【R-20】剣士「また来てしまった……」【安価】 (31)


花娘「ん……っ、今日もお兄さんのここ…固い…」

< ズッ……ズリュ……ズリュ……


薄暗い小屋の中で小さく響く、水の音。

淫靡な香りと吐息に混ざって聴こえてくる彼女の声に、彼は更に自身の肉棒を固くして女の陰核に擦り付ける。


花娘「はぁ……あったかい……」


その後の行為は決まっていた。

彼は娘の狭い膣肉に挿入すると、そのまま抱き上げて自分のコートで彼女を覆いながら事に及んだ。

激しく貪る様に突き上げて若い娘の首に吸い付きながらひたすらに犯し続けた。

固く太い肉棒を締め付ける膣内は、キツく狭いものの優しい感触で彼を包み受け入れている。

暫くして彼は娘の膣内に溜まりに溜まっていた精を吐き出す。

そして彼はいつものように娘に袋ごと手持ちの金を渡すのだ。




彼はその最後のやり取りが酷く嫌いだった。




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剣士「……はぁ」

剣士「また来てしまった……」トボトボ

剣士(もうあの花売りの娘を買うのは五回目になる)

剣士(最初の出合いからの流れでならば良い武勇と華のある話だったものを……)

剣士(あの娘と二度目に会った時、見栄とその場の流れで金を払って身体を好きにさせて貰ったのがいけなかった)

剣士(く、こんなことの為に都会に来た訳じゃないというに……!)

剣士(……はぁ)



宿屋「おう、お帰り旦那」

剣士「……」コクン

宿屋「部屋のベッドシーツ変えといたよ、旦那のイメージカラーに合わせて青にしといたさね」

剣士「感謝する」

宿屋「ところでだね」

剣士「?」

宿屋「……週に一度、夜な夜などっか行くみたいだが何処に行ってるんで?」

剣士「……」

剣士「関係ないだろう」スタスタ


宿屋「ふーん、まぁそうさな」

宿屋「アタシみたいな若い女にゃ旦那みたいな男の話が聞きたいってだけなんだがねー」


< ガチャッ
< バタンッ……ガチャリッ


剣士「……」

剣士(花娘の身体を好きにするのにかかる金は2000G、ここの宿代に月300G……)

剣士(装備の調整と武器の手入れ費用が約700G、ギルドの依頼で使う契約金に500G……)

剣士(……合計3500G、このサイクルを毎月毎週稼ぎながら行う)

剣士(控え目に言って無理だな……何かを犠牲にしなければ)

剣士(金が貯まってから考えるとしようか)


剣士(さて……2時間寝たら夜の仕事でもするか)




【!】「金を稼がねば……」

『剣士は所持金を使い切ってしまった。』
『寝る間も惜しんで金を稼いでどうにかしよう。』


A【ギルドへ行く】

B【スラム街へ行く】

C【宿屋のクエストボードを見に行く】

D【フィールドへ出る】


>>5

A


< カラァンッ

────────── リーンッ・・・リーンッ・・・


ギルドとは、その名が示す通りに様々な役職と冒険者達が集まって作られた団体である。

主な機能は各都市や村を発展させ、効率よくモンスターや『ヴィラン』と呼ばれる人間の身で人間に危害を与える存在から防衛する事だ。

その中でも最も広く知られているのが、ギルドが建てた『ギルドハウス』という巨大な城。

剣士が来た灰色の石壁で出来た城がそのギルドハウスである。


剣士(……慣れないなこの音)


『ギルドへ行く』と言うと、このギルドハウスに向かうという意味となる。

その象徴的な城の全てに共通しているのが門が無い事と、城内へ足を踏み入れた際に響き渡る鈴の音だ。

神に祝福された音と言われているが、慣れない者にとっては五月蝿い鈴の音でしかないという。


剣士もまたその一人だった。



剣士「……」スタスタ

剣士(人、いないなこの真夜中では)


