～休日～


かな子「遂に来た…スイーツパラダイス！」


愛梨「たまたまオフが重なってよかったぁ」


智絵里「凄く…楽しみです」


杏「かな子ちゃんに言われた通りちゃんと朝ご飯食べて来たよ」


ありす「うちでですけどね…」


巴「しかし食べ放題なら朝抜いた方がええんじゃないのか？」


かな子「沢山食べるのが目的ですから朝食べて胃を拡げておいた方がいいんだよ」


愛梨「特に甘い物の場合は朝しっかり食べないと命に関わりますからね」


ありす「ゑ…生死に関わる問題だったんですか？」


かな子「とりあえず早く入ろうね、後ろがつっかえてるから」

～入店～


かな子「ご褒美で貰った入場券で…スイーツが無料で食べられるなんて夢みたい」


杏「でも一緒に来るのが杏達でよかったの？どう考えても法子ちゃんかみちるちゃんのが元取れそうだけど…」


かな子「法子ちゃんは今日ライブでみちるちゃんはお仕事でしたから…」


かな子「入場券の期限も明後日まででしたし…」


ありす「よくありますよね…まあ無料ですし」


杏「何でもいいけど早く食べようよ…制限時間あるみたいだから」
※入店から80分以内に出ないと罰金発生


愛梨「まずは左端のフードコーナーにある軽食から食べようね」


巴「カレーやパスタが並んどるが何でスイーツ食べ放題で軽食が…」


かな子「甘い物が苦手だけど付き合わされた人とか、昼食時や夕食時に来る人用だね」


愛梨「カレーは甘口しかないから大丈夫だよ」


ありす「イチゴパスタがありませんね…」


巴「イチゴパスタは置いとらんのか…」


杏・智絵里「（よかったぁ…）」

杏「カレーは甘口でもパスタがちょっと塩辛かったね…」


智絵里「本当に…」


愛梨「さあ、いよいよスイーツだよ」


かな子「思いっきり食べちゃいますよ」


智絵里「か、かな子ちゃん…少しは抑えようね」


杏「イチゴ系のスイーツも結構並んで…って何かスイーツの入れ替え早すぎない？」
※大体半分取られたら引っ込められて新しく別のスイーツが出てきます


愛梨「お客さんが多いしすぐなくなっちゃうからね…早く取らないと何も食べれないよ？」


智絵里「あわわわ…」


巴「うちはあのチョコの噴水が気になるのう…」


かな子「あれは周りにあるスポンジケーキやフルーツに着けるチョコフォンデュだよ」


ありす「フルーツにイチゴがありますね…私ちょっと並んできます」


巴「うちも並ぶわ」


杏「もう選ぶのも面倒だから端から取っちゃおう」


智絵里「わ、私もそうします…」


愛梨「あ、ザッハトルテが出てきたから食べようかな」


かな子「私も取ります」


杏「あの２人…次々出てくるスイーツをしっかり観察して取ってるよ」


智絵里「私にはとても真似出来ません…」

ありす「ちょっ！チョコがいきなり緑色に！」


巴「うおっ！今度はイチゴ色じゃと！」
※一定の時間でチョコの味が変わるらしい


　


