【艦これ】ルンバに吸い込まれた!なのです! (43)

初SS
色々あってなぜかこうなった。
gdgd、ご都合主義、自流解釈、いろいろあります
安価を使うかどうかは未定です

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1453344930

――工廠

電「雷ちゃん、本当に此処で合ってるのです?」

雷「そのはず、だけど……」

シーン

電「誰もいないのです。司令官さんの指令書には?」

雷「ここにあるわよ」スッ

指令書「本日、ヒトフタマルマル。
特Ⅲ型駆逐艦、電、雷、二名は第四工廠へ集合。
以後、別命在るまで待機せよ」

電「第四工廠……ここ、なのです」

雷「司令かーん。ほら、着たわよ」

電「で、でもまだ指示された時間には少し時間があるのです」

雷「そうね。司令官も忙しいしね。まったく、もっと私を頼ってくれてもいいのに」

電「ところで雷ちゃん」

雷「どうしたの電」

電「第四工廠って、何をするところか知っていますか?」

雷「え?と、当然じゃない。第一が艦娘の建造でしょ、第二が艤装の開発、第三が改修、そして第四が……あれ?」

電「第四工廠なんて、初めて聞いたのです。もしかして雷ちゃんも?」

雷「言われてみればそうね。何するところなのかしら」キョロキョロ

ペンギン
ワタ
2-4-11

電「見た所ガラクタしかないのです」

雷「此処の鎮守府ってかなり広いからね。ま、それだけ司令官が優秀ってことじゃない」

電「雷ちゃん。この鎮守府の初期艦が誰か言ってみるのです」

雷「電でしょ。秘書艦は最近だと皆で持ち回りだけど、この鎮守府に誰よりも詳しい誇れる私の妹」

電「その電が初めて知った場所なのですが……」

雷「……ほ、ほらあれよ!きっと最近建てたのよ。この前の大規模作戦だったりでウチもまた艦娘が増えたし」

電「だと、いいのですが……」チラッ

カビの生えた菱餅
腐った秋刀魚
変色したお飾り

電「なんだかただの使われていない倉庫な気がしてきたのです」

カツカツ

雷「足音よ!何はともあれ司令官に直接訊ねれば済むことでしょ」

ガラガラー

雷「もう司令官ったら、遅いじゃ……え?」

響「雷?」

暁「それに電。どうしてこんなところに?」

電「お姉ちゃん達こそ、こんなところにどうしたのです?」

暁「暁は一人前のレディーだから司令官から任務を預かったのよ」フンス

響「こんな指令書が私と姉さんに届いていたんだ」シレイショ

――雷電確認中

電「電達が受け取ったのと全く同じ内容なのです」

雷「も~司令官ったら、こんなことするくらいならまとめて呼べばいいのに」

暁「結果的に暁型が全員に用があるってこと?」

響「それにしては妙だ。雷の言う通り、最初から私達全員に同じ指令書を四通だせばいい」

電「でもわざわざ指令書には電と雷。響と暁、分けて書かれているのです」

雷「それでも、司令官は私達に用があるってことでしょ」

――ヒトフタマルマル

電「指定された時間なのです」

シーン

響「司令官は来ないね」

暁「まったく、レディーを待たせるなんて失礼よ」プンスカ

ガシャン!

四人「ッ」ビクッ

ガシャン!

ガシャン!

暁「キャァ!」

電「はわわわ、真っ暗になってしまったのです」ゴチン!

電「う~、何かにぶつかってしまったのです」シクシク

暁「み、みんな~そ、そそこに、いるわよね、こ、こここわくは無い?あ、暁はレディーだから平気だけど、皆が怖いっていうなら……」オドオド

雷「そ、そうよ。どうしても怖いっていうなら、私を頼ってもいいのよ?」ビクビク

響「2人共、落ち着つくんだ。どうやら扉が閉まっただけだ。灯を点ければいい」パチン

パチン
パチン
パチン

電「はわわわ」
雷「これは」
響「кошмар」
暁「ひぅっ」

電「今までは扉の付近しか暗くてわかりませんでしたが、こうして明るくなってみると……」

雷「けっこう広いわね、大和型も格納出来そう。奥が見えないわ」

響「そうだね。でも問題はそこじゃない」ガシガシ

雷「響、まさか……」アオザメ

響「そのまさかだね。扉がビクともしない」

暁「ふぇ?う、ううう嘘でしょ響!一人前のレディーは嘘なんてつかないんだから!」ウルウル

響「嘘じゃないさ。少なくとも私1人じゃ軋みもしない、入る時は片手でもあけられたのにね」

電「み、皆でやればきっとなんとかなるのです」

雷「そうよ。まずは試してみましょ」

イナズマノホンキヲミルノデス!
ッテー!
ура!
トツゲキスルンダカラッ!

