ありすラジオ (33)

アイドルマスターシンデレラガールズの人気キャラクター、橘ありすちゃんのラジオSS
だいたい30回ぐらい続いている番組のゲスト回のイメージで

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1438180746

橘ありす「えっと、ギリシャがまた大変なことになっているみたいですね」

モバP「ありすさんまた時事の話ですか?私としては皆さんは普通に学校であった話とかを聞きたいんだと思うんですけど」

橘ありす「橘です。もちろん変わったことがあればそういった話をしますが、基本小学生の日常なんて代わり映えの無い同じような話ばかりですからね」

橘ありす「この先リスナーの方々はそういった話を自分の子供や孫にいやというほど聞かされるんですよ?」

モバP「うーん、、、」

橘ありす「ですから、リスナーの皆さんには他の誰でもない私、橘ありすが話してこそ意味があることを聞いていただきたいんです」

モバP「それが時事の話になるのですか?」

橘ありす「はい。私は今時の小学生が社会とちゃんと向き合った時にどういった感想を持つのか、という価値のある情報を提供していきたいと思っています」

橘ありす「あと、芸能関係の仕事をする人間として世の中の動きにアンテナを立てて頑張っている私の努力を皆さんに知っていただきたいということも考えています」

モバP「ありすさんが普段どういった生活をしているのか、ということも十分に価値がある情報だと思いますけど。とりあえずはありすさんの考えを尊重します。ギリシャがどうなったんですか?」

橘ありす「橘です。結論から言いますと、破たんへの道を一歩すすめました」タブレットスッス

モバP「具体的には」

橘ありす「使ってはいけない最後のお金に手を付けたみたいですね。暗い雰囲気のドラマとかで最終話の直前によくある展開です」

モバP「あー、最終話で泣きながら物語のオチを話させる前振りの、、、うちだと安部かおがちが上手くやりそうだなぁ」

橘ありす「職業病が出てますよ。どうしてこんなことになったんでしょうね」

モバP「うちのちひろさんみたいな人が居なかったからでしょうね」

橘ありす「年下の立場としてしてはいけないんでしょうけど、納得してしまいました、、、」

モバP「当の本人は今日ウキウキで高いコスメを通販で注文してましたね。もうあの人の本業わかんない、、、」

橘ありす「誰かの不幸の裏側で誰かが幸せになる。幸福量保存の法則ですね、世の中の形です」

モバP「アイドルなんだからそこで『皆さんが少しでも幸せになれるよう、頑張って素敵な歌や踊りを届けられるよう頑張ります』みたいなことを言ってほしかったなぁ」

橘ありす「それは私じゃなくて卯月さんのポジショントークです」

モバP「ポジショントークとかそういうこと言わない!」

モバP「ゲストの泰葉も待ってるんで、そろそろタイトルコールに入りましょう。橘ありすのありすラジオ」

橘ありす「だから橘です!いい加減私にタイトルコールさせてください!」

モバP「この番組は346プロ所属アイドル、橘ありすの可能性を無限に追及していく番組です」

橘ありす「もう!」

続きは明日
か、書き始めた時はギリシャの話題はとてもホットだったんだ、、、
なにもかも僕を過剰に拘束する労働が悪いんだ、、、

橘ありす「さて、改めまして現在お送りしているのは橘ありすのありすラジオ。お送りは私橘ありすと」

岡崎泰葉「プロデューサーに代わりまして、ゲストの岡崎泰葉でお送りしています」

橘ありす「岡崎さん。私、以前からずっと一緒にお仕事をしたいと思っていました。今日はよろしくおねがいします」

岡崎泰葉「ありすちゃんとは事務所でお話することはたくさんあるけど、こうやって一緒にお仕事するのは初めてなんですよね。今日は二人で楽しみましょう!」

橘ありす「岡崎さんには普段からたくさん相談に乗っていただいてるんですよ」

岡崎泰葉「あはは、私は子役出身でありすちゃんと同じ年の頃からテレビに出てたりしたからね。役に立つお話が出来ているかは分からないけど、、、」

橘ありす「そんなことないです!ついこの前に頂いたアドバイス、大変参考になるものでした」

岡崎泰葉「えっと、確か『歌やダンスの仕事がしたいのに、そこに繋がらない必要性に疑問を感じるお仕事の比重が大きすぎる気がする』ってお話だったよね?」

橘ありす「そうです。プロデューサーに直接聞こうとも思ったんですけど、色々な人に沢山頭を下げて取ってきてくれたお仕事ですから、変なことを言って困らせたくなくて、、、ってどうして頭を撫でるんですか!」

