ父「どうでもいいだろう。そんな事。大体お前はアニに対して甘やかしすぎじゃないか?」

アニ母「大体あなただってそうじゃない!学生の時に達成出来なかった事を娘に無理やり教え込ませて!」

アニ「お父さんってそんなに私に夢を叶えさせたいの?」

アニ「どうでもいいよ。そんな事。」

アニ「お父さんは私の気持ちなんか分かるわけないじゃん!」

アニは走りだす。

アニ母「アニ!待って!アニ!」

アニの母はアニを追いかける。

アニ父「ほっとけばいいだろう。」

アニ母「ほっとくわけないでしょう!」

アニの母親はアニが8歳の時に乳がんで亡くなった。アニはしばらく悲しみで立ち直れなかった。父親もアニが11歳の時に末期がんで亡くなった。正直アニは父親の事なんかどうでてもよかったのだ。



アニ「あれ?何もしてないのに涙が・・・。」

アニ「そういえばお母さんが亡くなってもう8年経つんだ。」

アニ「確か、この箱にお母さんとの思い出が入っていたはず!」

アニは薄いピンクの箱を開ける。そこには手紙が入っていた。

アニへ。

アニ「この手紙!」

世界で1番の私の娘、アニへ。

急に、ごめんね。お母さん倒れて。
今まで、アニに辛い思いさせて、ごめんなさい。

アニ「お母さん!」

実はもう私はもう長くは生きられないかもしれません。アニは我慢強い反面、甘えん坊で寂しがりだから、本当にアニといつか離れてしまうと思うのがいつも不安で怖いのです。

アニ、ごめんね。

私がお父さんのような人と結婚して、アニにいつも辛い思いさせて本当は格闘術の練習なんてしたくないのに止めてあげられなくてごめんね。

アニの目から涙がこぼれる。

多分、アニがこの手紙を読んでいる時にはもう私はこの世にいないと思います。最後にこれだけ言わせてください。

いつも、アニは我慢しがちだけど、時には自分の意見も言いなさい。
あなたは、甘えん坊で寂しがりやで、私はそんなアニが可愛くて可愛くて仕方がありませんでした。私がいなくなっても、お父さんの面倒を見てあげてね。

アニへ。
今まで。ありがとう。そして、また会える日まで。さようなら。
お母さんより。

アニ「お母さん!お母さん!」

アニは大声で泣き出す。

ハンジ「アニ?!ちょっ!どうしたの?!」

ハンジはアニの手紙を取り出す。

ハンジ「アニ、お母さんの事が今だにまだ愛おしいんだね。」

ハンジ「アニ?一応手紙はここにしまっておくよ。」

ハンジはアニの部屋を出る。

アニはリビングへ出る。

ハンジ「そういえば、アニって今度の文化祭で主役やるんでしょ?」

アニ「まあね。誰から聞いたの?」

ハンジ「イザベルから。あ、そうそう。荷物なんだけどさ、金曜日にはもう新居に送っちゃうからね。」

アニ「新居ってのはどこにあるの?」

ハンジ「新居はねー。西マリア通りの方。アニの学校の事も考えて、チャリでも行けるような距離にしたんだ!」

アニ「それはうれしいよ。」

ハンジ「よかったー!」

アニは部屋に戻り荷造りを始める。

アニ「あ、これ、ハンジさんのお母さんからもらったやつだ・・・。」

さらに荷造りを始める。

アニ「これは中学校の頃の集合写真だ。」


担任「おーい!写真撮るぞー!」

ミーナ「ほら!アニ!くっついて!」

アニは荷造りを終える。

アニ「この家とも明日で終わりなんだ。住み慣れていた部屋だったから居心地は良かったけど。」

アニは部屋を出て風呂に入る。そして、髪を乾かした後に布団にくるまり眠りに着く。



アニは夢を見た。

ブブー・・・。

アニ「お父さんが死んだ。実感がわかない。」

父親の友人は泣いていた。

アニは外に出る。そこには医者のイェーガー先生が居た。

グリシャ「どうかしたのかい?」

アニ「何にも。ただ風に当たりたかっただけ。」

グリシャ「そうなのかい?」

アニ「うん。」

グリシャ「アニ。」

アニ「何か?」

グリシャ「一回だけでもいいから家に来ないか?」

アニ「へ?」

グリシャ「家にはエレンと言う君と同い年の息子がいる。できれば、エレンと友達になってくれると嬉しいよ。でも、無理だったらいいんだ。急に言ってごめんね。」

アニ「大丈夫です。」

アニは次の日から一時期エレンの家で過ごす事になった。
だか、アニはなかなか馴染めずに結局結論としてはハンジの家に来るようになったのがきっかけでハンジと暮らすようになった。

そして、土曜日になる。

ハンジ「お帰り。アニ。この家での最後のご飯だ。」

アニ「ただいま。おいしそう。」

アニ「でも、この家にはもう何も無いんですね。」

ハンジ「そうだね。多分もうそろそろリヴァイが来る頃だろうけど。」

ピーンポーン!