――

電「結局本当にビクともしなかったのです」

暁「暁達、ずっとこのままご飯も食べられないの?」ビェーン

雷「もう、しっかりしてよお姉ちゃん」

響「司令官。こっそり覗いているならそろそろ終わりにしないか?姉さんが本当に泣きだした」

雷「よしよし、まずは落ち着きましょ」

暁「ウッ、グスン。そ、そうね、一人前のレディーはこんな事でとみりだしたりしないわ」

電「それを言うなら取り乱す、なのです」

響「姉さんも泣き止んだ事だし、一旦状況を整理しよう」

電「まず、シャッターはどこも開かないのです」

雷「そして肝心の司令官は見当たらないわ」

響「そうだね。そして指令書には別命あるまで待機と書かれてあるし、私達はこのままこの場にいるべき、なのかな?」

暁「そ、そうね。指令書を良く読めば司令官が待っているとは書いていないし、もしかしたら何かあるかもしれないわね」

シレイショ

電「暁ちゃんが珍しくまともな事を言っているのです」

暁「どういうことよ!……ってそういえば電」

電「はい?なんなのです」

暁「さっき何かにぶつけたみたいだけど、怪我とかしてないの?」

雷「そうだったわ!電、大丈夫?痛かったら私を頼ってもいいのよ」

電「だ、大丈夫なのです。ちょっと、躓いてぶつけただけなのです」

響「成る程。それってこれのことかい?」ズイッ

ミユキダヨー

電「そうそう。この深雪ちゃんの人gy……って!!なんで響ちゃんが持っているのです?」

色々って一体何があったんだ
とりあえず期待

>>11
艦これ板の雑談が元ネタになっております
遅筆なのでご容赦をば

響「深雪人形、向うに落ちていた。妙にリアルだったし、棄てるに棄てれなくてね」

雷「確かに……深雪をストラップサイズに小さくしたって言っても信じられるくらいリアルね」

ミユキダヨー

暁「そんなことより!これからどうするの?別命があるまで此処で待つの?なんだか変な胸騒ぎがするんだけど」

電「確かに、暁ちゃんの言う通りなのです。この工廠、なんだか変なのです」

ミユキダヨー

雷「機材の類はないのによく判らないモノや、中途半端に資材があったりと、本当に工廠なのかしらね?」キョロキョロ

よく判らないモノ
カビの生えた菱餅
腐った秋刀魚
変色したお飾り
ペンギン
ワタ

中途半端に資材
2-4-11

響「それだ」ピキーン

ミ、ユキダヨー

暁「いきなりどうしたのよ響」

響「厳重に管理されている筈の資材が、普通の工廠ならともかくこんな明かに使われていない場所に散らばっているのはおかしい」

電「言われてみればそれもそうなのです」

ミユ、ダヨー

雷「でもここも一応工廠なんでしょ。だったら資材が置いてあっても不思議じゃないじゃない」

暁「でも此処は片付けもなってないわ。一人前のレディーはそういう身嗜みにも気を使うべきなのよ」フンス

響「一人前のレディーは関係ないと思うけれど、姉さんの言うう通りだよ。最低限、何所に何が在るか分るようにはなっているはずだ。なのにどうだい?」

ゴチャゴチャ

電「とっても、汚いのです」

ミ……ダヨー

雷「そうね、明らかに散らかっているわね、誰かが散らしたみたいな感じに」



響「もっと奥を調べたら何か分るのかもしれないけれど……」

暁「駄目よ。こんなに広いのよ、迷子になったら大変でしょ。暁達は此処で別命あるまで待機よ。これくらい、一人前のレディーなら当然の判断ね」

響「ま、それもそうだね」

ガシャン

四人「ッ!」ビクッ

雷「今、何か聞こえたわよね」

電「何かが開いたよな音なのです」

ミミミミミミミミミミミミミミミミイミミミユキダダダヨヨヨオオオオオオオオオオオオオオオ

四人「ヒィッ!」

ミミミミミユユユユユウウウウウウウウウウキイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ

暁「な、なにぃ!?」

ダアアアアアアアアアアアyyyyyyyyyyyyyyyyyyッヨオオオオオオオオオオオオオオ

電「深雪ちゃんの人形が壊れたのです!」

響「皆、アレを」

スーッ

暁「光!……開いたの!?」キラキラ

響「良く見て姉さん。あんな小さい隙間、幾ら姉さんが細くても通り抜けられないよ。それより気をつけて、一瞬だけ、何かが入って来たのを見たよ」

雷「敵?」

響「解らない。どちらにせよ警戒はしたほうがいい。何か起きると思う」

暁「警戒って言っても、海に出ないと艤装は展開出来ないわよ」システムエラー

電「お姉ちゃん達、アレを見るのです!」ビシッ

続きはあとでまた投降します
ちょっと休憩

お待たせしました、再開です。
ていうか艦これ系でルンバが関わるSS在ったんですか?
ちょっとそちらは心当たりがないです

ルンバ

電「ルンバ、なのです」

雷「ルンバ、ね」

響「開いた隙間から入ってきたのかな」

暁「でもルンバがどうしてこんなところに?」

ミユ、キ、ダヨ

ルンバ

雷「ルンバが回りを掃除し出したけど」

