バカとテストと召喚獣 Sクラス無限伝説(473)

文月学園高等部。そこは革新的な学力低下対策として「試験召喚システム」を導入している。
また進学校であるため、クラス発表は個人個人に渡されており、同時に最新技術の「実験場」としても扱われており、多くのスポンサーが付いているため生徒の学費は極めて安く抑えられている。
さらにこの学園はAからFクラスまであった。だが、異世界からの敵がこの学園を狙っている事を知り、それに対抗するために能力者だけが集まるSクラスが誕生したのだ。
この物語はSクラスの戦士達を中心とした学園戦記である。
新たなバカテス伝説、ここに開幕!

主題歌1

OP:セクシー・アドベンチャー
ED:君の中の英雄

文月学園校庭

西村「やはりお前は大バカだったな。」

明久「うう・・・。」

トボトボ

西村「そろそろ来るはずだが・・・。おっ、来たか。」

ザッザッ

「只今到着しました。西村先生。」

西村「うむ。ようやく来たようだな。アークス『青龍』隊長、メサイア。」

メサイア「はっ!」ビシッ

第1話 Sクラス伝説の始まり

学園長室

学園長「お前さんの噂は聞いているよ。1年前の惑星NOVAの真相を解き明かした英雄だってね。」

メサイア「いえ、大した事じゃないですけど・・・。」

学園長「早速だが本題に入るよ。3日前に異世界の敵がこの学園を狙っている事が判明された。」

メサイア「奴等の目的は?」

学園長「その事についてはまだ分からないさね。そこで、奴等に対抗するために能力者だけが集まるSクラスを誕生させた。よってお前さんはそこに転入する事になるが、異論はないかね?」

メサイア「ありません。」

学園長「なら決定さね。西村先生、彼の案内を頼んだよ。」

西村「はっ。」

コツコツ

メサイア「Sクラスか・・・。一体どんなところでしょうか?まさか最低クラスであるFクラスより設備が悪いのでは・・・。」

西村「見ればわかる。着いたぞ。」

ドーン

メサイア「ここがSクラスか・・・。扉からすれば普通の教室と変わらないですが・・・。」

西村「今から開けるぞ。」

ガラガラガラ

メサイア「おおっ!」

ドドーン

メサイア「す、すごい!設備が近未来だけでなく、エアコンやパソコンがあるのはもちろん、ドリンクバーまであるとは・・・。」

西村「能力者達が快適に過ごせるために学園長が計画したからな。因みに俺がこのSクラスの担任を務める事になる。よろしく頼むぞ。」

メサイア「はい!よろしくお願いします!」

西村「うむ!いい返事だ。」

Sクラス教室内

西村「では、このクラスについての説明を行う。このクラスは能力者だけが集うクラスだ。授業は他のクラスと同じだが、戦闘訓練がある。」

メサイア「学園を守るためには戦闘訓練が必要不可欠ですからね。」

西村「その通りだ。なお、このクラスの人数は一人しかいないため、試召戦争の審判を務める義務もある。」

メサイア「試召戦争?」

西村「召喚獣による「設備の異なる教室状況」を改善するためのクラス間抗争だ。負けたクラスは設備を落とされたりする事もあるからな。」

メサイア「Fクラスなどの下位クラスは試召戦争を起こしそうですね。」

西村「今、手元に置いてある用紙が文月学園におけるクラス設備の奪取・奪還および召喚戦争のルールだ。しっかりと覚えておくように。」

メサイア「はっ!」

キンコンカンコーン

メサイア「ふう・・・。ルールはこうなっているのか。次の授業は戦闘訓練だ。早速準備を・・・。」

ウーウー

メサイア「いきなり警報!?もしかして敵襲なのか!?」

バタン

メサイア「西村先生!」

西村「敵が学園に姿を現した。迎え撃て!」

メサイア「了解!」

校庭

ワーワーキャーキャー

「俺の名はスケルトンナイトだ!この学園は俺が征服してやる!」ブンブン

生徒A「なんで初日から敵がこの学園に来るんだよ!」

生徒B「私に言われても知らないわよ!」

スケルトンナイト「ヒャハハハハハハ!」

メサイア「そこまでだ!」

スケルトンナイト「何者だ!?」

スタッ

メサイア「Sクラス所属兼アークス『青龍』隊長、メサイア。只今見参!」

スケルトンナイト「ほう・・・。まさか惑星NOVAの真相を解き明かした英雄がこの学園にいるとは驚いたな。」

メサイア「学園から依頼を受けたからな。さあ、覚悟しろ!」

スケルトンナイト「それはこちらのセリフだ!増援よ、集まれ!」

メサイア「増援だと!?」

スタタタタタタッ

メサイア「数は10体か。だったら・・・、ブレードスロー!」ブン

ズバババババババ、ガシャガシャーン

メサイア「あまり大した事ないな。」パシッ

スケルトンナイト「それはどうかな?」ニヤッ

ガシンガシーン

メサイア「元に戻っただと!?」

スケルトンナイト「俺達スケルトン族は壊れても元に戻るのさ。さあ、かかれー!」

ビュンビュン

メサイア「くっ!」

ガキンガキンガキンガキン

明久「あのロボット、学園を守るために戦っているんだ・・・。けど、このままだと倒れてしまう!」

雄二「だが、俺達は普通の人間だ。いくら手助けに向かおうとしても返り討ちにされるだけだぞ!」

明久「くっ・・・!僕達は戦いを見守る事しかできないのか・・・!?」

雄二「・・・。」

瑞希「・・・私、行ってきます!」ダッ

明久「姫路さん!?」

タタタタタ

瑞希「よし・・・。誰もいない・・・。」キョロキョロ

瑞希「リブロム!」

バサバサ

リブロム「その様子だとどうやら敵が来たようだな。それじゃ、準備はいいか?」

瑞希「はい!」

ボワン、パシッ

瑞希「戦闘モード、発動!我は元サンクチュアリの魔導師。今、その力を開放する!」

パアアアアア

リブロム『準備万端だ。すぐに行くぞ!』

瑞希「うん!」

ガキンガキンガキンガキン

メサイア「チッ・・・。いくら攻撃しても効果がないとは・・・。」

スケルトンナイト「どうやらお前もここまでのようだな。すぐに止めを刺せ!」

バッ

メサイア「ここまでか・・・。」

瑞希「サンダースレイヤー!」

メサイア「!?」

ズバババババババ、ドッゴーン

スケルトンナイト「う、嘘だろ!?増援が全滅!?」

メサイア「今の声・・・、まさか!?」

ザッザッ

メサイア「瑞希・・・、瑞希なのか!?」

瑞希「お久しぶりです!メサイア君!」

スケルトンナイト「な、何者だ!?」

瑞希「私はFクラス所属兼元サンクチュアリの魔導師。姫路瑞希!」

スケルトンナイト「元サンクチュアリの魔導師だと!?何でお前がこの学園にいるんだ!?」

瑞希「私は魔術師をしていましたが、高校2年に進学する時にサンクチュアリを脱退しました。それから普通の学園生活を送ろうとしましたが、まさかあなた達が来るとは思いませんでしたけど・・・。」

スケルトンナイト「おのれ!こうなったらお前から倒してやる!」ダッ

メサイア「俺がいる事を忘れるな!」

スケルトンナイト「な!?」

ドガッ

スケルトンナイト「ぐはっ!」

瑞希「スケルトン族は倒れても復活する。だったらそのスキルを無効化するのみ!」

バッ

瑞希「アンチスキル!」

ギュイーン

スケルトンナイト「しまった!」

瑞希「止めを!」

メサイア「おう!!」

ガシャンガシャンガシャンガシャン、ウィーン

メサイア「ボルテッカ!」ギュイーン

ドゴオオオオオオ

スケルトンナイト「ぐわああああああ!!」

ドッカーン

メサイア「任務完了だな!」

瑞希「ええ!」

パアアアアアア

メサイア「それにしても驚いたよ。まさか瑞希が元サンクチュアリの魔導師だったとは。」

瑞希「えへへ・・・。」

ザッザッ

メサイア「学園長!」

学園長「敵の撃退ご苦労様。しかし姫路も能力者だとはね・・・。」

瑞希「え、ええ・・・。黙っていてすいません・・・。」

学園長「まっ、能力者と分かった以上、Sクラス行きは決定だね。」

瑞希「Sクラスですか?」

メサイア「能力者だけが集まるクラスだ。因みに俺もSクラスの生徒だからな。」

瑞希「という事は、メサイア君と同じクラスになるのですね!」

メサイア「そういう事!」

瑞希「やったー!」ピョーン

学園長「だが、正式にSクラスに入るのは明日さね。それまではFクラスの生徒である自覚を忘れないように。」

瑞希「はい。」

学園長「それじゃ、それぞれの教室に戻るさね。」

コツコツ

メサイア「明日から一緒のクラスか・・・。これからが大変そうだな。」

瑞希「そうですね。さっ、皆のところに戻りましょう。」

タタタタタ

Sクラス

西村「敵の討伐ご苦労。お見事だったぞ。」

メサイア「ありがとうございます。」

西村「それと同時に姫路がSクラスに転入する事になったそうだな。まあ、正式に転入されるのは明日になるな。」

メサイア「ええ。けど、幼馴染と再会しただけでも良かったです。」

西村「ほう。姫路とは幼馴染なのか。」

メサイア「はい。小学生の時に出会いましたので。卒業の時に離れ離れになりましたけどね・・・。」

西村「そうか。あと本日の午後に試召戦争が行われる事になった。今回はDクラスとFクラスの戦いだ。」

メサイア「瑞希がいるFクラスがDクラスに挑むようですね。」

西村「その通りだ。という訳で今回の訓練は試召戦争の審判のやり方だ。今から叩き込んでやるから覚悟するように。」

メサイア「分かりました。」

西村「では、これより訓練を始める!」

メサイア「お願いします!」

続く

次回予告

メサイア「ついに始まったDクラスとFクラスの試召戦争。俺は西村先生と共に審判を務める事になった。」

西村「Fクラスは振り分け試験の成績が最底辺だった生徒が集うクラスだ。しかもその中には姫路だけでなく、観察処分者の吉井もいるからな。」

メサイア「つまりバカの代名詞という事ですね。」

明久「余計な事を言わないでよ!」

メサイア「けど、何で成績優秀者の瑞希がFクラスに?」

瑞希「その事については試召戦争の後に話します。私がFクラスになった真相を・・・。」

メサイア「次回、『試召戦争開幕!FクラスVSDクラス』。お楽しみに!」

Fクラス

明久達「ええっ!?Sクラスに転入!?」

瑞希「ええ。実は私、元サンクチュアリの魔導師だったのです。その事がばれてしまってSクラスに行く事になりました。」

美波「そんな!今日の試召戦争はどうなるの!?」

瑞希「正式に転入するのは明日ですので、今日の試召戦争には参加できます。」

雄二「なら大丈夫だな。これより試召戦争を始める!全員出動せよ!」

明久達「了解!」

第2話 試召戦争開幕!FクラスVSDクラス

廊下

コツコツ

メサイア(戦死者を見つけたらハントリングを投げる。まあ、戦死者と言っても召喚獣が戦死してしまった奴等だけどね。)

メサイア(そして行く場所は補修室か・・・。一体どんなところなんだ?)

ブオーッ

メサイア「おっ!戦闘が始まったか!さて・・・、やりますか!」ダッ

ガキンガキンガキン

メサイア「へーっ。これが試召戦争か。見事な戦いだな。」

美波「そこ!」バッ

ドゴーン

メサイア「戦死者がついに出たようだな。さて・・・、ハントリング!」バッ

ヒュルルルル、ガシーン

D組生徒A「しまった!」

D組生徒B「くそっ!いったい何処に連れて行く気だ!?」

メサイア「決まっているだろ?補習室だよ。」

D組生徒A「止めてくれ!あそこは危険なところなんだ!」

メサイア「危険なところ?」

美波「メサイアは転校してきたばかりだから知らないよね。戦死者は補習室で、戦争が終わるまで西村先生の特別講義を受けなければならないの。」

秀吉「しかもあの拷問はかなり危険じゃからのう・・・。」

メサイア「ま、マジかよ・・・。」

D組生徒B「その通りだ!頼むから見逃してくれ!」

メサイア「けど、ルールはきちんと守らないとね!」

ギュイーン

D組生徒達「ギャアアアアアアアア!」

キキーッ

メサイア「はい、2人追加。」ポイポイ

ピシャッ

メサイア「さてと・・・。」テクテク

ギャアアアアアアア

タタタタタ

メサイア「そこ!」バッ

美春「きゃっ!」

美波「んじゃ、この危険人物を補習室に送って頂戴。」

メサイア「あいよ!」

美春「助けてください、お姉さまー!」ウィーン

タタタタタ

メサイア「はっ!」バッ

ガシャンガシャーン

メサイア「だいぶ捕まったようだな。さて、戦闘はどうなっているか見てみるか。」

シュウウウウウ

メサイア「何だこの音は!?」

タタタタタ

メサイア「これは消火器の煙じゃないか!いったい誰がこのような事を・・・。

D組生徒C「Fクラスの島田か!なんて卑怯な奴なんだ!」

D組生徒D「在学中に彼氏ができない様にしてやる!」

メサイア「島田さんって・・・、こういう人だったっけ?」

ガキンガキン

メサイア(試召戦争もいよいよ大詰めだな。さて、どのような決着が着くのか・・・。)

ドドドドド

メサイア「あれ?あの男子は確か吉井明久だったな。あいつ、物騒な顔でどうしたんだ?」

タタタタタ

メサイア「おっ、向こうからDクラスの代表が攻めてきたな。あっ、吉井がそっちに向かったぞ。」」

キキッ

明久「チャンス!向井先生!Fクラス吉井が・・・。」

「Dクラス玉野美紀、試験召喚(サモン)!」

明久「なっ!近衛部隊!?」タジッ

平賀「残念だったな。船越先生の彼氏クン?」

明久「だから違うって!!」

メサイア「船越先生の彼氏?何だそりゃ?」

平賀「校内放送で聞いた事を覚えているか?吉井が船越先生と・・・。」

明久「頼むからその話は止めてくれ!」

メサイア「船越先生・・・。確か45歳の女性教諭だったな。それを生徒が告白するとは・・・。うわ・・・。」

明久「頼むから哀れな目で見ないでくれ!お願いだから!」

タタタタタ

メサイア「あっ、瑞希。」

明久「知り合いなの?」

メサイア「俺の幼馴染。」

明久「えええええええええっ!?」

メサイア「そんなに驚く事か?」

明久「驚くに決まっているだろ!ともかく、姫路さん!」

瑞希「任せてください!」

バッ

平賀「えっ?何故、姫路さんがFクラスに?」

姫路「え、えっと・・・、とりあえずは現代国語勝負を申し込みます。」

平賀「は、はぁ・・・。どうも・・・。」

メサイア(さっきの戦闘で聞いたが、瑞希はFクラスだったな。成績優秀者の彼女が何故Fクラスに?)

パアアアアア

メサイア「おっ、試験召喚(サモン)が始まったな。」

現代国語
平賀:129
姫路:339

メサイア「あっ、勝ったな。」

ズバアアアアア

メサイア「終わったな。」

カンカンカーン

メサイア「勝負あり!勝者、Fクラス!」

ワアアアアアア

メサイア「ふう、やっと終わったか。で、吉井。あの放送はいったい誰の仕業だ?」

明久「雄二の仕業だよ。」

メサイア「なるほど。なら、俺に任せてくれ。」

明久「何かいい策があるのか?」

メサイア「まあ、見てなって。」ニヤッ

ワイワイガヤガヤ

メサイア「そーれ!」バッ

グサッ

雄二「ギャアアアアアアアア!」ビョーン

ゴチーン、ドスーン

メサイア「はい、一丁上がり。」パンパン

明久「どうもありがとうございます。」ペコリ

雄二「お、覚えてろ・・・、明久・・・。」ピクピク

明久「さっきの仕返しだよ。」コツコツ

メサイア(ゴメンな、坂本・・・。)ペコリ

放課後、屋上

メサイア「瑞希。話がある。」

瑞希「何でしょうか?」

メサイア「成績優秀者のお前がFクラスに落ちた事についてだが、いったい何があったんだ?」

瑞希「はい・・・。あれは振り分け試験の最中、体調不良で途中退席してしまったのです。それによって無得点扱いされてしまい、Fクラスに振り分けられてしまったのです。」

メサイア「そんな・・・。このような事があったなんて・・・。」

瑞希「信じられないかも知れませんが、すべて事実です。」

メサイア「なるほどな・・・。でも、今日の激闘があったからこそ、瑞希が能力者だという事が判明された。」

瑞希「それによって私はメサイア君と同じSクラスに移籍する事になりましたからね。またメサイア君と一緒にいるだけでも嬉しいです!」

メサイア「俺もだよ。あとSクラスはAクラスよりも設備がすごいそうだぜ。」

瑞希「どういう事ですか?」

メサイア「それは見てのお楽しみさ。」

翌日、Fクラス

明久「結局、姫路さんはSクラスに行っちゃったか・・・。こうなるとこの後の試召戦争が難しくなるな・・・。」

雄二「だろうな。あと昨日の後始末が残っている。」

明久「昨日の後始末?」

ドドドドドド

美波「吉井!」ドガアアアア

明久「ごぶぁ!!!!」

ドシャッ

明久「しっ、島田さん、おはよう・・・。」

美波「おはようじゃないわよッ!!」

美波「アンタ昨日ウチを見捨てただけじゃなく、器物破損の罪までかぶせたわね・・・!おかげで彼女にしたくないランキングが上がったじゃない!!」

明久(まだ上がる余地があった事が意外だ。)

美波「と本来は掴みかかっているところだけど。」

明久「掴む前に蹴ったのは何!?」

美波「アンタにはもう充分罰が与えられているようだし、許してあげる。」

明久「どういう事?」

美波「一時間目の数学のテストだけど、監督の先生、船越先生だって!」

イヤアアアアアアア

Sクラス

イヤアアアアアアア

瑞希「今の悲鳴は?」

メサイア「さあな。それよりもSクラスの教室はどうだ?」

瑞希「とても凄いです!まさかAクラスよりも設備がとても良いとはびっくりしちゃいました!」

メサイア「気に入ってくれて良かったよ。」

瑞希「これからもよろしくお願いします。メサイア君。」

メサイア「こちらこそ!」

ガシッ

続く

教えて!西村先生!

西村「このコーナーではこの小説についてさまざまな説明を行う。今回はこの作品についてだ。」

メサイア・瑞希「よろしくお願いします!」

西村「では、説明しよう。この小説の原作についてはタイトルと同じくバカとテストと召喚獣が原作だ。」

メサイア「まあ、タイトルはバカとテストと召喚獣 Sクラス無限伝説ですしね。」

西村「なお、この小説はオリジナルキャラが主人公なのはもちろんだが、新たな情報によればさまざまな作品のキャラ達がSクラスに集まるそうだ。」

瑞希「どんな人達が来るのか楽しみです!」

西村「さらに元ネタはバカテスの漫画、アニメを元にしているが、オリジナルの展開とストーリーがある。その事を忘れないように。」

リブロム「かなり重大だな。テストに出るから記録しておかなきゃな。」

キンコンカンコーン

西村「今日はここまで!次回はカップリングとアンチについて説明するぞ。では、次回予告を!」

メサイア・瑞希「了解!」

次回予告

メサイア「学園長に呼ばれた俺と瑞希は、この学園が狙われている理由を聞いた。」

メサイア「その理由は学園に保管されている黄金の腕輪だった。」

学園長「この腕輪は学園の腕輪とは違い、試召システムができない腕輪さね。」

西村「調べても不明なところが多いが、この腕輪について分かる事は只一つ。装着すれば新たな力が開花するという事だ。」

メサイア「その説明から数時間後、黄金の腕輪を狙う新たな敵が姿を現した!」

瑞希「黄金の腕輪を守るためにも、全力で学園を守り切ります!」

瑞希「次回、謎の黄金の腕輪。次回もよろしくお願いします!」

ここは、とある組織のアジト。そこは文月学園を狙う者達がいるところだ。

「何!?スケルトンナイトがやられただと!?」

「はい!アークス『青龍』隊長のメサイアと、元サンクチュアリの魔導師である姫路瑞希にやられてしまいました!」

「まさかメサイアが文月学園にいるとは予想外だったな・・・。だが、何としてでも文月学園にあるお宝を手に入れなければならない!俺達の野望を達成するためにも!」

コツコツ

「ボス。次は俺にお任せください!災害の能力で奴等を倒して見せましょう!」

「よし、行って来い!ディザスター!」

第3話 謎の黄金の腕輪

学園長室

コンコン

学園長「来たようだね。さっ、入りなさい。」

ギイイイ

メサイア「失礼します。」

コツコツ

学園長「今回お前達を呼び出したのは他でもない。この学園が狙われている理由について説明してあげるさね。」

瑞希「狙われている理由があるのですか?」

学園長「これさ。」

ギイイイ

メサイア「腕輪ですね。しかも金色。」

学園長「そう。奴等はこの金色の腕輪を狙っているさね。」

瑞希「なぜ、その腕輪を狙っているのですか?」

学園長「この腕輪は学園の腕輪とは違い、試召システムができない腕輪さね。」

メサイア「学園の腕輪はテストの点が単科目400点以上の生徒の召喚獣に与えられますね。確か点数を消費する代わりに腕輪に対応した特殊能力が使用可能だと。」

西村「うむ。この腕輪を装着して試してみたが、召喚獣に対しての特殊能力の発動ができなかった。調べてみても不明なところが多い。」

学園長「だが、一つだけ分かった事が判明したさね。」

瑞希「それは?」

学園長「装着すれば新たな力が開花するという事だよ。」

メサイア「となると、奴等はその腕輪を悪用する可能性が高いですね。」

西村「その通りだ。何としてでも黄金の腕輪を奴等に渡らない様ににしてくれ。これがお前達の使命だ。」

メサイア「任せてください!」

瑞希「何としてでも守り通してみせます!」

学園長「では、頼んだよ。」

昼休み、屋上

メサイア「学園が狙われている原因が黄金の腕輪だったとは驚いたな。」

瑞希「ええ。けど、黄金の腕輪は多くの謎がありますからね。」

リブロム「まっ、謎の解明については先生方が何とかしてくれるだろうな。」

メサイア「リブロムの言うとおりだ。俺達は学園を守る事に専念しないと。」

瑞希「そうですね。」

リブロム「にしても、瑞希の作った弁当はうまいな。」

瑞希「はい!自信作です!」

メサイア「昔は下手だったが、今では料理上手となったからな。あの頃を思い出すぜ・・・。」

瑞希「もう!恥ずかしい思い出を語らないで下さいよ!」

メサイア「悪い悪い!」

雄二「おっ、メサイアと姫路か。一緒に食べてもいいか?」

メサイア「別にいいぜ。」

明久「んじゃ、遠慮なく。」

ワイワイガヤガヤ

康太「で、Sクラスはどう?」

瑞希「ええ。施設が最新の設備で驚いたのはもちろん、学園を守る為の戦闘訓練もありました。Fクラスでは見た事のない事がたくさんありましたからね。」

秀吉「羨ましいのう。わし等なんか設備はボロイし、机はちゃぶ台のままじゃぞ。」

メサイア「えっ?勝ったのに設備を交換しなかったのか?」

雄二「ああ。俺達の目標はAクラスだからな。その代わりにDクラスにある命令を出した。Bクラスの室外機を破壊する事だ。」

瑞希「でも、何故このような事を?」

雄二「Bクラス戦の作戦には必要だからな。」

リブロム「なるほど。随分作戦を考えているんだな。」

雄二「だろ?って、カラスが喋った!?」

リブロム「カラスとは何だ!俺の名はリブロム。カラスは仮の姿で本当の姿は魔導書なんだぞ!」

明久「そ、そうだったんだ・・・。」

瑞希「リブロムは私のパートナーです。けど、口うるさいのがちょっと・・・。」

リブロム「悪かったな!で、交渉は誰が行くんだ?」

雄二「当然明久だ。」

メサイア「お前、いつも貧乏クジを引いているな・・・。」

明久「うう・・・。」

数時間後

メサイア「で、結局ボロボロになって帰ってきたのか。」

明久「ああ、酷い目に遭ったよ・・・。」ボロッ

瑞希「災難でしたね・・・。」

グラグラグラグラ

メサイア「いきなり地震!?どうなっているんだ!?」

ウーウー

瑞希「警報が鳴り響きました!」

西村『緊急事態だ!敵が学園に姿を現して黄金の腕輪を奪いに来た!すぐに倒してくれ!』

メサイア「分かりました!行くぞ、瑞希!」

瑞希「はい!」

タタタタタ

明久(頑張れ、姫路さん、メサイア・・・・。)

グラグラグラグラ、ワーワーキャーキャー

ディザスター「ハハハハハ!腕輪を渡さなければもっとパニックにしてやるぞ!」

メサイア「地震が起きたのはこいつの仕業だったとは・・・。」

瑞希「すぐに倒しに行きましょう!」

メサイア「よし!」バッ

ギュイーン

瑞希「リブロム!」

リブロム「おう!」バサバサ

ボワン、パシッ

瑞希「戦闘モード、発動!我は元サンクチュアリの魔導師。今、その力を開放する!」

パアアアアア

メサイア「よし!行くぞ!」

バッ

スタタタタッ

ディザスター「何者だ!?」

メサイア「学園を狙う悪い奴等よ。これ以上好き勝手に暴れるのはここまでだ!」

瑞希「その悪行、私達が断罪します!」

バッ

メサイア「我等、文月学園Sクラス!」

メサイア・瑞希「只今見参!」ビシッ

ドドーン

ディザスター「Sクラスだか何だか知らないが、邪魔をするなら容赦しないぞ!」

メサイア「やれる物ならやってみろ。さあ、行くぜ!」

ディザスター「まずはこいつだ!火炎放射!」

ゴオオオオオ

リブロム『火は水が有効だ!』

瑞希「はい!アクアブラスター、セット!」

ジャキーン

瑞希「発射!」

ドゴオオオオオ

ディザスター「ぐおっ!」

メサイア「よくやった!そのまま連続切りだ!」

ズババババババ

ディザスター「くっ・・・、今の攻撃でダメージを受けてしまったぜ・・・。なら、地震攻撃だ!」

メサイア「地震攻撃か。上空に飛ぶぞ!」

ギュイーン

ディザスター「ええっ!?お前等、空を飛べるのか!?」

メサイア「飛行訓練を受けているからな。キャノンレイン!」

ドガガガガガ

ディザスター「チッ!」キンキン

リブロム『しぶとい奴だな。すぐにケリをつけるぞ!』

瑞希「はい!」

メサイア「ところで・・・、さっきから俺達を見ている奴がいるんだけど・・・。」

瑞希「何しているんですか、土屋君?」

康太「見えない・・・。帰るか。」

テクテク

メサイア「何しに来たんだお前は!まさかパンツを盗撮しに来たんじゃないだろうな?」

ピタッ

康太「・・・ご名答。」

メサイア「お前という奴は・・・。」ガクッ

ディザスター「ええい!こうなったら雷を起こしてやる!」

ゴオオオオオオ

秀吉「雨雲が発生したぞ!」

ゴロゴロゴロ、ガシャンガシャーン、ザアアアアア、ヒュウウウウウ

メサイア「一気に嵐となったか・・・。こうなると苦戦するな・・・。」

ディザスター「それだけじゃない!」パチン

ゴオオオオオオオ

瑞希「台風!?」

ディザスター「ハハハハハ!これでお前達もお終いだ!」

メサイア「このままだとまずいな・・・。」

瑞希「どうしましょう・・・。」

メサイア「こうなったら・・・、一か八かだ!」

ギュイーン

瑞希「いったい何をするつもりですか!?」

メサイア「台風を上に押し上げるんだよ!」

瑞希「いくら何でも無茶です!危険すぎます!」

メサイア「心配無用!風神扇!」

パアアアアア

ディザスター「な、何だその扇は!?」

メサイア「風神扇はどんな物でも吹き飛ばす事が可能だ!その実力を見せてやる!」

ブーン

瑞希「風が台風に直撃して・・・。」

ギュオオオオオ

ディザスター「じょ、上空に飛んだ!?」

ゴオオオオオオ

瑞希「あっ!雲が次々と消えて・・・。」

パアアアアアア

リブロム『晴れやがった!まったく大した物だぜ!』

ディザスター「そ、そんな馬鹿な・・・。」

メサイア「それと同時に台風と嵐も消えた。最後はこれで終わらせてやるぜ!」

ガシャンガシャンガシャンガシャン、ウィーン

メサイア「これで終わりだ!ボルテッカ!」ギュイーン

ドゴオオオオオオ

ディザスター「く、クソォォォォォォ!!アンドレアスばんざーい!!」

ドッゴーン

メサイア「敵は倒したが、最後の言葉であるアンドレアスが気になるな。」

瑞希「もしかしたら組織の名前かボスの名前かも知れませんね。」

メサイア「だろうな。」

パアアアアアア

メサイア「さてと、戦闘モードも解除したし、報告に行くとするか。」

瑞希「はい!」

Sクラス

西村「なるほど。最後の言葉にアンドレアスって言ったのか。その事については調べてある。」

メサイア「その結果は?」

西村「ガルヴェディアを筆頭としている時空犯罪者の集団だ。奴等は極悪非道で目的の為なら手段を択ばない残酷な奴等だからな。」

メサイア「ガルヴェディア・・・。そいつの名前を知っています。」

西村「知っているのか!?」

メサイア「奴は・・・、俺の親父を殺した犯人です!」

瑞希「ええっ!?メサイア君のお父さん、殺されたのですか!?」

メサイア「ああ。俺がアークス訓練校に入る前、強盗集団による殺戮事件が起きた。親父が勇敢に立ち向かったが、ガルヴェディアによって殺されてしまった・・・。」

西村「まさか君の因縁の敵と戦う事になるとはな・・・。奴と戦う覚悟はできているのか?」

メサイア「もちろんです!俺はあいつを絶対に許さない・・・。親父の仇は絶対に取ってみせる!」

瑞希「私も戦います!話を聞いた以上、私はあの人を許しません!」

西村「よく言った!だが、アンドレアスはそう簡単には倒せない。明日から訓練のハードルを上げるから覚悟するように!」

メサイア・瑞希「はい!」

そして翌日、BクラスとFクラスの試召戦争が発生し、Fクラスが見事勝利したのだ。

メサイア「やれやれ。まさかBクラスまで倒すとはね・・・。で、設備の交換は?」

雄二「当然しなかったぜ。だが、代表者には女装させてもらった。これがその写真だ。」ピラッ

ドーン

メサイア「うわ・・・。これは最悪だな・・・。」

雄二「だろ?」

瑞希「根本君、可愛そうですね・・・。」

メサイア「ご愁傷様・・・。」

続く

教えて!西村先生!

西村「今回はカップリングとアンチについてだ。まずは現在確定しているカップリングからだ。」

ウィーン

カップリング一覧
明久×美波
雄二×翔子
康太×愛子

メサイア「あれ?俺のカップリングは?」

西村「その事についてはまだ考え中だ。メンバーが増える事もあるからな。」

瑞希「メサイア君?私を選ばなかったらどうなるか分かりますよね?」ゴゴゴゴ

メサイア「頼むから笑顔で怒るのは止めてくれ!」

西村「そしてアンチだ。この作品でのアンチはない。」

メサイア「それを聞いて安心しました。自分もアンチがない方が好きですからね。」

キンコンカンコーン

西村「今日はここまで。次回はメサイアについて説明する。では、次回予告だ!」

次回予告

メサイア「FクラスとBクラスの試召戦争から2日後、Sクラスに転入生が来た。その転入生はなんと、俺の仲間であるルティナとリーンベルだった!」

メサイア「2人共、何でこの学園に!?」

ルティナ「決まっているでしょ?上からの命令だけでなく、相棒が変な事をしていないか様子を見に来たんだから。」

瑞希「メサイア君?これはどういう事か説明してもらいましょうか?」

メサイア「あわわわ・・・。」

リブロム「そんな事やっている場合か!たった今入った情報だが、FクラスがAクラスに試召戦争を申し込んだぞ!」

メサイア「おっと!こうしちゃいられない!皆、すぐに行くぞ!」

瑞希「待ってくださーい!」

ルティナ「待ってよー!」

リーンベル「ハァ・・・。先が思いやられるわね・・・。」

リブロム「次回、『激突!FクラスVSAクラス!』次回もよろしくな!」

Sクラス教室

瑞希「AクラスとCクラスはAクラスの勝利。それによってCクラスの設備が1ランク下がりました。」

メサイア「噂によればAクラスの木下優子がCクラスを挑発したようだな。Aクラスにこういう人もいるとは驚いたよ。」

キンコンカンコーン、ガラガラ

西村「全員席についているな。では、ホームルームを始める前に2人の転入生を紹介する。」

メサイア「転入生?」

西村「入ってくれ。」

テクテクテクテク

メサイア「る、ルティナ、リーンベル!?」

ルティナ「久しぶりだね、相棒。」

西村「知り合いなのか?」

メサイア「知り合い程度じゃありません!彼女達は俺の仲間です!」

瑞希「ええっ!?」

第4話 激突!FクラスVSAクラス!