ハンジ「今出まーす!」

ハンジ「やあ、リヴァイ。ちょうどアニが今帰って来て、お昼食べてたところ。」

リヴァイ「そうか。もう2時半には鍵は空くらしいんだが。」

ハンジ「ってか今何時?」

アニ「1時半です。」

リヴァイ「あと20分でこの家を出るぞ。」

アニ「じゃあ、お皿洗った後で片付けますね。」

ハンジ「じゃあ、片付けようか。」

片付けが終わる。

ハンジ「もう、何も無くなっちゃったよね。」

アニ「でも、もう2時ですよ。」

リヴァイ「出るぞ。々

ハンジは家の鍵を閉める。リヴァイがハンジの車を出す。ハンジは助手席に乗る。アニは後列座席へ座る。

ハンジ「さー!行こうか!私実はめっちゃワクワクしてるんだ!」

リヴァイ「どうでもいい。ただのマンションだよ。」

車を走らせて行く。

アニは眠りに着く。

ハンジ「アニー?アニー?」

アニ「はっ?!」

アニは起きる。

ハンジ「もう着いたよ。だって、アニぐっすり眠っていたんだもん。」

リヴァイ「あっち待たせてんだからグズクズしねぇで早く行くぞ。」

アニ「すみません。」

リヴァイ「お前が謝る必要はない。疲れてるように見えたから、起こせなかっただけだ。」

ハンジ「リヴァイー?ここでいいんだよね?」

リヴァイ「ああ。」

新居は3階の窓側の部屋だった。

ハンジ「開けるよー!」

アニ「わー。綺麗。」

ハンジ「でしょー!?」

アニは部屋に入る。続けてハンジとリヴァイも入る。

ハンジ「今日からここが私達の家かー。頑張ろうね!リヴァイ!」

リヴァイ「これからもよろしく。」

ハンジ「はいはぁーい!」

リビングは二階建ての広い部屋だった。」

アニは部屋を転々とする。

ハンジ「アニー?アニって部屋どこがいい?」

アニ「私ー?別にどこでも。」

ハンジ「正直、私もリヴァイもどこでもいいんだけどね。」

アニ「じゃあ、玄関近くの入って1番左の部屋で。」

ハンジ「はーい!じゃあ、リヴァイに伝えとくねー!」

リヴァイが帰ってくる。

リヴァイ「引っ越し業者来てんぞ。」

アニ「あ、はい!」

アニは階段を駆け下りる。後ろからリヴァイが着いてくる。

リヴァイ「アニ1人じゃ大変だからな。俺も手伝う。」

アニ「ありがとうございます。」

アニ「ふう。よいしょっと。」

リヴァイ「持てるか?」

アニ「まあ、なんとか。」

ハンジ「あー!すいません!」

引っ越し業者「大丈夫です。」

ハンジ「ってファーラン!?」

ファーラン「ハンジさん!?」

ファーラン「お、俺、手伝いますよ。持たせちゃ悪いんで。」

ハンジ「ありがとう。嬉しいよ。」

ハンジ「じゃあ、自分の部屋の片付けするかー。」

アニ「私も。」

一斉に部屋を出て行く。

アニ「えーっと、机はこっちで・・・。」

リヴァイ「持てるか?」

アニ「ありがとうございます。」

リヴァイ「大丈夫だ。」

リヴァイ「ここでいいのか?」

アニ「はい。」

リヴァイ「そうか・・・。」

リヴァイ「ベッドとタンスも運ぶぞ。」

アニ「はい!」

リヴァイ「大体これでいいな。じゃあ、俺はハンジの部屋を片付ける。何かあったらすぐ俺を呼べ。」

アニ「分かりました。」

リヴァイ「これだけあれば今日は大丈夫だ。」

リヴァイはアニの部屋を出て行く。

アニ「ベッドに布団とシーツ敷いて・・・。」

アニ「後は教科書を揃えて置けば今日はもういいよね。リビング手伝おう。」

アニはリビングに移る。

リヴァイ「アニ。」

アニ「はい。何でしょうか?

リヴァイ「リビングは今日はテーブルとテレビとソファだけ置いてくれとけばいい。ハンジを呼んでくるからちょっと待ってろ。」

アニ「わかりました。」

ハンジ「やー!ごめん!ごめん!じゃあ早速取り掛かろうか!」

リヴァイ「だからって人を手こずらすな。」

ハンジ「えー?」

リヴァイ「アニ。テーブル持ってくれ。」

テーブルを台所に運んでいく。

リヴァイ「ハンジお前は俺の車の中からカーペットとテーブルを取ってこい。」

ハンジ「リヴァイー?車の鍵はー?」

リヴァイ「玄関の靴箱の上に置いてある。」

ハンジ「はーい。」

ハンジが外に出る。

リヴァイ「お前、学校の方はどうだ。」

アニ「まあ、普通です。」

リヴァイ「レイスは?」

アニ「学年で1番モテるって噂の隣のクラスの男子目につけてます。」

リヴァイ「そうか。」

アニ「それくらいです。」

ガチャ!

ハンジ「カーペット取ってきたよー!」

リヴァイ「玄関の前に置いてくれ。」

ハンジ「テーブル取ってくるー!」

ハンジはまた外に出る。

ハンジ「うー。重い!テーブル取ってきたー!」

リヴァイ「よし。じゃあ組み立てるぞ。」

ハンジ「アイアイサー!」

リヴァイ「あ、お前は部屋に戻っていても構わないが、どうする?」

アニ「荷造りの続きがしたいんで、部屋に戻ります。」

リヴァイ「そうか。」

アニは部屋に戻る。

アニ「よし!片付けるぞ!」

アニは部屋のタンスに洋服を詰めて行く。

アニ「あ、これ。」



ハンジ母「はい!これアニちゃんに!」

ハンジ「母さん?!いいってばー!」

ハンジ母「いいのよ、いいのよ。」

ハンジ「んー。」

アニ「よし!洋服詰め終わった!」

アニは自分の勉強机の椅子に座る。

アニ「今日からここが私の家か・・・。」

リヴァイ「アニ?」

アニ「あっ!?ふぁい!?」

リヴァイ「悪い。びっくりさせて悪かった。」

アニ「あー。大丈夫です。自分ボーッとしていただけですから。」

リヴァイ「そうか。」

リヴァイは笑う。アニもつられて微笑む。

ハンジ「ご飯にするー?」

リヴァイ「そうだな。」

ハンジ「じゃあ、作るねー!」

アニはテレビをつける。

「先ほどの迫害についてお知らせです。」

リヴァイの目が動く。

「シーナ区郊外で火災事故がありました。」

リヴァイ「別のチャンネルにしていいぞ。」

アニ「はい。」

ハンジ「できたよー!」

アニ「何これ!美味しそう!」

ハンジ「チキンリゾットでーす!」

リヴァイ「旨そうだな。」

ハンジ「でしょー!?」

アニ「いただきまーす!」

リヴァイ「これはいけるな。」

ハンジ「ふふ。」

次の日、アニは部活の為に学校に登校する。

アニ「ケルシー!」

ケルシー「アニ!おはよう!」

ケルシー「ってかさ、シーナ郊外で火事あったんでしょ?」

シノン「あー。おはよう。」

アニ「おはよう。シノン。」

ケルシー「おはよう。」

アニ「それは私も昨日ニュースで見たよ。火事があったの。」

シノン「私も一緒だー。」

体育館に入る。

顧問「今日の練習は10時まで、ゲーム中心にやって行きます。まずはアップから!」

「はい!」

シノン「はい!パス!」

アニ「ケルシー!」

ダムダムダムダム・・・。

ザシュッ!