受付嬢「こんばんは、ようこそギルドへー」ぐてー

剣士「……」

受付嬢「冒険者だねぇ、ふわぁぁ……ねむ…」ガサゴソ

受付嬢「仕事でしょう? 毎日毎日お疲れ様」

受付嬢「この時間まで残っている、或いは深夜に募集かける依頼なんて単発の稼ぎ物は少ないわよー?」

剣士「構わない」

受付嬢「なら、はいこれ」ガサッ



<【夜の依頼書】>

『娼館の門番』

『商隊の護衛』

『フィールド近辺モンスターの間引き』

『都市内ヴィランの討伐』



剣士(どれにするか……)

>>8

商隊の護衛


【商隊の護衛】


受付嬢「これから一時間後にこの都市を発つ商隊と、その後に続く商隊は三つ」

受付嬢「護衛内容、聞く?」

剣士「……内容?」

受付嬢「今回はどれも特定の護衛対象を指定してるんだってさ、あーこれとか面倒くさそー」ガサッ



A『商人達の眠る馬車の護衛』▼【報酬450G】

B『商隊の巫女の護衛』▼【報酬380G】

C『敵対ヴィランからの守護』【報酬500G……完全守護達成で2000G】



剣士(ふむ……)


>>11


b


受付嬢「へぇえ? それにすんのー、大変そうねぇ」ぐてー

剣士「……」

受付嬢「契約金の交渉はそっちでやってねー、まぁ個人の護衛だしお金の問題じゃないのが殆どだけど」

剣士(それは助かる……契約金すら持ってないしな)

受付嬢「にしてもこの3ヶ月で慣れてきたわねあんた、右も左も分からずにここへ登録しに来たのが懐かしいわぁ」

剣士「……」スタスタ

受付嬢「あ、行っちゃうんだ? いってらっしゃーい」

受付嬢「さてもう一眠り……」すや……


< カラァンッ

< リーンッリーンッ


受付嬢「…………ちぇ、また他の来た」

受付嬢「こんばんは、ようこそギルドへー」ぐてー





商人「やぁ、よく来てくれた冒険者殿」

商人「その依頼書はギルドの物だね、うんうん、ではこちらへ」

剣士「……?」

商人「どうされたかな」

剣士「契約金に関しては良いのか」

商人「今回は貴方以外にも四人来てくれましてな、皆頼りがいのある冒険者達だ」

商人「そこで、彼等の腕も見込んで今夜は契約金無しで雇おうと思ったのです」

剣士「……」


商人「さぁ、まずは我等が商隊を導いて下さっている巫女にお会い頂こう」



……街にあるギルドハウスから東南方向へ行くと、そこにあるのは都市内に物資や様々な品を持ち込む商人達の館が見えてくる。

巨大な幾つもの馬車を収納し管理する区画は深夜にも関わらず慌ただしく人々が行き交っており、既に出発しようという気配が漂っていた。

その区画を抜けた先にある凸型の館。

商人達がその都市を巡り、時にはその地で品のやり取りを済ませた際に宿泊する巨大な宿である。

冒険者達とは違いギルドの目指す発展の部門において重要な彼等へ、館では数多のサービスや休息が取れる様になっているのだ。


深夜の館へ案内された剣士は、夜なのにシャンデリア等で明るく照らされた館の内部が苦手だった。


商人「巫女様、今夜の護衛者となる冒険者の方がまた一人来ました」コンコンッ

< 「……入って下さい」

商人「さ、どうぞ」

剣士「……」コクン



< ギィィ……


剣士「……」

巫女「今宵は私の為に来て下さり、ありがとうございます戦士様」ペコリ

巫女「私は巫女と申します」

剣士「……剣士だ、護衛内容は三日程度の移動中アンタを守る事で間違いないか」

巫女「その通りです、よろしくお願いしますね?」

剣士「……」コクン


< 「ママー! 早く馬車に乗ろーよー!」


巫女「……」

剣士「……」

剣士「子持ちか」

巫女「はい……よろしければ私の娘も護って頂けると」

剣士「構わない」



剣士(……商隊の出発まで一時間はある)

剣士(さて、どうするか……)



【暇】「時間を潰すとしよう……」

A【館の談話室に行く】

B【外を歩く】

C【馬車を見に行く】

D【暫く目を閉じる】


>>19


C



【 #a/冒.kB/花.pcnDsex2mos 】

【C……イベント無し】



< ザッザッ……

< ガラガラガラ……カタンッ
< ヒヒィンッ……ブルルッ


剣士(……夜明けまでに出ていく商隊は四つだったか、馬車の総数は約30台か)