メサイア「な、なんでこの教室に来たんだ?」

ルティナ「決まっているでしょ?上からの命令だけでなく、相棒が変な事をしていないか様子を見に来たんだから。」

リーンベル「私も上からの命令だけどね・・・。」

メサイア「そ、そうなんだ・・・。」

ゴオオオオオオ

メサイア「み、瑞希!?」

瑞希「メサイア君?これはどういう事か説明してもらいましょうか?」

メサイア「お、落ち着け!笑顔で怒るのは止めろ!」

ルティナ「相棒?そこの少女は知り合いなの?」

メサイア「ああ、彼女は・・・。」

瑞希「私の名は姫路瑞希。元サンクチュアリの魔導師であり、メサイア君の幼馴染です!」

ルティナ「幼馴染・・・。相棒、これはどういう事かな?」

メサイア「ルティナまで!?頼むから2人共落ち着いてくれ!」

リーンベル「2人共、いい加減にして!今はそんな事をしている場合じゃないでしょ!」

ルティナ、瑞希「はーい・・・。」

メサイア「悪いな、リーンベル。」

リーンベル「気にしないの。では、ホームルームをお願いします。」

西村「うむ。昨日、FクラスがAクラスに宣戦布告した。本日の午後に戦いがあるが、内容は5VS5の一騎打ちとなっている。」

メサイア「つまり先に3勝したクラスが勝利という事ですね。」

西村「その通りだ。それによってお前達が審判をする必要はなくなったが、この戦いは見る必要があるからな。FクラスがAクラスに何処まで戦えるかを。」

瑞希「確かに一理ありますね。」

西村「これでホームルームは以上だ。一時間目の戦闘訓練の準備をするように。では、起立!」

ガタッ

ルティナ「気を付け!礼!」

バッ

体育館

西村「では、これより戦闘訓練を始める。戦闘準備を!」

メサイア・瑞希・ルティナ・リーンベル「了解!」

ジャキン、パアアアアアア

瑞希「あれ?ルティナさんとリーンベルさんの衣装が変わりましたが・・・。」

メサイア「ああ。彼女達は腕時計型通信機にある緑色のスイッチを押す事で、戦闘衣装に着替える事ができるのさ。」

瑞希「なるほど。では、私も。リブロム!」

バサバサ

リーンベル「あれ?リブロムってカラスなの?」

瑞希「カラスは仮の姿。ここからが本番です!」

ボワン、パシッ

ルティナ「魔本に変わった!これが本来の姿なの!?」

リブロム「その通りだ!瑞希!」

瑞希「はい!」

リーンベル「リブロムって、喋れるんだね・・・。」

瑞希「戦闘モード、発動!我は元サンクチュアリの魔導師。今、その力を開放する!」

パアアアアア

ルティナ「これが瑞希の戦闘衣装ね。しかも青の舞踏の法衣とは・・・。」

瑞希「この衣装は私のお気に入りですからね。」

西村「戦闘準備はできたようだな。では、訓練開始!」

バッ

西村「今回は1対1での戦闘だ。ホログラムで作った敵に1人で立ち向かえ。」

メサイア「まずは俺から行きます!」

西村「よし!行って来い!」

バッ

メサイア「旋風乱れ斬り!」

ズババババババ

メサイア「さらにブーメランカット!」バッ

ズバッ、パシッ

西村「見事だ!次!」

瑞希「はい!」

ボウッ

瑞希「フレイムシュート!」バッ

ドゴーンドガーン

瑞希「さらにスパークヨーヨー!」ビュン

バリバリバリバリ、ドッゴーン

西村「次!リーンベル!」

リーンベル「はい!」ジャキッ

ドガガガガガ、ドッゴーン

西村「見事な銃さばきだな。」

リーンベル「ええ。アークスに入る前には何でも屋をやっていたので。」

西村「そうか。最後、ルティナ!」

ルティナ「はい!」

ボウッ

ルティナ「まずはフレイムマジック!」

ゴオオオオオオ

瑞希「すごいです・・・!」

ルティナ「そしてアームチェンジ!」

パアアアアア

ルティナ「雷王拳!」

ドゴオオオオ、ドシーン

瑞希「ルティナさんって、格闘攻撃もできるのですか?」

メサイア「ああ。ルティナは魔術を使えるのはもちろん、格闘攻撃もプロ級だ。数々の格闘技をマスターしているからな・・・。」

瑞希「す、すごいですね・・・。」

ルティナ「へへーん。見直した?」

西村「全員の結果を見たが、なかなかの実力を持っている。この調子で頑張ってくれ。」

メサイア・瑞希・ルティナ・リーンベル「はい!」

更衣室

瑞希「ふう・・・。疲れました・・・。」ボヨーン

ルティナ「そうね・・・。それにしても瑞希って胸でかいね・・・。羨ましいな・・・。」

リーンベル「それに比べ、私は・・・。うう・・・。」ナイーン

瑞希「でも、リーンベルさんの体形が羨ましいです。ウエストも引き締まっていますし。」

リーンベル「まあ、私も瑞希の胸が羨ましいけどね・・・。」

ルティナ「私は今の体形で十分かな?」

瑞希「さっ、早く着替えてメサイア君と合流しましょう。」

リーンベル「そうね。メサイアはロボットだから着替える必要がないからね。」

ルティナ「ちょっと羨ましいけど・・・、私達は人間の方がいいかもね・・・。」

瑞希「ハハハ・・・。」

昼休み

リブロム「AクラスとFクラスの組み合わせが決定した。」

メサイア「どのような組み合わせになったんだ?」

リブロム「今から画面に映すぞ。」

ウィーン

組み合わせ
木下秀吉VS木下優子
吉井明久VS佐藤美穂
土屋康太VS工藤愛子
島田美波VS久保利光
坂本雄二VS霧島翔子

メサイア「なるほど。この組み合わせだとAクラスが有利だが、それにFクラスがどう立ち向かうかだな。」

リーンベル「ええ。大丈夫かしら?」

ルティナ「まあ、やってみなければ分からないわね。私達はそれを見る義務があるし。」

瑞希「そうですね。」

Aクラス

高橋「これよりAクラスとFクラスの戦いを始めます。まずは第1試合。両名、前へ。」

コツコツ

メサイア(優子は秀吉のお姉さんだったな。さて、どう出るか・・・。)

優子「ところでさ、秀吉。」

秀吉「なんじゃ?姉上。」

優子「Cクラスの小山さんって知ってる?」

秀吉「はて、誰じゃ?」

優子「じゃー、いいや。その代わり、ちょっとこっち来てくれる?」

秀吉「うん?廊下で何の用じゃ、姉上?」

コツコツ

メサイア「?」

秀吉「姉上、勝負は?どうしてワシの腕を掴む?」

優子「アンタCクラスで何してくれたのかしら?どうしてアタシがCクラスの人達を豚呼ばわりしてることになってるのかなあ?」

秀吉「はっはっは。それはじゃな。姉上の本性をワシなりに推測して―――――――。」

ガシッ

秀吉「あっ、姉上ッ、ちがっ・・・!その関節はそっちには曲がらな・・・・!」

優子「戦争に犠牲はつきものなんだから仕方がないよね?」

めぎょぷッ!

リーンベル「今、音が聞こえなかった?」

ガラッ

ルティナ「あっ、戻ってきた。」

優子「秀吉は急用ができたっから帰るってさっ。代わりの人を出してくれる?」

雄二「い、いや・・・。ウチの不戦敗でいい・・・。」

高橋「それではまず、Aクラスが一勝と・・・。」カチャカチャ

第1試合
勝者:木下優子

瑞希「あの返り血、もしかして・・・。」

メサイア「ああ、聞かないことにしておこう・・・。」

高橋「では、次は第2試合です。両者、前へ。」

コツコツ

高橋「科目は?」

佐藤「物理で。」

明久「まずいな・・・。だったら本気を出すとするか。」

佐藤「えっ?あなた、まさか・・・。」

明久「そう、今までの僕は全然本気なんて出していない。」

メサイア「なんだって!?」

明久「今こそ真実を明かそう。今まで隠してきたけれど、僕は・・・。」

メサイア「・・・。」ゴクッ

明久「左利きなんだ。」

ドガシャーン

第2試合
勝者:佐藤美穂

メサイア「テストの点数に利き腕は関係ないだろ!まあ、俺も左利きだけど。」

明久「まさかここにもいたとは予想外だよ・・・。」

メサイア「はい、次!」

ザッザッ

康太「科目は保健体育で。」

愛子「でもボクだってかなり得意だよ。実技では。」

リーンベル「実践派と理論派・・・。どっちが勝つのか気になるわね。」

愛子「では、試験召喚!」

ウィーン

リーンベル「巨大な斧と腕輪・・・。こうなるとまずいわね・・・。」

バッ

瑞希「あっ、襲い掛かってきました!」

ルティナ「危ない!」

ズバッ

メサイア「へ?」

ドドーン

瑞希「加速攻撃!という事は・・・。」

ドサッ

第3試合
勝者:土屋康太

メサイア「まさか勝つとは予想外だぜ。それに点数の結果を見たが、572対446の結果だとは・・・。」

雄二「Bクラス戦の時は出来がイマイチだったらしいからな。」

愛子「そんな・・・。この僕が・・・。」ドサッ

瑞希「これで1対2。さて、第4試合はどう動くのか気になりますね。」

高橋「では、第4試合。準備を。」

コツコツ

美波「教科は数学で。」

久保「分かった。では、試験召喚!」

パアアアアア

美波(ウチが負けたらその時点で試合終了・・・。絶対に勝つ!)

バッ

メサイア「お互い飛び出した!結果は!?」

ズバアアアアア

美波「よしっ!」

メサイア「まさか島田さんが勝つとは・・・。一体どういう事だ?」

明久「美波は漢字が読めないため問題文を理解できず、古典をはじめとしてほとんどの教科の点が低い。ただし証明問題以外では漢字を使わない数学は得意で、数学に関してはAクラスにも引けを取らないんだ。」

メサイア「なるほど。」

第4試合
勝者:島田美波

久保「まあ、負けてしまった事は仕方がない。これで残るは代表同士だな。」

高橋「では、両者前に。」

コツコツ

高橋「科目は?」

雄二「教科は日本史。内容と方式は小学生レベルで百点満点の上限ありだ!」

メサイア「上限ありと小学生レベルか。注意力と集中力の勝負になりそうだぜ。」

高橋「分かりました。そうなると問題を用意しなくてはいけませんね。筆記試験ですので視聴覚室で行う事にしましょう。」

コツコツ

メサイア「坂本。小学生レベルの筆記試験をするそうだが、何か策があるのか?相手は学年主席だぞ。」

雄二「心配無用。奴は大化の改新の年号を間違えて覚えているからな。あとは全力で戦えば勝機がある!」

メサイア「そうか。んじゃ、頑張れよ。」

雄二「ああ!」

そしてテストが終わり、結果発表が出た。

リーンベル「結果が出たわ!」

ルティナ「どうだった?」

リーンベル「霧島さんの点数は97点!」

瑞希「で、坂本君の点数は?」

リーンベル「53点。」

メサイア「という事は・・・。」

ドドドドド、ガラッ

メサイア「結果が出たようだな。まさか全力でやった結果がこれだったとはな・・・。」

雄二「ああ。これが俺の全力だ。」

メサイア「バッキャロウ!」ボガアアア

雄二「ぐほっ!」

メサイア「自信満々に言ってたセリフがこれなのか!?少しは恥を知れ!大馬鹿野郎!!」

雄二「あがが・・・。」シュウウウウ

西村「それによってFクラスのお遊びの時間はここまでだ。」コツコツ

メサイア「西村先生。」

西村「俺がここに来たのは、Fクラスの補習についての説明がある。」

メサイア「どのような説明ですか?」

西村「Fクラスが戦争に負けたおかげで、福原先生から俺に担任が変わる事になった。」

メサイア「ええっ!?」

西村「確かに彼等はよくやったが、いくら『学力が全てではない』からといって、人生を渡ってく上で強力な武器の一つなのに、ないがしろにしてはいけないからな。」

メサイア「は、ハァ・・・。」

明久「そ、そんな・・・。雄二!どうしてくれるんだ!」

ワーワーギャーギャー

メサイア「こうなると思ったぜ・・・。ハァ・・・。」

瑞希「でも、待ってください。西村先生がFクラスに行く事になれば、Sクラスの教師は誰になるのですか?」

「それは私がなる事になりました。」コツコツ

メサイア「誰ですか?この小学生は?」

「小学生ではありません!こう見えても教師です!」

ルティナ「教師なのですか!?」

西村「彼女は月詠小萌。学園都市から転勤してきたばかりの教師だ。明日からSクラスの教師になるので覚えておくように。」

瑞希「学園都市って言えば、あの有名な!?」

小萌「はい!明日からよろしくお願いしますね、Sクラスの皆さん!」

メサイア「こうなると明日から忙しくなりそうだな。ハハハ・・・。」

明久「僕達にとっては地獄だけど・・・。」ズーン

メサイア「お互い頑張ろうな・・・。」

明久「ああ・・・。」

続く

教えて!西村先生

西村「今回はメサイアについての説明だ。まずはプロフィールからだ!」

ウィーン

メサイア(17)♂(CV:寺島拓篤)
・アークス『青龍』隊長
・種族:キャスト
・体:バルドル(カラー1、2:白、カラー3:青、発行カラー:アクア)
・アクセサリ:ブリッツガーダー、イヤータイプB、ファンタシーウィング
・使用武器:ブルードラゴンブレード(基本形態はダブルセイバーだが、双剣、大鎌、体験にも変化が可能。)、シャイニングガン×2(ツインマシンガン)
・使用魔術:全ての能力の魔法
・能力:青龍化、全ての武器を使用可能
・楽器:オカリナ、トロンボーン、和太鼓、ドラム

この物語の主人公。
自分の世界だけでなく、様々な世界の事件を次々と解決した青き龍の魂を持つ青年。
仲間思いで面倒見もいいため、多くの女性達が彼に好意を持っている。
ブリッツガーダーとイヤータイプB、ファンタシーウィングが特徴。
戦闘力がとても高く、技や武器も豊富であり、両肩から出るボルテッカの威力もとても高い。

瑞希「へえ、メサイア君って凄いんですね。」

メサイア「まあ、大した事じゃないんだけど・・・。」

西村「さらに彼は文月学園でも、女子生徒達から絶大な人気を誇っている。彼氏にしたいナンバー1だけでなく、憧れのヒーローだと。」

メサイア「何だか照れくさいな・・・。」

ルティナ「私達にとっては複雑だけど・・・。」プクーッ

瑞希「まったくです・・・。」プクーッ

リーンベル「まあまあ。」

キンコンカンコーン

西村「今回はここまで!次回から俺がFクラスに行く為、次からは『教えて!小萌先生』に変わるのでよく覚えておくように!では、小萌先生。後は頼んだぞ。」

小萌「はい!次回はSクラスについての説明です!では、次回予告に行ってみましょう!」

次回予告

メサイア「ええっ!?Sクラスの生徒を集めて来い!?」

小萌「そう。学園長直々の命令ですからね。」

瑞希「でも、この学園にいる能力者は私達4人しかいませんよ!」

メサイア「こうなったらメンバー探しだ!」

ルティナ「それから私達はある程度のメンバーを集め終えたその時、帰り道で小さなドラゴンが倒れているのを発見した。」

リーンベル「私達が彼の手当てをした直後、敵が目の前に姿を現したの!こうなった以上は戦うしか方法はない!」

メサイア「そして戦いが激しくなったその時、あのドラゴンが姿を変えて俺の左腕に装着した!」

瑞希「それと同時にメサイア君の新たな力が発動しちゃいました!この力はいったい・・・!」

ルティナ「次回、『メンバー探しと新たな力』。お楽しみに!」

Sクラス

キンコンカンコーン

小萌「というわけで、今日から担任になった月詠小萌です!よろしくお願いします!」

メサイア「こ、こちらこそ。」

小萌「早速ですが、学園長から直々の命令が下されました。」

リーンベル「学園長が!?」

小萌「そうです。その内容は、Sクラスのメンバーを集めて来いと。」

瑞希「まあ、確かにここのクラスは4人しかいませんからね。」

ルティナ「で、何人集めればいいのですか?」

小萌「46人です。」

メサイア達「46人!?」

小萌「その通りです。学園を守る為には最低50人ぐらいの能力者が必要ですからね。」

メサイア「マジかよ・・・。」

第5話 メンバー探しと新たな力

キンコンカンコーン

ルティナ「参ったな・・・。46人集めるなんて無茶にも程があるよ・・・。」

瑞希「確かに学園長の言う事もごもっともですが、いきなり46人を集めるなんて無茶すぎます・・・。」

メサイア「まあ、命令が下された以上、やるしかないからな。週末にメンバー探しに向かうぞ!」

リーンベル「ええ!」

タタタタタ

翔子「あれがメサイア・・・。彼なら私と雄二の仲を何とかしてくれるかも・・・。」

優子「どうしたの、代表?」

翔子「何でもないわ。」

優子「?」

週末、メサイアの家

「へー、学園長がそんな事を・・・。」

メサイア「そうなんだよ・・・。メンバーを集めるのはいい事だけど、いきなり46人を集めるなんて無茶すぎるぜ・・・。」

「だったら私達も協力するわ。」

メサイア「本当なのか!?」

「もちろんよ。弟が困っていると聞いたら黙ってはいられないからね。」

「僕も協力するよ、メサイア兄ちゃん。」

メサイア「ありがとな、フレア姉、エリエル姉、土管くん。」

エリエル「気にしないの。さっ、メンバー探しに行きましょう!」

メサイア「ああ!」

アークス『青龍』戦士達の寮

ルティナ「という訳なの。」

シャナ「なるほどね。だったら私達も協力するわ。」

リーンベル「本当なの!?」

シャナ「当然よ。仲間のピンチを放っておくわけにはいかないからね。」

アスナ「メンバーについてはなるべく集めておくわ。」

ルティナ「ありがとう!」

リーンベル「とりあえずは私とルティナ、シャナとアスナ、ヴィルヘルミナと大河、ホロと恵美の4手に別れて行動しましょう。行動開始!」

ルティナ達「了解!」

ドギュン

アルテラ公園

瑞希「という訳でお願いできますか?」

ステラ「分かったわ。私の力が必要なら協力するわ。」

ユリス「それにメサイアもいるならこの話は引き受けるしかないからな。」

瑞希「ありがとうございます!」

ギュイーン

瑞希「あっ、メサイア君達が来ました!」

ユリス「あれがメサイアか。しかしロボットだとは驚いたな・・・。」

スタッ

瑞希「お疲れ様です。メンバーはどうでしたか?」

メサイア「ああ。だいぶ集まったぜ。そっちの方は?」

瑞希「今、2人のスカウトに成功したばかりです!」

メサイア「そうか。50人まであと9人。気を引き締めていかないとな。」

フレア「ん?」

エリエル「どうしたの、フレアお姉ちゃん。」

フレア「向こうで誰かが倒れているわ。」

ユリス「えっ?」

タタタタタ

アリシア「あっ!小さいドラゴンが倒れている!」

リエラ「しかも酷い傷ね。すぐに治さないと!」

フレア「だったら私達の出番ね。エリエル!」

エリエル「任せて!」

バッ

フレア・エリエル「ダブルヒーリング!」

パアアアアアア

ニャル子「すごい!傷が治っちゃいました!」

メサイア「フレア姉とエリエル姉は回復魔術をマスターしているからね。」

クー子「お見事としか言いようがない。」

ウーウー

メサイア「こんな時に警報・・・。まさか!?」

スタッ

「貴様がメサイアか。ボスから噂は聞いた。」

メサイア「どうやらアンドレアスの連中のようだな。お前は何者だ!」

「我の名はシャンバラス!毒の使い手だ!」

メサイア「今度の相手は毒の使い手か。すぐに戦闘態勢に入るぞ!」

瑞希達「了解!」

パアアアアアアア

リブロム『相手は一人だ!速攻で倒しに行くぞ!』

シャンバラス「誰が一人で行くといった?」

ハス太「えっ!?」

ヒュンヒュンヒュン

シャンバラス「こんな事もあろうかと40人の増援を呼び出した。さあ、攻撃開始だ!」

兵士達「おう!!」ダッ

メサイア「俺はシャンバラスを倒しに行く!皆は一人ずつ敵を倒してくれ!」

ルティナ達「了解!」ダッ

ガキンガキンドゴーンドガーン

アリシア「そこ!」ドガッ

リエラ「はっ!」ズバッ

土管くん「ラッシュアタック!」ドガガガガ

ズバッ、ドゴーン

シャンバラス「やはりそう簡単にはいかないみたいだな。なら、これならどうだ?」

パチン

メサイア「何をした!?」

シャンバラス「今に分かる。」ニヤッ

ゴゴゴゴゴ

ユリス「この地震は!?」

めだか「!皆、あれを見ろ!」

メサイア達「!?」

ドゴオオオオオオ

メサイア「な、何だこの化物は!?」

シャンバラス「こいつはボンバーアルマジロ。爆発攻撃が得意な大型生物だ!」

瑞希「みなさん!爆発に巻き込まれない様に気を付けてください!」

シャンバラス「させるか!ポイズンバブル!」

ブクククク

メサイア「そんな攻撃、破壊してやる!」ジャキッ

パパパパパン

シャンバラス「かかったな!ポイズンバブルは破壊されると毒の煙を出すんだよ!」

メサイア「しまった!」

シュウウウウウ

メサイア「くそっ・・・。毒に侵された・・・。」ガクッ

ルティナ「相棒、しっかり!」

フレア「リカバリー!」

パアアアアア

メサイア「助かったぜ。」

フレア「まだ立ち上がれる?」

メサイア「ああ、何とかね。けど、あのアルマジロをどうにかしないと・・・。」

「だったら俺を使え!」

メサイア「誰?今言ったの?」

インデックス「私じゃないんだよ。」

メサイア「じゃあ、誰が?」

「俺だよ。」バサバサ

フレア「さっきのドラゴン!もう大丈夫なの!?」

「ああ!自己紹介がまだだったな。俺の名はドライグ!赤龍帝だ!」

メサイア「その赤龍帝がなぜ、ここに?」

ドライグ「ああ、前の赤龍帝だった男性が死んでから、新たなパートナーを探していた。だが、途中で傷を受けてしまい、ここに着いたのさ。」

メサイア「そうだったのか。で、俺を使えってどういう事だ?」

ドライグ「こういう事だ!」

ボワン

フレア「籠手に変身したわ!」

メサイア「装着しろという事か。試してみるとするか!」

パシッ、ガシャン

メサイア「おっ、なかなか似合うな。」

ドライグ『だろ?まずはあの敵を倒すぞ!』

メサイア「よし!戦闘再開だ!」

シャンバラス「フン!いくら新たな武器を装着してもこのボンバーアルマジロには敵うまい!」

ギャオオオオオ

ドライグ『メサイア!一気に攻めるぞ!』

メサイア「おう!」

『Boost!!(ブースト!!)』

ギュイーン

メサイア「力が溜まってくる・・・。この籠手はいったい・・・?」

ドライグ『赤龍帝の籠手は力を溜める事ができる能力を持っている。しかも10秒ごとに「ブースト」という掛け声とともに力が2倍になるんだぜ。』

メサイア「そういう事か。だったら・・・、全力全開だ!」

バッ

メサイア「龍王螺旋掌!」

ドゴオオオオオ

瑞希「すごい!ボンバーアルマジロを貫いちゃいました!」

パアアアアアア

シャンバラス「ば、バカな・・・。ボンバーアルマジロが・・・。」

バッ

メサイア「これで残るはお前だけだ。さあ、フィナーレの始まりだ!」

『Explosion!!(エクスプロージョン!!)』

パアアアアア

メサイア「龍の手に変わったな。さて、最大奥義を喰らわせてもらうぜ!」

シャンバラス「だったら増援を呼んでやる!カモン!」

シーン

シャンバラス「あれ?来ない?」

「残念だけど私達が始末したわ。」

瑞希「この声は・・・、まさか!?」

ドーン

瑞希「リアス先輩、朱乃先輩、アーシアちゃん、小猫ちゃん、祐斗君、ゼノヴィアちゃん、イリナちゃん、ギャスパー君、ロスヴァイセさん!」

リアス「久しぶりね、瑞希。」

メサイア「知り合いなのか?」

瑞希「はい。サンクチュアリ時代でのかつての仲間です。」

瑞希「でも、どうしてここに?」

朱乃「瑞希ちゃんに会いに行こうと思ったその時、敵兵達が移動しているのを見かけたの。」

アーシア「彼等を確認した後、すぐに倒しちゃいました。」

小猫「大した相手ではなかったですけど。」

シャンバラス「そ、そんな馬鹿な・・・。」

メサイア「さて、フィナーレを始めるとするか!」

ガシャンガシャン、ウィーン

ドライグ『おい!宝玉から銃口が出たぞ!どうなってんだ!?』

メサイア「俺は肩と腹の装甲の中に、ボルテッカを発射する銃が仕込んでいるからな。それによって宝玉からもボルテッカを発射する機能が付け加えられたのさ。」

ドライグ『そういう事か。こうなったらとことん付き合ってやるぜ!』

メサイア「そうこないとな!」

ギュオオオオオ

メサイア「ボルテッカ、発射!」

ドゴオオオオオ

シャンバラス「ギャアアアアアアア!!」

ドッゴーン

メサイア「任務完了!」バッ

ボワン

ドライグ「それにしても驚いたぜ。まさか赤龍帝の籠手からボルテッカを起動させるとは・・・。」

メサイア「へへっ。」

コツコツ

リアス「あなたがメサイアね。話は瑞希から聞いたわ。」

メサイア「あなたは?」

リアス「私はリアス・グレモリー。グレモリー眷属の者よ。」

メサイア「そのグレモリー眷属が何故ここに?」

リアス「実は私達も瑞希から頼まれたの。Sクラスのメンバーに入って欲しいって。」

メサイア「そうだったのか・・・。その9人が仲間になるという事は・・・。」

瑞希「ついに50人揃ったという事です!」

ルティナ「イヤッホー!」ピョーン

ワアアアアアア

メサイア「まさか今日中に50人できるとは予想外だったな。」

リーンベル「そうね。とりあえずは小萌先生に報告しましょう。」

メサイア「そうだな。」

そして翌日、Sクラス

小萌「まさか昨日で50人揃うとは予想外でした。しかも凄いメンバーを集めましたね。」

メサイア「ええ。皆のおかげがあったからこそ、ここまで来れる事ができました。」

小萌「そうですか。それなら大丈夫そうですね。あなた達のこれからの活躍、楽しみにしていますよ。」

メサイア達「はい!」

学園長室

学園長「まさか1日で50人揃うとは・・・。やはりSクラスはお見事さね。」

西村「ええ。FクラスもSクラスを見習って欲しいですな。」

学園長「で、Fクラスはどうなっている?」

西村「それが・・・。」

Fクラス

シュウウウウウ

明久「うう・・・。補習がこんなに辛い物だとは思っていなかった・・・。」

雄二「ああ・・・。鉄人の補習はさすがにきつ過ぎるぜ・・・。」

康太「・・・同感。」

シュウウウウウ

西村「ご覧の有様です。」

学園長「なるほど。西村先生の補習でくたばるとは情けないさね。だったら私のキスを一発・・・。」

明久「そ、それだけは勘弁してください!」

学園長「遠慮はしないさね。では、早速・・・。」

ギャアアアアアアア

Fクラスの生徒達の叫び声は校舎中に響き渡り、彼等は学園長のキスをもらってしまったのだ。

続く

教えて!小萌先生

小萌「今日から始まりました、『教えて!小萌先生』。今回はSクラスについて説明します!」

小萌「Sクラスは能力者だけが集うクラスです。授業は他のクラスと同じですが、学園を守る為の戦闘訓練があります。」

メサイア「最初の説明でも言った通り、学園を守るためには戦闘訓練が必要不可欠ですからね。」

小萌「その通りです!しかも設備は近未来だけでなく、エアコンやパソコンがあるのはもちろん、ドリンクバーまであります!」

土管くん「Aクラスよりも設備がいいんだね。」

小萌「はい!そしてSクラスの生徒が50人揃ったため、出席簿を作成しました!それがこちらです!」

ウィーン

Sクラス出席簿

1・メサイア(オリジナル)
2・姫路瑞希(バカとテストと召喚獣)
3・ルティナ(ファンタシースターNOVA)
4・リーンベル(エンドオブエタニティ)
5・フレア(オリジナル)
6・エリエル(トライAンジェル)
7・土管くん(電脳戦士 土管くん)
8・シャナ(灼眼のシャナ)
9・結城明日菜(アスナ)(ソードアート・オンライン)
10・ヴィルヘルミナ(灼眼のシャナ)
11・ホロ(狼と香辛料)
12・遊佐恵美(はたらく魔王さま!)
13・逢坂大河(とらドラ!)
14・ユリス=アレクシア・フォン・リースフェルト(学戦都市アスタリスク)
15・ステラ・ヴァーミリオン(落第騎士の英雄譚)
16・アリシア・メルキオット(戦場のヴァルキュリア)
17・リエラ・マルセリス(戦場のヴァルキュリア3)
18・鳳桜花(対魔導学園35試験小隊)
19・インデックス(とある魔術の禁書目録)
20・神裂火織(とある魔術の禁書目録)
21・黒神めだか(めだかボックス)
22・姫柊雪菜(ストライク・ザ・ブラッド)
23・煌坂紗矢華(ストライク・ザ・ブラッド)
24・椎名ましろ(さくら荘のペットな彼女)
25・藤和エリオ(電波女と青春男)

26・リアス・グレモリー(ハイスクールD×D)
27・姫島朱乃(ハイスクールD×D)
28・アーシア・アルジェント(ハイスクールD×D)
29・搭城小猫(ハイスクールD×D)
30・木場祐斗(ハイスクールD×D)
31・ゼノヴィア・クァルタ(ハイスクールD×D)
32・紫藤イリナ(ハイスクールD×D)
33・ギャスパー・ヴラディ(ハイスクールD×D)
34・ロスヴァイセ(ハイスクールD×D)
35・アリサ・イリーニチナ・アミエーラ(ゴッドイーターシリーズ)
36・シエル・アランソン(ゴッドイーターシリーズ)
37・香月ナナ(ゴッドイーターシリーズ)
38・ニャル子(這いよれ! ニャル子さん)
39・クー子(這いよれ! ニャル子さん)
40・ハス太(這いよれ! ニャル子さん)
41・クー音(這いよれ! ニャル子さん)
42・サツキ(殺人妃とディープエンド)
43・真宮寺さくら(サクラ大戦シリーズ)
44・エリカ・フォンティーヌ(サクラ大戦シリーズ)
45・ジェミニ・サンライズ(サクラ大戦シリーズ)
46・ビッグダディ(BioShockシリーズ)
47・宇崎瞳(キリングバイツ)
48・中西獲座(キリングバイツ)
49・稲葉初(キリングバイツ)
50・寺園ひより(大乱走 ダッシュ or 奪取!!)

サツキ「改めて見ると凄いメンバーですね。」

小萌「そうですね。あとSクラスは試召戦争に参戦する事はできませんが、代わりに試召戦争の審判を務める事になります。その事を忘れないように。」

キンコンカンコーン

小萌「今回はここまで!次はオリキャラ紹介です!では、次回予告をお願いします!」

次回予告

メサイア「霧島さんからデートの護衛を頼まれ、俺達は如月ハイランドに向かった。」

メサイア「けど、そこには明久達までいたんだ!」

瑞希「話によればFクラスとAクラスの皆で、坂本君と霧島さんをくっつけようという事です。」

メサイア「あいつ等、いったい何を考えているんだ・・・?」

ルティナ「でも、あの不細工なカップル怪しくない?何だか異様なオーラを放っている気がするんだけど・・・。」

メサイア「あの2人・・・、まさか!?」

リーンベル「次回、『ウェディングデートを成功させろ!』。お楽しみに!」

Sクラス

翔子「失礼。」ガラガラ

イリナ「あら、霧島さんじゃない。何か用?」

翔子「ええ。実は今度の週末に雄二とデートに行くの。そこで護衛を頼みたいんだけど・・・。」

桜花「分かった。その事なら私達に任せてくれ。」

翔子「ならお願いね。」

ピシャッ

祐斗「まさか護衛の依頼をを頼まれるとはね。」

メサイア「ああ。依頼を受けたからには本気で頑張らないとな!」バキボキ

瑞希「よし!霧島さんの依頼を成功させましょう!」

メサイア達「おーっ!」

第6話 ウェディングデートを成功させろ!