アニナイッシュー!

ケルシー「ナイスパス!」

シノン「うん!」

アニ「どうも。ケルシーのパスは取りやすかったよ。」

ケルシー「そう?」

アニ「うん。」

顧問「はーい!各自2人組でクールダウン!」

ケルシー「アニってさ、スタイルいいよね。」

アニ「ふあっ!?」

シノン「どうしたの?」

ケルシー「アニのスタイルいいねって話。」

シノン「触らせてー!」

シノン「ふあっ!?何このボディ!分けて欲しいですけど!」

アニ「ふあっ!?あん!」

シノン「乳揉んだ?ってかアニ巨乳じゃね?」

ケルシー「うっそー!?触らせて!」

ケルシー「えっ!?この胸結構ハリがあって気持ちいい!」

アニ「あっ・・・!やめてぇ・・・!」

ケルシー「アニ待ってってばー!」

アニ「だから何?!」

シノン「胸揉んで本当に悪いって!」

ケルシー「今日遊ばない?」

シノン「遊ぼ!アニも一緒に遊ぼうよ!」

アニ「いいけど、時間って何時?」

ケルシー「じゃあ、1時半に西マリアの駅で!」

シノン「はーい。着いたらLINEするー。」

アニ「私も。」

アニはケルシー達と別れる。

アニは自転車の鍵を入れる。その時だった。誰かに話しかけられた。

ペトラ「あなた、アニだよね?」

アニ「はいそうですけど。」

ペトラ「あー!やっぱり!?私は2年のペトラ!よろしくね!」

アニ「あ、はい。ペトラさんは一体何を?」

ペトラ「あなた、今度の文化祭で主役やるんでしょ?!」

アニ「まあ、はい。」

ペトラ「決まったら私を呼んで!衣装作るから!」

アニ「連絡先教えてもらってもいいですか?」

ペトラ「ちょっと待ってね!」

ペトラは携帯を取り出す。

ペトラ「はい!」

アニ「ありがとうございます。」

ペトラ「いえいえー!」

アニは帰宅する。

ハンジ「アニー!お帰りー!」

アニ「ただいま。今日遊ぶから。」

ハンジ「あ、そうなの?」

ハンジ「じゃあ、ご飯作るね。」

アニ「シャワー浴びてくる。」

アニはシャワーを浴びる。部活で出た汗や汚れを綺麗に落として行く。

アニは髪を乾かした後に着替えてからリビングに戻る。

ハンジ「ご飯出来てるよー!」

アニ「はーい。」

リヴァイが帰ってくる。

ハンジ「ちょうどいいところに帰って来たねー!リヴァイ!お昼出来てるよー!」

リヴァイ「じゃあ、飯だ。」

ハンジ「はーい。」

アニ「ごちそうさまでした。」

ハンジ「置いといていいよー!」

アニは駅まで歩く。後ろからケルシーに話しかけられる。

ケルシー「アニー!」

アニ「ケルシー。」

ケルシー「じゃあ、行こうか。」

アニ「そうだね。」

シノン「悪りい!待った?!」

ケルシー「ううん。全然。じゃあ、行こうか。」

駅のホームに向かって歩いていく。

シノン「電車何分?」

アニ「うん。1時57分だね。」

ケルシー「あと5分あるよ。」

シノン「ベンチに座る?」

アニ「そうだね。」

色々な店を歩いて渡る。

アニ「欲しい物がないね。」

ケルシー「そうだね。」

シノン「フードコートにでも行かないか?」

ケルシー「そうだね。」

フードコートに移る。

シノン「ポテト食いたいー。」

ケルシー「じゃあ買ってこいよ。」

シノン「行ってくるー。」

アニ「ケルシー!あ、あそこ!」

ケルシー「えー?何ー?うわっ!ヤバイじゃん!」

シノン「あいつだ!」

アニ「早く行くぞ!」

アニ達は走り出す。

ケルシー「ここまで来ればもう大丈夫じゃない?」

シノン「そうだよね。」

アニ達は店を見て回る。

ケルシー「ってかイマイチ欲しいものが無いんだよね。」

アニ「じゃあ、一回出る?」

ケルシー「プリクラ撮らない?」

アニ「はっ?!私はいいよ!」

シノン「いいじゃん、いいじゃん。アニも一緒に撮ろう!」

ケルシー「ここでいいよね?」

シノン「いいよ!」

アニ「何でこんな目に・・・。」

ケルシー「ほら!アニ入るよ!」

プリ機の中に入っていく。

ケルシー「綺麗めでいいよね?」

アニ「私はいいけど。」

ジャア、トルヨー!
3、2、1!パシャ!
コンナフウにトレタヨ!