剣士(巫女の乗る馬車はどれだ)スタスタ

< 「おい」

剣士「……」ピタッ

軽鎧「アンタ、もしかしてそっちの商隊の護衛者か?」

剣士「そうだが」

軽鎧「俺は違うけどよ、アンタの隊の後に続く商隊の護衛者なんだ」

軽鎧「暇なら少し話でもしねぇか? 酒くらいなら持ってるぜ俺」ニシシッ


剣士「……」


<【冒険者と会話】>

『する』

『しない』

『巫女の乗る馬車を聞く』


>>22

しない


剣士「……いや、いい」


軽鎧「そーかい、まぁそれはそれでいいぜ」

軽鎧「しゃあねぇ談話室に溜まってる冒険者どもに絡んでくるかね」スタスタ

剣士「……」

剣士(さて、巫女の乗る馬車は……)


【剣士はその後、余った時間全てを使って馬車を探り当てました】

【他のキャラとの接触はありませんでした】




< ヒヒィンッ

< ガラガラガラァ・・・ッ


剣士(出発か、それぞれ護衛のスタイルは任せると言われたが……)

剣士(俺以外に四人いて、俺と同じく徒歩で馬車の周囲を警戒する者は三人……後続の馬車の上から見張るのが一人だけか)

剣士(心配する程のモンスターやヴィランの情報は無いし、これでいいのかも知れないな)


槍兵「こっから長いな、暫くして問題無さそうなら馬車に乗らせて貰うよ」タッタッタッ

黒外套「良いですよそれで」タッタッタッ

槍兵「あぁ、それにお前も馬車の反対側走ってる奴も結構な手練れみたいだしな」

槍兵「ギルドランクはどのくらいだ?」

黒外套「私はC-、新人です」

槍兵「意外だな、そんなもんか」

< ズシンッ

重鎧「俺ァBだ! ハッハァ! 談話室じゃ遅れを取ったが、戦いじゃお前達よりも上だァアッ!!」ガシィンッガシィンッ

槍兵「うるっせーぞ筋肉達磨」


剣士(……少し騒がしいが)


ガラガラ・・・


剣士「……」スタスタ

黒外套「よっ、と」スタッ

剣士「……」

黒外套「どうも、私は黒外套という者です」

剣士「剣士だ」

黒外套「どうです? モンスター来そうですか」

剣士「……何故俺に聞く」

黒外套「勘です」


剣士「……」



<【モンスターが来るか……?】>


『来る』

『来ない』

『モンスターではない』


>>26

来る


【 #mos.comes/4 】

『来る』perfect!


剣士「……来る」

黒外套「先頭の馬車と私達の後続の馬車の上から見てる『彼』は何も反応してないけど」

剣士「勘だ」

黒外套「そっか」

剣士「……」

黒外套「細かい方向は分かりますか、精度としては直線的に確実な物をお願いします」

剣士「……十秒後にこの位置に来る」スッ

< スッ……スーッ、スッ……


黒外套「なるほど」

黒外套「驚かないで下さいね」バッ




────────── ガガガガァンッッ!!!



剣士「……」

黒外套「当たりました?」

剣士「当たったが二匹は生きている……逃げていったが」

黒外套「それは何よりです」スチャッ

剣士「……」


< スタッ

弓士「今のは誰がやった?」


黒外套「私です」

弓士「お前、『火の術士』だったのか! 噂にしか聞いたことが無かったんだけど」

黒外套「術……なんて代物ではないですよ、私の様な旅人向けの小道具です」

弓士「ふぅん? にしても目が良いなお前」

黒外套「そっちの彼が示してくれた位置を撃っただけですよ」

弓士「ほお」


剣士「……」


弓士「良い目をしてる、面白いじゃないか」

弓士「次は俺が先に射抜いてやるぜ」バッ


< 「先頭の馬車に乗ってるからなぁー!」


剣士「……だ、そうだ」

黒外套「私の武器は数に弱いので助かりますね、彼に後は任せましょうか」ニコッ

剣士(仮面を着けているだけなら性別くらいは分かるが……この外套の下に何かあるな、さっき取り出した道具すら記憶に無い)

剣士(暗殺者か何かなのか……?)


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