如月ハイランド

コツコツ

メサイア「おっ、来たようだな。」

雄二「・・・。」ズーン

翔子「・・・。」ニコニコ

ルティナ「うわ・・・。一方は笑顔だけど、もう一方は落ち込んでいるね・・・。」

瑞希「大丈夫でしょうか?」

翔子「あら、皆。先に来ていたのね。」

祐斗「ええ。もしもの為に全員連れてきたから。」

翔子「ありがとう。」

雄二「じゃあ、俺はこの辺で。」

翔子「駄目。絶対に入る。」ガシッ

雄二「だよな・・・。」

入場口

受付員A「ハイ。では、チケットのご拝見を。」

翔子「はい。」スッ

受付員A「ふむ・・・。ちょっとお待ちクダサーイ。」

ピポパ

受付員A「私だ。例の連中が来た。ウェディングシフトの用意を始めろ。確実に仕留める。」

雄二「おいコラ。なんだその不穏当な会話は。」

瑞希「ウェディングシフト?」

メサイア「どういう事だ?」

チョイチョイ

メサイア「あれ?別の受付員が呼んでいるぞ。」

瑞希「何でしょうか?」

ワイワイガヤガヤ

メサイア「あの、話って・・・?」

スッ

瑞希「あ、明久君!?」

明久「へへっ。驚いた?」

瑞希「どうしてあなたがここに?」

明久「ああ、実はFクラスとAクラスの皆で、坂本君と霧島さんをくっつけようと企んでいるのさ。」

メサイア「じゃあ、他の皆もスタンバイしているのか?」

明久「ああ。んじゃ、僕はこの辺で。」

ダッ

瑞希「大変ですね。」

メサイア「ああ、あいつ等、いったい何を考えているんだ?」

「ああっ、写真撮影してる!アタシ等も撮ってもらおーよ!」

メサイア「ん?入口の方から声がするな。行ってみよう。」

瑞希「ええ。」

タタタタタ

メサイア「何だ、別のカップルか。けど・・・、なんだか異様なオーラを放っているな。」

ドライグ「ああ。しかもブサイク・・・。」

リブロム「それ以上言ったらまずいぞ。」

ドライグ「すまない。」

瑞希「あっ、霧島さんと坂本君が移動しました!」

メサイア「俺達も後を追うぞ!」

タタタタタ

メサイア(一刻も早く伝えて置かないと大変な事になる。手遅れにならない内に・・・!)

タタタタタ

遊園地内

ルティナ「ええっ!?異様なオーラを放っているカップルがいた!?」

メサイア「ああ。異様なオーラを放っているのを確かに感じた。どうやらアンドレアスの一員かも知れないだろう。」

雄二「マジかよ!あのカップルを放っておくと大変な事になるぞ!」

翔子「そうね。で、どうするの?」

メサイア「俺、ルティナ、瑞希、桜花、めだかちゃん、瞳、獲座、初の8人であのカップルを始末する。残りは護衛を頼む!」

フレア「分かったわ。あまり無茶はしないでね!」

メサイア「任せてくれ!」

タタタタタ

翔子「大丈夫かしら?」

エリエル「大丈夫よ。私達Sクラスは能力者ばかり。あのカップルを倒すなんて楽勝よ!」

翔子「ならいいわ。」

雄二「いいのかよ・・・。」

タタタタタ

桜花「いたぞ!あいつ等だ!」

瑞希「よし!真実の鏡よ、今こそ彼等の真の姿を映し出せ!」

パアアアアア

めだか「どうだ?」

ギュオオオオオ

獲座「やっぱり!あのカップルの正体が怪物だったなんて!」

瞳「こうなると始末するしか方法はないみたいだな。で、怪物のデータは?」

初「はい!怪物のデータについてですが、男性はロックアダムで電気系の攻撃を持っており、女性の方はブサイクイヴで水の攻撃を持っています!」

ロックアダム「この野郎!よくも真実の姿にしてくれやがったな!」

ブサイクイヴ「アタシ等の楽しみを台無しにした罪、許さないんだから!」

メサイア「やっぱりこうなると思ったぜ。戦闘態勢用意!」

パアアアアアア

メサイア「さあ、行くぜ!」

ロックアダム「喰らいやがれ!サンダービート!」

ギュイーン

めだか「そっちがそれなら、黒神ファントム!」

ゴオオオオオ

めだか「覚悟!」

ズバアアアア

ロックアダム「ギャアアアアアア!!」

ブサイクイヴ「ロックアダム!」

獲座「おっと!油断は禁物よ!」

ズババババ

ブサイクイヴ「キャアアアアア!!」

初「今がチャンスです!」

メサイア「おう!」

ガシャンガシャンガシャンガシャン、ウィーン

メサイア「さーて、2人纏めて地獄に送り飛ばしてやるぜ!」ゴオオオオ

ロックアダム「ま、待ってくれ!俺達はただデートをしていただけなんだよ!」

ブサイクイヴ「そうよ!私達は別に悪い事は・・・。」

メサイア「さっき入場口でアンタの会話を聞いたが、俺の仲間をバカにしていた発言が聞こえていたぞ。」

ルティナ「それだけじゃないわ。アンタ達の脳内も調べさせてもらったけど、私達だけでなく、雄二達まで始末しようとしていた事もね!」

ロックアダム「し、しまった!」

メサイア「今更後悔しても手遅れだ!ボルテッカ!」カッ

ドゴオオオオオ

ロックアダム「あともうちょっとだったのに・・・。けど、お前と一緒に死ねてよかったぜ・・・。」

ブサイクイヴ「ええ・・・。愛してるわ、ロックアダム・・・。」

メサイア「!?」

ドッカーン

ルティナ「始末完了!」

メサイア「・・・。」

瑞希「どうしたのですか?いつもは喜ぶはずなのに。」

メサイア「ああ。ロックアダムが最後に言った言葉を聞いたんだ。一緒に死ねてよかったって・・・。」

桜花「もしかしたら、彼等はそれを望んでいたかもしれないな。」

メサイア「そうなのか?」

桜花「まあ、あくまでも推測だけどな。さっ、早く合流するぞ。」

メサイア「ああ。」

リゾートホテル

タタタタタ

ユリス「お疲れ様。そろそろ始まるところだ。」

メサイア「始まるって?」

ステラ「ウェディング体験よ。」

ルティナ「いったい誰が?」

リーンベル「雄二と翔子よ。」

メサイア「ええっ!?あの2人が!?」

コツコツ

瞳「おっ、来たようだな。」

ジャーン

リアス「へえ。結構似合うじゃない。」

「続いて、本イベントの主役、霧島翔子さんです!」

コツコツ

朱乃「あら、すごいですわね!」

ゼノヴィア「すごい・・・。」

翔子「・・・雄二。」

雄二「翔子なのか・・・・?」

翔子「・・・うん。お嫁さんに見えるかな・・・?」

雄二「ああ、大丈夫だ。少なくとも婿には見えない。」

翔子「雄二・・・。」ギュッ

雄二「お、おい。翔子・・・?」

翔子「・・・嬉しい。」

メサイア「嬉し泣きしている・・・。一体何があったんだ?」

翔子「ずっと・・・、夢だったから・・・。」

めだか「夢だったのか?」

翔子「・・・小さい頃からずっと・・・、夢だった・・・。・・・私と雄二、二人で結婚式を挙げる事・・・・。私一人だけじゃ絶対に叶わない小さな頃からの私の夢・・・。」

メサイア「・・・。」

翔子「・・・だから本当に嬉しい・・・。・・・他の誰でもなく、雄二と一緒にこうしていられる事が・・・。」

瑞希「・・・こうなった以上は好きだと言った方がいいかもしれませんね。」

ルティナ「さて、どう返すのかしら?」

雄二(やはりあの勘違いをここで言わなければならない。だが、翔子の一途な告白をどう受け止めればいいのだろうか・・・。)

メサイア「さて、答えは・・・?」

雄二「答えを言う。」

メサイア「・・・。」ゴクッ

雄二「お前のその気持ちは昔の事への責任感を勘違いしたものだが、俺はお前の事が好きだ。世界中の誰よりも。」

翔子「・・・雄二!」

バフッ

オオーッ

メサイア「良かった!一時はどうなるかと思ったけど、無事に結ばれるとは・・・。」パチパチ

瑞希「これにて一件落着ですね!」パチパチ

ルティナ「うん!私と相棒が結ばれる日も来るのかな?」

瑞希「むっ。メサイア君と結ばれるのは私です!」

リーンベル「まあまあ。」

メサイア「まっ、とりあえずは一件落着という事で!」

めだか「うむ!」

翌日、Sクラス

翔子「昨日はどうもありがとう。おかげで結ばれた。」

メサイア「いや。霧島さんが自分の思いを伝えられたからこそ、結ばれたんだよ。」

イリナ「そうそう。あの時の姿は本当に良かったわ。」

翔子「そう言われると照れるわね・・・。あっ、あと雄二からメサイアに届け物があるの。」

メサイア「何だ?」

スッ

翔子「映画のチケット2人分。気になる相手がいれば一緒に行くといいわ。」

メサイア「あっ、ありがとう。」

翔子「それじゃ。」

ピシャッ

ルティナ「あっ、相棒!」

メサイア「どうした?」

ルティナ「そう言えば私、週末に映画を見に行きたいと思ったけど。」

瑞希「め、メサイア君!私も丁度見たい映画があったんですけど!」

メサイア「お、おい。このパターン、まさか!?」

ルティナ「そのまさかよ。で、誰と行くの?」ゴゴゴゴゴ

メサイア「お、おい!2人共、殺気立つのはよせ!坂本の奴、余計な物を送りやがって・・・!」

瑞希「余計な物?私達にとっては重要な物なんですけど?」ジャキッ

メサイア「ちょっと待て!魔術を発動するな!頼むから、止めてくれ・・・!」

ドカバキボカスカ

メサイア「ギャアアアアアアアア!!」

一方、Fクラスでは・・・。

ギャアアアアア

明久「あっ、断末魔が聞こえた。」

美波「でも、本当に良かったの?メサイアに映画のチケットをあげちゃって。」

雄二「いいんだよ。あいつ等のおかげで俺と翔子が結ばれたんだ。これはそのお礼さ。」

康太「そのおかげでSクラスは大変な事になっている。」

雄二「ちょっと悪い事をしたかな?」

秀吉「ちょっとどころじゃないと思うのじゃが・・・。」

美波「まっ、メサイアの恋はどうなるか分からないけど、ウチ等も坂本達に負けない様に頑張らないとね、アキ。」

明久「そうだね、美波。」ニコッ

続く

教えて!小萌先生

小萌「今回はオリキャラについての説明を行いますが、メサイア君。傷の方は大丈夫ですか?」

メサイア「な、なんとか・・・。」ズキズキ

小萌「まずはフレアさんのプロフィールをご覧ください!」

ウィーン

フレア(19)♀
・種族:ヒューマン
・アークス『青龍』隊員
使用武器:ネオアロー(弓矢)、エアナイフ(短剣)、ガイアロッド(ウォンド)
使用魔術:水などの自然系統、毒、回復術、錬金術
能力:モンスターの召喚、武器の制作
楽器:フルート、ピアノ
容姿:『牧場物語 ハーベストムーン for ガール』の女主人公
服装:赤と白のチェックシャツと青いオーバーオール(『牧場物語 ハーベストムーン for ガール』の女主人公と同じ衣装)

メサイアの一番上の姉。心優しく面倒見がいい性格で、家事も上手。
また歌唱力にも自信があり、そのうまさは歌姫と同レベル。
錬金術の腕前もトップクラスでどんな武器でも作れるのだ。

土管くん「フレア姉ちゃんのイメージキャラボイスは決まっていないの?」

フレア「うん。決まり次第お知らせする事になっているわ。」

小萌「そうですか。どんな人になるのか楽しみですね。」

キンコンカンコーン

小萌「今回は短いですが、ここまで!次回は敵対する組織『アンドレアス』についてです!では、次回予告を!」

次回予告

メサイア「秀吉が俺に相談を持ちかけてきた。それは女性と誤解されるという事だ。」

秀吉「このままじゃとわしは一生女性と思われてしまう!何とかしておくれ!」

メサイア「だったらいい方法がある。秀吉の女装写真を処分すればこっちの物だ!」

秀吉「おお!それは提案じゃ!」

明久「それは絶対反対だ!秀吉の写真を処分させないぞ!」

メサイア「やはりそう来たか。俺の邪魔をするなら容赦はしないぜ!」

秀吉「頼んだぞ、メサイア!奴等の誤解を解かせてくれ!」

メサイア「任せとけ!」

フレア「次回、『秘蔵写真を処分せよ!』。秀吉の女装写真か・・・。ちょっと興味あるかな。」

秀吉「な!?」

Sクラス

メサイア「ふう・・・。トレーニングメニューも考えたし、ドリンクでも飲むか。」

ギイイイ

ナナ「あっ、秀吉だ!」

シエル「どうしたのですか?」

秀吉「実は・・・、メサイアに相談があるのじゃ・・・。」

メサイア「相談?」

秀吉「ああ・・・。実は・・・、クラスの連中から女性と誤解されているんじゃ。」

メサイア「へ?秀吉が女性!?」

ナナ達「ええええええええええ!!??」

第7話 秘蔵写真を処分せよ!

メサイア「で、お前が女性と思われているのは何が原因なんだ?」

秀吉「うむ・・・。わしはれっきとした男性じゃが、そのかわいらしい容貌と小柄で華奢な体格から「稀代の美少女」と称され、最近では男女を超えた「第三の性別・秀吉」として扱われているのじゃ。」

メサイア「おい!そんな性別は初めて聞いたぞ!」

アリサ「要するに男の娘という事ですね。」

秀吉「そうなんじゃ!このままじゃとわしは一生女性と思われてしまう!何とかしておくれ!」

メサイア「そこまで言うなら、俺に任せとけ!第三の性別なんて破壊してやるぜ!」

秀吉「メサイア・・・!よろしく頼むぞ!」

メサイア「おう!」

更衣室前

メサイア「ここがお前の更衣室か。秀吉専用の看板まで建てているとは・・・。」

秀吉「以前、男子更衣室で着替えをしていたのじゃが、わしの着替えを見ていた男性達が鼻血を出して倒れたのが原因じゃ。」

メサイア「なるほどな。そうなると女性と間違えられるため、この更衣室が作られたという事だな。」

秀吉「そういう事じゃ・・・。」ハァ・・・

メサイア「こうなるとてっとり早く済ませる方法が一つだけある。」

秀吉「その方法とは!?」

メサイア「女装写真を処分する事だ。」

秀吉「おお!それは名案じゃ!」

メサイア「そうと決まればさっそく実行だ!すぐに写真を回収しに行く!秀吉は中庭に行ってくれ!」

ドドドドド

秀吉「行動が早いのう・・。」

数分後、中庭

ドドドドド、キキッ

メサイア「お待たせ!持ってきたぜ!」

ドサッ

秀吉「おお!こんなにもあったとは・・・。」

メサイア「よし!あとは燃やせば・・・。」

明久「させるかァァァァァ!!」ドドドドド

メサイア「ゲッ!明久!」

秀吉「それだけではないぞ!Fクラスだけでなく、他のクラスからまで!」

メサイア「くそっ!やはりそう簡単にはいかないみたいだな。」

明久「秀吉の写真は絶対に処分させないぞ!」

康太「ムッツリ商会の名に懸けて、この写真は守り通す!」

メサイア「やはりそう来たか。俺の邪魔をするなら容赦はしないぜ!」

秀吉「頼んだぞ、メサイア!奴等の誤解を解かせてくれ!」

メサイア「おう!!」

明久「かかれー!」

ウオオオオオオ

メサイア「何人かかろうとも同じだ!まとめて倒してやるぜ!」

ウィーン

メサイア「覚悟しろ!」バッ

ドガッバキッズババババ

明久「怯むなー!突っ込めー!」

ドドドドド

メサイア「くそっ!倒れても倒れても復活しやがる!この学園の生徒は化物なのか!?」

秀吉「まあ、否定はしないじゃろう。それよりも処分せねば!」

瑞希「だったらここは私に任せてください!」バッ

秀吉「おお!姫路、頼んだぞ!」

瑞希「リブロム!」

リブロム「おお!」

ボワン、パシッ

瑞希「戦闘モード、発動!我は元サンクチュアリの魔導師。今、その力を開放する!」

パアアアアア

メサイア「ようやく来たか。処分は頼んだぞ!」

瑞希「お任せください!ギガフレイム!」バッ

康太「させない!」バッ

パシャパシャパシャ

瑞希「写真撮っても意味ありませんよ。だってこの衣装はパンツが見えないのですから。」

康太「あ・・・。」

ガクッ

明久「ムッツリーニィィィィィィ!!」

メサイア「それに強力な助っ人がいるんだよね。」

明久「強力な助っ人?」

メサイア「それは・・・。」

美波「こういう事よ!」バッ

明久「ゲッ!美波!」

美波「メサイア達から頼まれたのよ。さあ、覚悟はできているかしら?」

明久「ま、まずい・・・。逃げろォォォォォォォ!!」

ドドドドド

ルティナ「障壁発動!」

ウィーン

明久「うわっ!」キキッ

美波「今よ、瑞希!」

瑞希「ええ!」バッ

ゴオオオオオオ

秀吉「おお!」

シュウウウウウ

明久「ああ・・・。秀吉の女装写真が・・・。」

ヘナヘナ

メサイア「処分完了!あとはお前が奴等に対し、大きな声で自分が男だと言えば大丈夫だ!」

秀吉「よし!」

ツカツカ

明久「秀吉?」

秀吉「お前達、この場で真実をはっきり言っておく。よく聞いておくれ。」

明久「真実・・・まさか!?」

スーッ

秀吉「わしは正真正銘の男じゃ!!」

明久達「がはああああ!!」グサササーッ

明久(やっぱり秀吉は男だよな・・・。第3の性別である秀吉を考えた僕達がバカだったよ・・・。)

ズドーン

美波「余程深いショックだったようね・・・。」

メサイア「でも、誤解が解けただけでも良かったと思うな。」

秀吉「うむ。メサイア、お前のおかげで助かったぞ。礼を言う。」

メサイア「どう致しまして。」

優子「やけに騒がしいと思ったらこういう事だったのね。」

秀吉「姉上!」

優子「でも、秀吉が正真正銘の男だって言ったおかげで、誤解が解けただけでも良かったわ。」

メサイア「もしかして木下さんも!?」

優子「ええ。よく女装した秀吉と間違えられているからね・・・。でも、あなた達のおかげで本当に助かったわ。ありがとう。」

メサイア「まあ、結果オーライならそれでいいかもな。」

秀吉「うむ!教室に戻るとするか!」

そして数日後

瑞希「秀吉君の事についてですが、全員彼を男性と認識するようになりました。更衣室が一緒になる日も遠くないですね。」

メサイア「やれやれ。学園内の問題もこれで終わりかな?」

「と思ったら大間違いだ!」

メサイア「何だ!?」

スタタタタ

メサイア「な、何だお前等!?」

「俺達はFFF団!異端者には死の鉄槌を与える集団だ!」

メサイア「その声は須川なのか!?」

須川「いかにも。因みにFFF団の会長を務めている。」

メサイア「で、FFF団ってどんな集団なんだ?」

瑞希「Fクラスの風紀委員を母体とする組織で、召喚獣も含め全員が黒マスクに黒マントという姿。審問対象が逃げた場合は編隊を組んで捜索にあたるなど、行動力や統率力が極めて高いのです!」

須川「さらに女性に好意や興味を持たれている者、女性に告白した者あるいは告白された者、すでに交際している者はいずれも審問対象だ。因みに粛正範囲は特に制限がないからな。」

メサイア「そうかよ・・・。つまりモテない男達の集団という事だな?」

須川「その通りだ!では、早速・・・。」

FFF団A「会長!吉井明久が島田美波と付き合ってる事が判明しました!」

FFF団B「向こうでは坂本雄二が霧島翔子と一緒にいます!」

須川「分かった!奴等をひっ捕らえに行くぞ!」

FFF団「おう!!」

ドドドドド

メサイア「ハァ・・・。学園内の問題はまだ終わらないな・・・。」

瑞希「でも、それがあるからこそ、文月学園は楽しいんですよ。」

メサイア「ならいいけど・・・。」

瑞希「ウフフ。」

続く

教えて!小萌先生

小萌「今回は敵対する組織であるアンドレアスについて説明します!」

ウィーン

小萌「アンドレアスはガルヴェディアを筆頭としている時空犯罪者の集団です。奴等は極悪非道で目的の為なら手段を択ばない残酷な奴等なのです。」

小萌「しかもそのリーダーであるガルヴェディアはメサイア君、フレアさん、エリエルさん達3人のお父さんを殺した犯人なのです。」

リアス達「ええっ!?」

ギャスパー「その話は本当なのですか!?」

メサイア「ああ。本当だ。今からその事について説明する。」

小萌「では、説明を。」

ガタッ

メサイア「あれは5年前、俺がアークス訓練校に入る前の事だった。俺達が住んでいた故郷のアルバータで強盗集団による殺戮事件が起きた。」

フレア「父さんは彼等に勇敢に立ち向かったけど、ガルヴェディアによって殺されてしまったの・・・。」

エリエル「その後、私達は引越して、今いるアルカディアで3人で暮らす事になったの。」

土管くん「そうだったんだ・・・。」

小萌「で、彼に立ち向かう覚悟はあるのですか?」

メサイア「もちろんです!俺はあいつを絶対に許さない・・・。親父の仇は絶対に取ってみせる!」

小萌「いい答えですね。アンドレアスに黄金の腕輪を奪われないためにも、全力で頑張ってください!」

メサイア達「はい!」

キンコンカンコーン

小萌「今回はここまで!では、みなさん。準備はいいですか?」

ルティナ達「はい!」

メサイア「?」

瑞希「せーの・・・。」

瑞希達「メサイア君、お誕生日おめでとう!!」

パンパンパンパーン

メサイア「えっ!?いったいどういう事!?」

ステラ「今日は1月23日。あなたの誕生日じゃない。」

メサイア「そういえばそうだったな・・・。」

ユリス「そうなると思って皆でサプライズパーティーをしようと思ったのだ。」

明久「因みに僕達からもプレゼントがあるよ。」ガラッ

メサイア「明久!それに皆も!」

美波「私達Fクラスからはお守り!皆で作ったの!」

翔子「Aクラスからは赤いマント。戦闘の時に使って。」

西村「そして学園からはスピードを上げる青の腕輪だ。この腕輪を使って、学園を守ってくれ。」

メサイア「皆・・・、ありがとう!」

ドライグ「良かったな、相棒!」

小萌「という訳でサプライズは大成功です!そして次回のこのコーナーはなんと最終回!最後は文月学園について説明します!」

西村「この事については俺と小萌先生で説明しよう。では、次回予告だ!」

次回予告

メサイア「ある休日、俺と瑞希、ルティナの3人でスケボーで遊んでいる時、腹話術のお爺さんにぶつかってしまった!」

瑞希「その衝撃で人形は壊れてしまい、メサイア君が人形の代わりをする事になりました!」

メサイア「そして向かった会場は・・・、キッズフェスタ!?」

ルティナ「しかも大ホール・・・。これで暴走なんか起こしたら・・・。」

瑞希「一発で私達の評判がガタ落ちですね・・・。」

メサイア「うぐ・・・。こんな屈辱はもう嫌だ・・・。」

エリエル「次回、『僕の大好きなつとむ君』。お楽しみに!」

お爺さんの家

お爺さん「僕の大好きなつとーむくーん♪お目々がくるくる可愛いーな♪チャンチャカチャカチャカたくわんポリポリ食えるかな?」

つとむ「たっくわん!」

お爺さん「よーしよし。さあ、おいで。」

スッ

お爺さん「これが何だか知ってるかい?」

つとむ「みそ、汁。」

お爺さん「いいぞ、んじゃ、これは?」

つとむ「わかめ、カメカメ。」

お爺さん「ハハハハハ、面白い!」

第8話 僕の大好きなつとむ君

通路

お爺さん「とってもおしゃべり、つとむ君♪ぐるぐる可愛いおめめだよ♪」テクテク

ゴオオオオオ

ルティナ「うーん!こういう遊びも悪くないわね!」

メサイア「だろ?たまにはこんな日も悪くないからな。」

瑞希「そうですね。」

テクテク

メサイア「げっ!爺さんだ!」

瑞希「ぶつかります!」

ドガシャアアア

メサイア・瑞希・ルティナ・お爺さん「うわ(きゃ)ああああああああ!!」

ヒュルルルル、ポトッ

お爺さん「うわっ!」ドシッ

メサイア「あだっ!」ドシン

ブロロロロ、グシャッ

瑞希「いたた・・・。大丈夫ですか?」

お爺さん「ん?つとむ君?」

ルティナ「もしかしてあれじゃない?」ユビサシ

コロコロ

お爺さん「うわーっ!つとむくーん!!」

ガシッ

お爺さん「しっかりするんじゃ、つとむ君!頑張るんじゃ!」

お爺さん「え?何か言い残す事があるのかい?つとむ君?」

ルティナ「あれって人形だよね?」

メサイア「ああ。」

つとむ「僕、お爺さんの事、ずっとずっと大好きだよ。」

お爺さん「うう・・・。」

つとむ「でも、もうお別れだね。お爺さん、さようなら・・・。」

お爺さん「つとむくーん!」

瑞希「腹話術・・・ですね?」

メサイア「ああいう人形は高いからな・・・。今の内に・・・。」

ドギュン

メサイア「全員逃げろ!」タタタタ

ルティナ「ごめんなさい、お爺さん!」タタタタ

お爺さん「メジャーリーグ、1号!」バッ

お爺さん「えいっ!」ビュン

ヒュルルルル

メサイア「あがっ!」ガン

ルティナ「いたっ!」ガン

瑞希「きゃっ!」ガン

ドサッ

お爺さん「よくもわしの可愛いつとむ君を殺してくれたな!」

ルティナ「可愛いなら投げないでよ!」

お爺さん「うう・・・。わしはどうすればいいんじゃ・・・。それにつとむ君がいなきゃ仕事ができんじゃないか・・・。」

お爺さん「今日だって、キッズフェスタの子供達が楽しみに待ってるってのに!」

瑞希「聞いた事があります。確か子供達の大型イベントがあるって。」

メサイア・ルティナ「ええっ!?」

ルティナ「これはちょっとどころじゃないよ。どうするの、相棒?」

メサイア「うーん・・・。どうするって言われても・・・。」

つとむ「お兄ちゃん達の誰かが僕の代わりをやればいいのにな・・・。」

お爺さん「おお!それは名案じゃ!」

瑞希「さっき死んでいたのでは?」

つとむ「キッズフェスタの可愛い子供達が待ってるよ。さっ、誰かが僕の代わりになっておくれよ。さあ。」

瑞希「ここはメサイア君の方が適任だと思います。」

メサイア「ええっ!?俺が!?」

ルティナ「そう。相棒しかいないんだから。」

メサイア「そうと言われても、人形の役なんてやった事ないからな・・・。」

チャッチャカチャカチャン、チャカチャー

ルティナ「ん?」

お爺さん「何が出るかな?」ツイーッ

瑞希「!?」

お爺さん「首つり。略してくり!」

メサイア「分かったよ!俺がやるからその行為は止めろ!」

公園

ボワン

メサイア「よし!変身完了!どうだ?」

お爺さん「おお!つとむ君!」

メサイア「はーい!」

お爺さん「つとむ君、会いたかったよー!」ガシッ

メサイア「く、苦しい・・・。」

ガシッ

メサイア「っ!?」

お爺さん「早くしないと子供達が待っているよ。」グイグイ

メサイア「いだだだだ!」

お爺さん「急ぐんじゃー!」

バカン

メサイア「痛いって言っているのが分からないのか!?自分で歩くからいいよ!」

お爺さん「あーっ!いつも素直だった僕の大好きなつとむ君が逆らった!ぼくの大好きなつとーむくーん!♪」

瑞希「ちょっと!今日一日はお爺さんのいう事を聞かないと駄目ですよ!」

メサイア「ごめん・・・。けど、なんだこの歌は?」

お爺さん「何が出るかな?何が出るかな?チャララララ。」カリカリ

アークス『青龍』戦士達の寮

フィルディア「へ?メサイア、瑞希、ルティナがキッズフェスタに?」

大河「まさかアルバイト?」

ホロ「いや、パトロールかも知れんのう。」

神裂「確かにその可能性はありますね。アンドレアスの連中がここに来るかもしれません。」

インデックス「だったらすぐに急がないと!」

フィルディア「言われなくてもそのつもりだ。すぐにキッズフェスタに急ぐぞ!」

リーンベル達「了解!」

タタタタタ

キッズフェスタ 大ホール

ワイワイガヤガヤ

メサイア「うわ・・・。まさかこんなところで腹話術をするとは・・・。お爺さんは大丈夫なのか?」

お爺さん「いつも通りにやれば大丈夫だよ。」

メサイア「じゃあ、打ち合わせ通りにしないとね。」

お爺さん「うむ!それじゃ、出発じゃ!」

コツコツ

瑞希「大丈夫でしょうか?」

ルティナ「さあ・・・。」

パチパチパチパチ

メサイア(ん?あれは明久達!?やべー・・・。人形が俺だという事がばれたら大変な事になりそうだ・・・。)

司会者「次は腹話術のお爺さんです。では、どうぞ!」

お爺さん「みなさん、こんにちは。さっ、つとむ君も挨拶をしようね。」

メサイア「こんにちは。僕、つとむ君です。(声も俺かよ・・・。これじゃ腹話術の意味ないだろうが!)」

お爺さん「まずはなぞなぞのコーナー!」

メサイア(まずはなぞなぞか。どのような問題を出すんだ?)

お爺さん「ちゃぶ台、灯台、卓球台。台と言ってもいろいろありますね。では、幼稚園にあるだいは?」

ハーイハイハイハイ

お爺さん「はい、君。」

葉月「滑り台。」

お爺さん「ブッブー!」

葉月「外れちゃった。」

瑞希「分かりますか?」

ルティナ「うーん・・・。幼稚園にあるだいは滑り台しかないと思うけど・・・。」

お爺さん「しょうがないな。んじゃ、答えを教えなさい。つとむ君。」

メサイア「そんなの決まっているじゃないか。さっきの少女が答えた回答が正解だよ。だって幼稚園にある物って滑り台しかないじゃん。お爺さん、もしかしてボケているんじゃ?」

バリバリバリ

メサイア「ぎゃああああああ!!」

ルティナ「電流を流しちゃった・・・。」

瑞希「容赦ないですね・・・。」

お爺さん「それでは、つとむ君と遊ぼうのコーナーだよ!」

雄二「で、つとむ君は何ができるんだ?」

お爺さん「物まねが得意だよ。んじゃ、つとむ君の十八番。ジャイアンの真似。」

メサイア(よし!それなら・・・。)

スーッ

メサイア「のび太!俺の事をバカにしやがって!絶対に許さん!」

オオーッ

お爺さん「いいよいいよ、つとむ君!それじゃ、次は・・・。」

「見つけたぞ、メサイア!」

メサイア「この声・・・、もしや!?」

スタッ

お爺さん「な、何じゃお前は!?」

「俺の名はガルヴェディア!アンドレアスのリーダーだ!」

メサイア「ようやく会えたな・・・。ガルヴェディア!」

ボワン

お爺さん「つ、つとむ君!?」

明久「ええっ!?メサイア!?」

葉月「あれが・・・、機械のお兄ちゃん・・・。」

ザワザワザワザワ

メサイア「まさかこんなところで出会えるとは予想外だったぜ。親父の仇を取ってやる!」

ガルヴェディア「やれる物ならやってみな。行くぞ!」

メサイア「来い!」

バッ

ガキンガキンガキンガキン

ガルヴェディア「さすがはバルトスの息子だな。だが、この俺には敵うまい!」

メサイア「何!?」

ドゴオ

メサイア「ぐっ!」

ズザアアアア

瑞希「メサイア君!」

メサイア「やはりそう簡単にはいかないみたいだな・・・。なら・・・!」

ダッ

ガルヴェディア「いくら抗っても無駄だ!ウィザード!」バッ

フッ

ガルヴェディア「消えた!?奴は何処だ!?」

メサイア「そこだ!」

ズバアアアアア

ガルヴェディア「がは・・・・!」

ドサッ

メサイア「どうやら先に膝をついたのはお前だったな。今ここで首を切り落としてやる!」

ガルヴェディア「チッ!こうなったら置き土産だ!」

ボワン

ルティナ「何を召還したの!?」

ガルヴェディア「さあな。また会おう。」

ヒュン

メサイア「逃げやがったか!で、誰を召還したんだ?」

ガピーッ

メサイア「暴走ロボットか・・・。一気に攻めるぞ!」

瑞希・ルティナ「了解!」

ギュイーン

メサイア「あっ、フィルディア隊長!それに皆も来てくれたのか!」

フィルディア「何とか間に合ったようだな。さっ、ここからはオレ達のステージだ!」

メサイア「おう!」

ガピピーッ

メサイア「お爺さんは避難してください!あとお客さんも!」

お爺さん「あわわ・・・。」

ワーワーキャーキャー

大河「ここは私に任せろ!」バッ

ガピーッ

大河「ごらぁぁぁぁぁぁ!!」

ドゴーン

ホロ「おお!効いておるぞ!」

アスナ「よし!後に続くわよ!」ダッ

ズバババババ、ドゴーンドガーン

メサイア「最後は俺が決めてやる!ライジングスラッシュ!」

ズバアアアアア、ドッゴーン

メサイア「やっと倒したか・・・。けど、ガルヴェディアは必ず現れるだろう。」

瑞希「そうですね・・・。で、お客さんは全員帰っちゃいましたし、どうしますか?」

メサイア「そうだな・・・。俺達も帰るとするか!」

ルティナ「そうだね。」

お爺さん「つとむー!」

メサイア「いいか、爺さん。つとむはもう天国に旅立った。その代わりと言っては何だが、これをやろう。」

バーン

お爺さん「おおーっ!」

ルティナ「あれ?相棒、あの人形ってまさか!?」

メサイア「ああ、壊れていたつとむ君をこっそりと修復しておいたのさ。頭も新しいのに変えたしな。」

瑞希「そうだったのですか。それを聞いて安心しました。」

リーンベル「今、思いついたけど、今度の清涼祭で腹話術をやろうと思っていたの。」

アリシア「で、人形は?」

リーンベル「うーん・・・。メサイアを利用しようかなーって。」

メサイア「ええっ!?もう人形はこりごりだー!!」

瑞希達「アハハハハ!」

続く

教えて!小萌先生

小萌「このコーナーも今回が最後!今回は文月学園について説明します!」

小萌「文月学園は革新的な学力低下対策として「試験召喚システム」を導入しています。また進学校であるため、クラス発表は個人個人に渡されており、同時に最新技術の「実験場」としても扱われており、多くのスポンサーが付いているため生徒の学費は極めて安く抑えられているのです。」

メサイア「なるほど。」

小萌「ですが、生徒を大量に取られたことから近隣の高校からは目の敵にされており、また試験校のため経営が世論に左右されやすく、イメージの低下を避けるため不祥事は大っぴらにできないという問題点があるのです。」

リーンベル「その問題を改善しないといけませんね。」

小萌「なお、クラスは成績ごとに分けられ、成績上位はAクラス。成績下位はFクラスへと送られるのです。」

小萌「因みに今作では能力者だけが入れるSクラスがありますが、成績が下がってもSクラスである事に変わりはないのです。」

メサイア「それを聞いて安心しました。」

小萌「最後にSクラスの誕生についてですが、このクラスが誕生したのは学園が見つけた黄金の腕輪が原因だったのです。」

小萌「黄金の腕輪はさまざまな謎が隠されており、唯一分かる事と言えば、装着すれば新たな力が開花するという事です。」

小萌「これを外部の敵から守る為に、能力者達がいるSクラスが誕生したという事です。」

リアス「学園が狙われていたのは黄金の腕輪が原因だったのね。」

小萌「その通りです。」

西村「おっと、言い忘れたが黄金の腕輪についての新たな情報が見つかった。」

小萌「西村先生!」

西村「黄金の腕輪の能力の発動についてだが、ある者が装着すれば、その能力を発揮できるという事が判明された。」

メサイア「つまり、黄金の腕輪の能力を使えるのはたった一人という事ですね。いったい誰なのでしょうか?」

西村「その事についてはまだ分からないが、情報が分かり次第、伝えようと思う。」

キンコンカンコーン

西村「これにてこのコーナーは終了だ。今までの事を忘れないように!」

小萌「それでは、次回予告をお願いします!