シノン「おっ?映りいいじゃん!」

アニ「確かに!」

ケルシー「あー!アニが笑った!」

アニ「笑ってないから。」

シノン「どうした?」

アニ「笑ってないから。」

ケルシー「じゃあ、落書きコーナー行こうか。」

落書きコーナーに移る。

シノン「これでいいじゃん!」

ケルシー「うん!いいよね!」

アニ「あっ。携帯に送ろう。」

ケルシー「忘れてた!」

シノン「あっ!今日親戚の家行くんだった!」

ケルシー「うん。そうなんだ。じゃーね!」

シノン「じゃーねー。」

シノンは駅の方向に歩いて行く。

ケルシー「じゃあ、私らもお開きにする?」

アニ「そうだね。」

アニとケルシーは駅に向かって歩く。

ケルシー「アニ。次の電車何分?」

アニ「4時12分。」

ケルシー「あと10分あるんだ。」

アニ「ってか今日ソフトは試合だよね。」

ケルシー「うん。大変だねー。ソフト。」

アニ「そうだね。」

ケルシー「あ、そうそう!アニってさ、中学どこ?」

アニ「ストヘス中学。」

ケルシー「そうなんだ!私はシガンシナだけどねー!」

アニ「シガンシナって誰が居たの?」

ケルシー「んー?シガンシナー?えっーと、エレン、ミカサ、アルミンぐらいかな。シガンシナ3クラスしか無かったからねー。」

アニ「トロストはミーナとジャンとマルコとベルトルトぐらいかな。」

ケルシー「おー。電車来たよ!」

アニ「そうだね。乗るか。」

ケルシー「うん。」

駅から少し歩いたケーキ屋の前の交差点でケルシーと別れる。アニは家へ帰宅する。

ガチャガチャ・・・

アニ「ただいまー。」

リヴァイ「お帰り。アニ。」

アニ「あ、あれ?ハンジさんは?」

リヴァイ「ハンジは同窓会に行ってるよ。」

アニ「そうですか。」

リヴァイ「何か食べたい物はあるか。」

アニ「何も無いです。」

リヴァイ「そうか。」

玄関のチャイムが鳴る。

アニ「今でまーす!」

ファーラン「すみません。兄貴居ますか?」

アニ「あ、はい。居ますけど、どちらで?」

ファーラン「あ、俺、リヴァイさんの知り合いのファーラン・チャーチっていいます。」

アニ「私はハンジさんのルームメイトのアニって言います。」

ファーラン「えっ!?ちょっと待って!バスケ部の子だよね?!」

アニ「はい。そうですけど。」

ファーラン「文化祭頑張ってね!」

アニ「ありがとうございます。」

リヴァイ「なんだ、ファーランか。遅いから夕飯食ってけ。」

ファーラン「あ、今日はいいよ。兄貴。新居お祝い持ってきただけだから。」

リヴァイ「もう遅い。後で送って行くから早く上がれ。」

ファーラン「分かったよ・・・。」

ファーラン「おじゃましまーす。」

アニ「あ、ここどうぞ。」

ファーラン「あ、兄貴。そういえばさ、レイスってどうなったの?」

リヴァイ「ああ、その件だったらイザベルにも言ったが、お前らの学校にレイスの娘が偽名を使って入学した。」

ファーラン「マジかよ!兄貴!何でもっと早く言ってくれなかったんだよ!」

リヴァイ「お前も受験で忙しいし、俺もレイスの件でゴタゴタしてたからだ。」

ファーラン「その、レイスの娘ってのは何年に?」

アニ「私の学年です。しかも、同じクラスです。」

ファーラン「君、名前は確かアニって言ったよね?」

アニ「はい。」

ファーラン「そいつはクラスではどうなんだい?」

アニ「最悪です。男子バスケットボールの1年にエレン・イェーガーって男子がいるんですけど、そいつに目を付けてます。」

ファーラン「えっ!?可哀想じゃんその子!」

アニ「私の友達そいつに全部取られました。」

アニ「で、その後すぐにイザベル達に入れてもらって・・・。」

イザベル「あいつ、意外といい所あるんだよね。でも、大丈夫かい?」

アニ「はい。大丈夫です。元々はあっちが悪いんですから。勝手にあっちに便乗しといて人裏切ってんじゃんねぇよ。」

ファーラン「なってこった。」

リヴァイ「おい!アニ!大丈夫か?!辛いことがいっぱいあったんだろう。今度からは俺らを頼ってくれ。俺らはレイスと敵対している関係だ。」

ファーラン「大丈夫かい?ほら、泣いていいよ。」

リヴァイはアニの肩を叩く。
アニは思いっきり泣き出す。

リヴァイ「辛い事がいっぱいあったんだな・・・。」

ファーラン「でも、アニ、可哀想ですよね。」

リヴァイ「あいつは小ちゃい頃に親を亡くしているんだ。」

ファーラン「えっ!?そうなの?!」

リヴァイ「確か、中学生になる前にはもう父親が末期癌だったらしい。」

ファーラン「そうなんだ。実は俺も小さい時に父さんと母さん離婚してさ、俺は母さんの方について行ったんだけど、やっぱ親が離婚すると子供しては結構辛いもんだなあって思うよ。」