響「まさかルンバが掃除する為にシャッターが開いたのかな?」

ルンバ

電「ルンバがこっちに来てるのです」

暁「そりゃルンバだからね」

響「答えになってないよ姉さん」

ミ、ヨー

暁「そう言えば深雪の人形、大人しくなったわね」

電「深雪ちゃん壊れたのか治ったのか分らないのです」

ルンバ

雷「ねえ皆、ルンバが真っ直ぐこっちに来ているんだけど」

響「大丈夫だ、ルンバはちゃんと障害物をよける筈だよ」コツン

シュルン

雷「響ッ!」

電「響ちゃん?」

暁「うそ、響が……」

三人「ルンバに吸い込まれた!?」

雷「で、でもそそ、そんなこと、あるわけない……じゃない」オドオド

暁「ひ、響?お姉ちゃんをからかうのも大概にしないさい」ビクビク

ルンバ

電「ルンバがこっちに来てるのです」

暁「や、やだぁ、来ないで!」コツン

シュルン

雷「ど、どうしよう……暁まですいこまr」シュルン

電「雷ちゃ」シュルン

ルンバ

シーン

電「う、うーん」

響「気が付いたかい?」

電「なので……響ちゃん!」

響「響だよ、その活躍ぶりから」

電「あ、そういうのいいのです」ハラショー

雷「ほらほら、泣き止んで、電も起きたわよ」ヨシヨシ

暁「う、グスン。そ、そうね、一人前のレディーは泣いたりしないわ」ゴシゴシ

電「雷ちゃん。暁ちゃん。皆、無事……なのです?」

響「今の所はね。全員なんともないよ」

電「此処はどこなのです?」キョロキョロ

ゴミ
ガラクタ
ハイザイ

響「詳しくは分らないけれど、どうやらルンバの中……としか思えないよ」ハラショー


電「ルンバに吸い込まれたって……いくらなんでもおかしいのです」

雷「でもそうとしか思えないわ、ほらアレ見てよ」

ゴミ
ガラクタ
ハイザイ

電「さっきも見たのです。それただのゴ……あれ、これってもしかしてさっきまで工廠に在った……」

響「それにこのゴミ、よく見ると錆び付いた艤装だ。もしかしたら、このルンバは廃材を整理するモノなのかもしれない」

暁「暁はゴミじゃないわよ!」プンスカ

暁「そもそも、暁達がルンバに吸い込まれるってどう考えてもおかしいじゃない!」

電「あ」

雷「どうしたのよ雷」

電「あんなところに、妖精さんがいるのです」ユビサシ

妖精「」

暁「天井?に張り付いてる」

響「妖精さんの力だとすれば納得もするけれど、つまりこのルンバは誰かの艤装か何かなのかな」

スポーンスポーン

電「はわわわ!びっくりしたのです」

雷「あ~、また来たんだ」

電「また?」

雷「さっき響がここはルンバの中だって説明したでしょ、その証拠っていうか、時々物が飛び込んでくるのよ、あの隙間から」

スポーン

電「こんな小さい隙間から出た筈なのに、直ぐに普通の大きさになって出てくるのです」

雷「電の時もそうだったのよ」

暁「不思議よね~」

響「妖精さんを媒介に七次元空間へ干渉して艤装を展開出来る私達が言っても説得力ないけどね」

電「この隙間から出られないのですか?」ゲシゲシ

雷「やってみたけどダメね。他の物なら出来るけど私達だけは小さくならないわ」

暁「艤装さえ出せればこんなのへっちゃらなのに」システムエラー

響「出来ない事を言っても仕方ない。今は自分達に出来る範囲の事を考えよう」

雷「周りに落ちている艤装は使えないかな?」ヒョイ

電「ボロボロなのです」

暁「そもそも艤装って艦娘毎に専用でしょ、姉妹艦なら少し調整すれば適合することもあるらしいけど」ウーン

響「暁型の艤装ではないみたいだし、第一に妖精さんも宿っていなさそうだし使えないよ」

暁「もう!どうしたらいいのよ!」ゲシゲシ

響「姉さん落ち着いて」

暁「なんで暁達がこんな目に……」グスン

響「状況を整理しよう。まず、私達はルンバに吸い込まれ、そして出られない、周りに在るのは使えなくなった艤装ばかり、こんなところかな?」

雷「そうね。何はともあれなんとしても脱出しましょ、こんなわけのわからない場所。電、そっちはどう?」

電「駄目なのです。妖精さん、まるでお話してくれないのです」

妖精さん「」

響「妖精さんの協力は望めないか」

ゴウンゴウン

暁「今度はなによもう!」

ゴゴゴゴゴゴ

電「はわわわわ!ゆ、揺れるのです」

雷「動いているんじゃない」

響「なんたってルンバだしね」

スポーンスポーン

雷「うーん、ゴミが入って来るってことは、またどこかに言って掃除しているってこよね?」

響「だろうね。僅かに振動もしているし、一応ずっと動いているみたいだ」

ゴゴゴゴ

暁「もう!暁達はゴミじゃないのに!」プンスカ

電「暁ちゃん落ち着くのです。きっとなんとかなるのです」

響「動かない艤装以外に使える物がないか捜してみよう」

雷「そうね。これだけ色んな物があれば多分なんとかなるわね」

一先ずまた休憩です。
えらく話の進行が遅い気がしますがお許しください。

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