次回予告

メサイア「いよいよ清涼祭の時期が来た。俺達Sクラスはステージ発表をする事になった。」

ルティナ「ステージ発表なら私達の歌やダンスを披露するのはどうかな?」

リアス「いいわね!この企画は私に任せて!」

姫柊「何かいい案があるのですか?」

リアス「もちろん!今までにない最高のパフォーマンスでステージを盛り上げるの。」

メサイア「それは面白そうだな。よし!俺達のミラクルライブで会場を盛り上げようぜ!」

リアス達「おーっ!!」

土管くん「次回、『清涼祭開幕!Sクラスのミラクルライブ!』。お楽しみに!」

Sクラス

メサイア「という訳で、俺達Sクラスはステージ発表になった。この事について何か意見があるか?」

ルティナ「ステージ発表をするなら私達の歌やダンスを披露するのはどうかな?」

メサイア「それはいいアイデアだな。他に意見は?」

シーン

メサイア「全員一致という事でいいのか?」

瑞希「ええ。」

メサイア「では、企画についてだが・・・。」

リアス「その事については私に任せて!」ガタッ

アーシア「部長、何かいい案があるのですか?」

リアス「ええ!今までにない最高のパフォーマンスでステージを盛り上げようと思うの。」

メサイア「今までにない最高のパフォーマンスか・・・。よし!企画は頼んだぞ!」

リアス「任せて!」

第9話 清涼祭開幕!Sクラスのミラクルライブ!

数日後

メサイア「にしても驚いたよ。まさかユノやビビッドレッドの皆が助太刀に来てくれるなんて。」

ユノ「メサイア君がライブをやると聞いたからね。私も皆の役に立ちたいと思って。」

あかね「私達はユノさんに誘われました。」

メサイア「本当に感謝する。で、小猫。プログラムはどうなっている?」

小猫「こちらです。」スッ

メサイア「どれどれ?」

プログラム

1・方程式は答えない:チームリアス(リアス、朱乃、アーシア、小猫、ゼノヴィア、イリナ、ギャスパー、ロスヴァイセ)
2・Vivid Shining Sky:チームビビッド(あかね、れい、あおい、わかば、ひまわり)(特別出演)
3・ギミー!レボリューション:チームルティナ(ルティナ、瑞希、リーンベル、アリシア、リエラ、シャナ、アスナ、ヴィルヘルミナ、ホロ、恵美、大河、サツキ、姫柊、煌坂、ましろ、エリオ)
4・お花畑に連れてって:チームめだか(めだか、ステラ、ユリス、桜花、ひより、インデックス、神裂、さくら、エリカ、ジェミニ)
5・太陽曰く燃えよカオス:チームニャル子(ニャル子、クー子、ハス太、クー音、瞳、獲座、初、アリサ、シエル、ナナ)
6・777 ~We can sing a song!~:チームメサイア(メサイア、フレア、エリエル、土管くん、祐斗、ビッグダディ、葦原ユノ(特別出演))
7・勇気100%:全員+小萌先生

メサイア「おお!すごいプログラムだな!」

リアス「皆の意見を元にして作ったわ。あと仕掛けも用意してあるから。」

メサイア「なるほど。アンコールの時の曲も決まっているのか?」

さくら「はい。私達の曲である『笑って、笑って』に決まりました。」

メサイア「そうか。あとは精一杯練習して会場を盛り上がらせるだけだな。これから忙しくなりそうだぜ。」

翌日

コツコツ

ヴィルヘルミナ「他のクラスの出し物についてですが、Fクラスは中華料理をやるそうです。」

メサイア「あいつ等も大変だな。みかん箱とゴザの環境じゃ授業に集中できないからな。」

姫柊「まあ、確かにそうですね。ですが、私達はライブに集中しましょう。」

煌坂「そうね。他は他。こっちはこっちだからね。」

ピンポンパンポーン

『えーっ、Sクラスの皆さん、至急学園長室に来てください。』

メサイア「?」

学園長室

メサイア「ええっ!?何者かが学園長の転覆を狙っている!?」

学園長「そうさね。そこでアンタ達には黒幕の正体を突き止め、そいつを捕まえて欲しいさね。」

ルティナ「黒幕側にいる生徒もいるのですか?」

西村「うむ。調べてみた結果、2人の生徒が教頭と協力しているだけでなく、外部の人もいるそうだ。」

瑞希「となると、油断はできませんね。」

西村「さらに最悪な事があった。今年の召喚大会の優勝賞品が、なんと黄金の腕輪になってしまった。」

メサイア達「ええええええええええ!!??」

姫柊「お、黄金の腕輪が優勝賞品!?どういう事ですか!?」

学園長「竹原教頭の提案でこうなってしまったんだよ。私は反対したんだが・・・。」

メサイア「こうなった以上は召喚大会に出ないといけないという事か・・・。」

西村「そういう事だ。で、誰と誰が出場するんだ?」

メサイア「この大会は俺が出ます!黄金の腕輪を守る為にも、悪い奴等に負ける訳にはいきません!」

瑞希「だったら私も出ます!」

学園長「なら決定さね。必ず優勝しておくれよ。」

メサイア・瑞希「はっ!」

Sクラス

煌坂「よく決意したわね、2人共。」

メサイア「ああ、黄金の腕輪が関わった以上、放っておくわけにはいかないからな。」

瑞希「そうですね。あと召喚大会は初日から開催されますが、私達は2日目の4回戦からの参戦となりました。」

メサイア「つまりシード枠としての出場という事か。こっちのステージ発表は1日目だからな。」

ロスヴァイセ「その分、ステージに集中できますね。」

メサイア「そうだな。よし、練習に戻るぞ!」

ルティナ達「はい!」

そして清涼祭が始まり、メサイア達のライブが幕を開けた!

ワアアアアアア

小萌「本日はお集まりいただきありがとうございます!司会の月詠小萌です!よろしくお願いします!」

ワアアアアアア

小萌「ありがとうございます!それでは、Sクラスのライブの始まりです!トップバッター、お願いします!」

ドドーン

リアス「さあ、皆!行くわよ!」

朱乃、アーシア、小猫、ゼノヴィア、イリナ、ギャスパー、ロスヴァイセ「おう!」

BGM:方程式は答えない

メサイア「ついに始まったか。それにしてもリアス先輩達のダンスは見事だな・・・。」

あかね「ええ・・・。けど、次は私達の番ですからね・・・。何だか不安になってきたな・・・。」モジモジ

わかば「大丈夫よ。ここまで来た以上、やるしかないんだから。」

ひまわり「そうそう。普段通りにやれば大丈夫だから。」

あおい「2人の言う通りよ。私も不安だけど、皆がいるから大丈夫!」

れい「そうね。私達のライブで会場を盛り上がらせましょう!」

あかね「皆・・・、うん!」

メサイア「さっ、準備をしてくれ。」

あかね「よし!皆、行くよ!」

あおい、れい、ひまわり、わかば「おう!!」

ワアアアアアアア

小萌「はい!チームリアスでした!次はチームビビッドです!」

ドドーン

あかね「皆さん、今日は来てくれてありがとうございます!ビビッドライブ!スタート!!!」

ワアアアアアアアア

BGM:Vivid Shining Sky

ゼノヴィア「おお!ビビッドチームもなかなかやるな!」

ギャスパー「僕達に負けないくらいすごいです!」

ルティナ「だったら私達も本気を出さないとね!」

メサイア「そうだな。あとサプライズゲストも用意してあるぜ。」

ユノ「サプライズゲスト?」

メサイア「それは見てのお楽しみさ。」ニヤッ

小萌「曲もいよいよ終盤です!仕掛けを!」

メサイア「了解!」ポチッ

ドンドーン

ワアアアアアアア

ルティナ「ナイスタイミング!ますます盛り上がっているよ!」

瑞希「大成功です!」

メサイア「ああ!チームルティナ、スタンバイ用意!」

ルティナ「OK!私達のチームも盛り上げよう!」

瑞希、リーンベル、アリシア、リエラ、シャナ、アスナ、ヴィルヘルミナ、ホロ、恵美、大河、サツキ、姫柊、煌坂、ましろ、エリオ「おう!!」

ワアアアアアア

小萌「さあ、お次はチームルティナです!どうぞ!」

ドドーン

ルティナ「皆!ライブはまだまだこれからだよ!どんどん盛り上げちゃおー!!」

イエーッ!

BGM:ギミー!レボリューション

メサイア「ルティナもやるな。彼女もアイドルに向いているんじゃないのか?」

れい「そうかも知れませんね。で、次は?」

めだか「私達だ。」コツコツ

メサイア「めだかちゃん達か。後半の始まりから始まるが、緊張はしていないか?」

めだか「大丈夫だ。どんなライブも全力で盛り上げてみせる。」

メサイア「なら大丈夫そうだな。頼んだぞ。」

めだか「任せとけ!」グッ

ワアアアアアアア

小萌「いよいよ後半に入りました!後半のトップバッターはチームめだかです!」

ドドーン

めだか「全員スタンバイ!」

バッ

めだか「さあ、行くぞ!」

ステラ、ユリス、桜花、ひより、インデックス、神裂、さくら、エリカ、ジェミニ「おう!!」

BGM:お花畑に連れてって

ニャル子「おお!めだかちゃんもなかなかやりますね!」

クー子「ニャル子、私達も負けてはいられない。」

クー音「そうそう。せっかく後半に突入したんだし、やるからには楽しまないとね!」

ハス太「うん!」

ニャル子「そうですね!で、準備はできましたか?」

ナナ「もちろん大丈夫だよ!」

シエル「まさか全員のステージの衣装が戦闘衣装と私服だとは驚きましたね。」

アリサ「でも、コストが減っただけでもいいとしましょう。」

シエル「そうですね。」

ニャル子「それじゃ、スタンバイ用意!」

クー子、ハス太、クー音、瞳、獲座、初、アリサ、シエル、ナナ「了解!」

ワアアアアアア

小萌「お次はチームニャル子です!どうぞ!」

ドドーン

ニャル子「さあ、盛り上げていっきましょー!」

イェーッ!

BGM:太陽曰く燃えよカオス

メサイア「よし!だいぶ盛り上がっているな。次は俺達だが、サプライズゲストも一緒に登場させるか!」

ルティナ「おお!サプライズゲストをここで出すんだね!」

メサイア「その通り!カモン!」

ザッザッ

祐斗「このメンバー・・・、まさか!?」

メサイア「その通り!『ご注文はうさぎですか?』より、ココア、チノ、リゼ、千夜、シャロの5人だ!」

オオーッ

サツキ「これもユノさんが?」

ビッグダディ「俺が頼んでおいた。ラビットハウスのメンバーとは交流を深めているからな。」

メサイア「そうだったんだ・・・。」

ココア「あの、本日はよろしくお願いします!」

メサイア「こちらこそ。よし!スタンバイに入るぞ!」

ザッザッ

ワアアアアアアア

小萌「さあ、ライブもいよいよ終盤!次はチームメサイアの登場ですが、なんと特別ゲストも来ています!」

ザワザワザワザワ

小萌「では、どうぞ!」

ドンドーン

メサイア「皆!今日は俺達のライブに来てくれてありがとう!ここで本日駆けつけてくれたスペシャルゲストを紹介するぜ!祐斗!」

祐斗「OK!まずは2曲目で活躍したビビッドチーム!」

ワアアアアアアア

あかね「どうもー!」

祐斗「そして、今から始める曲で共演してくれる、葦原ユノさんとごちウサのメンバーです!」

ワアアアアアアア

ユノ「今日はよろしくお願いします!」

ココア「どうもー!」

メサイア「それでは、6曲目の始まりだ!全員準備はいいか?」

エリエル「OK!」

フレア「ココアちゃん達も大丈夫?」

ココア「もちろんです!」

メサイア「それでは、スタート!」

BGM:777 ~We can sing a song!~

ルティナ「相棒、やるー!」

瑞希「かっこいいです!」

キャアアアアアア

サツキ「女子からの人気が高いですね。」

ヴィルヘルミナ「まあ、メサイアと祐斗は女子生徒達から人気がありますからね。」

あかね「そ、そうなんですか・・・。」

れい「曲もいよいよ終盤。すぐに仕掛けをお願いします。」

瑞希「任せてください!」

ポチッ、ウィーン

瑞希「発射!」

ヒュンヒュン、ドドドーン

ウオオオオオオオオ

あおい「大成功です!」

クー子「見て。会場全体が盛り上がっている。」

クー音「どうやらライブは大成功のようだね。」

ルティナ「ええ。けど、最後の1曲とアンコールがあるからね。すぐに準備に行こう!」

瑞希達「了解!」

ワアアアアアア

メサイア「最後は全員で締めくくりたいと思います!もちろん先生も!」

小萌「ええっ!?私もですか!?」

ルティナ「そうですよ。こうなった以上はやるしかありませんから。」

瑞希「みなさんも見たいですかー?」

ミタイー!ガンバレコモエセンセイー!

小萌「ええーっ!?」

インデックス「で、どうするの?」

小萌「分かりました!私も踊りましょう!」

ワアアアアアアア

メサイア「そうこなくっちゃ!それでは、最後の曲は勇気100%だ!皆、行くぞ!」

瑞希達「おーっ!」

BGM:勇気100%

メサイア「がっかりして♪メソメソして♪どうしたんだい♪」

祐斗「太陽みたいに笑う♪君はどこだい♪」

瑞希達「WOW,WOW!」

メサイア・祐斗「やりたい事♪やったもん勝ち♪青春なら♪」

土管くん「辛い時はいつだって♪傍にーいるーからー♪」

瑞希・ルティナ「夢はー♪でかくなけりゃ♪つーまーらないだろー♪」

ユノ「胸を叩いてぼーうーけんーしーよー♪」

ニャル子達「HEY,HEY!」

メサイア達「そうさ♪100パーセント勇気ー♪もう頑張るしーかないさー♪この世界中の元気♪抱きしめながーらー♪」

生徒達「HEY,HEY!」

メサイア達「そうさ♪100パーセント勇気ー♪もうやり切るしーかないさー♪僕たーちが持てる輝き♪えいえーんに♪、わ、す、れ、な、いでねー♪」

ワアアアアアア

明久「すごい!こんなライブを聞いたのは初めてだ!」

美波「会場のボルテージがどんどん盛り上がっていくわ!このまま最後まで頑張って!」

ビッグダディ「ぶつかったり♪傷ついたり♪すればいいさ♪」

アリサ「HEARTが燃えているなら♪後悔しない♪」

ナナ達「WOW,WOW!」

小萌「じっとしてちゃ♪始まらない♪このときめき♪」

めだか「君と追いかけてゆける♪風がー好きーだろー♪」

リーンベル「昨日ー♪飛べなかった♪そーらーがあるならー♪」

シャナ「今あるチャンスつーかーんでーみーようー♪」

アスナ達「HEY,HEY!」

メサイア達「そうさ♪100パーセント勇気ー♪さあ飛び込むしーかないさー♪まだ涙だけで終わる♪時じゃないだーろー♪」

生徒達「HEY,HEY!」

メサイア達「そうさ♪100パーセント勇気ー♪もう振り向いちゃーいけないー♪僕たーちは僕達らしく♪どこまーても♪、駆、け、て、い、くーのさー♪」

ワアアアアアア

メサイア「よし!ここで手拍子だ!行くぞ!1、2、3、ハイ!」

ヘイ!ヘイ!ヘイ!ヘイ!ヘイ!ヘイ!ヘイ!ヘイ!

ワアアアアアアアア

フレア「たとえー♪寂しすーぎる♪よーるーが来たってー♪」

エリエル「新しい朝かーなーらずーくーるさー♪」

メサイア「WO-W,WOW-!」

瑞希達「HEY,HEY!」

ドンドーン

メサイア達「そうさ♪100パーセント勇気ー♪もう頑張るしーかないさー♪この世界中の元気♪抱きしめながーらー♪」

生徒達「HEY,HEY!」

メサイア達「そうさ♪100パーセント勇気ー♪もうやり切るしーかないさー♪僕たーちが持てる輝き♪えいえーんに♪、わ、す、れ、な、いでねー♪」

メサイア達「HEY,HEY,HEY!」

ワアアアアアアア

メサイア「皆!ありがとう!」

ワアアアアアアア

アンコール!アンコール!アンコール!アンコール!

メサイア「よし!それじゃ、ご期待に応えて・・・。アンコールに行ってみよー!」

ワアアアアアア

メサイア「では、さくら!」

さくら「はい!アンコールの曲はサクラ大戦シリーズより、『笑って、笑って』です。それでは、行きます!」

BGM:笑って、笑って

そしてアンコールも終わり、メサイア達のライブは無事に終了したのだった。

Sクラス

メサイア「ライブお疲れ様!乾杯!」

瑞希達「乾杯!」

ワイワイガヤガヤ

メサイア「ふーっ。ライブが無事に終わって良かったぜ・・・。」

瑞希「しかも大盛り上がりでしたね。観客も喜んでいましたよ。」

ルティナ「そうだね。そして残るは召喚大会。ここまで来たからには絶対に優勝してね!」

リーンベル「黄金の腕輪を他の人に渡さないためにも!」

メサイア「もちろんだ!学園を守る為にも必ず優勝してみせる!」

瑞希「もちろんです!頑張りましょう、メサイア君!」

メサイア「ああ!」

続く

次回予告

メサイア「あのライブから翌日、召喚大会の4回戦が幕を開けた。」

瑞希「私とメサイア君は破竹の勢いで敵を倒し続け、ついに決勝まで来ちゃいました!」

ルティナ「決勝の相手は教頭側が送り込んだ刺客よ!気を付けて!」

メサイア「分かった!全力で叩きのめしてやるぜ!」

リーンベル「そして決勝が終わった後、事件が起きた。」

葉月「大変ですー!お姉ちゃん達が外部の人間にさらわれちゃいましたー!」

メサイア「ええええええええ!!!???」

ドライグ「次回、『黄金の腕輪、発動!』。よろしくな!」

清涼祭2日目

ワアアアアアア

リーンベル「いよいよあなた達の初戦ね。頑張って!」

メサイア「ああ!絶対に勝ちに行くぜ!」

コツコツ

『では、4回戦第1試合を行います!メサイア&姫路VS菊川&立山!』

ザッ

メサイア「相手は1年生。全力で行くぞ!」

瑞希「はい!」

メサイア・瑞希「試験召喚(サモン)!」

パアアアアアア

第10話 黄金の腕輪、発動!

古典
メサイア:450点
瑞希:399点
菊川:240点
立山:300点

メサイア「はい、ビンゴ。」

バキィィィィィィ

『勝負あり!勝者、メサイア&姫路!!』

ワアアアアア

メサイア「よし!準々決勝進出だ!」

瑞希「やりました!」Vサイン

Fクラス

明久「へー。メサイア達も残っているんだ。」

メサイア「まあな。そっちはどうだ?」

美波「ウチ等も残っているよ。あと準々決勝の組み合わせが決まったけど・・・。」

メサイア「どれどれ?」

組み合わせ
メサイア&姫路VS康太&愛子
吉井&島田VS根本&小山
坂本&霧島VS徳田&月川
秀吉&優子VS常村&夏川

メサイア「なるほど。まさかムッツリーニと準々決勝で当たるとはな・・・。」

康太「そうだな。けど、俺も負ける訳にはいかない。ムッツリ商会の名に懸けて。」

メサイア「俺も同じだ!やるからには全力で勝負しようぜ!」

康太「望むところだ。」

ルティナ「けど、秀吉と優子の相手って3年だよね。大丈夫なの?」

秀吉「大丈夫じゃ。全力で立ち向かう。それだけじゃからな。」

優子「そういう事。」

メサイア「なら大丈夫そうだな。」

雄二「で、何にするんだ?」

メサイア「そうだな・・・。じゃあ、この飲茶セットで。」

雄二「あいよ!」

召喚大会会場

ワアアアアア

康太「この時が来たか・・・。絶対に勝つ!」

メサイア「望むところだ!」

ウィーン

保健体育
メサイア:650点
瑞希:500点
康太:599点
愛子:450点

メサイア「勝負は互角だな。さあ、行くぜ!」

バッ

康太「加速!」

ギュイーン

メサイア「見切った!」

康太「何!?」

ズバアアアアア

康太「ば、バカな・・・。」

メサイア「まずは一人。」

瑞希「やりますね!では、私も!」

愛子「させるか!」バッ

ズバアアアア

瑞希「勝負ありです!」

愛子「そんな・・・。」

ビーッ

メサイア「準決勝進出っと!ムッツリーニ、また勝負しようぜ!」

康太「・・・ああ。」

ガシッ

Sクラス

メサイア「ふう・・・。とりあえずは勝利したな。さて、他の皆はどうなっているのかな?」

タタタタタ

メサイア「おっ、アスナじゃないか。どうした?」

アスナ「準々決勝が終わったわ。これを見て!」

ウィーン

○吉井&島田VS×根本&小山
○坂本&霧島VS×徳田&月川
×秀吉&優子VS○常村&夏川

メサイア「まさか秀吉と優子のペアが敗れるとは・・・。常村と夏川のペアの学年は?」

アスナ「3年生よ。」

メサイア「そうか・・・。この大会は大波乱となりそうだぜ・・・。」

その後、メサイアと瑞希は準決勝も勝利し、いよいよ決勝戦に突入したのだ。

ワーワー

ルティナ「決勝の相手は教頭側が送り込んだ刺客よ!気を付けて!」

メサイア「分かった!全力で叩きのめしてやるぜ!」

翔子「私と雄二はあのペアに敗れたわ。仇を取って。」

瑞希「任せてください!」

メサイア「さあ、行くぜ!」

コツコツ

ワアアアアアア

『さあ、いよいよ決勝戦です!果たして勝つのはどのペアなのか!?』

メサイア「あなた達が常夏コンビですね。では、一つ聞きたい事がありますが・・・。」

夏川「ん?」

メサイア「噂には聞きましたが、教頭先生に協力しているそうですね。なぜそのような事を?」

夏川「事情は理解しているようだな。進学だよ。」

瑞希「進学!?」

夏川「うまくやれば推薦状を書いてくれるらしい。そうすりゃ受験勉強はおさらばよ。」

常村「俺も同じだ。」

メサイア「そうですか・・・。だったら全力で立ち向かいます!」

夏川「いい度胸だな。さあ、戦闘開始だ!」

メサイア「おう!!」

メサイア・瑞希・夏川・常村「試験召喚(サモン)!」

パアアアアアア

教科:世界史
メサイア:500点
瑞希:450点
夏川:340点
常村:400点

夏川「げっ!500点だと!?」

メサイア「言い忘れましたが・・・、俺は世界史が得意ですからね!」

常村「くっ!迂闊だったか・・・!」

メサイア「今更気づいても遅いです!ライジングブレイド!」

ズバアアアアア

夏川「しまった・・・!」

ドシャアアアア

常村「夏川!」

瑞希「止めは私が行きます!マジックブレイド!」

ズバアアアアア

常村「そんな・・・、バカな・・・。」

ドシャアアア

カンカンカンカーン

メサイア「ようやく・・・、終わったか・・・。」

『勝負あり!優勝はメサイア&姫路ペアー!!』

姫路「うふふ・・・。」ニコッ

メサイア「へへ・・・。」

Sクラス

メサイア「やっと終わったか・・・。くたびれたぜ・・・。」

リーンベル「でも、黄金の腕輪を守り切っただけでも良かったじゃない。」

メサイア「そうだな・・・。」

タタタタタ、ガラッ

メサイア「ありゃ、葉月じゃないか。どうした?」

葉月「大変ですー!お姉ちゃん達が外部の人間にさらわれちゃいましたー!」

メサイア達「ええええええええ!!!???」

ひより「外部の人間って、もしかして教頭側が送り込んだ刺客なんじゃ・・・。」

メサイア「で、さらわれている場所は?」

葉月「案内します!」

体育館倉庫前

メサイア「あの中にいるのか?」

葉月「はい。見張りが2人います。」

メサイア「中にいる外部の人間は4人だな。さて、どうやるか・・・。」

めだか「ここは私に任せろ!」ダッ

ひより「めだかちゃん!」

めだか「黒神ファントム!」ダッ

ドゴオオオオ

葉月「見張りが倒れました!」

メサイア「よし!突撃だ!」

バターン

メサイア「大丈夫か!?」

明久「メサイア!それに皆まで!」

葉月「お姉ちゃん!」

美波「葉月!」

ヤスオ「チッ!Sクラスの奴等か!」

タダオ「もう少しのところだったのに!」

メサイア「今すぐ人質を解放しろ!」

ヤスオ「返すならその黄金の腕輪を渡してもらおうか。」

メサイア「奴等の目的は黄金の腕輪か・・・。だったら装着して試してみるか!」

ガシャン

秀吉「装着したそ!」

ピカアアアアアアア

ルティナ「黄金の腕輪が光りだした!という事は・・・!」

パアアアアアアア

メサイア「腕輪から金色の大剣が出た・・・!これってもしや!?」

西村「そう。黄金の腕輪の能力を発動できたという証拠だ。」

メサイア「西村先生!」

雄二「鉄人!」

瑞希「どういう事ですか?」

西村「黄金の腕輪についての新たな情報を伝えようと思ったが、まさかこのような展開になるとはな。」

ルティナ「で、新たな情報とは?」

西村「黄金の腕輪の能力を発動できる者が分かった。心優しき白きロボットと。」

メサイア「それって・・・、もしや!?」

西村「その通り。黄金の腕輪の能力を発動できるのは・・・、メサイア。お前しかいないという事だ。」

メサイア「・・・!!」

タダオ「まさかお前が黄金の腕輪の能力を発動するとはな・・・。だったら破壊してやる!」

メサイア「だったらお前達を始末するのみだ!モードチェンジ、ウィップ!」

パアアアアアア

BGM:Vivid Shining Sky

メサイア「ウィップラッシュ!」

ビシバシビシバシ

ヤスオ・タダオ「いだだだだだ!!」

瑞希「今がチャンスです!ファイアスラッシュ!」

ズバアアアア

ヤスオ「あぢぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」

スパパパパパ

葉月「お姉ちゃん、大丈夫!?」

美波「ありがとう、葉月!」

メサイア「モードチェンジ、ナックル!」

パアアアアア

メサイア「ブレイクラッシュ!」

ドガガガガガガ

メサイア「オラァッ!」

ドゴーン

メサイア「外部の敵は始末した。あとは・・・。」

あかね「あっ、あれ!」

ドドーン

れい「あれは常夏コンビ!放送室の機材を使ってとんでもない事をするつもりよ!」

メサイア「桜花!」

桜花「任せろ!」ジャキッ

ドギューン、ドゴーン

ひまわり「破壊を確認!」

メサイア「よし!常夏コンビをひっ捕らえろ!」

西村「教頭の方は俺が何とかする。あと生徒を貸してくれ。」

メサイア「分かりました!リーンベル達は西村先生に着いて行ってくれ。」

リーンベル「分かったわ!」

ギュイーン

美波「で、この人達はどうするの?」

翔子「警察に通報しましょう。」ピポパ

タタタタタ

夏川「放送機材が破壊されてしまった・・・。こうなったら教頭先生に・・・!」

スタタタタタ

夏川「な!?」

コツコツ

メサイア「チェックメイトですよ、先輩?」

常村「くっ・・・。無念・・・。」

ガクッ

ルティナ「終わったね。」

メサイア「ああ。あとは・・・。」

ピピピ

メサイア「はい、メサイアですが・・・。」

西村『西村だ。教頭先生を捕える事に成功した。』

メサイア「そうですか。分かりました。」

ピッ

メサイア「任務完了だ!奴等を捕えてすぐに学園長に報告するぞ!」

瑞希達「了解!」

こうして教頭先生の陰謀は潰され、彼は懲戒免職となってしまった。
それと同時に常夏コンビの野望も潰えてしまったのだった・・・。

アンドレアスアジト

ガルヴェディア「そうか。黄金の腕輪はメサイアの手に渡ったのか。」

部下A「いかがいたしますか?」

ガルヴェディア「決まっている。準備ができ次第、文月学園を攻めるのみだ!」

部下B「という事は・・・、全面戦争ですね!」

ガルヴェディア「その通りだ。すぐに準備しろ!」

部下達「はっ!」

数日後、屋上

メサイア「教頭先生、懲戒免職となったようだな。」

瑞希「ええ。それによって学園長の失脚は免れましたね。」

メサイア「ああ。けど、黄金の腕輪は俺の手に渡ってしまったな。」

瑞希「そうですね。でも、メサイア君は私が守ります!だってあなたは私の大切な人ですから!」

メサイア「ありがとう、瑞希。」

BGM:恋のスクランブルエッグ

メサイア「あれ?何だこの曲は?」

瑞希「私の魔術で流しました。では、早速踊りましょう?」

メサイア「ああ・・・。」

~♪

瑞希「ここで私をターンさせてください。」

メサイア「ああ。」

バタン

ルティナ「ヤッホー、相・・・、棒?」

瑞希「あっ、ルティナちゃん。」

メサイア「ゲッ!」

ルティナ「相棒・・・。いったい何をしているのかな?かな?」

メサイア「お、おい!何を考えているんだ!?少しは落ち着け!」

ルティナ「うおおおおおおお!!」ドドドドド

メサイア「ひええええええええ!!」ドギューン

リーンベル「あらら・・・。やっぱりこうなってしまったわね・・・。」

瑞希「ちょっと残念だけど・・・、まっ、いっか。」テヘペロ

フレア・エリエル「ハァ・・・。」

ルティナ「覚悟しなさい!ぽんけん!」

バキィィィィィ

メサイア「もうこんな展開はこりごりだぁぁぁぁぁぁ!!」

続く

次回予告

メサイア「ええっ!?明久のお姉さんが帰ってきた!?」

明久「そうなんだよ・・・。アメリカで暮らしていたんだけど、僕の暮らしぶりが気になって一時戻ってきたんだ・・・。」

明久「しかも約束が守られていなければ、一人暮らしを止めさせられるんだ・・・。」

メサイア「その約束は?」

明久「ゲームは1日30分と不純異性交遊の全面禁止。」

メサイア「こりゃアウトだな・・・。」

ひより「次回、『明久の姉がやってきた!』。お楽しみに!」

明久の家

明久「ふう・・・。今日はこのくらいかな・・・。」

ピンポーン

明久「はーい。」

ガチャッ

明久「えっ!?姉・・・、さん・・・・?」

「久しぶりですね。アキくん。」

ドドーン

明久「って、なんでバスロープ姿なのさ―――――――――ッ!?」

第11話 明久の姉がやってきた!