リヴァイ「そうか。」

リヴァイ「アニ。ほら、夕飯にするぞ。」

アニ「うん・・・。」

リヴァイ「今日の夕飯は生姜焼きだ。」

ファーラン「いただきまーす!」

アニ「いただきます。」

ファーラン「うめえ!」

アニ「あ、おいしい。」

リヴァイ「ならよかった。」

ファーラン「兄貴ー?ご飯お代わりある?」

リヴァイ「一応4合炊いといたからまだあるはずだ。」

ファーラン「じゃあもらう。」

アニ「ごちそうさまでした。リヴァイさん。私、お皿洗うね。」

アニは皿を洗う。

ファーラン「所で、兄貴。大学なんだけど・・・。」

リヴァイ「行きたい大学は決まったのか?」

ファーラン「一応ウォール大受けようかなって思ってるんだけど。」

リヴァイ「ウォール大に受かったところでお前はやっていけるのか?」

ファーラン「ま、まあ。」

リヴァイ「だったら自分に合わせて考えろ。」

ファーラン「そうだよね。」

リヴァイ「ハンジからだ。迎えに来いだってよ。ファーラン、乗ってけ。」

ファーラン「ああ、乗ってく。」

リヴァイとファーランは家を出る。

アニ「お母さんのお墓参りしなきゃなあ・・・。」

アニはテレビを付ける。

「お知らせです。先ほどの人質迫害事件ですが、人質の少女は解放されました。」

アニはチャンネルを変える。

「はーい!今日の調査でポン!は今話題の食事についてです!」

「なーに?何の食事ー?」

アニは風呂に入る。

アニ「お母さんのお墓参りいつ行こうかな。」


アニ「お母さん!お母さん!」

アニ母「アニ、きっと大丈夫だから。お母さん大丈夫だから。」

アニの母親は手術室に入っていく。

アニ「お母さん! 」

アニの母親が手術室から出てくる。

アニ「お母さん!」

医者「お母さんは大丈夫だよ。」

アニ「良かった・・・。」

アニは胸を撫で下ろす。

アニ父「アニ、行くぞ。」

アニ「嫌だ!お母さんの側にいたい!」

アニ父「我儘言ってんじゃない!」

アニ「お父さんってさ、本当に人の気持ちわからないよね!」

アニ父「ほら、行くぞ!」

アニ父「いいぞ!アニ!腰で打て!」

アニは力を込める。

アニ父「よくやった。アニ。今日の練習は終わりだ。」

アニは家の中に入る。

アニは病院へ行く。その前に医者のイェーガー先生の所へ立ち寄る。

ピンポーン。

アニ「すみません。アニです。イェーガー先生は居ますか?」

中から1人の女の人が出てくる。

カルラ「いらっしゃい。アニ。今、お父さんは居ないのよ。多分、もうそろエレンが帰ってくる頃だから、上がっていって。」

アニは家の中へ上がる。エレンの母親はドーナツとオレンジジュースを出してくれた。

カルラ「あ、帰って来たみたいね。」

グリシャ「あ、アニ。来ていたのか。」

アニ「はい。」

グリシャ「いいんだ、いいんだ。」

カルラ「あなた、仕事は?」

グリシャ「患者と向きあうのが仕事だからな。」

カルラ「んもー。」

アニは車に乗る。

グリシャは車を走らす。

グリシャ「アニ、着いたぞ。」

アニ「えっ!もう!」

グリシャ「ああ。」

アニは母親の病室に入る。

アニ「お母さん!」

アニ母「あーら。アニ。来てくれたの?」

アニ「うん!」

アニ母「あ、グリシャ先生。」

グリシャ「レオンハートさん。術後どうですか?」

アニ母「まあ、なんとも変わりませんね。」

グリシャ「そうですか。実は私にもアニと同い年の息子がいるんですよ。」

アニ母「そうなんですか。一回アニと仲良くさせてみたいものですね。」

アニ「グリシャ先生って子供いたの?」

グリシャ「ああ。私にはエレンと言う息子がいるんだ。」

アニ「へー。」

アニ母「アニにはまだ言ってなかったけど、誕生日もアニとあまり変わらないらしいよ?」

アニ「そうなんだ。」

グリシャ「レオンハートさん。また何かあったら、私にお電話下さい。いつでも待ってます。」

アニ母「はい。お願いします。イェーガー先生。」

結果発表当日になる。

アルミン「では、発表します。主役女子。No.16。アニ・レオンハートさん。いますか?」

オー!オー!ヒューヒュー!!!
ピューピュー!!!!