岡崎泰葉「えへへ、ありすちゃんは可愛いなぁと思って」

橘ありす「橘です!話を戻しますけど、岡崎さんはそんな私に『歌やダンスは誰かに届いて初めて意味がある物だから、プロデューサーはカメラやCDの向こうでどんな人がありすちゃんを応援しているのか知ってもらいたいんじゃないかな?』ってお話してくれまして」

岡崎泰葉「うん」

橘ありす「本当に衝撃的でした。このアドバイスのおかげてお仕事に身が以前よりも入るようになりまして、プロデューサーさんに褒めてもらえることも増えたんです!」

岡崎泰葉「あはは、恥ずかしいなぁ」

橘ありす「ただ、一つまた悩みがありまして」

岡崎泰葉「うん?」

橘ありす「あと4年で私も岡崎さんと同じ年になるんですけど、その時に自分の後輩に同じようなアドバイスができるか不安で、、、」

岡崎泰葉「よし、わかった。今回もこの泰葉お姉さんが」

橘ありす「で、今回はプロデューサーに相談してみたんです」

岡崎泰葉「あ、私がありすちゃんの悩みをここで解決する~ってのが今日のテーマなわけじゃないんですね、、、」

橘ありす「あれ、プロデューサーから伺ってないですか?」

岡崎泰葉「え?」

橘ありす「これからの参考にするために、今日は中学生時代に岡崎さんがパーソナリティーを務めていたラジオを聞くっていうのがテーマなんですけど」

岡崎泰葉「えっ?」

橘ありす「私、アイドルになる前は正直芸能関係にあまり興味がありませんでしたから。昔の岡崎さんのお話が効けるのはとても楽しみです!」

岡崎泰葉「ちょっと、プロデューサーさんブースに入ってきて頂いても」

『ちょりーっす、皆さんお元気ですか!?ご存知岡崎泰葉です!』

岡崎泰葉「ちょっとちょっとちょっと止めて止めて」

橘ありす「わっ」

岡崎泰葉「ホント無理ホント無理」

橘ありす「ちょ、ちょっと予想外の展開になってきましたね。インカムに指示が飛んでいるので次に行きます」

『又吉さんですか?私はいつか来ると思ってましたね。あの方は他の小説家やお笑い芸人の方とは視点が違って~~~~~』

岡崎泰葉「ちょっと待って!恥ずかしいって!」

『私又吉さんとなら結婚していいと』

橘ありす「ちょっと止めましょう!大丈夫ですか、プロデューサー。これ生放送ですよね?」

岡崎泰葉「あははははははは」

橘ありす「ちょ、ちょっと岡崎さん!岡崎さん壊れないで!私じゃこの流れを捌ききれません!ちょっと!」

岡崎泰葉「ええ、そうです。華々しく輝けた子役時代から転がり落ちてこのラジオ以外にレギュラーの仕事が一つもない。そんな中で必死に新しいキャラクターを暗中模索していた時代が私にもありました。必死だったんですよあのころは。だってだって仕方がないじゃないですか、日に日に落ちていく食卓の食事のレベルとか、あまり笑わなくなった母親とか、白髪の増えた父親とか、何よりも勉強にもスポーツにもおしゃれとかにも居場所のない自分のこととかがもうたえ」

橘ありす「」

橘ありす「ちょ、ちょっと待ってくださいプロデューサー!話が違います!岡崎さんが佐久間さんみたいな目をしています!入ってきてください!まだ時間が3分も残ってます!」

橘ありす「え、とりあえずここのモニターを付ければいいんですか?わ、わかりました。従います!」ポチ

『ありすちゃん、歳は幾つかいえるかなー?』

『ありすではありません!橘です!』

橘ありす「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!これ私の幼稚園時代のビデオじゃないですか!なんでですか!なんでこのタイミングで流すんですか!」

『橘さん、お歌がじょうずですね~』

『このくらい出来て当然です。将来は音楽をお仕事にするのですから』

『そ、そう、、、』

橘ありす「り、リモコンが効かない!コンセントを抜いても電源が切れない!ちょっと待ってください!輿水先輩みたいだなとかいって笑ってる場合じゃありません!私はバラエティー担当じゃないっていつも言ってるじゃないですか!」

橘ありす「あああああ!もう時間がない!お相手は私橘ありす

岡崎泰葉「と、岡崎泰葉でした。また来週も聞いてくださいね♪」

橘ありす「さ、さすがベテラン。切り替えが早いですね、、、」

おわり

好きなラジオはかとちえ×舞のラジオ ラジオ ラジオです。

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