Sクラス

キュッキュッ

メサイア「うん!武器の手入れはこのくらいだな!」

ギイイ

メサイア「あれ?明久じゃないか。どうした?」

明久「た、助けてくれ・・・。」

瑞希「いったい何があったのですか?」

明久「じ、実は・・・。」

メサイア達「ええっ!?明久(君)のお姉さんが帰ってきた!?」

明久「そうなんだよ・・・。アメリカで暮らしていたんだけど、僕の暮らしぶりが気になって一時戻ってきたんだ・・・。」

ルティナ「そ、そうなんだ・・・。連絡はあったの?」

明久「なかったよ・・・。それと同時に一人暮らし続行の可否を決定する評価もし始めたんだ。しかも2つの約束を守らなければ減点となるからね・・・。」

ひより「その約束は?」

明久「ゲームは1日30分と不純異性交遊の全面禁止。」

メサイア「厳しいけど、明久は美波と付き合っているんだよね。もしそれがお姉さんにばれたら?」

明久「減点100だよ・・・。」

メサイア「うわ・・・。」

瑞希「点数をプラスするには?」

明久「規則正しい生活や良好な学習成績を提示して判断されるんだ。さらに振り分け試験の成績と今度の期末試験の成績の差を、評価の対象として考慮する事になっているんだ。」

メサイア「そういう事か。この事については俺達に任せな!」

明久「何かいい方法があるのか!?」

メサイア「お前の学力を上げるために、徹底的に鍛え上げるのさ!さあ、覚悟はいいかな?」バキボキ

明久「ひえええええええええ!!」

瑞希「明久君には悪いけど・・・。」

ルティナ「一人暮らしを続行させるにはそうするしかないよね・・・。」

リーンベル「ええ・・・。」

明久の家

メサイア「というわけで!俺、フレア姉、エリエル姉、土管くん、瑞希、ルティナ、リーンベルの7人で学力を鍛え上げるからな!」

明久「よ、よろしくお願いします・・・。」

メサイア「あと助っ人として美波、雄二、ムッツリーニ、秀吉も連れてきたぞ。」

明久「ど、どうも・・・。」

玲「わざわざありがとうございます。アキ君の勉強を見てくれて。」

メサイア「気にしないでください。では、まずは英語だ。」

カリカリカリカリ

明久(うう・・・。結構辛い・・・。でも、一人暮らしをするためならどんな事でも耐えきってみせる!絶対にだ!)カリカリ

玲「・・・。」

フレア(あれ?あの人、何処かで見た事があるような・・・。)ヒソヒソ

エリエル(さあ・・・。)ヒソヒソ

そして、期末テストの日がやってきた。

Sクラス

メサイア「俺達は期末テストは受けなくていいけど、明久がどのような結果を出すか気になるな。」

リアス「ある程度は教えたし、あとは結果だけね。」

朱乃「ええ。で、私達はどうしますか?」

メサイア「そうだな。アンドレアス対策の作戦会議でも開くか!」

瑞希達「賛成!」

ワイワイガヤガヤ

そして2日後

メサイア「で、結果は?」

明久「なんとか振り分け試験の総合成績よりいい点は取ったけどね・・・。」

メサイア「これで一人暮らしの存続は大丈夫かもな。」

明久「ハハハ・・・。」

ウーウー

明久「この警報・・・。どうやらただ事ではないね。」

メサイア「ああ。すぐに行ってくる!」

タタタタタ

明久「そう言えば、この警報を聞くのも久々だな・・・。」

雄二「しみじみ思い出している場合か!すぐに戦いを見に行くぞ!」

明久「おっと!そうだった!」

校庭

バオーン

「俺の名は猛獣使いのビーストだ!黄金の腕輪を渡さなければ、この学園をぶち壊すぞ!」

メサイア「そいつはできない相談だな・・・。」

ビースト「な!?」

スタタタタタ

メサイア「学園を狙う悪い奴等よ。これ以上好き勝手に暴れるのはここまでだ!」

瑞希「その悪行、私達が断罪します!」

バッ

メサイア「我等、文月学園Sクラス!」

メサイア達「只今見参!」ビシッ

ドドーン

ビースト「ついに来たか、Sクラス!さっさと黄金の腕輪を渡せ!」

メサイア「嫌だと言ったら?」

ビースト「殺すのみだ!やれー!」

ガオオオオオオ

アーシア「ここは私に任せてください!」バッ

メサイア「頼んだぞ!」

アーシア「えい!」バシャアアア

ピチャピチャピチャ

ギャオオオオオ

ハス太「ライオンが悲鳴を上げた!?」

アーシア「ライオンは猫舌ですからね。舌にお湯をかけちゃいました。」

ビースト「ならコブラだ!」

ニョロニョロニョロ

朱乃「ここは私に任せてください!」

ピーヒャラピーヒャラピーヒャララ

ビッグダディ「コブラが笛の音に合わせて踊りだしたな。」

ビースト「なら象よ!」

パオオオオオオ

土管くん「ここは僕に任せて!」

ガシッ

土管くん「よいしょ!」バッ

クルクルクルクル

オオーッ

フレア「す、すごいわね・・・。」

エリエル「普通はできないよね・・・。」

メサイア「あ、ああ・・・。」

神裂「これで残るはあなたのみです。さあ、覚悟はできていますか?」

ビースト「おっと!まだ切り札の3匹が残っているぜ!」

メサイア「切り札だと!?」

ガシシッ

メサイア「へ?」

ババーン

ビースト「どうだ!人気者のパンダとコアラじゃ手が出せないだろ!」ガハハハ

優子「あら、可愛いコアラね。」

翔子「そっちのパンダも何だかいいかも。」

メサイア「うわ・・・。次々とギャラリーが集まってくる・・・。」

瑞希「パンダ可愛いですね。」

メサイア「瑞希まで・・・。」ガーン

ビースト「そして止めはサイの角突きでジ・エンドだ。」

メサイア「くっ・・・!さすがにまずいな・・・。」

ビースト「さあ、サイよ!」

玲「起きなさい、起きなさい、起きなさい。」

パンパン

パチチチチ

ビースト「な!?動物達が目を覚ました!?」

玲「やはり様子がおかしいと思ったら・・・、こういう事だったのですね。」コツコツ

明久「ね、姉さん!?」

ビースト「き、貴様はもしや・・・!」

フレア「思い出したわ。かつて多くのダーカーをなぎ倒し、蒼炎の騎士と呼ばれた元アークス。吉井玲!」

明久「ええええええええ!?姉さん、元アークスだったの!?」

玲「ええ。隠していてすみません。」

明久「いや、別にいいんだけど・・・。」

ゾロゾロ

瑞希「でも、どうやって動物達の催眠を解いたのですか?」

玲「動物達の催眠を解く呪文について調べてみました。その結果、「起きなさい、起きなさい、起きなさい。」と言った後、手を二回叩く事で元に戻ると判明しました。」

ルティナ「そ、そうでしたか・・・。」

小猫「あっ、動物達がビーストに襲い掛かりました。」

ドドドドド

ビースト「ひえええええええ!!」

ドガッバキッドゴッスパコーン

ビースト「うわあああああ!!」ヒュルルルル

キラーン

メサイア「ふう・・・。玲さんがいなかったらどうなるかと思いました。ありがとうございます!」

玲「どういたしまして。で、アキ君?テストの結果は?」

明久「これだよ。」スッ

玲「1200点。よく頑張りましたね。合格です!」

明久「よっしゃ!これで一人暮らしが続けられる!」

玲「ですが、私も一緒にいる事になりました。」

明久「ええっ!?どういう事!?」

玲「では、説明しましょう。あれは昨日の事でした・・・。」

回想、公園

玲「ハァ・・・。アキくんが期末テストで高得点を取ったら、私はアメリカに帰らなければならない。そうなったら・・・。」

フレア「寂しいという事ですね。」

玲「!?フレアさん、エリエルさん!今の話を聞いていたのですか!?」

エリエル「はい。聞いていましたが、あなたは明久と一緒に過ごしたいのですか?」

玲「一緒に過ごしたいです!ですが・・・、約束した事は守らなければいけませんし・・・。」

フレア「だったら私達に任せてください。あなたの悩みは私達が解決して見せましょう!」

玲「本当ですか!?」

エリエル「ご心配なく!私がいいアイデアを持っていますので!」

玲「どのようなアイデアですか?」

エリエル「実は・・・。」

回想終了

明久「Sクラスの戦闘教官!?それを頼まれたの!?」

玲「そうです。もちろん学園長からも許可を取りましたので、これからもよろしくお願いしますね。」

明久「フレア!エリエル!」

ドギューン

メサイア「どうやら姉ちゃん達によってやられたようだね・・・。」

明久「そんな・・・。僕の苦労はいったい・・・。」

バターン

美波「アキ!しっかりして!」

メサイア「今後が大変な事になりそうだな・・・。本当にご愁傷様・・・。」

瑞希「あはは・・・。」

続く

次回予告

玲「緊急事態です!アンドレアスが攻めてきました!」

メサイア「ついに本格的に攻め始めたか!迎え撃つぞ!」

瑞希達「了解!」

ガルヴェディア「フン!いくらお前達が束でかかっても、この俺に勝てる事は不可能だ!」

メサイア「それはやってみなければ分からないぜ!全力で叩きのめしてやる!」

フレア「父さんの仇を取る為にも!」

エリエル「ええ!」

アリシア「次回、『アンドレアスとのラストバトル』。お楽しみに!

アンドレアスのアジト

コツコツ

ガルヴェディア「準備はできたか?」

部下A「はい!すべて万端です!」

ガルヴェディア「そうか・・・。」

コツコツ

ガルヴェディア「貴様等。ついにこの時が来た!何としてでも黄金の腕輪を奴等の手から奪い取るぞ!」

ウオオオオオオオオオ

ガルヴェディア「メサイア・・・。この戦いがお前の最期だ・・・。首を洗って待ってろ!フハハハハ!!」

第12話 アンドレアスとのラストバトル

体育館

玲「では、男性を追いつめるやり方について説明しましょう。メサイア君。こちらへ。」

メサイア「はい。」コツコツ

玲「まず、男性を押し倒します。」ドン

メサイア「うわっ!」ドサッ

玲「倒れたと同時に彼に近づき、顔を近づけます。」ズイッ

メサイア「な、何をするんですか!?」

玲「そしてそのまま・・・。」

メサイア「まさか・・・!」

ブチュウウウウウ

瑞希・ルティナ「!?」

メサイア「・・・。」

玲「と、この様にキスで相手を骨抜きにします。さあ、姫路さん、ルティナさんも。」

瑞希・ルティナ「了解!」

廊下

メサイア「うう・・・。酷い目に遭った・・・。」

明久「なんかごめん・・・。うちの姉さんが迷惑をかけちゃって・・・。」

メサイア「別にいいよ・・・。うちの姉貴達もそうだったからな・・・。」

エリエル「悪かったわね!」

フレア「まあまあ。」

ウーウー

メサイア「警報が鳴り響いたか。この警報・・・、どうやらただ事ではないな。」

土管くん「うん・・・。」

玲『緊急事態です!アンドレアスが攻めてきました!』

メサイア「ついに本格的に攻め始めたか!迎え撃つぞ!」

土管達「了解!」

タタタタタ

メサイア「全員いるな。アンドレアスが本格的に攻め込んできた。奴等と戦うのはこれが最後となるだろう。」

瑞希「そうですね。学園を守る為にも全力で戦いましょう!」

メサイア「もちろんだ!出撃ゲートを開けろ!」

ギイイイイイイ

小萌『健闘を祈ります。頑張ってください!』

メサイア「了解!全員、出動だ!」

タタタタタ

校庭

ましろ「まだ来ていないみたいだね。」

メサイア「ああ。もう少しで来るはずだが・・・。」

エリオ「あっ!あれ!」

メサイア達「!?」

ギュイーン

メサイア「ついに来たか・・・。ガルヴェディア!」

スタタタタ

ガルヴェディア「まさかお前とここで決着を着けるとはな・・・。だが、いくらお前達が束でかかっても、この俺に勝てる事は不可能だ!」

メサイア「それはやってみなければ分からないぜ!全力で叩きのめしてやる!」

フレア「その通りよ!父さんの仇を取る為にも!」

エリエル「ええ!皆、行くわよ!」

メサイア「ちょっと!それは俺のセリフだ!」

ガルヴェディア「かかれー!」

ウオオオオオオオ

メサイア「どうやら動き出したようだな。迎え撃て!」

瑞希達「了解!」

ガキンガキンドゴーンドガーン

メサイア「気をつけろ!こいつ等の部下達は今までの敵とは大違いだ!全力で叩きのめせ!」キンキン

瑞希「分かりました!魔術発動、紅蓮の大剣!」

ゴオオオオオ

リブロム『瑞希!ここからが正念場だ!気を引き締めて行け!』

瑞希「はい!」

バッ

瑞希「紅蓮火炎剣!」

ズバアアアアア

瑞希「よし!」

ルティナ「なかなかやるね!なら私も!」

ゴオオオオ

ルティナ「裂空連撃打!」

ドガガガガガガガガガ

ルティナ「ぽんけん!」

ドガアアアアアア、ドシャーン

ルティナ「よっし!」グッ

リーンベル「なら私も!」ジャキッ

リーンベル「エアマシンガン!」ドガガガガ

リアス「そこ!」ズバアアアア

朱乃「はい!」ドガアアアア

アーシア「回復+攻撃力UP!」

パアアアアア

小猫「助かりました。」

ゼノヴィア「敵の数はあとわずか。一気に攻めればこっちの物だ!」

イリナ「OK!」

ドゴーンドゴーン

メサイア「さて、こっちは因縁の決着を着けようぜ。」

ガルヴェディア「いいだろう。来い!」

メサイア「蒼龍連撃斬!」バッ

ガキンガキンガキン

ガルヴェディア「その程度か。なら、今度はこっちの番だ!」

ゴオオオオオ

ガルヴェディア「ダーク・ウェーブ!」ズバアアアア

メサイア「そんな攻撃は効かないぜ!」バッ

ドッゴーン

ガルヴェディア「なかなかやるな。だが、この技はかわしきれまい!」

ダッ

ガルヴェディア「闇の乱れ突き!」ブンブンブン

キンキンキンキン

メサイア「くっ!このままだと持たないな・・・。こうなったら・・・。」

ガルヴェディア「止めだ!」

ブン

ガルヴェディア「な!?消えた!?」

メサイア「そこだ!」

ガルヴェディア「しまった!?」

メサイア「スカイブレードアタック!」

ズバアアアアア

ガルヴェディア「がは・・・!」

ドサッ、スタッ

メサイア「やはりアンタはもう年のようだな。すぐに止めを刺して、親父の元に送り届けてやるぜ!」

ガルヴェディア「くっ・・・、舐めるなァァァァァ!!」

ゴオオオオオ

ましろ「黒い漆黒の翼が生えた!」

エリオ「このままだとまずいよ!」

メサイア「だったら・・・、ドライグ!」

ドライグ「おう!」

ガシャン

メサイア「そのまま一気に攻めていくぜ!」

『Boost!!(ブースト!!)』

ギュイーン

メサイア「龍王螺旋掌!」

ドゴオオオオオ

アリサ「やりましたか!?」

シュウウウウ

ナナ「と、止められた!?」

ガルヴェディア「残念だったな・・・。」

ドガアアアア

メサイア「がはっ・・・!」

シエル「メサイア!」

ズシャアアアアア

ドライグ『こうなったらセイクリッド・ギアを開放するぞ!』

メサイア「そうするしかないみたいだな。行くぜ!」

『Explosion!!(エクスプロージョン!!)』

パアアアアア

メサイア「そしてそのまま最大奥義!」

ガシャンガシャン、ウィーン、ギュオオオオオ

メサイア「ボルテッカ、発射!」

ドゴオオオオオ

ハス太「これでガルヴェディアも・・・。」

シュウウウウウウ

ニャル子「ええっ!?まだ立っている!?」

クー子「けど、ボロボロになっている。」

クー音「あっ、本当だ。」

ガルヴェディア「チッ・・・。ここまで俺をコケにしやがって・・・。絶対に許さねえ!!」

『禁忌解放』

ロスヴァイセ「禁忌解放・・・。まさか!?」

パアアアアアア

メサイア「背中に悪魔の翼が生えており、尻尾がある。さらには3本の角・・・。この姿、まさか!?」

ガルヴェディア「そう、お前達の親父を殺した時の姿だ。しかもこの姿は最強形態の姿なのさ!」

メサイア「そうか・・・。だが、こちらとしては好都合だぜ。」

ガルヴェディア「どういう事だ?」

メサイア「俺はこの姿になるお前と戦う為に、精一杯努力をしてきた。今こそ、その実力を発揮する時だ!」

ガルヴェディア「何!?じゃあ、お前の今の力は全力ではないという事なのか!?」

メサイア「その通りだ!今から俺の最強の姿を見せてやるぜ!」

ボワン

ドライグ「お、おい!俺を元に戻してどうするつもりだ!」

メサイア「今に分かる。青龍化!」

ゴオオオオオ

ガルヴェディア「くっ!」

瑞希「メサイア君の周りに青い竜巻が発生しました!」

ルティナ「相棒・・・。まさか・・・!」

ゴオオオオオオ、パアアアアアア

リーンベル「あれは・・・、青き龍・・・!」

ギャオオオオオオ

ザワザワザワザワ

アリシア「そりゃ驚くのも無理ないよね・・・。」

リエラ「え、ええ・・・。」

ガルヴェディア「これが貴様の最強形態か。どのような実力か見せてもらおうか!」

メサイア「もちろんだ。お前との因縁に決着を着けるためにも、全力で立ち向かう!行くぞ!」

ゴオオオオオオオ

瑞希(頑張ってください、メサイア君・・・。)

因縁の対決は最終局面を迎えた。果たしてメサイアは父親の仇を取り、学園を守り切る事ができるのか!?

続く

次回予告

メサイア「いよいよガルヴェディアとの戦いも最終戦に突入!青き龍の姿で全力で倒す!」

瑞希「頑張ってください、メサイア君!私達はあなたを応援しています!」

ルティナ「相棒ならできるよ!ガルヴェディアも倒せる事も夢じゃない!」

フレア「あなたは私達の最大の希望。勝つ事を信じているわ!」

エリエル「負けたら承知しないからね!」

メサイア「もちろんだ!見せてやるぜ!青き龍の真の力を!」

リエラ「次回、『因縁の決戦、ついに決着!』。お楽しみに!」

文月学園 屋上

ゴオオオオオ

メサイア「さて・・・、始めるとするか。」

ガルヴェディア「来い!」

バッ、ドガガガガガガガ

リアス「ついに激闘が始まったわ!」

小萌「この戦いのどちらかが勝つ事で、学園の運命が決まりますからね・・・。」

インデックス「私達は見守る事しかできないけど、メサイアを応援するんだよ!もちろん精一杯の力で!」

ルティナ「うん!頑張れ、相棒ー!」

瑞希(メサイア君・・・、頑張って・・・!)

ドガガガガガガガ

第13話 因縁の決戦、ついに決着!

バッ

ガルヴェディア「ほう・・・。なかなかやるようだな。なら、ライジングスマッシュ!」

ゴオオオオ

メサイア「おっと!」バッ

ブン

メサイア「ドラゴンスラッシュ!」

ズババババ

メサイア「よし!効いたぞ!」

ガルヴェディア「だが、その程度じゃ俺を倒す事はできないぜ!グランドナックル!」

ドゴオオオ

メサイア「がはっ!」

ズザアアアアア

メサイア「確かに今のは効いたな。だが、俺はそう簡単にくたばるわけにはいかないのでね!」

ブン

メサイア「ドラゴンテイル!」

ドゴオオオオ

ガルヴェディア「ガハァ!」

ズザアアアア

フレア「凄い!あのガルヴェディアを追いつめるなんて!」

エリエル「このまま行けば倒せるかも!」

ガルヴェディア「くそ・・・。俺はあきらめる訳にはいかないんだよ・・・。自らの野望を達成するまでは・・・。」

メサイア「じゃあ、何故このような事を!?」

ガルヴェディア「教えてやるぜ・・・。俺がまだガキの頃の話だ・・・。」

回想

あれは俺が10歳ぐらいの頃だ。俺の住んでいた村は平和だったが、強盗集団の奇襲によって多くの人々が殺された。
さらには俺の家族まで・・・。

ドサアアアアア

ガルヴェディア「父さん!母さん!」

盗賊団A「フハハハハ!弱き者は強き者に裁かれる運命なのさ!」

盗賊団B「よし!さっさと帰るぞ!」

ガルヴェディア「そうか・・・。それがお前達のやり方か・・・。」

盗賊団C「あん?」

ガルヴェディア「だったら俺は自らのやり方で、この世界を支配してやる!その為にはどのような事をしても構わない!」

ゴオオオオオオ

ガルヴェディア「覚悟しやがれ!」バッ

ズバアアアアアアア

回想終了

メサイア「その出来事があったからこそ、今のお前がいるという事か・・・。」

ガルヴェディア「その通りだ・・・。お前も俺に親父を殺されて、世界を支配しようと思っているだろ?」

メサイア「いや、そんな事は思っていなかった。」

ガルヴェディア「何だと!?」

メサイア「親父は俺達にいつも教えてくれた。『力は人を傷つける物ではない。弱者だけでなく、大切な仲間を守る為こそ、真の力だ。』と。」

メサイア「もしそれを教えられていなかったら、今頃お前みたいになっていただろうな。」

ガルヴェディア「貴様・・・!」

ドライグ「相棒!すぐに止めを刺せ!」

メサイア「言われなくてもそのつもりだ!」バッ

ドガッバキッドゴッ

ガルヴェディア「ぐは・・・!」

メサイア「さあ、これでフィナーレだ!」

ゴオオオオオオオ

ガルヴェディア「こ、この俺が・・・、こんな奴にやられるなんて・・・!」

メサイア「蒼龍破壊光線!」

ドゴオオオオオオ

ガルヴェディア「ぐわあああああああ!!」

ドッゴーン

土管くん「終わったの!?」

瑞希「・・・。」

シュウウウウウウ

メサイア「親父、仇は取ったぜ・・・!」

バッ

ルティナ「相棒!という事は・・・!」

メサイア「勝ったぜ!」ニカッ

ワアアアアアアア

パアアアアア

フレア・エリエル「メサイア!」

メサイア「フレア姉!エリエル姉!」

フレア「終わったのね・・・!私達の長き戦いが・・・!」

メサイア「ああ。仇を取る事に成功したぜ!」

エリエル「お父さん、喜んでいるのかな?」

メサイア「きっと喜んでいると思うぜ。青空の向こうで・・・。」

ルティナ「相棒!」ギュッ

メサイア「ルティナ!」

ルティナ「すっごくかっこ良かったよ!今までの中で最高だった!」

メサイア「ありがとな、ルティナ。」ナデナデ

コツコツ

メサイア「瑞希。」

瑞希「お疲れ様です、メサイア君!」ニコッ

メサイア「ああ、ありがとな!」ニカッ

小萌「さっ、皆さん。Sクラスに戻りましょう!」

メサイア達「はい!」

タタタタタ

西村「よくやったぞ、メサイア。お前のおかげで学園を守る事ができた。本当にありがとう。」

学園長「メサイアは私達の誇り、いや、文月学園の英雄さね。」

西村「そうですな。」

廊下

雄二「やっぱりSクラスは凄いな。俺達も負けない様に頑張らないとな!」

明久「そうだね、雄二。さっ、僕達も試召戦争に向けて準備しないと!」

美波「そうね。今度こそ備品をより良い物に変える為にも!」

タタタタタ

こうしてガルヴェディアの死によってアンドレアスは滅亡。文月学園に平和が訪れた・・・だが、一方では新たな敵が動き出そうとしていた。

「アンドレアスが滅亡したか。まあ、予想通りだな。」

「ええ。こうなった以上、そろそろ私達も動き出さないとね。」

「ああ、もちろんそのつもりだ。この戦いで因縁をつけてやる、メサイア・・・!」

Sクラスの戦いはまだまだ続く・・・。

続く

おまけ

ユリス「皆、今日はよく集まってくれた。」

メサイア「ユリス。俺達を呼び出した理由は何だ?」

ユリス「よくぞ聞いてくれた。実は明日、私が出演する学戦都市アスタリスクのゲームが発売される事になった!」

オオーッ

ユリス「そのタイトルは、『学戦都市アスタリスクフェスタ 凰華絢爛』だ!」

ステラ「面白そうね。で、どのようなゲームなの?」

ユリス「学戦都市アスタリスクのゲームを体験できるアクションゲームだ。」

土管くん「どのような世界なの?」

ユリス「戦いに勝ち抜くとどんな願いを叶える事ができる『鳳凰星武祭』。私は子供達の為に参加する事になったんだ。」

ステラ「へー。いいところあるじゃない。」

ユリス「アニメ第一期では準々決勝までだったが、このゲームでは決勝戦までいち早く体験できるのだ!」

祐斗「何だか面白そうだね。」

ユリス「さらに最終回で熱戦を繰り広げたイレーネ姉妹はもちろん、アニメ未登場のキャラも出てくるぞ!」

神裂「どのような人達が出てくるのか楽しみですね。」

メサイア「ああ。奴等と戦うのが楽しみだぜ!」

ユリス「さらにプレイヤーキャラは私だけでなく、綾斗、紗夜、クローディア、綺凛、シルヴィアなどのメインキャラや、レスターなどのサブキャラも登場するぞ!」

ユリス「さらにヒロインとのオリジナルストーリーも用意されているのも忘れずに。」

瑞希「メモしておきましょう。」

ユリス「そして止めは、なんと自分自身が作成したオリジナルキャラで物語を楽しむ事ができるぞ!」

オオーッ

メサイア「これを聞いたら黙っちゃいられないぜ!俺は絶対に買うぞ!」

ユリス「おお!さすがはメサイア!では、お前に質問する。5人のヒロインの内、誰をパートナーにするのだ?」

メサイア「決まっているだろ?俺は断然ユリスだ。同じクラスメイトなのはもちろん、アスタリスクのキャラでは一番好きなキャラだからな!」

ユリス「そ、そうか・・・。そう言われると照れるな・・・。」モジモジ

ガシッ

メサイア「あ。」

瑞希「メサイア君?私達がいる事を忘れずに。」ゴゴゴゴ

ルティナ「相棒?これ以上ライバルを増やしたら困るんだけど・・・。」ゴゴゴゴ

メサイア「その笑顔で俺を睨み付けるのは止めろ!あと黒いオーラを出すな!」

ユリス「気持ちは分かるが落ち着け。以上で説明を終了する!」

ガラッ

紗夜「ここがSクラス・・・。すごいところだね。」

ユリス「沙々宮!どうしてここに!?」

紗夜「それだけじゃない。」

コツコツコツコツ

メサイア「ゲゲーッ!クローディア、綺凛、シルヴィアまで!?どういう事!?」

クローディア「決まっているでしょ?Sクラスに挨拶しに来たの。」

綺凛「すごいところですね・・・。私達のクラスよりも設備がいいです・・・。」

シルヴィア「それにしてもいろんな人達がいるんだね・・・。」

メサイア「まあ、Sクラスはいろんな人達がいるからな。」

クローディア「そうなの。じゃあ、私に実力を見せてもらえないかしら?」

綺凛「私もメサイアさん達と戦ってみたいです!」

シルヴィア「お願いできるかな?」

メサイア「もちろん俺は大丈夫だけど、他の皆は?」

ルティナ「もちろんだよ!私達もあなた達の実力を試してみたいしね。」

紗夜「なら決定。運動場に移動しよう。」

ゾロゾロ

ユリス「という訳で、学戦都市アスタリスクをこれからもよろしく頼む。」

カンカンカンカンカンカンカンカン、カカン

次回予告

メサイア「あの激闘から数日後、俺達Sクラスは臨海学校に行く事になった。」

ルティナ「学園を守り切ったお礼に臨海学校に行けるなんて!やっぱりSクラスに入ってよかった!」

瑞希「私もです!」

メサイア「よし!思いっきり遊びまくるぞ!」

桜花「だがその夜、明久達がいる合宿場所で覗き魔事件が起きてしまった!」

ステラ「学力強化合宿でこのような事が起こるなんて・・・。一体何があったのかしら・・・?」

ユリス「次回、『学力強化合宿での覗き魔騒動!』。よろしく頼む。」

Sクラス

メサイア「臨海学校ですか?」

小萌「ええ。学園長が頑張ってくれたSクラスにお礼をしたいですって。」

オオーッ

メサイア「丁度いい機会だな。他のクラスでは学力強化合宿もあるし。」

桜花「ああ。あとは水着の準備をするだけだな。」

土管くん「僕メサイア兄ちゃんは必要ないけどね・・・。」

祐斗「ロボットだからね・・・。」

ステラ「で、その場所は?」

小萌「確かラグーンリゾートですが・・・。」

フレア「ラグーンリゾートって言ったら有名な場所じゃない!」

エリエル「新しい水着を買わないと!」

小萌「あと臨海学校では4人の転校生も来ますので、これを忘れないように。以上!」

ザワザワザワザワ

ニャル子「4人の転校生か・・・。どのような人なのでしょうか?」

クー子「噂によれば確か星導館学園からだけど・・・。」

ユリス「・・・!?」

ステラ「どうしたの?」

ユリス「い、いや、何でもない・・・。(もしかしたら・・・、まさかな。)」

ステラ「?」

第14話 学力強化合宿での覗き魔騒動!

ラグーンリゾート

メサイア「おお!すごいところじゃないか!」

フレア「コバルトブルーの海に雲一つない青空。」

エリエル「学園長もいい事するじゃない。」

土管くん「そうだね。」

ビッグダディ「ところで転校生の姿がまだ見えないが・・・。」

小萌「そうですね・・・。もう少しで来るはずですが・・・。」

シュルルルル

クー音「あっ!4人の人影が!」

シュタタタタ

ユリス「お、お前等!」

紗夜「久しぶり、ユリス。」

メサイア「知り合いなのか?」

ユリス「ああ。私が星導館学園時代の頃にできた仲間だ。」

「お前がメサイアか。噂は聞いたぜ。」

メサイア「誰だ?」

「俺の名は服部龍牙。服部半蔵の子孫であり、星導館学園では序列2位の成績を持っている。よろしくな!」

メサイア「俺の名はメサイア。アークス『青龍』の隊長を務めている。こちらこそよろしく頼む!」

ガシッ

綺凛「随分仲が良いんですね。」

メサイア「あれ?君は?」

綺凛「あっ、はい!私は刀藤綺凛です!よろしくお願いします!」

龍牙「綺凛は中学一年だが、序列1位の実績を持っている。」

メサイア「す、凄いな・・・。」

綺凛「大した事じゃないですけど・・・。」

クローディア「私はクローディア・エンフィールド。星導館学園で生徒会長を務めていましたわ。」

紗夜「私は沙々宮紗夜。どうぞよろしく。」

メサイア「こ、こちらこそ・・・。」

小萌「さて、自己紹介も終わりましたし、荷物を置いて水着に着替えてください!一旦集合した後、自由時間に入ります!」

メサイア達「了解!」

ドギュン

龍牙「行動が素早いな・・・。」

メサイア「まあ、Sクラスはこうだからな・・・。」

そして・・・、自由時間が始まった。

メサイア「ふう・・・。たまにはこういう休息も悪くないな。」

ルティナ「このところ、ずっと戦いっぱなしだったからね。」

瑞希「ええ。」

ザッザッ

メサイア「ん?」

龍牙「砂風呂はこれでいいか?」

ユリス「うむ。中々手際がいいな。」

メサイア「龍牙も大変だな。」

龍牙「まあ、慣れているからな。」

メサイア「そう言えば、明久達は今頃どうしているかな?」

龍牙「明久?」

メサイア「Fクラスにいる俺の友人だよ。今は別の場所で学力強化合宿をしているんだ。」

龍牙「なるほど。どんな奴なのかな?」

タタタタタ

龍牙「おっ、紗夜!」

紗夜「龍牙。ビーチバレーをしよう。」

龍牙「よし!行くとするか!」

ユリス「おい!その前に私を砂風呂から出してくれ!」

龍牙「今、行く!」

メサイア「俺も手伝うよ!」

龍牙「悪い、助かるぜ!」

メサイア「気にすんなって!」

タタタタタ

ルティナ「相棒はともかく、龍牙も大変ね。」

瑞希「でも、あの2人って似ているかもしれませんね。」

ルティナ「そうだね。」

そしてその夜・・・。

メサイア「ふう・・・。ビーチバレーは楽しかったな・・・。」

龍牙「ああ。また勝負したいぜ。」

ピピピピピ

メサイア「ん?島田からだ。」

龍牙「知り合いなのか?」

メサイア「ああ、俺の友人。」

ピッ

メサイア「はい、もしもし?」

美波『あっ、メサイア!緊急事態が発生したの!』

メサイア「緊急事態?何があった?」

美波『アキ達が私達の風呂を覗いていたの!』

メサイア「何だって!?その話は本当なのか!?」

美波『分からない。けど、この事については念入りに調べるわ。』

メサイア「分かった。何かあったら連絡をしてくれ。」

美波『了解!』

ピッ

龍牙「まさか向こうではとんでもない展開になるとは・・・。」

メサイア「ああ。しかも明久達が覗きをしていたという事は考えられないな。もしかすると誰かが濡れ衣を着せている可能性もあるからな・・・。」

祐斗「確かにその可能性があるね。けど、証拠をどうやって掴めば・・・。」

龍牙「ここで俺の出番だな。」バッ

メサイア「龍牙、その姿は!?」

龍牙「忍装束だ。今から調査に行ってくる!」

ビュン

メサイア「大丈夫かな・・・。」

2分後

シュン

メサイア「早いな。証拠は掴んだのか?」

龍牙「もちろん!」

バササッ

土管くん「なるほど。風呂場にあった携帯、脅迫の手紙など有力な証拠があるね。」

龍牙「ああ。しかも脅迫の手紙は明久宛てに送られたそうだ。」

メサイア「明久宛てに!?となると、犯人はあいつしかいない様だ。」

龍牙「あいつって?」

メサイア「清水美春。島田をお姉さまとして慕っているが、明久に対しては豚野郎の扱いをしている。」

龍牙「うわ・・・。そいつは危険な奴だな。」

メサイア「ともかくこれで事件の真相が分かったが、このままだと島田が危ないな。」

小萌「確かにそうですね。」ヒョコ

メサイア「こ、小萌先生!?今の話を聞いたのですか!?」

小萌「ええ。こっそりと。」

小萌「ですが、この問題はAからFクラスの問題です。お気持ちは分かりますが、私達は見守る事にしましょう。」

龍牙「はい。けど、真相については明久達に連絡します。」

小萌「分かりました。では、夕食がありますので、レストランに向かいましょう。」

メサイア達「はい。」

コツコツ

そして2日目の夜、メサイア達は応接室に集まり、明久達の様子を見始めた。

紗夜「ついに動き出した。」

クローディア「さて、明久君達はどう真相を暴くのか気になりますね。」

メサイア「ああ。だが、女子生徒達はまだ明久達を覗きの犯人だと思い込んでいる。真相は伝えて置いたのか?」

龍牙「伝えて置いた。だが、真犯人については自分達で見つけ出したいと言っていた。」

玲「そうですか。では、見せてもらいましょうか、アキ君。あなた達の力でどの様に真相を暴くのかを・・・。」

続く

おまけ 主題歌紹介2

OP:One More Chance!!
ED:Future(超速スピナーED)

次回予告

メサイア「ついに明久達が動きだし、真犯人を捕えに向かい始めた。」

瑞希「私達は指示で明久君達を援護します!」

ルティナ「けど、西村先生や美波達がいる限り、そう簡単にはいかないみたいだね。」

玲「けど、アキ君達なら大丈夫だと私は信じています。」

メサイア「そして、浴場の脱衣所に辿り着くと、真犯人を発見した。」

メサイア「果たして真犯人は美春なのか・・・。それとも・・・。」

ステラ「次回、『史上最大の作戦!真犯人は誰だ?』。お楽しみに!」

応接室

ウィーン

小萌「これで通信も可能です。では、メサイア君。」

メサイア「はい!」ウィーン

メサイア「聞こえるか、明久?」

明久『おっ、メサイアか。いったい何の用だ?』

メサイア「俺達は付き添う事ができないが、全力でサポートや指示をする。」

明久『分かった。敵の反応があったら知らせてくれ。』

ピコーンピコーン

瑞希「敵反応確認!1階、2階、3階におります!」

明久『やはりそう簡単にはいかないな。引き続き指示を頼む!』

メサイア「任せてくれ!」

第15話 史上最大の作戦!真犯人は誰だ?