ペトラ「アニ!良かったねー!」

アニ「ごもっともです。」

シノン「やったじゃん!」

マゴット「すごいよ!」

イザベル「よし!今日はお祝いだな!」

アルミン「アニ頑張ってね!」

エレン「頑張れよ!」

アニは帰宅する。

リヴァイ「お帰り。アニ。」

アニ「ただいま。リヴァイさん。」

リヴァイ「風呂できてんぞ。」

アニ「じゃあ、入る。」

リヴァイ「そうか。じゃあ、俺は夕飯を作る。食べたいものはあるか?」

アニ「何でもいいです。」

アニは風呂に入る。

アニ「はあ・・・。今日も疲れたよ・・・。」

アニ「お母さんのお墓参りいつ行こうかな・・・。」

アニは風呂を上がりリビングに入る。

リヴァイ「飯出来てんぞ。今日は鮭のムニエルとオニオングラタンスープだ。」

アニ「おいしそう!」

リヴァイ「タルタルソースとスープはお代わりあるからな。」

アニ「いただきまーす!」

リヴァイ「そういえばアニ。」

アニ「何です? 」

リヴァイ「もうすぐ、母親の命日だよな?」

アニ「はい。そうですけど。」

リヴァイ「実は、母親の兄弟が居たんだ。」

アニ「そ、そうなんですか?!」

リヴァイ「ああ。兄貴と妹がいたんだが、妹は今高校生だとよ。兄貴は公務員だ。」

アニ「私のお母さん。確か、32で亡くなって、今生きてれば40なんで、20歳ぐらい離れてるって事?」

リヴァイ「でも、母親の不倫が分かって、父親と母親が離婚して新しい母親と父親が再婚して妹が出来たらしい。」

アニ「そうだったんですか。」

リヴァイ「お前はその兄弟に会いたいか?」

アニ「お母さんの父親に会えるなら。」

リヴァイ「じゃあ、分かった。俺が後で父親に孫が見つかったって連絡しておく。会えると分かったら曜日を知らせておく。」

アニ「分かりました。」

アニは部屋に戻って勉強を始める。

誰かからの連絡だ。

アニ「誰だろう?」

ペトラ「アニー!」

アニは返信を返す。

アニ「何でしょう?」

ペトラ「明日の放課後、家庭科室に来てくれないかな?」

アニ「分かりました。」

アニは返信を送る。

次の日の放課後、アニは約束の場所に行く。

ドアを開ける。中にはペトラと友人であろう銀髪のショートヘアに丸眼鏡を掛けた女がいた。

ペトラ「アニー!来てくれたんだ!」

ペトラはアニに抱きつく。

リコ「お前初対面の奴に抱きつき過ぎだろ。ドン引きしてんぞ。」

ペトラ「あ、ごめん!アニ。苦しかった?」

アニ「別に何とも無かったです。」

ペトラ「紹介するね。これはクラスメートのリコ。」

リコ「私の名前はリコ。よろしく。」

アニ「アニって言います。宜しくお願いします。」

ペトラ「じゃあ、寸法を計ろっか!」

リコ「えー?!もう!まだ早いんじゃねえの?」

ペトラ「早目に仕上げないと忙しくなるのよ!」

リコ「そういう事ね。」ハァ。

ペトラ「アニ、そこに立ってくれない?」

アニ「分かりました。」

ペトラ「大体私が158だから、アニは150cmぐらいね。」

リコ「何すればいい?」

ペトラ「そこにある本取って!」

リコはペトラに本を手渡す。

ペトラ「アニってスタイルいいのね。」

アニ「ふへぇ?!」

ペトラ「あーん!アニ可愛すぎるー!」

リコ「うわー。引くわ。」

ペトラ「じゃあ、バストの方測るね。」

アニ「はい。」

ペトラ「えーっと、うん。あの、アニって胸大きいのね。」

アニ「よく友達に触られたりしますから。」

ペトラ「あーん!この胸!私に分けて欲しい!」

リコ「えっ!?嘘!?」

リコ「確かにこの胸触り心地めっちゃいい!それに結構ハリがあってしっかりしてる!」

ペトラ「えっ!?私にも!あー!確かに触ったかいあるわー!」

アニ「あっ!あん・・・!」

ペトラ「超可愛いよー!」

アニは家へ帰る。

アニ「ただいま・・・。」

家には誰もいないようだ。アニはリビングのドアを開ける。ソファにはハンジが寝そべっていた。

アニ「ハンジさんは寝てるのか・・・。」

ハンジ「ふあああ・・・。あれ?アニ帰ってきてたの?」

アニ「今帰ってきたところ。」

ハンジ「そうなんだ。じゃあ、夕飯の準備するね。」

ハンジは台所に向かう。玄関から音がする。リヴァイが帰って来たようだ。

リヴァイ「アニ。母親の父親と話がついた。お前の事を話したらもの凄く会いたがっていたよ。曜日は日曜日だ。」

アニ「日曜日。午後練なんで、夕方からでも大丈夫ですか?」

リヴァイ「奇遇だったな。ちょうど夕方って所で話が付いた。」

ハンジ「そうなの。じゃあ、ご飯にするね。」

リヴァイ「今はそれどころじゃあない。また呼び出しが掛かった。」

ハンジ「じゃあ、準備するから待ってて。」

急いでいるハンジをよそにアニも準備を始める。

リヴァイは車を走らす。車は30分足らずでレイスの屋敷に到着した。

リヴァイは車を降りる。

エルヴィン「リヴァイ。わざわざ遠い中来てくれなくてもよかったんだが・・・。」