杏「このチョコケーキ普通のより遥かに甘いんだけど…」


智絵里「よ、よく見たらスイーツに粉砂糖が…」


愛梨「普通より甘くする事で沢山食べられない様にする為だね…」


かな子「空腹時に甘い物を食べるとすぐにお腹いっぱいになっちゃいますからね…」


杏「それで軽食から食べたのか…」


智絵里「朝ご飯もその為だったんだね…」


ありす「このチョコ甘過ぎると思ったらそういう事ですか…」


巴「イチゴの味が分からんぐらいに甘いわ…次は普通にスイーツを食うかの」


かな子「それと飲み物はドリンクバーだけどコーヒーや紅茶にはお砂糖やシロップは入れない方がいいよ」


愛梨「さっき言った様に甘くすると食べれなくなっちゃうしね」


杏「飲み物もなの！？」

―残り10分


愛梨「ふぅ…流石にもう食べられないね」


かな子「でもお腹いっぱいスイーツが食べられて幸せです」


巴「こんなにスイーツ食ったのは初めてじゃ…」


ありす「明日の体重計が怖いですね…」


智絵里「かな子ちゃん…口の回りにチョコが」


かな子「あ…ふかないと」ﾌｷﾌｷ


智絵里「（うう…人前じゃなければ私がふいてたのに…）」


杏「智絵里ちゃん…今人前じゃなければかな子ちゃんの口の周りのチョコを舐め取りたいって思ったでしょ？」


智絵里「その手がありました…（お、思ってないですっ！）」


愛梨「本音と建前が逆だよ智絵里ちゃん…」

杏「それにしても今日ほど苦いコーヒーが美味しいと思った事はないよ…」


ありす「紅茶も美味しいです」


巴「烏龍茶はいつも以上に渋く感じるがのう…」


智絵里「お水が甘く感じるよ…」


愛梨「さて、それじゃそろそろ出ようか」


かな子「そうですね…名残惜しいけど時間が」


杏「ここにみちるちゃんが居たら時間ギリギリまで粘って食べてたんだろうね…」


巴「容易に想像出来るのが恐ろしいわ…」


ありす「これだけ食べると夕飯食べれないかもしれませんね…」


杏「確かに…」


かな子「でも軽くでいいから食べておいた方がいいよ？」


愛梨「朝とは違う意味で危ないからね」


ありす「ゑ…一体何が危ないんですか？」


愛梨「色々と…ね」
※体重とか（三食食べないと太りやすいというアレ）


杏「あ…そういう」

～翌日～


ヘルトレ（怒）「さて、今日は何で呼ばれたかは分かっているな？」


かな子（正座）「う…ウエストが2cm増えたからです…」


智絵里（正座）「1･8cm増えたから…です」


愛梨（正座）「1･6cm…増えちゃいました」


ヘルトレ「これから１週間、徹底的にウエストを絞るから覚悟しろ！」


ヘルトレ「当然１日の食事も私が指導する、分かったか！」


３人「は、はい！」


ありす（成長期という事で免除された）「やっぱりこうなりましたね…」


巴（成長期という以下略）「師匠達に悪いけぇ、うち等はうち等で自主練増やすかの…」


杏（ウエスト体重共に変動なし）「まあ普通のスイーツより遥かに甘かったから…仕方ないね」


愛梨「ありすちゃんと巴ちゃんはまだしも何で杏ちゃんは何ともないの！？」


杏「妖精だからさ」ﾄﾞﾔｧ


終

～オマケ～


モバＰ「スイーツパラダイス…俺も行きたかった」


若葉「それなら４人分の割引券がありますけど行きたいですかぁ？」


モバＰ「行きたいに決まっている！」


まゆ「ならまゆも一緒にいいですかぁ？」


菜々「ナナも行きたいです！」


モバＰ「よし、なら支払いは任せろ！」


３人「わーい」


―翌日、ウサミン（だけ）がヘルトレさんに呼ばれたのは言うまでもない…


菜々「納得出来ませんよ！」

モバＰ（メタボ手前）「流石に甘い物を食い過ぎたな…暫らくは控えんと」


若葉（少食が幸いした）「でもイチゴは控えないんですねぇ…」


まゆ（少食が以下略）「まあフルーツですから…お砂糖使わなければいいんじゃ」


七海「そういう時はおさかな食べるれすよぉ～」


若葉「七海ちゃんいつの間に…」


まゆ「でも確かに青魚はこういう時に最適で」


【魚のすり身チョコ】ﾃﾞﾃﾞｰﾝ


若葉・まゆ「ゑ…」


モバＰ「ゑ…」


七海「きっと美味しいから大丈夫れすよぉ～」


モバＰ「ちょっ、待っ」


七海（モバＰの口にチョコ突っ込み）「ちゃんと食べるれすよ～」


モバＰ「アッー！」


―翌日モバＰは仕事を休んだ


終

短いですがこれで終わりです
魚のすり身チョコ…実際作って食ってみたけどチョコの味しかしねぇ…後食感が悪い意味で酷い（因みに魚は鯖を使用した）
劇場の再現で牛乳とお祈りも入れてみたらやっぱりチョコの味しかしねぇ…やはり１番のメシマズはありすｳﾜﾅﾆｦｽﾙﾔﾒ


見てくれた人（居たら）ありがとうございます
すり身チョコとイチゴ料理は用途を守って美味しく？食べましょう（誰も食わないって？知ら管）