ピコーンピコーン

ルティナ「敵反応確認!こちらに近づいてくるわ!」

雄二『分かった!全員迎え撃て!』

生徒達『おう!!』

ウィーン

龍牙「へー。これが召喚獣システムか。見事な物だ。」

メサイア「ああ。文月学園独自のシステムだからな。」

紗夜「あっ、Aクラスが増援に来た。」

龍牙「どうやら奴等は明久達の手助けをするそうだな。」

綺凛「どういう事ですか?」

龍牙「奴等は自分の気持ちに嘘はつけないからな。こうなった以上は協力する覚悟を決めただろうぜ。」

ユリス「確かにそうだな。他のクラスの男性達も次々と駆けつけている。」

メサイア「心を一つにする事はいい事だが・・・、奴等の目的は真犯人を捕えるだけでなく、もう一つの目的もあるぞ。」

瑞希「その目的は?」

メサイア「覗きだ。」

ヒュウウウウウ

小萌「呆れました。皆さん、戻りましょう。」

ゾロゾロ

小萌「メサイア君達は引き続き指示をお願いします。」

メサイア「ハァ・・・。」

ウィーン

宿泊宿

明久「ええっ!?ほとんどが自分の部屋に戻った!?」

メサイア『ああ。お前達の行動に呆れていたからな。それよりも現在は何処にいる?』

明久「もう少しで女湯。」

祐斗『そうか。だが、前には西村先生が立ちはだかっている。十分に注意してくれ。』

明久「分かった!」

キキッ

瑞希『やはり予想外でしたね。覚悟はできていますか?』

明久「大丈夫!」

ルティナ『それじゃ、私達はここまでね。あとは頑張って!』

ピッ

西村「やはりここに来ると分かっていたぞ。さあ、試合開始だ!」

明久「はい!」

応接室

メサイア「ふう・・・。通信も切った事だし、今からUNOでもしないか?」

瑞希「いいですね。では、やりましょう!」

スッスッスッスッ

メサイア「ほい、あがり!」パン

瑞希「こっちもです!」パン

龍牙「俺もだ!」パン

ルティナ「私も!」パン

祐斗「僕も!」パン

龍牙「残りはユリス、紗夜、クローディア、綺凛、土管くんか・・・。さて、どう出るかだな」

ピコーンピコーン

龍牙「新たな反応だ!敵がもう一人近づいてくる!」

メサイア「どうやら俺達の出番だな。龍牙!」

龍牙「ああ!」

宿泊宿

美春「死んで美春に詫びてください!」

明久「くっ!」

メサイア「そこまでだ!」

美春「!?」

シュンシュン

明久「メサイア!って、誰?」

龍牙「俺の名は服部龍牙!Sクラスに転校してきた忍者だ。」

明久「ええっ!?忍者なの!?」

美春「な、何しに来たんですの!?」

メサイア「決まっているだろ。お前を捕まえに来たんだよ!」

美春「な、何ですって!?」

龍牙「昨日、覗きがあった場所を調べてみたが、風呂場にカメラがあったのが確認された!」

メサイア「そのカメラを調べたら、やはりお前の者だったとはな・・・。」

美春「・・・!」

メサイア「それだけじゃない!明久がもらった脅迫の手紙も全てお前が書いた事が分かったんだよ!」

美春「うぐ・・・!」

龍牙「これで言い逃れはできないな。」ザッ

バッ

龍牙「御免!」ドン

美春「がは・・・。」

ドサッ

龍牙「それじゃ、俺達はここで失礼するよ。」

メサイア「そろそろお前の仲間達も来るからな。じゃあな。」

ヒュン

明久「ありがとう。メサイア、龍牙。」

応接室

ヒュン

ユリス「終わったのか?」

メサイア「ああ。悪の元凶は倒したぜ。で、そっちの方は?」

綺凛「私がビリになりました・・・。」ウルウル

龍牙「元気だせよ・・・。」ナデナデ

ルティナ「でもいいの?明久達が女湯に入っちゃうよ。」

メサイア「別にいいさ。あそこには確かに女性が入っているが、生徒は一人もいない。」

綺凛「生徒が一人もいない・・・。まさか、中に入っているのは!?」

メサイア「そう、中に入っているのは・・・、学園長さ。」

瑞希達「ええええええええ!!??」

ユリス「じゃあ、龍牙達はそれを知ってその場を去ったのか!?」

龍牙「そういう事だ。彼等には悪いけど、いい教訓になったのかもな!」

クローディア「そ、そうかもね・・・。」

紗夜「同感。」

それから数日後

メサイア「やはり男子生徒達は停学処分となったか。」

龍牙「覗きをしたからこういう事になるんだよな。」

瑞希「でも、3日間で良かったですね。」

ルティナ「そうね。まっ、それに比べ私達のクラスの男性達は覗きをしないからね。」

メサイア「当たり前だろ。あんな奴等と一緒にするな。」

龍牙「そうそう。んじゃ、教室に行くとするか!」

タタタタタ

そしてとある反省文にはこう書いてあった。『ついムラッときてやった。今は心の底から後悔している』と。

続く

おまけ

メサイア「今回は龍牙の事について説明するぜ!」

龍牙「まずは俺のプロフィールからだ!」

ウィーン

服部龍牙(17)♂
・星導館学園序列2位
・使用武器:円環の切断刀《キルクルス》、手裏剣、日本刀《古備前包平》
・能力:飛行、忍者化
・楽器:篠笛、和太鼓

服部半蔵の子孫で忍一族の後継者。
素早い動きと破壊力のある攻撃を持ち味としており、多くの犯罪者を捕まえた実績を持つ。
星導館学園では紅蓮の忍者の異名を持っており、序列1位になった事もあった。
ユリス=アレクシア・フォン・リースフェルトとは幼馴染であるが、沙々宮紗夜、クローディア・エンフィールド、刀藤綺凛とも仲が良い。
愛刀である古備前包平とジャンク屋で手に入れたキルクルスを使う双剣スタイルで戦う。

メサイア「双剣スタイルで戦うとは凄いな。けど、一番驚いたのはユリスと幼馴染の関係だな。」

瑞希「なぜ、ユリスさんとは幼馴染なのですか?」

龍牙「小学生時代の頃、彼女とは同級生だったんだ。」

ユリス「ああ。だが、小学校を卒業した時に別れてしまったが、星導館学園で再会できた。あの時は嬉しかったぞ。」

龍牙「ああ、俺もだ。」

ルティナ「あとプロフィールにも書いていたけど、綺凛、紗夜、クローディアとも仲が良いんだよね。で、誰が好きなの?」

龍牙「そ、それは・・・。」

ユリス、紗夜、クローディア、綺凛「龍牙(君、先輩)?」ゴゴゴゴゴ

龍牙「お、おい!なんで怒っているんだよ!とりあえずは落ち着け!」

ドカバキボカスカ、ギャアアアアアア

メサイア「龍牙も大変だな・・・。」

ルティナ「さて、相棒もそろそろ決めてもらわないとね。」ゴゴゴゴ

瑞希「誰が好きなのかはっきりしてください。」ゴゴゴゴ

メサイア「ルティナ達まで!?お、俺もまだ・・・。」

ドカバキボカスカ、ギャアアアアアアア

フレア「やっぱりメサイアと龍牙って・・・。」

エリエル「似ているわね・・・。」

リーンベル「ハァ・・・。」

次回予告

メサイア「夏休みに突入したある日、星導館学園で爆発事件が起きた。」

龍牙「その事故で重傷者が多く出てしまい、生徒一人が亡くなってしまった。」

綺凛「そう言えば、3日前に統合企業財体・銀河でも爆発事件が起きてしまいました。この事件で伯父様はもちろん、多くの社員が亡くなられてしまいました・・・。」

龍牙「くそっ!いったい誰がこのような事を!」

「それは俺達の仕業だ。」

メサイア「その声は・・・、ま、まさか!?」

龍牙「次回、『新たな敵と因縁の再会、再び・・・。』。よろしくな!」

統合企業財体・銀河

タタタタタ

『準備はできたか?』

「ああ、ばっちりだ。」

『そうか。すぐに退散しろ。』

「了解。」

ヒュン

カチカチカチカチカチカチ、カチン

ドッゴーン

第16話 新たな敵と因縁の再会、再び・・・。

メサイアの家

メサイア「『統合企業財体・銀河で爆発事故。多くの社員が亡くなる』か・・・。酷すぎるぜ。」

フレア「ええ。一体誰が犯人なのかしら?」

エリエル「分からないわ。警察も捜査しているけど、犯人の手掛かりはまだ見つかっていないからね。」

メサイア「そうか・・・。夏休みに入ったばかりなのに爆発事故とはね・・・。これから先が思いやられるぜ・・・。」ポリポリ

土管くん「同感だね。けど、宿題を済ませないと。」

メサイア「もちろんそのつもりだ。さっさと朝食を食べてやろうぜ!」

エリエル「言われなくても分かってるわよ。」

フレア「うふふ・・・。」

龍牙の家

綺凛「うう・・・。」ポロポロ

龍牙「辛い気持ちは分かる。けど、誰がいったいこの事を?」

ユリス「犯人の手掛かりが分からない以上、私達で見つけるしかないな。」

紗夜「うん。まずは現場から調べてみる必要がある。」

クローディア「けど、朝食を食べておかないとね。」

龍牙「分かっているよ。さっ、準備をするぞ。」

紗夜「じゃあ、私は洗濯を。」

綺凛「わ、私は掃除をしてきます!」

龍牙「じゃあ、俺とクローディア、ユリスは食事当番だな。すぐにやるぞ!」

クローディア「ええ!」

ユリス「分かった。」

それから2日後・・・、星導館学園で爆発事件が起きた。

ドッカーン

数分後

ピーポーピーポー

メサイア「3日前に続いてこれで2度目か・・・。状況は!?」

瑞希「重傷者が多数。生徒一人死亡。死亡した生徒の名は天霧綾斗だと判明しました。」

龍牙「嘘だろ・・・。綾斗が・・・。」

ルティナ「あと彼の遺品である純星煌式武装《黒炉の魔剣》を見つけたわ。」

スッ

ユリス「確かに間違いない。だが、いったい誰がこのような事を!?」

「それは俺達の仕業だ。」

龍牙「誰だ!?」

スタタタタタ

「俺達は武装集団『アルバータ』。そして俺の名は爆発野郎のボマードだ!」

龍牙「じゃあ、この爆発事件も、統合企業財体・銀河爆発事件もお前の仕業だったのか!?」

ボマード「その通りだ。お前達も覚悟しやがれ!」

サッ

大河「ボマードは爆発攻撃を得意とする。爆弾を投げる前に攻めればこっちの物!」

ボマード「それはどうかな?」

大河「何!?」

ボマード「デンジャラスボム!」バッ

ヒュルルルル

インデックス「皆、かわして!」

ビュン

ドゴーンドガーンドゴーン

瑞希「爆発のおかげでうまく近づけません!」

メサイア「くそっ!どうすればいいんだ!」

シャナ「ここは私に任せて!アラストール!」

アラストール『おう!』

ゴオオオオオオ

シャナ「はっ!」ズバアアアアア

ドッゴーン

メサイア「今がチャンスだ!ドライグ!」

ドライグ「おう!」

ガシャーン

ボマード「赤龍帝の籠手か。だが、その力で俺を倒す事は不可能だ!」

メサイア「何!?」

ギュイーン

龍牙「鋼鉄のナックル、『ギガドライブ』!?何故お前がそれを!?」

ボマード「統合企業財体・銀河での戦利品だ。その威力を見せてやるぜ!」

ジャキンジャキン

メサイア「メガトンナックルで破壊してやる!」バッ

ガキーン

ボマード「言っただろ?無理だって。」

メサイア「ば、バカな・・・。」

ドゴオオオオ

メサイア「がは・・・!」

ドサアアアア

リアス「メサイア!」

メサイア「チッ・・・。今のままじゃまずいぜ・・・。どうすれば・・・。」

ドライグ『相棒!だったら赤龍帝の鎧を纏うんだ!』

メサイア「でも、どうやって!?」

ドライグ『新たなモードである赤龍帝モードを発動させるんだ!』

メサイア「そういう事か。だったら・・・、本気で行くぜ!」

バッ

メサイア「新モード発動!赤龍帝モード!」

<赤龍帝モード発動!ソウルフルドライブ!>

パアアアアア

メサイア「か、体の色が赤くなった!?」

ドライグ『赤龍帝モードは見た目だけでなく、能力も大幅に上がるのさ!さあ、準備はいいか!?』

メサイア「言われなくてもそのつもりだ!」

ボマード「見た目が変わっただけだな。この勝負は俺の勝ちだ!」

メサイア「それはどうかな?」

ボマード「何!?」

ドゴオオオオオ

ボマード「が・・・、は・・・?」

メサイア「赤龍帝モードは全ての能力を大幅に上げる事ができる。それを甘く見ていたお前が悪いのさ。」

ボマード「く・・・、そ・・・。」

ドサアアアアア

メサイア「ふう・・・。倒したか・・・。」

龍牙「大丈夫か?」スタッ

メサイア「ああ。何とかね。」

土管くん「にしても驚いたよ。まさか赤龍帝モードになるなんて・・・。」

メサイア「ああ、ドライグのおかげでなる事ができたからな。ありがとな、ドライグ。」

ドライグ『へへっ!』

「まさかとは思ったが、新たな力を得て逆転するとはな・・・。」

メサイア「この声は!?」

バッ、スタッ

「久しぶりだな、メサイア!」

メサイア「お前は平賀才人!まさかお前もアルバータに所属しているのか!?」

才人「その通りだ!」

リーンベル「知り合いなの!?」

メサイア「ああ。訓練校時代のライバルだったが、ある大会を最後に訓練校から去ったんだ。」

ルティナ「あれから消息不明と伝われていたけど、まさかこのような事になるなんて・・・。」

才人「フッ。あの時から俺はメサイアに復讐を果たそうと誓ったのさ。だが、今日は様子を見に来ただけだ。すぐに立ち去るとしよう。」

ザッザッ

才人「だがメサイア。いずれお前とは決着を着ける運命だ。その事を忘れるな!」

ヒュン

龍牙「まさか因縁のライバルと戦う事になるとは・・・。」

メサイア「ああ。だが、これも宿命だ。誰が相手であろうとも、俺は全力で立ち向かう!絶対にだ!」

ルティナ「そうだね。それじゃ、そろそろ戻ろうか。」

コツコツ

ユリス「あと龍牙。八津崎先生から伝言だ。」

龍牙「八津崎先生から?」

ユリス「ああ。『天霧の形見である黒炉の魔剣は龍牙が持つべきだ。彼ならきっと使いこなせるだろう。』と。」

龍牙「・・・。」

ガシッ

龍牙「先生、ありがとうございます!俺はこの剣を手に戦います!大切な人を失わないためにも!」

ユリス「よく言ったぞ、龍牙!」

綺凛「さっ、帰りましょう!」

龍牙「ああ!」

ギュイーン

龍牙(綾斗。お前の形見である剣は大切にするぜ。二度と大切な人達を失わないためにも・・・。)

ギュイーン

続く

次回予告

メサイア「俺と土管くんがプールのアルバイトをしている時、客として来ていたルティナ達と土管くんのおかげでSクラスの貸切状態となってしまった!」

メサイア「どうしてくれるんだよ!お前達のせいでお客さんが帰ってしまったじゃないか!」

桜花「済んだ事は仕方がない。こうなった以上はお前も遊ぼうではないか。」

メサイア「まあ、そうするしかないみたいだな・・・。」

メサイア「そして俺達もプールに入ろうとしたその時、学園長が西村先生と共に姿を現した!」

瑞希「学園長!どうしてここに!?」

学園長「決まっているだろ。たまにはプールで泳ごうと思って来たさね。」

綺凛「何だか嫌な予感がします・・・。」

さくら「次回、『ドキドキプールパニック!』大事にならなければいいんだけど・・・。」

プール

ワイワイガヤガヤ

土管くん「はーい!そろそろプールに上がりましょうー!」

子供A「嫌だね!誰が上がるか!」

土管くん「でないとこうなりますよ?」

子供B「へ?」

ルティナ「大変!瑞希ちゃんの顔が紫色になっている!」

リーンベル「それだけじゃないわ。全身が紫色になっている!すぐに水を吐き出さないと!」

ブーッ

ルティナ「げっ!紫色の水が出た!」

子供達「キャアアアアアアア!!」ザババババ

ドドドドド

瑞希「ふう・・・。作戦成功です!」

リーンベル・ルティナ「イェーイ!」パン

土管くん「一丁あがり!」

メサイア「何が一丁あがりだ!客が溺れないように見張っておけって言っただろうが!客を恐怖に溺れさせるなとは言ってないぞ!」

土管くん「プールというのは死と隣り合わせ。鼻に入った水の痛み、いつの間にか肩についてた青っ洟、忘れて皆の晒し者になった汚いパンツ。それ等のプールの恐ろしさを知って、初めて人は水で遊ぶ権利を得るんだよ。」

メサイア「全身紫色になる恐怖は知らなくていいんだよ!」

フレア「確かにプールは死と隣り合わせというのは分かるけど・・・。」

エリエル「全身紫色になる恐怖はどうかと思うな・・・。」

ジェミニ「はい・・・。何だか心配になってきました・・・。」

エリカ「エリカもです・・・。」

第17話 ドキドキプールパニック!

ワイワイガヤガヤ

メサイア「ったく、夏休みにバイトをし始めたのに、この調子じゃ客が逃げてしまうぜ・・・。」

土管くん「メサイア兄ちゃん、あれ。」

メサイア「ん?」

バシャバシャ

メサイア「あれ?龍牙と綺凛じゃないか。いったい何をしているんだ?」

土管くん「どうやら龍牙が綺凛ちゃんに泳ぎを教えているようだね。」

土管くん「あっ、ユリス、紗夜、クローディアが近づいた。」

メサイア「いったい何をするんだ・・・?」

ムニュ

メサイア「あ。」

ババーン

ユリス「龍牙・・・。」バキボキ

龍牙「違う!誤解だ!」

バキィィィィィィ

龍牙「がはっ・・・!」

バシャーン、プカーッ

メサイア「うわっ!血が流れ始めた!」

キャアアアアアア

メサイア「ゲッ!お客さんが逃げていく!」

プカアアアアア

メサイア「こらー!シャナ、アスナ、アリシア、リエラ、何やってんだー!」

アリシア「ぷはっ!何よ、せっかく潜水勝負をしたのに!」

メサイア「これの何処が潜水勝負だ!浮かんでいたじゃないか!」

スイーッ

メサイア「うわっ!大量のサメが出たぞ!」

キャアアアアア

リエラ「また客が逃げた。」

ザパアアアアア

ニャル子「大成功!」

メサイア「ニャル子、クー子、ハス太、クー音、ナナ、桜花、ステラ!サメの格好で人を驚かすな!」

ザパアアアア

メサイア「うわっ!ネッシー!?」

姫柊「あっ、メサイア先輩。」

バシャアアアア

メサイア「雪菜!紗矢華!お前達もか!」

煌坂「えへへ・・・。」

バシャバシャバシャバシャ

メサイア「ハァ・・・。お前達のおかげでSクラスの貸切状態となってしまった・・・。どうしてくれるんだ!」

桜花「こうなってしまった以上は仕方がない。それに私達と一緒にいたら、確実に事故が起こる。むしろ客がいなくなって良かっただろう。」

さくら「確かにそうね。幸い私達は頑丈だから、放っておいても大丈夫だと思うわ。」

エリカ「そうですね。ほら、今日一日はゆっくり休みましょう。」

メサイア「・・・そうだな。」

ザッ

メサイア「さてと・・・。」ブンブン

西村「おっ、Sクラスの戦士達じゃないか。」

メサイア「西村先生!どうしてここに!?」

西村「実は学園長がどうしてもプールに行きたいと言ってな。せっかくだから連れてきた。」

メサイア「ま、まさか!?」

学園長「そのまさかさね。」コツコツ

メサイア達「が、学園長!?」

瑞希「ど、どうしてここに!?」

学園長「決まっているだろ。たまにはプールで泳ごうと思って来たさね。」

ルティナ「うう・・・。こうなるとふざけた真似は許されないよね・・・。」

リーンベル「しかも学園長がいるんだし・・・。」

龍牙(この人が学園長か・・・。噂には聞いたが、凄いオーラを放っているな・・・。)

学園長「さっ、泳ぐさね。しっかりサポートを頼むよ。」

瑞希達「は、はい!」

バシャバシャバシャバシャ

メサイア「ふう・・・。こうなると下手な真似は許されないぜ・・・。今頃明久達はどうしているかな・・・。」

紗夜「多分それぞれの休日を楽しんでいる。」

メサイア「ならいいけど・・・。」

ユリス「イヤッホーイ!」ザアアアアア

バッシャーン

メサイア「やれやれ・・・。」

龍牙「じゃあ、俺は引き続き綺凛のトレーニングに付き合うよ。」

メサイア「ああ。」

バシャバシャ

メサイア「まっ、この様な日も悪くないな。」

ザアアアアア

メサイア「ヤバイ!ぶつかる!」

ジェミニ「おっと!Uターン!」

ザアアアアアア

メサイア「おお!」

ザッパーン

西村「失敗したようだな・・・。」

ジェミニ「オーマイガー・・・。」プカーッ

スイーッ

メサイア「こっちは異常なし。龍牙のところは・・・。」

バシャバシャ

メサイア「おっ、やっているな。」

龍牙「うん。だいぶ泳ぎが上達したな。」

綺凛「ありがとうございます!」

メサイア「異常なしっと!」

龍牙「な、何が異常なしなんだ!?」

メサイア「だっていい感じをしているなと思って。」

龍牙「そ、それはそうだけど・・・。これをユリス達に聞いたら・・・。」

ユリス「お仕置きされる・・・。そういう事か?」

龍牙「ゲッ!ユリス、紗夜、クローディア!」

バキィィィィ

龍牙「うわああああああ!!」ヒュルルルル

ドッボーン

綺凛「龍牙先輩!?」

プカーッ

メサイア「しまった・・・。余計な事を言ったかな・・・。」

龍牙「メサイア・・・。お前という奴は・・・。」

ユリス「じゃあ、お前はどうなのだ?」

メサイア「ギクッ!えーっと、俺は・・・。」

瑞希「メサイア君?どっちにするか決まりましたか?」

ルティナ「相棒?」

メサイア「えーっと・・・、決めてない。」

バキィィィィィィ、バシャアアアアア

紗夜「これで2人目・・・。」

カァカァ

メサイア「いつつ・・・。酷い目に遭ったぜ・・・。」

龍牙「ああ・・・。やはり誰が好きなのかハッキリさせる必要はあるかもな・・・。」

メサイア「同感だな・・・。」

龍牙「けど、俺達はアルバータと戦わなければならない義務があるからな。恋愛はそれが終わってから考えよう。」

メサイア「俺もそうするか。」

瑞希「へー。恋愛は後回しですか・・・。」

メサイア・龍牙「!?」

ゴゴゴゴゴ

メサイア「こ、ここは一先ず・・・。」

龍牙「逃げるっきゃない・・・・!」

ドギューン

ユリス「逃げたぞ!追え!」

ドドドドド

リーンベル「あの調子じゃ悪い癖を治すのは無理かもね・・・。」

エリエル「いつになったら決まるのやら・・・。」

フレア「ハァ・・・。」

学園長「まっ、こういう終わり方も悪くないと思うさね。」

さくら「そうですね・・・ハハハ・・・。」

その後、メサイアと龍牙はユリス達にボコボコにされてしまったのだった・・・。

続く

おまけ

メサイア「そう言えばフレア姉とエリエル姉、龍牙のイメージキャラボイスが決まったって聞いたけど。」

龍牙「ああ。このような結果になった。」

ウィーン

イメージキャラボイス
龍牙:森久保祥太郎
フレア:田中理恵
エリエル:田村ゆかり

メサイア「ほう。結構いい組み合わせだな。」

龍牙「まあな。そういうお前もいい組み合わせをしているぜ。」

メサイア「あ、ありがとな・・・。」

龍牙「言い忘れたけど、俺はヨーヨーも特技としている。」

メサイア「本当なのか!?」

龍牙「んじゃ、見せてやるぜ!」

ビュンビュンビュンビュン

メサイア「おお!」

龍牙「ループ・ザ・ループ!」ビュン

メサイア「す、すごい!」

パシッ

龍牙「まっ、こんな物さ。」

メサイア「お見事!」パチパチ

龍牙「因みにユリス達もヨーヨーをやっている。」

メサイア「へっ?ユリス達も!?」

シャアアアア

ユリス「よっ!」ビュン

紗夜「やっ!」ブンブン

クローディア「バレルロール!」シャアアア

綺凛「ソニック・ホール!」シャアアア

メサイア「うひゃー・・・。彼女達もやるじゃないか・・・。」

龍牙「特に綺凛なんかは大技をクリアしているらしいぜ。」

メサイア「俺もヨーヨーやろうかな・・・。」

龍牙「俺が教えてやるぜ。」

メサイア「ああ、よろしく頼む。」

次回予告

メサイア「学園に悪忍が侵入し、生徒達を次々と洗脳させた!」

桜花「どうやらアルバータが送り込んだ刺客に違いないな。」

龍牙「しかもその悪忍が、俺達一族と因縁のある奴等だとは予想外過ぎるぜ・・・。」

紗夜「おまけに生徒達の召喚獣も妖怪になっている。」

煌坂「予想外過ぎるのも程があるわよ!」

龍牙「確かにその通りだ。だが、こうなった以上は戦うしかない!」

メサイア「その通りだ!行くぜ!」

エリカ「次回、『文月学園、絶体絶命!?』。お楽しみに!」

文月学園

キンコンカンコーン

「ここが文月学園か。ハッキングの準備は?」

「用意完了です。」

「そうか。よし!これより作戦を実行する!行くぞ!」

「おう!!」

ビュンビュン

第18話 文月学園、絶体絶命!?

一方、Sクラスの生徒達は・・・。

チリーン

メサイア「ふう・・・。俺達は補習がないからいいけど、訓練があるからな・・・。」

瑞希「ええ。けど、今日は休みですし、ゆっくりしましょう。」

ルティナ「そうだね。」

タタタタタ

ルティナ「あれ?初じゃない。どうしたの?」

初「緊急事態です!文月学園が大変な事になっています!」

メサイア「何だって!?」

ルティナ「どうやら私達が不在の隙をついて攻めてきたようね。」

瑞希「ともかく学園に向かいましょう!」

メサイア「もちろんだ!初は皆に連絡を頼む!」

初「はい!」

文月学園

ギュイーン

メサイア「やっと着いたか。中の様子は?」

ウィーン

瞳「生徒達は洗脳している。しかも召喚獣は妖怪となっている事が判明した。」

メサイア「遅かったか・・・!」

獲座「いったい誰がこんな事を・・・!」

「それは俺達の仕業さ。」

龍牙「この声は!?」

シュタタタタタ

「我々は甲賀の悪忍集団、黒鷹組だ!」

龍牙「やはりお前の仕業だったのか・・・、赤狼!」

ユリス「知っているのか!?」

龍牙「ああ。奴等は俺達一族と因縁のある甲賀の悪忍共だ。」

紗夜「その悪忍達が何故、文月学園に・・・?」

赤狼「アルバータから依頼があったのさ。文月学園を攻めろと。」

リーンベル「やはりアルバータが絡んでいたのね!」

赤狼「その通りだが、あともう一つある。」

龍牙「もう一つ?」

赤狼「龍牙!すべての決着をここで終わらせてやる!」ビシッ

龍牙「そうか・・・。その勝負、受けて立つぜ!」

赤狼「分かった。さあ、試合開始だ!」

龍牙「来い!」

バッ

ガキンガキンガキンガキン

ビッグダディ「俺達は今の内にハッキングと洗脳の解除だ。インデックス!」

インデックス「了解なんだよ!」

赤狼「させるか!皆、頼んだぞ!」

悪忍達「おう!」バッ

メサイア「瑞希、ルティナ、ビッグダディ、インデックス、神裂は俺と同行してくれ!残りは悪忍達を頼む!」

シエル「任せてください!」

ガキンガキンガキンガキン

シエル「そこ!」ズバアアアアア

悪忍A「がはっ!」

ナナ「そーれ!」バッ

ドガアアアアア

悪忍B「うげっ!」

学園内

タタタタタ

メサイア「システムがハッキングされた場所は?」

インデックス「右に曲がって3つ目の扉なんだよ!」

メサイア「分かった!」

タタタタタ

瑞希「あ、明久君!?」

明久達「試験召喚(サモン)!」

スウウウウウ

メサイア「どうやら洗脳しているようだな。ここは少しお灸を据えるとするか。」スッ

ルティナ「ま、まさか・・・?」

ガシャン

メサイア「そのまさかだよ!行くぞ!」

ドライグ『おう!』

ドガッバキッドゴッボカッ

瑞希「やり過ぎかもしれませんが、これで進めるようになりましたね。」

ビッグダディ「ああ、ハッキングされた場所に入るぞ!」

タタタタタ、ガラッ、ピシャッ

ハッキングされた場所

神裂「では、お願いします。」

インデックス「了解!」

カタカタカタカタ、ピコーン

中庭

ガキンガキンガキンガキン

赤狼「なかなかやるな。だが、俺には勝てないぜ!」

龍牙「何!?」

赤狼「狼影乱れ咲き!」

ズババババババ

龍牙「ぐはああああ!!」

ユリス「龍牙!」

ズザアアアアア

龍牙「くっ・・・。もう一発喰らったらおしまいだぜ・・・。」

クローディア「だったら黒炉の魔剣を使ってみて!」

龍牙「分かった!」

ジャキッ

赤狼「いくら武器を変えても無駄だ!」

龍牙「それはやってみなければ分からないぜ!力を貸してくれ、綾斗!」

ピカアアアアアア

ユリス「黒炉の魔剣が光り始めた!」

赤狼「しかも光のオーラを放っているだと・・・!?」

紗夜「今がチャンス。」

龍牙「よし!冥王波導斬!!」バッ

ズバアアアアアア

赤狼「ば、バカな・・・。こんな事って・・・。」

綺凛「すぐに止めを!」

龍牙「おう!」

バッ

龍牙「これで終わりだ!赤狼!」

ズバアアアアア、ドッゴーン

龍牙「よし!」グッ

悪忍C「そ、そんな・・・。赤狼様が・・・。」

シュンシュンシュンシュン

龍牙「メサイア!もう終わったのか!?」

メサイア「ああ、ハッキングの解除はもちろん、生徒達も元に戻った。」

ルティナ「けど、生徒達は傷だらけになったけどね・・・。」

メサイア「殴り過ぎたかな・・・。」ポリポリ

瑞希「やり過ぎです。」

メサイア「さて、残るはお前達だけだな。一気に攻めまくるぞ!」

リーンベル達「了解!」バッ

ドカッバキッドガッボガッ

メサイア「ふう・・・。やっと終わったか。」パンパン

龍牙「一時はどうなるかと思ったけど、これにて一件落着だな。」

ユリス「ああ。おまけに因縁の敵との決着も着いたし。」

龍牙「そうだな。さてと・・・、俺達は立ち去るとするか。」

メサイア「ああ。」

明久「ちょっと待った。」

メサイア「ん?」

ザッザッ

メサイア「明久!それに皆もいるけど・・・、なんでそんなに怒っているの?」

明久「メサイアに殴られたんだよ!おかげで酷い目に遭ったぞ!」

雄二「俺も投げ飛ばされて翔子とキスをしてしまったんだぞ!」

康太「俺は女子更衣室に入ってしまい、リンチを受けた。」

メサイア「わ、悪かったって・・・、あれは洗脳を解くために仕方がなく・・・。」

明久「言い訳無用だ!やれー!」

メサイア「ひえええええええ!!」ドドドドド

ドドドドドド

ルティナ「やっぱりこうなると思った・・・。」

瑞希「自業自得ですね・・・。」

明久達「待てー!」ドドドドド

メサイア「ごめんなさーい!」ビヨーン

続く

次回予告

メサイア「へ?ドクロマント?」

西村「ああ、かつてこの学園を騒がせた怪人だが、今宵のダンスパーティーで出没するそうだ。」

メサイア「西村先生はドクロマントを知っているのですか?」

西村「ああ。学生時代に彼と戦った事があるからな。何としてでも彼の野望を阻止してみせる!」

ルティナ「そしてダンスパーティーが幕を開け、ドクロマントもこのパーティーに参加していた。」

瑞希「果たしてパーティーはどうなる事になるのでしょうか・・・。」

西村「次回、『ダンスパーティーの激闘!ドクロマントに気をつけろ!』。よろしく頼む。」

30年前

コツコツ

「本当に奴がいるのか?」

西村「ああ。間違いない。奴がここにいる事は確かだ。」

「だといいけど・・・・。」

シュウウウウウ

「うわっ!なんだ!?」

西村「ど、ドクロマントだ・・・!」

「何だと!?」

ドクロマント「フハハハハ・・・・、ハハハハハハハ!」

第19話 ダンスパーティーの激闘!ドクロマントに気をつけろ!

