菜々「ありすくっきんぐ!!」 (28)

ありす「…うーん」

菜々「どうしました、ありすちゃん?」

ありす「橘です。ちょっと調べものを」

菜々「そうですか、何を調べてたんですか?ありすちゃん!」

ありす「…料理のレシピです」


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菜々「へぇ、ありすちゃん事務所で料理してたんですか。だからエプロンつけてるんですね、かわいいです!」

ありす「これからですけどね。あまり見ないでください、恥ずかしいです」

菜々「まあまあ、いいじゃないですか!それで、何をつくるんです?」

ありす「チョコレートですよ」

菜々「チョコですか、バレンタインも近いですからね。ナナも昔よくつくってメイド喫茶のお客さんに渡してました!」

ありす「菜々さんって料理できる人なんですか?」

菜々「得意ってわけではないですよ。かな子ちゃんや愛梨ちゃんみたいにいつもつくってるわけではないですし。一人暮らしが長いといろいろ覚えるものなんですよ」

ありす「そうですか、17歳も大変ですね」

菜々(…ありすちゃんの優しさがつらいです)

菜々「だいたいありすちゃん、料理できるようになったんですか?前やったバラエティのイメージが強いんですけど」

ありす「あれは着眼点は悪くなかったと思ってます。今回は橘流スイーツをみせつけてあげます」フンス

菜々「橘流…?まさか」

ありす「もちろん、いちごを一粒丸ごとつかったいちごチョコですよ」

菜々「あぁ…やっぱり」

菜々「それでこの大量のいちごがあるんですね、普通に食べる用かと思ってましたよ」

ありす「当然いちごにはこだわってますよ、なるべく甘くてみずみずしいものを…」

菜々「え、いちご入りチョコとかじゃないんですか?あっ、チョコフォンデュですね。それならそんなに調理しないから安心です」

ありす「いちご丸ごと入りチョコに決まってるじゃないですか。あと安心ってどういう意味です?」

菜々「ナナ、何も言ってません」

菜々「それはともかく、いちごを入れるなら生のはおすすめしませんよ?」

ありす「えっ、なぜですか?」

菜々「いちごは水分が多いですから。チョコに水分は天敵です!チョコで包もうとしても、分離したりして大変なんですよ」

ありす「なっ…チョコなら甘酸っぱいいちごとの相性も完璧だと思ったのに…」

菜々「あとチョコはどう溶かすんです?」

ありす「?レンジでチンとかで簡単にできないんですか?」

菜々「できなくはないですけど…難しいですよ?気をつけないと焦げちゃいますし。やはり湯煎がいいですかねぇ」

ありす「そんな…」

ありす「うー…チョコなら割と簡単に作れると思ってたんですが…間違いだったようですね…橘流の名誉回復のチャンスが…」

菜々「まあまあ、そんなこと言わずに作ってみましょうよ。せっかくですからナナもお手伝いしますよ!」

ありす「菜々さん…ありがとうございます」

菜々「いえいえ、では、はりきっていきましょう!」

菜々「では、まずいちごの準備からですね」

ありす「?このいちごはチョコに向かないんじゃないんですか?」

菜々「そうですね、ですので代わりのものを買ってきます。ありすちゃんはその間に器具の準備をしておいてください!えーと…」

菜々「ボウルにゴムベラ、まな板に包丁っと。あとはカタとかですかね、だいたいそろってますね。ありすちゃん、ナナが買い物に行ってる間にこれを洗って、水気をきっちりとっておいてくれませんか?」

ありす「わかりました、ばっちりこなしてみせます」

菜々「あ、待ってください!やっぱり包丁は危ないのでいいです。それ以外をお願いしますね」

ありす「包丁くらい大丈夫です。そんなに子供扱いしないでください!」

菜々「いーえ、ナナの見てないところで刃物は持たせません。じゃあナナ、行ってきまーす!」ウッサミーン!

ありす「むぅ…行ってしまいました。仕方ないです、言われたことはやっておきましょう」

ありす「さて、洗い物を…」

ありす(ゴシゴシ…ゴシ…ゴシ…)

ありす「…なぜうちの事務所のキッチンは流し場が高いのでしょうか」ノビー

ありす「あとはカタですね。どんなのが…」

ありす「まる、さんかく、しかく、星型にハート、割とふつうですね。おや、まだたくさん…」

ネコ イヌ ウサギ お魚 クローバー パン ドーナツ
メガネ フルート アッキー 幸子 ぴにゃこら太

ありす「このカタどこに需要があるんでしょう…?」

数十分後
ありす「さて、準備は終わりました。もう菜々さんも帰ってきますかね」

ありす「あ、お茶の準備もしておくんでした」

ありす「菜々さんが帰ってきたらすぐに始めたいんですが、たぶん走って帰ってきますし」ダッダッ、バタンッ!