リヴァイ「小さいにしろ大きいにしろ俺には関係があるんだよ。」

ハンジ「やあ、エルヴィン。」

アニ「こんにちは。」

エルヴィン「こんにちは。君がアニか。」

アニ「はい。」

エルヴィン「私の名前はエルヴィンだ。」

エルヴィン「じゃあ、行くぞ。」

リヴァイ「走れ!エルヴィン!屋敷には誰がいる?」

エルヴィン「少数としてはグンタとエルド、ミケぐらいだな。ナイルは後から合流する。」

屋敷に潜入する。

エルヴィン「ここから二手に別れる。私とリヴァイ、ハンジとアニで行動してくれ。」

ハンジ「いい。アニ?私から離れないで!」

アニ「もしもの時の連絡って。」

リヴァイ「俺かエルヴィンがハンジの携帯に連絡する。アニにはハンジから送ってくれ。」

ハンジ「了解。じゃあ、行くよ。」

別々に別れる。

ハンジ「ったく。何やったんだよ。」

アニ「ヒストリアに会わないといいけど。」

ハンジ「はぁ?!あいつ、ヒストリア?!多分今はこの屋敷には居ないと思うよ。」

アニ「そうですか。」

ハンジ「あ、でも。」

アニ「でも?」

ハンジ「フリーダなら居るかもね。」

アニ「誰です?そいつ?」

ハンジ「ヒストリアの腹違いの姉貴だ。多分、五つぐらい歳は離れてんじゃないのかなあ?」

アニ「そうですか。」

ハンジ「いる!王家だ!逃げるぞアニ!」

2人は走り出す。

アニは逃げ遅れる。

ハンジ「アニ!!」

アニは強盗を蹴飛ばす。父親から習った格闘術を元に。

ハンジ「行くよ!」

アニ「うん!」

物陰に隠れる。

ハンジ「悪いけど、アニはここにいて!そっから先は危険だ!」

アニは目をつぶる。



アニ母「あら、今日も来てくれたの?」

アニ「うん!」

アニ母「イェーガー先生、いつもすいません。」

グリシャ「いえいえ。それより、お身体の方は大丈夫ですか?」

アニ母「あ、はい。」

グリシャ「そうですか。」

アニ「そういえば!今日ね、綺麗な石見つけたの!」

アニ母「そうなの?」

アニ「でも、それ落としちゃったんだ。」

アニ母「大丈夫よ。またいつか見つかるから。」

アニ「ほんと!?」

アニ母「本当よ。」

アニは目を覚ます。覚ました場所は小さな応接室の様な部屋だった。

アニ「(ここは?ハンジさんはどこ?なんかボーッとする・・・。)」

そこに強盗が入ってくる。

強盗1「よお、姉ちゃん。」

アニは警戒する。強盗はアニに近づいて行く。アニは動こうとするが恐怖で身動きが取れない。

アニ「(怖い・・・。助けて・・・。)」

アニは動こうとする。アニの両手には手錠が掛けられていた。両足には紐が縛り付けられていた。

その時、ドアが開く。

強盗2「今日はいい女が手に入った。さすが連れて来た甲斐があったな。」

強盗2「おら!胸出せ!」

強盗はアニに執拗な程近づき、アニの制服のブラウスのボタンを弾いて行く。

アニ「あ、やめぇ・・・。」

アニ「あっ!」

強盗2「ふっ。声なんか出しちまってよ。」

アニ「あ・・・。だめ!」

強盗1「おー?ここが気持ちいんだな?しっかし、体の割に大きな胸しやがってよ。」

強盗はアニの下着を脱がして行く。

強盗3「久々に若い女が手に入ったよ。」

アニ「やめて!」

強盗2「黙れ!」

強盗はアニの口を塞ぐ。

アニ「んー!んー!」

強盗はアニの下半身に手を回す。

アニ「あ、はあっ!」9

ハンジ「アニー!アニー!」

グンタ「外からだ!声が聞こえる!」

リヴァイ「間違いない!アニの声だ!」

リヴァイ「走るぞ!」




アニ「やめ、やめろっ・・・。」

強盗1「さっすが強気な女だな。」

その時だった。ドアが開く。

ロッド「ご苦労。」

ロッド「今から撮影するからな。」

強盗1「あ、はい!」

アニ「嫌だ!」


エルヴィン「あっちの部屋からだ!アニの声が聞こえる!」

エルヴィン達は走り出す。

ハンジはドアの前で耳を済ます。

モブリット「ハンジさん!あんた本当に危険な目に合いますよ!」

ハンジ「私が行く!怒らせると一溜まりもないんだからね!」

リヴァイ「行くぞ!」

リヴァイはドアを蹴飛ばす。

ハンジ「その女の子を離せ!」

リヴァイはロッドに飛びかかる。ロッドが持っているビデオカメラが落ちる。

グンタ「ふん!」

強盗1「ぐわあ!」

強盗は気絶する。

ハンジはアニに駆け寄る。

ハンジ「アニ!今助けるから!」

アニ「うぅっ・・・。」

ハンジはアニの足に巻かれていた紐を解く。

ハンジ「大丈夫だから、大丈夫だからね。」

アニ「うー。」

ハンジはアニの手首の手錠を外す。

ハンジ「アニにこんな酷い事を!よくもあいつらやってくれたな!」

アニは意識が朦朧としていた。

アニ「ハンジ、さん?」

ハンジ「アニ、怖かったろうね。もう大丈夫だよ。」

アニ「寒い・・・。」

ハンジ「よしよし。ってか誰が主犯!?」

リヴァイ「俺が後でエルヴィンと訊問する。そっから聞き出す。」

ハンジ「ってかアニの服は?」

ガチャ!