現在

チチチチチ

西村(あれから30年か・・・。この学園を卒業してから随分経つが、それ以来ドクロマントとは出会っていないな・・・。)

コツコツ

メサイア「どうしたんですか?西村先生?」

西村「おお、メサイアか。ちょっと過去の事を思い出してな。」

メサイア「過去ですか?」

西村「ああ。学生時代の頃だ。当時はこの学園にドクロマントという怪人がいたからな。」

メサイア「ドクロマント?」

西村「奴は30年前にこの学園を騒がせた怪人だ。ある者は屋上に、ある者は個室内で出没していたが、実体を見た者はいなかった。」

西村「奴の特徴はドクロの柄のマントを着ていたそうだ。」

メサイア「なるほど。」

西村「今宵、体育館で行われるダンスパーティーについてだが、ドクロマントが出没する可能性がある。」

メサイア「どういう事ですか!?」

西村「あれは高校2年の頃、時を同じくして納涼盆踊り大会を行っている時に奴は復活した。奴は暗闇に乗じて、当時のマドンナであった神村さんを連れ去ったのだ。怪人は屋上に逃げ、そしてついにはバルーンで空の彼方へと身を消してしまったのだ。神村さんと共に・・・。」

メサイア「そんな・・・。」

西村「今回のダンスパーティーでもそのような事が起こるだろう。だが、俺は必ず奴の野望を阻止してみせる!絶対にだ!」

メサイア「分かりました。この事は俺も協力しましょう!」

西村「本当か!?」

メサイア「事実を知った以上、黙っている訳にはいきませんからね。」

西村「よく言った!何としてでもドクロマントを捕まえるぞ!」

メサイア「了解!」

図書室

メサイア「なるほど・・・。ドクロマントは確かに実在していたが、実体を知る者はいなかったのか。」

メサイア「今夜のダンスパーティーは波乱の展開になりそうだぜ・・・。」

そして、ダンスパーティーの時が来たのだ。

コツコツ

メサイア「ドクロマントは神出鬼没だからな・・・。警戒は厳重にしておかないと・・・。」

「ほう、厳重に警戒しても意味ないと思うけど?」

メサイア「誰だ!?」

ビュン

ドクロマント「怪人ドクロマント!只今推参!」

メサイア「こいつがドクロマント・・って、どう見えてもデブのオッサンじゃないか!」

ババーン

ドクロマント「んなわけあるか!これが証拠だ!」

バッ

メサイア「なるほど。外見は変わったが、ドクロのマントを着けている。やはりアンタがドクロマントだな。」

ドクロマント「その通りだ。捕まえる物なら捕まえてみろ!」

メサイア「ほざけ!」バッ

ビュン

メサイア「デブになっても動きが素早いみたいだな!」

ドクロマント「それはどうも。特に暗闇は僕の得意な場所だからね!」

メサイア「だったら明るくしてやるぜ!ライト!」

パッ

ドクロマント「チッ!逃げる!」

メサイア「待て!」

シュン

メサイア「くそっ!逃げやがったか!」

西村「メサイア!ドクロマントは!?」タタタタ

メサイア「すいません。逃げられました。」

西村「やはりそう簡単にはいかないみたいだな。」

タタタタタ

メサイア「あっ、ドクロマントだ!」

西村「追いかけるぞ!」

タタタタタ

龍牙「あれ?メサイアと西村先生だ。いったい何があったんだ?」

体育館前

メサイア「どうやら奴は中に入って女性を誘拐するつもりですね。」

西村「ああ。暗闇になったら奴がとんでもない行動を起こすからな。」

龍牙「なるほど。そういう事だったのか。」

メサイア「龍牙!」

龍牙「話は聞きました。この事については俺も協力しますよ。」

西村「済まないな、服部。」

龍牙「いえいえ。」

「では、これより暗闇の中でパートナーを決めたいと思います!せーの!」

西村「では、行くぞ!」

メサイア・龍牙「おう!!」ダッ

メサイア(奴は暗闇の中が得意だからな・・・。見つけるのが難しいぜ・・・。)

龍牙(噂には聞いたが、まさか実在していたとは・・・。ともかく奴が美少女に絡むのを阻止しなければ・・・。)

ドクロマント(いよいよ、僕の本気を出す時が来たようだ・・・。)

西村(教育者としてドクロマントの手を生徒に近づけさせるわけにはいかない!)

ピタッピタッピタッピタッ

メサイア(ん?手が触れた?もしかしてドクロマントなのか!?)

「では、これより灯りを付けます!」

パアアアアアア

ルティナ「あっ、相棒!」

メサイア「ルティナ!お前も参加していたのか!?」

ユリス「おお!龍牙がパートナーか!」

龍牙「ユリス!」

ステラ「あっ、西村先生!」

西村「な!?ステラ!?」

メサイア「そう言えばドクロマントは!?」

龍牙「あっ、あそこだ!」

ババーン

メサイア「なんて事だ・・・。瑞希のパートナーになっている・・・。」

龍牙「しかもにやけているぜ・・・。」

「では、これよりダンスパーティーを行います!まずはMANHATTAN JOKEからスタート!」

BGM:MANHATTAN JOKE

メサイア「ついにダンスが始まったか。行くぞ、ルティナ!」

ルティナ「OK!」

龍牙「ユリス、行くぞ!」

ユリス「分かった!」

~♪

西村(くそっ・・・。ダンスというのがこれ程辛い物だとは・・・。)

メサイア(やはり年を取るのは悲しいですね・・・。)

西村(余計な事を言うな!それよりもドクロマントは!?)

龍牙(華麗にダンスをしています!)

西村(本来を目的を忘れているんじゃないのか?)

メサイア(さあ・・・。)

「はい、ここで第1曲目が終了!この曲のMVPはこのペアだ!」

パッ

ドクロマント「へ?」

瑞希「わあ・・・。」

オオーッ

「何と素晴らしい!あなた達のダンスはお見事でした!では、お名前をどうぞ!」

ドクロマント「ふっ・・・、なら、ライトアップ!」

パッ

メサイア「何をするつもりだ!?」

ドクロマント「フハハハハ・・・!我が名は怪人ドクロマント!地獄の底から甦った怪人だ!」

ドドーン

ドクロマント(どうだ・・・?)

シーン

ドクロマント(ふっ・・・。あまりの僕の姿に口を開かなくなったようだな・・・。)

ギャハハハハハハ

ドクロマント「へ!?」

メサイア「全員が笑っている・・・。どういう事だ!?」

リーンベル「何言ってんのよ!ドクロマントなんている訳ないでしょ!」キャハハ

紗夜「これは傑作。」クククク

ドクロマント「あ、ああ・・・。」

龍牙「どうやら全員ドクロマントの事を知らなかったようだな・・・。」

ガクッ

ドクロマント「そ、そんな・・・。僕の名がみんなに知られていないなんて・・・。うう・・・。」

瑞希「気を落とさないで下さいよ。」ナデナデ

「皆様、この曲のMVPのペアに大きな拍手を!」

パチパチパチパチパチパチ

「こらっ!アンタ!」

全員「!?」

コツコツ

ドクロマント「か、母ちゃん・・・!」

西村「!?」

「こんなところで何やってんだい!子供がお腹をすかして待っているよ!」

ドクロマント「母ちゃん、ぶたないでくれ。」ガタガタ

「別にぶつ真似なんてしないよ。さっ、帰るよ。」

コツコツ

西村「・・・。」

メサイア「西村先生?」

西村「あの姿・・・。間違いなく神村さんだ・・・。」

メサイア「ええっ!?あのおばさんが!?」

西村「ああ、姿は変わっても面影は残っている。まさしく神村さんその人だ。」

メサイア「・・・。」

西村「懐かしき日々、美しかったあなたよ、純粋な心は、今、たくましき母となりて残れり・・・。」

西村「さらば青春・・・・。」

メサイア「西村先生・・・。」

龍牙「これでドクロマントも終わりだな。さっ、ダンスの続きだ!」

BGM:黒いオルフェ(吹奏楽バージョン)

メサイア「西村先生、なんだか可哀そうだな・・・。」

ルティナ「けど、次の日には立ち直ると思うよ。さっ、相棒!」

メサイア「ああ!」

瑞希「おっと!私もいる事を忘れずに!」ヒョコ

メサイア「そうだったな。さっ、今夜はとことん盛り上がろうぜ!」

ルティナ・瑞希「おう!!」

こうしてダンスパーティーは盛り上がったが、西村先生だけが悲しみに取り残されていたのだった・・・。

続く

次回予告

メサイア「新学期となり、体育祭が幕を開けた。」

龍牙「運動会の定番競技だけでなく、野球などのスポーツまであるなんて・・・。」

ルティナ「まっ、こうなったら目指すは総合優勝のみね!」

瑞希「その通りです!」

明久「僕達も今回は気合入れていくぞ!」

メサイア「気合い入れていくって、何があったんだ!?」

明久「鉄人が僕達の大切な物を取り上げたんだ。それを奪還するためにも負ける訳にはいかない!」

メサイア「いったい何があったんだ?」

ヴィルヘルミナ「次回、『体育祭の激闘』。お楽しみであります。」

キンコンカンコーン

Sクラス

メサイア「今日から新学期か・・・。切り替えていかないとな!」

瑞希「ええ。それに3日後には体育祭がありますし。」

ルティナ「文月学園の体育祭ってどのような物なの?」

瑞希「運動会の定番競技だけでなく、野球などのスポーツもあるんです!」

ロスヴァイセ「それは面白そうですね。」

ギャスパー「うーん・・。どれにしようか迷うな・・・。」

ルティナ「まっ、こうなったら目指すは総合優勝のみね!」

瑞希「その通りです!」

メサイア「よし!今年の体育祭は総合優勝を目指すぞ!」

瑞希達「おう!!」

一方、Fクラスでは・・・。

明久「くそっ!鉄人に没収されるとは・・・。」

康太「迂闊だった・・・。」

雄二「だが、鉄人は俺達にチャンスを与えてくれた。体育祭の種目である野球に優勝すれば返してくれるって言っていたからな。」

明久「よし!絶対に優勝するぞ!」

雄二達「おう!!」

美波「ハァ・・・。エロ本を学校に持っていくのはどうかと思うけど・・・。」

第20話 体育祭の激闘

そして3日後、体育祭が始まった。

ワイワイガヤガヤ

メサイア「まずはバスケだ。この競技はめだかを中心としたチームで挑む。頼んだぞ。」

めだか「任せてくれ。」

姫柊「サッカーは私達に任せてください!」

リアス「バレーは私達に任せて。」

メサイア「俺達は野球だな。よし!行動開始!」

ドギュン

ステラ「早いわね・・・。私達は陸上などの競技ね。精一杯頑張りましょう!」

桜花「ああ!」

野球の試合会場

メサイア「えーっと、第1試合は3年のクラスとの試合か。スターティングメンバ―は?」

ルティナ「これよ。」

1・ルティナ ショート
2・瑞希 セカンド
3・メサイア キャッチャー
4・龍牙 ピッチャー
5・土管くん ファースト
6・ユリス サード
7・クローディア レフト
8・紗夜 センター
9・綺凛 ライト

メサイア「うむ。なかなかいい選択だな。」

アリシア「私とリエラは控えだけどね・・・。」

リエラ「あっ、私達の番ね。」

メサイア「よし、行くか!」

1回戦 SクラスVS三年A組

「プレイボール!」

メサイア「龍牙!全員を三振に仕留めろ!」

龍牙「了解!」ザッ

バシンバシンバシン

龍牙「よし!三振だ!」

夏川「クソッ!」

バシンバシン

龍牙「よし!全員三振に仕留めたぞ!」

メサイア「次は俺達の攻撃だ!」

ルティナ「さーて、覚悟はいいかしら?」

夏川「舐めるな!」バッ

ビュッ、カキーン

ルティナ「よし!ヒット!」

カキーン

瑞希「2塁打です!」

メサイア「さーて、一発かっ飛ばすか!」

ビュン、カキーン、ポトーン

メサイア「おっしゃ!ホームランだ!」

龍牙「よし!俺達も後に続くぞ!」

カキンカキンカキンカキンカキーン

ピピーッ

「そこまで10-0のコールドゲームにより、勝者、Sクラス!」

シュウウウウウ

メサイア「やり過ぎたかな?」

明久「じゅ、10-0!?」

康太「凄過ぎる・・・。」

雄二「こりゃ強敵だぜ・・・。だが、こっちには翔子、島田、木下、工藤、久保がいるからな!」

秀吉「あとはチームワークが完璧であれば、Sクラスにも勝てる気がするぞ!」

愛子「そうだね!見せてやろうよ!私達の真の強さを!」

雄二「その通りだ!さっ、行くぞ!」

タタタタタ

メサイア(俺の予想によれば、奴等とは決勝戦で戦う事になるだろう。だが、誰が相手でも返り討ちにしてやるぜ!)

そして試合は進み、決勝戦に突入した!

メサイア「相手チームのメンバーは?」

瑞希「こちらです!」

1・愛子 ショート
2・康太 セカンド
3・明久 ピッチャー
4・雄二 キャッチャー
5・美波 サード
6・翔子 レフト
7・優子 ライト
8・秀吉 センター
9・久保 ファースト

メサイア「ピッチャーは明久か。どうやって攻略するかが鍵だな。」

龍牙「ピッチングを見たが、ストレートとスライダーを武器としているな。だが、フォークなどの変化球は取得していない。」

メサイア「こっちはスライダー対策も万全だからな。この勝負はもらったぜ!」

ビーッ

「プレイボール!」

バシンバシンバシン

龍牙「まずは三者三振に成功だ!」

メサイア「そのまま攻撃に入るぞ!」

ブンブン

ルティナ「さあ、かかって来い!」

明久「よし!」バッ

ビュン、カキーン

明久「ムッツリーニ!」

ビュン、バッ、パシーン

「アウト!」

ルティナ「嘘でしょ!?今のはヒットの打球なのに!?」

明久「ふっふっふ。僕達はこんなところで負ける訳にはいかないからね。鉄人に没収された物を取り返すためにも!」

瑞希「その没収された物とは!?」

美波「エロ本よ。」

龍牙「エロ本だと?そんな物を取り戻す為に本気でやっているというのか!?」

雄二「その通りだ!俺達にとっては大切な物だからな!」

メサイア「そうかよ・・・。だったらこっちも負ける訳にはいかないな・・・。徹底的に倒すぞ!」

瑞希「はい!」

ビュン、カキーン

愛子「おっと!」パシッ

「アウト!」

瑞希「うう・・・。アウトにされちゃいました・・・。」

メサイア「次は俺だ!」

明久「三振にしてやる!」ビュン

メサイア「甘い!」カキーン

ポトン

明久「ほ、ホームラン・・・。」

龍牙「さーて、ここからが本番だぜ!」

カキーン

雄二「2打席連続・・・。」

カキン、バシッ、ビュッ、パシーン

明久「何とか2点に収まったが、このままでは終われない!絶対に逆転するぞ!」

雄二達「おう!!」

その後、明久達は3点を取って逆転し、試合は最終回の裏に入ったのだ!

ドドーン

龍牙「2アウト3塁・・・。一発が出れば同点だが、アウトは許されないぜ・・・。」

明久「どうやらプレッシャーに押されているな。三振にしてやる!」バッ

ビュン

龍牙「見えた!」カッ

明久「何!?」

カキーン

明久「ば、バカな・・・。」

ポトーン

「サヨナラホームラン!」

ワアアアアアアア

明久「さ、サヨナラホームラン・・・。ハハハ・・・。」

雄二「終わった・・・。俺達の戦いが・・・。」

ヒュウウウウウウ

メサイア「勝ったけど、なんだか可哀そうだな・・・。」

瑞希「どうします?」

メサイア「俺が西村先生に頼んでくるよ。」

ルティナ「じゃあ、お願いね。」

メサイア「ああ。」

その後、リアス達も優勝し、Sクラスは総合優勝だけでなく、全種目の優勝という快挙を達成したのだった。

明久「ハァ・・・。やはりSクラスは強いや・・・・。」

西村「だが、勇敢に立ち向かったお前達も良かったぞ。」

雄二「鉄人!」

西村「本来なら渡さないつもりだったが、メサイアの頼みで特別に返却する事になった。」

明久「本当ですか!?」

西村「ああ、メサイアに感謝するんだな。」

雄二「あとであいつにお礼言わないとな。」

西村「だが、没収した物は郵送で送るからな。」

明久「へ?そのまま渡すのは?」

西村「残念ながらない!」

明久達「そんな~~!」ヘナヘナ

メサイア「やっぱりこうなると思ったぜ・・・。」

美波「でも、エロ本を持ってきたアキ達も悪いよね・・・。」

瑞希「確かにそうですね・・・。」

インデックス「自業自得なんだよ。」

メサイア「皆さんも会社や学校にエロ本を持ち込まないようにしましょう。以上!」

続く

おまけ 節分

小萌「今日は節分の日という事で、鬼と豆を撒くチームに分かれて対抗戦を行います!準備はいいでしょうか!?」

メサイア「こっちは大丈夫です!けど、人数が5人しかいませんが・・・。」

小萌「今回はサービスという事で女性達には鬼の格好をしてもらいましたからね。」

ハス太「僕は男なのに鬼の格好にさせられたけど・・・。」

小萌「では、開始!」

ビーッ

メサイア「よし!豆を投げるぞ!鬼は・・・!」

ヒュルルルル

メサイア「いいっ!?爆弾!?」

ドッゴーン

メサイア「おい!爆弾を投げるなんて卑怯だぞ!」

小萌「言い忘れましたが、爆弾を投げてもOKのルールがありますので。」

メサイア「そうですか・・・。なら、お返しだ!」

ヒュルルルル、ドッゴーン

リアス達「キャアアアアアアアア!!」

ビッグダディ「おお!服がボロボロになったぞ!」

土管くん「もう少し投げ続ければ、極上のサービスシーンが見られるかも・・・!」

ユリス「よくもやってくれたな!お返しだ!」

ドゴオオオオオ

龍牙「必殺技なら・・・、波導斬!」バッ

ドッゴーン

紗夜「そっちがその気ならこっちも本気を出す。」ゴオオオオオ

ドッゴーン

龍牙「うおっ!」ビュン

ドッカーン

メサイア「こうなると埒が明かない!ミサイル発射!」

ドゴゴーン

桜花「おのれ!大砲の用意!」

ガラガラガラ

桜花「撃て―!」

ドンドーン

ドゴーンドガーンドゴーン

祐斗「これって・・・、節分じゃないですよね?」

小萌「戦争としかいいようがありません・・・。ハァ・・・。」

この戦いは引き分けに終わってしまったが、ほとんどが病院送りとなってしまったのであった・・・。

次回予告

玲「大変です!アルバータがSクラスに宣戦布告をしました!」

メサイア「奴等はどうやら本気の態勢に入ったようだ。こうなった以上は全力で立ち向かう!」

ユリス「そんな事を言ってる間にアルバータの連中が攻めてきたぞ!」

姫柊「こうしてはいられません!すぐに立ち・・・、嘘・・・。」

メサイア「どうした、雪菜!?」

姫柊「なんで、あなたがアルバータなんかにいるんですか・・・。古城先輩!」

メサイア達「えええええええ!!??」

ジェミニ「次回、『第4真祖の恐怖!姫柊VS古城』。お楽しみに!」

アルバータのアジト

コツコツ

「準備はできたか?」

「はい!いつでも出動が可能です!」

「そうか・・・。だが、今回は宣戦布告に行くだけだ。それにあの学園を潰すのはもったいないからな。」

「へ?潰さないんですか?」

「ああ。俺達は目的を達成するだけだ。無駄な血を流すのは御免だからな。」

「そうですか・・・。」

「アドルフ!この事については俺に任せときな!」

アドルフ「ほう、古城か。では、行って来い!」

古城「おう!!」

第21話 第4真祖の恐怖!姫柊VS古城

Sクラス

メサイア「ふう・・・。最近敵が攻めてこなくて暇だな・・・。」

瑞希「でも、こういう平和も悪くないと思いますよ?」

メサイア「だといいけど・・・。」

ルティナ「相棒、この問題なんだけど・・・。」

メサイア「ああ、これね・・・。」

バターン

ニャル子「あっ、玲さん。」

玲「緊急事態です!アルバータがSクラスに宣戦布告をしました!」

メサイア「とうとう奴等が動き出したか。こうなった以上は全力で立ち向かうのみだ!」

龍牙「もちろんだ!」

ウーウー

祐斗「警報も鳴り響いたようだね。」

メサイア「よし!全員出動だ!」

瑞希達「おう!!」

タタタタタ

メサイア「戦闘態勢用意!」

パアアアアア、ジャキンジャキン

小萌「ゲートオープン!」

ギイイイイイ

メサイア「行くぞ!」

ビュンビュンビュンビュン

中庭

スタタタタ

ましろ「どうやらまだ来てないみたいだね。」

メサイア「ああ。けど、油断はできないからな・・・。」

エリオ「で、あれは何?」

メサイア「ん?」

ギュイーン

メサイア「どうやらアルバータの奴等だな!戦闘態勢に入れ!」

ジャキンジャキンジャキン

メサイア「かかれー!」

ギュイーン

姫柊「!?」

キキッ

煌坂「どうしたの!?」

姫柊「なんで、あなたがアルバータなんかにいるんですか・・・。古城先輩!」

メサイア達「えええええええ!!??」

ユリス「知り合いなのか!?」

姫柊「はい。かつて私と共に戦った先輩です。けど、冥王島での戦いで行方不明になりましたが・・・。」

古城「久しぶりだな、姫柊。まさかこんなところで出会えるとはな・・・。」

姫柊「先輩!あなたが何故、アルバータなんかに!?」

古城「決まっているだろ。途方に暮れた俺をアルバータが拾ってくれた。この時に俺は決意したのさ。アルバータに忠誠を誓う事を!」

姫柊「こうなった以上は・・・、やるしかありませんね。」

メサイア「よし!戦闘開始だ!」

瑞希達「了解!」

古城「9番目の眷獣、双角の深緋(アルナスル・ミニウム)!」

パアアアアア

ビッグダディ「バイコーンを召還しただと!?」

古城「やれ!」

ギュイーン

瑞希「キャアアアアアア!!」

リーンベル「耳に響く!」

メサイア「くそ・・・。機械の俺でもこの攻撃は効くぜ・・・。」

土管くん「ならここは僕に任せて!」

バッ

土管くん「えーい!」

ドガアアアアア

パアアアアアア

古城「ほう、双角の深緋(アルナスル・ミニウム)を倒すとはな・・・。なら、甲殻の銀霧(ナトラ・シネレウス)!」

パアアアアアア

メサイア「新たな眷獣を召還したか。こいつは何をするつもりだ!?」

シュウウウウウ

古城「甲殻の銀霧(ナトラ・シネレウス)は周囲を霧に変える事ができるんだよ!」

リーンベル「ここは私に任せて!サンボール!」

パアアアアア、シュウウウウウ

古城「バカな!霧が消えただと!?」

リーンベル「そしてそのまま、連続射撃!」

ドガガガガガ

古城「くっ!」

ルティナ「もう一発!」

ドガアアアアア

古城「がはっ!」

龍牙「よし!このまま追いつめればこちらの物だ!」

古城「チッ!獅子の黄金(レグルス・アウルム)!」

パアアアアア

メサイア「そんな奴は俺で十分だ!黄金の腕輪よ、発動せよ!」

古城「黄金の腕輪だと!?」

パアアアアアアア

メサイア「はっ!」

ズバアアアアア

古城「う、嘘だ・・・。獅子の黄金(レグルス・アウルム)まで・・・。嘘だァァァァァァァ!!」

ギャオオオオオオオ

メサイア「ついに暴走と化してしまったか。雪菜!」

姫柊「はい!」ダッ

ガキンガキンガキンガキン

姫柊「先輩!もう止めてください!あなたが苦しむ姿をもう見たくありません!」

古城「黙レ!俺ノ邪魔ヲスル奴ハ始末スルノミダ!」

姫柊「先輩は忘れたのですか!?私達と過ごした日々を!」

古城「ウルサイ!ソンナ事ハモウトックに忘レタンダヨ!」

メサイア「何を言っても無駄だ!こうなった以上は殺すしかない!」

姫柊「ですが、私は先輩を呪縛から解き放ちたいんです!」

メサイア「けど・・・!」

煌坂「メサイア。雪菜を信じましょう。彼女ならきっと奇跡を起こすわ。」

メサイア「・・・ああ。」

ガキンガキンガキンガキン

姫柊(私は絶対にあきらめない・・・。先輩を呪縛から解き放つためにも!)

バッ、ギュイーン

姫柊「奥義!アテナドライブ!」

ドゴオオオオオオ

古城「ぐわあああああああ!!」

ドッカーン

メサイア「どうだ!?」

シュウウウウウ

古城「ゲホッ、ゴホッ!俺はいったい何をやっていたんだ・・・?」

姫柊「先輩!」ダッ

ダキッ

姫柊「先輩・・・。元に戻って良かったです・・・。」ポロポロ

古城「迷惑かけたな、姫柊。」ナデナデ

メサイア「ふう・・・。一時はどうなるかと思ったが、雪菜もやるじゃないか!」

姫柊「えへへ・・・。」

バッ

姫柊「!?」

古城「危ない!」ドン

グサッ

古城「がは・・・!」

姫柊「先輩!?」

バターン

姫柊「先輩!」

アドルフ「様子を見たと思ったらこんな有様だったとは・・・。見損なったぜ。」

メサイア「お前は何者だ!?」

アドルフ「俺の名はアドルフ!アルバータのリーダーで、お前に殺されたガルヴェディアの息子だ!」

メサイア「ガルヴェディアの息子だと!?」

アドルフ「そうだ。あとこの矢は爆発の矢だ。人に当たった10秒後、大爆発を起こす!さらに矢に当たった者は木端微塵になる運命なのさ!」

メサイア「だったら引っこ抜いてやる!」

アドルフ「無駄だ。この矢は引き抜く事ができないからな。」

メサイア「それはやってみなきゃ分からないだろ!」ガシッ

ズボッ

アドルフ「引っこ抜いただと!?」

メサイア「それっ!」バッ

ドッゴーン

アドルフ「ほう・・・。やはり親父を倒しただけの実力はあるようだな。」

メサイア「それはどうも。」

アドルフ「最後に言っておくが、俺達はこの学園を襲う事は絶対にしない。」

メサイア「本当なのか?」

アドルフ「その通りだ。俺達の目標はSクラスだけだが、無駄な血は流したくないからな。では、また会おう!」

ギュイーン

メサイア「これで学園が狙われる事は無くなったか・・・。すぐに古城を病院へ!」

姫柊「はい!」

ピーポーピーポー

病院の屋上

姫柊「幸い命に別状はありません。ですが、私のアテナドライブによって、第4真祖の能力は消えてしまいました。」

メサイア「そうか。これで奴は吸血鬼から普通の人間に戻ったという事だな。」

姫柊「ええ。ですが、これで良かったと思います。」

メサイア「・・・まっ、お前がそう思うならいいけど、症状の方は?」

姫柊「1日安静にしたら退院できるそうです。」

メサイア「なら、大丈夫そうだな。よし!帰るとするか!」

姫柊「はい!」

アルバータ基地

才人「で、古城の始末には失敗したという事か。」

アドルフ「ああ。奴はとんでもない実力を持っていた。さすが親父を倒しただけの事はあるぜ・・・。」

才人「確かにそうだ。しかも奴は青き龍の能力だけでなく、赤龍帝、黄金の腕輪の力を持っている。それ等がある限り、メサイアを倒す事は難しいだろうな。」

アドルフ「そうか・・・。なら、俺はそれに対抗できる能力を付け加えてくる。」

才人「分かった。」

コツコツ

才人「さて、俺もそろそろ動くとするか。因縁に決着を着けるためにも・・・。」

続く

次回予告

メサイア「才人が俺に果たし状を送ってきた。どうやら奴は俺との戦いに終止符を打つそうだ。」

瑞希「こうなった以上はやるしかありませんね!」

メサイア「当たり前だ。俺も奴との戦いに終止符を打たなければならないからな!」

才人「どうやらお前のそのつもりのようだな。さあ、最後の戦いを始めるぜ!」

メサイア「もちろん最初から全力でな!」

ルティナ(頑張って・・・、相棒・・・!)