菜々「ゼーッ、あ、ありすちゃん…ハーッ…ウサミン、ただいま…ハーッ!帰りました…!」

ありす(休憩しないと動けませんからね)

数十分後
菜々「では!チョコ作りを始めますよー!」

ありす「よろしくお願いします。ところでどんなチョコをつくるんですか?」

菜々「トリュフにしようと思います。まずチョコを溶かしましょう。まずまな板のうえにクッキングシートをしいて、用意してたチョコをそのうえに出してください。それを細かく刻みましょう!」

ありす「はい。んっ!あれ…固い…」

菜々「あーやっぱり慣れてないと難しいですかね?ナナを見ててください!包丁をしっかり持って、もう片方の手で包丁の背中を持って真上から切りましょう!なるべく大きさが同じになるようにできるといいですね」ザクザク

ありす「なるほど、あ、切りやすい…」ザク

ありす「あれ、菜々さんのはホワイトチョコなんですか?」

菜々「ちょっとやりたいことが。さて次は湯煎です。切り終わったチョコをボウルに移してください。湯煎のお湯はナナが準備しておいたので!」

ありす「シートがあると移すのが楽でいいですね。…菜々さん、お湯の鍋、小さくないですか?」

菜々「ああ、これでいいんですよ!お鍋が大きいと湯気とかの水分が入っちゃいますから。ボウルの底にお湯がつくくらいでちょうどいいんです!あと温度が熱すぎてもダメです。滑らかに溶けてくれませんからね」

ありす「ちゃんと道具選びにも意味があるんですね」

菜々「チョコを溶かすときはゴムベラを押し付けるように混ぜてください。あとあまりグルグルしないようしてください」

ありす「ぐーる、ぐーる、」

菜々(かわいいですねぇ)「あ、ナナ大事なことを忘れてました!おいしくつくるコツがあるんですよ~」

ありす「え、どうやるんです?」

菜々「あげる相手への気持ちを込めるんです!『おいしくなぁれ』って!」

ありす「そ、そんな恥ずかしいことできません!!」

菜々「こういう気分は大切ですよ?プロデューサーさんだってありすちゃんの気持ちがこもってたほうがうれしいでしょうし」

ありす「わたし!あげるのがプロデューサーだなんて一言も言ってません!!」

菜々「おや?ちがうんですか?まあそういうことにしておきましょう。あ、溶けたら生クリームを入れてよく混ぜてください」

菜々「終わったらスプーンでシートの上に一個分くらいの量をのせてください。それを冷蔵庫で30分くらい冷やしますから」

ありす「ふぅ、なかなかお菓子作りも大変ですね。これはひとりでは厳しかったです…」

菜々「おっと、ナナ忘れ物がありました!ちょっとナナのチョコ見ててくれません?」

ありす「えぇ、いいですよ?」

菜々「じゃあお願いしますね?」ガチャパタン

ありす「…」チラッ

ありす「…おいしくなぁれ、おいしくなぁれ」

菜々(まったく素直じゃないですね…)フフッ

30分経過
菜々「うん、いい感じに冷えて固まりました!じゃあいちごをいれますよー」

ありす「代わりのものがあるんですよね?」

菜々「ええ、これです!フリーズドライのホールいちご!これならいちごを丸ごと入れられて、水分も気にしなくていいです。ちょっとありすちゃんの予定とは違うかもしれませんけど…」

ありす「いえ、私のやりたいことができてうれしいです。ではチョコを取り出してっと、あれ、こんな色のチョコありました?」

菜々「チョコを冷やしててありすちゃんがここにいない時に準備したんです!どうです?このピンク色!いちごチョコっぽくないですか!?」

ありす「わぁ…どうやったんですか!?教えてください!」

菜々「食紅を溶かしてホワイトチョコに混ぜたんです。水で溶かしちゃうとチョコがダメになるのでサラダ油で溶かしたんですけどね」

ありす「…私、ステージ上の菜々さんは尊敬してますけど、普段の菜々さんをここまですごいって思ったの初めてです!」

菜々(ナナいつもはどう思われてるんでしょう…?)

菜々「ンン“ッ。あとは冷やしたチョコでいちごを包んで、また1時間くらい冷やします。最後にココアや粉砂糖なんかで仕上げですね」

ありす「ちゃんときれいにできあがりそうです。菜々さん、今日はほんとうに助かりました。感謝します」

菜々「ナナも久々にお菓子作り楽しかったです!後で試食してみましょうか。きっとおいしくできてますよ!」

菜々「でもなんかまだ作りたい気分ですねえ。そういえばカタを準備してたの忘れてました。どんなのが…」ガサゴソ

(ぴにゃあ…)

菜々「…緑の食紅でも探してみましょうか?」

ありす「誰が欲しがるんですか、それ…」

後日、ありすはプロデューサーにきちんとチョコを渡せて、菜々さんの筋肉痛は2日後にやってきた
なお、冗談でつくった緑のチョコは一部のアイドルに大いにうけた  


おしまい

ありすの新作いちご料理が来たので書きました
私の料理スキルはありすレベルなので、間違ったことを書いてたらすみません
141cmと146cmが並んで料理してるなんて、姉妹みたいに見えませんか?
母娘に見える人はありすに母性を求める業の深い人なんだと思います

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