イザベル「おい!兄貴!」

ファーラン「大丈夫かよ!」

ユミル「ってか何が?!」

アニ「くしゅん!」

ハンジ「だからアニの服は?!」

モブリット「見た感じ何処にもありません!」

ハンジ「(それにしてもアニって、いつもは無表情で強気なんだけど、本当は女の子らしいんだね。怖い時は感情や行動で分かるし・・・。)」

アニ「寒い・・・寒い。」

アニは意識が朦朧としながらもハンジの事をやや上目遣い気味で見つめている。

ハンジ「(それにしてもアニの服どこ?!モブリットあいつ探すのが遅いんだよ!)」

アニ「ハンジさん。」

ハンジ「ん?どうしたの?安心して。もうあいつらは居ないから。」

アニ「本当は・・・本当は、」

ハンジ「本当は?」

アニ「怖くて、誰も居ない部屋で変な事されて、本当に怖かった・・・。」

ハンジ「うん。怖かったね!嫌だったよね!」

アニはハンジに抱きつく。ハンジはアニをギュッと抱きしめる。アニは泣き出す。ハンジの目から涙がこぼれる。

ハンジ「(アニってお母さんが亡くなってからずっと、本当は寂しかったんだね・・・。」

ハンジ「(それにしてもアニの肌って綺麗だな・・・。本当に色が白い。)」

モブリット「ハンジさん!やっぱり服なんかどこにもありません!」

ハンジ「誰か上着持ってる人いる?!」

ユミル「あ、ジャージでいいのなら持ってます。」

ハンジはアニを抱き上げて車まで乗せる。

ユミル「ってか、本当にあいつ綺麗な顔してんな。」

イザベル「ほんとそれ。」

ハンジ「ねぇー!ほんとうらやましいよねー!」

イザベル「あ、車開けます。」

ハンジ「ありがとね。イザベル。」

イザベル「あ、いえいえ。」

イザベル少し照れ臭そうにしている。

ユミル「一応、どうします?」

ハンジ「うーん。リヴァイには悪いんだけど、私らは先に帰るとしよう。所で、ファーランはどうする?」

イザベル「じゃあ、うちがファーランに直接電話します。」

イザベル「もしもしー?」

イザベルは電話を掛ける。

ハンジ「ユミル、悪いんだけど、車の中でアニの様子を見てくれないかな?」

ユミル「あ、はい。」

ハンジはリヴァイに電話を掛ける。

ユミルは車の後部座席に乗る。

ユミル「ってかこいつ肌の色本当に白いな・・・。」

アニ「ハンジさぁん・・・。」

ユミル「よしよし。あたしゃユミルだよ。」

ハンジとイザベルが戻ってくる。後ろにはファーランがいる。

ハンジ「じゃあ行くとするか。」

助手席にファーラン、後部座席にユミルとアニとイザベルが乗る。

ハンジは車を走らせ、途中でイザベルとユミル、ファーランを降ろす。

イザベル「またなー。」

ユミル「ありがとうございます。」

ファーラン「何かあったら連絡下さい。」

ハンジ「じゃーね!」

ハンジは車を走らす。

ハンジ「アニ、大丈夫かな・・・。」チラッ

アニは毛布に包まっている。まだ頭の中は混乱しているようだ。

ハンジ「帰ったら、お風呂入れてあげないと。じゃないとアニの体が危険だからね。」

家に着く。ハンジはアニを抱きかかえて家まで運ぶ。

ハンジ「もしかして、熱があるのかも!」

アニ「ハァ、ハァ・・・」

ハンジ「ちょっとごめんね。ほらね!やっぱり熱がある!」

ハンジ「だから、さっき様子がおかしかったっんだ。」

ハンジはアニに服を着せて、ふとこんな事を思ったのだ。

リヴァイが帰ってくる。

ハンジ「どうだった?」

リヴァイ「ほら。これアニの服。強盗が持ってた。盗んだ理由を聞いたら、性欲の為だとよ。」

ハンジ「うわー。よくそんな気持ち悪い事出来るね。」

ハンジ「訊問はどうだったの?」

リヴァイ「結局、強盗はロッドの雇いだって事が分かった。強盗は警察署行きになった。」

ハンジ「で、レイスは?」

リヴァイ「どっかに消えた。」

ハンジ「ふーん。」

リヴァイ「でも、ヒストリアっていう奴は俺は今日始めて見たよ。」

ハンジ「どういう感じだった?」

リヴァイ「フリーダと一緒に何か悪事を働いているみたいだったな。」

ハンジ「面倒な事してくれるよね。」

リヴァイ「アニの調子はどうだ?」

ハンジ「すごい熱があるんだ。」

リヴァイ「そうか。」

アニは咳をする。

ハンジ「少し首周りとか拭いてあげた方が良いのかな?」

ハンジはお湯に浸したタオルを持っていく。


アニ「・・・ハァー、ハァー・・・。」

ハンジ「よしよし。苦しいよね。」

リヴァイ「それにしてもすごい熱だな。」

ハンジ「んね。あいつらのせいだよ。」

リヴァイ「かもしれないな。」

アニ「く、るしい・・・。」

ハンジ「うん。辛いよね。苦しいよね。」

リヴァイ「俺、ちょっと風邪薬でも買ってくるわ。」

ハンジ「いってらっしゃーい。」

ハンジの携帯に電話が掛かる。

ハンジ「誰だろう?」

ユミル「もしもし。ハンジさん。ユミルです。」

ハンジ「ユミル?どうしたの?」

ユミル「あ、ちょっとレイスの件で相談なんですけど、ヒストリアって奴は父親の血しか引いてないんですよね?」

ハンジ「母親は本当の母親じゃないよ。何にしろ、あいつにはロッドは事故で死んだって言ってるけど、本当の母親は水商売だって言うのが本当。フリーダが産まれる前からエルヴィンとナイルは関わってるからね。」

ユミル「そうなんですか。」

ハンジ「私が関わるようになったのは高校卒業してすぐの事だったから、つい最近の様な事時間知らないんだけどね。」

ハンジはアニの方を見る。

アニ「あつい・・・。」

ユミル「あ、ハンジさん。アニは大丈夫ですか?」

ハンジ「アニはすごい熱があって今はソファの上で横になってるよ。」

ユミル「そうですか。じゃあお大事にして下さい。」

>>166
×→事時間
○→事しか

リヴァイが帰ってくる。

ハンジ「おかえり。リヴァイ。」

リヴァイ「ああ、ドラッグストアで風邪薬買ってきたから、これでどうにかなるだろ。」

ハンジ「ああ、ありがと。リヴァイ。アニー?起き上がれる?」

アニ「うん・・・。」

リヴァイ「まだ苦しいか?」

アニ「うん。」

ハンジ「はい!アニ口開けて!じゃないと治らないからね!」

アニは口を開ける。

ハンジ「よく噛めた?はい。じゃあ次。」

リヴァイ「じゃあ、水入れてくるわ。」

ハンジ「お願い。」

リヴァイが台所から戻ってくる。

ハンジ「薬飲んだら少し落ち着いてきたね。」

リヴァイ「確かに。所でハンジ。」

ハンジ「何リヴァイ?」

リヴァイ「日曜日、空いてるか?」

ハンジ「うん。空いてるけど?」

リヴァイ「アニの母親の父親が見つかったんだ。」

ハンジ「えぇ?!そうなの?!
リヴァイ!」

リヴァイ「ああ。」

ハンジ「で、母親の方は?」

リヴァイ「不倫してるのがバレて、父親と離婚して新しい母親と再婚したらしい。」

ハンジ「そうなんだ。」

アニは目を覚ます。

アニ「あれ?ここは家?」

ハンジ「あ、おはよう。アニ。」

アニ「おはようございます。」

アニ「今日は日曜日か。」

アニは朝食を食べる。

リヴァイ「アニ。今日は何の日か知ってるか?」

アニ「はい。今日は確か、お母さんのお父さんに。」

リヴァイ「午後練なんだろう。」

アニ「はい。」

リヴァイは家を出て行く。

ハンジ「リヴァイ、頑張ってんねー。」

アニ「何です?」

リヴァイ「仕事。」

アニ「そうですか。」

ケルシー「アニ、大丈夫?」

アニ「どうしたの?」

ケルシー「イザベルから聞いたよ。アニ、風邪引いてたって。」

アニ「風邪の方ね。まあ、大丈夫。」

シノン「良かったー!心配したよー!」

シノンはアニに抱きつく。

アニ「ちょっ!シノン!暑苦しいって!」

シノン「はは、ごめんごめん。」

顧問「次ー!」

「はーい!」

ケルシー「今日の練習もキツかったよねー。」

アニ「そう?私は別にそんな。」

シノン「なんとも言えなかったなー。」

ソフィア「バスケ午後練!?」

シノン「ソフトって今日試合?!」

前からソフト部が歩いて来る。

イザベル「そうだよ。」

マゴット「アニー!大丈夫だった?!」

アニ「大丈夫だって。」

マゴット「良かったー!」

アニは電車通学組のケルシー、マゴット、ソフィアと別れる。

自転車を走らす。

アニは帰宅する。

リヴァイ「アニ。行くぞ。」

アニ「はい。」

リヴァイ「ハンジがもう車に乗ってるから急ぐぞ。」

アニとリヴァイは走る。

ハンジ「2人ともいい?走らすよ?」

リヴァイ「ああ。」

アニ「もちろん。」

ハンジ「着いたよー!」

リヴァイ「俺が鳴らすから待ってろ。」

リヴァイは玄関のベルを鳴らす。

リヴァイ「失礼します。リヴァイです。」

玄関のドアが開く。1人の背の高い男が出てきた。

「お待ちしてました。リヴァイさん。親父呼んできます。」

「おーい!親父!来たぞー!」

父親「はい。ああ、リヴァイさんですか。お待ちしてました。どうぞお入り下さい。」

父親は丁寧に家の中へ案内する。

アニ「おじゃまします。」

ハンジ「お邪魔します。あ、私ハンジと言います。」

アニ「アニ・レオンハートです。」

「あ、俺はマーヴェリックって言います。亡くなった姉の弟です。」

父親「おーい!ペトラ!モリス!」

父親は子供の名を呼ぶ。

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