姫柊「次回、『メサイアVS才人。長き因縁の終焉』。お楽しみに!」

どこかの山の頂上

ヒュウウウウウ

才人「果たし状も送りつけた。あとは奴があの場所に来るのを待つのみだ・・・。」

コツコツ

才人「3日後の戦いが最後の時だ!決着をつけてやるぞ!メサイア!」

第22話 メサイアVS才人。長き因縁の終焉

Sクラス

メサイア「果たし状ですか?」

小萌「はい。平賀才人という人からです。」

メサイア「あいつからか・・・。どれどれ?」

ルティナ「なんて書いてあるの?」

メサイア「『3日後、俺とお前が最後に戦った場所で決着をつけてやる。覚悟しておけ! 平賀才人』・・・。バトルコロッセオか!」

瑞希「バトルコロッセオ?」

ルティナ「2年前、あの場所でアークス武闘大会が開かれたの。私と相棒は訓練生だった為、訓練生部門に出場したの。」

ルティナ「私は女性部門で見事優勝。そして男子部門では相棒と才人が決勝で戦ったの。」

メサイア「結果は俺の勝利。戦いの後、才人は俺に涙を見せた後、そのまま姿を消してしまったんだ。」

瑞希「そうだったのですか・・・。負けた事が悔しかったのかも知れませんね。」

リーンベル「手紙の内容からすれば、才人は前に戦った場所で決着を着けようと考えているわね。」

メサイア「ああ。だが、奴には隠された能力があるかもしれない。インデックス、才人の能力を調べてくれ。」

インデックス「了解なんだよ!」

メサイア「俺はトレーニングに向かう。龍牙、手合わせを。」

龍牙「分かった。」

コツコツ

ユリス「で、私達はどうする?」

ルティナ「それぞれのトレーニングをしましょう。」

瑞希「そうですね。」

決戦の前日 アルバータのアジト

ギュッ

アドルフ「明日、メサイアとの因縁に決着を着けに行くそうだな。」

才人「ああ。俺は前の自分とは違う事を証明するのはもちろん、新たな力で倒してやる!このデビルバーストで!」

ゴオオオオオ

アドルフ「本当は俺が先に倒したかったが、話を聞いた以上は断るわけにはいかないな。絶対に勝ってこいよ。」

才人「ああ。」

パンッ

そして決戦当日、バトルコロッセオ

ヒュウウウウウ

才人「ようやくこの時が来たようだな。今までの決着を着けるとしようぜ。」

メサイア「もちろんだ!」

バッ

メサイア「その刻印・・・、デビルバーストか!」

才人「ほう、俺の能力を知っているとはな・・・。」

メサイア「インデックスに頼んで調べてもらったからな。」

才人「なら、その実力を見せてやるぜ!デビルバースト、発動!」

ゴオオオオオオ

ユリス「腕が化物の腕に変化した!?」

ステラ「これはちょっとまずいかもね・・・。」

メサイア「だったら・・・、ドライグ!」

ドライグ「おう!」

ボワン、ガシャン

メサイア「さあ、行くぜ!」

才人「返り討ちにしてやる!バスターエルボー!」

メサイア「おっと!」ビュン

ブン

メサイア「紅蓮拳!」

ドガアアアア

メサイア「防がれたか・・・。だが、この攻撃は予想通りだ。」

才人「何!?」

バッ、ドガアアアアア

才人「ガハッ!」

ズザアアアアア

アリシア「蹴りをかましたわ!」

リエラ「この勝負・・・、勝てるかも!」

才人「チッ!ギアチェンジだ!」

メサイア「ギアチェンジだと!?」

ギュイーン

メサイア「変化していない右腕も変化したようだな。」

才人「それだけではない!タイプスピード!」

ギュイーン

土管くん「足も変化した!」

才人「デビルバーストは全ての体の部分を変化させる事が可能だ。しかも能力も変化させる事ができるのさ!」

ドライグ『相棒!赤龍帝モードだ!」

メサイア「分かった!」

バッ

メサイア「赤龍帝モード!」

<赤龍帝モード発動!ソウルフルドライブ!>

パアアアアア

才人「隙あり!トルネードキック!」

ガキーン

才人「な!?」

メサイア「スピードが速くても、パワーが不足しがちなんだよ。」

ドガアアアア

才人「ガハッ!クソッ!」

キイイイイ

才人「なら、バランスモード!」

ギュイーン

メサイア「アームチェンジ!ガンポッド!」

パアアアア

リアス「どうやらアームチェンジを取得したようね。さて、どのような実力か見せてもらうわよ。」

メサイア「ロックバスタードライブ!」

ギュイーン

メサイア「発射!」

ドギューン

才人「ぐわあああああああ!!」

ドッゴーン

瑞希「やりました!?」

シュウウウウウ

才人「こ、ここまで俺を追いつめるとはな・・・。」

瑞希「そ、その状態でもまだ立っていられるなんて・・・。」

メサイア「やはりそう簡単にはいかないみたいだな。」

才人「こうなったら最強の姿で倒してやる!」

メサイア「最強の姿だと!?」

才人「デビルバースト、究極モード!」

パアアアアア

ユリス「黄金の鎧を身に纏ったぞ!」

綺凛「しかも羽までついています!」

才人「究極モードはデビルバーストの最強の姿だ。いくらお前でもこの俺には勝てないだろう。」

メサイア「最強の姿であろうが、俺は一歩も引かない性格だからな。たとえ勝ち目がないとしても、真っ向から立ち向かうのみだ!」

才人「いい度胸だ。オーラドライブ!」

ゴオオオオオ

メサイア「くっ!」

才人「さらにファントムブレイド!」

ズババババ

メサイア「がはぁ・・・!」

ズシャアアアアア

ルティナ「相棒!」

才人「どうやらこれで終わりのようだな。最大奥義で決着をつけてやる!」

ゴオオオオオオ

ユリス「まずい!このままだとメサイアが危ないぞ!」

メサイア「くそ・・・、傷のせいで動く事ができない・・・。」

瑞希「そんな・・・!」

才人「最大奥義、発動!ファイナルエデン!」

ゴオオオオオオオオ

メサイア「ここまで・・・か・・・・。」

パアアアアアア

メサイア「あ、あれ?何だか回復してきた・・・。しかも傷が治っていく・・・。」

才人「バカな!ファイナルエデンは大勢の敵を倒す技なんだぞ!なんでメサイアが回復するんだ!?」

インデックス「この技について調べてみたけど、ファイナルエデンは大勢の敵を倒す威力がある。けど、それは心が邪悪な者にしか効果がない。」

リーンベル「じゃあ、なんでメサイアは回復できたの?」

インデックス「心が善良である者は全ての能力を大幅に上げるだけでなく、傷や症状を完全回復してくれる。メサイアが善良だからこのような事が起こったんだよ。」

才人「そ、そんな・・・。」

メサイア「さて、才人。お前の奥義で回復させてもらったぜ。今度はこちらの番だ!」

ガシャンガシャンガシャンガシャン、ウィーン

メサイア「長き因縁の戦いは・・・、俺の手で終わらせる!ボルテッカ!」ギュイーン

ドゴオオオオオオオ

才人「ぐおおおおおおおおお!!」

ドッカーン

才人「あ・・・、が・・・。」

バターン

メサイア「ハァ・・・、ハァ・・・。終わったか・・・。」

瑞希達「やった――――――――!!」ピョーン

メサイア「へへ・・・!」グッ

才人「う・・・、うう・・・。」

メサイア「才人・・・。もう終わりにしようぜ。因縁の戦いはもう終わったんだ。これ以上傷つくのを見たくないからな・・・。」

才人「メサイア・・・。そうだな。やっぱりいくら強くなっても・・・、メサイアには敵わないぜ・・・。」

メサイア「ハハハ・・・。」

パアアアアア

メサイア「さて、教えてもらおうか。なんでお前がアルバータなんかに?」

才人「ああ。一つはメサイアに復讐を果たす事。もう一つは・・・、囚われた同級生を救い出す事だ。」

メサイア「囚われた同級生!?その人の名は!?」

才人「高凪春奈。俺のクラスメイトだ。」

瑞希「じゃあ、その同級生を救うためにアルバータに入ったのですね!」

才人「その通りだ・・・。だが、任務に失敗した以上、彼女は殺されてしまう運命になってしまった・・・!もうどうする事も・・・。」

メサイア「その事については俺達に任せてくれ!」

才人「えっ?」

メサイア「困っている人を放っておけるわけにはいかないし、話を聞いた以上は黙ってはいられないからな!」

才人「まさか、ハルナを救出しに向かうのか!?」

ルティナ「もちろん!アドルフのやる事に腹を立てているからね。」

瑞希「ここは私達に任せてください!」

才人「お前等・・・・。分かった。基地への案内は俺がするよ。ハルナの事を頼んだぞ。」

メサイア「任せてくれ!皆、行くぞ!」

瑞希達「おう!!」

ドギューン

才人(敵である俺を助けてくれるとは・・・。やっぱりメサイアには敵わないな。)

メサイア(アドルフ・・・。お前の企みは俺が阻止してみせる。この命に懸けても!)

ギュイーン

一方、アルバータの基地では・・・。

アドルフ「何!?メサイア達が我々の基地に向かっているだと!?」

部下A「はい!奴等は囚われている奴隷を救い出す為に向かっています!しかもその中には平賀才人の姿も!」

アドルフ「おのれ、才人!裏切りやがったな!」

ジャキン

アドルフ「すべての部下に伝えて置け!この戦いが最後の戦いだ!何としてでもメサイア達を倒せと!」

部下達「はっ!」

ドドドドド

才人が寝返った事により、アルバータとのラストバトルとSクラスの最後の戦いが幕を開けようとしていた・・・。

続く

次回予告

メサイア「アルバータの基地に侵入した俺達は、3手に別れて行動し始めた。」

ルティナ「そして王の間に着いた途端、アドルフと十字架に縛られている高凪さんを目撃した!」

メサイア「才人は高凪さんの救出を頼む!」

才人「分かった!」

アドルフ「メサイア!俺の親父の仇は取ってもらうぞ!」

メサイア「そっちがそのつもりなら、俺はお前達の血筋を終わらせる!行くぜ!!」

才人「次回、『メサイアVSアドルフ。Sクラスの最後の戦い』。よろしくな!」

ギュイーン

メサイア「才人。アジトまでの距離はどのくらいだ?」

才人「確かもうすぐだけど・・・、あった!あれだ!」

ドーン

瑞希「ここがアルバータのアジト・・・。」

ルティナ「何というか要塞の雰囲気だね。」

メサイア「話はそこまでだ。すぐに侵入するぞ!」

瑞希達「了解!」

ギュイーン

才人「待っていろ、ハルナ。俺が必ず助けてやる!」

第23話 メサイアVSアドルフ。Sクラスの最後の戦い

アルバータ基地内

スタタタタ

メサイア「ユリス達はここにいる兵士達の始末。桜花達は基地の破壊。俺達は王の間に行って高凪さんを救出しに行く!」

ユリス「分かった。あまり無茶はするな。」

メサイア「お前達もな。よし、動け!」

タタタタタ

ユリスside

タタタタタ

リアス「確かこの辺にいるんだけど・・・。」

タタタタタ

朱乃「あらあら。見つけちゃいましたね。」

ユリス「よし!攻撃開始だ!」

リアス達「了解!」

ドゴーンドガーン、ズバッ、ドガッ

アーシア「あっ!数名逃げ出しました!」

ユリス「逃がすか!」ブン

ドッゴーン

ユリス「これでよし。すぐにメサイア達の元に向かうぞ!」

リアス「ええ!」

桜花side

キキッ

桜花「おお!爆弾がこんなにあるな。」

ニャル子「あとはこれをセットすればこちらの物であります!」

クー子「そうと決まれば行動開始。」

ドドドドド

ハス太「セット完了!」

クー音「こっちも!」

桜花「よし!全員が脱出した後に爆発させる!すぐにメサイア達の元に向かうぞ!」

姫柊「はい!」

メサイアside

タタタタタ

才人「あったぞ!あそこだ!」

メサイア「よし!」

バターン

春奈「サイト!」

才人「ハルナ!無事だったのか!」

アドルフ「ようやく来たか!裏切り者と親父を殺した張本人!」

メサイア「才人は高凪さんの救出を!俺はアドルフとの戦いに向かう!」

才人「分かった!」

ダッ

アドルフ「メサイア!俺の親父の仇は取ってもらうぞ!」

メサイア「そっちがそのつもりなら、俺はお前達の血筋を終わらせる!行くぜ!!」

ガキンガキンガキンガキン

メサイア「そのまま、ブレイドスラッシュ!」

ズバアアアアア

アドルフ「やはり親父を倒しただけの実力はあるようだな。だが、俺は親父とは違うぜ!」

『フルドライブ・ストーム』

メサイア「フルドライブ・ストーム!?」

ゴオオオオオオ

アドルフ「この能力は神秘的な力を発動する!さらにお前が付けている黄金の腕輪の能力も含まれているのさ!」

メサイア「黄金の腕輪のデータを盗み取ったのか!」

アドルフ「その通り。漆黒の大鎌よ、姿を現せ!」

パアアアアアア

メサイア「なら、こっちは黄金の剣と盾だ!」

パアアアアアア

アドルフ「いくら黄金の腕輪を発動しても無駄だ!ヴァリアント・ドライヴ!」

ゴオオオオオオ

メサイア「くっ!」

ガキーン

メサイア「ガード成功!そのまま・・・。」

アドルフ「アストラル・キック!」

ドゴオオオオ

メサイア「がは・・・・!?」

グラッ

アドルフ「喰らいやがれ!」

ズバアアアアア

メサイア「うわああああああ!!」

ドサアアアアア

瑞希「メサイア君!」

メサイア「クソ・・・。それがお前のやり方なのか・・・?」

アドルフ「俺は勝利の為なら手段を選ばない性格だからな!」

メサイア「そうか・・・。なら、こちらもそうさせてもらうぜ!」

パアアアアア

アドルフ「黄金の腕輪の能力を解除しただと!?」

メサイア「ここからが本番だ!」

ヒュルルルルル、パシッ

ルティナ「あれはブルードラゴンブレード!」

メサイア「俺はこの戦い方で勝利を掴み取る!覚悟しろ!」

アドルフ「ほざけ!」ダッ

メサイア「連続斬!」

ズバババババババ

アドルフ「ぐはああああああ!!」

メサイア「ブレードスロー!」バッ

ズバババババ

アドルフ「ぐほっ!」

パシッ

メサイア「モードチェンジ、大剣!」

パアアアアアア

メサイア「はっ!」

ズバアアアアア

アドルフ「ギャアアアアアア!」

メサイア「さあ、フィナーレだ!」

ガシャンガシャンガシャンガシャン、ウィーン

アドルフ「い、嫌だ・・・。まだ死にたくない・・・。」

メサイア「今更命乞いをしても手遅れだ!これで終わらせてやる!」

ギュイーン

メサイア「最大奥義!ファイナルボルテッカ!!」

ドゴオオオオオオオ

アドルフ「うわああああああああ!!」

ドッカーン

才人「やったか!?」

シュウウウウウ

アドルフ「お・・・、親父・・・・、ゴメンな・・・。俺・・・、無理だったよ・・・。」

バタン

メサイア「終わったか・・・。ふう・・・。」

ガクン

ルティナ「相棒!?」

メサイア「大丈夫。少し疲れただけだ。」

瑞希「それを聞いて安心しました。」

春奈「危ない所を助けてもらい、本当にありがとうございます!」

メサイア「気にするなよ。困った時はお互い様だからな。」

ステラ「皆!」タタタタタ

龍牙「おっ、ユリス達も来たようだな。」

土管くん「その様子だと終わったようだね。」

桜花「ああ。あと、この基地に爆弾を仕掛けて置いた。すぐに脱出するぞ!」

メサイア「分かった!すぐに出口に向かうぞ!」

タタタタタ

基地の外

ドッカーン

才人「これでアルバータも終わりだな。」

メサイア「ああ。で、お前達はどうするんだ?」

春奈「私達は元の学校に帰ります。あそこで待っている人たちがいるので。」

才人「けど、体育の先生がちょっとな・・・。」

春奈「駄目だよ、好き嫌いを言ったら。」

才人「うう・・・。分かったよ。」

春奈「じゃ、行きましょう。」

コツコツ

メサイア「元気でな、才人!」

才人「お前もな、メサイア!」

コツコツ

瑞希「行っちゃいましたね。」

メサイア「さっ、俺達も帰るとするか!」

ピピピピピ

メサイア「ん?学園長からだ。」

ピッ

メサイア「もしもし?」

学園長『アルバータの討伐、お疲れ様。アンタ達の活躍は見事だったさね。』

メサイア「ありがとうございます。」

学園長『これで文月学園に危害が及ぶ事は無くなったが、アンタ達にとって悪いニュースが発生したさね。』

メサイア「悪いニュース?その内容は?」

学園長『そう・・・。Sクラスが解散する事になったさね。』

メサイア「か・・・、解散!?」

瑞希達「えええええええええ!!??」

続く

次回予告

メサイア「Sクラスが解散する事を知った俺達は学園長に存続を頼んだ。だが、その話は受け入れられる事ができなかった・・・。」

瑞希「そんな・・・。もっとみんなと一緒にいたいです・・・。」

ルティナ「けど、決まった事は仕方がないよ・・・。」

西村「確かにそうだな。だが、お前達がこれからどうするかを考える絶好の機会だと俺は思う。」

玲「その通りです。悲しんでなんかいないで、今後の事を考えてみたらどうですか?」

メサイア「今後の事か・・・。うーん・・・。」

小猫「次回、『解散とそれぞれの決意』。お楽しみに。」

文月学園、学園長室

メサイア「学園長!解散ってどういう事ですか!?」

学園長「ああ。文月学園への脅威が無くなった以上、このクラスはもう必要ないと判断したさね。」

瑞希「必要ないって・・・、そんな・・・。」

メサイア「存続はできないのですか!?」

学園長「私もそうしたいけど、会議で決まった事だから仕方がないさね・・・。」

メサイア「そうですか・・・。」

コツコツ

ルティナ「相棒?」

メサイア「皆、帰ろう・・・。」

コツコツ

西村「決まった事は仕方がないですな。」

学園長「そうさね・・・。あいつ等がうまく立ち直ればいいんだけど・・・。」

第24話 解散とそれぞれの決意

Sクラス

全員「・・・。」

ユリス「まさか解散となってしまうとは・・・。」

龍牙「けど、敵が攻めてこない以上、仕方がないかもな・・・。」

紗夜「確かに一理ある・・・。けど、皆と離れるのは嫌だ・・・。」

瑞希「私もですよ・・・。うう・・・。」ポロポロ

メサイア「・・・。」

ガラガラ

メサイア「西村先生!」

西村「辛い気持ちは俺も分かる。だが、決まった事は仕方がないだろう。」

メサイア「はい・・・。」

西村「それと同時にお前達がこれからどうするかを考える絶好の機会ではないのか?」

瑞希「これから・・・、どうするかですか?」

玲「その通りです。悲しんでなんかいないで、今後の事を考えてみたらどうですか?」

メサイア「今後か・・・。うーん・・・。」

龍牙「俺は元いた学園に戻るよ。あそこに待っている人たちがいるし。」

ユリス「私とクローディア、綺凛、紗夜も同じだ。」

メサイア「そうか・・・。じゃあ、俺はアークス『青龍』に戻るよ。」

リーンベル「私達もそうするわ。」

ルティナ「で、瑞希はどうするの?」

瑞希「私もアークス『青龍』に入ります!」

フレア「ええっ!?瑞希も入るの!?」

瑞希「はい!私はメサイア君に着いて行くと決意しました。この事を両親に話したらあっさり許可を得ちゃいました。」

エリエル「良かったじゃない!」

瑞希「ありがとうございます。あとメサイア君に両親から伝言があります。」

メサイア「伝言?」

瑞希「『娘をよろしくお願いします。』って。」

メサイア「これからが大変だな・・・。」

ルティナ「相棒?」バキボキ

メサイア「お、おい!なんで腕を鳴らしているんだよ!少しは落ち着け!」

リアス「なら、私達もアークス『青龍』に入るわ。そっちの方が面白いし。」

姫柊「私達もそうします!」

ステラ「私は龍牙のいる星導館学園に転入するわ。」

西村「これで決定だな。で、小萌先生は?」

小萌「私はアークス『青龍』で教師を務めます。」

玲「私は引き続き文月学園で教師を務めます。」

西村「そうか。では、この事を学園長に報告するか。」

学園長「その必要はないさね。」コツコツ

メサイア「学園長!?今の話を聞いていたのですか!?」

学園長「アンタ達が心配だから様子を見に来たけど、どうやら異常なかったさね。もちろん最初から聞いていたさね。」

メサイア「そうでしたか・・・。」

学園長「あとお前達に最後の任務を言い渡そうと思って来たんだよ。」

メサイア「最後の任務?」

学園長「そう。2年生と3年生が全面試召戦争を起こす事になってしまったさね。そこでアンタ達は審判をやって欲しいんだよ。」

メサイア「分かりました。この任務を受けましょう!」

学園長「では、最後の任務、しっかり達成するんだよ!」

メサイア達「了解!」

コツコツ

メサイア「けど、なんで2年生と3年生が全面試召戦争を行う事になったんだ?」

ビッグダディ「分からない。だが、これには何か裏がありそうだな。」

瑞希「私、明久君に聞いてみます!」

タタタタタ

数分後

キキッ

瑞希「原因が分かりました!どうやら3年生の策略によってこの戦争が起こっていたそうです!」

メサイア「そう言えば、FクラスとCクラス、AクラスとBクラスの戦争があったのは、3年生の策略があったという事なのか。」

ルティナ「これに明久達がどう立ち向かうのか気になるけど、そう簡単にはいかないかもね。」

土管くん「3年生は実力者達がたくさんいるからね・・・。」

メサイア「まっ、考えても仕方がない。俺達は俺達の役目を果たすだけだからな。」

瑞希「そうですね。それじゃ、今日は帰りましょう。」

メサイア「ああ。」

ゾロゾロ

学園長から最後の任務を受ける事になったメサイア達。果たして任務は成功するのか!?
そして2年生と3年生の試召戦争はどうなるのか!?

続く

24話ED:PERSONA(魔法少女プリティサミー ED)

次回予告

メサイア「ついに始まった2年生と3年生の試召戦争。明久達がどう戦うのか見物だぜ!」

瑞希「ええ!それと同時に私達の最後の任務も始まりました!」

ルティナ「やるからには本気を出して行かないと!」

メサイア「よし!これより最後の任務を開始する!行くぞ!」

瑞希達「おう!!」

メサイア「次回、最終回!『さらば、Fクラス』。よろしくな!」

2年生と3年生の試召戦争、当日

メサイア「いよいよ2年生と3年生の試召戦争が幕を開けるな。」

瑞希「ええ。それと同時に私達の最後の任務も幕を開けますね。」

ルティナ「ええ。皆と一緒だからこそ、ここまで来れた。最後の任務も全力で取り組もう!」

メサイア「ああ!」

ビーッ

メサイア「いよいよ始まったな。これより最後の任務を開始する!行くぞ!」

瑞希達「おう!!」

最終話 さらば、Fクラス

タタタタタ

メサイア「おっ、失格者発見!」

ビュン、パシシシシ

メサイア「そのまま補習室に直行だー!」ドドドド

ポイッ

メサイア「一丁あがり。」

ギャアアアアアア

メサイア「どうやら悲鳴が聞こえているようだな・・・。さてと、次々!」

タタタタタ

瑞希「それっ!」ビュン

パシッ

瑞希「はーい、補習室に直行しまーす!」

ギャアアアア

明久「姫路さんも大変だな。」

雄二「ああ。Sクラスはこの任務を最後に解散するからな。」

明久「そうだね。文月学園への脅威が無くなった結果、Sクラスは解散となってしまった。皆はそれぞれの道へ進むって聞いたけど、姫路さんはどの道へ進んだんだろう?」

雄二「さあな。さて、俺達は今やるべき事をやるとするか!」

明久「ああ!」

ユリス「よし!捕まえろ!」

ガシシッ

紗夜「捕獲完了。さあ、補習室へ直行!」

ドドドドド

綺凛「えい!」ポイッ

ガシャン

クローディア「残り人数は?」

綺凛「2年生が270人!3年生が279人です!」

ユリス「接戦状態だな。」

クローディア「あと学園長から伝言があったわ。生徒達のやる気を出す為、歌を歌えって・・・。」

ユリス「歌を!?誰が歌うんだ!?」

クローディア「えーっと、メサイア、ルティナ、瑞希、龍牙、ユリスの5人ですって!」

ユリス「なあああああああ!!??」

タタタタタ

龍牙「今、ユリスが驚きの声を上げたが、何があった?」

ユリス「じ、実は・・・。」

事情説明中

龍牙「そういう事か。だったら引き受けるしかないな。」

ユリス「引き受けるって・・・。歌える曲はあるのか?」

メサイア「もちろんだ!こうなると思って準備しておいたからな!」

ユリス「けど、私は歌える曲がないのだが・・・。」

ルティナ「だったらいい曲があるよ。」

ユリス「本当か?」

ルティナ「もっちろん!」

キンキンキンキン

秀吉「現在の状況についてじゃが、我々が劣勢になっておるぞ!」

明久「くっ!この状況をどう打破すればいいんだ!」

ピンポンパンポーン

福原『えーっ、只今よりパワーアップタイムに入ります。このパワーアップタイムは放送室から流れる曲で召喚獣をパワーアップさせる事ができます。』

明久「おお!神の助けだ!」

福原『では、1曲目をどうぞ。』

ルティナ『よし!トップバッターは私だね!行くよ!』

BGM:ギミー!レボリューション

パアアアアア

美波「召喚獣の点数が回復した!?」

西村『ルティナの歌は召喚獣の点数を初期値に戻す能力を持っている。だが、戦死者の蘇生は不可能だ。』

明久「なるほど。だが、これはチャンスだ!一気に攻める!」

ズババババババ

神裂「戦死者発見!捕獲します!」

ガシーン

神裂「では。」

ダッ

優子「これで互角に戻ったわね。」

翔子「ええ。けど、勝負はこれから。」

雄二「そういう事だ。行くぞ!」

明久「おう!!」

放送室

ルティナ「ふう・・・。終わったわね。」

ユリス「次は私か・・・。」コツコツ

龍牙「で、歌う曲は決まったのか?」

ユリス「当然だ。では、行くぞ!」

BGM:Mugo・ん・・・色っぽい

龍牙「おお!覚悟を決めてこの曲を選んだのか!」

紗夜「お見事。」

ルティナ「で、ユリスの歌はどのような効果があるの?」

瑞希「召喚獣の攻撃力を上げる事ができるのです。」

ルティナ「さて、どう動くかな?」

廊下

パアアアアア

美波「今度は攻撃力が上がった!」

美春「一気に攻めましょう!」

美波「ええ!」

ズバババババ

愛子「よし!一気に4人撃破!」

ビッグダディ「よし!補習室に直行だ!」

ドドドドド

愛子「ご苦労様!」

放送室

ユリス「ふう・・・。次!」

瑞希「はい!」

タタタタタ

瑞希「私の歌はスピードを大幅にアップする事ができます!では、行きます!」

BGM:Once(いつか天魔の黒ウサギOP)

ルティナ「瑞希のこんな歌声、初めて聞いた・・・。」

紗夜「ひょっとしたら歌手になれるのでは?」

ユリス「私もそう思った。で、戦況は?」

ピピピピピ

龍牙「3年生が反撃を始めた。数は170VS170の互角だ。」

ユリス「こうなるとどっちが勝ってもおかしくないな。」

瑞希「終わりました!」

龍牙「よし!次は俺の番だ!」

パシッ

龍牙「俺の歌は防御をアップさせる事が可能だ!行くぜ!」

BGM:Loop & Loop(超速スピナーOP)

綺凛「龍牙先輩、かっこいいです!」

ギュイーン

瑞希「あっ、土屋君の活躍で3年生が大幅に減っています!」

ルティナ「けど、3年生も負けじと2年生を減らしている・・・。生き残っているのは!?」

ステラ「98VS96!2年生がリードしているわ!」

瑞希「そうですか。ところでメサイア君は?」

ルティナ「ああ、相棒なら屋上で歌うって言ってたよ。」

瑞希「屋上ですか?」

龍牙「ああ。あいつ、いったい何をするつもりだ?」

屋上

メサイア「準備完了。」

バタン

明久「ここで決着を着けましょう。」

高城「ああ。だが、勝つのは私だ。」

メサイア(ようやく役者が揃ったな。では、始めるとするか!)

パアアアアア

高城「な、何だ!?この現象は・・・!?」

明久「ま、まさか・・・。」

コツコツ

メサイア「今から俺は歌を歌うぜ。」

明久「メサイア!君の歌はどんな能力なの?」

メサイア「俺の歌は全体の能力を上げる事ができない。だが、一人の全能力を上げる事が可能だ。」

コツコツ

メサイア「そしてこの歌は明久に捧げる為の物だ。」

明久「僕に!?」

メサイア「では、音楽スタート!」

ギュイーン

BGM:SCARLET SIGN

パアアアアアア

明久「こ、これは・・・、力が上がってくる・・・!しかも召喚獣の能力もアップし始めた!」

メサイア(これは俺からのプレゼントだ。明久!お前の全てをぶつけて、勝利を掴み取れ!)

明久(ありがとう、メサイア!)

コツコツ

明久「さあ、試合開始です!」

高城「では、試験召喚(サモン)!」

パアアアアア

世界史
明久:490
高城:486

高城「どうやら接戦のようですね。全力で参りましょう!」

明久「こちらこそ!」

ガキンガキンガキンガキン

明久(実力はメサイアのおかげで互角。でも、僕はこんなところで負ける訳にはいかない!)

明久(雄二、姫路さん、ムッツリーニ、秀吉、木下さん、工藤さん、霧島さん、清水さん。そして大切な人である美波、親友であるメサイアの為にも!)

ゴオオオオオオ

高城「何っ!?」

明久「これが・・・、僕の全力です!!」

ズバアアアアアアア

明久「やった・・・・!」

ドシャアアアアア

高城「私とした事が・・・。完敗です。」

カンカンカンカーン

メサイア「やっと終わったようだね。」

明久「ありがとう、メサイア!君のおかげで勝つ事ができたよ!」

メサイア「ああ、けど、お前が頑張ったからこそ、この様な結果になったんだ。お見事だったぞ。」

明久「へへっ・・・。」

パチパチパチパチ

メサイア「ん?」

高城「素晴らしい物を見せてもらいました。あなた達の絆の強さは本当だったのですね。」

明久「はい。メサイアは僕の大切な親友ですから。」

メサイア「明久・・・。」

スッ

高城「この戦いは私達3年の負けです。いい勝負をありがとうございました。」

明久「こちらこそ。ありがとうございました!」

ガシッ

メサイア「やれやれ。これでようやく終わったか・・・。」

ウィーン

メサイア「ん?」

ゴオオオオオオオ、シュウウウウウ

明久「発射台が設置された・・・。どうやらお別れの時が来たようだね。」

メサイア「ああ。お前と出会った事は絶対に忘れないぜ。」

明久「こちらこそ。元気でね。」

メサイア「ああ、また会う日を楽しみにしているぜ!」

ビュン

校庭

ワイワイガヤガヤ

美波「元気でね、瑞希。メサイアとの恋が実る事を信じているわ。」

瑞希「ありがとうございます、美波さん!」

雄二「元の学園に帰っても、俺達の事を忘れるなよ。」

龍牙「もちろん忘れないぜ。」

スタッ

ルティナ「あっ、相棒。もう準備はできたの?」

メサイア「ああ。そっちは?」

ルティナ「こちらも準備できたよ!」

メサイア「よし!そろそろ行くか!」

ザッ

西村「Sクラスの戦士達よ。これまでの任務ご苦労だった。お前達の活躍は文月学園の歴史に残されるだろう。」

オオーッ

西村「最後の任務も無事に完了。それと同時にSクラスの解散をここに宣言する!」

コツコツ

学園長「さあ、戦士達よ。それぞれの未来へ向かって羽ばたけ!」

メサイア達「了解!」

最終回ED:セクシー・アドベンチャー

ドドドドド

ビュンビュンビュン、ドギューン

メサイア(さよなら、文月学園の皆・・・。お前達の事は忘れないぜ・・・。絶対に・・・!)

ギュイーン

それから数日後、Sクラスの戦士達はそれぞれの道を進み始めた。

星導館学園

ガキンガキンガキン

龍牙「そらよ!」

ズバアアアアア

クローディア「そこまで!勝者、龍牙!」

龍牙「よっし!」グッ

紗夜「やはり龍牙は強い・・・。」

龍牙「そんな悲観的になるなよ。紗夜も成長していたぞ。」

紗夜「ありがとう・・・。」

クローディア「では、次はユリスとステラね。」

ユリス「では、全力で行くぞ!」

ステラ「かかってきなさい!」

クローディア「では、始め!」

バッ

ラグーン半島

ギャオオオオオオオ

フィルディア「今回はギガンテスの討伐だ。準備はいいか?」

ルティナ「はい。こちらにはこんなにもたくさんの味方がいますからね。」

フィルディア「ほう、それは心強いな。それじゃ、お前達の実力を見せてもらうぜ。」

リアス「ええ!」

ギャオオオオオ

瑞希「あっ、ダーカーも出てきました!」

メサイア「やはりそう簡単にはいかないみたいだな。全員戦闘態勢に入れ!」

ジャキンジャキン

フィルディア「よし!攻撃開始だ!」

メサイア達「おう!!」

何処かの通学路

テクテク

春奈「あの激闘から3日経ったね・・・。」

才人「ああ。」

春奈「でも、良かったの?アークス『青龍』に行かなくて?」

才人「ああ。あいつは自分なりに強くなっていくだろう。俺も自分なりに頑張るつもりだ。」

春奈「そうだね。私も応援しているよ。」

才人「ああ。」

コツコツ

才人「さてと・・・。12月に行われる武道大会に向けて頑張らないとな!」

春奈「ええ!」

文月学園

ワイワイガヤガヤ

明久(あれから数日後、僕は観察処分者ではなくなり、成績も上がった。それによって僕は美波、秀吉と共にCクラスに上がった。雄二はBクラス、ムッツリーニはDクラスに上がったけど・・・。)

美波「アキー!そろそろ試召戦争が始まるわよー!」

明久「分かった!すぐに行く!」

タタタタタ

これでこの物語は幕を閉じる。だが、文月学園の生徒達は忘れないだろう。
学園を守る能力者集団であるSクラスの事を・・・。

~完~

以上でこの物語を終わります。最後までご覧いただき、ありがとうございました!

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